JPH1193862A - 可変容量形ポンプ - Google Patents
可変容量形ポンプInfo
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- JPH1193862A JPH1193862A JP9254852A JP25485297A JPH1193862A JP H1193862 A JPH1193862 A JP H1193862A JP 9254852 A JP9254852 A JP 9254852A JP 25485297 A JP25485297 A JP 25485297A JP H1193862 A JPH1193862 A JP H1193862A
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- Japan
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- pump
- cam
- cam case
- hole
- rotor
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C14/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
- F04C14/18—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber
- F04C14/22—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C21/00—Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
- F01C21/10—Outer members for co-operation with rotary pistons; Casings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2/00—Rotary-piston machines or pumps
- F04C2/30—Rotary-piston machines or pumps having the characteristics covered by two or more groups F04C2/02, F04C2/08, F04C2/22, F04C2/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
- F04C2/34—Rotary-piston machines or pumps having the characteristics covered by two or more groups F04C2/02, F04C2/08, F04C2/22, F04C2/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in groups F04C2/08 or F04C2/22 and relative reciprocation between the co-operating members
- F04C2/344—Rotary-piston machines or pumps having the characteristics covered by two or more groups F04C2/02, F04C2/08, F04C2/22, F04C2/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in groups F04C2/08 or F04C2/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member
- F04C2/3441—Rotary-piston machines or pumps having the characteristics covered by two or more groups F04C2/02, F04C2/08, F04C2/22, F04C2/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in groups F04C2/08 or F04C2/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surface substantially parallel to the axis of rotation
- F04C2/3442—Rotary-piston machines or pumps having the characteristics covered by two or more groups F04C2/02, F04C2/08, F04C2/22, F04C2/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in groups F04C2/08 or F04C2/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surface substantially parallel to the axis of rotation the surfaces of the inner and outer member, forming the working space, being surfaces of revolution
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2230/00—Manufacture
- F04C2230/60—Assembly methods
- F04C2230/603—Centering; Aligning
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプ構成部品点数を削減することにより組
立性を向上させる。 【解決手段】 ベーン33aを有するロータ33に一側
寄りに片寄らせた状態でロータとの間にポンプ室36を
形成するカムリング34を、軸線方向に沿って配置させ
た揺動ピン35を支点として揺動可能に支持し中間ボデ
ィとして機能するカムケース23を備える。このカムケ
ースの軸線方向の両端側にポンプボディを構成するとと
もにロータの回転軸40を軸支するフロントボディ21
およびリアボディ22を配置する。これら両ボディとカ
ムケースとを組立時に位置決めするための位置決め手段
の一つとして、前記揺動ピンを用いる。また、他の位置
決め手段として、両ボディとカムケースを一体に連結す
る締結手段の少なくとも一つをリーマボルト45Aとし
て用いる。
立性を向上させる。 【解決手段】 ベーン33aを有するロータ33に一側
寄りに片寄らせた状態でロータとの間にポンプ室36を
形成するカムリング34を、軸線方向に沿って配置させ
た揺動ピン35を支点として揺動可能に支持し中間ボデ
ィとして機能するカムケース23を備える。このカムケ
ースの軸線方向の両端側にポンプボディを構成するとと
もにロータの回転軸40を軸支するフロントボディ21
およびリアボディ22を配置する。これら両ボディとカ
ムケースとを組立時に位置決めするための位置決め手段
の一つとして、前記揺動ピンを用いる。また、他の位置
決め手段として、両ボディとカムケースを一体に連結す
る締結手段の少なくとも一つをリーマボルト45Aとし
て用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はたとえば自動車のハ
ンドル操作力を軽減する動力舵取装置のような圧力流体
利用機器に用いる可変容量形のベーンポンプに関する。
ンドル操作力を軽減する動力舵取装置のような圧力流体
利用機器に用いる可変容量形のベーンポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】動力舵取装置用ポンプとして従来一般に
は、自動車用エンジンで直接回転駆動される容量形のベ
ーンポンプが用いられている。このような容量形ポンプ
は、エンジン回転数に対応して吐出流量が増減するた
め、自動車の停車中や低速走行時に操舵補助力を大きく
し、高速走行時に操舵補助力を小さくするという動力舵
取装置に要求される操舵補助力とは相反する特性をもっ
ている。したがって、このような容量形ポンプには、回
転数が低い低速走行時にも必要な操舵補助力が得られる
程度の吐出流量を確保できる大容量のものを用いる必要
がある。しかも、回転数が高い高速走行時のためには、
吐出流量を一定量以下に制御する流量制御弁が必須とな
る。このため、容量形ポンプでは、構成部品点数が増
え、構造や通路構成が複雑で、全体の大型化やコスト高
となることが避けられない。
は、自動車用エンジンで直接回転駆動される容量形のベ
ーンポンプが用いられている。このような容量形ポンプ
は、エンジン回転数に対応して吐出流量が増減するた
め、自動車の停車中や低速走行時に操舵補助力を大きく
し、高速走行時に操舵補助力を小さくするという動力舵
取装置に要求される操舵補助力とは相反する特性をもっ
ている。したがって、このような容量形ポンプには、回
転数が低い低速走行時にも必要な操舵補助力が得られる
程度の吐出流量を確保できる大容量のものを用いる必要
がある。しかも、回転数が高い高速走行時のためには、
吐出流量を一定量以下に制御する流量制御弁が必須とな
る。このため、容量形ポンプでは、構成部品点数が増
え、構造や通路構成が複雑で、全体の大型化やコスト高
となることが避けられない。
【0003】このような容量形ポンプの不具合を解決す
るために、一回転当たりの吐出流量(cc/rev)を
回転数の増加に比例して減少させることが可能な可変容
量形ベーンポンプが、たとえば特開昭53−13050
5号公報、特開昭56−143383号公報、特開昭5
8−93978号公報、実公昭63−14078号公
報、特開平5−278622号公報、特開平7−243
385号公報等によって提案されている。これらの可変
容量形ポンプによれば、容量形のような流量制御弁が不
要で、また駆動馬力の無駄が防げるためエネルギ効率の
面でも優れ、またタンク側への戻りもないことから油温
が上昇するというようなことがなく、しかもポンプ内部
での漏れや容積効率が低下するという問題も防止でき
る。
るために、一回転当たりの吐出流量(cc/rev)を
回転数の増加に比例して減少させることが可能な可変容
量形ベーンポンプが、たとえば特開昭53−13050
5号公報、特開昭56−143383号公報、特開昭5
8−93978号公報、実公昭63−14078号公
報、特開平5−278622号公報、特開平7−243
385号公報等によって提案されている。これらの可変
容量形ポンプによれば、容量形のような流量制御弁が不
要で、また駆動馬力の無駄が防げるためエネルギ効率の
面でも優れ、またタンク側への戻りもないことから油温
が上昇するというようなことがなく、しかもポンプ内部
での漏れや容積効率が低下するという問題も防止でき
る。
【0004】このような可変容量形のベーンポンプの一
例を、特開平7ー243385号公報におけるポンプ構
造を示す図16を用いて簡単に説明すると、図中1はポ
ンプボディ、1aはアダプタリング、2はこのボディ1
のアダプタリング1a内に形成される楕円形空間部1b
内で揺動支点となる支軸部2aを介して揺動可能に設け
られたカムリングで、図中白抜き矢印Fで示す方向に押
圧する付勢手段(圧縮コイルばね)により付勢されてい
る。3はロータで、前記カムリング2内でポンプ室4を
一側に形成するように他側寄りに偏心して収容され外部
駆動源によって回転駆動されることで放射方向に進退自
在に保持したベーン3aを進退させる。なお、図中3b
はロータ3の駆動軸で、ロータ3は図中矢印で示す方向
に回転駆動される。
例を、特開平7ー243385号公報におけるポンプ構
造を示す図16を用いて簡単に説明すると、図中1はポ
ンプボディ、1aはアダプタリング、2はこのボディ1
のアダプタリング1a内に形成される楕円形空間部1b
内で揺動支点となる支軸部2aを介して揺動可能に設け
られたカムリングで、図中白抜き矢印Fで示す方向に押
圧する付勢手段(圧縮コイルばね)により付勢されてい
る。3はロータで、前記カムリング2内でポンプ室4を
一側に形成するように他側寄りに偏心して収容され外部
駆動源によって回転駆動されることで放射方向に進退自
在に保持したベーン3aを進退させる。なお、図中3b
はロータ3の駆動軸で、ロータ3は図中矢印で示す方向
に回転駆動される。
【0005】5,6はボディ1のアダプタリング1aの
楕円形空間部1b内でカムリング2の外周面両側に形成
された高圧側、低圧側となる一対の流体圧室で、これら
の室5,6には、カムリング2を揺動させるための制御
圧としてポンプ吐出側通路11に設けた可変オリフィス
12の前後の流体圧を導く通路5a,6aが、後述する
スプール式制御バルブ10を介して開口している。そし
て、これらの通路5a,6aによりポンプ吐出側通路1
1の可変オリフィス12の前後の流体圧を導入すること
により、カムリング2を所要の方向に揺動させてポンプ
室4内の容積を変え、ポンプ吐出側での流量に対応して
吐出流量を制御する。すなわち、ポンプ回転数の増加に
伴って吐出側の流量を減少させるように吐出側の流量制
御を行なう。
楕円形空間部1b内でカムリング2の外周面両側に形成
された高圧側、低圧側となる一対の流体圧室で、これら
の室5,6には、カムリング2を揺動させるための制御
圧としてポンプ吐出側通路11に設けた可変オリフィス
12の前後の流体圧を導く通路5a,6aが、後述する
スプール式制御バルブ10を介して開口している。そし
て、これらの通路5a,6aによりポンプ吐出側通路1
1の可変オリフィス12の前後の流体圧を導入すること
により、カムリング2を所要の方向に揺動させてポンプ
室4内の容積を変え、ポンプ吐出側での流量に対応して
吐出流量を制御する。すなわち、ポンプ回転数の増加に
伴って吐出側の流量を減少させるように吐出側の流量制
御を行なう。
【0006】7は前記ポンプ室4のポンプ吸込側領域4
Aに臨んで開口されるポンプ吸込側開口(吸込ポー
ト)、8はポンプ室4のポンプ吐出側領域4Bに臨んで
開口されるポンプ吐出側開口(吐出ポート)である。こ
れらの開口7,8は、ロータ3およびカムリング2から
なるポンプ構成要素を両側から挾み込んで保持するため
の固定壁部であるプレッシャプレートおよびサイドプレ
ート(図示せず)のいずれかに形成されている。カムリ
ング2は図中Fで示すように流体圧室6側から圧縮コイ
ルばねによって付勢力が与えられ、前記ポンプ室4内の
容積を最大に維持する方向に押圧されている。また、図
中2bはカムリング2の外周面に設けられ軸支部2aと
共に左、右両側に流体圧室5,6を画成するためのシー
ル材である。
Aに臨んで開口されるポンプ吸込側開口(吸込ポー
ト)、8はポンプ室4のポンプ吐出側領域4Bに臨んで
開口されるポンプ吐出側開口(吐出ポート)である。こ
れらの開口7,8は、ロータ3およびカムリング2から
なるポンプ構成要素を両側から挾み込んで保持するため
の固定壁部であるプレッシャプレートおよびサイドプレ
ート(図示せず)のいずれかに形成されている。カムリ
ング2は図中Fで示すように流体圧室6側から圧縮コイ
ルばねによって付勢力が与えられ、前記ポンプ室4内の
容積を最大に維持する方向に押圧されている。また、図
中2bはカムリング2の外周面に設けられ軸支部2aと
共に左、右両側に流体圧室5,6を画成するためのシー
ル材である。
【0007】なお、7a,8aは前記ポンプ吸込側開口
7、ポンプ吐出側開口8のポンプ回転方向の終端部に連
続して形成されたひげ状のノッチである。これらのノッ
チ7a,8aは、ロータ3の回転に伴って各ベーン3a
の先端をカムリング2の内周面に摺接させてポンプ作用
を行わせる場合に、各開口7,8の端部に接近するベー
ン間で挾まれた空間とこれに隣接するベーン間の空間と
の間で流体圧を高圧側から低圧側へと徐々に逃がし、サ
ージ圧やこれによる脈動を低減するためのものである。
7、ポンプ吐出側開口8のポンプ回転方向の終端部に連
続して形成されたひげ状のノッチである。これらのノッ
チ7a,8aは、ロータ3の回転に伴って各ベーン3a
の先端をカムリング2の内周面に摺接させてポンプ作用
を行わせる場合に、各開口7,8の端部に接近するベー
ン間で挾まれた空間とこれに隣接するベーン間の空間と
の間で流体圧を高圧側から低圧側へと徐々に逃がし、サ
ージ圧やこれによる脈動を低減するためのものである。
【0008】前記スプール式制御バルブ10は、ポンプ
吐出側通路11の途中に設けた可変メータリングオリフ
ィス12の前後での差圧P1,P2により作動し、ポン
プ吐出側の流量の大小に応じた流体圧P3を、前記カム
リング2の外側部で高圧側の流体圧室5に対し導入する
ことにより、ポンプ作動初期において充分な流量を確保
できるように構成している。特に、このような制御バル
ブ10は、圧力流体利用機器の作動による負荷作用時
に、可変オリフィス12の前後での差圧が所定の値以上
になったときに可変オリフィス12よりも上流側の流体
圧P1を制御圧としてカムリング2外側の高圧側流体圧
室5に導入することにより、カムリング2の揺動を防止
できるように構成している。
吐出側通路11の途中に設けた可変メータリングオリフ
ィス12の前後での差圧P1,P2により作動し、ポン
プ吐出側の流量の大小に応じた流体圧P3を、前記カム
リング2の外側部で高圧側の流体圧室5に対し導入する
ことにより、ポンプ作動初期において充分な流量を確保
できるように構成している。特に、このような制御バル
ブ10は、圧力流体利用機器の作動による負荷作用時
に、可変オリフィス12の前後での差圧が所定の値以上
になったときに可変オリフィス12よりも上流側の流体
圧P1を制御圧としてカムリング2外側の高圧側流体圧
室5に導入することにより、カムリング2の揺動を防止
できるように構成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成による従
来の可変容量形のベーンポンプによれば、ポンプボディ
1を始めとする各部の構造が複雑で、構成部品点数も多
く、各部の加工性や組立性の面で問題があり、またポン
プ全体の小型、軽量化を図ることが困難である等の不具
合があり、未だ改良の余地が残されている。
来の可変容量形のベーンポンプによれば、ポンプボディ
1を始めとする各部の構造が複雑で、構成部品点数も多
く、各部の加工性や組立性の面で問題があり、またポン
プ全体の小型、軽量化を図ることが困難である等の不具
合があり、未だ改良の余地が残されている。
【0010】たとえば従来の可変容量形のベーンポンプ
では、ポンプボディ1をフロントボディとリアボディと
によって構成し、これらをインロー結合により組み合わ
せることによって組み立てているが、これらには高い加
工精度が要求されるため、加工上で問題となるばかり
か、組立時の作業も煩雑になる。また、このようなポン
プボディ1に対して、カムリング2を揺動可能に支持す
るアダプタリング1aを嵌合して保持させることも必要
であるため、この部分も高い加工精度が必要で、組立て
も面倒である。
では、ポンプボディ1をフロントボディとリアボディと
によって構成し、これらをインロー結合により組み合わ
せることによって組み立てているが、これらには高い加
工精度が要求されるため、加工上で問題となるばかり
か、組立時の作業も煩雑になる。また、このようなポン
プボディ1に対して、カムリング2を揺動可能に支持す
るアダプタリング1aを嵌合して保持させることも必要
であるため、この部分も高い加工精度が必要で、組立て
も面倒である。
【0011】このため、アダプタリング1aを中間ボデ
ィとなるカムケースとして構成し、その両側にフロント
ボディとリアボディとを組み合わせ、全体を締結ボルト
で一体に組立て固定する構造を採用することが考えられ
ている。しかし、この場合にこれらのボディ間での周方
向および接合面における面方向での位置決め手段を設け
る必要がある。このような位置決め手段は、少なくとも
二箇所に位置決めピンなどを差し込むことが必要となる
が、このような位置決めピンを用いると構成部品点数が
増え、加工上や組立性の面でも問題となる。
ィとなるカムケースとして構成し、その両側にフロント
ボディとリアボディとを組み合わせ、全体を締結ボルト
で一体に組立て固定する構造を採用することが考えられ
ている。しかし、この場合にこれらのボディ間での周方
向および接合面における面方向での位置決め手段を設け
る必要がある。このような位置決め手段は、少なくとも
二箇所に位置決めピンなどを差し込むことが必要となる
が、このような位置決めピンを用いると構成部品点数が
増え、加工上や組立性の面でも問題となる。
【0012】また、上述した可変容量形ポンプでは、ポ
ンプボディ1内部での油圧通路が吸込口、ポンプ室4、
吐出室、制御バルブ10、吐出口等の配置関係から屈曲
する通路によって形成されている。このような屈曲した
通路を形成するためには、ポンプボディの外表面から穿
設した複数の通路孔の組み合わせで形成することにな
る。このような構造では、各通路孔のボディ外部への開
口端に盲栓を圧入する必要があり、盲栓部分での油の漏
れを防止するために、適宜の密封対策を講じなければな
らない。
ンプボディ1内部での油圧通路が吸込口、ポンプ室4、
吐出室、制御バルブ10、吐出口等の配置関係から屈曲
する通路によって形成されている。このような屈曲した
通路を形成するためには、ポンプボディの外表面から穿
設した複数の通路孔の組み合わせで形成することにな
る。このような構造では、各通路孔のボディ外部への開
口端に盲栓を圧入する必要があり、盲栓部分での油の漏
れを防止するために、適宜の密封対策を講じなければな
らない。
【0013】また、上述した可変容量形ポンプでは、ポ
ンプボディ1の一部にスプール式の制御バルブ10を組
込むバルブ孔を穿け、このバルブ孔内にバルブスプール
やバルブスプリングを組込み、バルブ孔の開口端を閉塞
するプラグをねじ込み等で固定することにより密栓して
いる。しかし、このような構造では、ねじ込み用プラグ
が必要となるばかりではなく、バルブ孔の開口端へのね
じ切り加工、さらにプラグのねじ込み作業やその部分で
の密封対策を施す等の作業が必要であり、より簡単な構
造で加工性、組立性を向上させることができるような対
策を講じることが望まれている。
ンプボディ1の一部にスプール式の制御バルブ10を組
込むバルブ孔を穿け、このバルブ孔内にバルブスプール
やバルブスプリングを組込み、バルブ孔の開口端を閉塞
するプラグをねじ込み等で固定することにより密栓して
いる。しかし、このような構造では、ねじ込み用プラグ
が必要となるばかりではなく、バルブ孔の開口端へのね
じ切り加工、さらにプラグのねじ込み作業やその部分で
の密封対策を施す等の作業が必要であり、より簡単な構
造で加工性、組立性を向上させることができるような対
策を講じることが望まれている。
【0014】このように、上述した可変容量形ポンプに
おいては、ポンプ全体構造の見直しを行い、各部の構造
の簡素化、構成部品点数の削減を図り、加工性や組立性
を向上させ、しかもポンプの動作上での信頼性を確保
し、ポンプの小型、軽量化、さらにコスト低減を達成す
ることができる何らかの対策を講じることが求められて
いる。
おいては、ポンプ全体構造の見直しを行い、各部の構造
の簡素化、構成部品点数の削減を図り、加工性や組立性
を向上させ、しかもポンプの動作上での信頼性を確保
し、ポンプの小型、軽量化、さらにコスト低減を達成す
ることができる何らかの対策を講じることが求められて
いる。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ポンプボディを含めたポンプ全体構造の見直し
を行い、ポンプボディの構造を根本的に改良し、さらに
カムケースをポンプボディに位置決めするための位置決
め手段として既存の部品を可能な限り利用することによ
り、構成部品点数を削減し、また各部の加工性、組立性
を向上させ、ポンプの小型、軽量化、さらにコスト低減
を達成することができる可変容量形ポンプを得ることを
目的とする。
もので、ポンプボディを含めたポンプ全体構造の見直し
を行い、ポンプボディの構造を根本的に改良し、さらに
カムケースをポンプボディに位置決めするための位置決
め手段として既存の部品を可能な限り利用することによ
り、構成部品点数を削減し、また各部の加工性、組立性
を向上させ、ポンプの小型、軽量化、さらにコスト低減
を達成することができる可変容量形ポンプを得ることを
目的とする。
【0016】また、本発明は、ポンプボディ内部に形成
する圧油通路を簡素化し、加工性を向上させ、しかも外
部に開口することによる盲栓の使用を少なくし、加工性
や組立性、さらに油圧通路としての信頼性を向上させる
ことができる可変容量形ポンプを得ることを目的とす
る。
する圧油通路を簡素化し、加工性を向上させ、しかも外
部に開口することによる盲栓の使用を少なくし、加工性
や組立性、さらに油圧通路としての信頼性を向上させる
ことができる可変容量形ポンプを得ることを目的とす
る。
【0017】さらに、本発明は、ポンプボディ内部に形
成したバルブ孔に組込む制御バルブの構造をポンプ全体
の加工性、組立性との関係において改良し、構成部品点
数や加工工数の削減を図り、バルブ部分の加工、組立作
業を簡素化し、コスト低減を達成し、さらにポンプ全体
の小型、軽量化を図ることができる可変容量形ポンプを
得ることを目的とする。
成したバルブ孔に組込む制御バルブの構造をポンプ全体
の加工性、組立性との関係において改良し、構成部品点
数や加工工数の削減を図り、バルブ部分の加工、組立作
業を簡素化し、コスト低減を達成し、さらにポンプ全体
の小型、軽量化を図ることができる可変容量形ポンプを
得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る可変容量形ポンプは、ベーンを有す
るロータを一側寄りに片寄らせた状態でこのロータとの
間にポンプ室を形成するカムリングと、このカムリング
の周囲に嵌装されカムリングの外周面の周方向の一部に
軸線方向に沿って配置した揺動ピンを支点として前記ポ
ンプ室の容積が変動するように揺動可能に支持しポンプ
室の容積が最大となる方向に付勢しているカムケース
と、このカムケースを中間ボディとしその軸線方向の両
端側に配置されてポンプボディを構成するフロントボデ
ィおよびリアボディと、これら両ボディに軸支されるこ
とにより前記ロータを回転させる回転軸と、前記両ボデ
ィとカムケースとを組立時に位置決めするための位置決
め手段とを備え、この位置決め手段の一つとして前記揺
動ピンを用いたものである。
ために本発明に係る可変容量形ポンプは、ベーンを有す
るロータを一側寄りに片寄らせた状態でこのロータとの
間にポンプ室を形成するカムリングと、このカムリング
の周囲に嵌装されカムリングの外周面の周方向の一部に
軸線方向に沿って配置した揺動ピンを支点として前記ポ
ンプ室の容積が変動するように揺動可能に支持しポンプ
室の容積が最大となる方向に付勢しているカムケース
と、このカムケースを中間ボディとしその軸線方向の両
端側に配置されてポンプボディを構成するフロントボデ
ィおよびリアボディと、これら両ボディに軸支されるこ
とにより前記ロータを回転させる回転軸と、前記両ボデ
ィとカムケースとを組立時に位置決めするための位置決
め手段とを備え、この位置決め手段の一つとして前記揺
動ピンを用いたものである。
【0019】また、本発明に係る可変容量形ポンプは、
カムケースを両ボディにより挟み込んだ状態でこれらを
一体に連結する締結手段を備え、この締結手段の少なく
とも一つをリーマ穴に螺入するリーマボルトとし、この
リーマボルトを前記揺動ピンとともに、両ボディとカム
ケースとを位置決めするための位置決め手段として用い
るか、あるいは両ボディとカムケースとを、前記揺動ピ
ンとともに位置決めするための位置決め手段として位置
決めピンを設けたものである。このような位置決めピン
としては、カムケースを貫通して両ボディを位置決めす
るものは勿論、フロントボディとカムケースとの間、カ
ムケースとリアボディとの間にそれぞれ設けたものであ
ってもよい。
カムケースを両ボディにより挟み込んだ状態でこれらを
一体に連結する締結手段を備え、この締結手段の少なく
とも一つをリーマ穴に螺入するリーマボルトとし、この
リーマボルトを前記揺動ピンとともに、両ボディとカム
ケースとを位置決めするための位置決め手段として用い
るか、あるいは両ボディとカムケースとを、前記揺動ピ
ンとともに位置決めするための位置決め手段として位置
決めピンを設けたものである。このような位置決めピン
としては、カムケースを貫通して両ボディを位置決めす
るものは勿論、フロントボディとカムケースとの間、カ
ムケースとリアボディとの間にそれぞれ設けたものであ
ってもよい。
【0020】また、本発明に係る可変容量形ポンプは、
ベーンを有するロータを一側寄りに片寄らせた状態でこ
のロータとの間にポンプ室を形成するカムリングと、こ
のカムリングの周囲に嵌装されカムリングの外周面の周
方向の一部に軸線方向に沿って配置した揺動ピンを支点
としてポンプ室の容積が変動するように揺動可能に支持
しポンプ室の容積が最大となる方向に付勢しているカム
ケースと、このカムケースを中間ボディとしその軸線方
向の両端側に配置されてポンプボディを構成するフロン
トボディおよびリアボディと、これら両ボディに軸支さ
れることにより前記ロータを回転させる回転軸と、フロ
ントボディの内部に設けられ前記ポンプ室からの吐出圧
が導かれる高圧室と、カムケースの内部に形成した高圧
部とを備え、フロントボディ内部の高圧室からカムケー
スとの接合面となる端面に開口させた斜め穴と、カムケ
ースの端面と高圧部とを接続する孔とによって高圧側の
油圧通路を形成したものである。
ベーンを有するロータを一側寄りに片寄らせた状態でこ
のロータとの間にポンプ室を形成するカムリングと、こ
のカムリングの周囲に嵌装されカムリングの外周面の周
方向の一部に軸線方向に沿って配置した揺動ピンを支点
としてポンプ室の容積が変動するように揺動可能に支持
しポンプ室の容積が最大となる方向に付勢しているカム
ケースと、このカムケースを中間ボディとしその軸線方
向の両端側に配置されてポンプボディを構成するフロン
トボディおよびリアボディと、これら両ボディに軸支さ
れることにより前記ロータを回転させる回転軸と、フロ
ントボディの内部に設けられ前記ポンプ室からの吐出圧
が導かれる高圧室と、カムケースの内部に形成した高圧
部とを備え、フロントボディ内部の高圧室からカムケー
スとの接合面となる端面に開口させた斜め穴と、カムケ
ースの端面と高圧部とを接続する孔とによって高圧側の
油圧通路を形成したものである。
【0021】また、本発明に係る可変容量形ポンプは、
カムリングを揺動させるための制御バルブをカムケース
に設け、フロントボディ内部の高圧室からカムケースと
の接合面となる端面に開口させた斜め穴と、カムケース
の端面と制御バルブとを接続する孔とによって高圧側の
油圧通路を形成したものである。
カムリングを揺動させるための制御バルブをカムケース
に設け、フロントボディ内部の高圧室からカムケースと
の接合面となる端面に開口させた斜め穴と、カムケース
の端面と制御バルブとを接続する孔とによって高圧側の
油圧通路を形成したものである。
【0022】さらに、本発明に係る可変容量形ポンプ
は、ベーンを有するロータを一側寄りに片寄らせた状態
でこのロータとの間にポンプ室を形成するカムリング
と、このカムリングの周囲に嵌装されカムリングの外周
面の周方向の一部に軸線方向に沿って配置した揺動ピン
を支点としてポンプ室の容積が変動するように揺動可能
に支持しポンプ室の容積が最大となる方向に付勢してい
るカムケースと、このカムケースを中間ボディとしその
軸線方向の両端側に配置されてポンプボディを構成する
フロントボディおよびリアボディと、これら両ボディに
軸支されることにより前記ロータを回転させる回転軸
と、カムリングを揺動させるためのスプール式の制御バ
ルブとを備え、このスプール式の制御バルブを形成する
バルブ孔を、カムケースにその一端が開口するように形
成し、このバルブ孔の開口端付近にバルブ孔と直交する
方向であってカムケースを貫通する孔を設け、この孔に
ピンを挿入したものである。
は、ベーンを有するロータを一側寄りに片寄らせた状態
でこのロータとの間にポンプ室を形成するカムリング
と、このカムリングの周囲に嵌装されカムリングの外周
面の周方向の一部に軸線方向に沿って配置した揺動ピン
を支点としてポンプ室の容積が変動するように揺動可能
に支持しポンプ室の容積が最大となる方向に付勢してい
るカムケースと、このカムケースを中間ボディとしその
軸線方向の両端側に配置されてポンプボディを構成する
フロントボディおよびリアボディと、これら両ボディに
軸支されることにより前記ロータを回転させる回転軸
と、カムリングを揺動させるためのスプール式の制御バ
ルブとを備え、このスプール式の制御バルブを形成する
バルブ孔を、カムケースにその一端が開口するように形
成し、このバルブ孔の開口端付近にバルブ孔と直交する
方向であってカムケースを貫通する孔を設け、この孔に
ピンを挿入したものである。
【0023】本発明によれば、フロントボディおよびリ
アボディとカムリングを揺動可能に保持する中間ボディ
としてのカムケースとを適宜の部品を組込んだ状態で組
み合わせ、全体を複数の締結手段により一体的に組み立
てる。このとき、各部材の回転軸回りでの位置決めと各
部材の接合面における面方向の位置決めを行う手段の一
つとして、カムケースにカムリングを揺動可能に支持す
る揺動ピンを用いて位置決めを行う。また、他の位置決
め手段として、前記締結手段の少なくとも一つをリーマ
ボルトとして用いたり、あるいは適宜の位置に設けた位
置決めピンを利用し、所要の位置決め状態での組立てを
行う。
アボディとカムリングを揺動可能に保持する中間ボディ
としてのカムケースとを適宜の部品を組込んだ状態で組
み合わせ、全体を複数の締結手段により一体的に組み立
てる。このとき、各部材の回転軸回りでの位置決めと各
部材の接合面における面方向の位置決めを行う手段の一
つとして、カムケースにカムリングを揺動可能に支持す
る揺動ピンを用いて位置決めを行う。また、他の位置決
め手段として、前記締結手段の少なくとも一つをリーマ
ボルトとして用いたり、あるいは適宜の位置に設けた位
置決めピンを利用し、所要の位置決め状態での組立てを
行う。
【0024】また、本発明によれば、カムケースに制御
バルブのような高圧部を設けており、この高圧部とフロ
ントボディ側に形成したポンプ吐出側圧力室(吐出室)
のような高圧部との接続を、高圧部からフロントボディ
のカムケースとの接合面に開口させた斜め穴と、カムケ
ースに形成した接続用の孔とによって、上述した組立て
状態によって高圧側の油圧通路を形成することができ
る。
バルブのような高圧部を設けており、この高圧部とフロ
ントボディ側に形成したポンプ吐出側圧力室(吐出室)
のような高圧部との接続を、高圧部からフロントボディ
のカムケースとの接合面に開口させた斜め穴と、カムケ
ースに形成した接続用の孔とによって、上述した組立て
状態によって高圧側の油圧通路を形成することができ
る。
【0025】本発明によれば、スプール式制御バルブの
バルブ孔をカムケースにその一端が開口するように形成
し、その開口端付近にバルブ孔と直交する方向であって
前記カムケースを貫通する孔を設け、バルブ孔内にバル
ブ構成部品を組込んだ後にスプリングピンのようなピン
を前記孔に挿入し、組込み部品を係止する。このピンの
両端側への抜け出しを、カムケースの両端側に配設する
フロント、リアボディで係止する。
バルブ孔をカムケースにその一端が開口するように形成
し、その開口端付近にバルブ孔と直交する方向であって
前記カムケースを貫通する孔を設け、バルブ孔内にバル
ブ構成部品を組込んだ後にスプリングピンのようなピン
を前記孔に挿入し、組込み部品を係止する。このピンの
両端側への抜け出しを、カムケースの両端側に配設する
フロント、リアボディで係止する。
【0026】可変容量形ポンプは油圧を吐出するベーン
式のオイルポンプであって、たとえば自動車の動力舵取
装置における油圧源として用いるが、これには限らな
い。カムリングは、ポンプボディ内に設けた空間部内で
一部が揺動支点となる揺動ピンからなる支軸部により揺
動可能に支持され、この支軸部を通る線分の両側に設け
た第1および第2の流体圧室内の流体圧とその低圧側の
流体圧室に付設した付勢手段とによって揺動動作する。
式のオイルポンプであって、たとえば自動車の動力舵取
装置における油圧源として用いるが、これには限らな
い。カムリングは、ポンプボディ内に設けた空間部内で
一部が揺動支点となる揺動ピンからなる支軸部により揺
動可能に支持され、この支軸部を通る線分の両側に設け
た第1および第2の流体圧室内の流体圧とその低圧側の
流体圧室に付設した付勢手段とによって揺動動作する。
【0027】ポンプボディは、アルミダイカスト等の精
密鋳造で形成した両ボディとカムケースとから構成さ
れ、内部通路や内部空間、さらにバルブ孔等の孔部を鋳
出しまたは穴穿けによって行っているが、これには限定
されない。また、回転軸となるシャフト形状は可能な限
りストレートな形状で形成され、さらにこの回転軸とな
るシャフトは各ボディに対しアルミとホワイトメタルか
らなる二層構造の巻きブッシュ等によるブッシュを用い
て一個所ずつに軸支され、二点支持構造となっている
が、これらに限定されるものではない。
密鋳造で形成した両ボディとカムケースとから構成さ
れ、内部通路や内部空間、さらにバルブ孔等の孔部を鋳
出しまたは穴穿けによって行っているが、これには限定
されない。また、回転軸となるシャフト形状は可能な限
りストレートな形状で形成され、さらにこの回転軸とな
るシャフトは各ボディに対しアルミとホワイトメタルか
らなる二層構造の巻きブッシュ等によるブッシュを用い
て一個所ずつに軸支され、二点支持構造となっている
が、これらに限定されるものではない。
【0028】
【発明の実施の形態】図1ないし図12は本発明に係る
可変容量形ポンプの一つの実施の形態を示し、これらの
図において、この実施の形態では動力舵取装置の油圧発
生源となるベーンタイプのオイルポンプである場合を説
明する。
可変容量形ポンプの一つの実施の形態を示し、これらの
図において、この実施の形態では動力舵取装置の油圧発
生源となるベーンタイプのオイルポンプである場合を説
明する。
【0029】全体を符号20で示すベーンタイプの可変
容量形ポンプは、図1、図4〜図9に示すように、ポン
プボディを構成するフロントボディ21およびリアボデ
ィ22と、中間ボディとなるカムケース23とを備えて
いる。このフロントボディ21は、図1、図4および図
5(a),(b)に示すように、一端側に突出する小径
部分21aを有し、中央には後述するロータ33の回転
軸を貫通して配置させる軸孔21bが形成されている。
容量形ポンプは、図1、図4〜図9に示すように、ポン
プボディを構成するフロントボディ21およびリアボデ
ィ22と、中間ボディとなるカムケース23とを備えて
いる。このフロントボディ21は、図1、図4および図
5(a),(b)に示すように、一端側に突出する小径
部分21aを有し、中央には後述するロータ33の回転
軸を貫通して配置させる軸孔21bが形成されている。
【0030】このフロントボディ21の大径部分のカム
ケース23との接合面には、図1、図4および図5
(a),(b)に示すように、ポンプ構成要素30の一
つであるプレッシャプレート31を収納する円形空間2
4が形成されるとともに、この円形空間24の奥側には
環状凹部24aが形成されている。この環状凹部24a
は、後述するプレッシャプレート31との間にポンプ吐
出側の圧油が導かれる吐出室25を形成するように構成
されている。
ケース23との接合面には、図1、図4および図5
(a),(b)に示すように、ポンプ構成要素30の一
つであるプレッシャプレート31を収納する円形空間2
4が形成されるとともに、この円形空間24の奥側には
環状凹部24aが形成されている。この環状凹部24a
は、後述するプレッシャプレート31との間にポンプ吐
出側の圧油が導かれる吐出室25を形成するように構成
されている。
【0031】前記カムケース23は、図1、図2、図
3、図5、図6および図7に示すように、ポンプ構成要
素30となるポンプカートリッジを収納する収納空間3
2を中央部に形成している。この収納空間32は図2、
図3の左右方向に膨出した略楕円形状で形成され、ベー
ン33aを有するロータ33を一側寄りに片寄らせた状
態でこのロータ33の周囲に嵌装されるカムリング34
を、周方向の一部で軸線方向に沿って配置した揺動ピン
35を支点として揺動可能に支持し、ポンプ室36の容
積を変動させるように構成されている。
3、図5、図6および図7に示すように、ポンプ構成要
素30となるポンプカートリッジを収納する収納空間3
2を中央部に形成している。この収納空間32は図2、
図3の左右方向に膨出した略楕円形状で形成され、ベー
ン33aを有するロータ33を一側寄りに片寄らせた状
態でこのロータ33の周囲に嵌装されるカムリング34
を、周方向の一部で軸線方向に沿って配置した揺動ピン
35を支点として揺動可能に支持し、ポンプ室36の容
積を変動させるように構成されている。
【0032】前記カムリング34は、内周面と前記ロー
タ33の外周面との間にポンプ室36を形成する。ま
た、このカムリング34は、カムケース23の一側に設
けた付勢手段としての圧縮コイルばね37により、ポン
プ室36の容積が最大となる方向に付勢されている。
タ33の外周面との間にポンプ室36を形成する。ま
た、このカムリング34は、カムケース23の一側に設
けた付勢手段としての圧縮コイルばね37により、ポン
プ室36の容積が最大となる方向に付勢されている。
【0033】前記カムケース23は、このカムリング3
4をポンプボディ内で揺動可能に保持するアダプタリン
グ(図16における1a)に相当する部材であって、こ
のカムケース23のリア側には、前記リアボディ22が
当接して組付けられ、前記フロントボディ21側の収納
空間24に配設したプレッシャプレート31とによって
前記ポンプ室36をロータ33とカムリング34との間
に形成している。
4をポンプボディ内で揺動可能に保持するアダプタリン
グ(図16における1a)に相当する部材であって、こ
のカムケース23のリア側には、前記リアボディ22が
当接して組付けられ、前記フロントボディ21側の収納
空間24に配設したプレッシャプレート31とによって
前記ポンプ室36をロータ33とカムリング34との間
に形成している。
【0034】40はポンプ構成要素30の回転子である
ロータ33を外部から回転駆動するための回転軸となる
ドライブシャフトで、このドライブシャフト40は、前
記フロントボディ21、ロータ33を貫通し、内方端が
リアボディ22に設けた軸孔22aに嵌挿されている。
このドライブシャフト40は、図1に示すように、ロー
タ33にセレーション結合(あるいはキー結合でもよ
い)によって一体に回転するように構成され、前記フロ
ントボディ21、リアボディ22の軸孔21b,22a
に設けた軸受としてのブッシュ41,42による二点支
持によって回転自在に軸支されている。
ロータ33を外部から回転駆動するための回転軸となる
ドライブシャフトで、このドライブシャフト40は、前
記フロントボディ21、ロータ33を貫通し、内方端が
リアボディ22に設けた軸孔22aに嵌挿されている。
このドライブシャフト40は、図1に示すように、ロー
タ33にセレーション結合(あるいはキー結合でもよ
い)によって一体に回転するように構成され、前記フロ
ントボディ21、リアボディ22の軸孔21b,22a
に設けた軸受としてのブッシュ41,42による二点支
持によって回転自在に軸支されている。
【0035】これらのブッシュ41,42は、たとえば
アルミとホワイトメタルからなる二層構造の巻きブッシ
ュ等によって構成され、軸線方向に所定の長さにわたっ
て配設され、ドライブシャフト40を所要の強度をもっ
て回転自在に軸支するように構成されている。なお、図
1において符号43はフロントボディ21のブッシュ4
1を配設した軸孔21bの小径部分21a側の開口端に
設けたオイルシール、44はドライブシャフト40の外
方端に圧入等で設けたプーリ支持リング44aに設けた
プーリで、このプーリ44に電動モータ等の外部駆動源
からの回転動力が伝達されることによりドライブシャフ
ト40を回転駆動するように構成されている。
アルミとホワイトメタルからなる二層構造の巻きブッシ
ュ等によって構成され、軸線方向に所定の長さにわたっ
て配設され、ドライブシャフト40を所要の強度をもっ
て回転自在に軸支するように構成されている。なお、図
1において符号43はフロントボディ21のブッシュ4
1を配設した軸孔21bの小径部分21a側の開口端に
設けたオイルシール、44はドライブシャフト40の外
方端に圧入等で設けたプーリ支持リング44aに設けた
プーリで、このプーリ44に電動モータ等の外部駆動源
からの回転動力が伝達されることによりドライブシャフ
ト40を回転駆動するように構成されている。
【0036】この実施の形態では、可変容量形ポンプ2
0を構成するポンプボディをアルミダイカスト等の精密
鋳造で形成したフロントおよびリアボディ21,22と
カムケース23とから構成し、また回転軸となるドライ
ブシャフト40の形状を可能な限りストレートな形状で
形成し、さらにこのドライブシャフト40を上述したブ
ッシュ41,42により各ボディ21,22に一個所ず
つで軸支しているから、次のような利点がある。
0を構成するポンプボディをアルミダイカスト等の精密
鋳造で形成したフロントおよびリアボディ21,22と
カムケース23とから構成し、また回転軸となるドライ
ブシャフト40の形状を可能な限りストレートな形状で
形成し、さらにこのドライブシャフト40を上述したブ
ッシュ41,42により各ボディ21,22に一個所ず
つで軸支しているから、次のような利点がある。
【0037】すなわち、従来のポンプでは、ドライブシ
ャフト40を軸支するためにボールベアリングをプーリ
44側に設け、さらにボディ内にニードルベアリングや
ブッシュを設けることにより三点支持で軸支している。
これに対し、この実施の形態では上述したようなブッシ
ュ41,42による二点支持とし、さらにシャフト40
を可能な限りストレートな形状で形成することにより、
ポンプボディの外径を小型に形成し、部品点数の削減に
よってコスト低減を図ることができる。
ャフト40を軸支するためにボールベアリングをプーリ
44側に設け、さらにボディ内にニードルベアリングや
ブッシュを設けることにより三点支持で軸支している。
これに対し、この実施の形態では上述したようなブッシ
ュ41,42による二点支持とし、さらにシャフト40
を可能な限りストレートな形状で形成することにより、
ポンプボディの外径を小型に形成し、部品点数の削減に
よってコスト低減を図ることができる。
【0038】また、この実施の形態では、フロントボデ
ィ21内のブッシュ41の軸線方向の長さを長くし、ま
た配設位置を小径部分21a内でプーリ44寄りに位置
させることによって、シャフト径が細くとも曲げ荷重に
対しての強度を高め、しかもポンプとしての負荷容量
(PV値)を向上させることができる。また、上述した
ようにドライブシャフト40をロータ33に近接する部
分をブッシュ41,42で軸支することにより、油圧に
よる偏荷重にも対処することができる。
ィ21内のブッシュ41の軸線方向の長さを長くし、ま
た配設位置を小径部分21a内でプーリ44寄りに位置
させることによって、シャフト径が細くとも曲げ荷重に
対しての強度を高め、しかもポンプとしての負荷容量
(PV値)を向上させることができる。また、上述した
ようにドライブシャフト40をロータ33に近接する部
分をブッシュ41,42で軸支することにより、油圧に
よる偏荷重にも対処することができる。
【0039】また、上述したようにドライブシャフト4
0を略ストレートな形状で形成することにより、プレッ
シャプレート31においてベーン33aの基端部(33
b)に高圧な油圧を導く孔部31aを従来の斜め穴に変
えて軸線方向に沿ったストレート穴で形成することがで
き、作動油の導入通路を大きくすることができるととも
に、プレート31に対してのストレート穴の加工が容易
に行える。このストレート穴をプレート31の鋳造時の
型出しで形成すると、コスト低減を図ることができる。
0を略ストレートな形状で形成することにより、プレッ
シャプレート31においてベーン33aの基端部(33
b)に高圧な油圧を導く孔部31aを従来の斜め穴に変
えて軸線方向に沿ったストレート穴で形成することがで
き、作動油の導入通路を大きくすることができるととも
に、プレート31に対してのストレート穴の加工が容易
に行える。このストレート穴をプレート31の鋳造時の
型出しで形成すると、コスト低減を図ることができる。
【0040】上述した構成において、フロントボディ2
1、リアボディ22と、これらのボディ間に挟み込んだ
カムケース23とは内部部品を組込んだ状態で積層さ
れ、締結手段である四本の締結ボルト45によって締結
され、一体的に組立てられている。なお、カムケース2
3の一側に当接するリアボディ22の端面はポンプ構成
要素30のサイドプレートとしての機能を有する。な
お、図2において、符号47は上述したカムケース23
の側面部に凹設した凹溝47aに嵌込まれ、上述したポ
ンプ構成要素30によるポンプ室36やカムリング34
を揺動させるための第1、第2の流体圧室38,39を
シールするためのOリングで、その一部には後述するリ
リーフバルブ74部分を迂回する膨出部47bを有する
形状で形成されている。
1、リアボディ22と、これらのボディ間に挟み込んだ
カムケース23とは内部部品を組込んだ状態で積層さ
れ、締結手段である四本の締結ボルト45によって締結
され、一体的に組立てられている。なお、カムケース2
3の一側に当接するリアボディ22の端面はポンプ構成
要素30のサイドプレートとしての機能を有する。な
お、図2において、符号47は上述したカムケース23
の側面部に凹設した凹溝47aに嵌込まれ、上述したポ
ンプ構成要素30によるポンプ室36やカムリング34
を揺動させるための第1、第2の流体圧室38,39を
シールするためのOリングで、その一部には後述するリ
リーフバルブ74部分を迂回する膨出部47bを有する
形状で形成されている。
【0041】以上の構成において、この実施の形態で
は、三体構造に分割構成されているフロントボディ21
およびリアボディ22とその間に挟み込むことにより介
装した中間ボディとしてのカムケース23との位置決め
を行う手段の一つとして、カムケース23内でカムリン
グ34を揺動可能に支持する揺動ピン35を用いてい
る。このような構成によれば、位置決め部品としてカム
リング34の揺動ピン35という既存の部品を兼用して
利用しているから、余分な部品を追加する必要をなく
し、ポンプの構成部品点数を削減し、しかもカムケース
と両ボディとの接合面での面方向や周方向における位置
決めを確実に行える。すなわち、単純には位置決めピン
のような専用の位置決め手段を少なくとも二箇所に設け
ることで、上述した部材間の位置決めを行うことが考え
られるが、この実施の形態ではその少なくとも一方を他
の機能をもつ揺動ピン35を位置決め用としても用いて
いる。
は、三体構造に分割構成されているフロントボディ21
およびリアボディ22とその間に挟み込むことにより介
装した中間ボディとしてのカムケース23との位置決め
を行う手段の一つとして、カムケース23内でカムリン
グ34を揺動可能に支持する揺動ピン35を用いてい
る。このような構成によれば、位置決め部品としてカム
リング34の揺動ピン35という既存の部品を兼用して
利用しているから、余分な部品を追加する必要をなく
し、ポンプの構成部品点数を削減し、しかもカムケース
と両ボディとの接合面での面方向や周方向における位置
決めを確実に行える。すなわち、単純には位置決めピン
のような専用の位置決め手段を少なくとも二箇所に設け
ることで、上述した部材間の位置決めを行うことが考え
られるが、この実施の形態ではその少なくとも一方を他
の機能をもつ揺動ピン35を位置決め用としても用いて
いる。
【0042】また、この実施の形態では、他の位置決め
手段として、両ボディ21,22とカムケース23とを
締結するボルト45の少なくとも一つを、リーマ穴45
Bに螺入するリーマボルト45Aを用いることにより、
構成部品点数の削減を図り、さらにこのリーマボルト4
5Aによって両ボディ21,22とカムケース23との
間に作用する油圧による偏荷重を確実に受けることがで
きることから、ポンプ20としての組立上での信頼性を
確保することが可能となる。
手段として、両ボディ21,22とカムケース23とを
締結するボルト45の少なくとも一つを、リーマ穴45
Bに螺入するリーマボルト45Aを用いることにより、
構成部品点数の削減を図り、さらにこのリーマボルト4
5Aによって両ボディ21,22とカムケース23との
間に作用する油圧による偏荷重を確実に受けることがで
きることから、ポンプ20としての組立上での信頼性を
確保することが可能となる。
【0043】なお、上述した実施の形態では、揺動ピン
35とともに位置決め手段となるものとして締結ボルト
の一つをリーマボルト45Aとしているが、本発明はこ
れに限定されない。たとえば図1において、フロントボ
ディ21とカムケース23との間、さらにカムケース2
3とリアボディ22との間に位置決めピン46,48を
設けることにより、上述したリーマボルト45Aを用い
なくとも、両ボディ21,22とカムケース23とを簡
単に位置決めして組立てることもできる。このとき、位
置決めピン46,48の差し込み穴を両ボディ21,2
2やカムケース23を精密鋳造する際に穿けた穴を用い
ると、加工性の面でも有利となる。また、このような構
成では、締結ボルト45は自由に締付けることができる
から、組立時の作業性の面で有利となる。
35とともに位置決め手段となるものとして締結ボルト
の一つをリーマボルト45Aとしているが、本発明はこ
れに限定されない。たとえば図1において、フロントボ
ディ21とカムケース23との間、さらにカムケース2
3とリアボディ22との間に位置決めピン46,48を
設けることにより、上述したリーマボルト45Aを用い
なくとも、両ボディ21,22とカムケース23とを簡
単に位置決めして組立てることもできる。このとき、位
置決めピン46,48の差し込み穴を両ボディ21,2
2やカムケース23を精密鋳造する際に穿けた穴を用い
ると、加工性の面でも有利となる。また、このような構
成では、締結ボルト45は自由に締付けることができる
から、組立時の作業性の面で有利となる。
【0044】ここで、上述した図1では、少なくとも二
本の位置決めピン46,48を用いているが、これに限
らず、一本の位置決めピンを所要の箇所に嵌挿し、位置
決め機能をもたせてもよい。要するに、一対をなすフロ
ント、リアボディ21,22間に挟み込まれて固定する
カムケース23の回転方向や各接合面での面方向での位
置決めを、カムリング34を揺動可能に支持する揺動ピ
ン35を利用して行う構成であればよい。
本の位置決めピン46,48を用いているが、これに限
らず、一本の位置決めピンを所要の箇所に嵌挿し、位置
決め機能をもたせてもよい。要するに、一対をなすフロ
ント、リアボディ21,22間に挟み込まれて固定する
カムケース23の回転方向や各接合面での面方向での位
置決めを、カムリング34を揺動可能に支持する揺動ピ
ン35を利用して行う構成であればよい。
【0045】50は前記リアボディ22の一部に設けた
ポンプ吸込ポートで、このポート50にはポンプ吸込側
コネクタである吸込側パイプ50aが設けられ、タンク
から吸込側の作動油が流入する。この作動油は、リアボ
ディ22内に設けたポンプ吸込側通路51を通り、前記
カムケース23のカムリング34内でロータ33との間
に形成されるポンプ室36のポンプ吸込側領域36Aに
開口する吸込側開口52を経てポンプ室36内に吸込ま
れ、ベーン33aの動きに伴いつつポンプ作用を受けて
ポンプ吐出側領域36Bに開口するプレッシャプレート
31側のポンプ吐出側開口53、吐出側通路54から吐
出され、このプレート31の背面側で前記フロントボデ
ィ21の環状凹部24aによる高圧室である吐出室25
(ポンプ吐出側圧力室)に導かれるように構成されてい
る。
ポンプ吸込ポートで、このポート50にはポンプ吸込側
コネクタである吸込側パイプ50aが設けられ、タンク
から吸込側の作動油が流入する。この作動油は、リアボ
ディ22内に設けたポンプ吸込側通路51を通り、前記
カムケース23のカムリング34内でロータ33との間
に形成されるポンプ室36のポンプ吸込側領域36Aに
開口する吸込側開口52を経てポンプ室36内に吸込ま
れ、ベーン33aの動きに伴いつつポンプ作用を受けて
ポンプ吐出側領域36Bに開口するプレッシャプレート
31側のポンプ吐出側開口53、吐出側通路54から吐
出され、このプレート31の背面側で前記フロントボデ
ィ21の環状凹部24aによる高圧室である吐出室25
(ポンプ吐出側圧力室)に導かれるように構成されてい
る。
【0046】なお、上述した図1、図8に示す実施の形
態では、ポンプ吸込ポート50部分やリアボディ22内
でのポンプ吸込側通路51等の加工を、機械加工による
通路孔によって形成しているが、本発明はこれに限らな
い。たとえば図14(a),(b)に示すように、この
リアボディ22を鋳造で形成するときの中子鋳出し穴で
形成すると、加工性を向上させ、コスト低減を図ること
ができるが、基本的には図1のものと同じであり、具体
的な説明は省略する。
態では、ポンプ吸込ポート50部分やリアボディ22内
でのポンプ吸込側通路51等の加工を、機械加工による
通路孔によって形成しているが、本発明はこれに限らな
い。たとえば図14(a),(b)に示すように、この
リアボディ22を鋳造で形成するときの中子鋳出し穴で
形成すると、加工性を向上させ、コスト低減を図ること
ができるが、基本的には図1のものと同じであり、具体
的な説明は省略する。
【0047】前記吐出室25は、図5(b)、図3に示
す前記カムケース23の一部に設けた高圧部となる制御
バルブ55の高圧室に油圧通路56,57を介して導か
れる一方、図12に示すようにメータリングオリフィス
60aを有する吐出側通路60を介して第2の流体圧室
39、さらにポンプ吐出側コネクタ58の内部通路に導
かれてポンプ吐出側ポート59から吐出される。なお、
上述したポンプ吐出側通路60において、第2の流体圧
室39に開口する前記流体通路孔60とカムリング34
の側面部とによって開口面積を増減させ得る可変メータ
リングオリフィス60aが形成されている。ここで、こ
の可変メータリングオリフィス60aは、カムリング3
4の移動変位に伴って側壁部で通路孔60の小径開口端
が開閉されることにより構成されている。なお、このオ
リフィス60aを、その開閉量がポンプ吐出側の流体圧
の大きさに応じて制御される適宜の形状で形成すると、
カムリング34の移動変位を所望の状態に制御でき、流
量特性の多様化が図れる。
す前記カムケース23の一部に設けた高圧部となる制御
バルブ55の高圧室に油圧通路56,57を介して導か
れる一方、図12に示すようにメータリングオリフィス
60aを有する吐出側通路60を介して第2の流体圧室
39、さらにポンプ吐出側コネクタ58の内部通路に導
かれてポンプ吐出側ポート59から吐出される。なお、
上述したポンプ吐出側通路60において、第2の流体圧
室39に開口する前記流体通路孔60とカムリング34
の側面部とによって開口面積を増減させ得る可変メータ
リングオリフィス60aが形成されている。ここで、こ
の可変メータリングオリフィス60aは、カムリング3
4の移動変位に伴って側壁部で通路孔60の小径開口端
が開閉されることにより構成されている。なお、このオ
リフィス60aを、その開閉量がポンプ吐出側の流体圧
の大きさに応じて制御される適宜の形状で形成すると、
カムリング34の移動変位を所望の状態に制御でき、流
量特性の多様化が図れる。
【0048】この実施の形態では、カムリング34を揺
動させるようにこのカムリング34の外周面とカムケー
ス23内のカムリング収納空間32との間に形成した第
1および第2の流体圧室38,39への供給流体圧を通
路孔38a,39aを介してポンプ室36からの圧力流
体の吐出流量の大小に対応させて制御する制御バルブ5
5を前記カムケース23の一部に設けている。そして、
図5(b)、図7に示すように、前記フロントボディ2
1内部の吐出室25から前記カムケース23との接合面
となる端面に開口させた斜め穴56と、前記カムケース
23の端面と前記制御バルブ55のバルブ孔55aとを
接続する孔57とによって高圧側の油圧通路を形成して
いる。
動させるようにこのカムリング34の外周面とカムケー
ス23内のカムリング収納空間32との間に形成した第
1および第2の流体圧室38,39への供給流体圧を通
路孔38a,39aを介してポンプ室36からの圧力流
体の吐出流量の大小に対応させて制御する制御バルブ5
5を前記カムケース23の一部に設けている。そして、
図5(b)、図7に示すように、前記フロントボディ2
1内部の吐出室25から前記カムケース23との接合面
となる端面に開口させた斜め穴56と、前記カムケース
23の端面と前記制御バルブ55のバルブ孔55aとを
接続する孔57とによって高圧側の油圧通路を形成して
いる。
【0049】このような構成によれば、図5(c)に示
したように、従来フロントボディ21の一部に制御バル
ブ55のような高圧部を設けていたため、このフロント
ボディ21と吐出室25とを接続する高圧側の油圧通路
を形成するにあたって、フロントボディ21の外表面の
異なる二個所から貫通して形成していた二本の通路孔5
6a,56bを組合わせることにより形成できるととも
に、その開口端を盲栓で閉塞していた構造を省略するこ
とができ、加工工数を大幅に削減し、盲栓等も省略でき
るために大幅なコスト低減を図ることができる。さら
に、このような構造では、上述した盲栓部分での油洩れ
の不安を解消することができ、信頼性が向上する。
したように、従来フロントボディ21の一部に制御バル
ブ55のような高圧部を設けていたため、このフロント
ボディ21と吐出室25とを接続する高圧側の油圧通路
を形成するにあたって、フロントボディ21の外表面の
異なる二個所から貫通して形成していた二本の通路孔5
6a,56bを組合わせることにより形成できるととも
に、その開口端を盲栓で閉塞していた構造を省略するこ
とができ、加工工数を大幅に削減し、盲栓等も省略でき
るために大幅なコスト低減を図ることができる。さら
に、このような構造では、上述した盲栓部分での油洩れ
の不安を解消することができ、信頼性が向上する。
【0050】また、上述した構造では、従来のカムリン
グ34を収納し前記第1、第2の流体圧室38,39を
形成する空間部をフロントボディ21の内部空間に嵌挿
したアダプタリングで形成していたのに対し、このアダ
プタリングを中間ボディとなるカムケース23によって
分割構成することにより、通路溝構造を含めてポンプ構
造を簡素化し、通路孔等の加工性やポンプ全体の組立性
を向上させることができる。
グ34を収納し前記第1、第2の流体圧室38,39を
形成する空間部をフロントボディ21の内部空間に嵌挿
したアダプタリングで形成していたのに対し、このアダ
プタリングを中間ボディとなるカムケース23によって
分割構成することにより、通路溝構造を含めてポンプ構
造を簡素化し、通路孔等の加工性やポンプ全体の組立性
を向上させることができる。
【0051】さらに、従来フロントボディ21とリアボ
ディ22とをインロー結合により嵌合させていたのを止
めて、リアボディ22を軸線方向において厚肉に形成で
きるとともに、ポンプ吸込ポート50をリア側、フロン
ト側のどちらにも設けることができる。しかも、このよ
うな構成では、リアボディ22の剛性を向上させること
が可能であり、またフロントボディ21とリアボディ2
2の寸法精度を厳密にする必要がなくなり、加工が容易
となる。
ディ22とをインロー結合により嵌合させていたのを止
めて、リアボディ22を軸線方向において厚肉に形成で
きるとともに、ポンプ吸込ポート50をリア側、フロン
ト側のどちらにも設けることができる。しかも、このよ
うな構成では、リアボディ22の剛性を向上させること
が可能であり、またフロントボディ21とリアボディ2
2の寸法精度を厳密にする必要がなくなり、加工が容易
となる。
【0052】図2、図3中35aは揺動ピン35の対称
位置に設けられて前記一対の流体圧室38,39を画成
するシール材で、その両側には前記制御バルブ55から
メータリングオリフィス60a前、後の流体圧を導く通
路孔38a,39aが形成され(図3、図6、図7参
照)、さらに制御バルブ55からポンプ吸込側通路5
1,51aに至る通路孔55b(図1、図6、図8参
照)が形成されている。なお、上述したベーンタイプの
可変容量形ポンプ20において、上述した以外の構成等
は従来から広く知られているもので、具体的な説明は省
略する。
位置に設けられて前記一対の流体圧室38,39を画成
するシール材で、その両側には前記制御バルブ55から
メータリングオリフィス60a前、後の流体圧を導く通
路孔38a,39aが形成され(図3、図6、図7参
照)、さらに制御バルブ55からポンプ吸込側通路5
1,51aに至る通路孔55b(図1、図6、図8参
照)が形成されている。なお、上述したベーンタイプの
可変容量形ポンプ20において、上述した以外の構成等
は従来から広く知られているもので、具体的な説明は省
略する。
【0053】また、この実施の形態では、カムリング3
4を揺動させるための流体圧制御を行う制御バルブ55
としてスプールバルブを用いている。このスプール式の
制御バルブ55を形成するバルブ孔55aを、図1およ
び図3に示すように、前記カムケース23の一部で一端
が外表面に開口するように回転軸40の軸線方向と直交
する方向に形成し、このバルブ孔55a内に組込んだ制
御バルブ55を構成するバルブ部品を組込む。また、こ
のバルブ部品を構成するプラグ71の抜け出しを、図
3、図7(a),(e)および図11に示すように、こ
のバルブ孔55aの開口端付近にバルブ孔55aと直交
する方向(回転軸40の軸線方向)であってカムケース
23を貫通する貫通孔72aを設け、この貫通孔72a
にピン、たとえばスプリングピン72を挿入する。そし
て、このピン72の両端を、カムケース23の両端に接
合され貫通孔72aの開口端を塞ぐフロントボディ21
とリアボディ22との端面で抜け止め係止している。
4を揺動させるための流体圧制御を行う制御バルブ55
としてスプールバルブを用いている。このスプール式の
制御バルブ55を形成するバルブ孔55aを、図1およ
び図3に示すように、前記カムケース23の一部で一端
が外表面に開口するように回転軸40の軸線方向と直交
する方向に形成し、このバルブ孔55a内に組込んだ制
御バルブ55を構成するバルブ部品を組込む。また、こ
のバルブ部品を構成するプラグ71の抜け出しを、図
3、図7(a),(e)および図11に示すように、こ
のバルブ孔55aの開口端付近にバルブ孔55aと直交
する方向(回転軸40の軸線方向)であってカムケース
23を貫通する貫通孔72aを設け、この貫通孔72a
にピン、たとえばスプリングピン72を挿入する。そし
て、このピン72の両端を、カムケース23の両端に接
合され貫通孔72aの開口端を塞ぐフロントボディ21
とリアボディ22との端面で抜け止め係止している。
【0054】このような構成とすれば、スプール式制御
バルブ55のバルブ孔55aの開口端を、従来はバルブ
構成部品の組込み後に止めプラブをねじ込んで固定した
のに対し、単純なスプリングピン72で係止し、このス
プリングピン72の両端を両側のボディ21,22で抜
け止め係止することができるから、制御バルブ55の組
込み部でのねじ加工を省略でき、また小型化を図ること
ができる。
バルブ55のバルブ孔55aの開口端を、従来はバルブ
構成部品の組込み後に止めプラブをねじ込んで固定した
のに対し、単純なスプリングピン72で係止し、このス
プリングピン72の両端を両側のボディ21,22で抜
け止め係止することができるから、制御バルブ55の組
込み部でのねじ加工を省略でき、また小型化を図ること
ができる。
【0055】また、従来のようなプラグのねじ込み固定
によるゴミ、鉄粉等の異物の発生もなく、さらにスプリ
ングピン72を用いることによりバルブ構成部品のがた
付きも容易に防止することができる。
によるゴミ、鉄粉等の異物の発生もなく、さらにスプリ
ングピン72を用いることによりバルブ構成部品のがた
付きも容易に防止することができる。
【0056】また、この実施の形態では、ポンプ吐出側
とポンプ吸込側との間に設けられポンプ吐出側の流体圧
が一定圧以上になったときに作動油をポンプ吸込側にリ
リーフするリリーフバルブ74を、図8(a),(c)
および図12に示すように、前記リアボディ22に設け
ている。すなわち、このリリーフバルブ74を構成する
バルブ孔75を、リアボディ22内で一端がカムケース
23との接合面に開口する盲穴によって形成し、このバ
ルブ孔75内に組込んだバルブ構成部品74aを、カム
ケース23の接合面(あるいはフロントボディ21の一
部)で係止したものである。
とポンプ吸込側との間に設けられポンプ吐出側の流体圧
が一定圧以上になったときに作動油をポンプ吸込側にリ
リーフするリリーフバルブ74を、図8(a),(c)
および図12に示すように、前記リアボディ22に設け
ている。すなわち、このリリーフバルブ74を構成する
バルブ孔75を、リアボディ22内で一端がカムケース
23との接合面に開口する盲穴によって形成し、このバ
ルブ孔75内に組込んだバルブ構成部品74aを、カム
ケース23の接合面(あるいはフロントボディ21の一
部)で係止したものである。
【0057】ここで、上述したリアボディ22内に設け
た盲穴によるリリーフバルブ74用のバルブ孔75の一
部に、ポンプ吸込側の通路51に通路孔51b、軸孔2
2aを介して接続される通路76を接続している。な
お、76aはこの通路76をリアボディ22の外側から
機械加工で形成した孔部の開口端を閉塞する盲栓であ
る。
た盲穴によるリリーフバルブ74用のバルブ孔75の一
部に、ポンプ吸込側の通路51に通路孔51b、軸孔2
2aを介して接続される通路76を接続している。な
お、76aはこの通路76をリアボディ22の外側から
機械加工で形成した孔部の開口端を閉塞する盲栓であ
る。
【0058】さらに、上述したリアボディ22の一部に
はポンプ吐出側の流体圧が一定圧以上になった状態を検
出する圧力検知スイッチ91が設けられている。この圧
力検知スイッチ91を組込むスイッチ孔91aにおける
低圧側をポンプ吸込側に接続する通路92は、上述した
と同様にリアボディ22に前記通路孔51bを機械加工
で形成するときに、前記軸孔22aを貫通して同時に形
成し、加工性を向上させ、コスト低減を図っている(図
1、図8参照)。
はポンプ吐出側の流体圧が一定圧以上になった状態を検
出する圧力検知スイッチ91が設けられている。この圧
力検知スイッチ91を組込むスイッチ孔91aにおける
低圧側をポンプ吸込側に接続する通路92は、上述した
と同様にリアボディ22に前記通路孔51bを機械加工
で形成するときに、前記軸孔22aを貫通して同時に形
成し、加工性を向上させ、コスト低減を図っている(図
1、図8参照)。
【0059】上述した構成によれば、リリーフバルブ7
4のバルブ孔75の開口端部分に嵌挿する止めプラブ
を、従来はリアボディ22の外表面に開口する開口部へ
のねじ止めにより構成していたのに対し、Oリングを嵌
装したストレート形状のプラグ(74a)で構成し、こ
れをカムケース23またはフロントボディ21での単純
な係止で構成することが可能で、バルブ74全体の構造
を簡素化することができる。また、従来のような止めプ
ラグのねじ嵌合によるゴミ、鉄粉などの異物の発生を防
止でき、さらにプラブの軸線方向での動きも所要の位置
で係止することができる。
4のバルブ孔75の開口端部分に嵌挿する止めプラブ
を、従来はリアボディ22の外表面に開口する開口部へ
のねじ止めにより構成していたのに対し、Oリングを嵌
装したストレート形状のプラグ(74a)で構成し、こ
れをカムケース23またはフロントボディ21での単純
な係止で構成することが可能で、バルブ74全体の構造
を簡素化することができる。また、従来のような止めプ
ラグのねじ嵌合によるゴミ、鉄粉などの異物の発生を防
止でき、さらにプラブの軸線方向での動きも所要の位置
で係止することができる。
【0060】また、上述したようなリリーフバルブ74
や圧力検知スイッチ91の低圧側をポンプ吸込側に接続
する通路76,92を、リアボディ22に簡単な機械加
工で形成することにより、加工工数を削減しコスト低減
を図ることができる。ここで、圧力検知スイッチ91の
具体的な構造は省略したが、たとえば実用新案登録第2
540145号公報などを始めとする適宜の圧力検知ス
イッチ構造を採用するとよい。
や圧力検知スイッチ91の低圧側をポンプ吸込側に接続
する通路76,92を、リアボディ22に簡単な機械加
工で形成することにより、加工工数を削減しコスト低減
を図ることができる。ここで、圧力検知スイッチ91の
具体的な構造は省略したが、たとえば実用新案登録第2
540145号公報などを始めとする適宜の圧力検知ス
イッチ構造を採用するとよい。
【0061】また、前記カムケース23内で揺動ピン3
5とこれに対向する位置(シール材35a)との両側
に、前記ポンプ室36から吐出される吐出流量の大小に
応じて導入される流体圧によってカムリング34を揺動
させる第1および第2の流体圧室38,39を形成して
いる。そして、この実施の形態では、これらの流体圧室
のうち、第2の流体圧室39側に設けられカムリング3
4をポンプ室36の容積が最大となる方向に付勢力を与
える付勢手段として用いるコイルばね37を、ポンプボ
ディ(カムケース23)の外表面から穿設した孔部94
内に設ける。さらに、この孔部94にポンプ吐出側の圧
油の吐出口(吐出ポート59)を形成する吐出側コネク
タ58を設けている。
5とこれに対向する位置(シール材35a)との両側
に、前記ポンプ室36から吐出される吐出流量の大小に
応じて導入される流体圧によってカムリング34を揺動
させる第1および第2の流体圧室38,39を形成して
いる。そして、この実施の形態では、これらの流体圧室
のうち、第2の流体圧室39側に設けられカムリング3
4をポンプ室36の容積が最大となる方向に付勢力を与
える付勢手段として用いるコイルばね37を、ポンプボ
ディ(カムケース23)の外表面から穿設した孔部94
内に設ける。さらに、この孔部94にポンプ吐出側の圧
油の吐出口(吐出ポート59)を形成する吐出側コネク
タ58を設けている。
【0062】このような構成によれば、カムリング34
を付勢するコイルばね37の組込み部と吐出側コネクタ
58とを併用することができるため、従来に比べて加工
工数を削減でき、コスト低減を図ることができるばかり
でなく、ポンプ全体の小型化も可能であり、さらに構成
部品点数の削減によるコスト低減も達成することができ
る。
を付勢するコイルばね37の組込み部と吐出側コネクタ
58とを併用することができるため、従来に比べて加工
工数を削減でき、コスト低減を図ることができるばかり
でなく、ポンプ全体の小型化も可能であり、さらに構成
部品点数の削減によるコスト低減も達成することができ
る。
【0063】また、この実施の形態では、フロントボデ
ィ21のカムケース23側に接する位置に内設されその
背面側にポンプ吐出側圧油を導く吐出室25を形成する
プレッシャプレート31において、このプレッシャプレ
ートの背面とフロントボディ21との間でポンプ室36
のポンプ吸込側領域36Aに対向する位置に、図1およ
び図4に示すように、低圧油圧を導く低圧室80をくぼ
み部によって設けている。ここで、図中81は上述した
低圧室80を吐出室25側からシールする略弓形形状を
呈するOリングである。
ィ21のカムケース23側に接する位置に内設されその
背面側にポンプ吐出側圧油を導く吐出室25を形成する
プレッシャプレート31において、このプレッシャプレ
ートの背面とフロントボディ21との間でポンプ室36
のポンプ吸込側領域36Aに対向する位置に、図1およ
び図4に示すように、低圧油圧を導く低圧室80をくぼ
み部によって設けている。ここで、図中81は上述した
低圧室80を吐出室25側からシールする略弓形形状を
呈するOリングである。
【0064】このような構造によれば、ロータ33とカ
ムリング34とによって形成するポンプ室36に接する
プレッシャプレート31の両面での油圧バランスをと
り、プレート31の変形を防止することができ、このプ
レッシャプレート31やリアボディ22のロータ33や
カムリング34とのかじり、焼付きを防止することがで
きる。
ムリング34とによって形成するポンプ室36に接する
プレッシャプレート31の両面での油圧バランスをと
り、プレート31の変形を防止することができ、このプ
レッシャプレート31やリアボディ22のロータ33や
カムリング34とのかじり、焼付きを防止することがで
きる。
【0065】また、上述したような低圧油圧用の低圧室
80となるくぼみ部による領域の面積の割合いを適宜選
定することによって、プレッシャプレート31に適度な
変形を生じさせることが可能であり、この変形状態を巧
みに利用してポンプ室を構成するカムリング34等との
圧接度合いを調整することができ、たとえば高圧時の内
部洩れ量を減少させることができる。なお、図1、図4
中符号82はオイルシール43部分への洩れ作動油をポ
ンプ吸込側に還流させるための戻り通路である。また、
図1、図10中83,83aは上述した低圧部80を、
ポンプ吸込側に接続し低圧状態に保つための通路孔と吸
込側開口となる凹溝である。さらに、図中31bはプレ
ッシャプレート31の軸孔、31cは前記ベーン33a
の基端部にポンプ吐出側圧力を導入するために孔部31
aを介して接続されている溝部である。
80となるくぼみ部による領域の面積の割合いを適宜選
定することによって、プレッシャプレート31に適度な
変形を生じさせることが可能であり、この変形状態を巧
みに利用してポンプ室を構成するカムリング34等との
圧接度合いを調整することができ、たとえば高圧時の内
部洩れ量を減少させることができる。なお、図1、図4
中符号82はオイルシール43部分への洩れ作動油をポ
ンプ吸込側に還流させるための戻り通路である。また、
図1、図10中83,83aは上述した低圧部80を、
ポンプ吸込側に接続し低圧状態に保つための通路孔と吸
込側開口となる凹溝である。さらに、図中31bはプレ
ッシャプレート31の軸孔、31cは前記ベーン33a
の基端部にポンプ吐出側圧力を導入するために孔部31
aを介して接続されている溝部である。
【0066】さらに、この実施の形態では、上述したプ
レッシャプレート31において、図1、図10(a),
(b)に示すようにポンプ室36のポンプ吸込側領域3
6A、ポンプ吐出側領域36Bに対応して前記プレッシ
ャプレート31に形成したポンプ吸込側開口83a、ポ
ンプ吐出側開口53の少なくともいずれか一方(ここで
はポンプ吐出側開口54)に橋絡部54aを設けてい
る。これらの橋絡部54aは、ポンプ吸込側開口52と
なる凹溝83a、ポンプ吐出側開口53の凹溝53aに
おいてポンプ室36側の端面から離れた位置に設けられ
ている。
レッシャプレート31において、図1、図10(a),
(b)に示すようにポンプ室36のポンプ吸込側領域3
6A、ポンプ吐出側領域36Bに対応して前記プレッシ
ャプレート31に形成したポンプ吸込側開口83a、ポ
ンプ吐出側開口53の少なくともいずれか一方(ここで
はポンプ吐出側開口54)に橋絡部54aを設けてい
る。これらの橋絡部54aは、ポンプ吸込側開口52と
なる凹溝83a、ポンプ吐出側開口53の凹溝53aに
おいてポンプ室36側の端面から離れた位置に設けられ
ている。
【0067】ここで、上述した図10(a),(b)で
は、ポンプ吐出側開口53となる弓形状凹溝53aにお
いて、円弧状の貫通穴を貫通通路孔(図中符号54を付
した部分)として形成しているが、これに限定されず、
同図(c)に示すように構成してもよい。すなわち、こ
の図10(c)では、ポンプ吐出側開口54(あるいは
ポンプ吸込側開口52)を複数の円形孔54によって形
成することにより、各円形孔54間を橋絡部54aとし
ている。
は、ポンプ吐出側開口53となる弓形状凹溝53aにお
いて、円弧状の貫通穴を貫通通路孔(図中符号54を付
した部分)として形成しているが、これに限定されず、
同図(c)に示すように構成してもよい。すなわち、こ
の図10(c)では、ポンプ吐出側開口54(あるいは
ポンプ吸込側開口52)を複数の円形孔54によって形
成することにより、各円形孔54間を橋絡部54aとし
ている。
【0068】このような構成によれば、ポンプ室36の
ポンプ吸込側領域36A、ポンプ吐出側領域36Bに対
応してプレッシャプレート31に略円弧状を呈する形状
で形成したポンプ吸込側開口52、ポンプ吐出側開口5
3の存在によるプレッシャプレート31の剛性の低下を
橋絡部54aによって防ぎ、その剛性を確保することが
できる。
ポンプ吸込側領域36A、ポンプ吐出側領域36Bに対
応してプレッシャプレート31に略円弧状を呈する形状
で形成したポンプ吸込側開口52、ポンプ吐出側開口5
3の存在によるプレッシャプレート31の剛性の低下を
橋絡部54aによって防ぎ、その剛性を確保することが
できる。
【0069】この橋絡部54aの数や形成位置は、プレ
ッシャプレート31の剛性との関係で任意に選択すると
よい。また、このような橋絡部54aを有するポンプ吸
込側開口52、ポンプ吐出側開口53は、金型(または
鋳型)によって任意の形状をもつものを形成することが
できる。特に、円形孔54による組み合わせで形成する
と、プレッシャプレート31を形成する際の単純な型抜
き穴(鋳抜き穴部)として形成することができ、コスト
的に有利である。
ッシャプレート31の剛性との関係で任意に選択すると
よい。また、このような橋絡部54aを有するポンプ吸
込側開口52、ポンプ吐出側開口53は、金型(または
鋳型)によって任意の形状をもつものを形成することが
できる。特に、円形孔54による組み合わせで形成する
と、プレッシャプレート31を形成する際の単純な型抜
き穴(鋳抜き穴部)として形成することができ、コスト
的に有利である。
【0070】なお、本発明は上述した実施の形態構造に
限定されず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更す
ることは自由であり、種々の変形例が考えられる。たと
えば上述した実施の形態では、ポンプ吸込ポート50を
リアボディ22に形成した例を説明したが、本発明はこ
れに限らず、図13に示すようにフロントボディ21側
に設け、カムケース23に設けた制御バルブ55を構成
するバルブ孔55aの低圧部を通してリアボディ22に
設けた吸込側通路51に接続する構造としてもよい。こ
こで、50bはフロントボディ21の吸込ポート50を
カムケース23側に導く通路孔である。
限定されず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更す
ることは自由であり、種々の変形例が考えられる。たと
えば上述した実施の形態では、ポンプ吸込ポート50を
リアボディ22に形成した例を説明したが、本発明はこ
れに限らず、図13に示すようにフロントボディ21側
に設け、カムケース23に設けた制御バルブ55を構成
するバルブ孔55aの低圧部を通してリアボディ22に
設けた吸込側通路51に接続する構造としてもよい。こ
こで、50bはフロントボディ21の吸込ポート50を
カムケース23側に導く通路孔である。
【0071】ここで、上述した図13では、リアボディ
22内に設けた盲穴によるリリーフバルブ74用のバル
ブ孔75の一部をポンプ吸込側に接続する通路76を、
リアボディ22を鋳造で形成するときの中子鋳出し穴で
形成している。このようにすると、図13および図14
(a),(b),(c)に示すように、リアボディ22
における通路孔等の機械加工を最小限とし加工上有利で
あるとともに、図12に比べて盲栓76aも不要となる
等の利点がある。さらに、図12と図14との比較から
明らかな通り、通路構造の自由度も増える。
22内に設けた盲穴によるリリーフバルブ74用のバル
ブ孔75の一部をポンプ吸込側に接続する通路76を、
リアボディ22を鋳造で形成するときの中子鋳出し穴で
形成している。このようにすると、図13および図14
(a),(b),(c)に示すように、リアボディ22
における通路孔等の機械加工を最小限とし加工上有利で
あるとともに、図12に比べて盲栓76aも不要となる
等の利点がある。さらに、図12と図14との比較から
明らかな通り、通路構造の自由度も増える。
【0072】さらに、上述したリアボディ22の一部に
ポンプ吐出側の流体圧が一定圧以上になった状態を検出
するように設けた圧力検知スイッチ91を組込むスイッ
チ孔91aにおける低圧側をポンプ吸込側に接続する通
路92も、上述したと同様にリアボディ22を鋳造で形
成するときの中子鋳出し穴で形成すると、加工性の面で
優れ、コスト低減を図ることができる。
ポンプ吐出側の流体圧が一定圧以上になった状態を検出
するように設けた圧力検知スイッチ91を組込むスイッ
チ孔91aにおける低圧側をポンプ吸込側に接続する通
路92も、上述したと同様にリアボディ22を鋳造で形
成するときの中子鋳出し穴で形成すると、加工性の面で
優れ、コスト低減を図ることができる。
【0073】上述したようにリリーフバルブ74や圧力
検知スイッチ91の低圧側をポンプ吸込側に接続する通
路76,92を、鋳造で形成するリアボディ22に中子
鋳出しでもって同時に形成することにより、加工工数を
削減し、コスト低減を図ることができる。
検知スイッチ91の低圧側をポンプ吸込側に接続する通
路76,92を、鋳造で形成するリアボディ22に中子
鋳出しでもって同時に形成することにより、加工工数を
削減し、コスト低減を図ることができる。
【0074】また、前述した実施の形態では、ポンプ吐
出ポート59を有するポンプ吐出側コネクタ58とし
て、図3に示ようにポンプ吐出ポート59をコネクタ5
8の軸線方向に直交する方向に開口させた形状のものを
用いた場合を説明したが、本発明はこれに限らず、図1
5に示すようにコネクタ58の軸線方向にポンプ吐出ポ
ート59を開口させた単純な形状のものを用いてもよ
い。
出ポート59を有するポンプ吐出側コネクタ58とし
て、図3に示ようにポンプ吐出ポート59をコネクタ5
8の軸線方向に直交する方向に開口させた形状のものを
用いた場合を説明したが、本発明はこれに限らず、図1
5に示すようにコネクタ58の軸線方向にポンプ吐出ポ
ート59を開口させた単純な形状のものを用いてもよ
い。
【0075】さらに、上述した構成によるベーンタイプ
の可変容量形ポンプ20としては、上述した実施の形態
構造に限定されないことは勿論、上述した実施の形態で
説明したパワーステアリング装置以外にも、各種の機
器、装置に適用してもよい。
の可変容量形ポンプ20としては、上述した実施の形態
構造に限定されないことは勿論、上述した実施の形態で
説明したパワーステアリング装置以外にも、各種の機
器、装置に適用してもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る可変容
量形ポンプによれば、フロントボディおよびリアボディ
とその間に介装した中間ボディとしてのカムケースとの
組立時の位置決め手段の一つとして、カムケース内でカ
ムリングを揺動可能に支持する揺動ピンを用いているの
で、位置決め部品として既存の部品を利用しているか
ら、ポンプの構成部品点数を削減し、しかもカムケース
と両ボディとの接合面での面方向や周方向における位置
決めを確実に行える。
量形ポンプによれば、フロントボディおよびリアボディ
とその間に介装した中間ボディとしてのカムケースとの
組立時の位置決め手段の一つとして、カムケース内でカ
ムリングを揺動可能に支持する揺動ピンを用いているの
で、位置決め部品として既存の部品を利用しているか
ら、ポンプの構成部品点数を削減し、しかもカムケース
と両ボディとの接合面での面方向や周方向における位置
決めを確実に行える。
【0077】また、本発明によれば、他の位置決め手段
として、両ボディとカムケースとを締結する手段である
リーマボルトを用いていることから、ポンプ構成部品点
数の削減を図れるとともに、リーマボルトによって両ボ
ディとカムケースに作用する偏荷重を確実に受けること
ができ、ポンプとしての組立時を始めとし動作上での信
頼性をも確保することができる。
として、両ボディとカムケースとを締結する手段である
リーマボルトを用いていることから、ポンプ構成部品点
数の削減を図れるとともに、リーマボルトによって両ボ
ディとカムケースに作用する偏荷重を確実に受けること
ができ、ポンプとしての組立時を始めとし動作上での信
頼性をも確保することができる。
【0078】また、本発明によれば、揺動ピンとして機
能する位置決めピンを用いることにより、コスト的には
好ましくないリーマボルトを用いなくとも、両ボディと
カムケースとを簡単に位置決めして組立てることもでき
る。このとき、位置決めピンの差し込み穴を両ボディや
カムケースを精密鋳造する際に穿けた穴を用いれば加工
上有利となる。また、このようにすると、締結ボルトは
自由に締付けできるから、組立時の作業性の面で有利と
なる。
能する位置決めピンを用いることにより、コスト的には
好ましくないリーマボルトを用いなくとも、両ボディと
カムケースとを簡単に位置決めして組立てることもでき
る。このとき、位置決めピンの差し込み穴を両ボディや
カムケースを精密鋳造する際に穿けた穴を用いれば加工
上有利となる。また、このようにすると、締結ボルトは
自由に締付けできるから、組立時の作業性の面で有利と
なる。
【0079】また、本発明によれば、従来カムリングを
収納し第1、第2の流体圧室を形成する空間部をフロン
トボディの内部空間に嵌挿したアダプタリングで形成し
ていたのに対し、このアダプタリングを中間ボディとな
るカムケースによって構成することにより、ポンプ構造
を簡素化し、各部の加工や組立てが容易となる。
収納し第1、第2の流体圧室を形成する空間部をフロン
トボディの内部空間に嵌挿したアダプタリングで形成し
ていたのに対し、このアダプタリングを中間ボディとな
るカムケースによって構成することにより、ポンプ構造
を簡素化し、各部の加工や組立てが容易となる。
【0080】また、本発明によれば、盲栓等も省略でき
るために大幅なコスト低減を図ることができる。さら
に、上述した盲栓部分での油洩れの不安を解消すること
ができ、信頼性が向上する。
るために大幅なコスト低減を図ることができる。さら
に、上述した盲栓部分での油洩れの不安を解消すること
ができ、信頼性が向上する。
【0081】また、本発明によれば、リアボディを厚肉
に形成できるから、ポンプの吸込口をリア側、フロント
側のどちらに設けてもよい。そして、このような構造で
は、リアボディの剛性を向上させることができるから、
フロントおよびリアボディの寸法精度を厳密にする必要
がなくなり加工が容易となる。
に形成できるから、ポンプの吸込口をリア側、フロント
側のどちらに設けてもよい。そして、このような構造で
は、リアボディの剛性を向上させることができるから、
フロントおよびリアボディの寸法精度を厳密にする必要
がなくなり加工が容易となる。
【0082】また、本発明によれば、スプール式制御バ
ルブのバルブ孔の開口端を、単純なスプリングピン等の
ようなピンによって係止できるから、制御バルブの組込
み部でのねじ加工を省略でき、また小型化を図ることが
できる。したがって、カムケースの薄型化、軽量化を図
れる。また、従来のようなプラグをねじ込み固定するこ
とにより生じていたゴミ、鉄粉等の異物の発生問題もな
くなり、さらに係止用のピンとしてスプリングピンを用
いればバルブ構成部品のがた付きも容易に防止すること
ができる。
ルブのバルブ孔の開口端を、単純なスプリングピン等の
ようなピンによって係止できるから、制御バルブの組込
み部でのねじ加工を省略でき、また小型化を図ることが
できる。したがって、カムケースの薄型化、軽量化を図
れる。また、従来のようなプラグをねじ込み固定するこ
とにより生じていたゴミ、鉄粉等の異物の発生問題もな
くなり、さらに係止用のピンとしてスプリングピンを用
いればバルブ構成部品のがた付きも容易に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る可変容量形ポンプの一つの実施
の形態を示し、要部構成の縦断面図である。
の形態を示し、要部構成の縦断面図である。
【図2】 図1のII−II線で断面した可変容量形ポンプ
のポンプ室付近の横断面図である。
のポンプ室付近の横断面図である。
【図3】 図1のIII−III線で断面した可変容量形ポン
プのポンプ室付近の横断面図である。
プのポンプ室付近の横断面図である。
【図4】 図1のIV−IV線で断面した可変容量形ポンプ
のフロントボディ側の側面図である。
のフロントボディ側の側面図である。
【図5】 図1の可変容量形ポンプにおいて、(a)は
フロントボディ側から見た側面図、(b)は(a)のV
−V線断面図、(c)は(b)に対応する従来例を説明
するための図である。
フロントボディ側から見た側面図、(b)は(a)のV
−V線断面図、(c)は(b)に対応する従来例を説明
するための図である。
【図6】 図1の可変容量形ポンプにおいて、(a)は
カムケースの正面図、(b)はそのVI−VI線断面図であ
る。
カムケースの正面図、(b)はそのVI−VI線断面図であ
る。
【図7】 図1の可変容量形ポンプにおいて、(a)は
カムケースの要部断面図、(b)〜(e)は(a)にお
けるB−B線、C−C線、D−D線、E−E線断面図で
ある。
カムケースの要部断面図、(b)〜(e)は(a)にお
けるB−B線、C−C線、D−D線、E−E線断面図で
ある。
【図8】 図1の可変容量形ポンプにおいて、(a)は
リアボディのカムケースとの接合面から見た側面図、
(b)はそのVIIIb−VIIIb線での断面図、(c)は
(a)のVIIIc−VIIIc線での要部断面図である。
リアボディのカムケースとの接合面から見た側面図、
(b)はそのVIIIb−VIIIb線での断面図、(c)は
(a)のVIIIc−VIIIc線での要部断面図である。
【図9】 図1の可変容量形ポンプのリアボディ側の側
面図である。
面図である。
【図10】 図1の可変容量形ポンプにおいて、(a)
はプレッシャプレートのポンプ室側の側面図、(b)は
その側断面図、(c)は(b)の変形例を示す図であ
る。
はプレッシャプレートのポンプ室側の側面図、(b)は
その側断面図、(c)は(b)の変形例を示す図であ
る。
【図11】 図5におけるXI−XI線断面図である。
【図12】 図9におけるXII−XII線断面図およびその
要部の拡大断面図である。
要部の拡大断面図である。
【図13】 本発明に係る可変容量形ポンプの変形例を
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図14】 本発明に係る可変容量形ポンプの別の実施
の形態を示し、(a)はリアボディのカムケースとの接
合面から見た側面図、(b)はその側断面図、(c)は
リリーフバルブ組込み部の要部断面図である。
の形態を示し、(a)はリアボディのカムケースとの接
合面から見た側面図、(b)はその側断面図、(c)は
リリーフバルブ組込み部の要部断面図である。
【図15】 本発明に係る可変容量形ポンプのさらに別
の実施の形態を示す側断面図である。
の実施の形態を示す側断面図である。
【図16】 従来の可変容量形ポンプの要部構造を説明
するための説明図である。
するための説明図である。
20…ベーンタイプの可変容量形ポンプ、21…フロン
トボディ(ポンプボディ)、21a…小径部分、21b
…軸孔、22…リアボディ(ポンプボディ)、23…カ
ムケース(中間ボディ)、24…円形空間、24a…環
状凹部、25…吐出室(ポンプ吐出側圧力室)、30…
ポンプ構成要素、31…プレッシャプレート、31a…
孔部、31b…軸孔、32…収納空間、33…ロータ、
33a…ベーン、34…カムリング、35…揺動ピン、
36(36A,36B)…ポンプ室(ポンプ吸込側領
域、ポンプ吐出側領域)、37…コイルばね(付勢手
段)、38,39…第1、第2の流体圧室、40…ドラ
イブシャフト(回転軸)、41,42…ブッシュ、43
…オイルシール、44…プーリ、45…締結ボルト(締
結手段)、45A…リーマボルト、45B…リーマ穴、
46…位置決めピン、47…Oリング、50…ポンプ吸
込ポート、50a…ポンプ吸込側コネクタ、51…ポン
プ吸込側通路、51a,51b…通路、52…ポンプ吸
込側開口、53…ポンプ吐出側開口、53a…凹溝、5
4…吐出側通路、54a…橋絡部、55…制御バルブ、
55a…バルブ孔、55b…通路、56,57…油圧通
路、58…ポンプ吐出側コネクタ、59…ポンプ吐出側
ポート、60…吐出側通路(流体通路孔)、60a…メ
ータリングオリフィス、71…プラグ、72…スプリン
グピン(ピン)、74…リリーフバルブ、74a…バル
ブ構成部品、75…バルブ孔(盲孔)、76…通路、8
0…低圧室、81…Oリング、83…通路孔、83a…
凹溝、91…圧力検知スイッチ、91a…スイッチ孔、
92…通路。
トボディ(ポンプボディ)、21a…小径部分、21b
…軸孔、22…リアボディ(ポンプボディ)、23…カ
ムケース(中間ボディ)、24…円形空間、24a…環
状凹部、25…吐出室(ポンプ吐出側圧力室)、30…
ポンプ構成要素、31…プレッシャプレート、31a…
孔部、31b…軸孔、32…収納空間、33…ロータ、
33a…ベーン、34…カムリング、35…揺動ピン、
36(36A,36B)…ポンプ室(ポンプ吸込側領
域、ポンプ吐出側領域)、37…コイルばね(付勢手
段)、38,39…第1、第2の流体圧室、40…ドラ
イブシャフト(回転軸)、41,42…ブッシュ、43
…オイルシール、44…プーリ、45…締結ボルト(締
結手段)、45A…リーマボルト、45B…リーマ穴、
46…位置決めピン、47…Oリング、50…ポンプ吸
込ポート、50a…ポンプ吸込側コネクタ、51…ポン
プ吸込側通路、51a,51b…通路、52…ポンプ吸
込側開口、53…ポンプ吐出側開口、53a…凹溝、5
4…吐出側通路、54a…橋絡部、55…制御バルブ、
55a…バルブ孔、55b…通路、56,57…油圧通
路、58…ポンプ吐出側コネクタ、59…ポンプ吐出側
ポート、60…吐出側通路(流体通路孔)、60a…メ
ータリングオリフィス、71…プラグ、72…スプリン
グピン(ピン)、74…リリーフバルブ、74a…バル
ブ構成部品、75…バルブ孔(盲孔)、76…通路、8
0…低圧室、81…Oリング、83…通路孔、83a…
凹溝、91…圧力検知スイッチ、91a…スイッチ孔、
92…通路。
Claims (7)
- 【請求項1】 ベーンを有するロータを一側寄りに片寄
らせた状態でこのロータとの間にポンプ室を形成するカ
ムリングと、 このカムリングの周囲に嵌装されカムリングの外周面の
周方向の一部に軸線方向に沿って配置した揺動ピンを支
点として前記ポンプ室の容積が変動するように揺動可能
に支持し前記ポンプ室の容積が最大となる方向に付勢し
ているカムケースと、 このカムケースの軸線方向の両端側に配置されてポンプ
ボディを構成するフロントボディおよびリアボディと、 これら両ボディに軸支されることにより前記ロータを回
転させる回転軸と、 前記両ボディとカムケースとを組立時に位置決めするた
めの位置決め手段とを備え、 この位置決め手段の一つとして前記揺動ピンを用いたこ
とを特徴とする可変容量形ポンプ。 - 【請求項2】 請求項1記載の可変容量形ポンプにおい
て、 前記カムケースを前記両ボディにより挟み込んだ状態で
これらを一体に連結する締結手段を備え、 この締結手段の少なくとも一つをリーマ穴に螺入するリ
ーマボルトとし、このリーマボルトを前記揺動ピンとと
もに、前記両ボディとカムケースとを位置決めするため
の位置決め手段として用いたことを特徴とする可変容量
形ポンプ。 - 【請求項3】 請求項1記載の可変容量形ポンプにおい
て、 前記両ボディとカムケースとを、前記揺動ピンとともに
位置決めするための位置決め手段として位置決めピンを
設けたことを特徴とする可変容量形ポンプ。 - 【請求項4】 請求項3記載の可変容量形ポンプにおい
て、 位置決めピンを、フロントボディとカムケースとの間、
カムケースとリアボディとの間に設けたことを特徴とす
る可変容量形ポンプ。 - 【請求項5】 ベーンを有するロータを一側寄りに片寄
らせた状態でこのロータとの間にポンプ室を形成するカ
ムリングと、 このカムリングの周囲に嵌装されカムリングの外周面の
周方向の一部に軸線方向に沿って配置した揺動ピンを支
点として前記ポンプ室の容積が変動するように揺動可能
に支持し前記ポンプ室の容積が最大となる方向に付勢し
ているカムケースと、 このカムケースを中間ボディとしその軸線方向の両端側
に配置されてポンプボディを構成するフロントボディお
よびリアボディと、 これら両ボディに軸支されることにより前記ロータを回
転させる回転軸と、 前記フロントボディの内部に設けられ前記ポンプ室から
の吐出圧が導かれる高圧室と、 前記カムケースの内部に形成した高圧部とを備え、 前記フロントボディ内部の高圧室から前記カムケースと
の接合面となる端面に開口させた斜め穴と、前記カムケ
ースの端面と前記高圧部とを接続する孔とによって高圧
側の油圧通路を形成したことを特徴とする可変容量形ポ
ンプ。 - 【請求項6】 請求項5記載の可変容量形ポンプにおい
て、 前記カムリングを揺動させるための制御バルブを前記カ
ムケースに設け、 前記フロントボディ内部の高圧室から前記カムケースと
の接合面となる端面に開口させた斜め穴と、前記カムケ
ースの端面と前記制御バルブとを接続する孔とによって
高圧側の油圧通路を形成したことを特徴とする可変容量
形ポンプ。 - 【請求項7】 ベーンを有するロータを一側寄りに片寄
らせた状態でこのロータとの間にポンプ室を形成するカ
ムリングと、 このカムリングの周囲に嵌装されカムリングの外周面の
周方向の一部に軸線方向に沿って配置した揺動ピンを支
点として前記ポンプ室の容積が変動するように揺動可能
に支持し前記ポンプ室の容積が最大となる方向に付勢し
ているカムケースと、 このカムケースを中間ボディとしその軸線方向の両端側
に配置されてポンプボディを構成するフロントボディお
よびリアボディと、 これら両ボディに軸支されることにより前記ロータを回
転させる回転軸と、 前記カムリングを揺動させるためのスプール式の制御バ
ルブとを備え、 前記スプール式の制御バルブを形成するバルブ孔を、前
記カムケースにその一端が開口するように形成し、 このバルブ孔の開口端付近にバルブ孔と直交する方向で
あって前記カムケースを貫通する孔を設け、この孔にピ
ンを挿入したことを特徴とする可変容量形ポンプ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9254852A JPH1193862A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 可変容量形ポンプ |
US09/145,264 US6042343A (en) | 1997-09-19 | 1998-09-02 | Variable displacement pump |
KR1019980038764A KR100325764B1 (ko) | 1997-09-19 | 1998-09-18 | 가변용량형펌프 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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