JP2002278620A - 制御装置 - Google Patents
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- JP2002278620A JP2002278620A JP2001083097A JP2001083097A JP2002278620A JP 2002278620 A JP2002278620 A JP 2002278620A JP 2001083097 A JP2001083097 A JP 2001083097A JP 2001083097 A JP2001083097 A JP 2001083097A JP 2002278620 A JP2002278620 A JP 2002278620A
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Abstract
するセンサからのパルス信号特性に基づき好適に異常検
出することができる制御装置を提供する。 【解決手段】 車輪速度センサ19は、車輪Wの車輪速
度に比例するパルス数のパルス信号を発生する。入力イ
ンターフェース22は、車輪速度センサ19からのパル
ス数を計測するパルスカウンタ41を備えている。マイ
コン21は、パルスカウンタ41に同期して車輪速度セ
ンサ19からのパルス数を演算する。入力インターフェ
ース22は、マイコン21のパルス数を受信する受信回
路44と、受信されたパルス数とパルスカウンタ41に
おいて計測されたパルス数とを比較する比較器45とを
備え、これら両パルス数の比較結果が不一致のときに異
常処置を行う。
Description
に応じてパルス信号を発生するセンサからのパルス信号
特性に基づき制御対象を制御する制御装置に関するもの
である。
−23386号公報に記載されたアンチスキッド制御装
置が知られている。同公報記載の装置は、各速度センサ
のチャネルごとに2個の同一演算回路が設けられてお
り、これら両演算回路により異常発生を監視するように
している。そして、いずれかの演算回路により異常発生
が検出された場合には、ソレノイドへの給電を遮断して
当該制御動作を停止させ、同制御の信頼性を向上させて
いる。
に記載されたアンチスキッド制御装置も知られている。
同公報記載の装置は、ソレノイドに対して同一の制御信
号を出力可能な2つの制御回路(主制御回路及び副制御
回路)が設けられている。そして、これら両制御回路の
制御信号を比較し、一致時には主制御回路の制御信号を
ソレノイドに対して出力する。また、不一致時には主制
御回路の故障診断を行う。そして、主制御回路が故障と
診断された場合には、副制御回路の制御信号をソレノイ
ドに対して出力する。
報に記載されたブレーキバルブ制御方法も知られてい
る。同公報記載の方法は、時間的に2種類の同期計測に
より車輪速度センサからのパルス信号に基づきそれぞれ
車輪速度(車輪速度及び短期簡易車輪速度)を演算す
る。そして、これら両車輪速度の偏差の大きさが大きい
ときには、バルブ制御を停止させ、同制御の信頼性を向
上させている。
23386号公報に記載された装置では、各速度センサ
のチャネルごとに2個の同一演算回路を設ける必要があ
るために、コスト及びサイズの増大を余儀なくされる。
された装置では、両制御回路の比較をソレノイドに対し
て出力される制御信号に限定しているため、例えば制御
回路の論理演算部(以下、ALU回路という)の異常を
検出することができない。
載された方法では、車輪速度センサからのパルス信号の
入力に係る異常を検出することができない。また、マイ
コン自体に異常がある場合にもその検出をすることがで
きない。
てパルス信号を発生するセンサからのパルス信号特性に
基づき好適に異常検出することができる制御装置を提供
することにある。
めに、請求項1に記載の発明は、制御対象の動作量に応
じてパルス信号を発生するセンサと、前記センサからの
パルス信号特性を計測する計測器を備えた入力回路と、
前記計測器に同期して前記センサからのパルス信号特性
を演算するコントローラとを備える制御装置において、
前記入力回路は、前記コントローラのパルス信号特性を
受信する入力側受信回路と、該受信されたパルス信号特
性と前記計測器において計測されたパルス信号特性とを
比較する比較器とを備え、これら両パルス信号特性の比
較結果が不一致のときに異常処置を行うことを要旨とす
る。
の制御装置において、前記コントローラは、前記計測器
において計測されたパルス信号特性を受信するコントロ
ーラ側受信回路と、該受信されたパルス信号特性と前記
演算されたパルス信号特性とを比較する比較手段とを備
え、これら両パルス信号特性の比較結果が不一致のとき
に異常判定を行うことを要旨とする。
に記載の制御装置において、前記コントローラは、前記
演算されたパルス信号特性に基づき制御対象の動作量を
演算し、該演算された動作量から更に逆算して対応する
パルス信号特性を演算する逆算手段を備え、前記入力側
受信回路は、前記コントローラにおいて逆算されたパル
ス信号特性を受信し、前記比較器は、前記逆算されたパ
ルス信号特性と前記計測器において計測されたパルス信
号特性とを比較することを要旨とする。
に記載の制御装置において、前記コントローラは、前記
演算されたパルス信号特性に基づき制御対象の動作量を
演算し、該演算された動作量から更に逆算して対応する
パルス信号特性を演算する逆算手段を備え、前記比較手
段は、前記受信されたパルス信号特性と前記逆算された
パルス信号特性とを比較することを要旨とする。
いずれかに記載の制御装置において、前記パルス信号特
性は、所定時間内のパルス数であることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の制御装置に
おいて、前記所定時間は、前記センサからのパルス信号
の検出周期が長いほど大きく設定されることを要旨とす
る。
いずれかに記載の制御装置において、前記パルス信号特
性は、パルス信号の検出周期であることを要旨とする。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、コントローラ
において演算されたパルス信号特性と、入力回路の計測
器において計測されたパルス信号特性とが、同入力回路
の比較器において比較される。そして、入力回路はこれ
ら両パルス信号特性の比較結果が不一致のときに異常処
置を行う。従って、例えばコントローラ側に異常が発生
した場合にも、比較器での比較結果によって好適に異常
検出とその処置がなされる。
の計測器において計測されたパルス信号特性と、コント
ローラにおいて演算されたパルス信号特性とが、同コン
トローラの比較手段において比較される。そして、コン
トローラはこれら両パルス信号特性の比較結果が不一致
のときに異常判定を行う。従って、入力回路若しくはコ
ントローラ側に異常が発生した場合、比較手段での比較
結果によって好適に異常検出される。
方で異常検出を行うことでその信頼性が向上される。請
求項3に記載の発明によれば、コントローラは、演算さ
れたパルス信号特性に基づき制御対象の動作量を演算
し、同演算された動作量から更に逆算して対応するパル
ス信号特性を演算する。そして、コントローラにおいて
逆算されたパルス信号特性と、入力回路の計測器におい
て計測されたパルス信号特性とが、同入力回路の比較器
において比較される。従って、コントローラによるパル
ス信号特性の逆算に係るそのALU回路の状態も含めた
異常検出が可能となる。
ーラは、演算されたパルス信号特性に基づき制御対象の
動作量を演算し、同演算された動作量から更に逆算して
対応するパルス信号特性を演算する。そして、コントロ
ーラにおいて逆算されたパルス信号特性と、入力回路の
計測器において計測されたパルス信号特性とが、同コン
トローラの比較手段において比較される。従って、コン
トローラによるパルス信号特性の逆算に係るそのALU
回路の状態も含めた異常検出が可能となる。
号特性は、所定時間内のパルス数とされる。請求項6に
記載の発明によれば、パルス数が計測される上記所定時
間は、センサからのパルス信号の検出周期が長いほど大
きく設定される。すなわち、パルス信号の検出周期が長
いときにはその分、上記所定時間を長くしてパルス数が
十分に計測されるようにすることで、同パルス数の計測
精度が向上される。
号特性は、パルス信号の検出周期とされる。
される車両のアンチスキッド制御装置について図1〜図
14に従って説明する。
ム構成を示すブロック図である。なお、同図においては
説明の簡略化のために1つの車輪を代表して説明する。
同図に示されるように、車両の制御対象としての車輪W
には、ホイールシリンダ11が装着されている。ホイー
ルシリンダ11は、常開型の2ポート2位置の電磁開閉
弁12を介してマスタシリンダ13の圧力室(図示せ
ず)に接続されている。また、このホイールシリンダ1
1は、常閉型の2ポート2位置の電磁開閉弁14を介し
てリザーバ15に接続されている。
6に連結されており、ブレーキペダル16の操作に応じ
て昇圧されるマスタシリンダ液圧を出力する。リザーバ
15は、ピストンとスプリングとを備え、所定の容量の
ブレーキ液を貯蔵し得るように構成されている。液圧ポ
ンプ17は、その吸入側がリザーバ15に接続され、そ
の吐出側が開閉弁12及びマスタシリンダ13間に接続
されている。この液圧ポンプ17は、電動モータ18に
よって駆動され、リザーバ15内のブレーキ液を吸入
し、開閉弁12及びマスタシリンダ13間に吐出する。
通電の時間間隔が調整されることで、ホイールシリンダ
11のブレーキ液圧を増減するもので、液圧制御弁とし
て機能する。
速度センサ19が設けられ、これがECU(電子制御装
置)20に接続されており、各車輪の回転速度、即ち車
輪速度に比例する数の検出信号(パルス信号)がECU
20に入力されるように構成されている。ECU20
は、この検出信号に基づき後述の態様で各車輪速度を演
算する。
は、上記ECU20によって駆動制御され、走行状態に
応じて後述するアンチスキッド制御が行われる。アンチ
スキッド制御は、ブレーキペダル16の操作時に、車輪
Wのロックを防止するように、車輪Wに付与する制動力
を制御するものである。
ク図である。同図に示されるように、ECU20は、コ
ントローラとしてのマイコン(マイクロコンピュータ)
21と、同マイコン21に接続された入力回路としての
入力インターフェース22及び出力インターフェース2
3とを備えている。
輪速度センサ19に接続されており、その検出信号をパ
ルス信号としてマイコン21へと入力する。上記出力イ
ンターフェース23は、前記電磁開閉弁12,14及び
電動モータ18に接続されており、マイコン21からの
各駆動信号をこれら電磁開閉弁12,14及び電動モー
タ18にそれぞれ出力する。
ーフェース22の電気的構成の細部を示すブロック図で
ある。これらマイコン21及び入力インターフェース2
2は、例えば同期シリアル通信にて後述の所定データの
送受信が可能に構成されている。
CPU(中央演算処理装置)31、パルスカウンタバッ
ファ32,33、送信回路34及びコントローラ側受信
回路としての受信回路35を備えている。マイコン21
において、CPU31は予め記憶された制御プログラム
及び初期データ等に従って、各種演算処理を実行する。
記車輪速度センサ19からの検出信号に基づきコンパレ
ータ36において2値化されたパルス信号が入力されて
いる。パルスカウンタバッファ32は、このパルス信号
を緩衝してCPU31へと入力する。CPU31は、こ
のパルス信号をカウントして車輪速度演算用パルス数P
aとして格納する。CPU31は、この車輪速度演算用
パルス数Paに基づき車輪速度Vwを演算する。具体的
には、単位時間、単位パルス当たりの車輪速度をKVと
する。そして、時間t間に車輪速度演算用パルス数Pa
をカウントしたとすると、このときの車輪速度Vwを、 Vw=KV×Pa/t …(1) として車輪速度Vwを演算する。
記車輪速度センサ19からの検出信号に基づきコンパレ
ータ36において2値化されたパルス信号がゲートG1
を介して入力されている。パルスカウンタバッファ33
は、CPU31からの後述の所定時間計測要求信号に基
づきゲートG1が活性化されている間において、上記パ
ルス信号を緩衝してCPU31へと入力する。CPU3
1は、このパルス信号をカウントして車輪速度比較用入
力パルス数Pbとして格納する。CPU31は、この車
輪速度比較用入力パルス数Pbに基づき車輪速度比較用
車輪速度Vxを演算する。具体的には、後述の態様で設
定される計測要求時間A間に車輪速度比較用入力パルス
数Pbをカウントしたとすると、上記(1)式に準じて
車輪速度比較用車輪速度Vxを、 Vx=KV×Pb/A …(2) として演算する。
(2)式を逆算して車輪速度比較用車輪速度Vxに対応
する車輪速度比較用パルス数Pxを、 Px=Vx/KV×A …(3) として演算し、別途格納する。
ェース22に対して所定の送信データ、すなわち所定時
間計測要求信号、後述の車輪速度比較要求信号及び上記
車輪速度比較用パルス数Pxを送信する。
ェース22からの所定の受信データ、すなわち後述の車
輪速度パルス数を受信する。なお、CPU31は、上記
演算された車輪速度比較用パルス数Pxと前記入力イン
ターフェース22から受信した車輪速度パルス数とを後
述の態様で比較する。そして、この比較結果が一致しな
かった場合にCPU31は、異常状態にあるものとして
後述の態様でアンチスキッド制御を禁止するようにフラ
グの設定を行う。
ンパレータ36、計測器としてのパルスカウンタ41、
パルスカウンタバッファ42、送信回路43、入力側受
信回路としての受信回路44及び比較器45を備えてい
る。
度センサ19からの検出信号に基づきコンパレータ36
において2値化されたパルス信号がゲートG2を介して
入力されている。パルスカウンタ41は、上記受信回路
44においてマイコン21から受信した所定時間計測要
求信号に基づき上記ゲートG1に同期してゲートG2が
活性化されている間において、上記パルス信号を車輪速
度パルス数としてカウントする。パルスカウンタ41
は、この車輪速度パルス数をパルスカウンタバッファ4
2を介して緩衝して上記送信回路43及び比較器45へ
と入力する。
回路35)に対して所定の送信データ、すなわちパルス
カウンタ41からの車輪速度パルス数を送信する。な
お、CPU31は、この受信した車輪速度パルス数を車
輪速度パルス数Piとして格納する。
回路34)からの所定時間計測要求信号、車輪速度比較
要求信号及び車輪速度比較用パルス数(Px)を受信す
るためのものである。この受信回路44は、上記所定時
間計測要求信号をゲートG2に入力して活性・非活性化
し、パルスカウンタ41による車輪速度パルス数のカウ
ントを開始・終了する。また、受信回路44は、上記車
輪速度比較要求信号を比較器45に入力して活性・非活
性化し、同比較器45によるパルス数の比較を開始・終
了する。さらに、受信回路44は、上記車輪速度比較用
パルス数(Px)を比較器45に入力する。
信号により活性化されている間において、上記パルスカ
ウンタ41からの車輪速度パルス数(Pi)及び車輪速
度比較用パルス数(Px)を比較する。この比較器45
は、これら両パルス数の比較結果を、マイコン21(C
PU31)及び出力インターフェース23に対して出力
する。そして、この比較結果が一致しなかった場合にC
PU31は、異常状態にあるものとしてアンチスキッド
制御を禁止するようにフラグの設定を行う。一方、出力
インターフェース23は、これら両パルス数の異なる比
較結果を入力するとマイコン21によるアンチスキッド
制御に係る開閉弁12,14等の制御を自動的に無効化
する。
(以下、ABS制御という)態様について図4〜図7の
フローチャートに基づき説明する。なお、この制御は、
所定時間(例えば、5ms)ごとの定時割り込みにより
実行される。
ンに移行すると、まずステップ101においてCPU3
1は現在、ABS許可か否かを判断する。具体的には、
ABS制御に係る異常状態が確認されたときにオンされ
るABS禁止フラグによって判断する。この異常状態
は、CPU31による上述の車輪速度比較用パルス数P
xと受信した車輪速度パルス数(Pi)との比較結果が
一致しなかった場合に確認される。あるいは、比較器4
5による上述のパルスカウンタ41からの車輪速度パル
ス数(Pi)と車輪速度比較用パルス数(Px)との比
較結果が一致しなかった場合に確認される。
と判断されると、CPU31はABS制御をすることな
くその後の処理をそのまま終了する。一方、ABS許可
であると判断されると、CPU31はステップ102に
移行する。
記車輪速度センサ19からの検出信号に基づきカウント
された車輪速度演算用パルス数Paに基づく前記(1)
式に従って車輪速度Vwを演算する。次にCPU31
は、ステップ103において上記車輪速度演算用パルス
数Paをクリアし、ステップ104に移行する。
記車輪速度Vwに基づく周知の演算式に従って車輪加速
度DVwを演算し、ステップ105に移行する。ステッ
プ105においてCPU31は、上記車輪速度Vwに基
づく周知の演算式に従って推定車体速度Vs及び推定車
体加速度DVsを演算する。
比較用パルス数算出のサブルーチンを実行し、ステップ
300の後述の車輪速度パルス比較のサブルーチンを実
行し、更にステップ400の後述のABS制御のサブル
ーチンを実行してその後の処理を一旦終了する。
パルス数算出のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。このサブルーチンに移行するとCPU31は、ステ
ップ201において現在、車輪速度比較許可の状態か否
かを判断する。この車輪速度比較許可の状態は、後述の
態様で設定される車輪速度比較許可フラグを確認するこ
とで判断される。ここで、車輪速度比較許可の状態と判
断されるとCPU31は、前記車輪速度比較用入力パル
ス数Pbに基づく前記(2)式に従って車輪速度比較用
車輪速度Vxを演算する。
1は、上記車輪速度比較用車輪速度Vxを逆算して車輪
速度比較用パルス数Pxを算出してステップ300に戻
る。一方、ステップ201において現在、車輪速度比較
許可の状態でないと判断されるとCPU31は、上記車
輪速度比較用パルス数Pxをクリアしてステップ300
に戻る。従って、上記車輪速度比較用パルス数Pxは車
輪速度比較許可の状態においてのみ演算される。
比較のサブルーチンを示すフローチャートである。この
サブルーチンに移行するとCPU31は、ステップ30
1において現在、車輪速度比較要求があるか否かを判断
する。この車輪速度比較要求の有無は、後述の態様で設
定される車輪速度比較要求フラグを確認することで判断
される。
れるとCPU31は、ステップ302に移行して前記入
力インターフェース22から受信・格納した車輪速度パ
ルス数Piが所定値Dよりも小さいか否かを判断する。
上記所定値Dは、前記車輪速度比較用パルス数Pxと上
記車輪速度パルス数Piとの許容誤差に対応する好適な
値に設定されている。具体的には、この許容誤差はマイ
コン21及び入力インターフェース22に入力されるパ
ルス信号の位相差(同期タイミングのずれ)や検出しき
い値差等の影響を考慮したものとなっている。
ス数Piが所定値Dよりも小さいと判断されると、CP
U31はステップ303に移行して最小許容値Eを値
「0」とし、一方、同車輪速度パルス数Piが所定値D
以上と判断されると、CPU31はステップ304に移
行して最小許容値Eを(Pi−D)とする。これらステ
ップ302〜304の処理は、上記最小許容値Eが負数
になることを回避するためのものである。
値Eを設定したCPU31は、ステップ305に移行す
る。そして、上記車輪速度比較用パルス数Pxが許容範
囲、すなわち最小許容値E以上、最大許容値(Pi+
D)以下か否かを判断する。
が許容範囲にあると判断される場合には、マイコン21
において逆算された車輪速度比較用パルス数Px及び入
力インターフェース22においてカウントされた車輪速
度パルス数(Pi)の比較結果に異常がないと判定して
ステップ306に移行する。そして、異常検出カウント
値Cnをリセットしてステップ400の処理に戻る。な
お、この異常検出カウント値Cnは、上記車輪速度比較
用パルス数Pxが許容範囲にない状態が連続する都度に
インクリメントされるもので、上記車輪速度比較用パル
ス数Px及び車輪速度パルス数Piの比較結果の連続的
な異常の頻度を表すものである。
用パルス数Pxが許容範囲にないと判断される場合に
は、CPU31は上記車輪速度比較用パルス数Px及び
車輪速度パルス数Piの比較結果に異常があると判定し
てステップ307に移行する。
記異常検出カウント値Cnが所定値Fよりも大きいか否
かを判断する。この所定値Fは、一時的な比較結果の異
常判定を排除する好適な値に設定されている。ここで、
上記異常検出カウント値Cnが所定値Fよりも大きいと
判断されると、CPU31は上記車輪速度比較用パルス
数Px及び車輪速度パルス数Piの比較結果の連続的な
異常と判定してステップ308に移行する。そして、C
PU31は前記ABS禁止フラグをオンしてステップ4
00の処理に戻る。
値F以下と判断されると、CPU31はステップ309
に移行する。そして、CPU31は、上記異常検出カウ
ント値Cnをインクリメントしてステップ400の処理
に戻る。
理により、マイコン21側での車輪速度パルス比較によ
る異常判定が行われる。なお、ステップ308において
設定されたABS禁止フラグの状態(オン・オフ)が前
記ステップ101において判断され、ABS制御への移
行の判定に供されるのは既述のとおりである。
は、前記送信回路34において送信データとして設定さ
れ、入力インターフェース22の受信回路44を介して
車輪速度比較要求信号として比較器45に入力される。
比較器45は、上記車輪速度比較要求フラグがオンのと
きの車輪速度比較要求信号により活性化され、同様のタ
イミングで車輪速度パルス比較、すなわち車輪速度パル
ス数(Pi)及び車輪速度比較用パルス数(Px)の比
較を行う。特に、入力インターフェース22(比較器4
5)での車輪速度パルス数(Pi)及び車輪速度比較用
パルス数(Px)間の許容誤差について言及していない
が、マイコン21(CPU31)側と同等の許容誤差を
設定してもよく、互いに異なる許容誤差を設定してもよ
い。
ブルーチンを示すフローチャートである。このサブルー
チンに移行するとCPU31は、ステップ401におい
て現在、ABS制御中か否かを判断する。このABS制
御中の判断は、ABS制御を開始した際にオンされ、同
終了した際にオフされるABS制御フラグを確認するこ
とで判断される。
とCPU31は、ステップ402に移行する。そして、
推定車体速度Vsと車輪速度Vwとの偏差(Vs−V
w)を同推定車体速度Vsで除した値であるスリップ率
(Vs−Vw)/Vwが所定値k1以上か否かを判断す
る。
(Vs−Vw)/Vwが所定値k1以上と判断されると
CPU31は、車輪にスリップが発生しているものと判
定してステップ403に移行する。そして、前記車輪加
速度DVwが所定値k2よりも小さいか否かを判断す
る。
2よりも小さいと判断されると、CPU31は車輪の減
速状態と判定してステップ404に移行する。そして、
車輪のスリップを抑制するように前記ホイールシリンダ
11を減圧する。具体的には、前記開閉弁12,14を
共にオンしてホイールシリンダ11とマスタシリンダ1
3との連通を遮断すると共に、同ホイールシリンダ11
とリザーバ15とを連通して減圧を行う。
行して上記ABS制御フラグをオンしてその後の処理を
一旦終了する。また、ステップ403において上記車輪
加速度DVwが所定値k2以上と判断されると、CPU
31はステップ406に移行して現在、ABS制御中か
否かを判断する。
とCPU31は、ステップ407に移行する。そして、
前記ホイールシリンダ11の圧力を保持する。具体的に
は、前記開閉弁12をオンするとともに開閉弁14をオ
フしてホイールシリンダ11と液圧ポンプ17及びリザ
ーバ15との連通を共に遮断する。そして、CPU31
はその後の処理を一旦終了する。
中であると判断されるとCPU31は、ステップ408
に移行する。そして、上記スリップ率(Vs−Vw)/
Vwが上記所定値k1よりも小さい所定値k3以上か否
かを判断する。
Vwが所定値k3以上と判断されると、CPU31は車
輪に未だスリップが発生しているものと判定して上記ス
テップ403に移行し、一方、所定値k3より小さいと
判断されると、CPU31はステップ409に移行す
る。そして、前記ホイールシリンダ11をパルス増圧す
る。具体的には、前記開閉弁12をオン・オフによりホ
イールシリンダ11とマスタシリンダ13とを断続的に
連通するとともに開閉弁14をオフしてホイールシリン
ダ11とリザーバ15との連通を遮断し、ホイールシリ
ンダ11の圧力を漸増する。
行して、規定数のパルス増圧を出力完了したか否かを判
断する。そして、規定数のパルス増圧を出力完了してい
ないと判断されると、CPU31はその後の処理を一旦
終了する。また、規定数のパルス増圧を出力完了したと
判断されると、CPU31はステップ411に移行して
制御終了設定、すなわち前記ABS制御フラグをオフに
してその後の処理を一旦終了する。
プ率(Vs−Vw)/Vwが所定値k1よりも小さいの
判定され、若しくはステップ406においてABS制御
中でないと判断されるとCPU31は、車輪のスリップ
に余裕があり、若しくは減速状態でもないと判定してス
テップ412に移行する。そして、前記ホイールシリン
ダ11を増圧する。具体的には、前記開閉弁12,14
を共にオフしてホイールシリンダ11とマスタシリンダ
13とを連通すると共に、同ホイールシリンダ11とリ
ザーバ15との連通を遮断して増圧を行う。そして、C
PU31はその後の処理を一旦終了する。
制御され、走行状態に応じて車輪Wのロックを防止する
ように車輪Wに付与する制動力が制御される。次に、前
記車輪速度演算用パルス数Pa及び車輪速度比較用入力
パルス数Pbの計測態様について図8のフローチャート
に基づき説明する。この処理は、前記車輪速度センサ1
9(コンパレータ36)からのパルス信号の立下りエッ
ジの検出によるパルスエッジ割り込みにより実行され
る。このルーチンに移行するとCPU31は、ステップ
501に移行して車輪速度演算用パルス数Paをインク
リメントしてステップ502に移行する。
在、所定時間計測要求があるか否かを判断する。具体的
には、後述の態様で車輪速度比較用入力パルス数Pbの
所定時間計測が要求された際にオンされ、同終了した際
にオフされる所定時間計測要求フラグを確認することで
判断される。なお、この所定時間計測要求フラグの状態
は、所定時間計測要求信号としてゲートG1に入力され
る。ゲートG1は、上記所定時間計測要求フラグがオン
のときの所定時間計測要求信号により活性化され、前記
パルスカウンタバッファ33を介したパルス信号の入力
を行う。
判断されると、CPU31はステップ503に移行して
車輪速度比較用入力パルス数Pbをインクリメントして
その計測(カウント)を行い、その後の処理を一旦終了
する。また、現在、所定時間計測要求がないと判断され
ると、CPU31はそのままその後の処理を一旦終了す
る。すなわち、CPU31は、所定時間計測要求がある
期間においてのみ、車輪速度比較用入力パルス数Pbの
計測(カウント)を行う。ちなみに、この処理により計
測された車輪速度比較用入力パルス数Pbがステップ2
00のサブルーチンにおいて読み込まれ、車輪速度比較
用パルス数Pxの算出に供されるのは既述のとおりであ
る。
は、前記送信回路34において送信データとして設定さ
れ、入力インターフェース22の受信回路44を介して
所定時間計測要求信号としてゲートG2に入力される。
ゲートG2は、上記所定時間計測要求フラグがオンのと
きの所定時間計測要求信号により活性化され、同様のタ
イミングでパルスカウンタ41へのパルス信号の入力を
行う。従って、上記車輪速度比較用入力パルス数Pb及
び前記パルスカウンタ41による車輪速度パルス数(P
i)は、通信を介した同期タイミングで計測される。ち
なみに、パルスカウンタ41による計数は、ゲートG2
が非活性化される都度にリセットされるようになってい
る。
比較要求(フラグ)の設定と入力インターフェース22
間の通信処理態様について図9〜図13のフローチャー
ト及び図14のタイムチャートに基づき説明する。この
処理は、所定時間(例えば、1ms)ごとの定時割り込
みにより実行される。
ステップ600のサブルーチンに移行して車輪速度パル
スの所定時間計測要求及び車輪速度比較許可判断の処理
を行う。
てCPU31は、前記推定車体速度Vsが所定速度V1
よりも大きいか否かを判断する。ここで、上記推定車体
速度Vsが所定速度V1よりも大きいと判断されると、
CPU31はステップ602に移行して計測要求時間A
を所定時間T1に設定する。また、上記推定車体速度V
sが上記所定速度V1以下と判断されると、CPU31
はステップ603に移行して計測要求時間Aを上記所定
時間T1よりも長い所定時間T2に設定する。推定車体
速度Vsに応じた上記ステップ601〜603の処理
は、特に推定車体速度Vsが遅いときほど車輪速度セン
サ19からのパルス信号の検出周期が長くなることに対
応するためのものである。すなわち、推定車体速度Vs
が遅いときにはその分、計測要求時間Aを長くして車輪
速度センサ19からのパルス信号が十分にカウントされ
るようにし、パルス数の計測精度を向上させる。
て計測要求時間Aの設定を行ったCPU31は、ステッ
プ604に移行する。そして、CPU31は現在、所定
時間計測要求がない状態か否かを判断する。この所定時
間計測要求の有無は、以下の態様で設定される所定時間
計測要求フラグを確認することで判断される。
断されるとCPU31は、ステップ605に移行して現
在、車輪速度比較禁止状態か否かを判断する。この車輪
速度比較の禁止若しくは許可は、以下の態様で設定され
る車輪速度比較許可フラグを確認することで判断され
る。
較禁止状態と判断されると、CPU31はステップ60
6に移行して所定時間計測要求を有りに設定する。具体
的には、図14に示されるように、所定時間計測要求フ
ラグをオンする。このとき、所定時間計測要求フラグの
状態が所定時間計測要求信号としてゲートG1,G2に
入力され、CPU31及びパルスカウンタ41によるパ
ルス数のカウントがそれぞれ開始されるのは既述の通り
である。
して、車輪速度比較要求を無しに設定する。具体的に
は、図14に示されるように、車輪速度比較要求フラグ
をオフする。
して、前記車輪速度比較用入力パルス数Pb及び車輪速
度比較用パルス数Pxをリセットする。すなわち、上記
車輪速度比較用入力パルス数Pb及び車輪速度比較用パ
ルス数Pxは、所定時間計測要求が無しから有りに移行
する際にリセットされる。CPU31は更にステップ6
09に移行して、インターバルタイマTAをリセットす
る。このインターバルタイマTAは、上記所定時間計測
要求後、若しくは車輪速度比較許可後の時間を監視する
ためのものである。
測要求がある状態と判断されると、CPU31は図11
のステップ610に移行する。そして、上記インターバ
ルタイマTAが上記計測要求時間Aよりも大きいか否か
を判断する。ここで、上記インターバルタイマTAが上
記計測要求時間A以下と判断されると、CPU31は図
10のステップ611に移行する。そして、CPU31
は上記インターバルタイマTAをインクリメントする。
図14に示されるように、ステップ610及び611の
処理は、上記所定時間計測要求が無しから有りに移行し
てからの時間を上記インターバルタイマTAが上記計測
要求時間Aに達するまでに相当する時間に設定するため
のものである。
タイマTAが上記計測要求時間Aよりも大きいと判断さ
れると、CPU31はステップ612に移行する。そし
て、CPU31は上記所定時間計測要求を無しに設定す
る。このとき、所定時間計測要求フラグの状態が所定時
間計測要求信号としてゲートG1,G2に入力され、C
PU31及びパルスカウンタ41によるパルス数のカウ
ントがそれぞれ停止されるのは既述の通りである。ま
た、パルスカウンタ41によるこの間の計測結果はパル
スカウンタバッファ42を介して比較器45に入力され
るとともに、同パルスカウンタ41はゲートG2の非活
性化に同期してリセットされる。
行して、図14に示されるように車輪速度比較許可を設
定、すなわち上記車輪速度比較許可フラグをオンする。
なお、この車輪速度比較許可フラグがオンされることで
車輪速度比較用パルス数Pxの逆算が行われるのは既述
のとおりである(ステップ200参照)。そして、ステ
ップ614において、CPU31はインターバルタイマ
TAを一旦リセットする。
速度比較禁止状態でない、すなわち上記車輪速度比較許
可フラグがオンと判断されると、CPU31はステップ
615に移行する。そして、上記インターバルタイマT
Aが所定計測時間Cよりも大きいか否かを判断する。
記所定計測時間C以下と判断されると、CPU31はス
テップ616に移行する。そして、CPU31は上記イ
ンターバルタイマTAが上記所定計測時間Cよりも短い
所定計測時間Bよりも大きいか否かを判断する。この所
定計測時間Bは、CPU31による上記車輪速度比較用
パルス数Pxの逆算及びマイコン21及び入力インター
フェース22間のデータの送受信に十分な時間に設定さ
れている。
測時間B以下と判断されると、CPU31は上記ステッ
プ611に移行する。そして、CPU31は上記インタ
ーバルタイマTAをインクリメントする。
所定計測時間Bよりも大きいと判断されると、CPU3
1は上記車輪速度比較用パルス数Pxの逆算が終了して
いるのものと判定してステップ617に移行する。そし
て、CPU31は車輪速度比較要求を有りに設定する。
具体的には、図14に示されるように、車輪速度比較要
求フラグをオンする。このとき、車輪速度比較要求フラ
グの状態が車輪速度比較要求信号として前記比較器45
に入力され、同比較器45によるパルスカウンタ41か
らの計測結果(車輪速度パルス数)及び受信した車輪速
度比較用パルス数(Px)が比較されるのは既述の通り
である。また、車輪速度比較要求フラグがオンされるこ
とで、CPU31による車輪速度比較用パルス数Px及
び受信した車輪速度パルス数Piが比較されるのも既述
の通りである(ステップ300参照)。
行して上記インターバルタイマTAをインクリメントす
る。図14に示されるように、ステップ615〜617
及び611の処理は、上記車輪速度比較が禁止から許可
に移行してからの時間を上記インターバルタイマTAが
上記所定計測時間Cに達するまでに相当する時間に設定
するためのものである。また、上記車輪速度比較が禁止
から許可に移行後、上記車輪速度比較要求を無しから有
りに移行させるときの時間を上記インターバルタイマT
Aが上記所定計測時間Bに達するまでに相当する時間に
設定するためのものである。なお、上記車輪速度比較要
求フラグがオンされる所定計測時間B,Cの偏差(C−
B)は、CPU31による上記車輪速度比較用パルス数
Px及び受信した車輪速度パルス数Piの比較に十分な
時間に設定されている。
ーバルタイマTAが上記所定計測時間Cよりも大きいと
判断されると、CPU31はステップ618に移行す
る。そして、車輪速度比較禁止を設定、すなわち上記車
輪速度比較許可フラグをオフする。次いで、ステップ6
19に移行してCPU31は、車輪速度比較要求を無し
に設定、すなわち車輪速度比較要求フラグをオフし、更
にステップ620に移行して、インターバルタイマTA
をリセットする。
いて所定時間計測要求フラグ、車輪速度比較許可フラグ
及び車輪速度比較要求フラグの設定を行ったCPU31
は、図9のステップ700のサブルーチンに移行する。
そして、上記入力インターフェース22との間のデータ
の送信処理を行う。
てCPU31は現在、所定時間計測要求があるか否かを
判断する。ここで、所定時間計測要求があると判断され
ると、CPU31はステップ702に移行して送信デー
タを所定時間計測要求有りに更新する。また、所定時間
計測要求がないと判断されると、CPU31はステップ
703に移行して送信データを所定時間計測要求無しに
更新する。なお、この所定時間計測要求の有無が所定時
間計測要求信号として入力インターフェース22に受信
され、ゲートG2の活性・非活性化(パルスカウンタ4
1による車輪速度パルス数の計測開始・終了)を行うこ
とは既述のとおりである。
定時間計測要求に係る送信データの更新を行ったCPU
31は、ステップ704に移行して現在、車輪速度比較
要求があるか否かを判断する。そして、CPU31はこ
の判断結果に基づきステップ705若しくは706にお
いて、車輪速度比較要求有りに係わる送信データの更新
を行い、ステップ707に移行する。ステップ707に
て送信データを前記ステップ203において演算された
車輪速度比較用パルス数Pxに更新して図9のステップ
800の処理に戻る。なお、この車輪速度比較要求の有
無が車輪速度比較要求信号として入力インターフェース
22に受信され、同時に受信される車輪速度比較用パル
ス数(Px)とパルスカウンタ41において計測された
車輪速度パルス数(Pi)とが比較器45において比較
されるのは既述のとおりである。
行するとCPU31は、上記入力インターフェース22
との間のデータの受信処理を行う。すなわち、図13の
ステップ801においてCPU31は、入力インターフ
ェース22からの受信データ(車輪速度パルス数)を車
輪速度パルス数Piとして格納する。この車輪速度パル
ス数Piが前記ステップ300のサブルーチンにおいて
読み込まれ、パルス数の比較判定に供されるのは既述の
とおりである。
ば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施形態では、マイコン21において演算され
た車輪速度比較用パルス数(Px)と、入力インターフ
ェース22のパルスカウンタ41において計測された車
輪速度パルス数(Pi)とが、同入力インターフェース
22の比較器45において比較される。そして、入力イ
ンターフェース22はこれら両パルス数の比較結果が不
一致のときに異常処置を行う。従って、例えばマイコン
21側に異常が発生した場合にも、比較器45での比較
結果によって好適に異常検出とその処置を行うことがで
きる。
ース22のパルスカウンタ41において計測された車輪
速度パルス数(Pi)と、マイコン21において演算さ
れた車輪速度比較用パルス数Pxとが、マイコン21の
CPU31において比較される。そして、マイコン21
はこれら両パルス数の比較結果が不一致のときに異常判
定を行う。従って、入力インターフェース22若しくは
マイコン21側に異常が発生した場合、その比較結果に
よって好適に異常検出を行うことができる。
イコン21側の双方で異常検出を行うことでその信頼性
を向上できる。 (3)本実施形態では、マイコン21は、車輪速度比較
用入力パルス数Pbに基づき車輪速度比較用車輪速度V
xを演算し、同演算された車輪速度比較用車輪速度Vx
から更に逆算して対応する車輪速度比較用パルス数Px
を演算する。そして、マイコン21において逆算された
車輪速度比較用パルス数Pxと、入力インターフェース
22のパルスカウンタ41において計測された車輪速度
パルス数(Pi)とが、同入力インターフェース22の
比較器45において比較される。従って、マイコン21
による車輪速度比較用パルス数Pxの逆算に係るそのA
LU回路の状態も含めた異常検出が可能となる。
車輪速度比較用入力パルス数Pbに基づき車輪速度比較
用車輪速度Vxを演算し、同演算された車輪速度比較用
車輪速度Vxから更に逆算して対応する車輪速度比較用
パルス数Pxを演算する。そして、マイコン21におい
て逆算された車輪速度比較用パルス数Pxと、入力イン
ターフェース22のパルスカウンタ41において計測さ
れた車輪速度パルス数(Pi)とが、マイコン21のC
PU31において比較される。従って、マイコン21に
よる車輪速度比較用パルス数Pxの逆算に係るそのAL
U回路の状態も含めた異常検出が可能となる。
を、車輪速度センサ19からのパルス信号の検出周期が
長いほど大きく設定した。パルス信号の検出周期が長い
ときにその分、上記計測要求時間Aを長くしてパルス数
が十分に計測されるようにすることで、同パルス数の計
測精度を向上できる。
び入力インターフェース22側での車輪速度センサ19
からのパルス信号の相互監視を行うことで、例えばCP
U31のALU回路、車輪速度センサ19の入力ライ
ン、パルス信号の入力処理(インプットキャプチャ)等
のいずれかの異常を全て検出できる。
に限定されるものではなく、次のように変更してもよ
い。 ・前記実施形態においては、マイコン21及び入力イン
ターフェース22間のデータの送受信をマイコン21側
で起動させたが、例えば定時割り込みにより入力インタ
ーフェース22側で起動させてもよい。
及び入力インターフェース22での両パルス数(車輪速
度比較用パルス数Px及び車輪速度パルス数Pi)の比
較をマイコン21側で起動させたが、例えば定時割り込
みにより入力インターフェース22側で起動させてもよ
い。
用入力パルス数Pbに基づき車輪速度比較用車輪速度V
xを演算し、これに基づき逆算した車輪速度比較用パル
ス数Pxをマイコン21側及び入力インターフェース2
2側でそれぞれ車輪速度パルス数(Pi)と比較するよ
うにした。これに対して、車輪速度比較用入力パルス数
Pbを直接、マイコン21側及び入力インターフェース
22側でそれぞれ車輪速度パルス数(Pi)と比較する
ようにしてもよい。
側及び入力インターフェース22側の両パルス数(車輪
速度比較用パルス数Px及び車輪速度パルス数Pi)を
比較することで異常を検出した。これに対して、例えば
入力インターフェース22に車輪速度センサ19からの
パルス信号の検出周期(パルスの時間幅)を計測する機
能を設け、所定タイミングでのマイコン21側及び入力
インターフェース22側の両パルスの検出周期を比較す
ることで上記に準じて異常を検出してもよい。この場合
も前記実施形態の(1)〜(4)及び(6)と同様の効
果が得られる。なお、例えばマイコン21において所定
時間内の車輪速度が略一定と判断されているときに上記
比較を行うようにしてもよい。
制御のシステム構成、回路構成及び制御態様は一例であ
る。 ・前記実施形態においては、ABS制御に本発明を適用
したがその他の制御に本発明を適用してもよい。
ずれかに記載の発明では、制御対象の動作量に応じてパ
ルス信号を発生するセンサからのパルス信号特性に基づ
き好適に異常検出することができる。
ド制御装置の構成図。
ト。
ト。
ト。
ト。
ト。
Claims (7)
- 【請求項1】 制御対象の動作量に応じてパルス信号
を発生するセンサと、 前記センサからのパルス信号特性を計測する計測器を備
えた入力回路と、 前記計測器に同期して前記センサからのパルス信号特性
を演算するコントローラとを備える制御装置において、 前記入力回路は、前記コントローラのパルス信号特性を
受信する入力側受信回路と、該受信されたパルス信号特
性と前記計測器において計測されたパルス信号特性とを
比較する比較器とを備え、これら両パルス信号特性の比
較結果が不一致のときに異常処置を行うことを特徴とす
る制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の制御装置において、 前記コントローラは、前記計測器において計測されたパ
ルス信号特性を受信するコントローラ側受信回路と、該
受信されたパルス信号特性と前記演算されたパルス信号
特性とを比較する比較手段とを備え、これら両パルス信
号特性の比較結果が不一致のときに異常判定を行うこと
を特徴とする制御装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の制御装置にお
いて、 前記コントローラは、前記演算されたパルス信号特性に
基づき制御対象の動作量を演算し、該演算された動作量
から更に逆算して対応するパルス信号特性を演算する逆
算手段を備え、 前記入力側受信回路は、前記コントローラにおいて逆算
されたパルス信号特性を受信し、 前記比較器は、前記逆算されたパルス信号特性と前記計
測器において計測されたパルス信号特性とを比較するこ
とを特徴とする制御装置。 - 【請求項4】 請求項1又は2に記載の制御装置にお
いて、 前記コントローラは、前記演算されたパルス信号特性に
基づき制御対象の動作量を演算し、該演算された動作量
から更に逆算して対応するパルス信号特性を演算する逆
算手段を備え、 前記比較手段は、前記受信されたパルス信号特性と前記
逆算されたパルス信号特性とを比較することを特徴とす
る制御装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の制御
装置において、 前記パルス信号特性は、所定時間内のパルス数であるこ
とを特徴とする制御装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の制御装置において、 前記所定時間は、前記センサからのパルス信号の検出周
期が長いほど大きく設定されることを特徴とする制御装
置。 - 【請求項7】 請求項1〜4のいずれかに記載の制御
装置において、 前記パルス信号特性は、パルス信号の検出周期であるこ
とを特徴とする制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001083097A JP2002278620A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001083097A JP2002278620A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002278620A true JP2002278620A (ja) | 2002-09-27 |
Family
ID=18938961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001083097A Pending JP2002278620A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002278620A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-03-22 JP JP2001083097A patent/JP2002278620A/ja active Pending
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