JP2010127590A - 空気調和機の室外機及びこの室外機を備えた空気調和機 - Google Patents

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敬英 田所
Yasuaki Kato
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Abstract

【課題】仕切り板の振動による騒音及び風量分布の不均一による回転音を低減させることにより、ユニットの騒音を低下させることのできる室外機及びこれを備えた空気調和機を提供する。
【解決手段】ユニット1内の少なくとも背面側に設置された熱交換器8、熱交換器8の前面側に設置された複数の翼4を有するプロペラファン2、及びプロペラファン2の前面側に設置されたベルマウス6を有する風路室9と、圧縮機10が設置された機械室11と、風路室9と機械室11とを仕切る仕切り板12とを備え、仕切り板12の風路室9側の翼4の外周部のプロペラファン2の回転軸方向の長さhと対応する領域に、機械室11側に突出する凹部13を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機の室外機及びこの室外機を備えた空気調和機に係り、より詳しくは、室外機の騒音低下をはかったものである。
図13は従来の空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。
室外機を構成するユニット1の内部には、回転中心であるボス3の外周に複数の翼4が設けられて、ファンモータ5により回転駆動されるプロペラファン2(以下、単にファンという)が設置されている。そして、ファン2の翼4の外周の前面側には、吸込み側と吹出し側とを区切るベルマウス6が設けられており、ユニット1の前面側には、ベルマウス6を覆うようにファンガード7が取り付けられている。
また、ファン2の背面側において風路壁の内側には、フィンとパイプとからなる熱交換器8が、ユニット1の背面側から側面側にかけて、ほぼL字状に搭載されている。この熱交換器8には冷媒を供給する圧縮機10が接続されており、ファン2や熱交換器8が設けられた風路室9と、圧縮機10や配管等が設置された機械室11とは、仕切り板12によって区画されている。
そして、ファン2が回転すると、背面側や側面側などからユニット1内に吸引された外気は、熱交換器8を通過する間に熱交換され、ベルマウス6を通って外部へ排出される。
ところで、室外機の設置場所等を考慮に入れてユニット1をコンパクト化すると、各構成要素間の距離が短かくなる。例えば、ファン2の翼4の外周部と、仕切り板12との距離(空間部)も非常に近く(狭く)なる。
ファン2が回転すると、図14に示すように、翼面の圧力差により翼4の外周部から渦(翼端渦)24が発生し、この渦24は下流側(ベルマウス6側)に流れる間に仕切り板12の壁面に衝突して仕切り板12を振動させ、振動した仕切り板12から騒音が発生する。特に、ファン2の中心部の高さ位置(図14(b)のファン2の中心を通る水平線X−Xの位置)では、ファン2の翼4と仕切り板12との距離が最も近くなるため、発生直後の渦24が強さを保ったまま仕切り板12に衝突して強い振動が発生し、大きな騒音が発生する。
また、ファン2の回転によって風路室9に吸込まれた空気の流れに着目すると、仕切り板12の周囲、特にファン2の中心部の高さ位置付近では、翼4と仕切り板12との間隔が狭いため、径方向からの空気の流入はほとんどない。これに対して、ユニット1の上下部や風路室9の角部は、半径方向からの空気の流入が多くなる。このため、翼4が1回転する間に翼4への空気の流入方向が変化して翼4の周りの空気の流れ場が変動し、翼4の表面に圧力変動が発生して騒音(回転音)が発生するという問題があった。
このような問題を解決するために、ファン室と機械室とを仕切る仕切壁を、下端から上端に行くにつれてプロペラファンから遠ざかるように傾斜させ、あるいは、プロペラファンが下から上に回転する側の下部に機械室を設け、プロペラファンが上から下に回転する側の上部に電気箱を設置して、機械室と電気箱のプロペラファン側をプロペラシャフトの周面に沿って曲面状に形成した空気調和機の室外機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−108261号公報(第5頁、図6−9)
特許文献1に開示された発明において、仕切壁を鉛直方向に傾けて設けた場合は、筐体の下部と上部でプロペラファンとの距離が近い箇所と遠い箇所とが生ずるため、プロペラファンに流入する風量分布が不均一になり、回転音の影響が現われるものと考えられる。
また、プロペラファンが回転すると翼の外周部に旋回流が発生するため、仕切壁がプロペラシャフトの近くに位置する場合は、翼から発生する渦に仕切壁が干渉することにより仕切壁が振動し、騒音が増加するおそれがある。
さらに、機械室と電気箱のプロペラファン側を曲面形状に形成した場合は、プロペラファンの翼から離脱する渦と、機械室及び電気箱の表面との距離を遠ざけることができるが、側面からの気流方向を規制する鈑金などにより、プロペラファンの周囲の空間が、周方向で広い場合と狭い場合とに大きく変化するため、流入する風量分布の不均一による回転音が発生するおそれがある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、仕切り板の振動による騒音及び風量分布の不均一による回転音を低減させることにより、ユニットの騒音を低下させることのできる空気調和機の室外機及びこの室外機を備えた空気調和機を提供することを目的としたものである。
本発明に係る空気調和機の室外機は、ユニット内の少なくとも背面側に設置された熱交換器、該熱交換器の前面側に設置された複数の翼を有するプロペラファン、及び該プロペラファンの前面側に設置されたベルマウスを有する風路室と、圧縮機が設置された機械室と、前記風路室と機械室とを仕切る仕切り板とを備え、前記仕切り板の前記風路室側の前記翼の外周部の前記プロペラファンの回転軸方向の長さと対応する領域に、前記機械室側に突出する凹部を設けたものである。
また、本発明に係る空気調和機は、上記の室外機を備えたものである。
本発明によれば、仕切り板のプロペラファンの翼に対応する領域に凹部を設け、プロペラファンの翼の外周部と仕切り板との間の空間部を大きく形成したので、仕切り板の振動による騒音の発生、及び風量分布の不均一による回転音が低減し、ユニットの騒音を低下することのできる室外機及びこれを備えた空気調和機を得ることができる。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。なお、図13で示した従来の室外機と同一又は同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明の一部を省略する。
本実施の形態は、風路室9と機械室11との間を仕切る仕切り板12の、プロペラファン2(以下、単にファンという)の翼4の外周部の軸方向の長さhに対応する部分を、ファン2の中心を通る鉛直線Y−Yと仕切り板12の表面との水平方向の距離Lが、ファン2の中心を通る水平線X−Xの位置で最も長くなるように形成したものである。換言すれば、仕切り板12のファン2の翼4と対向する領域に、機械室11側に突出する段差部のあるほぼ角状の凹部13を形成し、翼4の外周部と仕切り板12との間の空間部Gを大きく形成したものである(図には、凹部13の上下方向において、上記水平方向の距離Lが等しい場合を示してある)。
図1では、仕切り板12の凹部13の奥行き(ファン2の軸方向の長さ)が、翼4の外周部に対向する軸方向の長さhと同じになっているが、下流部(ユニット1の正面)まで延ばした方が成型上容易になることがある。
凹部13がベルマウス6より外側にある領域では、仕切り板12が気流に与える影響はほとんどないため、凹部13を下流部まで延長しても本発明の効果には変わりはない。以降の図では、凹部13を下流部まで延長した場合を示してある。
次に、図2、図3により本実施の形態の作用を説明する。
図2(a)はファン2の翼周りの空気の流れの説明図である。図2(b)のA−A断面における翼4の付近の空気の流れ20に着目すると、翼4の外周部では翼4の圧力面21から負圧面22にかけて漏れ流れ23が発生し、負圧面22側に圧力面21と負圧面22の圧力差に応じた強さの渦(翼端渦)24が発生する。
本実施の形態においては、仕切り板12のファン2の翼4と対応する部分に凹部13が形成され、ファン2の翼外周部と仕切り板12との間に広い空間部Gが確保されているので、ファン2の翼4の外周部で発生した強い渦24は、図3に示すように、翼4と仕切り板12との間で減衰したのち、壁面に衝突することなく下流側に流れていく。若し、仕切り板12の壁面に渦24が衝突しても、渦24は減衰しているため仕切り板12の振動は弱い。
この結果、仕切り板12に発生する力の変動は小さくなり、騒音は大幅に低減される。なお、仕切り板12の表面とファン2の中心を通る鉛直線Y−Yとの距離を最大にする位置を、ファン2の中心を通る水平線X−X上としたのは、ユニット1の上部及び下部は、翼4との間に空間部9aが存在して広くなっているためである。
次に、図4、図5により、本実施の形態に係る室外機と、従来の室外機のファンによって吸い込まれる空気の流れ方向について比較する。
従来の室外機においては、図5に示すように、仕切り板12側ではファン2の径方向の空間部Gが狭いため、径方向からのファン2への空気の流入が少なく、軸方向からの流入25が主であり、熱交換器8側や風路室9の角部9bではファン2の径方向への流入26が多い。このように、ファン2の周方向における空気の流入方向が異なると、翼4の回転に伴う翼周りの空気の流れ場の変動が大きくなるため、ファン2から大きな回転音が発生する原因になっていた。
これに対して、本実施の形態においては、図4に示すように、仕切り板12側におけるファン2との径方向の空間部Gが広いため、仕切り板12の付近における径方向からファン2への流入26が増加し、ユニット1の上、下部や風路室9の角部9bから流入した空気と均一化されて周方向の流れ場の変動が少なくなる。このため、ファン2の回転音が低下し、ユニット1の騒音発生を低減することができる。
本実施の形態によれば、ファン2の外周部と仕切り板12との間の空間部Gを広くしたので、翼面で発生した渦24が仕切り板12に衝突せずに下流側に流れ、たとえ衝突しても広くなった空間部Gで渦24が減衰するため仕切り板12の振動は弱く、騒音は小さくなる。
また、半径方向からのファン2への空気の流入が増加して、風路室9の角部方向などからの空気の流入と均一化されて周方向の流れ場変動が小さくなり、翼4の表面の圧力変動が小さくなるため、ファン2の回転音を低減することができ、これら2つの効果により、ユニット1の騒音を低減することができる。
[実施の形態2]
図6は本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機を模式的に示した正面図である。なお、実施の形態1と同一又は同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明の一部を省略する。
本実施の形態は、仕切り板12に設けた凹部13において、仕切り板12の表面とファン2の中心を通る鉛直線Y−Yとの間の水平方向の距離Lを、ファン2の中心を通る水平線X−Xに対して、上下対称位置において等しくなるように構成したものである(図には、水平線X−Xの位置で距離Lを最も長くし、上下方向になるにしたがって徐々に短かくした場合を示してある)。
ファン2の仕切り板12側は風路が狭く、空気の流入が不均一になり易いため、僅かな空間部(風路)の変化が騒音の増加に寄与する。本実施の形態のように、ファン2と仕切り板12との間の水平距離Lを、ファン2の中心を通る水平線X−Xに対して上下対称に構成すると、ファン2の周方向で距離の変化が小さくなるため、空気の流入分布が均一化しやすくなり、仕切り板12の周囲における翼周りの空気の流れの変化がより小さくなる。
本実施の形態においても実施の形態1の場合とほぼ同様の効果が得られるが、回転音による騒音をさらに低減することができる。
[実施の形態3]
図7は本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機を模式的に示した正面図である。なお、実施の形態1と同一又は同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明の一部を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1又は2において、仕切り板12のファン2と対向する位置に設けた段差部を有する凹部13の角部に、面取り部14を設けたものである。
図7(c)に示すように、例えば実施の形態1の仕切り板12において、ファン2から吹き出した旋回気流が仕切り板12に設けた凹部13を通過すると、凹部13の入側の角部(段差部)13aで渦27が発生し、この渦27が出側の角部13bを通過するときに凹部13の壁面に衝突して、仕切り板12の振動を招くと共に風切り音を発生する。このため、凹部13を設けてファン2と仕切り板12との間の空間部Gを大きくした効果が弱まるおそれがある。
本実施の形態においては、図7(a),(b)に示すように、仕切り板12の凹部13の角部13a〜13cに面取り部14を設けたので、図7(b)に示すように、凹部13の入側における渦の発生を防止することができると共に、出側における気流の衝突音や風切り音が弱くなるため、仕切り板12とファン2との間の空間部Gを大きくした効果を確実に得ることができる。なお、上記の説明では、凹部13の角部13a〜13cに面取り部14を設けた場合を示したが、面取り部14に代えて角部13a〜13cにR加工を施してもよい。
[実施の形態4]
図8は本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室外機を模式的に示した正面図である。なお、実施の形態1と同一又は同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明の一部を省略する。
本実施の形態は、ファン2の中心から、ファン2の中心を通る鉛直線Y−Yと仕切り板12との間の距離Lより大きい中心軸からの半径R1に沿って、仕切り板12のファン2の翼4と対向する領域に、機械室11側に突出する円弧状の凹部13を設けたものである。
実施の形態1,2において、凹部13を深くした場合、図8(c)に示すように、凹部13の角部13aと凹部13の底部とでは、ファン2の外周縁と凹部13との間の空間部Gの広さ(距離)が急激に変化するため、翼周りの空気流れの変化が大きくなり、回転音が大きくなるおそれがある。そこで、実施の形態3では角部(段差部)13a〜13cを面取り14し、又はR状に形成したが凹部13が深い場合は、これだけでは回転音の十分な緩和効果が得られない場合がある。
本実施の形態においては、仕切り板12に円弧状の凹部13を設けたので、凹部13を深くしても、段差部がなく、空隙Gの大きさも一定であるため、凹部13において旋回流による渦や仕切り板12への衝突が発生しにくくなる。また、ファン2の翼4の外周部と凹部13との間の距離が一定に保たれるため、風路の形状変化に伴う空気の流入変化が小さくなり、回転音をさらに低減することができる。
[実施の形態5]
図9は本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。なお、実施の形態1と同一又は同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明の一部を省略する。
本実施の形態は、ファン2の中心を通る鉛直線Y−Yと、仕切り板12の表面との水平方向の距離L1,L2,L3を、下流側から上流側に向って順次大きく形成すると共に、仕切り板12に機械室11側に突出する段差状の凹部13を設けたものである。そして、軸方向に投影した凹部13の外形と、ファン2の中心に最も近い凹部13の角部13aを通る鉛直線yで囲まれた面積(以下、凹部面積という)を、下流側から上流側に向って大きく形成したものである。換言すれば、凹部13の面積を下流側から上流側に向って大きくしたものである。
本実施の形態によれば、これまでに述べた各実施の形態の効果に加えて、ファン2の入側風路を広く確保できるため、ファン2の吸込み風量を増加させることができる。また、下流側に向って風路が徐々に縮小していくため、気流をベルマウス6にスムーズに送ることができ、圧力損失の低減や乱れの低減により、騒音のさらに少ない風路を実現することができる。
また、ファン2の前縁部では仕切り板12に凹部13が設けられているため、翼4と仕切り板12との間の空間部が風路室9の角部の空間部とほぼ等しくなり、これにより、ファン2の周方向における空気の流入分布をより均一化することができる。さらに、翼4と仕切り板12との間の距離が大きくなるため、翼面で発生した渦が仕切り板12に干渉されることなく下流側に流れるので、騒音がさらに小さくなる。
[実施の形態6]
図10は本発明の実施の形態6に係る空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。なお、実施の形態5と同一又は同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明の一部を省略する。
実施の形態5では、ファン2の中心を通る鉛直線Y−Yと、仕切り板12の表面との水平方向の距離L1〜L3を、下流側から上流側に向って順次大きく形成すると共に、機械室11側に突出する凹部13を段差状に形成してその凹部面積を下流側から上流側に向って拡大するように形成したが、本実施の形態は、ファン2と同心的に下流側から上流側に向って円弧状の凹部13を順次大きく形成し、凹部面積を下流側から上流側に向って順次大きくなるように構成したものである。
本実施の形態においても、実施の形態5の場合とほぼ同様の効果が得られるが、さらに、仕切り板12に設けた凹部13の形状が円弧状であるため、段差による影響が小さく、空気の流入分布がより均一化し、低騒音効果をさらに向上することができる。
[実施の形態7]
図11は本発明の実施の形態7に係る空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。なお、実施の形態1と同一又は同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明の一部を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1〜6の室外機(図11は実施の形態1の室外機が示してある)において、仕切り板12の凹部13の上下の角部13a(端部)を、風路室9側に斜め上下方向に延設して傾斜面12a,12bを形成したものである。
実施の形態1〜6では、仕切り板12を機械室11側に突出させて凹部13を形成し、ファン2の径方向からの流入風路を確保するようにした。しかし、翼4の後縁部では、風路室9の角部の空間と仕切り板12の周囲の空間とは同じ大きさでないため、ファン2の周方向の吸込み分布を十分均一にすることは困難であった。
本実施の形態においては、凹部13の上下の角部13aを風路室9側に斜め上下方向にそれぞれ延設して傾斜面12a,12bを形成し、風路室9の空間部と仕切り板12の周辺の空間部とをほぼ等しくしたので、風路室9の上下と仕切り板12の周方向との吸込み分布がさらに均一化され、回転音を低減することができる。
この場合、傾斜面12a,12bが水平方向となす角度θは、仕切り板12と風路室9との間に形成される空間部、すなわち、ファン2の翼4と傾斜面12a,12bとの間の風路を確保するために、45°以上とすることが望ましい(45°未満では上記の風路が狭くなるため)。
[実施の形態8]
図12は本発明の実施の形態8に係る空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。なお、実施の形態7と同一又は同じ機能の部分にはこれと同じ符号を付し、説明の一部を省略する。
本実施の形態は、実施の形態4(図8)のように、凹部13を円弧状に形成した仕切り板12において、凹部13の上下端部を、実施の形態7(図11)のように、風路室9側に斜め上下方向に延設して傾斜面12a,12bを形成したものである。
本実施の形態によれば、仕切り板12の近傍において段差の影響がないので、低騒音効果をより向上することができる。なお、傾斜面12a,12bの水平方向となす角度θは、実施の形態7の場合と同様に、45°以上とすることが望ましい。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。 実施の形態1の作用説明図である。 実施の形態1の作用説明図である。 実施の形態1のファンによって吸い込まれる空気の流れ方向の説明図である。 従来の室外機のファンによって吸い込まれる空気の流れ方向の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室外機を模式的に示した正面図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室外機を模式的に示した正面図及び作用説明図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和機の室外機を模式的に示した正面図及び作用説明図である。 本発明の実施の形態5に係る空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。 本発明の実施の形態6に係る空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。 本発明の実施の形態7に係る空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。 本発明の実施の形態8に係る空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。 従来の空気調和機の室外機を模式的に示した平断面図及び正面図である。 図13の室外機の作用説明図である。
符号の説明
1 ユニット、2 ファン、4 翼、6 ベルマウス、8 熱交換器、9 風路室、10 圧縮機、11 機械室、12 仕切り板、12a,12b 傾斜面、13 凹部、13a〜13c 角部、14 面取り部。

Claims (10)

  1. ユニット内の少なくとも背面側に設置された熱交換器、該熱交換器の前面側に設置された複数の翼を有するプロペラファン、及び該プロペラファンの前面側に設置されたベルマウスを有する風路室と、圧縮機が設置された機械室と、前記風路室と機械室とを仕切る仕切り板とを備え、
    前記仕切り板の前記風路室側の前記翼の外周部の前記プロペラファンの回転軸方向の長さと対応する領域に、前記機械室側に突出する凹部を設けたことを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. ユニット内の少なくとも背面側に設置された熱交換器、該熱交換器の前面側に設置された複数の翼を有するプロペラファン、及び該プロペラファンの前面側に設置されたベルマウスを有する風路室と、圧縮機が設置された機械室と、前記風路室と機械室とを仕切る仕切り板とを備え、
    前記仕切り板の前記翼の外周部の前記プロペラファンの回転軸方向の長さと対応する領域において、前記プロペラファンの中心を通る鉛直線と前記仕切り板との間の水平方向長さを、前記プロペラファンの中心を通る水平線の位置で最も長く形成したことを特徴とする空気調和機の室外機。
  3. 前記仕切り板とプロペラファンの中心を通る鉛直線との間の水平方向の長さを、前記プロペラファンの中心を通る水平線に対して上下対称に形成したことを特徴とする請求項2記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記仕切り板の前記プロペラファンの翼の外周部の軸方向の長さと対応する領域に、段差部を有し前記機械室外に突出する凹部を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の空気調和機の室外機。
  5. 前記仕切り板に設けた凹部の段差部に、面取り部を設け又はR加工を施したことを特徴とする請求項4記載の空気調和機の室外機。
  6. 前記仕切り板の前記プロペラファンの翼の外周部の軸方向の長さと対応する領域に、前記プロペラファンの中心を軸とし前記機械室側に突出する円弧状の凹部を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の空気調和機の室外機。
  7. 前記仕切り板とプロペラファンの中心を通る鉛直線との間の水平方向の長さが下流側から上流側に向って長くなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気調和機の室外機。
  8. 前記仕切り板に設けた凹部の面積が下流側から上流側に向って大きくなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の空気調和機の室外機。
  9. 前記仕切り板に設けた凹部の上下の端部から斜め上下方向に延設された傾斜面を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の空気調和機の室外機。
  10. 請求項1〜9のいずれかの室外機を備えたことを特徴とする空気調和機。
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