JP6695509B1 - 遠心ファン及び空気調和機 - Google Patents

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Abstract

遠心ファンの羽根の負圧面のシュラウド側で生じる流れのはく離を抑制し、効率を向上させる遠心ファン及び空気調和機を得ることを目的とする。本発明は、主板と、主板に接続された羽根と、羽根の主板と接続された主板側端部に対向する他方の端部であるシュラウド側端部に接続された環状のシュラウドと、を備え、回転軸を中心として回転することによってシュラウドの開口部から流体を吸い込み、羽根により径方向に排出する遠心ファンである。羽根は、回転方向の前側に位置する当該羽根の縁である前縁と、前縁に対向する縁であり前縁よりも回転軸から遠くに位置する後縁と、を備える。前縁は、シュラウドの主板側を向いたシュラウド内面と前縁とが接続する点P4に隣接して設けられ、点P4よりも後縁側に向かって凹となる凹部と、凹部よりも主板側に位置し、回転方向に向かって凸となる凸部と、を有する。

Description

本発明は、遠心ファン及び遠心ファンを備えた空気調和機に関し、特に遠心ファンの羽根形状に関する。
従来、いわゆる遠心ファンとしては、例えば先行文献1に開示されたものがあり、空気をはじめとする気体、水、又は冷媒のような液体を輸送する目的で使用される。遠心ファンは、円周方向に複数配置される羽根と、前記羽根の軸方向の一端に円盤状あるいはお椀状のハブとを備えている。前記羽根のハブとは反対の端に円環状のシュラウドを備えている遠心ファンも存在する。また、空気調和機に送風機として遠心ファンを搭載した場合、モータによって遠心ファンが回転し、空気調和機の吸込み口から流体が吸い込まれ、ベルマウスの内周面により遠心ファンのシュラウドに案内され、遠心ファンの回転軸に対し周方向に複数配置された羽根により径方向に排出される。
この羽根から径方向に排出された流体の一部は、シュラウドの外周面と筐体の間を通過し、ベルマウスの外周面とシュラウドの内周面の隙間を通過して遠心ファンのシュラウドに案内される。以下この流れを循環流と呼ぶ。一方で、遠心ファンの羽根から径方向に排出されて循環流とならない空気は、空気調和機の熱交換器を通過して空気調和機の外側へ排出さる。上記のような循環流は、ベルマウス外周面とシュラウド内周面を通過する際の流速が速い。そのため、循環流がシュラウド内周面を通過後に遠心ファンの羽根の前縁と衝突すると、遠心ファンから発生する騒音が大きくなるとともに、羽根前縁の負圧面におけるシュラウド側の領域で流体の流れのはく離を生じさせる。特に、空気調和機に設けられた熱交換器と遠心ファンの羽根の外径側の後縁とが最も近くなる位置においては、この前縁の負圧面におけるシュラウド側の領域で生じた空気の流れのはく離により失速領域が後縁側へ拡大する。そのため、羽根の負圧面のシュラウド側領域において、前縁から後縁に到るまでの広い範囲が失速領域となり、ひいては遠心ファンの効率が著しく低下する原因となっていた。
従来、このような遠心ファンにおいては、各羽根の形状を変化させることで高効率化と低騒音化を実現している。
特開2015−068310号公報
遠心ファンでは、遠心ファンのシュラウドとベルマウスとの間に設けてある隙間から流速の速い循環流が流入する。循環流は、シュラウド内面に沿って羽根に流入する。特許文献1に開示されている構造では、羽根角度をキャンバラインに沿って一定又は減少するように分布を持たせることで循環流に起因する騒音を低減させている。しかし、羽根の前縁で生じるはく離を抑制する効果が低いという課題があった。つまり、従来構造の遠心ファンでは、羽根の負圧面のシュラウド側の領域で流体の流れのはく離が生じやすく、ファン効率が低下するという問題があった。特に、遠心ファンを空気調和機に搭載した場合においては、遠心ファンの羽根と熱交換器との距離が近づいた時に負圧面のシュラウド側の領域で前縁から後縁にわたって大規模に流れの剥離が生じ、遠心ファンの効率低下への影響が大きいという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決しようとするものであり、遠心ファンの羽根の負圧面のシュラウド側で生じる流れのはく離を抑制し、効率を向上させる遠心ファン及び空気調和機を得ることを目的とするものである。
本発明に係る遠心ファンは、主板と、前記主板に接続された羽根と、前記羽根の前記主板と接続された主板側端部に対向する他方の端部であるシュラウド側端部に接続された環状のシュラウドと、を備え、回転軸を中心として回転することによって前記シュラウドの開口部から流体を吸い込み、前記羽根により径方向に排出する遠心ファンであって、前記羽根は、回転方向の前側に位置する当該羽根の縁である前縁と、前記前縁に対向する縁であり前記前縁よりも前記回転軸から遠くに位置する後縁と、を備え、前記主板と平行な断面において、前記前縁から前記後縁までの前記羽根の長さを周方向長さとし、前記主板の外周縁と前記シュラウドの外周縁との距離を吹き出し高さとしたときに、前記周方向長さが最も長くなる部分が前記吹き出し高さの中央よりも前記シュラウド側に位置し、前記前縁は、前記シュラウドの前記主板側を向いたシュラウド内面と前記前縁とが接続する点P4に隣接して設けられ、前記点P4からも前記後縁側に向かって延びた接続部を一部として含み、前記回転軸から見て底部を有する谷形状となった凹部と、前記凹部よりも前記主板側に位置し、前記回転方向に向かって凸となり、前記回転軸から見て頂部を有する山形状となった1つの凸部と、を有し、前記吹き出し高さを2hとし、前記凸部の両端にある点のうち前記主板側に位置する点を点P1_1とし、前記シュラウド側に位置する点を点P3_1としたときに、前記点P1_1の前記主板からの距離f1_1は、0.05×2h≦f1_1≦0.2×2hの範囲に設定され、前記点P3_1の前記主板からの距離f3_1は、0.8×2h≦f3_1≦1.3×2hの範囲に設定される
本発明に係る空気調和機は、熱源機及び負荷側機を備える空気調和機において、前記熱源機及び前記負荷側機の少なくとも一方は、上記の遠心ファンを備える。
本発明によれば、遠心ファンの羽根の前縁の接線と、シュラウド内面の接線が成す角を小さくすることで、羽根の前縁で発生するはく離を抑制でき、遠心ファンから発生する騒音を低減させるとともに、流量が増加しファンの効率を向上させる効果がある。また、遠心ファンを空気調和機に搭載した場合には、遠心ファンの羽根と熱交換器の距離が近づき負圧面の流れ場が不安定になる状況下においても、羽根の前縁でのはく離が抑制されるため、羽根の負圧面において前縁から後縁で生じる大規模な失速領域が生じなくなり、騒音が低減されるとともに流量が大幅に増加しファン効率を向上させる効果がある。
実施の形態1に係る遠心ファンの斜視図である。 実施の形態1に係る遠心ファンを備える熱源機の断面構造の説明図である。 図2のB−B断面の一例を概略的に示す模式図である。 実施の形態1の遠心ファンの羽根の形状を示す図である。 実施の形態1に係る遠心ファンの回転軸Xを含む断面における構造の模式図である。 羽根の凸部上の点の位置と、遠心ファンの入力の増減との関係を示す図である。 図4の遠心ファンの羽根の接続部周辺の拡大図を示したものである。 遠心ファンにおいて角度θb及び角度θsを変化させたときの遠心ファンの入力の増減を示した図である。 図1の遠心ファンをシュラウド側から見た平面図である。 図1の遠心ファンの回転軸を含む断面図である。 遠心ファンにおいて角度θq及び角度θhを変化させたときの遠心ファンの入力の増減を示した図である。 遠心ファンを適用した空気調和機の室内機の断面構造の説明図である。
以下に、遠心ファン及び遠心ファンを備える空気調和機の実施の形態について説明する。なお、図面の形態は一例であり、本発明を限定するものではない。また、各図において同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。また、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であって、本発明は明細書内の記載のみに限定されるものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。また、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る遠心ファン1の斜視図である。遠心ファン1は、主板2と、主板2から立設された複数の羽根4と、主板2との間で複数の羽根4を挟み込む様に設置されたシュラウド5と、を備える。主板2は、中央部にシャフトを通すための穴と、穴の周囲に主板2からシュラウド5に向かう方向に突出して椀状に形成されているハブ3と、を備える。複数の羽根4は、ハブ3の周囲に周方向に複数配置されている。シュラウド5は、羽根4の端部のうち、主板2が取り付けられている側とは反対の端部に取り付けられており、円環状に形成されている。主板2の中央部の穴は、遠心ファン1を回転させるための動力装置と接続するためのシャフトが取り付けられるものであり、遠心ファン1の回転中心に位置している。
図2は、実施の形態1に係る遠心ファン1を備える熱源機40の断面構造の説明図である。なお、図2では、熱源機40の内部を模式的に示している。遠心ファン1は、例えば、空気調和機、又は熱源機等に搭載されるものであり、車載用交流発電機又はモータ等の回転電機の回転子に回転軸を取り付けて利用される。実施の形態1においては、一例として、遠心ファン1が空気調和機の熱源機40に搭載された場合について説明する。なお、実施の形態1においては、遠心ファン1は、熱源機40に搭載された場合について説明するが、この形態のみに限定されるものではない。遠心ファン1は、空気調和機の室内機、送風機等のその他の機器に搭載されても良い。
熱源機40は、負荷側機(図示せず)と冷媒配管で接続され冷凍サイクル回路を構成する。空気調和機は、冷凍サイクル回路の冷媒配管に冷媒を循環させることにより、負荷側機が空調対象空間の加温又は冷却を行う。空調対象空間とは、例えば、住宅、ビル、又はマンション等の室内である。熱源機40は、空気調和機の室外ユニットとして用いられるものであり、負荷側機は、空気調和機の室内ユニットとして用いられるものである。
熱源機40は、筐体44の内部に、少なくとも1つの熱交換器43と、圧縮機41と、制御箱42と、遠心ファン1と、ベルマウス45と、ファンモータ50と、ドレンパン47と、を備える。筐体44は、熱源機40の外郭を構成するものであり、吸気口46及び吹出口48を有している。
吸気口46及び吹出口48は、筐体44の外部と内部とを連通するように筐体44に開口されている。吸気口46は、例えば、筐体44の後面に開口されている。吹出口48は、例えば筐体44の正面に開口されている。即ち、熱源機40は、筐体44の一側面から空気を取り入れ、筐体44の異なる一側面から空気を吹き出すように構成されている。
筐体44の側面は、各面が上下に分割されており、それぞれ着脱自在に構成されており、実施の形態1においては、1つの側面の下部のパネルを取り外して形成された開口が吸気口46を構成する。また、筐体44の側面のうち、側面の上部のパネルを取り外して形成された開口が吹出口48を形成している。
熱交換器43は、遠心ファン1の下流側と吹出口48との間に設けられている。ドレンパン47は、熱交換器43の下方に設けられ、熱交換器43から流れ落ちる結露水等を受け止める。遠心ファン1は、回転軸Xを有し、回転軸Xを中心に回転することで、流体をベルマウス45から熱交換器43に搬送するものである。遠心ファン1は、中心Oにおいてファンモータ50と接続され、回転駆動される。
ベルマウス45は、遠心ファン1の吸い込み側に設置され、吸気風路51を流れる流体を遠心ファン1に導くものである。ベルマウス45は、吸気風路51側の入口から遠心ファン1に向かって徐々に口が狭くなる部分を有している。
図3は、図2のB−B断面の一例を概略的に示す模式図である。筐体44の内部には、風路仕切り板49により区画された吸気風路51、及び吹出風路52が形成されている。吸気風路51は、筐体44の壁面と、吸気口46に対向して設置される風路仕切り板49とにより、筐体44の下部に形成される。吸気風路51は、吸気口46と連通することで吸気口46から取り込まれた空気をベルマウス45に導くものである。吹出風路52は、筐体44の上部に形成され、吹出口48と連通し、遠心ファン1から吹き出された流体を吹出口48に導くものである。
図1に示される遠心ファン1の主板2は、図1に示される形状に限定されるものではない。例えば、主板2は、略平板状、平板にリブ等の突起を設けた形状であっても良い。また、主板2は、外周部に重心バランスを取るための突起を設けた形状、軽量化又は冷却用に穴を設けた形状、回転中心がお椀状に膨らんでいるような形状、及び羽根と羽根の間に切り欠きが設けられている形状を有していても良い。又は、主板2は、上記のそれぞれの形状を組み合わせた形状を有していても良い。実施の形態1においては、回転軸X上に位置するファンモータ50との接続部である穴3aの周りにお椀状に膨らんでいるハブ3が設けられている。ハブ3の外周側に平板状の主板2が設けられている。
ハブ3は、図1に示される形状に限定されるものではなく、例えば、回転中心がお椀状に膨らんでいるような形状、軽量化と冷却用に冷却穴を設けた形状、リブ等の突起を設けた形状等であっても良いし、回転時の振動を抑えるための防振ゴムを設けても良い。
主板2又はハブ3に設けられる穴3aは、円形状、楕円形状、略多角形形状でも良い。穴3aは、主板2又はハブ3に複数設けても良い。穴3aを複数設ける場合には、それぞれの穴3aの形状が異なる形状であっても良い。
羽根4は、主板2から立設されており、遠心ファン1の回転軸Xを中心とした周方向に等間隔に配置されている。ただし、複数の羽根4は、不等間隔に配置されていても良い。複数の羽根4は、それぞれの形状が同一であっても、異なっていても良い。羽根4の主板2と接続されている側の端部を主板側端部4cと称する。
シュラウド5は、羽根4の主板側端部4cに対向する端部に接続されている。羽根4のシュラウド5と接続されている端部をシュラウド側端部4dと称する。シュラウド5は、遠心ファン1を回転軸X方向から見たときに、中央が開口している円環形状に形成されている。実施の形態1においては、シュラウド5は、円環形状に形成されているが、その他の楕円形状、多角形形状等に形成されていても良い。
シュラウド5は、羽根4と接続するために設けられた突起部5cを有する。突起部5cは、シュラウド外面5b側から見ると表面に突出しているが、シュラウド内面5aから見ると穴が形成されている。羽根4のシュラウド側端部4dは、例えば、突出した挿し込み部(図示せず)が設けられている。羽根4は、シュラウド内面5a側から穴に挿し込み部を挿し込まれてシュラウド5と接続される。
遠心ファン1の回転軸Xを含む断面において、シュラウド5は、表面が円弧形状に形成されている。ただし、シュラウド5の表面は、回転軸Xを含む断面において、楕円弧形状、又は複数の曲線を組み合わせた曲線で形成されていても良い。また、羽根4側に位置するシュラウド5の表面であるシュラウド内面5aとシュラウド内面5aの反対側に位置する表面であるシュラウド外面5bとは、それぞれの断面形状が異なっていても良い。また、シュラウド5の外周部5dは、遠心ファン1のバランスを取るための溝が設けられても良い。さらに、シュラウド5は、例えば、軽量化のために穴を設けた形状、リブ等の突起を設けた形状、及び羽根4が設置されている間の部分に切り欠きを設けた形状の何れかを有していても良いし、又はそれぞれの形状を組み合わせた形状を有していても良い。
図4は、実施の形態1の遠心ファン1の羽根4の形状を示す図である。図4は、羽根4を負圧面4a側から見た図であり、即ち、羽根4を遠心ファン1の回転軸X側から投影した図である。なお、実施の形態1において、羽根4は、平板状ではなく3次元的にねじれた形状に形成されているが、図4においては便宜的に平面に展開した状態で示されている。また、図4において、主板2及びシュラウド5は、羽根4が接続される表面のみが模式的に表されている。
図4の左側に位置する羽根4の縁は、前縁6と称し、遠心ファン1の回転方向前側に位置する縁である。図4の右側に位置する羽根4の縁は、後縁8と称し、遠心ファン1の回転方向の後側に位置する縁である。また、前縁6は、後縁8よりも遠心ファン1の回転軸Xに近い。また、後縁8は、遠心ファン1の外周に位置している。
図4において、シュラウド側端部4dは、シュラウド5と接合されており、主板側端部4cは、主板2と接合されている。図4において、シュラウド側端部4dと接しているシュラウド内面5aは、羽根4のシュラウド側端部4dに沿った形状を示しており、羽根4の前縁6から後縁8に向かうに従い、滑らかに主板2に近づく曲線で形成されている。
図4に示されるように、前縁6のうちシュラウド内面5aの近傍にある接続部6aは、シュラウド内面5aに対し鋭角、つまり90°以下の角度を成して交わっている。つまり、前縁6は、前縁6とシュラウド内面5aとの交点である点P4を起点とすると、点P4から後縁8側に向かって斜めに延びる。
図4に示されるように、羽根4の前縁6は、シュラウド内面5aとの接続部6aが鋭角となって接続しており、接続部6aは、前縁側に凹となる凹部6bの一部を構成している。言い換えると、凹部6bは、点P4に隣接して設けられており、回転中心から見て点P3_1を底とする谷形状を形成している。前縁6は、凹部6bの底部である点P3_1から回転方向に延び先端6dに至り、先端6dから後縁8に向かって延び、回転方向側に凸型形状である凸部6cを形成している。即ち、凸部6cは、回転中心から見て先端6dを頂部とする山形状になっている。凸部6cの主板2側の端は、点P1_1である。前縁6は、点P1_1から主板2に向かって延び、点P0で主板2と接続している。
つまり、羽根4は、羽根4の前縁6の基準となる曲線を基準線L3として、前縁6に回転方向側に凸型の形状である凸部6cを備える。そして、羽根4は、凸部6cの両端の点のうち主板2側の点P1_1から主板2に向かって前縁6が回転方向に延び、凸部6cの両端の点のうちシュラウド5側の点P3_1から前縁6の接続部6aが回転方向に延びている。
実施の形態1において前縁6の基準線L3は、凸部6cの両端の点P1_1と点P3_1を通る接線として図2に示されており、主板2からシュラウド5に向かうに従い後縁8側に傾斜した直線として示されている。しかし、基準線L3は、実際の羽根4の三次元的にねじれた形状に沿って、点P1_1と点P3_1とを通る曲線である。ただし、基準線L3は、そのような曲線に限定されるものではない。例えば、主板2に対して垂直な直線、又は主板2に対して傾きを設けた直線であっても良い。又は、主板2から離れるにつれて回転方向に単調に湾曲した曲線、主板2から離れるにつれて回転方向逆向きに単調に湾曲した曲線、若しくは主板2から離れるにつれて径方向若しくは径方向逆向きに湾曲する曲線にしても良い。
図5は、実施の形態1に係る遠心ファン1の回転軸Xを含む断面における構造の模式図である。なお、図5において、ベルマウス45及びシュラウド5の形状は模式的に線で表示されている。図5では、遠心ファン1とベルマウス45とが接続している部分の様子を模式的に示している。図2に示されているように、遠心ファン1は、ベルマウス45により吸気風路51と接続されている。ベルマウス45は、吸気風路51側から遠心ファン1に向かって徐々に口が狭くなる縮径形状を有している。図5に示されるように、ベルマウス45は、遠心ファン1のシュラウド5の中央部に設けられた開口に、縮径側の端部45aが入り込んで遠心ファン1と接続されている。
実施の形態1に係る熱源機40において、遠心ファン1を駆動した場合、遠心ファン1の径方向に排出された流体の一部は、ベルマウス45の外周面とシュラウドの内周面の隙間を通過して遠心ファン1のシュラウド5に案内される。この筐体44内を循環する流れを循環流80と称する。循環流80は、遠心ファン1から流出した流体がシュラウド5の中央の開口から再び遠心ファン1内に流れ込むものであり、流速が速い。
この速い流れである循環流80と羽根4の前縁6とが衝突すると、羽根4の負圧面において流れのはく離が生じる。循環流80は、シュラウド5とベルマウス45により形成される隙間から流入し、シュラウド内面5aに近い領域を流れるため、羽根4の負圧面4aのシュラウド内面5a側の領域に失速域を生じさせることになる。負圧面4aに生じた失速域は、遠心ファン1による流量を低下させ、遠心ファン1の効率を低下させるとともに、騒音の原因となる。
図2に示されるように、羽根4の前縁6は、シュラウド内面5aと前縁6の接続部6aとが鋭角を成して形成される凹部6bと、前縁6の基準線L3から回転方向に延びる凸部6cを設けられている。これにより、循環流80と前縁6との衝突が緩和させることができ、羽根4の前縁6で発生する流れのはく離を抑制することができる。そのため、羽根4の回転軸X側に位置する前縁6から外周側に位置する後縁8までの間の負圧面4aのシュラウド5側の領域で生じる失速領域が大幅に縮小され、遠心ファン1から発生する騒音を低減されるとともに、遠心ファン1の流量が増加する。
なお、遠心ファン1の羽根4の後縁8は、回転軸Xと平行な直線形状、螺旋形状、又は複数の螺旋形状を組み合わせた形状でも良い。さらに、後縁8には、複数の三角形状により形成されたノコギリ歯のような形状、又は切り欠きを設けても良い。
実施の形態2.
実施の形態1に係る遠心ファン1は、羽根4の前縁6の形状を変更することができ、特に前縁6の凸部6cを複数設けても良い。実施の形態2においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。以後、遠心ファン1において、主板2と平行な仮想平面を定義したときに、仮想平面と羽根4の前縁6との交点から仮想平面と羽根4の後縁8との交点までの、負圧面に沿った長さを周方向長さと定義する。
図4に示される遠心ファン1の外周側の流体が吹き出される開口の高さを吹き出し高さと称する。吹き出し高さは、遠心ファン1の外周部において主板2の外周縁からシュラウド5の外周縁までの距離であり、その半分の距離をhとする。つまり、吹き出し高さは2hで表される。
図4に示されるように、羽根4の前縁6と主板2との接続点を点P0と称する。前縁6上で主板2から1個目の凸部6cの開始点を点P1_1と称する。前縁6上で主板から1個目の凸部において、羽根4の周方向長さが最も長くなる点を点P2_1と称する。前縁6上で主板2から1個目の凸部6cの終了点を点P3_1と称する。前縁6とシュラウド内面5aとの接続点を点P4と称する。なお、図4に示されるように前縁6の基準線L3と後縁8とが平行である場合には、点P2_1と凸部6cの先端6dとは一致する。
つまり、前縁6が複数の突起を備える場合、主板2から数えてk番目に配置されている凸部6cの開始点は点P1_k、頂点は点P2_k、凸部6cの終了点は点P3_k、と表示される。点P1_kとは、複数の凸部6cのうちk番目の凸部6cの両端のうち、主板2側に位置する点である。点P3_kとは、複数の凸部のうち主板2からk番目に配置されている凸部6cの両端のうち、シュラウド5側に位置する点である。なお、点P1_kと点P3_k−1とは一致する場合がある。
主板2から点P1_1までの遠心ファン1の回転軸X方向の距離は距離f1_1、主板2から点P2_1までの遠心ファン1の回転軸X方向の距離は距離f2_1、主板2から点P3_1まで遠心ファン1の回転軸X方向の距離は距離f3_1、と表す。つまり、主板2からk番目の突起においては、f1_k<f2_k<f3_kの関係が成立する。
図4において、羽根4の点P2−1における周方向長さが羽根4のP1−1よりも長く、さらに羽根4のP2−1における周方向長さが、羽根4のP3−1よりも長い。このように構成されることで、羽根4の前縁6で生じる流れのはく離が抑制され、遠心ファン1から発生する騒音が低減されるとともに、遠心ファン1の流量を増加させることができる。
なお、図4に示されるように、遠心ファン1の前縁6は、凹部6bの主板2側に単一の凸部6cを設けているが、複数の凸部6cを設けてもよい。前縁6に複数の凸部6c設けられている場合、主板2からn個目の凸部6cは、点P2_nにおける羽根4の周方向長さが、点P1_nにおける周方向長さよりも長く、かつ点P3_nにおける周方向長さよりも長く設定される。
羽根4の周方向長さが最も長くなる点は、吹き出し高さの半分よりもシュラウド5側に設けられると良い。つまり、図4に示されるように、前縁6に単一の凸部6cが設けられている場合において、f2_1>hとなるように点P2_1の位置が設定されている。複数の突起の場合は、任意のn番目の凸部6cの点P2_nの位置がf2_n>hとなるように設定する。このように構成されることにより、前縁6で生じる流れのはく離を抑制する効果がある。
特に、空気調和機の熱源機40等において、羽根4の後流側に熱交換器43などの圧損体が配置されている場合、羽根4の前縁6で生じる流れのはく離が効率的に抑制される。そして、羽根4の前縁6から羽根4の後縁8までの負圧面4aのシュラウド側領域で生じる失速領域が大幅に縮小され、遠心ファン1から発生する騒音が低減し、遠心ファン1の流量を増加させることができる。
図6は、羽根4の凸部上の点P2_nの位置f2_nと、遠心ファン1の入力の増減との関係を示す図である。図6は、遠心ファン1から吹き出す空気の流量が一定の条件下において、羽根4の主板2からn番目の突起の頂点である点P2_nの位置を表すf2_nを横軸にとり、遠心ファン1への入力を縦軸で示している。つまり、縦軸に示される遠心ファン1の入力が減少するほど小さい入力で同じ風量を排出でき、遠心ファン1は、ファン効率が高いと言える。
図6に示されるように、羽根4の周方向長さが最も長くなる位置を吹き出し高さの半分位置よりも長いf2_n>hとすることで、遠心ファンの入力を低減でき、ファンの効率を向上させることができる。
羽根4の周方向長さが最も長くなる点P2_nの位置を1.3h≦f2_n≦1.8hとすることで、更に遠心ファン1への入力を低減させることができる。羽根4の周方向長さが長い点P2_nが後縁8の高さよりも高い位置にできると、羽根4の前縁6と隣の羽根4との間隔が狭くなり、羽根4同士の間の圧力損失が大きくなるからである。しかし、上記のように羽根4の周方向長さが最も長くなる点P2_nを後縁8の高さの半分の位置から後縁8の上端の間に位置させることにより、遠心ファン1の効率を向上させることができる。また、凸部6cのP2_nにおける羽根4の周方向長さは、主板2上の点P0における羽根4の周方向長さに対して、1.1〜2.0倍に設定すると良い。
実施の形態3.
実施の形態1に係る遠心ファン1は、羽根4の前縁6の凸部6cの位置を以下の条件に設定することにより更に効率を向上させることができる。実施の形態3においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
実施の形態3において、羽根4の前縁6に設ける凸部6cを一つとしたときに、凸部6cは、両端の点P1_1及び点P3_1の主板2からの距離を、「0.05×2h≦f1_1≦0.2×2h」、「0.8×2h≦f3_1≦1.3×2h」の範囲に設ける。このように構成されることで、図5に示される循環流80によりシュラウド内面5aに沿ってに生じる流れの境界層に凹部6bが位置し、循環流80と前縁6の衝突が緩和される。従って、前縁6に設けられる凸部6cが一つであっても、効果的に羽根4の前縁6で生じるはく離を抑制でき、遠心ファン1による流量を増加させることができる。なお、点P3_1は、凸部6cのシュラウド5側の端の点であるが、凹部6bの底の点でもあり、凹部6bが設けられている位置を意味している。
さらに、前縁6は、シュラウド内面5aの形状を回転軸X方向の主板2側に0.3hオフセットさせた面とシュラウド内面5aとの間に点P3_1が設けられていても良い。このように構成されることにより、凹部6bが、循環流80によりシュラウド内面5aに沿って生じる流れの境界層に配置されるため、より効果的に羽根4の前縁6で生じるはく離を抑制でき、遠心ファン1の効率を向上させることができる。
また、凹部6bは、後縁8の上端以上の高さに配置されていても良い。つまり、点P3_1は、「2h≦f3_1」の条件を満たすように配置されていても良い。ただし、この場合は、凹部6bの底を後縁8側に近づけることができない。
実施の形態4.
実施の形態1に係る遠心ファン1は、羽根4の前縁6の凸部6cのシュラウド5側の部分の形状を以下の条件にすることで、更に効率を向上させることができる。実施の形態4においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
図4に示される様に、遠心ファン1の羽根4の前縁6を径方向に投影したとき、前縁6の凸部6cの形状は、点P2_nから点P3_nの間で形状変化が大きくなるように、滑らかな曲線で構成するのが望ましい。つまり、前縁6は、点P2_nから点P3_nの間で、回転軸X方向に沿ってシュラウド5側に近づくときの周方向長さの変化量が大きい。遠心ファン1の羽根4の前縁6ではシュラウド内面5aに近い位置では循環流80により流速が大きくなる。しかし、上記のような前縁6の羽根4を備える遠心ファン1とすることで、循環流80による影響の大きいシュラウド5側の領域でも流れを羽根4に沿わせることが可能となる。これにより、羽根4の負圧面4aのシュラウド5側の領域で流れのはく離を抑制し、遠心ファン1の風量を増加させることができる。
実施の形態5.
実施の形態1に係る遠心ファン1に対し、羽根4の前縁6の凸部6cのシュラウド5側の部分の形状を以下の様にすることで、効率を向上させることができる。実施の形態5においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
図4に示される様に、遠心ファン1の羽根4の前縁6を径方向に投影したとき、その前縁6の凸部6cはP2_nからP3_nの間で、少なくとも半周期分の正弦曲線形状、又は正弦曲線に近似した形状を含むように構成することができる。遠心ファン1において、羽根4の前縁6の負圧面4aのシュラウド内面5aに近い領域では循環流80により流速が大きくなる。しかし、前縁6を上記のように構成することにより、循環流80による影響が大きい羽根4の前縁6のシュラウド5側の領域でも負圧面4aを流れに沿わせることが可能となり、流れのはく離を抑制する効果がある。
仮に遠心ファン1のシュラウド5が回転していない場合を想定すると、ベルマウス45とシュラウド5との間から流入する循環流80の回転軸方向の流れはポワズイユ流となる。そのため、流れの流速分布は回転軸Xを含む断面内で2次元的に変化する。しかし、実際にはシュラウド5が回転するため、シュラウド5とベルマウス45との間に流れる流体は、流速の周方向成分が変化する。つまり、シュラウド5に沿って流れる流体の径方向の速度成分は、クエット的になり遠心ファン1の外周側に行くほど速くなる。流体の周方向速度成分と軸方向速度成分が合成されて、流れの速さが定まる。従って、シュラウド5とベルマウス45との間の流れは、シュラウド5側の流速が速く、ベルマウス45側の流速が遅い。そのため、遠心ファン1を流れる流体は、ベルマウス45側(内径側)の流速変化よりもシュラウド側(外径側)の流速変化が小さくなる。流れの乱れ度は流れの速さに依存するため、羽根4の形状は、流れの速さにあわせるように変化させることが望ましい。つまり、羽根4の形状の変化量は、シュラウド5側で小さく、シュラウド5から離れた位置では大きくなるように変化させると効果的である。実施の形態5においては、一例として羽根4の前縁6の形状を正弦曲線、又は正弦曲線に近似した形状としているが、これだけに限定されるものではない。
実施の形態6.
実施の形態1に係る遠心ファン1は、羽根4の前縁6の凸部6cのシュラウド5側の部分を以下の条件に設定することもできる。実施の形態6においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
図4に示される様に、遠心ファン1の羽根4の前縁6を径方向に投影したとき、前縁6の主板2からn個目の凸部6cは、点P1_nから点P2_nの間で、周方向長さが最も長くなる。前縁6が複数の凸部6cを備える場合、シュラウド5側に位置する凸部6cの周方向長さの方が、主板2側に位置する凸部6cの周方向長さよりも長くなるように設定される。そして、複数の凸部6cは、滑らかな曲線で接続されることにより、遠心ファン1の風量を増加させることができる。
実施の形態7.
実施の形態1に係る遠心ファン1は、さらに羽根4の前縁6の接続部6aとシュラウド5との成す角度を変更することができる。実施の形態7においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
図7は、図4の遠心ファン1の羽根4の接続部6a周辺の拡大図を示したものである。即ち、遠心ファン1の羽根4とシュラウド内面5aの凹部6bとの接続部6aの詳細が示されている。図7に示されるように、遠心ファン1の羽根4とシュラウド内面5aの交点を点P4とする。そして、図4及び図7に示される平面上において、シュラウド内面5aの接線L1と点P4を通る回転軸Xに平行な直線L5との成す角度をθsとする。また、図4及び図7に示される平面上において、シュラウド内面5aの接線L1と、点P4を通る羽根4の前縁6の接線L2が成す角度をθbとする。このとき、前縁6とシュラウド5との接続部6aの形状は、0°≦θb<θsに設定すると良い。このように設定されることにより、羽根4の前縁6は、シュラウド内面5aから流入する循環流80が羽根4の前縁6と衝突して発生する流れのはく離を抑制することができる。遠心ファン1は、羽根4の負圧面4a上に流れのはく離によって生じる失速領域が縮小するため、流量が増加しファン効率を向上する。
図7において点P4は1点であるが、周方向に複数の断面を設定し、設定したどの断面内においても羽根4とシュラウド5との形状を0°≦θb<θsを満たす様に設定することで、流れのはく離抑制の効果が高められファン効率を向上させることができる。
図8は、遠心ファン1において角度θb及び角度θsを変化させたときの遠心ファン1の入力の増減を示した図である。遠心ファン1を流れる流体が同一の流量であるときに、θb−θsの変化量を横軸にとり、遠心ファン1に与える入力の増減を縦軸に示している。図8は、縦軸の遠心ファン1の入力が減少するほど低い入力で同じ流体の流量を排出できることを示しており、縦軸の値が低いほど遠心ファン1の効率が高いことを示している。
図8において、θb−θs≧0に設定した場合、前縁6は、シュラウド内面5aとの接続する部分に凹部6bが設けられていないことを意味する。θb−θs<0に設定した場合、前縁6は、シュラウド内面5aとの接続する部分に凹部6bが設けられていることを意味する。図8に示されるように、遠心ファン1は、θb−θs<0、すなわち0°≦θb<θsに設定することにより、遠心ファン1の入力を低減することができ、遠心ファン1の効率を向上させることができる。
実施の形態8.
実施の形態1に係る遠心ファン1は、羽根4の前縁6の接続部6aとシュラウド5との成す角度を変更することができる。実施の形態8においては、実施の形態7に対する変更点を中心に説明する。
上述した実施の形態7では、角度θb及び角度θsは0°≦θb<θsと設定されているが、0°≦θb<θs/2に設定することで、負圧面4aを流れる流れのはく離抑制の効果が更に高められる。図8に示されるように、角度θb及び角度θsが、θb−θs<−θs/2を満たす様に設定されると、縦軸の遠心ファン入力が小さくなる。すなわち、角度θb及び角度θsは0°≦θb<θs/2に設定されることで、羽根4の前縁6における流れのはく離がより一層低減され、遠心ファン1への入力をより低減させることができるので、遠心ファン1の効率を向上させることができる。
実施の形態9.
実施の形態1に係る遠心ファン1は、羽根4の前縁6の接続部6aとシュラウド5との成す角度を更に限定することにより、効率が向上する。実施の形態9においては、実施の形態8に対する変更点を中心に説明する。
羽根4の前縁6は、角度θsを0°≦θs<60°の範囲に設定することで、羽根4の前縁6における流れのはく離を抑制する効果を高めることができる。遠心ファン1を流れる流体は、シュラウド5、羽根4の前縁6、羽根4の翼面上、羽根4の後縁8と通過した後に遠心ファン1から排気される。そして、流体が遠心ファン1を通過する過程でシュラウド内面5aと主板2及びハブ3とによって構成される風路が、流れの下流に行くほど断面積が縮小し、流速が増加する。そのため、下流に行くに従い遠心ファン1を流れる流れの乱れ度が低減される。流れの乱れが高いところで前縁6を流体の流れに衝突させると翼面からの流れの剥離が生じやすい。従って、流れの乱れ度が低いところで流体を前縁6に衝突させると翼面からの流れの剥離が低減される。つまり、羽根4の前縁6に凹部6bを設けることより、流体と前縁6とが遠心ファン1の外径側で衝突することになり、流れの剥離抑制の効果がより高くなる。よって、シュラウド内面5aの接線角度である角度θsが0°≦θs<60°となる位置で羽根4の前縁6を接続することにより、流れのはく離抑制の効果をさらに高めることができる。なお、60°≦θsの範囲においては、羽根4の長さが短くなり、羽根4が流体に対し仕事をしなくなるため、遠心ファン1の効率が向上する効果が抑えられる。
実施の形態10.
実施の形態1に係る遠心ファン1は、遠心ファン1の回転軸Xを含む断面において、羽根4の負圧面4aとシュラウド内面5aとの成す角度を更に限定することにより、効率が向上する。
図9は、図1の遠心ファン1をシュラウド5側から見た平面図である。図10は、図1の遠心ファン1の回転軸Xを含む断面図である。図10は、図9のA−A部における断面を示している。図10に示されるように、A−A断面において、遠心ファン1の羽根4の負圧面4aを示す線は切断線4eであり、切断線4eとシュラウド内面5aの交点を点Qとする。また、A−A断面において、シュラウド内面5aの接線L6と点Qを通る回転軸Xに平行な直線L7と、の成す角度を角度θqとし、シュラウド内面5aの接線L6と点Qを通る羽根4の切断線4eの接線L8が成す角度を角度θhとする。
羽根4の負圧面4a及びシュラウド内面5aは、角度θqと角度θhとの関係を、0°≦θh<θqに設定することができる。このように構成されることにより、シュラウド内面5aに流入する循環流80が羽根4の負圧面4aと衝突して発生する流れのはく離を抑制し、羽根4の負圧面4a上に流れのはく離によって生じる失速領域が縮小する。そのため、遠心ファン1は、流量が増加し効率が向上する。なお、A−A部を周方向に任意の位置に設定し、設定したどの断面内においても上記の0°≦θh<θqの関係が成立するように羽根4の形状とシュラウド5の形状とを設定することで、シュラウド内面5aを通過し羽根4の負圧面4aに流入する部分での流れのはく離を抑制できる。これにより、遠心ファン1は、流量が増加する。従って、遠心ファン1は、効率が向上するとともに、流れのはく離によって発生する騒音が低減する。
図11は、遠心ファン1において角度θq及び角度θhを変化させたときの遠心ファン1の入力の増減を示した図である。遠心ファン1を流れる流体が同一の流量であるときに、θh−θqの変化量を横軸にとり、遠心ファン1に与える入力の増減を縦軸に示している。図11に示されるように、θh−θq<0すなわち、0°≦θh<θqに設定することで、遠心ファン1は、入力を低減することができ、遠心ファン1の効率が向上する。
なお、図10に示される様に、遠心ファン1において回転軸Xを含む断面をとったときに羽根4の肉厚は必ずしも一定ではない。つまり、羽根4の負圧面4aの形状に拘わらず、羽根4の圧力面4bの形状は、適宜形状を設定できる。
実施の形態11.
遠心ファン1は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態10に対し更に角度θh及び角度θqとの関係を限定することにより、更に遠心ファン1の効率を向上させることができる。上述した実施の形態10においては0°≦θh<θqとしているが、更にθq/2≦θh<θqに設定することで、より遠心ファン1の入力が低減し、遠心ファン1の効率が向上する。
図11に示されるように、−θq/2≦θh−θq<0の範囲を取る場合、即ち角度θhの値をθq/2≦θh<θqに設定することで、遠心ファン1の入力をより一層低減させることができ、遠心ファン1の効率が向上する。羽根4の負圧面4aの形状を仮に0≦θh−θq<θq/2に設定した場合、即ち角度θhを0≦θh<3θq/2に設定すると、羽根4の負圧面4aで流れのはく離の発生が抑えられるものの、羽根4から流体に対して作用する力が小さくなるために流量が低減する。これは、遠心ファン1の流量が同一の条件で比較した場合に、遠心ファン1は、流れのはく離抑制の効果よりも風量低下効果の影響の方が大きくなるためである。このため、θq/2≦θh<θqに設定することで、流量低下の効果よりも流れのはく離を抑制する効果の影響が大きくなり、遠心ファン1の入力を低減することができ、遠心ファン1の効率を向上させることができる。
実施の形態12.
遠心ファン1は、実施の形態1にて説明した空気調和機の熱源機40に適用するものに限定されず、その他の機器に適用することが可能である。実施の形態12においては、一例として、遠心ファン1を適用した空気調和機の室内機53について説明する。
図12は、遠心ファン1を適用した空気調和機の室内機53の断面構造の説明図である。図12に示されるように、室内機53は、少なくとも1つの熱交換器43と、圧縮機41と、制御箱42と、遠心ファン1と、ベルマウス45と、ファンモータ50と、ドレンパン47と、を含んで構成されている。熱交換器43、圧縮機41、制御箱42、遠心ファン1、ベルマウス45、ファンモータ50、及びドレンパン47は、室内機53の外郭を構成する筐体44の内部に設置されている。
筐体44は、吸気口46及び吹出口48を有している。吸気口46及び吹出口48は、筐体44の外部と内部とを連通するように開口形成されている。吹出口48は、例えば、筐体44の吸気口46と同一面に開口形成されている。つまり、室内機53は、筐体44の下面又は上面から、空気を取り入れたり、空気を吹き出したりするもので、筐体44の同一面から空気を吸い込んだり吹き出すようになっている。図12に示される様に、実施の形態12においては、筐体44の下面の中央部に吸気口46が開口されており、その周囲に吹出口48が開口している。
熱交換器43は、遠心ファン1の下流側と吹出口48との間に設けられている。遠心ファン1は、回転軸Xを有し、回転軸Xを中心に回転することで、流体を搬送するものである。遠心ファン1は、ファンモータ50により回転駆動される。ベルマウス45は、遠心ファン1の吸い込み側に設置され、吸気風路51を流れる流体を遠心ファン1に導くものである。ベルマウス45は、吸気風路51側の入口から遠心ファン1に向かって徐々に口が狭くなる部分を有している。ドレンパン47は、熱交換器43の下方に設けられている。
また、筐体44の内部には、仕切り板により区画された吸気風路51及び吹出風路52が形成されている。吸気風路51は、筐体44の下部に形成され、吸気口46と連通することで吸気口46から取り込まれた空気をベルマウス45に導くものである。吹出風路52は、筐体44の上部に形成され、吹出口48と連通することで遠心ファン1から吹き出された流体を吹出口48に導くものである。
以上のように、空気調和機の室内機53に遠心ファン1を適用することにより、空気調和機の室内機53は、ファンの効率が向上し、運転の効率が向上する。
1 遠心ファン、2 主板、3 ハブ、3a 穴、4 羽根、4a 負圧面、4b 圧力面、4c 主板側端部、4d シュラウド側端部、4e 切断線、5 シュラウド、5a シュラウド内面、5b シュラウド外面、5c 突起部、5d 外周部、6 前縁、6a 接続部、6b 凹部、6c 凸部、6d 先端、8 後縁、40 熱源機、41 圧縮機、42 制御箱、43 熱交換器、44 筐体、45 ベルマウス、45a 端部、46 吸気口、47 ドレンパン、48 吹出口、49 風路仕切り板、50 ファンモータ、51 吸気風路、52 吹出風路、53 室内機、80 循環流、L1 接線、L2 接線、L3 基準線、L6 接線、L7 直線、L8 接線、O 中心、X 回転軸、θb 角度、θh 角度、θq 角度、θs 角度。

Claims (12)

  1. 主板と、
    前記主板に接続された羽根と、
    前記羽根の前記主板と接続された主板側端部に対向する他方の端部であるシュラウド側端部に接続された環状のシュラウドと、を備え、
    回転軸を中心として回転することによって前記シュラウドの開口部から流体を吸い込み、前記羽根により径方向に排出する遠心ファンであって、
    前記羽根は、
    回転方向の前側に位置する当該羽根の縁である前縁と、
    前記前縁に対向する縁であり前記前縁よりも前記回転軸から遠くに位置する後縁と、を備え、
    前記主板と平行な断面において、前記前縁から前記後縁までの前記羽根の長さを周方向長さとし、前記主板の外周縁と前記シュラウドの外周縁との距離を吹き出し高さとしたときに、前記周方向長さが最も長くなる部分が前記吹き出し高さの中央よりも前記シュラウド側に位置し、
    前記前縁は、
    前記シュラウドの前記主板側を向いたシュラウド内面と前記前縁とが接続する点P4に隣接して設けられ、前記点P4からも前記後縁側に向かって延びた接続部を一部として含み、前記回転軸から見て底部を有する谷形状となった凹部と、
    前記凹部よりも前記主板側に位置し、前記回転方向に向かって凸となり、前記回転軸から見て頂部を有する山形状となった1つの凸部と、を有し、
    前記吹き出し高さを2hとし、前記凸部の両端にある点のうち前記主板側に位置する点を点P1_1とし、前記シュラウド側に位置する点を点P3_1としたときに、
    前記点P1_1の前記主板からの距離f1_1は、
    0.05×2h≦f1_1≦0.2×2hの範囲に設定され、
    前記点P3_1の前記主板からの距離f3_1は、
    0.8×2h≦f3_1≦1.3×2hの範囲に設定される、遠心ファン。
  2. 前記周方向長さが最も長くなる部分に位置する前記前縁上の点を点P2_1としたときに、
    前記点P1_1から前記点P2_1までの区間よりも前記点P2_1から前記点P3_1までの区間の方が、前記回転軸に沿った方向の距離の変化に対して周方向長さの変化が大きい、請求項1に記載の遠心ファン。
  3. 前記回転軸を含む断面において、前記羽根の前記回転軸側を向いている負圧面と前記シュラウド内面とが接続される点を点Qとし、前記点Qにおける前記シュラウド内面の接線L6と前記回転軸に平行な線とが成す角度である角度θqとしたときに、
    前記接線L6と前記点Qにおける前記負圧面の接線L8とが成す角度である角度θhは、
    0°≦θh<θqの範囲に設定される、請求項1又は2に記載の遠心ファン。
  4. 主板と、
    前記主板に接続された羽根と、
    前記羽根の前記主板と接続された主板側端部に対向する他方の端部であるシュラウド側端部に接続された環状のシュラウドと、を備え、
    回転軸を中心として回転することによって前記シュラウドの開口部から流体を吸い込み、前記羽根により径方向に排出する遠心ファンであって、
    前記羽根は、
    回転方向の前側に位置する当該羽根の縁である前縁と、
    前記前縁に対向する縁であり前記前縁よりも前記回転軸から遠くに位置する後縁と、を備え、
    前記前縁は、
    前記シュラウドの前記主板側を向いたシュラウド内面と前記前縁とが接続する点P4に隣接して設けられ、前記点P4からも前記後縁側に向かって延びた接続部を一部として含み、前記回転軸から見て底部を有する谷形状となった凹部と、
    前記凹部よりも前記主板側に位置し、前記回転方向に向かって凸となり、前記回転軸から見て頂部を有する山形状となった凸部と、を有し、
    前記回転軸を含む断面において、前記羽根の前記回転軸側を向いている負圧面と前記シュラウド内面とが接続される点を点Qとし、前記点Qにおける前記シュラウド内面の接線L6と前記回転軸に平行な線とが成す角度である角度θqとしたときに、
    前記接線L6と前記点Qにおける前記負圧面の接線L8とが成す角度である角度θhは、
    0°≦θh<θqの範囲に設定される、遠心ファン。
  5. 前記点P4における前記シュラウド内面の接線L1と前記点P4における前記前縁の接線L2とが成す角度は、
    90°以下である、請求項1〜4の何れか1項に記載の遠心ファン。
  6. 前記接線L1と前記回転軸に平行な直線L5とが成す角度である角度θsと、前記接線L1と前記点P4における前記前縁の接線L2とが成す角度である角度θbとは、
    0°≦θb<θsの範囲に設定される、請求項5に記載の遠心ファン。
  7. 前記角度θsと前記角度θbとは、
    0°≦θb<θs/2の範囲に設定される、請求項6に記載の遠心ファン。
  8. 前記角度θsは、
    0°≦θs<60°の範囲に設定される、請求項6又は7に記載の遠心ファン。
  9. 前記凸部は、
    前記凹部と滑らかに接続される、請求項1〜8の何れか1項に記載の遠心ファン。
  10. 前記前縁を径方向に投影したときに、前記前縁の形状は、
    少なくとも半周期分の正弦曲線形状を含む、請求項9に記載の遠心ファン。
  11. 熱源機及び負荷側機を備える空気調和機において、
    前記熱源機及び前記負荷側機のうち少なくとも一方は、
    請求項1〜10の何れか1項に記載の遠心ファンを備える、空気調和機。
  12. 前記熱源機は、
    筐体の内部に、熱交換器と、前記遠心ファンと、を備え、
    前記筐体は、
    側面に着脱自在に構成されたパネルを備え、
    前記パネルが外された前記側面は、
    前記熱源機の吸気口又は吹出口となる、請求項11に記載の空気調和機。
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