JP2008234280A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライフエンド時の安全性をより向上することのできる電子機器を提供すること。
【解決手段】複数の部品を備える電子機器は、故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、第2の部品の動作を停止させるフェイルセーフ回路とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、故障が電子機器の安全上のリスクに直結する部品と、故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う部品とを備える電子機器に関する。
図12は、フェイルセーフ機能を有する従来の製品を示すブロック図である。図12に示す製品100は、時間計測部120と、シーケンサ130と、記憶部140とを有する部品110を備える。製品100が備える部品110はフェイルセーフ機能を有する。記憶部140には任意の時間が設定される。時間計測部120はカウントアップを行い、記憶部140に設定されている一定時間が経過すると、シーケンサ130を停止させる。このようにして、ライフエンドの安全性を高めることができる。(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−049151号公報
上記図12に示した製品100は、任意に設定した一定時間が経過すると自動的に部品110の動作を停止させることでライフエンドの安全性を高めている。但し、通常、製品は多種多様な部品を備え、劣化等による故障が製品安全上のリスクに影響するレベルは部品によって異なる。すなわち、故障しても製品の主たる動作や安全性に影響しない部品もあるが、故障すると製品の動作や安全性に大きく影響する部品もある。また、故障しても安全性には影響しないが、製品の動作に影響する部品もある。
本発明の目的は、ライフエンド時の安全性をより向上することのできる電子機器を提供することである。
本発明は、複数の部品を備える電子機器であって、故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、前記第2の部品の動作を停止させるフェイルセーフ回路と、を備えた電子機器を提供する。
上記電子機器では、前記フェイルセーフ回路は前記第2の部品内に設けられる。
本発明は、複数の部品を備える電子機器であって、故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、前記第2の部品への電源供給を制御する電源回路と、前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品への電源供給を停止するよう前記電源回路を制御するフェイルセーフ回路と、を備えた電子機器を提供する。
本発明は、複数の部品を備える電子機器であって、故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、前記第2の部品へのクロックの供給を制御するクロック制御回路と、前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品へのクロックの供給を停止するよう前記クロック制御回路を制御するフェイルセーフ回路と、を備えた電子機器を提供する。
本発明は、複数の部品を備える電子機器であって、故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、前記第2の部品をリセットするリセット制御回路と、前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品をリセットされた状態に保つよう前記リセット制御回路を制御するフェイルセーフ回路と、を備えた電子機器を提供する。
本発明は、複数の部品を備える電子機器であって、故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、前記第2の部品のデータラインを制御するデータライン制御回路と、前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品のデータラインを非制御状態にするよう前記データライン制御回路を制御するフェイルセーフ回路と、を備えた電子機器を提供する。
本発明は、複数の部品を備える電子機器であって、故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、前記第2の部品のコントロールラインを制御するコントロールライン制御回路と、前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品のコントロールラインを非制御状態にするよう前記コントロールライン制御回路を制御するフェイルセーフ回路と、を備えた電子機器を提供する。
本発明は、複数の部品を備える電子機器であって、故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、前記第2の部品のアドレスラインを制御するアドレスライン制御回路と、前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品のアドレスラインを非制御状態にするよう前記アドレスライン制御回路を制御するフェイルセーフ回路と、を備えた電子機器を提供する。
上記電子機器では、前記フェイルセーフ回路は、外部機器からの信号に応じて前記第1の部品の状態を検出し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品の動作を停止させる。
上記電子機器では、前記フェイルセーフ回路は、前記第1の部品の不具合を検出した後、前記外部機器から送信された前記第2の部品の動作停止を指示する信号を受信した際に、前記第2の部品の動作を停止させる。
上記電子機器では、前記外部機器からの信号はネットワークを介して伝送された信号である。
上記電子機器では、前記フェイルセーフ回路は、当該電子機器の購入又は初作動に関する時間情報が示す時から所定時間が経過したとき、前記第2の部品の動作を停止させる。
上記電子機器では、前記フェイルセーフ回路は、前記所定時間が経過した後、外部機器から送信された前記第2の部品の動作停止を指示する信号を受信した際に、前記第2の部品の動作を停止させる。
上記電子機器では、前記外部機器は当該電子機器の充電器である。
本発明に係る電子機器によれば、ライフエンド時の安全性をより向上することができる。すなわち、製品としてのライフエンドをより安全に迎えることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、フェイルセーフ機能を有する第1の実施形態の製品を示すブロック図である。図1に示す製品200は、機能動作回路211を有する部品210と、機能動作回路221を有する部品220と、フェイルセーフ回路230とを備える。
部品210は、故障が製品200の安全上のリスクに直結する部品である。部品220は、故障しても製品100の安全性に影響しないが製品200が主たる機能を失う部品である。機能動作回路211は、部品210によって実現される製品200の機能を実行するために必要な回路である。機能動作回路221は、部品220によって実現される製品200の機能を実行するために必要な回路である。フェイルセーフ回路230は、機能動作回路221の動作を停止させる回路である。
本実施形態では、フェイルセーフ回路230が部品210,220の外に搭載されるため、フェイルセーフ回路230を製品200中のどこにでも搭載することができる。
(第2の実施形態)
図2は、フェイルセーフ機能を有する第2の実施形態の製品を示すブロック図である。図2に示す製品300は、機能動作回路311を有する部品310と、機能動作回路321及びフェイルセーフ回路330を有する部品320とを備える。
部品310は、故障が製品300の安全上のリスクに直結する部品である。部品320は、故障しても製品300の安全性に影響しないが製品300が主たる機能を失う部品である。機能動作回路311は、部品310によって実現される製品300の機能を実行するために必要な回路である。機能動作回路321は、部品320によって実現される製品300の機能を実行するために必要な回路である。フェイルセーフ回路330は、機能動作回路321の動作を停止させる回路である。
本実施形態では、故障しても製品300の安全性に影響しないが製品300が主たる機能を失う部品320がフェイルセーフ回路330を有するため、部品320に不具合が確認されたとき部品320を意図的に故障させることができる。したがって、部品320が故障した際に製品300が動作しないよう制御できるため、製品300のライフエンド時における安全性を高めることができる。
(第3の実施形態)
図3は、フェイルセーフ機能を有する第3の実施形態の製品を示すブロック図である。図3に示す製品400は、機能動作回路411を有する部品410と、機能動作回路421及びフェイルセーフ回路430を有する部品420とを備える。機能動作回路421は、電源回路422を内部に有する。
部品410は、故障が製品400の安全上のリスクに直結する部品である。部品420は、故障しても製品400の安全性に影響しないが製品400が主たる機能を失う部品である。機能動作回路411は、部品410によって実現される製品400の機能を実行するために必要な回路である。機能動作回路421は、部品420によって実現される製品400の機能を実行するために必要な回路である。電源回路422は、機能動作回路421への電源の供給を制御する回路であって、機能動作回路621が正常に動作するために必要な回路である。フェイルセーフ回路430は、機能動作回路411の状態を常に監視し、劣化等による機能動作回路411の不具合を検出したとき、機能動作回路421内の電源回路422を制御して、機能動作回路421への電源供給を停止する回路である。なお、フェイルセーフ回路430は、部品420の外部に搭載しても良い。
本実施形態では、フェイルセーフ回路430が、故障が製品400の安全上のリスクに直結する部品410が有する機能動作回路411の状態を常に監視し、機能動作回路411の不具合を検出したときに機能動作回路421の動作を停止させる。機能動作回路421の動作が停止すると部品420は動作せず、部品420が動作しなければ部品410も動作しない。したがって、故障が製品400の安全上のリスクに直結する部品410が故障したまま製品400が動作し続けることによって部品410が劣化故障に至るといった事態を防止することができる。このようにして、製品400のライフエンド時における安全性を高めることができる。
(第4の実施形態)
図4は、フェイルセーフ機能を有する第4の実施形態の製品を示すブロック図である。図4に示す製品500は、機能動作回路511を有する部品510と、機能動作回路521及びフェイルセーフ回路530を有する部品520とを備える。機能動作回路521は、クロック制御回路522を内部に有する。
部品510は、故障が製品500の安全上のリスクに直結する部品である。部品520は、故障しても製500の安全性に影響しないが製品500が主たる機能を失う部品である。機能動作回路511は、部品510によって実現される製品500の機能を実行するために必要な回路である。機能動作回路521は、部品520によって実現される製品500の機能を実行するために必要な回路である。クロック制御回路522は、機能動作回路521へのクロックの供給を制御する回路であって、機能動作回路621が正常に動作するために必要な回路である。フェイルセーフ回路530は、機能動作回路511の状態を常に監視し、劣化等による機能動作回路511の不具合を検出したとき、機能動作回路521内のクロック制御回路522を制御して、機能動作回路521へのクロック供給を停止する回路である。なお、フェイルセーフ回路530は、部品520の外部に搭載しても良い。
本実施形態では、フェイルセーフ回路530が、故障が製品500の安全上のリスクに直結する部品510が有する機能動作回路511の状態を常に監視し、機能動作回路511の不具合を検出したときに機能動作回路521へのクロック供給を停止する。機能動作回路521へのクロック供給が停止すると部品520は動作せず、部品520が動作しなければ部品510も動作しない。したがって、故障が製品500の安全上のリスクに直結する部品510が故障したまま製品500が動作し続けることによって部品510が劣化故障に至るといった事態を防止することができる。このようにして、製品500のライフエンド時における安全性を高めることができる。
(第5の実施形態)
図5は、フェイルセーフ機能を有する第5の実施形態の製品を示すブロック図である。図5に示す製品600は、機能動作回路611を有する部品610と、機能動作回路621及びフェイルセーフ回路630を有する部品620とを備える。機能動作回路621は、リセット制御回路622を内部に有する。
部品610は、故障が製品600の安全上のリスクに直結する部品である。部品620は、故障しても製品600の安全性に影響しないが製品600が主たる機能を失う部品である。機能動作回路611は、部品610によって実現される製品600の機能を実行するために必要な回路である。機能動作回路621は、部品620によって実現される製品600の機能を実行するために必要な回路である。リセット制御回路622は、機能動作回路621をリセットする回路であって、機能動作回路621が正常に動作するために必要な回路である。フェイルセーフ回路630は、機能動作回路611の状態を常に監視し、劣化等による機能動作回路611の不具合を検出したとき、機能動作回路621内のリセット制御回路622を制御して、機能動作回路621を常にリセットされた状態に保つ回路である。なお、フェイルセーフ回路630は、部品620の外部に搭載しても良い。
本実施形態では、フェイルセーフ回路630が、故障が製品600の安全上のリスクに直結する部品610が有する機能動作回路611の状態を常に監視し、機能動作回路611の不具合を検出したときに機能動作回路621をリセット状態に保つ。機能動作回路621をリセット常態に保つと部品620は動作せず、部品620が動作しなければ部品610も動作しない。したがって、故障が製品600の安全上のリスクに直結する部品610が故障したまま製品600が動作し続けることによって部品610が劣化故障に至るといった事態を防止することができる。このようにして、製品600のライフエンド時における安全性を高めることができる。
(第6の実施形態)
図6は、フェイルセーフ機能を有する第6の実施形態の製品を示すブロック図である。図6に示す製品700は、機能動作回路711を有する部品710と、機能動作回路721及びフェイルセーフ回路730を有する部品720とを備える。機能動作回路721は、データライン制御回路722を内部に有する。
部品710は、故障が製品700の安全上のリスクに直結する部品である。部品720は、故障しても製品700の安全性に影響しないが製品700が主たる機能を失う部品である。機能動作回路711は、部品710によって実現される製品700の機能を実行するために必要な回路である。機能動作回路721は、部品720によって実現される製品700の機能を実行するために必要な回路である。データライン制御回路722は、機能動作回路721のデータラインを制御する回路であって、機能動作回路721が正常に動作するために必要な回路である。フェイルセーフ回路730は、機能動作回路711の状態を常に監視し、劣化等による機能動作回路711の不具合を検出したとき、機能動作回路721内のデータライン制御回路722を制御して、機能動作回路721のデータラインを非制御状態にする回路である。なお、フェイルセーフ回路730は、部品720の外部に搭載しても良い。
本実施形態では、フェイルセーフ回路730が、故障が製品700の安全上のリスクに直結する部品710が有する機能動作回路711の状態を常に監視し、機能動作回路711の不具合を検出したときに機能動作回路721のデータラインを非制御状態にする。機能動作回路721のデータラインを非制御状態にすると部品720は動作せず、部品720が動作しなければ部品710も動作しない。したがって、故障が製品700の安全上のリスクに直結する部品710が故障したまま製品700が動作し続けることによって部品710が劣化故障に至るといった事態を防止することができる。このようにして、製品700のライフエンド時における安全性を高めることができる。
(第7の実施形態)
図7は、フェイルセーフ機能を有する第7の実施形態の製品を示すブロック図である。図7に示す製品800は、機能動作回路811を有する部品810と、機能動作回路821及びフェイルセーフ回路830を有する部品820とを備える。機能動作回路821は、コントロールライン制御回路822を内部に有する。
部品810は、故障が製品800の安全上のリスクに直結する部品である。部品820は、故障しても製品800の安全性に影響しないが製品800が主たる機能を失う部品である。機能動作回路811は、部品810によって実現される製品800の機能を実行するために必要な回路である。機能動作回路821は、部品820によって実現される製品800の機能を実行するために必要な回路である。コントロールライン制御回路822は、機能動作回路821のコントロールラインを制御する回路であって、機能動作回路821が正常に動作するために必要な回路である。フェイルセーフ回路830は、機能動作回路811の状態を常に監視し、劣化等による機能動作回路811の不具合を検出したとき、機能動作回路821内のコントロールライン制御回路822を制御して、機能動作回路821のコントロールラインを非制御状態にする回路である。なお、フェイルセーフ回路830は、部品820の外部に搭載しても良い。
本実施形態では、フェイルセーフ回路830が、故障が製品800の安全上のリスクに直結する部品810が有する機能動作回路811の状態を常に監視し、機能動作回路811の不具合を検出したときに機能動作回路821のコントロールラインを非制御状態にする。機能動作回路821のコントロールラインを非制御状態にすると部品820は動作せず、部品820が動作しなければ部品810も動作しない。したがって、故障が製品800の安全上のリスクに直結する部品810が故障したまま製品800が動作し続けることによって部品810が劣化故障に至るといった事態を防止することができる。このようにして、製品800のライフエンド時における安全性を高めることができる。
(第8の実施形態)
図8は、フェイルセーフ機能を有する第8の実施形態の製品を示すブロック図である。図8に示す製品900は、機能動作回路911を有する部品910と、機能動作回路921及びフェイルセーフ回路930を有する部品920とを備える。機能動作回路921は、アドレスライン制御回路922を内部に有する。
部品910は、故障が製品900の安全上のリスクに直結する部品である。部品920は、故障しても製品900の安全性に影響しないが製品900が主たる機能を失う部品である。機能動作回路911は、部品910によって実現される製品900の機能を実行するために必要な回路である。機能動作回路921は、部品920によって実現される製品900の機能を実行するために必要な回路である。アドレスライン制御回路922は、機能動作回路921のアドレスラインを制御する回路であって、機能動作回路921が正常に動作するために必要な回路である。フェイルセーフ回路930は、機能動作回路911の状態を常に監視し、劣化等による機能動作回路911の不具合を検出したとき、機能動作回路921内のアドレスライン制御回路922を制御して、機能動作回路921のアドレスラインを非制御状態にする回路である。なお、フェイルセーフ回路930は、部品920の外部に搭載しても良い。
本実施形態では、フェイルセーフ回路930が、故障が製品900の安全上のリスクに直結する部品910が有する機能動作回路911の状態を常に監視し、機能動作回路911の不具合を検出したときに機能動作回路921のアドレスラインを非制御状態にする。機能動作回路921のアドレスラインを非制御状態にすると部品920は動作せず、部品920が動作しなければ部品910も動作しない。したがって、故障が製品900の安全上のリスクに直結する部品910が故障したまま製品900が動作し続けることによって部品910が劣化故障に至るといった事態を防止することができる。このようにして、製品900のライフエンド時における安全性を高めることができる。
(第9の実施形態)
図9は、フェイルセーフ機能を有する第9の実施形態の製品を示すブロック図である。図9に示す製品1000は、機能動作回路1011を有する部品1010と、機能動作回路1021及びフェイルセーフ回路1030を有する部品1020とを備える。
部品1010は、故障が製品1000の安全上のリスクに直結する部品である。部品1020は、故障しても製品1000の安全性に影響しないが製品1000が主たる機能を失う部品である。機能動作回路1011は、部品1010によって実現される製品1000の機能を実行するために必要な回路である。機能動作回路1021は、部品1020によって実現される製品1000の機能を実行するために必要な回路である。フェイルセーフ回路1030は、インターネット等のネットワークを介した外部からの操作に応じて機能動作回路1011の状態を検出し、劣化等による機能動作回路1011の不具合を検出したときに機能動作回路1021の動作を停止させる回路である。なお、フェイルセーフ回路1030は、機能動作回路1011の不具合を検出した後、機能動作回路1021の動作停止を指示する信号をネットワーク経由で受信した際に、当該信号に応じて機能動作回路1021の動作を停止させても良い。フェイルセーフ回路1030は、部品1020の外部に搭載しても良い。
本実施形態では、故障しても製品1000の安全性に影響しないが製品1000が主たる機能を失う部品1020がフェイルセーフ回路1030を有するため、部品1010に不具合が確認されたとき機能動作回路1021の動作を停止させることができる。したがって、故障が製品1000の安全上のリスクに直結する部品1010が故障したまま製品1000が動作し続けることによって部品1010が劣化故障に至るといった事態を防止することができる。このようにして、製品1000のライフエンド時における安全性を高めることができる。
(第10の実施形態)
図10は、フェイルセーフ機能を有する第10の実施形態の製品を示すブロック図である。図10に示す製品1100は、機能動作回路1111を有する部品1110と、機能動作回路1121を有する部品1120と、フェイルセーフ回路1130とを備える。
部品1110は、故障が製品1100の安全上のリスクに直結する部品である。部品1120は、故障しても製品1100の安全性に影響しないが製品1100が主たる機能を失う部品である。機能動作回路1111は、部品1110によって実現される製品1100の機能を実行するために必要な回路である。機能動作回路1121は、部品1120によって実現される製品1100の機能を実行するために必要な回路である。フェイルセーフ回路1130は、購入日時又は初作動日時等を記憶するメモリ1131を有する。フェイルセーフ回路1130は、メモリ1131に記憶された日時情報が示す日時から所定期間が経過したときに機能動作回路1121の動作を停止させる回路である。なお、フェイルセーフ回路1130は、日時情報が示す日時から所定期間が経過した後、機能動作回路1121の動作停止を指示する信号をネットワーク経由で受信した際に、当該信号に応じて機能動作回路1121の動作を停止させても良い。また、フェイルセーフ回路1130は、部品1120の内部に搭載しても良い。
本実施形態では、製品1100の購入時又は初作動時から所定時間が経過した際に、故障しても製品1100の安全性に影響しないが製品1100が主たる機能を失う部品1120の機能動作回路1121の動作がフェイルセーフ回路1130によって停止される。通常は、所定時間経過したときの故障率は、部品1120よりも部品1110の方が低く設計されている。このため、製品1100が所定時間を越えて長い期間動作し続けることによって部品1110が劣化故障に至るといった事態を防止することができる。このようにして、製品1100のライフエンド時における安全性を高めることができる。
(第11の実施形態)
図11は、フェイルセーフ機能を有する第11の実施形態の製品を示すブロック図である。図11に示す製品1200は、機能動作回路1211を有する部品1210と、機能動作回路1221を有する部品1220と、フェイルセーフ回路1230とを備える。本実施形態では、製品1200を充電するための充電器(図示せず)に内蔵されたメモリに購入情報又は初作動日時等の日時情報が格納されている。
部品1210は、故障が製品1200の安全上のリスクに直結する部品である。部品1220は、故障しても製品1200の安全性に影響しないが製品1200が主たる機能を失う部品である。機能動作回路1211は、部品1210によって実現される製品1200の機能を実行するために必要な回路である。機能動作回路1221は、部品1220によって実現される製品1200の機能を実行するために必要な回路である。フェイルセーフ回路1230は、外部の充電器のメモリに格納された日時情報が示す日時から所定期間が経過したときに機能動作回路1221の動作を停止させる回路である。なお、フェイルセーフ回路1230は、日時情報が示す日時から所定期間が経過した後、機能動作回路1221の動作停止を指示する信号を充電器から受信した際に、当該信号に応じて機能動作回路1221の動作を停止させても良い。また、フェイルセーフ回路1230は、部品1220の内部に搭載しても良い。
本実施形態では、製品1200の購入時又は初作動時から所定時間が経過した際に、故障しても製品1200の安全性に影響しないが製品1200が主たる機能を失う部品1220の機能動作回路1221の動作がフェイルセーフ回路1230によって停止される。通常は、所定時間経過したときの故障率は、部品1220よりも部品1210の方が低く設計されている。このため、製品1200が所定時間を越えて長い期間動作し続けることによって部品1210が劣化故障に至るといった事態を防止することができる。このようにして、製品1200のライフエンド時における安全性を高めることができる。
本発明に係る電子機器は、故障が電子機器の安全上のリスクに直結する部品と、故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う部品とを備える電子機器であって、ライフエンド時の安全性がより向上した電子機器等として有用である。
フェイルセーフ機能を有する第1の実施形態の製品を示すブロック図 フェイルセーフ機能を有する第2の実施形態の製品を示すブロック図 フェイルセーフ機能を有する第3の実施形態の製品を示すブロック図 フェイルセーフ機能を有する第4の実施形態の製品を示すブロック図 フェイルセーフ機能を有する第5の実施形態の製品を示すブロック図 フェイルセーフ機能を有する第6の実施形態の製品を示すブロック図 フェイルセーフ機能を有する第7の実施形態の製品を示すブロック図 フェイルセーフ機能を有する第8の実施形態の製品を示すブロック図 フェイルセーフ機能を有する第9の実施形態の製品を示すブロック図 フェイルセーフ機能を有する第10の実施形態の製品を示すブロック図 フェイルセーフ機能を有する第11の実施形態の製品を示すブロック図 フェイルセーフ機能を有する従来の製品を示すブロック図
符号の説明
200,300,400,500,600,700,800,900,1000,1100,1200 製品
210,310,410,510,610,710,810,910,1010,1110,1210 部品
211,311,411,511,611,711,811,911,1011,1111,1211 機能動作回路
220,320,420,520,620,720,820,920,1020,1120,1220 部品
221,321,421,521,621,721,821,921,1021,1121,1221 機能動作回路
230,330,430,530,630,730,830,930,1030,1130,1230 フェイルセーフ回路
422 電源回路
522 クロック制御回路
622 リセット制御回路
722 データライン制御回路
822 コントロールライン制御回路
922 アドレスライン制御回路
1131 メモリ

Claims (14)

  1. 複数の部品を備える電子機器であって、
    故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、
    故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、
    前記第2の部品の動作を停止させるフェイルセーフ回路と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記フェイルセーフ回路は前記第2の部品内に設けられたことを特徴とする電子機器。
  3. 複数の部品を備える電子機器であって、
    故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、
    故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、
    前記第2の部品への電源供給を制御する電源回路と、
    前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品への電源供給を停止するよう前記電源回路を制御するフェイルセーフ回路と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  4. 複数の部品を備える電子機器であって、
    故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、
    故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、
    前記第2の部品へのクロックの供給を制御するクロック制御回路と、
    前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品へのクロックの供給を停止するよう前記クロック制御回路を制御するフェイルセーフ回路と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  5. 複数の部品を備える電子機器であって、
    故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、
    故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、
    前記第2の部品をリセットするリセット制御回路と、
    前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品をリセットされた状態に保つよう前記リセット制御回路を制御するフェイルセーフ回路と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  6. 複数の部品を備える電子機器であって、
    故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、
    故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、
    前記第2の部品のデータラインを制御するデータライン制御回路と、
    前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品のデータラインを非制御状態にするよう前記データライン制御回路を制御するフェイルセーフ回路と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  7. 複数の部品を備える電子機器であって、
    故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、
    故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、
    前記第2の部品のコントロールラインを制御するコントロールライン制御回路と、
    前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品のコントロールラインを非制御状態にするよう前記コントロールライン制御回路を制御するフェイルセーフ回路と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  8. 複数の部品を備える電子機器であって、
    故障が当該電子機器の安全上のリスクに直結する第1の部品と、
    故障しても当該電子機器の安全性に影響しないが当該電子機器が主たる機能を失う第2の部品と、
    前記第2の部品のアドレスラインを制御するアドレスライン制御回路と、
    前記第1の部品の状態を監視し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品のアドレスラインを非制御状態にするよう前記アドレスライン制御回路を制御するフェイルセーフ回路と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1又は2に記載の電子機器であって、
    前記フェイルセーフ回路は、外部機器からの信号に応じて前記第1の部品の状態を検出し、前記第1の部品の不具合を検出したとき、前記第2の部品の動作を停止させることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項9に記載の電子機器であって、
    前記フェイルセーフ回路は、前記第1の部品の不具合を検出した後、前記外部機器から送信された前記第2の部品の動作停止を指示する信号を受信した際に、前記第2の部品の動作を停止させることを特徴とする電子機器。
  11. 請求項9又は10に記載の電子機器であって、
    前記外部機器からの信号はネットワークを介して伝送された信号であることを特徴とする電子機器。
  12. 請求項1又は2に記載の電子機器であって、
    前記フェイルセーフ回路は、当該電子機器の購入又は初作動に関する時間情報が示す時から所定時間が経過したとき、前記第2の部品の動作を停止させることを特徴とする電子機器。
  13. 請求項12に記載の電子機器であって、
    前記フェイルセーフ回路は、前記所定時間が経過した後、外部機器から送信された前記第2の部品の動作停止を指示する信号を受信した際に、前記第2の部品の動作を停止させることを特徴とする電子機器。
  14. 請求項13に記載の電子機器であって、
    前記外部機器は当該電子機器の充電器であることを特徴とする電子機器。
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