JP2009174770A - 熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置 - Google Patents

熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置 Download PDF

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Abstract

【課題】熱交換器に流入する気流を層流に近くして熱交換装置および発熱体収納装置から発生する騒音を低減することを目的とする。
【解決手段】第1の送風ファン12と第2の送風ファン13は、遠心送風機であって、前記熱交換器14の吹き込み口15を2分する位置に第1の隔壁17と、前記熱交換器14の対抗する吹き込み口16を2分する第2の隔壁18の少なくとも一方を設け、前記第1の隔壁17または第2の隔壁18は、熱交換器14とは反対側に位置する端部を本体ケース4に対してそれぞれ第1の隙間開口21を形成して配置し、前記第1の隔壁17で分けられた片側には第1の送風ファン12または第2の隔壁18で分けられた片側には第2の送風ファン13を設け、第1吸気口7と第2吸気口9から吸い込んだ空気を前記熱交換器14へ吹き込むように配置した熱交換装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置に関するものである。
例えば、携帯電話の基地局は、数十アンペア以上の電流が流れることから、ある点では発熱体とも表現される。つまり、冷却をすることがその動作を安定化させるためには極めて重要なものとなる。このような携帯電話の基地局はその冷却を行う為に次のような構成をとっている。すなわち、この種の発熱体収納装置は、発熱体となる送・受信機を収納したキャビネットと、このキャビネットの開口部に装着された熱交換装置とを備えた構成となっていた。また、キャビネットに対して、熱交換装置は、そのドア部分に取り付けられることが多いことから薄型化が要望されていた(例えば、特許文献1参照)。
以下、その熱交換装置について図8を参照しながら説明する。
図に示すように、熱交換装置は、例えば下記のような構成となっていた。すなわち、外気用の第1吸気口101と第1吐出口102および発熱体110を収納したキャビネット107内用の第2吸気口103および第2吐出口104を有する本体ケース105と、この本体ケース105内に設けられた外気用の第1の送風ファン106およびキャビネット107内用の第2の送風ファン108と、前記本体ケース105内において室外空気とキャビネット107内空気との熱交換を行う熱交換器109とを備えた構成となっていた。
また、前記第1の送風ファン106と第2の送風ファン108は、遠心送風機を用いて、本体ケース105内中央部に配置した熱交換器109に対して互いに対抗する方向に配置し、第1吸気口101および第2吸気口103から吸い込んだ空気を熱交換器109へ吹き込むように構成していた。
特開2000−161875号公報
このような従来の熱交換装置では、遠心送風機の羽根車によって360度方向に吹出し、なりゆきで熱交換器に気流を吹き込んでいたため、乱れた気流は熱交換器へスムースに流れ込まずファンの回転数が所定値よりも上がってしまい、その結果として騒音を発生させていたという課題があった。
そこで本発明は、熱交換器に流入する気流を層流に近づけて熱交換装置および発熱体収納装置から発生する騒音を低減することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置は、第1環境用の第1の吸気口と第1吐出口および第2環境用の第2の吸気口と第2吐出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1の環境用の第1の送風ファンおよび第2の環境用の第2の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境用の空気と第2環境用の空気との熱交換を行う熱交換器とを備え、前記第1の送風ファンと第2の送風ファンは、遠心送風機であって、前記熱交換器の第1の送風ファンの吹き込み口を2つに分ける位置に第1の隔壁と、前記熱交換器の第2の送風ファンの吹き込み口を2つに分ける第2の隔壁の少なくとも一方を設け、前記隔壁は、前記熱交換器とは反対側に位置する端部に前記本体ケースに対して第1隙間開口を形成して配置し、前記隔壁の表と裏に表空間と裏空間を形成し、前記表空間には前記送風ファンを設けたものである。
この手段により、第1送風ファンまたは第2送風ファンから反熱交換器側へ吹出した空気を第1隙間開口から裏空間に流して層流に近くすることで送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、第1隙間開口は、隔壁の形成する表空間と裏空間を連通させるように構成したものである。
この手段により、送風ファンの吹出し空気を裏空間へ流して熱交換器へ吹き込むことで気流を層流に近くして送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、送風ファンの回転方向に対峙した位置であって、かつ前記送風ファンの羽根車外径より大きな同心円に接する位置に羽根車から熱交換器に対して略平行に吹出す空気を2方向へ分離させる分離体を設けたものである。
この手段により、分離体によって表空間と裏空間を流れる空気の流れがスムースになり熱交換器へ吹き込まれる気流を層流に近くすることができ送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、分離体は、熱交換器側にあって、送風ファン回転方向に対峙して突出させて形成した第1分離体としたものである。
この手段により、対峙させた第1分離体により一方は、直接熱交換器へ他方は第1隙間開口側へ効率よく流して送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減させることができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、第1分離体は、送風ファンの外周から回転方向側に伸ばした接線であって、熱交換器の吹き込み口端面から垂直に所定の距離にある位置を結ぶ線よりも熱交換器から離した位置に設けたものである。
この手段により、送風ファンから吹出した気流を効率よく2方向へ分離させて分離した空気のうちの熱交換器側の気流を効率よく熱交換器に流すことができ、送風ファンの回転数が上がってしまうことがなく騒音を低減させることができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、分離体は、送風ファンに頂点を有し、前記頂点は隔壁内で送風ファンの羽根車の同心円に接する位置に配置したものである。
この手段により、送風ファンから吹出した空気は羽根車に最も近い頂点から効率よく2方向へ分離させて送風ファンの回転数が上がってしまうことなく騒音を低減させることができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、分離体は第1分離体と第2分離体の二つを有し、前記分離体の頂点を送風ファンの中心軸を通る線上であって、対角位置に配置したものである。
この手段により、送風ファンと分離体の不均等な干渉がなくなり、吹出した空気は直接熱交換器へ吹き込む気流と隔壁の裏空間を通って熱交換器へ吹き込む気流にスムースに分割することができ送風ファンの回転数が上がってしまうことなくなり騒音を低減することができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、第2分離帯は、第1分離体の頂点と送風ファンの中心軸を通る線に対して、送風ファンの反回転方向へ張り出して設けたものである。
この手段により、熱交換器へ直接吹き込む空気の量を多くすることで送風ファンの効率をあげることができ回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、第2分離体は、熱交換器から離れた側にあって、頂点を有し、隔壁が形成する隔壁端部と前記送風ファンの羽根車の同心円が交わる位置に前記頂点を配置したものである。
この手段により、第2分離体によって送風ファンから吹出した気流をスムースに分離して隔壁の裏と表を流れる空気を熱交換器へ吹き込むこととなり気流を層流に近くすることができ送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、送風ファンの位置は、第1分離体側へ寄せたものである。
この手段により、直接熱交換器へ吹き込まれる気流を多くすることで圧損を減らし送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、熱交換器側の隔壁の端部に前記熱交換器との間に第2隙間開口を設けたものである。
この手段により、熱交換器へ吹き込む空気の圧力が均一化して総合的に圧力を低くすることができ、送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、第2隙間開口は、表空間と裏空間を連通させるように構成したものである。
この手段により、熱交換器へ吹き込む空気の圧力が均一化して総合的に圧力を低くすることができ、送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減さげることができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、隔壁で分けられた空間であって、裏空間に熱交換器の流路に対して平行に配置した整流板を備えたものである。
この手段により、整流板に沿って流れることにより、熱交換器へ吹き込まれる空気が層流に近くなり送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、第1隙間開口にあって、裏空間の隔壁端部に断面がR形状を有する突片を形成したものである。
この手段により、送風ファン吹出し空気を隔壁端部の突片により、さらに層流に近くすることができ送風ファンの回転数が上がってしまうことなく騒音を低減することができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
また、他の手段は、発熱体を収納したキャビネットと、このキャビネットの開口部に装着されたものである。
この手段により、送風ファン吹出し空気は隔壁で層流に近くして送風ファンの回転が上がってしまうことがなく騒音を低減することができ発熱体収納装置から発生する騒音も低減できるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置が得られる。
本発明の熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置によれば、第1環境用の第1の吸気口と第1吐出口および第2環境用の第2の吸気口と第2吐出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1の環境用の第1の送風ファンおよび第2の環境用の第2の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境用の空気と第2環境用の空気との熱交換を行う熱交換器とを備え、前記第1の送風ファンと第2の送風ファンは、遠心送風機であって、前記熱交換器の第1の送風ファンの吹き込み口を2つに分ける位置に第1の隔壁と、前記熱交換器の第2の送風ファンの吹き込み口を2つに分ける第2の隔壁の少なくとも一方を設け、前記隔壁は、前記熱交換器とは反対側に位置する端部に前記本体ケースに対して第1隙間開口を形成して配置し、前記隔壁の表と裏に表空間と裏空間を形成し、前記表空間には前記送風ファンを設けて、第1吸気口および第2吸気口から第1の送風ファンおよび第2の送風ファンによって吸い込まれた空気は遠心状に吹き出され熱交換器の吹き込み口へ吹き込まれるとともに、第1の隔壁または第2の隔壁の少なくとも一方が形成する第1隙間開口から裏空間を通り前記熱交換器の吹き込み口へ吹き込まれ、第1環境と第2環境の空気の熱交換が行うことで、第1送風ファンまたは第2送風ファンから反熱交換器側へ吹出した空気を第1隙間開口から裏空間に流して層流に近くすることで送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができるという効果のある熱交換装置とそれを用いた発熱体収納装置を提供することができる。
請求項1記載の発明は、第1環境用の第1の吸気口と第1吐出口および第2環境用の第2の吸気口と第2吐出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1の環境用の第1の送風ファンおよび第2の環境用の第2の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境用の空気と第2環境用の空気との熱交換を行う熱交換器とを備え、前記第1の送風ファンと第2の送風ファンは、遠心送風機であって、前記熱交換器の第1の送風ファンの吹き込み口を2つに分ける位置に第1の隔壁と、前記熱交換器の第2の送風ファンの吹き込み口を2つに分ける第2の隔壁の少なくとも一方を設け、前記隔壁は、前記熱交換器とは反対側に位置する端部に前記本体ケースに対して第1隙間開口を形成して配置し、前記隔壁の表と裏に表空間と裏空間を形成し、前記表空間には前記送風ファンを設けた熱交換装置であって、第1吸気口および第2吸気口から第1の送風ファンおよび第2の送風ファンによって吸い込まれた空気は遠心状に吹き出され熱交換器の吹き込み口へ吹き込まれるとともに、第1の隔壁または第2の隔壁の少なくとも一方が形成する第1隙間開口から裏空間を通り前記熱交換器の吹き込み口へ吹き込まれ、第1環境と第2環境の空気の熱交換が行われるという作用を有する。
また、第1隙間開口は、隔壁の形成する表空間と裏空間を連通させるように構成した熱交換装置であって、第1の吸気口および第2の吸気口から第1の送風ファンおよび第2の送風ファンによって吸い込まれた空気は遠心状に吹き出され熱交換器の吹き込み口へ吹き込まれるとともに、第1隙間開口から裏空間を通り前記熱交換器の吹き込み口へ吹き込まれ、第1環境と第2環境の空気の熱交換が行われるという作用を有する。
また、送風ファンの回転方向に対峙した位置であって、かつ前記送風ファンの羽根車外径より大きな同心円に接する位置に羽根車から熱交換器に対して略平行に吹出す空気を2方向へ分離させる分離体を設けた熱交換装置であって、送風ファンから遠心方向へ吹き出した空気は、分離体により直接熱交換器方向へ向かう気流と、隔壁の裏空間を通って熱交換器方向へ向かう気流に分けられ熱交換器に吹き込まれるという作用を有する。
また、分離体は、熱交換器側にあって、送風ファン回転方向に対峙して突出させて形成した第1分離体であることを特徴とする熱交換装置であって、送風ファンから遠心方向へ吹出した気流は対峙させた第1分離体によって2方向へ分離されるという作用を有する。
また、第1分離体は、送風ファンの外周から回転方向側に伸ばした接線であって、熱交換器の吹き込み口端面から垂直に所定の距離にある位置を結ぶ線よりも熱交換器から離した位置に設けた熱交換装置であって、送風ファンから接線方向にかつ遠心方向へ吹出した空気は第1分離体によって2方向へ分離され、特に熱交換器へ直接吹き込まれる気流を熱交換器の吹き込み口端面まで到達させることができるという作用を有する。
また、分離体は、頂点を有し、前記頂点は隔壁内で送風ファンの羽根車の同心円に接する位置に配置した熱交換装置であって、送風ファンから遠心方向へ吹出した空気は分離体の頂点を境にして2方向へ分離されるという作用を有する。
また、分離体は第1分離体と第2分離体の二つを有し、前記分離体の頂点を送風ファンの中心軸を通る線上であって、対角位置に配置した熱交換装置であって、第1分離体と第2分離体は送風ファンの外周にあって対称な位置で2分割することとなり、送風ファンの回転時に不均等な干渉がなくなり遠心方向へ吹き出した空気を直接熱交換器方向へ向かう空気と、隔壁の裏空間を通って熱交換器方向へ向かう気流とに分割にすることがことができるという作用を有する。
また、第2分離体は、第1分離体の頂点と送風ファンの中心軸を通る線に対して、送風ファンの反回転方向へ張り出して設けた熱交換装置であって、送風ファンから遠心方向へ吹き出した空気は第2分離体の張り出しにより直接熱交換器方向へ向かう気流を隔壁の裏空間を通って熱交換器方向へ向かう気流よりも多くして熱交換器へ吹き込むという作用を有する。
また、第2分離体は、熱交換器から離れた側にあって、頂点を有し、隔壁が形成する隔壁端部と前記送風ファンの羽根車の同心円が交わる位置に前記頂点を配置したことを特徴とする熱交換装置であって、送風ファンから吹出した空気は第2分離体の頂点によりスムースに2方向へ分離され、一方は熱交換器直接へ吹き込まれ他方は隔壁の裏空間へ流れ熱交換器へ吹き込まれるという作用を有する。
また、送風ファンの位置は、第1分離体側へ寄せた熱交換装置であって、送風ファン遠心方向へ吹き出した空気のうち第1分離体により直接熱交換器方向へ向かう気流を隔壁の裏空間を通って熱交換器方向へ向かう気流より多くすることができるという作用を有する。
また、熱交換器側の隔壁の端部に前記熱交換器との間に第2隙間開口を設けた熱交換装置であって、熱交換器の吹き込み口部分で隔壁を境にして気流の移動を促進させ吸い込み空気の圧力を均一化させるという作用を有する。
また、第2隙間開口は、表空間と裏空間を連通させるように構成した熱交換装置であって、熱交換器の吹き込み口部分で隔壁を境にして気流の移動を促進させ吸い込み空気の圧力を均一化させるという作用を有する。
また、隔壁で分けられた空間であって、裏空間に熱交換器の流路に対して平行に配置した整流板を備えた熱交換装置であって、整流板に沿って空気が流れ、熱交換器へ空気が吹き込まれるという作用を有する。
また、第1隙間開口にあって、裏空間側に断面がR形状を有する突片を形成したの熱交換装置であって、隔壁を境にして表空間から裏空間へ流れる空気は突片に沿って滑らかに流れるという作用を有する。
また、発熱体を収納したキャビネットと、このキャビネットの開口部に装着された熱交換装置とを備えた発熱体収納装置であって、第1吸気口および第2吸気口から第1の送風ファンおよび第2の送風ファンによって吸い込まれた空気は遠心状に吹き出され熱交換器の吹き込み口へ吹き込まれるとともに、隔壁で分けられた反対側の空間を通り前記熱交換器の吹き込み口へ吹き込まれ、第1環境と第2環境の空気の熱交換が行われ、発熱体収納装置内に発生した熱を排熱するという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、1はビルディングを示し、その屋上2には発熱体収納装置としての携帯電話の基地局3が設けられている。基地局3は箱状のキャビネット4とこのキャビネット4内に設けた送・受信機5と前記キャビネット4の前面開口部にドアのごとく開閉自在に設けた熱交換装置6とにより構成されている。
前記熱交換装置6は、図2から図4に示すように、外気(第1環境)用の第1吸気口7と第1吐出口8、およびキャビネット4内(第2環境)用の第2吸気口9および第2吐出口10を有する本体ケース11と、この本体ケース11内に設けられた外気(第1環境)用の第1の送風ファン12およびキャビネット4内(第2環境)用の第2の送風ファン13と、前記本体ケース11内において外気(第1環境)の空気とキャビネット4内(第2環境)の空気との熱交換を行う熱交換器14とを備えている。
前記熱交換器14は、第1の板体の表面上に、第2の板体、第2の板体の表面上に第3の板体をそれぞれ所定間隔を離した状態で重合させて略直方体に形成した構成とし、前記第1の板体の第2の板体側の表面には、第1の板体の表面をレーン状に仕切る複数の第1の整流壁、前記第2の板体の第3の板体側の表面には、第2の板体の表面をレーン状に仕切る複数の第2の整流壁をそれぞれ設けた構成となっており、本体ケース11の中央部分に配置している。
本体ケース11には、厚さ方向に外気とキャビネット4内を隔てて、かつ、表面と裏面に第1吸気口と第2吸気口を設け、遠心送風機である前記第1の送風ファン12と第2の送風ファン13は、これら吸気口に吸い込み口をそれぞれ対抗させて、かつ、第1の送風ファン12および第2の送風ファン13の軸方向を前記熱交換器14への吹き込み方向に対して垂直に位置させて配置する。
また、前記熱交換器の第1の送風ファン12からの吹き込み口15を本体ケース11の厚さ方向に2分する位置に第1の送風ファン12の直径よりも縦横の大きさを大きく形成した第1の隔壁17と、同様に第2の送風ファン13からの吹き込み口16を本体ケース11の厚さ方向に2分する位置に第2の送風ファン13の直径よりも縦横の大きさを大きく形成した第2の隔壁18の少なくとも一方を設け、前記第1の隔壁17または第2の隔壁18は、熱交換器とは反対側に位置する端部である第1の隔壁端部19を本体ケース11に対して第1隙間開口21を形成して配置し、この第1の隔壁17または第2の隔壁18の表と裏に表空間20と裏空間22を形成し、一方の空間である前記表空間20には第1の送風ファン12または第2の送風ファン13を設け、前記第1吸気口7と第2吸気口9から吸い込んだ空気を表空間20から熱交換器14へ吹き込むとともに、前記第1の隔壁17または第2の隔壁18の第1隙間開口21から反対側の裏空間22へ連通して、前記熱交換器14へ吹き込む構成にしている。
すなわち、第1隙間開口21は、隔壁の形成する表空間20と裏空間22を連通させるように構成している。
以下、第1環境側と第2環境側の構成が対称であるので、第1の送風ファン12と第2の送風ファン13を送風ファン23、第1の隔壁17と第2の隔壁18を隔壁24、第1吸気口7と第2吸気口9を吸気口25、吹き込み口15と吹き込み口16を吸い込み口26として説明する。
隔壁24の熱交換器側には、送風ファン23の回転方向に対峙して前記送風ファン23の羽根車外径より大きな同心円に接する位置には、この羽根車から熱交換器14に対して略平行に吹出す空気を2方向へ分離させる分離体として第1分離体27または第2分離体28を突出させて配置形成している。
第1分離体27は、直線上に形成した第1の面29と曲線上に形成した第2の面30とその2つの面を接続し、空気を2方向へ分離させる舌部31を有するものである。そして、第2の面30は、舌部31から離れるに従って、羽根車の外形から遠ざかるように凹形に形成して、第1の隔壁端部19へ延設するものである。
また、前記第1分離体27は、送風ファン23の外周から回転方向側に伸ばした接線であって、熱交換器14の吹き込み口26の端部32から垂直に所定の距離dにある位置を結ぶ線L1に対して、熱交換器14から離した位置に第1分離体27を設けて、熱交換器14に面して第1の面29を前記線L1に略平行に形成したものである。
また、第1分離体27は送風ファン23に最も近づく位置に頂点33を有し、前記頂点33は隔壁24内で送風ファン23の同心円に接する位置に配置したものである。
また、本体ケース11には、送風ファン23に最も近づく頂点34を有し、前記頂点34を隔壁24内で前記送風ファン23の同心円が交わる位置に配置した第2分離体28を設けている。そして、第1分離体27と第2分離体28は同一半径の同心円と交わる位置に配置したものである。
第2分離帯28は、直線上に形成した第3の面36と曲線上に形成した第4の面37とその2つの面を接続し、空気を2方向へ分離させる舌部38を有するものである。そして、第4の面37は、舌部38から離れるに従って、送風ファン23の羽根車の外形から遠ざかるように形成し熱交換器14へ向けて延設するものである。
また、第1分離体27と第2分離体28は、送風ファン23の中心軸を通る線L2上にあって、送風ファン23を挟んで対角位置に配置したものである。
また、送風ファン23の位置は、本体ケース11内でその中心CLに対して、第1分離体27側へ寄せて配置する。
次に、隔壁24の第1の隔壁端部19は熱交換器14との間に第2隙間開口39を設け、隔壁24で形成した表空間20と裏空間22を連通させるものである。
上記構成により、第1吸気口および第2吸気口から第1の送風ファンおよび第2の送風ファンによって吸い込まれた空気は遠心状に吹き出され熱交換器14の吹き込み込み口26へ吹き込まれるとともに、隔壁24が形成する第1隙間開口21から裏空間22を通り前記熱交換器14の吹き込み口26へ吹き込まれ、第1環境と第2環境の空気の熱交換が行われて第1吐出口8および第2吐出口10からそれぞれ第1環境および第2環境へ吹出されることとなり、第2環境であるキャビネット4内の温度を下げることができる。このとき、熱交換装置6は、送風ファン23から反熱交換器側へ吹出した空気を第1隙間開口21から裏空間22に流して層流に近くすることで送風ファン23の回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができる。
また、送風ファン23から遠心方向へ吹き出した空気は、第1分離体27や第2分離体28により直接熱交換器14方向へ向かう空気の流れと、隔壁24の裏空間22を通って熱交換器14方向へ向かう空気の流れに分けられ熱交換器14に吹き込まれることとなり、第1分離体27や第2分離帯28によって表空間20と裏空間22を流れる気流がスムースになり熱交換器14へ吹き込まれる気流を層流に近くすることができ送風ファン23の回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができる。
特に、第1分離体27は、熱交換器14に近い位置にあって、送風ファン23から吹出された空気を舌部31が、気流を熱交換器14に直接向かう方向と第1隙間開口21へ向かう2方向へ分離して、第1の面29は、線L1から熱交換器側に突出することなく略平行に配置しているので、熱交換器14の端部近傍すなわち吹き込み口26の端部32から所定の距離d以上離れた位置にまで気流を導き、第2の面30は、送風ファン23との距離を拡大しながら、すなわち風路を拡大しながら第1隙間開口21へ気流を導きスムースに熱交換器14の吹き込み口26へ空気を吹き込むこととなり、送風ファン23の回転数が上がってしまうことを防止して騒音を低減させることができる。
また、送風ファン23から遠心方向へ吹出した空気は対峙させて設けた第1分離体によって2方向へ分離されることとなり、第1分離体27により一方は、直接熱交換器14へ他方は第1隙間開口21側へ効率よく流して送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減させることができる。
また、送風ファン23から接線方向にかつ遠心方向へ吹出した空気は第1分離体27によって2方向へ分離され、特に熱交換器14へ直接吹き込まれる気流を熱交換器14の吹き込み口26の端部32まで到達させることができ、送風ファン23から吹出した空気を効率よく2方向へ分離させて送風ファン23の回転数が上がってしまうことがなく騒音を低減させることができる。
また、送風ファン23から遠心方向へ吹出した空気は第1分離体27の頂点33を境にして2方向へ分離されることとなり、送風ファン23から吹出した空気は送風ファン23の羽根車に最も近い頂点33部分は渦流の発生を抑制して、効率よく2方向へ分離させることとなり送風ファンの回転数が上がってしまうこともなく騒音を低減させることができる。
また、送風ファン23から吹出した空気は第2分離体28の頂点34部分でスムースに2方向へ分離され、一方は熱交換器14直接へ吹き込まれ、他方は隔壁24の裏空間22へ流れ熱交換器14へ吹き込まれることとなることとなり、第2分離体28によって送風ファン23から吹出した空気をスムースに分離して隔壁24の裏と表を流れる空気を熱交換器へ吹き込むこととなり気流を層流に近くすることができ送風ファンの回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができる。
特に、第2分離体28は、熱交換器14から遠い位置にあって、送風ファン23から吹出された空気を舌部38が、気流を熱交換器14に直接向かう方向と第1隙間開口21へ向かう2方向へ分離して、第3の面36は、第2の面30に沿って熱交換器14から離れた方向へ流れてきた気流を第1隙間開口21から隔壁24の裏へ導き、第4の面37は、頂点34から送風ファン23との距離を拡大しながら、すなわち風路を拡大しながら熱交換器14へ気流を導き、スムースに吹き込み口26へ空気を吹き込むこととなり、送風ファンの回転数が上がってしまうことを防止して騒音を低減させることができる。
また、第1分離体27と第2分離体28は少なくとも一方を設けることで上記の作用効果が得られるものである。
さらに、第1分離体27と第2分離体28は対角に配置することで、送風ファン23の外周を対称な位置で2分割することとなり、送風ファン23の回転時に以下に述べる不均等な干渉がなくなり遠心方向へ吹き出した空気を直接熱交換器14方向へ向かう空気と、隔壁24の裏空間を通って熱交換器14の方向へ向かう空気とに分割にすることがことができることとなり、送風ファン23の回転により、これら第1分離体27や第2分離体28に風が当たって不均等な干渉を引き起こすことがなくなり、吹出した空気は直接熱交換器14へ吹き込む空気と隔壁24の裏空間22を通って熱交換器14へ吹き込む空気にスムースに分割することができ送風ファン23の回転数が上がってしまうことなくなり騒音を低減することができる。
前記不均等な干渉について説明する。送風ファン23の羽根車において、一枚のブレードが回転するときにこのブレードに接近する分離体が 配置されていると、干渉による風切音が発生する。本実施の形態の分離体が羽根車の円周上で対角に配置されることで、第1分離体27 を通過して第2分離体28を通過する時間t1と第2分離体28を通過して第1分離体27を通過する時間t2が同じになり、前記風切音の発生する周波数が回転数の2倍となり均等になる。実際にはブレードの枚数倍の周波数になる。しかしながら、第1分離体27 と第2分離体28が対角上に配置されない場合、前記時間t1と時間t2は、分離体間の円周上の距離が長いほうに対応する時間が大きくなり、もう一方は小さくなる。そして、羽根車が一回転した場合には2つの周波数の風切音が発生することになる。これを送風ファン23の回転時の不均等な干渉という。したがって、第1分離体27と第2分離体28 を対角に配置することで、前記のように不均等な干渉を発生することを回避して、騒音を低減することができる。
また、送風ファン23を中心軸CLに対して、第1分離体27側へ寄せて配置することで、送風ファン23が遠心方向へ吹き出した空気のうち第1分離体27により表空間20において直接熱交換器14方向へ向かう空気が流れる風路幅を大きく確保して隔壁24の裏空間22を通って熱交換器14方向へ向かう空気より多くすることができ、圧損を減らし送風ファン23の回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができる。
また、熱交換器14の吹き込み口26部分で隔壁24を境にして気流の移動を促進させ吸い込み空気の圧力を均一化させることとなり、熱交換器14へ吹き込む空気の圧力が均一化して総合的に圧力を低くすることができ、送風ファン23の回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができる。
また、隔壁24の第1の隔壁端部19は熱交換器14との間に第2隙間開口39を設け、熱交換器14の吹き込み口26部分で表空間20と裏空間22を連通させることで、熱交換器14の吹き込み口26部分で隔壁24を境にして気流の移動を促進させ吸い込み空気の圧力を均一化させることとなり、熱交換器14へ吹き込む空気の圧力が均一化して総合的に圧力を低くすることができ、送風ファン23の回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減させることができる。
そして、第1吸気口7および第2吸気口9から第1の送風ファン12および第2の送風ファン13によって吸い込まれた空気は、遠心状に吹き出され熱交換器14の吹き込み口26へ吹き込まれるとともに、隔壁24で分けられた反対側の空間である裏空間22を通り前記熱交換器14の吸い込み口26へ吹き込まれ、第1環境と第2環境の空気の熱交換が行われ、発熱体収納装置内に発生した熱を排熱することとなる。このとき、送風ファン23の吹出し空気は隔壁24で層流に近くして送風ファン23の回転が上がってしまうことがなく結果として騒音を低減することができこれを用いた発熱体収納装置から発生する騒音も低減できる。
なお、本実施の形態では、第1環境用の第1の送風ファン12と第2環境用の第2の送風ファン13について、圧力を下げて、吹出す空気を層流に近くして流し、送風ファンの回転数を所定値より上がらないようにすることで、結果として騒音の低減を実現しているが、送風ファンについては、どちらか一方のみについて実施してもその効果は得られる。
また、特に外気に面して開口する第1吸気口7側の第1の送風ファン12についてのみ実施することで、発熱体収納装置から外へ発する騒音を低減させる顕著な効果が得られる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、実施の形態1に対して以下に述べるように第2分離体28の位置が異なる。実施の形態1と同部分については、同一符号を付してその説明は省略する。
図5に示すように、本実施の形態では、第2分離体28の符号を35と改め説明する。、実施の形態1に記載に基本構成を記載した分離体である第2分離体35と第1分離体27は、送風ファン23の中心軸を通る線L2に対して、ファンの反回転方向側へ張り出させて配置し構成する。
また、本体ケース11には、送風ファン23に最も近づく頂点34を有し、前記頂点34を隔壁24が形成する第1隙間開口21端部と前記送風ファン23の同心円が交わる位置に配置した第2分離体35を設けている。
上記構成により送風ファン23から遠心方向へ吹き出した空気は第2分離体35の張り出しにより直接熱交換器14方向へ向かう空気を隔壁24の裏空間22を通って熱交換器14方向へ向かう空気よりも多くして熱交換器14へ吹き込むこととなり、熱交換器14へ直接吹き込む空気の量を多くすることで送風ファン23の効率をあげることができ回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、実施の形態1に対して以下に述べる整流板40が備えられるところが異なる。実施の形態1と同部分については、同一符号を付してその説明は省略する。
図6に示すように、隔壁24で分けられた空間であって、送風ファン23を設けた側とは反対側の裏空間22に熱交換器14の流路に対して平行に配置した整流板40を備え構成する。
すなわち、整流板40は、熱交換器14の吹き込み口26へ向けて吹き込み方向へ空気を案内するように設けたものである。
上記構成により、整流板40に沿って空気が流れ、熱交換器14へ空気がスムースに吹き込まれることとなり、熱交換器14へ吹き込まれる空気は層流になり送風ファン23の回転数が上がってしまうことがなくなり騒音を低減することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態は、実施の形態1に対して以下に述べる突片42を設けたところが異なる。実施の形態1と同部分については、同一符号を付してその説明は省略する。
図7に示すように、第1隙間開口21にあって、裏空間22の隔壁24の端部である第1の隔壁端部19に断面がR形状を有する突片42を形成し構成する。
上記構成により、隔壁24を境にして表空間20から裏空間22へ流れる空気は突片42に沿って滑らかに流れることとなり、送風ファン23の吹出し空気を突片42により、さらに層流に近くすることができ送風ファンの回転数が上がってしまうことなく騒音を低減することができる。
通信機器の基地局や、その他屋外設置機器における冷却設備としてきわめて有用なものとなる。
本発明の実施の形態1の設置例を示す斜視図 同実施の形態1の熱交換装置の内部構造を示す図 同実施の形態1の熱交換装置の断面図 同実施の形態1の送風ファン部分の構成を示す図 同実施の形態2の送風ファン部分の構成を示す図 同実施の形態3の熱交換装置の断面図 同実施の形態4の熱交換装置の断面図 従来の熱交換装置の構造を示す断面図
符号の説明
1 ビルディング
2 屋上
3 基地局
4 キャビネット
5 送・受信機
6 熱交換装置
7 第1吸気口
8 第1吐出口
9 第2吸気口
10 第2吐出口
11 本体ケース
12 第1の送風ファン
13 第2の送風ファン
14 熱交換器
15 吹き込み口
16 吹き込み口
17 第1の隔壁
18 第2の隔壁
19 第1の隔壁端部
20 表空間
21 第1隙間開口
22 裏空間
23 送風ファン
24 隔壁
25 吸気口
26 吹き込み口
27 第1分離体
28 第2分離体
29 第1の面
30 第2の面
31 舌部
32 端部
33 頂点
34 頂点
35 第2分離体
36 第3の面
37 第4の面
38 舌部
40 整流板
42 突片

Claims (15)

  1. 第1環境用の第1の吸気口と第1吐出口および第2環境用の第2の吸気口と第2吐出口を有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられた第1の環境用の第1の送風ファンおよび第2の環境用の第2の送風ファンと、前記本体ケース内において第1環境用の空気と第2環境用の空気との熱交換を行う熱交換器とを備え、前記第1の送風ファンと第2の送風ファンは、遠心送風機であって、前記熱交換器の第1の送風ファンの吹き込み口を2つに分ける位置に第1の隔壁と、前記熱交換器の第2の送風ファンの吹き込み口を2つに分ける第2の隔壁の少なくとも一方を設け、前記隔壁は、前記熱交換器とは反対側に位置する端部に前記本体ケースに対して第1隙間開口を形成して配置し、前記隔壁の表と裏に表空間と裏空間を形成し、前記表空間には前記送風ファンを設けた熱交換装置。
  2. 第1隙間開口は、隔壁の形成する表空間と裏空間を連通させるように構成した請求項1記載の熱交換装置。
  3. 送風ファンの回転方向に対峙した位置であって、かつ前記送風ファンの羽根車外径より大きな同心円に接する位置に羽根車から熱交換器に対して略平行に吹出す空気を2方向へ分離させる分離体を設けた請求項1および2記載の熱交換装置。
  4. 分離体は、熱交換器側にあって、送風ファン回転方向に対峙して突出させて形成した第1分離体である請求項1および3記載の熱交換装置。
  5. 第1分離体は、送風ファンの外周から回転方向側に伸ばした接線であって、熱交換器の吹き込み口端面から垂直に所定の距離にある位置を結ぶ線よりも熱交換器から離した位置に設けた請求項3および4記載の熱交換装置。
  6. 分離体は、頂点を有し、前記頂点は隔壁内で送風ファンの羽根車の同心円に接する位置に配置した請求項5記載の熱交換装置。
  7. 分離体は、第1分離体と第2分離体の二つを有し、前記分離体の頂点を送風ファンの中心軸を通る線上であって、対角位置に配置した請求項3または4記載の熱交換装置。
  8. 第2分離体は、第1分離体の頂点と送風ファンの中心軸を通る線に対して、送風ファンの反回転方向へ張り出して設けた請求項3または4記載の熱交換装置。
  9. 第2分離体は、熱交換器から離れた側にあって、頂点を有し、隔壁が形成する隔壁端部と前記送風ファンの羽根車の同心円が交わる位置に前記頂点を配置した請求項3、4および8記載の熱交換装置。
  10. 送風ファンの位置は、第1分離体側へ寄せた請求項5および9記載の熱交換装置。
  11. 熱交換器側の隔壁の端部に前記熱交換器との間に第2隙間開口を設けた請求項1から10のいずれかに記載の熱交換装置。
  12. 第2隙間開口は、表空間と裏空間を連通させるように構成した請求項11記載の熱交換装置。
  13. 隔壁で分けられた空間であって、送風ファンを設けた側とは反対側の裏空間に熱交換器の流路に対して平行に配置した整流板を備えた請求項1記載の熱交換装置。
  14. 第1隙間開口にあって、裏空間の隔壁端部に断面がR形状を有する突片を形成した請求項1記載の熱交換装置。
  15. 発熱体を収納したキャビネットと、このキャビネットの開口部に装着された請求項1から14のいずれか一つに記載の熱交換装置とを備えた発熱体収納装置。
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