JPS6118815A - 自動車のデ−タ記憶装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば自動車用各種装置のためのマイクロコ
ンピュータ等に用いられるデータ記憶装置に関するもの
である。

（発明の背景） 近年のマイクロコンピュータの発達によって、例えばト
リップメータなどの自動車用計器の分野でもマイクロコ
ンピュータが多く使われるようになってきている。そし
て、このようなマイクロコンピュータにおいては、一般
に書き込み、読み出しが自由にできることが必要である
ことから、データの記憶部としてはＲＡＭのような揮発
性メモリが使イーれるのが普通である。

ところが、ＲＡＭのような揮発性メモリは、その特質上
電源が切れたり、電源電圧が所定値以下に低下してし−
まった場合にはそれまでの記憶データを完全に消失して
しまう欠点がある。このことは、自動車用計器のように
イグニノンヨンキーのオン時とオフ時とでバッテリ電源
の電圧変動が極端に大きい用途の場合にはきイつめて好
ましくない現象である。

（従来技術） そこで、従来は一般に以」二のような欠点を解消する目
的でメモリの電源側に大容量コンデンサや乾電池などの
別電源を挿入して電圧変動をバックアップする構成が採
られている。

しかし、コンデンサを使用する場合は、その放′屯時間
に限りかあるために充分なバックアップ時間を取ること
が難しく、容量を相当に大きいものとしなければならな
い。しかし容量を余りに大きくすることは、外付スペー
スの拡大はもとより、コストの大幅な上昇を招くととも
に充電時間も長くなるので短時間の電圧変動に対しては
応答性の悪いものとなる。

また、別電源を用いる場合は、安定性は高いが、コスト
が高くなることと電池の交換を必要とするなどの点で不
便かある。

さらに、従来から特に車輌用のオドメータとして知られ
るものとして、特開昭５６−１３７２０９号公報（第３
図）に示されるものがある。この公知例の場合には、オ
ドメータ自体がその性格上記憶内容の絶対性を要求され
、そのために不揮発性メモリを有していることに着目し
て常時電源電圧を監視するとともに、エノジン始動時の
ように電源電圧か低下したときに１よ、走行距離積算用
のカウンタの計数値を必ず不揮発性メモリに一旦移して
記憶させ、電源電圧が安定状態に復帰したときには新た
にその記憶値をカウンタに戻し、その値を初期値として
カウンタ動作を行わせるようにしたものである。したが
って、この構成によれば電源電圧が、０（ｖ）となった
場合でも記憶データの保持が可能である。

しかし、オドメータのように当然に不揮発性メモリを備
えているものの場合にはよいが、例えばトリップメータ
のように通常不揮発性メモリを備えていないものの場合
には、別途設置する必要があるのでシステムの複雑化と
価格の上昇を招く等経済性に欠ける欠点がある。

（発明、の目的） 本発明は、以上のような欠点を除去するためになされた
もので、揮発性メモリを特にＣ−Ｍ　ＯＳ型ＩＣで構成
し、このメモリの電源電圧を監視するとともに電源電圧
が所定電圧以下に低下した時には当該メモリに対する動
作用のクロ・ツク信号の供給を停止することによって、
電源電圧の変動時にも記憶データの保持を可能とした自
動車のデータ記憶装置を提供することを目的とするもの
である。

（目的を達成するための手段） 本発明は、自動車用各種装置のデータを記憶する（、−
ＭＯＳ型ＩＣよりなる揮発性のメモリ部と、このメモリ
部に対して動作用のクロック信号を供給するクロック信
号発生回路と、上記メモリ部の動作電源電圧が所定値以
下になったことを検出する電圧検出部と、この電圧検出
部の検出信号によって上記クロック信号発生回路よりの
上記メモリ部に対するクロック信号の供給を停止させる
クロック信号停止部とからなるものであり、Ｃ−Ｍ　Ｏ
Ｓ型ＩＣがインピーダンスが低（、消費電力が小さいこ
とを利用し、電圧低下時にはメモリ動作を停止させるこ
とによって低電圧時にも記憶データの保持を可能とした
ものである。

（実施例） 以下、本発明を例えば自動車のトリップメータに適用し
た一実施例を図面を参照して詳細に説明する。

先ず、第１図は本発明の一実施例の回路構成を示すブロ
ック図である。図中符号（＋）は、トリップメータ用マ
イクロコンピュータの中心部を形成し、Ｃ−ＭＯＳ（コ
ンプリメンタリ−ＭＯＳ）型■Ｃよりなる揮発性メモリ
（２）の動作用電源電圧を検出する電圧検出部であり、
抵抗（Ｒ、）およびツェナーダイオード（Ｄ）よりなる
基準電圧設定回路と抵抗（Ｒｚ）　１（Ｒ３）よりなる
分圧回路、並ひに演算増幅器よりなるコンパレータ（３
）とから構成されている。基準電圧設定回路−のツェナ
ーダイオード（Ｄ）は、抵抗（Ｒ、）を介して電源（十
Ｂ）に接続され、（Ｐ）点の電位を一定の基準電位（第
２図（ｂ）のＶｓ）に規定する。また、分圧回路の抵抗
（Ｒ２）。

上記基糸電位に対する比較電位（第２図（ｂ）のＶＢ）
を形成ケる。

そして、コンパレータ（３）は、負人力として上記（Ｐ
）点の基準電位（Ｖｓ）を、また正入力として上記比較
電位（Ｖρをそれぞれ人）Ｊして比較し、基準電位（Ｖ
　ｓ）に対して比較電位（ＶＢ）の方が高い場合には論
理値“ｌ”の（Ｈ）信号を、他方低い場合には論理値“
０”の（Ｌ）信号を出力する。

ずなわち、コノパレータ（３）は、メモリ（２）の電源
電圧（＋ｒ３）が、所定の基準電位（ｖｓＸメモリの記
憶データを保持するのに最低限必要な電圧しｌ＼ル）よ
り低下したことを（Ｌ）信号で検出し、この信号をＤタ
イプのフリップ・フロップ回路（以下、単にＦＦと略称
する）（４）のデータ人力として供給する。

一方、このＦＦ（／Ｉ）のクロック端子（ＣＬ）にはメ
モリ（２）の書き込みまたは読み出しのための動作クロ
ック信号（第２図（ａ））が、クロック信号発生回路（
５）よりインバータ（Ｎ）を介して位相を反転した後に
供給され、このクロック信号が入力される毎に上記デー
タ人力（第２図（Ｃ））が読み込まイ１、レジストされ
るとともに、そのデータ入ノＪに対応したＱ出力（第２
図（ｄ））が出力される。したがって、上記電圧検出部
（１）の検出結果は、上記クロック周期で常時監視され
ることになり、ＦＦ（４）のＱ出力の論理値信号（Ｈ）
または（Ｌ）として表示されることになる。

次に、符号（６）は、上記ＦＦ（４）と共にクロック信
号停止部を構成するＡＮＤ回路であって、上記ＦＦ（４
）のＱ出力と上記クロック信号発生回路（５）のクロッ
ク信号を入力して、両者の論理積を取り、その結果をメ
モリ（２）のクロック＠字（ｃＬ）に入力する。したが
って、上記電圧検出部（１）の検出信号が（Ｈ）でＦＦ
（４）のＱ出力が（Ｈ）の場合には、メモリ（２）に対
して常時クロック信号が供給され、メモリ（２）は通常
の動作を行うが、電圧検出部（１）の検出信号が（Ｌ）
でＦＦ（４）のＱ出力も（Ｌ）’となると、論理積は、
“０”となるのでメモリ（２）に対するクロック信号の
供給は停止される。

その結果、メモリ（２）は本来の動作を停止するが、周
知のようにＣ−ＭＯＳ型ＩＣは、相補型であるため消費
電力（消費電流はゲート端子の反転回数に比例）か小さ
いために電源電圧（十Ｂ）がある程度印加されている限
り、記憶データは充分に保持される。

なお、符号（７）は、車速センサーであり、この車速セ
ンサー（７）からのデータぼカウンタ等を介してデジタ
ル信号化されており、上記クロック信号によってメモリ
（２）に書き込まれる。そして、書き込まれた記憶デー
タは、同様にクロック信号で読み出されてディスプレイ
部（８）に表示される。

また、符号（Ｓ）はトリップデータのクリアスイッヂで
ある。

ところで、以上の実施例では、自動車のトリゾ・　プメ
ータに適用した場合について説明したが、本発明はその
場合に限られるものではなく　、例。

えば車載用プリセット型ラジオのチューニングシステム
や車のノートリフターのリフトデータの記憶装置等揮発
性メモリを有する種々の装置に利用することかできるも
のであることは言うまでもない。

（発明の効果） 本発明は、以上に説明したように、自動車用装置のデー
タを記憶するＣ−ＭＯＳ型ＩＣよりなる揮発性のメモリ
部と、このメモリ部に対して動作クロック信号を供給す
るためのクロック信号発生回路と、上記メモリ部の動作
用電源電圧か所定の値以下になったことを検出する電圧
検出部と、この電圧検出部の検出信号によって上記クロ
ック信号発生回路よりの上記メモリ部に対するクロック
信号の供給を停止させるクロック信号停止部とによって
構成し、揮発性メモリの電源電圧が低下した場合にはメ
モリ本来の動作を停止させて消費電流を最小にし、Ｃ−
ＭＯＳ型ＩＣの特徴を活かして低電圧下においても記憶
データの保持を可能としたものである。

したがって、本発明によれば仮に電源電圧か相当長期に
亘−）て低下したとしても、それか完全に消失しない限
り記憶データは確実に保持することかできる。１．かも
、電圧検出部とクロック停止手段を付加するのみでよい
から回路構成も簡単で済み、外付部品もないのでＩＣ化
も容易である。

その結果、本発明は、自動車の各種システムに使用され
るマイクロコンピュータのメモリのように、電源電圧か
変動しやすい用途のものに特に最適のものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を自動車のトリップメータに適用した
場合の一実施例のブロック図、第２図は、同実施例の要
部の信号波形を示すタイムチャートである。 ｌ・・・・電圧検出部 ２・・・・揮発性メモリ ３・・・・コンパレータ ４・・・・フリシブ・フロップ回路 ５・・・・クロック信号発生回路 ６・・・・ＡＮＤ回路 ／　　電圧検出部 ２　、揮発性メモリ ３　゛フンパレータ ｑ　：フリップ・フロップ回路 Ｓ　、クロック信号発生回路 乙　：　ＡＮＤ回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、自動車用装置のデータを記憶するＣ−ＭＯＳ型ＩＣ
   よりなる揮発性のメモリ部と、このメモリ部に対して動
   作クロック信号を供給するためのクロック信号発生回路
   と、上記メモリ部の動作用電源電圧が所定値以下になっ
   たことを検出する電圧検出部と、この電圧検出部の検出
   信号によって上記クロック信号発生回路よりの上記メモ
   リ部に対するクロック信号の供給を停止させるクロック
   信号停止部とからなる自動車のデータ記憶装置。