JP2000305603A - 自己監視機能付き車載用電子制御装置 - Google Patents

自己監視機能付き車載用電子制御装置

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JP2000305603A
JP2000305603A JP11110541A JP11054199A JP2000305603A JP 2000305603 A JP2000305603 A JP 2000305603A JP 11110541 A JP11110541 A JP 11110541A JP 11054199 A JP11054199 A JP 11054199A JP 2000305603 A JP2000305603 A JP 2000305603A
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Yoshiyuki Uchiumi
淑之 内海
Yasuhiro Konishi
康裕 小西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェールセーフ機能を低下させることなく、
コスト低減、小型化を可能にした自己監視機能付き車載
用電子制御装置を提供する。 【解決手段】 監視手段5はセンサ1の情報に所定処理
を行い、主制御手段4に送信する第1処理処理手段20
と、主制御手段4からの情報を入力し、第1処理情報と
比較し、両者に相違がある場合第1禁止信号を出力する
第1比較手段22とを有し、主制御手段4は、センサ1
情報から制御量を演算する際、センサ1情報を監視手段
5にも出力する第2処理手段11と、第1処理情報を入
力し、センサ情報と両者を比較し相違がある場合、第2
禁止信号を出力する第2比較手段12を有し、第1及び
第2禁止信号によりアクチュエータ2を停止する禁止手
段6から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車載用電子制御
装置で、特にフェールセーフ機能の確実性を高めるため
の自己監視機能付き車載用電子制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より車載用電子制御装置の中には、
その制御系の誤動作を厳格に監視してフェールセーフ機
能を強化しているものがある。例えば4輪操舵システム
やアンチスキッドブレーキシステム(以下ABSとい
う)は、運転者の操作に対して車両の操縦性及び安定性
を確保するものであるため、その制御量を決定するコン
トロールユニット(以下ECUという)には、信頼性を
確保する目的のフェールセーフ機能が盛り込まれてい
た。例えばABSでは車輪速情報に基づき制御量演算を
行う際、CPUを2個配置し、同一入力・同一演算の結
果の照合により、同一結果の場合出力し、ブレーキ液圧
を制御するアクチュエータ(以下H/Uという)を駆動
していた。つまり完全二重系による冗長性で信頼性を確
保していた。このように構成された装置は、例えば特公
平7−38162号公報に記載されている。
【0003】このような従来のECUでは、同一機能の
CPUを2個装備するためコスト高になるという欠点が
あった。そこでこのコスト高の欠点を補う目的で例え
ば、特開平9−305223号公報記載の発明が提案さ
れている。以下図8に基づき従来の車載用電子制御装置
について説明する。図8は、ABSにおけるシステムブ
ロック図である。1はセンサ類で車輪速センサを示し、
2はアクチュエータでH/Uを示している。3はH/U
2を駆動する駆動手段、4はセンサ1からの情報に基づ
き制御量を演算し、H/U2を駆動すべく駆動手段3に
信号を出力するメインCPUである。50はメインCP
U4を監視するサブCPUで、メインCPU4と通信可
能である。51はメインCPU4又はサブCPU50の
出力により作動し、 H/U2の電源供給源であるフェ
ールセーフリレー53を遮断するように作動するOR回
路である。
【0004】次に、従来装置の特徴であるメインCPU
4を監視するサブCPU50によるフェールセーフ機能
について説明する。メインCPU4を監視する監視部5
2は、チェックデータX及びそれらから定まる解データ
Zを記憶手段に予め記憶している。サブCPU50は、
このデータXをメインCPU4に通信ライン54を介し
て送信する。メインCPU4はこれらのデータXを受信
し、予め決められた演算手順で処理し、その結果を通信
ライン55を介してサブCPU50に返信する。サブC
PU50は、この受信データと記憶していたデータZを
照合し、一致していればメインCPU4は正常と判断
し、不一致であれば異常と判断しOR回路51に異常信
号を出力する。この出力によりH/U2の駆動源である
電源を遮断するので、H/U2を非作動状態にすること
になり、フェールセーフ機能が働く。この従来装置はメ
インCPU1個によりH/Uを制御できる構成であり、
サブCPUは機能的にも、コスト的にもメインCPUよ
り低位の素子を使用することが可能な構成となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来装置
であっても、サブCPUを使用しているため、設計及び
製造コスト高はまだ解消できず、さらにサブCPUの占
める面積により小型化の障害となっている。また、サブ
CPU自体の異常によりOR回路への信号が、必要時正
確に出力されていることを確認していないという問題点
があった。
【0006】この発明は、前記のような問題点を解決す
るためになされたもので、主制御手段とこの異常を監視
する監視手段とにより互いにデータを送受信し、独立に
互いの異常を検出することにより、フェールセーフ機能
の信頼性を向上させ、さらにコスト低減、小型化をめざ
した自己監視機能付き車載用電子制御装置を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自己監視
機能付き車載用電子制御装置では、車両の状態を検出す
るセンサと、車両の所定部分を制御するアクチュエータ
と、このアクチュエータを駆動させる駆動手段と、前記
センサからの情報を入力し、この情報に基づき制御量を
演算し、この制御量に見合う信号を前記駆動手段に出力
する主制御手段と、前記センサ及び主制御手段に接続さ
れ、前記主制御手段の機能を監視する監視手段と、この
監視手段から第1の禁止信号を出力し、禁止信号出力時
前記アクチュエータを動作しないようにする禁止手段と
を有し、前記監視手段は、前記センサ情報を入力し、所
定処理を行う第1処理手段と、この第1処理手段で処理
された情報を前記主制御手段に出力する第1処理信号
と、前記主制御手段からの情報を第2処理信号として入
力し、この第2処理信号の情報と前記第1処理手段の情
報を比較し、互いの情報に相違がある場合、前記禁止手
段に第1禁止信号を出力する第1の比較手段とを備え、
前記主制御手段は、前記センサ情報を入力し制御量演算
を行う第2処理手段と、前記監視手段の第1処理信号を
入力し、前記第2処理手段で得られた情報とを比較し、
互いの情報に相違がある場合、前記禁止手段に第2の禁
止信号を出力する第2の比較手段と、前記第2処理手段
の情報を第2処理信号として前記監視手段に出力する手
段とを備えるようにしたものである。
【0008】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置では、主制御手段は、基準となる信号
を発生する第1基準信号発生手段を有し、監視手段と主
制御手段は、この第1基準信号に応じて第1処理手段及
び第2処理手段で処理された情報を出力又は入力するよ
うに構成されたものである。
【0009】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置では、監視手段は、第2の基準信号を
発生する第2基準信号発生手段を有し、主制御手段から
の第1基準信号の周期をこの第2基準信号で計測するこ
とにより、第1基準信号が所定時間範囲外の場合、第1
禁止信号を出力する第3比較手段と、この第3比較手段
の出力又は第1比較手段の出力を第1禁止信号として出
力し、この出力を保持する保持手段と、所定時間経過
後、かつ前記第1基準信号が所定時間範囲内の場合、こ
の保持機能を一旦打ち消す解除手段とを備えるようにし
たものである。
【0010】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置では、主制御手段はセンサ情報に基づ
き制御量を演算する際、監視手段の第1処理手段に対応
した変換演算を行う第3処理手段を有し、この処理情報
と監視手段による第1処理情報を比較し、互いの情報に
相違がある場合、禁止手段に第2の禁止信号を出力する
第2の比較手段と、前記第3処理手段の情報を第2処理
信号として前記監視手段に出力する手段と備えるように
したものである。
【0011】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置では、主制御手段は監視手段の第1処
理手段からの情報に対し、主制御手段の第2処理手段に
対応した変換演算を行う第5処理手段と、この第5処理
による情報と第2演算情報を比較し、この比較により互
いの情報に相違がある場合、前記禁止手段に第2の禁止
信号を出力する第2の比較手段と、前記第5処理手段に
よる情報を再度変換演算を行い、これを監視手段に出力
する第6処理手段とを備えるようにしたものである。
【0012】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置では、電源投入後主制御手段は、第1
の所定時間までは通常の第3処理と異なった別の処理を
行い、第2の所定時間経過までに監視手段による第1禁
止信号を入力し、禁止信号が出力されている場合、第2
の所定時間以降通常の第3処理を行うように作動するよ
うにしたものである。
【0013】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置では、電源投入後主制御手段は、第1
の所定時間までは通常の第5処理又は第6処理と異なっ
た別の処理を行い、第2の所定時間経過までに監視手段
による第1禁止信号を入力し、禁止信号が出力されてい
る場合、第2の所定時間以降通常の第5処理又は第6処
理を行うように作動するようにしたものである。
【0014】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置では、監視手段の第1の比較手段、又
は主制御手段の第2の比較手段は、情報の相違が所定回
数続いた場合、第1禁止信号又は第2禁止信号を出力す
るようにしたものである。
【0015】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置では、センサからの信号がディジタル
信号である場合、第1処理手段は第2基準信号に基づき
計測処理を行うようにしたものである。
【0016】さらにまた、この発明に係る自己監視機能
付き車載用電子制御装置では、センサからの信号がアナ
ログ信号である場合、第1処理手段は、所定分割による
アナログ/ディジタル変換処理を行うようにしたもので
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
実施の形態1による自己監視機能付き車載用制御装置を
示すブロック構成図である。図1において、1は車両の
状態を検出するセンサ類で、2は車両を制御するアクチ
ュエータである。3はこのアクチュエータ2を駆動する
駆動手段である。4は主制御手段で、センサ1の情報に
基づき制御量を演算し、駆動手段3に制御量信号を出力
するものである。5は主制御手段4を監視する監視手段
であり、主制御手段4との間には送信・受信の通信ライ
ンが存在する。6はアクチュエータ2の作動を停止させ
るように動作する禁止手段であり、主制御手段4又は監
視手段5により作動するものである。
【0018】監視手段5は、ライン31によりセンサ類
1の情報の少なくとも1つを入力し、所定処理を行い第
1処理信号33を介して主制御手段4に送信する第1処
理手段20と、主制御手段4からの第2処理信号34を
入力し、第1処理手段による情報と比較し相違がある場
合、第1禁止信号35を禁止手段6に出力する第1比較
手段22とで主に構成されている。なお第1処理手段2
0、及び第2処理信号の入力34は主制御手段4の第1
基準信号32に呼応して動作するように構成されてい
る。
【0019】さらには、第2の基準信号を発生する第2
基準信号発生手段23と、主制御手段4からの第1基準
信号32が所定時間内にあるか否かを第2基準信号によ
り計測することにより比較し、所定時間内に第1基準信
号32が入っていない場合、禁止手段6に第1禁止信号
35を出力する第3比較手段24と、第1比較手段22
又は第3比較手段24の禁止用信号を保持する保持手段
25と、第2基準信号による所定時間経過後、かつ第3
比較手段24による禁止用信号発生がない場合、保持手
段25の禁止信号を一旦打ち消す解除手段26とを有し
ている。
【0020】一方主制御手段4は、センサ1の情報を入
力し制御量を演算し、駆動手段3に出力する第2処理手
段11と、第1の基準信号を発生する第1基準信号発生
手段10と、第1処理信号33を介して入力された情報
と第2処理手段11による情報を比較し、相違がある場
合、禁止手段6に第2の禁止信号36を出力する第2比
較手段12とで構成され、第2処理手段11にはセンサ
処理情報を第1基準信号に応じて監視手段5に出力する
手段を有している。
【0021】図1のブロック構成を具体的システムに適
用した場合において、各手段の機能について詳細な説明
を行う。図2はABSに適用した場合のブロック構成図
である。図2中図1と同一符号は同一又は相当部分を示
している。センサ類(1a〜1d)は車輪速センサで、
乗用車の場合各車輪毎に配設されて通常4個存在する。
これら車輪速センサの内少なくとも1つは監視手段5に
も入力されている(31)。監視手段5はCPUを含ま
ない回路網で構成されているとする。第2基準信号発生
手段23は、第1基準信号32と比較し1桁以上早い基
準信号を発生するクロック発生回路である。例えば第1
基準信号は200Hzとすると、第2基準信号は20K
Hzとする。
【0022】第1処理手段20は、この第2基準信号を
基に車輪速信号を計測する機能を有している。この計測
間隔は第1基準信号毎にクリアされるものとする。ここ
で車輪速は100Km/hで1KHzのパルスが入力さ
れるとすると、第1基準信号間隔では4又は5発入力さ
れることになり、第2基準信号20KHzでこれを計測
すると各パルス間隔はA=19又は20カウントとな
る。このカウント値Aを第1基準信号32に同期して主
制御手段4であるCPUに第1処理信号33を介して送
信する。
【0023】次に第1基準信号32に同期して、第1処
理値Aを第4処理手段21にシフトすると共に計測値を
クリアする。この場合、第4処理手段21はレジスタの
機能を有し、処理値はD=Aとなる。信号ライン34を
介して入力した値Cと第4処理手段による値Dを比較
し、CとDが相違している場合、禁止信号35を出力す
るように信号を発生する第1比較手段22が作用する。
この場合、監視手段5は主制御手段4が異常と判断し、
H/U2を停止するように駆動手段3を非駆動とするの
で、安全性を確保して例えばノーブレーキ状態に陥るの
を禁止し、運転者による通常ブレーキ状態に戻すことに
なる。
【0024】次に、第1基準信号32に異常が発生して
いるか否かを監視する機能について説明する。この機能
はいわゆるウオッチドッグと言われるものである。第2
基準信号に基づき第1基準信号が所定範囲内に入ってい
るかをカウントする。例えば前記の第2基準信号周波数
が20KHzであるとすれば、カウント値はE=99又
は100となる。そこで第2基準信号のバラツキ、測定
誤差を考慮し範囲を90〜110とする。この範囲にカ
ウント値Eが入っていない場合、同様に禁止信号35を
出力するように第3比較手段24は作用する。
【0025】以上のことを図3のタイムチャートを用い
て時系列に沿って説明する。32は第1基準信号、36
は第2基準信号である。車輪速1dが31に示すように
入力された場合、第1処理手段は、37のように車輪速
周期を計測する。つまり第1基準信号のエッジに同期し
カウンタ値はクリアされ(t1)、第2基準信号の立ち
上がりエッジでカウントを開始し(t2)、車輪速パル
ス31のエッジで前回値と比較し大きい方を保持する
(t3、t4)。この情報を主制御手段4に、次の第1
基準信号のエッジで送信する。この機能により第1処理
手段は、低速ほど大きな値が送信されることになる。な
お、停車時は所定の値でクリップするようにしておく。
【0026】また、第1基準信号32は、第2基準信号
36により計測され、38に示すようなカウント値とな
る。つまり第1基準信号のエッジでクリアされ(t
1)、第2基準信号の立ち上りエッジでカウントを開始
し(t5)、次の第1基準信号のエッジ入力時点(t
6)の値を参照し、予め決められた上限(39)・下限
(40)の範囲に入っているかを第3比較手段24によ
りチェックするものである。
【0027】再度図2に戻り主制御手段4について説明
する。主制御手段4はCPUであり、車輪速センサ1a
〜1dの信号をすべて入力し、車輪速度を演算し、車体
速度を推定し、車輪加減速度及びスリップ率を演算し、
各車輪のブレーキ液圧を減圧・保持・増圧することによ
り車輪スリップを適切な範囲に収束させるようにH/U
2を駆動する駆動手段3の駆動回路に信号を出力する機
能を有している。これらの処理は通常のABS制御で、
第2処理手段11で行っている。ここで1dの車輪速を
演算した情報Bから、第2基準信号で計測したならばど
の程度の値Cとなるかの変換を第3処理手段13で行
う。例えばB=1mS=100Km/hが得られている
ので、この値から20KHZ=0.05msでカウント
するとC=20が求まる。このCにある範囲を有して情
報Aと比較し、両者の相違を検出する。
【0028】次に、第1基準信号例えばウオッチドッグ
信号に同期して、第1処理信号33を入力する。この第
1処理信号の情報Aと第3処理手段による変換値Cを第
2比較手段12で比較する。ここでCは第2基準信号の
バラツキ、計測の誤差を加味して所定の範囲(例えば1
7〜23)を有するものとする。AとCが相違している
場合、CPU4は監視手段5が異常として判断し、禁止
手段6に信号を出力し(37)、H/U2の駆動を強制
的に停止させる。さらに、第3処理手段13による情報
Cを第1基準信号に同期して、監視手段5に第3処理信
号34を送信する。CPU4が以上のような構成を有し
ているため、監視手段が異常になった場合でも、アクチ
ュエータ2の駆動を停止できるため、車両の制動力を損
なうことなく走行安全性を確保でき、ECUとしての信
頼性を向上できるものである。
【0029】さらにまた、監視手段5が異常を検出した
場合、実際に禁止信号35を出力するか否かをチェック
することも必要となる。次にこの機能について説明す
る。電源投入直後、CPU4は所定時間経過までは、第
3処理手段13による所定処理を行わず、例えば第2処
理手段11の情報をそのまま送信する。この時間管理は
第1基準信号を使用して行うことができる。その後禁止
信号35をCPU4が入力し、禁止信号が発生してい
て、かつ所定時間経った場合、第3処理手段13は通常
の処理に変える。禁止信号が発生していなければ、監視
手段5が異常と判断し、第2比較手段12が第2の禁止
信号37を出力するように作用する。この機能を有する
ことにより、監視手段5の第1比較手段22により禁止
信号が出力されることをCPU4が監視していることに
なる。
【0030】しかし、禁止信号を一旦出力していたのも
かかわらずこの出力をリセットしてしまうのことは、実
使用上及び安全性確保上問題である。そこで、監視手段
5は、電源投入後所定時間経過後禁止信号を保持する手
段25を解除する手段26を有している。この機能は、
第1基準信号又は第2基準信号に基づき所定時間を計測
し、所定時間後(例えば電源投入後100ms)で、第
1基準信号が所定範囲に入っている場合、禁止信号を一
旦リセットする信号を出力する解除手段26で行われ
る。従って、禁止信号保持手段25(例えばラッチ回
路)を所定時間後一度だけリセットをかけるものであ
る。実際に異常であっても、再度第1比較手段22又は
第2比較手段12により禁止信号が出力されるため、第
1基準信号の1周期分正常と判断されるのみで、短時間
であるため実使用上問題はない。
【0031】以上のことを図4のタイムチャートを用い
て時系列に沿って説明する。41は電源供給ラインを示
していて、t0で電源が投入されたとする。第1基準信
号は32のように入力されている。42はCPU4の内
部動作の状態を示していて、第1基準信号32の立ち上
がり及び立ち下がりが4回までは、第3処理手段13が
所定処理を行っていない状態である。第1基準信号4回
以降、ある時点(t7)で第3処理手段が所定処理を開
始したことを示している。ただしこの際、第1禁止信号
35aが禁止信号を出力していることを検出した場合に
限られる。43は解除信号を示し、第1基準信号32の
5回目のエッジ(t8)で、所定の出力信号を発生し、
保持手段25を一旦リセットするように作用する。これ
により、保持手段の出力である第1禁止信号35は、禁
止信号を出力していたがt8からt9の間、禁止信号の
発生を停止する。この後各手段が正常に動作すれば、t
9以降も禁止信号が出力されない(35a)。もし、異
常であれば35bのように禁止信号が再び出力される。
【0032】以上のように各手段を構成することによ
り、CPU4の異常、監視手段5の異常、第1基準信号
10の異常、第2基準信号23の異常、及び監視手段の
禁止信号出力異常35を検出し、駆動手段3を非駆動に
することができる。また、監視手段5を回路網で構成し
ているので、マイコンを使用する必要もなくコスト低減
が可能である。さらに、監視手段を1チップ化すること
により1個のICとすることもでき、引いてはECUの
小型化にも貢献できるものである。また、センサ情報の
1つをCPU4と監視手段5の両方でチェックすること
にもなり、信頼性を向上させているものである。
【0033】なお、CPU4と監視手段5との情報の送
受信の間隔(ボーレート)は、第1基準信号から発生し
た別の基準クロック36に同期して行ってもよい。ま
た、第2基準信号から作成した別の基準クロック(図示
せず)に同期して送受信してもよい。つまりクロック同
期式で送受信することも可能である。さらに、送受信ラ
イン33,34を2本使用したが、1本で行う半二重方
式で行うことも可能である。半二重方式の場合、例えば
第1基準信号のエッジ毎に送信と受信を交互に行うこと
になる。また、CPU4の第2処理手段11は、CPU
の基本動作である演算機能、タイマ機能、記憶機能、分
岐機能等をすべて使用するようにソフトウエアを構成す
ることにより、監視を強化できるようになる。
【0034】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2を示すもので、図2又は図3と同一符号は同一又は
相当部分を示している。第1基準信号32aは、トリガ
信号のように形成してもよい。この形態にすることによ
り監視手段5の回路構成において、トリガ形成回路が不
要となるので簡単になる効果がある。また、センサ信号
が31のように監視手段5に入力される場合、実施の形
態1のような第2基準信号による周期計測を行わず、所
定時間内に入力される信号数を計測方法がある。例えば
第1処理手段は、第1基準信号2周期分の期間に入力さ
れるセンサ信号31をカウントする。t12ではt10
からのカウント値4個、t13ではt11からのカウン
ト値3個を使用するものである。この構成は、周期計測
法に比べ計測回路が簡単になる効果がある。また、第1
及び第2比較手段20,11にタイマ機能を含み、情報
の相違が1回では作動しないようにすることもできる。
例えば相違が2回以上続いた場合、禁止信号を出力する
ことにより、ノイズ他による誤動作を防止できる効果が
ある。
【0035】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3を示すもので、実施の形態1との相違点であるCP
U4のみを記載している。図2と同一符号は同一又は相
当部分を示している。監視手段5の第1処理手段20か
らの情報Aを第5処理手段14で所定の処理を行う。例
えば、この情報が車輪速の周期計測した値である場合、
又はパルス数カウント値である場合、この周期、又はカ
ウント数から車輪速に変換処理をするものである。A=
19ならば、A1=100*(0.05*19)により
A1=95Km/hとなる。この演算結果A1と第2処
理手段11からの情報Bとを第2比較手段12により比
較し、相違している場合第2禁止信号37を出力する。
一方、第5処理手段の情報A1を再度第6処理手段15
により変換し、情報Cとして監視手段5に出力する。変
換式はC=A1/(100*0.05)とする。このよ
うな構成を有することにより、CPU4での処理を簡略
化できる効果がある。
【0036】また、第5処理手段又は第6処理手段は、
電源投入後所定時間までは予め定められた所定の変換演
算を行わず、監視手段の第1禁止信号が正常に出力され
ていることを検出すると、所定処理を行うように変更す
る。これにより、監視手段の動作をチェックできる。ま
た第6処理手段15は、第2処理手段11の情報により
変換演算を行い、情報を送信するようにしても、同様な
効果が得られる。
【0037】実施の形態4.次に実施の形態4につい
て、図7を用いて説明する。このブロック図は、4輪操
舵システムや操舵力アシストのパワーステアリングシス
テム(以下EPSという)のように、センサ信号がアナ
ログ信号であるシステムである。図2と同一符号は同一
又は相当部分を示している。EPSはセンサ類1と、ハ
ンドルの回転をアシストするアクチュエータ(モータ
ー)2と、駆動手段3と、CPU4と、監視手段5と、
禁止手段6と、アクチュエータ2の電源を制御するリレ
ー7とから構成されている。なお、禁止手段6はアクチ
ュエータ2の電源を遮断することにより、アクチュエー
タ2の駆動を停止させるものである。また、センサ類1
には少なくとも1つのアナログ信号(1e例えばハンド
ルトルクセンサ)を含んでいるものとする。
【0038】監視手段5は、センサ類信号1a、1eの
インターフェース回路27を含み、この回路27の出力
は直接CPU4に接続され、アナログ信号1eはさらに
監視手段の他の部分にも接続されている。このような構
成を取ることにより、インターフェース回路を共用でき
るばかりでなく、監視手段に一体化でき、小型化が計れ
る効果がある。アナログ信号1eは第1処理手段20に
入力され、所定範囲に分割するいわゆるアナログ/ディ
ジタル変換を、例えばウインドウコンパレータを有して
いる。この変換値は第1基準信号32に同期して、CP
U4に出力される(33)。また、第4処理手段21
は、第1基準信号32に同期して第1処理手段による値
を格納するレジスタとして作用する。さらに、CPU4
からの情報34を第1基準信号32に同期して入力し、
これと第4処理手段21の値とを比較する。これら情報
に相違があると第1禁止信号35を出力する。この際手
段28において、相違が所定回数継続した場合に出力す
るタイマ機能を有している。
【0039】一方、CPU4はセンサ類の情報を入力
し、これに基づき制御量を演算し、駆動手段3に出力す
る第2処理手段11を含んでいる。アナログ信号1eを
アナログ/ディジタル変換した結果と、第1処理手段2
0による情報とを比較し、これらの情報に相違が発生し
た場合、第2禁止信号37を出力する第2比較手段12
を有している。また、第2処理手段のセンサ情報は第1
基準信号に同期して監視手段5に送信される(34)。
【0040】以上のようにアナログセンサ情報を入力す
るシステムにおいても、CPU4と監視手段5とで互い
に監視しあうことにより、ECUの信頼性を向上し、フ
ェールセーフの機能を充実させることができる。
【0041】
【発明の効果】この発明の車載用電子制御装置は、以上
説明したように構成されているので、以下に示すような
効果を奏する。
【0042】この発明に係る自己監視機能付き車載用電
子制御装置によれば、監視手段は、前記センサ情報を入
力し、所定処理を行う第1処理手段と、この第1処理手
段で処理された情報を前記主制御手段に出力する第1処
理信号と、前記主制御手段からの情報を第2処理信号と
して入力し、この第2処理信号の情報と前記第1処理手
段の情報を比較し、互いの情報に相違がある場合、前記
禁止手段に第1禁止信号を出力する第1の比較手段とを
備え、一方主制御手段は、前記センサ情報を入力し制御
量演算を行う第2処理手段と、前記監視手段の第1処理
信号を入力し、前記第2処理手段で得られた情報とを比
較し、互いの情報に相違がある場合、前記禁止手段に第
2の禁止信号を出力する第2の比較手段と、前記第2処
理手段の情報を第2処理信号として前記監視手段に出力
する手段とを備えたので、主制御手段、監視手段による
交互監視作用により異常時の検出が確実になり、装置の
信頼性を向上できる効果がある。
【0043】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置によれば、主制御手段は、基準となる
信号を発生する第1基準信号発生手段を有し、監視手段
と主制御手段は、この第1基準信号に応じて第1処理手
段及び第2処理手段で処理された情報を出力又は入力す
るようにしたので、主制御手段と監視手段との情報の送
受信のタイミングを簡単に取ることができる効果があ
る。
【0044】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置によれば、監視手段は、第2の基準信
号を発生する第2基準信号発生手段を有し、主制御手段
からの第1基準信号の周期をこの第2基準信号で計測す
ることにより、第1基準信号が所定時間範囲外の場合、
第1禁止信号を出力する第3比較手段と、この第3比較
手段の出力又は第1比較手段の出力を第1禁止信号とし
て出力し、この出力を保持する保持手段と、所定時間経
過後、かつ前記第1基準信号が所定時間範囲内の場合、
この保持機能を一旦打ち消す解除手段とを備えたので、
主制御手段の基準信号の監視、及び監視手段の動作を確
実にチェックできる効果がある。
【0045】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置によれば、主制御手段はセンサ情報に
基づき制御量を演算する際、監視手段の第1処理手段に
対応した変換演算を行う第3処理手段を有し、この処理
情報と監視手段による第1処理情報を比較し、互いの情
報に相違がある場合、禁止手段に第2の禁止信号を出力
する第2の比較手段と、前記第3処理手段の情報を第2
処理信号として前記監視手段に出力する手段とを備えた
ので、監視手段の機能を容易に比較監視できる効果があ
る。
【0046】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置によれば、主制御手段は監視手段の第
1処理手段からの情報に対し、主制御手段の第2処理手
段に対応した変換演算を行う第5処理手段と、この第5
処理による情報と第2演算情報を比較し、この比較によ
り互いの情報に相違がある場合、前記禁止手段に第2の
禁止信号を出力する第2の比較手段と、前記第5処理手
段による情報を再度変換演算を行い、これを監視手段に
出力する第6処理手段とを備えたので、監視手段の機能
を容易に比較監視できる効果がある。
【0047】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置によれば、電源投入後主制御手段は、
第1の所定時間までは通常の第3処理と異なった別の処
理を行い、第2の所定時間経過までに監視手段による第
1禁止信号を入力し、禁止信号が出力されている場合、
第2の所定時間以降通常の第3処理を行うようにしたの
で、監視手段の動作を確実にチェックできる効果があ
る。
【0048】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置によれば、電源投入後主制御手段は、
第1の所定時間までは通常の第5処理又は第6処理と異
なった別の処理を行い、第2の所定時間経過までに監視
手段による第1禁止信号を入力し、禁止信号が出力され
ている場合、第2の所定時間以降通常の第5処理又は第
6処理を行うようにしたので、監視手段の動作を確実に
チェックできる効果がある。
【0049】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置によれば、監視手段の第1の比較手
段、又は主制御手段の第2の比較手段は、情報の相違が
所定回数続いた場合、第1禁止信号又は第2禁止信号を
出力するようにしたので、監視手段、又は主制御手段の
異常検出に対してノイズ耐量を向上することができる効
果がある。
【0050】また、この発明に係る自己監視機能付き車
載用電子制御装置によれば、センサからの信号がディジ
タル信号である場合、第1処理手段は第2基準信号に基
づき計測処理を行うようにしたので、センサ情報がディ
ジタル信号である場合にも簡単に適用できる効果があ
る。
【0051】さらにまた、この発明に係る自己監視機能
付き車載用電子制御装置によれば、センサからの信号が
アナログ信号である場合、第1処理手段は、所定分割に
よるアナログ/ディジタル変換処理を行うようにしたの
で、センサ情報がアナログ信号である場合にも簡単に適
用できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における車載用電子
制御装置を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるアンチスキ
ッド制御装置を示すブロック図である。
【図3】 実施の形態1における各信号の状態を示すタ
イムチャートである。
【図4】 実施の形態1における電源投入後の信号の状
態を示すタイムチャートである。
【図5】 実施の形態2における各信号の状態を示すタ
イムチャートである。
【図6】 実施の形態3における主制御手段を示すブロ
ック図である。
【図7】 実施の形態4におけるブロック図である。
【図8】 従来の車載用電子制御装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 センサ、2 アクチュエータ、3 駆動手段、4
CPU(主制御手段)、5 監視手段、6 禁止手段、
10 第1基準信号発生手段、11 第2処理手段、1
2 第2比較手段、13 第3処理手段、14 第5処
理手段、15第6処理手段、20 第1処理手段、21
第4処理手段、22 第1比較手段、23 第2基準
信号発生手段、24 第3比較手段、25 保持手段、
26解除手段、32 第1基準信号、33 第1処理信
号、34 第2処理信号又は第3処理信号、35 第1
禁止信号、37 第2禁止信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B034 AA02 CC01 DD02 5H209 AA10 BB07 CC01 DD04 EE11 GG04 HH04 JJ07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の状態を検出するセンサと、車両の
    所定部分を制御するアクチュエータと、このアクチュエ
    ータを駆動させる駆動手段と、前記センサからの情報を
    入力し、この情報に基づき制御量を演算し、この制御量
    に見合う信号を前記駆動手段に出力する主制御手段と、
    前記センサ及び主制御手段に接続され、前記主制御手段
    の機能を監視する監視手段と、この監視手段から第1の
    禁止信号を出力し、禁止信号出力時前記アクチュエータ
    を動作しないようにする禁止手段とを有する装置におい
    て、 前記監視手段は、前記センサ情報を入力し、所定処理を
    行う第1処理手段と、この第1処理手段で処理された情
    報を前記主制御手段に出力する第1処理信号と、前記主
    制御手段からの情報を第2処理信号として入力し、この
    第2処理信号の情報と前記第1処理手段の情報を比較
    し、互いの情報に相違がある場合、前記禁止手段に第1
    禁止信号を出力する第1の比較手段とを備え、 前記主制御手段は、前記センサ情報を入力し制御量演算
    を行う第2処理手段と、前記監視手段の第1処理信号を
    入力し、前記第2処理手段で得られた情報とを比較し、
    互いの情報に相違がある場合、前記禁止手段に第2の禁
    止信号を出力する第2の比較手段と、前記第2処理手段
    の情報を第2処理信号として前記監視手段に出力する手
    段とを備えることを特徴とする自己監視機能付き車載用
    電子制御装置。
  2. 【請求項2】 主制御手段は、基準となる信号を発生す
    る第1基準信号発生手段を有し、監視手段と主制御手段
    は、この第1基準信号に応じて第1処理手段及び第2処
    理手段で処理された情報を出力又は入力するように構成
    されたことを特徴とする請求項1記載の自己監視機能付
    き車載用電子制御装置。
  3. 【請求項3】 監視手段は、第2の基準信号を発生する
    第2基準信号発生手段を有し、主制御手段からの第1基
    準信号の周期をこの第2基準信号で計測することによ
    り、第1基準信号が所定時間範囲外の場合、第1禁止信
    号を出力する第3比較手段と、この第3比較手段の出力
    又は第1比較手段の出力を第1禁止信号として出力し、
    この出力を保持する保持手段と、所定時間経過後、かつ
    前記第1基準信号が所定時間範囲内の場合、この保持機
    能を一旦打ち消す解除手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の自己監視機能付き車載用電
    子制御装置。
  4. 【請求項4】 主制御手段はセンサ情報に基づき制御量
    を演算する際、監視手段の第1処理手段に対応した変換
    演算を行う第3処理手段を有し、この処理情報と監視手
    段による第1処理情報を比較し、互いの情報に相違があ
    る場合、禁止手段に第2の禁止信号を出力する第2の比
    較手段と、前記第3処理手段の情報を第2処理信号とし
    て前記監視手段に出力する手段と備えることを特徴とす
    る請求項1記載の自己監視機能付き車載用電子制御装
    置。
  5. 【請求項5】 主制御手段は監視手段の第1処理手段か
    らの情報に対し、主制御手段の第2処理手段に対応した
    変換演算を行う第5処理手段と、この第5処理による情
    報と第2演算情報を比較し、この比較により互いの情報
    に相違がある場合、前記禁止手段に第2の禁止信号を出
    力する第2の比較手段と、前記第5処理手段による情報
    を再度変換演算を行い、これを監視手段に出力する第6
    処理手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の自
    己監視機能付き車載用電子制御装置。
  6. 【請求項6】 電源投入後主制御手段は、第1の所定時
    間までは通常の第3処理と異なった別の処理を行い、第
    2の所定時間経過までに監視手段による第1禁止信号を
    入力し、禁止信号が出力されている場合、第2の所定時
    間以降通常の第3処理を行うように作動することを特徴
    とする請求項3又は請求項4記載の自己監視機能付き車
    両用電子制御装置。
  7. 【請求項7】 電源投入後主制御手段は、第1の所定時
    間までは通常の第5処理又は第6処理と異なった別の処
    理を行い、第2の所定時間経過までに監視手段による第
    1禁止信号を入力し、禁止信号が出力されている場合、
    第2の所定時間以降通常の第5処理又は第6処理を行う
    ように作動することを特徴とする請求項3又は請求項5
    記載の自己監視機能付き車両用電子制御装置。
  8. 【請求項8】 監視手段の第1の比較手段、又は主制御
    手段の第2の比較手段は、情報の相違が所定回数続いた
    場合、第1禁止信号又は第2禁止信号を出力することを
    特徴とする請求項1記載の自己監視機能付き車載用電子
    制御装置。
  9. 【請求項9】 センサからの信号がディジタル信号であ
    る場合、第1処理手段は第2基準信号に基づき計測処理
    を行うことを特徴とする請求項1記載の自己監視機能付
    き車載用電子制御装置。
  10. 【請求項10】 センサからの信号がアナログ信号であ
    る場合、第1処理手段は、所定分割によるアナログ/デ
    ィジタル変換処理を行うことを特徴とする請求項1記載
    の自己監視機能付き車載用電子制御装置。
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