JPH062875A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JPH062875A
JPH062875A JP4162932A JP16293292A JPH062875A JP H062875 A JPH062875 A JP H062875A JP 4162932 A JP4162932 A JP 4162932A JP 16293292 A JP16293292 A JP 16293292A JP H062875 A JPH062875 A JP H062875A
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隆之 熊川
Naoyuki Inage
直行 稲毛
Takahiro Iwasaki
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の主要な目的は、低騒音でかつ気流分布
が均一な高効率の送風装置を提供することにある。 【構成】アウタケーシング11にファンユニット12が
収容されている。ファンユニット12は、スクロールケ
ーシング30と、ターボファン31と、モータ32など
を備えている。スクロールケーシング30は、外板50
と、樹脂発泡体からなるスクロールボディ51を備え、
スクロールボディ51にスクロール部52と一対の吐出
口61,62が設けられている。スクロール部52の内
面に樹脂コーティング層70が施されている。吐出口6
1,62は、ファン回転軸41を中心として点対称位置
にある。アウタケーシング11の内部は仕切り部材75
によって第1のチャンバ76と第2のチャンバ77とに
仕切られており、各チャンバ76,77に整流部材80
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば空気調和設備や
空気清浄設備などの送風手段として使われる送風装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和設備やクリーンルーム等の空気
清浄設備に使われる送風装置として、図6に示されるよ
うなシロッコファン(前向き翼をもつ多翼送風機)を用
いた送風装置100 が知られている。従来の送風装置100
は、鋼板製のアウタケーシング101 の内部にスクロール
ケーシング102 と、シロッコファン103 と、ファン103
を回転させるためのモータ105 などを内蔵したものであ
り、ファン103 の回転によって、スクロールケーシング
102 の吐出口106 からアウタケーシング101 の内部に空
気を吐き出すようになっている。アウタケーシング101
の吹出し口110 側に、フィルタあるいは熱交換器等の所
望の下流側機器111 が設けられている。
【0003】上記送風装置100 においては、下流側機器
111 を通過する気流分布を可能な限り均一にすることが
望まれる。また、騒音を低減させる目的から、送風装置
100の周囲に消音器を設けるなどの対策が講じられるこ
ともある。また、最近では軽量化と低コスト化を目的と
して独立発泡多孔体がケーシング構成要素として使われ
ることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシロッ
コファン103 を用いた送風装置100 は、下流側機器111
に対して気流の局部集中を生じないようにするために
は、ファン103 をアウタケーシング101 の中心からかな
りオフセットした位置に設けることによって、下流側機
器111 に対してなるべく均等に風を送出する必要があ
る。このため、送風装置100 の重量バランスが悪くなる
ばかりでなく、1つの吐出口106 では気流分布を均一化
することに限界があった。
【0005】しかしながらシロッコファン103 の場合に
は、吐出口106 を複数設けてしまうと、各吐出口106 に
対するスクロール長が短くなるため、その短縮分が旋回
流回収性能に大きく影響し、十分な圧力回復が得られな
いことにより風量と静圧が極端に低下してしまい、高効
率化が図れない。
【0006】しかも上記従来装置100 をはじめとして、
従来の送風装置は騒音がかなり大きく、騒音を一定レベ
ル以下に押さえるには多量の防音材が必要となり、装置
全体が大形化する要因になるとともに、重量も大とな
る。また、床面積の有効利用を図るために天井部分に送
風装置を設けざるを得ない場合は送風装置の軽量化と薄
形化が望まれるが、従来の送風装置では軽量化および薄
形化を図ると気流分布が極端に偏ったり、騒音が大きく
なるなどの問題が生じる。特に、シロッコファンの場合
には、前述した理由により吐出口を複数設けることがで
きないため、送風装置の軽量化と薄形化を図ることに困
難を伴う。従って本発明の目的は、小形で効率が高くか
つ低騒音でしかも気流分布が均一に近く、安定した性能
を発揮できるような送風装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を果たすために
開発された本発明は、内部にチャンバを有するアウタケ
ーシングと、このアウタケーシングに内蔵されて上記チ
ャンバに風を送り込むファンユニットを備えた送風装置
であって、上記ファンユニットは、後退翼をもつターボ
ファンとこのターボファンを収容するスクロールケーシ
ングと上記ターボファンを回転させるモータとを備えて
構成され、かつ上記スクロールケーシングは吸音材から
なるスクロールボディとこのスクロールボディの外側を
覆う外板とを有し、上記スクロールボディに、上記ター
ボファンが収容されるスクロール部と、上記ターボファ
ンの回転軸を中心として互いに180°点対称位置に第
1の吐出口および第2の吐出口を設けたことを特徴とす
るものである。
【0008】
【作用】ターボファンが回転すると、ファンに吸込まれ
た空気が遠心力によってスクロール部を通りかつ複数の
吐出口に均等に分かれてアウタケーシング内のチャンバ
に導入される。チャンバ内に圧送された風は、フィルタ
や熱交換器等の所望の下流側機器を通って外部に導かれ
る。スクロール部は、吸音材からなるスクロールボディ
に形成されており、スクロールボディの外側は外板によ
って覆われているので、ファンとケーシングによる発生
流体音やファンとモータによる振動および部材共鳴など
も抑制される。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1に示された送風装置10は、金属
製のアウタケーシング11の内部に2方向吐出形のファ
ンユニット12が収容されている。アウタケーシング1
1は、四方を囲む側板15と、上面側に位置する天板1
6とを備えており、天板16に矩形の開口部17が設け
られている。
【0010】図2に示されるように、アウタケーシング
11の下面側に吹出し口18が開口している。吹出し口
18の近傍に、フィルタ等の下流側機器19が設けられ
ている。下流側機器19は、この送風装置10の用途に
応じて適宜に選定されるが、例えば空気清浄装置用とし
てエアフィルタや、空気調和設備用として熱交換器など
が設けられる。
【0011】この実施例のファンユニット12は、スク
ロールケーシング30と、ターボファン31と、ターボ
ファン31を回転させるためのモータ32と、モータ3
2を固定する基台33と、空気取入れ口に設けられた吸
込インレット部材34などを備えて構成されている。基
台33は、水平方向に延びる横架材37に固定されてい
る。横架材37の端部は、ボルト等の固定用部品38
(図1に示す)によってアウタケーシング11に固定さ
れている。
【0012】ターボファン31は、周方向に等ピッチで
配された複数の後退翼形のブレード40を有している。
ブレード40はアルミニウム合金等の型材からなる。図
1に示されるようにブレード40の断面はエアロフォイ
ル形状をなしており、ファン回転軸41を中心として図
中の矢印F方向(反時計回り)に回転するようになって
いる。
【0013】スクロールケーシング30は、上面板45
と下面板46と側板47などからなる金属製の外板50
と、この外板50の内部に収納された吸音材からなるス
クロールボディ51などによって構成されている。スク
ロールボディ51は、例えば発泡スチロールや発泡ウレ
タン等の合成樹脂の独立発泡多孔体からなる。
【0014】スクロールボディ51の内部に、スクロー
ル部52が形成されている。スクロール部52は、ター
ボファン31が収容される略円形状の導風路55と、こ
の導風路55の接線方向に延びる第1の圧力回復室56
および第2の圧力回復室57と、第1の圧力回復室56
に連なる第1の吐出口61と、第2の圧力回復室57に
連なる第2の吐出口62などからなる。第1の圧力回復
室56と第2の圧力回復室57は、ファン回転軸41を
中心として180°点対称をなす形状に作られている。
【0015】第1の吐出口61はスクロールボディ51
の一端側に開口しており、第2の吐出口62はスクロー
ルボディ51の他端側に開口している。第1の吐出口6
1と第2の吐出口62は、互いにファン回転軸41を中
心として180°の点対称位置に設けられている。吐出
口61,62の内部における導風路55と圧力回復室5
6,57とが交わるコーナー部分に、吐出流の切り落と
しとなる円弧状のカットオフ部63,64が設けられて
いる。
【0016】図4においてスクロール部52の基準とな
る作図基礎円の径をφdとすると、スクロール部52の
曲率となるR1 ,R2 の基準点をとるθ角、ケーシング
30の中心軸mに対するカットオフ部63,64の位置
を表すβ角、ファンとカットオフ部63,64間の最小
クリアランスを規定するP寸法、吐出口61,62の出
口方向角γ、ケーシング30の長手方向寸法L1 と幅方
向寸法L2 などが、次に述べるように設定されている。
【0017】なお、出口方向角γは、吐出口61,62
の位置を表す吐出方向中心線Mがケーシング30の中心
軸mとなす角度である。図1に示された吐出口61,6
2の開口縁部65,66は円弧状に成形されているが、
出口方向角γは吐出口61,62の中心とファン回転軸
41を結ぶ線分Mとケーシング30の中心軸mとのなす
角度で表される。上記基礎円の径φdは、
【0018】
【数1】
【0019】広がり角αは、スクロール部52の半径方
向の増加を表す値であり、ここでは7°≦α≦8°の範
囲に限定する。基礎円分割角θは、広がり半径増加が一
定のため45°とする。カットオフ部63,64の切り
落とし角βは、24°≦β≦27°とし、切り落とし距
離Pは 0.5D≦P≦ 0.6Dの範囲とする。スクロール部
52の曲率半径R1 ,R2 は、下記(2),(3)式に
よって算出する。
【0020】
【数2】
【0021】
【数3】
【0022】出口方向角γは、14°≦γ≦17°の範
囲とする。長手方向の寸法L1 は、2.1D≦L1 ≦ 2.2
Dとし、幅方向の寸法L2 は、 1.4D≦L2 ≦ 1.5Dの
範囲とする。
【0023】スクロールボディ51の内面すなわち気流
境界面となる導風路55と圧力回復室56,57の内面
壁に、エポキシ樹脂塗装によって硬質化されたコーティ
ング層70が施されている。このコーティング層70
は、エポキシ樹脂の代りに、常温硬化タイプの液体ゴム
状の弾性材料を塗装したものであってもよい。
【0024】上記コーティング層70を設けたことによ
り、スクロールボディ51を構成する発泡体が気流境界
面において飛散することが防止され、かつ耐薬品性も向
上する。このコーティング層70がエラストマ等のよう
に弾性を有する被膜の場合には制振効果も発揮できる。
上記発泡体は独立気泡のものが望ましく、保温材として
の機能と吸音・吸振材としての機能も発揮する。
【0025】上記コーティング層70を形成する方法の
一例は、発泡成形により所定のケーシング形状に成形さ
れた発泡体の内面にエポキシ樹脂塗装を施すことにより
表面を硬質化し、ゴム塗装の場合には常温硬化性液体ゴ
ム塗装を施したのち放置して表面を弾性化させる。ある
いは、上記発泡体を所定のケーシング形状に成形する段
階において、塩化ビニールのように流動性能に優れた樹
脂を発泡体の外周面に流入しやすいように発泡樹脂原料
注入ゲートを作り、成形発泡時の熱により、両材料を完
全融合させ、2層化させることにより、発泡体の表面に
コーティング層70を形成させる。
【0026】本発明者らの研究によると、発泡スチロー
ル等の独立発泡多孔体をスクロールケーシングに用いた
場合、発泡体の組成や強度によっては、スクロール部な
どの気流境界面において発泡体の一部が飛散したり、耐
薬品性や耐熱性において実用上問題を生じる場合がある
ことが判明した。これに対し本実施例のようなコーティ
ング層70を備えたスクロールケーシング30は、発泡
体のもつ優れた物性を損なうことなく気流境界面の改質
がなされるため、軽量かつ安価に製造することができ、
しかもケーシング30とファン31による発生流体音や
ファン31とモータ32による回転振動および部材共鳴
についても大幅に低減できる。
【0027】また、経年変化によるコーティング層70
の剥離がなく、耐薬品性や耐熱性も向上するものであ
る。しかも発泡体からなるスクロールボディ51の外側
が鋼製の外板50によって囲まれるため、上述のコーテ
ィング層70の採用とあいまって優れた遮音効果を発揮
できる。
【0028】上記スクロールケーシング30は、横架材
37によってアウタケーシング11に支持されている。
スクロールケーシング30の上部は、ボルトあるいはリ
ベット等の固定用部品71によってアウタケーシング1
1の天板16に固定されている。
【0029】図2に示されるように、ファンユニット1
2の下面側に仕切り部材75が設けられている。仕切り
部材75はアウタケーシング11を横断するように水平
方向に延びており、この仕切り部材75によって、アウ
タケーシング11の内部が図示左側の第1のチャンバ7
6と図示右側の第2のチャンバ77とに仕切られてい
る。仕切り部材75は、固定用部品78によって基台3
3に固定されている。
【0030】アウタケーシング11の左右一対の側板1
5の内面側にそれぞれ整流部材80が取付けられてい
る。整流部材80は、吐出口61,62から吐出される
気流の方向を反転させて吹出し口18の方向に導くよう
に配置してある。この整流部材80は、吹出し口18側
の部位に所定範囲にわたって多数の透孔を設けたパンチ
ングメタル状の多孔部81と、側板15側に位置する無
孔部82とからなる。図2に示されるように、アウタケ
ーシング11の側板15と天板16との連接部分83は
曲面状に形成され、吐出口61,62から吐出された気
流を整流部材80に向って円滑に案内できるようにして
いる。
【0031】吸込インレット部材34の断面は上に凸の
湾曲した形状をなしており、その外周縁近傍がボルトあ
るいはリベット等の固定用部品85によってファンユニ
ット12の上面板45に固定されている。吸込インレッ
ト部材34の内周部86は、ターボファン31に向って
下方に延びている。
【0032】次に上記構成の送風装置10の作用につい
て説明する。モータ32によってターボファン31が回
転すると、ブレード40の回転によって吸込インレット
部材34から吸い込まれた空気がファン31を通って遠
心力により導風路55と圧力回復室56,57を通り、
吐出口61,62から第1のチャンバ76と第2のチャ
ンバ77に吹き出す。
【0033】チャンバ76,77内に吹き出した空気は
整流部材80によって吹出し口18の方向に向きを変え
るが、チャンバ76,77は互いに仕切り部材75によ
って仕切られているため、チャンバ76,77内に吹き
出した空気流は互いにぶつかり合うことなく吹出し口1
8から下流側機器19に向かって吐き出される。このた
めチャンバ76,77の流路内での渦音も減少し、低騒
音に寄与できる。
【0034】従来装置のようにシロッコファンを使用す
る場合には、吐出口を複数設けると風量と静圧が極端に
低下してしまうが、本実施例のようなターボファン31
を用いた場合には複数の吐出口61,62を設けても風
量と静圧の低下はほとんど生じない。従って本実施例の
2方向吐出形ファンユニット12は、アウタケーシング
11の中央部に配置することができ、送風装置10全体
としての重量バランスがとれ、下流側機器19に対する
気流分布も良好である。
【0035】上記実施例の送風装置10は、下流側機器
19に対する気流分布のばらつきが20%以内(従来装
置は40%)に低減し、効率も従来装置に比べて20%
向上した。ここでいう効率とは、送風装置の静圧効率を
意味し、入力電力に対して風量と静圧がどの位出たかを
エネルギー換算した値である。気流分布のばらつきと
は、吹出し口18を多数のますに区切ったときの個々の
ますごとの風速のばらつきをいう。
【0036】本実施例の送風装置10の発生騒音を測る
ために吹出し口18から1m離れた位置に騒音計を設け
て騒音を計測したところ、従来装置に比較して騒音が5
ないし10デシベル低下することが確認され、低騒音化
を図る上で大きな効果が認められた。
【0037】なお本発明は、図5に示した4方向吐出形
のスクロールケーシング90のように、前記実施例と同
様の第1,第2の吐出口61,62以外に、第3と第4
の吐出口91,92を設けたものにも適用することがで
きる。この4方向吐出形のスクロールケーシング90の
場合、ケーシング90の幅方向に沿う中心軸nに対して
第3の吐出口91と第4の吐出口92の吐出方向中心線
Nがなす出口方向角ψと、ファン外径Dに対するスクロ
ールケーシング90の幅方向の寸法L3 が下記のように
設定されている。
【0038】すなわち、第3の吐出口91と第4の吐出
口92の出口方向角ψを、それぞれ35°≦γ≦38°
の範囲とし、第1および第2の吐出口61,62の出口
方向角γは前記実施例と同様に14°≦γ≦17°とす
る。長手方向の寸法L1 は、2.1D≦L1 ≦ 2.2Dと
し、幅方向の寸法L3 は、 1.7D≦L3 ≦ 1.8Dの範囲
とする。このスクロールケーシング90も、独立気泡の
合成樹脂発泡体からなるスクロールボディ95の内部
に、導風路55と、圧力回復室56,57,97,98
を形成したものであり、これら導風路55と圧力回復室
56,57,97,98の内面のうち少なくとも気流と
接する面に、前記実施例と同様のコーティング層70を
施すことにより、発泡体の飛散防止と耐薬品性および耐
熱性の向上が図られている。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、小形で低騒音かつ気流
分布が均一に近く、しかも安定した性能を発揮できる高
効率の送風装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す送風装置を一部断面で
示す平面図。
【図2】図1に示された送風装置の縦断面図。
【図3】図1に示された送風装置の一部を切り欠いて示
す斜視図。
【図4】図1に示された送風装置のスクロールケーシン
グを示す概略図。
【図5】スクロールケーシングの変形例を示す概略図。
【図6】従来の送風装置の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
10…送風装置、11…アウタケーシング、12…ファ
ンユニット、18…吹出し口、19…下流側機器、30
…スクロールケーシング、31…ターボファン、32…
モータ、40…ブレード、41…ファン回転軸、50…
外板、51…スクロールボディ、52…スクロール部、
61…第1の吐出口、62…第2の吐出口、70…コー
ティング層、75…仕切り部材、76…第1のチャン
バ、77…第2のチャンバ、80…整流部材、90…ス
クロールケーシング、91…第3の吐出口、92…第4
の吐出口、95…スクロールボディ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にチャンバを有するアウタケーシング
    と、このアウタケーシングに内蔵されて上記チャンバに
    風を送り込むファンユニットを備えた送風装置であっ
    て、 上記ファンユニットは、後退翼をもつターボファンとこ
    のターボファンを収容するスクロールケーシングと上記
    ターボファンを回転させるモータとを備えて構成され、
    かつ上記スクロールケーシングは吸音材からなるスクロ
    ールボディとこのスクロールボディの外側を覆う外板と
    を有し、上記スクロールボディに、上記ターボファンが
    収容されるスクロール部と、上記ターボファンの回転軸
    を中心として互いに180°点対称位置に第1の吐出口
    および第2の吐出口を設けたことを特徴とする送風装
    置。
  2. 【請求項2】上記スクロールケーシングの長手方向に沿
    う中心軸に対する上記第1の吐出口と第2の吐出口の出
    口方向角(γ)がそれぞれ14°〜17°の範囲にある
    請求項1記載の送風装置。
  3. 【請求項3】上記スクロールケーシングの長手方向に沿
    う中心軸に対する上記第1および第2の吐出口内部のカ
    ットオフ部の切り落とし角(β)が24°〜27°の範
    囲にある請求項1記載の送風装置。
  4. 【請求項4】上記スクロールケーシングに、上記ターボ
    ファンの回転軸を中心として互いに180°点対称位置
    に第3の吐出口と第4の吐出口が設けられている請求項
    1記載の送風装置。
  5. 【請求項5】上記スクロールボディを構成する吸音材は
    独立気泡の樹脂発泡体からなり、かつスクロール部内の
    気流と接する面に合成樹脂またはゴム状弾性材料による
    コーティング層が施されている請求項1記載の送風装
    置。
  6. 【請求項6】上記アウタケーシングの中央部に上記ファ
    ンユニットが配置されかつ上記アウタケーシングにはそ
    の内部を第1のチャンバと第2のチャンバとに区画する
    仕切り部材が設けられており、上記第1のチャンバに上
    記第1の吐出口を開口させかつ第2のチャンバに上記第
    2の吐出口を開口させた請求項1記載の送風装置。
  7. 【請求項7】上記アウタケーシングには上記第1の吐出
    口から第1のチャンバ内に吐き出された空気と第2の吐
    出口から第2のチャンバ内に吐き出された空気をそれぞ
    れ上記アウタケーシングの吹出し口の方向に導く整流部
    材を設け、この整流部材は、上記吹出し口側に位置する
    部位に多数の透孔を開設した多孔部を有している請求項
    6記載の送風装置。
  8. 【請求項8】上記ターボファンの後退翼のブレード断面
    がエアロフォイル形状をなしている請求項1記載の送風
    装置。
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Cited By (13)

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