JP3158543B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JP3158543B2
JP3158543B2 JP26200591A JP26200591A JP3158543B2 JP 3158543 B2 JP3158543 B2 JP 3158543B2 JP 26200591 A JP26200591 A JP 26200591A JP 26200591 A JP26200591 A JP 26200591A JP 3158543 B2 JP3158543 B2 JP 3158543B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
spiral casing
discharge
fan
blade rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26200591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0599444A (ja
Inventor
歓治郎 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP26200591A priority Critical patent/JP3158543B2/ja
Publication of JPH0599444A publication Critical patent/JPH0599444A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3158543B2 publication Critical patent/JP3158543B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、空気調和機に関し、
さらに詳しくは天井等の高所に設置される空気調和機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】天井等の高所に設置される空気調和機
(例えば、天井埋込式あるいは天井吊下式空気調和機
等)において、本体ケースのコンパクト化を図りつつ、
吹出空気流の吹出範囲を広く確保するために、渦巻ケー
シング内に多翼ロータを配設してなるファンを複数個連
結した状態で使用し、前記ファンの吐出側に、横長の熱
交換器を配設した形態が多用されている(例えば、特開
昭62ー272034号公報参照)。
【0003】ところで、上記のような構成の空気調和機
の場合、本体ケースのコンパクト化を図ろうとすると、
熱交換器と渦巻ケーシングとの間の距離を可及的に小さ
く抑えることが望ましいという商品性の面からの要求が
ある。
【0004】上記のような要求から、熱交換器と渦巻ケ
ーシングとの間の距離が十分とれないことが多く、その
場合、渦巻ケーシングの吐出口から吐出される高速空気
流があまり拡散することなく熱交換器に直接衝突するこ
ととなるため、熱交換器における風速分布が大きく劣化
するとともに、通風抵抗も大幅に増大することとなる。
従って、運転音が高くなり且つファン動力の増大を余儀
なくされるとともに、熱交換器における熱交換能力の低
下も避けられないという不具合が生ずるおそれがある。
特に、2個以上のファンを連結して使用する場合に上記
不具合がより顕著となる。
【0005】なお、ファンの吸込側に熱交換器を配設す
るタイプの空気調和機の場合においても、ファンの吐出
側に下向きの吹出流路を形成する必要があるところか
ら、ファンの吐出側に対向する位置に吹出流路形成用の
壁面が設けられていることとなり、上記したと同様な不
具合が生ずるおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記不具
合を解消することを課題としてなされたもので、ファン
の渦巻ケーシングの吐出部の構造に工夫を凝らすことに
より、吐出空気流の軸方向への拡散を図り、風速分布を
均一化させることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、図面に示すよう
に、渦巻ケーシング7と該渦巻ケーシング7内に配設し
た多翼ロータ8とからなるファン5の吐出側に対向する
ように熱交換器6を配設した空気調和機において、前記
渦巻ケーシング7の吐出部10に、該吐出部10におけ
る二つの側板を直角あるいは直角に近い角度で外側に向
かう平面状拡大部18,18を介して拡大せしめること
により前記多翼ロータ8の回転軸方向に急激に流路が拡
大する急拡大流路11を形成している。請求項の発明
では、上記課題を解決するための手段として、図面に示
すように、渦巻ケーシング7と該渦巻ケーシング7内に
配設した多翼ロータ8とからなるファン5の吐出側に対
向する位置に吹出流路20を形成する壁面20aが設け
られている空気調和機において、前記渦巻ケーシング7
の吐出部10に、該吐出部10における二つの側板を直
角あるいは直角に近い角度で外側に向かう平面状拡大部
18,18を介して拡大せしめることにより前記多翼ロ
ータ8の回転軸方向に急激に流路が拡大する急拡大流路
11を形成している。請求項の発明では、上記課題を
解決するための手段として、図面に示すように、前記請
求項1および2のいずれか一項記載の空気調和機におい
て、前記各平面状拡大部18に空気導出用のバイパス穴
16をそれぞれ形成している。請求項の発明では、上
記課題を解決するための手段として、図面に示すよう
に、渦巻ケーシング7と該渦巻ケーシング7内に配設し
た多翼ロータ8とからなるファン5の吐出側に対向する
ように熱交換器6を配設した空気調和機において、前記
渦巻ケーシング7の吐出部10に、該吐出部10におけ
る二つの側板の途中を略U字状に湾曲させてなる凹面状
拡大部12,12を介して拡大せしめることにより前記
多翼ロータ8の回転軸方向に急激に流路が拡大する急拡
大流路11を形成している。請求項の発明では、上記
課題を解決するための手段として、図面に示すように、
渦巻ケーシング7と該渦巻ケーシング7内に配設した多
翼ロータ8とからなるファン5の吐出側に対向する位置
に吹出流路20を形成する壁面20aが設けられている
空気調和機において、前記渦巻ケーシング7の吐出部1
0に、該吐出部10における二つの側板の途中を略U字
状に湾曲させてなる凹面状拡大部12,12を介して拡
大せしめることにより前記多翼ロータ8の回転軸方向に
急激に流路が拡大する急拡大流路11を形成している。
請求項6の発明では、上記課題を解決するための手段と
して、図面に示すように、前記請求項4および5のいず
れか一項記載の空気調和機において、前記各凹面状拡大
部12に空気導出用のバイパス穴16をそれぞれ形成し
ている。請求項7の発明では、上記課題を解決するため
の手段として、図面に示すように、前記請求項4および
5のいずれか一項記載の空気調和機において、前記各凹
面状拡大部12の内方に、該凹面状拡大部12に沿う形
状のガイド片17をそれぞれ付設している。
【作用】請求項1あるいは2の発明では、上記手段によ
って次のような作用が得られる。
【0008】即ち、渦巻ケーシング吐出部10に形成さ
れた急拡大流路11の入口側である平面状拡大部18,
18の内方に、渦Eをとじ込め得るキャビティが形成さ
れることとなり、吐出空気流Wがカスプ効果によってス
ムーズに拡大されることとなる。
【0009】請求項の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0010】即ち、急拡大流路11の入口側である平面
状拡大部18,18の内方に形成される渦Eがバイパス
穴16,16から外方へ導出されることとなり、急拡大
流路11における空気流Wの拡大がより一層促進される
こととなる。
【0011】請求項4あるいは5の発明では、上記手段
によって次のような作用が得られる。
【0012】即ち、渦巻ケーシング吐出部10に形成さ
れた急拡大流路11の入口側である凹面状拡大部12,
12の内方に、渦Eをとじ込め得るキャビティが形成さ
れることとなり、吐出空気流Wがカスプ効果によってス
ムーズに拡大されることとなる。
【0013】請求項6の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0014】即ち、急拡大流路11の入口側である凹面
状拡大部12,12の内方に形成される渦Eがバイパス
穴16,16から外方へ導出されることとなり、急拡大
流路11における空気流Wの拡大がより一層促進される
こととなる。
【0015】請求項7の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0016】即ち、急拡大流路11の入口側である凹面
状拡大部12,12の内方に形成される渦Eが、ガイド
片17,17の回りで安定することとなり、急拡大流路
11における空気流の拡大がより一層スムーズとなる。
【0017】
【発明の効果】請求項1あるいは2の発明によれば、渦
巻ケーシング7と該渦巻ケーシング7内に配設した多翼
ロータ8とからなるファン5の吐出側に対向するように
熱交換器6を配設した空気調和機、あるいは渦巻ケーシ
ング7と該渦巻ケーシング7内に配設した多翼ロータ8
とからなるファン5の吐出側に対向する位置に吐出流路
20を形成する壁面20aが設けられている空気調和機
において、前記渦巻ケーシング7の吐出部10に、該吐
出部10における二つの側板を直角あるいは直角に近い
角度で外側に向かう平面状拡大部18,18を介して拡
大せしめることによりあるいは吐出部10における二
つの側板を直角あるいは直角に近い角度で外側に向かう
平面状拡大部18,18を介して拡大せしめることによ
前記多翼ロータ8の回転軸方向に急激に流路が拡大す
る急拡大流路11を形成して、急拡大流路11の入口側
である平面状拡大部18,18の内方に、渦Eをとじ込
め得るキャビティを形成し得るようにしたので、吐出空
気流Wがカスプ効果によってスムーズに拡大されること
となり、運転音およびファン動力の低減、熱交換器にお
ける熱交換性能の向上を図り得るという優れた効果があ
る。
【0018】請求項3の発明によれば、請求項1および
2のいずれか一項記載の空気調和機において、前記各平
面状拡大部18に空気導出用のバイパス穴16をそれぞ
れ形成して、各平面状拡大部18内方に形成される渦E
をバイパス穴16から外方へ導出し得るようにしたの
で、急拡大流路11における空気流Wの拡大がより一層
促進されることとなり、極めて簡易な手段により吐出空
気流Wの風速分布の均一化をより促進できるという優れ
た効果がある。
【0019】請求項4あるいは5の発明によれば、渦巻
ケーシング7と該渦巻ケーシング7内に配設した多翼ロ
ータ8とからなるファン5の吐出側に対向するように熱
交換器6を配設した空気調和機、あるいは渦巻ケーシン
グ7と該渦巻ケーシング7内に配設した多翼ロータ8と
からなるファン5の吐出側に対向する位置に吐出流路2
0を形成する壁面20aが設けられている空気調和機に
おいて、前記渦巻ケーシング7の吐出部10に、該渦巻
ケーシング吐出部10における二つの側板の途中を略U
字状に湾曲させてなる凹面状拡大部12,12を介して
拡大せしめることにより急拡大流路11を形成して、
急拡大流路11の入口側である凹面状拡大部12,12
の内方に、渦Eをとじ込め得るキャビティを形成し得る
ようにしたので、吐出空気流Wがカスプ効果によってス
ムーズに拡大されることとなり、極めて簡易な手段によ
り、吐出空気流Wの風速分布の均一化(換言すれば、機
内抵抗の低減)が図れることとなって、運転音およびフ
ァン動力の低減、熱交換器における熱交換性能の向上を
図り得るという優れた効果がある。
【0020】請求項6の発明によれば、請求項4および
5のいずれか一項記載の空気調和機において、前記各凹
面状拡大部12に空気導出用のバイパス穴16をそれぞ
れ形成して、各凹面状拡大部12内方に形成される渦E
をバイパス穴16から外方へ導出し得るようにしたの
で、急拡大流路11における空気流Wの拡大がより一層
促進されることとなり、極めて簡易な手段により吐出空
気流Wの風速分布の均一化をより促進できるという優れ
た効果がある。
【0021】請求項7の発明によれば、請求項4および
5のいずれか一項記載の空気調和機において、各凹面状
拡大部12の内方に、該凹面状拡大部12に沿う形状の
ガイド片17を付設して、凹面状拡大部12の内方に形
成される渦Eが、ガイド片17の回りで安定するように
したので、極めて簡易な手段により急拡大流路11にお
ける空気流Wの拡大をより一層スムーズに行い得るとい
う優れた効果がある。
【0022】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾
つかの好適な実施例を説明する。
【0023】実施例1 図1ないし図4には、本願発明の実施例1にかかる空気
調和機が示されている。本実施例は、請求項4の発明に
対応するものである。
【0024】本実施例の空気調和機は、天井Cに形成さ
れた開口1に臨むようにして設置される天井埋込式空気
調和機とされており、下面一方側に空気吸込口3を、下
面他方側に空気吹出口4を有する直方体状の本体ケース
2と、該本体ケース2内において前記空気吸込口3と対
向する位置に配設されたファン5と、該ファン5の吐出
側に対向するように配設された横長の熱交換器6とを備
えている。
【0025】前記ファン5は、渦巻ケーシング7と該渦
巻ケーシング7内に配設した多翼ロータ8とからなる遠
心式ファンとされており、本実施例の場合、2個のファ
ン5,5が横方向に連結された2連状態で使用されてい
る。符号9は2個のファン5,5における多翼ロータ
8,8の駆動源となるファンモータで、2個のファン
5,5の間に共用状態で配置されている。
【0026】しかして、前記渦巻ケーシング7の吐出部
10には、前記多翼ロータ8の回転軸方向に急激に流路
が拡大する急拡大流路11が形成されている。そして、
本実施例の場合、該急拡大流路11は、渦巻ケーシング
吐出部10における二つの側板の途中を略U字状に湾曲
させてなる凹面状拡大部12,12を介して拡大せしめ
ることにより形成されている。
【0027】図面中、符号13はドレンパン、14は本
体ケース2内を吸込域と吹出域とに仕切る仕切板、15
は吊り下げ具である。
【0028】上記のように構成された空気調和機は、次
のように作用する。
【0029】ファン5によって空気吸込口3から吸い込
まれた空気Wは、熱交換器6を通過する際に加熱あるい
は冷却された調和空気とされ、空気吹出口4から室内に
向って吹き出されるのであるが、ファン5の吐出側にお
ける空気流の挙動について以下にさらに詳述する。
【0030】多翼ロータ8の回転駆動により遠心方向に
吹き出された空気流Wは、渦巻ケーシング7の吐出部1
0において急拡大流路11に吐出される過程で凹面状拡
大部12,12の内方に閉じ込められる渦Eによるカス
プ効果によってスムーズに拡大されることとなる(図4
参照)。
【0031】従って、ファン5の吐出側における風速分
布F1および熱交換器6の上流側における風速分布F
2は、図1に実線で示すように、ほぼ均一化されること
となり、通風抵抗の低減に大いに寄与することとなる。
図1には、従来の渦巻ケーシングを用いた場合における
ファン吐出側の風速分布F1′および熱交換器上流側の
風速分布F2′が点線により示されているが、両者を比
較すれば、本実施例における風速分布改善の様子が歴然
としている。特に、本実施例におけるように2連ファン
の場合にその効果が顕著であることがわかる。
【0032】上記のような風速分布の改善は、通風抵抗
および運転音の低減、熱交換器の熱交換性能の向上に寄
与すること大である。
【0033】ちなみに、本実施例のものと従来例のもの
とにおける風量(m3/min)と運転音(dBA)と
の関係を調べたところ、図5に示すように、本実施例の
ものが全ての風量域において従来例のものより低運転音
となっていることがわかった。
【0034】実施例2 図6には、本願発明の実施例2にかかる空気調和機に使
用されるファンが示されている。本実施例は請求項4お
よび6の発明に対応するものである。
【0035】本実施例の場合、ファン5における渦巻ケ
ーシング吐出部10の凹面状拡大部12,12には、空
気導出用のスリット状バイパス穴16,16がそれぞれ
形成されている。
【0036】このように構成することにより、前記凹面
状拡大部12の内方に形成される渦Eがバイパス穴16
を介して外方へ導出されることとなるため、急拡大流路
11を流れる空気流Wの拡散が促進されることとなり、
吐出風速分布の均一化による通風抵抗低減に寄与する。
なお、吐出空気流の一部がバイパス穴16,16を介し
てバイパスすることによりファン性能は若干低下する
が、風速均一化による通風抵抗低減の効果の方が大きい
ので有効である。その他の構成および作用効果は実施例
1と同様なので説明を省略する。
【0037】実施例3 図7には、本願発明の実施例3にかかる空気調和機に使
用されるファンが示されている。本実施例は、請求項4
および7の発明に対応するものである。
【0038】本実施例の場合、ファン5における渦巻ケ
ーシング吐出部10の凹面状拡大部12,12内方に
は、該凹面状拡大部12,12に沿う形状のガイド片1
7,17がそれぞれ付設されている。
【0039】このように構成することにより、急拡大流
路11の入口側である凹面状拡大部12,12内方に
は、該凹面状拡大部12,12に沿う形状のガイド片1
7,17がそれぞれ付設されている。
【0040】このように構成することにより、急拡大流
路11の入口側である凹面状拡大部12,12の内方に
形成される渦Eがガイド片17,17の回りで安定する
こととなり、急拡大流路11における空気流Wの拡大が
より一層スムーズとなる。その他の構成および作用効果
は実施例1と同様なので説明を省略する。
【0041】実施例4 図8には、本願発明の実施例4にかかる空気調和機に使
用されるファンが示されている。本実施例は、請求項1
および3の発明に対応するものである。
【0042】本実施例の場合、急拡大流路11は、渦巻
ケーシング吐出部10における二つの側板を直角に外側
に向かう平面状拡大部18,18を介して拡大せしめる
ことにより形成されており、該平面状拡大部18,18
には、空気導出用のスリット状バイパス穴16,16が
それぞれ形成されている。
【0043】このように構成することにより、前記平面
状拡大部18,18の内方に形成される渦Eがバイパス
穴16,16を介して外方へ導出されることとなるた
め、急拡大流路11を流れる空気流Wの拡散が促進され
ることとなり、吐出風速分布の均一化による通風抵抗低
減に寄与する。なお、本実施例の場合にも、吐出空気流
の一部がバイパス穴16,16を介してバイパスするこ
とによりファン性能は若干低下するが、風速均一化によ
る通風抵抗低減の効果の方が大きいので有効である。そ
の他の構成および作用効果は実施例1と同様なので説明
を省略する。
【0044】実施例5 図9には、本願発明の実施例5にかかる空気調和機に使
用されるファンが示されている。本実施例は、請求項1
および3の発明に対応するものである。
【0045】本実施例の場合、実施例4における平面状
拡大部18の側板に対する角度が、直角よりやや小さい
角度とされている。その他の構成および作用効果は実施
例1と同様なので説明を省略する。
【0046】実施例6 図10には、本願発明の実施例6にかかる空気調和機に
使用されるファンが示されている。本実施例は、請求項
2および5の発明に対応するものである。
【0047】本実施例の場合、本体ケース2内における
ファン5の吸込側であって空気吸込口3の直上方に熱交
換器6が傾斜状態で配置されており、前記ファン5にお
ける渦巻ケーシング7の吐出部10に対して下向きの吐
出流路20の壁面(本実施例の場合、側壁面)20aが
対向せしめられている。この場合、ファン5は、実施例
1と同構造とされている。その他の構成および作用効果
は実施例1と同様なので説明を省略する。
【0048】なお、実施例6の構造の空気調和機におい
て、ファン5を実施例2〜5のものと同様構造とするこ
ともできる。
【0049】実施例7 図11には、本願発明の実施例7にかかる空気調和機が
示されている。本実施例は、請求項2および5の発明に
対応するものである。
【0050】本実施例の場合、本体ケース2の下面に
は、中央部に空気吸込口3が、外周縁部に4個の空気吹
出口4,4,4,4が形成されており、この本体ケース
2内において空気吸込口3の直内方には渦巻ケーシング
7の吐出部10を上向きとしたファン5が配置され且つ
該ファン5の吐出側に形成される吐出流路20を横切る
ように略環状の熱交換器6が配設されている。従って、
渦巻ケーシング7の吐出部10に対して吐出流路20の
壁面(本実施例の場合、上壁面)20aが対向せしめら
れることとなっている。その他の構成および作用効果は
実施例1と同様なので説明を省略する。
【0051】なお、実施例7の構造の空気調和機におい
て、ファン5を実施例2〜5のものと同様構造とするこ
ともできる。
【0052】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかる空気調和機の要部
横断面図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかる空気調和機の縦断
面図である。
【図3】本願発明の実施例1にかかる空気調和機におけ
るファンと熱交換器との組み合わせ部分の斜視図であ
る。
【図4】本願発明の実施例1における空気調和機におい
て使用されるファンの縦断面図である。
【図5】本願発明の実施例1にかかる空気調和機と従来
例の空気調和機とにおける運転音特性を比較した特性図
である。
【図6】本願発明の実施例2にかかる空気調和機におい
て使用されるファンの縦断面図である。
【図7】本願発明の実施例3にかかる空気調和機におい
て使用されるファンの縦断面図である。
【図8】本願発明の実施例4にかかる空気調和機におい
て使用されるファンの縦断面図である。
【図9】本願発明の実施例5にかかる空気調和機におい
て使用されるファンの縦断面図である。
【図10】本願発明の実施例6にかかる空気調和機にお
けるファンと熱交換器との組み合わせ部分の斜視図であ
る。
【図11】本願発明の実施例7にかかる空気調和機の縦
断面図である。
【符号の説明】
2は本体ケース、3は空気吸込口、4は空気吹出口、5
はファン、6は熱交換器、7は渦巻ケーシング、8は多
翼ロータ、10は吐出部、11は急拡大流路、12は凹
面状拡大部、16はバイパス穴、17はガイド片、18
は平面状拡大部、20は吐出流路、20aは壁面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 306 F24F 1/00 321 F24F 13/30

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 渦巻ケーシング(7)と該渦巻ケーシン
    グ(7)内に配設した多翼ロータ(8)とからなるファ
    ン(5)の吐出側に対向するように熱交換器(6)を配
    設した空気調和機であって、前記渦巻ケーシング(7)
    の吐出部(10)に、該吐出部(10)における二つの
    側板を直角あるいは直角に近い角度で外側に向かう平面
    状拡大部(18),(18)を介して拡大せしめること
    により前記多翼ロータ(8)の回転軸方向に急激に流路
    が拡大する急拡大流路(11)を形成したことを特徴と
    する空気調和機。
  2. 【請求項2】 渦巻ケーシング(7)と該渦巻ケーシン
    グ(7)内に配設した多翼ロータ(8)とからなるファ
    ン(5)の吐出側に対向する位置に吹出流路(20)を
    形成する壁面(20a)が設けられている空気調和機で
    あって、前記渦巻ケーシング(7)の吐出部(10)
    に、該吐出部(10)における二つの側板を直角あるい
    は直角に近い角度で外側に向かう平面状拡大部(1
    8),(18)を介して拡大せしめることにより前記多
    翼ロータ(8)の回転軸方向に急激に流路が拡大する急
    拡大流路(11)を形成したことを特徴とする空気調和
    機。
  3. 【請求項3】 前記各平面状拡大部(18)に空気導出
    用のバイパス穴(16)をそれぞれ形成したことを特徴
    とする前記請求項1および2のいずれか一項記載の空気
    調和機。
  4. 【請求項4】 渦巻ケーシング(7)と該渦巻ケーシン
    グ(7)内に配設した多翼ロータ(8)とからなるファ
    ン(5)の吐出側に対向するように熱交換器(6)を配
    設した空気調和機であって、前記渦巻ケーシング(7)
    の吐出部(10)に、該吐出部(10)における二つの
    側板の途中を略U字状に湾曲させてなる凹面状拡大部
    (12),(12)を介して拡大せしめることにより
    記多翼ロータ(8)の回転軸方向に急激に流路が拡大す
    る急拡大流路(11)を形成したことを特徴とする空気
    調和機。
  5. 【請求項5】 渦巻ケーシング(7)と該渦巻ケーシン
    グ(7)内に配設した多翼ロータ(8)とからなるファ
    ン(5)の吐出側に対向する位置に吹出流路(20)を
    形成する壁面(20a)が設けられている空気調和機で
    あって、前記渦巻ケーシング(7)の吐出部(10)
    に、該吐出部(10)における二つの側板の途中を略U
    字状に湾曲させてなる凹面状拡大部(12),(12)
    を介して拡大せしめることにより前記多翼ロータ(8)
    の回転軸方向に急激に流路が拡大する急拡大流路(1
    1)を形成したことを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記各凹面状拡大部(12)に空気導出
    用のバイパス穴(16)をそれぞれ形成したことを特徴
    とする前記請求項4および5のいずれか一項記載の空気
    調和機。
  7. 【請求項7】 前記各凹面状拡大部(12)の内方に、
    該凹面状拡大部(12)に沿う形状のガイド片(17)
    をそれぞれ付設したことを特徴とする前記請求項4およ
    び5のいずれか一項記載の空気調和機。
JP26200591A 1991-10-09 1991-10-09 空気調和機 Expired - Fee Related JP3158543B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26200591A JP3158543B2 (ja) 1991-10-09 1991-10-09 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26200591A JP3158543B2 (ja) 1991-10-09 1991-10-09 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0599444A JPH0599444A (ja) 1993-04-20
JP3158543B2 true JP3158543B2 (ja) 2001-04-23

Family

ID=17369693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26200591A Expired - Fee Related JP3158543B2 (ja) 1991-10-09 1991-10-09 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3158543B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3806883B2 (ja) * 2004-09-28 2006-08-09 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
JP5029577B2 (ja) * 2008-11-14 2012-09-19 パナソニック株式会社 空気調和機の室内機
JP6561497B2 (ja) * 2015-02-27 2019-08-21 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
CN107101424A (zh) * 2017-06-30 2017-08-29 广东美芝制冷设备有限公司 蒸发器组件、车载空调系统及车辆
CN107806446B (zh) * 2017-10-20 2023-09-22 珠海格力电器股份有限公司 导流结构、风机及空调
WO2021089121A1 (en) * 2019-11-05 2021-05-14 Mahle International Gmbh Fan apparatus and fan

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0599444A (ja) 1993-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5029577B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP5303877B2 (ja) 遠心送風機
JP2002243189A (ja) 天井カセット形空調機の流路構造
JP3671495B2 (ja) 空気調和機
JP3082453B2 (ja) 空気調和機
KR20200021722A (ko) 공기조화기
JP3158543B2 (ja) 空気調和機
KR20040029672A (ko) 벽걸이형 공기조화기
JP4639911B2 (ja) 空気調和機
JPH0593523A (ja) 空気調和装置
JPH0642768A (ja) 空気調和機
JP2000120582A (ja) 遠心送風機
JP4706305B2 (ja) 空気調和機
JP3456198B2 (ja) 空気調和装置
JP3651515B2 (ja) 送風機
JP7103465B1 (ja) 送風機および室内機
JPH08178333A (ja) 空気調和機
JP3632117B2 (ja) 空気調和機
JPH0224056Y2 (ja)
KR100344811B1 (ko) 공기조화기
KR100364765B1 (ko) 공기조화기
JP3632115B2 (ja) 空気調和装置の室外機
JP3139447B2 (ja) クロスフローファン
JP2001221457A (ja) 冷凍装置
JP3228104B2 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080216

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090216

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees