JPWO2016121144A1 - プロペラファン、送風機および冷凍サイクル装置の室外機 - Google Patents
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Abstract
Description
図1Aは、本発明の実施の形態1に係る送風機を示す斜視図である。図1Bは、本発明の実施の形態1に係る送風機を示す図1AのA−A断面の水平断面図である。
図1Aおよび図1Bに示すように、送風機100は、箱形の筐体1を有する。筐体1の正面には、風の吹出口2が設けられ、吹出口2の反対側の背面には、吸込口3が設けられる。筐体1の内部の吹出口2側にはプロペラファン4が配置される。筐体1の内部の吸込口3側には、プロペラファン4を駆動するファンモータ5が配置される。ファンモータ5から伸びるシャフト5aがプロペラファン4のボス6に接続され、ファンモータ5の回転によってプロペラファン4が回転し、図1Aおよび図1B中の矢印方向に送風される。
また、送風機100には、吹出口2や吸込口3に筐体1内で回転するプロペラファン4と異物が触れないようにする樹脂製や金属製の桟7を網状に構成したファンガード8が取り付けられる。
図2に示すように、プロペラファン4は、ファンモータ5からの回転軸Oに取り付けられる第1ボス9と、第1ボス9を囲み第1ボス9の外径方向に配置された内部が中空の第2ボス10と、を備える。第1ボス9および第2ボス10は、2重の円筒状であり、ボス6を構成する。
図3Bに示すように、副翼11の両端点11a、11bと、その両端点11a、11bの2点で構成する線分15bの二等分線16b上にある翼断面の肉厚中央点11cを結ぶ円弧R1で近似した場合には、曲率中心P1は翼断面に対して下側にある。
それに対し、図3Aに示すように、主翼12の翼の両端点12a、12bと、その両端点12a、12bの2点で構成する線分15aの二等分線16a上にある翼断面の肉厚中央点12cを結ぶ円弧R2で近似した場合には、曲率中心P2は翼断面に対して上側にあり、曲率中心P1、P2が互いに逆方向位置にある。
このように副翼11および主翼12を構成すると、プロペラファン4の矢印の回転方向14に対して主翼12は17a方向に送風することができ、副翼11は17b方向に送風することができる。以降の説明では、主翼12の送風方向の気流17aを基準に上流側、下流側を定義する。
図4に示すように、第2ボス10は、円筒状であり、第2ボス10内部には上流端と下流端に通風路13の開口部が設けられる。
第2ボス10の上流端内径には、下流端内径の半径Roに対して軸方向上流側に向かって内径が小さくなり、上流端に至って半径Riの内径となる内径絞り部18が設けられる。
内径絞り部18はプロペラファン4と一体成形あるいは内径絞り部18のみを別パーツとして取り付けることにより実現可能である。
内径絞り部18は、第2ボス10における副翼11の接続位置よりも上流側に設けられている。このため、内径絞り部18より下流側の第2ボス10の内周面10aの形状は半径Roで回転軸Oの軸方向に一定である。また、第2ボス10の外周面10bの形状は、回転軸Oの軸方向に一定である。すなわち、内径絞り部18のみが円筒形状の第2ボス10の内周面10aに形成された構成である。
図5Aは、本発明の実施の形態1に係るプロペラファンのボス付近の気流模式図である。図5Bは、従来例のプロペラファンのボス付近の気流模式図である。
図5Aおよび図5Bに示すように、プロペラファン4の回転により、主翼12を通過する気流17aは遠心力を受け、上流側から下流側にかけて外径方向へ流れる。副翼11は主翼12に対して逆方向に送風するため、第2ボス10の下流端で主翼12から吹き出した気流17bは第2ボス10内部に吸引される。
実施の形態1のプロペラファン4は、第2ボス10の内部に下流の気流を吸引し、主翼12の吹出し風速を均一化するため、同一風量におけるファン吹出し風速を低減することができる。吹出し気流が桟7を通過するときの通風抵抗と桟7の表面の圧力変動を低減することができ、ファンガード8で発生するエネルギー損失と騒音を低減できる。その結果、高効率で低騒音な送風機100を実現することができる。
図6Aは、本発明の実施の形態2に係るプロペラファンを示す全体斜視図である。図6Bは、本発明の実施の形態2に係るプロペラファンを示す図6Aのc−c断面の主翼断面図である。
図6Aおよび図6Bに示すように、実施の形態2では、内径絞り部18は、第2ボス10と主翼12との前縁が接続される点19を回転軸Oの軸方向上流側に延長した延長線20と、第2ボス10の上流端と、が交わる交点21を含む円周領域に形成される。一方、第2ボス10と主翼12の中央から後縁までの範囲とが接続される部分を回転軸Oの軸方向上流側に延長した部分と、第2ボス10の上流端と、が交わる円周部分には、内径絞り部18を形成していない。図6Bでは、第2ボス10の内部上流端に形成される内径絞り部18を破線で囲った斜線部で示す。
一方、内径絞り部18は、副翼11にとって通風抵抗となる。そのため、主翼12の前縁に流入する流れを乱さない最小限の範囲に内径絞り部18を設けることにより、副翼11の送風量を増加できる。
そこで、第2ボス10の内周面10aに設ける内径絞り部18を主翼12の前縁の上流側に相当する位置に設けることにより、主翼12の前縁に流入する気流と第2ボス10内部から吹き出した気流との干渉を抑制することができる。主翼12に向かう気流は、第2ボス10の上流端と交わる交点21の位置にて主翼12の上流側から流入するため、内径絞り部18は交点21を含んだ第2ボス10の内周面10aの円周範囲に設けることが望ましい。よって、主翼12の前縁の剥離を抑えてエネルギー損失や騒音を低減することができる。その結果、高効率で低騒音なプロペラファン4を実現することができる。
図7は、本発明の実施の形態2に係るプロペラファン4の正面図である。
隣接する主翼12の取付け間隔を、第2ボス10と主翼12との前縁が接続される点19aと点19b間の角度で定義し、取付けピッチTとする。また、第2ボス10内部の内径絞り部18の円周方向の幅を連続する内径絞り部18の角度tとする。そして、主翼12の取付けピッチTに対する内径絞り部18の幅の比をピッチ比t/Tと定義する。
また、第2ボス10の上流端の内径絞り部18の半径方向厚さについて、図8に示すように第2ボス10の下流端内径の半径を半径Roとし、内径絞り部18の上流端の内径を半径Riとし、第1ボス9の外径を半径Rbとし、内径絞り部18の厚さ比を厚さ比(Ri−Rb)/(Ro−Rb)と定義する。
図9Aに示すように厚さ比が大きいことは、気流17eの第2ボス10の上流端の内側通過面積が大きいことを意味する。また、図9Bに示すように厚さ比が小さいことは、気流17eの第2ボス10の上流端の通過面積が小さいことを意味する。
図10A〜図10Fでは、横軸がピッチ比t/Tを示し、縦軸が内径絞り部18を設けないプロペラファンの特性を基準とした騒音変化量および消費電力の比率を示す。
これに対し、ピッチ比t/Tが0.1以下になる、つまり内径絞り部18の領域が狭くなると、第2ボス10の内部を通過した気流を径方向内側へ整流することができないため効果が低下する。また、内径絞り部18が整流ではなく、障害物となり、第2ボス10の内部を通過して上流端から吹き出す気流を乱し、主翼12に乱れた流れを供給する原因にもなる。その結果、騒音と消費電力が内径絞り部18を設けない場合よりも大きくなる。
これは、図10Fに示すように内径絞り部18の内径が小さい場合、ピッチ比t/Tが大きくなると第2ボス10の上流端の通風抵抗が大きくなる。このとき、副翼11の送風量が低下するため、主翼12から吹き出した気流の吸引量が低下し、主翼12の吹出し流が径方向外側へ偏る。その結果、プロペラファン4の下流のファンガード8を通過するときの風速が増加し、ファンガード8で発生するエネルギー損失と騒音が大きくなる。
ピッチ比t/Tと厚さ比(Ri−Rb)/(Ro−Rb)には相互作用があり、図11Aおよび図11Bは両パラメータに対する消費電力と騒音をマップ化したものである。
改善効果を得るためには、少なくともピッチ比t/Tを0.15以上、厚さ比(Ri−Rb)/(Ro−Rb)を0.72以上とすることが望ましい。相互作用を考慮して大きな効果を得るためには、ピッチ比t/Tを0.4以上かつ厚さ比(Ri−Rb)/(Ro−Rb)を0.85以上とすることが望ましい。
図12は、本発明の実施の形態3に係るプロペラファン4を回転軸Oに沿った面で切断した半断面図である。
図12に示すように、実施の形態3では、プロペラファン4は、第2ボス10の上流端に、外径が径RRoから径RRiまで回転軸Oの軸方向に上流側に向かって小さくなる外径絞り部22を設ける。
そこで、実施の形態3のように、外径絞り部22を形成し、第2ボス10の上流端を実施の形態1に対して薄い肉厚22aになるように構成する。これによると、第2ボス10の上流端の淀み域が縮小し、主翼12へ向かう気流がスムーズに通過し、淀み域で発生する渦も低減される。また、外径絞り部22を形成した第2ボス10の外側の傾斜部により、第2ボス10の外側を流れる気流が滑らかに主翼12へ流入することができ、通風抵抗が小さくなる。以上のことから、主翼12へ向かう気流を低損失で乱れが少ない流れにすることができる。その結果、高効率で低騒音なプロペラファン4を実現することができる。
図13は、本発明の実施の形態4に係るプロペラファン4を回転軸Oに沿った面で切断した半断面図である。
図13に示すように、実施の形態4では、第2ボス10の上流端の内径絞り部18および外径絞り部22が滑らかな曲線形状23で構成される。
図14Aは、本発明の実施の形態5に係るプロペラファンを示す全体斜視図である。図14Bは、本発明の実施の形態5に係るプロペラファンを示す図14Aのc−c断面の主翼断面図である。
第2ボス10の上流端の円周上の一部に下流側に凹む凹部24を設けた。凹部24の定義は、図14Bに示す第2ボス10の側面視において、破線で示す内径絞り部18よりも下流側に凹む範囲とする。凹部24は、第2ボス10内部の副翼11を通過した気流が第2ボス10の外側へ吹き出す通風路となる。
なお、実施の形態5の内径絞り部18は、図6Aおよび図6Bに示す実施の形態2と同様の第2ボス10と主翼12の前縁が接続される点19を回転軸Oの軸方向上流側に延長した延長線20と、第2ボス10の上流端と交わる交点21を含む円周領域であるとよい。
そこで、第2ボス10の上流端に下流側に凹む凹部24を設け、副翼11で吸引した気流を第2ボス10の側面から排出できるようにする。凹部24は、主翼12の負圧面に沿って下流方向に延び、副翼11の上流端25からは回転軸Oに垂直に周方向に底部を形成し、隣接する主翼12の前縁の手前まで主翼12の上流の曲面に沿って緩やかに傾斜して上流側へ戻る形状である。
このような凹部24は、ファンモータ5と第2ボス10とが接近する場合においても、第2ボス内部から第2ボス10の上流側へ排出する通風路13を確保することができるため、通風路13によってプロペラファン4の下流の気流を吸引する性能を維持することができる。
図15は、本発明の実施の形態6に係るプロペラファン4を示す主翼断面図である。
図15に示すように、凹部24は、第2ボス10と主翼12の前縁とが接続される点19を回転軸Oの軸方向上流側に延長した延長線20と、第2ボス10の上流端と、が交わる交点21からずれた円周領域に形成される。このため、凹部24の無い第2ボス10の上流端の交点21を含む円周領域には、内径絞り部18が形成される。
そこで、第2ボス10内部の気流が吹き出す凹部24は、周方向に主翼12の前縁から離れた位置になるように構成する。このように構成すると、ファンモータ5と第2ボス10とが接近する状態においても、第2ボス10の下流側の気流を通風路13に吸引する性能を維持しながら、第2ボス10を通過した気流と主翼12の前縁へ向かう気流との干渉を抑制することができる。その結果、高効率で低騒音なプロペラファン4を実現することができる。
図16は、本発明の実施の形態6に係るプロペラファン4とファンモータ5とを示す主翼断面図である。
内径絞り部18を有する第2ボス10の外周の上流端から回転軸Oの軸方向上流側に配置されたファンモータ5との距離を距離L1とし、第2ボス10に設けられた凹部24の上流端25とこの凹部24の上流端25から回転軸Oの軸方向上流側に配置されたファンモータ5との距離を距離L2とする。両者の距離比L2/L1は、凹部24により形成される第2ボス側面の距離を定義する。
図18Aは、本発明の実施の形態6に係るプロペラファンを示す正面図である。図18Bは、本発明の実施の形態6に係るプロペラファンを示す図18AのO−A断面の主翼断面図である。図18Cは、本発明の実施の形態6に係るプロペラファンを示す図18AのO−B断面の主翼断面図である。
距離比L2/L1が大きくなると、図18Cに示すように第2ボス10の側面の開口部が拡大し、第2ボス10の内部を通過した気流がファンモータ5と衝突する前に径方向外側に吹出す。この構成によって、ファンモータ5に気流が衝突することによる通風抵抗が低減し、消費電力が低減する。
一方、凹部24が大きくなると、第2ボス10の内部から径方向外側に吹き出す気流が増加する。第2ボス10の側面から吹き出した気流により主翼12を流れる気流が乱れ、プロペラファン4の効率が低下する。
以上のことから、凹部24は、特定の長さで消費電力と騒音値のピーク値を持つ。この結果から、距離比L2/L1は、1.2以上1.5以下の範囲内とすることが望ましい。
図19Aは、本発明の実施の形態7に係るプロペラファンを示す正面図である。図19Bは、本発明の実施の形態7に係るプロペラファンを示す図19AのS−S断面の副翼断面図である。図19Cは、本発明の実施の形態7に係るプロペラファンを示す図19AのT−T断面のボス断面図である。
図19A〜図19Cに示すように、S−S断面には内径絞り部18が無く、T−T断面には内径絞り部18が設置される。すなわち、内径絞り部18は、副翼11が回転軸Oの軸方向に投影されたときに第2ボス10の上流端と重ならない円周領域に形成される。
内径絞り部と副翼が回転軸Oの軸方向に重なると、第2ボス10の上流側型が回転軸Oの軸方向に抜けないアンダーカット状態になり、一体成形が困難になる。そこで、実施の形態7では、副翼11と内径絞り部18が回転軸Oの軸方向に投影したときに重ならないように構成する。これにより、アンダーカット部が無くなり、回転軸Oの軸方向に上流側と下流側とに2分割する成形型が使用でき、内径絞り部18を有するプロペラファン4の一体成形が容易になる。
図20は、本発明の実施の形態8に係るプロペラファン4を示す正面図である。
図20に示すように、実施の形態8では、内径絞り部18が、第2ボス10と主翼12の前縁とが接続される点19を回転軸Oの軸方向上流側に延長した延長線と、第2ボス10の上流端と、が交わる交点21を含む円周領域に形成される。
そこで、実施の形態8では、図20に示すように内径絞り部18が、第2ボス10と主翼12の前縁とが接続される点19を回転軸Oの軸方向上流側に延長した延長線と、第2ボス10の上流端と、が交わる交点21を含む円周領域に設ける。
主翼12の前縁に流入する気流と第2ボス10から吹き出す気流との干渉を内径絞り部18により抑制することができるため、主翼12で発生するエネルギー損失や乱れを抑制することができる。その結果、高効率で低騒音かつ成形容易なプロペラファン4を実現することができる。
図21は、本発明の実施の形態9に係るプロペラファン4を示す正面図である。
図21に示すように、主翼12の翼枚数に比べて、副翼11の翼枚数が多い。
そこで、副翼11を主翼12よりも多翼に構成して翼面積の増加と、翼間流路を狭めて翼に流れが沿い易くして高静圧となるようにする。これによると、内径絞り部18やファンモータ5の接近による第2ボス10内部の通風路13の通風抵抗が大きい場合も副翼11による送風量を確保することができる。
図22は、本発明の実施の形態10に係るプロペラファン4を回転軸Oに沿った面で切断した半断面図である。
図22に示すように、実施の形態10では、第2ボス10の下流端が曲面形状26で形成される。
そこで、第2ボス10の下流端をR形状、断面半円形状、面取り形状などの曲面形状26にする。これにより、第2ボス10の側面から下流端を回り込む気流は、第2ボス10の側面から内部へスムーズに流入できるようになり、副翼11の吸引風量を増加することができる。
図23Aは、本発明の実施の形態11に係る空気調和機の室外機を示す斜視図である。図23Bは、本発明の実施の形態11に係る空気調和機の室外機を示す図23AのA−A断面の水平断面図である。
図23Aおよび図23Bに示すように、室外機200は、例えば空気調和機や給湯機用に用いられる冷凍サイクルを用いた熱源機である。
室外機200は、筐体1内部に、圧縮機27と、圧縮機27から供給される冷媒と外気を熱交換する熱交換器28と、熱交換器28に供給された外気を送り出すプロペラファン4と、プロペラファン4を駆動するファンモータ5と、電子機器を駆動する回路基板29と、を有して構成される。プロペラファン4の下流の吹出口2には、実施の形態1と同様にプロペラファン4と異物の接触を抑制するファンガード8が取り付けられる。
以上のような室外機200にプロペラファン4を使用すると、実施の形態10と同様にファンガード8で発生する通風抵抗と騒音が低減されると共に、翼で発生するエネルギー損失と騒音が低減することができる。その結果、高効率で低騒音となる室外機200を実現することができる。
Claims (16)
- 回転軸に取り付けられる第1ボスと、
前記第1ボスを囲む中空の第2ボスと、
前記第1ボスの外周と前記第2ボスの内周を接続する副翼と、
前記第2ボスの外周に接続される主翼と、
を備え、
前記第1ボスと前記第2ボスとの間に前記回転軸の軸方向に通風する流路が設けられたプロペラファンであって、
前記回転軸の回転時の前記主翼と前記副翼の送風方向が逆方向であり、
前記第2ボスは、前記主翼の送風方向の上流端内径が下流端内径より小さい箇所が少なくとも1ヶ所含まれるプロペラファン。 - 前記第2ボスの上流端内径が下流端内径より小さい箇所は、前記回転軸の軸方向に上流側に向かって小さくなる内径絞り部に構成された請求項1に記載のプロペラファン。
- 前記内径絞り部は、前記副翼の接続位置よりも上流側に設けられた請求項2に記載のプロペラファン。
- 前記内径絞り部は、前記第2ボスと前記主翼の前縁とが接続される点を前記回転軸の軸方向上流側に延長した延長線と、前記第2ボスの上流端と、が交わる交点を含む円周領域に形成された請求項2または3に記載のプロペラファン。
- 前記第2ボスと前記主翼の前縁が接続される点間の角度を取付けピッチTとし、前記第2ボスの内部の前記内径絞り部が連続で存在する角度範囲をtとすると、
ピッチ比t/Tは、0.15以上である請求項2〜4のいずれか1項に記載のプロペラファン。 - 前記第2ボスの下流端内径の半径を半径Roとし、前記内径絞り部の上流端の内径を半径Riとし、前記第1ボスの外径を半径Rbとし、前記内径絞り部の厚さ比を(Ri−Rb)/(Ro−Rb)と定義すると、
厚さ比は、0.72以上である請求項2〜5のいずれか1項に記載のプロペラファン。 - 前記第2ボスは、上流端の外径が前記回転軸の軸方向に上流側に向かって小さくなる外径絞り部を有した請求項1〜6のいずれか1項に記載のプロペラファン。
- 前記内径絞り部は、前記回転軸の軸方向に上流側に向かって滑らかな曲線形状で構成される請求項2〜7のいずれか1項に記載のプロペラファン。
- 前記第2ボスは、上流端の一部に下流側に凹む凹部を有したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のプロペラファン。
- 前記内径絞り部を有する前記第2ボスの外周の上流端から前記回転軸の軸方向上流側に配置されたファンモータとの距離を距離L1とし、前記第2ボスに設けられた前記凹部の上流端と前記凹部の上流端から前記回転軸の軸方向上流側に配置された前記ファンモータとの距離を距離L2とすると、
距離比L2/L1は、1.2以上1.5以下の範囲である請求項9に記載のプロペラファン。 - 前記凹部は、前記第2ボスと前記主翼の前縁とが接続される点を前記回転軸の軸方向上流側に延長した延長線と、前記第2ボスの上流端と、が交わる交点からずれた円周領域に形成された請求項9または10に記載のプロペラファン。
- 前記内径絞り部は、前記副翼が前記回転軸の軸方向に投影されたときに前記第2ボスの上流端と重ならない領域に形成された請求項2〜11のいずれか1項に記載のプロペラファン。
- 前記副翼の翼枚数は、前記主翼の翼枚数より多い請求項1〜12のいずれか1項に記載のプロペラファン。
- 前記第2ボスの下流端は、曲面形状で形成された請求項1〜13のいずれか1項に記載のプロペラファン。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載のプロペラファンを搭載した送風機。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載のプロペラファンを搭載した冷凍サイクル装置の室外機。
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2015
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