JP2007162465A - ターボファンおよびそれを用いた空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のターボファンと同じ大きさでも、送風能力の増大および騒音を低減させたターボファンの構造を提供する。
【解決手段】回転軸が固定されるハブ11と、同ハブ11に対向配置される円環状のシュラウド12と、同シュラウド12の内径面を入口15とし、ハブ11の外径とシュラウド12の外径との間を出口16とする空気通路を2分する円環状の仕切板17と、ハブ11と仕切板17との間、及びシュラウド12と仕切板17との間にそれぞれ配置される複数のブレード13とを備えたターボファンにおいて、ハブ11の外径寸法に対するシュラウド12の入口15の側の内径寸法の比率を0.72〜0.86にする。
【選択図】図1

Description

本発明は空気調和機に係わり、より詳細には、これに搭載されているターボファンの送風効率を向上させると共に、騒音を低減させた構造に関する。
従来のターボファンを備えた空気調和機としての天井埋込形空気調和機を図5で示す。ただし、図5は、見易さのために、実際に天井に取付けられる際と上下逆にして描かれ、また、内部構造を説明するために一部切除した状態を示している。ターボファン101は、この空気調和機20の中央に配置されている。ターボファン101が回転することによって空気が吸込口21から吸い込まれ、周囲に配置された熱交換器23に導かれ、熱交換器23を通過することによって冷却されまたは加熱されたのちに吹出口22から室内へ排出される。
このターボファン101は、上側に空気の入口15が開口し、下側はハブ11が覆っており、また、このハブ11の中央には図示しないモータの回転軸2が固定されている。そして、入口15の周囲は、シュラウド12が取囲んでいる。シュラウド12とハブ11とに挟まれる外周部分には複数のブレード13が配置され、ブレード13の隙間の開口する部分が空気の出口16となる。
そして、このターボファン101自体が一体となって回転することで、ターボファン101内部の空気は遠心力によって出口16から周囲に向けて排出され、ターボファン101内部の気圧が低下する。したがって、入口15から新たな空気が吸い込まれ、連続的に送風が行なわれる。
一方、このターボファン101を改良したものとして図6の斜視図に示すものがある。このターボファン102は、前述のターボファン101に対して仕切板17を設けた形状になっている。この仕切板17は、図7の要部断面図で示すように、入口15から出口16にかけて流路を2つに分割する形状で設けられている。仕切板17の一端は、入口15を外周側と内周側に同心円状に分割し、仕切板17の他端は、出口16を高さ方向に上下に分割している。
このため、入口15から出口16にかけて、空気は、流れ19a,19bの2通りに分かれて流れる。これは、理論的には、ターボファンを2つ重ねたのと似た構造である。この仕切板17により、入口および出口における空気の流速分布をより均一なものにし、送風能力の増大および騒音の低減を図る構造になっている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、単に仕切板を備えた構造だけでは送風性能の向上には限界があり、近年、要求される小型で冷暖房能力が高い天井埋込形空気調和機を実現するために、さらなる送風能力の増大および騒音の低減を図る構造が求められていた。
特開2001−82384号(3頁、図1)
本発明は以上述べた問題点を解決し、従来のターボファンと同じ大きさでも、送風能力の増大および騒音を低減させたターボファンの構造を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、回転軸が固定されるハブと、同ハブに対向配置されるシュラウドと、前記シュラウドの内径面を入口側とし、前記ハブの外径と前記シュラウドの外径との間を出口側とする流路を二つに区画する仕切板と、前記ハブおよび前記仕切板と前記シュラウドおよび前記仕切板との間に夫々配置される複数のブレードとを備えてなるターボファンにおいて、
前記ハブの外径寸法に対する前記シュラウドの入口側内径寸法の比率を、ファン効率を考慮すると共に、前記流路内の流速の最高ピークを低減させて均一な吹き出しにする所定の比率に設定する。
また、前記シュラウド外径と前記仕切板外径との間の出口の高さよりも、前記仕切板の外径と前記ハブの外径との間の出口の高さを大きくする。
また、前記仕切板の内径総面積に対する前記シュラウド内径と前記仕切板内径との間の総面積の比率を入口側総面積比とし、前記仕切板外径と前記ハブ外径との間の総面積に対する前記シュラウドの外径と前記仕切板外径との間の総面積の比率を出口側総面積比とした時、前記入口側総面積比と前記出口側総面積比とをほぼ同じにする。
そして、前記ターボファンを空気調和機に搭載する。
以上の手段を用いることにより、本発明によるターボファンによれば、
請求項1に係わる発明は、ハブの外径寸法に対するシュラウドの入口側内径寸法の比率を、ファン効率を考慮すると共に、流路内の流速の最高ピークを低減させて均一な吹き出しにする所定の比率に設定することにより、送風効率を向上させると共に、騒音を低減させることができる。
請求項2に係わる発明は、シュラウド外径と仕切板外径との間の出口側総面積よりも、仕切板の外径とハブの外径との間の出口側の総面積を大きくすることにより、送風効率を高めることができる。
請求項3に係わる発明は、仕切板の内径総面積に対するシュラウド内径と仕切板内径との間の総面積の比率を入口側総面積比とし、仕切板外径とハブ外径との間の総面積に対するシュラウドの外径と仕切板外径との間の総面積の比率を出口側総面積比とした時、入口側総面積比と出口側総面積比をほぼ同じにすることにより、送風効率と送風による騒音とをバランスよく改善することができる。
請求項4に係わる発明は、請求項1〜請求項3のターボファンを空気調和機に搭載することにより、送風効率を高めて熱交換能力を改善したり、騒音を低減させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明によるターボファンの実施例を示す、(A)は斜視図、(B)は側断面図である。なお、背景技術で説明した構成については、同じ番号を付与して詳細な説明を省略する。また、空気調和機本体も背景技術で説明したものを使用する。
ターボファン1は、モータの回転軸(図示せず)が固定される断面釣鐘状のハブ11と、同ハブ11に対向配置される円環状のシュラウド12と、シュラウド12の内径面を入口15とし、ハブ11の外径とシュラウド12の外径との間を出口16とする空気通路を2分する円環状の仕切板17と、ハブ11と仕切板17との間、及びシュラウド12と仕切板17との間にそれぞれ配置される複数のブレード13とを備えている。
このため、入口15はシュラウド12の内径と仕切板17との間である上段入口15aと、仕切板17の内径面である下段入口15bとに分割されている。一方、出口16は、シュラウド12の外径と仕切板17との間である上段出口16aと、仕切板17とハブ11の外径との間である下段出口16bとに分割されている。
図1(B)に示すように、ターボファン1の断面において、中心線から半径方向に見た場合、ハブ11とシュラウド12と仕切板17とは、その断面形状が略円弧状に形成されている。従って、入口15から下方に吸い込まれた空気は、円弧状に送風方向を変更され、出口16から横方向に吹き出されることになる。
この実施例では、シュラウド12の内径(Ds2)を266mm、仕切板17の内径(Dc2)を210mm、ハブ11の外径(Df2)を320mmとし、また、上段出口16aを41mmに、下段出口16bを62mmにそれぞれ設定している。また、ターボファン1の高さは160mmである。
また、シュラウド12と仕切板17とは同心状に配置されているが、仕切板17の下段入口15bが、シュラウド12の上段入口15aよりも所定の寸法(9mm)だけ低く構成されている。
本発明の特徴はハブ11の外径寸法(ターボファン1の外径寸法)に対するシュラウド12の入口側内径寸法の比率を特定の範囲にしてファンの効率を向上させることである。つまり、図5のターボファン101に、図6で説明したような単純に仕切板17を設けた構造でなく、仕切板17を設けた効果を最大限に引き出すためのシュラウド12の入口側内径寸法を特定する。
このため、図5の空気調和機を用いて、図5のターボファン101と同じ外径寸法と同じ高さのターボファン1を作成し、それぞれのシュラウド12の内径を変化させながら、ファン効率を比較測定した。
図4はこのファン効率を比較測定した結果を示すグラフであり、縦軸はファン効率(単位:%)を表し、横軸はそれぞれのターボファンの外径寸法に対するシュラウドの内径寸法の比率を表している。このグラフで「従来の形状」は図5のターボファン101を表し、「実施例での形状」は図1(A)のターボファン1を示す。
なお、図5で示すように従来のターボファン101のファンの直径をDf1に、また、シュラウドの内径をDs1と定義する。また、図1(B)の本実施例のターボファン1のファンの直径をDf2、シュラウドの内径をDs2と定義する。従来と本実施例での外形寸法を同じにして比較するので、Df1=Df2=320mmとし、また、ファンの高さをどちらも160mmとする。
そして、このDs1とDs2とを208mm(比率が0.65)から275mm(比率が0.86)まで変化させて、その時のファン効率をグラフにプロットした。
図4を参照すると、従来の形状(ターボファン101)はこの比率が0.72のときにファン効率が最大(60%)になり、実施例での形状ではこの比率が0.78のときにファン効率が最大(66%)になることが読み取れる。従って、従来の形状での最大効率、つまり、60%より大きい範囲が実施例での形状における効果のある範囲となる。図4を参照すると、0.72〜0.86の比率の範囲が効果のある範囲となる。この比率の範囲の中で騒音やファン効率を加味して最も適切な比率(所定の比率)を選択すればよい。
なお、Ds1=Ds2=250mmの場合に、ターボファンの外径寸法に対するシュラウドの内径寸法の比率が、従来の形状と本実施例での形状の両方で250/320=0.78となる。
次に、図6に示すような仕切板17を備えた従来型のターボファン102と、図1(B)に示す本実施例でのターボファン1との流速データを比較してみる。図6のターボファン102は、その外径Df3=320mm、高さが160mmであり、シュラウド12の内径Ds3=266mm、仕切板17の内径Dc3=188mmであり、個々の出口16の高さが、それぞれ51mmである。
従って、本実施例と異なる部分は、仕切板17の内径Dc3と個々の出口16の高さ寸法である。つまり、仕切板17で分離されたこのターボファン102の各空気通路の入口及び出口の面積を考えた時、2つの入口の総面積比が1:1であり、また、2つの出口の総面積比が1:1となっている。本実施例の場合は、上段入口15a:下段入口15bの比率が0.604:1であり、上段出口16a:下段出口16bの比率が0.661:1である。なお、この比率の算出方法については後で詳細に説明する。
図2〜図3はターボファンの外径寸法に対するシュラウドの内径寸法の比率が、前述した0.78のときの流速を測定したものであり、図2(A)、図2(B)、図3(C)、図3(D)が、ターボファン102の形状でのデータを示し、図2(A’)、図2(B’)、図3(C’)、図3(D’)が本実施例の形状でのデータを示している。
また、図2は、図5で示すように、矩形の空気調和機20の吸込口21を正面として見た時に左の流路出口(測定ポイント)での流速を示すグラフである。図2(A)と図2(A’)は、風の方向を特定しない絶対値を示し、図2(B)と図2(B’)は、左方向の風(X方向成分)のみを特定した値を示している。
また、図3は、図5で示すように、矩形の空気調和機20の吸込口21を正面として見た時に上の流路出口(測定ポイント)での流速を示すグラフである。図3(C)と図3(C’)は、風の方向を特定しない絶対値を示し、図3(D)と図3(D’)は、上方向の風(Y方向成分)のみを特定した値を示している。
図2〜図3の各図では、縦軸が流速(単位:m/S)であり、横軸が出口16におけるハブ11の上面からの距離(単位:m)を示している。また、図2〜図3の各図において、「流速絶対値」とは、測定ポイントにおける風向を無視した流速であり、「流速X方向成分」とは、測定ポイントにおいてX方向(例えば左方向)のみの風向き成分の流速を測定したものであり、「流速Y方向成分」とは、測定ポイントにおいてY方向(例えば上方向)のみの風向き成分の流速を測定したものである。
一般的に空気調和機に使用されるターボファンでは、出口から、高さ方向において均等な空気が吹き出すことが要求される。これは、部分的に必要以上の早い空気が吹き出すと騒音の原因となり、また、熱交換器に均等に送風されずに熱交換能力が低減するからである。また、同様に、流速X方向成分や流速Y方向成分もそれぞれの方向で、出口の高さ方向において均等な空気が吹き出すことが要求される。
このような考え方に基づいて図2〜図3を検証してみる。
図2(A)の従来のターボファン102では、流速の最高ピークが8.51であり、また、特性曲線の右肩の部分(出口の距離:0.120以上)が急激に下降している。一方、図2(A’)の本実施例のターボファン1では、流速の最高ピークが8.13にやや減少していると共に、従来のターボファン101での特性曲線の右肩の部分が改善され、必要以上の流速を押さえることにより、比較的均一な吹き出しに改善されていることが読み取れる。
図2(B)の従来のターボファン102では、ほとんどの領域に渡って逆方向への送風があり、その流速のピークは−4.3658であること確認できるが、図2(B’)の本実施例のターボファン1では、逆方向へのピークが−4.000に減少していることが読み取れる。
図3(C)の従来のターボファン102では、流速の最高ピークが8.8774であり、また、特性曲線の右肩の部分(出口の距離:0.120以上)が急激に下降している。一方、図3(C’)の本実施例のターボファン1では、流速の最高ピークが8.3に減少していると共に、従来のターボファン102での特性曲線の右肩の部分が改善され、必要以上の流速を押さえることにより、比較的均一な吹き出しに改善されていることが読み取れる。
図3(D)の従来のターボファン102では、流速の最高ピークが4.5165であり、また、特性曲線のほぼ中央から右の部分が急激な谷になっている。一方、図3(D’)の本実施例のターボファン1では、流速の最高ピークが4.4に減少しているが、従来のターボファン102に比較して、逆方向の送風が−2.7838から−2.2程度に改善されている事が読み取れる。
以上説明したように、従来のターボファン102よりも流速のピークを減少させ、代わりに出口の距離の広い領域に渡って出来るだけ均一な送風特性に改善したため、この均一な送風特性により騒音の低減を図ることがでる。
なお、ここには図示しないが、図5で示すように、矩形の空気調和機20の吸込口21を正面として見た時に、右の流路出口での流速とその時の流速X方向成分のデータや、吸込口21を正面として見た時に下の流路出口での流速とその時の流速Y方向成分のデータも前述と同様の傾向を示している。
次に図1(B)を用いて上段出口16aの高さと下段出口16bの高さとの関係について説明する。本実施例のようなターボファンの場合、上段出口16aよりも下段出口16bからの送風量が多くなる傾向がある。従って、下段出口16bを主として活用し、上段出口16aを補助的に活用することで送風効率を高めることができる。つまり、シュラウド12の外径と仕切板17の外径との間の出口側の高さよりも、仕切板17の外径とハブ11の外径との間の出口側の高さを大きくすることにより、送風効率を高めることができる。
本実施例の場合、上段出口16aの高さが41mmであり、また、下段出口16bの高さが62mmである。従って、下段出口16bの高さに対して上段出口16aの高さは約0.66倍の寸法になっている。なお、ここでは、出口の高さを用いて説明しているが、シュラウド12の外径と仕切板17の外径とハブ11の外径とは同じ寸法であるため、上段出口16aと下段出口16bとのそれぞれの総面積で比較しても同様である。つまり、シュラウド12の外径と仕切板17の外径との間の出口側総面積よりも、仕切板17の外径とハブ11の外径との間の出口側の総面積を大きくすることにより、送風効率を高めることができる。
また、仕切板17の内径総面積(下段入口側総面積)に対するシュラウド12内径と仕切板17内径との間の総面積(上段入口側総面積)の比率を入口側総面積比とし、仕切板17外径とハブ11外径との間の総面積(下段出口側総面積)に対するシュラウド12の外径と仕切板17外径との間の総面積(上段出口側総面積)の比率を出口側総面積比とした時、入口側総面積比と出口側総面積比とをほぼ同じにすることにより、送風効率と送風による騒音とをバランスよく改善することができる。
これは入口側総面積比に対して出口側総面積比を小さくする、つまり、相対的に下段出口16bを大きくすると、吸込み時の乱流音が増加して騒音が大きくなり、一方、入口側総面積比に対して出口側総面積比を大きくする、つまり、相対的に上段出口16aを大きくすると、上段の送風路内側での風の剥離が発生し、送風効率が低下するためである。
本実施例の場合は、下段入口側総面積=π×半径の2乗=3.14×(1/2×Dc2)の2乗=34619平方ミリメートルであり、上段入口側総面積=シュラウド内径の総面積−下段入口側総面積でるため、上段入口側総面積=55543−34619=20924平方ミリメートルとなる。一方、下段出口側総面積=出口高さ×π×直径=62×3.14×320(Df2)=62298平方ミリメートルであり、同様に上段出口側総面積=41×3.14×320=41197平方ミリメートルである。
従って、入口側総面積比=上段入口側総面積/下段入口側総面積=0.604となる。また、出口側総面積比=上段出口側総面積/下段出口側総面積=0.661となる。このように、入口側総面積比(0.604)と出口側総面積比(0.661)をほぼ同じ値とする構成になっている。
また、本実施例のターボファンを空気調和機に用いることにより、送風効率を高めて熱交換能力を改善したり、騒音を低減させることができる。
なお、本実施例のターボファンは1つの形状例を示しており、記載されている寸法や形状に限定されるものではない。また、応用例として空気調和機に限定されるものでなく、一般的な送風機構に使用しても同様の効果を得ることができる。
本発明によるターボファンの実施例を示す、(A)は斜視図、(B)は側断面図である。 矩形の空気調和機の吸込口を正面として見た時に左の流路出口での流速を示すグラフである。(A)と(B)は従来のターボファン、(A’)と(B’)は本発明によるターボファンを示し、(A)と(A’)は、風の方向を特定しない絶対値を示し、(B)と(B’)は、左方向の風(X方向成分)のみを特定した値を示している。 矩形の空気調和機の吸込口を正面として見た時に上の流路出口での流速を示すグラフである。(C)と(D)は従来のターボファン、(C’)と(D’)は本発明によるターボファンを示し、(C)と(C’)は、風の方向を特定しない絶対値を示し、(D)と(D’)は、上方向の風(Y方向成分)のみを特定した値を示している。 従来と本発明によるターボファンの効率を示すグラフである。 従来の空気調和機を示す斜視図である。 仕切板を備えた従来のターボファンを示す斜視図である。 仕切板を備えた従来のターボファンの要部断面図である。
符号の説明
1 ターボファン
2 回転軸
11 ハブ
12 シュラウド
13 ブレード
15 入口
15a 上段入口
15b 下段入口
16 出口
16a 上段出口
16b 下段出口
17 仕切板
19a、19b 流れ
20 空気調和機
21 吸込口
22 吹出口
23 熱交換器
101 ターボファン
102 ターボファン

Claims (4)

  1. 回転軸が固定されるハブと、同ハブに対向配置されるシュラウドと、前記シュラウドの内径面を入口側とし、前記ハブの外径と前記シュラウドの外径との間を出口側とする流路を二つに区画する仕切板と、前記ハブおよび前記仕切板と前記シュラウドおよび前記仕切板との間に夫々配置される複数のブレードとを備えてなるターボファンにおいて、
    前記ハブの外径寸法に対する前記シュラウドの入口側内径寸法の比率を、ファン効率を加味すると共に、前記流路内の流速の最高ピークを低減させて均一な吹き出しにする所定の比率にしてなることを特徴とするターボファン。
  2. 前記シュラウド外径と前記仕切板外径との間の出口の高さよりも、前記仕切板の外径と前記ハブの外径との間の出口の高さを大きくしてなることを特徴とする請求項1記載のターボファン。
  3. 前記仕切板の内径総面積に対する前記シュラウド内径と前記仕切板内径との間の総面積の比率を入口側総面積比とし、前記仕切板外径と前記ハブ外径との間の総面積に対する前記シュラウドの外径と前記仕切板外径との間の総面積の比率を出口側総面積比とした時、
    前記入口側総面積比と前記出口側総面積比とをほぼ同じにしてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のターボファン。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のターボファンが用いられてなることを特徴とする空気調和機。
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