JP2008189853A - 光硬化性樹脂組成物及び塗装物 - Google Patents
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Abstract
Description
で表される3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシル化合物であって、該3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシル化合物の異性体の含有量が、3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシル化合物とその異性体の総和に対して、ガスクロマトグラフィーによるピーク面積の割合として20%以下である脂環式ジエポキシ化合物(A)10〜90重量%と、分子中に脂環エポキシ基又はグリシジル基を有する、前記脂環式ジエポキシ化合物(A)以外のエポキシ化合物(B1)、オキセタン化合物(B2)、ビニルエーテル化合物(B3)、エポキシ基及び水酸基のうち少なくとも何れかの基を1つ以上有するアクリル系共重合体(B4)及び2〜6官能ポリオール化合物(B5)から選択された少なくとも1種の化合物(B)90〜10重量%とからなる硬化性化合物(C)[(A)と(B)との合計は100重量%]100重量部に対して、光カチオン重合開始剤(D)0.01〜20重量部を配合した光硬化性樹脂組成物を提供する。
で表されるビシクロヘキシル−3,3′−ジエン化合物であって、該ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン化合物の異性体の含有量が、ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン化合物とその異性体の総和に対して、ガスクロマトグラフィーによるピーク面積の割合として20%未満である脂環式ジエン化合物をエポキシ化することにより得られる脂環式ジエポキシ化合物(A′)10〜90重量%と、分子中に脂環エポキシ基又はグリシジル基を有する、前記脂環式ジエポキシ化合物(A)以外のエポキシ化合物(B1)、オキセタン化合物(B2)、ビニルエーテル化合物(B3)、エポキシ基及び水酸基のうち少なくとも何れかの基を1つ以上有するアクリル系共重合体(B4)及び2〜6官能ポリオール化合物(B5)から選択された少なくとも1種の化合物(B)90〜10重量%とからなる硬化性化合物(C′)[(A′)と(B)との合計は100重量%]100重量部に対して、光カチオン重合開始剤(D)0.01〜20重量部を配合した光硬化性樹脂組成物を提供する。
本発明における脂環式ジエポキシ化合物(A)は、前記式(1)で表される3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシル化合物であって、不純物として含まれている該3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシル化合物の異性体の含有量が、3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシル化合物とその異性体の総和に対して、ガスクロマトグラフィーによるピーク面積の割合として20%以下である。
測定装置:HP6890(ヒューレットパッカード社製)
カラム:HP−5、長さ30m、膜厚0.25μm、内径0.32mm
液相 5%−ジフェニル−95%−ジメチルポリシロキサン
キャリアガス:窒素
キャリアガス流量:1.0ml/分
検出器:FID
注入口温度:250℃
検出器温度:300℃
昇温パターン(カラム):100℃で2分保持、5℃/分で300℃まで昇温、30 0℃で10分保持
スプリット比:100
サンプル:1μl(エポキシ化合物:アセトン=1:40)
で表される4,4′−ジヒドロキシビシクロヘキシル化合物を、有機溶媒中、脱水触媒の存在下、副生する水を留去しながら脱水反応を行うことにより得られる。
測定装置:HP6890(ヒューレットパッカード社製)
カラム:HP−5、長さ60m、内径0.32mm
液相 5%−ジフェニル−95%−ジメチルポリシロキサン
キャリアガス:窒素
キャリアガス流量:2.6ml/分
検出器:FID
注入口温度:250℃
検出器温度:250℃
昇温パターン(カラム):60℃で5分保持、10℃/分で300℃まで昇温
スプリット比:100
サンプル:1μl
本発明の光硬化性樹脂組成物では、前記成分(A)[又は(A′)]とともに、分子中に脂環エポキシ基又はグリシジル基を有する、前記脂環式ジエポキシ化合物(A)以外のエポキシ化合物(B1)、オキセタン化合物(B2)、ビニルエーテル化合物(B3)、エポキシ基及び水酸基のうち少なくとも何れかの基を1つ以上有するアクリル系重合体(B4)及び2〜6官能ポリオール化合物(B5)から選択された少なくとも1種の化合物(B)を含んでいる。
エポキシ基含有モノマー:3〜45重量部(好ましくは5〜40重量部)
水酸基含有モノマー:3〜45重量部(好ましくは5〜40重量部)
他のモノマー:94〜10重量部(好ましくは90〜20重量部)
本発明において使用される光カチオン重合開始剤(D)は、紫外線等の活性エネルギー線照射によってカチオンを発生して脂環式ジエポキシ化合物(A)[又は(A′)]および化合物(B)の重合を開始させる化合物であり、例えば、下記式(I)〜(XV)で示されるヘキサフルオロアンチモネート塩、ペンタフルオロヒドロキシアンチモネート塩、ヘキサフルオロホスフェート塩、ヘキサフルオロアルゼネート塩及びその他のカチオン重合開始剤を挙げることができる。
(式中、Arはアリール基、例えばフェニル基を表わし、X-はPF6 -、SbF6 -又はAsF6 -を表わす)
Ar3S+・X- (II)
(式中、Ar及びX-は上記と同じ意味を有する)
本発明の光硬化性樹脂組成物は、以上に述べた各成分を混合し、均一な塗料組成物となるように撹拌することにより調製することができる。例えば、各成分を混合し、必要に応じて加温(例えば50℃程度)し、ディソルバーなどの撹拌機にて均一になるまで、例えば10分間程度撹拌することにより調製することができる。
(1)ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン及びその異性体のガスクロマトグラフィー(GC分析)
測定装置:HP6890(ヒューレットパッカード社製)
カラム:HP−5、長さ60m、内径0.32mm
液相 5%−ジフェニル−95%−ジメチルポリシロキサン
キャリアガス:窒素
キャリアガス流量:2.6ml/分
検出器:FID
注入口温度:250℃
検出器温度:250℃
昇温パターン(カラム):60℃で5分保持、10℃/分で300℃まで昇温
スプリット比:100
サンプル:1μl
ビシクロヘキシル−3,3′−ジエンとその異性体との比は次のようにして求めた。すなわち、上記条件でGC分析を行い、保持時間20.97分付近に出る最大ピーク(ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン)の面積と、その直前に現れる20.91分付近のピーク(異性体)の面積に基づいて、ビシクロヘキシル−3,3′−ジエンに対する異性体の含有比を求めた。すなわち、異性体比率(%)は、異性体面積÷(異性体面積+ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン面積)×100で算出される。
測定装置:HP6890(ヒューレットパッカード社製)
カラム:HP−5、長さ30m、膜厚0.25μm、内径0.32mm
液相 5%−ジフェニル−95%−ジメチルポリシロキサン
キャリアガス:窒素
キャリアガス流量:1.0ml/分
検出器:FID
注入口温度:250℃
検出器温度:300℃
昇温パターン(カラム):100℃で2分保持、5℃/分で300℃まで昇温、30 0℃で10分保持
スプリット比:100
サンプル:1μl(エポキシ化合物:アセトン=1:40)
3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシルとその異性体との比は次のようにして求めた。すなわち、上記条件でGC分析を行い、保持時間19.8分から20.0分付近に出る最大ピーク2本[3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシル(2本のピークは立体異性体の存在による)]の合計面積と、その直前に現れる19.1分から19.5分付近のピーク3本(異性体)の合計面積に基づいて、3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシルに対する異性体の含有比を求めた。すなわち、異性体比率(%)は、異性体合計面積÷(異性体合計面積+3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシル合計面積)×100で算出される。
測定装置:ヒューレットパッカード社製、HP6890(GC部)、5973(MS 部)
カラム:HP−5MS、長さ30m、膜厚0.25μm、内径0.25mm
液相 5%−ジフェニル−95%−ジメチルポリシロキサン
昇温パターン(カラム):100℃で2分保持、5℃/分で300℃まで昇温、30 0℃で18分保持
注入口温度:250℃
MSDトランスファーライン温度:280℃
キャリアガス:ヘリウム
キャリアガス流量:0.7ml/分(コンスタントフロー)
スプリット比:スプリットレス
サンプル注入量:1.0μl
測定モード:EI
イオン源温度:230℃
四重極温度:106℃
MS範囲:m/z=25〜400
サンプル調製:サンプル0.1gをアセトン3.0gに溶解
合成例1で得られた脂環式ジエポキシ化合物をGC−MS分析に付した。その結果(ガスクロマトグラムと各成分のMSスペクトル)を図5〜14に示す。保持時間17.73分、17.91分、18.13分のピークが3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシルの異性体のピークであり、18.48分、18.69分のピークが3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシルのピークである。上記GC分析の場合と分析条件が若干異なるので各ピークの保持時間は異なるが、出現する順序は同じである。図5はガスクロマトグラムと保持時間17.73分のピークのMSスペクトルであり、図6はその拡大図である。図7はガスクロマトグラムと保持時間17.91分のピークのMSスペクトルであり、図8はその拡大図である。図9はガスクロマトグラムと保持時間18.13分のピークのMSスペクトルであり、図10はその拡大図である。図11はガスクロマトグラムと保持時間18.48分のピークのMSスペクトルであり、図12はその拡大図である。図13はガスクロマトグラムと保持時間18.69分のピークのMSスペクトルであり、図14はその拡大図である。MSスペクトルによれば、上記何れの成分もm/z=194の分子イオンピークを有している。
表1に従い調製した実施例1〜3、比較例1〜5の硬化性組成物をアプリケーターを用いてアルミ標準試験板上にそれぞれ乾燥膜厚が10μmとなるように塗装し、UV照射装置(アイグラフィックス(株)製、商品名「ECS−401GX」)を用いて、前記塗膜に紫外線を照射(積算光量280mJ/cm2)して硬化させた直後のベタツキの程度を3段階で判断した。
○:ベタツキがまったく認められない。
△:ややベタツキが認められる。
×:明らかにベタツキが認められる。
表1に従い調製した実施例1〜3、比較例1〜5の硬化性組成物をアプリケーターを用いて鋼板上にそれぞれ20μmの厚みに塗布した。UV照射装置(アイグラフィックス(株)製、商品名「ECS−401GX」)を用いて、前記塗膜に紫外線を照射(積算光量500mJ/cm2)して硬化させた後、80℃で1時間ポストキュアすることで試験片を作製した。4mmφの円筒型エッジを装着した剛体振り子型粘弾性測定器((株)エー・アンド・ディー製「RPT3000」)を用いて、30℃から300℃まで測定を行い、複数観測された対数減衰率のピークのうち、最も低温側の対数減衰率のピーク温度をガラス転移温度(Tg)とした。
表1に従い調製した実施例1〜3、比較例1〜5の硬化性組成物をアプリケーターを用いてアルミ標準試験板上にそれぞれ乾燥膜厚が10μmとなるように塗装し、UV照射装置(アイグラフィックス(株)製、商品名「ECS−401GX」)を用いて、前記塗膜に紫外線を照射(積算光量280mJ/cm2)して硬化させた後、150℃で3分間ポストキュアすることで試験片を作製した。得られた試験塗装板の塗膜に、JIS K5400 8.4.2(1990)に規定する鉛筆引っかき試験を行った。評価はやぶれ法で行った。
表1に従い調製した実施例1〜3、比較例1〜5の硬化性組成物をアプリケーターを用いてアルミ標準試験板上にそれぞれ乾燥膜厚が10μmとなるように塗装し、UV照射装置(アイグラフィックス(株)製、商品名「ECS−401GX」)を用いて、前記塗膜に紫外線を照射(積算光量280mJ/cm2)して硬化させた後、150℃で3分間ポストキュアすることで試験片を作製した。得られた試験塗装板の塗膜に、JIS K5400 8.5.2(1990)碁盤目テープ法に準じて、試験塗装板の塗装面に1.5mm×1.5mmのマス目を100個作成し、その表面に粘着セロハンテープを貼着し、急激に剥がした後のマス目の状態を以下の基準によって評価した。
10点:切り傷1本ごとが、細かくて両側が滑らかで、切り傷の交点と正方形の一目一目にはがれがない。
8点:切り傷の交点にわずかなはがれがあって、正方形の一目一目にはがれがなく、欠損部の面積は全正方形面積の5%以内。
6点:切り傷の両側と交点とにはがれがあって、欠損部の面積は全正方形面積の5〜15%。
4点:切り傷によるはがれの幅が広く、欠損部の面積は全正方形面積の15〜35%。
2点:切り傷によるはがれの幅は4点よりも広く、欠損部の面積は全正方形面積の35〜65%。
0点:はがれの面積は、全正方形面積の65%以上。
表1に従い調製した実施例1〜3、比較例1〜5の硬化性組成物をアプリケーターを用いてPETフィルム上にそれぞれ乾燥膜厚が10μmとなるように塗装し、UV照射装置(アイグラフィックス(株)製、商品名「ECS−401GX」)を用いて、前記塗膜に紫外線を照射(積算光量280mJ/cm2)して硬化させた後、目視にて硬化収縮の程度を判断した。
○:フィルムが全くカールしなかった。
△:一部にわずかにカールが認められた。
×:全体に大きくカールが認められた。
95重量%硫酸70g(0.68モル)と1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)55g(0.36モル)を撹拌混合して脱水触媒を調製した。
撹拌機、温度計、および脱水管を備え且つ保温された留出配管を具備した3リットルのフラスコに、下記式(3a)
得られたビシクロヘキシル−3,3′−ジエン(異性体を含む)243g、酢酸エチル730gを反応器に仕込み、窒素を気相部に吹き込みながら、かつ、反応系内の温度を37.5℃になるようにコントロールしながら約3時間かけて30重量%過酢酸の酢酸エチル溶液(水分率0.41重量%)274gを滴下した。過酢酸溶液滴下終了後、40℃で1時間熟成し反応を終了した。さらに30℃で反応終了時の粗液を水洗し、70℃/20mmHgで低沸点化合物の除去を行い、脂環式エポキシ化合物270gを得た。このときの収率は93%であった。粘度(25℃)を測定したところ、84mPa・sであった。得られた脂環式エポキシ化合物のオキシラン酸素濃度は15.0重量%であった。また1H−NMRの測定では、δ4.5〜5ppm付近の内部二重結合に由来するピークが消失し、δ3.1ppm付近にエポキシ基に由来するプロトンのピークの生成が確認され、下記式(1a)
異性体比率=(2262+1715+5702)÷(2262+1715+5702 +28514+74587)×100=9%
撹拌機、温度計、および脱水管を備え且つ保温された留出配管を具備した3リットルのフラスコに、水添ビフェノール840g(4.24モル)、リン酸170g(1.73モル)、ウンデカン2350gを入れ、フラスコを加熱した。内温が110℃を超えたあたりから水の生成が確認された。さらに昇温を続けてウンデカンの沸点まで温度を上げ(内温189〜194℃)、常圧で脱水反応を行った。副生した水は留出させ、脱水管により系外に排出した。なお、p−トルエンスルホン酸は反応条件下において反応液に完全に溶解していた。5時間半経過後、ほぼ理論量の水(150g)が留出したため反応終了とした。反応終了液を10段のオールダーショウ型の蒸留塔を用い、ウンデカンを留去した後、内部圧力10Torr(1.33kPa)、内温138〜141℃にて蒸留し、474.2gのビシクロヘキシル−3,3′−ジエンを得た。GC分析の結果、得られたビシクロヘキシル−3,3′−ジエン中には異性体が含まれており、ビシクロヘキシル−3,3′−ジエンと異性体の含有比は87:13であった。
得られたビシクロヘキシル−3,3′−ジエン(異性体を含む)243g、酢酸エチル730gを反応器に仕込み、窒素を気相部に吹き込みながら、かつ、反応系内の温度を37.5℃になるようにコントロールしながら約3時間かけて30重量%過酢酸の酢酸エチル溶液(水分率0.41重量%)274gを滴下した。過酢酸溶液滴下終了後、40℃で1時間熟成し反応を終了した。さらに30℃で反応終了時の粗液を水洗し、70℃/20mmHgで低沸点化合物の除去を行い、脂環式エポキシ化合物261gを得た。このときの収率は90%であった。粘度(25℃)を測定したところ、75mPa・sであった。得られた脂環式エポキシ化合物のオキシラン酸素濃度は15.0重量%であった。また1H−NMRの測定では、δ4.5〜5ppm付近の内部二重結合に由来するピークが消失し、δ3.1ppm付近にエポキシ基に由来するプロトンのピークの生成が確認され、3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシルであることが確認された。GC分析の結果、得られた脂環式エポキシ化合物中には3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシルとその異性体が含まれており、異性体比率は14%であった(図2参照)。異性体比率は次式により算出した。
異性体比率=(2821+2108+6988)÷(2821+2108+6988 +20792+54602)×100=14%
撹拌機、20段の蒸留塔、温度計を備えている10リットルの四つ口フラスコに、水添ビフェノール6kgと硫酸水素カリウム620gを加えた。続いて、フラスコを180℃に加熱し、水添ビフェノールを融解後、撹拌を開始した。蒸留塔の塔頂より副生水を留出させながら反応を続け、3時間経過後、反応系内を10Torr(1.33kPa)に減圧し、水とビシクロヘキシル−3,3′−ジエンを蒸留塔の最上段より連続的に系外に留出させた。系外に留去させた水とビシクロヘキシル−3,3′−ジエンはデカンターで二層に分離させ、上層液のみを取り出した。その後、4時間かけて反応温度を220℃まで上げ、水とビシクロヘキシル−3,3′−ジエンの留去が無くなった時点で反応終了とした。ビシクロヘキシル−3,3′−ジエンの留出粗液の収量は4507gであった。上記ビシクロヘキシル−3,3′−ジエンの留出粗液4500gを撹拌機、20段の蒸留塔、温度計を備えている5リットルの四つ口フラスコに入れ、オイルバスで180℃に昇温した。その後、反応系内を10Torr(1.33kPa)に減圧し、水を留去してから蒸留塔の最上段の温度を145℃に維持し、還流比1で5時間かけてビシクロヘキシル−3,3′−ジエンを蒸留精製し、無色透明の液体を得た。収量は4353gであった。前記液体についてGC分析を行った結果、得られたビシクロヘキシル−3,3′−ジエン中には異性体が含まれており、ビシクロヘキシル−3,3′−ジエンと異性体の含有比は80:20であった。
得られたビシクロヘキシル−3,3′−ジエン(異性体を含む)243g、酢酸エチル730gを反応器に仕込み、窒素を気相部に吹き込みながら、かつ、反応系内の温度を37.5℃になるようにコントロールしながら約3時間かけて30重量%過酢酸の酢酸エチル溶液(水分率0.41重量%)274gを滴下した。過酢酸溶液滴下終了後、40℃で1時間熟成し反応を終了した。さらに30℃で反応終了時の粗液を水洗し、70℃/20mmHgで低沸点化合物の除去を行い、脂環式エポキシ化合物267gを得た。このときの収率は92%であった。粘度(25℃)を測定したところ、63mPa・sであった。得られた脂環式エポキシ化合物のオキシラン酸素濃度は14.9重量%であった。また1H−NMRの測定では、δ4.5〜5ppm付近の内部二重結合に由来するピークが消失し、δ3.1ppm付近にエポキシ基に由来するプロトンのピークの生成が確認され、3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシルであることが確認された。GC分析の結果、得られた脂環式エポキシ化合物には3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシルとその異性体が含まれており、異性体比率は21%であった(図3参照)。異性体比率は次式により算出した。
異性体比率=(5404+3923+13067)÷(5404+3923+130 67+23563+60859)×100=21%
撹拌機及び冷却器を備えたフラスコに、「セロキサイド2021P」[ダイセル化学工業(株)製、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート]1800重量部を仕込み、撹拌しながら95℃まで加温した。ついで同温度に保持しながら、この中に、グリシジルメタクリレート100重量部、メタクリル酸n−ブチル150重量部、メタクリル酸メチル200重量部、アクリル酸n−ブチル200重量部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル5重量部及び2,2′−アゾビスイソブチロニトリル50重量部を予めトルエンに混合溶解した混合物を4時間かけて滴下し、重合を行った後、減圧蒸留によりトルエンを除去してアクリル系共重合体1を得た。得られたアクリル系共重合体1の数平均分子量は約2500であった。
撹拌機及び冷却器を備えたフラスコに、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート[商品名「セロキサイド2021P」、ダイセル化学工業(株)製]1800重量部を仕込み、撹拌しながら95℃まで加温した。ついで同温度に保持しながら、この中に、エポキシシクロへキシルメチルメタクリレート[商品名「サイクロマーM−100」、ダイセル化学工業(株)製]150重量部、メタクリル酸n−ブチル200重量部、メタクリル酸メチル150重量部、アクリル酸n−ブチル100重量部及び2,2′−アゾビスイソブチロニトリル50重量部を予めトルエンに混合溶解した混合物を4時間かけて滴下し、重合を行った後、減圧蒸留によりトルエンを除去してアクリル系共重合体2を得た。得られたアクリル系共重合体2の数平均分子量は約4500であった。
表1、表2に記載されている配合比で光硬化性樹脂組成物を調製して、上記各物性を測定した。各成分の配合は、シンキー社製の「泡取り練り太郎」を用いて室温下、20分撹拌しながら混合することにより行なった。結果を表1、表2に示す。
合成例1:合成例1で得られた脂環式ジエポキシ化合物
合成例2:合成例2で得られた脂環式ジエポキシ化合物
比較合成例1:比較合成例1で得られた脂環式ジエポキシ化合物
CEL−2021P:ダイセル化学工業(株)製「セロキサイド2021P」(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート)
CEL−2081:ダイセル化学工業(株)製「セロキサイド2081」(イプシロン−カプロラクトン変性3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート)
OXE:宇部興産(株)製(3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン)
PCL308:ダイセル化学工業(株)製「PCL308」(3官能ポリエステルポリオール)
VE:日本カーバイド(株)製(シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル)
アクリル系共重合体1:製造例1で得られたアクリル系共重合体(アクリル系共重合体と3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートとの混合物)
アクリル系共重合体2:製造例2で得られたアクリル系共重合体(アクリル系共重合体と3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキサンカルボキシレートとの混合物)
UVACURE1590:ダイセル・サイテック(株)製「UVACURE-1590」(スルホニウム塩系の光カチオン重合開始剤)
CHIVACURE1176:ダブルボンドケミカル(株)製「CHIVACURE1176」(スルホニウム塩系の光カチオン重合開始剤)
BYK−361N:BYKChemie(ビックケミー)社製「BYK−361N」(アクリル系レベリング剤)
Claims (8)
- 下記式(1)
で表される3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシル化合物であって、該3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシル化合物の異性体の含有量が、3,4,3′,4′−ジエポキシビシクロヘキシル化合物とその異性体の総和に対して、ガスクロマトグラフィーによるピーク面積の割合として20%以下である脂環式ジエポキシ化合物(A)10〜90重量%と、分子中に脂環エポキシ基又はグリシジル基を有する、前記脂環式ジエポキシ化合物(A)以外のエポキシ化合物(B1)、オキセタン化合物(B2)、ビニルエーテル化合物(B3)、エポキシ基及び水酸基のうち少なくとも何れかの基を1つ以上有するアクリル系共重合体(B4)及び2〜6官能ポリオール化合物(B5)から選択された少なくとも1種の化合物(B)90〜10重量%とからなる硬化性化合物(C)[(A)と(B)との合計は100重量%]100重量部に対して、光カチオン重合開始剤(D)0.01〜20重量部を配合した光硬化性樹脂組成物。 - さらに、レベリング剤を、硬化性化合物(C)100重量部に対して0.01〜10重量部含有する請求項1記載の光硬化性樹脂組成物。
- 下記式(2)
で表されるビシクロヘキシル−3,3′−ジエン化合物であって、該ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン化合物の異性体の含有量が、ビシクロヘキシル−3,3′−ジエン化合物とその異性体の総和に対して、ガスクロマトグラフィーによるピーク面積の割合として20%未満である脂環式ジエン化合物をエポキシ化することにより得られる脂環式ジエポキシ化合物(A′)10〜90重量%と、分子中に脂環エポキシ基又はグリシジル基を有する、前記脂環式ジエポキシ化合物(A)以外のエポキシ化合物(B1)、オキセタン化合物(B2)、ビニルエーテル化合物(B3)、エポキシ基及び水酸基のうち少なくとも何れかの基を1つ以上有するアクリル系共重合体(B4)及び2〜6官能ポリオール化合物(B5)から選択された少なくとも1種の化合物(B)90〜10重量%とからなる硬化性化合物(C′)[(A′)と(B)との合計は100重量%]100重量部に対して、光カチオン重合開始剤(D)0.01〜20重量部を配合した光硬化性樹脂組成物。 - さらに、レベリング剤を、硬化性化合物(C′)100重量部に対して0.01〜10重量部含有する請求項3記載の光硬化性樹脂組成物。
- 自動車クリア塗料、プラスチックフィルム用トップコート剤、プラスチック部品保護用コート剤、金属材料保護用コート剤又はカラーフィルター保護膜形成用コート剤として用いられる請求項1〜4の何れかの項に記載の光硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜5の何れかの項に記載の光硬化性樹脂組成物に活性エネルギー線を照射して得られる硬化物。
- 請求項1〜5の何れかの項に記載の光硬化性樹脂組成物を被塗装物表面に塗布し、活性エネルギー線を照射して得られる塗装物。
- 塗装金属缶、塗装金属板又は塗装樹脂フィルムである請求項7記載の塗装物。
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