JP2006125278A - 水中機械の軸封装置 - Google Patents

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Takanobu Otani
貴信 大谷
Mitsuo Sumio
光男 角尾
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Abstract

【課題】モータ内部への水や異物の侵入を確実に防止できる水中機械の軸封装置を提供することである。
【解決手段】主軸4の外周に嵌め込まれたラビリンスリング11とモータカバー3にねじ止めされたシールカバー12とで、ラビリンス通路15が途中の2箇所で部分的に拡幅されたラビリンスシール13を形成し、このラビリンス通路15の拡幅部に、弾性シール部材16、17を組み込んで、そのシール部材16、17組込位置よりも奥側の空間にグリース18を充填し、シール部材16、17でグリース18の遠心力によるラビリンスシール13からの流出を防ぐようにすることにより、水や異物が通路15途中まで押し込まれても、グリース18およびシール部材16、17の密封作用で、それ以上奥への侵入を阻止されるようにしたのである。
【選択図】図2

Description

本発明は、水中機械の水中モータの主軸とモータカバーとの隙間を密封する軸封装置に関する。
一般に、水中ポンプ等の水中機械は、水中モータの一端を塞ぐモータカバーを貫通してモータ外に延びる主軸の先端側に、水中で回転して作業を行う装置が取り付けられており、主軸とモータカバーとの隙間からモータ内部へ水や異物が侵入しないように、その隙間を密封する軸封装置が設けられている。この軸封装置としては、メカニカルシール、ラビリンスシールおよびオイルシール等が用いられ、密封性能を高めるために、同じタイプのシールを複数並設したもの(例えば、特許文献1参照。)や、2種類以上のシールを並設したものが多い。
しかしながら、上記のような軸封装置を設けた水中機械においても、例えば、水底のスラリーや土砂を吸い上げる水中ポンプでは、主軸に取り付けた羽根車の回転により軸封装置に背圧が作用し、スラリーや土砂が軸封装置内へ押し込まれてモータ内部まで達する等、水や異物のモータ内部への侵入を十分に防止できない場合があった。
特開平9−280191号公報
本発明の課題は、モータ内部への水や異物の侵入を確実に防止できる水中機械の軸封装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、水中モータの一端を塞ぐモータカバーとモータカバーを貫通する主軸との隙間を密封する水中機械の軸封装置において、前記主軸とモータカバーとの間に、ラビリンス通路が途中で部分的に拡幅されたラビリンスシールを形成し、このラビリンスシールの通路の拡幅部に、前記主軸とモータカバーの一方に取り付けられて他方と摺接する弾性シール部材を組み込んで、そのシール部材組込位置よりも奥側の空間にグリースを充填した構成を採用した。
すなわち、主軸とモータカバーとの間に形成したラビリンスシールの通路の途中の拡幅部に接触式の弾性シール部材を組み込み、そのシール部材組込位置よりも奥側の空間にグリースを充填して、シール部材でグリースの遠心力によるラビリンスシールからの流出を防ぐようにすることにより、水や異物がラビリンス通路途中まで押し込まれても、グリースおよびシール部材の密封作用で、それ以上奥への侵入を阻まれるようにしたのである。
本発明の水中機械の軸封装置は、上述したように、主軸とモータカバーとの間にラビリンスシールを形成して、その通路の途中に接触式の弾性シール部材を設け、このシール部材で通路に充填したグリースの流出を防いで、モータ内部への水や異物の侵入を確実に防止できるようにしたものであるから、長期間安定して使用することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1は、実施形態の軸封装置1が組み込まれた水中ポンプを示す。この水中ポンプは、水中モータ2と、このモータ2の一端を塞ぐモータカバー3と、モータカバー3を貫通してモータ2外に延びる主軸4と、主軸4の先端側に取り付けられた羽根車5およびカッターファン6と、羽根車5を囲むポンプケーシング7と、カッターファン6の外周を囲むストレーナ8とで基本的に構成されており、主軸4を回転させることにより、水底のスラリーや土砂をカッターファン6で攪乱しながら羽根車5でポンプケーシング7内へ吸い上げて、図示省略した吐出管へ排出するようになっている。
前記ポンプケーシング7は、モータカバー3にねじ止めされた筒部7aと、その両端の開口を塞ぐフロントカバー7bおよびバックライナー7cとで構成されており、フロントカバー7b中央の吸込口から吸い上げられたスラリーや土砂等の異物がモータ2側へ侵入しにくいように、バックライナー7cの内周側に、主軸4外周に嵌め込まれたスリーブ9と摺接する弾性シール部材(オイルシール)10が取り付けられている。
そして、バックライナー7c内周のシール部材10を通過した異物のモータ2内への侵入を防止するために、モータカバー3と主軸4との間に軸封装置1が設けられている。なお、この水中ポンプでは、軸封装置1への異物侵入防止手段として、モータカバー3にバックライナー7cと軸封装置1との間の空間をポンプ外に連通させる開口3aを設けており、軸封装置1に作用するポンプの背圧を小さくすることにより、背圧で軸封装置1内へ押し込まれる異物量の減少を図っている。
図2に示すように、前記軸封装置1は、主軸4の外周に嵌め込まれたラビリンスリング11とモータカバー3にねじ止めされたシールカバー12とで形成されるラビリンスシール13と、このラビリンスシール13の内側に連続して設けられたメカニカルシール14とで構成されている。
前記ラビリンスシール13は、ラビリンスリング11とシールカバー12の互いの対向面に設けた複数の環状突部11a、12aを噛み合わせて、ラビリンス通路15が途中の2箇所で部分的に拡幅されるように形成したもので、通路15の各拡幅部には、それぞれ弾性シール部材(オイルシール)16、17が組み込まれ、そのシール部材16、17組込位置よりも奥側の空間にグリース18が充填されている。
ここで、各シール部材16、17は、ラビリンスリング11の環状突部11aの内周に嵌め込まれて、シールカバー12の環状突部12aと摺接しており、その組込作業を容易にするために、ラビリンスリング11にグリース圧力開放用のねじ19が着脱可能にねじ込まれている。なお、各シール部材の組み込み方は、この例と逆に、シールカバー側に嵌め込んでラビリンスリング側と摺接させるようにしてもよい。
また、ラビリンス通路15は、外周側端部が径方向に開口しており、拡幅部以外で軸方向に延びる部分が径方向に延びる部分よりも狭幅になっている。そして、通路15の一部を形成するラビリンスリング11の外周側環状突部11aおよび筒部11bの外周面には、主軸4の回転方向と同方向のねじ切り加工により螺旋状の溝11cが形成されている。
この軸封装置1は、上記の構成であり、ラビリンスシール13の通路15が外周側端部で径方向に開口しているため、ポンプの背圧により通路15に入り込もうとする水や異物が、ラビリンスリング11の回転により発生する遠心力ではね飛ばされ、異物のラビリンスシール13への侵入が生じにくい。
また、ラビリンス通路15の幅が異物侵入経路に沿って拡縮しているため、異物を含む流体は通路15内を進んでいくときに圧力損失を生じるし、ポンプ停止中にも毛細管現象を起こしにくい。さらに、ラビリンスリング11の螺旋状溝11cが回転することにより、異物を含んだ流体に侵入方向と逆の軸方向流れが生じる。このため、通路15に入り込んだ異物も奥側へ侵入していきにくい。
そのうえ、ラビリンス通路15途中の拡幅部に組み込まれたシール部材16、17が、その奥側の空間に充填されたグリース18の遠心力によるラビリンスシール13からの流出を防いでいるので、異物が通路15の拡幅部まで到達しても、グリース18とシール部材16、17の密封作用で、それ以上奥への侵入は阻止される。
上述したように、この軸封装置1は、優れた密封性能を備えたラビリンスシール13をメカニカルシール14と並設したので、モータ2内部への水や異物の侵入を確実に防止することができ、長期間安定して使用できる。
なお、本発明の軸封装置は、実施形態で説明した水中ポンプに限らず、水中モータ外に延びる主軸をもつ各種の水中機械に有効に適用することができる。
実施形態の軸封装置を組み込んだ水中ポンプの一部切欠き正面図 図1の軸封装置の拡大正面断面図
符号の説明
1 軸封装置
2 水中モータ
3 モータカバー
4 主軸
5 羽根車
6 カッターファン
7 ポンプケーシング
8 ストレーナ
11 ラビリンスリング
11a 環状突部
11b 筒部
11c 螺旋状溝
12 シールカバー
12a 環状突部
13 ラビリンスシール
14 メカニカルシール
15 ラビリンス通路
16、17 弾性シール部材
18 グリース

Claims (1)

  1. 水中モータの一端を塞ぐモータカバーとモータカバーを貫通する主軸との隙間を密封する水中機械の軸封装置において、前記主軸とモータカバーとの間に、ラビリンス通路が途中で部分的に拡幅されたラビリンスシールを形成し、このラビリンスシールの通路の拡幅部に、前記主軸とモータカバーの一方に取り付けられて他方と摺接する弾性シール部材を組み込んで、そのシール部材組込位置よりも奥側の空間にグリースを充填したことを特徴とする水中機械の軸封装置。
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