JP2017133654A - 軸封装置および回転機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油の漏洩を長期間防止することができる軸封装置を提供する。
【解決手段】軸封装置50は、回転軸1に固定可能な回転部材40と、回転部材40に対向して配置された静止部材51とを備える。回転部材40は、静止部材51に対向する多孔シール43を有するフランジ部41と、静止部材51に形成された通孔51b内に配置されたスクリューシール44とを備える。多孔シール43は、その内部を潤滑油が通過可能な多孔材から構成されている。静止部材51と多孔シール43との間には、屈曲した環状流路49が形成されている。スクリューシール44は、スクリューシール44が回転したときに、通孔51b内に存在する潤滑油が環状流路49に向かって流れるように螺旋状に延びている。
【選択図】図3

Description

本発明は、軸封装置、および該軸封装置を備えた回転機械に関するものである。
ポンプは、ケーシング内に配置された羽根車が回転することによって水などの液体を圧送する回転機械である。ポンプは、一般に、吸込口および吐出口を有するケーシングと、ケーシングの内部に配置された羽根車と、羽根車が固定された回転軸とを備えている。羽根車が回転軸とともに回転すると、ケーシングの吸込口から液体が吸い込まれる。液体は、羽根車の回転に伴ってケーシング内で昇圧され、吐出口から吐き出される。
回転軸は軸受によって回転自在に支持されている。軸受はケーシングに隣接して設けられた軸受ハウジング内に収容されている。軸受ハウジング内には、軸受を潤滑および冷却するための潤滑油が貯留されており、軸受の下部は潤滑油に浸漬されている。軸受の内輪が回転すると、潤滑油は軸受の全体に供給される。
実開昭61−130792号公報 実開平4−134965号公報 特開2014−219023号公報 特開昭60−169538号公報 実開昭63−68573号公報 特開2013−209981号公報 特開2015−55186号公報
回転軸は、軸受ハウジングを貫通して延びているため、回転軸の外周面と軸受ハウジングとの間に隙間が必然的に存在する。そこで、この隙間からの潤滑油の漏洩を防止するために、回転軸の外周面と軸受ハウジングとの間にオイルシールなどの接触型シールが設けられる。しかしながら、このような接触型シールは、回転軸の外周面に摺接され、徐々に摩耗する。摩耗したシールは、適切に回転軸の外周面と軸受ハウジングとの間の隙間を封止することができず、潤滑油が漏洩するおそれがある。
潤滑油の漏洩を防止するために、回転軸の外周面と軸受ハウジングとの間にラビリンスシールなどの非接触型シールを設けることが考えられる。しかしながら、非接触型シールが潤滑油の漏洩を完全に防止することは難しい。また、非接触型シールは複雑な形状を有しているため、その加工には高い技術力が要求される。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、潤滑油の漏洩を長期間防止することができる軸封装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、該軸封装置を備えたポンプを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、軸受に供給される潤滑油の漏洩を防止するための軸封装置であって、回転軸に固定可能な回転部材と、前記回転部材に対向して配置された静止部材とを備え、前記回転部材は、前記静止部材に対向する多孔シールを有するフランジ部と、前記静止部材に形成された通孔内に配置されたスクリューシールとを備え、前記多孔シールは、その内部を潤滑油が通過可能な多孔材から構成されており、前記静止部材と前記多孔シールとの間には、屈曲した環状流路が形成されており、前記スクリューシールは、該スクリューシールが回転したときに、前記通孔内に存在する潤滑油が前記環状流路に向かって流れるように螺旋状に延びていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記フランジ部は、前記静止部材に対向する第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面を有し、前記第1の面は、前記多孔シールから構成されており、前記第2の面は、前記軸受を収容するための軸受ハウジングの内面の一部を構成することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記第2の面は、環状の傾斜面を含み、前記環状の傾斜面は、前記回転部材の軸心からの距離に従って、前記スクリューシールから離れる方向に傾斜することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記静止部材は、前記多孔シールよりも硬質な材料から構成されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記回転部材は、前記フランジ部を軸方向に貫通する連通孔を有しており、前記連通孔は、前記多孔シールに接続されていることを特徴とする。
本発明の他の態様は、羽根車と、前記羽根車が固定された回転軸と、前記回転軸を回転自在に支持する軸受と、前記軸受を収容する軸受ハウジングと、上記軸封装置とを備えていることを特徴とする回転機械である。
本発明によれば、多孔シール、環状流路、およびスクリューシールの3重シール構造によって、潤滑油の漏洩を確実に防止することができる。さらに、本発明の軸封装置は、非接触型の軸封装置であるので、基本的に摩耗せず、そのシール機能を長期間発揮することができる。
本発明の一実施形態に係る軸封装置を備えたポンプを示す断面図である。 図1に示す軸受組立体の拡大断面図である。 軸封装置の一実施形態を示す図である。 図3のA−A線断面図である。 軸封装置の上半分を示す拡大図である。 軸封装置の他の実施形態を示す図である。 軸封装置のさらに他の実施形態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。以下に説明する実施形態において、回転機械の一例としてのポンプについて説明するが、回転機械はポンプに限定されない。回転機械の他の例として、コンプレッサやブロワなどを挙げることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る軸封装置を備えたポンプを示す断面図である。図1に示される回転機械としてのポンプは、羽根車2と、この羽根車2が固定される回転軸1とを備えている。回転軸1は水平に延びている。回転軸1の一端は図示しない電動機などの駆動機に連結されており、この駆動機によって回転軸1および羽根車2が回転される。回転軸1は、軸受組立体9によって支持されている。
羽根車2はケーシング5内に配置されている。図1に示すケーシング5はその内部に渦巻き室5aを有しており、羽根車2は渦巻き室5aの内側に配置されている。羽根車2が回転軸1とともに回転すると、吸込口3から水などの液体が吸い込まれ、羽根車2と渦巻き室5aの作用により液体の圧力が上昇されて、液体が吐出口4から吐き出される。回転軸1とケーシング5との間の隙間は、メカニカルシールなどの軸封シール11によって封止されている。軸封シール11は、ケーシング5と回転軸1との間の隙間からのケーシング5内の液体の漏洩を防止することができる。
図2は、図1に示す軸受組立体9の拡大断面図である。図2に示すように、軸受組立体9は、回転軸1を回転自在に支持する軸受9A,9Bと、軸受9A,9Bが収容される軸受ハウジング36とを備えている。本実施形態では、軸受9A,9Bは転がり軸受である。軸受ハウジング36の内部には潤滑油が貯留されている。軸受ハウジング36内の潤滑油の液面は、回転軸1の下方に位置している。
軸受9A,9Bは同一の構成を有しているため、以下、軸受9Aの構成について説明する。軸受9Aは、軸受ハウジング36に固定された外輪30と、回転軸1の外周面に固定された内輪31と、外輪30と内輪31との間に配置された複数の転動体32とを備えている。回転軸1とともに内輪31が回転すると、複数の転動体32は外輪30と内輪31との間で回転する。軸受9Aの下部は潤滑油中に浸漬されている。したがって、内輪31が回転軸1とともに回転すると、軸受9Aの全体に潤滑油が供給される。
回転軸1は、軸受ハウジング36の一部を構成する固定部材37,37を貫通して延びている。軸受9Aに供給された潤滑油の一部は、軸受9Aを通過して固定部材37,37に向かって流れる(図2の矢印参照)。そこで、軸受組立体9は、潤滑油が固定部材37と回転軸1との間の隙間から漏洩することを防止するための軸封装置50,50を備えている。軸封装置50,50は軸受9A,9Bにそれぞれ隣接している。これら2つの軸封装置50,50は、同一の構成を有しているため、以下、軸受9Aに隣接して配置された軸封装置50について説明する。
図3は軸封装置50の一実施形態を示す図である。軸封装置50は、回転軸1に固定された環状の回転部材40を備えている。回転部材40は回転軸1と同心状に配置されており、回転軸1と一体に回転する。固定部材37は内周面37aを有しており、回転部材40の少なくとも一部、および回転軸1は、内周面37aの内側に配置されている。
軸封装置50は、回転部材40に対向して配置された静止部材51をさらに備えている。静止部材51は、固定部材37に固定されている。より具体的には、静止部材51は、固定部材37の内周面37aに固定されている。静止部材51は環状形状を有しており、回転部材40および回転軸1と同心状に配置されている。静止部材51は固定部材37に固定されているため、回転軸1と一体に回転しない。
回転部材40は、静止部材51に対向する多孔シール43を有するフランジ部41と、フランジ部41に接続された円筒部48と、静止部材51に形成された通孔51b内に配置されたスクリューシール44とを備えている。スクリューシール44は、円筒部48上に形成されている。円筒部48およびフランジ部41は一体的に構成されている。フランジ部41は、回転軸1の半径方向外側に張り出している。多孔シール43と同様に、スクリューシール44は静止部材51に対向して配置されている。より具体的には、スクリューシール44は、静止部材51の通孔51bを形成する表面に対向している。
フランジ部41は、静止部材51に対向する第1の面41aと、第1の面41aとは反対側の第2の面41bとを有している。第1の面41aは、多孔シール43から構成されており、かつ静止部材51の端面51aに対向している。第2の面41bは、軸受9A,9Bを収容するための軸受ハウジング36の内面の一部を構成している。
静止部材51は、多孔シール43よりも硬質な材料から構成されている。したがって、多孔シール43が静止部材51に接触しても、静止部材51はほとんど摩耗しない。さらに、多孔シール43が静止部材51に接触すると、多孔シール43の表面は静止部材51によって削り取られるので、静止部材51と多孔シール43との間の隙間を適切な大きさにすることができる。結果的に、ポンプの運転を停止することなく、ポンプの運転を継続することができる。硬質な材料の例としては、黄銅などの金属が挙げられる。
多孔シール43は、環状形状を有しており、その内部を潤滑油が通過可能な多孔材から構成されている。多孔材の例として、上述した特許文献4(特開昭60−169538号公報)、特許文献5(実開昭63−68573号公報)、特許文献6(特開2013−209981号公報)、および特許文献7(特開2015−55186号公報)に記載された材料が挙げられる。例えば、多孔シール43は、未溶融母材の内部に固体潤滑剤を内包させたアブレイダブル材から構成されてもよい。未溶融母材は、固体潤滑剤よりも強度の高い金属材料であればよい。
未溶融母材は、例えば、リン青銅などの銅系合金、アルミニウムやCuAlなどのアルミ系合金、ホワイトメタルなどのすず系合金などの軟質な金属であってもよいし、ニッケル基合金、コバルト基合金、高クロム系合金などの硬質な金属であってもよい。固体潤滑剤は、未溶融母材よりも強度の低い材料であって、被削性に優れた材料から構成されている。固体潤滑剤は、例えば、NiCrAl合金および窒化ホウ素(BN)からなる組成物、またはNiCrFeAl合金および窒化ホウ素(BN)からなる組成物から構成される(特許文献7参照)。
回転軸1の外周面と回転部材40の内周面との間の微小な隙間からの潤滑油の漏洩を防止するために、回転軸1と回転部材40との間にはOリングなどのシール部材45が配置されている。シール部材45は、環状形状を有しており、回転部材40の内周面に形成された環状溝46内に配置されている。
図4は図3のA−A線断面図である。図3および図4に示すように、回転部材40はフランジ部41を軸方向に貫通する複数の連通孔55を有している。すなわち、連通孔55は、フランジ部41の第1の面41a(図3参照)から第2の面41b(図3参照)まで延びている。連通孔55は、回転部材40の周方向に沿って等間隔に配置されている。各連通孔55は、多孔シール43に接続されている。本実施形態では、各連通孔55の一部は多孔シール43を通過しており、各連通孔55を形成する表面の一部は、多孔シール43から構成されている。本実施形態では、8個の連通孔55が設けられているが、連通孔55の数はこの実施形態に限定されない。
図3に示すように、静止部材51の端面51aと、多孔シール43から構成される第1の面41aとの間には屈曲した環状流路49が形成されている。環状流路49は、多孔シール43に形成された環状段部と、静止部材51に形成された環状段部とによって構成されている。
フランジ部41の外周面と、固定部材37の内周面37aとの間には微小な隙間53が形成されている。また、スクリューシール44と静止部材51の通孔51bとの間には微小な隙間54が形成されている。環状流路49は隙間53および隙間54に接続されている。
スクリューシール44に隣接して、阻害リング52が設けられている。阻害リング52は、回転軸1に固定されており、回転軸1および回転部材40と一体に回転する。回転部材40は、阻害リング52と軸受9Aとの間に位置している。阻害リング52と軸受ハウジング36との間には微小な隙間が形成されている。
図5は軸封装置50の上半分を示す拡大図である。図5の矢印は潤滑油の流れを示している。潤滑油が隙間53に浸入すると、潤滑油は多孔シール43に接触し、多孔シール43内に浸透する。つまり、隙間53に浸入した潤滑油は多孔シール43に捕捉される。
潤滑油が環状流路49に流入したとしても、屈曲した環状流路49は、潤滑油が環状流路49を通過することを防止する。つまり、屈曲した環状流路49はラビリンスシールと同様の効果を奏することができるため、屈曲した環状流路49を流れる潤滑油の圧力は次第に減少される。結果として、潤滑油の漏洩を防止することができる。さらに、環状流路49の一部は多孔シール43から構成されているため、環状流路49を流れる潤滑油は多孔シール43内に浸透する。したがって、潤滑油の漏洩を効果的に防止することができる。
上述したように、連通孔55は多孔シール43に接続されている。したがって、回転軸1が回転していないとき、つまり、ポンプの停止時において、多孔シール43内の潤滑油は、多孔シール43内を下方に流れ、さらに、連通孔55、および/または環状流路49、および/または隙間53を通って流れ、軸受ハウジング36の内部空間に戻される。
スクリューシール44は、潤滑油の漏洩をより確実に防止するために設けられている。このスクリューシール44は、回転軸1の回転に伴って回転する。スクリューシール44は、該スクリューシール44が回転したときに、静止部材51の通孔51b内に存在する潤滑油が環状流路49に向かって、すなわち軸受ハウジング36の内部空間に向かって流れるように、螺旋状に延びている。
潤滑油の漏れ流れの方向において、スクリューシール44は、環状流路49の下流側に設けられている。したがって、潤滑油が環状流路49を通過したとしても、潤滑油は回転するスクリューシール44によって環状流路49に向かって戻され、さらに環状流路49および/または連通孔55を逆流する。潤滑油の漏れ流れの方向において、阻害リング52は、スクリューシール44の下流側に設けられているため、潤滑油の漏洩をより確実に防止することができる。
図2に示す軸受9Bに隣接して配置された軸封装置50のスクリューシールも、同様に、回転軸1の回転に伴って当該スクリューシールが回転したときに、潤滑油が環状流路49に向かって、すなわち軸受ハウジング36の内部に向かって流れるように螺旋状に延びている。
本実施形態に係る軸封装置50は、多孔シール43、環状流路49、およびスクリューシール44からなる3重シール構造によって、潤滑油の漏洩を防止することができる。さらに、本実施形態によれば、回転部材40は、固定部材37および静止部材51に接触していないため、回転部材40の摩耗を防止することができる。したがって、回転部材40の長寿命化を図ることができ、かつ潤滑油の漏洩を長期にわたって防止することができる。
さらに、本実施形態によれば、多孔シール43は、ポンプが停止されているときにおける潤滑油の漏洩を積極的に防止することができ、その一方で、スクリューシール44は、ポンプが運転されているときにおける潤滑油の漏洩を積極的に防止することができる。このように、本実施形態に係る軸封装置50は、ポンプの停止時および運転時の両方において、潤滑油の漏洩を防止することができる。
図6は軸封装置50の他の実施形態を示す図である。図6に示すように、静止部材51の端面51aには、環状の凸部51cが形成されている。多孔シール43から構成される第1の面41aには、環状の凹部43aが形成されている。凹部43aは、凸部51cに対応する形状を有しており、凸部51cの先端は、凹部43a内に配置されている。凸部51cおよび凹部43aは、環状流路49を複雑に屈曲させるため、より効果的に潤滑油の漏洩を防止することができる。一実施形態では、静止部材51は環状の凹部を有してもよく、多孔シール43は環状の凸部を有してもよい。
図7は軸封装置50のさらに他の実施形態を示す図である。図7に示すように、フランジ部41の第2の面41bは環状の傾斜面60を含んでもよい。傾斜面60は、回転部材40の軸心からの距離に従って、スクリューシール44から離れる方向に傾斜している。傾斜面60は、潤滑油の隙間53への浸入を阻害することができるので、潤滑油の漏洩をより確実に防止することができる。本実施形態では、第2の面41bの全体を傾斜面60としているが、第2の面41bの一部を傾斜面60としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1 回転軸
2 羽根車
3 吸込口
4 吐出口
5 ケーシング
5a 渦巻き室
9 軸受組立体
9A,9B 軸受
11 軸封シール
30 外輪
31 内輪
32 転動体
36 軸受ハウジング
37 固定部材
37a 内周面
40 回転部材
41 フランジ部
41a 第1の面
41b 第2の面
43 多孔シール
43a 凹部
44 スクリューシール
45 シール部材
46 環状溝
48 円筒部
49 環状流路
50 軸封装置
51 静止部材
51a 端面
51b 通孔
51c 凸部
52 阻害リング
53,54 隙間
55 連通孔
60 傾斜面

Claims (6)

  1. 軸受に供給される潤滑油の漏洩を防止するための軸封装置であって、
    回転軸に固定可能な回転部材と、
    前記回転部材に対向して配置された静止部材とを備え、
    前記回転部材は、
    前記静止部材に対向する多孔シールを有するフランジ部と、
    前記静止部材に形成された通孔内に配置されたスクリューシールとを備え、
    前記多孔シールは、その内部を潤滑油が通過可能な多孔材から構成されており、
    前記静止部材と前記多孔シールとの間には、屈曲した環状流路が形成されており、
    前記スクリューシールは、該スクリューシールが回転したときに、前記通孔内に存在する潤滑油が前記環状流路に向かって流れるように螺旋状に延びていることを特徴とする軸封装置。
  2. 前記フランジ部は、前記静止部材に対向する第1の面と、前記第1の面とは反対側の第2の面を有し、
    前記第1の面は、前記多孔シールから構成されており、
    前記第2の面は、前記軸受を収容するための軸受ハウジングの内面の一部を構成することを特徴とする請求項1に記載の軸封装置。
  3. 前記第2の面は、環状の傾斜面を含み、
    前記環状の傾斜面は、前記回転部材の軸心からの距離に従って、前記スクリューシールから離れる方向に傾斜することを特徴とする請求項2に記載の軸封装置。
  4. 前記静止部材は、前記多孔シールよりも硬質な材料から構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の軸封装置。
  5. 前記回転部材は、前記フランジ部を軸方向に貫通する連通孔を有しており、
    前記連通孔は、前記多孔シールに接続されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の軸封装置。
  6. 羽根車と、
    前記羽根車が固定された回転軸と、
    前記回転軸を回転自在に支持する軸受と、
    前記軸受を収容する軸受ハウジングと、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の軸封装置とを備えていることを特徴とする回転機械。
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