JP2008166353A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面保護膜や層間膜などの配線被覆膜の剥がれやひび割れの進行を防止することができる半導体装置を提供すること。
【解決手段】この半導体装置は、半導体チップ1と、半導体チップ1上に積層された保護膜2と、保護膜2上に突出する凸型端子3と、凸型端子3に接着される半田ボール4とを備えている。半導体チップ1の基体をなす半導体基板7上には、第1配線層8、第1層間膜9、第2配線層10、第2層間膜11、第3配線層12および最上層配線被覆膜15が半導体基板7側からこの順に積層されている。そして、半導体基板7の周縁から所定幅だけ内側の位置においては、最上層配線被覆膜15の表面から第2層間膜11および第1層間膜9を貫通して半導体基板7の表層部に達する溝18が半導体基板7の素子形成領域Bを取り囲んで形成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、半導体装置、詳しくは、WL−CSP(ウエハレベルチップサイズパッケージ:Wafer Level-Chip Size Package)技術が適用された半導体装置に関する。
最近、半導体装置の高機能化・多機能化に伴って、WL−CSP(ウエハレベルチップサイズパッケージ:Wafer Level-Chip Size Package 以下、「WL−CSP」と表記する。)技術の実用化が進んでいる。WL−CSP技術では、ウエハ状態でパッケージング工程が完了され、ダイシングによって切り出された個々のチップサイズがパッケージサイズとなる。
図9は、WL−CSP技術が適用された従来の半導体装置の構成を示す図解的な断面図であって、半導体装置を実装基板に実装した状態を示す図である。
この半導体装置は、表面保護膜81により表面が覆われた半導体チップ80を備えている。表面保護膜81には、半導体チップ80の内部配線の一部を電極パッド82として露出させるためのパッド開口83が形成されている。
表面保護膜81の上には、応力緩和層84が積層されている。応力緩和層84には、電極パッド82を露出させるための貫通孔85が形成されている。
一方、表面保護膜81の下方には、半導体チップ80の基体をなす半導体基板86側から順に、第1配線層87、第1層間膜88、第2配線層89および第2層間膜90が積層されている。第1配線層87と第2配線層89とは、第1層間膜88に形成されたビアホール91を介して電気的に接続されている。そして、第2層間膜90に形成されたビアホール92を介して、第2配線層89と電極パッド82とが電気的に接続されている。これにより、この半導体装置は、多層配線構造を有している。
電極パッド82の表面、貫通孔85の内面および応力緩和層84の表面における貫通孔85の周縁には、これらを覆うようにバンプ下地層93が形成されている。そして、外部との電気接続のための半田ボール94が、バンプ下地層93の表面上に設けられ、そのバンプ下地層93を介して電極パッド82と電気的に接続されている。
この半導体装置は、半田ボール94が実装基板95上のパッド96に接続され、その後、応力緩和層84の表面と実装基板95の表面との間にアンダーフィル剤(たとえば、エポキシ樹脂)が注入されてアンダーフィル層97が形成されることによって、実装基板95への実装(実装基板に対する電気的および機械的な接続)が達成される。
特開平8−340002号公報
ところが、半導体装置の実装基板95への実装後、アンダーフィル層97の熱膨張/熱収縮に起因する応力が半導体装置に生じると、この応力によって、表面保護膜81、第1層間膜88および/または第2層間膜90とその下層との間でひび割れ(表面保護膜81、第1層間膜88および/または第2層間膜90の剥がれ)が発生する。このようなひび割れが半導体基板86の素子形成領域上まで進行すると、その素子形成領域に形成されている機能素子の動作不良を生じるおそれがある。
そこで、この発明の目的は、表面保護膜や層間膜などの配線被覆膜の剥がれやひび割れの進行を防止することができる半導体装置を提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、固体表面に対向配置され、前記固体表面との間にアンダーフィル剤が注入されることにより、前記固体表面に実装される半導体装置であって、半導体基板と、前記半導体基板上に形成される配線と、前記配線を被覆する配線被覆膜と、前記配線被覆膜上に形成される保護膜と、前記配線被覆膜および前記保護膜を貫通して形成された開口部から露出する前記配線の一部からなる内部パッドと、前記内部パッド上に形成され、外部との電気接続のための外部接続端子とを含み、前記保護膜の表面から前記半導体基板に達する溝が前記半導体基板の素子形成領域を取り囲んで形成されていることを特徴とする、半導体装置である。
この構成によれば、この半導体装置は、固体表面に対向配置され、固体表面との間にアンダーフィル剤(たとえば、エポキシ樹脂)が注入されることにより、固体表面への実装が達成される。また、この半導体装置には、保護膜の表面から半導体基板に達する溝が半導体基板の素子形成領域を取り囲んで形成されている。半導体装置に溝が形成されているため、半導体装置の実装状態においてアンダーフィル剤が溝に入り込む。
これにより、半導体装置の実装状態において、半導体装置と固体表面との間のアンダーフィル剤(層)の熱膨張/熱収縮に起因する応力が半導体装置に生じ、その応力によって配線被覆膜の剥がれやひび割れが発生しても、その剥がれやひび割れを、アンダーフィル剤が入り込んだ溝で止めることができる。そのため、配線被覆膜の剥がれやひび割れが半導体基板の素子形成領域上にまで進行することを防止することができる。その結果、配線被覆膜の剥がれやひび割れに起因する機能素子の動作不良の発生を防止することができる。
また、請求項2記載に記載されているように、半導体装置に形成される溝は、前記半導体基板の周縁から所定幅だけ内側の位置において、前記半導体基板の周縁と平行に形成されていてもよい。さらにまた、請求項3に記載されているように、半導体装置に形成される溝は、半導体基板の周縁に沿って形成されていてもよい。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る半導体装置の図解的な底面図(実装基板への接合面を示す図)である。図2は、図1に示すA−Aの切断面で切断したときの断面図である。なお、図2では、半導体装置を破断線で破断することにより、その一部を省略して示している。
この半導体装置は、WL−CSP技術が適用された半導体装置であり、半導体チップ1と、半導体チップ1上に積層された保護膜2と、保護膜2上に突出する凸型端子3と、この凸型端子3に接着される半田ボール4とを備えている。
半導体チップ1は、多層配線構造を有しており、この半導体チップ1の基体をなす平面視略矩形状の半導体基板7上には、第1配線層8、第1層間膜9、第2配線層10、第2層間膜11、第3配線層12および最上層配線被覆膜15が半導体基板7側からこの順に積層されている。
第1配線層8、第2配線層10および第3配線層12は、導電性を有する金属材料、たとえば、銅、アルミニウムなどからなり、それぞれ設計されたパターンに形成されている。
第1層間膜9、第2層間膜11および最上層配線被覆膜15は、絶縁性を有する材料、たとえば、酸化シリコン、窒化シリコンなどからなる。
第1層間膜9は、第1配線層8を被覆し、第1配線層8と第2配線層10との間を絶縁する配線被覆膜としての機能を有している。第2層間膜11は、第2配線層10を被覆し、第2配線層10と第3配線層12との間を絶縁する配線被覆膜としての機能を有している。
最上層配線被覆膜15は、半導体チップ1の最表層をなしている。この最上層配線被覆膜15は、第3配線層12を被覆し、半導体チップ1と外部とを絶縁する配線被覆膜としての機能を有している。また、最上層配線被覆膜15には、電極パッド16(内部パッド)を露出させるためのパッド開口17(開口部)が形成されている。
そして、第1配線層8と第2配線層10とは、第1層間膜9に形成された複数のビアホール13を介して電気的に接続されている。また、第2配線層10と第3配線層12とは、第2層間膜11に形成された複数のビアホール14を介して電気的に接続されている。また、第3配線層12の一部は、パッド開口17から電極パッド16として露出している。
電極パッド16は、たとえば、平面視略矩形状のアルミニウムパッドであり、半導体基板7の表面7Aにおける素子形成領域B(半導体基板7において機能素子が形成されている領域)に作り込まれた機能素子と、各配線(第1配線層8、第2配線層10、第3配線層12)および各ビアホール(13、14)を介して電気的に接続されている。また、電極パッド16は、半導体基板7の素子形成領域B上の領域において、半導体チップ1の外周縁に沿って、平面視矩形環状に2列に並べて配置されており、互いに隣り合う電極パッド16の間には、それぞれ適当な間隔が空けられている(図1参照)。
保護膜2は、たとえば、ポリイミドからなり、最上層配線被覆膜15の周縁部を露出させるように最上層配線被覆膜15上に形成されている。
そして、この半導体装置には、半導体基板7の周縁から所定幅だけ内側の位置において、半導体基板7の素子形成領域Bの外側を取り囲む平面視略矩形環状の溝18が半導体基板7の周縁と平行に形成されている(図1参照)。この溝18は、保護膜2、最上層配線被覆膜15、第2層間膜11および第1層間膜9を貫通して形成され、その最深部は、半導体基板7の表層部に達している。
また、保護膜2には、各電極パッド16と対向する位置に貫通孔19(開口部)が貫通して形成されており、パッド開口17から露出する電極パッド16は、貫通孔19を通して外部に臨んでいる。そして、電極パッド16における貫通孔19に露出する面、貫通孔19の内面および保護膜2上における貫通孔19の周縁部を覆うように、バンプ下地層20が形成されている。
バンプ下地層20は、たとえば、チタン、ニッケル、チタンタングステンなどからなり、電極パッド16の腐食を防止する機能を有している。バンプ下地層20は、平面視略円形状に形成され、たとえば、厚さ1000〜2000Åで形成されている。そして、バンプ下地層20の上に、凸型端子3が形成されている。
凸型端子3は、半田濡れ性を有する金属、たとえば、銅を用いて形成されている。この凸型端子3は、貫通孔19に埋設される埋設部23と、この埋設部23と一体的に形成され、保護膜2上に突出した突出部24とを備えている。
埋設部23は、たとえば、円柱状に形成されており、バンプ下地層20を介して電極パッド16と電気的に接続されている。
突出部24は、たとえば、高さ10〜50μmの円柱状に形成されている。また、突出部24は、半導体チップ1と保護膜2との積層方向(以下、単に「積層方向」という。)と直交する幅方向(以下、単に「幅方向」という。)における幅(径)が、貫通孔19の同方向における開口幅(径)よりも大きく(幅広に)形成されている。これにより、突出部24の周縁部25は、幅方向に張り出してバンプ下地層20を介して保護膜2と対向している。
半田ボール4は、半田を用いて、たとえば、略球状に形成されている。この半田ボール4は、凸型端子3の突出部24の全表面(先端面24Aおよび側面24B)を覆っている。これにより、この半田ボール4は、凸型端子3とともに、内部パッド16と外部とを電気的に接続するための外部接続端子としての機能を有している。
図3A〜図3Hは、図1に示す半導体装置の製造方法を示す図解的な断面図である。
この半導体装置を製造するに際しては、まず、図3Aに示すように、複数の半導体チップ1が作り込まれ、その表面全域が最上層配線被覆膜15で覆われた半導体ウエハWが用意される。なお、最上層配線被覆膜15には、電極パッド16を露出させるパッド開口17が形成されている。
次に、図3Bに示すように、半導体ウエハWの表面全域上に保護膜2が形成される。次いで、図3Cに示すように、保護膜2に、電極パッド16を露出させる貫通孔19が形成される。
貫通孔19が形成された後は、図3Dに示すように、半導体ウエハW上に、バンプ下地層20、フォトレジスト27および金属層28が、この順に形成される。より具体的には、まず、半導体ウエハW上の全領域にバンプ下地層20が、スパッタリング法などにより形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術により、このバンプ下地層20の上に、凸型端子3の突出部24(図2参照)を形成すべき領域に開口部29を有するフォトレジスト27が形成される。フォトレジスト27が形成された後は、半導体ウエハW上の全領域に、凸型端子3の材料として用いられる銅からなる金属層28が、スパッタリング法などにより形成される。
その後は、フォトレジスト27が除去されることにより、金属層28の不要部分(凸型端子3以外の部分)がフォトレジスト27とともにリフトオフされる。これにより、図3Eに示すように、凸型端子3が形成される。そして、バンプ下地層20の不要部分(凸型端子3が形成されている部分以外の部分)がエッチングにより除去される。
次に、図3Fに示すように、各半導体チップ1の間に設定されたダイシングラインL(半導体基板7の周縁)の両側における、ダイシングラインLと所定の間隔を空けた位置において、保護膜2、最上層配線被覆膜15、第2層間膜11、第1層間膜9および半導体基板7の表層部が除去される。これにより、ダイシングラインLに沿って延びる帯状の溝18が形成される。この溝18は、たとえば、ダイシングブレード(図示せず)を用いて、保護膜2の表面側からハーフカットの手法によって形成してもよいし、レーザーダイシング、エッチングによって形成してもよい。ダイシングブレードを用いる場合、そのダイシングブレードの厚みおよびカット量(切り込み量)によって、溝18の幅および深さを制御することができる。その際、溝18の幅としては、たとえば、後述する半導体装置の実装状態(図4参照)において、アンダーフィル剤を流れ込ませることができる幅であることが好ましい。
次に、図3Gに示すように、凸型端子3の突出部24の全表面(先端面24Aおよび側面24B)に半田を接着させることにより、突出部24の全表面(先端面24Aおよび側面24B)を覆う略球状の半田ボール4が形成される。そして、図3Hに示すように、半導体ウエハW内の各半導体チップ1間に設定されたダイシングラインLに沿って、半導体ウエハWが切断(ダイシング)される。これにより、図1に示す構成の半導体装置が得られる。
以上のように得られる半導体装置は、たとえば、図4に示すように、半田ボール4が実装基板5の表面(固体表面)上のパッド6に接続され、その後、保護膜2および最上層配線被覆膜15と実装基板5との間に、たとえば、エポキシ樹脂からなるアンダーフィル剤が注入されてアンダーフィル層30が形成されることによって、実装基板5への実装(実装基板に対する電気的および機械的な接続)が達成される。
この半導体装置には、半導体基板7の周縁から所定幅だけ内側の位置において、半導体基板7の素子形成領域Bの外側を取り囲む平面視略矩形環状の溝18が半導体基板7の周縁と平行に形成されている。そのため、図4に示す実装状態において、アンダーフィル剤が溝18に入り込む。
これにより、実装状態において、保護膜2および最上層配線被覆膜15と実装基板5との間のアンダーフィル層30の熱膨張/熱収縮に起因する応力が半導体装置に生じ、その応力によって各配線被覆膜(第1層間膜9、第2層間膜11および最上層配線被覆膜15)の剥がれやひび割れが発生しても、その剥がれやひび割れをアンダーフィル剤が入り込んだ溝18で止めることができる。そのため、各配線被覆膜(第1層間膜9、第2層間膜11および最上層配線被覆膜15)の剥がれやひび割れが半導体基板7の素子形成領域B上にまで進行することを防止することができる。その結果、各配線被覆膜(第1層間膜9、第2層間膜11および最上層配線被覆膜15)の剥がれやひび割れに起因する機能素子の動作不良の発生を防止することができる。
図5は、この発明の他の実施形態に係る半導体装置の図解的な底面図である。図6は、図5に示すA−Aの切断面で切断したときの断面図である。なお、図6では、半導体装置を破断線で破断することにより、その一部を省略して示している。また、図5および図6において、図1または図2に示される各部に対応する部分には、図1または図2の場合と同一の参照符号を付して示している。
図5および図6に示す半導体装置には、半導体基板7の素子形成領域Bの外側を取り囲む溝26が、半導体基板7の周縁に沿って形成されている(図5参照)。この溝26は、保護膜2、最上層配線被覆膜15、第2層間膜11および第1層間膜9を貫通して形成され、その最深部は、半導体基板7の表面7Aに達している。その他の構成は、図1および図2に示す半導体装置の場合と同様である。
図7A〜図7Gは、図5に示す半導体装置の製造方法を示す図解的な断面図である。
この半導体装置を製造するに際しては、まず、図7Aに示すように、複数の半導体チップ1が作り込まれ、その表面全域が最上層配線被覆膜15で覆われた半導体ウエハWが用意される。なお、最上層配線被覆膜15には、電極パッド16を露出させるパッド開口17が形成されている。
次に、図7Bに示すように、半導体ウエハWの表面全域上に保護膜2が形成される。次いで、図7Cに示すように、保護膜2に、電極パッド16を露出させる貫通孔19が形成される。
貫通孔19が形成された後は、図7Dに示すように、半導体ウエハW上に、バンプ下地層20、フォトレジスト27および金属層28が、この順に形成される。より具体的には、まず、半導体ウエハW上の全領域にバンプ下地層20が、スパッタリング法などにより形成される。そして、公知のフォトリソグラフィ技術により、このバンプ下地層20の上に、凸型端子3の突出部24(図6参照)を形成すべき領域に開口部29を有するフォトレジスト27が形成される。フォトレジスト27が形成された後は、半導体ウエハW上の全領域に、凸型端子3の材料として用いられる銅からなる金属層28が、スパッタリング法などにより形成される。
その後は、フォトレジスト27が除去されることにより、金属層28の不要部分(凸型端子3以外の部分)がフォトレジスト27とともにリフトオフされる。これにより、図7Eに示すように、凸型端子3が形成される。そして、バンプ下地層20の不要部分(凸型端子3が形成されている部分以外の部分)がエッチングにより除去される。
次に、図7Fに示すように、凸型端子3の突出部24の全表面(先端面24Aおよび側面24B)に半田を接着させることにより、突出部24の全表面(先端面24Aおよび側面24B)を覆う略球状の半田ボール4が形成される。
その後、図7Gに示すように、半導体ウエハW内の各半導体チップ1間に設定されたダイシングラインLに沿って、保護膜2、最上層配線被覆膜15、第2層間膜11および第1層間膜9が所定の幅だけ除去される。これにより、ダイシングラインLに沿って延びる帯状の凹部31が形成される。この凹部31は、たとえば、ダイシングブレード(図示せず)を用いて、保護膜2の表面側からハーフカットの手法によって形成してもよいし、レーザーダイシング、エッチングによって形成してもよい。
そして、図7Hに示すように、ダイシングラインLに沿って、半導体ウエハWが切断されることにより、凹部31が分断されて各半導体基板7の周縁に沿う溝26が形成される。これにより、図5に示す構成の半導体装置が得られる。
以上のように得られる半導体装置は、たとえば、図8に示すように、半田ボール4が実装基板5の表面上のパッド6に接続され、その後、保護膜2および最上層配線被覆膜15と実装基板5との間に、たとえば、エポキシ樹脂からなるアンダーフィル剤が注入されてアンダーフィル層33が形成されることによって、実装基板5への実装(実装基板に対する電気的および機械的な接続)が達成される。
この半導体装置には、半導体基板7の素子形成領域Bの外側を取り囲む溝26が、半導体基板7の周縁に沿って形成されている。半導体装置に溝26が形成されているので、図8に示す実装状態において、アンダーフィル剤が溝26に入り込み、各配線被覆膜(第1層間膜9、第2層間膜11および最上層配線被覆膜15)の側面がアンダーフィル剤によって覆われる。
これにより、実装状態において、保護膜2および最上層配線被覆膜15と実装基板5との間のアンダーフィル層33の熱膨張/熱収縮に起因する応力が半導体装置に生じても、その応力によって各配線被覆膜(第1層間膜9、第2層間膜11および最上層配線被覆膜15)の剥がれやひび割れが発生することを防止することができる。つまり、各配線被覆膜(第1層間膜9、第2層間膜11および最上層配線被覆膜15)の剥がれやひび割れが半導体基板7の素子形成領域B上にまで進行することがない。その結果、各配線被覆膜(第1層間膜9、第2層間膜11および最上層配線被覆膜15)の剥がれやひび割れに起因する機能素子の動作不良の発生を防止することができる。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、上述の実施形態では、外部との電気接続のための外部接続端子として、凸型端子3と半田ボール4とが別々に形成されているとしたが、これらは一体的に形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、半導体チップ1は、第1配線層8、第2配線層10および第3配線層12からなる多層配線構造を有するとしたが、配線層が1層からなる単層配線構造を有する構成でもよい。
また、上述の実施形態では、WL−CSPの半導体装置を例に取り上げたが、この発明は、WL−CSPの半導体装置以外にも、実装基板に対して、半導体チップの表面を対向させて、半導体チップの裏面が露出した状態で実装(ベアチップ実装)される、半導体装置に適用することもできる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る半導体装置の図解的な底面図である。 図1に示すA−Aの切断面で切断したときの断面図である。 図1の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図である。 図1の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図3Aの次の工程を示す図である。 図1の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図3Bの次の工程を示す図である。 図1の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図3Cの次の工程を示す図である。 図1の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図3Dの次の工程を示す図である。 図1の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図3Eの次の工程を示す図である。 図1の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図3Fの次の工程を示す図である。 図1の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図3Gの次の工程を示す図である。 図1に示す半導体装置を実装基板に実装した状態を示す図解的な断面図である。 この発明の他の実施形態に係る半導体装置の図解的な底面図である。 図5に示すA−Aの切断面で切断したときの断面図である。 図5の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図である。 図5の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図7Aの次の工程を示す図である。 図5の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図7Bの次の工程を示す図である。 図5の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図7Cの次の工程を示す図である。 図5の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図7Dの次の工程を示す図である。 図5の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図7Eの次の工程を示す図である。 図5の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図7Fの次の工程を示す図である。 図5の半導体装置の製造方法を工程順に示す図解的な断面図であって、図7Gの次の工程を示す図である。 図5に示す半導体装置を実装基板に実装した状態を示す図解的な断面図である。 従来の半導体装置の構成を示す図解的な断面図であって、半導体装置を実装基板に実装した状態を示す図である。
符号の説明
2 保護膜
3 凸型端子
4 半田ボール
5 実装基板
6 パッド
7 半導体基板
8 第1配線層
9 第1層間膜
10 第2配線層
11 第2層間膜
12 第3配線層
15 最上層配線被覆膜
16 電極パッド
17 パッド開口
18 溝
19 貫通孔
26 溝
B 素子形成領域

Claims (3)

  1. 固体表面に対向配置され、前記固体表面との間にアンダーフィル剤が注入されることにより、前記固体表面に実装される半導体装置であって、
    半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成される配線と、
    前記配線を被覆する配線被覆膜と、
    前記配線被覆膜上に形成される保護膜と、
    前記配線被覆膜および前記保護膜を貫通して形成された開口部から露出する前記配線の一部からなる内部パッドと、
    前記内部パッド上に形成され、外部との電気接続のための外部接続端子とを含み、
    前記保護膜の表面から前記半導体基板に達する溝が前記半導体基板の素子形成領域を取り囲んで形成されていることを特徴とする、半導体装置。
  2. 前記溝は、前記半導体基板の周縁から所定幅だけ内側の位置において、前記半導体基板の周縁と平行に形成されていることを特徴とする、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記溝は、前記半導体基板の周縁に沿って形成されていることを特徴とする、請求項1記載の半導体装置。
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