JPH0642768A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0642768A
JPH0642768A JP4085597A JP8559792A JPH0642768A JP H0642768 A JPH0642768 A JP H0642768A JP 4085597 A JP4085597 A JP 4085597A JP 8559792 A JP8559792 A JP 8559792A JP H0642768 A JPH0642768 A JP H0642768A
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JP
Japan
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air
fan
air conditioner
flow
flow path
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Application number
JP4085597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanjiro Kinoshita
歓治郎 木下
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 機内抵抗が少なく、運転音が低く、且つ熱交
換効率の高いコンパクトな構成の空気調和機を得る。 【構成】 本体ケース1内に、渦巻きケーシング2と該
ケーシング2内に配設した多翼ロータ3とで構成される
ファン4と、熱交換器7とを配置してなる空気調和機に
おいて、熱交換器をファンの吸込部41と空気吸込口1
1との間に配置して動圧の低い空気を熱交換器に流して
熱交換器における流速分布を可及的に均一化する。ファ
ンの吐出部42と空気吹出口12との間に、送風方向下
流側に向って次第に通路面積が拡大するディフューザ流
路5を設け、ディフューザ流路においてファン吹出空気
のもつ動圧を効率良く静圧に変換し、室内への吹出空気
の流速分布を可及的に均一化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、空気調和機に関し、
さらに詳しくは天井等の高所に配置される空気調和機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井埋込型空気調和機の如く
室内の高所に配置される空気調和機においては、本体ケ
ース内に、渦巻きケーシング内に多翼ロータを配置して
なるファンと熱交換器とを配置してこれを構成するが、
この場合、該熱交換器を上記ファンの吐出部側に配置
し、該ファンから吹き出される空気流を熱交換器を通し
て熱交換した後、これを通風路を介して下方向に導いて
室内側へ吹き出すようにするのが一般的であった(例え
ば、特開昭62ー272034号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、空気
調和機、特に室内の高所に配置される室内機において
は、設置スペースの確保等の観点から、そのコンパクト
化の要請が強く、これを最も効果的に達成する方法とし
て、空気調和機の構成機器の内で最も大きな占有スペー
スを要するファンをより小形化する方法が検討されてい
る。
【0004】一方、所定の空調能力の確保という点から
要求されるファン吹出風量そのものは、他の要件を変更
しない限り、ファン形状の大小にかかわらず一定である
ことから、上述のようにファンを小形化した場合には、
大形のファンの場合に比してファン吐出部における吹出
空気の流速(即ち、吹出空気のもつ動圧)を高めることが
必要となる。
【0005】従って、上掲公知例のように、ファンの吐
出部側に熱交換器を設置するものにおいて、該ファンを
小形化した場合には、吹出空気のもつ大きな動圧の影響
を受けて、該熱交換器における流速分布が不均一とな
り、結果的に通風抵抗(機内抵抗)が増加し、熱交換効率
の低下あるいは運転騒音の増大等の問題を招来すること
となる。
【0006】また、このような熱交換器における流速分
布の不均一の影響はこれに止どまらず、該熱交換器の下
流側に位置する通風路内における空気の流動特性が悪化
し機内抵抗がさらに増大するとともに、室内に吹き出さ
れる空気の流速分布の乱れにより室内における空調感を
損なうという問題も指摘されていた。
【0007】そこで本願発明は、機内抵抗が少なく、運
転音が低く、且つ熱交換効率の高いコンパクトな構成の
空気調和機を提供せんとしてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として、請求項1記載の発
明では、図1A、図1B及び図4に例示するように、天
井13側に配置されるとともにその下面1aに空気吸込
口11と空気吹出口12とを形成した本体ケース1内
に、渦巻きケーシング2と該渦巻きケーシング2内に配
設した多翼ロータ3とで構成されるファン4と、熱交換
器7とをそれぞれ配置してなる空気調和機において、上
記熱交換器7を上記ファン4の吸込部41と上記空気吸
込口11との間に配置する一方、上記ファン4の吐出部
42と上記空気吹出口12との間に、送風方向下流側に
向って通路面積が拡大する流路5を設けたことを特徴と
している。
【0009】請求項2記載の発明では図1A、図1B及
び図3に例示するように、請求項1記載の空気調和機に
おいて、上記流路5の下流端5bを上下方向に延出させ
るとともに、その下端部6bを上記空気吹出口12に臨
ましめられた直下流路6の上端部6aに接続させたこと
を特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明では、図1A、図1B
及び3に例示するように、請求項2記載の空気調和機に
おいて、上記流路5の下流端5bを、上記直下流路6の
上流端6aに対してその側方から接続されたことを特徴
としている。
【0011】請求項4記載の発明では、図4に例示する
ように、請求項1記載の空気調和機において、上記流路
5を下方に向って開口せしめるとともに、その下流端5
bを上記空気吹出口12に臨ましめたことを特徴として
いる。
【0012】
【作用】本願各発明ではかかる構成とすることによって
それぞれ次のような作用が得られる。
【0013】 請求項1記載の発明では、熱交換器7
がファン4の吸込部41側に配置されているので、該熱
交換器7をファン4の吐出部42側に配置する場合に比
して、該熱交換器7を流通する空気流の抵抗が低く、且
つ該熱交換器7における流速分布が可及的に均一化され
る。この結果、該熱交換器7における通風抵抗が低下し
て空気調和機全体としての機内抵抗が低減されることと
なる。また、この熱交換器7における通風抵抗の低減に
より、運転騒音が抑制されるものである。
【0014】さらに、ファン4の吐出部42にはディフ
ューザ効果を有する流路5が接続されていることから、
該ファン4の吐出部42から吹き出された空気流のもつ
動圧が該流路5において次第に静圧に変換され、空気吹
出口12から室内に吹き出される空気流の流速分布の均
一化が促進されることとなる。また、この場合、次第に
通路面積が拡大する流路5の壁面のコアンダ効果によっ
てファン吐出部42からの吹出空気はスムーズに拡散す
ることから、該流路5における通風抵抗も可及的に低減
されることとなるものである。
【0015】 請求項2記載の発明では、上記記載
の作用に加えて、ファン4からの吹出空気を直下流路6
を介して室内側へ下方に向けて吹き出す場合、該直下流
路6の上端部6aに上記流路5の下流端5bが接続されて
いることから、該流路5において十分に整流化された空
気流が直下流路6側に送り出されることから、該直下流
路6内における流動特性も良好に維持され、従って、該
直下流路6から室内に吹き出される空気流の流速分布も
可及的に均一且つ安定化されることとなる。
【0016】 請求項3記載の発明では、上記記載
の作用に加えて、流路5の下流端5bから吹き出される
空気流は直下流路6の上端部6aに対してその側方から
流入して下方へ偏向せしめられるが、この場合、該空気
流が十分に整流化されていることから、下方への偏向が
よりスムーズに抵抗なく行なわれ、通風抵抗の増加が抑
制されるものである。
【0017】 請求項4記載の発明では、上記記載
の作用に加えて、流路5を下方に向って開口させるとと
もに、その下流端5bをそのまま空気吹出口12に臨ま
しめているので、上記流路5において静圧化され、流速
分布の均一化した空気流はそのまま直接室内へ吹き出さ
れることになる。
【0018】
【発明の効果】従って、本願各発明の空気調和機によれ
ばそれぞれ次のような効果が得られる。
【0019】(a) 請求項1記載の空気調和機によれば、
熱交換器7における空気の流速分布が可及的に均一化さ
れ通風抵抗が低減されることから、高い熱交換効率が達
成されるとともに、運転音の低減によりその静粛運転が
可能ならしめられるという効果が得られるものである。
【0020】また、例えファン4の吐出部42における
流速が大きく動圧の影響によって流速分布が不均一であ
ったとしても、流路5においてその動圧の静圧への変換
が図られ静粛運転が可能になるとともに、該流路5から
室内へ吹き出される空気の流速分布が可及的に均一化さ
れることから、それだけ室内における空調感が快適とな
り、空気調和機としての商品価値が高められるものであ
る。
【0021】さらに、ファン4の吐出部42側に流路5
を設けてファン吹出空気流の整流化を図ることによって
該ファン4の吹出流速の影響を可及的に抑制し得るよう
にしていることから、該ファン4としてより小形なも
の、即ち、より吹出流速の高いものを採用することがで
き、結果的に空気調和機のコンパクト化に寄与し得ると
いう効果も得られるものである。
【0022】(b) 請求項2記載の空気調和機によれば、
上記(a)記載の効果に加えて、直下流路6に至る以前に
流路5において空気流が十分に整流化され該直下流路6
内における流動特性が良好ならしめられることから、直
下流路6を用いて空気流を下方へ吹き出す構成の空気調
和機においても良好な空調感を得ることができるという
効果が得られるものである。
【0023】(c) 請求項3記載の空気調和機によれば、
流路5の吹出方向と流路5の吹出方向とが直交する構成
のものであっても、該流路5における整流化作用によっ
て空気流の流路5側から直下流路6側への偏向が抵抗な
くよりスムーズに行なわれ該直下流路6内における流動
特性も良好に維持されることから、上記(b)記載の場合
と同様に良好な空調感を得ることができるという効果が
ある。
【0024】(d) 請求項4記載の空気調和機によれば、
上記(a)記載の効果に加えて、流路5の下流端5bを下方
に向けて開口させてこれを空気吹出口12に臨ませてい
ることから、直下流路6の設置が不要となり、それだけ
空気調和機のコンパクト化が促進されるとともに、室内
への吹出空気の流速分布の均一化により快適な空調感も
同時に得られるという効果がある。
【0025】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいて本願
発明の空気調和機を具体的に説明する。
【0026】第1実施例 図1A及び図1Bには本願の請求項1、2及び3記載の
発明の実施例にかかる空気調和機が示されている。この
空気調和機は、天井埋込式の室内機であって、天井面1
3に形成した埋込穴14内に埋込配置される矩形框状体
で構成されるとともに、その下面1aの一側側に空気吸
込口11を、他側に空気吹出口12をそれぞれ形成した
本体ケース1内に、略厚板状に一体形成された熱交換器
7と後述するファンユニットXとを配置して構成されて
いる。
【0027】上記ファンユニットXは、図1A〜図2に
示すように、後述するファン4とディフューザ流路5と
直下流路6とを順次接合しこれを一体化して構成され
る。
【0028】上記ファン4は、渦巻きケーシング2と該
渦巻きケーシング2内に配設された多翼ロータ3とから
なる遠心ファンとされており、特にこの実施例において
はこのような構成のファン4を軸方向に2個配置し且つ
これを同軸上に連結して1個のモータ8によって回転駆
動するようにしている。そして、この各ファン4,4に
おいては、上記渦巻きケーシング2に形成した吸込部4
1から吸入した空気を多翼ロータ3の回転により加速し
てその吐出部42から吐出するようになっている。
【0029】上記ディフューザ流路5は、ディフューザ
効果を奏し得る流路であって、特許請求の範囲中の流路
5に該当するものである。そして、このディフューザ流
路5は、図1A〜図2に示すように、矩形の断面形状を
有するとともに、その上流端5aから下流端5bに向って
次第に通路面積が増大する構成をもつ管路で構成され、
且つその小通路面積側の上流端5aを上記ファン4の吐
出部42に接続せしめている。
【0030】上記直下流路6は、矩形断面形状を有する
所定長さの管路で構成されるものであって、上端部6a
にその側方から上記ディフューザ流路5の下流端5bを
接続させている。従って、上記ファン4の吐出部42か
ら上記ディフューザ流路5を介して直下流路6に至る一
連の通風路は、該ディフューザ流路5と直下流路6との
接続部においてほぼ直交状態に屈曲する構造となってい
る。尚、図1Bにおいて符号9は2個のディフューザ流
路5,5にそれぞれ接続される2個の直下流路6,6を仕
切る仕切り材であって、該仕切り材9は空気流の仕切り
作用の他に、ファンユニットXの強度部材としても機能
するものである。
【0031】このように2個のファン4,4と2個のデ
ィフューザ流路5,5と2個の直下流路6,6とを順次接
続して構成されるファンユニットXは、図1Aに示すよ
うに、上下方向に延びる直下流路6,6の下端部6bを上
記本体ケース1の空気吹出口12に臨ませた状態で上記
本体ケース1内に配置固定される。一方、このファンユ
ニットXの上記ファン4,4の吸込側には、上記熱交換
器7が、上記本体ケース1の空気吸込口11と上記ファ
ン4の吸込部41との間に位置するようにして傾斜状に
配置されている。
【0032】続いて、このように構成された空気調和機
の作動について説明すると、ファン4の運転により室内
から上記空気吸込口11を通して本体ケース1内に導入
される空気Wは、上記熱交換器7を通過する際に該熱交
換器7内を循環する冷媒との間で熱交換を行って冷風あ
るいは温風の空調風とされる。さらに、この空調風は、
上記吸込部41からファン4内に吸入され且つ多翼ロー
タ3の回転により遠心方向に吹き出された後、上記ディ
フューザ流路5から直下流路6を介して室内に向けて下
方へ吹き出され、所要の室内冷房あるいは室内暖房を行
う。
【0033】この場合、先ず、熱交換器7側において
は、これがファン4の吐出部42側ではなく、吸込部4
1側に配置されていることから、ファン4の必要静圧
は、これが吐出部42側に配置されている場合に比して
低くなり、ファン4の所要回転数が低下され、その結果
として運転音が低くなる(図6の「風量ー運転音特性図」
を参照されたし)。また、該熱交換器7における空気流
の流速分布も、吐出部42側配置の場合に比してより均
一化された状態となる(図7の「熱交換器に対する流速分
布特性図」を参照されたし)。即ち、この実施例の如き構
成とすることにより、上記熱交換器7における通風抵抗
が低減され、熱交換効率の向上により高能力化が促進さ
れるとともに、通風に伴う運転音が可及的に低減されそ
の静粛運転が可能ならしめられるものである。
【0034】一方、吸込部41からファン4内に吸い込
まれた空気流(空調風)は、多翼ロータ3の回転によりそ
の吐出部42からディフューザ流路5側に吹き出される
が、この場合、この吐出部42から吹き出される空気流
は高流速(高動圧)であり、従って、これがそのまま直下
流路6の上流端6aにその側方から流れ込み、且つここ
で下方に偏向されて空気吹出口12から室内へ吹き出さ
れる構成であると、その動圧の影響により下方への偏向
がスムーズに行えずに騒音の発生原因あるいは機内抵抗
の増加の原因となるとともに、上記直下流路6内におけ
る流動特性が大きく乱され、結果的に空気吹出口12か
ら室内へ吹き出される空気流の流速分布が乱れて室内に
おける空調感が損なわれることになる。
【0035】ところが、この実施例のようにファン4の
吐出部42と直下流路6との間にディフューザ流路5を
配設していると、例えファン吐出部42からの空気流の
流速が大きくその流速分布が不均一であったとしても、
これが該ディフューザ流路5内に入った場合、次第に拡
大変化するディフューザ流路5の壁面によるコアンダ効
果で抵抗なくスムーズに拡散し該ディフューザ流路5を
通過する間に該空気流がもつ動圧が次第に静圧に変換さ
れ、その流速分布の均一化が図られることとなる。従っ
て、該ディフューザ流路5の下流端5bから水平方向前
方へ吹き出される空気流は、該直下流路6の上端部6a
部分においてスムーズに且つ大き通風音を生じることな
く下方へ向けて偏向せしめられるとともに、該直下流路
6内を流下する場合における流動特性の乱れも可及的に
少ならしめられ、これらの相乗的作用として、室内へ吹
き出される空気流はその流速分布が可及的に均一化さ
れ、室内における空調感がより一層良好に維持されるも
のである。
【0036】また、この実施例の空気調和機において
は、上記ディフューザ流路5を設けることによってファ
ン4の吐出部42から吹き出される高速な空気流等の影
響を可及的に消滅させるものであることから、室内にお
ける空調感を損ねることなく上記ファン4のより一層の
小形化、即ち、空気調和機の小形化を促進させることが
可能となるものである。
【0037】尚、他の実施例においては、上記直下流路
6も、下流に行くに従って徐々にその通路面積が拡大す
るように構成しても良い。また、熱交換器7は、図1A
のように斜めに設置されたものの他に、例えばこれを立
設したもの、あるいは立設させるとともにその両側面側
を長手方向に折り曲げた略コ字状形状のものであっても
良い。
【0038】第2実施例 図3には本願発明の第2実施例にかかる空気調和機が示
されている。この実施例のものは、上記第1実施例の空
気調和機を天井吊式空気調和機として適用したものであ
って、その基本構造は上記第1実施例のものと同様であ
る。ただ、この第2実施例のものは、これが天井面13
の下側に配置され、従って本体ケース1の下面のみなら
ずその前面1bも室内に露出するという配置構造上の特
質を生かして、該下面1aの空気吹出口12Aの他に、
該前面1bにも上記直下流路6の中間部に連通する空気
吹出口12Bを設け、この下方に開口する空気吹出口1
2Aと前面1bに開口する空気吹出口12Bの双方から
それぞれ空気流(空調風)を室内に向けて吹き出すように
したものである。このように空気流をその吹出角度の異
なる二つの空気吹出口12A,12Bからそれぞれ室内
に向けてそれぞれ吹き出すようにした場合には、室内の
温度分布の制御がより一層容易となり、上記第1実施例
のものにも増して高い空調感が得られるのみまである、
尚、その他の基本的な作用効果に関しては上記第1実施
例のものと同様であるため、その説明は省略する。
【0039】第3実施例 図4には、本願の請求項1及び3記載の発明の実施例に
かかる空気調和機が示されている。この実施例の空気調
和機は、上記各実施例のものがファン4の吹出方向を略
水平方向とし、この略水平方向に吹き出された空気流を
直下流路6により下方へ偏向させて室内側へ吹き出すよ
うにしたものであるのに対して、該ファン4の吹出方向
そのものを下方に設定するとともに、その吐出部42に
ディフューザ流路5を接続し且つこれを上記空気吹出口
12に臨ませることで該ファン4からの吹出空気流を直
接室内へ吹き出すようにしたものである。
【0040】このようにした場合には、例え上記ファン
4の吹出流速が高くてその流速分布が不均一であったと
してもこれをディフューザ流路5における整流化作用に
よって可及的に均一化することができ、これによりファ
ン4そのものの小形化あるいは室内における空調感を向
上せしめ得るという上記各実施例におけると同様の作用
効果が期待できることは勿論であるが、これに加えて、
上記各実施例の如き直下流路6の設置を不要とし得るこ
とから、上記各実施例にも増して空気調和機の小形化を
促進させることができるものである。
【0041】尚、この実施例においては天井埋込式とし
ているが、これを天井吊式として構成することもできる
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本願発明の第1実施例にかかる空気調和機の
縦断面図である。
【図1B】図1AのII-II横断面図である。
【図2】図1Aに示したファンユニットの斜視図であ
る。
【図3】本願発明の第2実施例にかかる空気調和機の縦
断面図である。
【図4】本願発明の第3実施例にかかる空気調和機の縦
断面図である。
【図5】図4に示したファンユニットの斜視図である。
【図6】本願の空気調和機と従来の空気調和機との運転
音の比較特性図である。
【図7】本願の空気調和機と従来の空気調和機との流速
分布の比較特性図である。
【符号の説明】
1は本体ケース、2は渦巻きケーシング、3は多翼ロー
タ、4はファン、5はディフューザ流路、6は直下流
路、7は熱交換器、8はモータ、9は仕切り材、11は
空気吸込口、12は空気吹出口、13は天井面、14は
埋込穴、15は壁面、41はファンの吸込部、42はフ
ァンの吐出部、Xはファンユニットである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井(13)側に配置されるとともにその
    下面(1a)に空気吸込口(11)と空気吹出口(12)とを
    形成した本体ケース(1)内に、渦巻きケーシング(2)と
    該渦巻きケーシング(2)内に配設した多翼ロータ(3)と
    で構成されるファン(4)と、熱交換器(7)とをそれぞれ
    配置してなる空気調和機であって、 上記熱交換器(7)を上記ファン(4)の吸込部(41)と上
    記空気吸込口(11)との間に配置する一方、 上記ファン(4)の吐出部(42)と上記空気吹出口(12)
    との間に、送風方向下流側に向って通路面積が拡大する
    流路(5)を設けたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記流路(5)の下流
    端(5b)が、上下方向に延び且つその下端部(6b)が上記
    空気吹出口(12)に臨ましめられた直下流路(6)の上端
    部(6a)に接続されていることを特徴とする空気調和
    機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記流路(5)の下流
    端(5b)が、上記直下流路(6)の上流端(6a)に対してそ
    の側方から接続されていることを特徴とする空気調和
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1において、上記流路(5)が下方
    に向って開口するとともに、その下流端(5b)が上記空
    気吹出口(12)に臨ましめられていることを特徴とする
    空気調和機。
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