JP2008206307A - 集積回路装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部デバイスを安定して効率良く駆動できる集積回路装置等の提供。
【解決手段】集積回路装置は、N型パワーMOSトランジスタ及びP型パワーMOSトランジスタにより構成される外部ドライバのN型パワーMOSトランジスタを駆動するプリドライバPR1と、P型パワーMOSトランジスタを駆動するプリドライバPR2と、低電位側電源パッドPVSS1と、出力パッドPDN1、PDP1と、高電位側電源パッドPVDD1を含む。電源パッドPVSS1、出力パッドPDN1、PDP1はD1方向に沿って配置される。プリドライバPR1は、電源パッドPVSS1及び出力パッドPDN1のD2方向側に配置され、プリドライバPR2は、出力パッドPDP1及び電源パッドPVDD1のD2方向側に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、集積回路装置及び電子機器に関する。
近年、電磁誘導を利用し、金属部分の接点がなくても電力伝送を可能にする無接点電力伝送(非接触電力伝送)が脚光を浴びている、この無接点電力伝送の適用例として、携帯電話機や家庭用機器(例えば電話機の子機)の充電などが提案されている。
無接点電力伝送の従来技術として特許文献1がある。この特許文献1では、送電ドライバの出力に接続されたコンデンサと1次コイルとにより共振回路を構成して、送電装置(1次側)から受電装置(2次側)に電力を供給している。また半導体パワーモジュールの従来技術として特許文献2がある。
1次コイルを駆動する送電ドライバ(外部ドライバ)は、例えば外付けのN型パワーMOSトランジスタ及びP型パワーMOSトランジスタにより構成できる。これらのN型、P型のパワーMOSトランジスタ(MOSFET)のサイズは大きく、寄生容量が大きい。従って、電力伝送の損失低減と高周波駆動に対応するためには、送電ドライバを制御する集積回路装置(送電制御装置)のプリドライバには、パワーMOSトランジスタの寄生容量を高速で充放電できる性能が要求される。またN型、P型のパワーMOSトランジスタが共にオンになる期間が生じると、高電位側電源から低電位側電源にこれらのトランジスタを介して貫通電流が流れてしまうという問題もある。
特開2006−60909号公報 特開平6−21330号公報
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部デバイスを安定して効率良く駆動できる集積回路装置及びこれを含む電子機器を提供することにある。
本発明は、N型パワーMOSトランジスタ及びP型パワーMOSトランジスタにより構成される外部ドライバの前記N型パワーMOSトランジスタを駆動する第1のプリドライバと、前記外部ドライバの前記P型パワーMOSトランジスタを駆動する第2のプリドライバと、前記第1、第2のプリドライバに低電位側電源を供給するための低電位側電源パッドと、前記第1のプリドライバの出力信号を出力するための第1の出力パッドと、前記第2のプリドライバの出力信号を出力するための第2の出力パッドと、前記第1、第2のプリドライバに高電位側電源を供給するための高電位側電源パッドとを含み、前記低電位側電源パッド、前記第1、第2の出力パッド、前記高電位側電源パッドは、第1の方向に沿って配置され、前記第1のプリドライバは、前記第1の方向に直交する方向を第2の方向とした場合に、前記低電位側電源パッド及び前記第1の出力パッドの前記第2の方向側に配置され、前記第2のプリドライバは、前記第2の出力パッド及び前記高電位側電源パッドの前記第2の方向側に配置される集積回路装置に関係する。
本発明によれば、低電位側電源パッド及び第1の出力パッドの第2の方向側に、第1のプリドライバが配置され、第2の出力パッド及び高電位側電源パッドの第2の方向側に、第2のプリドライバが配置される。従って、低電位側電源パッドから第1のプリドライバへの配線や、高電位側電源パッドから第2のプリドライバへの配線を短くでき、配線の寄生抵抗を小さくできるため、外部ドライバを安定して効率良く駆動することが可能になる。
また本発明では、前記第1、第2のプリドライバに低電位側電源を供給するための低電位側電源線が、前記第1、第2のプリドライバの配置領域において前記第1の方向に沿って配線され、前記低電位側電源パッドと前記低電位側電源線を接続するための第1の接続線が、前記低電位側電源パッドから前記第1のプリドライバの低電位側電源接続ノードに対して前記第2の方向に沿って配線され、前記第1のプリドライバの出力に接続される第1の出力線が、前記第1のプリドライバの配置領域において前記第1の方向に沿って配線され、前記第1の出力パッドと前記第1の出力線を接続するための第2の接続線が、前記第1の出力パッドから前記第1のプリドライバの出力接続ノードに対して前記第2の方向に沿って配線され、前記第2のプリドライバの出力に接続される第2の出力線が、前記第2のプリドライバの配置領域において前記第1の方向に沿って配線され、前記第2の出力パッドと前記第2の出力線を接続するための第3の接続線が、前記第2の出力パッドから前記第2のプリドライバの出力接続ノードに対して前記第2の方向に沿って配線され、前記第1及び第2のプリドライバに高電位側電源を供給するための高電位側電源線が、前記第1、第2のプリドライバの配置領域において前記第1の方向に沿って配線され、前記高電位側電源パッドと前記高電位側電源線を接続するための第4の接続線が、前記高電位側電源パッドから前記第2のプリドライバの高電位側電源線接続ノードに対して前記第2の方向に沿って配線されてもよい。
このようにすれば、第1、第2のプリドライバに対して短い距離の配線で低電位側電源、高電位側電源を供給できる。また第1、第2のプリドライバからの出力信号を短い距離の配線で出力できる。これにより、配線の寄生抵抗を小さくでき、貫通電流やオーバシュート雑音等の低減が可能になる。
また本発明では、前記第1、第2のプリドライバの低電位側電源線及び高電位側電源線は、集積回路装置の他の回路の低電位側電源線及び高電位側電源線と分離されて配線されてもよい。
このようにすれば、第1、第2のプリドライバで発生するノイズが、低電位側電源線や高電位側電源線を介して他の回路に伝わるのを防止できる。
また本発明では、前記低電位側電源パッド、前記第1、第2の出力パッド及び前記高電位側電源パッドと、前記第1、第2のプリドライバとの間には、プリドライバ用の静電気保護素子が配置される静電気保護領域が設けられ、前記低電位側電源パッドに接続されると共に前記プリドライバ用の静電気保護素子に低電位側電源を供給するための静電気用の低電位側電源線が、前記静電気保護領域において前記第1の方向に沿って配線され、前記高電位側電源パッドに接続されると共に前記プリドライバ用の静電気保護素子に高電位側電源を供給するための静電気用の高電位側電源線が、前記静電気保護領域において前記第1の方向に沿って配線され、前記静電気用の低電位側電源線及び高電位側電源線が、他の回路の静電気用の低電位側電源線及び高電位側電源線と分離されて配線されてもよい。
このようにすれば、第1、第2のプリドライバで発生するノイズが、静電気用の低電位側電源線や高電位側電源線を介して他の回路に伝わるのを防止できる。
また本発明では、前記第1のプリドライバの配置領域では、前記第1のプリドライバを構成する第1のP型トランジスタと第1のN型トランジスタとが前記第2の方向に沿って配置され、前記第2のプリドライバの配置領域では、前記第2のプリドライバを構成する第2のP型トランジスタと第2のN型トランジスタとが前記第2の方向に沿って配置されてもよい。
このようにすれば、第1、第2のプリドライバをコンパクトにレイアウトすることが可能になる。
また本発明では、前記第1のN型トランジスタ、前記第1のP型トランジスタ、前記第2のN型トランジスタ、前記第2のP型トランジスタの各々は、並列接続された複数のユニットトランジスタにより構成され、その各々が前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第1のN型用ゲート制御回路と、その各々が前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第1のP型用ゲート制御回路と、その各々が前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第2のN型用ゲート制御回路と、その各々が前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第2のP型用ゲート制御回路とを含んでもよい。
このようにすれば、ゲート制御信号を用いて、第1のN型トランジスタ、第1のP型トランジスタ、第2のN型トランジスタ、第2のP型トランジスタのオン・オフの仕方を詳細に制御することが可能になる。
また本発明では、前記第1のN型用ゲート制御回路は、前記第1のN型トランジスタをオンにする場合には、前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第1のN型トランジスタをオフにする場合には、前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、前記第1のP型用ゲート制御回路は、前記第1のP型トランジスタをオンにする場合には、前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第1のP型トランジスタをオフにする場合には、前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、前記第2のN型用ゲート制御回路は、前記第2のN型トランジスタをオンにする場合には、前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第2のN型トランジスタをオフにする場合には、前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、前記第2のP型用ゲート制御回路は、前記第2のP型トランジスタをオンにする場合には、前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第2のP型トランジスタをオフにする場合には、前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力してもよい。
このようにすれば、第1のN型トランジスタ、第1のP型トランジスタ、第2のN型トランジスタ、第2のP型トランジスタがオンするときのオーバシュートノイズを低減できると共に貫通電流の発生を防止できる。
また本発明では、前記第2の方向の反対方向を第4の方向とした場合に、前記第1のN型トランジスタ及び前記第1のP型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第2の方向側に、前記第1のN型用ゲート制御回路、前記第1のP型用ゲート制御回路の一方が配置され、前記第1のN型トランジスタ及び前記第1のP型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第4の方向側に、前記第1のN型用ゲート制御回路、前記第1のP型用ゲート制御回路の他方が配置され、前記第2のN型トランジスタ及び前記第2のP型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第2の方向側に、前記第2のN型用ゲート制御回路、前記第2のP型用ゲート制御回路の一方が配置され、前記第2のN型トランジスタ及び前記第2のP型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第4の方向側に、前記第2のN型用ゲート制御回路、前記第2のP型用ゲート制御回路の他方が配置されてもよい。
このようにすれば、ゲート制御回路からのゲート制御信号をショートパスでユニットトランジスタに配線することができ、レイアウト効率を向上できる。またゲート制御信号線の寄生抵抗の低減等も図れる。
また本発明では、第2のN型パワーMOSトランジスタ及び第2のP型パワーMOSトランジスタにより構成される第2の外部ドライバの前記第2のN型パワーMOSトランジスタを駆動する第3のプリドライバと、前記第2の外部ドライバの前記第2のP型パワーMOSトランジスタを駆動する第4のプリドライバを含み、集積回路装置の前記第1の方向に沿った辺を第1の辺とし、集積回路装置の前記第2の方向に沿った辺を第2の辺とした場合に、前記第1、第2のプリドライバは、集積回路装置の前記第1の辺に沿って配置され、前記第3、第4のプリドライバは、集積回路装置の前記第2の辺に沿って配置されてもよい。
また本発明は、N型パワーMOSトランジスタ及びP型パワーMOSトランジスタにより構成される外部ドライバの前記N型パワーMOSトランジスタを駆動する第1のプリドライバと、前記外部ドライバの前記P型パワーMOSトランジスタを駆動する第2のプリドライバと、第2のN型パワーMOSトランジスタ及び第2のP型パワーMOSトランジスタにより構成される第2の外部ドライバの前記第2のN型パワーMOSトランジスタを駆動する第3のプリドライバと、前記第2の外部ドライバの前記第2のP型パワーMOSトランジスタを駆動する第4のプリドライバと、前記第1のプリドライバの出力信号を出力するための第1の出力パッドと、前記第2のプリドライバの出力信号を出力するための第2の出力パッドと、前記第3のプリドライバの出力信号を出力するための第3の出力パッドと、前記第4のプリドライバの出力信号を出力するための第4の出力パッドとを含み、集積回路装置の第1の方向に沿った辺を第1の辺とし、集積回路装置の前記第1の方向に直交する第2の方向に沿った辺を第2の辺とした場合に、前記第1、第2のプリドライバは、集積回路装置の前記第1の辺に沿って配置され、前記第3、第4のプリドライバは、集積回路装置の前記第2の辺に沿って配置される集積回路装置に関係する。
本発明によれば、第1、第2のプリドライバは集積回路装置の第1の辺に沿って配置され、第3、第4のドライバは集積回路装置の第2の辺に沿って配置される。従って、第1〜第4のプリドライバを、第1、第2の辺により形成される集積回路装置のコーナー領域に集めて配置することが可能になる。従って、第1〜第4のプリドライバと他の回路との間の電源分離等が容易になり、第1〜第4のプリドライバのノイズが他の回路に及ぼす悪影響を抑えることが可能になる。
また本発明では、前記第1、第2のプリドライバの前記第2の方向側であって、前記第3、第4のプリドライバの前記第1の方向側に、前記第1、第2、第3、第4のプリドライバを制御するための制御ロジック回路が配置されてもよい。
このようにすれば、制御ロジック回路と、第1、第2のプリドライバとの間の信号線をショートパスで配線でき、レイアウト効率を向上できる。
また本発明では、1次コイルと2次コイルを電磁的に結合させて送電装置から受電装置に対して電力を伝送し、前記受電装置の負荷に対して電力を供給する無接点電力伝送システムの前記送電装置に設けられる集積回路装置であって、前記外部ドライバは、前記1次コイルの一端を駆動するための第1の送電ドライバであり、前記第2の外部ドライバは、前記1次コイルの他端を駆動するための第2の送電ドライバであってもよい。
このようにすれば、無接点電力伝送システムの第1、第2の送電ドライバを効率良く駆動することができ、電力伝送効率の向上等を図れる。
また本発明は、外部デバイスを駆動するドライバと、前記ドライバに低電位側電源を供給するための低電位側電源パッドと、前記ドライバの出力信号を出力するための出力パッドと、前記ドライバに高電位側電源を供給するための高電位側電源パッドとを含み、前記低電位側電源パッド、前記出力パッド、前記高電位側電源パッドは第1の方向に沿って配置され、前記ドライバは、前記第1の方向に直交する方向を第2の方向とした場合に、前記低電位側電源パッド、前記出力パッド及び前記高電位側電源パッドの前記第2の方向側に配置され、前記ドライバの配置領域では、前記ドライバを構成するP型トランジスタとN型トランジスタとが前記第2の方向に沿って配置され、前記N型トランジスタ、前記P型トランジスタの各々は、並列接続された複数のユニットトランジスタにより構成され、その各々が前記N型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力するN型用ゲート制御回路と、その各々が前記P型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力するP型用ゲート制御回路を含む集積回路装置に関係する。
本発明によれば、低電位側電源パッド、出力パッド、高電位側電源パッドが第1の方向に沿って配置され、低電位側電源パッド、出力パッド、高電位側電源パッドの第2の方向側にドライバが配置される。従って、低電位側電源パッドからドライバへの配線や、高電位側電源パッドからドライバへの配線を短くでき、配線の寄生抵抗を小さくできるため、外部デバイスを安定して効率良く駆動することが可能になる。
また本発明では、前記N型用ゲート制御回路は、前記N型トランジスタをオンにする場合には、前記N型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記N型トランジスタをオフにする場合には、前記N型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、前記P型用ゲート制御回路は、前記P型トランジスタをオンにする場合には、前記P型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記P型トランジスタをオフにする場合には、前記P型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力してもよい。
このようにすれば、N型トランジスタ、P型トランジスタがオンするときのオーバシュートノイズを低減できると共に貫通電流の発生を防止できる。
また本発明では、前記第2の方向の反対方向を第4の方向とした場合に、前記N型トランジスタ及び前記P型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第2の方向側に、前記N型用ゲート制御回路、前記P型用ゲート制御回路の一方が配置され、前記N型トランジスタ及び前記P型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第4の方向側に、前記N型用ゲート制御回路、前記P型用ゲート制御回路の他方が配置されてもよい。
このようにすれば、ゲート制御回路からのゲート制御信号をショートパスでユニットトランジスタに配線することができ、レイアウト効率を向上できる。またゲート制御信号線の寄生抵抗の低減等も図れる。
また本発明は、上記のいずれかに記載の集積回路装置と、前記集積回路装置により駆動されるデバイスを含む電子機器に関係する。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.プリドライバ
図1に本実施形態の集積回路装置、プリドライバの配置構成例を示す。図1において、集積回路装置の第1の辺SD1に沿った方向が第1の方向D1になっており、第1の方向に直交する方向が第2の方向D2になっている。また第1の方向D1の反対方向が第3の方向D3になっており、第2の方向D2の反対方向が第4の方向D4になっている。なお図1では、D1方向が右方向、D3方向が左方向になっているが、D1方向が左方向で、D3方向が右方向であってもよい。またD2方向が下方向、D4方向が上方向になっているが、D2方向が上方向で、D4方向が下方向であってもよい。
図1の集積回路装置は第1、第2のプリドライバPR1、PR2を含む。また低電位側電源パッドPVSS1、第1の出力パッドPDN1、第2の出力パッドPDP1、高電位側電源パッドPVDD1を含む。これらのパッド(電極、端子)は、集積回路装置の例えば第1の辺SD1に沿って配置される。
集積回路装置の外部には、外部ドライバDR1が設けられている。この外部ドライバDR1は、外付け部品であるN型パワーMOSトランジスタPTN1(広義にはN型トランジスタ、N型MOSトランジスタ)とP型パワーMOSトランジスタPTP1(広義にはP型トランジスタ、P型MOSトランジスタ)により構成される。具体的には、トランジスタPTP1のソースには高電位側の電源VDD1が供給され、トランジスタPTN1のソースには低電位側の電源VSS1が供給され、PTP1のドレインとPTN1のドレインが接続されている。この外部ドライバDR1としては、無接点電力伝送において1次コイルを駆動する送電ドライバや、モータを駆動するモータドライバなどの様々なドライバが考えられる。
プリドライバPR1は、外部ドライバDR1のN型パワーMOSトランジスタPTN1を駆動する。具体的にはプリドライバPR1としては、N型トランジスタ及びP型トランジスタにより構成されるインバータ回路を用いることができる。そしてプリドライバPR1の出力信号DN1が、出力パッドPDN1を介してN型パワーMOSトランジスタPTN1のゲートに入力され、トランジスタPTN1のオン・オフ制御が行われる。
プリドライバPR2は、外部ドライバDR1のP型パワーMOSトランジスタPTP1を駆動する。具体的には、プリドライバPR2としては、N型トランジスタ及びP型トランジスタにより構成されるインバータ回路を用いることができる。そしてプリドライバPR2の出力信号DP1が、出力パッドPDP1を介してP型パワーMOSトランジスタPTP1のゲートに入力され、トランジスタPTP1のオン・オフ制御が行われる。
この場合に、出力信号DN1、DP1は、アクティブになる期間が互いにオーバラップしないノン・オーバラップ信号になっており、これにより、電源VDD1からトランジスタPTP1、PTN1を介して電源VSS1に貫通電流が流れるのを防止できる。
電源パッドPVSS1は、プリドライバPR1、PR2に低電位側電源VSS1を供給するためのパッドである。具体的にはプリドライバPR1、PR2の低電位側の電源線VSL1が、第1の接続線CL1を介して電源パッドPVSS1に接続される。また電源VSS1は、外部ドライバDR1の低電位側の電源にもなっており、VSS1の電源線は回路基板上の配線によりトランジスタPTN1のソースに接続される。
パッドPDN1は、プリドライバPR1の出力信号DN1を出力するためのパッドである。具体的にはプリドライバPR1の第1の出力線QL1が第2の接続線CL2を介してパッドPDN1に接続され、これらのQL1、CL2、PDN1を介して信号DN1が外部に出力される。
パッドPDP1は、プリドライバPR2の出力信号DP1を出力するためのパッドである。具体的には、プリドライバPR2の第2の出力線QL2が第3の接続線CL3を介してパッドPDP1に接続され、これらのQL2、CL3、PDP1を介して信号DP1が外部に出力される。
電源パッドPVDD1は、プリドライバPR1、PR2に高電位側電源VDD1を供給するためのパッドである。具体的にはプリドライバPR1、PR2の高電位側の電源線VDL1が、第4の接続線CL4を介して電源パッドPVDD1に接続される。また電源VDD1は、外部ドライバDR1の高電位側の電源にもなっており、VDD1の電源線は回路基板上の配線によりトランジスタPTP1のソースに接続される。
図1に示すように本実施形態では、低電位側の電源パッドPVSS1、第1、第2の出力パッドPDN1、PDP1、高電位側の電源パッドPVDD1が、D1方向に沿って配置される。具体的には電源パッドPVSS1のD1方向側に出力パッドPDN1が配置され、PDN1のD1方向側に出力パッドPDP1が配置され、PDP1のD1方向側に電源パッドPVDD1が配置される。
またプリドライバPR1は、D1方向に直交する方向をD2方向とした場合に、電源パッドPVSS1、出力パッドPDN1のD2方向側に配置される。またプリドライバPR2は、出力パッドPDP1、電源パッドPVDD1のD2方向側に配置される。
図2(A)にプリドライバPR1、PR2の回路構成例を示す。プリドライバPR1はP型のトランジスタTP1とN型のトランジスタTN1により構成される。そしてトランジスタTP1のソースには電源VDD1が供給され、トランジスタTN1のソースには電源VSS1が供給される。プリドライバPR2はP型のトランジスタTP2とN型のトランジスタTN2により構成される。そしてトランジスタTP2のソースには電源VDD1が供給され、トランジスタTN2のソースには電源VSS1が供給される。
外部ドライバDR1のパワーMOSトランジスタPTP1、PTN1のトランジスタサイズは非常に大きい。従って、これらのトランジスタPTP1、PTN1が共にオンになる期間が生じると、非常に大きな貫通電流が流れてしまう。従って例えばプリドライバPR2の出力信号DP1がLレベルになり、トランジスタPTP1がオンになっている期間では、トランジスタPTN1を確実にオフにする必要がある。そしてトランジスタPTN1を確実にオフにするためには、ノードNF1、NF2を同電位にする必要があり、そのためにはA1、A2に示す配線の寄生抵抗を最小限に抑えることが望ましい。
同様にプリドライバPR1の出力信号DN1がHレベルになり、トランジスタPTN1がオンになっている期間では、トランジスタPTP1を確実にオフにする必要がある。そのためにはノードNF3、NF4を同電位にする必要があり、A3、A4に示す配線の寄生抵抗を最小限に抑えることが望ましい。
この点、本実施形態では図1に示すようにD1方向に沿ってパッドがPVSS1、PDN1、PDP1、PVDD1の順で並んでいる。またパッドPVSS1、PDN1のD2方向側にプリドライバPR1が配置され、パッドPDP1、PVDD1のD2方向側にプリドライバPR2が配置されている。従って、パッドPVSS1からプリドライバPR1への配線や、パッドPDN1からプリドライバPR1への配線を短くでき、図2(A)のA1、A2に示す配線の寄生抵抗を最小限に抑えることができる。これにより、トランジスタPTP1がオンになっている期間において、トランジスタPTN1を確実にオフにすることができ、貫通電流の発生を防止できる。
同様に図1では、パッドPVDD1からプリドライバPR2への配線や、パッドPDP1からプリドライバPR2への配線を短くでき、図2(A)のA3、A4に示す配線の寄生抵抗を最小限に抑えることができる。これにより、トランジスタPTN1がオンになっている期間において、トランジスタPTP1を確実にオフにすることができ、貫通電流の発生を防止できる。
また図1の配置構成によれば、パッドPVSS1、PDN1、PDP1、PVDD1及びプリドライバPR1、PR2のD2方向での占有面積を小さくでき、レイアウト効率を向上できる。
更に図1の配置構成によれば、外部ドライバDR1を構成するパワーMOSトランジスタPTN1、PTP1の回路基板への実装や、回路基板上での配線を簡素化でき、ノイズ低減や回路基板のコンパクト化を図れる。
図3に本実施形態の集積回路装置、プリドライバの更に詳細な配置構成例を示す。図3に示すように、第1のプリドライバPR1の配置領域では、PR1を構成する第1のP型トランジスタTP1と第1のN型トランジスタTN1とがD2方向に沿って配置される。具体的にはトランジスタTP1、TN1はD2方向に沿って隣接配置される。また第2のプリドライバPR2の配置領域では、PR2を構成する第2のP型トランジスタTP2と第2のN型トランジスタTN2とがD2方向に沿って配置される。具体的にはトランジスタTP2、TN2はD2方向に沿って隣接配置される。そして、これらのトランジスタTP1、TN1、TP2、TN2のゲートは、図2(B)に示すようにD2方向に沿って配線される。
なお図3では、D2方向に沿ってP型トランジスタ、N型トランジスタの順で配置されているが、D2方向に沿ってN型トランジスタ、P型トランジスタの順に配置してもよい。
図3では、プリドライバPR1、PR2に低電位側電源VSS1を供給するための低電位側電源線VSL1が、プリドライバPR1、PR2の配置領域においてD1方向に沿って配線される。そして低電位側電源パッドPVSS1と低電位側電源線VSL1を接続するための第1の接続線CL1(引き出し線)が、電源パッドPVSS1からプリドライバPR1の低電位側電源接続ノードNE1に対してD2方向に沿って配線される。
またプリドライバPR1の出力に接続される第1の出力線QL1が、プリドライバPR1の配置領域においてD1方向に沿って配線される。そして第1の出力パッドPDN1と第1の出力線QL1を接続するための第2の接続線CL2が、第1の出力パッドPDN1からプリドライバPR1の出力接続ノードNE2に対してD2方向に沿って配線される。
またプリドライバPR2の出力に接続される第2の出力線QL2が、プリドライバPR2の配置領域においてD1方向に沿って配線される。そして第2の出力パッドPDP1と第2の出力線QL2を接続するための第3の接続線CL3が、第2の出力パッドPDP1からプリドライバPR2の出力接続ノードNE3に対してD2方向に沿って配線される。
またプリドライバPR1、PR2に高電位側電源VDD1を供給するための高電位側電源線VDL1が、プリドライバPR1、PR2の配置領域においてD1方向に沿って配線される。そして高電位側電源パッドPVDD1と高電位側電源線VDL1を接続するための第4の接続線CL4が、高電位側電源パッドPVDD1からプリドライバPR2の高電位側電源線接続ノードNE4に対してD2方向に沿って配線される。
なお接続線CL1、CL2、CL3、CL4は少なくともその一部がD2方向に沿った直線で配線されていればよく、例えばD1方向に沿って配線される部分があってもよい。また接続ノードNE1、NE2、NE3、NE4の位置は図3の場所に限定されない。また電源線VSL1、VDL1、出力線QL1、QL2が配線される場所も図3に限定されず、例えばトランジスタTP1、TN1、TP2、TN2の外側の領域に配線してもよい。
図3のように接続線CL1、CL2、電源線VSL1、出力線QL1を配線すれば、電源パッドPVSS1からトランジスタTN1のソースに対して、短い距離の配線で電源VSS1を供給できる。またトランジスタTP1、TN1のドレインから出力パッドPDN1に対して、短い距離の配線で信号DN1を出力できる。従って図2(A)のA1、A2に示す配線の寄生抵抗を小さくでき、貫通電流やオーバシュート雑音を最小限に抑えることができる。
また図3のように接続線CL3、CL4、電源線VDL1、出力線QL2を配線すれば、電源パッドPVDD1からトランジスタTP1のソースに対して、短い距離の配線で電源VDD1を供給できる。またトランジスタTP2、TN2のドレインから出力パッドPDP1に対して、短い距離の配線で信号DP1を出力できる。従って図2(A)のA3、A4に示す配線の寄生抵抗を小さくでき、貫通電流やオーバシュート雑音を最小限に抑えることができる。
即ち後述するように、高い駆動周波数で動作する外部ドライバDR1でのオーバシュート雑音を最小限に抑えながら貫通電流の発生を防止するためには、トランジスタPTP1、PTN1がオフからオンに変化するオン遷移期間については長くし、オンからオフに変化するオフ遷移期間については短くすることが望ましい。
従って図2(A)のプリドライバPR1のトランジスタTP1をオンにして信号DN1をLレベルからHレベルに変化させる信号DN1のHレベル遷移期間については長くし、トランジスタTN1をオンにして信号DN1をHレベルからLレベルに変化させる信号DN1のLレベル遷移期間については短くすることが望ましい。同様に、プリドライバPR2のトランジスタTN2をオンにして信号DP1をHレベルからLレベルに変化させる信号DP1のLレベル遷移期間については長くし、トランジスタTP2をオンにして信号DP1をLレベルからHレベルに変化させる信号DP1のHレベル遷移期間については短くすることが望ましい。
この点、図3の配置構成によれば、図2(A)のA5に示す配線の寄生抵抗は大きくなる一方で、A1、A2に示す配線の寄生抵抗は小さくなる。従って信号DN1のHレベル遷移期間は長くなり、Lレベル遷移期間は短くなるため、外部ドライバDR1のトランジスタPTN1のオン遷移期間を長くでき、オフ遷移期間を短くできる。これにより、オーバシュート雑音の低減と貫通電流の低減を両立できる。
また図3の配置構成によれば、図2(A)のA6に示す示す寄生抵抗は大きくなる一方で、A3、A4に示す配線の寄生抵抗は小さくなる。従って信号DP1のLレベル遷移期間は長くなり、Hレベル遷移期間は短くなるため、外部ドライバDR1のトランジスタPTP1のオン遷移期間を長くでき、オフ遷移期間を短くできる。これにより、オーバシュート雑音の低減と貫通電流の低減を両立できる。
また図3ではB1、B2に示すように、プリドライバPR1、PR2の低電位側電源線VSL1や高電位側電源線VDL1は、集積回路装置の他の回路の低電位側電源線や高電位側電源線と分離されて配線される。即ちB1、B2に示すポイントにおいてお互いの電源線が切断されて接続されないようになる。このようにすれば、外部ドライバDR1の大きな寄生容量を充放電するために大きな電流が流れるプリドライバPR1、PR2で発生するスイッチングノイズ(電源ノイズ)が、他の回路に悪影響を及ぼしたり、逆に他の回路のスイッチングノイズがプリドライバPR1、PR2の動作に悪影響を及ぼす事態を防止できる。
また図3では、電源パッドPVSS1、出力パッドPDN1、PDP1、電源パッドPVDD1と、プリドライバPR1、PR2との間に、プリドライバ用の複数の静電気保護素子が配置される静電気保護領域ESDR1が設けられる。なお静電気保護素子としては例えばダイオードやサイリスタなどを用いることができ、例えば静電気保護素子はパッド毎に設けることができる。
そして低電位側の電源パッドPVSS1に接続されると共にプリドライバ用の静電気保護素子に低電位側電源VSS1を供給するための静電気用の低電位側電源線VSLES1が、静電気保護領域ESDR1においてD1方向に沿って配線される。また高電位側電源パッドPVDD1に接続されると共にプリドライバ用の静電気保護素子に高電位側電源VDD1を供給するための静電気用の高電位側電源線VDLES1が、静電気保護領域ESDR1においてD1方向に沿って配線される。
そして図3のB3、B4に示すように、これらの静電気用の低電位側電源線VSLES1及び高電位側電源線VDLES1が、他の回路の静電気保護素子用の低電位側電源線及び高電位側電源線と分離されて配線される。即ちB3、B4に示すポイントにおいてお互いの電源線が切断されて接続されないようになる。
このようにすれば、プリドライバPR1、PR2で発生するスイッチングノイズが、電源線VSLES1、VDLES1を介して他の回路に伝わって悪影響を及ぼしたり、他の回路のスイッチングノイズがプリドライバPR1、PR2の動作に悪影響を及ぼす事態を防止できる。
2.ゲート制御回路
図3のN型トランジスタTN1は図4に示すような並列接続された複数のユニットトランジスタTNU1〜TNU5で構成でき、P型トランジスタTP1は並列接続された複数のユニットトランジスタTPU1〜TPU5により構成できる。N型トランジスタTN2、P型トランジスタTP2も同様である。
これらのユニットトランジスタTNU1〜TNU5、TPU1〜TPU5は図2(B)に示すように、そのゲート方向がD2方向に沿ったトランジスタになっている。そしてユニットトランジスタTNU1〜TNU5のソースには電源VSS1が供給され、ユニットトランジスタTPU1〜TPU5のソースには電源VDD1が供給される。またユニットトランジスタTNU1〜TNU5のドレイン及びユニットトランジスタTPU1〜TPU5のドレインは、信号DN1の出力ノードNG1に共通接続される。
N型用ゲート制御回路100はゲート制御信号GN1〜GN5を生成して出力する。具体的には、その各々が、N型トランジスタTN1を構成する複数のユニットトランジスタTNU1〜TNU5のゲートの各々に入力されるゲート制御信号GN1〜GN5を出力する。
そしてN型用ゲート制御回路100は、N型トランジスタTN1をオンにする場合には、TN1を構成する複数のユニットトランジスタTNU1〜TNU5の各々を異なるタイミングでオンにするゲート制御信号GN1〜GN5を出力する。具体的には、例えばGN5、GN4、GN3、GN2、GN1の順でゲート制御信号をLレベルからHレベルに変化させ、TNU5、TNU4、TNU3、TNU2、TNU1の順でユニットトランジスタをオンにする。
一方、N型用ゲート制御回路100は、N型トランジスタTN1をオフにする場合には、TN1を構成する複数のユニットトランジスタTNU1〜TNU5を同じタイミング(ほぼ同じタイミングである場合を含む)でオフにするゲート制御信号GN1〜GN5を出力する。具体的には、ゲート制御信号GN1〜GN5を同じタイミングでHレベルからLレベルに変化させ、ユニットトランジスタTNU1〜TNU5を同じタイミングでオフにする。
P型用ゲート制御回路102はゲート制御信号GP1〜GP5を生成して出力する。具体的には、その各々が、P型トランジスタTP1を構成する複数のユニットトランジスタTPU1〜TPU5のゲートの各々に入力されるゲート制御信号GP1〜GP5を出力する。
そしてP型用ゲート制御回路102は、P型トランジスタTP1をオンにする場合には、TP1を構成する複数のユニットトランジスタTPU1〜TPU5の各々を異なるタイミングでオンにするゲート制御信号GP1〜GP5を出力する。具体的には、例えばGP5、GP4、GP3、GP2、GP1の順でゲート制御信号をHレベルからLレベルに変化させ、TPU5、TPU4、TPU3、TPU2、TPU1の順でユニットトランジスタをオンにする。
一方、P型用ゲート制御回路102は、P型トランジスタTP1をオフにする場合には、TP1を構成する複数のユニットトランジスタTPU1〜TPU5を同じタイミング(ほぼ同じタイミング)でオフにするゲート制御信号GP1〜GP5を出力する。具体的には、ゲート制御信号GP1〜GP5を同じタイミングでLレベルからHレベルに変化させ、ユニットトランジスタTPU1〜TPU5を同じタイミングでオフにする。
なお後述する図6に示すように、N型トランジスタTN2、P型トランジスタTP2も、図4と同様の並列接続された複数のユニットトランジスタTNU6〜TNU10、TPU6〜TPU10により構成される。そして、N型トランジスタTN2を構成する複数のユニットトランジスタTNU6〜TNU10に対して複数のゲート制御信号を出力する第2のN型用のゲート制御回路104や、P型トランジスタTP2を構成する複数のユニットトランジスタTPU6〜TPU10に対して複数のゲート制御信号を出力する第2のP型用のゲート制御回路106が、集積回路装置に設けられる。これらの第2のN型用、P型用のゲート制御回路104、106は、図4の第1のN型用、P型用のゲート制御回路100、102と同様の構成で同様に動作をする。
図5に、ゲート制御回路100、102(104、106)の具体的な構成例を示す。N型用のゲート制御回路100は、NAND回路NAN1〜NAN4や、インバータ回路IN11〜IN16を含む。NAND回路NAN1〜NAN4の第1の入力端子や、インバータ回路IN16には、N型のユニットトランジスタTNU1〜TNU5のオン・オフを制御するための信号NGATEが入力される。NAND回路NAN1〜NAN4の第2の入力端子には、前段のインバータ回路IN12〜IN15の出力が入力される。NAND回路NAN1〜NAN4の出力はインバータ回路IN11〜IN14に入力され、インバータ回路IN16の出力はIN15に入力される。そして、インバータ回路IN11〜IN15の出力がゲート制御信号GN1〜GN5になる。
P型用のゲート制御回路102は、NOR回路NR1〜NR4や、インバータ回路IN21〜IN26を含む。NOR回路NR1〜NR4の第1の入力端子や、インバータ回路IN26には、P型のユニットトランジスタTPU1〜TPU5のオン・オフを制御するための信号PGATEが入力される。NOR回路NR1〜NR4の第2の入力端子には、前段のインバータ回路IN22〜IN25の出力が入力される。NOR回路NR1〜NR4の出力はインバータ回路IN21〜IN24に入力され、インバータ回路IN26の出力はIN25に入力される。そして、インバータ回路IN21〜IN25の出力がゲート制御信号GP1〜GP5になる。
なおゲート制御回路の構成は図5に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。例えばインバータ回路IN11〜IN15、IN21〜IN25の後段に、素子遅延時間を長くするための複数段(例えば2段)のインバータ回路を更に設けてもよい。
図5では、信号NGATEがLレベルからHレベルに変化すると、インバータ回路IN16、IN15の素子遅延時間経過後に、信号GN5がLレベルからHレベルに変化する。するとNAND回路NAN4の第1、第2の入力端子が共にHレベルになるため、NAN4、IN14の素子遅延時間の経過後に、信号GN4がLレベルからHレベルに変化する。これによりNAND回路NAN3の第1、第2の入力端子が共にHレベルになるため、NAN3、IN13の素子遅延時間の経過後に、信号GN3がLレベルからHレベルに変化する。このようにして図5では、信号NGATEがLレベルからHレベルに変化すると、GN5、GN4、GN3、GN2、GN1の順でゲート制御信号がLレベルからHレベルに変化する。これによりTNU5、TNU4、TNU3、TNU2、TNU1の順でユニットトランジスタがオンになる。
一方、信号NGATEがHレベルからLレベルに変化すると、信号GN1〜GN5は同じタイミング(ほぼ同じタイミング)で、HレベルからLレベルに変化する。これによりユニットトランジスタTNU1〜TNU5は同じタイミングでオフになる。即ち信号NGATEがHレベルからLレベルに変化すると、素子遅延時間経過後に直ぐにユニットトランジスタTNU1〜TNU5がオフになる。
また図5では、信号PGATEがHレベルからLレベルに変化すると、インバータ回路IN26、IN25の素子遅延時間経過後に、信号GP5がHレベルからLレベルに変化する。するとNOR回路NR4の第1、第2の入力端子が共にLレベルになるため、NR4、IN24の素子遅延時間の経過後に、信号GP4がHレベルからLレベルに変化する。これによりNOR回路NR3の第1、第2の入力端子が共にLレベルになるため、NR3、IN23の素子遅延時間の経過後に、信号GP3がHレベルからLレベルに変化する。このようにして図5では、信号PGATEがHレベルからLレベルに変化すると、GP5、GP4、GP3、GP2、GP1の順でゲート制御信号がHレベルからLレベルに変化する。これによりTPU5、TPU4、TPU3、TPU2、TPU1の順でユニットトランジスタがオンになる。
一方、信号PGATEがLレベルからHレベルに変化すると、信号GP1〜GP5は同じタイミング(ほぼ同じタイミング)で、LレベルからHレベルに変化する。これによりユニットトランジスタTPU1〜TPU5も同じタイミングでオフになる。即ち信号PGATEがLレベルからHレベルに変化すると、素子遅延時間経過後に直ぐにユニットトランジスタTPU1〜TPU5がオフになる。
このように図5では、トランジスタTP1、TN1がオンになるときには、そのユニットトランジスタTPU1〜TPU5、TNU1〜TNU5はタイミングをずらしてオンになる。これにより、トランジスタTP1、TN1がオンになるときに発生するオーバシュートノイズ(スイッチングノイズ)を低減できる。
一方、図5では、トランジスタTP1、TN1がオフになるときには、そのユニットトランジスタTPU1〜TPU5、TNU1〜TNU5は同じタイミングでオフになる。これにより、TPU1〜TPU5、TNU1〜TNU5の一方側のオン期間と他方側のオン期間とを互いにノンオーバラップにすることができ、貫通電流の発生を防止できる。
またユニットトランジスタのオンタイミングをずらすと、全てのユニットトランジスタがオンになるまでに時間を要してしまい、駆動周波数が高くなった場合に、時間的な余裕が少なくなってしまう。この点、ユニットトランジスタのオンタイミングをずらす一方で、ユニットトランジスタのオフタイミングを同時タイミングにすれば、駆動周波数が高くなった場合の時間的余裕を増すことができる。
図6にプリドライバPR1、PR2の詳細なレイアウト例を示す。図6では第1のN型トランジスタTN1及び第1のP型トランジスタTP1を構成するユニットトランジスタTNU1〜TNU5、TPU1〜TPU5のD2方向側に、第1のN型用ゲート制御回路100が配置され、D4方向側に第1のP型用ゲート制御回路102が配置される。なお図6ではD2方向に沿ってTP1(TPU1〜TPU5)、TN1(TNU1〜TNU5)の順にトランジスタを配置しているが、D2方向に沿ってTN1、TP1の順にトランジスタを配置してもよい。この場合には、TN1、TP1のD2方向側に第1のP型用ゲート制御回路102を配置し、D4方向側に第1のN型用ゲート制御回路100を配置すればよい。
また図6では第2のN型トランジスタTN2及び第2のP型トランジスタTP2を構成するユニットトランジスタTNU6〜TNU10、TPU6〜TPU10のD2方向側に、第2のN型用ゲート制御回路104が配置され、D4方向側に第2のP型用ゲート制御回路106が配置される。
図6のように配置すれば、ゲート制御回路100、102、104、106からのゲート制御信号線を、ユニットトランジスタTNU1〜TNU5、TPU1〜TPU5、TNU6〜TNU10、TPU6〜TPU10に対してショートパスで配線できる。従ってゲート制御回路とユニットトランジスタとの間の配線領域を最小限に抑えることができ、レイアウト面積を小さくできる。またゲート制御信号線の寄生抵抗、寄生容量を最小限に抑えることができ、図4、図5で説明したトランジスタのオン・オフ制御を最適化できる。
また図6では、PVSS1、PDN1、PDP1、PVDD1のパッドとして、アルミ層等で電気的に接続された複数(3個)のパッドが使用されている。そして各パッドのD1方向での配列ピッチと、ユニットトランジスタのD1方向での配列ピッチが同じ(ほぼ同じ)に設定されている。また静電気保護素子(ESD1〜ESD12)の配列ピッチも同じに設定されている。
このようにすれば、簡単なレイアウト変更で、外部ドライバの各パワーMOSトランジスタを駆動するユニットトランジスタの個数を、パワーMOSトランジスタのサイズに応じた個数に設定できる。例えば小さなサイズのパワーMOSトランジスタ(広義には外部デバイス)を駆動する場合には、D1方向に配列するユニットトランジスタの個数を減らし、大きなサイズのパワーMOSトランジスタを駆動する場合には、D1方向に配列するユニットトランジスタの個数を増やせばよい。この場合に図6では、パッドの配列ピッチとユニットトランジスタの配列ピッチが揃っているため、パッド及びユニットトランジスタ(更に静電気保護素子)からなるユニットのD1方向での配列個数を増減するだけで、様々なサイズのパワーMOSトランジスタの駆動に対応することができる。これにより、レイアウト設計の効率化や設計期間の短縮化を図れる。
3.プリドライバの配置
後述する無接点電力伝送システムでは、図7に示すように1次コイルL1とコンデンサC1、C2により共振回路(直列共振回路)が構成される。このため、1次コイルL1の一端を駆動するための外部ドライバDR1(第1の送電ドライバ)と、L1の他端を駆動するための外部ドライバDR2(第2の送電ドライバ)が必要になる。具体的には、外部ドライバDR1の出力と1次コイルL1の一端との間にコンデンサC1が設けられ、外部ドライバDR2の出力と1次コイルL1の他端との間にコンデンサC2が設けられる。なお、共振回路の構成は図7に限定されず、例えばコンデンサC1、C2のいずれか一方を省略してもよい。
図7において、外部ドライバDR1は第1のN型パワーMOSトランジスタPTN1と第1のP型パワーMOSトランジスタPTP1により構成される。そして図1等で説明したようにプリドライバPR1は外部ドライバDR1のトランジスタPTN1を駆動し、プリドライバPR2はトランジスタPTP1を駆動する。一方、外部ドライバDR2は第2のN型パワーMOSトランジスタPTN2と第2のP型パワーMOSトランジスタPTP2により構成される。そしてプリドライバPR3は外部ドライバDR2のトランジスタPTN2を駆動し、プリドライバPR4はトランジスタPTP2を駆動する。
図8にプリドライバPR1〜PR4が配置された本実施形態の集積回路装置の配置構成例を示す。図8では、プリドライバPR1、PR2は、集積回路装置の第1の辺SD1に沿って配置される。一方、プリドライバPR3、PR4は、集積回路装置の第2の辺SD2に沿って配置される。ここで辺SD2は辺SD1に直交して交差する辺である。即ち辺SD1はD1方向に沿った辺であり、辺SD2はD2方向に沿った辺であり、辺SD1、SD2により集積回路装置のコーナーが形成される。そしてプリドライバPR1〜PR4はこの集積回路装置のコーナーの領域に配置される。
図8の配置によれば、プリドライバPR1、PR2やPR3、PR4と、他の回路との間の電源分離が容易になる。即ち図8のD1やD2に示す領域においてだけ、電源分離を考慮したレイアウトを行えばよく、D3に示すコーナー領域ではこのような電源分離について考慮しなくても済むため、レイアウト効率を向上できる。例えばD1に示す領域で電源分離を行った場合に、D3に示す領域に他の回路が配置されると、D3の領域に配置される他の回路に対して電源線を配線する必要が生じ、レイアウト効率が悪化する。またプリドライバで発生したノイズが、この他の回路に対して悪影響を及ぼすおそれもある。
これに対して図8では、D3のコーナー領域での辺SD1に沿ってプリドライバPR1、PR2が配置され、D3のコーナー領域での辺SD2に沿ってプリドライバPR3、PR4が配置される。従って、電源配線等に関するレイアウト効率を向上でき、チップ面積を縮小できる。またプリドライバPR1〜PR4をコーナー領域に集めて配置することで、ノイズが他の回路に及ぶ悪影響を最小限に抑えることができる。
また図8では、プリドライバPR1、PR2のD2方向側であって、プリドライバPR3、PR4のD1方向側に、プリドライバPR1〜PR4を制御するための制御ロジック回路110が配置される。この制御ロジック回路110は例えば図5の信号NGATE、PGATE等を生成して、プリドライバPR1〜PR4を制御する。
このような配置にすれば、制御ロジック回路110と、プリドライバPR1〜PR4との間の信号線をショートパスで配線できるため、レイアウト効率を向上できる。またスイッチングノイズの発生源となるプリドライバPR1〜PR4及び制御ロジック回路110を、他の回路とは離れた場所に集中的に配置できるため、ノイズの悪影響を最小限に抑えることができる。なお図8では、プリドライバPR1〜PR4の電源線は、制御ロジック回路の電源線とも電気的に分離されており、双方に発生するノイズが相互に悪影響を及ぼす事態を防止している。
4.変形例
以上では集積回路装置の駆動対象が、無接点電力伝送システム等に用いられる外部ドライバ(送電ドライバ)である場合について説明したが、本実施形態の駆動対象はこれに限定されない。駆動対象は、例えば無接点電力伝送システム以外のシステムに用いられるドライバであってもよいし、他の外部デバイスであってもよい。
例えば図9の集積回路装置は、ドライバPRと、低電位側電源パッドPVSSと、出力パッドPDQと、高電位側電源パッドPVDDを含む。ここでドライバPRは、外部デバイス400(駆動対象)を駆動する。このドライバPRとしては、本実施形態で説明したプリドライバと同様の構成のもの採用できる。
出力パッドPDQは、ドライバPRの出力信号DQを出力するためのパッドである。この出力信号DQは外部デバイス400に入力され、これにより外部デバイス400が駆動される。例えば外部デバイス400がパワーMOSトランジスタである場合には、出力信号DQはこのパワーMOSトランジスタのゲートに入力される。
電源パッドPVSSは、ドライバPRに低電位側電源VSSを供給するためのパッドであり、電源パッドPVDDは、ドライバPRに高電位側電源VDDを供給するためのパッドである。図9では、これらの電源VSS、VDDは外部デバイス400にも供給されている。
そして図9では、電源パッドPVSS、出力パッドPDQ、電源パッドPVDDはD1方向に沿って配置される。例えば電源パッドPVSSのD1方向側に出力パッドPDQが配置され、PDQのD1方向側に電源パッドPVDDが配置される。
またドライバPRは、電源パッドPVSS、出力パッドPDQ及び電源パッドPVDDのD2方向側に配置される。そしてドライバPRの配置領域では、ドライバPRを構成するP型トランジスタTPとN型トランジスタTNとがD2方向に沿って配置される。具体的にはトランジスタTP、TNはD2方向に沿って隣接配置される。なおD2方向に沿ってTN、TPの順でトランジスタを配置してもよい。
図4〜図6の場合と同様に、N型トランジスタTNは、並列接続された複数のユニットトランジスタにより構成される。またP型トランジスタTPも、並列接続された複数のユニットトランジスタにより構成される。
また図4、図5の場合と同様に、N型用ゲート制御回路100は、その各々がN型トランジスタTNを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する。またP型用ゲート制御回路102は、その各々がP型トランジスタTPを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する。具体的にはN型用ゲート制御回路100は、N型トランジスタTNをオンにする場合には、TNを構成する複数のユニットトランジスタの各々を異なるタイミングでオンにし、TNをオフにする場合には、TNを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力する。またP型用ゲート制御回路102は、P型トランジスタTPをオンにする場合には、TPを構成する複数のユニットトランジスタの各々を異なるタイミングでオンにし、TPをオフにする場合には、TPを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力する。
またN型トランジスタTN及びP型トランジスタTPを構成するユニットトランジスタのD2方向側に、N型用ゲート制御回路100(或いはP型用ゲート制御回路)が配置され、D4方向側に、P型用ゲート制御回路102(或いはN型用ゲート制御回路)が配置される。
また電源VSSを供給するための電源線VSLが、ドライバPRの配置領域においてD1方向に沿って配線される。そして電源パッドPVSSと電源線VSLを接続するための第1の接続線CLAが、電源パッドPVSSからドライバPRの低電位側電源接続ノードに対してD2方向に沿って配線される。またドライバPRの出力に接続される出力線QLが、ドライバPRの配置領域においてD1方向に沿って配線される。そして出力パッドPDQと出力線QLを接続するための第2の接続線CLBが、出力パッドPDQからドライバPRの出力接続ノードに対してD2方向に沿って配線される。またドライバPRに電源VDDを供給するための電源線VDLが、ドライバPRの配置領域においてD1方向に沿って配線される。そして電源パッドPVDDと電源線VDLを接続するための第3の接続線CLCが、電源パッドPVDDからドライバPRの高電位側電源線接続ノードに対してD2方向に沿って配線される。
図9の変形例によれば、例えばパワーMOSトランジスタなどの外部デバイス400を、コンパクトなレイアウト面積のドライバPRにより効率的に駆動できる。また貫通電流やオーバシュート雑音を最小限に抑えることも可能になる。
5.電子機器
図10(A)に本実施形態の集積回路装置が用いられる電子機器の例を示す。これらの電子機器では無接点の電力伝送が可能になっている。
電子機器の1つである充電器500(クレードル)は送電装置10を有する。また電子機器の1つである携帯電話機510は受電装置40を有する。また携帯電話機510は、LCDなどの表示部512、ボタン等で構成される操作部514、マイク516(音入力部)、スピーカ518(音出力部)、アンテナ520を有する。
充電器500にはACアダプタ502を介して電力が供給され、この電力が、無接点電力伝送により送電装置10から受電装置40に送電される。これにより、携帯電話機510のバッテリを充電したり、携帯電話機510内のデバイスを動作させることができる。
なお本実施形態が適用される電子機器は携帯電話機510に限定されない。例えば腕時計、コードレス電話器、シェーバー、電動歯ブラシ、リストコンピュータ、ハンディターミナル、携帯情報端末、或いは電動自転車などの種々の電子機器に適用できる。
図10(B)に模式的に示すように、送電装置10から受電装置40への電力伝送は、送電装置10側に設けられた1次コイルL1(送電コイル)と、受電装置40側に設けられた2次コイルL2(受電コイル)を電磁的に結合させて電力伝送トランスを形成することで実現される。これにより非接触での電力伝送が可能になる。
6.送電装置、受電装置
図11に送電装置10、受電装置40の構成例を示す。図10(A)の充電器500などの送電側の電子機器は、少なくとも図11の送電装置10を含む。また携帯電話機510などの受電側の電子機器は、少なくとも受電装置40と負荷90(本負荷)を含む。そして図11の構成により、1次コイルL1と2次コイルL2を電磁的に結合させて送電装置10から受電装置40に対して電力を伝送し、受電装置40の電圧出力ノードNB7から負荷90に対して電力(電圧VOUT)を供給する無接点電力伝送(非接触電力伝送)システムが実現される。
送電装置10(送電モジュール、1次モジュール)は、1次コイルL1、送電部12、電圧検出回路14、表示部16、送電制御装置20を含むことができる。なお送電装置10や送電制御装置20は図11の構成に限定されず、その構成要素の一部(例えば表示部、電圧検出回路)を省略したり、他の構成要素を追加したり、接続関係を変更するなどの種々の変形実施が可能である。
送電部12は、電力伝送時には所定周波数の交流電圧を生成し、データ転送時にはデータに応じて周波数が異なる交流電圧を生成して、1次コイルL1に供給する。具体的には図12(A)に示すように、例えばデータ「1」を受電装置40に対して送信する場合には、周波数f1の交流電圧を生成し、データ「0」を送信する場合には、周波数f2の交流電圧を生成する。
この送電部12は、図7で説明したように、1次コイルL1の一端を駆動する第1の送電ドライバDR1(第1の外部ドライバ)と、1次コイルL1の他端を駆動する第2の送電ドライバDR2(第2の外部ドライバ)と、1次コイルL1と共に共振回路を構成するコンデンサC1、C2を含むことができる。そして送電部12が含む第1、第2の送電ドライバDR1、DR2の各々は、例えばパワーMOSトランジスタにより構成されるインバータ回路(バッファ回路)であり、送電制御装置20のドライバ制御回路26により制御される。
1次コイルL1(送電側コイル)は、2次コイルL2(受電側コイル)と電磁結合して電力伝送用トランスを形成する。例えば電力伝送が必要なときには、図10(A)、図10(B)に示すように、充電器500の上に携帯電話機510を置き、1次コイルL1の磁束が2次コイルL2を通るような状態にする。一方、電力伝送が不要なときには、充電器500と携帯電話機510を物理的に離して、1次コイルL1の磁束が2次コイルL2を通らないような状態にする。
電圧検出回路14は1次コイルL1の誘起電圧を検出する回路であり、例えば抵抗RA1、RA2や、RA1とRA2の接続ノードNA3とGND(広義には低電位側電源)との間に設けられるダイオードDA1を含む。
この電圧検出回路14は、1次コイルL1のコイル端電圧信号の半波整流回路として機能する。そして、1次コイルL1のコイル端電圧を抵抗RA1、RA2で分圧することで得られた信号PHIN(誘起電圧信号、半波整流信号)が、送電制御装置20の波形検出回路28(振幅検出回路、パルス幅検出回路)に入力される。即ち抵抗RA1、RA2は電圧分割回路(抵抗分割回路)を構成し、その電圧分割ノードNA3から信号PHINが出力される。
表示部16は、無接点電力伝送システムの各種状態(電力伝送中、ID認証等)を、色や画像などを用いて表示するものであり、例えばLEDやLCDなどにより実現される。
送電制御装置20は、送電装置10の各種制御を行う装置であり、例えば本実施形態の集積回路装置(IC)により実現できる。この送電制御装置20は、制御回路22(送電側)、発振回路24、ドライバ制御回路26、波形検出回路28、デジタル電源調整回路30、アナログ電源調整回路32、温度検出回路38、リセット回路39を含むことができる。
制御回路22(制御部)は送電装置10や送電制御装置20の制御を行うものであり、例えばゲートアレイやマイクロコンピュータなどにより実現できる。具体的には制御回路22は、電力伝送、負荷検出、周波数変調、異物検出、或いは着脱検出などに必要な各種のシーケンス制御や判定処理を行う。
発振回路24は例えば水晶発振回路により構成され、1次側のクロックを生成する。ドライバ制御回路26は、発振回路24で生成されたクロックや制御回路22からの周波数設定信号などに基づいて、所望の周波数の制御信号を生成し、送電部12の第1、第2の送電ドライバDR1、DR2に出力して、DR1、DR2を制御する。
波形検出回路28は、1次コイルL1の一端の誘起電圧に相当する信号PHINの波形をモニタし、2次側(受電装置側)の負荷変動を検出する。これにより、データ(負荷)検出、異物(金属)検出、着脱(取り外し)検出等が可能になる。具体的には波形検出回路28(振幅検出回路)は、1次コイルL1の一端の誘起電圧に相当する誘起電圧信号PHINの振幅情報(ピーク電圧、振幅電圧、実効電圧)を検出する。
例えば受電装置40の負荷変調部46が、送電装置10に対してデータを送信するための負荷変調を行うと、1次コイルL1の誘起電圧の信号波形が図12(B)のように変化する。具体的には、データ「0」を送信するために負荷変調部46が負荷を低くすると、信号波形の振幅(ピーク電圧)が小さくなり、データ「1」を送信するために負荷を高くすると、信号波形の振幅が大きくなる。従って、波形検出回路28は、誘起電圧の信号波形のピークホールド処理などを行って、ピーク電圧がしきい値電圧を超えたか否かを判断することで、受電装置40からのデータが「0」なのか「1」なのかを判断できる。
なお波形検出回路28による負荷変動の検出手法は図12(A)、図12(B)の手法に限定されず、受電側の負荷が高くなったか低くなったかを、ピーク電圧以外の物理量を用いて判断してもよい。例えば波形検出回路28(パルス幅検出回路)は、1次コイルL1の誘起電圧信号PHINのパルス幅情報(コイル端電圧波形が所与の設定電圧以上になるパルス幅期間)を検出してもよい。具体的には波形検出回路28は、信号PHINの波形整形信号を生成する波形整形回路からの波形整形信号と、ドライバ制御回路26に駆動クロックを供給する駆動クロック生成回路からの駆動クロックを受ける。そして波形整形信号のパルス幅情報を検出することで、誘起電圧信号PHINのパルス幅情報を検出し、負荷変動を検出してもよい。
デジタル電源調整回路30(デジタル電源レギュレータ、デジタル用定電圧生成回路)は、デジタル電源(デジタル電源電圧、ロジック電源電圧)の調整(レギュレーション)を行う。具体的には例えば外部から入力された5Vのデジタル用の電源電圧を調整して、例えば3Vの安定した電位のデジタル電源電圧を出力する。制御回路22(論理セルを有する回路)は、デジタル電源調整回路30により調整されたデジタル電源が供給されて動作する。
アナログ電源調整回路32(アナログ電源レギュレータ、アナログ用定電圧生成回路)は、アナログ電源(アナログ電源電圧)の調整(レギュレーション)を行う。具体的には例えば外部から入力された5Vのアナログ用の電源電圧を調整して、例えば4.5Vの安定した電位のアナログ電源電圧を出力する。送電制御装置20が含むアナログ回路(コンパレータやオペアンプなどを有する回路)は、アナログ電源調整回路32により調整されたアナログ電源が供給されて動作する。
デジタル電源調整回路30、アナログ電源調整回路32としては例えば公知のシリーズレギュレータを採用できる。このシリーズレギュレータは、例えば、高電位側電源とその出力ノードとの間に設けられた駆動トランジスタと、その出力ノードと低電位側電源との間に設けられ、出力電圧を抵抗分割する電圧分割回路と、その第1の入力端子(例えば非反転入力端子)に基準電圧が入力され、その第2の入力端子(例えば反転入力端子)に電圧分割回路からの抵抗分割電圧が入力され、その出力端子が駆動トランジスタのゲートに接続されるオペアンプなどを含むことができる。なおアナログ電源調整回路32は、アナログGNDを生成してアナログ回路120に供給する回路であってもよい。
温度検出回路38は、図7のコンデンサC1やC2の温度を検出して、コンデンサのtanδの異常(不良)を検出する。制御回路22は、コンデンサのtanδの異常が検出された場合に、送電部12の送電ドライバDR1、DR2による送電を停止させる制御を行う。具体的には温度検出回路38は、コンデンサ温度と周囲温度との温度差を求めることで、コンデンサのtanδの異常を検出する。そして制御回路22は、コンデンサ温度と周囲温度との温度差が所与の温度差を超えたと判断した場合に、1次側から2次側への送電を停止させる。或いはコンデンサ温度が所与の温度を超えた場合に、1次側から2次側への送電を停止させてもよい。
リセット回路39は、リセット信号を生成して送電制御装置20(集積回路装置)の各回路に出力する。具体的にはリセット回路39は、外部からの電源の電圧や、デジタル電源調整回路30により調整されたデジタル電源(ロジック電源)の電圧や、アナログ電源調整回路32により調整されたアナログ電源の電圧を監視する。そしてこれらの電源の電圧が適正に立ち上がった場合に、リセット信号を解除し、集積回路装置の各回路の動作を開始させ、いわゆるパワーオンリセットを実現する。
受電装置40(受電モジュール、2次モジュール)は、2次コイルL2、受電部42、負荷変調部46、給電制御部48、受電制御装置50を含むことができる。なお受電装置40や受電制御装置50は図11の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加したり、接続関係を変更するなどの種々の変形実施が可能である。
受電部42は、2次コイルL2の交流の誘起電圧を直流電圧に変換する。この変換は受電部42が有する整流回路43により行われる。この整流回路43は、ダイオードDB1〜DB4を含む。ダイオードDB1は、2次コイルL2の一端のノードNB1と直流電圧VDCの生成ノードNB3との間に設けられ、DB2は、ノードNB3と2次コイルL2の他端のノードNB2との間に設けられ、DB3は、ノードNB2とVSSのノードNB4との間に設けられ、DB4は、ノードNB4とNB1との間に設けられる。
受電部42の抵抗RB1、RB2はノードNB1とNB4との間に設けられる。そしてノードNB1、NB4間の電圧を抵抗RB1、RB2により分圧することで得られた信号CCMPIが、受電制御装置50の周波数検出回路60に入力される。
受電部42のコンデンサCB1及び抵抗RB4、RB5は、直流電圧VDCのノードNB3とVSSのノードNB4との間に設けられる。そしてノードNB3、NB4間の電圧を抵抗RB4、RB5により分圧することで得られた信号ADINが、受電制御装置50の位置検出回路56に入力される。
負荷変調部46は負荷変調処理を行う。具体的には受電装置40から送電装置10に所望のデータを送信する場合に、送信データに応じて負荷変調部46(2次側)での負荷を可変に変化させて、図12(B)に示すように1次コイルL1の誘起電圧の信号波形を変化させる。このために負荷変調部46は、ノードNB3、NB4の間に直列に設けられた抵抗RB3、トランジスタTB3(N型のCMOSトランジスタ)を含む。このトランジスタTB3は受電制御装置50の制御回路52からの信号P3Qによりオン・オフ制御される。そしてトランジスタTB3をオン・オフ制御して負荷変調を行う際には、給電制御部48のトランジスタTB1、TB2はオフにされ、負荷90が受電装置40に電気的に接続されない状態になる。
例えば図12(B)のように、データ「0」を送信するために2次側を低負荷(インピーダンス大)にする場合には、信号P3QがLレベルになってトランジスタTB3がオフになる。これにより負荷変調部46の負荷はほぼ無限大(無負荷)になる。一方、データ「1」を送信するために2次側を高負荷(インピーダンス小)にする場合には、信号P3QがHレベルになってトランジスタTB3がオンになる。これにより負荷変調部46の負荷は、抵抗RB3(高負荷)になる。
給電制御部48は負荷90への電力の給電を制御する。レギュレータ49は、整流回路43での変換で得られた直流電圧VDCの電圧レベルを調整して、電源電圧VD5(例えば5V)を生成する。受電制御装置50は、例えばこの電源電圧VD5が供給されて動作する。
トランジスタTB2(P型のCMOSトランジスタ)は、受電制御装置50の制御回路52からの信号P1Qにより制御される。具体的にはトランジスタTB2は、ID認証が完了(確立)して通常の電力伝送を行う場合にはオンになり、負荷変調の場合等にはオフになる。
トランジスタTB1(P型のCMOSトランジスタ)は、出力保証回路54からの信号P4Qにより制御される。具体的には、ID認証が完了して通常の電力伝送を行う場合にはオンになる。一方、ACアダプタの接続が検出されたり、電源電圧VD5が受電制御装置50(制御回路52)の動作下限電圧よりも小さい場合等に、オフになる。
受電制御装置50は、受電装置40の各種制御を行う装置であり、集積回路装置(IC)などにより実現できる。この受電制御装置50は、2次コイルL2の誘起電圧から生成される電源電圧VD5により動作することができる。また受電制御装置50は、制御回路52(受電側)、出力保証回路54、位置検出回路56、発振回路58、周波数検出回路60、満充電検出回路62、デジタル電源調整回路70、アナログ電源調整回路72、リセット回路74を含むことができる。
制御回路52(制御部)は受電装置40や受電制御装置50の制御を行うものであり、例えばゲートアレイやマイクロコンピュータなどにより実現できる。具体的には制御回路52は、ID認証、位置検出、周波数検出、負荷変調、或いは満充電検出などに必要な各種のシーケンス制御や判定処理を行う。
出力保証回路54は、低電圧時(0V時)の受電装置40の出力を保証する回路であり、電圧出力ノードNB7から受電装置40側への電流の逆流を防止する。
位置検出回路56は、2次コイルL2の誘起電圧の波形に相当する信号ADINの波形を監視して、1次コイルL1と2次コイルL2の位置関係が適正であるかを判断する。具体的には信号ADINをコンパレータで2値に変換して、位置関係が適正であるか否かを判断する。
発振回路58は、例えばCR発振回路により構成され、2次側のクロックを生成する。周波数検出回路60は、信号CCMPIの周波数(f1、f2)を検出して、図12(A)に示すように、送電装置10からの送信データが「1」なのか「0」なのかを判断する。
満充電検出回路62(充電検出回路)は、負荷90のバッテリ94(2次電池)が、満充電状態(充電状態)になったか否かを検出する回路である。
デジタル電源調整回路70はデジタル電源の調整を行う回路であり、アナログ電源調整回路72はアナログ電源の調整を行う回路である。リセット回路74は、リセット信号を生成して、受電制御装置50(集積回路装置)の各回路に出力し、いわゆるパワーオンリセットを実現する。
負荷90は、バッテリ94の充電制御等を行う充電制御装置92を含む。この充電制御装置92(充電制御IC)は集積回路装置などにより実現できる。なお、スマートバッテリのように、バッテリ94自体に充電制御装置92の機能を持たせてもよい。
7.送電制御装置の集積回路装置のレイアウト
図13に、図11の送電制御装置20を実現する集積回路装置の詳細なレイアウト例を示す。
図13の制御ロジック回路110は、NAND、NOR、インバータ、Dフリップフロップなどの論理セルを有し、図11の制御回路22等を実現するロジック回路である。この制御ロジック回路110は、デジタル電源調整回路30(シリーズレギュレータ)により調整されたデジタル電源(例えば3V)により動作する。なお図11のドライバ制御回路26は、図13の制御ロジック回路110やプリドライバPR1〜PR4などにより実現される。
アナログ回路120は、波形検出回路などの各種検出回路のコンパレータやオペアンプなどを有する回路である。このアナログ回路120は、アナログ電源調整回路32(シリーズレギュレータ)により調整されたアナログ電源(例えば4.5V)により動作する。
図13のE1には、デジタル電源を供給するためのデジタル電源線と、アナログ電源を供給するためのアナログ電源線とが少なくとも配線される電源配線領域が形成される。そして制御ロジック回路110のD1方向側に、デジタル電源調整回路30、アナログ回路120、アナログ電源調整回路32が配置される。具体的には、例えばデジタル電源調整回路30のD2方向側にアナログ回路120が配置され、アナログ回路120のD2方向側にアナログ電源調整回路32が配置される。
またE1に示す電源配線領域は、制御ロジック回路110と、デジタル電源調整回路30、アナログ回路120、アナログ電源調整回路32との間の領域に、D2方向に沿って形成される。具体的には例えば集積回路装置の辺SD1から辺SD3に向かってD2方向に沿って一直線に電源配線領域が形成される。
このようにすればデジタル回路(制御ロジック回路、プリドライバ等)とアナログ回路を、E1に示す電源配線領域を利用して分離し、お互いの距離を離すことが可能になる。これにより、例えばデジタル回路のスイッチングノイズ等がアナログ回路に伝達されて誤動作や性能劣化を招く事態を防止できる。
また図13では、デジタル電源調整回路30のD4方向側に、デジタル電源調整回路30の調整対象となる電源VDD5が入力される第1の電源パッドが配置される。またアナログ電源調整回路32のD2方向側に、アナログ電源調整回路32の調整対象となる電源VD5Aが入力される第2の電源パッドが配置される。このようにすれば、電源VDD5、VD5Aを、デジタル電源調整回路30、アナログ電源調整回路32に対してショートパスで配線することができる。従って、VDD5、VD5Aの電源線を集積回路装置のコア領域において引き回さなくても済むため、レイアウト効率を向上できる。
また図13では、プリドライバPR1、PR2が集積回路装置の辺SD1に沿って配置され、プリドライバPR3、PR4が辺SD2に沿って配置される。そして更にプリドライバPR1〜PR4は、E1の電源配線領域のD3方向側のロジック回路領域に配置される。従って図13のE2、E3に示すように、プリドライバPR1、PR2用のVDD1、VSS1の電源線や、プリドライバPR3、PR4用のVDD2、VSS2の電源線を、他の回路の電源線と容易に分離して配線できる。これにより、プリドライバPR1〜PR4のスイッチングノイズが、他の回路に悪影響を及ぼすのを防止できる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語(P型トランジスタ、N型トランジスタ、外部デバイス等)と共に記載された用語(P型パワーMOSトランジスタ、N型パワーMOSトランジスタ、外部ドライバ等)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本発明の範囲に含まれる。また集積回路装置、プリドライバ、送電装置、送電制御装置の構成、配置、動作や、トランジスタのオン・オフ制御手法も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
本実施形態の集積回路装置の配置構成例。 図2(A)、図2(B)は外部ドライバ、プリドライバ、ユニットトランジスタの説明図。 プリドライバの具体的な配置構成例。 ゲート制御回路の説明図。 ゲート制御回路の具体的な構成例。 プリドライバの詳細なレイアウト例。 外部ドライバである送電ドライバと共振回路の説明図。 プリドライバの具体的な配置構成例。 変形例の集積回路装置の配置構成例。 図10(A)、図10(B)は無接点電力伝送の説明図。 送電装置、送電制御装置、受電装置、受電制御装置の構成例。 図12(A)、図12(B)は周波数変調、負荷変調によるデータ転送の説明図。 送電制御装置を実現する集積回路装置のレイアウト例。
符号の説明
DR1、DR2 外部ドライバ(送電ドライバ)、PR1〜PR4 プリドライバ、
PTN1、PTN2 N型パワーMOSトランジスタ、
PTP1、PTP2 P型パワーMOSトランジスタ、
PVSS1、PDN1、PDP1、PVDD1 パッド、
PVSS2、PDN2、PDP2、PVDD2 パッド、
CL1〜CL4、CL5〜CL8 接続線、VSL1、VSL2 低電位側電源線、
VDL1、VDL2 高電位側電源線、ESDR1、ESDR2 静電気保護領域、
GN1〜GN5、GP1〜GP5 ゲート制御信号、
L1 1次コイル、L2 2次コイル、
10 送電装置、12 送電部、14 電圧検出回路、16 表示部、
20 送電制御装置、22 制御回路(送電側)、24 発振回路、
26 ドライバ制御回路、28 波形検出回路、30 デジタル電源調整回路、
32 アナログ電源調整回路、38 温度検出回路、39 リセット回路、
40 受電装置、42 受電部、43 整流回路、46 負荷変調部、
48 給電制御部、50 受電制御装置、52 制御回路(受電側)、
54 出力保証回路、56 位置検出回路、58 発振回路、60 周波数検出回路、
62 満充電検出回路、70 デジタル電源調整回路、72 アナログ電源調整回路、
74 リセット回路、90 負荷、92 充電制御装置、94 バッテリ、
100、104 N型用ゲート制御回路、102、106 P型用ゲート制御回路、
110 制御ロジック回路、120 アナログ回路

Claims (16)

  1. N型パワーMOSトランジスタ及びP型パワーMOSトランジスタにより構成される外部ドライバの前記N型パワーMOSトランジスタを駆動する第1のプリドライバと、
    前記外部ドライバの前記P型パワーMOSトランジスタを駆動する第2のプリドライバと、
    前記第1、第2のプリドライバに低電位側電源を供給するための低電位側電源パッドと、
    前記第1のプリドライバの出力信号を出力するための第1の出力パッドと、
    前記第2のプリドライバの出力信号を出力するための第2の出力パッドと、
    前記第1、第2のプリドライバに高電位側電源を供給するための高電位側電源パッドとを含み、
    前記低電位側電源パッド、前記第1、第2の出力パッド、前記高電位側電源パッドは、第1の方向に沿って配置され、
    前記第1のプリドライバは、前記第1の方向に直交する方向を第2の方向とした場合に、前記低電位側電源パッド及び前記第1の出力パッドの前記第2の方向側に配置され、
    前記第2のプリドライバは、前記第2の出力パッド及び前記高電位側電源パッドの前記第2の方向側に配置されることを特徴とする集積回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1、第2のプリドライバに低電位側電源を供給するための低電位側電源線が、前記第1、第2のプリドライバの配置領域において前記第1の方向に沿って配線され、
    前記低電位側電源パッドと前記低電位側電源線を接続するための第1の接続線が、前記低電位側電源パッドから前記第1のプリドライバの低電位側電源接続ノードに対して前記第2の方向に沿って配線され、
    前記第1のプリドライバの出力に接続される第1の出力線が、前記第1のプリドライバの配置領域において前記第1の方向に沿って配線され、
    前記第1の出力パッドと前記第1の出力線を接続するための第2の接続線が、前記第1の出力パッドから前記第1のプリドライバの出力接続ノードに対して前記第2の方向に沿って配線され、
    前記第2のプリドライバの出力に接続される第2の出力線が、前記第2のプリドライバの配置領域において前記第1の方向に沿って配線され、
    前記第2の出力パッドと前記第2の出力線を接続するための第3の接続線が、前記第2の出力パッドから前記第2のプリドライバの出力接続ノードに対して前記第2の方向に沿って配線され、
    前記第1及び第2のプリドライバに高電位側電源を供給するための高電位側電源線が、前記第1、第2のプリドライバの配置領域において前記第1の方向に沿って配線され、
    前記高電位側電源パッドと前記高電位側電源線を接続するための第4の接続線が、前記高電位側電源パッドから前記第2のプリドライバの高電位側電源線接続ノードに対して前記第2の方向に沿って配線されることを特徴とする集積回路装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1、第2のプリドライバの低電位側電源線及び高電位側電源線は、集積回路装置の他の回路の低電位側電源線及び高電位側電源線と分離されて配線されることを特徴とする集積回路装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記低電位側電源パッド、前記第1、第2の出力パッド及び前記高電位側電源パッドと、前記第1、第2のプリドライバとの間には、プリドライバ用の静電気保護素子が配置される静電気保護領域が設けられ、
    前記低電位側電源パッドに接続されると共に前記プリドライバ用の静電気保護素子に低電位側電源を供給するための静電気用の低電位側電源線が、前記静電気保護領域において前記第1の方向に沿って配線され、
    前記高電位側電源パッドに接続されると共に前記プリドライバ用の静電気保護素子に高電位側電源を供給するための静電気用の高電位側電源線が、前記静電気保護領域において前記第1の方向に沿って配線され、
    前記静電気用の低電位側電源線及び高電位側電源線が、他の回路の静電気用の低電位側電源線及び高電位側電源線と分離されて配線されることを特徴とする集積回路装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記第1のプリドライバの配置領域では、前記第1のプリドライバを構成する第1のP型トランジスタと第1のN型トランジスタとが前記第2の方向に沿って配置され、
    前記第2のプリドライバの配置領域では、前記第2のプリドライバを構成する第2のP型トランジスタと第2のN型トランジスタとが前記第2の方向に沿って配置されることを特徴とする集積回路装置。
  6. 請求項5において、
    前記第1のN型トランジスタ、前記第1のP型トランジスタ、前記第2のN型トランジスタ、前記第2のP型トランジスタの各々は、並列接続された複数のユニットトランジスタにより構成され、
    その各々が前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第1のN型用ゲート制御回路と、
    その各々が前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第1のP型用ゲート制御回路と、
    その各々が前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第2のN型用ゲート制御回路と、
    その各々が前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第2のP型用ゲート制御回路とを含むことを特徴とする集積回路装置。
  7. 請求項6において、
    前記第1のN型用ゲート制御回路は、
    前記第1のN型トランジスタをオンにする場合には、前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第1のN型トランジスタをオフにする場合には、前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、
    前記第1のP型用ゲート制御回路は、
    前記第1のP型トランジスタをオンにする場合には、前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第1のP型トランジスタをオフにする場合には、前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、
    前記第2のN型用ゲート制御回路は、
    前記第2のN型トランジスタをオンにする場合には、前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第2のN型トランジスタをオフにする場合には、前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、
    前記第2のP型用ゲート制御回路は、
    前記第2のP型トランジスタをオンにする場合には、前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第2のP型トランジスタをオフにする場合には、前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力することを特徴とする集積回路装置。
  8. 請求項6又は7において、
    前記第2の方向の反対方向を第4の方向とした場合に、前記第1のN型トランジスタ及び前記第1のP型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第2の方向側に、前記第1のN型用ゲート制御回路、前記第1のP型用ゲート制御回路の一方が配置され、前記第1のN型トランジスタ及び前記第1のP型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第4の方向側に、前記第1のN型用ゲート制御回路、前記第1のP型用ゲート制御回路の他方が配置され、
    前記第2のN型トランジスタ及び前記第2のP型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第2の方向側に、前記第2のN型用ゲート制御回路、前記第2のP型用ゲート制御回路の一方が配置され、前記第2のN型トランジスタ及び前記第2のP型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第4の方向側に、前記第2のN型用ゲート制御回路、前記第2のP型用ゲート制御回路の他方が配置されることを特徴とする集積回路装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    第2のN型パワーMOSトランジスタ及び第2のP型パワーMOSトランジスタにより構成される第2の外部ドライバの前記第2のN型パワーMOSトランジスタを駆動する第3のプリドライバと、
    前記第2の外部ドライバの前記第2のP型パワーMOSトランジスタを駆動する第4のプリドライバを含み、
    集積回路装置の前記第1の方向に沿った辺を第1の辺とし、集積回路装置の前記第2の方向に沿った辺を第2の辺とした場合に、
    前記第1、第2のプリドライバは、集積回路装置の前記第1の辺に沿って配置され、
    前記第3、第4のプリドライバは、集積回路装置の前記第2の辺に沿って配置されることを特徴とする集積回路装置。
  10. N型パワーMOSトランジスタ及びP型パワーMOSトランジスタにより構成される外部ドライバの前記N型パワーMOSトランジスタを駆動する第1のプリドライバと、
    前記外部ドライバの前記P型パワーMOSトランジスタを駆動する第2のプリドライバと、
    第2のN型パワーMOSトランジスタ及び第2のP型パワーMOSトランジスタにより構成される第2の外部ドライバの前記第2のN型パワーMOSトランジスタを駆動する第3のプリドライバと、
    前記第2の外部ドライバの前記第2のP型パワーMOSトランジスタを駆動する第4のプリドライバと、
    前記第1のプリドライバの出力信号を出力するための第1の出力パッドと、
    前記第2のプリドライバの出力信号を出力するための第2の出力パッドと、
    前記第3のプリドライバの出力信号を出力するための第3の出力パッドと、
    前記第4のプリドライバの出力信号を出力するための第4の出力パッドとを含み、
    集積回路装置の第1の方向に沿った辺を第1の辺とし、集積回路装置の前記第1の方向に直交する第2の方向に沿った辺を第2の辺とした場合に、
    前記第1、第2のプリドライバは、集積回路装置の前記第1の辺に沿って配置され、
    前記第3、第4のプリドライバは、集積回路装置の前記第2の辺に沿って配置されることを特徴とする集積回路装置。
  11. 請求項9又は10において、
    前記第1、第2のプリドライバの前記第2の方向側であって、前記第3、第4のプリドライバの前記第1の方向側に、前記第1、第2、第3、第4のプリドライバを制御するための制御ロジック回路が配置されることを特徴とする集積回路装置。
  12. 請求項10又は11において、
    1次コイルと2次コイルを電磁的に結合させて送電装置から受電装置に対して電力を伝送し、前記受電装置の負荷に対して電力を供給する無接点電力伝送システムの前記送電装置に設けられる集積回路装置であって、
    前記外部ドライバは、前記1次コイルの一端を駆動するための第1の送電ドライバであり、
    前記第2の外部ドライバは、前記1次コイルの他端を駆動するための第2の送電ドライバであることを特徴とする集積回路装置。
  13. 外部デバイスを駆動するドライバと、
    前記ドライバに低電位側電源を供給するための低電位側電源パッドと、
    前記ドライバの出力信号を出力するための出力パッドと、
    前記ドライバに高電位側電源を供給するための高電位側電源パッドとを含み、
    前記低電位側電源パッド、前記出力パッド、前記高電位側電源パッドは第1の方向に沿って配置され、
    前記ドライバは、前記第1の方向に直交する方向を第2の方向とした場合に、前記低電位側電源パッド、前記出力パッド及び前記高電位側電源パッドの前記第2の方向側に配置され、
    前記ドライバの配置領域では、前記ドライバを構成するP型トランジスタとN型トランジスタとが前記第2の方向に沿って配置され、
    前記N型トランジスタ、前記P型トランジスタの各々は、並列接続された複数のユニットトランジスタにより構成され、
    その各々が前記N型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力するN型用ゲート制御回路と、
    その各々が前記P型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力するP型用ゲート制御回路を含むことを特徴とする集積回路装置。
  14. 請求項13において、
    前記N型用ゲート制御回路は、
    前記N型トランジスタをオンにする場合には、前記N型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記N型トランジスタをオフにする場合には、前記N型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、
    前記P型用ゲート制御回路は、
    前記P型トランジスタをオンにする場合には、前記P型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記P型トランジスタをオフにする場合には、前記P型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力することを特徴とする集積回路装置。
  15. 請求項13又は14において、
    前記第2の方向の反対方向を第4の方向とした場合に、前記N型トランジスタ及び前記P型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第2の方向側に、前記N型用ゲート制御回路、前記P型用ゲート制御回路の一方が配置され、前記N型トランジスタ及び前記P型トランジスタを構成するユニットトランジスタの前記第4の方向側に、前記N型用ゲート制御回路、前記P型用ゲート制御回路の他方が配置されることを特徴とする集積回路装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれかに記載の集積回路装置と、
    前記集積回路装置により駆動されるデバイスを含むことを特徴とする電子機器。
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