JP4663674B2 - ポンプ設備 - Google Patents

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Description

本発明は、汚水送水等に使用されるポンプ設備に関する。
従来、例えば特許文献1に、立軸ポンプとこの立軸ポンプを駆動するための水中モータをポンプ室に配置した汚水送水等のポンプ設備が開示されている。立軸ポンプの駆動用のモータとして水中モータではない通常のものを使用した場合、モータの水没を防止するためにポンプ室の上方の据付床に設置する必要があり、設備が大型化する。特に、モータを高い位置に配置する場合には、ポンプ室とモータの据付床の間に複数の中間床を設け、モータの出力軸とポンプの主軸を連結する中間軸を支持するために各中間床に中間軸受を設ける必要がある。その結果、設備がさらに大型化し、建設コストも増加する。特許文献1に記載のもののように、水中モータで立軸ポンプを駆動する構成とすれば、据付床や中間床が不要となるため、設備の小型化、簡易化を図ることができる。また、特許文献2には、乾式の水中モータとポンプ本体を一体化した水中モータポンプをピット外のポンプ室内に配置した構成が知られている(特許文献2)。
しかし、特許文献1に記載のポンプ設備は、水中モータの冷却水を循環させるための管路、加圧ポンプ等を備える点で、設備の構造が複雑である。特許文献2に記載のポンプ設備では、水中モータのケーシングとポンプのケーシングの間に配置した熱交換器により、水中モータ内を循環させている一次冷却水をポンプの揚水で冷却する構造を採用しているため、揚水をインペラ背面と熱交換器の狭い隙間に導入する必要がある。そのため、揚水に夾雑物(特に植物等のヒモ状の夾雑物)の流入量が多い場合、隙間への夾雑物の噛み込み、インペラ内部や回転軸での夾雑物の絡み付き等が発生しポンプの運転を阻害する。
特開2003−120571号公報 特開2002−310088号公報
本発明は、設備の構造が比較的簡易で、かつ揚水に含まれる夾雑物等の噛み込みや絡み付きを確実に防止することができるポンプ設備を提供することを課題とする。
本発明は、揚水を貯留する吸水槽と、前記吸水槽に隣接して設けられたポンプ室と、一端が前記吸水槽に接続され、他端が前記ポンプ室内に位置する吸入管と、一端が前記ポンプ室内に位置し、他端が排水側に接続された吐出管と、吸込口が前記吸入管に接続され、かつ吐出口が前記吐出管に接続された立軸ポンプからなるポンプ本体と、このポンプ本体の上部に一体に設けられ、かつ回転軸に前記ポンプ本体の羽根車が取り付けられているポンプ駆動用の水中モータとを備え、前記吸水槽内の揚水を前記吸入管から吸入して前記吐出管へ吐出する水中ポンプとを備え、前記水中ポンプは、前記水中モータのモータケーシングの外側に設けられたウォータジャケットと、前記水中モータと前記ポンプ本体との間に設けられ、前記モータケーシングと前記ウォータジャケットとの間に形成された冷却水空間内に封入された一次冷却水が上方側に導入され、前記揚水が前記羽根車の背面側から二次冷却水として下方側に導入される熱交換器と、前記羽根車の主板の背面側に外周縁に沿って互いに間隔をあけて設けられた複数の回転刃と、前記回転刃の外側に位置するように互いに間隔をあけて前記ポンプ本体のポンプケーシングに設けられた複数の固定刃とを備え、前記羽根車から吐出される揚水の一部を前記熱交換器の下方側に導くための環状の隙間が前記主板の外周縁と前記ポンプケーシングとの間に形成されている、ことを特徴とする、ポンプ設備を提供する。
水中モータとポンプ本体を一体化し、かつ水中モータの冷却水空間内の一次冷却水と二次揚水としての揚水の熱交換を行う熱交換器を備える水中ポンプを採用したことにより、ポンプ室が水没しても水中ポンプの放熱が確保され連続運転できる。そのため、ポンプ室とは別にモータの据付床や中間床を設ける必要がなく、水中ポンプ、ポンプ本体等のすべての機器をポンプ室に設置できる。この点で本発明のポンプ設備は構造が簡易である。また、吸水槽とポンプ室を地下に集約することで建築コストを低減できる。
水中ポンプの羽根車の背面側に設けた回転刃により、羽根車の背面側とポンプケーシングとの間の隙間から熱交換器へ流れる揚水中の夾雑物(特に植物等のヒモ状の夾雑物)を破砕できる。そのため、羽根車の背面側とポンプケーシングとの隙間への夾雑物の噛み込みや、羽根車内部や回転軸での夾雑物の絡み付きを防止できる。
ポンプケーシング側に固定刃を設けることにより、揚水中の夾雑物を回転刃と固定刃の間に挟み込んで破砕できるので、夾雑物の噛み込みや絡み付きをより確実に防止できる。
本発明のポンプ設備は、水中モータとポンプ本体を一体化し、かつ水中モータの冷却水空間内の一次冷却水と二次冷却水としての揚水の熱交換器を備える水中ポンプを採用したことにより、ポンプ室とは別にモータの据付床や中間床を設ける必要がなく、水中ポンプ、ポンプ本体等のすべての機器をポンプ室に設置でき、設備の構造が簡易である。また、本発明のポンプ設備では、水中ポンプの羽根車の背面側に回転刃を設けているので揚水に含まれる夾雑物等の噛み込みや絡み付きを確実に防止することができる。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1を参照すると、ポンプ設備1は、例えば汚水や下水である揚水を貯留する吸水槽2と、この吸水槽2と隔壁を隔てて隣接するポンプ室3とを備える。吸水槽2とポンプ室3は地下に設置されている。ポンプ室3内に水中ポンプ4が配置されている。また、一端が吸水槽2に接続され、他端がポンプ室3内に位置する吸入管5が設けられている。さらに、一端がポンプ室3内に位置し、他端が排水槽(排水側)6に接続された吐出管7が設けられている。
図2及び図3を併せて参照すると、本実施形態の水中ポンプ4は、ポンプ本体8と水中モータ9を備えるモータ一体型のポンプである。ポンプ本体8は、立軸渦巻斜流型であり、吸込口37aが吸入管5に接続され、吐出口38aが吐出管7に接続されている。このポンプ本体8の上部にポンプ駆動用の水中モータ9が一体に設けられている。水中モータ9のモータ軸(回転軸)11の下端側はポンプ本体8の吸込口37a付近まで延びており、インペラ(羽根車)12が取り付けられている。吸水槽2内の揚水は吸入管5からポンプ本体8に吸入され、ポンプ本体8によって吐出管7に吐出されて排水槽6に送水される。
以下、図2及び図3を参照して水中ポンプ4(水中モータ9とポンプ本体8)について説明する。
水中モータ9のモータケーシング13内には空気が充填されており(乾式)、鉛直方向に延びるモータ軸(回転軸)11の上端側が収容されている。モータ軸11はモータケーシング13内に配置された軸受14A,14Bによって回転自在に支持されている。また、モータ軸11には回転子15が固定され、この回転子15と対向して固定子16が配置されている。
モータケーシング13の下端開口は、オイルボックス17により封鎖されている。また、オイルボックス17は、ボックス上部17aと、このボックス上部17aの下端開口を封鎖するボックス下部17bにより構成され、潤滑油が封入されたオイル室18が内部に形成されている。
オイルボックス17は、概ね扁平な円筒状である冷却水ボックス19の上端開口を封鎖している。一方、冷却水ボックス19の下端開口は、概ね円板状である熱交換器21の上面側で封鎖されており、冷却水ボックス19の内部には一次冷却水を封入する冷却水室22が形成されている。熱交換器21の下面側は、ポンプ本体8のポンプケーシング36に取り付けられており、後に詳述するようにポンプケーシング36の内部と連通している。
図4(A)を併せて参照すると、熱交換器21の下面側には多数の円弧状の伝熱フィン21aが設けられており、これらの伝熱フィン21と後述するウエアプロテクタ39によりラビリンス状ないしは折れ曲がり状の二次冷却水経路23が形成されている。図4(B)に示すように、個々の伝熱フィン21aはそれ自体が折れ曲がった形状を有していてもよい。同様に、熱交換器21の上面側にも多数の円弧状又は折れ曲がり形状の伝熱フィン21bが設けられており、これらの伝熱フィン21bとボックス下部17b(オイルボックス17)の下面によりラビリンス状ないしは折れ曲がり状の一次冷却水経路24が形成されている。
熱交換器21には一次冷却水経路24と連通するポート21cが形成されており、このポート21cはそれぞれ仕切弁を介設したエア抜き用管路25、揚水戻し管路26、及び外部注水用管路27に接続されている。
モータ軸11の下端側はオイルボックス17(オイル室18)、冷却水ボックス19(冷却水室22)、及び熱交換器21を貫通してポンプケーシング36の内部まで延びており、インペラ12が固定されている。オイル室18内には、モータケーシング13内と空気とオイル室18内の潤滑油の間のシール、及び潤滑油と冷却水室22内の一次冷却水の間のシールを行う上部軸封装置28Aが配置されている。また、冷却水室22には一次冷却水と揚水間のシールを行う下部軸封装置28Bが配置されている。
モータケーシング13の外側を取り囲むウォータジャケット29が設けられている。モータケーシング13の外周面とウォータジャケット29の内周面との間には、厚肉円筒状の冷却水空間31が形成されている。冷却水空間31は、冷却水出口管32と冷却水入口管33により、冷却水ボックス19内の冷却水室22に接続されている。モータ軸11の冷却水室22に位置する部位には循環羽根34が取り付けられている。
ポンプ本体8のポンプケーシング36は、ベント状で一端に吸込口37aを備える吸込ケーシング37と、この吸込ケーシング37の他端が下部に接続され、かつ吐出口38aを備えるインペラケーシング38とにより構成されている。インペラケーシング38内にインペラ12が配置されている。インペラ12はモータ軸11に固定されたボス部12aと、このボス部12aから延びる主板12bと、主板12bから延びる複数の羽根12cを備える。
図5を併せて参照すると、インペラ12の主板12bと対向するインペラケーシング38の上部には円形の上部開口38bが形成されている。この上部開口38b内には、熱交換器21の下面側にボルト止めされたウエアプロテクタ39が配置されている。ウエアプロテクタ39は概ね円環状であり、中央に円形孔39aが形成されている。この円形孔39aを通ってモータ軸11の下端側がインペラケーシング38の内部に延びている。また、ウエアプロテクタ39の外周縁には、円形孔39aの周壁との間の水密性を確保するためのシール部材41が装着されている。ウエアプロテクタ39の下面と、インペラ12の主板12bの背面側のうち羽根12cの後端付近の部位との間には、インペラ12の回転を確保するための隙間が設けられている。インペラケーシング38の内部は、この隙間とウエアプロテクタ39の円形孔39aとを介して熱交換器21の二次冷却水経路23と連通している。
ポンプ運転時には、ウォータジャケット29内の冷却水空間31中の一次冷却水は、循環羽根34の回転により冷却水出口管32を経て冷却水室22に流入し、熱交換器21の上面側に導入される。この一次冷却水は熱交換器21の一次冷却水経路24を内側から外側に向かって流れ、さらに冷却水入口管33を経て冷却水室22に戻る。換言すれば、一次冷却水は、ウォータジャケット29内の冷却水空間31と熱交換器21の間を循環する。一方、インペラ12の羽根12cの後端側から吐出口38aへ吐出される揚水の一部が、前述の主板12bとウエアプロテクタ39との隙間を通って主板12bの背面側に回り込み、さらにウエアプロテクタ39の円形孔39aを通って熱交換器21の下面側に導入される。この揚水は熱交換器21の二次冷却水経路23を内側から外側に向けて流れる。従って、水中モータ9で発生した熱は、熱交換器21において一次冷却水(一次冷却水経路24)から二次冷却水として揚水(二次冷却水経路23)に伝達され、その結果、水中モータ9が冷却される。
本実施形態のポンプ設備1では、水中モータ9とポンプ本体8を一体化し、かつ水中モータ9の冷却水空間31内の一次冷却水と二次冷却水としての揚水の熱交換を行う熱交換器21を備える水中ポンプ4を採用したことにより、気中運転であるか水中運転であるかにかかわらず水中ポンプ4の放熱が確保され、連続運転できる。換言すれば、ポンプ室3が水没しても水中ポンプ4の放熱が確保され連続運転できる。そのため、ポンプ室3とは別にモータの据付床や中間床を設ける必要がなく、水中ポンプ、ポンプ本体等のすべての機器をポンプ室に設置できる。この点で本発明のポンプ設備1は構造が簡易である。また、吸水槽2とポンプ室3を地下に集約することで建築コストを低減できる。
次に、図3、図5、図6(A)、図6(B)、及び図7(A)を参照して揚水中に含まれる夾雑物(特に植物等のヒモ状の夾雑物)を破砕するための機構について説明する。
インペラ12の主板12bの背面側のうち羽根12cの最後端と対応する外周縁には、上向きに突出する凸状刃からなる回転刃42が複数個設けられている。図6(B)に示すように、個々の回転刃42は平面視で円形である主板12bの外周縁に沿って互いに間隔をあけて設けられており、平面視で概ね円弧状を呈する。また、図5及び図6(A)に示すように、ウエアプロテクタ39の下面には収容溝39b(平面視又は底面視では円環状である。)が設けられており、回転刃42はこの収容溝39b内に配置されている。具体的には、個々の回転刃42は、収容溝39bの側壁と底壁に対して僅かな隙間をあけて対向している。本実施形態では、インペラ12の回転方向は平面視で時計方向(図6(B)及び図7(A)の矢印参照)であり、個々の回転刃42のインペラ回転方向の先端側の面が回転側切断面42aを構成している。
一方、ウエアプロテクタ39側には、インペラ側の回転刃42よりも外周縁側に位置して対向する凹状刃からなる固定刃43が複数個設けられている。具体的には、ウエアプロテクタ39の下面の収容溝39bの外側の側壁に凹部を設けることで、個々の固定刃43が形成されている。図6(B)に示すように、個々の固定刃43は主板12bの外縁部に沿って互いに間隔をあけて設けられており、平面視で概ね円弧状を呈する。また、個々の固定刃43のインペラ回転方向の先端側の面が固定側切断面43aを構成している。
前述のように、ポンプ運転時にはインペラ12の羽根12cの後端側から吐出される揚水の一部が主板12bとウエアプロテクタ39との隙間を通って主板12bの背面側に回り込むが、この揚水に夾雑物44(図6(B)に模式的に示す)が含まれる場合がある。インペラ12に設けられた回転刃42はモータ軸11の回転に伴って回転する一方、ウエアプロテクタ39に設けられた固定刃43は回転せずに固定した位置ある。前述の揚水中に含まれる夾雑物44は、回転刃42の回転側切断面42aと、固定刃43の固定側切断面43aとの間に挟み込まれて切断・破砕される。その結果、インペラ12の主板12bとウエアプロテクタ39の間の隙間への夾雑物44の噛み込みや、インペラ12の内部やモータ軸11への夾雑物44の絡み付きを防止できる。
図7(A)を参照すると、本実施形態における回転刃42の回転側切断面42aはインペラ12の回転方向(矢印参照)に対しては傾斜しているが、モータ軸11と同方向(鉛直方向)に延びている。一方、本実施形態における固定刃43の固定側切断面43aは、インペラ12の回転方向に対して垂直で、かつモータ軸11と同方向(鉛直方向)に延びている。図7(B),(C)は、回転側切断面42aと固定側切断面43aの傾きの組み合わせの他の例を示す。図7(B),(C)も、固定側切断面43aの傾きは本実施形態(図7(A))と同様である。図7(B)に示す例では、回転側切断面42aはインペラ12の回転方向とモータ軸11の方向(鉛直方向)の両方に対して傾いており、回転側切断面42aと固定側切断面43aとの間には符号θで模式的に示す角度付けがなされている。図7(C)に示す例では、回転側切断面42aはインペラ12の回転方向に対して垂直で、かつモータ軸11と同方向(鉛直方向)に延びている。
図8から図11は、回転刃42と固定刃43の第1の代案を示す。図8を参照すると、この第1の代案では、回転刃42と固定刃43の両方が凸状刃である。固定刃43はウエアプロテクタ39の下面から下向きに突出しており、突出の向きが上下逆である点を除いて回転刃42と同様の形状を有する。回転刃42のインペラ回転方向先端側の面と、固定刃43のインペラ回転方向後端側の面が、それぞれ回転側切断面42aと固定側切断面43aを構成する。
図8の構成では、図9に示すように回転側切断面42aと固定側切断面43aの両方が、インペラ12の回転方向(矢印参照)に対しては傾斜しているが、モータ軸11と同方向に延びている。図10(A)から図11(B)は、回転側切断面42aと固定側切断面43aの傾きの組み合わせの他の例を示す。図10(A)の例では、回転側切断面42aと固定側切断面43aの両方が、インペラ回転方向とモータ軸11の延びる方向に対して傾いており、両者の間に角度付けθがなされている。図10(B)の例では、回転側切断面42aはインペラ回転方向とモータ軸11の延びる方向に対して傾いている一方、固定側切断面43aはインペラ回転方向に対しては傾斜しているがモータ軸11と同方向に延びている(角度付けθがある。)。図10(C)の例では、回転側切断面42aはインペラ回転方向に対しては傾斜しているがモータ軸11と同方向に延び、固定側切断面43aはインペラ回転方向に対して垂直で、かつモータ軸11と同方向に延びている。図11(A)の例では、回転側切断面42aはインペラ回転方向とモータ軸11の延びる方向に対して傾いており、固定側切断面43aはインペラ回転方向に対して垂直で、かつモータ軸11と同方向に延びている(角度付けθがある。)。図11(B)の例では、回転側切断面42aと固定側切断面43aの両方が、インペラ回転方向に対して垂直で、かつモータ軸11と同方向に延びている。
図12及び図13は、回転刃42と固定刃43の第2の代案を示す。この第2の代案では、回転刃42は凹状刃で固定刃43は凸状刃である。回転刃42はインペラ12の主板12bの外周面と背面が合流する部位に設けられており、上部と下部が開口した平面視で円弧状の凹状の溝からなる。固定刃43はウエアプロテクタ39の下面から下向きに突出している。回転刃42と固定刃43のインペラ回転方向後端側の面が、それぞれ回転側切断面42aと固定側切断面43aを構成する。
図12の構成では、図13(A)に示すように回転側切断面42aはインペラ回転方向に対して垂直で、かつモータ軸11と同方向に延びており、固定側切断面43aはインペラ回転方向に対しては傾斜しているが、モータ軸11と同方向に延びている。図13()及び図13()は、回転側切断面42aと固定側切断面43aの傾きの組み合わせの他の例を示す。図13(B),(C)のいずれも、回転側切断面42aはインペラ回転方向に対して垂直で、かつモータ軸11と同方向に延びている。図13(B)の例では、固定側切断面43aはインペラ回転方向とモータ軸11の延びる方向に対して傾いており、角度付けθがなされている。図13(C)の例では、固定側切断面43aはインペラ回転方向に対して垂直で、かつモータ軸11と同方向に延びている。
図14及び図15は、回転刃42と固定刃43の第3の代案を示す。この第3の代案では、回転刃42と固定刃43の両方が凹状刃である。ウエアプロテクタ39の下面の外周側に下向きに突出する円環状の突出部39cが形成されており、この突出部39cの内周面と底面の合流する部位に平面視で円弧状の溝を設けることで、固定刃43が形成されている。回転刃42のインペラ回転方向後端側の面と、固定刃43のインペラ回転方向先端側の面が、それぞれ回転側切断面42aと固定側切断面43aを構成する。この例では、回転側切断面42aと固定側切断面43aは、いずれもインペラ回転方向に対して垂直で、かつモータ軸11と同方向に延びている。しかし、回転側切断面42aと固定側切断面43aのいずれか一方又は両方をインペラ回転方向やモータ軸の延びる方向に対して傾けてもよい。
図16は第4の代案を示す。第4の代案では、インペラ12の主板12bには凸状刃である回転刃42を設けているが、固定刃は設けられていない。回転刃42はウエアプロテクタ39の下面の突出部39c(図14(A)参照)の内周面に対して僅かな隙間を隔てて対向している。回転刃42のインペラ回転方向先端側の面が回転側切断面42aを構成する。回転刃42のみを設けた場合でも、夾雑物を切断することが可能である。図16(A)の例では、回転側切断面42aはインペラ回転方向に対しては傾斜しているがモータ軸11と同方向に延びている。図16(B)の例では、回転側切断面42aはインペラ回転方向とモータ軸11の延びる方向に対して傾いている。図16(C)の例では、回転側切断面42aはインペラ回転方向に対して垂直で、かつモータ軸11と同方向に延びている。
本発明の実施形態にかかるポンプ設備を示す断面図。 ポンプ設備が備えるポンプを示す断面図。 図2の部分拡大図。 (A)は図3のIV−IV線での断面図、(B)は熱交換器の揚水側の構造の代案を示す図。 図2の部分Vの部分拡大図。 (A)は図2のポンプのインペラ裏面側及びウエアプロテクタ付近の模式的な断面図、(B)は(A)のVI−VI線での断面図。 (A)は図2のポンプの凸状の回転刃と凹状の固定刃の組み合わせを示す模式的な斜視図、(B)及び(C)は凸状の回転刃と凹状の固定刃の組み合わせの他の例を示す模式的な斜視図。 (A)は図2のポンプのインペラ裏面側及びウエアプロテクタ付近の第1の代案の模式的な断面図、(B)は(A)のVIII−VIII線での断面図。 図8の代案が備える凸状の回転刃と凸状の固定刃の組み合わせを示す模式的な斜視図。 (A)、(B)、及び(C)は凸状の回転刃と凸状の固定刃の組み合わせの他の例を示す模式的な斜視図。 (A)及び(B)凸状の回転刃と凸状の固定刃の組み合わせの他の例を示す模式的な斜視図。 (A)は図2のポンプのインペラ裏側及びウエアプロテクタ付近の第2の代案の模式的な断面図、(B)は(A)のXII−XIII線での断面図。 (A)は図12の代案が備える凹状の回転刃と凸状の固定刃の組み合わせを示す模式的な斜視図、(B)から(C)は凹状の回転刃と凸状の固定刃の組み合わせの他の例を示す模式的な斜視図。 (A)は図2のポンプのインペラ裏側及びウエアプロテクタ付近の第3の代案の模式的な断面図、(B)は(A)のXV−XV線での断面図。 図14の代案が備える凹状の回転刃と凸状の固定刃の組み合わせを示す模式的な斜視図。 (A)、(B)、及び(C)は凸状の固定刃のみを備える第4の代案を示す模式的な斜視図。
符号の説明
1 ポンプ設備
2 吸水槽
3 ポンプ室
4 水中ポンプ
5 吸入管
6 排水槽
7 吐出管
8 ポンプ本体
9 水中モータ
11 モータ軸
12 インペラ
12a ボス部
12b 主板
12c 羽根
13 モータケーシング
14A,14B 軸受
15 回転子
16 固定子
17 オイルボックス
17a ボックス上部
17b ボックス下部
18 オイル室
19 冷却水ボックス
21 熱交換器
21a,21b 冷却フィン
21c ポート
22 冷却水室
23 二次冷却水経路
24 一次冷却水経路
25 エア抜き用管路
26 揚水戻し管路
27 外部注水用管路
28A 上部軸封装置
28B 下部軸封装置
29 ウォータジャケット
31 冷却水空間
32 冷却水出口管
33 冷却水入口管
34 循環羽根
36 ポンプケーシング
37 吸込ケーシング
37a 吸込口
38 インペラケーシング
38a 吐出口
38b 上部開口
39 ウエアプロテクタ
39a 円形孔
39b 収容溝
39c 突出部
41 シール部材
42 回転刃
42a 回転側切断面
43 固定刃
43a 固定側切断面
44 夾雑物

Claims (1)

  1. 揚水を貯留する吸水槽と、
    前記吸水槽に隣接して設けられたポンプ室と、
    一端が前記吸水槽に接続され、他端が前記ポンプ室内に位置する吸入管と、
    一端が前記ポンプ室内に位置し、他端が排水側に接続された吐出管と、
    吸込口が前記吸入管に接続され、かつ吐出口が前記吐出管に接続された立軸ポンプからなるポンプ本体と、このポンプ本体の上部に一体に設けられ、かつ回転軸に前記ポンプ本体の羽根車が取り付けられているポンプ駆動用の水中モータとを備え、前記吸水槽内の揚水を前記吸入管から吸入して前記吐出管へ吐出する水中ポンプと
    を備え、
    前記水中ポンプは、
    前記水中モータのモータケーシングの外側に設けられたウォータジャケットと、
    前記水中モータと前記ポンプ本体との間に設けられ、前記モータケーシングと前記ウォータジャケットとの間に形成された冷却水空間内に封入された一次冷却水が上方側に導入され、前記揚水が前記羽根車の背面側から二次冷却水として下方側に導入される熱交換器と、
    前記羽根車の主板の背面側に外周縁に沿って互いに間隔をあけて設けられた複数の回転刃と、
    前記回転刃の外側に位置するように互いに間隔をあけて前記ポンプ本体のポンプケーシングに設けられた複数の固定刃とを備え、
    前記羽根車から吐出される揚水の一部を前記熱交換器の下方側に導くための環状の隙間が前記主板の外周縁と前記ポンプケーシングとの間に形成されている、ことを特徴とする、ポンプ設備。
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