JP2008169826A - 遠心羽根車および遠心送風機 - Google Patents

遠心羽根車および遠心送風機 Download PDF

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Abstract

【課題】騒音を低減でき、大きさを小型化することができる遠心羽根車と遠心送風機を提供することを目的とする。
【解決手段】遠心羽根車14の主板15の裏側面21に主板15と同心の円筒壁22を備えることにより、逆流29がブレード18から離れた場所で発生するため、ブレード18の主板15近傍のブレードから流出した流れ28と逆流29が衝突することを回避して、ブレード18の主板15近傍が有効な仕事ができず送風効率が低下することを抑制することができ、また衝突による乱流騒音の発生を抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる遠心羽根車14と遠心送風機1を得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、換気送風機器や空気調和機器等に使用される遠心羽根車と遠心送風機に関するものである。
近年、居住および非居住空間で使用される換気送風機器および空気調和機器において、設置スペースの減少に伴い機器の小型化が要求される一方、送風効率を向上し、騒音を低減した遠心羽根車と遠心送風機が要求されている。
以下、この種の遠心羽根車と遠心送風機について、図14を参照しながら説明する。図14に示すように、遠心送風機101はベルマウス状の吸込み口102を備えた吸込み板103と前記吸込み板103に対向する背板104とで渦巻き状で吐出口105を有する側壁106を挟んで構成されたケーシング107と、ケーシング107の内部に、環状の側板108と、この側板108側に凸となるコーン形状の絞り部109を有する主板110と、側板108と主板110とによって複数のブレード111を挟むように取り付けられ多翼羽根車形状を形成する遠心羽根車112が、背板104に取り付けられた電動機113の回転軸114に連結された構成になっている(例えば、特許文献1参照)。
上記構成により、回転軸114に電動機113から駆動力を与えて遠心羽根車112を回転させることにより、吸込み空気115が、吸込み口102を通過し、ブレード111へ流入して昇圧され、ブレード111から流出して更に渦巻き状のケーシング107を通る際に徐々に動圧が静圧に変換され、吐出口105から外部へ排出される。このとき、ブレード111から流出しケーシング107を通る流れ116の圧力が高いため、ブレード111から流出した流れ116の一部が主板110と背板104との間に流れ込む逆流117が発生するが、逆流117がよどんだ状態で滞留し送風性能が低下することを防ぐため、主板110に通風穴118を設け、逆流117がブレード111に再び流れ込む循環流れ119を形成するようにし、送風効率の低下を抑制する。また、通風穴118は、吸込み空気115が絞り部109にぶつかってブレード111に流入することを抑制する働きや、吸込み空気115や循環流れ119を電動機113に導き、電動機113の冷却を促進する働きも備える。
また、別の従来の遠心送風機について、図15を参照しながら説明する。図15に示すように、ケーシング107の背板104のうち遠心羽根車112より外側の部分が回転軸方向に膨出し、さらにその膨出の度合いが回転方向に吐出口105に向かって大きくなった構成となっている。例えば、特許文献2参照。
上記構成により、遠心羽根車112から流出した流れが通ることのできる流路が広くなり、また吐出口105に向かうに従って流路が徐々に拡大するために、遠心送風機101の効率の向上や騒音の低減を図ることができる。
特許第3629690号公報 特許第2690005号公報
特許文献1のような従来の遠心羽根車112と遠心送風機101では、ブレード111から流出した流れ116の一部が主板110と背板104との間に逆流して循環流れ119を形成する際、ブレード111の主板110近傍から流出した流れ116と逆流117が衝突し、ブレード111の主板110近傍が有効な仕事ができず送風効率が低下し、また流れ116と逆流117の衝突により循環流れ119が乱れた状態でブレード111に再流入するため送風効率が低下するという課題があり、送風効率を向上することが要求されている。
また、主板110近傍のブレード111から流出した流れ116と逆流117の衝突により乱流騒音が発生し騒音が発生するという課題があり、騒音を低減することが要求されている。
また、遠心送風機112を小型化するために電動機113の一部をコーン状の絞り部109に配置しようとしても、電動機113と遠心羽根車112の大きさの関係からの絞り部109の高さに制限があるため、小型化することが困難であるという課題があり、遠心送風機112の大きさを小型化することが要求されている。
また、特許文献2のような遠心送風機101では、ケーシング107は一部が螺旋形状なった複雑な形状の背板104を含む複雑な構造となり、製作が難しく、コストが増大するという課題があり、構造を簡素化して製作コストを低コスト化することが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、送風効率を向上でき、騒音を低減でき、大きさを小型化することができ、構造を簡素化して低コスト化できる遠心羽根車と遠心送風機をすることを目的としている。
本発明の送風機は上記目的を達成するために、円盤状の主板と、主板の表側面の外周側に環状に配設された複数のブレードと、ブレードの先端部に取り付けられる環状板とを備えた遠心羽根車で、主板の裏側面に主板と同心の円筒壁を備えたことを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、遠心羽根車が回転することによりブレードから流出した流れが、主板の裏側面に主板と同心の円筒壁を備えたことにより、主板の裏側面へ回り込んで回転する主板の裏側面の摩擦力によって流れを乱され、送風効率が低下することを抑制することができ、また回転する円筒壁の摩擦力によりブレードから流出した流れに対し回転方向に力を加えることができ、送風効率を向上することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、主板に空気が流通するための通風穴を備えたことを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、遠心羽根車が回転して吸込み空気がブレードへ流入して昇圧され、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面を逆流して主板の通風穴を通って再びブレードへ流れ込む循環流れを形成する際、円筒壁を備えることにより逆流がブレードから離れた場所で発生するため、ブレードの主板近傍から流出した流れと逆流が衝突することを回避して、ブレードの主板近傍が有効な仕事ができず送風効率が低下することを抑制することができ、また衝突による乱流騒音の発生を抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、主板の表面側に環状に配設された複数のブレードが多翼羽根車を形成することを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、多翼羽根車の特徴である小型・高圧・低騒音の特徴を備えることができるため、大きさを小型化することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、ブレードの内径Dbiと通風穴の外径Dhが同一であることを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面を逆流して主板の通風穴を通って再びブレードへ流れ込む際、通風穴の外周エッジによって乱れが発生してブレードへの流入が乱れて送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、ブレードの外径Dboと円筒壁の外径Dwoが同一であることを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、ブレードから流出した流れが主板と円筒との段差により乱れることを抑制して送風効率を向上し、騒音を低減することができ、また主板に通風穴を備えた場合、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面へ逆流する際に主板と円筒壁の段差で乱れを発生して送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、外径Dwの異なる二つの円筒壁により、内側円筒壁と外側円筒壁を構成したことを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、内側円筒壁と外側円筒壁を備えることにより、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面へ逆流することを二重にせき止めることができるため、循環流れの量を低減することができ、送風効率を向上することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、内側の円筒壁の内径Dwiが通風穴の外径Dhと同一であることを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面へ逆流して主板の通風穴を通って再びブレードへ流れ込む際に主板と内側円筒壁の段差で乱れが発生してブレードへの流入が乱れて送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、円筒壁が吸音材料であることを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、羽根車近傍の騒音を吸音することにより、騒音を低減することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、内側円筒壁と外側円筒壁で囲まれる空間を塞ぐ蓋を備えたことを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、内側円筒壁と外側円筒壁で囲まれる空間を塞ぐ蓋を備えることにより、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面へ逆流する際に、蓋によって径方向に距離を持って逆流をせき止めることができるため、循環流れの量を低減することができ、送風効率を向上することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、円筒壁の一部に孔を備え、共鳴消音器を形成したことを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、共鳴消音器により羽根車近傍の騒音を消音することができ、騒音を低減することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、内側円筒壁と外側円筒壁と蓋で囲まれる円管状空間に吸音材を充填したことを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、共鳴消音器による消音と吸音材による吸音ができ、羽根車近傍の騒音を低減することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、円筒壁の高さHwがブレードの高さHbの30〜40%であることを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、円筒壁による逆流の衝突回避の効果が保てる程度に円筒壁の高さを設定することにより、送風効率を向上でき、騒音を低減でき、大きさを小型化することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、主板のブレードより内側の部分がコーン状に突出したことを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、通風穴の三次元的な面積を大きくすることができるため、ブレードから流出した流れの一部が逆流する際に通風穴をスムーズに通過して再びブレードへ流れこむことができるため、ブレードへの流入が乱れて送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、主板のブレードと接合する領域が、径方向外側に向かって円筒壁側に傾斜していることを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、吸込み空気がブレードを通過する間に流路面積が徐々に拡大するため、ブレードから流出した流れが急拡大して拡大損失を発生することを抑制することができ、送風効率を向上することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、円筒壁の外径Dwoが円筒壁の先端に向かって漸次拡大していることを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、吸込み空気はブレードの先端側から吸込まれてブレードから流出するため、ブレードから流出した流れは斜め方向に流出するが、円筒壁の外径Dwoが円筒壁の先端に向かって漸次拡大していることにより、ブレードから斜め方向に流出した流れが主板の外周で剥離して送風効率が低下することを抑制することができ、送風効率を向上することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、円筒壁と主板のいずれかに水抜き穴を備えたことを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、主板の裏側面が上向きになる状態で使用している場合に、空気中の水分が凝縮して内側円筒壁と外側円筒壁で囲まれる円管状空間に滞留した水が回転開始時に飛び出すことを防止することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、円筒壁の内側にバランス用重りを取り付けるようにしたことを特徴とする遠心羽根車としたものである。
この手段により、羽根車の回転バランスを取るための重りに流れが衝突して送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる遠心羽根車が得られる。
また他の手段は、遠心羽根車と回転軸を備えた電動機とケーシングとを備え、遠心羽根車は請求項1〜17いずれかに記載の遠心羽根車でケーシング内で主板が電動機の回転軸に固定され、ケーシングはベルマウス状の吸込み口を備えた吸込み板と吸込み板に対向する背板と渦巻き状の側壁と吐出口とを備えたことを特徴とする遠心送風機としたものである。
この手段により、ベルマウス状の吸込み口を備えた吸込み板と吸込み板に対向する背板と渦巻き状の側壁とを備えたことにより、ケーシングの渦巻状の側壁により遠心羽根車のブレードから流出した流れの動圧を徐々に静圧に変換して送風効率を向上することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、背板の遠心羽根車よりも外側の部分と吸込み口との距離が主板と吸込み口との距離よりも大きいことを特徴とする遠心送風機としたものである。
この手段により、吸込み空気はブレードの先端側から吸込まれてブレードから流出するため、ブレードから流出した流れは斜め方向に流出するが、背板の遠心羽根車よりも外側の部分と吸込み口との距離が主板と吸込み口との距離よりも大きいためブレードから流出した流れが背板にぶつかる速度を低減することができ、また、遠心羽根車に円筒壁を備えるため、ブレードから流出し背板にぶつかった流れの一部が主板の裏側に流れ込んで送風効率が低下することを抑制することができ、またケーシング内の流路を拡大することができるためケーシング内での風速を低減することができ、送風効率を向上することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、背板が平板であることを特徴とする遠心送風機としたものである。
この手段により、簡素なケーシングの構造でブレードの高さよりもケーシングの吸込み板と背板の距離を大きくして流路を拡大することができるため、低コストな構造で送風効率を向上することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、ケーシング高さHcが舌部付近から吐出口に向かって徐々に拡大するように背板の遠心羽根車よりも外側に螺旋状部を備えたことを特徴とする遠心送風機としたものである。
この手段により、背板が舌部から吐出口に向かって傾斜した螺旋状部を備えるため、遠心羽根車のブレードから流出した流れが、背板にぶつかることにより吐出口の方向に流れの方向を変更するため、送風効率を向上することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、背板の螺旋状部が、ケーシングの舌部付近で主板と同等の軸方向位置で、ケーシングの吐出口で円筒壁と同等の軸方向位置となっていることを特徴とする遠心送風機としたものである。
この手段により、背板の螺旋状の部分と遠心羽根車の円筒壁の軸方向位置を同等にすることができるため、遠心送風機の回転軸方向高さを小型化することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、背板の螺旋状部が別部品となっていることを特徴とする遠心送風機としたものである。
この手段により、背板の螺旋状部が別部品となっているので、側壁や電動機などと接合される背板の主体部が平板のような簡素な構造にでき、また螺旋状部も平板で容易に製作できるため、構造を簡素化して製作コストを低減することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、主板に通風穴を備えた遠心羽根車をケーシング内に有することを特徴とする遠心送風機としたものである。
この手段により、遠心羽根車のブレードの主板近傍から流出した流れと逆流が衝突することを回避して、送風効率を向上でき、また逆流により電動機の冷却をすることができるため、発熱量が大きな低コストの電動機を採用することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、背板に遠心羽根車と同心でケーシングの外側に突出する突出部を備え、背板と主板の回転軸方向位置を同一としたことを特徴とする遠心送風機としたものである。
この手段により、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面へ逆流する際に、背板と円筒壁が面する面積が増大するため、逆流をせき止めることができ、循環流れの量を低減することができ、またブレードから流出した流れが急拡大して拡大損失を発生することを抑制することができ、送風効率を向上することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、円筒壁の内側に電動機の少なくとも一部を内包することを特徴とする遠心送風機としたものである。
この手段により、遠心羽根車と電動機を合わせた高さ寸法を小さくすることができ、大きさを小型化することができる遠心送風機が得られる。
また他の手段は、遠心羽根車の主板の外径が、ブレードの外径と円筒壁の外径のどちらよりも大きいことを特長とする遠心送風機としたものである。
この手段により、ブレードから流出した流れが主板の外径まで届く間に流路面積を徐々に拡大させ風速を低減させることができるため、流れが急拡大して拡大損失を発生することを抑制することができ、また同時に、ケーシングの側壁が渦巻状であることにより発生する円筒壁の周りでの強い旋回流がブレードから流出する流れと衝突することを抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる遠心送風機が得られる。
本発明によれば、送風効率を向上でき、騒音を低減でき、大きさを小型化することができ、構造を簡素化して低コスト化できる遠心羽根車と遠心送風機を提供できる。
本発明の請求項1記載の発明は、円盤状の主板と、主板の表側面の外周側に環状に配設された複数のブレードと、ブレードの先端部に取り付けられる環状板とを備えた遠心羽根車で、主板の裏側面に主板と同心の円筒壁を備えたことを特徴とする遠心羽根車としたものであり、遠心羽根車が回転することによりブレードから流出した流れが、主板の裏側面に主板と同心の円筒壁を備えたことにより、主板の裏側面へ回り込んで回転する主板の裏側面の摩擦力によって流れを乱され、送風効率が低下することを抑制することができ、また回転する円筒壁の摩擦力によりブレードから流出した流れに対し回転方向に力を加えることができ、送風効率を向上することができるという作用を有する。
また、主板に空気が流通するための通風穴を備えたことを特徴とする遠心羽根車としたものであり、遠心羽根車が回転して吸込み空気がブレードへ流入して昇圧され、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面を逆流して主板の通風穴を通って再びブレードへ流れ込む循環流れを形成する際、円筒壁を備えることにより逆流がブレードから離れた場所で発生するため、ブレードの主板近傍から流出した流れと逆流が衝突することを回避して、ブレードの主板近傍が有効な仕事ができず送風効率が低下することを抑制することができ、また衝突による乱流騒音の発生を抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、主板の表面側に環状に配設された複数のブレードが多翼羽根車を形成することを特徴とする遠心羽根車としたものであり、多翼羽根車の特徴である小型・高圧・低騒音の特徴を備えることができるため、大きさを小型化することができるという作用を有する。
また、ブレードの内径Dbiと通風穴の外径Dhが同一であることを特徴とする遠心羽根車としたものであり、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面を逆流して主板の通風穴を通って再びブレードへ流れ込む際、通風穴の外周エッジによって乱れが発生してブレードへの流入が乱れて送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、ブレードの外径Dboと円筒壁の外径Dwoが同一であることを特徴とする遠心羽根車としたものであり、ブレードから流出した流れが主板と円筒との段差により乱れることを抑制して送風効率を向上し、騒音を低減することができ、また主板に通風穴を備えた場合、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面へ逆流する際に主板と円筒壁の段差で乱れを発生して送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、外径Dwの異なる二つの円筒壁により、内側円筒壁と外側円筒壁を構成したことを特徴とする遠心羽根車としたものであり、内側円筒壁と外側円筒壁を備えることにより、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面へ逆流することを二重にせき止めることができるため、循環流れの量を低減することができ、送風効率を向上することができるという作用を有する。
また、内側の円筒壁の内径Dwiが通風穴の外径Dhと同一であることを特徴とする遠心羽根車としたものであり、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面へ逆流して主板の通風穴を通って再びブレードへ流れ込む際に主板と内側円筒壁の段差で乱れが発生してブレードへの流入が乱れて送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、円筒壁が吸音材料であることを特徴とする遠心羽根車としたものであり、羽根車近傍の騒音を吸音することにより、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、内側円筒壁と外側円筒壁で囲まれる空間を塞ぐ蓋を備えたことを特徴とする遠心羽根車としたものであり、内側円筒壁と外側円筒壁で囲まれる空間を塞ぐ蓋を備えることにより、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面へ逆流する際に、蓋によって径方向に距離を持って逆流をせき止めることができるため、循環流れの量を低減することができ、送風効率を向上することができるという作用を有する。
また、円筒壁の一部に孔を備え、共鳴消音器を形成したことを特徴とする遠心羽根車としたものであり、共鳴消音器により羽根車近傍の騒音を消音することができ、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、内側円筒壁と外側円筒壁と蓋で囲まれる円管状空間に吸音材を充填したことを特徴とする遠心羽根車としたものであり、共鳴消音器による消音と吸音材による吸音ができ、羽根車近傍の騒音を低減することができるという作用を有する。
また、円筒壁の高さHwがブレードの高さHbの30〜40%であることを特徴とする遠心羽根車としたものであり、円筒壁による逆流の衝突回避の効果が保てる程度に円筒壁の高さを設定することにより、送風効率を向上でき、騒音を低減でき、大きさを小型化することができるという作用を有する。
また、主板のブレードより内側の部分がコーン状に突出したことを特徴とする遠心羽根車としたものであり、通風穴の三次元的な面積を大きくすることができるため、ブレードから流出した流れの一部が逆流する際に通風穴をスムーズに通過して再びブレードへ流れこむことができるため、ブレードへの流入が乱れて送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、主板のブレードと接合する領域が、径方向外側に向かって円筒壁側に傾斜していることを特徴とする遠心羽根車としたものであり、吸込み空気がブレードを通過する間に流路面積が徐々に拡大するため、ブレードから流出した流れが急拡大して拡大損失を発生することを抑制することができ、送風効率を向上することができるという作用を有する。
また、円筒壁の外径Dwoが円筒壁の先端に向かって漸次拡大していることを特徴とする遠心羽根車としたものであり、吸込み空気はブレードの先端側から吸込まれてブレードから流出するため、ブレードから流出した流れは斜め方向に流出するが、円筒壁の外径Dwoが円筒壁の先端に向かって漸次拡大していることにより、ブレードから斜め方向に流出した流れが主板の外周で剥離して送風効率が低下することを抑制することができ、送風効率を向上することができるという作用を有する。
また、円筒壁と主板のいずれかに水抜き穴を備えたことを特徴とする遠心羽根車としたものであり、主板の裏側面が上向きになる状態で使用している場合に、空気中の水分が凝縮して内側円筒壁と外側円筒壁で囲まれる円管状空間に滞留した水が回転開始時に飛び出すことを防止することができるという作用を有する。
また、円筒壁の内側にバランス用重りを取り付けるようにしたことを特徴とする遠心羽根車としたものであり、羽根車の回転バランスを取るための重りに流れが衝突して送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができるという作用を有する。
また、遠心羽根車と回転軸を備えた電動機とケーシングとを備え、遠心羽根車は請求項1〜17いずれかに記載の遠心羽根車でケーシング内で主板が電動機の回転軸に固定され、ケーシングはベルマウス状の吸込み口を備えた吸込み板と吸込み板に対向する背板と渦巻き状の側壁と吐出口とを備えたことを特徴とする遠心送風機としたものであり、ベルマウス状の吸込み口を備えた吸込み板と吸込み板に対向する背板と渦巻き状の側壁とを備えたことにより、ケーシングの渦巻状の側壁により遠心羽根車のブレードから流出した流れの動圧を徐々に静圧に変換して送風効率を向上することができるという作用を有する。
また、背板の遠心羽根車よりも外側の部分と吸込み口との距離が主板と吸込み口との距離よりも大きいことを特徴とする遠心送風機としたものであり、吸込み空気はブレードの先端側から吸込まれてブレードから流出するため、ブレードから流出した流れは斜め方向に流出するが、背板の遠心羽根車よりも外側の部分と吸込み口との距離が主板と吸込み口との距離よりも大きいためブレードから流出した流れが背板にぶつかる速度を低減することができ、また、遠心羽根車に円筒壁を備えるため、ブレードから流出し背板にぶつかった流れの一部が主板の裏側に流れ込んで送風効率が低下することを抑制することができ、またケーシング内の流路を拡大することができるためケーシング内での風速を低減することができ、送風効率を向上することができるという作用を有する。
また、背板が平板であることを特徴とする遠心送風機としたものであり、簡素なケーシングの構造でブレードの高さよりもケーシングの吸込み板と背板の距離を大きくして流路を拡大することができるため、低コストな構造で送風効率を向上することができるという作用を有する。
また、ケーシング高さHcが舌部付近から吐出口に向かって徐々に拡大するように背板の遠心羽根車よりも外側に螺旋状部を備えたことを特徴とする遠心送風機としたものであり、背板が舌部から吐出口に向かって傾斜した螺旋状部を備えるため、遠心羽根車のブレードから流出した流れが、背板にぶつかることにより吐出口の方向に流れの方向を変更するため、送風効率を向上することができるという作用を有する。
また、背板の螺旋状部が、ケーシングの舌部付近で主板と同等の軸方向位置で、ケーシングの吐出口で円筒壁と同等の軸方向位置となっていることを特徴とする遠心送風機としたものであり、背板の螺旋状の部分と遠心羽根車の円筒壁の軸方向位置を同等にすることができるため、遠心送風機の回転軸方向高さを小型化することができるという作用を有する。
また、背板の螺旋状部が別部品となっていることを特徴とする遠心送風機としたものであり、背板の螺旋状部が別部品となっているので、側壁や電動機などと接合される背板の主体部が平板のような簡素な構造にでき、また螺旋状部も平板で容易に製作できるため、構造を簡素化して製作コストを低減することができるという作用を有する。
また、主板に通風穴を備えた遠心羽根車をケーシング内に有することを特徴とする遠心送風機としたものであり、遠心羽根車のブレードの主板近傍から流出した流れと逆流が衝突することを回避して、送風効率を向上でき、また逆流により電動機の冷却をすることができるため、発熱量が大きな低コストの電動機を採用することができるという作用を有する。
また、背板に遠心羽根車と同心でケーシングの外側に突出する突出部を備え、背板と主板の回転軸方向位置を同一としたことを特徴とする遠心送風機としたものであり、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面へ逆流する際に、背板と円筒壁が面する面積が増大するため、逆流をせき止めることができ、循環流れの量を低減することができ、またブレードから流出した流れが急拡大して拡大損失を発生することを抑制することができ、送風効率を向上することができるという作用を有する。
また、円筒壁の内側に電動機の少なくとも一部を内包することを特徴とする遠心送風機としたものであり、遠心羽根車と電動機を合わせた高さ寸法を小さくすることができ、大きさを小型化することができる遠心送風機できるという作用を有する。
また、遠心羽根車の主板の外径が、ブレードの外径と円筒壁の外径のどちらよりも大きいことを特長とする遠心送風機としたものであり、ブレードから流出した流れが主板の外径まで届く間に流路面積を徐々に拡大させ風速を低減させることができるため、流れが急拡大して拡大損失を発生することを抑制することができ、また同時に、ケーシングの側壁が渦巻状であることにより発生する円筒壁の周りでの強い旋回流がブレードから流出する流れと衝突することを抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1を図1および図2を用いて説明する。図1、2に示すように、浴室やトイレなどの空間を換気するために天井に取り付けられる天井埋込型換気扇として使用される遠心送風機1は、下面2が開口し側面3にダクト接続用開口4を備えた258mm角で高さが198mmの外郭5内に、ベルマウス状で吸込み口の内径Doが148mmの吸込み口6を備えた吸込み板7と吸込み板7に対向する平板状の背板8とでケーシングの側壁の高さHcが107mmの渦巻き状の側壁9を挟んで構成されたケーシング10と、ケーシング10の側壁9に備えられ外郭5のダクト接続用開口4と連通した吐出口11と、吸込み板7の吸込み口6と同心の回転軸12を有し背板8に固定された直径75mmで高さ80mmの電動機13と、電動機13の回転軸12に固定された多翼形状の遠心羽根車14とを備えた構成となっている。多翼形状の遠心羽根車14とすることにより、換気送風機器に求められる小型で高圧・低騒音の特徴を備えることができる。
遠心羽根車14は、主板の外径Dmが182mmで厚み3mmの主板15と、主板15を空気が流通するための環状に配置された六つの通風穴16と、主板15の表側面17(吸込み板の吸込み口に対向する側の面)の外周側に、ブレード外径Dboが主板15の主板の外径Dm(182mm)と同一でブレード内径Dbiが吸込み口の内径Do(148mm)と同一になるように環状に配設されたブレード高さHbが77mmの多翼形状の50枚のブレード18と、ブレードの先端部19の外周に取り付けられる環状板の外径Drが191.5mmで高さ3mmの環状板20と、主板15の裏側面21(背板に対向する側の面)に主板15と同心でブレード18の外径Dboと同一の182mmの円筒壁の外径Dwoで円筒壁の高さHwがブレードの高さHbの30〜40%の範囲内である27mmで厚みが2mmの円筒壁22を備え、円筒壁の先端23と背板8との隙間24が3mmになるように固定されている。遠心羽根車14の主板の中心部25が吸込み口6側に30mm突出し、主板の中心部25から外周に向かいなだらかに傾斜してコーン状になっており、主板15の通風穴16は、軸方向から見た形状が略扇形状で、通風穴の外径Dhがブレード内径Dbiと同一の145mmであり、また主板15の通風穴16より外周の領域は、径方向外側に向かって円筒壁22側に傾斜している。
遠心羽根車14に円筒壁22を備えており、また背板8が平板状であるため、ケーシングの側壁の高さHc(107mm)は遠心羽根車14のブレード高さHb(77mm)よりも円筒壁22の高さ分高くなっており、ケーシング10の流路を拡大することができ、また背板8は平板状であるため低コストで製作することができる。
また電動機13は、背板8のモーター用穴26を貫通して半分がケーシング10内に突出して、円筒壁22の内側に内包されている。遠心羽根車14の主板15はコーン状となっているため、電動機13が遠心羽根車14と接触することはない。
この構成により、回転軸12に電動機13から駆動力を与えて遠心羽根車14を回転させることにより、吸込み空気27が吸込み口6を通過し、ブレード18へ流入して昇圧され、ブレード18から流出して更に渦巻き状のケーシング10を通る際に徐々に動圧が静圧に効率よく変換され、吐出口11から外部へ排出される。
このとき吸込み空気27はブレードの先端部19側から吸込まれてブレード18から流出するため、ブレードから流出した流れ28は斜め方向に流出するが、ケーシングの側壁の高さHc(107mm)は遠心羽根車14のブレード高さHb(77mm)よりも円筒壁22の高さ分高くなっているため、背板8の遠心羽根車14よりも外側の部分と吸込み口6との距離が主板15と吸込み口6との距離よりも大きく、ブレードから流出した流れ28が背板8にぶつかる速度を低減することができ、送風効率を向上することができる。
またこのとき遠心羽根車14が回転することによりブレードから流出した流れ28に対し円筒壁22が回転する摩擦力により回転方向に力を加えることができ、送風効率を向上することができる。
またこのとき、ブレード18から流出しケーシング10を通る流れの圧力が高いため、ブレードから流出した流れ28の一部が遠心羽根車14と背板8との隙間24に流れ込む逆流29が発生するが、主板15の裏側面21に主板15と同心の円筒壁22があるため、逆流29の量を低減することができ、主板15に通風穴16を備えているため、よどんだ状態で滞留し送風性能が低下することを防止することができると同時に、逆流29がブレード18に再び流れ込む循環流れ30を形成する。
なお通風穴16は、吸込み空気27がコーン状の主板15にぶつかってブレード18に流入することを抑制する働きや、吸込み空気27や循環流れ30を電動機13に導き、電動機13の冷却を促進する働きも備える。
また、ブレードから流出した流れ28の一部が逆流29となって主板15の通風穴16を通って再びブレード18へ流れ込む循環流れ30を形成する際、円筒壁22を備えることにより逆流29がブレード18から離れた場所で発生するため、ブレード18の主板15近傍のブレードから流出した流れ28と逆流29が衝突することを回避して、ブレード18の主板15近傍が有効な仕事ができず送風効率が低下することを抑制することができ、また衝突による乱流騒音の発生を抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる。
また、ブレード内径Dbiと通風穴の外径Dhが同一であるため、ブレードから流出した流れ28の一部が主板15の裏側面21を逆流して主板15の通風穴16を通って再びブレード18へ流れ込む際、通風穴の外周エッジ31によって乱れが発生してブレード18への流入が乱れて送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる。
また、ブレード外径Dboと円筒壁の外径Dwoが同一であるため、ブレードから流出した流れ28の一部が主板15の裏側面21へ逆流する際に主板15と円筒壁22の段差で乱れを発生して送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる。
また、主板15のブレード18より内側の部分がコーン状に突出しているため、通風穴16の三次元的な面積を大きくすることができ、ブレードから流出した流れ28の一部が逆流して循環流れ30となる際に通風穴16をスムーズに通過して再びブレード18へ流れこむことができ、ブレードへの流入が乱れて送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる。
また、主板15の通風穴16より外周の領域が、径方向外側に向かって円筒壁22側に傾斜しているため、吸込み空気27がブレード18を通過する間に流路面積が徐々に拡大し、ブレードから流出した流れ28が急拡大して拡大損失を発生することを抑制することができ、送風効率を向上することができる。
また、円筒壁22の内側に電動機13の一部を内包しているため、遠心羽根車14と電動機13を合わせた高さ寸法を小さくすることができ、大きさを小型化することができる。
なお、円筒壁22は樹脂成型の場合につけられる抜き勾配程度の勾配があったり、強度補強のためのリブなどの凹凸があっても、循環流れ30を阻害しない程度であれば同様の効果を得られる。なお、背板8は平板状としたが、強度補強や他の部品取り付けのためのエンボスや穴や外周の折り曲げなどがあっても同様の効果が得られる。
図3に本発明の遠心羽根車14と遠心送風機1の効果を示す。図3(a)は比較対象の遠心送風機1を示し、図3(b)は本発明の遠心送風機1と比較対象の遠心送風機1の、風量−静圧特性と騒音特性を比較したグラフを示す。
図3(a)に示す比較対象の遠心送風機1は本発明の遠心送風機1に対し、円筒壁22がなく、円筒壁22が占めていた領域に背板8が突出し、主板15の裏側面21と背板8の隙間24の寸法を、本発明の遠心送風機1の円筒壁の先端23と背板8との隙間24の寸法と同一としている。その他の形状、たとえば遠心羽根車14のブレード外径Dboやブレード高さHb、ケーシングの側壁の高さHcなどは、本発明の遠心送風機1と同一となっている。
図3(b)に示すように、本発明の遠心送風機1は、円筒壁22の無い比較対象の遠心送風機1に比し、同風量時には静圧が高く、騒音が低い結果となっており、ブレードから流出した流れ28の一部が逆流29となって主板15の通風穴16を通って再びブレード18へ流れ込む循環流れ30を形成する際、円筒壁22を備えることにより逆流29がブレード18から離れた場所で発生するため、ブレード18の主板15の近傍のブレードから流出した流れ28と逆流29が衝突することを回避して、ブレード18の主板15近傍が有効な仕事ができず送風効率が低下することを抑制することができ、また衝突による乱流騒音の発生を抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することが分かる。
(実施の形態2)
実施の形態1と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態2は、図4に示すように、遠心羽根車14の主板15の裏側面21に、円筒壁の外径Dwoが182mmの外側円筒壁32と、円筒壁の内径Dwiが通風穴の外径Dhと同一の145mmで厚さ2mmの内側円筒壁33と備え、内側円筒壁33の円筒壁の先端23は外側円筒壁32の円筒壁の先端23と同一平面に位置し、また内側円筒壁33に水抜き穴34を備えた構成となっている。
この構成により、内側円筒壁33と外側円筒壁32を備えることにより、ブレードから流出した流れ28の一部が背板8と遠心羽根車14の隙間24を逆流することを外側円筒壁32と内側円筒壁33で二重にせき止めることができるため、循環流れ30の量を低減することができ、送風効率を向上することができる。
また、円筒壁の内径Dwiが通風穴の外径Dhと同一であることにより、ブレードから流出した流れ28の一部が主板15の裏側面21へ逆流して主板15の通風穴16を通って再びブレード18へ流れ込む際に、主板15と内側円筒壁33の段差で乱れが発生してブレードへの流入が乱れて送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる。
また、水抜き穴34を備えることにより、空気中の水分が凝縮して内側円筒壁33と外側円筒壁32で囲まれる円管状空間36に滞留した水が回転開始時に飛び出し、ケーシング10の側壁9に衝突して吸込み口6から下方に垂れ落ちることを防止することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1、2と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態3は、図5に示すように、吸音材料35である硬質ウレタンフォームで円筒壁22が作られた構成となっている。
この構成により、吸音材料35である硬質ウレタンフォームが遠心羽根車14近傍の騒音を吸音することにより、騒音を低減することができる。
なお、実施の形態2のように円筒壁22が二重管状の場合は、少なくとも一方が吸音材料35で作られていれば同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
実施の形態1乃至3と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態4は、図6に示すように、内側円筒壁33と外側円筒壁32で囲まれる円管状空間36を塞ぐ蓋37を備えた構成となっている。
この構成により、ブレードから流出した流れ28の一部が主板15の裏側面21へ逆流する際に、蓋37によって径方向に距離を持って逆流をせき止めることができるため、循環流れ30の量を低減することができ、送風効率を向上することができる。
なお、内側円筒壁33と外側円筒壁32と蓋37とで形成される円管状空間36が材料で詰まった状態で一体となっている場合でも同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
実施の形態1乃至4と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態5は、図7に示すように、内側円筒壁33が直径5mmの小孔38が多数開いた開孔率10%の穴あき板39であるハードファイバーボードで作られた構成となっている。
この構成により、穴あき板39の小孔38の部分の空気がマス、内側円筒壁33と外側円筒壁32と蓋37で囲まれる円管状空間36が背後空気層となって振動系を形成し、共鳴型吸音構造の一種の、ヘルムホルツ共鳴器と同様の原理で吸音する穴あき板吸音構造を形成することができ、遠心羽根車14近傍の騒音を消音することができ、騒音を低減することができる。
(実施の形態6)
実施の形態1乃至5と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態6は、図8に示すように、内側円筒壁33が直径5mmの小孔38が多数開いた開孔率10%の穴あき板39であるハードファイバーボードで作られ、また内側円筒壁33と外側円筒壁32と蓋37で囲まれる円管状空間36に吸音材料35であるグラスウールを充填した構成となっている。
この構成により、穴あき板吸音構造による消音と、吸音材による吸音ができ、遠心羽根車14近傍の騒音を低減することができる。
(実施の形態7)
実施の形態1乃至6と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態7は、図9に示すように、円筒壁の外径Dwoが円筒壁の先端23に向かって漸次拡大し、最大の内径が200mmとなっている。
この構成により、吸込み空気27はブレードの先端部19側から吸込まれてブレード18から流出するため、ブレードから流出した流れ28は斜め方向に流出するが、円筒壁22の外径Dwoが円筒壁の先端23に向かって漸次拡大していることにより、斜め方向にブレードから流出した流れ28が円筒壁22に沿って流れるため、主板15の外周で剥離して送風効率が低下することを抑制することができ、送風効率を向上することができる。
(実施の形態8)
実施の形態1乃至7と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態8は、図10に示すように、また内側円筒壁33と外側円筒壁32とで囲まれる円管状空間36内に周方向に多数のねじボス40を設け、バランス用重りとしてのねじ41を取り付けるようにした構成となっている。
この構成により、遠心羽根車14の回転バランスを取るための重りとしてのねじ41に流れが衝突して送風効率が低下し、乱流騒音が発生すること抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる。
(実施の形態9)
実施の形態1乃至8と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態9は、図11に示すように、背板8は側壁9と接合される主体部43と、舌部42から吐出口11に向かって螺旋状に傾斜した螺旋状板44の二つの部品に分割され、ケーシングの側壁の高さHcが舌部42付近から吐出口11に向かって徐々に拡大し、背板8の螺旋状板44はケーシング10の舌部42付近で主板15と同等の軸方向位置で、ケーシング10の吐出口11で円筒壁22と同等位置となった構成となっている。
この構成により、舌部42から吐出口11に向かって傾斜した螺旋状板44を備えるため、遠心羽根車14のブレードから流出した流れ28が、螺旋状板44にぶつかることにより吐出口11の方向に流れの方向を変更するため、送風効率を向上することができる。また螺旋状板44を円筒壁22の軸方向位置と同等にすることができるため、遠心送風機1の回転軸方向高さを小型化することができる。また螺旋状板44が別部品となっているので、背板8の主体部43を平板のような簡素な構造にでき、また螺旋状板44も平板で容易に製作できるため、構造を簡素化して製作コストを低減することができる。
(実施の形態10)
実施の形態1乃至9と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態9は、図12に示すように、背板8に遠心羽根車14と同心でケーシング10の外側に突出する突出部45を備え、背板8と主板15の回転軸12方向位置を一致させた構成となっている。
この構成により、ブレードから流出した流れの一部が主板の裏側面へ逆流する際に、背板と円筒壁が面する面積が増大するため、逆流をせき止めることができ、循環流れの量を低減することができブレードから流出した流れ28が急拡大して拡大損失を発生することを抑制することができ、送風効率を向上することができる。
(実施の形態11)
実施の形態1乃至10と同一部分は同一番号を附し、詳細な説明は省略する。本発明の実施の形態9は、図13に示すように、遠心羽根車14の主板の外径Dmが200mm、ブレード外径Dboが182mm、円筒壁の外径Dwoが182mmである構成となっている。
この構成により、ブレードから流出した流れ28が主板15の外径まで届く間に流路面積を徐々に拡大させ風速を低減させることができるため、流れが急拡大して拡大損失を発生することを抑制することができ、また同時に、ケーシング10の側壁9が渦巻き状であることにより発生する円筒壁22の周りでの強い旋回流46がブレードから流出する流れ28と衝突することを抑制することができ、送風効率を向上し、騒音を低減することができる。
本発明は、送風効率を向上でき、騒音を低減でき、大きさを小型化することができ、構造を簡素化して低コスト化できる遠心羽根車と遠心送風機を提供するものであり、換気送風機器や空気調和機器等に利用できるものである。
本発明の実施の形態1の遠心羽根車と遠心送風機を示す図((a)同側断面図、(b)同正面部分断面図) 本発明の実施の形態1の遠心羽根車を示す斜視図 本発明の実施の形態1の遠心羽根車と遠心送風機の効果を示す図((a)同比較対象の遠心送風機を示す側断面図、(b)同風量と静圧、騒音の特性を示す図) 本発明の実施の形態2の遠心羽根車と遠心送風機を示す図((a)同側断面図、(b)同遠心羽根車の斜視図) 本発明の実施の形態3の遠心羽根車と遠心送風機を示す側断面図 本発明の実施の形態4の遠心羽根車と遠心送風機を示す図((a)同側断面図、(b)同遠心羽根車の斜視図) 本発明の実施の形態5の遠心羽根車と遠心送風機を示す側断面図 本発明の実施の形態6の遠心羽根車と遠心送風機を示す側断面図 本発明の実施の形態7の遠心羽根車と遠心送風機を示す側断面図 本発明の実施の形態8の遠心羽根車を示す斜視図 本発明の実施の形態6の遠心羽根車と遠心送風機を示す側断面図 本発明の実施の形態10の遠心羽根車と遠心送風機を示す側断面図 本発明の実施の形態11の遠心羽根車と遠心送風機を示す側断面図 従来の遠心羽根車と遠心送風機を示す側断面図 従来の遠心送風機を示す側断面図
符号の説明
1 遠心送風機
2 下面
3 側面
4 ダクト接続用開口
5 外郭
Do 吸込み口の内径
6 吸込み口
7 吸込み板
8 背板
Hc ケーシングの側壁の高さ
9 側壁
10 ケーシング
11 吐出口
12 回転軸
13 電動機
14 遠心羽根車
Dm 主板の外径
15 主板
16 通風穴
17 表側面
Dbo ブレード外径
Dbi ブレード内径
Hb ブレード高さ
18 ブレード
19 ブレードの先端部
Dr 環状板の外径
20 環状板
21 裏側面
Dwo 円筒壁の外径
Hw 円筒壁の高さ
22 円筒壁
23 円筒壁の先端
24 隙間
25 主板の中心部
Dh 通風穴の外径
26 モーター用穴
27 吸込み空気
28 ブレードから流出した流れ
29 逆流
30 循環流れ
31 通風穴の外周エッジ
32 外側円筒壁
Dwi 円筒壁の内径
33 内側円筒壁
34 水抜き穴
35 吸音材料
36 円管状空間
37 蓋
38 小孔
39 穴あき板
40 ねじボス
41 ねじ
42 舌部
43 主体部
44 螺旋状板
45 突出部
46 旋回流

Claims (27)

  1. 円盤状の主板と、前記主板の表側面の外周側に環状に配設された複数のブレードと、前記ブレードの先端部に取り付けられる環状板とを備えた遠心羽根車で、前記主板の裏側面に前記主板と同心の円筒壁を備えたことを特徴とする遠心羽根車。
  2. 主板に空気が流通するための通風穴を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遠心羽根車。
  3. 主板の表面側に環状に配設された複数のブレードが多翼羽根車形状を形成することを特徴とする請求項1または2に記載の遠心羽根車。
  4. ブレードの内径Dbiと通風穴の外径Dhが同一であることを特徴とする請求項2または3に記載の遠心羽根車。
  5. ブレードの外径Dboと円筒壁の外径Dwoが同一であることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の遠心羽根車。
  6. 外径Dwの異なる二つの円筒壁により、内側円筒壁と外側円筒壁を構成したことを特徴とする請求項2〜5いずれかに記載の遠心羽根車。
  7. 内側円筒壁の内径Dwiが通風穴の外径Dhと同一であることを特徴とする請求項6に記載の遠心羽根車。
  8. 円筒壁が吸音材料であることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の遠心羽根車。
  9. 内側円筒壁と外側円筒壁で囲まれる円管状空間を塞ぐ蓋を備えたことを特徴とする請求項6〜8いずれかに記載の遠心羽根車。
  10. 円筒壁の一部に孔を備え、共鳴消音器を形成したことを特徴とする請求項9に記載の遠心羽根車。
  11. 内側円筒壁と外側円筒壁と蓋で囲まれる円管状空間に吸音材を充填したことを特徴とする請求項10に記載の遠心羽根車。
  12. 円筒壁の高さHwがブレードの高さHbの30〜40%であることを特徴とする請求項2〜11いずれかに記載の遠心羽根車。
  13. 主板のブレードより内側の部分がコーン状に突出したことを特徴とする請求項2〜12いずれかに記載の遠心羽根車。
  14. 主板のブレードと接合する領域が、径方向外側に向かって円筒壁側に傾斜していることを特徴とする請求項1〜13いずれかに記載の遠心羽根車。
  15. 円筒壁の外径Dwoが前記円筒壁の先端に向かって漸次拡大していることを特徴とする請求項1〜14いずれかに記載の遠心羽根車。
  16. 円筒壁と主板のいずれかに水抜き穴を備えたことを特徴とする請求項1〜15いずれかに記載の遠心羽根車。
  17. 円筒壁の内側にバランス用重りを取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1〜16いずれかに記載の遠心羽根車。
  18. 遠心羽根車と回転軸を備えた電動機とケーシングとを備え、前記遠心羽根車は請求項1〜17いずれかに記載の遠心羽根車で前記ケーシング内で主板が前記電動機の前記回転軸に固定され、前記ケーシングはベルマウス状の吸込み口を備えた吸込み板と前記吸込み板に対向する背板と渦巻き状の側壁と吐出口とを備えたことを特徴とする遠心送風機。
  19. 背板の遠心羽根車よりも外側の部分と吸込み口との距離が主板と前記吸込み口との距離よりも大きいことを特徴とする請求項18に記載の遠心送風機。
  20. 背板が平板であることを特徴とする請求項19に記載の遠心送風機。
  21. ケーシング高さHcが舌部付近から吐出口に向かって徐々に拡大するように背板の遠心羽根車よりも外側に螺旋状部を備えたことを特徴とする請求項18に記載の遠心送風機。
  22. 背板の螺旋状部が、ケーシングの舌部付近で主板と同等の軸方向位置で、ケーシングの吐出口で円筒壁と同等の軸方向位置となっていることを特徴とする請求項21に記載の遠心送風機。
  23. 背板の螺旋状部が別部品となっていることを特徴とする請求項21または22に記載の遠心送風機。
  24. 主板に通風穴を備えた遠心羽根車をケーシング内に有することを特徴とする請求項18〜20いずれかに記載の遠心送風機。
  25. 背板に遠心羽根車と同心でケーシングの外側に突出する突出部を備え、背板と主板の回転軸方向位置を同一としたことを特徴とする請求項18に記載の遠心送風機。
  26. 円筒壁の内側に電動機の少なくとも一部を内包することを特徴とする請求項18〜25いずれかに記載の遠心送風機。
  27. 遠心羽根車の主板の外径が、ブレードの外径と円筒壁の外径のどちらよりも大きいことを特長とする請求項18〜26いずれかに記載の遠心送風機。
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