JPH10196989A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH10196989A JPH10196989A JP9004048A JP404897A JPH10196989A JP H10196989 A JPH10196989 A JP H10196989A JP 9004048 A JP9004048 A JP 9004048A JP 404897 A JP404897 A JP 404897A JP H10196989 A JPH10196989 A JP H10196989A
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- impeller
- outlet
- air conditioner
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- air
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えば天井埋込形空気調和機において、本体
の高さ寸法を低くでき、天井裏高さが低い建物でも設置
を可能とするとともに、横長な熱交換器全面において、
上下均一に空気を供給し圧力損失を低減でき、かつ低騒
音な空気調和機を得ることを目的とする。 【解決手段】 円盤状の主板とリング状の側板に多数の
羽根が取り付けられている羽根車を、羽根車の側板側に
吸込口を形成する吸込ベルマウスを有し、また左右二つ
の舌部103L,103U上の前記羽根車との各最近接
点である上下渦巻部巻き始め点C10,C20から、前
記羽根車の回転方向に対し徐々に羽根車半径方向に拡大
する羽根車回転軸に対し非点対称でかつ形状の異なる上
下渦巻部と前記羽根車回転軸中心に対し上下非点対称互
い違いの任意位置に一つづつ吹き出し方向が平行でない
計二つ吹出口を有するケーシングに内装し、前記羽根車
に駆動軸を取り付け構成されている一つまたは複数個の
多翼送風機と、前記多翼送風機の各吹出口の吹出端面下
流側にそれぞれ熱交換器を配設したものである。
の高さ寸法を低くでき、天井裏高さが低い建物でも設置
を可能とするとともに、横長な熱交換器全面において、
上下均一に空気を供給し圧力損失を低減でき、かつ低騒
音な空気調和機を得ることを目的とする。 【解決手段】 円盤状の主板とリング状の側板に多数の
羽根が取り付けられている羽根車を、羽根車の側板側に
吸込口を形成する吸込ベルマウスを有し、また左右二つ
の舌部103L,103U上の前記羽根車との各最近接
点である上下渦巻部巻き始め点C10,C20から、前
記羽根車の回転方向に対し徐々に羽根車半径方向に拡大
する羽根車回転軸に対し非点対称でかつ形状の異なる上
下渦巻部と前記羽根車回転軸中心に対し上下非点対称互
い違いの任意位置に一つづつ吹き出し方向が平行でない
計二つ吹出口を有するケーシングに内装し、前記羽根車
に駆動軸を取り付け構成されている一つまたは複数個の
多翼送風機と、前記多翼送風機の各吹出口の吹出端面下
流側にそれぞれ熱交換器を配設したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気調和を
行う部屋の天井面に面し、本体は天井裏に設置される天
井埋込形のように二つの吹出口を有するファンを設けた
空気調和機に関するものである。
行う部屋の天井面に面し、本体は天井裏に設置される天
井埋込形のように二つの吹出口を有するファンを設けた
空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷凍サイクルを用い、冷暖房除湿を行
い、部屋内の温湿度を調整する天井埋込形空気調和機が
ある。例えば特開昭55−14460号公報に示された
従来の天井埋込形空気調和機を図60の縦断面図を示
す。この図を用い説明すると、建物の梁1と天井板2と
の間の天井裏には、空気調和機本体3が設置されてい
る。この空気調和機本体3は、建物の梁1から吊りボル
ト4で吊り下げられて下方へ開口する筐体5を備えてお
り、その下端開口部は、吸込口6aと吹出口6bとを備
え天井板2に固定された化粧グリル6で閉塞されてい
る。7は筐体5の天板に固定されて垂下された一対の熱
交換器であって、筐体5の奥行き方向全体にわたり延設
されており、その下方には桶状に形成されたドレンパン
8が整流板9を介し化粧グリル6に支持されて架設され
ている。ドレンパン8の下方には、円盤状の主板と前記
主板の両側のリング状の側板に多数の羽根を取付角度が
羽根車の回転方向に傾斜するように取り付けて形成され
ている羽根車を、側板側に開口する吸込ベルマウス10
aと上方へ開口する一つの吹出口10bとを備えたケー
シングに内装された多翼送風機10が筐体5の一方の側
板に固定され、かつ多翼送風機の吸込側、吹出側風路を
風路分割板出仕切っている。
い、部屋内の温湿度を調整する天井埋込形空気調和機が
ある。例えば特開昭55−14460号公報に示された
従来の天井埋込形空気調和機を図60の縦断面図を示
す。この図を用い説明すると、建物の梁1と天井板2と
の間の天井裏には、空気調和機本体3が設置されてい
る。この空気調和機本体3は、建物の梁1から吊りボル
ト4で吊り下げられて下方へ開口する筐体5を備えてお
り、その下端開口部は、吸込口6aと吹出口6bとを備
え天井板2に固定された化粧グリル6で閉塞されてい
る。7は筐体5の天板に固定されて垂下された一対の熱
交換器であって、筐体5の奥行き方向全体にわたり延設
されており、その下方には桶状に形成されたドレンパン
8が整流板9を介し化粧グリル6に支持されて架設され
ている。ドレンパン8の下方には、円盤状の主板と前記
主板の両側のリング状の側板に多数の羽根を取付角度が
羽根車の回転方向に傾斜するように取り付けて形成され
ている羽根車を、側板側に開口する吸込ベルマウス10
aと上方へ開口する一つの吹出口10bとを備えたケー
シングに内装された多翼送風機10が筐体5の一方の側
板に固定され、かつ多翼送風機の吸込側、吹出側風路を
風路分割板出仕切っている。
【0003】以上のように構成されていることにより、
多翼送風機10の羽根車がモータにより駆動され回転す
ると、部屋内の空気13は化粧パネルの吸込口6aから
吸い込まれ、ドレンパン8の下方の空間部に流入し、そ
の後、多翼送風機の吸込ベルマウス10aに吸い込ま
れ、多翼送風機の羽根車によって多翼送風機の吹出口1
0bから筐体5の上側パネル5aに向け吹き出された空
気13は、矢印のように前記筐体の上側パネル5aに衝
突しながら左右に分流し、左右それぞれの熱交換器7を
通過し熱交換された後、筐体5の外壁5bと整流板9に
より構成された本体吹出風路14を通過し、化粧パネル
6の吹出口6bから部屋12内へ吹き出される。この
時、冷房の際生じる熱交換器7での水滴、つまりドレン
水はドレンパン8に溜められ、ドレンポンプを介し室外
へ排水される。従来の天井埋込形空気調和機はこのよう
なものであった。また、低騒音化を目的とした天井埋込
形空気調和機では特開平8−82427号公報のような
ものが知られている。
多翼送風機10の羽根車がモータにより駆動され回転す
ると、部屋内の空気13は化粧パネルの吸込口6aから
吸い込まれ、ドレンパン8の下方の空間部に流入し、そ
の後、多翼送風機の吸込ベルマウス10aに吸い込ま
れ、多翼送風機の羽根車によって多翼送風機の吹出口1
0bから筐体5の上側パネル5aに向け吹き出された空
気13は、矢印のように前記筐体の上側パネル5aに衝
突しながら左右に分流し、左右それぞれの熱交換器7を
通過し熱交換された後、筐体5の外壁5bと整流板9に
より構成された本体吹出風路14を通過し、化粧パネル
6の吹出口6bから部屋12内へ吹き出される。この
時、冷房の際生じる熱交換器7での水滴、つまりドレン
水はドレンパン8に溜められ、ドレンポンプを介し室外
へ排水される。従来の天井埋込形空気調和機はこのよう
なものであった。また、低騒音化を目的とした天井埋込
形空気調和機では特開平8−82427号公報のような
ものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の天井埋込形空気
調和機において、多翼送風機10から吹き出された空気
13は、図60のように筐体5の上側パネル5aに流れ
を衝突させ左右に分流され、熱交換器7へ送風される。
そのため風路抵抗が大きく、この影響を受け多翼送風機
10から大きな騒音が放出される。また、筐体5の上側
パネル5aに吹き付けられた流れが衝突により乱れ、バ
サバサという騒音を放出する。そして風路抵抗を下げる
には、多翼送風機の吹出口10bと筐体5の上側パネル
5aとの間を大きく離さなくてはならず、筐体5の高さ
寸法が大きくなり、天井裏高さの低い建物の場合設置不
可能になる場合があった。本発明は、上記のような問題
点を解消するためになされたもので、空気調和機本体の
高さ寸法を低くし、天井裏高さが低い建物でも設置を可
能とする。また、本発明は横長な熱交換器全面に対し、
均一に空気を供給でき、かつ低騒音な空気調和機を得る
ことを目的とする。また、本発明は効率的で実用的な空
気調和機を得ることを目的とする。
調和機において、多翼送風機10から吹き出された空気
13は、図60のように筐体5の上側パネル5aに流れ
を衝突させ左右に分流され、熱交換器7へ送風される。
そのため風路抵抗が大きく、この影響を受け多翼送風機
10から大きな騒音が放出される。また、筐体5の上側
パネル5aに吹き付けられた流れが衝突により乱れ、バ
サバサという騒音を放出する。そして風路抵抗を下げる
には、多翼送風機の吹出口10bと筐体5の上側パネル
5aとの間を大きく離さなくてはならず、筐体5の高さ
寸法が大きくなり、天井裏高さの低い建物の場合設置不
可能になる場合があった。本発明は、上記のような問題
点を解消するためになされたもので、空気調和機本体の
高さ寸法を低くし、天井裏高さが低い建物でも設置を可
能とする。また、本発明は横長な熱交換器全面に対し、
均一に空気を供給でき、かつ低騒音な空気調和機を得る
ことを目的とする。また、本発明は効率的で実用的な空
気調和機を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る空気調
和機は、回転駆動されて空気を側部から吸い込み遠心方
向へ吹き出す羽根車と、羽根車を外周側から覆うケーシ
ングに互い違いに設けられ羽根車の回転軸中心に対し非
点対称の位置に配置され、かつ、対抗する下流側に配置
されたそれぞれの熱交換器への吹き出し方向が平行でな
く熱交換器の通風面積より大幅に小さい通風面積を有す
る二つの吹出口と、吹出口近傍のケーシング上に配置さ
れ前記羽根車に付随して回転方向へ回転する空気を遮る
羽根車との最接近点を有する舌部から前記羽根車の回転
方向に対し徐々に羽根車回転方向へ前記ケーシングの半
径方向寸法を拡大するとともに、羽根車回転軸中心に対
し非点対称でかつ形状の異なる二つの渦巻部と、を備え
たものである。
和機は、回転駆動されて空気を側部から吸い込み遠心方
向へ吹き出す羽根車と、羽根車を外周側から覆うケーシ
ングに互い違いに設けられ羽根車の回転軸中心に対し非
点対称の位置に配置され、かつ、対抗する下流側に配置
されたそれぞれの熱交換器への吹き出し方向が平行でな
く熱交換器の通風面積より大幅に小さい通風面積を有す
る二つの吹出口と、吹出口近傍のケーシング上に配置さ
れ前記羽根車に付随して回転方向へ回転する空気を遮る
羽根車との最接近点を有する舌部から前記羽根車の回転
方向に対し徐々に羽根車回転方向へ前記ケーシングの半
径方向寸法を拡大するとともに、羽根車回転軸中心に対
し非点対称でかつ形状の異なる二つの渦巻部と、を備え
たものである。
【0006】第2の発明に係る空気調和機は、空気を吹
き出す吹出口から吹き出し流れが拡大する奥行きのある
空間を介して熱交換器を配置したものである。
き出す吹出口から吹き出し流れが拡大する奥行きのある
空間を介して熱交換器を配置したものである。
【0007】第3の発明に係る空気調和機は、吹出口の
それぞれの熱交換器への吹き出し方向が前記熱交換器に
対しそれぞれ異なる角度を有する斜方向とするものであ
る。
それぞれの熱交換器への吹き出し方向が前記熱交換器に
対しそれぞれ異なる角度を有する斜方向とするものであ
る。
【0008】第4の発明に係る空気調和機は、回転駆動
されて空気を側部から吸い込み遠心方向へ吹き出す羽根
車と、羽根車を外周側から覆うケーシングに互い違いに
設けられ羽根車の回転軸中心に対し非点対称の位置に配
置され、かつ、対抗する下流側に配置されたそれぞれの
熱交換器への吹き出し方向が平行でない少なくとも二つ
の吹出口と、吹出口近傍のケーシング上に配置され羽根
車に付随して回転方向へ回転する空気を遮る羽根車との
最接近点を有する舌部から羽根車の回転方向に対し徐々
に羽根車回転方向へ前記ケーシングの半径方向寸法を拡
大するとともに、羽根車回転軸中心に対し非点対称でか
つ形状の異なる渦巻部と、を備え、吹出口の一方を回転
方向に185〜210度回転させた場合、吹出口の他方
とほぼ平行なずれた位置となるように吹出口と渦巻部を
配置したものである。
されて空気を側部から吸い込み遠心方向へ吹き出す羽根
車と、羽根車を外周側から覆うケーシングに互い違いに
設けられ羽根車の回転軸中心に対し非点対称の位置に配
置され、かつ、対抗する下流側に配置されたそれぞれの
熱交換器への吹き出し方向が平行でない少なくとも二つ
の吹出口と、吹出口近傍のケーシング上に配置され羽根
車に付随して回転方向へ回転する空気を遮る羽根車との
最接近点を有する舌部から羽根車の回転方向に対し徐々
に羽根車回転方向へ前記ケーシングの半径方向寸法を拡
大するとともに、羽根車回転軸中心に対し非点対称でか
つ形状の異なる渦巻部と、を備え、吹出口の一方を回転
方向に185〜210度回転させた場合、吹出口の他方
とほぼ平行なずれた位置となるように吹出口と渦巻部を
配置したものである。
【0009】第5の発明に係る空気調和機は、回転駆動
されて空気を側部から吸い込み遠心方向へ吹き出す羽根
車と、羽根車を外周側から覆うケーシングに互い違いに
設けられ羽根車の回転軸中心に対し非点対称の位置に配
置され、かつ、対抗する下流側に配置されたそれぞれの
熱交換器への吹き出し方向が平行でない二つの吹出口
と、吹出口近傍のケーシング上に配置され羽根車に付随
して回転方向へ回転する空気を遮る羽根車との最接近点
を有する舌部から羽根車の回転方向に対し徐々に羽根車
回転方向へケーシングの半径方向寸法を拡大するととも
に、羽根車回転軸中心に対し非点対称でかつ形状の異な
る渦巻部と、を備え、それぞれの舌部の間の角度を18
5〜210度としたものである。
されて空気を側部から吸い込み遠心方向へ吹き出す羽根
車と、羽根車を外周側から覆うケーシングに互い違いに
設けられ羽根車の回転軸中心に対し非点対称の位置に配
置され、かつ、対抗する下流側に配置されたそれぞれの
熱交換器への吹き出し方向が平行でない二つの吹出口
と、吹出口近傍のケーシング上に配置され羽根車に付随
して回転方向へ回転する空気を遮る羽根車との最接近点
を有する舌部から羽根車の回転方向に対し徐々に羽根車
回転方向へケーシングの半径方向寸法を拡大するととも
に、羽根車回転軸中心に対し非点対称でかつ形状の異な
る渦巻部と、を備え、それぞれの舌部の間の角度を18
5〜210度としたものである。
【0010】第6の発明に係る空気調和機は、二つの舌
部上の羽根車との各最近接点である二つの渦巻部巻き始
め点C10,C20をそれぞれ羽根車回転方向に75゜
回転させた各渦巻部内面上の点をC1T,C2T、また
羽根車回転中心Oと前記巻き始め点C10,C20を結
ぶ長さR10,R20の直線をO−C10,O−C2
0、また羽根車回転軸中心OとC1T,C2Tを結ぶ任
意長さR1T,R2Tの直線をO−C1T,O−C2T
とするとき、少なくとも R1T=λ1・R10,R2T=λ2・R20、 (1.05≦λ1≦1.15、0.3≦λ2<λ1)と
し、一方の渦巻部は、渦巻部巻き始め点C10から点C
1Tを通り、C10からC1Tと同じ割合で、羽根車回
転方向に対し、徐々に羽根車半径方向に拡大し、また他
方の渦巻部は、渦巻部巻き始め点C20から点C2Tを
通り、C20からC2Tと同じ割合で、羽根車回転方向
に対し、徐々に羽根車半径方向に拡大する、羽根車回転
軸に対し非点対称でかつ形状の異なる二つの渦巻部を形
成したケーシングに羽根車を内装することにより多翼送
風機を構成したものである。
部上の羽根車との各最近接点である二つの渦巻部巻き始
め点C10,C20をそれぞれ羽根車回転方向に75゜
回転させた各渦巻部内面上の点をC1T,C2T、また
羽根車回転中心Oと前記巻き始め点C10,C20を結
ぶ長さR10,R20の直線をO−C10,O−C2
0、また羽根車回転軸中心OとC1T,C2Tを結ぶ任
意長さR1T,R2Tの直線をO−C1T,O−C2T
とするとき、少なくとも R1T=λ1・R10,R2T=λ2・R20、 (1.05≦λ1≦1.15、0.3≦λ2<λ1)と
し、一方の渦巻部は、渦巻部巻き始め点C10から点C
1Tを通り、C10からC1Tと同じ割合で、羽根車回
転方向に対し、徐々に羽根車半径方向に拡大し、また他
方の渦巻部は、渦巻部巻き始め点C20から点C2Tを
通り、C20からC2Tと同じ割合で、羽根車回転方向
に対し、徐々に羽根車半径方向に拡大する、羽根車回転
軸に対し非点対称でかつ形状の異なる二つの渦巻部を形
成したケーシングに羽根車を内装することにより多翼送
風機を構成したものである。
【0011】第7の発明に係る空気調和機は、二つの吹
出口の各端部を結び延長した各直線が、羽根車外径φD
0の160〜180%を直径とする円に接する距離に吹
出口端部が位置するように吹出口を形成したケーシング
に羽根車を内装することにより多翼送風機を構成したも
のである。
出口の各端部を結び延長した各直線が、羽根車外径φD
0の160〜180%を直径とする円に接する距離に吹
出口端部が位置するように吹出口を形成したケーシング
に羽根車を内装することにより多翼送風機を構成したも
のである。
【0012】第8の発明に係る空気調和機は、一方の渦
巻部から吹出口までの一方の吹出口ガイダは、渦巻拡大
終点C1Eを通りかつ連続的に、少なくとも他方の舌部
103Uとの最近接点C1Mまで直線状に延長し形成さ
れ、また他方の渦巻部から吹出口までの他方の吹出口ガ
イダは、渦巻拡大終点C2Eを通りかつ連続的に、少な
くとも一方の舌部103Lとの最近接点C2Mまで直線
状に延長し形成され、さらに、一方の吹出口高さH1、
他方の吹出口高さH2が、羽根車外径φD0の30〜5
5%になるように形成されたケーシングに羽根車を内装
することにより多翼送風機を構成したものである。
巻部から吹出口までの一方の吹出口ガイダは、渦巻拡大
終点C1Eを通りかつ連続的に、少なくとも他方の舌部
103Uとの最近接点C1Mまで直線状に延長し形成さ
れ、また他方の渦巻部から吹出口までの他方の吹出口ガ
イダは、渦巻拡大終点C2Eを通りかつ連続的に、少な
くとも一方の舌部103Lとの最近接点C2Mまで直線
状に延長し形成され、さらに、一方の吹出口高さH1、
他方の吹出口高さH2が、羽根車外径φD0の30〜5
5%になるように形成されたケーシングに羽根車を内装
することにより多翼送風機を構成したものである。
【0013】第9の発明に係る空気調和機は、二つの舌
部上の羽根車との各最近接点である二つの渦巻部巻き始
め点C10,C20から、一方の渦巻拡大終点C1E、
他方の渦巻拡大終点C2Eまでそれぞれ羽根車回転方向
に対し、徐々に羽根車半径方向へ拡大し、一方の渦巻部
から吹出口までの一方の吹出口ガイダは、一方の渦巻拡
大終点C1Eを通りかつ連続的に、少なくとも他方の舌
部103Uとの最近接点C1Mまで直線状に延長し形成
され、さらに他方の渦巻部およびこの渦巻部から吹出口
までの他方の吹出口ガイダは、他方の渦巻部拡大終点C
2Eを通り、連続的に少なくとも一方の舌部103Lと
の最近接点C2Mまで直線状に延長し、羽根車回転軸に
対し非点対称の形状の異なる二つの渦巻部と羽根車回転
軸中心に対し、非点対称互い違いの任意位置に一つづづ
吹き出し方向が平行でない計二つ吹出口を有するケーシ
ングに内装することにより構成される一つまたは複数個
の多翼送風機を、ケーシング取付角度γ=5〜30゜羽
根車回転方向に回転させ筐体内部に取り付け、前記多翼
送風機の各吹出口の吹き出し面下流側にそれぞれ熱交換
器を配設したものである。
部上の羽根車との各最近接点である二つの渦巻部巻き始
め点C10,C20から、一方の渦巻拡大終点C1E、
他方の渦巻拡大終点C2Eまでそれぞれ羽根車回転方向
に対し、徐々に羽根車半径方向へ拡大し、一方の渦巻部
から吹出口までの一方の吹出口ガイダは、一方の渦巻拡
大終点C1Eを通りかつ連続的に、少なくとも他方の舌
部103Uとの最近接点C1Mまで直線状に延長し形成
され、さらに他方の渦巻部およびこの渦巻部から吹出口
までの他方の吹出口ガイダは、他方の渦巻部拡大終点C
2Eを通り、連続的に少なくとも一方の舌部103Lと
の最近接点C2Mまで直線状に延長し、羽根車回転軸に
対し非点対称の形状の異なる二つの渦巻部と羽根車回転
軸中心に対し、非点対称互い違いの任意位置に一つづづ
吹き出し方向が平行でない計二つ吹出口を有するケーシ
ングに内装することにより構成される一つまたは複数個
の多翼送風機を、ケーシング取付角度γ=5〜30゜羽
根車回転方向に回転させ筐体内部に取り付け、前記多翼
送風機の各吹出口の吹き出し面下流側にそれぞれ熱交換
器を配設したものである。
【0014】第10の発明に係る空気調和機は、羽根車
の幅方向断面で見て、羽根車の主板より一方の側の翼列
では、羽根車回転軸と直交する縦断面図において、二つ
の舌部103LR,103UR上の羽根車との各最近接
点である渦巻部巻き始め点C10R,C20Rから、一
方の渦巻拡大終点C1ER、他方の渦巻拡大終点C2E
Rまでそれぞれ羽根車回転方向に対し、徐々に羽根車半
径方向へ拡大し、羽根車回転軸に対し非点対称形状の二
つの渦巻部と非点対称の互い違いの任意位置に一つづつ
計二つ吹出口を有し、また前記羽根車の主板より他方側
の翼列では、前記一方の翼列に対する二つの渦巻部およ
び二つの吹出口を羽根車の回転方向に5〜15゜回転さ
せた非点対称互い違い位置に吹出口を一つづつ有し、か
つ一方側翼列における吹出口の端部と同一位置に吹出口
端部を形成し、さらに一方側翼列でのケーシングと他方
側翼列でのケーシングは連通し、一つの羽根車に対し計
二つの吹出口を有する羽根車回転軸に対し非点対称の形
状の異なるケーシングに内装することにより構成される
一つまたは複数個の多翼送風機を、ケーシング取付角度
γ=3〜20゜羽根車回転方向に回転させ、筐体内部に
取り付け、多翼送風機の各吹出口の吹き出し面下流側に
それぞれ熱交換器を配設したものである。
の幅方向断面で見て、羽根車の主板より一方の側の翼列
では、羽根車回転軸と直交する縦断面図において、二つ
の舌部103LR,103UR上の羽根車との各最近接
点である渦巻部巻き始め点C10R,C20Rから、一
方の渦巻拡大終点C1ER、他方の渦巻拡大終点C2E
Rまでそれぞれ羽根車回転方向に対し、徐々に羽根車半
径方向へ拡大し、羽根車回転軸に対し非点対称形状の二
つの渦巻部と非点対称の互い違いの任意位置に一つづつ
計二つ吹出口を有し、また前記羽根車の主板より他方側
の翼列では、前記一方の翼列に対する二つの渦巻部およ
び二つの吹出口を羽根車の回転方向に5〜15゜回転さ
せた非点対称互い違い位置に吹出口を一つづつ有し、か
つ一方側翼列における吹出口の端部と同一位置に吹出口
端部を形成し、さらに一方側翼列でのケーシングと他方
側翼列でのケーシングは連通し、一つの羽根車に対し計
二つの吹出口を有する羽根車回転軸に対し非点対称の形
状の異なるケーシングに内装することにより構成される
一つまたは複数個の多翼送風機を、ケーシング取付角度
γ=3〜20゜羽根車回転方向に回転させ、筐体内部に
取り付け、多翼送風機の各吹出口の吹き出し面下流側に
それぞれ熱交換器を配設したものである。
【0015】第11の発明に係る空気調和機は、一方側
翼列での二つの渦巻部と吹出口および他方側翼列での二
つの渦巻部と吹出口は、羽根車の回転軸に直交し、かつ
主板を通る平板で仕切られ、羽根車が回転する羽根車外
径φD0の1.05〜1.15の直径φD2の穴のみで
連通し、一つの羽根車に対し計四つの吹出口を有する羽
根車回転軸に対し非点対称の形状の異なるケーシングに
内装することにより構成される一つまたは複数個の多翼
送風機を、筐体内部に取り付け、前記多翼送風機の各吹
出口の吹き出し面下流側にそれぞれ熱交換器を配設した
ものである。
翼列での二つの渦巻部と吹出口および他方側翼列での二
つの渦巻部と吹出口は、羽根車の回転軸に直交し、かつ
主板を通る平板で仕切られ、羽根車が回転する羽根車外
径φD0の1.05〜1.15の直径φD2の穴のみで
連通し、一つの羽根車に対し計四つの吹出口を有する羽
根車回転軸に対し非点対称の形状の異なるケーシングに
内装することにより構成される一つまたは複数個の多翼
送風機を、筐体内部に取り付け、前記多翼送風機の各吹
出口の吹き出し面下流側にそれぞれ熱交換器を配設した
ものである。
【0016】
実施の形態1.以下一実施の形態の例を図に基づいて説
明する。図1〜5は本発明に係る空気調和機の構成を示
している。図1は本発明に係る天井2に面して据え付け
られた空気調和機本体3および化粧グリル6を、空調を
行う部屋12から見た外形図、図2は図1の空気調和機
本体3および化粧グリル6を矢印A方向から見た側面外
形図、図3は図2の空気調和機本体および化粧グリル6
のY−Yでの水平断面図、図4は図3のX−Xでの縦断
面図、図5は図3および4でのZ−Zでの正面縦断面
図、また図6,7は図1〜5の空気調和機本体3に配設
される多翼送風機10の斜視図および図3におけるF−
F断面図である。図中、符号1,2は、空気調和機本体
3を取り付ける建物の梁、および部屋の天井を示し、図
2のように空気調和機本体3は、建物の梁1から吊られ
ている吊りボルト4で空気調和機本体3に備えている吊
りボルト取付金具5cで固定し吊られ、天井2に接し空
気調和機本体3を蓋塞している化粧グリル6が空調する
部屋12に面するように据え付けられている。
明する。図1〜5は本発明に係る空気調和機の構成を示
している。図1は本発明に係る天井2に面して据え付け
られた空気調和機本体3および化粧グリル6を、空調を
行う部屋12から見た外形図、図2は図1の空気調和機
本体3および化粧グリル6を矢印A方向から見た側面外
形図、図3は図2の空気調和機本体および化粧グリル6
のY−Yでの水平断面図、図4は図3のX−Xでの縦断
面図、図5は図3および4でのZ−Zでの正面縦断面
図、また図6,7は図1〜5の空気調和機本体3に配設
される多翼送風機10の斜視図および図3におけるF−
F断面図である。図中、符号1,2は、空気調和機本体
3を取り付ける建物の梁、および部屋の天井を示し、図
2のように空気調和機本体3は、建物の梁1から吊られ
ている吊りボルト4で空気調和機本体3に備えている吊
りボルト取付金具5cで固定し吊られ、天井2に接し空
気調和機本体3を蓋塞している化粧グリル6が空調する
部屋12に面するように据え付けられている。
【0017】この化粧グリル6は、図1のように中央付
近に縦長の吸込口6a、また吸込口6aの外側には、部
屋12に空調した空気を吹き出す際の吹出角度を調整す
る風向制御板6cを有する縦長の吹出口6bが設けられ
ている。また空気調和機本体3は、図3,4,5のよう
に、筐体5を外壁に、化粧グリル6から吸い込まれ、吸
込風路15を通過した空気のほこりを除去するフィルタ
16、空気を循環させる多翼送風機10、駆動軸17a
を介して多翼送風機の羽根車10cを駆動するためのモ
ータ17、多翼送風機の吸込風路15と多翼送風機の吹
出口10b1,10b2から各下流側にある図3で見て
縦長な熱交換器7を含む吹出風路14を分離する風路分
割板11、熱交換器7で空調することにより生じるドレ
ン水を回収する熱交換器7下方のドレンパン8、このド
レンパン8に溜まったドレン水排水パイプ22aまで汲
み上げ外部へ排出するドレンポンプ22、そしてモータ
17、ドレンポンプ22等へ電気を供給、制御を行う電
子基盤等を収納した電気品箱18、また19,20は、
室外機より配管21を通して供給、回収される冷媒を熱
交換器7に分配、集合させ、冷房、暖房により役割が変
わるヘッダ19および分配器20を示す。さらに、図
5,6,7のように多翼送風機10は、羽根車10cと
ケーシング10dおよび羽根車10cを駆動軸17aを
介して駆動するモータ17で構成されている。この多翼
送風機10の羽根車10cは、円盤状の主板100と主
板100両側のリング状の側板101に多数の羽根10
2を任意取付角度θで羽根車10cに取り付けて形成さ
れている。
近に縦長の吸込口6a、また吸込口6aの外側には、部
屋12に空調した空気を吹き出す際の吹出角度を調整す
る風向制御板6cを有する縦長の吹出口6bが設けられ
ている。また空気調和機本体3は、図3,4,5のよう
に、筐体5を外壁に、化粧グリル6から吸い込まれ、吸
込風路15を通過した空気のほこりを除去するフィルタ
16、空気を循環させる多翼送風機10、駆動軸17a
を介して多翼送風機の羽根車10cを駆動するためのモ
ータ17、多翼送風機の吸込風路15と多翼送風機の吹
出口10b1,10b2から各下流側にある図3で見て
縦長な熱交換器7を含む吹出風路14を分離する風路分
割板11、熱交換器7で空調することにより生じるドレ
ン水を回収する熱交換器7下方のドレンパン8、このド
レンパン8に溜まったドレン水排水パイプ22aまで汲
み上げ外部へ排出するドレンポンプ22、そしてモータ
17、ドレンポンプ22等へ電気を供給、制御を行う電
子基盤等を収納した電気品箱18、また19,20は、
室外機より配管21を通して供給、回収される冷媒を熱
交換器7に分配、集合させ、冷房、暖房により役割が変
わるヘッダ19および分配器20を示す。さらに、図
5,6,7のように多翼送風機10は、羽根車10cと
ケーシング10dおよび羽根車10cを駆動軸17aを
介して駆動するモータ17で構成されている。この多翼
送風機10の羽根車10cは、円盤状の主板100と主
板100両側のリング状の側板101に多数の羽根10
2を任意取付角度θで羽根車10cに取り付けて形成さ
れている。
【0018】またケーシング10dは羽根車10cの二
つの側板101側に吸込口を形成する吸込ベルマウス1
0aを有し、また上下非点対称の互い違いの任意位置に
一つづつ吹出方向が平行でない計二つの吹出口10b
1,10b2を有し、かつ左右二つの舌部103U,1
03L上の前記羽根車との各最近接点C20,C10か
ら、前記羽根車の回転方向に対し徐々に羽根車半径方向
に拡大する羽根車の回転軸非点対称形状の形状の異なる
上下渦巻部を形成されている。以上のように構成された
空気調和機本体3および化粧グリル6において、多翼送
風機10の羽根車10cがモータ17により駆動され回
転すると、部屋12内の空気13は化粧グリルの吸込口
6aから吸い込まれ、フィルタ16を通過後空気調和機
本体3の吸込風路15に流入し、その後、多翼送風機の
吸込口を形成するケーシング10d側面の二つの吸込ベ
ルマウス10aを通し、多翼送風機の羽根車10cによ
って吸い込み、吹き出された後、ケーシング10dに設
けられた上下非点対称互い違いの位置の上下吹出口10
b1,10b2から、前記二つの吹出口10b1,10
b2より下流側の筐体5およびドレンパン8、風路分割
板11で囲まれた熱交換器7を含む本体吹出風路14
へ、左右1対のそれぞれの熱交換器7を通過し熱交換さ
れながら吹き出され、化粧グリル6の吹出口6bから部
屋12内へ吹き出され空調される。
つの側板101側に吸込口を形成する吸込ベルマウス1
0aを有し、また上下非点対称の互い違いの任意位置に
一つづつ吹出方向が平行でない計二つの吹出口10b
1,10b2を有し、かつ左右二つの舌部103U,1
03L上の前記羽根車との各最近接点C20,C10か
ら、前記羽根車の回転方向に対し徐々に羽根車半径方向
に拡大する羽根車の回転軸非点対称形状の形状の異なる
上下渦巻部を形成されている。以上のように構成された
空気調和機本体3および化粧グリル6において、多翼送
風機10の羽根車10cがモータ17により駆動され回
転すると、部屋12内の空気13は化粧グリルの吸込口
6aから吸い込まれ、フィルタ16を通過後空気調和機
本体3の吸込風路15に流入し、その後、多翼送風機の
吸込口を形成するケーシング10d側面の二つの吸込ベ
ルマウス10aを通し、多翼送風機の羽根車10cによ
って吸い込み、吹き出された後、ケーシング10dに設
けられた上下非点対称互い違いの位置の上下吹出口10
b1,10b2から、前記二つの吹出口10b1,10
b2より下流側の筐体5およびドレンパン8、風路分割
板11で囲まれた熱交換器7を含む本体吹出風路14
へ、左右1対のそれぞれの熱交換器7を通過し熱交換さ
れながら吹き出され、化粧グリル6の吹出口6bから部
屋12内へ吹き出され空調される。
【0019】以上のように空気調和機を構成することに
より、多翼送風機10の吹出口が上下非点対称互い違い
位置に二つあるので、特に下部吹出口10b2から吹き
出された空気をドレンパン8側面に吹き出された空気が
衝突せず、直接左右一対の熱交換器7へ送風でき、図6
0のように熱交換器7へ送風するために、多翼送風機1
0の一つの吹出口10bから吹き出された空気を筐体の
上側パネル5aへ衝突させ強制的に左右へ分流する必要
がなく、また吹出口10bと上側パネル5aが近く、吹
き出された空気の通風抵抗が大きいことにより生じる騒
音の低減のために必要な多翼送風機の吹出口10bと筐
体の上側パネル5aとの距離を大きくとる必要がない。
そのため、多翼送風機10のすぐ上付近に筐体の上側パ
ネルを設けられ、筐体5の高さ、つまり空気調和機本体
3の高さH3を低くすることができ、製品をコンパクト
化できる。
より、多翼送風機10の吹出口が上下非点対称互い違い
位置に二つあるので、特に下部吹出口10b2から吹き
出された空気をドレンパン8側面に吹き出された空気が
衝突せず、直接左右一対の熱交換器7へ送風でき、図6
0のように熱交換器7へ送風するために、多翼送風機1
0の一つの吹出口10bから吹き出された空気を筐体の
上側パネル5aへ衝突させ強制的に左右へ分流する必要
がなく、また吹出口10bと上側パネル5aが近く、吹
き出された空気の通風抵抗が大きいことにより生じる騒
音の低減のために必要な多翼送風機の吹出口10bと筐
体の上側パネル5aとの距離を大きくとる必要がない。
そのため、多翼送風機10のすぐ上付近に筐体の上側パ
ネルを設けられ、筐体5の高さ、つまり空気調和機本体
3の高さH3を低くすることができ、製品をコンパクト
化できる。
【0020】すなわち本発明は、二つの舌部103L,
103U上の前記羽根車との各最近接点である上下渦巻
部巻き始め点C10,C20から、前記羽根車の回転方
向に対し徐々に羽根車半径方向に拡大する羽根車回転軸
に対し非点対称でかつ形状の異なる上下渦巻部と前記羽
根車回転軸中心に対し上下非点対称互い違いの任意位置
に一つづつ吹き出し方向が平行でない計二つ吹出口を有
するケーシングに内装し、前記羽根車に駆動軸を取り付
け構成されている一つまたは複数個の多翼送風機と、前
記多翼送風機の各吹出口の吹出端面下流側にそれぞれ熱
交換器を配設したものである。ここで非点対称でかつ形
状の異なる上下渦巻部とは、吹出口の位置、上下渦巻部
の拡大率が異なることから異形状である。また、上下非
点対称互い違いの任意位置に一つづつ吹出方向が平行で
ない二つの吹出口とは、一方の吹出口に対し、他方吹出
口が完全に点対称でない点対称付近に位置し、互い違い
の位置で二つの吹出口の吹出口方向が平行でない、角度
の違う方向に吹くことを示す。さらに、吹出口の位置関
係に関しては、後述の各実施の形態で説明する。
103U上の前記羽根車との各最近接点である上下渦巻
部巻き始め点C10,C20から、前記羽根車の回転方
向に対し徐々に羽根車半径方向に拡大する羽根車回転軸
に対し非点対称でかつ形状の異なる上下渦巻部と前記羽
根車回転軸中心に対し上下非点対称互い違いの任意位置
に一つづつ吹き出し方向が平行でない計二つ吹出口を有
するケーシングに内装し、前記羽根車に駆動軸を取り付
け構成されている一つまたは複数個の多翼送風機と、前
記多翼送風機の各吹出口の吹出端面下流側にそれぞれ熱
交換器を配設したものである。ここで非点対称でかつ形
状の異なる上下渦巻部とは、吹出口の位置、上下渦巻部
の拡大率が異なることから異形状である。また、上下非
点対称互い違いの任意位置に一つづつ吹出方向が平行で
ない二つの吹出口とは、一方の吹出口に対し、他方吹出
口が完全に点対称でない点対称付近に位置し、互い違い
の位置で二つの吹出口の吹出口方向が平行でない、角度
の違う方向に吹くことを示す。さらに、吹出口の位置関
係に関しては、後述の各実施の形態で説明する。
【0021】以上のように空気調和機を構成することに
より、多翼送風機10の吹出口10b1,10b2が上
下互い違い位置に二つあるので、下部吹出口10b2か
ら吹き出された空気がドレンパン8側面に衝突せず、さ
らに図60の従来の空気調和機のように、熱交換器7へ
送風するために、多翼送風機10の一つの吹出口10b
から吹き出された空気を筐体の上側パネル5aへ衝突さ
せ、強制的に左右へ分流する必要がないため、上下吹出
口10b1,10b2から直接熱交換器へ送風できる。
その結果、従来生じていた上側パネル5aへ流れを衝突
させる際の通風抵抗が無くせ、圧力損失による多翼送風
機の騒音悪化を防げ、かつ分流が必要ないことから多翼
送風機10のすぐ上部付近に、筐体の上側パネル5aを
設けられ、製品をコンパクト化できる。すなわち、音の
小さな、特性の良い二つの吹出口を有するファンを持っ
た空気調和機が得られる。
より、多翼送風機10の吹出口10b1,10b2が上
下互い違い位置に二つあるので、下部吹出口10b2か
ら吹き出された空気がドレンパン8側面に衝突せず、さ
らに図60の従来の空気調和機のように、熱交換器7へ
送風するために、多翼送風機10の一つの吹出口10b
から吹き出された空気を筐体の上側パネル5aへ衝突さ
せ、強制的に左右へ分流する必要がないため、上下吹出
口10b1,10b2から直接熱交換器へ送風できる。
その結果、従来生じていた上側パネル5aへ流れを衝突
させる際の通風抵抗が無くせ、圧力損失による多翼送風
機の騒音悪化を防げ、かつ分流が必要ないことから多翼
送風機10のすぐ上部付近に、筐体の上側パネル5aを
設けられ、製品をコンパクト化できる。すなわち、音の
小さな、特性の良い二つの吹出口を有するファンを持っ
た空気調和機が得られる。
【0022】尚、ケーシングにおける吹出口は、下流側
であって離れた位置に設けた大きな通風面積を有する熱
交換器に比べ大幅に、小さい通風面積を持たせること
で、ケーシングの徐々に拡大させた渦巻部からの風速を
吹出口から急速拡大させ熱交換器全体へ分布させて熱交
換器を有効に活用させる。図8に、図7で示している本
発明の空気調和機に内装される多翼送風機の羽根車10
cの羽根の取付角度θを変化させたときの空気調和機に
おける同一風量Qでの騒音値SPLの関係を示す。図の
ように、羽根取付角度θが15〜45゜で羽根車回転方
向へ傾斜していれば、騒音値SPLは安定して低騒音で
ある。図9は、従来の空気調和機と本発明の一実施例に
おける空気調和機の、同一風量Q当たりの騒音値差ΔS
PL、および筐体5の高さHの比較を示す。このとき、
従来の空気調和機の筐体5の高さH0を基準に、本発明
の一実施例における空気調和機の筐体5の高さH3との
比率(H3/H0)で示す。図中、横軸の筐体高さの比
率H3/H0=1は、本発明の空気調和機の筐体高さが
従来と同等の筐体高さH0を示す。
であって離れた位置に設けた大きな通風面積を有する熱
交換器に比べ大幅に、小さい通風面積を持たせること
で、ケーシングの徐々に拡大させた渦巻部からの風速を
吹出口から急速拡大させ熱交換器全体へ分布させて熱交
換器を有効に活用させる。図8に、図7で示している本
発明の空気調和機に内装される多翼送風機の羽根車10
cの羽根の取付角度θを変化させたときの空気調和機に
おける同一風量Qでの騒音値SPLの関係を示す。図の
ように、羽根取付角度θが15〜45゜で羽根車回転方
向へ傾斜していれば、騒音値SPLは安定して低騒音で
ある。図9は、従来の空気調和機と本発明の一実施例に
おける空気調和機の、同一風量Q当たりの騒音値差ΔS
PL、および筐体5の高さHの比較を示す。このとき、
従来の空気調和機の筐体5の高さH0を基準に、本発明
の一実施例における空気調和機の筐体5の高さH3との
比率(H3/H0)で示す。図中、横軸の筐体高さの比
率H3/H0=1は、本発明の空気調和機の筐体高さが
従来と同等の筐体高さH0を示す。
【0023】図9より、従来と同等の筐体高さH0の時
(H3/H0=1の時)、最大騒音値4dBA低騒音で
ある。また、筐体高さH3を低くしていくと、通風抵抗
が増え騒音悪化していく、そのため従来に比べ騒音が同
等以下にするためには限界がある。このとき筐体高さH
3を低くしていくと、従来に比べ、本発明による空気調
和機の構成であれば、H3/H0=0.75、つまり従
来に比べ、75%筐体高さを低くすることができる。
(H3/H0=1の時)、最大騒音値4dBA低騒音で
ある。また、筐体高さH3を低くしていくと、通風抵抗
が増え騒音悪化していく、そのため従来に比べ騒音が同
等以下にするためには限界がある。このとき筐体高さH
3を低くしていくと、従来に比べ、本発明による空気調
和機の構成であれば、H3/H0=0.75、つまり従
来に比べ、75%筐体高さを低くすることができる。
【0024】実施の形態2.以下一実施例を図に基づい
て説明する。図10は本発明に係る空気調和機の水平断
面図、図11は図10におけるX−Xでの縦断面図を示
している。図中、符号1,2は、空気調和機本体3を取
り付ける建物の梁、および部屋の天井を示し、図10の
ように空気調和機本体3は、建物の梁1から吊られてい
る吊りボルト4で空気調和機本体3に備えている吊りボ
ルト取付金具5cで固定し吊られ、天井2に接し空気調
和機本体3を蓋塞している化粧グリル6が空調する部屋
12に面するように据え付けられている。この化粧グリ
ル6は、図10のように中央付近に縦長の吸込口6a、
また吸込口6aの外側には、部屋12に空調した空気を
吹き出す際の吹出角度を調整する風向制御板6cを有す
る縦長の吹出口6bが設けられている。また空気調和機
本体3は、図10,11のように、筐体5を外壁に、化
粧グリル6から吸い込まれ、吸込風路15を通過した空
気のほこりを除去するフィルタ16、空気を循環させる
多翼送風機10、駆動軸17aを介して多翼送風機の羽
根車10cを駆動するためのモータ17、多翼送風機の
吸込風路15と多翼送風機の吹出口10b1,10b2
の吹出口端面から各下流側にある縦長な熱交換器7を含
む吹出風路14を分離する風路分割板11、熱交換器7
で空調することにより生じるドレン水を回収する熱交換
器7下方のドレンパン8、このドレンパン8に溜まった
ドレン水排水パイプ22aまで汲み上げ外部へ排出する
ドレンポンプ22、そしてモータ17、ドレンポンプ2
2等へ電気を供給、制御を行う電子基盤等を収納した電
気品箱18、また19,20は、室外機より配管21を
通して供給、回収される冷媒を熱交換器7に分配、集合
させ、冷房、暖房により役割が変わるヘッダ19および
分配器20を示す。さらに、図10のように多翼送風機
10は、羽根車10cとケーシング10dおよび羽根車
10cを駆動軸17aを介して駆動するモータ17で構
成されている。この多翼送風機10の羽根車10cは、
円盤状の主板100と主板100両側のリング状の側板
101に多数の羽根102を任意取付角度θで羽根車1
0cに取り付けて形成されている。またケーシング10
dは羽根車10cの二つの側板101側に吸込口を形成
する吸込ベルマウス10aを有し、また上下非点対称の
互い違いの任意位置に一つづつ吹出方向が平行でない計
二つの吹出口10b1,10b2を有し、かつ左右二つ
の舌部103U,103L上の前記羽根車との各最近接
点C20,C10から、前記羽根車の回転方向に対し徐
々に羽根車半径方向に拡大する羽根車の回転軸非点対称
形状の形状の異なる上下渦巻部を形成されている。
て説明する。図10は本発明に係る空気調和機の水平断
面図、図11は図10におけるX−Xでの縦断面図を示
している。図中、符号1,2は、空気調和機本体3を取
り付ける建物の梁、および部屋の天井を示し、図10の
ように空気調和機本体3は、建物の梁1から吊られてい
る吊りボルト4で空気調和機本体3に備えている吊りボ
ルト取付金具5cで固定し吊られ、天井2に接し空気調
和機本体3を蓋塞している化粧グリル6が空調する部屋
12に面するように据え付けられている。この化粧グリ
ル6は、図10のように中央付近に縦長の吸込口6a、
また吸込口6aの外側には、部屋12に空調した空気を
吹き出す際の吹出角度を調整する風向制御板6cを有す
る縦長の吹出口6bが設けられている。また空気調和機
本体3は、図10,11のように、筐体5を外壁に、化
粧グリル6から吸い込まれ、吸込風路15を通過した空
気のほこりを除去するフィルタ16、空気を循環させる
多翼送風機10、駆動軸17aを介して多翼送風機の羽
根車10cを駆動するためのモータ17、多翼送風機の
吸込風路15と多翼送風機の吹出口10b1,10b2
の吹出口端面から各下流側にある縦長な熱交換器7を含
む吹出風路14を分離する風路分割板11、熱交換器7
で空調することにより生じるドレン水を回収する熱交換
器7下方のドレンパン8、このドレンパン8に溜まった
ドレン水排水パイプ22aまで汲み上げ外部へ排出する
ドレンポンプ22、そしてモータ17、ドレンポンプ2
2等へ電気を供給、制御を行う電子基盤等を収納した電
気品箱18、また19,20は、室外機より配管21を
通して供給、回収される冷媒を熱交換器7に分配、集合
させ、冷房、暖房により役割が変わるヘッダ19および
分配器20を示す。さらに、図10のように多翼送風機
10は、羽根車10cとケーシング10dおよび羽根車
10cを駆動軸17aを介して駆動するモータ17で構
成されている。この多翼送風機10の羽根車10cは、
円盤状の主板100と主板100両側のリング状の側板
101に多数の羽根102を任意取付角度θで羽根車1
0cに取り付けて形成されている。またケーシング10
dは羽根車10cの二つの側板101側に吸込口を形成
する吸込ベルマウス10aを有し、また上下非点対称の
互い違いの任意位置に一つづつ吹出方向が平行でない計
二つの吹出口10b1,10b2を有し、かつ左右二つ
の舌部103U,103L上の前記羽根車との各最近接
点C20,C10から、前記羽根車の回転方向に対し徐
々に羽根車半径方向に拡大する羽根車の回転軸非点対称
形状の形状の異なる上下渦巻部を形成されている。
【0025】以上のように構成された空気調和機本体3
および化粧グリル6において、多翼送風機10の羽根車
10cがモータ17により駆動され回転すると、部屋1
2内の空気13は化粧グリルの吸込口6aから吸い込ま
れ、フィルタ16を通過後空気調和機本体3の吸込風路
15に流入し、その後、多翼送風機の吸込口を形成する
ケーシング10d側面の二つの吸込ベルマウス10aを
通し、多翼送風機の羽根車10cによって吸い込み、吹
き出された後、ケーシング10dに設けられた上下非点
対称互い違いの位置の上下吹出口10b1,10b2か
ら吹き出され、吸込風路15と多翼送風機吹出口下流側
の吹出し風路を分割する風路分割板11と熱交換器7の
間のの空間で熱交換器の幅方向における風速分布を平坦
化し、前記二つの吹出口10b1,10b2より下流側
の筐体5およびドレンパン8、風路分割板11で囲まれ
た熱交換器7を含む本体吹出風路14へ、左右1対のそ
れぞれの熱交換器7を通過し熱交換されながら吹き出さ
れ、化粧グリル6の吹出口6bから部屋12内へ吹き出
され空調される。このように空気調和機は、多翼送風機
の吸込側風路と吹出側風路を分離する風路分割板に多翼
送風機の上下吹出口の吹出口端面が開口し、前記上下吹
出口の吹出面下流側の熱交換器と前記上下吹出口の間に
空間を持たせたもので、熱交換器とファン吹出口との間
の距離が必要であり、熱交換器とファン吹出口との間の
空間の奥行きをある程度有することにより、熱交換器を
直接通過できなかった吹出し流れが広がり、熱交換器入
り口側で均一化される。このように、多翼送風機の上下
吹出口10b1,10b2と熱交換器7の間に空間を持
たせることにより(実線)、図12のように、多翼送風
機の各吹出口から直接熱交換器7へ空気を供給したとき
(破線)に比べ、熱交換器幅方向における風速分布が均
一化され、熱交換器を効率よく使用できる。
および化粧グリル6において、多翼送風機10の羽根車
10cがモータ17により駆動され回転すると、部屋1
2内の空気13は化粧グリルの吸込口6aから吸い込ま
れ、フィルタ16を通過後空気調和機本体3の吸込風路
15に流入し、その後、多翼送風機の吸込口を形成する
ケーシング10d側面の二つの吸込ベルマウス10aを
通し、多翼送風機の羽根車10cによって吸い込み、吹
き出された後、ケーシング10dに設けられた上下非点
対称互い違いの位置の上下吹出口10b1,10b2か
ら吹き出され、吸込風路15と多翼送風機吹出口下流側
の吹出し風路を分割する風路分割板11と熱交換器7の
間のの空間で熱交換器の幅方向における風速分布を平坦
化し、前記二つの吹出口10b1,10b2より下流側
の筐体5およびドレンパン8、風路分割板11で囲まれ
た熱交換器7を含む本体吹出風路14へ、左右1対のそ
れぞれの熱交換器7を通過し熱交換されながら吹き出さ
れ、化粧グリル6の吹出口6bから部屋12内へ吹き出
され空調される。このように空気調和機は、多翼送風機
の吸込側風路と吹出側風路を分離する風路分割板に多翼
送風機の上下吹出口の吹出口端面が開口し、前記上下吹
出口の吹出面下流側の熱交換器と前記上下吹出口の間に
空間を持たせたもので、熱交換器とファン吹出口との間
の距離が必要であり、熱交換器とファン吹出口との間の
空間の奥行きをある程度有することにより、熱交換器を
直接通過できなかった吹出し流れが広がり、熱交換器入
り口側で均一化される。このように、多翼送風機の上下
吹出口10b1,10b2と熱交換器7の間に空間を持
たせることにより(実線)、図12のように、多翼送風
機の各吹出口から直接熱交換器7へ空気を供給したとき
(破線)に比べ、熱交換器幅方向における風速分布が均
一化され、熱交換器を効率よく使用できる。
【0026】実施の形態3.以下一実施例を図に基づい
て説明する。図13は本発明に係る空気調和機の水平断
面図、図14は図13におけるX−Xでの縦断面図を示
している。図中、符号1,2は、空気調和機本体3を取
り付ける建物の梁、および部屋の天井を示し、図13の
ように空気調和機本体3は、建物の梁1から吊られてい
る吊りボルト4で空気調和機本体3に備えている吊りボ
ルト取付金具5cで固定し吊られ、天井2に接し空気調
和機本体3を蓋塞している化粧グリル6が空調する部屋
12に面するように据え付けられている。
て説明する。図13は本発明に係る空気調和機の水平断
面図、図14は図13におけるX−Xでの縦断面図を示
している。図中、符号1,2は、空気調和機本体3を取
り付ける建物の梁、および部屋の天井を示し、図13の
ように空気調和機本体3は、建物の梁1から吊られてい
る吊りボルト4で空気調和機本体3に備えている吊りボ
ルト取付金具5cで固定し吊られ、天井2に接し空気調
和機本体3を蓋塞している化粧グリル6が空調する部屋
12に面するように据え付けられている。
【0027】この化粧グリル6は、図13のように中央
付近に縦長の吸込口6a、また吸込口6aの外側には、
部屋12に空調した空気を吹き出す際の吹出角度を調整
する風向制御板6cを有する縦長の吹出口6bが設けら
れている。また空気調和機本体3は、図13,14のよ
うに、筐体5を外壁に、化粧グリル6から吸い込まれ、
吸込風路15を通過した空気のほこりを除去するフィル
タ16、空気を循環させる多翼送風機10、駆動軸17
aを介して多翼送風機の羽根車10cを駆動するための
モータ17、多翼送風機の吸込風路15と多翼送風機の
吹出口10b1,10b2の吹出口端面から各下流側に
ある縦長な熱交換器7を含む吹出風路14を分離する風
路分割板11、熱交換器7で空調することにより生じる
ドレン水を回収する熱交換器7下方のドレンパン8、こ
のドレンパン8に溜まったドレン水をドレン水排水パイ
プ22aまで汲み上げ外部へ排出するドレンポンプ2
2、そしてモータ17、ドレンポンプ22等へ電気を供
給、制御を行う電子基盤等を収納した電気品箱18、ま
た19,20は、室外機より配管21を通して供給、回
収される冷媒を熱交換器7に分配、集合させ、冷房、暖
房により役割が変わるヘッダ19および分配器20を示
す。さらに、図13のように多翼送風機10は、羽根車
10cとケーシング10dおよび羽根車10cを駆動軸
17aを介して駆動するモータ17で構成されている。
この多翼送風機10の羽根車10cは、円盤状の主板1
00と主板100両側のリング状の側板101に多数の
羽根102を任意取付角度θで羽根車10cに取り付け
て形成されている。また図14において、ケーシング1
0dは羽根車10cの二つの側板101側に吸込口を形
成する吸込ベルマウス10aを有し、また上下非点対称
の互い違いの任意位置に一つづつ吹出方向が平行でない
計二つの吹出口10b1,10b2を有し、この二つの
吹出口の向きを示す吹出口端面に垂直な矢印A,Bと熱
交換器7に対する角度η1,η2が90゜でないように
前記上下吹出口10b1,10b2が形成されている。
付近に縦長の吸込口6a、また吸込口6aの外側には、
部屋12に空調した空気を吹き出す際の吹出角度を調整
する風向制御板6cを有する縦長の吹出口6bが設けら
れている。また空気調和機本体3は、図13,14のよ
うに、筐体5を外壁に、化粧グリル6から吸い込まれ、
吸込風路15を通過した空気のほこりを除去するフィル
タ16、空気を循環させる多翼送風機10、駆動軸17
aを介して多翼送風機の羽根車10cを駆動するための
モータ17、多翼送風機の吸込風路15と多翼送風機の
吹出口10b1,10b2の吹出口端面から各下流側に
ある縦長な熱交換器7を含む吹出風路14を分離する風
路分割板11、熱交換器7で空調することにより生じる
ドレン水を回収する熱交換器7下方のドレンパン8、こ
のドレンパン8に溜まったドレン水をドレン水排水パイ
プ22aまで汲み上げ外部へ排出するドレンポンプ2
2、そしてモータ17、ドレンポンプ22等へ電気を供
給、制御を行う電子基盤等を収納した電気品箱18、ま
た19,20は、室外機より配管21を通して供給、回
収される冷媒を熱交換器7に分配、集合させ、冷房、暖
房により役割が変わるヘッダ19および分配器20を示
す。さらに、図13のように多翼送風機10は、羽根車
10cとケーシング10dおよび羽根車10cを駆動軸
17aを介して駆動するモータ17で構成されている。
この多翼送風機10の羽根車10cは、円盤状の主板1
00と主板100両側のリング状の側板101に多数の
羽根102を任意取付角度θで羽根車10cに取り付け
て形成されている。また図14において、ケーシング1
0dは羽根車10cの二つの側板101側に吸込口を形
成する吸込ベルマウス10aを有し、また上下非点対称
の互い違いの任意位置に一つづつ吹出方向が平行でない
計二つの吹出口10b1,10b2を有し、この二つの
吹出口の向きを示す吹出口端面に垂直な矢印A,Bと熱
交換器7に対する角度η1,η2が90゜でないように
前記上下吹出口10b1,10b2が形成されている。
【0028】このように多翼送風機の上下吹出口の向き
を示す吹出口端面に垂直な直線が熱交換器通風面に対し
任意角度向いていることにより、すなわち、例えR形状
に曲げた熱交換器を用いたとしても熱交換器全体の配置
に対して任意角度を設けることにより、熱交換器を有効
に利用することができる。
を示す吹出口端面に垂直な直線が熱交換器通風面に対し
任意角度向いていることにより、すなわち、例えR形状
に曲げた熱交換器を用いたとしても熱交換器全体の配置
に対して任意角度を設けることにより、熱交換器を有効
に利用することができる。
【0029】互い違いに設けられ、非点対称の位置に配
置された二つの吹出口での吹出風量がほぼ同一に設定さ
れた場合、吹出口方向が90度だと吹出口に近い領域で
の熱交換器の通過風速が大きくなり、分布が悪くなるこ
とから、有効に熱交換器を使用できない。多少角度を持
たせ斜めに吹かせることにより、熱交換器上下方向の風
速分布の均一化を図ることができる。一方、上下吹出口
での吹出風量が異なる場合、風量の多い方を大きな角度
をつけ、熱交換器に対し、圧力損失を多少上げ、左右熱
交換器の風量の均一化をはかり、有効利用する。このよ
うに、多翼送風機の上下吹出口10b1,10b2を形
成することにより、図15のように、前記熱交換器7と
吹出口の角度η1,η2が垂直の時に比べ(図中破
線)、垂直でないとき(図中実線)の方が、熱交換器7
の上下方向の風速分布が均一化され、熱交換器7を効率
よく使用することができる。
置された二つの吹出口での吹出風量がほぼ同一に設定さ
れた場合、吹出口方向が90度だと吹出口に近い領域で
の熱交換器の通過風速が大きくなり、分布が悪くなるこ
とから、有効に熱交換器を使用できない。多少角度を持
たせ斜めに吹かせることにより、熱交換器上下方向の風
速分布の均一化を図ることができる。一方、上下吹出口
での吹出風量が異なる場合、風量の多い方を大きな角度
をつけ、熱交換器に対し、圧力損失を多少上げ、左右熱
交換器の風量の均一化をはかり、有効利用する。このよ
うに、多翼送風機の上下吹出口10b1,10b2を形
成することにより、図15のように、前記熱交換器7と
吹出口の角度η1,η2が垂直の時に比べ(図中破
線)、垂直でないとき(図中実線)の方が、熱交換器7
の上下方向の風速分布が均一化され、熱交換器7を効率
よく使用することができる。
【0030】実施の形態4.以下一実施例を図に基づい
て説明する。図16〜18は本発明に係る空気調和機の
一実施例における構成を示している。図16は本発明に
係る空気調和機の水平断面図、図17は図16のX−X
での縦断面図、図18は本発明の空気調和機に配設され
る多翼送風機10の図16におけるF−F断面図を示
す。図16,17において、図中符号1,2は、空気調
和機本体3を取り付ける建物の梁、および部屋の天井を
示し、図17のように空気調和機本体3は、建物の梁1
から吊られている吊りボルト4で空気調和機本体3に備
えている吊りボルト取付金具5cで固定し吊られ、天井
2に接し空気調和機本体3を蓋塞している化粧グリル6
が空調する部屋12に面するように据え付けられてい
る。この化粧グリル6は、中央付近に縦長の吸込口6
a、また吸込口6aの外側には、部屋12に空調した空
気を吹き出す際の吹出角度を調整する風向制御板6cを
有する縦長の吹出口6bが設けられている。
て説明する。図16〜18は本発明に係る空気調和機の
一実施例における構成を示している。図16は本発明に
係る空気調和機の水平断面図、図17は図16のX−X
での縦断面図、図18は本発明の空気調和機に配設され
る多翼送風機10の図16におけるF−F断面図を示
す。図16,17において、図中符号1,2は、空気調
和機本体3を取り付ける建物の梁、および部屋の天井を
示し、図17のように空気調和機本体3は、建物の梁1
から吊られている吊りボルト4で空気調和機本体3に備
えている吊りボルト取付金具5cで固定し吊られ、天井
2に接し空気調和機本体3を蓋塞している化粧グリル6
が空調する部屋12に面するように据え付けられてい
る。この化粧グリル6は、中央付近に縦長の吸込口6
a、また吸込口6aの外側には、部屋12に空調した空
気を吹き出す際の吹出角度を調整する風向制御板6cを
有する縦長の吹出口6bが設けられている。
【0031】また空気調和機本体3は、筐体5を外壁
に、化粧グリル6から空気を吸い込み、この空気のほこ
りを除去するフィルタ16、空気を循環させる多翼送風
機10、駆動軸17aを介して多翼送風機の羽根車10
cを駆動するためのモータ17、多翼送風機の吸込風路
15と多翼送風機の吹出口10b1,10b2から各下
流側にある図16で見て縦長な熱交換器7を含む吹出風
路14を分離する風路分割板11、熱交換器7で空調す
ることにより生じるドレン水を回収する熱交換器7下方
のドレンパン8、このドレンパン8に溜まったドレン水
をドレン水排水パイプ22aまで汲み上げ外部へ排出す
るドレンポンプ22、そしてモータ17、ドレンポンプ
22等へ電気を供給、制御を行う電子基盤等を収納した
電気品箱18、また19,20は、室外機より配管21
を通して供給、回収される冷媒を熱交換器7に分配、集
合させ、冷房、暖房により役割が変わるヘッダ19およ
び分配器20を示す。さらに、多翼送風機10は、羽根
車10cとケーシング10dおよび羽根車10cを駆動
軸17aを介して駆動するモータ17で構成されてい
る。この多翼送風機10の羽根車10cは、円盤状の主
板100と主板100両側のリング状の側板101に多
数の羽根102を任意取付角度θで羽根車10cに取り
付けて形成されている。またケーシング10dは羽根車
10cの二つの側板101側に吸込口を形成する吸込ベ
ルマウス10aを有し、また上下非点対称の互い違いの
任意位置に一つづつ吹出方向が平行でない計二つの吹出
口10b1,10b2を有し、かつ左右二つの舌部10
3U,103L上の前記羽根車との各最近接点C20,
C10から、前記羽根車の回転方向に対し徐々に羽根車
半径方向に拡大する羽根車の回転軸非点対称形状の形状
の異なる上下渦巻部を形成されている。
に、化粧グリル6から空気を吸い込み、この空気のほこ
りを除去するフィルタ16、空気を循環させる多翼送風
機10、駆動軸17aを介して多翼送風機の羽根車10
cを駆動するためのモータ17、多翼送風機の吸込風路
15と多翼送風機の吹出口10b1,10b2から各下
流側にある図16で見て縦長な熱交換器7を含む吹出風
路14を分離する風路分割板11、熱交換器7で空調す
ることにより生じるドレン水を回収する熱交換器7下方
のドレンパン8、このドレンパン8に溜まったドレン水
をドレン水排水パイプ22aまで汲み上げ外部へ排出す
るドレンポンプ22、そしてモータ17、ドレンポンプ
22等へ電気を供給、制御を行う電子基盤等を収納した
電気品箱18、また19,20は、室外機より配管21
を通して供給、回収される冷媒を熱交換器7に分配、集
合させ、冷房、暖房により役割が変わるヘッダ19およ
び分配器20を示す。さらに、多翼送風機10は、羽根
車10cとケーシング10dおよび羽根車10cを駆動
軸17aを介して駆動するモータ17で構成されてい
る。この多翼送風機10の羽根車10cは、円盤状の主
板100と主板100両側のリング状の側板101に多
数の羽根102を任意取付角度θで羽根車10cに取り
付けて形成されている。またケーシング10dは羽根車
10cの二つの側板101側に吸込口を形成する吸込ベ
ルマウス10aを有し、また上下非点対称の互い違いの
任意位置に一つづつ吹出方向が平行でない計二つの吹出
口10b1,10b2を有し、かつ左右二つの舌部10
3U,103L上の前記羽根車との各最近接点C20,
C10から、前記羽根車の回転方向に対し徐々に羽根車
半径方向に拡大する羽根車の回転軸非点対称形状の形状
の異なる上下渦巻部を形成されている。
【0032】以上のように構成された空気調和機本体3
および化粧グリル6において、多翼送風機10の羽根車
10cがモータ17により駆動され回転すると、部屋1
2内の空気13は化粧グリルの吸込口6aから吸い込ま
れ、フィルタ16を通過後空気調和機本体3の吸込風路
15に流入し、その後、多翼送風機の吸込口を形成する
ケーシング10d側面の二つの吸込ベルマウス10aを
通し、多翼送風機の羽根車10cによって吸い込み、吹
き出された後、ケーシング10dに設けられた上下非点
対称互い違いの位置の上下吹出口10b1,10b2か
ら、前記二つの吹出口10b1,10b2より下流側の
筐体5およびドレンパン8、風路分割板11で囲まれた
熱交換器7を含む本体吹出風路14へ、左右1対のそれ
ぞれの熱交換器7を通過し熱交換されながら吹き出さ
れ、化粧グリル6の吹出口6bから部屋12内へ吹き出
され空調される。また、図18のように、ケーシング1
0dの上渦巻部10dUは、左側舌部103L上の羽根
車10cとの最近接点である上渦巻部巻き始め点C10
から上渦巻部の拡大終点である点C1Eまで徐々に羽根
車回転方向に羽根車半径方向へ拡大している。さらに前
記上渦巻部10dUから上部吹出口10b1までの上部
吹出口ガイダ10d1は、上渦巻拡大終点C1Eを通り
かつ連続的に、少なくとも右側舌部103Uとの右側舌
部最近接点C1Mまで直線状に延長している。ガイダは
吹出口と渦巻部を接続し吹出風を安定化させる。そし
て、下渦巻部10dLは、右側舌部103U上の羽根車
10cとの最近接点である下部渦巻部巻き始め点C20
から下渦巻部10dLの拡大終点である点C2Eまで徐
々に羽根車回転方向に羽根車半径方向へ拡大している。
また下渦巻部10dLから下部吹出口10b2までの下
部吹出口ガイダ10d2は、下渦巻部拡大終点C2Eを
通り、連続的に少なくとも左側舌部103Lとの左側舌
部最近接点C2Mまで直線状に延びている。
および化粧グリル6において、多翼送風機10の羽根車
10cがモータ17により駆動され回転すると、部屋1
2内の空気13は化粧グリルの吸込口6aから吸い込ま
れ、フィルタ16を通過後空気調和機本体3の吸込風路
15に流入し、その後、多翼送風機の吸込口を形成する
ケーシング10d側面の二つの吸込ベルマウス10aを
通し、多翼送風機の羽根車10cによって吸い込み、吹
き出された後、ケーシング10dに設けられた上下非点
対称互い違いの位置の上下吹出口10b1,10b2か
ら、前記二つの吹出口10b1,10b2より下流側の
筐体5およびドレンパン8、風路分割板11で囲まれた
熱交換器7を含む本体吹出風路14へ、左右1対のそれ
ぞれの熱交換器7を通過し熱交換されながら吹き出さ
れ、化粧グリル6の吹出口6bから部屋12内へ吹き出
され空調される。また、図18のように、ケーシング1
0dの上渦巻部10dUは、左側舌部103L上の羽根
車10cとの最近接点である上渦巻部巻き始め点C10
から上渦巻部の拡大終点である点C1Eまで徐々に羽根
車回転方向に羽根車半径方向へ拡大している。さらに前
記上渦巻部10dUから上部吹出口10b1までの上部
吹出口ガイダ10d1は、上渦巻拡大終点C1Eを通り
かつ連続的に、少なくとも右側舌部103Uとの右側舌
部最近接点C1Mまで直線状に延長している。ガイダは
吹出口と渦巻部を接続し吹出風を安定化させる。そし
て、下渦巻部10dLは、右側舌部103U上の羽根車
10cとの最近接点である下部渦巻部巻き始め点C20
から下渦巻部10dLの拡大終点である点C2Eまで徐
々に羽根車回転方向に羽根車半径方向へ拡大している。
また下渦巻部10dLから下部吹出口10b2までの下
部吹出口ガイダ10d2は、下渦巻部拡大終点C2Eを
通り、連続的に少なくとも左側舌部103Lとの左側舌
部最近接点C2Mまで直線状に延びている。
【0033】このとき、直線C2E−C2Mは、前記直
線C1E−C1Mを、羽根車回転軸中心Oを中心に羽根
車回転方向に任意の下部吹出口ガイダ角度δ回転させた
直線C1E’−C1M’に平行になるように、下渦巻部
10dLを徐々に拡大させながら下渦巻拡大終点C2E
を配置した上下渦巻部10dU,10dLが羽根車回転
軸中心Oに対し、非点対称形状で、かつ上下吹出口10
b1,10b2が上下非点対称互い違い位置に一つづつ
計二つ有するように形成されている。このように形成す
ることにより、本発明の空気調和機は、ある程度低騒音
でかつ熱交換器上下方向の風速分布は従来に比べ改善さ
れるが、下部吹出口ガイダ角度δが大きすぎると、上渦
巻部が小さくなりすぎ送風性能が悪化し、同一風量で見
たとき騒音悪化してしまい、また下部吹出口10b2が
上を向きすぎ、熱交換器上下方向の風速分布差が大きく
なり熱交換器で有効に熱交換できない。そこで、この下
部吹出口ガイダ角度δに最適範囲が存在する。
線C1E−C1Mを、羽根車回転軸中心Oを中心に羽根
車回転方向に任意の下部吹出口ガイダ角度δ回転させた
直線C1E’−C1M’に平行になるように、下渦巻部
10dLを徐々に拡大させながら下渦巻拡大終点C2E
を配置した上下渦巻部10dU,10dLが羽根車回転
軸中心Oに対し、非点対称形状で、かつ上下吹出口10
b1,10b2が上下非点対称互い違い位置に一つづつ
計二つ有するように形成されている。このように形成す
ることにより、本発明の空気調和機は、ある程度低騒音
でかつ熱交換器上下方向の風速分布は従来に比べ改善さ
れるが、下部吹出口ガイダ角度δが大きすぎると、上渦
巻部が小さくなりすぎ送風性能が悪化し、同一風量で見
たとき騒音悪化してしまい、また下部吹出口10b2が
上を向きすぎ、熱交換器上下方向の風速分布差が大きく
なり熱交換器で有効に熱交換できない。そこで、この下
部吹出口ガイダ角度δに最適範囲が存在する。
【0034】図19は、下部吹出口ガイダ角度δを変更
した際の、本発明の空気調和機と従来の空気調和機の同
一風量Qにおける騒音値SPLの変化ΔSPLの関係を
示す。図のように、従来の空気調和機に比べ、最大2d
BA低騒音である。また、少なくとも185≦δ≦21
0゜であれば、騒音値がδの変化に対し変動の少ない安
定域にあり、従来の空気調和機に比べ、低騒音である。
図20は、図19における下部吹出口ガイダ角度δの最
適範囲内での、本発明および従来の空気調和機での熱交
換器上下方向の風速分布を示す。このとき図中実線が本
発明の空気調和機、破線は従来の空気調和機の分布を示
す。図のように、熱交換器上下方向の風速分布が改善
し、熱交換器を有効に使用することができる。以上図1
9,20より、下部吹出口ガイダ角度δ=185〜21
0゜であれば低騒音で、かつ熱交換器を有効に利用でき
効率の高い空気調和機を得ることができる。
した際の、本発明の空気調和機と従来の空気調和機の同
一風量Qにおける騒音値SPLの変化ΔSPLの関係を
示す。図のように、従来の空気調和機に比べ、最大2d
BA低騒音である。また、少なくとも185≦δ≦21
0゜であれば、騒音値がδの変化に対し変動の少ない安
定域にあり、従来の空気調和機に比べ、低騒音である。
図20は、図19における下部吹出口ガイダ角度δの最
適範囲内での、本発明および従来の空気調和機での熱交
換器上下方向の風速分布を示す。このとき図中実線が本
発明の空気調和機、破線は従来の空気調和機の分布を示
す。図のように、熱交換器上下方向の風速分布が改善
し、熱交換器を有効に使用することができる。以上図1
9,20より、下部吹出口ガイダ角度δ=185〜21
0゜であれば低騒音で、かつ熱交換器を有効に利用でき
効率の高い空気調和機を得ることができる。
【0035】この発明に係る空気調和機は、羽根車回転
軸に直交する縦断面図において、上下渦巻部巻き始め点
C10,C20から、上渦巻拡大終点C1E、下渦巻拡
大終点C2Eまでそれぞれ羽根車回転方向に対し、徐々
に羽根車半径方向へ拡大し、前記上渦巻部から上部吹出
口までの上部吹出口ガイダは、前記上渦巻拡大終点C1
Eを通りかつ連続的に、少なくとも右側舌部103Uと
の右側舌部最近接点C1Mまで直線状に延長し形成さ
れ、また前記下渦巻部および下渦巻部から下部吹出口ま
での下部吹出口ガイダは、下渦巻部拡大終点C2Eを通
り、連続的に少なくとも左側舌部103Lとの左側舌部
最近接点C2Mまで直線状に延長し形成され、この直線
C2E−C2Mが、前記直線C1E−C1Mを、羽根車
回転軸中心Oを中心に羽根車回転方向にδ=185〜2
10゜回転させた直線C1E’−C1M’に平行になる
ように、下渦巻部を徐々に拡大させながら延長し下渦巻
拡大終点C2Eを配置することにより、回転軸に対して
非点対称でかつ異なる形状に形成されたケーシングに前
記羽根車を内装することにより多翼送風機を構成したも
のである。
軸に直交する縦断面図において、上下渦巻部巻き始め点
C10,C20から、上渦巻拡大終点C1E、下渦巻拡
大終点C2Eまでそれぞれ羽根車回転方向に対し、徐々
に羽根車半径方向へ拡大し、前記上渦巻部から上部吹出
口までの上部吹出口ガイダは、前記上渦巻拡大終点C1
Eを通りかつ連続的に、少なくとも右側舌部103Uと
の右側舌部最近接点C1Mまで直線状に延長し形成さ
れ、また前記下渦巻部および下渦巻部から下部吹出口ま
での下部吹出口ガイダは、下渦巻部拡大終点C2Eを通
り、連続的に少なくとも左側舌部103Lとの左側舌部
最近接点C2Mまで直線状に延長し形成され、この直線
C2E−C2Mが、前記直線C1E−C1Mを、羽根車
回転軸中心Oを中心に羽根車回転方向にδ=185〜2
10゜回転させた直線C1E’−C1M’に平行になる
ように、下渦巻部を徐々に拡大させながら延長し下渦巻
拡大終点C2Eを配置することにより、回転軸に対して
非点対称でかつ異なる形状に形成されたケーシングに前
記羽根車を内装することにより多翼送風機を構成したも
のである。
【0036】以上までの説明において、羽根取付角度θ
が回転方向へ15〜45゜傾斜させるシロッコファンを
例にして検討したが、他の角度、他のファンにても同様
な結果が得られる。さらにまた、天井埋込形の空気調和
機の例で説明したが、ダクト送風や床置、あるいは、壁
掛け形であっても良いし、また、熱交換器を上下に縦に
配置した例を説明したが水平等どのような配置であって
も2つの吹出口を有する送風機に対向するものであれば
吹出口が上でも下でも、左でも右でも良いことは当然で
ある。
が回転方向へ15〜45゜傾斜させるシロッコファンを
例にして検討したが、他の角度、他のファンにても同様
な結果が得られる。さらにまた、天井埋込形の空気調和
機の例で説明したが、ダクト送風や床置、あるいは、壁
掛け形であっても良いし、また、熱交換器を上下に縦に
配置した例を説明したが水平等どのような配置であって
も2つの吹出口を有する送風機に対向するものであれば
吹出口が上でも下でも、左でも右でも良いことは当然で
ある。
【0037】実施の形態5.以下他の実施例を図に基づ
いて説明する。図21〜24は本発明の空気調和機の一
実施例における構成を示している。図21は本発明に係
る空気調和機の水平断面図、図22は図21のX−Xで
の縦断面図、図23は本発明の空気調和機に配設される
多翼送風機10の図21におけるF−F断面図を示す。
図21,22において、図中符号1,2は、空気調和機
本体3を取り付ける建物の梁、および部屋の天井を示
し、図22のように空気調和機本体3は、建物の梁1か
ら吊られている吊りボルト4で空気調和機本体3に備え
ている吊りボルト取付金具5cで固定し吊られ、天井2
に接し空気調和機本体3を蓋塞している化粧グリル6が
空調する部屋12に面するように据え付けられている。
いて説明する。図21〜24は本発明の空気調和機の一
実施例における構成を示している。図21は本発明に係
る空気調和機の水平断面図、図22は図21のX−Xで
の縦断面図、図23は本発明の空気調和機に配設される
多翼送風機10の図21におけるF−F断面図を示す。
図21,22において、図中符号1,2は、空気調和機
本体3を取り付ける建物の梁、および部屋の天井を示
し、図22のように空気調和機本体3は、建物の梁1か
ら吊られている吊りボルト4で空気調和機本体3に備え
ている吊りボルト取付金具5cで固定し吊られ、天井2
に接し空気調和機本体3を蓋塞している化粧グリル6が
空調する部屋12に面するように据え付けられている。
【0038】この化粧グリル6は、中央付近に縦長の吸
込口6a、また吸込口6aの外側には、部屋12に空調
した空気を吹き出す際の吹出角度を調整する風向制御板
6cを有する縦長の吹出口6bが設けられている。また
空気調和機本体3は、筐体5を外壁に、化粧グリル6か
ら空気を吸い込み、この空気のほこりを除去するフィル
タ16、空気を循環させる多翼送風機10、駆動軸17
aを介して多翼送風機の羽根車10cを駆動するための
モータ17、多翼送風機の吸込風路15と多翼送風機の
吹出口10b1,10b2から各下流側にある図21で
見て縦長な熱交換器7を含む吹出風路14を分離する風
路分割板11、熱交換器7で空調することにより生じる
ドレン水を回収する熱交換器7下方のドレンパン8、こ
のドレンパン8に溜まったドレン水をドレン水排水パイ
プ22aまで汲み上げ外部へ排出するドレンポンプ2
2、そしてモータ17、ドレンポンプ22等へ電気を供
給、制御を行う電子基盤等を収納した電気品箱18、ま
た19,20は、室外機より配管21を通して供給、回
収される冷媒を熱交換器7に分配、集合させ、冷房、暖
房により役割が変わるヘッダ19および分配器20を示
す。
込口6a、また吸込口6aの外側には、部屋12に空調
した空気を吹き出す際の吹出角度を調整する風向制御板
6cを有する縦長の吹出口6bが設けられている。また
空気調和機本体3は、筐体5を外壁に、化粧グリル6か
ら空気を吸い込み、この空気のほこりを除去するフィル
タ16、空気を循環させる多翼送風機10、駆動軸17
aを介して多翼送風機の羽根車10cを駆動するための
モータ17、多翼送風機の吸込風路15と多翼送風機の
吹出口10b1,10b2から各下流側にある図21で
見て縦長な熱交換器7を含む吹出風路14を分離する風
路分割板11、熱交換器7で空調することにより生じる
ドレン水を回収する熱交換器7下方のドレンパン8、こ
のドレンパン8に溜まったドレン水をドレン水排水パイ
プ22aまで汲み上げ外部へ排出するドレンポンプ2
2、そしてモータ17、ドレンポンプ22等へ電気を供
給、制御を行う電子基盤等を収納した電気品箱18、ま
た19,20は、室外機より配管21を通して供給、回
収される冷媒を熱交換器7に分配、集合させ、冷房、暖
房により役割が変わるヘッダ19および分配器20を示
す。
【0039】さらに、多翼送風機10は、羽根車10c
とケーシング10dおよび羽根車10cを駆動軸17a
を介して駆動するモータ17で構成されている。以上の
ように構成された空気調和機本体3および化粧グリル6
において、多翼送風機10の羽根車10cがモータ17
により駆動され回転すると、部屋12内の空気13は化
粧グリルの吸込口6aから吸い込まれ、フィルタ16を
通過後空気調和機本体3の吸込風路15に流入し、その
後、多翼送風機の吸込口を形成するケーシング10d側
面の二つの吸込ベルマウス10aを通し、多翼送風機の
羽根車10cによって吸い込み、吹き出された後、ケー
シング10dに設けられた上下非点対称互い違いの位置
の上下吹出口10b1,10b2から、前記二つの吹出
口10b1,10b2より下流側の筐体5およびドレン
パン8、風路分割板11で囲まれた熱交換器7を含む本
体吹出風路14へ、左右1対のそれぞれの熱交換器7を
通過し熱交換されながら吹き出され、化粧グリル6の吹
出口6bから部屋12内へ吹き出され空調される。この
とき、多翼送風機10において、一実施例として、図2
1,22のように円盤状の主板100と主板100両側
のリング状の側板101に多数の羽根102を取付角度
θが羽根車10cの回転方向に傾斜するように取り付け
て形成されている羽根車10cを用いた例を示す。
とケーシング10dおよび羽根車10cを駆動軸17a
を介して駆動するモータ17で構成されている。以上の
ように構成された空気調和機本体3および化粧グリル6
において、多翼送風機10の羽根車10cがモータ17
により駆動され回転すると、部屋12内の空気13は化
粧グリルの吸込口6aから吸い込まれ、フィルタ16を
通過後空気調和機本体3の吸込風路15に流入し、その
後、多翼送風機の吸込口を形成するケーシング10d側
面の二つの吸込ベルマウス10aを通し、多翼送風機の
羽根車10cによって吸い込み、吹き出された後、ケー
シング10dに設けられた上下非点対称互い違いの位置
の上下吹出口10b1,10b2から、前記二つの吹出
口10b1,10b2より下流側の筐体5およびドレン
パン8、風路分割板11で囲まれた熱交換器7を含む本
体吹出風路14へ、左右1対のそれぞれの熱交換器7を
通過し熱交換されながら吹き出され、化粧グリル6の吹
出口6bから部屋12内へ吹き出され空調される。この
とき、多翼送風機10において、一実施例として、図2
1,22のように円盤状の主板100と主板100両側
のリング状の側板101に多数の羽根102を取付角度
θが羽根車10cの回転方向に傾斜するように取り付け
て形成されている羽根車10cを用いた例を示す。
【0040】本発明の空気調和機における多翼送風機1
0のケーシング10dは、羽根車10cの二つの側板1
01側に吸込口を形成する二つの吸込ベルマウス10a
を有する。図23の如く、羽根車10cの回転軸中心O
と左右二つの舌部103L,103U上の前記羽根車1
0cとの各最近接点である上下渦巻部巻き始め点C1
0,C20を結ぶ長さR20,R10の直線O−C2
0,O−C10とするとき、前記直線O−C10,O−
C20のなす舌部間角度が空気調和機の吸込口6a側で
任意角度βになるように左右舌部103L,103Uが
配置され、羽根車回転軸中心Oに対し非点対称形状の上
下渦巻部10dU,10dLと、さらに上下非点対称の
互い違いの位置に一つづつ計二つ吹出口10b1,10
b2を有するように形成した例である。
0のケーシング10dは、羽根車10cの二つの側板1
01側に吸込口を形成する二つの吸込ベルマウス10a
を有する。図23の如く、羽根車10cの回転軸中心O
と左右二つの舌部103L,103U上の前記羽根車1
0cとの各最近接点である上下渦巻部巻き始め点C1
0,C20を結ぶ長さR20,R10の直線O−C2
0,O−C10とするとき、前記直線O−C10,O−
C20のなす舌部間角度が空気調和機の吸込口6a側で
任意角度βになるように左右舌部103L,103Uが
配置され、羽根車回転軸中心Oに対し非点対称形状の上
下渦巻部10dU,10dLと、さらに上下非点対称の
互い違いの位置に一つづつ計二つ吹出口10b1,10
b2を有するように形成した例である。
【0041】舌部間角度βが大きすぎたり、また小さす
ぎる場合、同一風量時の騒音値が大きくなったり、上下
吹出口10b1,10b2で風量差が生じ、吹出口下流
側の二つの熱交換器7通過後の吹出流れに温度差が生じ
てしまう。そこで、舌部間角度βに最適範囲が存在す
る。図24は、舌部間角度β゜を変化させたときの、同
一風量Q時における従来の空気調和機との騒音値の差Δ
SPLdBAの変化を示した図である。図中従来の空気
調和機の騒音値との比較を示すが、図のように、少なく
とも185゜≦β≦210゜であれば、従来の空気調和
機に対して最大2dBA低騒音であり、かつ舌部間角度
βの変化に対し、騒音値の変動がなく安定域にある。
ぎる場合、同一風量時の騒音値が大きくなったり、上下
吹出口10b1,10b2で風量差が生じ、吹出口下流
側の二つの熱交換器7通過後の吹出流れに温度差が生じ
てしまう。そこで、舌部間角度βに最適範囲が存在す
る。図24は、舌部間角度β゜を変化させたときの、同
一風量Q時における従来の空気調和機との騒音値の差Δ
SPLdBAの変化を示した図である。図中従来の空気
調和機の騒音値との比較を示すが、図のように、少なく
とも185゜≦β≦210゜であれば、従来の空気調和
機に対して最大2dBA低騒音であり、かつ舌部間角度
βの変化に対し、騒音値の変動がなく安定域にある。
【0042】実施の形態6.以下他の実施例を図に基づ
いて説明する。図25〜29は本発明の空気調和機の一
実施例における構成を示している。図25は本発明に係
る空気調和機の水平断面図、図26は図25のX−Xで
の縦断面図、図27は本発明の空気調和機に配設される
多翼送風機10の図25におけるF−F断面図を示す。
本発明の空気調和機の主な構成、動作は前記発明の実施
の形態1と同様であり、多翼送風機10のケーシング1
0dの形状が異なる。一実施例として、図25,26の
ように円盤状の主板100と主板100両側のリング状
の側板101に多数の羽根102を取付角度θが羽根車
10cの回転方向に傾斜するように取り付けて形成され
ている羽根車10cを用いた例を示す。本発明の空気調
和機における多翼送風機10のケーシング10dは、図
25のように、羽根車10cの二つの側板101側に吸
込口を形成する二つの吸込ベルマウス10aを有する。
また上下非対称互い違いの位置に一つづつ計二つ上下吹
出口10b1,10b2を有する。
いて説明する。図25〜29は本発明の空気調和機の一
実施例における構成を示している。図25は本発明に係
る空気調和機の水平断面図、図26は図25のX−Xで
の縦断面図、図27は本発明の空気調和機に配設される
多翼送風機10の図25におけるF−F断面図を示す。
本発明の空気調和機の主な構成、動作は前記発明の実施
の形態1と同様であり、多翼送風機10のケーシング1
0dの形状が異なる。一実施例として、図25,26の
ように円盤状の主板100と主板100両側のリング状
の側板101に多数の羽根102を取付角度θが羽根車
10cの回転方向に傾斜するように取り付けて形成され
ている羽根車10cを用いた例を示す。本発明の空気調
和機における多翼送風機10のケーシング10dは、図
25のように、羽根車10cの二つの側板101側に吸
込口を形成する二つの吸込ベルマウス10aを有する。
また上下非対称互い違いの位置に一つづつ計二つ上下吹
出口10b1,10b2を有する。
【0043】図27は左右二つの舌部103L,103
U上の羽根車10cとの各最近接点である上下渦巻部巻
き始め点C10,C20と羽根車回転軸中心Oをそれぞ
れ結んだ長さR10,R20の直線O−C10,O−C
20を、羽根車回転軸中心Oを中心に任意角度α1de
g、α2deg回転させた上下渦巻部10dU,10d
Lの内面上の任意点をC1,C2とし、回転軸中心Oと
結んだ直線の長さをR1,R2とするとき、上下渦巻部
巻き始め点C10,C20から渦巻形状に対する特性を
代表できるα1=α2=75゜における点C1T,C2
Tを通り、C10からC1Tおよび上部吹出口まで、ま
たC20からC2Tおよび下部吹出口まで同じ割合λ
1,λ2で羽根車回転方向に対し、徐々に羽根車半径方
向に拡大するように羽根車回転軸中心Oに対し、非点対
称形状の上下渦巻部10dU,10dLが形成されてい
る。例えば、対数らせん形状の例をあげると、 上渦巻部10dUをR1=R10・EXP(I1・2・
π/360゜・α1) 、 下渦巻部10dlをR2=R20・EXP(I2・2・
π/360゜・α2) (I1:上渦巻部10dUの拡大率、I2:下渦巻部1
0dLの拡大率)で形成したときの例について示す。こ
のとき、前記直線O−C10,O−C20をそれぞれ羽
根車回転方向にα1=α2=75゜回転させた各上下渦
巻部10dU,10dL内面上の点C1T,C2Tと羽
根車回転軸中心Oを結んだ長さはR1T=R10・EX
P(I1・2・π/360・60)、R2T=R20・
EXP(I2・2・π/360・75)である。上記二
式のうち、EXP(I1・2・π/360・60)=λ
1(上渦巻率)、EXP(I2・2・π/360・7
5)=λ2(下渦巻率)とおくと、R1T=λ1・R1
0,R2T=λ2・R20と表せる。しかし、このλ
1,λ2の大きさにより、上下吹出口での吹出風量差が
生じ、各吹出口下流にある熱交換器7での熱交換量に違
いが生じることから、空気の温度が空気調和機の吹出口
6bで異なり部屋12を均一に空調できない。そこで、
前記λ1、λ2に最適範囲が存在する。
U上の羽根車10cとの各最近接点である上下渦巻部巻
き始め点C10,C20と羽根車回転軸中心Oをそれぞ
れ結んだ長さR10,R20の直線O−C10,O−C
20を、羽根車回転軸中心Oを中心に任意角度α1de
g、α2deg回転させた上下渦巻部10dU,10d
Lの内面上の任意点をC1,C2とし、回転軸中心Oと
結んだ直線の長さをR1,R2とするとき、上下渦巻部
巻き始め点C10,C20から渦巻形状に対する特性を
代表できるα1=α2=75゜における点C1T,C2
Tを通り、C10からC1Tおよび上部吹出口まで、ま
たC20からC2Tおよび下部吹出口まで同じ割合λ
1,λ2で羽根車回転方向に対し、徐々に羽根車半径方
向に拡大するように羽根車回転軸中心Oに対し、非点対
称形状の上下渦巻部10dU,10dLが形成されてい
る。例えば、対数らせん形状の例をあげると、 上渦巻部10dUをR1=R10・EXP(I1・2・
π/360゜・α1) 、 下渦巻部10dlをR2=R20・EXP(I2・2・
π/360゜・α2) (I1:上渦巻部10dUの拡大率、I2:下渦巻部1
0dLの拡大率)で形成したときの例について示す。こ
のとき、前記直線O−C10,O−C20をそれぞれ羽
根車回転方向にα1=α2=75゜回転させた各上下渦
巻部10dU,10dL内面上の点C1T,C2Tと羽
根車回転軸中心Oを結んだ長さはR1T=R10・EX
P(I1・2・π/360・60)、R2T=R20・
EXP(I2・2・π/360・75)である。上記二
式のうち、EXP(I1・2・π/360・60)=λ
1(上渦巻率)、EXP(I2・2・π/360・7
5)=λ2(下渦巻率)とおくと、R1T=λ1・R1
0,R2T=λ2・R20と表せる。しかし、このλ
1,λ2の大きさにより、上下吹出口での吹出風量差が
生じ、各吹出口下流にある熱交換器7での熱交換量に違
いが生じることから、空気の温度が空気調和機の吹出口
6bで異なり部屋12を均一に空調できない。そこで、
前記λ1、λ2に最適範囲が存在する。
【0044】図28は、前記上下渦巻率λ1,λ2を変
更したときの上下吹出口10b1,10b2から吹き出
される風量分布を示している。図のように、1.05≦
λ1≦1.15,1.03≦λ2<λ1であれば風量差
が非常に小さい。また図29は、図28におけるλ1,
λ2を変更したときの上下吹出口10b1,10b2か
らの吹出風量同一範囲におけるλ2=0.98・λ1一
定時の前記上下渦巻率λ1を変更したときの、本発明の
空気調和機の騒音値と従来の空気調和機の騒音値との差
ΔSPLの変化を示した図である。図のように少なくと
もλ1=1.05〜1.15の間であれば、最大3dB
A従来の空気調和機に比べ低騒音である。従って、1.
05≦λ1≦1.15,1.03≦λ2<λ1であれば
上下吹出口からの吹出風量差が非常に小さく、低騒音な
ものが得られる。
更したときの上下吹出口10b1,10b2から吹き出
される風量分布を示している。図のように、1.05≦
λ1≦1.15,1.03≦λ2<λ1であれば風量差
が非常に小さい。また図29は、図28におけるλ1,
λ2を変更したときの上下吹出口10b1,10b2か
らの吹出風量同一範囲におけるλ2=0.98・λ1一
定時の前記上下渦巻率λ1を変更したときの、本発明の
空気調和機の騒音値と従来の空気調和機の騒音値との差
ΔSPLの変化を示した図である。図のように少なくと
もλ1=1.05〜1.15の間であれば、最大3dB
A従来の空気調和機に比べ低騒音である。従って、1.
05≦λ1≦1.15,1.03≦λ2<λ1であれば
上下吹出口からの吹出風量差が非常に小さく、低騒音な
ものが得られる。
【0045】実施の形態7.以下他の実施例を図に基づ
いて説明する。図30〜33は本発明の空気調和機の一
実施例における構成を示している。図30は本発明に係
る空気調和機の水平断面図、図31は図30のX−Xで
の縦断面図、図32は本発明の空気調和機に配設される
多翼送風機10の図30におけるF−F断面図を示す。
本発明の空気調和機の主な構成、動作は前記発明の実施
の形態1と同様であり、多翼送風機10のケーシング1
0dの形状が異なる。一実施例として、図30のように
円盤状の主板100と主板100両側のリング状の側板
101に多数の羽根102を取付角度θが羽根車10c
の回転方向に傾斜するように取り付けて形成されている
羽根車10cを用いた例を示す。本発明の空気調和機に
おける多翼送風機10のケーシング10dは、図31の
ように、羽根車10cの二つの側板101側に吸込口を
形成する二つの吸込ベルマウス10aを有する。
いて説明する。図30〜33は本発明の空気調和機の一
実施例における構成を示している。図30は本発明に係
る空気調和機の水平断面図、図31は図30のX−Xで
の縦断面図、図32は本発明の空気調和機に配設される
多翼送風機10の図30におけるF−F断面図を示す。
本発明の空気調和機の主な構成、動作は前記発明の実施
の形態1と同様であり、多翼送風機10のケーシング1
0dの形状が異なる。一実施例として、図30のように
円盤状の主板100と主板100両側のリング状の側板
101に多数の羽根102を取付角度θが羽根車10c
の回転方向に傾斜するように取り付けて形成されている
羽根車10cを用いた例を示す。本発明の空気調和機に
おける多翼送風機10のケーシング10dは、図31の
ように、羽根車10cの二つの側板101側に吸込口を
形成する二つの吸込ベルマウス10aを有する。
【0046】また、図31,32のように、左側舌部1
03L上の羽根車10cとの最近接点である上渦巻部巻
き始め点C10から上部吹出口10b1に向け、羽根車
回転方向に対し、羽根車半径方向へ徐々に拡大し、また
右側舌部103U上の羽根車10cとの最近接点である
下渦巻部巻き始め点C20から下部吹出口10b2に向
け、羽根車回転方向に対し、羽根車半径方向へ徐々に拡
大する羽根車回転軸中心Oに対し、非点対称の上下渦巻
部10dU,10dLを有する。さらに、上渦巻部10
dUとそこから連続的に延長した上部吹出口端部を点2
0a、左側舌部端部20d、また下渦巻部10dLとそ
こから連続的に延長した下部吹出口端部を点20c、左
側舌部端部を20b、そして前記20a,20bを通る
無限長直線を直線F、20c,20dを通る無限長直線
を直線Eとすると、直線F、直線Eが、羽根車回転軸中
心Oを中心とする羽根車の翼列102の外周である羽根
車外径φD0のτ倍の直径φD1の円に接するように前
記四点20a,20b,20c,20dをそれぞれ配置
し、羽根車回転軸中心OからφD1/2の長さの上下吹
出口10b1,10b2の吹出風路長さをもつ上下非点
対称互い違い位置に上下吹出口10b1,10b2を有
する。
03L上の羽根車10cとの最近接点である上渦巻部巻
き始め点C10から上部吹出口10b1に向け、羽根車
回転方向に対し、羽根車半径方向へ徐々に拡大し、また
右側舌部103U上の羽根車10cとの最近接点である
下渦巻部巻き始め点C20から下部吹出口10b2に向
け、羽根車回転方向に対し、羽根車半径方向へ徐々に拡
大する羽根車回転軸中心Oに対し、非点対称の上下渦巻
部10dU,10dLを有する。さらに、上渦巻部10
dUとそこから連続的に延長した上部吹出口端部を点2
0a、左側舌部端部20d、また下渦巻部10dLとそ
こから連続的に延長した下部吹出口端部を点20c、左
側舌部端部を20b、そして前記20a,20bを通る
無限長直線を直線F、20c,20dを通る無限長直線
を直線Eとすると、直線F、直線Eが、羽根車回転軸中
心Oを中心とする羽根車の翼列102の外周である羽根
車外径φD0のτ倍の直径φD1の円に接するように前
記四点20a,20b,20c,20dをそれぞれ配置
し、羽根車回転軸中心OからφD1/2の長さの上下吹
出口10b1,10b2の吹出風路長さをもつ上下非点
対称互い違い位置に上下吹出口10b1,10b2を有
する。
【0047】しかし、吹出風路長さが長すぎると、吹出
口で圧力損失が生じ、一方短すぎると吹出口で吹出流れ
が乱れ、ともに騒音悪化してしまう可能性がある。そこ
で、前記φD1の大きさ、つまり羽根車外径φD0に対
する比例定数τに最適範囲が存在する。図33は、比例
定数τを変更したとき、つまり吹出風路長さを変更した
ときの空気調和機における、従来の空気調和機と同一風
量Q時の騒音値を比較したときの、騒音値の差ΔSPL
の変化を示した図である。図のように、上渦巻部10d
Uとそこから連続的に延長した上部吹出口端部を点20
a、左側舌部端部を20d、また下渦巻部10dLとそ
こから連続的に延長した下部吹出口端部を点20c、右
側舌部端部を20bの前記20a,20bを通る無限長
直線を直線Fと20c,20dを通る無限長直線を直線
Eが接する円の直径φD1が、少なくとも羽根車外径φ
D0の160〜180%の間であれば、吹出口での圧損
非常に低く、また吹出流れが安定し、また吹出口位置を
変更したときに騒音変化の小さい安定域にあり、従来に
比べ最大2dBA低騒音である空気調和機を得ることが
できる。
口で圧力損失が生じ、一方短すぎると吹出口で吹出流れ
が乱れ、ともに騒音悪化してしまう可能性がある。そこ
で、前記φD1の大きさ、つまり羽根車外径φD0に対
する比例定数τに最適範囲が存在する。図33は、比例
定数τを変更したとき、つまり吹出風路長さを変更した
ときの空気調和機における、従来の空気調和機と同一風
量Q時の騒音値を比較したときの、騒音値の差ΔSPL
の変化を示した図である。図のように、上渦巻部10d
Uとそこから連続的に延長した上部吹出口端部を点20
a、左側舌部端部を20d、また下渦巻部10dLとそ
こから連続的に延長した下部吹出口端部を点20c、右
側舌部端部を20bの前記20a,20bを通る無限長
直線を直線Fと20c,20dを通る無限長直線を直線
Eが接する円の直径φD1が、少なくとも羽根車外径φ
D0の160〜180%の間であれば、吹出口での圧損
非常に低く、また吹出流れが安定し、また吹出口位置を
変更したときに騒音変化の小さい安定域にあり、従来に
比べ最大2dBA低騒音である空気調和機を得ることが
できる。
【0048】実施の形態8.以下他の実施例を図に基づ
いて説明する。図34〜37は第8の発明の空気調和機
の一実施例における構成を示している。図34は本発明
に係る空気調和機の水平断面図、図35は図34のX−
Xでの縦断面図、図36は本発明の空気調和機に配設さ
れる多翼送風機10の図34におけるF−F断面図を示
す。本発明の空気調和機の主な構成、動作は前記発明の
実施の形態1と同様であり、多翼送風機10のケーシン
グ10dの形状が異なる。一実施例として、図34のよ
うに円盤状の主板100と主板100両側のリング状の
側板101に多数の羽根102を取付角度θが羽根車1
0cの回転方向に傾斜するように取り付けて形成されて
いる羽根車10cを用いた例を示す。本発明の空気調和
機における多翼送風機10のケーシング10dは、図3
4のように、羽根車10cの二つの側板101側に吸込
口を形成する二つの吸込ベルマウス10aを有する。ま
た、図35,36のように、左側舌部103L上の羽根
車10cとの最近接点である上渦巻部巻き始め点C10
から上渦巻拡大終点C1Eまで、羽根車回転方向に対
し、羽根車半径方向へ徐々に拡大し、また右側舌部10
3U上の羽根車10cとの最近接点である下渦巻部巻き
始め点C20から下渦巻拡大終点C2Eまで、羽根車回
転方向に対し、羽根車半径方向へ徐々に拡大する羽根車
回転軸中心Oに対し、非点対称の上下渦巻部10dU,
10dLを有する。
いて説明する。図34〜37は第8の発明の空気調和機
の一実施例における構成を示している。図34は本発明
に係る空気調和機の水平断面図、図35は図34のX−
Xでの縦断面図、図36は本発明の空気調和機に配設さ
れる多翼送風機10の図34におけるF−F断面図を示
す。本発明の空気調和機の主な構成、動作は前記発明の
実施の形態1と同様であり、多翼送風機10のケーシン
グ10dの形状が異なる。一実施例として、図34のよ
うに円盤状の主板100と主板100両側のリング状の
側板101に多数の羽根102を取付角度θが羽根車1
0cの回転方向に傾斜するように取り付けて形成されて
いる羽根車10cを用いた例を示す。本発明の空気調和
機における多翼送風機10のケーシング10dは、図3
4のように、羽根車10cの二つの側板101側に吸込
口を形成する二つの吸込ベルマウス10aを有する。ま
た、図35,36のように、左側舌部103L上の羽根
車10cとの最近接点である上渦巻部巻き始め点C10
から上渦巻拡大終点C1Eまで、羽根車回転方向に対
し、羽根車半径方向へ徐々に拡大し、また右側舌部10
3U上の羽根車10cとの最近接点である下渦巻部巻き
始め点C20から下渦巻拡大終点C2Eまで、羽根車回
転方向に対し、羽根車半径方向へ徐々に拡大する羽根車
回転軸中心Oに対し、非点対称の上下渦巻部10dU,
10dLを有する。
【0049】また、上渦巻拡大終点C1Eから上部吹出
口10b1までの、上渦巻拡大終点C1Eを通りかつ連
続的に、少なくとも右側舌部13Uとの右側舌部最近接
点C1Mまで直線状に延長し形成された上部吹出口ガイ
ダ10d1をさらに延長し、右側舌部103Uとで形成
される吹出口高さH1の上部吹出口10b1、および下
渦巻拡大終点C2Eから下部吹出口10b2までの、下
渦巻拡大終点C2Eを通りかつ連続的に、少なくとも左
側舌部103Lとの左側舌部最近接点C2Mまで直線状
に延長し形成された下部吹出口ガイダ10d2をさらに
延長し、左側舌部103Lとで形成される吹出口高さH
2の下部吹出口10b2を有する。各ガイダは吹出流れ
を安定化させる効果がある。しかし、上下吹出口10b
1,10b2の吹出口高さH1,H2が大きすぎると、
羽根車で圧力上昇ができず、吹出流れが不安定となり騒
音悪化する。また小さすぎると、上下吹出口での圧力損
失により、送風性能が悪化する。そこで、前記吹出口高
さH1,H2に最適範囲が存在する。
口10b1までの、上渦巻拡大終点C1Eを通りかつ連
続的に、少なくとも右側舌部13Uとの右側舌部最近接
点C1Mまで直線状に延長し形成された上部吹出口ガイ
ダ10d1をさらに延長し、右側舌部103Uとで形成
される吹出口高さH1の上部吹出口10b1、および下
渦巻拡大終点C2Eから下部吹出口10b2までの、下
渦巻拡大終点C2Eを通りかつ連続的に、少なくとも左
側舌部103Lとの左側舌部最近接点C2Mまで直線状
に延長し形成された下部吹出口ガイダ10d2をさらに
延長し、左側舌部103Lとで形成される吹出口高さH
2の下部吹出口10b2を有する。各ガイダは吹出流れ
を安定化させる効果がある。しかし、上下吹出口10b
1,10b2の吹出口高さH1,H2が大きすぎると、
羽根車で圧力上昇ができず、吹出流れが不安定となり騒
音悪化する。また小さすぎると、上下吹出口での圧力損
失により、送風性能が悪化する。そこで、前記吹出口高
さH1,H2に最適範囲が存在する。
【0050】図37は、上下部吹出口高さH1=H2時
の、上部吹出口高さH1を変更したときのケーシング1
0dを有する本発明の空気調和機と、従来の空気調和機
との同一風量時における騒音値の差ΔSPLdBAの変
化を示した図である。図のように上部吹出口高さH1=
H2=(羽根車外径φD0の30〜55%)の範囲であ
れば、従来に比べ、最大2dBA低騒音で、かつ吹出口
高さ変化時の騒音変化の小さい安定域にある。
の、上部吹出口高さH1を変更したときのケーシング1
0dを有する本発明の空気調和機と、従来の空気調和機
との同一風量時における騒音値の差ΔSPLdBAの変
化を示した図である。図のように上部吹出口高さH1=
H2=(羽根車外径φD0の30〜55%)の範囲であ
れば、従来に比べ、最大2dBA低騒音で、かつ吹出口
高さ変化時の騒音変化の小さい安定域にある。
【0051】実施の形態9.以下一実施例を図に基づい
て説明する。図38〜42はこの発明の空気調和機の一
実施例における構成を示している。図38は本発明に係
る空気調和機の水平断面図、図39は図38のX−Xで
の縦断面図を、図40は図39の多翼送風機10付近を
拡大した図、そして図41は本発明の空気調和機に配設
される多翼送風機10の図38におけるF−F断面図を
示す。本発明の空気調和機の主な構成、動作は前記発明
の実施の形態1と同様であり、多翼送風機10のケーシ
ング10dの形状が異なる。一実施例として、図38の
ように円盤状の主板100と主板100両側のリング状
の側板101に多数の羽根102を図39のように取付
角度θが羽根車10cの回転方向に傾斜するように取り
付けて形成されている羽根車10cを用いた例を示す。
本発明の空気調和機における多翼送風機10のケーシン
グ10dは、図38のように、羽根車10cの二つの側
板101側に吸込口を形成する二つの吸込ベルマウス1
0aを有する。
て説明する。図38〜42はこの発明の空気調和機の一
実施例における構成を示している。図38は本発明に係
る空気調和機の水平断面図、図39は図38のX−Xで
の縦断面図を、図40は図39の多翼送風機10付近を
拡大した図、そして図41は本発明の空気調和機に配設
される多翼送風機10の図38におけるF−F断面図を
示す。本発明の空気調和機の主な構成、動作は前記発明
の実施の形態1と同様であり、多翼送風機10のケーシ
ング10dの形状が異なる。一実施例として、図38の
ように円盤状の主板100と主板100両側のリング状
の側板101に多数の羽根102を図39のように取付
角度θが羽根車10cの回転方向に傾斜するように取り
付けて形成されている羽根車10cを用いた例を示す。
本発明の空気調和機における多翼送風機10のケーシン
グ10dは、図38のように、羽根車10cの二つの側
板101側に吸込口を形成する二つの吸込ベルマウス1
0aを有する。
【0052】また、図41の多翼送風機10の羽根車回
転軸中心Oに対し、非点対称の上下渦巻部10dU,1
0dLにおいて、上渦巻部10dUは、左側舌部103
L上の羽根車10cとの最近接点である上渦巻部巻き始
め点C10から上渦巻部の拡大終点である点C1Eまで
徐々に羽根車回転方向に羽根車半径方向へ拡大してい
る。さらに、前記上渦巻部10dUから上部吹出口10
b1までの上部吹出口ガイダ10d1は、上渦巻拡大終
点C1Eを通りかつ連続的に、少なくとも右側舌部10
3Uとの右側舌部最近接点C1Mまで直線状に延長して
いる。また、下渦巻部10dLは、右側舌部103U上
の羽根車10cとの最近接点である下渦巻部巻き始め点
C20から下渦巻部10dLの拡大終点である点C2E
まで徐々に羽根車回転方向に羽根車半径方向へ拡大して
いる。さらに、下渦巻部10dLから下部吹出口10b
2までの下部吹出口ガイダ10d2は、下渦巻部拡大終
点C2Eを通り、連続的に少なくとも左側舌部103L
との左側舌部最近接点C2Mまで直線状に延びている。
そして、このように形成された上部吹出口ガイダ10d
1および右側舌部103U、下部吹出口ガイダ10d2
および左側舌部103Lにはさまれた羽根車回転軸に対
し、上下非点対称の互い違い位置に上下吹出口10b
1,10b2が形成されている。このように形成された
ケーシング10dを、図39,40のように空気調和機
本体3の筐体上側パネル5aへ、上部吹出口ガイダ10
d1が空気調和機本体3の水平方向であるときを0゜と
して、ケーシング取付角度γだけ羽根車回転方向に回転
させ取り付けてある。
転軸中心Oに対し、非点対称の上下渦巻部10dU,1
0dLにおいて、上渦巻部10dUは、左側舌部103
L上の羽根車10cとの最近接点である上渦巻部巻き始
め点C10から上渦巻部の拡大終点である点C1Eまで
徐々に羽根車回転方向に羽根車半径方向へ拡大してい
る。さらに、前記上渦巻部10dUから上部吹出口10
b1までの上部吹出口ガイダ10d1は、上渦巻拡大終
点C1Eを通りかつ連続的に、少なくとも右側舌部10
3Uとの右側舌部最近接点C1Mまで直線状に延長して
いる。また、下渦巻部10dLは、右側舌部103U上
の羽根車10cとの最近接点である下渦巻部巻き始め点
C20から下渦巻部10dLの拡大終点である点C2E
まで徐々に羽根車回転方向に羽根車半径方向へ拡大して
いる。さらに、下渦巻部10dLから下部吹出口10b
2までの下部吹出口ガイダ10d2は、下渦巻部拡大終
点C2Eを通り、連続的に少なくとも左側舌部103L
との左側舌部最近接点C2Mまで直線状に延びている。
そして、このように形成された上部吹出口ガイダ10d
1および右側舌部103U、下部吹出口ガイダ10d2
および左側舌部103Lにはさまれた羽根車回転軸に対
し、上下非点対称の互い違い位置に上下吹出口10b
1,10b2が形成されている。このように形成された
ケーシング10dを、図39,40のように空気調和機
本体3の筐体上側パネル5aへ、上部吹出口ガイダ10
d1が空気調和機本体3の水平方向であるときを0゜と
して、ケーシング取付角度γだけ羽根車回転方向に回転
させ取り付けてある。
【0053】このように多翼送風機10を配設すること
により、熱交換器7の上下方向の風速分布がさらに改善
される。しかし、ケーシング取付角度γが大きすぎる
と、下部吹出口10b2から吹き出された空気が、筐体
上側パネル5aへ衝突して熱交換器7の上部の通過風量
が大きくなり、また、圧力損失を伴い騒音悪化してしま
う。また、上部吹出口10b1が熱交換器7と接近して
しまい熱交換器7の上部の通過風量が減少してしまい、
熱交換器7での風速分布が悪くなる。そこで、ケーシン
グ取付角度γに最適範囲が存在する。図42は、ケーシ
ング取付角度γdegを変更したときの本発明における
空気調和機の騒音値と従来の空気調和機との騒音値の差
ΔSPLdBAの関係を示した図である。図より、少な
くともγ=5〜30゜であれば、ケーシング取付角度変
更時の騒音変化が小さく安定域にあり、また従来に比べ
最大4dBA低騒音である。
により、熱交換器7の上下方向の風速分布がさらに改善
される。しかし、ケーシング取付角度γが大きすぎる
と、下部吹出口10b2から吹き出された空気が、筐体
上側パネル5aへ衝突して熱交換器7の上部の通過風量
が大きくなり、また、圧力損失を伴い騒音悪化してしま
う。また、上部吹出口10b1が熱交換器7と接近して
しまい熱交換器7の上部の通過風量が減少してしまい、
熱交換器7での風速分布が悪くなる。そこで、ケーシン
グ取付角度γに最適範囲が存在する。図42は、ケーシ
ング取付角度γdegを変更したときの本発明における
空気調和機の騒音値と従来の空気調和機との騒音値の差
ΔSPLdBAの関係を示した図である。図より、少な
くともγ=5〜30゜であれば、ケーシング取付角度変
更時の騒音変化が小さく安定域にあり、また従来に比べ
最大4dBA低騒音である。
【0054】実施の形態10.以下他の実施例を図に基
づいて説明する。図43〜51はこの発明の空気調和機
の一実施例における構成を示している。図43は本発明
に係る空気調和機の水平断面図、図44は図43のX−
Xでの縦断面図、図45は図4におけるZ−Z断面図、
図46は、本発明の空気調和機に配設される多翼送風機
10の斜視図、図47は本発明の空気調和機に配設され
る多翼送風機10の図43におけるF−F断面図、図4
8は本発明の空気調和機に配設される多翼送風機10の
図43におけるG−G断面図を示す。本発明の空気調和
機の主な構成、動作は前記発明の実施の形態1と同様で
あり、多翼送風機10のケーシング10dの形状が異な
る。本発明の空気調和機における多翼送風機10のケー
シング10dは、図43,45,46のように、羽根車
10cの二つの側板101側に吸込口を形成する二つの
吸込ベルマウス10aを有する。
づいて説明する。図43〜51はこの発明の空気調和機
の一実施例における構成を示している。図43は本発明
に係る空気調和機の水平断面図、図44は図43のX−
Xでの縦断面図、図45は図4におけるZ−Z断面図、
図46は、本発明の空気調和機に配設される多翼送風機
10の斜視図、図47は本発明の空気調和機に配設され
る多翼送風機10の図43におけるF−F断面図、図4
8は本発明の空気調和機に配設される多翼送風機10の
図43におけるG−G断面図を示す。本発明の空気調和
機の主な構成、動作は前記発明の実施の形態1と同様で
あり、多翼送風機10のケーシング10dの形状が異な
る。本発明の空気調和機における多翼送風機10のケー
シング10dは、図43,45,46のように、羽根車
10cの二つの側板101側に吸込口を形成する二つの
吸込ベルマウス10aを有する。
【0055】そして図45において、羽根車10cの主
板より右側翼列10cRに対するケーシング10dRの
形状は、図43におけるF−F断面図である図47にお
いて、上渦巻部10dURが左側舌部103LR上の羽
根車10cとの最近接点である上渦巻部巻き始め点C1
0Rから上渦巻部の拡大終点である点C1ERまで徐々
に羽根車回転方向に羽根車半径方向へ拡大している。ま
た前記上渦巻部10dURから上部吹出口10b1Rま
での上部吹出口ガイダ10d1Rは、上渦巻拡大終点C
1ERを通りかつ連続的に、少なくとも右側舌部103
URとの右側舌部最近接点C1MRまで直線状に延長し
形成された上部吹出口ガイダ10d1Rをさらに延長
し、右側舌部103URとで上部吹出口10b1Rが形
成されている。さらに下渦巻部10dLRは、右側舌部
103UR上の羽根車10cとの最近接点である下渦巻
部巻き始め点C20Rから下渦巻部10dRの拡大終点
である点C2ERまで徐々に羽根車回転方向に羽根車半
径方向へ拡大している。また下渦巻部10dLRから下
部吹出口10b2Rまでの下部吹出口ガイダ10d2R
は、下渦巻部拡大終点C2ERを通り、連続的に少なく
とも左側舌部103LRとの左側舌部最近接点C2MR
まで直線状に延長し形成された下部吹出口ガイドC2E
R−C2MRをさらに延長し、左側舌部103LRとで
下部吹出口10b2Rが形成された羽根車回転中心Oに
対し、非点対称形状の上下渦巻部10dUR,10dL
R、および上下非点対称互い違い位置に上下吹出口10
b1R,10b2Rが配置されている。
板より右側翼列10cRに対するケーシング10dRの
形状は、図43におけるF−F断面図である図47にお
いて、上渦巻部10dURが左側舌部103LR上の羽
根車10cとの最近接点である上渦巻部巻き始め点C1
0Rから上渦巻部の拡大終点である点C1ERまで徐々
に羽根車回転方向に羽根車半径方向へ拡大している。ま
た前記上渦巻部10dURから上部吹出口10b1Rま
での上部吹出口ガイダ10d1Rは、上渦巻拡大終点C
1ERを通りかつ連続的に、少なくとも右側舌部103
URとの右側舌部最近接点C1MRまで直線状に延長し
形成された上部吹出口ガイダ10d1Rをさらに延長
し、右側舌部103URとで上部吹出口10b1Rが形
成されている。さらに下渦巻部10dLRは、右側舌部
103UR上の羽根車10cとの最近接点である下渦巻
部巻き始め点C20Rから下渦巻部10dRの拡大終点
である点C2ERまで徐々に羽根車回転方向に羽根車半
径方向へ拡大している。また下渦巻部10dLRから下
部吹出口10b2Rまでの下部吹出口ガイダ10d2R
は、下渦巻部拡大終点C2ERを通り、連続的に少なく
とも左側舌部103LRとの左側舌部最近接点C2MR
まで直線状に延長し形成された下部吹出口ガイドC2E
R−C2MRをさらに延長し、左側舌部103LRとで
下部吹出口10b2Rが形成された羽根車回転中心Oに
対し、非点対称形状の上下渦巻部10dUR,10dL
R、および上下非点対称互い違い位置に上下吹出口10
b1R,10b2Rが配置されている。
【0056】また、図45における羽根車10cの主板
100より左側翼列10cLに対するケーシング10d
LEの形状は、図48のように前記右側翼列10cRに
対して形成されたケーシング10dR全体をケーシング
角度ω゜回転させたように、前記右側翼列に対するケー
シング10dRに連通する羽根車回転軸に対し、非点対
称形状の上下渦巻部10dUL,10dLLを有し、ま
た右側翼列での上下吹出口10b1R,10b2Rの上
下端部20a,20bおよび20c,20dを結ぶ直線
F,Eと同位置で開口するように切除された上下非点対
称互い違い位置に上下吹出口10b1L,10b2Lが
配置されている。さらに、このように形成されたケーシ
ング10dを、図44のように空気調和機本体3の筐体
上側パネル5aへ、右側翼列10cR側の上部吹出口ガ
イダ10d1Rが空気調和機本体3の水平方向であると
き0゜として、ケーシング取付角度γだけ羽根車回転方
向に回転させ取り付けてある。
100より左側翼列10cLに対するケーシング10d
LEの形状は、図48のように前記右側翼列10cRに
対して形成されたケーシング10dR全体をケーシング
角度ω゜回転させたように、前記右側翼列に対するケー
シング10dRに連通する羽根車回転軸に対し、非点対
称形状の上下渦巻部10dUL,10dLLを有し、ま
た右側翼列での上下吹出口10b1R,10b2Rの上
下端部20a,20bおよび20c,20dを結ぶ直線
F,Eと同位置で開口するように切除された上下非点対
称互い違い位置に上下吹出口10b1L,10b2Lが
配置されている。さらに、このように形成されたケーシ
ング10dを、図44のように空気調和機本体3の筐体
上側パネル5aへ、右側翼列10cR側の上部吹出口ガ
イダ10d1Rが空気調和機本体3の水平方向であると
き0゜として、ケーシング取付角度γだけ羽根車回転方
向に回転させ取り付けてある。
【0057】このように多翼送風機10を配設すること
により、熱交換器7の上下方向の風速分布がさらに改善
される。しかし、左右翼列に対するケーシング角度ω、
ケーシング取付角度γが大きすぎると、下部吹出口10
b2R,10b2Lから吹き出された空気が、筐体上側
パネル5aへ衝突して熱交換器7の上部の通過風量が大
きくなり、圧力損失を伴い騒音悪化してしまう。また、
吹出口の開口面積が大きくなり、送風性能が悪化する。
そこで、ケーシング角度ω、ケーシング取付角度γに最
適範囲が存在する。
により、熱交換器7の上下方向の風速分布がさらに改善
される。しかし、左右翼列に対するケーシング角度ω、
ケーシング取付角度γが大きすぎると、下部吹出口10
b2R,10b2Lから吹き出された空気が、筐体上側
パネル5aへ衝突して熱交換器7の上部の通過風量が大
きくなり、圧力損失を伴い騒音悪化してしまう。また、
吹出口の開口面積が大きくなり、送風性能が悪化する。
そこで、ケーシング角度ω、ケーシング取付角度γに最
適範囲が存在する。
【0058】図49は、右側翼列ケーシングと左側翼列
ケーシングの食い違い角であるケーシング角度ω゜を変
更したときの本発明の空気調和機の騒音値と、従来の空
気調和機の騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した
図である。図より、少なくともケーシング角度ω=5〜
15゜であれば、ケーシング角度変更時の騒音変化が小
さく、また従来に比べ最大1dBA低騒音である。図5
0は、図49でのケーシング角度ω=10゜一定時にお
ける、ケーシング取付角度γを変更したときの本発明の
空気調和機における騒音値と、従来の空気調和機の騒音
値との差ΔSPLdBAの変化を示した図である。図の
ように、ケーシング取付角度γ=0〜20゜であれば、
ケーシング角度γ変化時の騒音値が小さく、また従来に
比べ、最大2dBA低騒音である。図51は、図49,
50における範囲でのケーシング角度ω、ケーシング取
付角度γにおける多翼送風機10を配設したときの熱交
換器7での風速分布、および従来の空気調和機での風速
分布を示す。図中実線が本発明の空気調和機の風速分
布、破線が従来の空気調和機の風速分布を示す。図のよ
うに、本発明の空気調和機の熱交換器7における風速分
布が均一である。
ケーシングの食い違い角であるケーシング角度ω゜を変
更したときの本発明の空気調和機の騒音値と、従来の空
気調和機の騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した
図である。図より、少なくともケーシング角度ω=5〜
15゜であれば、ケーシング角度変更時の騒音変化が小
さく、また従来に比べ最大1dBA低騒音である。図5
0は、図49でのケーシング角度ω=10゜一定時にお
ける、ケーシング取付角度γを変更したときの本発明の
空気調和機における騒音値と、従来の空気調和機の騒音
値との差ΔSPLdBAの変化を示した図である。図の
ように、ケーシング取付角度γ=0〜20゜であれば、
ケーシング角度γ変化時の騒音値が小さく、また従来に
比べ、最大2dBA低騒音である。図51は、図49,
50における範囲でのケーシング角度ω、ケーシング取
付角度γにおける多翼送風機10を配設したときの熱交
換器7での風速分布、および従来の空気調和機での風速
分布を示す。図中実線が本発明の空気調和機の風速分
布、破線が従来の空気調和機の風速分布を示す。図のよ
うに、本発明の空気調和機の熱交換器7における風速分
布が均一である。
【0059】実施の形態11.以下他の実施例を図に基
づいて説明する。図52〜59はこの発明の空気調和機
の一実施例における構成を示している。図52は本発明
に係る空気調和機の水平断面図、図53は図52のX−
Xでの縦断面図、図54は本発明の空気調和機に配設さ
れる多翼送風機10の斜視図、図55は本発明の空気調
和機に配設される多翼送風機10の図52におけるF−
F断面図、図56は本発明の空気調和機に配設される多
翼送風機10の図52におけるG−G断面図を示す。本
発明の空気調和機の主な構成、動作は前記発明の実施の
形態1と同様であり、多翼送風機10のケーシング10
dの形状が異なる。
づいて説明する。図52〜59はこの発明の空気調和機
の一実施例における構成を示している。図52は本発明
に係る空気調和機の水平断面図、図53は図52のX−
Xでの縦断面図、図54は本発明の空気調和機に配設さ
れる多翼送風機10の斜視図、図55は本発明の空気調
和機に配設される多翼送風機10の図52におけるF−
F断面図、図56は本発明の空気調和機に配設される多
翼送風機10の図52におけるG−G断面図を示す。本
発明の空気調和機の主な構成、動作は前記発明の実施の
形態1と同様であり、多翼送風機10のケーシング10
dの形状が異なる。
【0060】本発明の空気調和機における多翼送風機1
0のケーシング10dは、図52,53,54のよう
に、羽根車10cの二つの側板101側に吸込口を形成
する二つの吸込ベルマウス10aを有する。そして図5
2の矢印Z方向から見て、羽根車10cの主板より右側
翼列10cRに対するケーシング10dRの形状は、図
52におけるF−F断面図である図55において、上渦
巻部10dURが左側舌部103LR上の羽根車10c
との最近接点である上渦巻部巻き始め点C10Rから上
渦巻部の拡大終点である点C1ERまで徐々に羽根車回
転方向に羽根車半径方向へ拡大している。また前記上渦
巻部10dURから上部吹出口10b1Rまでの上部吹
出口ガイダ10d1Rは、上渦巻拡大終点C1ERを通
りかつ連続的に、少なくとも右側舌部103URとの右
側舌部最近接点C1MRまで直線状に延長し形成された
上部吹出口ガイダ10d1Rをさらに延長し、右側舌部
103URとで上部吹出口10b1Rが形成されてい
る。さらに下渦巻部10dLRは、右側舌部103UR
上の羽根車10cとの最近接点である下渦巻部巻き始め
点C20Rから下渦巻部10dRの拡大終点である点C
2ERまで徐々に羽根車回転方向に羽根車半径方向へ拡
大している。また下渦巻部10dLRから下部吹出口1
0b2Rまでの下部吹出口ガイダ10d2Rは、下渦巻
部拡大終点C2ERを通り、連続的に少なくとも左側舌
部103LRとの左側舌部最近接点C2MRまで直線状
に延長し形成された下部吹出口ガイダ10d2Rをさら
に延長し、左側舌部103LRとで下部吹出口10b2
Rが形成された羽根車回転軸中心Oに対し、非点対称形
状の上下渦巻部10dUR,10dLR、および上下非
点対称互い違い位置に上下吹出口10b1R,10b2
Rが配置されている。
0のケーシング10dは、図52,53,54のよう
に、羽根車10cの二つの側板101側に吸込口を形成
する二つの吸込ベルマウス10aを有する。そして図5
2の矢印Z方向から見て、羽根車10cの主板より右側
翼列10cRに対するケーシング10dRの形状は、図
52におけるF−F断面図である図55において、上渦
巻部10dURが左側舌部103LR上の羽根車10c
との最近接点である上渦巻部巻き始め点C10Rから上
渦巻部の拡大終点である点C1ERまで徐々に羽根車回
転方向に羽根車半径方向へ拡大している。また前記上渦
巻部10dURから上部吹出口10b1Rまでの上部吹
出口ガイダ10d1Rは、上渦巻拡大終点C1ERを通
りかつ連続的に、少なくとも右側舌部103URとの右
側舌部最近接点C1MRまで直線状に延長し形成された
上部吹出口ガイダ10d1Rをさらに延長し、右側舌部
103URとで上部吹出口10b1Rが形成されてい
る。さらに下渦巻部10dLRは、右側舌部103UR
上の羽根車10cとの最近接点である下渦巻部巻き始め
点C20Rから下渦巻部10dRの拡大終点である点C
2ERまで徐々に羽根車回転方向に羽根車半径方向へ拡
大している。また下渦巻部10dLRから下部吹出口1
0b2Rまでの下部吹出口ガイダ10d2Rは、下渦巻
部拡大終点C2ERを通り、連続的に少なくとも左側舌
部103LRとの左側舌部最近接点C2MRまで直線状
に延長し形成された下部吹出口ガイダ10d2Rをさら
に延長し、左側舌部103LRとで下部吹出口10b2
Rが形成された羽根車回転軸中心Oに対し、非点対称形
状の上下渦巻部10dUR,10dLR、および上下非
点対称互い違い位置に上下吹出口10b1R,10b2
Rが配置されている。
【0061】また、図52において、矢印Z方向から見
て、羽根車10cの主板100より左側翼列10cLに
対するケーシング10dLEの形状は、図55のように
右側翼列10cRに対して形成されたケーシング10d
R全体を図56のようにケーシング角度ω゜回転させた
ように、羽根車回転軸中心Oに対し、非点対称形状の上
下渦巻部10dUL,10dLLを有し、また右側翼列
での上下吹出口10b1R,10b2Rの上下端部20
a,20bおよび20c,20dを結ぶ直線F,Eと同
位置で開口するように切除された上下非点対称互い違い
位置に上下吹出口10b1L,10b2Lが配置されて
いる。そして、前記右側翼列ケーシング10dRと左側
翼列ケーシング10dLEは、羽根車の回転軸に直交
し、主板を通る、羽根車が回転できるようにφD2の穴
があいた仕切板10dMで仕切られており、この穴のみ
で左右ケーシングが連通している。よって、ケーシング
10dは上下方向に二つづつ、計四つの吹出口を有する
形態である。またさらに、このように形成されたケーシ
ング10dを、図53のように空気調和機本体3の筐体
上側パネル5aへ、右側翼列10cR側の上部吹出口ガ
イダ10d1Rが空気調和機本体3の水平方向であると
きを0゜として、ケーシング取付角度γだけ羽根車回転
方向に回転させ取り付けてある。
て、羽根車10cの主板100より左側翼列10cLに
対するケーシング10dLEの形状は、図55のように
右側翼列10cRに対して形成されたケーシング10d
R全体を図56のようにケーシング角度ω゜回転させた
ように、羽根車回転軸中心Oに対し、非点対称形状の上
下渦巻部10dUL,10dLLを有し、また右側翼列
での上下吹出口10b1R,10b2Rの上下端部20
a,20bおよび20c,20dを結ぶ直線F,Eと同
位置で開口するように切除された上下非点対称互い違い
位置に上下吹出口10b1L,10b2Lが配置されて
いる。そして、前記右側翼列ケーシング10dRと左側
翼列ケーシング10dLEは、羽根車の回転軸に直交
し、主板を通る、羽根車が回転できるようにφD2の穴
があいた仕切板10dMで仕切られており、この穴のみ
で左右ケーシングが連通している。よって、ケーシング
10dは上下方向に二つづつ、計四つの吹出口を有する
形態である。またさらに、このように形成されたケーシ
ング10dを、図53のように空気調和機本体3の筐体
上側パネル5aへ、右側翼列10cR側の上部吹出口ガ
イダ10d1Rが空気調和機本体3の水平方向であると
きを0゜として、ケーシング取付角度γだけ羽根車回転
方向に回転させ取り付けてある。
【0062】このように多翼送風機10を配設すること
により、熱交換器7の上下方向の風速分布がさらに改善
される。しかし、左右翼列に対するケーシング角度ω、
ケーシング取付角度γが大きすぎると、下部吹出口10
b2R,10b2Lから吹き出された空気が、筐体上側
パネル5aへ衝突して熱交換器7の上部の通過風量が大
きくなり、圧力損失を伴い騒音悪化してしまう。また、
仕切板10dMの穴径φD2が大きすぎると、左右翼列
の流れが干渉し、騒音悪化する可能性がある。そこで、
ケーシング角度ω、ケーシング取付角度γおよび仕切板
10dMの穴径φD2に最適範囲が存在する。
により、熱交換器7の上下方向の風速分布がさらに改善
される。しかし、左右翼列に対するケーシング角度ω、
ケーシング取付角度γが大きすぎると、下部吹出口10
b2R,10b2Lから吹き出された空気が、筐体上側
パネル5aへ衝突して熱交換器7の上部の通過風量が大
きくなり、圧力損失を伴い騒音悪化してしまう。また、
仕切板10dMの穴径φD2が大きすぎると、左右翼列
の流れが干渉し、騒音悪化する可能性がある。そこで、
ケーシング角度ω、ケーシング取付角度γおよび仕切板
10dMの穴径φD2に最適範囲が存在する。
【0063】図57は、右側翼列ケーシングと左側翼列
ケーシングの食い違い角であるケーシング角度ω゜を変
更したときの本発明の空気調和機の騒音値と、従来の空
気調和機の騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した
図である。図より、少なくともケーシング角度ω=5〜
15゜であれば、ケーシング角度変更時の騒音変化が小
さく、また従来に比べ最大2dBA低騒音である。
ケーシングの食い違い角であるケーシング角度ω゜を変
更したときの本発明の空気調和機の騒音値と、従来の空
気調和機の騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した
図である。図より、少なくともケーシング角度ω=5〜
15゜であれば、ケーシング角度変更時の騒音変化が小
さく、また従来に比べ最大2dBA低騒音である。
【0064】図58は、図56でのケーシング角度ω=
10゜一定時における、ケーシング取付角度γを変更し
たときの本発明の空気調和機における騒音値と、従来の
空気調和機の騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示し
た図である。図のように、ケーシング取付角度γ=0〜
20゜であれば、ケーシング角度γ変化時の騒音値変化
が小さく、また従来に比べ、最大3dBA低騒音であ
る。
10゜一定時における、ケーシング取付角度γを変更し
たときの本発明の空気調和機における騒音値と、従来の
空気調和機の騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示し
た図である。図のように、ケーシング取付角度γ=0〜
20゜であれば、ケーシング角度γ変化時の騒音値変化
が小さく、また従来に比べ、最大3dBA低騒音であ
る。
【0065】図59は、図55における左右翼列におけ
るケーシングの仕切板10dMにあけられている穴径φ
D2変更時の騒音値の変化を示した図である。このとき
φD2=KK×φD0で示す比率KKの変化で示してい
る。また、図中一点鎖線は仕切板がないときの騒音値を
示している。図より、仕切板穴径φD2=1.05〜
1.15×φD0の範囲であれば、穴径変化における騒
音値の変動が小さい。また仕切板がない時に比べ、最大
1dBA低騒音である。
るケーシングの仕切板10dMにあけられている穴径φ
D2変更時の騒音値の変化を示した図である。このとき
φD2=KK×φD0で示す比率KKの変化で示してい
る。また、図中一点鎖線は仕切板がないときの騒音値を
示している。図より、仕切板穴径φD2=1.05〜
1.15×φD0の範囲であれば、穴径変化における騒
音値の変動が小さい。また仕切板がない時に比べ、最大
1dBA低騒音である。
【0066】以上のように、本発明の空気調和機によれ
ば、この空気調和機に配設される多翼送風機において、
一つの羽根車に対し、羽根車回転軸中心に対し、非点対
称の渦巻部および上下非点対称互い違い位置に吹出口を
それぞれ一つ計二つ、または四つ有し、各吹出口の下流
側に熱交換器が配設されているので、従来の空気調和機
に配設される多翼送風機において、一つの吹出口から吹
き出された空気の流れを左右に配設される熱交換器へ空
気を分流し、かつ吹出口の通風抵抗をある程度減少させ
るための筐体上側パネルと多翼送風機吹出口との空間が
不要となり、筐体の高さ寸法、つまり空気調和機本体高
さを低くでき、天井裏高さの低い建物でも設置可能とな
り、設置条件の制約を無くすことができる。また、多翼
送風機から吹き出された空気は直接熱交換器へ通風でき
るため、風路における通風抵抗が小さくでき、従来に比
べさらに低騒音な空気調和機を得られる効果がある。
ば、この空気調和機に配設される多翼送風機において、
一つの羽根車に対し、羽根車回転軸中心に対し、非点対
称の渦巻部および上下非点対称互い違い位置に吹出口を
それぞれ一つ計二つ、または四つ有し、各吹出口の下流
側に熱交換器が配設されているので、従来の空気調和機
に配設される多翼送風機において、一つの吹出口から吹
き出された空気の流れを左右に配設される熱交換器へ空
気を分流し、かつ吹出口の通風抵抗をある程度減少させ
るための筐体上側パネルと多翼送風機吹出口との空間が
不要となり、筐体の高さ寸法、つまり空気調和機本体高
さを低くでき、天井裏高さの低い建物でも設置可能とな
り、設置条件の制約を無くすことができる。また、多翼
送風機から吹き出された空気は直接熱交換器へ通風でき
るため、風路における通風抵抗が小さくでき、従来に比
べさらに低騒音な空気調和機を得られる効果がある。
【0067】
【発明の効果】第1の発明に係る空気調和機は、騒音を
小さくし、かつ本体の寸法を小さくすることができるの
で、低騒音でコンパクトとなり使用範囲の広い製品が得
られる。
小さくし、かつ本体の寸法を小さくすることができるの
で、低騒音でコンパクトとなり使用範囲の広い製品が得
られる。
【0068】第2の発明に係る空気調和機は、コンパク
トの製品にもかかわらず熱交換器の熱交換率を効率よく
使用でき、能力の高い製品が得られる。
トの製品にもかかわらず熱交換器の熱交換率を効率よく
使用でき、能力の高い製品が得られる。
【0069】第3の発明に係る空気調和機は、吹出口か
らの風量に応じた角度により熱交換器に通風させるた
め、コンパクトの製品にもかかわらず熱交換器をフルに
活用させることができる。
らの風量に応じた角度により熱交換器に通風させるた
め、コンパクトの製品にもかかわらず熱交換器をフルに
活用させることができる。
【0070】第4の発明に係る空気調和機は、熱交換器
への通風の風速分布が改善されるため、効率の良い製品
が得られる。
への通風の風速分布が改善されるため、効率の良い製品
が得られる。
【0071】第5の発明に係る空気調和機は、同一送風
機から二つの吹出口を設け、風量を確保した上、吹出風
量をほぼ均等にでき、かつ、安定した騒音の確保できる
製品が得られる。
機から二つの吹出口を設け、風量を確保した上、吹出風
量をほぼ均等にでき、かつ、安定した騒音の確保できる
製品が得られる。
【0072】第6の発明に係る空気調和機は、コンパク
トの製品にもかかわらず、二つの吹出口からの風量を同
一にし、かつ低騒音が可能である。
トの製品にもかかわらず、二つの吹出口からの風量を同
一にし、かつ低騒音が可能である。
【0073】第7の発明に係る空気調和機は、小形で圧
損が低く低騒音のバランスのとれた製品が得られる。
損が低く低騒音のバランスのとれた製品が得られる。
【0074】第8の発明に係る空気調和機は、小形で通
風特性の安定した低騒音の製品が得られる。
風特性の安定した低騒音の製品が得られる。
【0075】第9の発明に係る空気調和機は、小形で効
率が良く低騒音の製品が得られる。
率が良く低騒音の製品が得られる。
【0076】第10の発明に係る空気調和機は、小形、
低騒音で、風速分布を大幅に改善した製品が得られる。
低騒音で、風速分布を大幅に改善した製品が得られる。
【0077】第11の発明に係る空気調和機は、低騒音
で効率の良い製品が得られる。
で効率の良い製品が得られる。
【図1】 実施の形態1に係る空気調和機の外形図であ
る。
る。
【図2】 図1の空気調和機を矢印A方向から見た側面
外形図である。
外形図である。
【図3】 図2のY−Yでの水平断面図である。
【図4】 図3のX−Xでの縦断面図である。
【図5】 図3および4でのZ−Zでの正面縦断面図で
ある。
ある。
【図6】 空気調和機本体3に配設される多翼送風機1
0の斜視図である。
0の斜視図である。
【図7】 図3における多翼送風機10のF−F断面図
である。
である。
【図8】 本発明の空気調和機に内装される多翼送風機
の羽根車10cの羽根の取付角度θを変化させたときの
空気調和機における同一風量Qでの騒音値SPLの関係
を示す図である。
の羽根車10cの羽根の取付角度θを変化させたときの
空気調和機における同一風量Qでの騒音値SPLの関係
を示す図である。
【図9】 従来の空気調和機と本発明の一実施例におけ
る空気調和機の同一羽根車外径における、従来の空気調
和機の筐体5の高さH0と本発明の一実施例における空
気調和機の筐体5の高さH3との比率(H3/H0)を
変更したときの、同一風量Q当たりの騒音値差ΔSPL
変化を示した図である。
る空気調和機の同一羽根車外径における、従来の空気調
和機の筐体5の高さH0と本発明の一実施例における空
気調和機の筐体5の高さH3との比率(H3/H0)を
変更したときの、同一風量Q当たりの騒音値差ΔSPL
変化を示した図である。
【図10】 実施の形態2に係る空気調和機の水平断面
図である。
図である。
【図11】 図10におけるX−Xでの縦断面図であ
る。
る。
【図12】 多翼送風機の上下吹出口10b1,10b
2と熱交換器7の間に空間を持たせ熱交換器へ送風した
場合と、空間を持たさず直接熱交換器へ送風したときの
熱交換器幅方向における風速分布を示した図である。
2と熱交換器7の間に空間を持たせ熱交換器へ送風した
場合と、空間を持たさず直接熱交換器へ送風したときの
熱交換器幅方向における風速分布を示した図である。
【図13】 実施の形態3に係る空気調和機の水平断面
図である。
図である。
【図14】 図13におけるX−Xでの縦断面図であ
る。
る。
【図15】 熱交換器7と上下吹出口との角度η1,η
2が垂直のときと垂直でないときの、熱交換器7の上下
方向の風速分布を示した図である。
2が垂直のときと垂直でないときの、熱交換器7の上下
方向の風速分布を示した図である。
【図16】 実施の形態4に係る空気調和機の水平断面
図である。
図である。
【図17】 図16のX−Xでの縦断面図である。
【図18】 図16における多翼送風機10のF−F断
面図である。
面図である。
【図19】 下部吹出口ガイダ角度δを変更した際の、
本発明の空気調和機の同一風量Qにおける騒音値SPL
の変化ΔSPLの関係を示す図である。
本発明の空気調和機の同一風量Qにおける騒音値SPL
の変化ΔSPLの関係を示す図である。
【図20】 図19における下部吹出口ガイダ角度δの
最適範囲内での、本発明および従来の空気調和機での熱
交換器上下方向の風速分布を示す図である。
最適範囲内での、本発明および従来の空気調和機での熱
交換器上下方向の風速分布を示す図である。
【図21】 実施の形態5に係る空気調和機の水平断面
図である。
図である。
【図22】 図21のX−Xでの縦断面を示す図であ
る。
る。
【図23】 本発明の空気調和機に配設される多翼送風
機10の図14におけるF−F断面図である。
機10の図14におけるF−F断面図である。
【図24】 舌部間角度β゜を変化させたときの、同一
風量Q時における従来の空気調和機との騒音値の差ΔS
PLdBAの変化を示した図である。
風量Q時における従来の空気調和機との騒音値の差ΔS
PLdBAの変化を示した図である。
【図25】 実施の形態6に係る空気調和機の水平断面
図である。
図である。
【図26】 図25のX−Xでの縦断面を示す図であ
る。
る。
【図27】 本発明の空気調和機に配設される多翼送風
機10の図25におけるF−F断面図である。
機10の図25におけるF−F断面図である。
【図28】 上下渦巻率λ1,λ2を変更したときの上
下吹出口10b1,10b2から吹き出される風量分布
を示した図である。
下吹出口10b1,10b2から吹き出される風量分布
を示した図である。
【図29】 図28におけるλ2=0.98λ1一定時
の前記上下渦巻率λ1を変更したときの、本発明の空気
調和機の騒音値と従来の空気調和機の騒音値の変化およ
び従来との騒音値の差ΔSPLの変化を示した図であ
る。
の前記上下渦巻率λ1を変更したときの、本発明の空気
調和機の騒音値と従来の空気調和機の騒音値の変化およ
び従来との騒音値の差ΔSPLの変化を示した図であ
る。
【図30】 実施の形態7に係る空気調和機の水平断面
図である。
図である。
【図31】 図30のX−Xでの縦断面を示す図であ
る。
る。
【図32】 本発明の空気調和機に配設される多翼送風
機10の図30におけるF−F断面図である。
機10の図30におけるF−F断面図である。
【図33】 比例定数τを変更したときの本発明の空気
調和機の騒音変化と、従来の空気調和機との同一風量Q
時の騒音値の差ΔSPLの変化を示した図である。
調和機の騒音変化と、従来の空気調和機との同一風量Q
時の騒音値の差ΔSPLの変化を示した図である。
【図34】 実施の形態8に係る空気調和機の水平断面
図である。
図である。
【図35】 図34のX−Xでの縦断面を示す図であ
る。
る。
【図36】 本発明の空気調和機に配設される多翼送風
機10の図34におけるF−F断面図である。
機10の図34におけるF−F断面図である。
【図37】 下部吹出口高さH2=上部吹出口高さH1
の時、上部吹出口高さH1を変更した際の本発明の空気
調和機の騒音変化と、従来の空気調和機との同一風量時
における騒音値の差ΔSPLdBAの変化を示した図で
ある。
の時、上部吹出口高さH1を変更した際の本発明の空気
調和機の騒音変化と、従来の空気調和機との同一風量時
における騒音値の差ΔSPLdBAの変化を示した図で
ある。
【図38】 実施の形態9に係る空気調和機の水平断面
図である。
図である。
【図39】 図38のX−Xでの縦断面を示す図であ
る。
る。
【図40】 図39の多翼送風機付近の拡大図である。
【図41】 本発明の空気調和機に配設される多翼送風
機10の図38におけるF−F断面図である。
機10の図38におけるF−F断面図である。
【図42】 ケーシング取付角度γdegを変更したと
きの、同一風量時における本発明における空気調和機の
騒音値の変化と従来の空気調和機との騒音値の差ΔSP
LdBAの関係を示した図である。
きの、同一風量時における本発明における空気調和機の
騒音値の変化と従来の空気調和機との騒音値の差ΔSP
LdBAの関係を示した図である。
【図43】 実施の形態10に係る空気調和機の水平断
面図である。
面図である。
【図44】 図43のX−Xでの縦断面を示す図であ
る。
る。
【図45】 図43におけるZ−Z断面図である。
【図46】 本発明の空気調和機に配設される多翼送風
機10の斜視図である。
機10の斜視図である。
【図47】 本発明の空気調和機に配設される多翼送風
機10の図43におけるF−F断面図である。
機10の図43におけるF−F断面図である。
【図48】 本発明の空気調和機に配設される多翼送風
機10の図43におけるG−G断面図である。
機10の図43におけるG−G断面図である。
【図49】 右側翼列ケーシング10dRと左側翼列ケ
ーシング10dLのケーシング角度ω゜を変更したとき
の本発明の空気調和機の騒音値の変化と、従来の空気調
和機との騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した図
である。
ーシング10dLのケーシング角度ω゜を変更したとき
の本発明の空気調和機の騒音値の変化と、従来の空気調
和機との騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した図
である。
【図50】 ケーシング角度ω=10゜一定時におけ
る、ケーシング取付角度γを変更したときの本発明の空
気調和機における騒音値の変化と、従来の空気調和機の
騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した図である。
る、ケーシング取付角度γを変更したときの本発明の空
気調和機における騒音値の変化と、従来の空気調和機の
騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した図である。
【図51】 図49,50における範囲のケーシング角
度ω、ケーシング取付角度γにおける多翼送風機10を
配設したときの熱交換器7での風速分布、および従来の
空気調和機での風速分布を示す図である。
度ω、ケーシング取付角度γにおける多翼送風機10を
配設したときの熱交換器7での風速分布、および従来の
空気調和機での風速分布を示す図である。
【図52】 実施の形態11に係る空気調和機の水平断
面図である。
面図である。
【図53】 図52のX−Xでの縦断面を示す図であ
る。
る。
【図54】 本発明の空気調和機に配設される多翼送風
機10の斜視図である。
機10の斜視図である。
【図55】 本発明の空気調和機に配設される多翼送風
機10の図52におけるF−F断面図である。
機10の図52におけるF−F断面図である。
【図56】 本発明の空気調和機に配設される多翼送風
機10の図52におけるG−G断面図である。
機10の図52におけるG−G断面図である。
【図57】 右側翼列ケーシング10dRと左側翼列ケ
ーシング10dLのケーシング角度ω゜を変更したとき
の本発明の空気調和機の騒音値の変化と、従来の空気調
和機との騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した図
である。
ーシング10dLのケーシング角度ω゜を変更したとき
の本発明の空気調和機の騒音値の変化と、従来の空気調
和機との騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した図
である。
【図58】 ケーシング角度ω=10゜一定時におけ
る、ケーシング取付角度γを変更したときの本発明の空
気調和機における騒音値の変化と、従来の空気調和機の
騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した図である。
る、ケーシング取付角度γを変更したときの本発明の空
気調和機における騒音値の変化と、従来の空気調和機の
騒音値との差ΔSPLdBAの変化を示した図である。
【図59】 左右翼列ケーシングの間の仕切板にあけら
れる穴径φD2と羽根車外径φDとの比率KK(=φD
2/D0)を変更したときの本発明の空気調和機の騒音
値の変化と、仕切板がない場合との騒音値の差ΔSPL
dBAの変化を示した図である。
れる穴径φD2と羽根車外径φDとの比率KK(=φD
2/D0)を変更したときの本発明の空気調和機の騒音
値の変化と、仕切板がない場合との騒音値の差ΔSPL
dBAの変化を示した図である。
【図60】 従来の天井埋込形空気調和機の縦断面図で
ある。
ある。
1 建物の梁、2 天井板、3 空気調和機本体、4
吊りボルト、5 筐体、5a 筐体5の上側パネル、5
b 筐体5の外壁、5c 吊りボルト取付金具、6 化
粧グリル、6a 化粧グリルの吸込口、6b 化粧グリ
ルの吹出口、6c 化粧グリルの吹出口の風向制御板、
7 熱交換器、8 ドレンパン、9 整流板、10 多
翼送風機、10a 多翼送風機10の吸込ベルマウス、
10b多翼送風機10の吹出口、10b1 多翼送風機
10の上部吹出口、10b2多翼送風機10の下部吹出
口、10c 多翼送風機の羽根車、10cR 多翼送風
機の羽根車10cの図5で見て主板100より右側の翼
列、10cL 多翼送風機の羽根車10cの図5で見て
主板100より左側の翼列、10d 多翼送風機のケー
シング、10dU 多翼送風機のケーシング10dの上
渦巻部、10dL 多翼送風機のケーシング下渦巻部、
11 風路分割板、12 部屋、13空気、14 本体
吹出風路、15 本体吸込風路、16 フィルタ、17
モータ、17a 駆動軸、17b 駆動軸ジョイン
ト、18 電気品箱、19 ヘッダ、20 分配器、2
1 配管、22 ドレンポンプ、22a ドレン水排水
パイプ、100 羽根車10cの主板、101 羽根車
10cの側板、102 羽根車10cの羽根、103
ケーシング10dの舌部、103U ケーシング10d
の図4で見て右側(上部吹出口付近)舌部、103L
ケーシング10dの図4で見て左側(下部吹出口付近)
舌部。
吊りボルト、5 筐体、5a 筐体5の上側パネル、5
b 筐体5の外壁、5c 吊りボルト取付金具、6 化
粧グリル、6a 化粧グリルの吸込口、6b 化粧グリ
ルの吹出口、6c 化粧グリルの吹出口の風向制御板、
7 熱交換器、8 ドレンパン、9 整流板、10 多
翼送風機、10a 多翼送風機10の吸込ベルマウス、
10b多翼送風機10の吹出口、10b1 多翼送風機
10の上部吹出口、10b2多翼送風機10の下部吹出
口、10c 多翼送風機の羽根車、10cR 多翼送風
機の羽根車10cの図5で見て主板100より右側の翼
列、10cL 多翼送風機の羽根車10cの図5で見て
主板100より左側の翼列、10d 多翼送風機のケー
シング、10dU 多翼送風機のケーシング10dの上
渦巻部、10dL 多翼送風機のケーシング下渦巻部、
11 風路分割板、12 部屋、13空気、14 本体
吹出風路、15 本体吸込風路、16 フィルタ、17
モータ、17a 駆動軸、17b 駆動軸ジョイン
ト、18 電気品箱、19 ヘッダ、20 分配器、2
1 配管、22 ドレンポンプ、22a ドレン水排水
パイプ、100 羽根車10cの主板、101 羽根車
10cの側板、102 羽根車10cの羽根、103
ケーシング10dの舌部、103U ケーシング10d
の図4で見て右側(上部吹出口付近)舌部、103L
ケーシング10dの図4で見て左側(下部吹出口付近)
舌部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 喜幹 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 回転駆動されて空気を側部から吸い込み
遠心方向へ吹き出す羽根車と、前記羽根車を外周側から
覆うケーシングに互い違いに設けられ前記羽根車の回転
軸中心に対し非点対称の位置に配置され、かつ、対抗す
る下流側に配置されたそれぞれの熱交換器への吹き出し
方向が平行でなく前記熱交換器の通風面積より大幅に小
さい通風面積を有する二つの吹出口と、 前記吹出口近傍のケーシング上に配置され前記羽根車に
付随して回転方向へ回転する空気を遮る前記羽根車との
最接近点を有する舌部から前記羽根車の回転方向に対し
徐々に羽根車回転方向へ前記ケーシングの半径方向寸法
を拡大するとともに、前記羽根車回転軸中心に対し非点
対称でかつ形状の異なる二つの渦巻部と、を備えたこと
を特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 空気を吹き出す吹出口から吹き出し流れ
が拡大する奥行きのある空間を介して熱交換器を配置し
たことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。 - 【請求項3】 吹出口のそれぞれの熱交換器への吹き出
し方向が前記熱交換器に対しそれぞれ異なる角度を有す
る斜方向とすることを特徴とする請求項1または2記載
の空気調和機。 - 【請求項4】 回転駆動されて空気を側部から吸い込み
遠心方向へ吹き出す羽根車と、前記羽根車を外周側から
覆うケーシングに互い違いに設けられ前記羽根車の回転
軸中心に対し非点対称の位置に配置され、かつ、対抗す
る下流側に配置されたそれぞれの熱交換器への吹き出し
方向が平行でない少なくとも二つの吹出口と、 前記吹出口近傍のケーシング上に配置され前記羽根車に
付随して回転方向へ回転する空気を遮る前記羽根車との
最接近点を有する舌部から前記羽根車の回転方向に対し
徐々に羽根車回転方向へ前記ケーシングの半径方向寸法
を拡大するとともに、前記羽根車回転軸中心に対し非点
対称でかつ形状の異なる渦巻部と、を備え、吹出口の一
方を回転方向に185〜210度回転させた場合、吹出
口の他方とほぼ平行なずれた位置となるように吹出口と
渦巻部を配置したことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項5】 回転駆動されて空気を側部から吸い込み
遠心方向へ吹き出す羽根車と、前記羽根車を外周側から
覆うケーシングに互い違いに設けられ前記羽根車の回転
軸中心に対し非点対称の位置に配置され、かつ、対抗す
る下流側に配置されたそれぞれの熱交換器への吹き出し
方向が平行でない二つの吹出口と、 前記吹出口近傍のケーシング上に配置され前記羽根車に
付随して回転方向へ回転する空気を遮る前記羽根車との
最接近点を有する舌部から前記羽根車の回転方向に対し
徐々に羽根車回転方向へ前記ケーシングの半径方向寸法
を拡大するとともに、前記羽根車回転軸中心に対し非点
対称でかつ形状の異なる渦巻部と、を備え、それぞれの
舌部の間の角度を185〜210度としたことを特徴と
する空気調和機。 - 【請求項6】 二つの舌部上の羽根車との各最近接点で
ある二つの渦巻部巻き始め点C10,C20をそれぞれ
羽根車回転方向に75゜回転させた各渦巻部内面上の点
をC1T,C2T、また羽根車回転中心Oと前記巻き始
め点C10,C20を結ぶ長さR10,R20の直線を
O−C10,O−C20、また羽根車回転軸中心Oと前
記C1T,C2Tを結ぶ任意長さR1T,R2Tの直線
をO−C1T,O−C2Tとするとき、少なくとも R1T=λ1・R10,R2T=λ2・R20、 (1.05≦λ1≦1.15、1.03≦λ2<λ1)
とし、 一方の渦巻部は、渦巻部巻き始め点C10から点C1T
を通り、C10からC1Tと同じ割合で、羽根車回転方
向に対し、徐々に羽根車半径方向に拡大し、 また、他方の渦巻部は、渦巻部巻き始め点C20から点
C2Tを通り、C20からC2Tと同じ割合で、羽根車
回転方向に対し、徐々に羽根車半径方向に拡大する、羽
根車回転軸に対し非点対称でかつ形状の異なる二つの渦
巻部を形成したケーシングに前記羽根車を内装すること
により多翼送風機を構成したことを特徴とする請求項
1,2,3,4,5のうちの少なくとも1記載の空気調
和機。 - 【請求項7】 二つの吹出口の各端部を結び延長した各
直線が、羽根車外径φD0の160〜180%を直径と
する円に接する距離に吹出口端部が位置するように上下
吹出口を形成したケーシングに前記羽根車を内装するこ
とにより多翼送風機を構成したことを特徴とする請求項
1〜6のうちの少なくとも1記載の空気調和機。 - 【請求項8】 一方の渦巻部から吹出口までの一方の吹
出口ガイダは、渦巻拡大終点C1Eを通りかつ連続的
に、少なくとも他方の舌部103Uとの最近接点C1M
まで直線状に延長し形成され、また前記他方の渦巻部か
ら吹出口までの他方の吹出口ガイダは、渦巻拡大終点C
2Eを通りかつ連続的に、少なくとも一方の舌部103
Lとの最近接点C2Mまで直線状に延長し形成され、 さらに、一方の吹出口高さH1、他方の吹出口高さH2
が、羽根車外径φD0の30〜55%になるように形成
されたケーシングに前記羽根車を内装することにより多
翼送風機を構成したことを特徴とする請求項1〜7記載
のうちの少なくとも1記載の空気調和機。 - 【請求項9】 二つの舌部上の羽根車との各最近接点で
ある二つの渦巻部巻き始め点C10,C20から、一方
の渦巻拡大終点C1E、他方の渦巻拡大終点C2Eまで
それぞれ羽根車回転方向に対し、徐々に羽根車半径方向
へ拡大し、 前記一方の渦巻部から吹出口までの一方の吹出口ガイダ
は、前記渦巻拡大終点C1Eを通りかつ連続的に、少な
くとも他方の舌部103Uとの最近接点C1Mまで直線
状に延長し形成され、 さらに前記他方の渦巻部およびこの渦巻部から吹出口ま
での他方の吹出口ガイダは、他方の渦巻部拡大終点C2
Eを通り、連続的に少なくとも一方の舌部103Lとの
最近接点C2Mまで直線状に延長し、 羽根車回転軸に対し非点対称の形状の異なる二つの渦巻
部と前記羽根車回転軸中心に対し、非点対称互い違いの
任意位置に一つづづ吹き出し方向が平行でない計二つ吹
出口を有するケーシングに内装することにより構成され
る一つまたは複数個の多翼送風機を、ケーシング取付角
度γ=5〜30゜羽根車回転方向に回転させ筐体内部に
取り付け、前記多翼送風機の各吹出口の吹き出し面下流
側にそれぞれ熱交換器を配設したことを特徴とする請求
項1〜8記載のうちの少なくとも1記載の空気調和機。 - 【請求項10】 羽根車の幅方向断面で見て、羽根車の
主板より一方の側の翼列では、羽根車回転軸と直交する
縦断面図において、二つの舌部103LR,103UR
上の前記羽根車との各最近接点である渦巻部巻き始め点
C10R,C20Rから、一方の渦巻拡大終点C1E
R、他方の渦巻拡大終点C2ERまでそれぞれ羽根車回
転方向に対し、徐々に羽根車半径方向へ拡大し、羽根車
回転軸に対し非点対称形状の二つの渦巻部と非点対称の
互い違いの任意位置に一つづつ計二つ吹出口を有し、 また前記羽根車の主板より他方側の翼列では、前記一方
の翼列に対する二つの渦巻部および二つの吹出口を羽根
車の回転方向に5〜15゜回転させた非点対称互い違い
位置に吹出口を一つづつ有し、かつ一方側翼列における
吹出口の端部と同一位置に吹出口端部を形成し、 さらに一方側翼列でのケーシングと他方側翼列でのケー
シングは連通し、一つの羽根車に対し計二つの吹出口を
有する羽根車回転軸に対し非点対称の形状の異なるケー
シングに内装することにより構成される一つまたは複数
個の多翼送風機を、ケーシング取付角度γ=3〜20゜
羽根車回転方向に回転させ、筐体内部に取り付け、前記
多翼送風機の各吹出口の吹き出し面下流側にそれぞれ熱
交換器を配設したことを特徴とする請求項1〜9記載の
うちの少なくとも1記載の空気調和機。 - 【請求項11】 一方側翼列での二つの渦巻部と吹出口
および他方側翼列での二つの渦巻部と吹出口は、羽根車
の回転軸に直交し、かつ主板を通る平板で仕切られ、羽
根車が回転する羽根車外径φD0の1.05〜1.15
の直径φD2の穴のみで連通し、一つの羽根車に対し計
四つの吹出口を有する羽根車回転軸に対し非点対称の形
状の異なるケーシングに内装することにより構成される
一つまたは複数個の多翼送風機を、筐体内部に取り付
け、前記多翼送風機の各吹出口の吹き出し面下流側にそ
れぞれ熱交換器を配設したことを特徴とする請求項10
記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9004048A JPH10196989A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9004048A JPH10196989A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10196989A true JPH10196989A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11574035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9004048A Pending JPH10196989A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10196989A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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CN114811731A (zh) * | 2022-03-18 | 2022-07-29 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 室内机及空调器 |
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-
1997
- 1997-01-13 JP JP9004048A patent/JPH10196989A/ja active Pending
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