JP5889051B2 - 排水ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内熱交換器で凝縮した水を受け入れるドレンパン内のドレン水を排水する排水ポンプに関する。
従来、室内の天井に埋込む形式の空気調和機においては、空気調和機の室内熱交換器の表面で凝縮したドレン水を受け入れるドレンパンが装備される。このドレンパン内のドレン水を室外へ排水するため、排水ポンプ(ドレンポンプ)が用いられる。
空気調和機に用いられる排水ポンプの一例が図17に示されている。図17において、(a)は排水ポンプの一部を破断して示す正面図、(b)は(a)に示す排水ポンプに用いる回転羽根の一例の平面図、(c)は(b)に示す回転羽根の正面図である(特許文献1参照)。
全体を符号1で示す排水ポンプは、モータ10と、モータ10にブラケット20を介して取り付けられるポンプ本体30とを有する。ポンプ本体30はプラスチック製であって、上部が開口したハウジング40と、ハウジング40の上部開口を覆うカバー32とを備えている。ハウジング40は、下端部に開口部43を有するパイプ状の吸込口42、内部に形成されているポンプ室44及び側方に向かって突出する吐出口46を有している。カバー32はブラケット20と一体に形成されており、ハウジング40との間にシール部材34を挟みこんだ状態でハウジング40と連結されている。
ハウジング40のポンプ室44内には、モータ10によって回転する回転羽根50が収容される。回転羽根50は、軸部52と、軸部52の外周部から放射方向に延びる複数(図示の例では4枚)の平板状の大径羽根60と、各大径羽根60の下端縁部に連結されるとともに吸込口42に挿入される複数(大径羽根60と同数の4枚)の平板状の小径羽根54とを有している。
軸部52は、カバー32の中央に形成された貫通孔36を貫通してモータ10側へ突出しており、軸部52の中心軸に沿って設けた穴53にモータ10の駆動軸12が挿入されて固定されている。軸部52の上面には、水切円板14が取り付けられており、この水切円板14は、カバー32の貫通孔36から噴出するドレン水がモータ10側へ飛散するのを防止する。
大径羽根60の下端縁部はテーパ状に形成されており、この下端縁部は開口部63を有する円盤状の環状部材62で連結されている。隣り合う大径羽根60,60の間には補助羽根68(図示の例では4枚)が設けられており、この補助羽根68と大径羽根60とによりポンプの揚程を確保することができる。大径羽根60と補助羽根68の外側縁部はリング状壁部材64によって連結されている。リング状壁部材64の上端縁部の位置は、大径羽根60と補助羽根68の上端縁部の位置より低くされている。大径羽根60の回転によりドレン水内から発生した気泡は、リング状壁部材64を乗り越えて吐出口46へスムーズに流れるので、カバー32の底面35への気泡の衝突が緩和され、騒音が減少する。また、排水ポンプ1が停止したときに、吐出口46からハウジング40のポンプ室44へ戻る水は、リング状壁部材64に突き当たり、リング状壁部材64の緩衝により徐々に拡散されるので、戻り水に起因する騒音も低減される。
リング状壁部材64の下端部は、大径羽根60と補助羽根68の下端縁部を連結する環状部材62に環状連結される。この環状部材62により、吸込口42から上昇してくるドレン水の液面がほぼ上下に分断され、大径羽根60に接する水の量が減少し、気泡の発生量が減少することとなる。大径羽根60と補助羽根68の下端縁部は小径羽根54に向かって傾斜する形状に形成され、環状部材62もこの傾斜に合わせて皿状に形成されている。
排水ポンプ1の運転は、空気調和機の主スイッチがオフとされた後、熱交換器である蒸発器の表面からの落水がほぼ完了した時点で停止し、排水を完了するように設定されている。排水ポンプ1が停止すると、室内機の外部に通じる立ち上がり排水管内のドレン水が吐出口46を通じて逆方向に流れて排水ポンプ1に戻ろうとし、また、排水管から戻った排水ポンプ1内のドレン水はドレンパンに流入して貯留される。
特開2006−29214号公報
上記従来の排水ポンプにおいては、羽根の外側周囲にリング状壁部材64を設けることにより排水管からのドレン水の戻り防止や排水ポンプの静音性に効果が出ているが、一般にはリング状壁部材64は羽根が掃き出す水に対して壁のように作用して、排水性能(吐出能力)が低下する原因になっている。吐出能力の低下を回避するにはリング状壁部材64の高さを低くすることが考えられるが、その場合、回転方向後方側の羽根間スペースに水が入り込み易くなり、排水ポンプの騒音や振動が高くなるという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、吐出能力の向上と運転時の静粛性の両立を図った排水ポンプを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明による排水ポンプは、モータと、前記モータの出力軸に連結される回転羽根と、下端部に吸込口が設けられるとともに側部に吐出口が設けられ、前記回転羽根を回転自在に収容するハウジングとを備え、前記回転羽根は、前記モータの出力軸に連結される軸部と、前記軸部から放射方向に延びる複数の板状の大径羽根と、前記大径羽根の下端縁部に連結される複数の板状の小径羽根とを有する排水ポンプであって、前記大径羽根の縁部に、前記大径羽根がかき回す水流を該大径羽根の外方に向けて案内する部を設けたことを特徴としている。
この排水ポンプにおいて、前記大径羽根の縁部に設ける前記部は、例えば、前記大径羽根の上端縁部及び前記大径羽根の外側端縁部に、或いは前記大径羽根の上端縁部と外側端縁部とのいずれかに設けることができる。
また、小径羽根にも小径羽根がかき回す水流を小径羽根の外方に向けて案内する部を設けることができる。この部も小径羽根の外側端縁部に設けた構することができる。
本発明の排水ポンプによれば、大径羽根がかき回す水が、大径羽根の縁部に設けた部により外方に向けて案内されるので、大径羽根の下流の空間に流れ込みにくくなり、気液境界面が大径羽根に接することによる振動や騒音を軽減することができる。したがって、リング状壁部材の高さを低くしても、振動や騒音を抑制することができるので、吐出能力の向上と運転時の静粛性を両立させることができる。
また、小径羽根に部を設ける場合には、特に起動時の静粛性が向上する。
本発明による排水ポンプに用いられる回転羽根の第1実施例を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は一部拡大平面図、(c)は正面図である。 本発明による排水ポンプに用いられる回転羽根の第2実施例を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は一部拡大平面図、(c)は正面図である。 本発明による排水ポンプに用いられる回転羽根の第3実施例を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は一部拡大平面図、(c)は正面図である。 本発明による排水ポンプに用いられる回転羽根の効果を説明するための比較例を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は一部拡大平面図、(c)は正面図である。 図1の回転羽根の変形例を示す図であって、(a)は一部拡大平面図、(b)は一部拡大正面図である。 図1の回転羽根の変形例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図1の回転羽根の変形例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図1の回転羽根の変形例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明による排水ポンプに用いられる回転羽根の第4実施例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は下面図である。 図9に示す回転羽根の説明図であって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のD−D断面図である。 (a)は図10(a)のA−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C断面図である。 第4実施例の回転羽根の一部を切り欠いた斜視図である。 本発明による排水ポンプに用いられる回転羽根の第5実施例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のD−D断面図である。 図13に示す回転羽根の断面図であって、(a)は図13(a)のA−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C断面図である。 第5実施例の一部を切り欠いた斜視図である。 本発明の効果を示すグラフである。 従来の排水ポンプの一例を示す図である。
以下、添付した図面に基づいて、本発明による排水ポンプの実施例を説明する。図1〜図3は本発明の実施例を示している。本実施例の説明に先立って、本発明の構造を備えていない回転羽根の例を図4に従って説明する。なお、図17に示す従来の回転羽根と共通する部分には同一の符号を付してある。この回転羽根100の大径羽根60及び補助羽根68の縁部には段部が設けられていない。また、大径羽根60の外周部を連結するリング状壁部材を備えておらず、その代わりに、環状部材62の外周部に軸部52の軸線方向と略平行な方向を向いた環状平坦面164が形成されている。このような構造にすることで、吐出能力を向上させることができるものの、大径羽根60及び補助羽根68の外側を回り込むドレン水の流れF4が回転方向後方の空間に流入しやすくなる。これによって、大径羽根60及び補助羽根68の上方に気液境界面Sが形成され、この気液境界面Sが大径羽根60及び補助羽根68に接することにより、振動と騒音が生じることが観測されている。
(第1実施例)
図1は本発明による排水ポンプに用いられる回転羽根の一例を示す図であり、(a)は回転羽根の全体を示す斜視図、(b)は(a)に示す回転羽根の一部を拡大して示す平面図、(c)は(a)に示す回転羽根の正面図である。本発明の実施例の説明において、図17に示す従来の回転羽根及び図4に示す比較例の回転羽根と共通する構造については同じ符号を付すことで、再度の詳細な説明を省略する。なお、この実施例の回転羽根70の大径羽根と補助羽根については、符号60A,68Aを付している。
図1に示す排水ポンプの回転羽根70には、大径羽根60Aの縁部のうち上端縁部71に段部72、外側縁部81に段部82が設けられている。また、この例では、大径羽根60Aのみならず、補助羽根68Aにおいても、その上端縁部73に段部74、外側縁部83に段部84が設けられている。段部72,74は、各羽根60A,68Aの上端縁部71,73の全長に亘って形成されている。段部72,74は、ドレン水を上方に撥ね上げて上外方に案内する作用を奏する。また、段部82,84は、各羽根60A,68Aの外側端縁部81,83の全長に亘って形成されている。段部82,84は、符号F1で示す如く、ドレン水を回転羽根70の径方向外方に案内する作用を奏する。段部72,74,82及び84の相乗作用により、ドレン水の気液境界面の位置が従来のSから外側にドーム状に膨らんでS’で示す位置となり、図1(c)に示す如く、羽根の外側端部に掛かる程度になるので、振動と騒音を低減することができる。
また、環状部材62の最外周には、図17に示した従来例が備えるような大径羽根60と補助羽根68の外周端を連結する円筒状壁部材64が設けられておらず、軸部52の軸線方向と略平行な方向を向いた環状平坦面164が形成されている。このような構造にすることで、吐出能力を向上させることができるものの、図4に示す例と同様に、回転方向後方の羽根間スペースにドレン水が流入しやすくなるため、騒音と振動が増大する。本実施例では、上述したように、ドレン水が各羽根60A,68Aの段部72,74,82及び84で外方に案内されるため、かかる環状平坦面164を備えていても、騒音及び振動を抑えることができる。また、環状平坦面164を備えることで、環状部材62の底面に沿って上昇するドレン水流f(図5参照)が、大径羽根60A及び補助羽根68Aの外側端縁部を跨いで流れるドレン水流F1と干渉しなくなり、気泡の発生が抑制されるという効果を奏する。
(第2実施例)
図2は本発明による排水ポンプに用いられる回転羽根の別の例を示す図であり、(a)は回転羽根の全体を示す斜視図、(b)は(a)に示す回転羽根の一部を拡大して示す平面図、(c)は(a)に示す回転羽根の正面図である。なお、この実施例の回転羽根80の大径羽根と補助羽根については、符号60B,68Bを付している。
図2に示す排水ポンプの回転羽根80には、大径羽根60Bの縁部のうち外側端縁部81にのみ段部82が設けられている。また、補助羽根68Bの外側端縁部83にも段部84が設けられている。段部82,84は、各羽根60B,68Bの外側端縁部81,83の全長に亘って形成されている。段部82,84は、F2で示すように、ドレン水を回転羽根80の径方向外側に案内する作用を奏する。これにより、回転方向後方の大径羽根60や補助羽根68との間のスペースにドレン水が側方から回り込む動作が抑制されて、騒音や振動を低減することができる。
(第3実施例)
図3は本発明による排水ポンプに用いられる回転羽根の第3の実施例を示す図であり、(a)は回転羽根の全体を示す斜視図、(b)は(a)に示す回転羽根の一部を拡大して示す平面図、(c)は(a)に示す回転羽根の正面図である。なお、この実施例での回転羽根90の大径羽根と補助羽根については、符号60C,68Cを付している。
図3に示す排水ポンプの回転羽根90においては、大径羽根60Cの縁部のうち上端縁部71に段部72が設けられている。また、補助羽根68Cの上端縁部73にも段部74が設けられている。段部72,74は、各羽根60C,68Cの上端縁部71,73の全長に亘って形成されている。段部72,74は、ドレン水を上方に撥ね上げて上外方に案内する作用を奏する。したがって、段部72,74が設けられない場合と比較して、回転方向後方の大径羽根60Cや補助羽根68Cとの間のスペースにドレン水が回り込む動作を抑制して、騒音や水掻き音を低減することができる。なお、気液境界線は、従来のSの位置から径方向外側のS’’の位置へと移動する。羽根60C及び68Cの外側を回り込むドレン水の流れがF3で示されている。
図5は、本発明による排水ポンプに用いられる回転羽根の変形例を示す拡大図である。この回転羽根100においては、大径羽根60Aの段部82が、水を案内する方向に沿うように横断面円弧状の曲面に形成されている。その他の構造は第1実施例と同様である。このように形成する場合には、水が段部82を乗り越える際にはく離を低減できるようになるので、振動や騒音をより低減することができるとともに、抵抗も少なくなるので、消費電力も低減する。なお、段部72についても、水を案内する方向に沿う縦断面円弧状の曲面に形成することで、同様の効果を得ることができる。
図6〜図8は、第1実施例の回転羽根の変形例を示している。図6は環状平坦面164に替えてリング状壁部材64を設けた例を示しており、(a)は平面図、(b)は正面図を示している。この回転羽根110では、リング状壁部材64の高さを大径羽根60Aの高さよりも低くして戻り水に起因する騒音の低減を図るとともに、段部72、74、82及び84により騒音と振動の低減を図っている。
図7に示す例では、大径羽根60Aの下端縁部を連結する環状部材62の外周部62aを大径羽根60Aの外側縁面と対向する位置まで突出させている。この回転羽根120では、リング状壁部材64を設ける場合と比べて吐出能力を向上させることができるとともに、リング状壁部材64と近い効果を奏することができるという利点を有する。
図8に示す例では、環状部材62の外周面62bが大径羽根60Aの外側縁面と面一になるように形成されている。この回転羽根130では、径を小さくすることができるという利点がある。
リング状壁部材64を低くしたり、環状部材62の外周部62aの径(大径羽根からの突出量)を小さくするほど吐出能力が向上するが、排水管からのドレン水の戻りを抑制する効果が小さくなるので、その効果と吐出能力とのバランスを考慮して、リング状壁部材の高さや環状部材の径が選択される。
(第4実施例)
図9〜図12は、本発明の第4実施例に係る排水ポンプの回転羽根を示す。
回転羽根200は穴212を有する軸部210を備えることは先の実施例と同様である。
円筒状壁部材220内に設けられる大径羽根230は段部232を有し、また、補助羽根240も段部242を有する。本実施例の回転羽根200にあっては、円筒状壁部材220の上端縁部の高さ位置は大径羽根230、補助羽根240の上端縁部の高さ位置と一致しており、円筒状壁部材220の内壁面に円筒状壁部材の段部222が形成される。
円筒状壁部材220の段部222の作用効果は、ドレン水を上外方にスムーズに流して騒音の低下を図ることで、大径羽根230の段部232や補助羽根240の段部242と同様である。
また、本実施例の回転羽根200の小径羽根250は段部252を有する。
図10は、回転羽根200の説明図であって、(c)は(b)のD−D断面を示す。図10の(c)にあっては、小径羽根250は矢印R方向に回転する。ポンプ本体の吸込口内にある小径羽根250は回転により水を揚水する際に、水流は矢印F6に示すように流れ、騒音を低減する効果を生ずる。
(第5実施例)
図13〜図15は、本発明の第5実施例に係る排水ポンプの回転羽根を示す。
回転羽根300は、穴312を有する軸部310を備える。
円筒状壁部材320の上端縁部の高さ位置より大径羽根330、補助羽根340の上端縁部の高さ位置が高くなるように形成されている。本実施例にあっては円筒状壁部材320、大径羽根330、補助羽根340のいずれも段部を有さない。
小径羽根350は第4実施例で説明した小径羽根250と同様に段部352を備える。小径羽根350は、図13(c)で示すように、矢印R1方向に回転し、小径羽根350が回転により揚水する際に、水流は矢印F6に示すように流れ、騒音を低減する。
図16は、小径羽根に段部を設けた本発明の排水ポンプと従来の排水ポンプの騒音を比較したグラフである。
グラフは横軸に回転数を縦軸に騒音レベルをとったもので、破線は従来のものを、実線は本発明のものを示す。
図16(a)は吸込み始めの状態を示し、(b)は所定の揚程で吐出した状態を示し、(c)は所定の揚程でバランスした状態を示す。
(a)、(b)、(c)共に本発明の排水ポンプの騒音が低減されることを示しているが、特に吸込み始め状態で本発明の排水ポンプの騒音の低減効果が大きなことが実験により確認された。
なお、本発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、種々の改変を施すことがで
きる。
例えば、上記第1〜第3実施例では、大径羽根と補助羽根の両方に部を設けているが、大径羽根にのみ部を設けるようにしてもよい。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記の各実施例に種々の改変を施すこと
ができる。
10 モータ
12 駆動軸
40 ハウジング
42 吸込口
46 吐出口
52 軸部
54 小径羽根
60A,60B,60C 大径羽根
62 環状部材
68A,68B,68C 補助羽根
70,80,90,100,110,120,130 回転羽根
72,74,82,84 段部
164 環状平坦面
200,300 回転羽根
210,310 軸部
212,312 穴
220,320 円筒状壁部材
222,322 円筒状壁部材の段部
230,330 大径羽根
232,332 大径羽根の段部
240,340 補助羽根
242,342 補助羽根の段部
250,350 小径羽根
252,352 小径羽根の段部

Claims (15)

  1. モータと、該モータの出力軸に
    連結される回転羽根と、下端部に吸込口が設けられるとともに側部に吐出口が設けられ、前記回転羽根を回転自在に収容するハウジングとを備え、前記回転羽根は、前記モータの出力軸に連結される軸部と、該軸部から放射方向に延びる複数の板状の大径羽根と、該大径羽根の下端縁部に連結される複数の板状の小径羽根とを有する排水ポンプであって、前記大径羽根の縁部に、前記大径羽根がかき回す水流を外方に向けて案内する段部を設けたことを特徴とする排水ポンプ。
  2. 前記大径羽根に形成される段部は、前記大径羽根の上端縁部及び外側端縁部に設けられることを特徴とする請求項1記載の排水ポンプ。
  3. 前記大径羽根に形成される段部は、前記大径羽根の上端縁部に設けられることを特徴とする請求項1記載の排水ポンプ。
  4. 前記大径羽根に形成される段部は、前記大径羽根の外側端縁部に設けられることを特徴とする請求項1記載の排水ポンプ。
  5. 隣り合う前記大径羽根間に補助羽根が設けられ、該補助羽根には、前記大径羽根に設けられる段部と同じ態様の段部が設けられることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項記載の排水ポンプ。
  6. 前記複数の大径羽根の下端縁部を連結する環状部材を備え、該環状部材の外周部が前記大径羽根の外側端縁部よりも外方に突出するとともに、その上面が前記軸部の軸線方向と略直交する環状平坦面とされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の排水ポンプ。
  7. 前記複数の大径羽根の外周部を連結するリング状壁部材を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の排水ポンプ。
  8. 前記リング状壁部材の高さは前記大径羽根の高さよりも低く設定されることを特徴とする請求項7記載の排水ポンプ。
  9. 前記複数の大径羽根の下端縁部を連結する環状部材を備え、該環状部材の外周部が前記大径羽根の外側端面と対向する位置まで突出していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の排水ポンプ。
  10. 前記大径羽根に形成される段部は、ドレン水を案内する方向に沿う断面円弧状の曲面に形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の排水ポンプ。
  11. 前記補助羽根に形成される段部は、ドレン水を案内する方向に沿う断面円弧状の曲面に形成されていることを特徴とする請求項5〜10のいずれかに記載の排水ポンプ。
  12. 前記小径羽根に、前記小径羽根がかき回す水流を外方に向けて案内する段部を設けたことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の排水ポンプ。
  13. 前記小径羽根に形成される段部は、小径羽根の外側端縁部に設けられることを特徴とする請求項12記載の排水ポンプ。
  14. モータと、該モータの出力軸に連結される回転羽根と、下端部に吸込口が設けられるとともに側部に吐出口が設けられ、前記回転羽根を回転自在に収容するハウジングとを備え、前記回転羽根は、前記モータの出力軸に連結される軸部と、該軸部から放射方向に延びる複数の板状の大径羽根と、該大径羽根の下端縁部に連結される複数の板状の小径羽根とを有する排水ポンプであって、前記小径羽根に、前記小径羽根がかき回す水流を外方に向けて案内する段部を設けたことを特徴とする排水ポンプ。
  15. 前記小径羽根に形成される段部は、前記小径羽根の外側端縁部に設けられることを特徴とする請求項14記載の排水ポンプ。
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