JP5984162B2 - プロペラファン、送風装置、および室外機 - Google Patents

プロペラファン、送風装置、および室外機 Download PDF

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Description

本発明は、プロペラファン、送風装置、室外機に関するものである。
プロペラファンは、一般的に、駆動源に接続される円筒状のボスと、ボス外周面から放射状に延びる複数枚の翼とを有している。また、特許文献1には、各翼において、反り比が最大となる位置を、翼外周縁よりも翼根元部に近いに位置に設定し、さらに、反り比の最大位置から翼根元部までは反り比を漸減させている構成が開示されている。かかる構成により、翼根元部の近傍では、大きな仕事をさせずに、渦の発生を抑制している。
特開2012−052443号公報(主に図1)
ところで、翼間の気流は、プロペラファンの回転方向と逆方向に働くコリオリ力と、隣り合う翼面の圧力勾配とがバランスすることで、翼に沿って流れる。しかし、上記の圧力勾配の存在は、ボス外周面まで及ぶのに対し、ボス外周面の境界層内では、気流の相対速度が小さいため、コリオリ力は小さくなる。そのため、ボス外周面近傍では、上記のバランスが崩れ、上記の圧力勾配の影響により隣の翼へ向かう2次流れが発生する。そして、この2次流れが翼に衝突することで渦が発生し、それが騒音の原因となる。
一方、特許文献1に開示のプロペラファンによれば、反り比の最大位置から翼根元部までは反り比を漸減させることで翼とボスとの接続部で生じる渦を抑制できるが、翼とボスとの接続部の付近の翼の仕事が小さくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、翼根元部付近の翼の反り比の設定に頼ることなく、翼とボスとの接続部で発生する渦を抑制し、ファンの低騒音化を図ることができるプロペラファンを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するための本発明のプロペラファンは、筒壁を有するボス部と、前記ボス部の前記筒壁の外周面から放射状に延びた複数の翼とを備えたプロペラファンであって、前記外周面における隣り合う一対の前記翼の間には、2次流れ制御スリットが設けられており、複数の前記2次流れ制御スリットはそれぞれ、前記筒壁を貫通し前記ボス部の内部と該ボス部の外側とを連通しており、前記筒壁における下流端は、閉塞されており、該筒壁における上流端は、開放されており、複数の前記2次流れ制御スリットはそれぞれ、側面視、該プロペラファンの回転軸線に対して傾いて延び、且つ、前記複数の翼の翼根元部の形成方向と同じ向きに傾いて延びている。
同目的を達成するための本発明の送風装置は、上述した本発明のプロペラファンと、前記プロペラファンに駆動力を付与する駆動源と、前記プロペラファン及び前記駆動源を収容するケーシングとを備える。
さらに、同目的を達成するための本発明の室外機は、熱交換器と、上述した本発明のプロペラファンと、前記プロペラファンに駆動力を付与する駆動源と、前記プロペラファン、前記駆動源及び前記熱交換器を収容するケーシングとを備える。
本発明のプロペラファンによれば、翼根元部付近の翼の反り比の設定に頼ることなく、翼とボスとの接続部で発生する渦を抑制し、ファンの低騒音化を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係るプロペラファンを下流側から示す斜視図である。 本実施の形態1に係るプロペラファンの側面図である。 本実施の形態1に係るプロペラファンにおけるボス外周面上の気流を説明する図である。 本実施の形態1に係るプロペラファンにおけるボス外周面のスリットを通過する気流を説明する図である。 本発明の実施の形態2に関し、ボス外周面のスリットの設置位置を説明する図である。 本発明の実施の形態3に関し、ボス外周面のスリットの設置位置を説明する図である。 本発明の実施の形態4に関し、ボス外周面のスリットの設置位置を説明する図である。 本発明の実施の形態5に関し、ボス外周面のスリットの形状を説明する図である。 本発明の実施の形態6に関し、ボス外周面のスリットの形状を説明する図である。 比較例としてのプロペラファンに係る翼間を通過する気流を説明する図である。 本発明の実施の形態7に係る室外機を吹出口側から見たときの斜視図である。 本実施の形態7に関し、上面側から室外機の構成を説明するための図である。 本実施の形態7に関し、ファングリルを外した状態を示す図である。 本実施の形態7に関し、さらに、前面パネル等を除去して、内部構成を示す図である。
以下、本発明に係るプロペラファンの実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るプロペラファンを下流側から示す斜視図である。図2、図3及び図4はそれぞれ、プロペラファンの側面図、ボス外周面上の気流を説明する図及びスリットを通過する気流を説明する図である。プロペラファン1は、ボス部3と、複数の翼5とを備える。
ボス部3は、円筒状の筒壁3aを有している。ボス部3の中央部3bには、モータ等の駆動源の出力軸が接続され、プロペラファン1はかかる駆動源の駆動力によって回転される。なお、図1中の符号RDは、プロペラファン1の回転方向を示し、図2中の符号RAは、プロペラファン1の回転軸線を示し、符号USは、上流の気流を概念的に示し、符号DSは、下流の気流を概念的に示している。
図4に最もよく示されているように、ボス部3の筒壁3aにおける下流端は、蓋板部3cによって閉塞されている。一方、ボス部3の筒壁3aにおける上流端は、開放されており、それによって、ボス部3の内部とボス部3の外部とが連通している。
複数の翼5は、ボス部3の筒壁3aにおける外周面3dから放射状に延びている。また、複数の翼5は、相互に同一形状、同一間隔で設けられているものとする。翼5は、それぞれ、外周縁5a、翼根元部5b、前縁5c、後縁5d、正圧面5e及び負圧面5fを有している。
外周縁5aは、翼5の径方向外側の縁部であって、周方向に延びる縁部である。逆に、翼根元部5bは、翼5においてボス部3の外周面3dにつながる部分である。前縁5cは、外周縁5aの前端と翼根元部5bの前端とをつなぐ縁部であり、プロペラファン1の回転方向前方側の縁部である。同様に、後縁5dは、外周縁5aの後端と翼根元部5bの後端とをつなぐ縁部であり、プロペラファン1の回転方向後方側の縁部である。図示の構成では、前縁5c及び後縁5dはともに、径方向外側にいくほど回転方向前方に位置するように湾曲している。
正圧面5e及び負圧面5fはともに、平面的にみて、外周縁5a、翼根元部5b、前縁5c及び後縁5dによって画定された翼面である。正圧面5e及び負圧面5fは相互に表裏関係に位置する。正圧面5eは、プロペラファン1の回転により生じる気流の下流側の翼面であり、負圧面5fは、当該気流の上流側の翼面である。また、図示の構成では、正圧面5eは、下流側に向かって凹面であり、負圧面5fは、上流側に向かって凸面である。
ボス部3の外周面3dにおける隣り合う一対の翼5の間には、2次流れ制御スリット7が設けられている。図4に最もよく示されているように、ボス部3の外周面3d全体における複数の2次流れ制御スリット7のそれぞれは、ボス部3の筒壁3aを貫通し、ボス部3の内部とボス部3の外側とを連通している。
また、図2に最もよく示されているように、複数の2次流れ制御スリット7のそれぞれは、側面視、プロペラファンの回転軸線RAに対して傾いて延び、且つ、複数の翼5の翼根元部5bの形成方向と同じ向きに傾いて延びている。図示の構成では、2次流れ制御スリット7はそれぞれ、側面視、直線的に延びており、プロペラファンの回転方向の前方側ほど、気流の上流側に位置するように傾斜している。
次に、本実施の形態1のプロペラファンにおける送風動作について説明する。まず、図10に基づき、本発明の特徴を有しない比較例としてのプロペラファンにおける流れを説明する。翼55における径方向中央部では、上流側からプロペラファンに流入する気流は矢印F3で示されるように、翼55に沿って下流側へ流れる。一方、ボス部53の外周面上では、上流側からプロペラファンに流入する気流は矢印F4で示されるように、翼55の正圧面55eの前縁55c付近から隣の翼55の負圧面55fへ向かった後、渦を巻いて下流側へ流れる。
すなわち、翼間の径方向中央部では、翼間の気流は回転方向と逆方向に働くコリオリ力と、翼55の正圧面55eから隣の翼55の負圧面55fへの圧力勾配とがバランスしていることで、翼55に沿った流れが形成される。しかし、上記の圧力勾配の存在はボス部53の外周面まで及ぶのに対し、ボス部53の外周面の境界層内では気流の相対速度が小さいため、コリオリ力が小さくなる。このため、上記の圧力勾配の影響により隣の翼の負圧面へ向かう2次流れが発生する。この2次流れが負圧面に衝突することで、渦が発生する。
これに対し、本実施の形態1では、ボス部3の上流端面が開放され、ボス部3の内部はプロペラファン1の上流側と連通しており、ボス部3の外周面上に翼間を横切るようにボス部3の内部と外部とを接続する2次流れ制御スリット7が設けられている。よって、ボス部3の内部の圧力に比べ、翼間の圧力が高い場合、図3及び図4において実線の矢印F1で示されるように、2次流れは、ボス部3の外周面3d上の2次流れ制御スリット7を通ってボス部3の内部へ吸い込まれる。2次流れがボス部3の内部に吸い込まれるため、負圧面5fへ流れる気流を抑制でき、それによって、渦の発生による気流の乱れを抑制することができる。逆に、ボス部3の内部の圧力に比べ、翼間の圧力が低い場合には、図3及び図4において点線の矢印F2で示されるように、ボス部3の外周面3d上の2次流れ制御スリット7を通りボス部3の内部から外部へと流出する気流が、発生する。この気流により、2次流れは、ボス部3の外周面3d上の境界層から離れるため、負圧面5fへ流れる気流を抑制でき、渦の発生による気流の乱れを抑制することができる。
また、2次流れ制御スリット7は、プロペラファンの回転軸線RAに対して、翼5と同じ方向に傾斜されているため、翼5と平行な気流に対しては、2次流れ制御スリット7が与える作用を小さくすることができ、そのうえで、2次流れに対しては直角になることで、上述した渦発生の抑制効果を大きくすることができる。
以上のように、実施の形態1のプロペラファンによれば、2次流れ制御スリットによって翼とボスとの接続部で発生する渦を抑制し、ファンの低騒音化を図ることができる。また、それにより、翼根元部付近の翼の反り比の設定に依存しないので、翼根元部付近までも有効に仕事をさせつつ、渦の発生も抑制することができる。
実施の形態2
図5は、本発明の実施の形態2に関し、ボス外周面のスリットの設置位置を説明する図である。図5は、ボス部3の外周面3dを部分的に展開した状態を示しており、当該図には、一対の翼5の翼根元部5bと、それらの間に位置する2次流れ制御スリット107とが図示されている。
図5においてみて、翼根元部5bの位置における、複数の前縁5cをつなぐ仮想線VL1と、翼根元部5bの位置における、複数の後縁5dをつなぐ仮想線VL2とを観念する。本実施の形態2では、2次流れ制御スリット107は、仮想線VL1と仮想線VL2との間の範囲で設けられている。なお、2次流れ制御スリット107における他の特徴は、上記実施の形態1の2次流れ制御スリット7と同様であってもよい。
かかる本実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様、翼とボスとの接続部で発生する渦を抑制し、ファンの低騒音化を図ることができる。特に本実施の形態2では、翼間の圧力勾配が大きく2次流れが発生しやすい範囲に2次流れ制御スリットが限定的に設けられるため、主流に対する影響を小さくしつつ、渦の発生を抑制できる。
実施の形態3
図6は、本発明の実施の形態3に関し、ボス外周面のスリットの設置位置を説明する図であり、図5と同態様の図である。図6において、図5と同様な仮想線VL1,VL2に加え、さらに、一対の隣り合う翼(翼根元部5b)の周方向に関する中間位置を延びる仮想線VL3を観念する。より詳細には、仮想線VL3は、一対の隣り合う翼における一対のカンバーライン(翼厚中心線)CLの周方向の中点を、一対の前縁から一対の後縁にわたって連ねて得られる線である。
本実施の形態3では、2次流れ制御スリット207は、仮想線VL1と仮想線VL2との間の範囲内において延び、且つ、仮想線VL3よりもプロペラファンの回転方向RDでいう前方側の領域内に配置されている。なお、2次流れ制御スリット207における他の特徴は、上記実施の形態1の2次流れ制御スリット7と同様であってもよい。
かかる本実施の形態3においても、上記実施の形態2と同様な利点が得られる。さらに、本実施の形態3では、2次流れ制御スリット207が、2次流れが最も強くなる負圧面5fに近い位置(すなわち正圧面5eよりも負圧面5fに近い位置)に設置されているため、2次流れの抑制に対する効果が顕著に得られる。
実施の形態4
図7は、本発明の実施の形態4に関し、ボス外周面のスリットの設置位置を説明する図であり、図5と同態様の図である。図7において、図6と同様な仮想線VL1,VL2,VL3に加え、さらに、仮想線VL4,VL5を観念する。
まず、仮想線VL4は、図7においてみて、一対の仮想線VL1,VL2から等距離に位置する線であり、換言するならば、一対の仮想線VL1,VL2における、プロペラファンの回転軸線方向に関する中間位置を延びる線である。また、図7においてみて、対応する一対の翼5のうちのプロペラファンの回転方向RDでいう前方側の翼5におけるカンバーライン(翼厚中心線)CLと仮想線VL4との交点をPとしたとき、対応の後方側の翼5の前縁5cと、対応の前方側の翼5の交点Pとを結ぶ線分を、仮想線VL5として観念する。
そして、本実施の形態4では、2次流れ制御スリット307は、仮想線VL1と仮想線VL2との間の範囲内において延び、且つ、仮想線VL3よりもプロペラファンの回転方向RDでいう前方側の領域内に配置され、且つ、仮想線VL5よりもプロペラファンの回転方向RDでいう後方側の領域内に配置されている。換言するならば、2次流れ制御スリット307は、図7においてみて、仮想線VL2と、仮想線VL3と、仮想線VL5と、対応の一対の翼5のうちのプロペラファンの回転方向RDでいう前方側の翼5とによって囲まれた領域内に配置されている。なお、2次流れ制御スリット207における他の特徴は、上記実施の形態1の2次流れ制御スリット7と同様であってもよい。
かかる本実施の形態4においても、上記実施の形態3と同様な利点が得られる。さらに、2次流れは、後方側の翼におけるボス部接続部の前縁付近から、隣接する前方側の翼の前縁と後縁との中点付近ないし後縁にかけて、極めて発生しやすいところ、本実施の形態4では、そのように2次流れの極めて発生しやすい領域において、より集中的に、2次流れ制御スリットによる作用が得られる利点がある。
実施の形態5
図8は、本発明の実施の形態5に関し、ボス外周面のスリットの設置位置を説明する図であり、図5と同態様の図である。図8に示されるように、本実施の形態5における2次流れ制御スリット407は、翼5の反りと平行になるように延びている。特に、図8の2次流れ制御スリット407は、本実施の形態5におけるより限定的な一例であるが、上記実施の形態4の2次流れ制御スリットの配置態様(図8では、仮想線及び交点は図示省略)において、さらに、翼5の反りと平行になるように湾曲させて形成したものである。なお、本実施の形態5に関する2次流れ制御スリットは、前述した実施の形態1〜4の何れかの2次流れ制御スリットにおいて、翼の反りと平行になるように延びているものであり、必ずしも、図8の図示状態に限定されるものではない。
かかる本実施の形態5においても、少なくとも上記実施の形態1と同様な利点が得られ、さらに、2次流れ制御スリットが、翼間の気流の主流に対しても平行となるため、主流に与える影響を小さくすることができる。
実施の形態6
図9は、本発明の実施の形態6に関し、ボス外周面のスリットの設置位置を説明する図であり、図5と同態様の図である。図9に示されるように、本実施の形態6における2次流れ制御スリット507は、対応する一対の翼5における周方向の翼間距離Lに対して、L/10以下の幅(スリット延長方向と直交する方向の寸法)で延びている。また、2次流れ制御スリット507のその他の構成は、前述した実施の形態1〜5の何れかの2次流れ制御スリットと同様であるものとする。
かかる本実施の形態6においても、少なくとも上記実施の形態1と同様な利点が得られ、また、2次流れ制御スリットを通過する気流が多くなることで主流に与える影響を小さくできる。
実施の形態7.
図11は、本実施の形態7に係る室外機(送風装置)を吹出口側から見たときの斜視図であり、図12は、上面側から室外機の構成を説明するための図である。また、図13は、ファングリルを外した状態を示し、図14は、さらに、前面パネル等を除去して、内部構成を示す図である。
図11〜14に示すように、室外機本体(ケーシング)51は、左右一対の側面51a,51c、前面51b、背面51d、上面51e並びに底面51fを有する筐体として構成されている。側面51a及び背面51dは、外部から空気を吸込む(図12の矢印A参照)ために開口部分を有している。また、前面51bにおいては、前面パネル52に、外部に空気を吹出す(図12の矢印A参照)ための開口部分としての吹出口53が形成されている。さらに、吹出口53は、ファングリル54で覆われており、それにより、物体等とプロペラファン1との接触を防止し、安全が図られている。
室外機本体51内には、プロペラファン1が設置されている。プロペラファン1は、前述した実施の形態1〜6の何れかのプロペラファンである。プロペラファン1は、背面51d側にあるファンモータ(駆動源)61と、回転軸62を介して接続されており、このファンモータ61によって回転駆動される。
室外機本体51の内部は、仕切板(壁体)51gによって、プロペラファン1が収納・設置されている送風室56と、圧縮機64等が設置されている機械室57とに分けられている。送風室56内における側面51a側と背面51d側とには、平面視、略L字状に延びるような熱交換器68が設けられている。
送風室56に配置されたプロペラファン1の半径方向外側には、ベルマウス63が配置されている。ベルマウス63は、翼5の外周端よりも外側に位置し、プロペラファン1の回転方向に沿って環状をなしている。また、ベルマウス63の一方側の側方(図12の紙面で右方)には、仕切板51gが位置し、他方側(反対方向)の側方(図12の紙面で左方)には、熱交換器68の一部が位置することとなる。
ベルマウス63の前端は、吹出口53の外周を囲むように室外機の前面パネル52と接続している。なお、ベルマウス63は、前面パネル52と一体的に構成されていてもよく、あるいは、別体としてつなげられるものとして用意されていてもよい。このベルマウス63によって、ベルマウス63の吸込側と吹出側との間の流路が、吹出口53近傍の風路として構成される。すなわち、吹出口3近傍の風路は、ベルマウス63によって、送風室56内の他の空間と区切られる。
プロペラファン1の吸込側に設けられている熱交換器68は、板状の面が平行になるように並設された複数のフィンと、その並設方向に各フィンを貫通する伝熱管とを備えている。伝熱管内には、冷媒回路を循環する冷媒が流通する。本実施の形態の熱交換器68は、伝熱管が室外機本体51の側面51aと背面51dとにかけてL字状に延び、図14に示すように複数段の伝熱管がフィンを貫通しながら蛇行するように構成される。また、熱交換器68は、配管65等を介して圧縮機64と接続し、さらに、図示省略する室内側熱交換器や膨張弁等と接続されて、空気調和装置の冷媒回路を構成する。また、機械室7には、基板箱66が配置されており、この基板箱66に設けられた制御基板67によって室外機内に搭載された機器が制御されている。
かかる本実施の形態7においても、対応する上記実施の形態1〜6と同様な利点が得られる。
なお、本実施の形態7は、送風装置を含む室外機として空気調和装置の室外機を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、給湯器等の室外機として実施することも可能であり、さらに、送風を行う装置として、広く適用することができ、室外機以外の装置や設備等に適用することも可能である。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。なお、本発明は、例えば、送風機や、空気調和機、給湯器等の室外機や、冷凍サイクルの熱交換器などに、広く適用することできる。
1 プロペラファン、3 ボス部、3a 筒壁、3d 外周面、5 翼、7,107,207、307、407,507 2次流れ制御スリット、51 室外機本体(ケーシング)、61 ファンモータ(駆動源)、68 熱交換器。

Claims (7)

  1. 筒壁を有するボスと、
    前記ボスの前記筒壁の外周面に設けられた複数の翼とを備えたプロペラファンであって、
    前記外周面には、スリットが設けられており、
    前記スリットは、前記筒壁を貫通し前記ボスの内部と該ボスの外側とを連通しており、
    前記筒壁における下流端は、閉塞されており、該筒壁における上流端は、開放されており、
    前記スリットは、側面視、前記複数の翼の翼根元の形成方向と同じ向きに傾いて延びており、
    前記スリットは、前記複数の翼の反りと平行になるように延びている、
    プロペラファン。
  2. 前記翼の翼根元の位置における、複数の前縁をつなぐ仮想線をVL1とし、複数の後縁をつなぐ仮想線をVL2としたとき、前記スリットは、仮想線VL1と仮想線VL2との間の範囲で設けられている、
    請求項1のプロペラファン。
  3. 一対の隣り合う前記翼の中間位置を延びる仮想線をVL3としたとき、前記スリットは、仮想線VL3よりもプロペラファンの回転方向でいう前方側の領域内に配置されている、
    請求項2のプロペラファン。
  4. 一対の前記仮想線VL1,VL2から等距離に位置する線を仮想線VL4とし、
    対応する一対の前記翼のうちのプロペラファンの回転方向でいう前方側の前記翼におけるカンバーラインと前記仮想線VL4との交点をPとしたときの、対応の後方側の翼の前縁と、対応の前方側の翼の前記交点Pとを結ぶ線分を仮想線VL5としたとき、
    前記スリットは、前記仮想線VL5よりもプロペラファンの回転方向でいう後方側の領域内に配置されている、
    請求項3のプロペラファン。
  5. 前記スリットは、対応する一対の翼における周方向の翼間距離Lに対して、L/10以下の幅で延びている、請求項1乃至4の何れか一項のプロペラファン。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項のプロペラファンと、
    前記プロペラファンに駆動力を付与する駆動源と、
    前記プロペラファン及び前記駆動源を収容するケーシングと
    を備えた送風装置。
  7. 熱交換器と、
    請求項1乃至5の何れか一項のプロペラファンと、
    前記プロペラファンに駆動力を付与する駆動源と、
    前記プロペラファン、前記駆動源及び前記熱交換器を収容するケーシングと
    を備えた室外機。
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