JP6918367B2 - 排水ポンプ用回転羽根およびそれを有する排水ポンプ - Google Patents

排水ポンプ用回転羽根およびそれを有する排水ポンプ Download PDF

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Description

本発明は、例えば、空気調和機の室内ユニット等に用いられる排水ポンプ、および、この排水ポンプが有する排水ポンプ用回転羽根に関する。
空気調和機の室内ユニットでは、冷房運転時に空気中の水分が凝縮して熱交換器に付着する。熱交換器に付着した水分は水滴となってドレンパンに落下する。そして、ドレンパンに溜まった水(ドレン水)は、排水ポンプによって室内ユニット外部に排出される。このような空気調和機に用いられる排水ポンプの一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1の排水ポンプに用いられる回転羽根を図6に示す。図6(a)〜(c)は、この回転羽根の斜視図、平面図および正面図である。この回転羽根930は、軸部931から放射方向に延びる複数の平板状の大径羽根933と、大径羽根933の下端部に連設される複数の平板状の小径羽根934と、隣り合う大径羽根933の間に設けられた複数の平板状の補助羽根935と、を有している。大径羽根933および補助羽根935は、それぞれの下端部が中央に開口937が設けられた円環状の連結部936によって連結されている。大径羽根933の回転方向前方を向く水掻き面933aの上端部および外側端部には、各羽根が掻く水を羽根の外側に向けて案内する段部933b、933cが設けられている。補助羽根935の水掻き面935aの上端部および外側端部にも同様に段部935b、935cが設けられている。これらの段部によって、振動や騒音を抑制することができる。
特開2013−64396号公報
本発明者らは、回転羽根930のさらなる静音性の向上を目指して鋭意検討を行った。その結果、大径羽根933が軸部931に接続されている一方で補助羽根935が軸部931に接続されていないことから、小径羽根934によって掻き上げられて連結部936の開口937を通った水について、大径羽根933が掻く量に比べて補助羽根935が掻く量が少ないことが判明した。図6(b)において、大径羽根933が掻く水の流れを矢印e1で模式的に示し、補助羽根935が掻く水の流れを矢印e2で模式的に示す。各矢印e1、e2は、線が太いほど掻く水の量が多いことを示す。
これにより、補助羽根935の後側より大径羽根933の後側の方が負圧が大きくなる。この負圧の違いによって、大径羽根933の外側端部から後側に引き込まれる水の流れ(矢印f2で模式的に示す)が、補助羽根935の外側端部から後側に引き込まれる水の流れ(矢印f1で模式的に示す)より径方向内方により大きく引き込まれて、この水の流れの違いによる振動が発生していた。そこで、本発明者らは、補助羽根935を径方向内方に延ばして軸部931に接続することにより、連結部936の開口937を通った水について大径羽根933が掻く量と補助羽根935が掻く量との差を小さくすることで、振動の発生を抑制し、振動に起因する騒音のさらなる低減を実現した。または、補助羽根935を、小径羽根934が連接された大径羽根933に置き換えることでも同様に振動の発生を抑制できる。
しかしながら、振動や騒音への対策として大径羽根933および補助羽根935は段部933b、933cおよび段部935b、935cを設けるだけの厚さが必要であるところ、補助羽根935を軸部931に接続したことにより当該補助羽根935が連結部936の開口937を径方向にまたぐことから当該開口937の面積が小さくなる。これにより、小径羽根934によって掻き上げられて当該開口937を通る水の量が減少してしまい、吐出し能力が低下するという別の問題が生じてしまった。
そこで、本発明は、吐出し能力の低下を抑制しつつ静音性を効果的に高めることができる排水ポンプ用回転羽根およびそれを有する排水ポンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る排水ポンプ用回転羽根は、軸部と、前記軸部から径方向に延びる複数の平板状の大径羽根と、前記複数の大径羽根の下端部に連設された複数の小径羽根と、中央に開口が設けられ、前記複数の大径羽根の下端部を連結する連結部と、を有する排水ポンプ用回転羽根であって、前記複数の大径羽根における前記開口をまたぐ箇所の少なくとも下端部に前記複数の大径羽根における前記連結部によって連結される箇所より厚さの小さい平板状の薄肉部が設けられていることを特徴とする。
本発明において、前記軸部から径方向に延び、隣り合う前記大径羽根の中間に配置され、前記複数の小径羽根が下端部に連設されていない複数の平板状の補助羽根をさらに有し、前記連結部が、前記複数の大径羽根の下端部とともに前記複数の補助羽根の下端部も連結し、前記複数の補助羽根における前記開口をまたぐ箇所の少なくとも下端部に前記複数の補助羽根における前記連結部によって連結される箇所より厚さの小さい平板状の薄肉部が設けられていることが好ましい。
本発明において、前記薄肉部が、前記複数の大径羽根の回転方向後方を向く後面を肉盗みすることにより設けられていることが好ましい。
本発明において、前記複数の大径羽根の回転方向前方を向く前面の上端部および外側端部の少なくとも一方に段部が設けられていることが好ましい。
本発明において、前記薄肉部が、前記複数の補助羽根の回転方向後方を向く後面を肉盗みすることにより設けられていることが好ましい。
本発明において、前記複数の補助羽根の回転方向前方を向く前面の上端部および外側端部の少なくとも一方に段部が設けられていることが好ましい。
本発明において、前記複数の小径羽根の回転方向前方を向く前面の外側端部に段部が設けられ、前記複数の小径羽根が、前記複数の大径羽根に対して回転方向前方にずれて配置されていることが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の他の一態様に係る排水ポンプは、下方に向く吸込口を有する吸込管を有するハウジングと、前記ハウジングに収容された回転羽根と、前記回転羽根を回転させるモータと、を有する排水ポンプであって、前記回転羽根が、上記排水ポンプ用回転羽根である。
本発明によれば、複数の大径羽根は、それぞれの下端部が中央に開口が設けられた連結部によって連結されている。そして、これら複数の大径羽根のうち連結部の開口をまたぐ箇所の少なくとも下端部に薄肉部が設けられている。このようにしたことから、薄肉部を設けることにより複数の大径羽根の下端面の面積が減り、連結部の開口の面積を増やすことができる。これにより、小径羽根によって掻き上げられて連結部の開口を通る水の量の減少を効果的に抑制できる。したがって、吐出し能力の低下を抑制しつつ静音性を効果的に高めることができる。
また、軸部から径方向に延び、隣り合う大径羽根の中間に配置された複数の補助羽根をさらに有し、連結部が、複数の大径羽根の下端部とともに複数の補助羽根の下端部も連結し、複数の補助羽根のうち開口をまたぐ箇所の少なくとも下端部に薄肉部が設けられていてもよい。このようにすることで、薄肉部を設けることにより複数の補助羽根の下端面の面積が減り、連結部の開口の面積を増やすことができる。これにより、小径羽根によって掻き上げられて連結部の開口を通る水の量の減少を効果的に抑制できる。したがって、吐出し能力の低下を抑制しつつ静音性を効果的に高めることができる。
また、複数の小径羽根の前面の外側端部に段部が設けられ、複数の小径羽根が、複数の大径羽根に対して回転方向前方にずれて配置されていてもよい。このようにすることで、段部を設けることにより厚さが小さく(薄く)なった小径羽根の外側端部を大径羽根の下端面における前面寄りの箇所に配置することができる。これにより、大径羽根の後面を軸部により近い箇所まで肉盗みして薄肉部を設けることができ、連結部の開口の面積をさらに増やすことができる。
本発明の第1実施例に係る排水ポンプを示す図である。 図1の排水ポンプに用いられる回転羽根を示す図である。 図2の回転羽根の断面図である。 図2の回転羽根の底面図である。 図2の回転羽根の変形例の構成を示す図である。 従来の排水ポンプに用いられる回転羽根を示す図である。
以下、本発明の実施例に係る排水ポンプの構成について図1〜図5を参照して説明する。本実施例の排水ポンプは、一例として、空気調和機の室内ユニットのドレンパンに溜まったドレン水を外部に排出するためのものである。もちろん、この排水ポンプの用途は、ドレン水の排出に限られず、各種液体の排出や汲み上げなどに用いることができる。
図1は、本発明の実施例に係る排水ポンプを示す図であり、具体的には、排水ポンプの下部について吐出管の軸線を通る面で切断した部分断面図を含む正面図である。図2は、図1の排水ポンプに用いられる回転羽根を示す図であり、(a)〜(c)は、順に斜視図、平面図および正面図である。図3は、図2の回転羽根の断面図であり、具体的には、図2(b)のA−A線に沿う断面図である。図4(a)は図2の回転羽根の底面図であり、図4(b)は図4(a)の小径羽根近傍を拡大した底面図である。図5は、図2の回転羽根の変形例の構成を示す図であり、(a)は回転羽根の底面図であり、(b)は図5(a)の小径羽根近傍を拡大した底面図である。
図1に示すように、本実施例の排水ポンプ1は、ハウジング10と、カバー20と、排水ポンプ用回転羽根である回転羽根30と、モータ40と、を有している。本実施例において、ハウジング10、カバー20および回転羽根30は、合成樹脂製である。
ハウジング10は、本体部11と、吸込管16と、吐出管18とを一体に有している。本体部11は、逆円錐台形状を有する底壁部12と、底壁部12の外周縁に連設された周壁部13と、を有している。吸込管16は、底壁部12の中心から下方に延びている。吸込管16の下端には、下方に向く吸込口17が設けられている。吐出管18は、周壁部13から側方(図1の右方向)に延びている。吐出管18の先端には、側方を向く吐出口19が設けられている。本体部11の周壁部13には、吐出管18への入口となる吐出管入口15が設けられている。
ハウジング10は、その内側に後述する回転羽根30が配置される空間を有しており、当該空間をカバー20とともに囲むことでポンプ室25を形成している。
カバー20は、略円筒形状を有し、その下端部がハウジング10の本体部11の周壁部13と嵌合されて、図示しないスナップフィット機構によりハウジング10に固定して取り付けられる。カバー20の上端部には、係止部21を介してブラケット22が取り付けられている。ブラケット22には、排水ポンプ1を他の機器に取り付けるための取付部23が設けられている。カバー20には、回転羽根30を回転させるモータ40が収容されている。
回転羽根30は、ポンプ室25に回転可能に収容されている。回転羽根30は、図2〜図4に示すように、軸部31と、複数の大径羽根33と、複数の小径羽根34と、複数の補助羽根35と、を有している。また、回転羽根30は、逆円錐台形状を有し、中央に開口37が設けられた円環状の連結部36を有している。連結部36は、軸部31と同軸に配置される。本実施例において、回転羽根30は、大径羽根33、小径羽根34および補助羽根35が同じ厚さの平板状に形成されており、それぞれを4枚ずつ有している。回転羽根30は、図2(b)において軸部31を中心に反時計方向に回転され、図4において時計方向に回転される。
軸部31は、円柱状に形成されており、カバー20の中央に設けられた貫通孔24に通されている。軸部31の上端部には取付穴32が設けられている。取付穴32は、モータ40の駆動軸41が嵌合されている。
複数の大径羽根33は、軸部31の外周面から放射方向(径方向外方)に延びている。複数の大径羽根33は、下端部が連結部36によって互いに連結されており、軸部31を中心に等角度間隔(本実施例においては90度間隔)で配置されている。複数の大径羽根33は、回転方向前方を向く前面である水掻き面33aの上端部および径方向外方寄りの端部である外側端部に階段状の段部33b、33cが設けられている。段部33bは、ドレン水を上方に撥ね上げて外方に案内する作用を奏する。段部33cは、ドレン水を径方向外方に案内する作用を奏する。これらの段部33b、33cの相乗作用によって、水の気液境界面の位置がより外側に膨らんで大径羽根33の外側端部にかかる程度になるので、振動と騒音を抑制することができる。これら段部33b、33cは、少なくとも一方が設けられていることが好ましいが、段部33b、33cを省略した構成でもよい。
複数の大径羽根33の下端部における連結部36の開口37をまたぐ箇所には、薄肉部38が設けられている。この薄肉部38は、大径羽根33の回転方向後方を向く後面33dを肉盗みすることにより設けられている。薄肉部38を設けることにより大径羽根33の下端面33eの面積が減る。そのため、連結部36の開口37の面積を増やすことができる。なお、薄肉部38は、水掻き面33aを肉盗みすることにより設けることも可能であるが、大径羽根33が掻く水の流れに乱れを生じさせるおそれがあるため、後面33dを肉盗みして薄肉部38を設けることが好ましい。
複数の小径羽根34は、各大径羽根33の下端部における軸部31寄りの部分に連設されており下方に延びている。複数の小径羽根34は、吸込管16に挿入されている。複数の小径羽根34は、軸部31を中心に等角度間隔(本実施例においては90度間隔)で配置されている。各小径羽根34における回転方向前方を向く前面である水掻き面34aの外側端部34fには階段状の段部34cが設けられている。
複数の小径羽根34は、図4に示すように、複数の大径羽根33に対して回転方向前方にずれて配置されている。すなわち、大径羽根33と小径羽根34とがなす角度θが0より大きい(θ>0)。図4(b)において、線Sは、下方から見たときの一の大径羽根33の延在方向を示す線であり、線Tは、下方から見たときの当該一の大径羽根33に連接された一の小径羽根34の延在方向を示す線である。このようにすることで、段部34cを設けることにより厚さが小さく(薄く)なった小径羽根34の外側端部34fを、大径羽根33の下端面33eにおける水掻き面33a寄りの箇所に配置することができる。これにより、小径羽根34を径方向に小さくすることなく、大径羽根33の後面33dを軸部31により近い箇所まで肉盗みして薄肉部38を設けることができ、連結部36の開口37の面積をさらに増やすことができる。なお、図5に示す回転羽根30Aのように、大径羽根33と小径羽根34とが回転方向にずれていない構成(すなわち線Sと線Tとが一致する構成、θ=0)を採用してもよい。
複数の補助羽根35は、複数の大径羽根33と同様に、軸部31の外周面から放射方向(径方向外方)に延びている。複数の補助羽根35は、複数の大径羽根33とともに下端部が連結部36によって連結されており、回転方向に隣り合う大径羽根33の中間に配置されている。複数の補助羽根35の下端部には、小径羽根34が連設されていない。複数の補助羽根35は、回転方向前方を向く前面である水掻き面35aの上端部および外側端部に階段状の段部35b、35cが設けられている。これら段部35b、35cは、大径羽根33の段部33b、33cと同様の作用効果を奏する。これら段部35b、35cは、少なくとも一方が設けられていることが好ましいが、段部35b、35cを省略した構成でもよい。
複数の補助羽根35の下端部における連結部36の開口37をまたぐ箇所には、薄肉部39が設けられている。この薄肉部39は、補助羽根35の回転方向後方を向く後面35dを肉盗みすることにより設けられている。薄肉部39を設けることにより補助羽根35の下端面35eの面積が減る。そのため、連結部36の開口37の面積を増やすことができる。なお、薄肉部39は、水掻き面35aを肉盗みすることにより設けることも可能であるが、補助羽根35が掻く水の流れの乱れを生じさせるおそれがあるため、後面35dを肉盗みすることが好ましい。
以上より、本実施例の排水ポンプ1によれば、複数の大径羽根33および複数の補助羽根35は、それぞれの下端部が中央に開口37が設けられた連結部36によって連結されている。そして、複数の大径羽根33の下端部における開口37をまたぐ箇所に薄肉部38が設けられ、複数の補助羽根35の下端部における開口37をまたぐ箇所に薄肉部39が設けられている。このようにしたことから、薄肉部38および薄肉部39を設けることにより複数の大径羽根33の下端面33eおよび複数の補助羽根35の下端面35eの面積が減り、その分、連結部36の開口37の面積を増やすことができる。これにより、小径羽根34によって掻き上げられて連結部36の開口37を通る水の量の減少を効果的に抑制できる。したがって、吐出し能力の低下を抑制しつつ静音性を効果的に高めることができる。
上述した実施例では、隣り合う大径羽根33の中間に補助羽根35を設けた構成であったが、補助羽根35を、小径羽根34が下端部に連接された大径羽根33に置き換えた構成を採用してもよい。この構成においても、上記実施例と同様の作用効果を奏する。
上記に本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。上記の実施例に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施例の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の趣旨に反しない限り、本発明の範囲に含まれる。
1…排水ポンプ、10…ハウジング、11…本体部、12…底壁部、13…周壁部、15…吐出管入口、16…吸込管、17…吸込口、18…吐出管、19…吐出口、20…カバー、21…係止部、22…ブラケット、23…取付部、24…貫通孔、25…ポンプ室、30…回転羽根、31…軸部、32…取付穴、33…大径羽根、33a…水掻き面、33b…段部、33c…段部、33d…後面、33e…下端面、34…小径羽根、34a…水掻き面、34c…段部、34f…外側端部、35…補助羽根、35a…水掻き面、35b…段部、35c…段部、35d…後面、35e…下端面、36…連結部、37…開口、38…薄肉部、39…薄肉部、40…モータ、41…駆動軸

Claims (8)

  1. 軸部と、前記軸部から径方向に延びる複数の平板状の大径羽根と、前記複数の大径羽根の下端部に連設された複数の小径羽根と、中央に開口が設けられ、前記複数の大径羽根の下端部を連結する連結部と、を有する排水ポンプ用回転羽根であって、
    前記複数の大径羽根における前記開口をまたぐ箇所の少なくとも下端部に前記複数の大径羽根における前記連結部によって連結される箇所より厚さの小さい平板状の薄肉部が設けられていることを特徴とする排水ポンプ用回転羽根。
  2. 前記軸部から径方向に延び、隣り合う前記大径羽根の中間に配置され、前記複数の小径羽根が下端部に連設されていない複数の平板状の補助羽根をさらに有し、
    前記連結部が、前記複数の大径羽根の下端部とともに前記複数の補助羽根の下端部も連結し、
    前記複数の補助羽根における前記開口をまたぐ箇所の少なくとも下端部に前記複数の補助羽根における前記連結部によって連結される箇所より厚さの小さい平板状の薄肉部が設けられている、請求項1に記載の排水ポンプ用回転羽根。
  3. 前記薄肉部が、前記複数の大径羽根の回転方向後方を向く後面を肉盗みすることにより設けられている、請求項1に記載の排水ポンプ用回転羽根。
  4. 前記複数の大径羽根の回転方向前方を向く前面の上端部および外側端部の少なくとも一方に段部が設けられている、請求項3に記載の排水ポンプ用回転羽根。
  5. 前記薄肉部が、前記複数の補助羽根の回転方向後方を向く後面を肉盗みすることにより設けられている、請求項2に記載の排水ポンプ用回転羽根。
  6. 前記複数の補助羽根の回転方向前方を向く前面の上端部および外側端部の少なくとも一方に段部が設けられている、請求項5に記載の排水ポンプ用回転羽根。
  7. 前記複数の小径羽根の回転方向前方を向く前面の外側端部に段部が設けられ、
    前記複数の小径羽根が、前記複数の大径羽根に対して回転方向前方にずれて配置されている、請求項3または請求項4に記載の排水ポンプ用回転羽根。
  8. 下方に向く吸込口を有する吸込管を有するハウジングと、前記ハウジングに収容された回転羽根と、前記回転羽根を回転させるモータと、を有する排水ポンプであって、
    前記回転羽根が、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の排水ポンプ用回転羽根である、排水ポンプ。
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