JP5707086B2 - 排水ポンプ - Google Patents

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本発明は空調機の室内ユニットに装備される排水ポンプに関する。
空調機の室内ユニットは、冷房運転時に熱交換器に空気中の水分が凝縮して付着し、熱交換器の下方に設けられるドレンパン内に滴下する。このドレンパン内に溜ったドレン水を排水するために排水ポンプが装備される。
図7は下記の特許文献1等に開示されている従来の排水ポンプの一例の要部断面図である。この排水ポンプでは、ポンプハウジング100’内に収容された回転羽根200’が回転すると、ドレン水がポンプハウジング100’の下端部に設けられた吸込口110’から吸い込まれ、ポンプハウジング100’の上部側面に設けられた吐出口120’から吐出される。吐出されたドレン水は吐出口120’に接続された配管(図示せず)を介して上方に導かれた後、側方に導かれて室外に排水される。
特開平9−68185号公報
上記従来の排水ポンプにおいては、吐出口120’に接続された配管からポンプハウジング100’へ逆流しようとする戻り水の圧力が吸込口110’側に作用し、吐出効率が減殺されるという問題がある。
本発明の目的は、上記問題点を解消する排水ポンプを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の排水ポンプは、モータと、該モータの駆動軸に連結される回転羽根と、該回転羽根を収容するポンプハウジングとを備え、前記ポンプハウジングは、下端部に設けられる吸込口と、上部に設けられる吐出口とを有し、前記回転羽根は、前記モータの駆動軸に連結される軸部と、該軸部の外周から径方向へ延びる複数の大径羽根と、該大径羽根の下縁部に連続して形成される小径羽根と、該大径羽根の外周部を連結する円筒壁部材と、前記大径羽根と前記円筒壁部材の下縁部に接続される円盤部材とを有する排水ポンプであって、前記円盤部材は、前記円筒壁部材の外径よりも大きな外径を有することにより、その外周部が前記ポンプハウジングの内壁面に近接するとともに前記ポンプハウジング内のポンプ室を吸込側ポンプ室と吐出側ポンプ室とに仕切るものであり、前記円盤部材は、前記円盤部材の中央部に設けられた貫通穴と、前記貫通穴より外周側に配置され前記円盤部材の下側の空間と上側の空間とを連通する流路穴を有しており、前記回転羽根が回転している状態で前記下側の空間の水は前記流路穴を通過して前記上側の空間に流入するが前記上側の空間の水は前記流路穴を通過しないように構成されていることを特徴とする。
なお、前記円盤部材の外周部の側面及び底面と前記ポンプハウジングの内壁面との間に断面L字形の間隙を形成するようにすることで、配管からの戻り水の圧力が吸込口に作用しにくくなるので、吐出効率をさらに向上することができる。
また、前記円盤部材と前記ポンプ室の内壁面との間の間隙は吐出する流体の動粘度、ポンプの排水能力等に応じて設定されるが、例えば2mm以下に設定することができる。
本発明の排水ポンプは、ポンプハウジング内部が円盤部材によって吸込側空間と吐出側空間とに仕切られているため、大径羽根の遠心力を効率良くドレン水に伝達することが可能となる。また、吐出口に接続される配管からの戻り水の圧力(損失)が吸込口に作用しにくくなり、吸込みの効率も上がるので、吐出効率が向上する。
本発明の一実施形態の全体構成を示す一部破断側面図。 図1の排水ポンプの要部の断面図。 回転羽根の平面図及び側面図。 回転羽根の変形例の平面図。 本発明の効果を示すグラフ。 本発明の他の実施形態の要部の断面図。 従来の排水ポンプの要部の断面図。
図1は、本発明の一実施形態である排水ポンプの全体構成を示す一部破断側面図、図2は図1の要部の断面図、図3は回転羽根の平面図及び側面図である。
全体を符号1で示す排水ポンプは、ポンプユニット10とモータユニット20を備える。モータユニット20は、モータ30を上部ケース40と下部ケース50で挟み込んだ構造を有し、上部ケース40と下部ケース50は締結部42により着脱自在に結合される。モータ30は、出力軸32と電力の供給を受けるためのリード線34を有する。
ポンプユニット10は、ポンプハウジング100を備え、ポンプハウジング100は下端部に吸込口110、上部側面に吐出口120を有し、内部にポンプ室130が形成されている。下部ケース50とポンプハウジング100の間にはシール部材70が装着される。
ポンプ室130内には回転羽根200が配設されている。回転羽根200はモータ30の出力軸32に連結される取付軸210を有する。取付軸210は下部ケース50の貫通穴52を貫通し、その上端には貫通穴52から噴出するドレン水がモータ30側へ飛散するのを防止するために水切板60が取り付けられる。
取付軸210は、その下部から半径方向に放射状に延びる複数の大径羽根230を有し、これら大径羽根230の外周縁は円筒壁部材260で連結されている。また、回転羽根200は、各大径羽根230の下縁部から吸込口110の下端部に向けて延びる小径羽根220を有している。
さらに回転羽根200は、円筒壁部材260の下縁部に連結される円盤部材240を備える。この円盤部材240は中央に貫通穴252を有し、大径羽根230の下縁部は円盤部材240に接続されるとともに一部が貫通穴252から下方に突出し、小径羽根220に連結されている。4枚の大径羽根230の中間部には円筒壁部材260から円盤部材240に沿って径方向内側に延びる中間羽根230aが設けられている。
円盤部材240の外周部はポンプ室130の内壁面との間に微小な間隙Gを有して近接しており、ポンプ室130を吸込側ポンプ室130aと吐出口ポンプ室130bとに区分している。間隙Gは、排水する流体の動粘度、ポンプの排水能力等に応じて設定されるもので、その大きさは特に限定されないが、例えば、2mm以下の寸法に設定される。そして、本実施形態では、円盤部材240が大径羽根230と中間羽根230aとの間に合計8個の円形の流路穴250を有する。なお、流路穴250の個数や形状は特に限定されるものではなく、例えば図4(a)〜(c)に示すような形状にすることもできる。
次に本発明の排水ポンプの作用を説明する。
回転羽根200は、モータ30によって、例えば毎分2800回転等の回転速度でポンプ室130内で駆動される。回転羽根200が回転している状態において、吸込側ポンプ室130a内の水は回転羽根200で上向きの力を与えられているために円盤部材240に形成された流路穴250を通過するが、吐出側ポンプ室130b内の水は、回転羽根200が回転しているために、流路穴250を通過しない。このような作用については、流体の粘度が高くなるほど顕著になる。
ポンプ室130は、回転羽根200の円盤部材240で吸込側ポンプ室130aと吐出側ポンプ室130bに仕切られているので、ポンプ室130内の流体に対して効率よく遠心力を伝達し、揚程を与えることができる。また、吐出口120に接続された配管からポンプ室130に戻ろうとする戻り水の圧力が概ね円盤部材240で受け止められ、吸込口110には殆ど作用しないので、吸込み効率を向上することもできる。よって、吐出効率を向上することができるものである。
図5は、本発明の排水ポンプの効果を示す実験結果のグラフであり、横軸はドレン水の動粘度、縦軸はポンプ締切揚程である。カーブCは従来の排水ポンプの特性を示し、カーブCは本発明の排水ポンプの特性を示す。動粘度の高い流体にあっては、本発明の排水ポンプの締切揚程が高いことが実験により確認された。
本発明の排水ポンプは以上の構成と特性を備えるので、特に空気中にオイルが多く含まれるような環境で稼動するエアコンサイクルの室内機で生じる粘度の高いドレン水を機外に排出する排水ポンプにとして用いた場合に有効である。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図6は本発明の他の実施形態の要部の断面図である。本実施形態において、上述の実施形態と同一又は類似の部分には同一の符号を付してあり、重複する説明は省略する。
本実施形態では、ポンプ室130の内壁面における円盤部材240の外周部に対向する部位に内方に張り出す段部140が全周に亘って形成されている。この段部140は、円盤部材240の底面と間隙Gを有して近接する水平面140aと、この水平面140aに直交する垂直面140bとを有しており、円盤部材240の外周部の側面及び底面とポンプ室130の内壁面との間に断面L字形の間隙が形成されている。このような構成によれば、配管からの戻り水の圧力を水平面140aで受け止めることになるため、該圧力が吸込口110により作用しにくくなり、吐出効率を一層向上することができる。
以上、本発明の具体的な実施を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。
1 排水ポンプ
10 ポンプユニット
20 モータユニット
30 モータ
40 上部ケース
42 締結具
50 下部ケース
52 貫通穴
60 水切板
70 シール部材
100 ポンプハウジング
110 吸込口
120 吐出口
130 ポンプ室
130a 吸込側ポンプ室
130b 吐出側ポンプ室
200 回転羽根
210 取付軸
220 小径羽根
230 大径羽根
240 円盤部材
250 流路穴
260 円筒壁部材

Claims (3)

  1. モータと、該モータの駆動軸に連結される回転羽根と、該回転羽根を収容するポンプハウジングとを備え、該ポンプハウジングは、下端部に設けられる吸込口と、上部に設けられる吐出口とを有し、前記回転羽根は、前記モータの駆動軸に連結される軸部と、該軸部の外周から径方向へ延びる複数の大径羽根と、該大径羽根の下縁部に連続して形成される小径羽根と、該大径羽根の外周部を連結する円筒壁部材と、前記大径羽根と前記円筒壁部材の下縁部に接続される円盤部材とを有する排水ポンプであって、前記円盤部材は、前記円筒壁部材の外径よりも大きな外径を有することにより、その外周部が前記ポンプハウジングの内壁面に近接するとともに前記ポンプハウジング内のポンプ室を吸込側ポンプ室と吐出側ポンプ室とに仕切るものであり、前記円盤部材は、前記円盤部材の中央部に設けられた貫通穴と、前記貫通穴より外周側に配置され前記円盤部材の下側の空間と上側の空間とを連通する流路穴をさらに有しており、前記回転羽根が回転している状態で前記下側の空間の水は前記流路穴を通過して前記上側の空間に流入するが前記上側の空間の水は前記流路穴を通過しないように構成されていることを特徴とする排水ポンプ。
  2. 前記円盤部材の外周部の側面及び底面と前記ポンプハウジングの内壁面との間に断面L字形の間隙が形成されていることを特徴とする請求項1記載の排水ポンプ。
  3. 前記円盤部材の外周部とポンプ室の内壁面との間の間隙は2mm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の排水ポンプ。
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