JP2006284091A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機としての性能を低下させることなく、奥行方向のコンパクト化の要請に対して充分に応えることができる空気調和機を提供する。
【解決手段】ケーシング本体12内に、遠心送風機が回転軸線Pを空気調和機の奥行方向に沿うようにして配置されると共に、遠心送風機の左右両側には一対の熱交換器25が回転軸線Pと直交する左右方向で遠心送風機と部分的に重なり合うように配置されている。そのため、奥行方向のコンパクト化が可能となる。また、ケーシング本体12の上面S1及び下面S2に、遠心送風機からの吹出空気を分流して上面S1及び下面S2に平行方向に案内する一対の案内面31a,31bを有する略山型の案内部材30を設け、案内部材30の先端部に、遠心送風機の羽根21の高さ方向に沿って凹凸を形成する。これによって、吹出空気が円滑に案内され、また低騒音化を図ることができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ケーシング内に熱交換器と送風機とを備えた空気調和機に関する。
従来、この種の空気調和機としては、例えば特許文献1に記載されるような空気調和機の室内機(以下、「第1従来空調機」という。)が知られている。この第1従来空調機では、箱状ケーシング内に、ケーシング前面の吸込口に対向させて熱交換器を配置すると共に、該熱交換器の背面側に遠心送風機を配置している。そして、前記遠心送風機の回転駆動に伴って前記吸込口から前記ケーシング内に吸い込まれた空気が、前記熱交換器を通過して温度調整された後、前記ケーシングの上面及び左右各面に設けられた吹出口から前記ケーシング外へ吹き出されるようにしている。
また、送風機に遠心送風機を用いている上記第1従来空調機とは別に、例えば特許文献2に記載されるように、送風機にクロスフロー送風機を用いた空調用室内機(以下、「第2従来空調機」という。)も知られている。この第2従来空調機では、箱状ケーシング内の上部にクロスフロー送風機を配置すると共に、該送風機よりも下方となるケーシング内位置に熱交換器を配置している。そして、クロスフロー送風機の回転駆動に伴って前記ケーシングの前面上部に設けられた吸気グリルから前記ケーシング内に吸い込まれた空気が、前記熱交換器を通過して温度調整された後、前記ケーシングの前面下部に設けられた吹出グリルから前記ケーシング外へ吹き出されるようにしている。
特開平10−122589号公報(請求項1、段落番号[0026]、図2) 特開平9−217942号公報(請求項1、図1及び図2)
ところで、近時における空気調和機には、その設置スペースを少なくしたいという観点から、奥行方向のコンパクト化、即ち薄型コンパクト化が要請されている。特に、該空気調和機が室内壁面等に設置される壁掛け式室内機として構成される場合には、室内のインテリア性を向上させるために、そのような薄型コンパクト化の要請が高い。
この点、上記第1従来空調機の場合は、ケーシング内で熱交換器と遠心送風機とが奥行方向に重なり合う配置態様となっているため、薄型コンパクト化という要請に対して充分に応えているとは言い難かった。一方、上記第2従来空調機の場合は、ケーシング内で熱交換器とクロスフロー送風機とが上下方向に重なり合う配置態様となっているため、上記第1従来空調機に比べて薄型コンパクト化の要請に応えるものとなっている。しかし、この第2従来空調機において薄型コンパクト化を図るには、クロスフロー送風機のファン径を小さくすることが考えられるが、そのようにした場合は、風量が低下して空気調和機としての性能が低下するため、性能を維持しながら薄型コンパクト化を図ることは容易なことではなかった。
本発明の目的は、ケーシング内に熱交換器と送風機とを配置してなる空気調和機であって、空気調和機としての性能を低下させることなく、奥行方向のコンパクト化(薄型コンパクト化)の要請に対して充分に応えることができる空気調和機を提供することにある。
請求項1に係る発明は、空気の吸込口及び吹出口がそれぞれ設けられたケーシング内に、遠心送風機を、該遠心送風機の回転軸線がケーシングの奥行方向に沿うように配置すると共に、熱交換器を、前記遠心送風機の回転軸線と直交する方向で該遠心送風機と少なくとも部分的に重なり合うように配置した空気調和機であって、
前記ケーシング内の表面に、前記遠心送風機からの吹出空気を分流して前記表面に平行方向に案内する一対の案内面を有する略山型の案内部材を設け、該案内部材の先端部に、前記遠心送風機の羽根の高さ方向に沿って凹凸を形成したことを特徴とする空気調和機である。
本発明では、ケーシング内で遠心送風機と熱交換器とがケーシングの奥行方向に重なり合う配置態様にならず、ケーシングの奥行方向と直交する方向で重なり合う配置態様となるため、空気調和機の奥行方向のコンパクト化、即ち薄型化の要請にも好適に対応することができる。
また、遠心送風機からの吹出空気は半径方向に吹き出すので、吹出空気が熱交換器を通過して吹出口に達するまでの間では、吹出空気流がケーシング内の表面に衝突してその進行方向が変更されて吹出口まで案内されるようになっている。このとき、ケーシング内の表面に対して傾斜している斜め方向の空気流については、空気流が表面に衝突した際に、空気流の進行方向が比較的容易に前記表面に平行な方向に変更される。しかし、ケーシング内の表面に対してほぼ直交しているほぼ垂直方向の空気流については、空気流が表面に衝突しても、空気流の進行方向はほとんど変更されることなく、衝突部位付近で乱流が発生してしまう。本発明では、略山型案内部材をケーシング内の表面に設けているので、遠心送風機からの吹出空気流(特に表面に対してほぼ垂直方向に流れる吹出空気流)をスムーズに吹出口まで案内することができる。
また、遠心送風機の送風時においては、その羽根の後縁から回転方向後方側に向かって放出渦(圧力場)が発生しており、この放出渦が案内部材の先端部に衝突していわゆるNZ音が発生する。ここで、Nは回転周波数、Zは羽根の枚数である。本発明では、案内部材の先端部に、羽根の高さ方向に沿って凹凸が形成されているので、放出渦が先端部に衝突するタイミングが凹部と凸部とではずれることになり、その結果NZ音を低減することができる。これによって、空気調和機の低騒音化を図ることができる。
請求項2に係る発明は、前記遠心送風機の左右に一対の熱交換器を配置し、前記ケーシング内の上面及び下面にそれぞれ前記案内部材を設けたことを特徴としている。
本発明では、遠心送風機の左右に一対の熱交換器を配置し、熱交換器を通過した空調空気が吹出口から吹き出すように構成したので、ケーシング内の上面及下面に案内部材を設け、遠心送風機から上方及び下方に向かって吹き出した吹出空気流を左右方向にスムーズに案内するようにしている。したがって、遠心送風機からの吹出空気をスムーズに吹出口まで案内することができると共に、低騒音化を図ることができる。
請求項1及び2に係る発明によれば、ケーシング内で遠心送風機と熱交換器とが、ケーシングの奥行方向と直交する方向で重なり合う配置態様となるため、空気調和機の奥行方向のコンパクト化、即ち薄型化の要請にも好適に対応することができる。また、遠心送風機からの吹出空気をスムーズに吹出口まで案内することができると共に、低騒音化を図ることができる。
以下、本発明を空気調和機の室内機に具体化した一実施形態を、図1〜図7を参照しながら説明する。図1は、本実施形態である空気調和機10の横断面図であり、図2は空気調和機10の斜視図であり、(a)は空調運転中の状態を示し、(b)は空調運転停止中の状態を示している。また図3は、図1の切断面線c3−c3から見た空気調和機10の縦断面図であり、図4は図1の切断面線c4−c4から見た空気調和機10の縦断面図である。なお、図1は図2(a)の切断面線c1−c1から見た横断面図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態の空気調和機10は、横長箱状のケーシング11を備えており、該ケーシング11の背面(後面)を室内壁面(例えば、天井間近で横梁状をなす縦幅の狭い壁面部分)に対向させた状態で設置される壁掛け式薄型の室内機として構成されている。
ケーシング11は、前面側が開口したケーシング本体12と、該ケーシング本体12の前面側を閉塞する前面パネル13とから構成されている。前面パネル13の表面側(前面側)において左右方向へ離間した2箇所には、複数の長尺フラップ9が上下方向に列設されてなる吸込口14がそれぞれ設けられている。また、2つの吸込口14の間及び各吸込口14の外側(右側及び左側)には、複数の短尺フラップ8が上下方向に列設されてなる吹出口15F,15R,15Lがそれぞれ設けられている。なお、図2(a)では、右側の吸込口14については長尺フラップ9及び後述するエアフィルタ17を省略し、吹出口15F,15Rについては短尺フラップ8を省略している。
次に、ケーシング11内の部材配置構成を説明する。ケーシング本体12内は、図3に示すように、水平仕切板1によって上側収納部2と下側収納部3とに区分されている。ケーシング11内の下側収納部3には、電装品箱4、冷媒配管5、ドレン配管6などが配置されている。
一方、ケーシング本体12内の上側収納部2には、複数(左右一対)の遠心送風機18が、回転軸線Pを前後方向、即ちケーシング11の奥行方向に沿わせた状態で各吸込口14と各別に対向するように配置されている。そして、それら各別に対向する吸込口14と遠心送風機18との間には、正面視円環状をなす空気ガイドであるベルマウス19が各遠心送風機18と同軸配置となるように配置されている。
各ベルマウス19は、遠心送風機18側となる後面側から吸込口14側となる前面側、即ちケーシング11の奥行方向手前側に向けて末広がり状をなすように形成されている。そして、各ベルマウス19は、その前端縁が前面パネル13に対して吸込口14の背面側に形成された支持部材28で支持されることによって取り付けられている。また、各ベルマウス19は、その前端縁よりも小径に形成された後端縁が遠心送風機18の前端近傍まで延設され、吸込口14からケーシング11内に流入した空気を遠心送風機18に向けて円滑にガイドするようになっている。また、ベルマウス19の前端縁には、フィルタ枠16が一体的に形成されており、このフィルタ枠16にはエアフィルタ17が着脱可能に保持されている。そして、エアフィルタ17の前方側には、上述した長尺フラップ9が配置されている。
遠心送風機18は、略円盤形状をなすハブ20と該ハブ20の外周部前面から前方へ向けて突設された多数枚の円弧片状の羽根21とを備えてなる羽根部22と、該羽根部22を回転駆動させるためのモータ23と、羽根部22の前端側に配置されるシュラウド24とを備えている。この遠心送風機18は、羽根部22の回転駆動に基づき発生する遠心力によって、該遠心送風機18内から空気を回転軸線Pと直交する遠心方向(ラジアル方向)へ向けて吹き出す遠心送風機能を有するものである。そして、各遠心送風機18は、ケーシング11の後側壁面に各モータ23が固定されると共に、該各モータ23から前方へ向けて回転軸線Pに軸線を一致させるように突設された支持軸23aの先端部に、各遠心送風機18の羽根部22が回動自在に支持されている。
また、ケーシング本体12内において、遠心送風機18の左右両側には、該遠心送風機18を左右両側から挟むようにして、左右一対の熱交換器25が配置されている。各熱交換器25は、複数の伝熱プレートを積層すると共に、各伝熱プレート間にそれぞれ複数のフィンを前記伝熱プレートの積層方向に直交する方向に配列して構成される。本実施形態では各熱交換器25は、伝熱プレートの積層方向が遠心送風機18の回転軸線Pに平行となり、フィンの配列方向が遠心送風機18の回転軸線Pを含む垂直平面に対して平行となるように配置されている。
即ち、各熱交換器25は、遠心送風機18の回転軸線Pを中心とした場合に180度の角度間隔をおいた位置に各熱交換器25の中心が位置するように配置されており、左右で対をなす各熱交換器25どうしは遠心送風機18の回転軸線Pを含む垂直平面を対称面とした場合に面対称となる配置態様に配置されている。そして、このような配置態様としたことによって、各熱交換器25は、遠心送風機18の回転軸線Pと直交する方向で該遠心送風機18とそれぞれ部分的に重なり合うことになる。本実施形態では、遠心送風機18の回転軸線Pに沿う方向を奥行方向とした場合に、遠心送風機18の奥行方向長さ全体が熱交換器25の奥行方向長さの一部に重なり合う配置態様とされている。
さらに図4に示すように、ケーシング本体12内において、遠心送風機18の上下両側には、一対の案内部材30が配置されている。案内部材30は、ケーシング本体12内の上面S1及び下面S2(総称するときは、「表面S」という。)に設けられ、遠心送風機18からの吹出空気を分流して上面S1及び下面S2に平行方向に案内する一対の案内面31a,31bを有する略山型の部材である。案内部材30は、遠心送風機18からの吹出空気流のうち上面S1及び下面S2に向かってほぼ垂直方向に流れていく空気流の前方側に設けられる。そして、案内部材30の先端部30aには、図5に示すように、遠心送風機18の羽根21の高さ方向Hに沿って凹凸が形成されている。
また、ケーシング本体12内において、遠心送風機18から見た場合における熱交換器25の背面側には、該熱交換器25との対向面に円弧面状のガイド面26aを備えたガイドブロック26がそれぞれ配置されている。そして、各ガイドブロック26と各熱交換器25との間には、吹出口15F,15R,15Lにそれぞれ連通する空気吹出流路27F,27R,27Lが設けられている。そのため、遠心送風機18からラジアル方向に吹き出された空気は、熱交換器25の各フィン間を通過した後、その空気吹出流が空気吹出流路27F,27R,27L内においてガイド面26aに沿って円滑に吹出口15F,15R,15Lの方向へ案内されることになる。
次に、上記のように構成された本実施形態の空気調和機10における動作を説明する。空調運転が指示されると、吸込口14の前面側に配置されている長尺フラップ9が開くと共に、吹出口15F,15R,15Lの前面側に配置されている短尺フラップ8が開く。その後、モータ23の駆動力に基づいて遠心送風機18の羽根部22が回転駆動されると、図1に矢印A1で示すように、ケーシング11内には吸込口14から空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、エアフィルタ17を通過した後、ベルマウス19の内面に沿って滑らかに遠心送風機18へと案内される。そして、遠心送風機18内に流入した空気は、該遠心送風機18の遠心送風機能によって、回転軸線Pと直交するラジアル方向へ吹き出される。
遠心送風機18からの吹出空気はラジアル方向に吹き出すので、吹出空気が遠心送風機18の左右両側に配置された一対の熱交換器25に達するまでの間では、熱交換器25の方向に吹き出す空気流以外の空気流は、ケーシング本体12内の上面S1及び下面S2に衝突してその進行方向が変更されて熱交換器25まで案内されるようになっている。このとき、上面S1及び下面S2に対して傾斜している斜め方向の空気流については、空気流が上面S1及び下面S2衝突した際に、空気流の進行方向が比較的容易に上面S1及び下面S2に平行な方向に変更される。しかし、上面S1及び下面S2に対してほぼ直交しているほぼ垂直方向の空気流については、図7に示すように、空気流が上面S1及び下面S2に衝突しても、空気流の進行方向はほとんど変更されることなく、衝突部位付近で乱流が発生してしまう。本実施形態では、図4に示すように、略山型の案内部材30を上面S1及び下面S2に設けているので、遠心送風機18からの吹出空気流、特に上面S1及び下面S2に対してほぼ垂直方向の吹出空気流をスムーズに熱交換器25まで案内することができる。
また、遠心送風機18の送風時においては、その羽根21の後縁から回転方向後方側に向かって放出渦(圧力場)35が発生しており(図4参照)、この放出渦35が案内部材30の先端部30aに衝突していわゆるNZ音が発生する。ここで、Nは回転周波数、Zは羽根の枚数である。本実施形態では、案内部材30の先端部30aに、羽根21の高さ方向Hに沿って凹凸が形成されている。案内部材30は、放出渦35が図5の矢印F1で示すように案内部材30の先端部30aから表面Sに向かってほぼ垂直方向に衝突するような位置に設けられている。したがって、放出渦35が先端部30aに衝突するタイミングが凹部と凸部とではずれることになり、その結果NZ音を低減することができる。即ち、図6に示すように、先端部40aがほぼ平坦な案内部材40を使用した場合は、放出渦35が先端部40aに対してほぼ同時に衝突することになるので、比較的大きなNZ音が発生してしまうが、本実施形態では上述したように衝突タイミングがずれるので、NZ音が低減される。これによって、空気調和機10の低騒音化を図ることができる。
遠心送風機18から吹き出された空気は、該遠心送風機18の左右両側に平行状態に立設配置された各熱交換器25の各フィン間を通過し、その際に伝熱プレートを介して熱交換器25内を流れる冷媒との熱交換によって温度調整(加熱又は冷却)される。ここで、遠心送風機18の左右両側に配置された各熱交換器25どうしは、遠心送風機18の回転軸線Pを含む垂直平面を対称面とした場合に面対称となる配置態様とされている。そのため、各熱交換器25を通過して当該各熱交換器25の背面から吹き出される空気の風量分布は左右ほぼ均一とされる。
その後、各熱交換器25の背面から吹き出された空気は、当該各熱交換器25とガイドブロック26との間に形成された空気吹出流路27F,27R,27L内へ流入する。空気吹出流路27F内において、空気は図1に矢印A2で示すように、その空気吹出流の方向が、ガイドブロック26の内面側に形成された円弧面状をなすガイド面26aによって、吹出口15Fに向けて滑らかに案内される。そのため、空気は、空気吹出流路27F内での空気吹出流の圧力損失が好適に低減される。また、空気吹出流路27R,27L内において、空気は図1に矢印A3で示すように、その空気吹出流の方向が、ガイドブロック26の内面側に形成された円弧面状をなすガイド面26aによって、吹出口15R,15Lに向けてそれぞれ滑らかに案内される。そのため、空気は、空気吹出流路27R,27L内での空気吹出流の圧力損失が好適に低減される。
そして、空気吹出流路27F,27R,27L内を吹出口15F,15R,15Lまで導かれた空気は、該吹出口15F,15R,15Lからケーシング11外へと吹き出される。即ち、本実施形態の空気調和機10では、ケーシング11の前面側から室内の空気を吸い込み、ケーシング11の前面側から温度調整された空気を室内に吹き出す。その際、温度調整された空気は、2つの吸込口14の間に設けられた吹出口15Fと、吸込口14の右外側及び左外側にそれぞれ設けられた吹出口15R,15Lとから、ケーシング11外へと吹き出されることになるため、左右方向へ広範囲に亘って吹き出される。
また、空気調和機10を室内壁面に設置する際には、ケーシング11(ケーシング本体12)の背面を室内壁面に対向させた状態にして固定される。ここで、空気調和機10では、ケーシング11内において、遠心送風機18と熱交換器25とが空気調和機10の奥行方向となる前後方向で重なり合う配置態様でなく、奥行方向と直交する左右方向において部分的に重なり合う配置態様とされている。また、遠心送風機18と熱交換器25とが、ケーシング11内において上下方向で重なり合う配置態様ともなっていない。そのため、空気調和機10の前後方向及び上下方向のサイズがコンパクトとなり、例えば天井間近で横梁状をなす縦幅の狭い壁面部分に対しても、室内側への出っ張りを少なくした状態で、室内インテリア性を損なわせることなく設置することが可能となる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、ケーシング11内で遠心送風機18と熱交換器25とがケーシング11の前後方向(空気調和機10の奥行方向)に重なり合う配置態様とならず、遠心送風機18の回転軸線Pと直交する左右方向で重なり合う配置態様となれている。そのため、室内インテリア性を向上させるために掲げられる空気調和機10の奥行方向のコンパクト化、即ち薄型コンパクト化の要請にも好適に対応することができる。また、このような配置態様とするに際して、遠心送風機18を小型化する等ということもないため、必要充分な風量を確保でき、空気調和機10としての性能が低下することもない。
(2)上記実施形態では、略山型の案内部材30をケーシング本体12内の表面S(上面S1及び下面S2)に設けているので、遠心送風機18からの吹出空気流、特に表面Sに対してほぼ垂直方向の吹出空気流をスムーズに熱交換器25まで案内することができる。
(3)上記実施形態では、案内部材30の先端部30aに、羽根21の高さ方向Hに沿って凹凸が形成されているので、放出渦35が先端部30aに衝突するタイミングが凹部と凸部とではずれることになり、その結果NZ音を低減することができる。これによって、空気調和機10の低騒音化を図ることができる。
本発明の一実施形態である空気調和機の横断面図。 (a)(b)は空気調和機の外観を示す斜視図。 図1の切断面線c3−c3から見た空気調和機の縦断面図。 図1の切断面線c4−c4から見た空気調和機の縦断面図。 案内部材の外観を示す斜視図。 比較例を示す斜視図。 比較例を示す縦断面図。
符号の説明
8…短尺フラップ、9…長尺フラップ、10…空気調和機、11…ケーシング、12…ケーシング本体、13…前面パネル、14…吸込口、15F,15R,15L…吹出口、16…フィルタ枠、17…エアフィルタ、18…遠心送風機、19…ベルマウス、20…ハブ、21…羽根、22…羽根部、23…モータ、23a…支持軸、24…シュラウド、25…熱交換器、26…ガイドブロック、26a…ガイド面、27F、27R,27L…空気吹出流路、28…ガイド部材、30…案内部材、31a…先端部、31a,31b…案内面、35…放出渦、H…高さ方向、P…回転軸線、S1…上面、S2…下面。

Claims (2)

  1. 空気の吸込口及び吹出口がそれぞれ設けられたケーシング内に、遠心送風機を、該遠心送風機の回転軸線がケーシングの奥行方向に沿うように配置すると共に、熱交換器を、前記遠心送風機の回転軸線と直交する方向で該遠心送風機と少なくとも部分的に重なり合うように配置した空気調和機であって、
    前記ケーシング内の表面に、前記遠心送風機からの吹出空気を分流して前記表面に平行方向に案内する一対の案内面を有する略山型の案内部材を設け、該案内部材の先端部に、前記遠心送風機の羽根の高さ方向に沿って凹凸を形成したことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記遠心送風機の左右に一対の熱交換器を配置し、前記ケーシング内の上面及び下面にそれぞれ前記案内部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
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