JP2008211908A - モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】弱め界磁制御の実行時においても有効に誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルの発生を抑制することができるモータ制御装置を提供すること。
【解決手段】補償制御演算部23は、d軸誘起電圧補正量演算部31及びq軸誘起電圧補正量演算部32を備える。各誘起電圧補正量演算部は、マップ33を参照することにより回転角θに応じたd軸補正係数Bd(θ)及びq軸補正係数Bq(θ)を演算し、対象軸に関する補正係数にq軸電流指令値Iq*を乗じた第1項と他方軸に関する補正係数にd軸電流指令値Id*を乗じた第2項とからなる演算式に基づいて、d軸補正量εd及びq軸補正量εqを演算する。そして、補償制御演算部23は、これらd軸補正量εd及びq軸補正量εqを、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*に重畳することにより、誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルを生じさせないd軸電流指令値Id0及びq軸電流指令値Iq0を演算する。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータ制御装置及び電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、車両用のパワーステアリング装置には、モータを駆動源とした電動パワーステアリング装置(EPS)があり、こうしたEPSには、油圧式のパワーステアリング装置と比較して、レイアウト自由度が高く、且つエネルギー消費量が小さいという特徴がある。このため、近年では、幅広い車種において、その採用が検討されるようになっている。
さて、モータは、コギングトルク、或いはモータコイルに生ずる誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップル等、本質的に、その出力トルクに変動を有するものである。しかしながら、EPSにおいては、このような出力トルクの変動が直接、その操舵フィーリングに反映されることになる。このため、従来、EPS用のモータ制御装置においては、数多くのトルクリップル対策が提案されている。
例えば、特許文献1には、d/q座標系の電流フィードバック制御によりモータ制御信号を生成するモータ制御装置において、モータを定速回転させた際の誘起電圧波形の実測データに基づき演算されたd軸及びq軸に関する各補正係数をモータの回転角毎に保持する。そして、該各補正係数に基づき演算される回転角に応じたd軸補正量及びq軸補正量を上記電流フィードバック制御の目標値であるd軸電流指令値及びq軸電流指令値に重畳することにより、これらd軸電流指令値及びq軸電流指令値を補正する方法が開示されている。
即ち、モータの回転により各相に生ずる誘起電圧の各回転角(電気角)における単位回転角速度あたりの値が既知であるならば、誘起電圧波形に歪みがある場合においても、その出力トルクの変動を抑える、即ちトルクリップルを生じさせないような各相電流値を求めることが可能である。
例えば、単位回転角速度あたりの誘起電圧値(単位誘起電圧値)を以下に示す(1)式のようにおくと、モータの発熱が最小となる制約条件の下において誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルを生じさせないための各相電流値は、(2)〜(4)式により求めることができる。
Figure 2008211908
(但し、e0u,e0v,e0w:各相単位誘起電圧値、eu,ev,ew:各相誘起電圧波形(誘起電圧値)、ωm:回転角速度(機械角)、Iu,Iv,Iw:各相電流値、T:モータトルク)
従って、d/q座標系の電流フィードバック御制を行う構成においては、これら(2)〜(4)式をd/q座標に写像(d/q変換)することにより、d軸電流指令値及びq軸電流指令値を演算すればよい。
具体的には、先ず、上記(2)〜(4)式を以下の(5)〜(7)及び(8)〜(10)式のように変形する。
Figure 2008211908
(但し、θ:回転角(電気角)、Kt:トルク定数、Iq*:q軸電流指令値)
そして、(5)〜(7)式をd/q変換することにより、誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルを生じさせないためのd軸電流指令値Id0及びq軸電流指令値Iq0の演算式として、次の(11)(12)式を得ることができる。
Figure 2008211908
ここで、これら(11)(12)式は、更に、以下に示す(13)(14)及び(15)(16)式のように変形することができる。
Figure 2008211908
つまり、d軸非干渉制御の実行(Id*=0)を前提とすれば、誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルを生じさせないためのd軸電流指令値Id0及びq軸電流指令値Iq0は、本来のd軸電流指令値Id*(Id*=0)及びq軸電流指令値Iq*のそれぞれに、対応するd軸補正量(εd=Bd(θ)×Iq*)、q軸補正量(εq=Bq(θ)×Iq*)を重畳することにより求めることができる。
実際には、先ず、モータを定速回転させた際の各相の誘起電圧波形(eu,ev,ew)を測定(実測)し、これを当該定速回転時における回転角速度ωm(機械角速度)で除することにより、各回転角毎の単位回転角速度あたりの誘起電圧値、即ち単位誘起電圧値e0u,e0v,e0wを求める(上記(1)式参照)。次に、これら各単位誘起電圧値e0u,e0v,e0w、上記(8)〜(10)式、及び上記(15)(16)式に基づいて、各回転角θ毎のd軸補正係数Bd(θ)及びq軸補正係数Bq(θ)を演算し、回転角θと各d軸補正係数Bd(θ)及びq軸補正係数Bq(θ)とが関連付けられたマップを作成する。
モータ制御時には、この予め作成されて記憶領域(ROM)に格納されたマップを参照することにより、回転角θに応じたd軸補正量εd及びq軸補正量εqを演算し、これら各d軸補正量εd及びq軸補正量εqを本来のd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*に重畳(加算)する。そして、その補正後のd軸電流指令値Id0及びq軸電流指令値Iq0に基づいて電流フィードバック制御を実行することにより、誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルの発生を抑制することができる。
特開2004−328814号公報
ところで、EPSにおいては、素早いステアリング操作の発生時等には、その基底速度を超えた高速領域でのモータ回転が要求される場合がある。そして、このような高速操舵時の追従性を確保する手法として、モータの回転角速度に応じてd軸電流指令値を負の値とする弱め界磁制御がある。即ち、負方向のd軸電流を流すことにより生ずるd軸電機子反作用による減磁起磁力を利用して永久磁石磁束の存在するd軸方向の磁束を減少させる。そして、これにより、基底速度を超えた高速領域までモータの運転範囲を拡大するのである。
しかしながら、上記従来例は、d軸非干渉制御の実行(Id*=0)を前提としているため、このような弱め界磁制御に対応することができない。つまり、弱め界磁制御の実行により、各相電流の位相は、本来の位相からずれることになる。このため、弱め界磁制御時には、その適切な補正ができず、トルクリップルの発生が避けられないという問題があり、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、弱め界磁制御の実行時においても有効に誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルの発生を抑制することができるモータ制御装置及び電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、モータを制御するための電流指令値としてd/q座標系のd軸電流指令値及びq軸電流指令値を演算する電流指令値演算手段と、検出される前記モータの各相電流値を前記d/q座標系のd軸電流値及びq軸電流値に変換し該d軸電流値及びq軸電流値を前記演算されたd軸電流指令値及びq軸電流指令値に追従させるべくフィードバック制御を実行することによりモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成手段とを備えるとともに、各相のモータコイルに生ずる誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルを抑制すべく前記d軸電流指令値及びq軸電流指令値を補正する補正手段を備え、前記補正手段は、前記誘起電圧波形の実測データに基づき演算されたd軸及びq軸に関する各補正係数を前記モータの回転角毎に保持し、該各補正係数に基づき演算される前記回転角に応じたd軸補正量及びq軸補正量を前記d軸電流指令値及びq軸電流指令値に重畳することにより前記補正を実行するモータ制御装置であって、前記補正手段は、対象軸に関する前記補正係数に前記q軸電流指令値を乗じた第1項と他方軸に関する前記補正係数に前記d軸電流指令値を乗じた第2項とからなる演算式により、前記d軸補正量及びq軸補正量を演算すること、を要旨とする。
請求項2に記載の発明は、前記補正手段は、以下の各式、
Figure 2008211908
(但し、εd:d軸補正量、εq:q軸補正量、Bd(θ):d軸補正係数、Bq(θ):q軸補正係数、Id*:d軸電流指令値、Iq*:q軸電流指令値、θ:回転角(電気角)、Kt:トルク定数、Au(θ),Av(θ),Aw(θ):各相補正係数、e0u, e0v, e0w:各相単位誘起電圧値、eu, ev, ew:各相誘起電圧波形、ωm:回転角速度(機械角))
に基づき前記d軸補正量及びq軸補正量を演算すること、を要旨とする。
上記各構成によれば、どのような高調波成分を含む誘起電圧波形を有するものであっても、その誘起電圧波形の歪みを補正することができる。その結果、弱め界磁制御の有無に関わらず、有効にトルクリップルの発生を抑制することができるようになる。
請求項3に記載の発明は、前記補正手段は、前記モータの回転角速度が所定速度を超える場合には、該回転角速度が速いほど、前記d軸補正量及びq軸補正量を低減すること、を要旨とする。
即ち、通常、モータ制御装置に用いられる演算装置(マイコン)には、演算処理能力上の制約があるため、多くの場合、電流フィードバック制御と補償制御との間には演算周期差が存在する。このため、高速操舵時等、モータが高速回転する場合には、補償制御の位相にずれが生じ、正しく補償できない場合がある。しかしながら、上記構成によれば、こうした位相にずれが生ずる状況には、補償制御における補正量が低減される。その結果、位相のずれた状態での誤補償に起因するトルクリップルの発生を抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置であることを要旨とする。
上記構成によれば、弱め界磁制御の実行時においても有効に誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルの発生を抑制して、操舵フィーリングに優れた電動パワーステアリング装置を提供することができる。
本発明によれば、弱め界磁制御の実行時においても有効に誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルの発生を抑制することが可能なモータ制御装置及び電動パワーステアリング装置を提供することができる。
以下、本発明を電動パワーステアリング装置(EPS)に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態のEPS1の概略構成図である。同図に示すように、ステアリングホイール(ステアリング)2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック5に連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック5の往復直線運動に変換される。そして、このラック5の往復直線運動により操舵輪6の舵角が変更されるようになっている。
また、EPS1は、操舵系にステアリング操作を補助するためのアシスト力を付与する操舵力補助装置としてのEPSアクチュエータ10と、該EPSアクチュエータ10の作動を制御する制御手段としてのECU11とを備えている。
本実施形態のEPSアクチュエータ10は、その駆動源であるモータ12がラック5と同軸に配置された所謂ラック型のEPSアクチュエータであり、モータ12が発生するアシストトルクは、ボールねじ機構(図示略)を介してラック5に伝達される。尚、本実施形態のモータ12は、ブラシレスモータであり、ECU11から三相(U,V,W)の駆動電力の供給を受けることにより回転する。そして、モータ制御装置としてのECU11は、このモータ12が発生するアシストトルクを制御することにより、操舵系に付与するアシスト力を制御する(パワーアシスト制御)。
本実施形態では、ECU11には、トルクセンサ14及び車速センサ15が接続されている。そして、ECU11は、これらトルクセンサ14及び車速センサ15によりそれぞれ検出される操舵トルクτ及び車速Vに基づいて、EPSアクチュエータ10の作動、即ちパワーアシスト制御を実行する。
次に、本実施形態のEPSの電気的構成について説明する。
図2は、本実施形態のEPSの制御ブロック図である。同図に示すように、ECU11は、モータ制御信号を出力するモータ制御信号出力手段としてのマイコン17と、モータ制御信号に基づいてモータ12に三相の駆動電力を供給する駆動回路18とを備えている。
尚、本実施形態の駆動回路18は、直列に接続された一対のスイッチング素子を基本単位(アーム)として各相に対応する3つのアームを並列接続してなる周知のPWMインバータであり、マイコン17の出力するモータ制御信号は、駆動回路18を構成する各スイッチング素子のオンduty比を規定するものとなっている。そして、モータ制御信号が各スイッチング素子のゲート端子に印加され、同モータ制御信号に応答して各スイッチング素子がオン/オフすることにより、車載電源(図示略)の直流電圧が三相(U,V,W)の駆動電力に変換されてモータ12に供給されるようになっている。
本実施形態では、ECU11には、モータ12に通電される各相電流値Iu,Iv,Iwを検出するための電流センサ20u,20v,20w、及びモータ12の回転角θを検出するための回転角センサ21が接続されている。そして、マイコン17は、これら各センサの出力信号に基づき検出されたモータ12の各相電流値Iu,Iv,Iw及び回転角θ、並びに上記操舵トルクτ及び車速Vに基づいて駆動回路18にモータ制御信号を出力する。
さらに詳述すると、マイコン17は、操舵系に付与するアシスト力の制御目標量として電流指令値を演算する電流指令値演算手段としての電流指令値演算部22と、電流指令値演算部22により算出された電流指令値に基づいてモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成手段としてのモータ制御信号生成部24とを備えている。
電流指令値演算部22は、上記トルクセンサ14及び車速センサ15により検出された操舵トルクτ及び車速Vに基づいて、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*を演算する。尚、本実施形態では、電流指令値演算部22は、後述する弱め界磁制御を行わない場合には、d軸電流指令値Id*として「0」を演算する(Id*=0)。また、本実施形態のマイコン17は、トルクリップルの発生を抑制するための補償制御を実行する補償制御演算部23を備えており、電流指令値演算部22が出力するd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*は、この補償制御演算部23に入力される。そして、同補償制御演算部23は、その補償制御により補正された後のd軸電流指令値Id**及びq軸電流指令値Iq**をモータ制御信号生成部24に出力する。
モータ制御信号生成部24には、d軸電流指令値Id**及びq軸電流指令値Iq**とともに、各電流センサ20u,20v,20wにより検出された各相電流値Iu,Iv,Iw、及び回転角センサ21により検出された回転角θが入力される。そして、モータ制御信号生成部24は、これら各相電流値Iu,Iv,Iw、及び回転角θ(電気角)に基づいて、d/q座標系における電流フィードバック制御を実行することによりモータ制御信号を生成する。
即ち、モータ制御信号生成部24において、各相電流値Iu,Iv,Iwは、回転角θとともに3相/2相変換部25に入力され、同3相/2相変換部25によりd/q座標系のd軸電流値Id及びq軸電流値Iqに変換される。また、モータ制御信号生成部24に入力されたq軸電流指令値Iq**は、上記q軸電流値Iqとともに減算器26qに入力され、d軸電流指令値Id**は、d軸電流値Idとともに減算器26dに入力される。これら減算器26d,26qにおいて演算されたd軸電流偏差ΔId及びq軸電流偏差ΔIqは、それぞれ対応するF/B制御部27d,27qに入力される。そして、これら各F/B制御部27d,27qにおいて、その制御目標値であるd軸電流指令値Id**及びq軸電流指令値Iq**に実電流であるd軸電流値Id及びq軸電流値Iqを追従させためのフィードバック制御が行われる。
具体的には、F/B制御部27d,27qは、入力されたd軸電流偏差ΔId及びq軸電流偏差ΔIqに所定のF/Bゲイン(PIゲイン)を乗ずることにより、d軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*を演算する。そして、各F/B制御部27d,27qにより演算されたこれらd軸電圧指令値Vd*及びq軸電圧指令値Vq*は、回転角θとともに2相/3相変換部28に入力され、同2相/3相変換部28において三相の電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に変換される。
2相/3相変換部28において演算された各電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*は、PWM変換部30に入力され、同PWM変換部30において、該各電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に対応するduty指令値が生成される。そして、モータ制御信号生成部24は、これら各duty指令値に示されるオンduty比を有するモータ制御信号を生成し、マイコン17は、そのモータ制御信号を、駆動回路18を構成する各スイッチング素子(のゲート端子)に出力することにより、同駆動回路18の作動、即ちモータ12への駆動電力の供給を制御する。
また、本実施形態では、電流指令値演算部22には、モータ12の回転角速度ωが入力される。そして、電流指令値演算部22は、この入力される回転角速度ωに応じてd軸電流指令値Id*を負の値とする弱め界磁制御を実行する。即ち、モータ12の回転角速度ωが増加するに従い各相のモータコイル12u,12v,12wに生ずる逆起電力もまた増大するため、モータの回転速度には上限(基底速度)がある。しかしながら、d軸電流指令値Id*を負の値として負方向のd軸電流を流すことで、d軸電機子反作用による減磁起磁力を利用して、d軸方向の磁束を減少させることが可能である。そして、本実施形態では、モータ12の回転角速度ωに応じて、このような弱め界磁制御を実行することにより、基底速度を超えた高速領域までモータ12の運転範囲を拡張する構成となっている。
(トルクリップル補償制御)
次に、補償制御演算部におけるトルクリップル補償制御の態様について説明する。
図2に示すように、本実施形態では、補償制御演算部23には、電流指令値演算部22の出力するd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*とともに、回転角θが入力される。そして、補正手段としての補償制御演算部23は、その入力されるd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*、並びに回転角θに基づいて、誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルの発生を抑制するための補償制御を実行する(トルクリップル補償制御)。
詳述すると、図3に示すように、本実施形態の補償制御演算部23は、トルクリップルの発生を抑制するための補償成分として、d軸補正量εd及びq軸補正量εqを演算するd軸誘起電圧補正量演算部31及びq軸誘起電圧補正量演算部32を備えている。そして、補償制御演算部23は、これらd軸補正量εd及びq軸補正量εqを、対応するd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*に重畳(加算)することにより、該d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*を補正し、誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルを生じさせないためのd軸電流指令値Id0及びq軸電流指令値Iq0を演算する。
さらに詳述すると、本実施形態では、d軸誘起電圧補正量演算部31及びq軸誘起電圧補正量演算部32には、d軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*、並びに回転角θが入力される。d軸誘起電圧補正量演算部31及びq軸誘起電圧補正量演算部32は、上述の回転角θとd軸補正係数Bd(θ)及びq軸補正係数Bq(θ)とが関連付けられたマップ33を備えており、入力される回転角θをこのマップ33に参照することにより、当該回転角θに応じたd軸補正係数Bd(θ)及びq軸補正係数Bq(θ)を演算する。
尚、マップ33は、上述のように、誘起電圧波形の実測データに基づいて、上記の(1)式、及び(8)〜(10)式、並びに(15)(16)式を用いて予め作成され、マイコン17の記憶領域に格納(保持)される。そして、d軸誘起電圧補正量演算部31及びq軸誘起電圧補正量演算部32は、その回転角θに応じたd軸補正係数Bd(θ)及びq軸補正係数Bq(θ)に基づいて、以下の(17)(18)式により、d軸補正量εd及びq軸補正量εqを演算する。
Figure 2008211908
即ち、本実施形態では、d軸誘起電圧補正量演算部31及びq軸誘起電圧補正量演算部32は、対象軸に関する補正係数にq軸電流指令値Iq*を乗じた第1項と他方軸に関する補正係数にd軸電流指令値Id*を乗じた第2項とからなる演算式に基づいて、d軸補正量εd及びq軸補正量εqを演算する。
尚、d軸誘起電圧補正量演算部31においては、対象軸がd軸、他方軸がq軸であり、q軸誘起電圧補正量演算部32においては、対象軸がq軸、他方軸がd軸である。つまり、d軸誘起電圧補正量演算部31においては、第1項の補正係数はd軸補正係数Bd(θ)、第2項の補正係数はq軸補正係数Bq(θ)である。そして、q軸誘起電圧補正量演算部32においては、第1項の補正係数はq軸補正係数Bq(θ)、第2項の補正係数はd軸補正係数Bd(θ)である。
また、補償制御演算部23は、該補償制御演算部23における上記補償制御とモータ制御信号生成部24における電流フィードバック制御との間の演算周期差に起因するトルクリップルの発生を抑制するための速度ゲインKωを演算する速度ゲイン演算部34を備えている。この速度ゲイン演算部34には、モータ12の回転角速度ωが入力されるようになっており、速度ゲイン演算部34は、入力される回転角速度ωに応じた速度ゲインKωを演算する。そして、速度ゲイン演算部34は、入力される回転角速度ω(の絶対値)が所定速度ω0を超える場合には、該回転角速度ωが速いほど、q軸電流指令値Iq*及びd軸電流指令値Id*に加算されるd軸補正量εd及びq軸補正量εqを低減するような速度ゲインKωを演算する。
即ち、通常、モータ制御装置に用いられる演算装置(マイコン)には、演算処理能力上の制約があるため、多くの場合、電流フィードバック制御と補償制御との間には演算周期差が存在する。このため、高速操舵時等、モータ12が高速回転する場合には、補償制御の位相にずれが生じ、正しく補償できない場合がある。そこで、本実施形態では、このような場合には、その補正量を低減することにより、位相のずれた状態での誤補償に起因するトルクリップルの発生を抑制する。
具体的には、速度ゲイン演算部34は、回転角速度ωと速度ゲインKωとが関連づけられたマップ34aを備えており(図4参照)、同マップ34aにおいて、速度ゲインKωは、回転角速度ω(の絶対値)が、所定速度ω0以下である場合(|ω|≦ω0)には「1」、所定速度ω1以上である場合(|ω|≧ω1)には「0」となるように設定されている。尚、同マップ34aにおいて、回転角速度ω(の絶対値)が、所定速度ω0より速く、所定速度ω1より遅い場合(ω0<|ω|<ω1)には、速度ゲインKωは、回転角速度ωが速いほど小さくなるように、即ちd軸補正量εd及びq軸補正量εqをより大きく低減するような値に設定されている。そして、速度ゲイン演算部34は、このマップ34aに参照することにより、入力される回転角速度ωに応じた速度ゲインKωを演算する。
速度ゲイン演算部34において演算された速度ゲインKωは、乗算器35d,35qに入力され、該各乗算器35d,35qにおいて、d軸誘起電圧補正量演算部31の出力するd軸補正量εd、及びq軸誘起電圧補正量演算部32の出力するq軸補正量εqに乗ぜられる(乗算される)。
次に、速度ゲインKωが乗ぜられた補正後のd軸補正量εd´は、加算器36dにおいてd軸電流指令値Id*に重畳(加算)され、同じく補正後のq軸補正量εq´は、加算器36qにおいてq軸電流指令値Iq*に重畳される。そして、これにより、誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルを抑制可能なd軸電流指令値Id0及びq軸電流指令値Iq0が演算される。
そして、補償制御演算部23は、これら補正後のd軸電流指令値Id0及びq軸電流指令値Iq0を、d軸電流指令値Id**及びq軸電流指令値Iq**として、モータ制御信号生成部24に出力する。
(検証)
次に、本実施形態のトルクリップル補償制御の効果について検証する。
上記(17)(18)式により求められたd軸補正量εd及びq軸補正量εqを重畳することにより得られる補正後のd軸電流指令値Id0及びq軸電流指令値Iq0は、次の(19)(20)式に表される。
Figure 2008211908
これら(19)(20)式に、上記(1)式、及び(8)〜(10)式、並びに(15)(16)式を代入し整理することで、次の(21)(22)式を得る。
Figure 2008211908
更に、上記(21)(22)式をd/q逆変換して各相電流指令値Iu*,Iv*,Iw*で表すと以下の(23)〜(25)式が得られる。
Figure 2008211908
そして、これら(23)〜(25)式を、次の(26)式(トルクの関係式)に代入し整理することにより、(27)式に示される関係式が導かれる。
Figure 2008211908
従って、本実施形態のトルクリップル補償制御を実行することにより、どのような高調波成分を含む誘起電圧波形を有するものであっても、その誘起電圧波形の歪みを補正することができる。その結果、上述の弱め界磁制御の有無に関わらず、有効にトルクリップルの発生を抑制することができる。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)補償制御演算部23は、d軸誘起電圧補正量演算部31及びq軸誘起電圧補正量演算部32を備える。これら各誘起電圧補正量演算部は、マップ33を参照することにより回転角θに応じたd軸補正係数Bd(θ)及びq軸補正係数Bq(θ)を演算し、対象軸に関する補正係数にq軸電流指令値Iq*を乗じた第1項と他方軸に関する補正係数にd軸電流指令値Id*を乗じた第2項とからなる演算式に基づいて、d軸補正量εd及びq軸補正量εqを演算する。そして、補償制御演算部23は、これらd軸補正量εd及びq軸補正量εqを、対応するd軸電流指令値Id*及びq軸電流指令値Iq*に重畳(加算)することにより、誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルを生じさせないためのd軸電流指令値Id0及びq軸電流指令値Iq0を演算する。
上記構成によれば、どのような高調波成分を含む誘起電圧波形を有するものであっても、その誘起電圧波形の歪みを補正することができる。その結果、弱め界磁制御の有無に関わらず、有効にトルクリップルの発生を抑制することができるようになる。
(2)補償制御演算部23は、速度ゲインKωを演算する速度ゲイン演算部34を備え、速度ゲイン演算部34は、モータ12の回転角速度ωに応じた速度ゲインKωを演算する。そして、速度ゲイン演算部34は、回転角速度ω(の絶対値)が所定速度ω0を超える場合には、該回転角速度ωが速いほど、q軸電流指令値Iq*及びd軸電流指令値Id*に加算されるd軸補正量εd及びq軸補正量εqを低減するような速度ゲインKωを演算する。
即ち、通常、モータ制御装置に用いられる演算装置(マイコン)には、演算処理能力上の制約があるため、多くの場合、電流フィードバック制御と補償制御との間には演算周期差が存在する。このため、高速操舵時等、モータ12が高速回転する場合には、補償制御の位相にずれが生じ、正しく補償できない場合がある。しかしながら、上記構成によれば、こうした位相にずれが生ずる状況には、補償制御における補正量が低減される。その結果、位相のずれた状態での誤補償に起因するトルクリップルの発生を抑制することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を電動パワーステアリング装置(EPS)に具体化したが、EPS以外の用途に用いられるモータ制御装置に具体化してもよい。
・本実施形態では、補償制御演算部23は、速度ゲインKωを演算する速度ゲイン演算部34を備えることとした。しかし、例えば、電流フィードバック制御と補償制御との間に演算周期差がないものにおいては、必ずしも、こうしたモータの回転角速度に応じて補正量を低減する構成は、設けなくともよい。
電動パワーステアリング装置(EPS)の概略構成図。 EPSの電気的構成を示すブロック図。 補償制御演算部の概略構成を示すブロック図。 速度ゲイン演算部の概略構成図。
符号の説明
1…電動パワーステアリング装置(EPS)、10…EPSアクチュエータ、11…EPSECU、12…モータ、12u,12v,12w…モータコイル、17…マイコン、18…駆動回路、22…電流指令値演算部、23…補償制御演算部、24…モータ制御信号生成部、31…d軸誘起電圧補正量演算部、32…q軸誘起電圧補正量演算部、33…マップ、34…速度ゲイン演算部、θ…回転角、ω,ωm…回転角速度、ω0,ω1…所定速度、Ix,Iu,Iv,Iw…相電流値、Id…d軸電流値、Iq…q軸電流値、Id*,Id**,Id0…d軸電流指令値、Iq*,Iq**,Iq0…q軸電流指令値、e0u,e0v,e0w…単位誘起電圧値、Bd(θ)…d軸補正係数、Bq(θ)…q軸補正係数、εd…d軸補正量、εq…q軸補正量、Kω…速度ゲイン。

Claims (4)

  1. モータを制御するための電流指令値としてd/q座標系のd軸電流指令値及びq軸電流指令値を演算する電流指令値演算手段と、検出される前記モータの各相電流値を前記d/q座標系のd軸電流値及びq軸電流値に変換し該d軸電流値及びq軸電流値を前記演算されたd軸電流指令値及びq軸電流指令値に追従させるべくフィードバック制御を実行することによりモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成手段とを備えるとともに、各相のモータコイルに生ずる誘起電圧波形の歪みに起因するトルクリップルを抑制すべく前記d軸電流指令値及びq軸電流指令値を補正する補正手段を備え、前記補正手段は、前記誘起電圧波形の実測データに基づき演算されたd軸及びq軸に関する各補正係数を前記モータの回転角毎に保持し、該各補正係数に基づき演算される前記回転角に応じたd軸補正量及びq軸補正量を前記d軸電流指令値及びq軸電流指令値に重畳することにより前記補正を実行するモータ制御装置であって、
    前記補正手段は、対象軸に関する前記補正係数に前記q軸電流指令値を乗じた第1項と他方軸に関する前記補正係数に前記d軸電流指令値を乗じた第2項とからなる演算式により、前記d軸補正量及びq軸補正量を演算すること、を特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記補正手段は、以下の各式、
    Figure 2008211908
    (但し、εd:d軸補正量、εq:q軸補正量、Bd(θ):d軸補正係数、Bq(θ):q軸補正係数、Id*:d軸電流指令値、Iq*:q軸電流指令値、θ:回転角(電気角)、Kt:トルク定数、Au(θ),Av(θ),Aw(θ):各相補正係数、e0u, e0v, e0w:各相単位誘起電圧値、eu, ev, ew:各相誘起電圧波形、ωm:回転角速度(機械角))
    に基づき前記d軸補正量及びq軸補正量を演算すること、
    を特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のモータ制御装置において、
    前記補正手段は、前記モータの回転角速度が所定速度を超える場合には、該回転角速度が速いほど、前記d軸補正量及びq軸補正量を低減すること、
    を特徴とするモータ制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置。
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