JP4937313B2 - 排水ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、空調装置に装備されてドレイン水の排水に使用される排水ポンプに関する。
この種の排水ポンプは、下部に吸入口を、上部側面に吐出口を有するポンプ本体内に板状の羽根を有する羽根部材を収容し、この羽根部材をモータにより駆動して排水を行うもので、大きな揚程を必要とはしないが、空調装置の室内ユニットに備えられるので、静かな運転が必要とされる。特許文献1には、本出願人が提案した低騒音の排水ポンプが開示されている。
特開平8−189662号公報
この種の排水ポンプにあっては、回転する羽根部材の内周に、水と空気との境界面が形成される。この気液境界面の形成は、運転条件、特にポンプ揚程により変化し、騒音の発生量も変化する。本発明は、揚程が変化しても、騒音発生を低い状態に保つことができる排水ポンプを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の排水ポンプは、下端部に吸入口を設け、上部側面に吐出口を設けたポンプ本体と、ポンプ本体に回転自在に納められる羽根部材と、羽根部材を駆動するモータとからなり、羽根部材は、モータの出力軸に連結されるシャフト部と、シャフト部から半径方向に延びる板状の大径羽根と、大径羽根の下部に連結されるとともに出力軸の軸方向に延びる小径羽根と、大径羽根の外周縁を連結する円筒部材と、円筒部材の下部に設けられて大径羽根の下縁部を連結するとともに開口部を有する底面部材とを備え、
前記大径羽根は、前記円筒部材の内径面よりも内側の領域のみにおいて前記円筒部材の上方に突出するように形成されているものである。
なお、大径羽根の外縁部は、円筒部材の上面と平行に内径側に切り込まれ、切り込まれた平面の端部から上方に立ち上がるように形成することができる。
また、大径羽根における円筒部材よりも上方に突出する部分の外縁部は、垂直面又は円弧面又はテーパー面に形成することができる。
本発明の排水ポンプは以上のように、回転体である羽根部材の周囲に形成される気液境界面が揚程により変化することを観察し、揚程の変化によって、気液境界面での気泡の発生を抑制するように羽根の形状、構造の改良を図ったものである。この改良により、排出ポンプ全体の構造を変更することなく、運転音の静かな排水ポンプを得ることができるものである。
本発明の排水ポンプの使用状態を示す説明図。 排水ポンプの気液境界面を示す説明図。 本発明の排水ポンプの平面図及び断面図 本発明の排水ポンプの要部を示す拡大図。 本発明の排水ポンプの要部を示す拡大図。 本発明の効果を示すグラフ。
図1は、本発明が適用される排水ポンプの使用状態を示す説明図である。全体を符号1で示す排水ポンプは、ポンプ本体10と、ポンプ本体10内に装備される羽根部材100を駆動するモータ50を有する。ポンプ本体10は、内部にポンプ室16が形成され、ポンプ室16に吸込口12と吐出口14が連通される。
例えば、空調装置の室内ユニットに設けられるドレインパン60は、室内ユニット内で発生するドレイン水Dを収容する。排水ポンプ1は、このドレインパン60内のドレイン水Dを吸水し、吐出口14に連結されるホース70を介してドレイン水をユニット外へ排出する。この時の排水ポンプ1の揚程Hは、ドレイン水の量やユニットの設置個所等により変化する。
図2は、ポンプ部の詳細を示す平面図と断面図である。ポンプ本体10の上部は開口しており、羽根部材100を挿入した後に蓋部材30をポンプ本体10に結合する。蓋部材30は、中央に羽根部材100のシャフト110が貫通する貫通穴32を有する。この貫通穴32を通って、ドレイン水が噴出する場合があるので、シール部材34を設けてモータ50側への水の飛散を防止する。
羽根部材100は、樹脂を成形してつくられ、シャフト110と、シャフト110の下部から半径方向に延びる板状の大径羽根130を有する。図2の実施例では、4枚の大径羽根130を有する。
大径羽根130の外周縁は、円筒部材120で連結される。この円筒部材120の下部は、半径方向内側に折り曲げられて、底面部材140と一体に連結される。底面部材140の中心部には、開口部150が形成される。
したがって、大径羽根130の下縁部は、底面部材140と連結され、底面部材140の開口部150からテーパー縁132として突出し、小径羽根160に連結される。小径羽根160は4枚の板状の羽根を構成する。4枚の大径羽根130の中間部に、円筒部材120から底面部材140に沿って内側に延びる4枚の補助大径羽根135を設けてある。
この羽根部材100を回転させて揚水を行うと、ポンプ室内の水は仮想線Wで示すような水と大気の境界面、即ち気液境界面が形成される。この気液境界面Wは、揚程Hにより形状が変化し、揚程Hが高いときには、円筒部材120の内側に気液境界面Wが形成される。この状態にあっては、空気の気泡の発生は少なく、また発生した気泡は円筒部材120の内側に閉じ込められるので、気泡に起因する騒音の発生は少ない。
揚程Hが小さくなると、この気液境界面Wが半径方向に拡がり、気泡の発生量が増加する。そして、この気液境界面Wが羽根部材100の円筒部材120の上縁部に一致する近傍で、騒音が増大することが実験により確認された。この現象は、気液境界面付近で発生する気泡が、円筒部材120上面で回転する大径羽根134や補助大径羽根135に衝突し、気泡がつぶされる際に騒音が発生することによるものと考えられる。上述した実験とその解析に基づいて、羽根部材の形状、構造の改良を図った。
図3は、改良された羽根200を装備した排水ポンプのポンプ部の平面図と断面図を示す。羽根部材200は、樹脂を成形してつくられ、シャフト210と、シャフト210の下部から半径方向に延びる板状の大径羽根230を有する。図の実施例では、4枚の大径羽根230を有する。
大径羽根230の外周縁は、円筒部材220で連結される。この円筒部材220の下部は、半径方向内側に折り曲げられて、底面部材240と一体に連結される。底面部材240の中心部には、開口部250が形成される。
したがって、大径羽根230の下縁部は、底面部材240と連結され、底面部材240の開口部250からテーパー縁232として突出し、小径羽根260に連結される。小径羽根260は4枚の板状の羽根を構成する。4枚の大径羽根230の中間部に、円筒部材220の内周面から底面部材240に沿って内側に延びる4枚の補助大径羽根235を設けてある。
図4は、円筒部材220の上面220aと大径羽根230の外縁部との形状、構造を示す説明図である。この羽根200にあっては、円筒部材220の厚さ寸法tを従来の羽根より大きくしてある。これは、円筒部材220の上面220a上に形成される気液境界面をスムーズに流し気泡の発生を抑制することを目的としている。
大径羽根230(補助大径羽根235も同様であるので説明を省略する。)は直径寸法Dを有し、図の(a)の例においては、その外縁部230aは、円筒部材220の内径面220bからこれと平行に立ち上がる形状に形成されている。
図6は、横軸に大径羽根の外径寸法Dに対する円筒部材の厚さ寸法tの割合をパーセントで示し、例えば実用上の揚程が500mmの場合で、揚程を例えば100〜150mmに設定したときの騒音の発生量(縦軸に示す)を測定した実験結果を示す。大径羽根の外径寸法に対して、円筒部材の厚さ寸法を約5%以上としたときに、騒音の低減効果を得ることができることが判明した。
これは、円筒部材220上面で回転する大径羽根が存在せず、かつ気液境界面を円筒部材220上に位置するように円筒部材220を厚く形成することで気泡の発生を抑制し、気液境界面の気泡と水をかき混ぜないことにより騒音が低減されていることに基づく。
図4の(b)は、大径羽根230の外縁部230bを円弧状に形成した例を示し、図4の(c)は、大径羽根230の外縁部230cをテーパー状に形成した例を示す。
図5は、大径羽根230の外縁部を円筒部材220の上面220aと同一の平面を形成するように半径方向内側に切り欠いて平坦面230dを形成し、この平坦面230dから外縁部を形成した例を示す。図5の(a)は、垂直面230e、(b)は円弧面230f、(c)はテーパー面230gの各形状を示す。いずれの形状においても、図6に示すような効果を得ることができる。
1 排水ポンプ 10 ポンプ本体
12 吸込口 14 吐出口
16 ポンプ室 30 蓋部材
50 モータ 60 ドレインパン
100 羽根部材 110 シャフト部材
200 羽根部材 210 シャフト
220 円筒部材 230 大径羽根
230d 平坦面 230e 垂直面
230f 円弧面 230g テーパ面
240 底面部材 250 開口部

Claims (5)

  1. 下端部に吸入口を設け、上部側面に吐出口を設けたポンプ本体と、該ポンプ本体に回転自在に納められる羽根部材と、該羽根部材を駆動するモータとからなり、前記羽根部材は、前記モータの出力軸に連結されるシャフト部と、該シャフト部から半径方向に延びる板状の大径羽根と、該大径羽根の下部に連結されるとともに前記出力軸の軸方向に延びる小径羽根と、前記大径羽根の外周縁を連結する円筒部材と、該円筒部材の下部に設けられて前記大径羽根の下縁部を連結するとともに開口部を有する底面部材とを備え、
    前記大径羽根は、前記円筒部材の内径面よりも内側の領域のみにおいて前記円筒部材の上方に突出するように形成され
    前記大径羽根の外縁部は、前記円筒部材の上面と平行に内径側に切り込まれ、切り込まれた平面の端部から上方に立ち上がることを特徴とする排水ポンプ。
  2. 下端部に吸入口を設け、上部側面に吐出口を設けたポンプ本体と、該ポンプ本体に回転自在に納められる羽根部材と、該羽根部材を駆動するモータとからなり、前記羽根部材は、前記モータの出力軸に連結されるシャフト部と、該シャフト部から半径方向に延びる板状の大径羽根と、該大径羽根の下部に連結されるとともに前記出力軸の軸方向に延びる小径羽根と、前記大径羽根の外周縁を連結する円筒部材と、該円筒部材の下部に設けられて前記大径羽根の下縁部を連結するとともに開口部を有する底面部材とを備え、
    前記大径羽根は、前記円筒部材の内径面よりも内側の領域のみにおいて前記円筒部材の上方に突出するように形成され、
    前記大径羽根における前記円筒部材よりも上方に突出する部分の外縁部が円弧面を形成することを特徴とする排水ポンプ。
  3. 下端部に吸入口を設け、上部側面に吐出口を設けたポンプ本体と、該ポンプ本体に回転自在に納められる羽根部材と、該羽根部材を駆動するモータとからなり、前記羽根部材は、前記モータの出力軸に連結されるシャフト部と、該シャフト部から半径方向に延びる板状の大径羽根と、該大径羽根の下部に連結されるとともに前記出力軸の軸方向に延びる小径羽根と、前記大径羽根の外周縁を連結する円筒部材と、該円筒部材の下部に設けられて前記大径羽根の下縁部を連結するとともに開口部を有する底面部材とを備え、
    前記大径羽根は、前記円筒部材の内径面よりも内側の領域のみにおいて前記円筒部材の上方に突出するように形成され、
    前記大径羽根における前記円筒部材よりも上方に突出する部分の外縁部がテーパー面を形成することを特徴とする排水ポンプ。
  4. 前記大径羽根における前記円筒部材よりも上方に突出する部分の外縁部が円弧面を形成することを特徴とする請求項1記載の排水ポンプ。
  5. 前記大径羽根における前記円筒部材よりも上方に突出する部分の外縁部がテーパー面を形成することを特徴とする請求項1記載の排水ポンプ。
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