JP2008238462A - 駆動回路付き配線基板の構造および液滴吐出ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、高密度な接続電極の配置に対して配線する。
【解決手段】基板1が表面層2と内面層3、4からなる積層基板であって、その一側端が内面層3を露出する第1の部分S1と、内面層3の残部の上に表面層2が積層されている第2の部分S2とを備える。第1の部分S1および第2の部分S2の境界部分付近であって第2の部分S2に対し駆動回路12が実装される。複数の配線13A,13Bのうちの一部の配線13Bは、表面層2上に形成される複数の第2の中継電極14Bと、複数の層を貫通するスルーホール15Bに充填される導電材料とを介して、内面層4の下面側の一部の接続電極11Bに接続され、残部の配線13Aは、内面層3上に形成される複数の第1の中継電極14Aと、複数の層の一部を貫通するスルーホール15Aに充填される導電材料とを介して、残部の接続電極11Aに接続されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、駆動回路付き配線基板の構造および液滴吐出ヘッドに関するものである。
従来より、媒体に対し液滴を吐出する液滴吐出ヘッドとして、例えば記録用紙等にインクを吐出するインクジェットヘッドが知られている。そのインクジェットヘッドは、インクを吐出するノズルとノズルに連通する圧力室とを備えた流路ユニットと、圧力室内のインクに吐出エネルギーを付与して、圧力室の容積を変化させる圧電式のアクチュエータとを備えるものである。
圧電式のアクチュエータは、複数の圧力室に跨る圧電シートと、複数の圧力室(ノズル)に夫々対向する位置に設けられた複数の個別電極と、複数の個別電極に圧電シートを介して対向する共通電極とを有する。そして、個別電極に駆動電圧(駆動信号)が印加されたときには、その個別電極と共通電極との間に挟まれた圧電シートの部分に対してその厚み方向に電界が作用するため、この部分の圧電シートが変形して圧力室の容積が変化し、圧力室内のインクに圧力(吐出エネルギー)が付与される。
アクチュエータには、駆動回路を実装したフレキシブルプリント配線基板(FPC:Flexible Printed Circuit)が設けられていて、駆動回路から駆動電圧を印加する個別電極に印字信号を供給している。そのため、例えば、個別電極と電気的に接続される複数の端子と、これらの端子を介して個別電極の各々に駆動回路からの信号を供給するための複数の配線が形成されている。
上述のようなインクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンタは、近年、小型でかつ画像の高解像度化、高速印字の要求に対応するため、インクジェットヘッドのノズルおよび圧力室が高密度に配置することが求められる。そのため、ノズルに対応するFPCの個別電極の数(圧力室の数)も多数になり、個別電極と接続する多数の配線も高密度なものとなるため、それらの形成には微細な加工が要求される。特に特許文献1のような、駆動回路の側向に対して並列に並んだ複数のノズルが配列されたインクジェットヘッドにおいては、FPCの配線は、駆動回路から遠い側のノズルに対応する個別電極の端子から引き出される配線は、駆動回路から近い側のノズルに対応する個別電極の端子間を通って駆動回路に配線されるため、駆動回路から近い側のノズルに対応する個別電極の端子間においては、その配線密度が非常に高密度で狭ピッチのものとなっていた。そのため、特許文献1では、電極の配置を工夫することで高密度化に対応させることが提案されている。しかしながら、小型でかつ高密度な配線をFPCに形成するには、製造上限界があり、また、FPCは高価なものであるため、インクジェットヘッドにかかるコストが高くなる原因の1つになっている。
そこで、チップ(駆動回路)下面に2次元状のアレイバンプを形成し、その直下にスルーホールを形成して多層基板の中間層を通じてチップ実装面と反対側のアクチュエータに接続することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−161760号公報 特開2006−103117号公報(段落0040および図10)
前記特許文献2記載のものでは、駆動回路の下面のバンプピッチが、例えば30〜50μ程度までは微細化できるが、前記駆動回路とは反対側の面に配置される接続電極に接続するためのスルーホールのピッチは0.3mm程度しか微細化できない。接続電極(スルーホール)を高密度に配置して配線しようとすれば、スルーホールのピッチに合うように駆動回路のサイズを大きくする必要があり、コストアップの原因となる。また、前記特許文献2記載のものでは、多数の配線層を使用するため、その点からもコストアップの原因となる。
そこで、本発明は、低コストで、高密度な接続電極の配置に対して配線することができる駆動回路付き配線基板の構造および液滴吐出ヘッドを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、最も上側に配置される表面層とそれ以外の内面層とを含む複数の層が積層された積層基板であって、その下面側に複数の接続電極を有し、上面側に駆動回路が実装され、前記複数の接続電極に対し前記駆動回路からの複数の信号を供給するための複数の配線を備える駆動回路付き配線基板の構造において、前記積層基板の一側端は、前記内面層の一部が露出した第1の部分と、前記内面層の残部の上に前記表面層が積層されている第2の部分とを備え、前記第1の部分および第2の部分の境界部分付近であって前記第1の部分または第2の部分のいずれか一方に対し前記駆動回路が実装され、前記駆動回路からの複数の信号を供給するための複数の配線のうちの一部の配線は、前記表面層上に形成される複数の第2の中継電極と、前記複数の層を貫通する導電部とを介して、前記複数の接続電極の一部に接続され、前記複数の配線のうちの残部の配線は、前記内面層上のいずれかに形成される複数の第1の中継電極と、前記複数の層の一部を貫通する導電部とを介して、前記複数の接続電極の残部に接続されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、配線基板の一側端において、内面層の一部を露出した第1の部分と、内面層の残部の上に表面層が積層された第2の部分とを備え、駆動回路がその境界部分付近のいずれか一方に実装され、駆動回路からの複数の信号を供給するための複数の配線のうちの一部の配線は、前記表面層上に形成される複数の第2の中継電極と、前記複数の層を貫通する導電部とを介して、前記複数の接続電極の一部に接続されている一方、前記複数の配線のうちの残部の配線は、前記内面層上のいずれかに形成される複数の第1の中継電極と、前記複数の層の一部を貫通する導電部とを介して、前記複数の接続電極の残部に接続されているので、駆動回路からの複数の信号を供給するための複数の配線が、表面層とそれの下側の内面層のいずれかとに分散され、各層における配線密度を減少させ、配線ピッチを広くすることができる。よってFPCを用いなくても、低コストで、高密度な接続電極の配置に対して配線される。
請求項2に記載のように、請求項1の駆動回路付き配線基板の構造において、前記複数の接続電極は、前記積層基板の前記第2の部分に対応する下面側に複数配列されていて、平面視で、前記第2の中継電極は前記駆動回路から遠い側の接続電極の列に、前記第1の中継電極は前記駆動回路に近い側の接続電極の列にそれぞれ接続されている構成とすることができる。
このようにすれば、第2の部分の表面層において、駆動回路に近い側の接続電極についての第1の中継電極を設ける必要がなくなるので、駆動回路から、遠い側の第2の中継電極への配線が容易となり、接続する電極の数が増え、高密度化しても、小型でかつ配線ピッチが広い配線基板を提供することができる。
請求項3に記載のように、請求項1の駆動回路付き配線基板の構造において、前記複数の接続電極は、前記積層基板の前記第2の部分に対応する下面側に複数配列されていて、平面視で、前記第2の中継電極に接続する接続電極の列と、前記第1の中継電極に接続する接続電極の列とは、前記配列方向において交互に配置されている構成とすることができる。
このようにすれば、第1の部分の内面層や第2の部分の表面層において、第2の中継電極の列や第1の中継電極の列が間隔を開けて配置されることになり、各層における中継電極への配線が比較的容易となり、配線ピッチを広くすることができる。
請求項4に記載のように、請求項1の駆動回路付き配線基板の構造において、前記複数の接続電極は、前記積層基板の下面側に、平面視で、前記駆動回路を挟んで複数配列されていて、前記第2の中継電極は前記第2の部分に対応する前記表面層上に、前記第1の中継電極は、前記第1の部分に対応する前記表面層を除去した内面層上にそれぞれ配置されている構成とすることができる。
このようにすれば、第1の部分に対応する内面層と第2の部分に対応する表面層に、第1の中継電極と第2の中継電極とが分散され、間隔を開けて配置されることになり、各層における中継電極への配線が容易となり、配線ピッチを広くすることができる。
請求項5に記載のように、請求項1の駆動回路付き配線基板の構造において、前記複数の接続電極は、前記第2の部分と、前記駆動回路が配置されている前記境界部分付近とを含む前記積層基板の下面側に、複数配列されていて、前記第2の中継電極は前記第2の部分に対応する前記表面層上に、前記第1の中継電極は、前記駆動回路が配置された前記境界部分付近に対応する前記表面層を除去した内面層上にそれぞれ配置されている構成とすることができる。
このようにすれば、前記駆動回路が配置された前記境界部分付近に対応する前記表面層を除去した内面層を利用して、第1の中継電極が配置されるため、配線ピッチを狭ピッチとすることなく、基板をコンパクトに形成することができる。
請求項6に記載のように、請求項1の駆動回路付き配線基板の構造において、前記駆動回路は、前記第2の部分に対応する前記表面層上に実装され、前記第2の中継電極は前記第2の部分に対応する前記表面層上に、前記第1の中継電極は前記第1の部分または前記駆動回路が配置されている前記第1の部分付近に対応する前記表面層を除去した内面層上にそれぞれ配置されている構成とすることができる。
このようにすれば、第2の中継電極は前記第2の部分に対応する前記表面層上に、前記第1の中継電極は前記第1の部分または前記駆動回路が配置されている前記第1の部分付近に対応する前記内面層上にそれぞれ分散され、無理なく配置され、配線ピッチを広くすることができる。
請求項7に記載のように、請求項1〜6のいずれかの駆動回路付き配線基板の構造において、前記駆動回路の接続端子と、前記配線の接続端子部との接続は、ワイヤーボンディングによる構成とすることができる。
このようにすれば、ワイヤーボンディングを利用して、駆動回路の接続端子と、前記配線の接続端子部との接続が無理なく行われる。
請求項8に記載のように、請求項6の駆動回路付き配線基板の構造において、前記駆動回路の接続端子と、前記表面層上の配線の接続端子部との接続は、フリップチップ接合であり、前記駆動回路の接続端子と、前記表面層を除去した内面層上の配線の接続端子部との接続は、ワイヤーボンディングによる構成とすることができる。
このようにすれば、フリップチップ結合とワイヤーボンディングとを使い分けて、駆動回路の接続端子と、前記配線の接続端子部との接続が無理なく行われる。
請求項9に記載のように、請求項1〜8のいずれかの駆動回路付き配線基板の構造において、前記接続電極は、前記中継電極から前記基板配列方向にずれて配置されている構成とすることができる。
このようにすれば、前記接続電極が、前記中継電極から前記基板配列方向にずれて配置されるため、接続電極と中継電極との配置についての設計の自由度が高まる。
請求項10に記載のように、請求項1〜9のいずれかの駆動回路付き配線基板の構造において、前記内面層のいずれかの下面側に複数の補助配線が形成され、前記複数の第1の中継電極は、前記複数の補助配線を介して、前記複数の接続電極の残部に接続されている構成とすることができる。
このようにすれば、内面層のいずれかの下面側に形成される複数の補助配線を利用することで、配線の自由度が高められ、中継電極と接続電極の配置についての設計の自由度を高めることができる。
請求項11に記載のように、請求項1〜10のいずれかの駆動回路付き配線基板の構造において、前記駆動回路に制御信号を供給するための複数の入力電極が、前記第1の部分の対応する前記表面層を除去した内面層上に配置され、前記複数の入力電極を前記駆動回路に接続する複数の配線の接続端子部と、前記駆動回路の接続端子との接続は、ワイヤーボンディングである構成とすることができる。
このようにすれば、ワイヤーボンディングを利用して、前記第1の部分の対応する内面層上に配置され前記駆動回路に制御信号を供給するための複数の入力電極が、駆動回路の接続端子に容易に接続される。
請求項12に記載のように、請求項1〜10のいずれかの駆動回路付き配線基板の構造において、前記駆動回路に制御信号を供給するための複数の入力電極が、前記第2の部分の対応する表面層上に配置され、前記入力電極は、前記表面層を貫通する導電部を介して、前記内面層上の第3の中継電極に接続され、前記第3の中継電極を前記駆動回路に接続する複数の配線の接続端子部と、前記駆動回路の接続端子との接続は、ワイヤーボンディングである構成とすることができる。
このようにすれば、駆動回路に制御信号を供給するための複数の入力電極が、前記第2の部分の対応する表面層上に配置される場合にも、前記複数の入力電極が、駆動回路の接続端子に容易に接続される。
請求項13の発明は、請求項1〜12のいずれかの駆動回路付き配線基板の構造を備えた積層基板を、液体を吐出する複数の配列されたノズルと、前記ノズルと対応する複数の配列された圧力室とを有する流路ユニットと、前記流路ユニットの背面に、前記駆動回路からの信号により、前記圧力室に液体を吐出させるための圧力波を発生させるエネルギー発生部を有するアクチュエータとに接合させてなる液滴吐出ヘッドにおいて、前記アクチュエータは、前記流路ユニットと反対面に前記エネルギー発生部を駆動させるための複数の配列された表面電極を有していて、前記積層基板の接続端子は、前記表面電極と対応して接合される構成とすることができる。
このようにすれば、液滴吐出ヘッドにおいて、高密度に形成されたノズルに対応して、高密度に配置されたアクチュエータの表面電極に、積層基板の配線(接続端子)を容易に接続させ、小型でかつ配線ピッチが広い配線基板を適用できるため、小型でかつ、高解像度、高性能化に対応した液滴吐出ヘッドを提供することができる。
本発明は、以上のように、駆動回路からの複数の信号を供給するための複数の配線のうちの一部の配線は、前記表面層上に形成される複数の第2の中継電極と、前記複数の層を貫通する導電部とを介して、前記複数の接続電極の一部に接続する一方、前記複数の配線のうちの残部の配線は、前記内面層上のいずれかに形成される複数の第1の中継電極と、前記複数の層の一部を貫通する導電部とを介して、前記複数の接続電極の残部に接続するので、駆動回路からの複数の信号を供給するための複数の配線を、表面層とそれの下側の内面層のいずれかとに分散させることで、各層における配線密度を減少させ、配線ピッチを広くすることができる。よって低コストで、高密度な接続電極の配置に対して配線することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態に係る駆動回路付き配線基板の構造(ソルダーレジスト層、封止樹脂を省略)を示す平面図、図2は同断面図、図3は表面層を除いた図1と同様の図である。なお、以下の説明では、配線基板1の表面側を上側、上方向とし、その反対側を下側、下方向とする。また、配線基板1の長辺方向を左右方向とする。
図1〜図3に示すように、配線基板1は、平面視長方形状(長辺方向をX方向、短辺方向をY方向とする)で、最も上側に配置される表面層2と、その下側にそれ以外の内面層3,4とを含む複数の層が積層された積層基板である。配線基板1(積層基板)は、そのX方向の一側端の、内面層3の一部が露出する第1の部分S1と、内面層3の残部の上に表面層2が積層されている第2の部分S2とを備え、図1のように表面層2の長辺(X方向)の長さ寸法は、内面層3,4の長辺(X方向)の長さ寸法よりも短く、表面層2は、内面層3の第1の部分S1を露出するように配線基板1の右側端側に片寄せられた状態で積層されている。
配線基板1の上面側の第1の部分S1および第2の部分S2の境界部分付近(具体的には、表面層2の第2の部分S2のX方向一側端の近傍付近)に駆動回路12が実装されている。また、この基板1の最も下面側である背面層となる内面層4の下面には、複数の接続電極11A,11Bが配置されている。配線基板1には、駆動回路12からの複数の信号を複数の接続電極11A,11Bに対し、それぞれ供給する複数の配線13A,13Bが、内面層3上および、表面層2上にそれぞれ形成されている。また、内面層3上には、駆動回路12への制御信号を供給するための複数の入力電極17Aも設けられている。
配線基板1の内面層4の下面側には、接続電極11A,11Bを露出するように開口して形成されたソルダーレジスト層5Cが、また、内面層3が露出された第1の部分S1の上側には,入力電極17Aおよび配線13Aを露出するように開口して形成されたソルダーレジスト層5Bが、最上面の表面層2上には、配線13Bおよび駆動回路12が実装された近傍付近を除いてソルダーレジスト層5Aが形成されている。
複数の接続電極11A,11Bは、第2の部分S2に対応する内面層4の下面側であって、駆動回路12の配置位置よりも右側の部分において、Y方向に沿って複数並び、かつ、X方向に複数配列されている。本実施形態の場合、X方向に8列形成されていて、平面視で、駆動回路12からX方向に遠い側(右側端側)の4列の接続電極が接続電極11Bで、近い側の4列の接続電極が接続電極11Aである。各接続電極11A,11Bは、内面層4に銅などの導電材料で形成された導線部11A1,11B1に対して、他の部材と導通させるためのハンダ等で形成されたバンプ11A2,11B2が形成されている。
配線基板1の最上層の表面層2(第2の部分S2)には、その右側端側に複数の第2の中継電極14BがY方向に沿って複数並び、かつ、X方向に複数配列されている。本実施形態の場合、X方向に4列形成されている。そして、駆動回路12からの複数の信号を供給するための複数の配線13A,13Bのうちの一部の配線13Bが、複数の隣り合う第2の中継電極14B同士間を通って、駆動回路12の右側近傍までX方向に延びて引き出されている。また、第2の中継電極14Bは、複数の層2〜4を貫通するスルーホール15Bに充填される導電材料(導電部)を介して、平面視で駆動回路12から遠い側に配置された4列の接続電極11Bに接続されている。
一方、内面層3の第2の部分S2に対応する部分において、その右側端側には表面層2に形成された第2の中継電極14Bと対応してスルーホール15BがY方向に沿って複数並び、かつ、X方向に4列配列されている。また、平面視でスルーホール15Bの列と、駆動回路12の配置位置との間において、複数の第1の中継電極14AがY方向に沿って複数並び、かつ、X方向に4列配列されている。そして、駆動回路12からの複数の配線13A,13Bのうちの残部の配線13Aが、複数の隣り合う第1の中継電極14A同士間を通って、駆動回路12の左側近傍までX方向に延びて引き出されている。また、第1の中継電極14Aは、複数の層3,4を貫通するスルーホール15Aに充填される導電材料を介して、平面視で駆動回路12から近い側に配置された4列の接続電極11Aに接続されている。
また、内面層3上の第1の部分S1に対応する部分には、X方向の一側端に複数の入力電極17AがY方向に沿って複数並んで配置され、複数の入力電極17Aを駆動回路12に接続する複数の配線13Cが駆動回路12の左側近傍まで引き出されている。
また、本実施形態では、複数の入力電極列17A,・・・のY方向の両側には、電位がほぼ0であるアース電極17B,17Bが配置されている。入力電極17Aおよびアース電極17Bは、配線基板1に接続する外部機器等と接続するように構成されている。また、内面層3の第2の部分S2に対応する部分でY方向の両側端に、アースのための複数の第3の中継電極14C,14Cが、X方向に並んで1列ずつ形成されていて、アース電極17B,17Bのそれぞれと、内面層3のY方向の両側端に沿ってX方向に引き出された配線13D,13Dを介して接続されている。第3の中継電極14Cは、他の第1の中継電極14Aと同様にして、複数の層3,4を貫通するスルーホール(図示せず)に充填される導電材料を介して、内面層4の下面側に、第2の部分S2に対応する部分であって、Y方向の両側端にX方向に1列ずつ並んだアースのための複数の第3の接続電極(図示せず)と接続されている。
内面層4には、その下面側に第1および第2の接続電極11A,11B、および図示しない第3の接続電極が設けられるとともに、第1および第2中継電極14A,14B、および第3の中継電極14Cと接続するスルーホールが対応して貫通形成されている。
なお、スルーホール15A,15Bは、銅、銀等の導電材料を充填することにより、各接続電極11A,11Bと各中継電極14A,14Bとを導通接続してもよいが、銅、銀等の導電材料をスルーホール内壁にメッキして、各接続電極11A,11Bと各中継電極14A,14Bとを導通接続してもよい。また、スルーホールは、各複数の層を積層方向に同軸に貫通して設けられているが、必ずしも同軸である必要はなく、上下のスルーホールをつなぐように、適宜各内面層上に銅箔パターンを設け、銅箔パターンとスルーホール内の導電材料を導通させることによって、設計に合わせて適宜スルーホールを配置することもできる。中継電極14A〜14Cや、接続電極11A,11Bにおいても、銅箔パターンを利用することで、設計に合わせて適宜配置位置を移動させることができる。例えば、図4(a)の例では、接続電極11A,11Bを、平面視で、第1及び第2の中継電極に対し前記基板配列方向に一定量ずれて配置される構成としている。この場合、内面層4の下面で、X方向右側に長く導線部11A1,11B1を引き出してパターニングし、スルーホール15A,15Bに充填またはメッキされる導電材料(導電部)の下端部と導通接続させ、バンプ11A2、11B2を平面視で第1及び第2の中継電極よりもX方向右側に配置して構成している。
駆動回路12は、表面層2上に接着剤などで接着されていて、駆動回路12の上面の複数の接続端子(図示せず)と、複数の配線13A,13B,13Cの接続端子部(図示せず)とが複数のワイヤーボンディング16A,16B,16Cによって接続されている。駆動回路12の両側には、内面層3上から表面層2上の駆動回路12へのワイヤーボンディング領域S11と、表面層2上のワイヤーボンディング領域S12とが配置され、ソルダーレジスト層5Aと5Bの一部、駆動回路12、ワイヤーボンディング16A,16Bを含んだ、第1の部分S1および第2の部分S2の境界部分付近が封止樹脂18にて覆われている。
配線基板1は、いわゆるビルドアップ多層プリント配線板で、コア基板を内面層3とし、プリプレグである表面層2と内面層4とを上下面から積層した4層プリント配線板で形成できる。プリプレグとは、プリント配線版の製造工程に一般的に用いられるガラス繊維布基材に樹脂を含浸させた絶縁接着シートのことである。
配線基板1は、コア基板となる、例えばガラスエポキシ基材などの内面層3に、ドリル等で、スルーホールとなる貫通孔を形成するとともに、その表裏の面にサブトラクティブ法(例えば、銅箔などの金属箔にエッチング処理を行って両面または片面に配線パターンを形成する方法)やアディティブ法(メッキの析出により配線パターンを形成する方法)などの手法により、内面層3上に、配線13A,13C,13Dおよび各中継電極14A,14C、および入力電極17A,17Bとなる銅箔パターンを形成する。
ついで、プリプレグである内面層4は、その下面側になる部分にエッチング等で各接続電極11A,11Bとなる銅箔などの金属箔のパターンを形成するとともに、プリプレグである表面層2には、その上面側になる部分にエッチング等で各中継電極14B、配線13Bとなる銅箔などの金属箔のパターンを形成する。それから、プリプレグ、内面層4および表面層2をコア基板、内面層3に加熱圧着および/または積層プレスすることによって4層板を得ることができる。
ついで、表面層2と内面層4には、内面層3のスルーホールに対応して接続する貫通孔をそれぞれレーザー光にて形成した後、銅メッキを施すかまたは銅、銀等のペーストを充填する。なお、中継電極は、貫通孔よりも一回り大きい形状に形成されるとよい。
また、表面層2上には、駆動回路12を実装し、ワイヤーボンディング領域S12となる範囲を除くようにソルダーレジスト層5Aが塗布される。内面層3は、ワイヤーボンディング領域S11および、電極及び配線となる各銅箔パターンを露出開口させるようにしてソルダーレジスト層5Bが塗布され、内面層4にも、電極および配線となる各銅箔パターンを露出開口させるようにソルダーレジスト層5Cが塗布される。また、接続電極11A,11Bには、ハンダ等の導電性材料のバンプ11A2,11B2を形成する。
なお、表面層2および内面層4は、予めスルーホールとなる貫通孔を形成しておいたものを内面層3に接着させてもよい。
なお、駆動回路12は、表面層2の第2の部分S2の左側端縁に実装されているが、第1の部分S1の露出している内面層3上で、第2の部分S2との境界付近に設置することもできる。その場合、第2の中継電極14B間を延びる配線13Bが、表面層2の左側端縁まで引き出され、ワイヤーボンディング16Bで駆動回路12と接続する。
さらに、駆動回路12が表面層2または内面層3に接着され、駆動回路12上面に設けた接続端子と各配線の接続を、ワイヤーボンディング接続されているが、フリップチップ接続やIC貫通電極を用いて接続してもよい。
図4(b)にはフリップチップ接続の例を示した。表面層2において、駆動回路12の下面に設けられた接続端子12a(バンプ)と、駆動回路12の下側まで延びた配線13Bの接続端子部とがフリップチップ接合とする一方、駆動回路12の接続端子12aは、表面層2上に形成した接続端子16Cと接続するとともに、内面層3上の各配線13A,13Cの接続端子部とワイヤーボンディング接続16A’によって接続するという具合に、接続の態様を使い分けることも可能である。なお、ワイヤーボンディング16A’は封止樹脂18’で覆われ、駆動回路12のバンプ12aの間にはアンダーフィル樹脂21が充填されている。
上記のような構成の配線基板1は、駆動回路12からの複数の信号を供給するための複数の配線13A,13Bのうちの一部の配線13Bは表面層2上に、残部の配線13Aは内面層3上にそれぞれ形成することで、駆動回路からの複数の配線13A,13Bを、表面層2とそれの下側の内面層3とに分散し、各層2,3における配線密度を減少させることができる。よって低コストで、高密度な接続電極11A,11Bの配置に対して配線することを実現することができる。また、ノズル数の増加に伴い、内面層をさらに多数積層することもでき、ノズルが高密度化して、その駆動回路までの配線数が増加しても、その配線を表面層とその下側の複数の内面層とで分散させることができるため、配線密度を減少させ、配線ピッチを広くすることができる。
なお、各電極14A〜14C,11A,11B,17A,17B及び配線13A〜13Dは、本実施形態の配列に限られることはなく、適宜対応して形成できる。また、アース用の電極17B,14C、配線13Dが設けられているが、アース用の電極を必要としない場合は、形成されなくともよい。
また、この実施の形態では、配線基板1は、各層2〜4が絶縁性を有する3層構造であるが、内面層3,4の間には配線を設ける必要がないので、下側の内面層4を省略して2層構造とすることも可能である。
特に公知のセラミック基板、低温焼成ガラスセラミック基板(LTCC)、松下グループのALIVH(登録商標)基板、東芝グループのB2bit(登録商標)基板、デンソーグループのPALAP(登録商標)基板等のように、コア層を持たず、全層もしくは一層ずつ積層して形成可能な基板では、層数を減らすことが可能なため、コスト低減の効果がある。
続いて、第2および第3の実施の形態について説明するが、それらの実施の形態も含めて以下の説明において、図1〜図4に示す第1の実施の形態と同じ構成要素については同一の符号を用い、その詳細な説明を省略する。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、第1の実施形態の変形例であって、図5および図6に示すように、駆動回路12に制御信号を供給するための複数の入力電極17A’およびアース電極17B’が、第2の部分S2の対応する表面層2’上に配置されるように構成したものである。この場合、表面層2のX方向の右側端に並んで形成された各入力電極17A’は、表面層2’を貫通するスルーホール15Dに設けられた導電材料を介して、内面層3上の第4の中継電極14Dに接続され、第4の中継電極14Dを駆動回路12に接続する複数の配線13Eの接続端子部と、駆動回路12の接続端子との接続は、ワイヤーボンディング16Cである。また、アース電極17B’は、表面層2のY方向の両側辺にX方向に沿って第5の中継電極14C’が設けられ、各複数の層3,4を貫通するスルーホール15Eに設けられた導電材料を介して、内面層4下面側に対応して配置された第5の接続電極(図示せず)に接続される。
よって、複数の入力電極17A’およびアース電極17B’を、第2の部分S2の対応する表面層2’上に配置する場合であっても、駆動回路12からの複数の配線13A,13Eを、表面層2とそれの下側の内面層3とに分散して、低コストで、高密度な接続電極11A,11Bの配置に対して配線することを実現することができる。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施形態について説明する。この実施の形態においては、図7〜図9に示すように、複数の接続電極11A’,11B’は、第1実施形態と同様に前記積層基板の第2の部分S2に対応する内面層4の下面側に駆動回路12の配置位置よりも右側の部分において、Y方向に沿って複数並び、かつ、X方向に8列配列されている。接続電極11B’は、平面視で、駆動回路12からX方向に遠い側(右側端側)に2列配列され、次いでX方向にそって、接続電極11A’と11B’の配列が2列ずつ交互に配置されている。
表面層2には、その右側端側に複数の第2の中継電極14B’がY方向に沿って並び、かつ、X方向に2列配列され、中央部にもX方向に2列配列されている。そして、複数の配線13Bが、第2の中継電極14B’同士間を通って、駆動回路12まで引き出されている。第2の中継電極14B’は、第1実施形態と同様にスルーホール15Bに充填される導電材料等により、接続電極11B’に接続されている。内面層3には、表面層2から連通するスルーホール15Bの列がX方向に各2列ずつ貫通形成されているとともに、そのスルーホール15Bの列と交互に第1中継電極14A’がX方向に各2列ずつ配置されている。そして、配線13Aが、ワイヤーボンディング領域S12までX方向に向かって、隣り合う第1中継電極14A’,14A’間同士および、隣り合うスルーホール15B,15B同士間を通って、引き出されている。なお、入力電極17A,17B、および第3中継電極14C、配線13D、図示しない第3の接続電極は、第1実施形態と同様の構成である。
よって、前記第1の実施の形態と同様に、駆動回路12からの複数の配線13A,13Bを、表面層2とそれの下側の内面層3とに分散して、低コストで、高密度な接続電極11A,11Bの配置に対して配線することを実現することができる。
なお、第1および第2の実施形態と同様にスルーホール、各接続電極、各中継電極、各入力電極、各配線の配置等は、適宜仕様に合わせて設計変更可能である。また、各種電極の配置位置(表面層2もしくは内面層3)や、基板および配線との接続方法も第1および第2の実施形態と同様に適宜仕様にあわせて設計変更可能である。積層する複数の内面層も適宜増減して配線基板1を形成できる。
本発明は、前述した第1から第3の実施の形態のほか、次のように変更して、実施することも可能である。
(i)例えば図10に示すように、複数の接続電極11A,11Bは、配線基板1の内面層4下面側に、平面視で、駆動回路12を挟んだ両側で、第2の部分S2に対応する部分と、第1の部分S1に対応する部分とにそれぞれ、Y方向に並んでX方向に4列ずつ配列されている構成とし、第2の中継電極(図示せず)は、接続電極11Bに対応して、第2の部分S2に対応する表面層2上に、第1の中継電極(図示せず)は、接続電極11Aに対応して、第1の部分S1に対応する露出した内面層3上にそれぞれY方向に並んでX方向に4列ずつ配置し、ワイヤーボンディング領域S11,S12まで配線13A,13Bがそれぞれ引き出され、駆動回路12とワイヤーボンディング接続されている。
図11は、図10に示す実施形態の場合に、駆動回路12と基板、配線間との接続をフリップチップ接合およびワイヤーボンディング接続の両者を用いて接続された実施形態である。
(ii)例えば図12に示すように、駆動回路12は、第2の部分S2に対応する表面層2上に実装され、第2の部分S2と、駆動回路12が配置されている境界部分付近を含む配線基板1の下面側に、接続電極11A,11Bが複数配列されている構成とすることも可能である。そして、この場合、第2の中継電極(接続電極11B)は第2の部分S2に対応する表面層2上に、第1の中継電極(接続電極11A)は駆動回路12を配置された前記境界部分付近に対応する内面層3上(具体的には、第1の部分S1または駆動回路12が配置されている第1の部分S1付近に対応する内面層3上)にそれぞれ配置されているようにすることができる。
この場合も、図13に示すように、駆動回路12のバンプ12a(接続端子)と表面層2上の配線の接続端子部との接続はフリップチップ接合であり、駆動回路12のバンプ12aと内面層3上の配線の接続端子部との接続はワイヤーボンディング16Dによる構成とし、接続の態様を使い分けることも可能である。
このような構成の場合には、配線基板1の平面視で駆動回路12を実装した位置の直下の部分にも接続電極11Aもしくは11Bを配置できるので、配線基板1のX方向の長さ寸法を短くする上で有利であり、小型な配線基板を提供することができる。
(iii)図14には、駆動回路12を第2の部分S2の表面層2上ではなく、第1の部分S1の内面層3上に、駆動回路12を配置した実施形態である。図14では、前述した(i)の実施形態について、駆動回路12を内面層3上に実装した例である。
図15は、前述した(ii)の実施形態(図12参照)において、駆動回路12を内面層3上に実装した例である。図15に示すように、内面層3の下面側もしくは、内面層4の上面側に複数の補助配線31が形成され、表面層2上にX方向に4列配列された第1の中継電極(図示せず)は、内面層3を貫通するスルーホール15A’に設けられた導電材料を介して、複数の補助配線31と接続し、その補助配線31が内面層4の下面側の接続電極11Aに対応する位置まで引き出され、さらに内面層4を貫通するスルーホール15Aに設けられた導電材料を介して、複数の接続電極11Aに接続されている構成とすることも可能である。
(iv)前述したように、駆動回路12と配線11A,11Bとの接続などは、ワイヤーボンディング、フィリップチップのほか、IC貫通電極を用いることも可能である。
(v)配線基板1は、例えばインクジェットプリンタのインク液滴を吐出するインクジェットヘッドなどの液体吐出ヘッドに適用することも可能である。
インクジェットヘッド100は、例えば特許文献1に記載されるような公知の構成に適用でき、フレキシブル配線材の代わりに本発明に係る配線基板1が適用できる。インクジェットヘッド100は、図16に示すように、複数枚のプレートからなる流路ユニット42の上側に圧電式のアクチュエータ41が接合され、このアクチュエータ41の上側に外部機器との接続のために配線基板1を電気的に接合されている。
具体的には、図17及び図18に示すように、流路ユニット42に設けられた各インク流通路は、図示しないインクカートリッジから供給された4色のインク(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を、インク供給口24Y,24C,24M,24Bからインク色ごとに内部に設けた各共通インク室43に貯めるように形成されている。加えて、インク流通路は、共通インク室43からアクチュエータ41の各活性部と対向する位置(上面側の位置)に設けた多数の圧力室23Y,23C,23M,23Bにインクを分配するように連通し、さらに、上面側の各圧力室23Y〜23Bから下面に設けたノズル7にインク色ごとに連通するように形成されている。そして、圧力室23Y〜23Bのインクが、アクチュエータ41から所定の吐出圧力を受けると、ノズル7からインクを吐出し、共通インク室43側から各圧力室23Y〜23Bにインクを補充するように構成されている。なお、この実施の形態の場合には、複数のノズル7がY方向に沿ってX方向に8列形成されていて、インク色ごとに2列ずつノズルが形成されている。
アクチュエータ41は、特開2005−322850号公報等に開示された公知のものと同様に、全ての圧力室23Y〜23Bにわたる大きさを有する扁平形状で、且つその扁平な方向と直交する方向に積層される複数のセラミックス層60と、この複数のセラミックス層60の扁平な方向の面上に配置される複数の電極層とを備える。この電極層としては、圧力室23Y〜23B毎に形成される個別電極61の層と、複数の圧力室23Y〜23Bに跨って形成されるコモン電極62の層とが、各セラミックス層60を挟んで対向するように形成された駆動用電極の層と、配線基板1と電気的に接続するために最上面に配置された個別表面電極36Y,36C,36M,36Bおよびコモン表面電極34の層とが設けられている。個別表面電極36Y〜36Bは個別電極61とスルーホールに充填される導電材料等で電気的に接続され、コモン表面電極34はコモン電極62とスルーホールに充填される導電材料等で電気的に接続されている。
配線基板1は、例えば、第1の実施形態の配線基板1の構成を適用すると、図1、図16および図17に示すように、配線基板1の内面層4の下面側のX方向に配列された4列の接続電極11Bが、イエローとシアン用の個別用表面電極36Y,36Cと接続され、残りの4列の接続電極11Aが、マゼンタとブラック用の個別用表面電極列36M,36Bと接続される。また、アース用電極(接続電極)は、コモン用表面電極34と接続される。配線基板1の接続電極11A,11Bと表面電極36,34との接続は、リフロー処理、もしくは、上面からヒーター等で加熱圧着することで、各バンプ11A1,11B1の導電材料が溶融固化させ接合して電気的に導通することができる。なお、図17では、説明のため、配線基板1のソルダーレジスト層と、封止樹脂は記載していない。
このように電極層が設けられたアクチュエータ41では、公知のように個別電極61とコモン電極62との間に高電圧を印加することで、両電極に挟まれたセラミックス層60の部分が分極され、活性部として形成される。この活性部が、配線基板1を介して駆動回路12から選択的に供給された印字信号(電圧)により変形すると、流路ユニット42の圧力室23Y〜23Bに吐出圧力を与える。
配線基板1としては、ノズルの配列などの仕様に適宜対応させて、前述した各実施の形態を適用できる。このように、インクジェットプリンタの高解像度、高性能化に伴い、ノズル数が増えた場合でも、配線基板1の駆動回路12に接続する配線を表面層と内面層に分散させることができるので、小型かつ高密度の配線を広い配線ピッチで製造することができる。さらに配線の数が増える場合は、内面層を増やすことで対応できる。また、高価なフレキシブル配線材を使用しないため、コストダウンが図れる。
(vi)配線基板(積層基板)は、フレキシブルなものでも、硬質のものでも適用することが可能である。アクチュエータに信号を供給するためにフレキシブル基板を用いることが従来行われているが、フレキシブル基板の配線材料は高価であるので、硬質の基板で同様な機能を発揮させれば、コストダウンが図れる。
本発明の第1の実施の形態に係る駆動回路付き配線基板の構造を示す平面図である。 同断面図である。 表面層を除いた図1と同様の図である。 (a)(b)はそれぞれ前記第1の実施の形態の変形例を示す図2と同様の図である。 本発明の第2の実施の形態に係る駆動回路付き配線基板の構造を示す平面図である。 表面層を除いた図3と同様の図である。 本発明の第3の実施の形態に係る駆動回路付き配線基板の構造を示す平面図である。 同断面図である。 表面層を除いた図3と同様の図である。 第1の変形例についての図2と同様の断面図である。 第1の変形例についての他の実施の形態を示す断面図である。 第2の変形例についての図2と同様の断面図である。 第2の変形例についての他の実施の形態を示す断面図である。 第3の変形例についての図2と同様の断面図である。 第4の変形例についての図2と同様の断面図である。 インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)に適用した例の説明図である。 同分解斜視図である。 同断面図である。
符号の説明
S1 第1の部分
S2 第2の部分
1 配線基板
2 表面層
3,4 内面層
11A,11B 接続電極
12 駆動回路
13A,13B 配線
14A,14B 中継電極
15A,15B スルーホール
16A,16B,16C ワイヤーボンディング
17A 入力電極
41 流路ユニット
42 アクチュエータ

Claims (13)

  1. 最も上側に配置される表面層とそれ以外の内面層とを含む複数の層が積層された積層基板であって、その下面側に複数の接続電極を有し、上面側に駆動回路が実装され、前記複数の接続電極に対し前記駆動回路からの複数の信号を供給するための複数の配線を備える駆動回路付き配線基板の構造において、
    前記積層基板の一側端は、前記内面層の一部が露出した第1の部分と、前記内面層の残部の上に前記表面層が積層されている第2の部分とを備え、
    前記第1の部分および第2の部分の境界部分付近であって前記第1の部分または第2の部分のいずれか一方に対し前記駆動回路が実装され、
    前記駆動回路からの複数の信号を供給するための複数の配線のうちの一部の配線は、前記表面層上に形成される複数の第2の中継電極と、前記複数の層を貫通する導電部とを介して、前記複数の接続電極の一部に接続され、
    前記複数の配線のうちの残部の配線は、前記内面層上のいずれかに形成される複数の第1の中継電極と、前記複数の層の一部を貫通する導電部とを介して、前記複数の接続電極の残部に接続されていることを特徴とする駆動回路付き配線基板の構造。
  2. 前記複数の接続電極は、前記積層基板の前記第2の部分に対応する下面側に複数配列されていて、
    平面視で、前記第2の中継電極は前記駆動回路から遠い側の接続電極の列に、前記第1の中継電極は前記駆動回路に近い側の接続電極の列にそれぞれ接続されているものであることを特徴とする請求項1記載の駆動回路付き配線基板の構造。
  3. 前記複数の接続電極は、前記積層基板の前記第2の部分に対応する下面側に複数配列されていて、
    平面視で、前記第2の中継電極に接続する接続電極の列と、前記第1の中継電極に接続する接続電極の列とは、前記配列方向において交互に配置されていることを特徴とする請求項1記載の駆動回路付き配線基板の構造。
  4. 前記複数の接続電極は、前記積層基板の下面側に、平面視で、前記駆動回路を挟んで複数配列されていて、
    前記第2の中継電極は前記第2の部分に対応する前記表面層上に、前記第1の中継電極は、前記第1の部分に対応する前記表面層を除去した内面層上にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1記載の駆動回路付き配線基板の構造。
  5. 前記複数の接続電極は、前記第2の部分と、前記駆動回路が配置されている前記境界部分付近とを含む前記積層基板の下面側に、複数配列されていて、
    前記第2の中継電極は前記第2の部分に対応する前記表面層上に、前記第1の中継電極は、前記駆動回路が配置された前記境界部分付近に対応する前記表面層を除去した内面層上にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1記載の駆動回路付き配線基板の構造。
  6. 前記駆動回路は、前記第2の部分に対応する前記表面層上に実装され、
    前記第2の中継電極は前記第2の部分に対応する前記表面層上に、前記第1の中継電極は前記第1の部分または前記駆動回路が配置されている前記第1の部分付近に対応する前記表面層を除去した内面層上にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1記載の駆動回路付き配線基板の構造。
  7. 前記駆動回路の接続端子と、前記配線の接続端子部との接続は、ワイヤーボンディングによることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の駆動回路付き配線基板の構造。
  8. 前記駆動回路の接続端子と、前記表面層上の配線の接続端子部との接続は、フリップチップ接合であり、
    前記駆動回路の接続端子と、前記表面層を除去した内面層上の配線の接続端子部との接続は、ワイヤーボンディングによることを特徴とする請求項6記載の駆動回路付き配線基板の構造。
  9. 前記接続電極は、前記中継電極から前記基板配列方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の駆動回路付き配線基板の構造。
  10. 前記内面層のいずれかの下面側に複数の補助配線が形成され、前記複数の第1の中継電極は、前記複数の補助配線を介して、前記複数の接続電極の残部に接続されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の駆動回路付き配線基板の構造。
  11. 前記駆動回路に制御信号を供給するための複数の入力電極が、前記第1の部分の対応する前記表面層を除去した内面層上に配置され、
    前記複数の入力電極を前記駆動回路に接続する複数の配線の接続端子部と、前記駆動回路の接続端子との接続は、ワイヤーボンディングであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の駆動回路付き配線基板の構造。
  12. 前記駆動回路に制御信号を供給するための複数の入力電極が、前記第2の部分の対応する表面層上に配置され、
    前記入力電極は、前記表面層を貫通する導電部を介して、前記内面層上の第3の中継電極に接続され、
    前記第3の中継電極を前記駆動回路に接続する複数の配線の接続端子部と、前記駆動回路の接続端子との接続は、ワイヤーボンディングであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の駆動回路付き配線基板の構造。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の駆動回路付き配線基板の構造を備えた積層基板を、
    液体を吐出する複数の配列されたノズルと、前記ノズルと対応する複数の配列された圧力室とを有する流路ユニットと、
    前記流路ユニットの背面に、前記駆動回路からの信号により、前記圧力室に液体を吐出させるための圧力波を発生させるエネルギー発生部を有するアクチュエータとに接合させてなる液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記アクチュエータは、前記流路ユニットと反対面に前記エネルギー発生部を駆動させるための複数の配列された表面電極を有していて、
    前記積層基板の接続端子は、前記表面電極と対応して接合されることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
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