JP4353257B2 - 集積回路装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、集積回路装置及び電子機器に関する。
近年、電磁誘導を利用し、金属部分の接点がなくても電力伝送を可能にする無接点電力伝送(非接触電力伝送)が脚光を浴びている、この無接点電力伝送の適用例として、携帯電話機や家庭用機器(例えば電話機の子機)の充電などが提案されている。
無接点電力伝送の従来技術として特許文献1がある。この特許文献1では、送電ドライバの出力に接続されたコンデンサと1次コイルとにより共振回路を構成して、送電装置(1次側)から受電装置(2次側)に電力を供給している。また半導体パワーモジュールの従来技術として特許文献2がある。
特許文献1の送電制御装置は、デジタル−アナログ混在の集積回路装置により実現される。この場合にデジタル回路のノイズがアナログ回路に伝達すると、アナログ回路の誤動作を招くという問題がある。一方、このようなノイズの悪影響を低減するためにデジタル回路とアナログ回路の距離を離すと、集積回路装置の大面積化を招く。
特開2006−60909号公報 特開平6−21330号公報
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ノイズの悪影響を低減しながらレイアウト効率を向上できる集積回路装置及びこれを含む電子機器を提供することにある。
本発明は、デジタル電源の調整を行うデジタル電源調整回路と、アナログ電源の調整を行うアナログ電源調整回路と、論理セルを有し、前記デジタル電源調整回路により調整されたデジタル電源が供給されて動作する制御ロジック回路と、コンパレータ及びオペアンプの少なくとも一方を有し、前記アナログ電源調整回路により調整されたアナログ電源が供給されて動作するアナログ回路と、前記デジタル電源調整回路により調整された前記デジタル電源を供給するためのデジタル電源線と、前記アナログ電源調整回路により調整された前記アナログ電源を供給するためのアナログ電源線とが少なくとも配線される電源配線領域とを含み、前記制御ロジック回路の第1の方向側に、前記デジタル電源調整回路、前記アナログ回路及び前記アナログ電源調整回路が配置され、前記電源配線領域は、前記第1の方向に直交する方向を第2の方向とした場合に、前記制御ロジック回路と、前記デジタル電源調整回路、前記アナログ回路及び前記アナログ電源調整回路との間の領域に、前記第2の方向に沿って形成される集積回路装置に関係する。
本発明によれば、制御ロジック回路とアナログ回路との間に、電源配線領域が形成される。従って、この電源配線領域の第1の方向での幅を有効活用して、制御ロジック回路とアナログ回路の間の距離を離すことができ、ノイズの悪影響の低減とレイアウト効率の向上を両立できる。
また本発明では、前記デジタル電源調整回路の前記第2の方向側に前記アナログ回路が配置され、前記アナログ回路の前記第2の方向側に前記アナログ電源調整回路が配置されてもよい。
このようにすれば、アナログ回路や制御ロジック回路への電源の効率的な配線が可能になる。
また本発明では、前記第2の方向の反対方向を第4の方向とした場合に、前記デジタル電源調整回路の前記第4の方向側に、前記デジタル電源調整回路の調整対象となる電源が入力される第1の電源パッドが配置され、前記アナログ電源調整回路の前記第2の方向側に、前記アナログ電源調整回路の調整対象となる電源が入力される第2の電源パッドが配置されてもよい。
このようにすれば第1、第2の電源パッドからの電源をデジタル電源調整回路、アナログ電源調整回路に対してショートパスで配線でき、レイアウト効率を向上できる。
また本発明では、リセット信号を生成して集積回路装置の各回路に出力するリセット回路を含み、前記リセット回路は、前記デジタル電源調整回路と前記アナログ回路の間に配置されてもよい。
このようにすれば、このリセット回路の配置を利用して、アナログ回路へのデジタルノイズの悪影響を低減できる。
また本発明では、前記デジタル電源調整回路により調整された前記デジタル電源が供給されて動作し、温度検出処理を行う温度検出回路を含み、前記温度検出回路は、前記デジタル電源調整回路と前記アナログ回路の間に配置されてもよい。
このようにすれば、温度検出回路からのノイズがアナログ回路に及ぼす影響を低減でき、アナログ回路の性能劣化を防止できる。
また本発明では、前記温度検出回路は、基準コンデンサの一端のノードである発振ノードと前記デジタル電源との間に、基準抵抗と直列に設けられる基準測定用トランジスタと、前記発振ノードと前記デジタル電源との間に、コンデンサ温度測定用サーミスタと直列に設けられるコンデンサ温度測定用トランジスタと、前記発振ノードと前記デジタル電源との間に、周囲温度測定用サーミスタと直列に設けられる周囲温度測定用トランジスタと、前記発振ノードにそのドレインが接続される放電用トランジスタと、前記発振ノードの電圧が所与のしきい値電圧を超えた場合に、検出パルスを出力する検出回路とを含んでもよい。
このようにすれば、基準抵抗、コンデンサ温度測定用サーミスタ、周囲温度測定用サーミスタを利用したCR発振により、コンデンサ温度や周囲温度を精度良く測定できる。
また本発明では、第1のN型パワーMOSトランジスタ及び第1のP型パワーMOSトランジスタにより構成される第1の外部ドライバの前記第1のN型パワーMOSトランジスタを駆動する第1のプリドライバと、前記第1の外部ドライバの前記第1のP型パワーMOSトランジスタを駆動する第2のプリドライバを含み、前記第1、第2のプリドライバは、前記第1の方向の反対方向を第3の方向とした場合に、前記電源配線領域の前記第3の方向側に配置されてもよい。
また本発明は、論理セルを有し、デジタル電源が供給されて動作する制御ロジック回路と、コンパレータ及びオペアンプの少なくとも一方を有し、アナログ電源が供給されて動作するアナログ回路と、電源線が配線される電源配線領域と、第1のN型パワーMOSトランジスタ及び第1のP型パワーMOSトランジスタにより構成される第1の外部ドライバの前記第1のN型パワーMOSトランジスタを駆動する第1のプリドライバと、前記第1の外部ドライバの前記第1のP型パワーMOSトランジスタを駆動する第2のプリドライバを含み、前記制御ロジック回路の第1の方向側に、前記アナログ回路が配置され、前記電源配線領域は、前記第1の方向に直交する方向を第2の方向とした場合に、前記制御ロジック回路と前記アナログ回路との間の領域に、前記第2の方向に沿って形成され、前記第1、第2のプリドライバは、前記第1の方向の反対方向を第3の方向とした場合に、前記電源配線領域の前記第3の方向側に配置される集積回路装置に関係する。
本発明によれば、ノイズ源となる第1、第2のプリドライバと制御ロジック回路を、電源配線領域の第3の方向側にまとめて配置することができ、ノイズの悪影響の低減とレイアウト効率の向上を両立できる。
また本発明では、前記第1、第2のプリドライバの低電位側電源線及び高電位側電源線は、集積回路装置の他の回路の低電位側電源線及び高電位側電源線と分離されて配線されてもよい。
このようにすれば、第1、第2のプリドライバで発生するノイズが、低電位側電源線や高電位側電源線を介して他の回路に伝わるのを防止できる。
また本発明では、前記第1のプリドライバの配置領域では、前記第1のプリドライバを構成する第1のN型トランジスタと第1のP型トランジスタとが配置され、前記第2のプリドライバの配置領域では、前記第2のプリドライバを構成する第2のN型トランジスタと第2のP型トランジスタとが配置され、前記第1のN型トランジスタ、前記第1のP型トランジスタ、前記第2のN型トランジスタ、前記第2のP型トランジスタの各々は、並列接続された複数のユニットトランジスタにより構成され、その各々が前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第1のN型用ゲート制御回路と、その各々が前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第1のP型用ゲート制御回路と、その各々が前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第2のN型用ゲート制御回路と、その各々が前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第2のP型用ゲート制御回路とを含んでもよい。
このようにすれば、ゲート制御信号を用いて、第1のN型トランジスタ、第1のP型トランジスタ、第2のN型トランジスタ、第2のP型トランジスタのオン・オフの仕方を詳細に制御することが可能になる。
また本発明では、前記第1のN型用ゲート制御回路は、前記第1のN型トランジスタをオンにする場合には、前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第1のN型トランジスタをオフにする場合には、前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、前記第1のP型用ゲート制御回路は、前記第1のP型トランジスタをオンにする場合には、前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第1のP型トランジスタをオフにする場合には、前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、前記第2のN型用ゲート制御回路は、前記第2のN型トランジスタをオンにする場合には、前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第2のN型トランジスタをオフにする場合には、前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、前記第2のP型用ゲート制御回路は、前記第2のP型トランジスタをオンにする場合には、前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第2のP型トランジスタをオフにする場合には、前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力してもよい。
このようにすれば、第1のN型トランジスタ、第1のP型トランジスタ、第2のN型トランジスタ、第2のP型トランジスタがオンするときのオーバシュートノイズを低減できると共に貫通電流の発生を防止できる。
また本発明では、第2のN型パワーMOSトランジスタ及び第2のP型パワーMOSトランジスタにより構成される第2の外部ドライバの前記第2のN型パワーMOSトランジスタを駆動する第3のプリドライバと、前記第2の外部ドライバの前記第2のP型パワーMOSトランジスタを駆動する第4のプリドライバを含み、前記第1、第2のプリドライバは、集積回路装置の第1の辺に沿って配置され、前記第3、第4のプリドライバは、集積回路装置の前記第1の辺に交差する第2の辺に沿って配置され、前記アナログ回路は、前記第2の辺に対向する第4の辺に沿って配置されてもよい。
このようにすれば、第1〜第4のプリドライバを、第1、第2の辺により形成される集積回路装置のコーナー領域に集めて配置することが可能になる。従って、第1〜第4のプリドライバと他の回路との間の電源分離等が容易になり、第1〜第4のプリドライバのノイズが他の回路に及ぼす悪影響を抑えることが可能になる。
また本発明では、前記第1、第2のプリドライバの前記第2の方向側であって、前記第3、第4のプリドライバの前記第1の方向側に、前記第1、第2、第3、第4のプリドライバを制御する前記制御ロジック回路が配置されてもよい。
このようにすれば、制御ロジック回路と、第1、第2のプリドライバとの間の信号線をショートパスで配線でき、レイアウト効率を向上できる。
また本発明では、1次コイルと2次コイルを電磁的に結合させて送電装置から受電装置に対して電力を伝送し、前記受電装置の負荷に対して電力を供給する無接点電力伝送システムの前記送電装置に設けられる集積回路装置であって、前記第1の外部ドライバは、前記1次コイルの一端を駆動するための第1の送電ドライバであり、前記第2の外部ドライバは、前記1次コイルの他端を駆動するための第2の送電ドライバであってもよい。
このようにすれば、無接点電力伝送システムの第1、第2の送電ドライバを効率良く駆動することができ、電力伝送効率の向上等を図れる。
また本発明は、上記のいずれかに記載の集積回路装置を含む電子機器に関係する。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.集積回路装置
図1に本実施形態の集積回路装置の配置構成例を示す。図1において、集積回路装置の第1の辺SD1に沿った方向が第1の方向D1になっており、第1の方向に直交する方向が第2の方向D2になっている。また第1の方向D1の反対方向が第3の方向D3になっており、第2の方向D2の反対方向が第4の方向D4になっている。なお図1では、D1方向が右方向、D3方向が左方向になっているが、D1方向が左方向で、D3方向が右方向であってもよい。またD2方向が下方向、D4方向が上方向になっているが、D2方向が上方向で、D4方向が下方向であってもよい。
図1の集積回路装置は、デジタル電源調整回路30、アナログ電源調整回路32.制御ロジック回路110、アナログ回路120や、電源配線領域PWRGを有する。
デジタル電源調整回路30(デジタル電源レギュレータ、デジタル用定電圧生成回路)は、デジタル電源(デジタル電源電圧、ロジック電源電圧)の調整(レギュレーション)を行う。具体的には例えば外部から入力された5Vのデジタル用の電源VDD5の電圧を調整して、例えば3Vの安定した電位のデジタル電源VDD3の電圧を出力する。
アナログ電源調整回路32(アナログ電源レギュレータ、アナログ用定電圧生成回路)は、アナログ電源(アナログ電源電圧)の調整(レギュレーション)を行う。具体的には例えば外部から入力された5Vのアナログ用の電源VD5Aの電圧を調整して、例えば4.5Vの安定した電位のアナログ電源VD45Aの電圧を出力する。
デジタル電源調整回路30、アナログ電源調整回路32としては例えば公知のシリーズレギュレータを採用できる。このシリーズレギュレータは、例えば、高電位側電源とその出力ノードとの間に設けられた駆動トランジスタと、その出力ノードと低電位側電源との間に設けられ、出力電圧を抵抗分割する電圧分割回路と、その第1の入力端子(例えば非反転入力端子)に基準電圧が入力され、その第2の入力端子(例えば反転入力端子)に電圧分割回路からの抵抗分割電圧が入力され、その出力端子が駆動トランジスタのゲートに接続されるオペアンプなどを含むことができる。なおアナログ電源調整回路32は、アナログGNDを生成してアナログ回路120に供給する回路であってもよい。
制御ロジック回路110は、NAND、NOR、インバータ、Dフリップフロップなどの論理セルを有し、デジタル電源調整回路30により調整されたデジタル電源VDD3が供給されて動作する回路である。この制御ロジック回路110は、例えばゲートアレイやマイクロコンピュータなどにより実現でき、各種のシーケンス制御や判定処理を行う。そして集積回路装置の各回路を制御したり、集積回路装置全体の制御を行う。
アナログ回路120は、コンパレータやオペアンプなどを有し、アナログ電源調整回路32により調整されたアナログ電源VD45Aが供給されて動作する回路である。具体的にはアナログ回路120は、1又は複数のコンパレータや1又は複数のオペアンプを用いたアナログ処理を行う。更に具体的にはアナログ回路120は、振幅検出(ピーク検出)、パルス幅検出、位相検出又は周波数検出などの各種の検出処理を行う検出回路、アナログ電圧を用いた判定処理を行う判定回路、アナログ信号の増幅処理を行う増幅回路、カレントミラー回路、或いはアナログ電圧をデジタル電圧に変換するA/D変換回路などを含むことができる。
電源配線領域PWRGには、デジタル電源調整回路30により調整されたデジタル電源VDD3を供給するためのデジタル電源線や、アナログ電源調整回路32により調整されたアナログ電源VD45Aを供給するためのアナログ電源線が配線される。これ以外にも電源配線領域PWRGには、デジタル電源VDD3、アナログ電源VD45Aとは異なる電位の電源線を配線できる。具体的には例えば低電位側のデジタル電源線や低電位側のアナログ電源線を配線できる。或いはデジタル電源VDD3よりも高い電位の電源線や、アナログ電源VD45Aよりも高い電位の電源線を配線してもよい。
本実施形態の集積回路装置では、制御ロジック回路110のD1方向側に、デジタル電源調整回路30、アナログ回路120、アナログ電源調整回路32が配置される。具体的には、例えばデジタル電源調整回路30のD2方向側にアナログ回路120が配置され、アナログ回路120のD2方向側にアナログ電源調整回路32が配置される。なお図1とは異なる配置順序でこれらの回路を配置したり、例えばデジタル電源調整回路30やアナログ電源調整回路32などの構成要素を省略する変形実施も可能である。
電源配線領域PWRGは、制御ロジック回路110と、デジタル電源調整回路30、アナログ回路120、アナログ電源調整回路32との間の領域に、D2方向に沿って形成される。具体的には例えば集積回路装置の辺SD1から辺SD3に向かってD2方向に沿って一直線に電源配線領域PWRGが形成される。そしてこの電源配線領域PWRGから分岐した電源が、制御ロジック回路110やアナログ回路120や図示しない各種回路に供給される。
図1の配置構成によれば、制御ロジック回路110とアナログ回路120との間に、電源配線領域PWRGが形成される。従って、この電源配線領域PWRGのD1方向での幅を利用して、制御ロジック回路110とアナログ回路120との間の距離を離すことができる。即ち電源配線領域PWRGのD3方向側の領域をデジタル回路領域とし、PWRGのD1方向側の領域をアナログ回路領域として、デジタル回路とアナログ回路をお互いに距離を離して分離配置できる。これにより、例えば制御ロジック回路110等のデジタル回路のスイッチングノイズがアナログ回路120に伝達されて誤動作や性能劣化を招く事態を防止できる。
また図1では、デジタル回路領域とアナログ回路領域のノイズ分離領域として、電源配線領域PWRGを利用している。このような配置構成にすることで、レイアウト効率の向上とノイズ分離とを両立できるという利点がある。即ち電源配線領域PWRGに配線される電源線は、その配線抵抗を通常の信号線に比べて低くする必要があるため、その配線幅は通常の信号線の配線幅に比べて太い。従って、D1方向での配線幅が太い複数本の電源線をD2方向に沿って電源配線領域PWRGに配線することで、PWRGのD1方向での幅も太くできる。これにより、デジタル回路領域とアナログ回路領域の間を、ノイズ分離に必要な距離だけ十分に離すことが可能になる。そして電源線のD1方向での幅を太くすることで、ノイズ分離のための距離を増やすことができると共に電源線の寄生抵抗も低減できる。また、いずれにせよ電源線はD2方向に沿って配線する必要があるため、レイアウト効率も悪化しない。
また電源配線領域PWRGを、集積回路装置の第1の辺SD1から対向する第3の辺SD3に向かって一直線に形成すれば、PWRGの両側にある各回路に対して、必要な種類の電源線を効率良く配線できるため、レイアウト効率を向上できる。
例えば比較例の手法として、デジタル電源線とアナログ電源線の2つの電源線を、集積回路装置のコア回路の周りにリング状に配線する手法も考えられる。しかしながらこの手法では、集積回路装置の4つの辺SD1、SD2、SD3、SD4の全てにおいて、デジタル電源線とアナログ電源線の少なくとも2つの電源線(高電位側電源線)を配線しなければならないため、その分だけ集積回路装置のチップ面積が大きくなってしまう。
これに対して図1の配置手法では、デジタル電源線、アナログ電源線は電源配線領域PWRG内に配線されるため、これらの電源線による集積回路装置の幅の増加はD1方向での幅の増加だけとなり、リング状に配線する上述の手法に比べてレイアウト効率を向上できる。
また図1では、デジタル電源調整回路30のD4方向側に、デジタル電源調整回路30の調整対象となる電源VDD5が入力される第1の電源パッドが配置される。またアナログ電源調整回路32のD2方向側に、アナログ電源調整回路32の調整対象となる電源VD5Aが入力される第2の電源パッドが配置される。このようにすれば、電源VDD5、VD5Aを、デジタル電源調整回路30、アナログ電源調整回路32に対してショートパスで配線することができる。従って、VDD5、VD5Aの電源線を集積回路装置のコア領域において引き回さなくても済むため、レイアウト効率を向上できる。
即ちVDD5の電源線をその電源パッドからデジタル電源調整回路30に対してショートパスで接続して、デジタル電源調整回路30においてその電圧を調整し、調整後の電源VDD3を電源配線領域PWRGにおいてD2方向に沿って配線できる。同様に、VD5Aの電源線をその電源パッドからアナログ電源調整回路32に対してショートパスで接続して、アナログ電源調整回路32においてその電圧を調整し、調整後の電源VD45Aを電源配線領域PWRGにおいてD2方向に沿って配線できる。従ってVDD5、VD5Aの電源線の配線領域を最小限に抑えることができ、レイアウト効率を向上できる。またこの場合にアナログ回路120はデジタル電源調整回路30とアナログ電源調整回路32の間に配置される。従って、調整後のVDD3、VD45Aの電源線についてもデジタル電源調整回路30、アナログ電源調整回路32から制御ロジック回路110、アナログ回路120に対して効率良く配線できるという利点がある。
2.第1の変形例
図2に本実施形態の第1の変形例の集積回路装置の配置構成例を示す。図2が図1と異なるのは、温度検出回路38、リセット回路39が更に設けられている点である。なお温度検出回路38、リセット回路39のいずれか一方を省略する変形実施も可能である。
温度検出回路38は、デジタル電源調整回路30により調整されたデジタル電源VDD3が供給されて動作し、温度検出処理を行う回路である。具体的には、例えばコンデンサの温度を検出して、コンデンサのtanδの異常(不良)を検出する。このコンデンサとしては、例えば、後述する無接点電力伝送システムにおいて1次コイルと共に共振回路を構成するコンデンサなどが考えられる。
リセット回路39は、リセット信号を生成して集積回路装置の各回路に出力する。具体的にはリセット回路39は、外部からの電源の電圧や、デジタル電源調整回路30により調整されたデジタル電源(ロジック電源)の電圧や、アナログ電源調整回路32により調整されたアナログ電源の電圧を監視する。そしてこれらの電源の電圧が適正に立ち上がった場合に、リセット信号を解除し、集積回路装置の各回路の動作を開始させ、いわゆるパワーオンリセットを実現する。
そして図2では、温度検出回路38は、デジタル電源調整回路30とアナログ回路120との間に配置される。更に具体的にはデジタル電源調整回路30とリセット回路39との間に配置される。このようにすれば、温度検出回路38をデジタル電源調整回路30の近傍に配置できるため、デジタル電源調整回路30からの定電圧の電源VDD3を温度検出回路38に安定して供給できる。例えば温度検出回路38として、後述するCR発振回路を用いたRFコンバータを採用した場合に、電源VDD3の電圧が変動すると、計測時間が変動してしまい、測定温度も変動してしまう。この点、図2のようにデジタル電源調整回路30に隣接して温度検出回路38を配置すれば、デジタル電源調整回路30からのVDD3の電源線をショートパスで温度検出回路38に配線でき、電源線の寄生抵抗を最小限に抑えることができるため、RFコンバータにおける測定の変動を防止でき、安定した温度検出を実現できる。
また図2では、リセット回路39は、デジタル電源調整回路30とアナログ回路120の間に配置される。この場合にリセット回路39は、パワーオンリセット時(初期化時)にだけ動作し、通常時には動作しない。従って、デジタル系の回路であるリセット回路39をアナログ回路120の近傍に配置しても、アナログ回路120へのデジタルノイズの悪影響は最小限で済む。また図2では、リセット回路39は、温度検出回路38とアナログ回路120との間に配置される。従って、リセット回路39のD2方向での幅を利用して、アナログ回路120と温度検出回路38との間の距離を離すことが可能になる。これにより、温度検出回路38のCR発振等のノイズがアナログ回路120に及ぼす影響を低減でき、アナログ回路120の性能劣化を防止できる。
3.第2の変形例
図3に本実施形態の第2の変形例の集積回路装置の配置構成例を示す。図3が図1や図2と異なるのは、プリドライバPR1、PR2が更に設けられている点である。なお図3では集積回路装置の辺SD1に沿ってプリドライバPR1、PR2が配置されているが、辺SD1に直交する辺SD2に沿ってプリドライバを配置してもよい。
例えば図3において集積回路装置の外部には、第1の外部ドライバDR1が設けられている。この外部ドライバDR1は、外付け部品であるN型パワーMOSトランジスタPTN1(広義にはN型トランジスタ、N型MOSトランジスタ)とP型パワーMOSトランジスタPTP1(広義にはP型トランジスタ、P型MOSトランジスタ)により構成される。この外部ドライバDR1としては、無接点電力伝送において1次コイルを駆動する送電ドライバや、モータを駆動するモータドライバなどの様々なドライバが考えられる。
プリドライバPR1は、外部ドライバDR1のN型パワーMOSトランジスタPTN1を駆動する。具体的にはプリドライバPR1としては、N型トランジスタ及びP型トランジスタにより構成されるインバータ回路を用いることができる。そしてプリドライバPR1の出力信号DN1が、出力パッドを介してN型パワーMOSトランジスタPTN1のゲートに入力され、トランジスタPTN1のオン・オフ制御が行われる。
プリドライバPR2は、外部ドライバDR1のP型パワーMOSトランジスタPTP1を駆動する。具体的には、プリドライバPR2としては、N型トランジスタ及びP型トランジスタにより構成されるインバータ回路を用いることができる。そしてプリドライバPR2の出力信号DP1が、出力パッドを介してP型パワーMOSトランジスタPTP1のゲートに入力され、トランジスタPTP1のオン・オフ制御が行われる。
この場合に、出力信号DN1、DP1は、アクティブになる期間が互いにオーバラップしないノン・オーバラップ信号になっており、これにより、高電位側電源からトランジスタを介して低電位側電源に貫通電流が流れるのを防止できる。
そして図3では、D1方向の反対方向をD3方向とした場合に、アナログ回路120は電源配線領域PWRGのD1方向側に配置されるのに対して、第1、第2のプリドライバPR1、PR2は電源配線領域PWRGのD3方向側に配置される。即ちプリドライバPR1、PR2は、制御ロジック回路110と共に、電源配線領域PWRGのD3方向側のデジタル回路領域に配置される。
このようにすれば、デジタルのスイッチングノイズの発生源となるプリドライバPR1、PR2及び制御ロジック回路110を、電源配線領域PWRGのD3方向側にまとめて配置できる。従って、電源配線領域PWRGのD1方向での幅を利用して、これらのプリドライバPR1、PR2及び制御ロジック回路110からのノイズがアナログ回路120等に伝わるのを効果的に防止できる。またスイッチングノイズが大きいデジタル電源線をデジタル回路領域にまとめて配線できるため、レイアウト効率も向上できる。また図3の配置構成によれば、外部ドライバDR1を構成するパワーMOSトランジスタPTN1、PTP1の回路基板への実装や、回路基板上での配線を簡素化でき、回路基板のコンパクト化を図れる。
4.第3の変形例
図4に本実施形態の第3の変形例の集積回路装置の配置構成例を示す。図4が図3と異なるのは、プリドライバPR3、PR4が更に設けられている点である。
図4において、第2の外部ドライバDR2は第2のN型パワーMOSトランジスタPTN2と第2のP型パワーMOSトランジスタPTP2により構成される。そしてプリドライバPR3は外部ドライバDR2のトランジスタPTN2を駆動し、プリドライバPR4はトランジスタPTP2を駆動する。
そして図4では第1、第2のプリドライバPR1、PR2は、集積回路装置の第1の辺SD1に沿って配置される。一方、第3、第4のプリドライバPR3、PR4は、集積回路装置の第2の辺SD2に沿って配置される。ここで辺SD2は辺SD1に直交して交差する辺である。即ち辺SD1はD1方向に沿った辺であり、辺SD2はD2方向に沿った辺であり、辺SD1、SD2により集積回路装置のコーナーが形成される。そしてプリドライバPR1〜PR4はこの集積回路装置のコーナーの領域に配置される。
図4の配置によれば、プリドライバPR1、PR2やPR3、PR4と、他の回路との間の電源分離が容易になる。従って、電源配線等に関するレイアウト効率を向上でき、チップ面積を縮小できる。またプリドライバPR1〜PR4をコーナー領域に集めて配置することで、ノイズが他の回路に及ぶ悪影響を最小限に抑えることができる。
5.プリドライバ
次に本実施形態のプリドライバの配置構成例について説明する。図5において集積回路装置は第1、第2のプリドライバPR1、PR2を含む。また低電位側電源パッドPVSS1、第1の出力パッドPDN1、第2の出力パッドPDP1、高電位側電源パッドPVDD1を含む。これらのパッド(電極、端子)は、集積回路装置の例えば第1の辺SD1に沿って配置される。
電源パッドPVSS1は、プリドライバPR1、PR2に低電位側電源VSS1を供給するためのパッドである。具体的にはプリドライバPR1、PR2の低電位側の電源線VSL1が、第1の接続線CL1を介して電源パッドPVSS1に接続される。また電源VSS1は、外部ドライバDR1の低電位側の電源にもなっており、VSS1の電源線は回路基板上の配線によりトランジスタPTN1のソースに接続される。
パッドPDN1は、プリドライバPR1の出力信号DN1を出力するためのパッドである。具体的にはプリドライバPR1の第1の出力線QL1が第2の接続線CL2を介してパッドPDN1に接続され、これらのQL1、CL2、PDN1を介して信号DN1が外部に出力される。
パッドPDP1は、プリドライバPR2の出力信号DP1を出力するためのパッドである。具体的には、プリドライバPR2の第2の出力線QL2が第3の接続線CL3を介してパッドPDP1に接続され、これらのQL2、CL3、PDP1を介して信号DP1が外部に出力される。
電源パッドPVDD1は、プリドライバPR1、PR2に高電位側電源VDD1を供給するためのパッドである。具体的にはプリドライバPR1、PR2の高電位側の電源線VDL1が、第4の接続線CL4を介して電源パッドPVDD1に接続される。また電源VDD1は、外部ドライバDR1の高電位側の電源にもなっており、VDD1の電源線は回路基板上の配線によりトランジスタPTP1のソースに接続される。
図5に示すように本実施形態では、低電位側の電源パッドPVSS1、第1、第2の出力パッドPDN1、PDP1、高電位側の電源パッドPVDD1が、D1方向に沿って配置される。具体的には電源パッドPVSS1のD1方向側に出力パッドPDN1が配置され、PDN1のD1方向側に出力パッドPDP1が配置され、PDP1のD1方向側に電源パッドPVDD1が配置される。
またプリドライバPR1は、D1方向に直交する方向をD2方向とした場合に、電源パッドPVSS1、出力パッドPDN1のD2方向側に配置される。またプリドライバPR2は、出力パッドPDP1、電源パッドPVDD1のD2方向側に配置される。
図6(A)にプリドライバPR1、PR2の回路構成例を示す。プリドライバPR1はP型のトランジスタTP1とN型のトランジスタTN1により構成される。そしてトランジスタTP1のソースには電源VDD1が供給され、トランジスタTN1のソースには電源VSS1が供給される。プリドライバPR2はP型のトランジスタTP2とN型のトランジスタTN2により構成される。そしてトランジスタTP2のソースには電源VDD1が供給され、トランジスタTN2のソースには電源VSS1が供給される。
外部ドライバDR1のパワーMOSトランジスタPTP1、PTN1のトランジスタサイズは非常に大きい。従って、これらのトランジスタPTP1、PTN1が共にオンになる期間が生じると、非常に大きな貫通電流が流れてしまう。従って例えばプリドライバPR2の出力信号DP1がLレベルになり、トランジスタPTP1がオンになっている期間では、トランジスタPTN1を確実にオフにする必要がある。そしてトランジスタPTN1を確実にオフにするためには、ノードNF1、NF2を同電位にする必要があり、そのためにはA1、A2に示す配線の寄生抵抗を最小限に抑えることが望ましい。
同様にプリドライバPR1の出力信号DN1がHレベルになり、トランジスタPTN1がオンになっている期間では、トランジスタPTP1を確実にオフにする必要がある。そのためにはノードNF3、NF4を同電位にする必要があり、A3、A4に示す配線の寄生抵抗を最小限に抑えることが望ましい。
この点、本実施形態では図5に示すようにD1方向に沿ってパッドがPVSS1、PDN1、PDP1、PVDD1の順で並んでいる。またパッドPVSS1、PDN1のD2方向側にプリドライバPR1が配置され、パッドPDP1、PVDD1のD2方向側にプリドライバPR2が配置されている。従って、パッドPVSS1からプリドライバPR1への配線や、パッドPDN1からプリドライバPR1への配線を短くでき、図6(A)のA1、A2に示す配線の寄生抵抗を最小限に抑えることができる。これにより、トランジスタPTP1がオンになっている期間において、トランジスタPTN1を確実にオフにすることができ、貫通電流の発生を防止できる。
同様に図5では、パッドPVDD1からプリドライバPR2への配線や、パッドPDP1からプリドライバPR2への配線を短くでき、図6(A)のA3、A4に示す配線の寄生抵抗を最小限に抑えることができる。これにより、トランジスタPTN1がオンになっている期間において、トランジスタPTP1を確実にオフにすることができ、貫通電流の発生を防止できる。
また図5の配置構成によれば、パッドPVSS1、PDN1、PDP1、PVDD1及びプリドライバPR1、PR2のD2方向での占有面積を小さくでき、レイアウト効率を向上できる。
更に図5の配置構成によれば、外部ドライバDR1を構成するパワーMOSトランジスタPTN1、PTP1の回路基板への実装や、回路基板上での配線を簡素化でき、ノイズ低減や回路基板のコンパクト化を図れる。
図7に本実施形態の集積回路装置、プリドライバの更に詳細な配置構成例を示す。図7に示すように、第1のプリドライバPR1の配置領域では、PR1を構成する第1のP型トランジスタTP1と第1のN型トランジスタTN1とがD2方向に沿って配置される。具体的にはトランジスタTP1、TN1はD2方向に沿って隣接配置される。また第2のプリドライバPR2の配置領域では、PR2を構成する第2のP型トランジスタTP2と第2のN型トランジスタTN2とがD2方向に沿って配置される。具体的にはトランジスタTP2、TN2はD2方向に沿って隣接配置される。そして、これらのトランジスタTP1、TN1、TP2、TN2のゲートは、図6(B)に示すようにD2方向に沿って配線される。
なお図7では、D2方向に沿ってP型トランジスタ、N型トランジスタの順で配置されているが、D2方向に沿ってN型トランジスタ、P型トランジスタの順に配置してもよい。
図7では、プリドライバPR1、PR2に低電位側電源VSS1を供給するための低電位側電源線VSL1が、プリドライバPR1、PR2の配置領域においてD1方向に沿って配線される。そして低電位側電源パッドPVSS1と低電位側電源線VSL1を接続するための第1の接続線CL1(引き出し線)が、電源パッドPVSS1からプリドライバPR1の低電位側電源接続ノードNE1に対してD2方向に沿って配線される。
またプリドライバPR1の出力に接続される第1の出力線QL1が、プリドライバPR1の配置領域においてD1方向に沿って配線される。そして第1の出力パッドPDN1と第1の出力線QL1を接続するための第2の接続線CL2が、第1の出力パッドPDN1からプリドライバPR1の出力接続ノードNE2に対してD2方向に沿って配線される。
またプリドライバPR2の出力に接続される第2の出力線QL2が、プリドライバPR2の配置領域においてD1方向に沿って配線される。そして第2の出力パッドPDP1と第2の出力線QL2を接続するための第3の接続線CL3が、第2の出力パッドPDP1からプリドライバPR2の出力接続ノードNE3に対してD2方向に沿って配線される。
またプリドライバPR1、PR2に高電位側電源VDD1を供給するための高電位側電源線VDL1が、プリドライバPR1、PR2の配置領域においてD1方向に沿って配線される。そして高電位側電源パッドPVDD1と高電位側電源線VDL1を接続するための第4の接続線CL4が、高電位側電源パッドPVDD1からプリドライバPR2の高電位側電源線接続ノードNE4に対してD2方向に沿って配線される。
なお接続線CL1、CL2、CL3、CL4は少なくともその一部がD2方向に沿った直線で配線されていればよく、例えばD1方向に沿って配線される部分があってもよい。また接続ノードNE1、NE2、NE3、NE4の位置は図7の場所に限定されない。また電源線VSL1、VDL1、出力線QL1、QL2が配線される場所も図7に限定されず、例えばトランジスタTP1、TN1、TP2、TN2の外側の領域に配線してもよい。
図7のように接続線CL1、CL2、電源線VSL1、出力線QL1を配線すれば、電源パッドPVSS1からトランジスタTN1のソースに対して、短い距離の配線で電源VSS1を供給できる。またトランジスタTP1、TN1のドレインから出力パッドPDN1に対して、短い距離の配線で信号DN1を出力できる。従って図6(A)のA1、A2に示す配線の寄生抵抗を小さくでき、貫通電流やオーバシュート雑音を最小限に抑えることができる。
また図7のように接続線CL3、CL4、電源線VDL1、出力線QL2を配線すれば、電源パッドPVDD1からトランジスタTP1のソースに対して、短い距離の配線で電源VDD1を供給できる。またトランジスタTP2、TN2のドレインから出力パッドPDP1に対して、短い距離の配線で信号DP1を出力できる。従って図6(A)のA3、A4に示す配線の寄生抵抗を小さくでき、貫通電流やオーバシュート雑音を最小限に抑えることができる。
即ち後述するように、高い駆動周波数で動作する外部ドライバDR1でのオーバシュート雑音を最小限に抑えながら貫通電流の発生を防止するためには、トランジスタPTP1、PTN1がオフからオンに変化するオン遷移期間については長くし、オンからオフに変化するオフ遷移期間については短くすることが望ましい。
従って図6(A)のプリドライバPR1のトランジスタTP1をオンにして信号DN1をLレベルからHレベルに変化させる信号DN1のHレベル遷移期間については長くし、トランジスタTN1をオンにして信号DN1をHレベルからLレベルに変化させる信号DN1のLレベル遷移期間については短くすることが望ましい。同様に、プリドライバPR2のトランジスタTN2をオンにして信号DP1をHレベルからLレベルに変化させる信号DP1のLレベル遷移期間については長くし、トランジスタTP2をオンにして信号DP1をLレベルからHレベルに変化させる信号DP1のHレベル遷移期間については短くすることが望ましい。
この点、図7の配置構成によれば、図6(A)のA5に示す配線の寄生抵抗は大きくなる一方で、A1、A2に示す配線の寄生抵抗は小さくなる。従って信号DN1のHレベル遷移期間は長くなり、Lレベル遷移期間は短くなるため、外部ドライバDR1のトランジスタPTN1のオン遷移期間を長くでき、オフ遷移期間を短くできる。これにより、オーバシュート雑音の低減と貫通電流の低減を両立できる。
また図7の配置構成によれば、図6(A)のA6に示す寄生抵抗は大きくなる一方で、A3、A4に示す配線の寄生抵抗は小さくなる。従って信号DP1のLレベル遷移期間は長くなり、Hレベル遷移期間は短くなるため、外部ドライバDR1のトランジスタPTP1のオン遷移期間を長くでき、オフ遷移期間を短くできる。これにより、オーバシュート雑音の低減と貫通電流の低減を両立できる。
また図7ではB1、B2に示すように、プリドライバPR1、PR2の低電位側電源線VSL1や高電位側電源線VDL1は、集積回路装置の他の回路の低電位側電源線や高電位側電源線と分離されて配線される。即ちB1、B2に示すポイントにおいてお互いの電源線が切断されて接続されないようになる。このようにすれば、外部ドライバDR1の大きな寄生容量を充放電するために大きな電流が流れるプリドライバPR1、PR2で発生するスイッチングノイズ(電源ノイズ)が、他の回路に悪影響を及ぼしたり、逆に他の回路のスイッチングノイズがプリドライバPR1、PR2の動作に悪影響を及ぼす事態を防止できる。
また図7では、電源パッドPVSS1、出力パッドPDN1、PDP1、電源パッドPVDD1と、プリドライバPR1、PR2との間に、プリドライバ用の複数の静電気保護素子が配置される静電気保護領域ESDR1が設けられる。なお静電気保護素子としては例えばダイオードやサイリスタなどを用いることができ、例えば静電気保護素子はパッド毎に設けることができる。
そして低電位側の電源パッドPVSS1に接続されると共にプリドライバ用の静電気保護素子に低電位側電源VSS1を供給するための静電気用の低電位側電源線VSLES1が、静電気保護領域ESDR1においてD1方向に沿って配線される。また高電位側電源パッドPVDD1に接続されると共にプリドライバ用の静電気保護素子に高電位側電源VDD1を供給するための静電気用の高電位側電源線VDLES1が、静電気保護領域ESDR1においてD1方向に沿って配線される。
そして図7のB3、B4に示すように、これらの静電気用の低電位側電源線VSLES1及び高電位側電源線VDLES1が、他の回路の静電気保護素子用の低電位側電源線及び高電位側電源線と分離されて配線される。即ちB3、B4に示すポイントにおいてお互いの電源線が切断されて接続されないようになる。
このようにすれば、プリドライバPR1、PR2で発生するスイッチングノイズが、電源線VSLES1、VDLES1を介して他の回路に伝わって悪影響を及ぼしたり、他の回路のスイッチングノイズがプリドライバPR1、PR2の動作に悪影響を及ぼす事態を防止できる。
6.ゲート制御回路
図7のN型トランジスタTN1は図8に示すような並列接続された複数のユニットトランジスタTNU1〜TNU5で構成でき、P型トランジスタTP1は並列接続された複数のユニットトランジスタTPU1〜TPU5により構成できる。N型トランジスタTN2、P型トランジスタTP2も同様である。
これらのユニットトランジスタTNU1〜TNU5、TPU1〜TPU5は図6(B)に示すように、そのゲート方向がD2方向に沿ったトランジスタになっている。そしてユニットトランジスタTNU1〜TNU5のソースには電源VSS1が供給され、ユニットトランジスタTPU1〜TPU5のソースには電源VDD1が供給される。またユニットトランジスタTNU1〜TNU5のドレイン及びユニットトランジスタTPU1〜TPU5のドレインは、信号DN1の出力ノードNG1に共通接続される。
N型用ゲート制御回路100はゲート制御信号GN1〜GN5を生成して出力する。具体的には、その各々が、N型トランジスタTN1を構成する複数のユニットトランジスタTNU1〜TNU5のゲートの各々に入力されるゲート制御信号GN1〜GN5を出力する。
そしてN型用ゲート制御回路100は、N型トランジスタTN1をオンにする場合には、TN1を構成する複数のユニットトランジスタTNU1〜TNU5の各々を異なるタイミングでオンにするゲート制御信号GN1〜GN5を出力する。具体的には、例えばGN5、GN4、GN3、GN2、GN1の順でゲート制御信号をLレベルからHレベルに変化させ、TNU5、TNU4、TNU3、TNU2、TNU1の順でユニットトランジスタをオンにする。
一方、N型用ゲート制御回路100は、N型トランジスタTN1をオフにする場合には、TN1を構成する複数のユニットトランジスタTNU1〜TNU5を同じタイミング(ほぼ同じタイミングである場合を含む)でオフにするゲート制御信号GN1〜GN5を出力する。具体的には、ゲート制御信号GN1〜GN5を同じタイミングでHレベルからLレベルに変化させ、ユニットトランジスタTNU1〜TNU5を同じタイミングでオフにする。
P型用ゲート制御回路102はゲート制御信号GP1〜GP5を生成して出力する。具体的には、その各々が、P型トランジスタTP1を構成する複数のユニットトランジスタTPU1〜TPU5のゲートの各々に入力されるゲート制御信号GP1〜GP5を出力する。
そしてP型用ゲート制御回路102は、P型トランジスタTP1をオンにする場合には、TP1を構成する複数のユニットトランジスタTPU1〜TPU5の各々を異なるタイミングでオンにするゲート制御信号GP1〜GP5を出力する。具体的には、例えばGP5、GP4、GP3、GP2、GP1の順でゲート制御信号をHレベルからLレベルに変化させ、TPU5、TPU4、TPU3、TPU2、TPU1の順でユニットトランジスタをオンにする。
一方、P型用ゲート制御回路102は、P型トランジスタTP1をオフにする場合には、TP1を構成する複数のユニットトランジスタTPU1〜TPU5を同じタイミング(ほぼ同じタイミング)でオフにするゲート制御信号GP1〜GP5を出力する。具体的には、ゲート制御信号GP1〜GP5を同じタイミングでLレベルからHレベルに変化させ、ユニットトランジスタTPU1〜TPU5を同じタイミングでオフにする。
なお後述する図10に示すように、N型トランジスタTN2、P型トランジスタTP2も、図8と同様の並列接続された複数のユニットトランジスタTNU6〜TNU10、TPU6〜TPU10により構成される。そして、N型トランジスタTN2を構成する複数のユニットトランジスタTNU6〜TNU10に対して複数のゲート制御信号を出力する第2のN型用のゲート制御回路104や、P型トランジスタTP2を構成する複数のユニットトランジスタTPU6〜TPU10に対して複数のゲート制御信号を出力する第2のP型用のゲート制御回路106が、集積回路装置に設けられる。これらの第2のN型用、P型用のゲート制御回路104、106は、図8の第1のN型用、P型用のゲート制御回路100、102と同様の構成で同様に動作をする。
図9に、ゲート制御回路100、102(104、106)の具体的な構成例を示す。N型用のゲート制御回路100は、NAND回路NAN1〜NAN4や、インバータ回路IN11〜IN16を含む。NAND回路NAN1〜NAN4の第1の入力端子や、インバータ回路IN16には、N型のユニットトランジスタTNU1〜TNU5のオン・オフを制御するための信号NGATEが入力される。NAND回路NAN1〜NAN4の第2の入力端子には、前段のインバータ回路IN12〜IN15の出力が入力される。NAND回路NAN1〜NAN4の出力はインバータ回路IN11〜IN14に入力され、インバータ回路IN16の出力はIN15に入力される。そして、インバータ回路IN11〜IN15の出力がゲート制御信号GN1〜GN5になる。
P型用のゲート制御回路102は、NOR回路NR1〜NR4や、インバータ回路IN21〜IN26を含む。NOR回路NR1〜NR4の第1の入力端子や、インバータ回路IN26には、P型のユニットトランジスタTPU1〜TPU5のオン・オフを制御するための信号PGATEが入力される。NOR回路NR1〜NR4の第2の入力端子には、前段のインバータ回路IN22〜IN25の出力が入力される。NOR回路NR1〜NR4の出力はインバータ回路IN21〜IN24に入力され、インバータ回路IN26の出力はIN25に入力される。そして、インバータ回路IN21〜IN25の出力がゲート制御信号GP1〜GP5になる。
なおゲート制御回路の構成は図9に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。例えばインバータ回路IN11〜IN15、IN21〜IN25の後段に、素子遅延時間を長くするための複数段(例えば2段)のインバータ回路を更に設けてもよい。
図9では、信号NGATEがLレベルからHレベルに変化すると、インバータ回路IN16、IN15の素子遅延時間経過後に、信号GN5がLレベルからHレベルに変化する。するとNAND回路NAN4の第1、第2の入力端子が共にHレベルになるため、NAN4、IN14の素子遅延時間の経過後に、信号GN4がLレベルからHレベルに変化する。これによりNAND回路NAN3の第1、第2の入力端子が共にHレベルになるため、NAN3、IN13の素子遅延時間の経過後に、信号GN3がLレベルからHレベルに変化する。このようにして図9では、信号NGATEがLレベルからHレベルに変化すると、GN5、GN4、GN3、GN2、GN1の順でゲート制御信号がLレベルからHレベルに変化する。これによりTNU5、TNU4、TNU3、TNU2、TNU1の順でユニットトランジスタがオンになる。
一方、信号NGATEがHレベルからLレベルに変化すると、信号GN1〜GN5は同じタイミング(ほぼ同じタイミング)で、HレベルからLレベルに変化する。これによりユニットトランジスタTNU1〜TNU5は同じタイミングでオフになる。即ち信号NGATEがHレベルからLレベルに変化すると、素子遅延時間経過後に直ぐにユニットトランジスタTNU1〜TNU5がオフになる。
また図9では、信号PGATEがHレベルからLレベルに変化すると、インバータ回路IN26、IN25の素子遅延時間経過後に、信号GP5がHレベルからLレベルに変化する。するとNOR回路NR4の第1、第2の入力端子が共にLレベルになるため、NR4、IN24の素子遅延時間の経過後に、信号GP4がHレベルからLレベルに変化する。これによりNOR回路NR3の第1、第2の入力端子が共にLレベルになるため、NR3、IN23の素子遅延時間の経過後に、信号GP3がHレベルからLレベルに変化する。このようにして図9では、信号PGATEがHレベルからLレベルに変化すると、GP5、GP4、GP3、GP2、GP1の順でゲート制御信号がHレベルからLレベルに変化する。これによりTPU5、TPU4、TPU3、TPU2、TPU1の順でユニットトランジスタがオンになる。
一方、信号PGATEがLレベルからHレベルに変化すると、信号GP1〜GP5は同じタイミング(ほぼ同じタイミング)で、LレベルからHレベルに変化する。これによりユニットトランジスタTPU1〜TPU5も同じタイミングでオフになる。即ち信号PGATEがLレベルからHレベルに変化すると、素子遅延時間経過後に直ぐにユニットトランジスタTPU1〜TPU5がオフになる。
このように図9では、トランジスタTP1、TN1がオンになるときには、そのユニットトランジスタTPU1〜TPU5、TNU1〜TNU5はタイミングをずらしてオンになる。これにより、トランジスタTP1、TN1がオンになるときに発生するオーバシュートノイズ(スイッチングノイズ)を低減できる。
一方、図9では、トランジスタTP1、TN1がオフになるときには、そのユニットトランジスタTPU1〜TPU5、TNU1〜TNU5は同じタイミングでオフになる。これにより、TPU1〜TPU5、TNU1〜TNU5の一方側のオン期間と他方側のオン期間とを互いにノンオーバラップにすることができ、貫通電流の発生を防止できる。
またユニットトランジスタのオンタイミングをずらすと、全てのユニットトランジスタがオンになるまでに時間を要してしまい、駆動周波数が高くなった場合に、時間的な余裕が少なくなってしまう。この点、ユニットトランジスタのオンタイミングをずらす一方で、ユニットトランジスタのオフタイミングを同時タイミングにすれば、駆動周波数が高くなった場合の時間的余裕を増すことができる。
図10にプリドライバPR1、PR2の詳細なレイアウト例を示す。図10では第1のN型トランジスタTN1及び第1のP型トランジスタTP1を構成するユニットトランジスタTNU1〜TNU5、TPU1〜TPU5のD2方向側に、第1のN型用ゲート制御回路100が配置され、D4方向側に第1のP型用ゲート制御回路102が配置される。なお図10ではD2方向に沿ってTP1(TPU1〜TPU5)、TN1(TNU1〜TNU5)の順にトランジスタを配置しているが、D2方向に沿ってTN1、TP1の順にトランジスタを配置してもよい。この場合には、TN1、TP1のD2方向側に第1のP型用ゲート制御回路102を配置し、D4方向側に第1のN型用ゲート制御回路100を配置すればよい。
また図10では第2のN型トランジスタTN2及び第2のP型トランジスタTP2を構成するユニットトランジスタTNU6〜TNU10、TPU6〜TPU10のD2方向側に、第2のN型用ゲート制御回路104が配置され、D4方向側に第2のP型用ゲート制御回路106が配置される。
図10のように配置すれば、ゲート制御回路100、102、104、106からのゲート制御信号線を、ユニットトランジスタTNU1〜TNU5、TPU1〜TPU5、TNU6〜TNU10、TPU6〜TPU10に対してショートパスで配線できる。従ってゲート制御回路とユニットトランジスタとの間の配線領域を最小限に抑えることができ、レイアウト面積を小さくできる。またゲート制御信号線の寄生抵抗、寄生容量を最小限に抑えることができ、図8、図9で説明したトランジスタのオン・オフ制御を最適化できる。
また図10では、PVSS1、PDN1、PDP1、PVDD1のパッドとして、アルミ層等で電気的に接続された複数(3個)のパッドが使用されている。そして各パッドのD1方向での配列ピッチと、ユニットトランジスタのD1方向での配列ピッチが同じ(ほぼ同じ)に設定されている。また静電気保護素子(ESD1〜ESD12)の配列ピッチも同じに設定されている。
このようにすれば、簡単なレイアウト変更で、外部ドライバの各パワーMOSトランジスタを駆動するユニットトランジスタの個数を、パワーMOSトランジスタのサイズに応じた個数に設定できる。例えば小さなサイズのパワーMOSトランジスタ(広義には外部デバイス)を駆動する場合には、D1方向に配列するユニットトランジスタの個数を減らし、大きなサイズのパワーMOSトランジスタを駆動する場合には、D1方向に配列するユニットトランジスタの個数を増やせばよい。この場合に図10では、パッドの配列ピッチとユニットトランジスタの配列ピッチが揃っているため、パッド及びユニットトランジスタ(更に静電気保護素子)からなるユニットのD1方向での配列個数を増減するだけで、様々なサイズのパワーMOSトランジスタの駆動に対応することができる。これにより、レイアウト設計の効率化や設計期間の短縮化を図れる。
7.プリドライバの配置
後述する無接点電力伝送システムでは、図11に示すように1次コイルL1とコンデンサC1により共振回路(直列共振回路)が構成される。このため、1次コイルL1の一端を駆動するための外部ドライバDR1(第1の送電ドライバ)と、L1の他端を駆動するための外部ドライバDR2(第2の送電ドライバ)が必要になる。具体的には、外部ドライバDR1の出力と1次コイルL1の一端との間にコンデンサC1が設けられ、外部ドライバDR2の出力と1次コイルL1の他端が接続される。なお、共振回路の構成は図11に限定されず、例えば1次コイルL1の両端に共振コンデンサを設けてもよい。
図11において、プリドライバPR1は外部ドライバDR1のトランジスタPTN1を駆動し、プリドライバPR2はトランジスタPTP1を駆動する。一方、プリドライバPR3は外部ドライバDR2のトランジスタPTN2を駆動し、プリドライバPR4はトランジスタPTP2を駆動する。
図12にプリドライバPR1〜PR4の配置構成例を示す。図12では、プリドライバPR1、PR2は、集積回路装置の第1の辺SD1に沿って配置される。一方、プリドライバPR3、PR4は、集積回路装置の第2の辺SD2に沿って配置される。
図12の配置によれば、プリドライバPR1、PR2やPR3、PR4と、他の回路との間の電源分離が容易になる。即ち図12のD1やD2に示す領域においてだけ、電源分離を考慮したレイアウトを行えばよく、D3に示すコーナー領域ではこのような電源分離について考慮しなくても済むため、レイアウト効率を向上できる。例えばD1に示す領域で電源分離を行った場合に、D3に示す領域に他の回路が配置されると、D3の領域に配置される他の回路に対して電源線を配線する必要が生じ、レイアウト効率が悪化する。またプリドライバで発生したノイズが、この他の回路に対して悪影響を及ぼすおそれもある。
これに対して図12では、D3のコーナー領域での辺SD1に沿ってプリドライバPR1、PR2が配置され、D3のコーナー領域での辺SD2に沿ってプリドライバPR3、PR4が配置される。従って、電源配線等に関するレイアウト効率を向上でき、チップ面積を縮小できる。またプリドライバPR1〜PR4をコーナー領域に集めて配置することで、ノイズが他の回路に及ぶ悪影響を最小限に抑えることができる。
また図12では、プリドライバPR1、PR2のD2方向側であって、プリドライバPR3、PR4のD1方向側に、プリドライバPR1〜PR4を制御するための制御ロジック回路110が配置される。この制御ロジック回路110は例えば図9の信号NGATE、PGATE等を生成して、プリドライバPR1〜PR4を制御する。
このような配置にすれば、制御ロジック回路110と、プリドライバPR1〜PR4との間の信号線をショートパスで配線できるため、レイアウト効率を向上できる。またスイッチングノイズの発生源となるプリドライバPR1〜PR4及び制御ロジック回路110を、他の回路とは離れた場所に集中的に配置できるため、ノイズの悪影響を最小限に抑えることができる。なお図12では、プリドライバPR1〜PR4の電源線は、制御ロジック回路の電源線とも電気的に分離されており、双方に発生するノイズが相互に悪影響を及ぼす事態を防止している。
8.電子機器
図13(A)に本実施形態の集積回路装置が用いられる電子機器の例を示す。これらの電子機器では無接点の電力伝送が可能になっている。
電子機器の1つである充電器500(クレードル)は送電装置10を有する。また電子機器の1つである携帯電話機510は受電装置40を有する。また携帯電話機510は、LCDなどの表示部512、ボタン等で構成される操作部514、マイク516(音入力部)、スピーカ518(音出力部)、アンテナ520を有する。
充電器500にはACアダプタ502を介して電力が供給され、この電力が、無接点電力伝送により送電装置10から受電装置40に送電される。これにより、携帯電話機510のバッテリを充電したり、携帯電話機510内のデバイスを動作させることができる。
なお本実施形態が適用される電子機器は携帯電話機510に限定されない。例えば腕時計、コードレス電話器、シェーバー、電動歯ブラシ、リストコンピュータ、ハンディターミナル、携帯情報端末、或いは電動自転車などの種々の電子機器に適用できる。
図13(B)に模式的に示すように、送電装置10から受電装置40への電力伝送は、送電装置10側に設けられた1次コイルL1(送電コイル)と、受電装置40側に設けられた2次コイルL2(受電コイル)を電磁的に結合させて電力伝送トランスを形成することで実現される。これにより非接触での電力伝送が可能になる。
9.送電装置、受電装置
図14に送電装置10、受電装置40の構成例を示す。図13(A)の充電器500などの送電側の電子機器は、少なくとも図14の送電装置10を含む。また携帯電話機510などの受電側の電子機器は、少なくとも受電装置40と負荷90(本負荷)を含む。そして図14の構成により、1次コイルL1と2次コイルL2を電磁的に結合させて送電装置10から受電装置40に対して電力を伝送し、受電装置40の電圧出力ノードNB7から負荷90に対して電力(電圧VOUT)を供給する無接点電力伝送(非接触電力伝送)システムが実現される。
送電装置10(送電モジュール、1次モジュール)は、1次コイルL1、送電部12、電圧検出回路14、表示部16、送電制御装置20を含むことができる。なお送電装置10や送電制御装置20は図14の構成に限定されず、その構成要素の一部(例えば表示部、電圧検出回路)を省略したり、他の構成要素を追加したり、接続関係を変更するなどの種々の変形実施が可能である。
送電部12は、電力伝送時には所定周波数の交流電圧を生成し、データ転送時にはデータに応じて周波数が異なる交流電圧を生成して、1次コイルL1に供給する。具体的には図15(A)に示すように、例えばデータ「1」を受電装置40に対して送信する場合には、周波数f1の交流電圧を生成し、データ「0」を送信する場合には、周波数f2の交流電圧を生成する。
この送電部12は、図11で説明したように、1次コイルL1の一端を駆動する第1の送電ドライバDR1(第1の外部ドライバ)と、1次コイルL1の他端を駆動する第2の送電ドライバDR2(第2の外部ドライバ)と、1次コイルL1と共に共振回路を構成するコンデンサC1等を含むことができる。そして送電部12が含む第1、第2の送電ドライバDR1、DR2の各々は、例えばパワーMOSトランジスタにより構成されるインバータ回路(バッファ回路)であり、送電制御装置20のドライバ制御回路26により制御される。
1次コイルL1(送電側コイル)は、2次コイルL2(受電側コイル)と電磁結合して電力伝送用トランスを形成する。例えば電力伝送が必要なときには、図13(A)、図13(B)に示すように、充電器500の上に携帯電話機510を置き、1次コイルL1の磁束が2次コイルL2を通るような状態にする。一方、電力伝送が不要なときには、充電器500と携帯電話機510を物理的に離して、1次コイルL1の磁束が2次コイルL2を通らないような状態にする。
電圧検出回路14は1次コイルL1の誘起電圧を検出する回路であり、例えば抵抗RA1、RA2や、RA1とRA2の接続ノードNA3とGND(広義には低電位側電源)との間に設けられるダイオードDA1を含む。
この電圧検出回路14は、1次コイルL1のコイル端電圧信号の半波整流回路として機能する。そして、1次コイルL1のコイル端電圧を抵抗RA1、RA2で分圧することで得られた信号PHIN(誘起電圧信号、半波整流信号)が、送電制御装置20の波形検出回路28(振幅検出回路、パルス幅検出回路)に入力される。即ち抵抗RA1、RA2は電圧分割回路(抵抗分割回路)を構成し、その電圧分割ノードNA3から信号PHINが出力される。
表示部16は、無接点電力伝送システムの各種状態(電力伝送中、ID認証等)を、色や画像などを用いて表示するものであり、例えばLEDやLCDなどにより実現される。
送電制御装置20は、送電装置10の各種制御を行う装置であり、例えば本実施形態の集積回路装置(IC)により実現できる。この送電制御装置20は、制御回路22(送電側)、発振回路24、ドライバ制御回路26、波形検出回路28、デジタル電源調整回路30、アナログ電源調整回路32、温度検出回路38、リセット回路39を含むことができる。
制御回路22(制御部)は送電装置10や送電制御装置20の制御を行うものであり、例えばゲートアレイやマイクロコンピュータなどにより実現できる。具体的には制御回路22は、電力伝送、負荷検出、周波数変調、異物検出、或いは着脱検出などに必要な各種のシーケンス制御や判定処理を行う。
発振回路24は例えば水晶発振回路により構成され、1次側のクロックを生成する。ドライバ制御回路26は、発振回路24で生成されたクロックや制御回路22からの周波数設定信号などに基づいて、所望の周波数の制御信号を生成し、送電部12の第1、第2の送電ドライバDR1、DR2に出力して、DR1、DR2を制御する。
波形検出回路28は、1次コイルL1の一端の誘起電圧に相当する信号PHINの波形をモニタし、2次側(受電装置側)の負荷変動を検出する。これにより、データ(負荷)検出、異物(金属)検出、着脱(取り外し)検出等が可能になる。具体的には波形検出回路28(振幅検出回路)は、1次コイルL1の一端の誘起電圧に相当する誘起電圧信号PHINの振幅情報(ピーク電圧、振幅電圧、実効電圧)を検出する。
例えば受電装置40の負荷変調部46が、送電装置10に対してデータを送信するための負荷変調を行うと、1次コイルL1の誘起電圧の信号波形が図15(B)のように変化する。具体的には、データ「0」を送信するために負荷変調部46が負荷を低くすると、信号波形の振幅(ピーク電圧)が小さくなり、データ「1」を送信するために負荷を高くすると、信号波形の振幅が大きくなる。従って、波形検出回路28は、誘起電圧の信号波形のピークホールド処理などを行って、ピーク電圧がしきい値電圧を超えたか否かを判断することで、受電装置40からのデータが「0」なのか「1」なのかを判断できる。
なお波形検出回路28による負荷変動の検出手法は図15(A)、図15(B)の手法に限定されず、受電側の負荷が高くなったか低くなったかを、ピーク電圧以外の物理量を用いて判断してもよい。例えば波形検出回路28(パルス幅検出回路)は、1次コイルL1の誘起電圧信号PHINのパルス幅情報(コイル端電圧波形が所与の設定電圧以上になるパルス幅期間)を検出してもよい。具体的には波形検出回路28は、信号PHINの波形整形信号を生成する波形整形回路からの波形整形信号と、ドライバ制御回路26に駆動クロックを供給する駆動クロック生成回路からの駆動クロックを受ける。そして波形整形信号のパルス幅情報を検出することで、誘起電圧信号PHINのパルス幅情報を検出し、負荷変動を検出してもよい。
デジタル電源調整回路30はデジタル電源の調整処理を行う。制御回路22(論理セルを有する回路)は、デジタル電源調整回路30により調整されたデジタル電源が供給されて動作する。アナログ電源調整回路32はアナログ電源の調整処理を行う。送電制御装置20が含むアナログ回路(コンパレータやオペアンプなどを有する回路)は、アナログ電源調整回路32により調整されたアナログ電源が供給されて動作する。
温度検出回路38は、図11のコンデンサC1等の温度を検出して、コンデンサのtanδの異常(不良)を検出する。制御回路22は、コンデンサのtanδの異常が検出された場合に、送電部12の送電ドライバDR1、DR2による送電を停止させる制御を行う。具体的には温度検出回路38は、コンデンサ温度と周囲温度との温度差を求めることで、コンデンサのtanδの異常を検出する。そして制御回路22は、コンデンサ温度と周囲温度との温度差が所与の温度差を超えたと判断した場合に、1次側から2次側への送電を停止させる。或いはコンデンサ温度が所与の温度を超えた場合に、1次側から2次側への送電を停止させてもよい。
リセット回路39は、リセット信号を生成して送電制御装置20(集積回路装置)の各回路に出力して、いわゆるパワーオンリセットを実現する。
受電装置40(受電モジュール、2次モジュール)は、2次コイルL2、受電部42、負荷変調部46、給電制御部48、受電制御装置50を含むことができる。なお受電装置40や受電制御装置50は図14の構成に限定されず、その構成要素の一部を省略したり、他の構成要素を追加したり、接続関係を変更するなどの種々の変形実施が可能である。
受電部42は、2次コイルL2の交流の誘起電圧を直流電圧に変換する。この変換は受電部42が有する整流回路43により行われる。この整流回路43は、ダイオードDB1〜DB4を含む。ダイオードDB1は、2次コイルL2の一端のノードNB1と直流電圧VDCの生成ノードNB3との間に設けられ、DB2は、ノードNB3と2次コイルL2の他端のノードNB2との間に設けられ、DB3は、ノードNB2とVSSのノードNB4との間に設けられ、DB4は、ノードNB4とNB1との間に設けられる。
受電部42の抵抗RB1、RB2はノードNB1とNB4との間に設けられる。そしてノードNB1、NB4間の電圧を抵抗RB1、RB2により分圧することで得られた信号CCMPIが、受電制御装置50の周波数検出回路60に入力される。
受電部42のコンデンサCB1及び抵抗RB4、RB5は、直流電圧VDCのノードNB3とVSSのノードNB4との間に設けられる。そしてノードNB3、NB4間の電圧を抵抗RB4、RB5により分圧することで得られた信号ADINが、受電制御装置50の位置検出回路56に入力される。
負荷変調部46は負荷変調処理を行う。具体的には受電装置40から送電装置10に所望のデータを送信する場合に、送信データに応じて負荷変調部46(2次側)での負荷を可変に変化させて、図15(B)に示すように1次コイルL1の誘起電圧の信号波形を変化させる。このために負荷変調部46は、ノードNB3、NB4の間に直列に設けられた抵抗RB3、トランジスタTB3(N型のCMOSトランジスタ)を含む。このトランジスタTB3は受電制御装置50の制御回路52からの信号P3Qによりオン・オフ制御される。そしてトランジスタTB3をオン・オフ制御して負荷変調を行う際には、給電制御部48のトランジスタTB1、TB2はオフにされ、負荷90が受電装置40に電気的に接続されない状態になる。
例えば図15(B)のように、データ「0」を送信するために2次側を低負荷(インピーダンス大)にする場合には、信号P3QがLレベルになってトランジスタTB3がオフになる。これにより負荷変調部46の負荷はほぼ無限大(無負荷)になる。一方、データ「1」を送信するために2次側を高負荷(インピーダンス小)にする場合には、信号P3QがHレベルになってトランジスタTB3がオンになる。これにより負荷変調部46の負荷は、抵抗RB3(高負荷)になる。
給電制御部48は負荷90への電力の給電を制御する。レギュレータ49は、整流回路43での変換で得られた直流電圧VDCの電圧レベルを調整して、電源電圧VD5(例えば5V)を生成する。受電制御装置50は、例えばこの電源電圧VD5が供給されて動作する。
トランジスタTB2(P型のCMOSトランジスタ)は、受電制御装置50の制御回路52からの信号P1Qにより制御される。具体的にはトランジスタTB2は、ID認証が完了(確立)して通常の電力伝送を行う場合にはオンになり、負荷変調の場合等にはオフになる。
トランジスタTB1(P型のCMOSトランジスタ)は、出力保証回路54からの信号P4Qにより制御される。具体的には、ID認証が完了して通常の電力伝送を行う場合にはオンになる。一方、ACアダプタの接続が検出されたり、電源電圧VD5が受電制御装置50(制御回路52)の動作下限電圧よりも小さい場合等に、オフになる。
受電制御装置50は、受電装置40の各種制御を行う装置であり、本実施形態の集積回路装置(IC)により実現できる。この受電制御装置50は、2次コイルL2の誘起電圧から生成される電源電圧により動作することができる。また受電制御装置50は、制御回路52(受電側)、出力保証回路54、位置検出回路56、発振回路58、周波数検出回路60、満充電検出回路62、デジタル電源調整回路70、アナログ電源調整回路72、リセット回路74を含むことができる。
制御回路52(制御部)は受電装置40や受電制御装置50の制御を行うものであり、例えばゲートアレイやマイクロコンピュータなどにより実現できる。具体的には制御回路52は、ID認証、位置検出、周波数検出、負荷変調、或いは満充電検出などに必要な各種のシーケンス制御や判定処理を行う。
出力保証回路54は、低電圧時(0V時)の受電装置40の出力を保証する回路であり、電圧出力ノードNB7から受電装置40側への電流の逆流を防止する。
位置検出回路56は、2次コイルL2の誘起電圧の波形に相当する信号ADINの波形を監視して、1次コイルL1と2次コイルL2の位置関係が適正であるかを判断する。具体的には信号ADINをコンパレータで2値に変換して、位置関係が適正であるか否かを判断する。
発振回路58は、例えばCR発振回路により構成され、2次側のクロックを生成する。周波数検出回路60は、信号CCMPIの周波数(f1、f2)を検出して、図15(A)に示すように、送電装置10からの送信データが「1」なのか「0」なのかを判断する。
満充電検出回路62(充電検出回路)は、負荷90のバッテリ94(2次電池)が、満充電状態(充電状態)になったか否かを検出する回路である。
デジタル電源調整回路70はデジタル電源の調整を行う回路であり、アナログ電源調整回路72はアナログ電源の調整を行う回路である。リセット回路74は、リセット信号を生成して、受電制御装置50(集積回路装置)の各回路に出力し、いわゆるパワーオンリセットを実現する。
負荷90は、バッテリ94の充電制御等を行う充電制御装置92を含む。この充電制御装置92(充電制御IC)は集積回路装置などにより実現できる。なお、スマートバッテリのように、バッテリ94自体に充電制御装置92の機能を持たせてもよい。
10.波形検出回路
図16に、図1〜図4のアナログ回路に相当する波形検出回路28の構成例を示す。この波形検出回路28は、振幅検出回路27とA/D変換回路29を含む。
振幅検出回路27は、オペアンプOPA1、OPA2と、保持コンデンサCA1と、リセット用のN型のトランジスタTA1を含む。オペアンプOPA1は、その非反転入力端子に信号PHINが入力され、その反転入力端子にオペアンプOPA2の出力ノードNA5が接続される。保持コンデンサCA1、リセット用トランジスタTA1は、オペアンプOPA1の出力ノードであるピーク電圧の保持ノードNA4と、VSS(低電位側電源)との間に設けられる。オペアンプOPA2は、その非反転入力端子に保持ノードNA4が接続され、その反転入力端子にOPA2の出力ノードNA5が接続され、ボルテージフォロワ接続のオペアンプを構成している。
図16のオペアンプOPA1、OPA2、保持コンデンサCA1、リセット用トランジスタTA1によりピークホールド回路(ピーク検出回路)が構成される。即ち電圧検出回路14からの検出信号PHINのピーク電圧が保持ノードNA4にホールドされ、このホールドされたピーク電圧の信号が、ボルテージフォロワ接続のオペアンプOPA2によりインピーダンス変換されてノードNA5に出力される。
リセット用トランジスタTA1はリセット期間においてがオンになり、保持ノードNA4の電荷をVSS(GND)側に放電する。即ちオペアンプOPA1は、保持コンデンサCA1に電荷を蓄積するだけであり、VSS側に電荷を放電できないタイプのオペアンプになっている。このため、信号PHINのピーク電圧の上昇には追従できるが、ピーク電圧の下降には追従できない。またオペアンプOPA1の出力部に設けられる電荷蓄積用のP型のトランジスタにはリーク電流が存在するため、このP型トランジスタがオフである場合にも、長時間が経過すると、保持ノードNA4の電圧が上昇してしまう。このため、保持ノードNA4の電圧を定期的にリセットする必要もある。以上の理由により、図16では保持ノードNA4にリセット用のトランジスタTA1が設けられている。
A/D変換回路29は、サンプルホールド回路110、コンパレータCPA1、逐次比較レジスタ112、D/A変換回路114を含む。サンプルホールド回路110は信号PHQをサンプリングして、ホールドする。コンパレータCPA1は、D/A変換回路114からのD/A変換後のアナログ信号DAQとサンプルホールド回路110からのサンプルホールド信号SHQを比較する。逐次比較レジスタ112(逐次比較制御回路)は、コンパレータCPA1の出力信号CQ1のデータを格納する。D/A変換回路114は、逐次比較レジスタ112からの例えば8ビットのデジタルデータSAQをD/A変換して、アナログ信号DAQを出力する。
なおA/D変換回路29は図16の構成に限定されず、例えば異なった回路構成の逐次比較型A/D変換回路であってもよいし、追従比較型、並列比較型、二重積分型などのA/D変換回路であってもよい。またA/D変換回路29の代わりに、その第1の入力端子に信号PHQが入力され、その第2の入力端子に複数の異なる判定用基準電圧が入力される複数のコンパレータを設けてもよい。
11.温度検出回路
図17に温度検出回路38(tanδ検出回路)の具体的な構成例を示す。図17の温度検出回路38は、基準測定用のトランジスタTR0と、コンデンサ温度測定用のトランジスタTR1と、周囲温度測定用のトランジスタTR2を含む。また放電用のトランジスタTR3や、検出回路BUFRや、測定回路200を含むことができる。なおトランジスタTR0、TR1、TR2は例えばCMOSのP型トランジスタであり、トランジスタTR3はCMOSのN型トランジスタである。
基準測定用のトランジスタTR0は、基準コンデンサC0の一端のノードである発振ノードNR1とVDD3(高電位側電源)との間に、基準抵抗R0と直列に設けられる。例えばトランジスタTR0のソースにはVDD3が供給され、ドレインには、その一端が発振ノードNR1に接続される基準抵抗R0の他端が接続される。またトランジスタTR0のゲートには、測定回路200からの制御信号SC0が入力される。なお基準コンデンサC0は、発振ノードNR1とVSS(低電位側電源)との間に設けられる。
コンデンサ温度測定用のトランジスタTR1は、発振ノードNR1とVDD3との間に、コンデンサ温度測定用サーミスタRT1と直列に設けられる。例えばトランジスタTR1のソースにはVDD3が供給され、ドレインには、その一端が発振ノードNR1に接続されるサーミスタRT1の他端が接続される。またトランジスタTR1のゲートには、測定回路200からの制御信号SC1が入力される。
周囲温度測定用のトランジスタTR2は、発振ノードNR1とVDD3との間に、周囲温度測定用サーミスタRT2と直列に設けられる。例えばトランジスタTR2のソースにはVDD3が供給され、ドレインには、その一端が発振ノードNR1に接続されるサーミスタRT2の他端が接続される。またトランジスタTR2のゲートには、測定回路200からの制御信号SC2が入力される。
放電用のトランジスタTR3は、発振ノードNR1とVSS(GND)との間に設けられる。例えばトランジスタTR3のソースにはVSSが供給され、ドレインは発振ノードNR1に接続される。またトランジスタTR3のゲートには、測定回路200からの制御信号SC3が入力される。
検出回路BUFRは、発振ノードNR1の電圧が所与のしきい値電圧を超えた場合に、検出パルスDPを出力する回路である。この検出回路BUFRは、例えばシュミットトリガー型のインバータ回路などにより実現できる。
測定回路200は、検出回路BUFRからの検出パルスDPを受け、温度の測定処理を行う。また制御信号SC0〜SC3を生成して、トランジスタTR0〜TR3のオン・オフを制御する。
図18(A)、図18(B)に図17の回路の動作を説明するための信号波形例を示す。まず図18(A)に示すように基準計測時間Tの測定を行う。具体的には測定回路200は、基準計測時間Tの測定時に図18(A)に示すような制御信号SC0、SC3をトランジスタTR0、TR3に出力する。そして制御信号SC0、SC3がLレベルの期間では、トランジスタTR0がオンになり、トランジスタTR3がオフになる。従って、VDD3からトランジスタTR0及び基準抵抗R0を介して、発振ノードNR1の基準コンデンサC0に電荷が蓄積される。これにより発振ノードNR1の電圧が、C0×R0の時定数で決まる傾きで上昇する。なお本明細書では、C0、R0などのキャパシタや抵抗を表す記号を、容量値や抵抗値を表す記号としても併用する。
発振ノードNR1の電圧がしきい値電圧VTを超えると、バッファ回路BUFR(パルス発生回路)が検出パルスDPを発生する。これにより制御信号SC0、SC3がHレベルになり、トランジスタTR0がオフになり、トランジスタTR3がオンになる。この結果、発振ノードNR1の電圧が0Vに低下する。その後、制御信号SC0、SC3がLレベルになり、再度、発振ノードNR1の電圧がC0×R0の時定数で上昇する。
測定回路200は、以上のようなCR発振が繰り返されている間、バッファ回路BUFRからの検出パルスDPの数をカウントする。そして、検出パルス数が例えば1000回(N回)になると、基準計測時間Tの測定を終了する。これにより、基準計測時間はT=1000×C0×R0×aと表されるようになる。なおaは任意の係数である。
次に、図18(B)に示すようにコンデンサ温度の測定を行う。具体的には測定回路200は、コンデンサ温度の測定時に図18(B)に示すような制御信号SC1、SC3をトランジスタTR1、TR3に出力する。そして制御信号SC1、SC3がLレベルの期間では、トランジスタTR1がオンになり、トランジスタTR3がオフになるため、発振ノードNR1の電圧が、C0×RT1の時定数で決まる傾きで上昇する。そして発振ノードNR1の電圧がしきい値電圧VTを超えると、検出パルスDPが発生し、これにより制御信号SC1、SC3がHレベルになり、トランジスタTR1がオフになり、トランジスタTR3がオンになる。この結果、発振ノードNR1の電圧が0Vに低下する。その後、制御信号SC1、SC3がLレベルになり、再度、発振ノードNR1の電圧がC0×RT1の時定数で上昇する。
測定回路200は、図18(A)で計測された基準計測時間Tの間、検出パルス数をカウントする。そして基準計測時間T内でカウントされた検出パルス数を第1のカウント値CMとして求める。従って、下記の式が成り立つことになる。
T=CM×C0×RT1×a=1000×C0×R0×a (1)
RT1/R0=1000/CM (2)
次に測定回路200は図18(B)の手法で、制御信号SC2、SC3によりトランジスタTR2、TR3をオン・オフ制御して、周囲温度の測定を行い、第2のカウント値CMを得る。この場合に下記の式が成り立つことになる。
T=CM×C0×RT2×a=1000×C0×R0×a (3)
RT2/R0=1000/CM (4)
図17の回路によれば、図18(A)で説明したように基準計測時間Tが求められる。そして図18(B)で説明したように、この基準計測時間T内での検出パルス数をカウントし、得られたカウント値CMに基づいて、抵抗比情報(RT1/R0、RT2/R0)が求められる。そしてこの抵抗比情報に基づいてコンデンサ温度や周囲温度が特定される。
このようにすれば、例えば基準コンデンサC0の容量値が変動した場合にも、その変動が吸収されたカウント値CMを得ることができ、より正確なコンデンサ温度や周囲温度を測定できる。
12.送電制御装置、受電制御装置の集積回路装置のレイアウト
図19に、図14の送電制御装置20を実現する集積回路装置の詳細なレイアウト例を示す。
図19の制御ロジック回路110は、NAND、NOR、インバータ、Dフリップフロップなどの論理セルを有し、図14の制御回路22等を実現するロジック回路である。この制御ロジック回路110は、デジタル電源調整回路30(シリーズレギュレータ)により調整されたデジタル電源(例えば3V)により動作する。なお図14のドライバ制御回路26は、図19の制御ロジック回路110やプリドライバPR1〜PR4などにより実現される。
アナログ回路120は、波形検出回路などの各種検出回路のコンパレータやオペアンプなどを有する回路である。このアナログ回路120は、アナログ電源調整回路32(シリーズレギュレータ)により調整されたアナログ電源(例えば4.5V)により動作する。
図19のE1には、デジタル電源を供給するためのデジタル電源線と、アナログ電源を供給するためのアナログ電源線とが少なくとも配線される電源配線領域が形成される。そして制御ロジック回路110のD1方向側に、デジタル電源調整回路30、アナログ回路120、アナログ電源調整回路32が配置される。具体的にはデジタル電源調整回路30のD2方向側にアナログ回路120が配置され、アナログ回路120のD2方向側にアナログ電源調整回路32が配置される。
そしてE1に示す電源配線領域は、制御ロジック回路110と、デジタル電源調整回路30、アナログ回路120及びアナログ電源調整回路32との間の領域に、D2方向に沿って形成される。即ちD2方向に沿って一直線に電源配線領域が形成される。
また図19では、デジタル電源調整回路30のD4方向側に、デジタル電源調整回路30の調整対象となる電源VDD5が入力される第1の電源パッドが配置される。またアナログ電源調整回路32のD2方向側に、アナログ電源調整回路32の調整対象となる電源VD5Aが入力される第2の電源パッドが配置される。
また図19では、プリドライバPR1、PR2が集積回路装置の辺SD1に沿って配置され、プリドライバPR3、PR4が辺SD2に沿って配置される。そして更にプリドライバPR1〜PR4は、E1の電源配線領域のD3方向側のロジック回路領域に配置される。従って図19のE2、E3に示すように、プリドライバPR1、PR2用のVDD1、VSS1の電源線や、プリドライバPR3、PR4用のVDD2、VSS2の電源線を、他の回路の電源線と容易に分離して配線できる。これにより、プリドライバPR1〜PR4のスイッチングノイズが、他の回路に悪影響を及ぼすのを防止できる。
また温度検出回路38は、D2方向に隣接配置されたデジタル電源調整回路30からの電源VDD3により動作する。従って、図18(A)、図18(B)のCR発振動作を安定化でき、温度検出の測定精度を向上できる。
また制御ロジック回路110は、チップ中央部付近に配置されるため、周辺回路からの配線の引き回しが容易になる。
また発振回路24は、集積回路装置の左下部に配置され、クロック端子CLKI、CLKOのパッドがVSSの電源パッドに挟み込まれるため、ノイズが低減される。また発振回路24は、制御ロジック回路110のD2方向側に隣接配置されるため、制御ロジック回路110への配線の引き回しを減らすことができる。
また5Vのロジック回路であり通常時に動作しないテスト回路が、集積回路装置の左下部に配置され、振幅検出回路27が集積回路装置の中央下部に配置される。このような配置にすることで、ノイズ源となる発振回路24やプリドライバと、アナログ回路120との間の距離を離すことができ、ノイズの悪影響を低減できる。
なおアナログ回路120の領域には、図16の波形検出回路28のA/D変換回路29(或いは検出判定用の複数のコンパレータ)などが配置される。但し、波形検出回路28の全ての回路をアナログ回路120の領域に配置してもよい。
集積回路装置の下辺SD3や、右辺SD4の下部では、VD5A、VSSAのアナログ電源線が配線され、右辺SD4の上部や、発振回路24の配置領域では、VDD5、VSSのデジタル電源線が配線される。一方、集積回路装置の左上部では、VDD1、VSS1、VDD2、VSS2のプリドライバ用の電源線が配線される。このように電源線を分離することで、プリドライバからのノイズの悪影響を低減できる。
図20に、図14の受電制御装置50を実現する集積回路装置の詳細なレイアウト例を示す。
図20のF1には、デジタル電源を供給するためのデジタル電源線と、アナログ電源を供給するためのアナログ電源線とが少なくとも配線される電源配線領域が形成される。そして制御ロジック回路130(図14の制御回路52等)のD1方向側に、デジタル電源調整回路70、アナログ回路140、アナログ電源調整回路72が配置される。具体的にはデジタル電源調整回路70のD2方向側にアナログ回路140が配置され、アナログ回路140のD2方向側にアナログ電源調整回路72が配置される。そしてアナログ回路140の領域には、図14の位置検出回路56、周波数検出回路60、満充電検出回路62を実現するためのコンパレータやオペアンプが配置される。
また図20では、集積回路装置の中央部付近に制御ロジック回路130が配置されるため、周辺回路からの配線の引き回しが容易になる。また5Vのロジック回路であるテスト回路が集積回路装置の左下部に配置され、集積回路装置の左側にロジック回路が集約される。
また集積回路装置の左上部に発振回路58を配置し、その近傍にVSS、VDD3の電源線が配線される。そして制御ロジック回路130用及び発振回路58用の電源VDD3を出力するデジタル電源調整回路70が、集積回路装置の右上部であって発振回路58の近傍に配置される。これにより電源変動が抑えられて発振回路58の動作安定化を図れる。
また集積回路装置の下辺SD3及び右辺SD4には、VSSAのアナログ電源線が配線され、上辺SD1及び左辺SD2には、VSSのデジタル電源線が配線される。またVDD5、VD5Aの電源線と、その他の電源線であるVDDの電源線が分離され、VDDの電源線が集積回路装置のコア回路の周囲にリング状に配線される。このように電源分離することでノイズ低減を図れる。
また周辺部品の実装に合わせてP1Q、P3Q、P4Q、PBQのパッドが配置されるため、周辺部品の実装を容易化できる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語(P型トランジスタ、N型トランジスタ、外部デバイス等)と共に記載された用語(P型パワーMOSトランジスタ、N型パワーMOSトランジスタ、外部ドライバ等)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本発明の範囲に含まれる。また集積回路装置、プリドライバ、送電装置、送電制御装置、受電装置、受電制御装置の構成、配置、動作や、電源線の配線手法も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
本実施形態の集積回路装置の配置構成例。 第1の変形例の集積回路装置の配置構成例。 第2の変形例の集積回路装置の配置構成例。 第3の変形例の集積回路装置の配置構成例。 プリドライバの配置構成例。 図6(A)、図6(B)は外部ドライバ、プリドライバ、ユニットトランジスタの説明図。 プリドライバの具体的な配置構成例。 ゲート制御回路の説明図。 ゲート制御回路の具体的な構成例。 プリドライバの詳細なレイアウト例。 外部ドライバである送電ドライバと共振回路の説明図。 プリドライバの具体的な配置構成例。 図13(A)、図13(B)は無接点電力伝送の説明図。 送電装置、送電制御装置、受電装置、受電制御装置の構成例。 図15(A)、図15(B)は周波数変調、負荷変調によるデータ転送の説明図。 波形検出回路の構成例。 温度検出回路の構成例。 図18(A)、図18(B)は温度検出回路の動作を説明するための信号波形例。 送電制御装置を実現する集積回路装置のレイアウト例。 受電制御装置を実現する集積回路装置のレイアウト例。
符号の説明
DR1、DR2 送電ドライバ(外部ドライバ)、PR1〜PR4 プリドライバ、
PTN1、PTN2 N型パワーMOSトランジスタ、
PTP1、PTP2 P型パワーMOSトランジスタ、
PVSS1、PDN1、PDP1、PVDD1 パッド、
PVSS2、PDN2、PDP2、PVDD2 パッド、
CL1〜CL4、CL5〜CL8 接続線、VSL1、VSL2 低電位側電源線、
VDL1、VDL2 高電位側電源線、ESDR1、ESDR2 静電気保護領域、
GN1〜GN5、GP1〜GP5 ゲート制御信号、
L1 1次コイル、L2 2次コイル、
10 送電装置、12 送電部、14 電圧検出回路、16 表示部、
20 送電制御装置、22 制御回路(送電側)、24 発振回路、
26 ドライバ制御回路、28 波形検出回路、30 デジタル電源調整回路、
32 アナログ電源調整回路、38 温度検出回路、39 リセット回路、
40 受電装置、42 受電部、43 整流回路、46 負荷変調部、
48 給電制御部、50 受電制御装置、52 制御回路(受電側)、
54 出力保証回路、56 位置検出回路、58 発振回路、
60 周波数検出回路、62 満充電検出回路、70 デジタル電源調整回路、
72 アナログ電源調整回路、74 リセット回路、90 負荷、
92 充電制御装置、94 バッテリ、100、104 N型用ゲート制御回路、
102、106 P型用ゲート制御回路、110 制御ロジック回路、
120 アナログ回路、130 制御ロジック回路、140 アナログ回路

Claims (14)

  1. デジタル電源の調整を行うデジタル電源調整回路と、
    アナログ電源の調整を行うアナログ電源調整回路と、
    論理セルを有し、前記デジタル電源調整回路により調整されたデジタル電源が供給されて動作する制御ロジック回路と、
    コンパレータ及びオペアンプの少なくとも一方を有し、前記アナログ電源調整回路により調整されたアナログ電源が供給されて動作するアナログ回路と、
    前記デジタル電源調整回路により調整された前記デジタル電源を供給するためのデジタル電源線と、前記アナログ電源調整回路により調整された前記アナログ電源を供給するためのアナログ電源線とが少なくとも配線される電源配線領域とを含み、
    前記制御ロジック回路の第1の方向側に、前記デジタル電源調整回路、前記アナログ回路及び前記アナログ電源調整回路が配置され、
    前記電源配線領域は、前記第1の方向に直交する方向を第2の方向とした場合に、前記制御ロジック回路と、前記デジタル電源調整回路、前記アナログ回路及び前記アナログ電源調整回路との間の領域に、前記第2の方向に沿って形成されることを特徴とする集積回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記デジタル電源調整回路の前記第2の方向側に前記アナログ回路が配置され、前記アナログ回路の前記第2の方向側に前記アナログ電源調整回路が配置されることを特徴とする集積回路装置。
  3. 請求項2において、
    前記第2の方向の反対方向を第4の方向とした場合に、前記デジタル電源調整回路の前記第4の方向側に、前記デジタル電源調整回路の調整対象となる電源が入力される第1の電源パッドが配置され、
    前記アナログ電源調整回路の前記第2の方向側に、前記アナログ電源調整回路の調整対象となる電源が入力される第2の電源パッドが配置されることを特徴とする集積回路装置。
  4. 請求項2又は3において、
    リセット信号を生成して集積回路装置の各回路に出力するリセット回路を含み、
    前記リセット回路は、前記デジタル電源調整回路と前記アナログ回路の間に配置されることを特徴とする集積回路装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかにおいて、
    前記デジタル電源調整回路により調整された前記デジタル電源が供給されて動作し、温度検出処理を行う温度検出回路を含み、
    前記温度検出回路は、前記デジタル電源調整回路と前記アナログ回路の間に配置されることを特徴とする集積回路装置。
  6. 請求項5において、
    前記温度検出回路は、
    基準コンデンサの一端のノードである発振ノードと前記デジタル電源との間に、基準抵抗と直列に設けられる基準測定用トランジスタと、
    前記発振ノードと前記デジタル電源との間に、コンデンサ温度測定用サーミスタと直列に設けられるコンデンサ温度測定用トランジスタと、
    前記発振ノードと前記デジタル電源との間に、周囲温度測定用サーミスタと直列に設けられる周囲温度測定用トランジスタと、
    前記発振ノードにそのドレインが接続される放電用トランジスタと、
    前記発振ノードの電圧が所与のしきい値電圧を超えた場合に、検出パルスを出力する検出回路とを含むことを特徴とする集積回路装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    第1のN型パワーMOSトランジスタ及び第1のP型パワーMOSトランジスタにより構成される第1の外部ドライバの前記第1のN型パワーMOSトランジスタを駆動する第1のプリドライバと、
    前記第1の外部ドライバの前記第1のP型パワーMOSトランジスタを駆動する第2のプリドライバを含み、
    前記第1、第2のプリドライバは、前記第1の方向の反対方向を第3の方向とした場合に、前記電源配線領域の前記第3の方向側に配置されることを特徴とする集積回路装置。
  8. 請求項において、
    前記第1、第2のプリドライバの低電位側電源線及び高電位側電源線は、集積回路装置の他の回路の低電位側電源線及び高電位側電源線と分離されて配線されることを特徴とする集積回路装置。
  9. 請求項7又は8において、
    前記第1のプリドライバの配置領域では、前記第1のプリドライバを構成する第1のN型トランジスタと第1のP型トランジスタとが配置され、
    前記第2のプリドライバの配置領域では、前記第2のプリドライバを構成する第2のN型トランジスタと第2のP型トランジスタとが配置され、
    前記第1のN型トランジスタ、前記第1のP型トランジスタ、前記第2のN型トランジスタ、前記第2のP型トランジスタの各々は、並列接続された複数のユニットトランジスタにより構成され、
    その各々が前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第1のN型用ゲート制御回路と、
    その各々が前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第1のP型用ゲート制御回路と、
    その各々が前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第2のN型用ゲート制御回路と、
    その各々が前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタのゲートの各々に入力される複数のゲート制御信号を出力する第2のP型用ゲート制御回路とを
    含むことを特徴とする集積回路装置。
  10. 請求項において、
    前記第1のN型用ゲート制御回路は、
    前記第1のN型トランジスタをオンにする場合には、前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第1のN型トランジスタをオフにする場合には、前記第1のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、
    前記第1のP型用ゲート制御回路は、
    前記第1のP型トランジスタをオンにする場合には、前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第1のP型トランジスタをオフにする場合には、前記第1のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、
    前記第2のN型用ゲート制御回路は、
    前記第2のN型トランジスタをオンにする場合には、前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第2のN型トランジスタをオフにする場合には、前記第2のN型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力し、
    前記第2のP型用ゲート制御回路は、
    前記第2のP型トランジスタをオンにする場合には、前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを異なるタイミングでオンにし、前記第2のP型トランジスタをオフにする場合には、前記第2のP型トランジスタを構成する複数のユニットトランジスタを同じタイミングでオフにするゲート制御信号を出力することを特徴とする集積回路装置。
  11. 請求項7乃至10のいずれかにおいて、
    第2のN型パワーMOSトランジスタ及び第2のP型パワーMOSトランジスタにより構成される第2の外部ドライバの前記第2のN型パワーMOSトランジスタを駆動する第3のプリドライバと、
    前記第2の外部ドライバの前記第2のP型パワーMOSトランジスタを駆動する第4のプリドライバを含み、
    前記第1、第2のプリドライバは、集積回路装置の第1の辺に沿って配置され、
    前記第3、第4のプリドライバは、集積回路装置の前記第1の辺に交差する第2の辺に沿って配置され、
    前記アナログ回路は、前記第2の辺に対向する第4の辺に沿って配置されることを特徴とする集積回路装置。
  12. 請求項11において、
    前記第1、第2のプリドライバの前記第2の方向側であって、前記第3、第4のプリドライバの前記第1の方向側に、前記第1、第2、第3、第4のプリドライバを制御する前記制御ロジック回路が配置されることを特徴とする集積回路装置。
  13. 請求項11又は12において、
    1次コイルと2次コイルを電磁的に結合させて送電装置から受電装置に対して電力を伝送し、前記受電装置の負荷に対して電力を供給する無接点電力伝送システムの前記送電装置に設けられる集積回路装置であって、
    前記第1の外部ドライバは、前記1次コイルの一端を駆動するための第1の送電ドライバであり、
    前記第2の外部ドライバは、前記1次コイルの他端を駆動するための第2の送電ドライバであることを特徴とする集積回路装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載の集積回路装置を含むことを特徴とする電子機器。
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