JP6528112B2 - 遠心送風機 - Google Patents

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Description

本発明は、ダクトファンなどの換気送風機器、空気調和機などに使用される遠心送風機の構造に関するものである。
遠心送風機において、ケーシングの吐出口近傍での気流の乱れから発生する圧力損失や騒音を抑えるために、スクロールの吐出口近傍の反舌部側にテーパー状の壁面を設けて、吐出口近傍での風速を均一化させたものが知られている。
以下、その従来例について図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、遠心送風機101は、ケーシング102とケーシング102に内蔵された羽根車103とで構成される。ケーシング102は、吸込口104を備えた吸込側板105と、渦巻状のスクロール106と、モータ107を固定したモータ固定側板108で構成されている。ケーシング102は、舌部109から羽根車103の回転方向110に向って流路断面積(羽根車103の外周側とスクロール106の内側と側板で囲まれた領域における径方向断面積)を徐々に拡大するように、渦巻形状をしている。
羽根車103はモータ107に固定されており、モータ107の駆動により羽根車103が回転すると吸込み気流111が吸込口104より羽根車103を介してケーシング102内に流入する。羽根車103から吹き出した空気は、渦巻形状のケーシング102内で昇圧され、動圧から静圧へと変換されて吐出口112から吐出気流113となって流出される。吐出口112の舌部109と反対側には、テーパー状の壁面114が形成されている。テーパー状の壁面114により、ケーシング102をモータ107の回転軸115に垂直な平面で切った断面積が、側板(吸込側板105、モータ固定側板108)に向って徐々に縮小する構成となっている。
一般的に遠心送風機101において、ケーシング102内の気流の速度は側板(吸込側板105、モータ固定側板108)近傍が遅いとされている。その気流の速度差が、吐出口112近傍での風向を不安定にし、乱流を発生させている。本構造では、気流の速度が遅い側板(吸込側板105、モータ固定側板108)部分のケーシング102の断面積をテーパー状の壁面114によって小さくすることで、単位面積あたりの通過風量を多くすることができる。すなわち気流の速度が遅い部分の速度を上げることができる。このように側板(吸込側板105、モータ固定側板108)近傍の気流の風速を上げることにより吐出口112近傍での風速をある程度は均一化し、気流の乱れをある程度は抑えている。
特許第5303877号公報
このような従来の遠心送風機101では、吐出口112近傍での気流の乱れによる静圧の低下、消費電力の増加、乱流騒音が発生を抑制できることとなる。ただし、吸込側板105近傍の気流の速度とモータ固定側板108近傍の気流の速度が異なるため、特に気流の速度が遅い側板部分では、テーパー状の壁面114の形状によっては、思ったような気流の速度アップが望めず、吐出口112近傍で風速の均一化が十分に行えないといった課題がある。
本発明は、側板(吸込側板、モータ固定側板)での気流の速度に合わせテーパー状の壁面の形状を工夫することにより、吐出口近傍での気流の乱れをさらに抑制できる遠心送風機を提供することを目的とする。
本発明の遠心送風機は、上記目的を達成するために、ケーシングと、前記ケーシング内に設けた羽根車とを備え、前記ケーシングは、吐出口と、舌部と、渦巻状のスクロールと、吸込口を有した吸込側板と、モータを固定したモータ固定側板とからなる遠心送風機において、前記吐出口近傍の反舌部側において、前記スクロールと前記吸込側板と前記吐出口の開口面とに囲まれた第1の三角壁面と、前記吐出口近傍の反舌部側において、前記スクロールと前記モータ固定側板と前記吐出口の開口面とに囲まれた第2の三角壁面とを備え、前記第1の三角壁面は前記吸込側板側に向かって前記舌部側へ下がっており、前記第2の三角壁面は前記モータ固定側板に向かって前記舌部側へ下がっており、前記第1の三角壁面は前記ケーシング内における、前記ケーシングを前記モータの回転軸に垂直な平面で切った断面積を前記吸込側板に近づくにつれて縮小させ、前記第2の三角壁面は前記ケーシング内における、前記ケーシングを前記モータの回転軸に垂直な平面で切った断面積を前記モータ固定側板に近づくにつれて縮小させ、前記モータを駆動したときの前記ケーシング内の風速が前記モータ固定側板側よりも前記吸込側板側の方が遅い場合は、前記第1の三角壁面は前記第2の三角壁面よりも前記吐出口から前記羽根車の方向のベクトル成分が長く形成され、前記第2の三角壁面は前記羽根車における前記モータ固定側板側の端部をこえて前記モータ固定側板にまで至って設けられた片吸込み型の遠心送風機としたものである。
本発明によれば、ケーシングと、前記ケーシング内に設けた羽根車とを備え、前記ケーシングは、吐出口と、舌部と、渦巻状のスクロールと、吸込口を有した吸込側板と、モータを固定したモータ固定側板とからなる遠心送風機において、前記吐出口近傍の反舌部側において、前記スクロールと前記吸込側板と前記吐出口の開口面とに囲まれた第1の三角壁面と、前記吐出口近傍の反舌部側において、前記スクロールと前記モータ固定側板と前記吐出口の開口面とに囲まれた第2の三角壁面とを備え、前記第1の三角壁面は前記吸込側板側に向かって前記舌部側へ下がっており、前記第2の三角壁面は前記モータ固定側板に向かって前記舌部側へ下がっており、前記第1の三角壁面は前記ケーシング内における、前記ケーシングを前記モータの回転軸に垂直な平面で切った断面積を前記吸込側板に近づくにつれて縮小させ、前記第2の三角壁面は前記ケーシング内における、前記ケーシングを前記モータの回転軸に垂直な平面で切った断面積を前記モータ固定側板に近づくにつれて縮小させ、前記モータを駆動したときの前記ケーシング内の風速が前記モータ固定側板側よりも前記吸込側板側の方が遅い場合は、前記第1の三角壁面は前記第2の三角壁面よりも前記吐出口から前記羽根車の方向のベクトル成分が長く形成され、前記第2の三角壁面は前記羽根車における前記モータ固定側板側の端部をこえて前記モータ固定側板にまで至って設けられた片吸込み型の遠心送風機としたことにより、ケーシング内で気流が流れる領域において、ケーシングをモータの回転軸に垂直な平面で切った断面積が、側板(吸込側板、モータ固定側板)に向って徐々に縮小する形状となっている。一般的に遠心送風機において、ケーシング内の気流の速度は側板近傍が遅いとされている。その気流の速度が遅い側板部分において、ケーシングの断面積をより小さくすることで、単位面積あたりの通過風量を多くできる。すなわち気流の速度が遅い部分の速度を上げることができる。これにより吐出口近傍での風速を均一化し、気流の乱れを抑えることができる遠心送風機を提供することができる。
本発明の実施の形態1の遠心送風機の斜視図 本発明の実施の形態2の遠心送風機の斜視図 本発明の実施の形態3の両吸込み型遠心送風機の内部を示す天面図 本発明の実施の形態4の片吸込み型遠心送風機の内部を示す天面図 従来の遠心送風機の斜視図
本発明に係る遠心送風機は、ケーシングと、前記ケーシング内に設けた羽根車とを備え、前記ケーシングは、吐出口と、舌部と、渦巻状のスクロールと、吸込口を有した吸込側板と、モータを固定したモータ固定側板とからなる遠心送風機において、前記吐出口近傍の反舌部側において、前記スクロールと前記吸込側板と前記吐出口の開口面とに囲まれた第1の三角壁面と、前記吐出口近傍の反舌部側において、前記スクロールと前記モータ固定側板と前記吐出口の開口面とに囲まれた第2の三角壁面とを備え、前記第1の三角壁面は前記吸込側板側に向かって前記舌部側へ下がっており、前記第2の三角壁面は前記モータ固定側板に向かって前記舌部側へ下がっており、前記第1の三角壁面は前記ケーシング内における、前記ケーシングを前記モータの回転軸に垂直な平面で切った断面積を前記吸込側板に近づくにつれて縮小させ、前記第2の三角壁面は前記ケーシング内における、前記ケーシングを前記モータの回転軸に垂直な平面で切った断面積を前記モータ固定側板に近づくにつれて縮小させ、前記モータを駆動したときの前記ケーシング内の風速が前記モータ固定側板側よりも前記吸込側板側の方が遅い場合は、前記第1の三角壁面は前記第2の三角壁面よりも前記吐出口から前記羽根車の方向のベクトル成分が長く形成され、前記第2の三角壁面は前記羽根車における前記モータ固定側板側の端部をこえて前記モータ固定側板にまで至って設けられた片吸込み型の遠心送風機としたものであり、ケーシング内で気流が流れる領域において、ケーシングをモータの回転軸に垂直な平面で切った断面積が、側板(吸込側板、モータ固定側板)に向って徐々に縮小する形状となっている。一般的に遠心送風機において、ケーシング内の気流の速度は側板近傍が遅いとされている。その気流の速度が遅い側板部分において、ケーシングの断面積を小さくすることで、単位面積あたりの通過風量を多くできる。すなわち気流の速度が遅い部分の速度を上げることができる。これにより吐出口近傍での風速を均一化し、気流の乱れを抑えることができる。
また、吸込側板近傍とモータ固定側板近傍では気流の速度に違いがあるため、気流の速度が遅い方の側板の三角壁面をよりケーシング内部まで配置することにより、ケーシングの断面積を小さくし、より速度を上げることができる。これにより吐出口での気流の速度差を緩和し、気流の乱れを抑制することができる。
また、第1の三角壁面と第2の三角壁面により吐出口の形状を多角形とすることで円形断面の丸アダプターと吐出口を連続的に接続してもよい。
この構成によれば、吐出気流の急拡大や衝突による気流の乱れをさらに抑えることができる。
また、第1の三角壁面および第2の三角壁面をスクロールとは別部品で形成し、吐出口近傍の反舌部側に配置してもよい。
この構成によれば、スクロールの形状を簡単にでき、また三角壁面を形状自在に立体的に形成できる。さらに丸アダプターとの接触面を大きく確保できるので、丸アダプターを容易に固定することができ、吐出口と丸アダプターとの隙間からの風漏れを防止できる。
また、遠心送風機が両吸込み型遠心送風機の場合は、第2の三角壁面は第1の三角壁面よりも吐出口から羽根車の方向のベクトル成分を長く形成してもよい。
両吸込み型遠心送風機では、吸込口にモータが配置されている分、吸込側板に対してモータ固定側板の方が気流の流入が少なく、気流の速度が遅い。すなわち第2の三角壁面の方が気流の速度が遅い。第2の三角壁面をよりケーシング内部まで配置することで、より吐出口での気流の速度差を緩和し、気流の乱れを抑制することができる。
また、遠心送風機が片吸込み型遠心送風機の場合は、第1の三角壁面は第2の三角壁面よりも吐出口から羽根車の方向のベクトル成分を長く形成してもよい。
片吸込み型遠心送風機では、吸込口から流入した気体は、羽根車の主板に到達し方向を変えて流出される。よって羽根車の主板部分、すなわちモータ固定側板近傍の気流の速度が速く、吸込側板近傍の気流の速度が遅い。言い換えれば第1の三角壁面の方が気流の速度が遅い。第1の三角壁面をよりケーシング内部まで配置することで、より吐出口での気流の速度差を緩和し、気流の乱れを抑制することができる。
また、前記第1の三角壁面、前記第2の三角壁面、および取付平面からなる吐出口整流部品を有し、前記取付平面に丸アダプターを固定してもよい。
この構成によれば、吐出気流の急拡大や衝突による気流の乱れをさらに抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施の形態の遠心送風機1は、ケーシング2と、ケーシング2に内蔵された羽根車3とで構成される。
ケーシング2は、吸込口4を備えた吸込側板5と、渦巻状のスクロール6と、モータ7を固定したモータ固定側板8で構成されている。ケーシング2は、舌部9から羽根車3の回転方向10に向って流路断面積を徐々に拡大するよう渦巻形状をしている。
羽根車3は、モータ7の回転軸11に固定されている。モータ7の駆動により羽根車3が回転すると吸込み気流12が吸込口4より羽根車3を介してケーシング2内に流入し、渦巻形状のケーシング2内で昇圧され、動圧から静圧へと変換されて吐出口13から吐出気流14となって流出される。
吐出口13には、矩形の吐出口13と丸ダクト(不図示)を連続的に接続する円形断面の丸アダプター19が備えられている。
吐出口13の舌部9と反対側(反舌部30側)には、スクロール6と吸込側板5と吐出口13の開口面とに囲まれ、スクロール6と吸込側板5と吐出口13の開口面とにて3辺を構成した第1の三角壁面15を有している。本実施形態では、第1の三角壁面15の1辺はスクロール6に接し、もう1辺は吸込側板5に接し、別のもう1辺は吐出口13の開口面に接している。
吐出口13の舌部9と反対側(反舌部30側)には、スクロール6とモータ固定側板8と吐出口13の開口面とに囲まれ、スクロール6とモータ固定側板8と吐出口13の開口面とにて3辺を構成した第2の三角壁面16を有している。本実施形態では、第2の三角壁面16の1辺はスクロール6に接し、もう1辺はモータ固定側板8に接し、別のもう1辺は吐出口13の開口面に接している。
なお、第1の三角壁面15および第2の三角壁面16は三角形状であるが、角が丸い略三角形状も含むものである。
第1の三角壁面15は吸込側板5側に向かって舌部9側へ下がっており、第2の三角壁面16はモータ固定側板8に向かって舌部9側へ下がっている。すなわち、ケーシング2内で気流が流れる領域において、ケーシング2をモータ7の回転軸11に垂直な平面17で切った断面積18が、側板(吸込側板5またはモータ固定側板8)に向って徐々に縮小する形状となっている。
図1は、モータ7を駆動したときのケーシング2内の風速がモータ固定側板8側よりも吸込側板5側の方が遅い場合を示しており、この場合は、第1の三角壁面15は第2の三角壁面16よりも吐出口13から羽根車3の方向のベクトル成分(寸法B)が長く形成される。
一方、図1とは異なり、モータ7を駆動したときのケーシング2内の風速が吸込側板5側よりもモータ固定側板8側の方が遅い場合は、第2の三角壁面16は第1の三角壁面15よりも吐出口13から羽根車3の方向のベクトル成分(寸法B)が長く形成される。
上記構成による作用・効果について説明する。
一般的に遠心送風機1において、ケーシング2内の気流の速度は側板(吸込側板5、モータ固定側板8)近傍が遅いとされている。その気流の速度差が、吐出口13近傍での風向を不安定にし、乱流を発生させている。
本実施形態では、第1の三角壁面15および第2の三角壁面16によって、気流が流れる領域におけるケーシング2の断面積18が、側板(吸込側板5、モータ固定側板8)側に向って縮小することで、側板(吸込側板5、モータ固定側板8)近傍での単位面積あたりの通過風量を多くすることができる。すなわち、第1の三角壁面15および第2の三角壁面16によって、気流の速度が遅い側板(吸込側板5、モータ固定側板8)側の気流の速度が上がることとなる。
吸込側板5近傍とモータ固定側板8近傍では気流の速度に違いがあるため、気流の速度が遅い方の側板(吸込側板5またはモータ固定側板8)側にある三角壁面(第1の三角壁面15または第2の三角壁面16)をよりケーシング2内部まで配置することにより、速度が遅い方のケーシング2の断面積18をより小さくし、気流の速度を上げることができる。これにより吐出口13近傍での気流の速度差を緩和し、風速を均一化し、気流の乱れを抑えることができる。
また、第1の三角壁面15と第2の三角壁面16により吐出口13の形状を多角形とすることができ、吐出口13を丸アダプター19の湾曲に近似的に沿う形状とできる。それにより円形断面の丸アダプター19と矩形の吐出口13を連続的に接続することができ、吐出気流14の急拡大や衝突による気流の乱れを抑えることができる。
なお、三角壁面(第1の三角壁面15、第2の三角壁面16)はスクロール6の反舌部30側の吐出口13近傍を、羽根車3の回転軸11に対し斜めの曲げ線を形成して羽根車3寄りに曲げて形成しても良いが、本願発明では、スクロール6を折り曲げて形成された三角壁面はスクロール6の一部として扱わない。従って、スクロール6を折り曲げて三角壁面を形成した場合であっても、三角壁面の三角形状はスクロール6と吐出口13の開口面と吸込側板5またはモータ固定側板8とにて囲まれ、3辺を構成したものとなるのである。
このように本発明の実施の形態1の遠心送風機によれば、吐出口近傍でのさらなる気流の乱れの抑制を行うことで、気流の乱れによる静圧の低下、消費電力の増加、および乱流騒音の発生を抑制した遠心送風機を提供できることとなる。
(実施の形態2)
図2を用いて、本発明の第2の実施の形態の遠心送風機について説明する。第1の実施の形態と同じ構成については、同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
図2に示す遠心送風機1では、吐出口13にスクロール6とは別部品とした吐出口整流部品20を設け、吐出口整流部品20に第1の三角壁面15と第2の三角壁面16を形成している。
吐出口整流部品20は吐出口13に接続され、第1の三角壁面15と第2の三角壁面16は、吐出口整流部品20を吐出口13の開口面から羽根車3側に向って傾斜して折り曲げて形成されている。
吐出口整流部品20には、丸アダプター19を固定する取付平面28と取付穴21が形成されている。丸アダプター19は取付平面28と取付穴21を使用して吐出口整流部品20と連結されている。
上記構成による作用・効果について説明する。
曲線加工が必要なスクロール6の一部を斜めに曲げて第1の三角壁面15と第2の三角壁面16を形成する場合、曲線加工をした後で第1の三角壁面15と第2の三角壁面16を曲げる特殊金型が必要となり、金型費、加工工数が増えることとなる。
スクロール6とは別部品とした吐出口整流部品20を設けることで、スクロール6の形状を簡単にできる。
また、吐出口整流部品20に第1の三角壁面15と第2の三角壁面16を形成することで三角壁面の加工を容易とし、形状や寸法を自在に形成できる。
さらに、取付平面28により丸アダプター19との接触面を大きく確保できるので、丸アダプター19を容易に固定することができるとともに、吐出口13とアダプター19との隙間からの風漏れを防止できる。さらに取付平面28には、吐出口13と吐出口整流部品20の密着性も増すことができるので、ケーシング2内から第1の三角壁面15と第2の三角壁面16の端部隙間を通り、三角壁面とスクロール6に流入した気流が吐出口13から外部に漏れるのを防止できるといった作用も有する。
なお、図2では、第1の三角壁面15および第2の三角壁面16を一体とした部品として形成しているが、第1の三角壁面15および第2の三角壁面16を別々に形成して別物品とした場合であってもよい。
このように本発明の実施の形態2の遠心送風機によれば、スクロールの生産性を向上させながら、吐出口近傍での風漏れによる静圧の低下、騒音の発生を抑制した遠心送風機を提供できる。
(実施の形態3)
図3を用いて、本発明の第3の実施の形態の遠心送風機について説明する。第1の実施の形態と同じ構成については、同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
図3には、遠心送風機1を両吸込み型遠心送風機22にした場合の内部の天面図を示す。両吸込み型遠心送風機22の場合、モータ固定側板8にもモータ側吸込口23が形成され、吸込み気流12は吸込口4とモータ側吸込口23の2箇所からケーシング2内に流入する。そして第2の三角壁面16は第1の三角壁面15よりも吐出口13から羽根車3の方向のベクトル成分(寸法B)が長く形成されている。
上記構成による作用・効果について説明する。
両吸込み型遠心送風機22の場合、モータ固定側板8側のモータ側吸込口23にモータ7が配置されている分、吸込側板5の吸込口4に対してモータ固定側板8のモータ側吸込口23の方が気流の流入が少ない。その分、吐出口13部分の気流の速度の差が大きく、羽根車主板24部分の羽根車主板気流25が一番速く、次に吸込側板5部分の吸込側板気流26が速く、モータ固定側板8部分のモータ固定側板気流27が一番遅い。すなわち第2の三角壁面16部分の気流の速度が一番遅い。
そこで第2の三角壁面16をよりケーシング2内部まで配置する(寸法Bを長くとる)ことで、モータ固定側板8部分のモータ固定側板気流27を増速させ、より吐出口13での気流の速度差を緩和し、気流の乱れを抑制できることとなる。
このように本発明の実施の形態3の遠心送風機によれば、両吸込み型遠心送風機において、吐出口近傍でのさらなる気流の乱れの抑制を行うことで、気流の乱れによる静圧の低下、消費電力の増加、および乱流騒音の発生を抑制した遠心送風機を提供できることとなる。
(実施の形態4)
図4を用いて、本発明の第4の実施の形態の遠心送風機について説明する。第1の実施の形態と同じ構成については、同一の番号を付し、詳細な説明を省略する。
図4には、遠心送風機1を片吸込み型遠心送風機29にした場合の内部の天面図を示す。第1の三角壁面15は第2の三角壁面16よりも吐出口13から羽根車3の方向のベクトル成分(寸法B)が長く形成されている。
上記構成による作用・効果について説明する。
一般的に片吸込み型遠心送風機29の場合、吸込口4から流入した気体は、羽根車主板24側に多く流れ、羽根車3は、羽根車主板24側から多くの気体を吹き出す。
片吸込み型遠心送風機29では、羽根車主板24とモータ固定側板8が近接しているため、羽根車主板24部分の羽根車主板気流25とモータ固定側板8部分のモータ固定側板気流27はほぼ等しい気流の速度となる。
吐出口13部分の気流の速度は、羽根車主板24部分の羽根車主板気流25が速く、吸込側板5部分の吸込側板気流26が遅い。すなわち第1の三角壁面15部分の気流の速度が一番遅い。
そこで第1の三角壁面15をよりケーシング2内部まで配置する(寸法Bを長くとる)ことで、吸込側板5部分の吸込側板気流26を増速させ、より吐出口13での気流の速度差を緩和し、気流の乱れを抑制できることとなる。
このように本発明の実施の形態4の遠心送風機によれば、片吸込み型遠心送風機において、吐出口近傍でのさらなる気流の乱れの抑制を行うことで、気流の乱れによる静圧の低下、消費電力の増加、および乱流騒音の発生を抑制した遠心送風機を提供できることとなる。
遠心送風機は、換気送風機器などの空気搬送目的以外に、機体吹出口からの送風を用いて設備機器の冷却ができる設備機器の送風の用途などにも適用できる。
1 遠心送風機
2 ケーシング
3 羽根車
4 吸込口
5 吸込側板
6 スクロール
7 モータ
8 モータ固定側板
9 舌部
10 回転方向
11 回転軸
12 吸込み気流
13 吐出口
14 吐出気流
15 第1の三角壁面
16 第2の三角壁面
17 平面
18 断面積
19 丸アダプター
20 吐出口整流部品
21 取付穴
22 両吸込み型遠心送風機
23 モータ側吸込口
24 羽根車主板
25 羽根車主板気流
26 吸込側板気流
27 モータ固定側板気流
28 取付平面
29 片吸込み型遠心送風機
30 反舌部

Claims (3)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシング内に設けた羽根車とを備え、
    前記ケーシングは、吐出口と、舌部と、渦巻状のスクロールと、吸込口を有した吸込側板と、モータを固定したモータ固定側板とからなる遠心送風機において、
    前記吐出口近傍の反舌部側において、前記スクロールと前記吸込側板と前記吐出口の開口面とに囲まれた第1の三角壁面と、
    前記吐出口近傍の反舌部側において、前記スクロールと前記モータ固定側板と前記吐出口の開口面とに囲まれた第2の三角壁面とを備え、
    前記第1の三角壁面は前記吸込側板側に向かって前記舌部側へ下がっており、
    前記第2の三角壁面は前記モータ固定側板に向かって前記舌部側へ下がっており、
    前記第1の三角壁面は前記ケーシング内における、前記ケーシングを前記モータの回転軸に垂直な平面で切った断面積を前記吸込側板に近づくにつれて縮小させ、
    前記第2の三角壁面は前記ケーシング内における、前記ケーシングを前記モータの回転軸に垂直な平面で切った断面積を前記モータ固定側板に近づくにつれて縮小させ、
    前記モータを駆動したときの前記ケーシング内の風速が前記モータ固定側板側よりも前記吸込側板側の方が遅い場合は、前記第1の三角壁面は前記第2の三角壁面よりも前記吐出口から前記羽根車の方向のベクトル成分が長く形成され、
    前記第2の三角壁面は前記羽根車における前記モータ固定側板側の端部をこえて前記モータ固定側板にまで至って設けられた片吸込み型の遠心送風機。
  2. 前記第1の三角壁面および前記第2の三角壁面を前記スクロールとは別部品で形成し、前記吐出口近傍の反舌部側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の遠心送風機。
  3. 前記第1の三角壁面、前記第2の三角壁面、および取付平面からなる吐出口整流部品を有し、
    前記取付平面に丸アダプターを固定することを特徴とする請求項2に記載の遠心送風機。
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