JP2008218514A - 磁気ランダムアクセスメモリ及びその製造方法 - Google Patents

磁気ランダムアクセスメモリ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セル面積を縮小する。
【解決手段】磁気ランダムアクセスメモリは、側面と上面とを有する段差部が形成された半導体基板11と、段差部の側面上にゲート絶縁膜20を介して形成されたゲート電極Gと、段差部の上面内に形成されたドレイン拡散層24と、ドレイン拡散層より下方の半導体基板内にドレイン拡散層と離間して形成されたソース拡散層18と、ドレイン拡散層に接続され、磁化方向が固定された固定層31と磁化方向が反転可能な記録層33と固定層及び記録層の間に設けられた非磁性層32とを有し、固定層及び記録層の間に流す電流の向きに応じて固定層及び記録層の磁化方向が平行状態又は反平行状態となる磁気抵抗効果素子MTJと、磁気抵抗効果素子に接続されたビット線BLを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スピン注入磁化反転型の磁気ランダムアクセスメモリ及びその製造方法に関する。
スピン注入磁化反転型の磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)は、低電流書き込み可能なメモリとして注目され、高速反転可能な高速RAMとしてのアプリケーションが期待されている。
高速動作を行うにあたり、読み書き時の充放電時間のロスを抑制するためには、電圧を印加するセルを最小ビット数とする必要がある。そこで、書き込み電流を流すための配線としてソース線とビット線を設け、これらを同方向に配置する。これにより、電圧が印加されるセルが最小となり、高速動作が可能となる。
また、電圧が印加されるセルが増加すると、リーク電流も増大し、読み出し信号比が減少する問題がある。そこで、ソース線とビット線との間に1MTJ+1Trを配置する必要がある。
しかしながら、平面型トランジスタを使用する場合、ソース拡散層及びソース線をつなぐコンタクトとドレイン拡散層及びビット線をつなぐコンタクトとは、同方向に延在するソース線とビット線がショートしないようにずらして配置する必要がある。このため、セル面積が増大してしまうという問題があった。
尚、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のようなものがある。
特開2004−179489号公報 特開2002−208682号公報
本発明は、セル面積を縮小することが可能な磁気ランダムアクセスメモリ及びその製造方法を提供する。
本発明の第1の視点による磁気ランダムアクセスメモリは、側面と上面とを有する段差部が形成された半導体基板と、前記段差部の前記側面上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前記段差部の前記上面内に形成されたドレイン拡散層と、前記ドレイン拡散層より下方の前記半導体基板内に前記ドレイン拡散層と離間して形成されたソース拡散層と、前記ドレイン拡散層に接続され、磁化方向が固定された固定層と磁化方向が反転可能な記録層と前記固定層及び前記記録層の間に設けられた非磁性層とを有し、前記固定層及び前記記録層の間に流す電流の向きに応じて前記固定層及び前記記録層の前記磁化方向が平行状態又は反平行状態となる磁気抵抗効果素子と、前記磁気抵抗効果素子に接続されたビット線を具備する。
本発明の第2の視点による磁気ランダムアクセスメモリの製造方法は、半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜をマスクとして前記半導体基板の一部を除去し、凸部を形成する工程と、前記凸部の根元の前記半導体基板内にソース拡散層を形成する工程と、前記凸部の側面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記凸部の前記側面上に前記ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記絶縁膜を除去し、前記凸部の上面を露出する工程と、前記凸部の前記上面内にドレイン拡散層を形成する工程と、前記ドレイン拡散層に接続し、磁化方向が固定された固定層と磁化方向が反転可能な記録層と前記固定層及び前記記録層の間に設けられた非磁性層とを有し、前記固定層及び前記記録層の間に流す電流の向きに応じて前記固定層及び前記記録層の前記磁化方向が平行状態又は反平行状態となる磁気抵抗効果素子を形成する工程と、前記磁気抵抗効果素子に接続するビット線を形成する工程とを具備する。
本発明の第3の視点による磁気ランダムアクセスメモリの製造方法は、導体基板内にトレンチを形成する工程と、前記トレンチ内の下部にソース線を形成する工程と、前記トレンチの側面に前記ソース線に接続するソース拡散層を形成し、前記半導体基板の表面にドレイン拡散層を形成する工程と、前記トレンチの上部の側面にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、前記ドレイン拡散層に接続し、磁化方向が固定された固定層と磁化方向が反転可能な記録層と前記固定層及び前記記録層の間に設けられた非磁性層とを有し、前記固定層及び前記記録層の間に流す電流の向きに応じて前記固定層及び前記記録層の前記磁化方向が平行状態又は反平行状態となる磁気抵抗効果素子を形成する工程と、前記磁気抵抗効果素子に接続するビット線を形成する工程とを具備する。
本発明によれば、セル面積を縮小することが可能な磁気ランダムアクセスメモリ及びその製造方法を提供できる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
以下に説明する第1乃至第5の実施形態では、1Tr+1MTJセルにおいて、基板の段差部に縦型トランジスタが形成された磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)について説明する。ここで、第1乃至第4の実施形態では凸型の段差部に縦型トランジスタを形成した例を示し、第5の実施形態では凹型の段差部に縦型トランジスタを形成した例を示す。
以下に説明する第6の実施形態では、各実施形態の磁気ランダムアクセスメモリに用いられる磁気抵抗効果素子であるMTJ素子(Magnetic Tunnel Junction)について説明する。
[1]第1の実施形態
[1−1]構造
第1の実施形態は、縦型トランジスタの上下に配置されたビット線とソース線(ソース拡散層)とが同一方向に延在する例である。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図を示す。図1(b)は、図1(a)のIB−IB線に沿った断面図を示す。図2(a)乃至(c)は、図1(a)のソース線、ビット線、ワード線の延在方向を斜線で示した平面図である。以下に、第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの構造について説明する。
図1(a)及び(b)に示すように、半導体基板(シリコン基板)11には、STI(Shallow Trench Isolation)構造の素子分離絶縁膜16が形成されている。この素子分離絶縁膜16は、例えばY方向にライン状に延在している。半導体基板11の素子領域には、基板面から突出する凸部(シリコン柱)13が形成されている。この凸部13は、例えば円柱形状となっている。凸部13は、側面と、基板面よりも上方に位置する上面とを有している。この凸部13は、縦型トランジスタ(例えばMOSFET)Trのチャネル領域となる。凸部13の上面は、素子分離絶縁膜16の上面より上方に位置している。
凸部13の側面及び半導体基板11上には、ゲート絶縁膜20が連続して形成されている。凸部13の側面には、ゲート絶縁膜20を介して、ゲート電極Gが形成されている。このゲート電極Gの平面形状は、凸部13の側面を囲むリング状となっている。ゲート電極Gの上面は、凸部13の上面より低いことが望ましい。ゲート電極Gを低抵抗化して高速動作を実現するために、ゲート電極Gはメタル材で形成するか、ゲート電極G上にシリサイド層22を形成することが望ましい。
凸部13の上面内には、ドレイン拡散層(D)24が形成されている。凸部13の根元の半導体基板11内には、ソース拡散層(S)18が形成されている。このソース拡散層18はドレイン拡散層24の下方の領域では分離され、スペースSPが形成されている。これは、チャネル領域がフローティング状態となるとホール等がたまり、トランジスタ特性に影響してしまうので、回路を安定化させるためにトランジスタTrにバックゲート電圧を印加できるようにするためである。ソース拡散層18を低抵抗化して高速動作を実現するために、ソース拡散層18上にシリサイド層19を形成することが望ましい。
半導体基板11上には、X方向に延在するワード線WLが形成されている。このワード線WLにより、X方向に隣接するゲート電極Gが電気的に接続されている。ワード線WLの上面は、凸部13の上面より低くなっている。
ドレイン拡散層24上には、コンタクト25が形成されている。このコンタクト25の側面にはゲート絶縁膜20が存在しても存在しなくてもよく、コンタクト25がゲート電極G及びワード線WLとショートしなければよい。コンタクト25の平面形状は、例えば、凸部13の上面の平面形状と同じである。
コンタクト25上には、MTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子MTJ1が配置されている。従って、MTJ素子は、凸部13の直上に配置されている。MTJ素子MTJは、固定層(ピン層)31と非磁性層32と記録層(フリー層)33が順に積層された積層構造となっている。尚、固定層31と記録層33を入れ替え、記録層33をコンタクト25側に配置することも可能である。
MTJ素子MTJの上面にはコンタクト34が接続されている。このコンタクト34の平面形状は、例えば、MTJ素子MTJの平面形状と同じである。コンタクト34上には、Y方向に延在するビット線BLが接続されている。
このような構造では、図2(a)乃至(c)に示すように、ソース線SL(ソース拡散層18)はY方向に延在し、ビット線BLはY方向に延在し、ワード線WLはX方向に延在している。従って、ビット線BLとソース線SLとは同じ方向に延在し、ビット線BLとワード線WLとは異なる方向(例えば交差する方向)に延在している。
ここで、ソース線SLは、Y方向に隣接するセルで共有され、メモリセルアレイの端部まで延在し、この端部においてソースコンタクト(図示せず)が接続されている。ビット線BLは、Y方向に隣接するセルで共有され、メモリセルアレイの端部まで延在し、この端部においてビット線コンタクト(図示せず)が接続されている。ビット線BLの両端には、電流が両方向に流れるように電源端子及び接地端子がそれぞれ接続されている。ワード線WLは、X方向に隣接するセルで共有され、メモリセルアレイの端部まで延在し、この端部においてゲートコンタクト(図示せず)が接続されている。
[1−2]書き込み動作
本発明の一実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリでは、スピン注入磁化反転を用いたデータ書き込みを行う。
本実施形態では、選択セルの縦型トランジスタTrをオン状態にし、ビット線BLとソース拡散層18との間に電流Iを流す。これにより、MTJ素子MTJは、固定層31及び記録層33の間に流す電流Iの向きに応じて、固定層31及び記録層33の磁化方向が平行状態又は反平行状態となる。具体的には、以下のようになる。
“1”データを書き込む場合、MTJ素子MTJの固定層31から記録層33の方向に電流Iを流す。すなわち、電子eを記録層33側から固定層31側へ注入する。これにより、固定層31及び記録層33の磁化は、逆方向に向き、反平行状態となる。この高抵抗状態Rapを“1”データと規定する。
一方、“0”データを書き込む場合、MTJ素子MTJの記録層33から固定層31の方向に電流Iを流す。すなわち、電子eを固定層31側から記録層33側へ注入する。これにより、固定層31及び記録層33の磁化は、同じ方向に向き、平行状態となる。この低抵抗状態Rpを“0”データと規定する。
[1−3]読み出し動作
第1の実施形態の読み出し動作では、磁気抵抗(Magneto Resistive)効果を利用する。
選択セルのMTJ素子MTJにつながるトランジスタTrをオン状態とし、読み出し電流を例えばビット線BLからMTJ素子MTJを通ってトランジスタTrの方向へ流す。そして、この読み出し電流に基づいて読み出されたMTJ素子MTJの抵抗値により、“1”、“0”データの判別が行われる。
尚、読み出し動作時は、定電圧を印加して電流値を読み出してもよいし、定電流を印加して電圧値を読み出してもよい。
[1−4]効果
上記第1の実施形態によれば、半導体基板11に凸部13を形成し、凸部13の上面にドレイン拡散層24を形成し、凸部13の根元にソース拡散層18を形成する。これにより、凸部13をチャネル領域とする縦型トランジスタTrが形成されている。ここで、本実施形態では、従来のようなソースメタル配線は形成せずに、半導体基板11内にソース拡散層18を形成している。そして、このソース拡散層18の上方にビット線BLを形成し、このビット線BLをソース拡散層18と同方向に延在させている。従って、ビット線BLとソース線SL(ソース拡散層18)を平行に重ねて形成することができる。このため、従来のように、ビット線、ソース線、これらにつながるコンタクトをずらして配置する必要がなくなり、セル面積の縮小が可能となり、4F(F:最小加工寸法)+αのセル面積を実現できる。
[2]第2の実施形態
第2の実施形態は、第1の実施形態におけるビット線BLの延在方向とワード線WLの延在方向とを反対にした例である。尚、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の点については説明を省略する。
[2−1]構造
図3(a)は、本発明の第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図を示す。図3(b)は、図3(a)のIIIB−IIIB線に沿った断面図を示す。図4(a)乃至(c)は、図3(a)のソース線、ビット線、ワード線の延在方向を斜線で示した平面図である。以下に、第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの構造について説明する。
図3(a)及び(b)に示すように、第2の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、ソース拡散層18の延在方向がビット線BLの延在方向と異なる点である。従って、第2の実施形態では、図4(a)乃至(c)に示すように、ソース線SL(ソース拡散層18)はY方向に延在し、ビット線BLはX方向に延在し、ワード線WLはY方向に延在している。このため、ソース線SLとビット線BLとは異なる方向に延在し、ソース線SLとワード線WLとは同じ方向に延在している。ここで、ソース線SLはY方向に隣接するセルで共有され、ビット線BLはX方向に隣接するセルで共有され、ワード線WLはY方向に隣接するセルで共有される。
[2−2]効果
上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様、縦型トランジスタTrが形成されている。ここで、本実施形態では、ワード線WLとソース線SL(ソース拡散層18)を平行に重ねて形成することができる。このため、ソース拡散層及びドレイン拡散層に接続するコンタクト2個分とゲート配線を平面に並べる必要が無いため、従来の平面型トランジスタと比べてセル面積を縮小することができる。
尚、高速動作の要求、電圧印加セル数の増大の抑制、リーク電流の増大の抑制を行うためには、上記第1の実施形態のようにビット線BLとソース線SLを平行に配置する構造が望ましいが、第2の実施形態では、ワード線WLの延在方向のアレイ端部において回路を配置できる自由度が増大する利点がある。
[3]第3の実施形態
第3の実施形態は、第1の実施形態のゲート電極及びワード線の変形例である。尚、第3の実施形態では、第1の実施形態と同様の点については説明を省略する。
[3−1]構造
図5(a)は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図を示す。図5(b)は、図5(a)のVB−VB線に沿った断面図を示す。以下に、第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの構造について説明する。
図5(a)及び(b)に示すように、第3の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、ゲート電極Gと別個にワード線WLを形成せずに、ゲート電極Gがワード線WLとして機能している点である。つまり、X方向に隣接するゲート電極Gを接触させ、ゲート電極GがX方向に延在している。そして、ゲート電極G上にはシリサイド層22が形成され、このシリサイド層22もX方向に延在している。
[3−2]製造方法
図6(a)及び(b)から図25は、本発明の第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの製造工程図を示す。尚、図6(a)及び(b)から図20(a)及び(b)では、各図(a)は平面図を示し、各図(b)は断面図を示す。図21から図25は断面図のみを示す。以下に、第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの製造方法について説明する。
まず、図6(a)及び(b)に示すように、半導体基板(シリコン基板)11上にシリコン窒化膜12が堆積され、このシリコン窒化膜12がパターニングされる。次に、シリコン窒化膜12をマスクとして半導体基板11がRIE(Reactive Ion Etching)でエッチングされ、チャネル領域となる凸部(シリコン柱)13が形成される。
次に、図7(a)及び(b)に示すように、凸部13の周囲及びシリコン窒化膜12上に例えばシリコン酸化膜等からなる絶縁膜14が堆積され、この絶縁膜14がCMP(Chemical Mechanical Polish)で平坦化される。これにより、シリコン窒化膜12が露出される。
次に、図8(a)及び(b)に示すように、リソグラフィ及びRIEを用いて絶縁膜14がパターニングされ、半導体基板11の一部が露出される。これにより、凸部13の周囲にライン状の絶縁膜14が形成される。
次に、図9(a)及び(b)に示すように、絶縁膜14で覆われていない領域の半導体基板11がRIEでエッチングされる。これにより、ライン状の素子分離溝15が形成される。
次に、図10(a)及び(b)に示すように、素子分離溝15が例えばシリコン酸化膜等の酸化系の素子分離絶縁膜16で埋め込まれる。ここで、素子分離絶縁膜16は、後述する図11のエッチング工程を容易とするために、絶縁膜14と同じ材料が望ましい。
次に、図11(a)及び(b)に示すように、等方性エッチングにより絶縁膜14及び素子分離絶縁膜16が除去され、素子分離溝15内にのみ素子分離絶縁膜16を残す。これにより、ライン状のSTI構造の素子分離領域が形成される。
次に、図12(a)及び(b)に示すように、酸化により、凸部13の側面及び根元等の半導体基板11の露出面に犠牲酸化膜17が形成される。
次に、図13(a)及び(b)に示すように、イオン注入及び熱処理により、凸部13の根元の半導体基板11内に高濃度のソース拡散層18が形成される。
次に、図14(a)及び(b)に示すように、RIEによりソース拡散層18上の犠牲酸化膜17が除去される。この際、凸部13の側面の犠牲酸化膜17は残す。
次に、図15(a)及び(b)に示すように、半導体基板11上に高融点金属が堆積され、この高融点金属とシリコンとを反応させる。その後、未反応の高融点金属が除去される。これにより、ソース拡散層18上にシリサイド層19が形成される。シリサイド層19としては、例えば、タングステンシリサイド(WSi)、モリブデンシリサイド(MoSi)、タンタルシリサイド(TaSi)、チタンシリサイド(TiSi)、コバルトシリサイド(CoSi)、ニッケルシリサイド(NiSi)、白金シリサイド(PtSi)等があげられる。
次に、図16(a)及び(b)に示すように、凸部13の側面の犠牲酸化膜17が剥離される。
次に、図17(a)及び(b)に示すように、半導体基板11、素子分離絶縁膜20及びシリコン窒化膜12上にゲート絶縁膜20が堆積される。
次に、図18(a)及び(b)に示すように、例えばポリシリコンからなる導電材21が堆積される。凸部13の上部の導電材21が除去される。この際、X方向に隣接する凸部13間に隙間ができないように、導電材21が残される。これにより、X方向に延在するワード線WLが形成される。このワード線WLはゲート電極Gとして機能する。
次に、図19(a)及び(b)に示すように、ワード線WL上にシリサイド層22が形成される。このシリサイド層22の材料としては、上述するシリサイド層19の例としてあげた材料が用いられる。
次に、図20(a)及び(b)に示すように、シリサイド層22及びゲート絶縁膜12上に層間絶縁膜23が堆積される。そして、シリコン窒化膜12が露出するまで、層間絶縁膜23及びゲート絶縁膜12がCMPで除去される。
次に、図21に示すように、シリコン窒化膜12が除去される。これにより、凸部13の上面が露出される。
次に、図22に示すように、イオン注入及び熱処理により、凸部13内にドレイン拡散層24が形成される。
次に、図23に示すように、ドレイン拡散層24及び層間絶縁膜23上に導電材が堆積され、層間絶縁膜23が露出するまで導電材が平坦化される。これにより、ドレイン拡散層24上にコンタクト25が形成される。
次に、図24に示すように、固定層31、非磁性層32、記録層33、コンタクト34が順に堆積される。その後、コンタクト34が所定形状に加工され、このコンタクト34を用いて固定層31、非磁性層32、記録層33がパターニングされる。これにより、MTJ素子MTJが形成される。
次に、図25に示すように、層間絶縁膜23及びコンタクト34上に層間絶縁膜35が堆積され、層間絶縁膜35がCMPで平坦化される。これにより、コンタクト34が露出される。
次に、図5(a)及び(b)に示すように、コンタクト34及び層間絶縁膜35上にビット線BLが堆積されて加工される。これにより、Y方向に延在するビット線BLが形成される。
[3−3]効果
上記第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第3の実施形態では、X方向の隣接セルのゲート電極Gを接触させ、X方向に延在するワード線WLとして機能している。このため、ゲート電極Gとワード線WLを別個に形成するよりも、プロセスが容易となり、さらに、X方向のセル面積をさらに縮小することができる。
[4]第4の実施形態
第4の実施形態は、第1の実施形態のMTJ素子上のコンタクトを小さくした例である。本実施形態は、第2及び第3の実施形態のMTJ素子上のコンタクトを小さくすることも勿論可能である。尚、第4の実施形態では、第1の実施形態と同様の点については説明を省略する。
[4−1]構造
図26は、本発明の第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの断面図を示す。以下に、第4の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの構造について説明する。
図26に示すように、第4の実施形態において、第1の実施形態と異なる点は、MTJ素子MTJ上のコンタクト34を細く形成し、コンタクト34とMTJ素子MTJとの間にキャップ層40を設けている点である。このため、コンタクト34がキャップ層40を介して記録層33と接触する部分の面積は、記録層33の面積よりも小さくなっている。尚、コンタクト34は、MTJ素子MTJ(記録層33)の中央に位置してもよいし、中央からずらして配置してもよい。
キャップ層40の抵抗値は、記録層33の抵抗値より例えば一桁程度高いことが望ましい。このキャップ層40の材料としては、例えば、非磁性層32の材料、シート抵抗の大きいバリアメタル材料等が挙げられる。ここで、非磁性層32の材料としては、後述する[5−2]欄を参照されたい。バリアメタル材料としては、例えば、次の(a)〜(k)の材料が挙げられる。
(a)Ti
(b)Ta
(c)Tiを含む化合物(例えば、TiN、TiW、TiSiN、TiSi、TiB、TiB、TiC)
(d)Taを含む化合物(例えば、TaB、TaB、TaC、TaN、Ta、Ta、TaN)
(e)Zrを含む化合物(例えば、ZrB、ZrB、ZrC、ZrN)
(f)Hfを含む化合物(例えば、HfB、HfC、HfN)
(g)Vを含む化合物(例えば、VB、VB、VC、VN)
(h)Nbを含む化合物(例えば、NbB、NbB、NbC、NbN)
(i)Crを含む化合物(例えば、CrB、CrB、CrB、Cr、CrN、CrN)
(j)Moを含む化合物(例えば、Mo、MoB、MoB、MoB、Mo、MoC、MoN)
(k)Wを含む化合物(例えば、W、W、W、WC、WC、W、WN)
キャップ層40は、プロセスの容易性からMTJ素子MTJと同一の平面形状が望ましいが、異なる平面形状でもよい。キャップ層40の上面(コンタクト34側の面)の面積は、コンタクト34の底面(キャップ層40側の面)の面積よりも大きいことが望ましい。
[4−2]効果
上記第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第4の実施形態では、MTJ素子MTJ上のコンタクト34を細くすることで、このコンタクト34の記録層33に接触する面積を記録層33の面積よりも小さくしている。このため、書き込み動作時に、コンタクト34とMTJ素子MTJとの局所的な接触部分から磁化反転が生じ、磁壁移動効果により磁化反転が伝播することで、素子全体の磁化が反転する。このため、書き込み動作時、小コンタクトの効果により、書き込み電流を低減することができる。さらに、記録層33よりも高抵抗のキャップ層40を設けることで、電流拡散による効果の減少を防ぐことができる。
[5]第5の実施形態
[5−1]構造
第5の実施形態は、凹部の側面を利用して縦型トランジスタを形成する例である。
図27は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの断面図を示す。以下に、第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの構造について説明する。
図27に示すように、半導体基板(シリコン基板)51には、STI構造の素子分離絶縁膜65が形成されている。半導体基板51の素子領域には、基板面に対して窪んだトレンチ(凹部)54、56が形成されている。ここで、トレンチの上方部分を上部トレンチ54と称し、トレンチの下方部分を下部トレンチ56と称す。上部トレンチ54の側面には、ゲート酸化膜62を介してゲート電極Gが形成されている。下部トレンチ56の開口幅は上部トレンチ54の開口幅よりも広がっており、隣り合うセルの下部トレンチ56同士がつながっている。このつながった下部トレンチ56内には、酸化膜57を介してソース線SLが形成されている。このソース線SLとゲート電極Gとは、酸化膜59によって電気的に絶縁されている。
ゲート電極G上には、ポリシリコン膜66、タングステンシリサイド膜67、シリコン窒化膜68が順に積層されている。この積層構造の側面にはシリコン窒化膜69が形成され、積層構造及びシリコン窒化膜69を覆うようにシリコン窒化膜70がさらに形成されている。
半導体基板51の表面には、ドレイン拡散層(D)61が形成されている。このドレイン拡散層61より下方において、上部トレンチ54の側面の半導体基板51内にソース拡散層(S)60が形成されている。ソース拡散層60は、ソース線SLと接続されている。ソース拡散層60とドレイン拡散層61とは離間しており、ソース拡散層60及びドレイン拡散層61間が縦型トランジスタ(例えばMOSFET)Trのチャネル領域となる。ドレイン拡散層61が形成された半導体基板51の上面は、素子分離絶縁膜16の上面より下方に位置している。
ドレイン拡散層61上にはコンタクト72が配置され、このコンタクト72上にはMTJ素子MTJが配置されている。MTJ素子MTJは、固定層31と非磁性層32と記録層33が順に積層された積層構造となっている。尚、固定層31と記録層33を入れ替え、記録層33をコンタクト72側に配置することも可能である。MTJ素子MTJ上にはコンタクト34が配置されている。このコンタクト34の平面形状は、例えば、MTJ素子MTJの平面形状と同じである。コンタクト34はビット線BLに接続されている。
[5−2]製造方法
図28(a)及び(b)から図49(a)及び(b)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの製造工程図を示す。尚、各図(a)は平面図を示し、各図(b)は断面図を示す。以下に、第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの製造方法について説明する。
まず、図28(a)及び(b)に示すように、半導体基板(シリコン基板)51上にシリコン窒化膜52が堆積され、このシリコン窒化膜52上にシリコン酸化膜53が堆積される。次に、シリコン窒化膜52及びシリコン酸化膜53が所望形状にパターニングされる。このパターニングされたシリコン窒化膜52及びシリコン酸化膜53をマスクとして半導体基板51が例えばRIEでエッチングされる。これにより、トレンチ54が形成される。
次に、図29(a)及び(b)に示すように、トレンチ54の底面及び側面、シリコン酸化膜53上に、例えばTEOSからなるカラー酸化膜55が形成される。
次に、図30(a)及び(b)に示すように、シリコン酸化膜53上及びトレンチ54の底面上のカラー酸化膜55がRIEのような異方性エッチングで除去される。これにより、カラー酸化膜55がシリコン窒化膜52、シリコン酸化膜53及びトレンチ54の側面のみに残される。
次に、図31(a)及び(b)に示すように、露出されたトレンチ54の底面から等方性エッチングにより半導体基板11が除去される。これにより、隣接セルのトレンチ(図示せず)と連結するトレンチ56が形成される。
次に、図32(a)及び(b)に示すように、カラー酸化膜55及びシリコン酸化膜53が除去される。
次に、図33(a)及び(b)に示すように、トレンチ54、56の側面及び底面、シリコン窒化膜52上に、例えばTEOS等からなる酸化膜57が形成される。
次に、図34(a)及び(b)に示すように、トレンチ54、56内にレジスト80が埋め込まれる。そして、レジスト80が露光され、レジスト80の上面が半導体基板51の上面より下方に下げられる。次に、フッ酸等を用いたウェットエッチングにより、レジスト80から露出する酸化膜57が除去される。これにより、酸化膜57が下部トレンチ56の側面及び底部にのみ残される。その後、レジスト80が除去される。
次に、図35(a)及び(b)に示すように、トレンチ54、56内にAsがドープされたポリシリコン膜58が堆積される。
次に、図36(a)及び(b)に示すように、ポリシリコン膜58がリセス処理される。これにより、下部トレンチ56内にソース線SLが形成される。ここで、導通領域を確保するために、ソース線SLの上部が半導体基板51に直接接するようにポリシリコン膜58を除去する。
次に、図37(a)及び(b)に示すように、例えばバイアスCVD法により、例えばTEOS等からなる酸化膜59がソース線SL及びシリコン窒化膜52上に堆積される。次に、酸化膜59がエッチングされ、ソース線SL上のみに残される。
次に、図38(a)及び(b)に示すように、シリコン窒化膜52が除去され、半導体基板51が露出される。次に、熱処理により、Asがドープされたポリシリコン膜58からAsを拡散させ、半導体基板11内にソース拡散層60が形成される。
次に、図39(a)及び(b)に示すように、イオン注入及び熱処理が行われ、半導体基板51の表面にドレイン拡散層61が形成される。次に、半導体基板51及びトレンチ54の側面上にゲート酸化膜62が形成される。
次に、図40(a)及び(b)に示すように、ゲート酸化膜62及び酸化膜59上にゲート材料となるポリシリコン膜63が堆積され、このポリシリコン膜63上にシリコン窒化膜64が堆積される。
次に、図41(a)及び(b)に示すように、半導体基板51内に素子分離溝が形成され、この素子分離溝内に素子分離絶縁膜65が埋め込まれる。この際、トレンチ54の半分程度のポリシリコン膜63が残るようにする。
次に、図42(a)及び(b)に示すように、シリコン窒化膜64及び素子分離絶縁膜65の一部が除去される。これにより、ポリシリコン膜63が露出される。
次に、図43(a)及び(b)に示すように、ポリシリコン膜63、素子分離絶縁膜65上に、ポリシリコン膜66、タングステンシリサイド膜67、シリコン窒化膜68が順に堆積される。
次に、図44(a)及び(b)に示すように、ポリシリコン膜63、66、タングステンシリサイド膜67、シリコン窒化膜68が加工される。これにより、トレンチ56の側面にゲート電極Gが形成された縦型トランジスタTrが形成される。
次に、図45(a)及び(b)に示すように、ゲートの積層構造の側面にシリコン窒化膜69が堆積される。
次に、図46(a)及び(b)に示すように、半導体基板51の全面にシリコン窒化膜70が堆積される。
次に、図47(a)及び(b)に示すように、シリコン窒化膜70上にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜71が堆積される。そして、層間絶縁膜71内にタングステンからなるコンタクト72が形成され、このコンタクト72がドレイン拡散層61に接続される。
次に、図48(a)及び(b)に示すように、コンタクト72上にMTJ素子MTJが形成され、MTJ素子MTJ上にコンタクト34が形成される。
次に、図49(a)及び(b)に示すように、コンタクト34及び層間絶縁膜71上にシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜74が堆積され、コンタクト34が露出するまで平坦化される。次に、コンタクト34に接続するビット線BLが形成される。
[5−3]効果
上記第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第5の実施形態では、トレンチ54の側面を利用して縦型トランジスタTrを形成し、トレンチ56内にソース線SLを形成している。このため、凸部を利用して縦型トランジスタを形成した場合と比べて、溝内以外の段差上のリソグラフィー、加工もしくは、その段差の高さが低減でき、加工が容易になる。
[6]第6の実施形態
第6の実施形態では、各実施形態で用いられるMTJ素子について説明する。
[6−1]磁化配置
MTJ素子MTJの固定層31及び記録層33の磁化方向は、膜面に対して垂直方向を向いていてもよいし(垂直磁化型)、膜面に対して平行方向に向いていてもよい(平行磁化型)。
尚、垂直磁化型のMTJ素子MTJであれば、従来のように素子形状の長手方向で磁化方向が決定されることがなくなるという利点がある。
[6−2]材料
MTJ素子MTJは、例えば以下のような材料からなる。
固定層31及び記録層33の材料には、例えば、Fe、Co、Ni又はそれらの合金、スピン分極率の大きいマグネタイト、CrO、RXMnO3ーy(R;希土類、X;Ca、Ba、Sr)などの酸化物の他、NiMnSb、PtMnSbなどのホイスラー合金などを用いることが好ましい。また、これら磁性体には、強磁性を失わないかぎり、Ag、Cu、Au、Al、Mg、Si、Bi、Ta、B、C、O、N、Pd、Pt、Zr、Ir、W、Mo、Nbなどの非磁性元素が多少含まれていてもよい。
非磁性層32の材料には、Al3、SiO、MgO、AlN、Bi、MgF、CaF、SrTiO、AlLaOなどの様々な誘電体を使用することができる。これらの誘電体には、酸素、窒素、フッ素欠損が存在していてもよい。
固定層31の非磁性層32と反対側の面には、固定層31の磁化方向を固着させるための反強磁性層を設けてもよい。この反強磁性層の材料としては、Fe−Mn、Pt−Mn、Pt−Cr−Mn、Ni−Mn、Ir−Mn、NiO、Feなどを用いることが好ましい。
尚、垂直磁化型のMTJ素子MTJを実現するための垂直磁気材料の例としては、例えば次のようなものがある。
まず、固定層31及び記録層33の垂直磁気材料に使用されるような高い保磁力を持つ磁性材料は、1×10erg/cc以上の高い磁気異方性エネルギー密度を持つ材料により構成される。以下、その材料例について説明する。
(例1)
「Fe(鉄)、Co(コバルト)、Ni(ニッケル)のうちの少なくとも1つと、Cr(クロム)、Pt(白金)、Pd(パラジウム)のうちの少なくとも1つとを含む合金からなるもの」
例えば、規則合金としては、Fe(50)Pt(50)、Fe(50)Pd(50)、Co(50)Pt(50)などがある。例えば、不規則合金としては、CoCr合金、CoPt合金、CoCrPt合金、CoCrPtTa合金、CoCrNb合金などがある。
(例2)
「Fe、Co、Niのうちの少なくとも1つ又はこれらのうちの1つを含む合金と、Pd、Ptのうちの1つ又はこれらのうちの1つを含む合金とが、交互に積層された構造を持つもの」
例えば、Co/Pt人工格子、Co/Pd人工格子、CoCr/Pt人工格子などがある。Co/Pt人工格子を使用した場合及びCo/Pd人工格子を使用した場合においては、抵抗変化率(MR比)は、約40%、という大きな値を実現できる。
(例3)
「希土類金属のうちの少なくとも1つ、例えば、Tb(テルビウム)、Dy(ジスプロシウム)、又は、Gd(ガドリニウム)と、遷移金属のうちの少なくとも1つとからなるアモルファス合金」
例えば、TbFe、TbCo、TbFeCo、DyTbFeCo、GdTbCoなどがある。
次に、記録層33は、上述のような高い保磁力を持つ磁性材料から構成することもできるし、組成比の調整、不純物の添加、厚さの調整などを行って、上述のような高い保磁力を持つ磁性材料よりも磁気異方性エネルギー密度が小さい磁性材料から構成してもよい。以下、その材料例について説明する。
(例1)
「Fe、Co、Niのうちの少なくとも1つと、Cr、Pt、Pdのうちの少なくとも1つとを含む合金に、不純物を添加したもの」
例えば、規則合金としては、Fe(50)Pt(50)、Fe(50)Pd(50)、又は、Co(50)Pt(50)に、Cu、Cr、Agなどの不純物を加えて磁気異方性エネルギー密度を低下させたものなどがある。例えば、不規則合金としては、CoCr合金、CoPt合金、CoCrPt合金、CoCrPtTa合金、又は、CoCrNb合金について、非磁性元素の割合を増加させて磁気異方性エネルギー密度を低下させたものなどがある。
(例2)
「Fe、Co、Niのうちの少なくとも1つ又はこれらのうちの1つを含む合金と、Pd、Ptのうちの1つ又はこれらのうちの1つを含む合金とが、交互に積層された構造を持つものであって、前者の元素若しくは合金からなる層の厚さ、又は、後者の元素若しくは合金からなる層の厚さを調整したもの」
Fe、Co、Niのうちの少なくとも1つ又はこれらのうちの1つを含む合金についての厚さの最適値と、Pd、Ptのうちの1つ又はこれらのうちの1つを含む合金についての厚さの最適値とが存在し、厚さがこれら最適値から離れるに従い、磁気異方性エネルギー密度は、次第に低下する。
(例3)
「希土類金属のうちの少なくとも1つ、例えば、Tb(テルビウム)、Dy(ジスプロシウム)、又は、Gd(ガドリニウム)と、遷移金属のうちの少なくとも1つとからなるアモルファス合金の組成比を調整したもの」
例えば、TbFe、TbCo、TbFeCo、DyTbFeCo、GdTbCoなどのアモルファス合金の組成比を調整し、磁気異方性エネルギー密度を小さくしたものがある。
[6−3]平面形状
上記各実施形態では、MTJ素子MTJの平面形状を円にしていたが、これに限定されない。MTJ素子MTJの平面形状は、例えば、長方形、正方形、楕円、六角形、菱型、平行四辺形、十字型、ビーンズ型(凹型)等、種々に変更することが可能である。
平行磁化型のMTJ素子MTJの場合、形状磁気異方性を利用するときは、例えば、MTJ素子MTJの短辺方向(磁化困難軸方向)をF(最小加工寸法)とすると、長手方向(磁化容易軸方向)は2F程度にした形状が望ましい。
垂直磁化型のMTJ素子MTJの場合、磁化方向は形状に依存しないため、上述するいずれの形状を用いてもよい。
[6−4]トンネル接合構造
MTJ素子MTJは、1重トンネル接合(シングルジャンクション)構造でもよいし、2重トンネル接合(ダブルジャンクション)構造でもよい。
1重トンネル接合構造のMTJ素子MTJは、図1などに示すように、固定層31と、記録層33と、固定層31及び記録層33間に設けられた非磁性層32とを有する。つまり、MTJ素子MTJが非磁性層を1層有する。
2重トンネル接合構造のMTJ素子MTJは、第1の固定層と、第2の固定層と、第1及び第2の固定層間に設けられた記録層と、第1の固定層及び記録層間に設けられた第1の非磁性層と、第2の固定層及び記録層間に設けられた第2の非磁性層とを有する。つまり、MTJ素子MTJが非磁性層を2層有する。
2重トンネル接合構造の場合、1重トンネル接合構造の場合よりも、同じ外部バイアスを印加したときのMR(Magneto Resistive)比(“1”状態、“0”状態の抵抗の変化率)の劣化が少なく、より高いバイアスで動作できる。すなわち、2重トンネル接合構造は、セル内の情報を読み出す際に有利となる。
その他、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図1(b)は、図1(a)のIB−IB線に沿った断面図。 図2(a)乃至(c)は、図1(a)のソース線、ビット線、ワード線の延在方向を斜線で示した平面図。 図3(a)は、本発明の第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図3(b)は、図3(a)のIIIB−IIIB線に沿った断面図。 図4(a)乃至(c)は、図3(a)のソース線、ビット線、ワード線の延在方向を斜線で示した平面図。 図5(a)は、本発明の第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図5(b)は、図5(a)のVB−VB線に沿った断面図。 図6(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図6(b)は、図6(a)のVIB−VIB線に沿った断面図。 図6(a)及び(b)に続く、図7(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図7(b)は、図7(a)のVIIB−VIIB線に沿った断面図。 図7(a)及び(b)に続く、図8(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図8(b)は、図8(a)のVIIIB−VIIIB線に沿った断面図。 図8(a)及び(b)に続く、図9(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図9(b)は、図9(a)のIXB−IX線に沿った断面図。 図9(a)及び(b)に続く、図10(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図10(b)は、図10(a)のX−X線に沿った断面図。 図10(a)及び(b)に続く、図11(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図11(b)は、図11(a)のXIB−XIB線に沿った断面図。 図11(a)及び(b)に続く、図12(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図12(b)は、図12(a)のXIIB−XIIB線に沿った断面図。 図12(a)及び(b)に続く、図13(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図13(b)は、図13(a)のXIIIB−XIIIB線に沿った断面図。 図13(a)及び(b)に続く、図14(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図14(b)は、図14(a)のXIVB−XIVB線に沿った断面図。 図14(a)及び(b)に続く、図15(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図15(b)は、図15(a)のXVB−XVB線に沿った断面図。 図15(a)及び(b)に続く、図16(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図16(b)は、図16(a)のXVIB−XVIB線に沿った断面図。 図16(a)及び(b)に続く、図17(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図17(b)は、図17(a)のXVIIB−XVIIB線に沿った断面図。 図17(a)及び(b)に続く、図18(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図18(b)は、図18(a)のXVIIIB−XVIIIB線に沿った断面図。 図18(a)及び(b)に続く、図19(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図19(b)は、図19(a)のXIXB−XIXB線に沿った断面図。 図19(a)及び(b)に続く、図20(a)は、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す平面図、図20(b)は、図20(a)のXXB−XXB線に沿った断面図。 図20(b)に続く、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す断面図。 図21に続く、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す断面図。 図22に続く、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す断面図。 図23に続く、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す断面図。 図24に続く、本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの製造工程を示す断面図。 本発明の第4の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリを示す断面図。 本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリを示す断面図。 図28(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図28(b)は、図28(a)のXXVIIIB−XXVIIIB線に沿った断面図。 図28(a)及び(b)に続く、図29(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図29(b)は、図29(a)のXXIXB−XXIXB線に沿った断面図。 図29(a)及び(b)に続く、図30(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図30(b)は、図30(a)のXXXB−XXXB線に沿った断面図。 図30(a)及び(b)に続く、図31(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図31(b)は、図31(a)のXXXIB−XXXIB線に沿った断面図。 図31(a)及び(b)に続く、図32(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図32(b)は、図32(a)のXXXIIB−XXXIIB線に沿った断面図。 図32(a)及び(b)に続く、図33(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図33(b)は、図33(a)のXXXIIIB−XXXIIIB線に沿った断面図。 図33(a)及び(b)に続く、図34(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図34(b)は、図34(a)のXXXIVB−XXXIVB線に沿った断面図。 図34(a)及び(b)に続く、図35(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図35(b)は、図35(a)のXXXVB−XXXVB線に沿った断面図。 図35(a)及び(b)に続く、図36(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図36(b)は、図36(a)のXXXVIB−XXXVIB線に沿った断面図。 図36(a)及び(b)に続く、図37(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図37(b)は、図37(a)のXXXVIIB−XXXVIIB線に沿った断面図。 図37(a)及び(b)に続く、図38(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図38(b)は、図38(a)のXXXVIIIB−XXXVIIIB線に沿った断面図。 図38(a)及び(b)に続く、図39(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図39(b)は、図39(a)のXXXIXB−XXXIXB線に沿った断面図。 図39(a)及び(b)に続く、図40(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図40(b)は、図40(a)のXLB−XLB線に沿った断面図。 図40(a)及び(b)に続く、図41(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図41(b)は、図41(a)のXLIB−XLIB線に沿った断面図。 図41(a)及び(b)に続く、図42(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図42(b)は、図42(a)のXLIIB−XLIIB線に沿った断面図。 図42(a)及び(b)に続く、図43(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図43(b)は、図43(a)のXLIIIB−XLIIIB線に沿った断面図。 図43(a)及び(b)に続く、図44(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図44(b)は、図44(a)のXLIVB−XLIVB線に沿った断面図。 図44(a)及び(b)に続く、図45(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図45(b)は、図45(a)のXLVB−XLVB線に沿った断面図。 図45(a)及び(b)に続く、図46(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図46(b)は、図46(a)のXLVIB−XLVIB線に沿った断面図。 図46(a)及び(b)に続く、図47(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図47(b)は、図47(a)のXLVIIB−XLVIIB線に沿った断面図。 図47(a)及び(b)に続く、図48(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図48(b)は、図48(a)のXLVIIIB−XLVIIIB線に沿った断面図。 図48(a)及び(b)に続く、図49(a)は、本発明の第5の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの平面図、図49(b)は、図49(a)のXLIXB−XLIXB線に沿った断面図。
符号の説明
11…半導体基板、12…シリコン窒化膜、13…凸部、14…絶縁膜、15…素子分離溝、16…素子分離絶縁膜、17…犠牲酸化膜、18…ソース拡散層、19、22…シリサイド層、20…ゲート絶縁膜、21…導電材、23、35…層間絶縁膜、24…ドレイン拡散層、24、34…コンタクト、31…固定層、32…非磁性層、33…記録層、40…キャップ層、G…ゲート電極、MTJ…MTJ素子、BL…ビット線、WL…ワード線、SL…ソース線、Tr…トランジスタ、SP…スペース。

Claims (5)

  1. 側面と上面とを有する段差部が形成された半導体基板と、
    前記段差部の前記側面上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    前記段差部の前記上面内に形成されたドレイン拡散層と、
    前記ドレイン拡散層より下方の前記半導体基板内に前記ドレイン拡散層と離間して形成されたソース拡散層と、
    前記ドレイン拡散層に接続され、磁化方向が固定された固定層と磁化方向が反転可能な記録層と前記固定層及び前記記録層の間に設けられた非磁性層とを有し、前記固定層及び前記記録層の間に流す電流の向きに応じて前記固定層及び前記記録層の前記磁化方向が平行状態又は反平行状態となる磁気抵抗効果素子と、
    前記磁気抵抗効果素子に接続されたビット線と
    を具備することを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ。
  2. 前記段差部は、基板面から突出する凸部であり、
    前記ソース拡散層は、前記凸部の根元の前記半導体基板内に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  3. 前記段差部は、基板面に対して窪む凹部であり、
    前記凹部の底に形成され、前記ソース拡散層に接続されたソース線をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  4. 半導体基板上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜をマスクとして前記半導体基板の一部を除去し、凸部を形成する工程と、
    前記凸部の根元の前記半導体基板内にソース拡散層を形成する工程と、
    前記凸部の側面上にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記凸部の前記側面上に前記ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
    前記絶縁膜を除去し、前記凸部の上面を露出する工程と、
    前記凸部の前記上面内にドレイン拡散層を形成する工程と、
    前記ドレイン拡散層に接続し、磁化方向が固定された固定層と磁化方向が反転可能な記録層と前記固定層及び前記記録層の間に設けられた非磁性層とを有し、前記固定層及び前記記録層の間に流す電流の向きに応じて前記固定層及び前記記録層の前記磁化方向が平行状態又は反平行状態となる磁気抵抗効果素子を形成する工程と、
    前記磁気抵抗効果素子に接続するビット線を形成する工程と
    を具備することを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリの製造方法。
  5. 半導体基板内にトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチ内の下部にソース線を形成する工程と、
    前記トレンチの側面に前記ソース線に接続するソース拡散層を形成し、前記半導体基板の表面にドレイン拡散層を形成する工程と、
    前記トレンチの上部の側面にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
    前記ドレイン拡散層に接続し、磁化方向が固定された固定層と磁化方向が反転可能な記録層と前記固定層及び前記記録層の間に設けられた非磁性層とを有し、前記固定層及び前記記録層の間に流す電流の向きに応じて前記固定層及び前記記録層の前記磁化方向が平行状態又は反平行状態となる磁気抵抗効果素子を形成する工程と、
    前記磁気抵抗効果素子に接続するビット線を形成する工程と
    を具備することを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリの製造方法。
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