JP2008166180A - 電子回路基板とコネクタの接続構造 - Google Patents

電子回路基板とコネクタの接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】電子回路基板とコネクタを、ネジを取り付けるなどの作業を伴うことなく、接続できると共に、相手側コネクタを着脱する際でも電子回路基板とコネクタとの電気的な接続を確実に行うようにした電子回路基板とコネクタの接続構造を提供する。
【解決手段】プレスフィット端子16をスルーホール34に圧入してコネクタ12を電子回路基板(プリント基板10)に接続する接続構造において、コネクタ12の長手方向Aの両端部(側壁12a,12b)に弾性変形可能な弾性部材24をそれぞれ一体的に形成すると共に、プリント基板10に弾性部材24が係合されるべき係合孔36を穿設する。
【選択図】図3

Description

この発明は電子回路基板とコネクタの接続構造に関し、より詳しくはプレスフィット端子をスルーホールに圧入してコネクタを電子回路基板に接続する接続構造に関する。
従来、コネクタを電子回路基板に接続する場合、コネクタに取り付けられた接続端子(リード端子)を電子回路基板に穿設されたスルーホールに挿入し、その後接続端子を半田付けして固定していた。しかしながら、半田付けによる接続は、前記した半田付け作業の他に冷却作業や洗浄作業なども必要となるため、全体の作業工数が増加するという不都合があった。
そこで近年、上記した不都合を解消するため、例えば下記の特許文献1に記載される如く、接続端子としてプレスフィット端子を備えたコネクタを電子回路基板に接続する、具体的には、プレスフィット端子を電子回路基板のスルーホールに圧入して保持することで、コネクタを電子回路基板に接続するようにした構造が提案されている。
特開2004−134302号公報(段落0008から0014、0043,0044、および図4(b),5,10,11など)
ところで、コネクタは、コネクタに接続されるべき相手側コネクタを着脱させることで外部機器や外部回路などに接続自在とされる。しかしながら、この相手側コネクタを着脱する作業を行うと、コネクタにはこじり力(外力)が作用することとなる。こじり力はコネクタと電子回路基板との接続部分、具体的には、プレスフィット端子とスルーホールの接続部分に伝達されるが、こじり力の作用する方向によっては、プレスフィット端子がスルーホールから引き抜かれ、コネクタと電子回路基板との電気的な接続が絶たれるおそれがあった。
そこで、電子回路基板とコネクタとをネジで締結固定して接続する構造などが考えられるが、その場合、ネジを取り付ける作業などが増加し、全体としての作業工数が増加するという不具合が生じる。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、電子回路基板とコネクタを、ネジを取り付けるなどの作業を伴うことなく、接続できると共に、相手側コネクタを着脱する際でも電子回路基板とコネクタとの電気的な接続を確実に行うようにした電子回路基板とコネクタの接続構造を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、プレスフィット端子をスルーホールに圧入してコネクタを電子回路基板に接続する接続構造において、前記コネクタの長手方向の両端部に弾性変形可能な弾性部材をそれぞれ一体的に形成すると共に、前記電子回路基板に前記弾性部材が係合されるべき係合孔を穿設するように構成した。
請求項2に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、前記弾性部材は、前記コネクタに接続されるべき相手側コネクタを着脱する際に発生するこじり力に対抗するように弾性変形可能に形成されるように構成した。
請求項3に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、前記弾性部材は、弾性変形可能な複数本の足部と、前記複数本の足部からそれぞれ突出させられる爪部とからなると共に、前記複数本の足部は前記爪部が離間するように互いに背中合わせに配置されるように構成した。
請求項4に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、少なくとも前記複数本の足部の間に形成された空間に樹脂が充填されるように構成した。
請求項5に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、前記爪部はそれぞれ前記係合孔の所定の部位に所定の角度をなして接するように傾斜させられた傾斜面を備えると共に、前記傾斜面と前記電子回路基板との間に形成された空間に樹脂が充填されるように構成した。
請求項1に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、プレスフィット端子を備えたコネクタの長手方向の両端部に弾性変形可能な弾性部材をそれぞれ一体的に形成すると共に、電子回路基板に弾性部材が係合されるべき係合孔を穿設するように構成、即ち、コネクタに形成された弾性部材を電子回路基板の係合孔に係合させるように構成したので、電子回路基板とコネクタを、ネジを取り付けるなどの作業を伴うことなく、接続することができる。また、相手側コネクタを着脱する際でも電子回路基板とコネクタとの電気的な接続を確実に行うことができる。
即ち、相手側コネクタを着脱する際に発生するこじり力は、コネクタと電子回路基板との接続部分である弾性部材と係合孔などに作用するが、弾性部材が前記したこじり力に応じて弾性変形しつつ係合孔に係合(係止)させられるため、コネクタと電子回路基板との相対位置関係は維持され、よってこじり力がプレスフィット端子とスルーホールに伝達され難くすることができる。従って、プレスフィット端子がこじり力によってスルーホールから引き抜かれるなどの不具合を防止することができ、電子回路基板とコネクタとの電気的な接続を確実に行うことができる。
請求項2に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、弾性部材は、コネクタに接続されるべき相手側コネクタを着脱する際に発生するこじり力に対抗するように弾性変形可能に形成されるように構成、即ち、弾性部材はこじり力に対抗しつつ弾性変形し、電子回路基板の係合孔に係合させられるように構成したので、上記した効果に加え、こじり力がコネクタに作用した場合であっても、コネクタと電子回路基板との相対位置関係を維持することができ、よってこじり力がプレスフィット端子とスルーホールに一層伝達され難くすることができる。これにより、プレスフィット端子がスルーホールから引き抜かれるなどの不具合を一層防止することができ、電子回路基板とコネクタとの電気的な接続を一層確実に行うことができる。
請求項3に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、弾性部材は、弾性変形可能な複数本の足部と、複数本の足部からそれぞれ突出させられる爪部とからなると共に、複数本の足部は爪部が離間するように互いに背中合わせに配置されるように構成、即ち、爪部を電子回路基板の係合孔に係合(係止)させてコネクタを電子回路基板に接続するように構成したので、上記した効果に加え、相手側コネクタを着脱する際に発生するこじり力がコネクタに作用した場合であっても、足部がこじり力に対抗するように弾性変形しつつ、爪部が係合孔に係合することによってコネクタと電子回路基板との相対位置関係を維持することができ、よって電子回路基板とコネクタとの電気的な接続をより一層確実に行うことができる。
さらに、対応(許容)可能なこじり力の方向も増加させることができる。即ち、コネクタの弾性部材が1本の足部と1個の爪部とからなり、その爪部を電子回路基板の係合孔に係合させてコネクタを電子回路基板に接続するように構成すると、例えばこじり力が爪部と係合孔との係合を解除する方向に作用した場合、爪部が係合孔から引き抜かれると共に、プレスフィット端子もスルーホールから引き抜かれ、コネクタと電子回路基板との電気的な接続が絶たれるおそれがある。しかしながら、請求項3に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、弾性部材が、弾性変形可能な複数本の足部と、複数本の足部からそれぞれ突出させられる爪部とからなると共に、複数本の足部は爪部が離間するように互いに背中合わせに配置されるように構成したので、こじり力が1組の爪部と係合孔との係合を解除する方向に作用した場合であっても、他の爪部と係合孔は係合された状態を維持でき、よってコネクタと電子回路基板との相対位置関係を維持することができる。このように、対応可能なこじり力の方向を増加でき、電子回路基板とコネクタとの電気的な接続をより一層確実に行うことができる。
請求項4に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、少なくとも複数本の足部の間に形成された空間に樹脂が充填されるように構成、具体的には、足部間に形成された空間に樹脂が充填されてモールドされるように構成したので、請求項3で述べた効果に加え、足部(弾性部材)の弾性力を超えるこじり力がコネクタに作用した場合であっても、足部が樹脂によって固定されているため、コネクタと電子回路基板との相対位置関係を維持することができ、よって電子回路基板とコネクタとの電気的な接続をより一層確実に行うことができる。
請求項5に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、爪部はそれぞれ係合孔の所定の部位に所定の角度をなして接するように傾斜させられた傾斜面を備える、具体的には、所定の部位と傾斜面が所定の角度をなして線接触する、即ち、傾斜面と所定の部位の接線が、傾斜面の範囲内において可変となるように構成したので、請求項3および4で述べた効果に加え、係合孔などの成形誤差(寸法公差)を許容することができる。さらに、爪部の傾斜面と電子回路基板との間に形成された空間に樹脂が充填されるように構成したので、こじり力がコネクタに作用した場合であっても、傾斜面と電子回路基板との相対位置関係、換言すれば、コネクタと電子回路基板との相対位置関係を維持することができ、よって電子回路基板とコネクタとの電気的な接続をより一層確実に行うことができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る電子回路基板とコネクタの接続構造の最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る電子回路基板とコネクタの接続構造を備えた電子回路基板とコネクタなどを示す外観斜視図であり、図2は、図1に示す電子回路基板とコネクタが収容ケースに収容された状態を表す説明断面図である。
図1および図2において、符号10は電子回路基板を示す。電子回路基板10は、樹脂材などから製作された絶縁基板に、導電性の配線パターンがプリントされた、いわゆるプリント基板からなる。以下、電子回路基板10を「プリント基板10」という。
プリント基板10の実装面10Aには、コネクタ(電子部品)12が搭載される。コネクタ12は樹脂材などから製作される。また、コネクタ12には、相手側コネクタ14(図1に一部のみ示す)が接続されるべき接続口(差込口)12Aが形成されると共に、接続口12Aの内部空間には、側面視略L字状を呈するプレスフィット端子16が配置される。これにより、相手側コネクタ14が接続口12Aに接続されるとき、コネクタ12は図示しない外部機器や外部回路などに機械的および電気的に接続される。尚、プリント基板10には、コンデンサなどの電子部品も搭載されるが、図示の簡略化のため省略した。
図3は、図1に示すプリント基板10とコネクタ12などを、コネクタ12の接続口12A側から見たときの部分断面図である。
図3によく示すように、接続口12Aには、プレスフィット端子16が複数本、具体的には、3行11列の計33本配置される。プレスフィット端子16は、導電性を有する材料(例えば、銅合金など)から製作されると共に、プリント基板10との接続部分付近において、本体部16aと、本体部16aから連続して形成される圧入保持部16bと、圧入保持部16bから連続して形成される先端部16cとを備える。このプレスフィット端子16の形状などについては、後に詳説する。
コネクタ12の外壁、正確にはコネクタ12を接続口12Aから見たときにコネクタ12の側面となる両側の側壁12a,12bにはそれぞれ、略直方体を呈する腕部20a,20bが一体的に形成される。即ち、腕部20a,20bは、コネクタ12の長手方向(図3に矢印Aで示す)の両端部に突出させられて形成される。腕部20a,20bは、その内部が中空に形成され、そこに空間22が形成される。さらに、腕部20a,20bは、その肉厚(図3に符号dで示す)が均一となるように形成される。
腕部20a,20bの下面(正確には、腕部20a,20bのプリント基板10に対向する面)には、所定の方向に弾性変形可能な弾性部材24が一体的に形成される。即ち、弾性部材24は、コネクタ12の長手方向Aの両端部にそれぞれ一体的に形成される。この弾性部材24の形状などについては後述する。
コネクタ12の側壁12a,12bであって、前記した腕部20a,20bの上方には、収容ケース(後述)への挿入方向と略平行な対のコネクタ側レール30a,30bがそれぞれ一体的に突設される(尚、鉛直方向において上方に位置するコネクタ側レールを符号30aとすると共に、下方に位置するコネクタ側レールを符号30bとする)。
コネクタ側レール30a,30bの間隔、より具体的にはコネクタ側レール30aの下面からコネクタ側レール30bの上面までの距離は、後述する収容ケースの突起部の大きさ(厚さ)に応じて適宜設定される。また、コネクタ側レール30bは、図2によく示すように、その先端部(挿入方向において先端側)においてテーパ状に形成される。さらに、コネクタ12は、側壁12a,12bから下方に向けて連続して形成された、プリント基板10の実装面10Aに当接させられるべきストッパ(当接部)32をそれぞれ備える。
プリント基板10において、前記したコネクタ12のプレスフィット端子16に対応する位置には、プレスフィット端子16が圧入されるべきスルーホール34が複数個(具体的には、プレスフィット端子16と同じ33個。図3で11個のみ示す)穿設される。さらに、プリント基板10において、コネクタ12の弾性部材24に対応する位置には、弾性部材24が係合されるべき係合孔36が複数個(2個)穿設される。
ここで、コネクタ12のプレスフィット端子16とプリント基板10のスルーホール34の形状、およびプレスフィット端子16とスルーホール34の接続などについて詳しく説明する。尚、以下において一組のプレスフィット端子16とスルーホール34について説明するが、他のプレスフィット端子とスルーホールも略同形状のため、以下の説明は他のプレスフィット端子とスルーホールにも妥当する。
図4はコネクタ12をプリント基板10に接続する前の状態における、プレスフィット端子16とスルーホール34を示す拡大部分断面図である。また、図5はプレスフィット端子16をスルーホール34に挿入した状態を示す拡大部分断面図であり、図6はプレスフィット端子16をスルーホール34に圧入して保持させた状態を示す拡大部分断面図である。
図4に示すように、プレスフィット端子16の本体部16aから連続して形成された圧入保持部16bは、側面視略楕円形状を呈する。また、圧入保持部16bの中央部には略楕円形状の開口部16b1が形成される。従って、圧入保持部16bに紙面左右方向から外力が作用すると、開口部16b1は変形、即ち、圧入保持部16bは弾性変形させられる。具体的には、圧入保持部16bは、その幅方向の外形寸法W1が減少するように変形させられる。
尚、図4に示す状態においてプレスフィット端子16の圧入保持部16bの外形寸法W1は、プリント基板10のスルーホール34の孔径D1よりも若干大きくなるように設定される。また、プレスフィット端子16の先端部16cは、その尖端に縮径部16c1が形成され、スルーホール34への挿入を容易にする。
そして、プレスフィット端子16をスルーホール34に接続するときは、先ず、図4に示すように、プレスフィット端子16をそれに対応するスルーホール34付近に位置させ、その後プレスフィット端子16をスルーホール34内に挿入する。具体的には、プレスフィット端子16の先端部16cおよび縮径部16c1をスルーホール34に挿入した後、図5に示す如く、圧入保持部16bを紙面左右方向に弾性変形させつつスルーホール34内に圧入(挿入)する。
その後、図6に示す如く、プレスフィット端子16の圧入保持部16bがスルーホール34の適宜位置(中央付近)に達したとき、前記したコネクタ12のストッパ32がプリント基板10の実装面10Aに当接させられる。これにより、プレスフィット端子16は紙面下方への移動が規制され、プレスフィット端子16とスルーホール34の位置が決まる。このように、ストッパ32は、圧入保持部16bがスルーホール34の適宜位置を通過し、下方へ移動し過ぎるのを防止することができると共に、プレスフィット端子16とスルーホール34の位置決めとして機能する。尚、この状態における圧入保持部16bはスルーホール34に密着して保持されることとなり、それによってプレスフィット端子16とスルーホール34内の配線パターンは電気的に接続される。
次いで、この発明の特徴部であるコネクタ12の弾性部材24とプリント基板10の係合孔36の形状、および弾性部材24と係合孔36の接続について説明する。尚、弾性部材24と係合孔36の接続は、上記したプレスフィット端子16とスルーホール34の接続と並行して行われる。
図7はコネクタ12をプリント基板10に接続する前の状態(自由状態)における、弾性部材24と係合孔36を示す拡大部分断面図であり、図8は弾性部材24を係合孔36に挿入した状態を示す拡大部分断面図である。また、図9は弾性部材24を係合孔36に完全に挿入して係合させた状態を示す拡大部分断面図であり、図10はその底面図、図11は図10の斜視図である。
図7に示すように、弾性部材24は、弾性変形可能な複数本(具体的には2本)の足部24a1,24a2と、複数本の足部24a1,24a2からそれぞれ突出させられる爪部24b1,24b2とからなる。より具体的に説明すると、弾性部材24は、所定の方向に弾性変形可能な第1の足部24a1と、第1の足部24a1から外側(紙面左側)に突出させられる第1の爪部24b1と、第1の足部24a1の紙面右側に所定の距離離間して形成される弾性変形可能な第2の足部24a2と、第2の足部24a2から外側(紙面右側)に突出させられる第2の爪部24b2とからなる。即ち、複数本の足部24a1,24a2は、前記した爪部24b1,24b2が離間するように互いに背中合わせに配置される。
尚、第1、第2の足部24a1,24a2(弾性部材24)の弾性変形可能な方向(所定の方向)は、相手側コネクタ14をコネクタ12に着脱する際に発生するこじり力(後述)に対抗するように設定、具体的には図7において左右方向(コネクタ12の長手方向A(図3に示す))と平行になるように設定される。即ち、弾性部材24の第1、第2の足部24a1,24a2は、コネクタ12に接続されるべき相手側コネクタ14を着脱する際に発生するこじり力に対抗するように弾性変形可能に形成される。
図7に示す自由状態において弾性部材24の幅方向の外形寸法(第1と第2の爪部24b1,24b2の外形寸法W2)は、プリント基板10の係合孔36の孔径D2よりも若干大きくなるように設定される。
また、第1,第2の爪部24b1,24b2において、弾性部材24を係合孔36に挿入する際、最初に接する面24cは、プリント基板10の挿入方向に対してなす角度が略45度となるようにテーパ状に形成され、係合孔36への挿入を容易にする。
そして、弾性部材24を係合孔36に係合させて接続するときは、先ず、図7に示す如く、弾性部材24をそれに対応する係合孔36付近に位置させ、その後弾性部材24を係合孔36内に挿入する。具体的には、弾性部材24の第1,第2の爪部24b1,24b2を、図8に示すように、各足部24a1,24a2の間隔(間隙)を狭めさせつつ、即ち、弾性部材24(足部24a1,24a2)を紙面左右方向に弾性変形させつつ係合孔36内に圧入(挿入)する。
その後、第1,第2の爪部24b1,24b2を係合孔36の下端36aに達するまで移動させると、係合孔36によって規制されて狭められていた、換言すれば、係合孔36の内方に向けて弾性変形していた各足部24a1,24a2が、図9から11(特に図9)によく示すように、弾性部材24の持つ弾性力によって広がり、第1、第2の爪部24b1,24b2は係合孔36の下端(所定の部位)36aに係合(係止)される。
このとき、第1、第2の爪部24b1,24b2において、係合孔36の下端36aと接する面(傾斜面)24dは、図9に示すように、プリント基板10の裏面(実装面10Aの反対側の面)10Bとのなす角度が所定の角度、具体的には、略60度となるように、テーパ状に傾斜させて形成される。即ち、第1の爪部24b1と第2の爪部24b2は、係合孔36の所定の部位(下端36a)に所定の角度をなして接するように傾斜させて形成された傾斜面24dを備える。
上記においてコネクタ12の腕部20aに形成された弾性部材24について説明したが、左右の弾性部材は略同形状のため、上記説明は腕部20bに形成された弾性部材24にも妥当する。
尚、コネクタ12がプリント基板10に接続された状態では、前述した如く、コネクタ12のストッパ32がプリント基板10の実装面10Aに当接させられているため、コネクタ12はプリント基板10に安定して接続される。
図1から図3の説明に戻ると、上記のようにして接続されたプリント基板10とコネクタ12は、収容ケース40に収容される。収容ケース40は、樹脂材などから製作されると共に、一面のみが開口された略直方体を呈する。収容ケース40の側面(プリント基板10などの挿入方向から見たときの側面)の内壁40a,40bには、プリント基板10の導入路を形成する対のガイドレール42a,42bがそれぞれ形成される。尚、鉛直方向において上方に位置するガイドレールを符号42aとし、下方に位置するガイドレールを符号42bとする。
ガイドレール42a,42bは、図2に示すように、プリント基板10の挿入方向と略平行であって、収容ケース40の後側(開口部と反対側)の内面に至るまで形成される。また、ガイドレール42a,42bの端部(収容ケース40の開口部付近)は、プリント基板10を挿入しやすいようにテーパ状に形成される。
また、ガイドレール42a,42bの間隔(溝幅)、具体的にはガイドレール42aの下面からガイドレール42bの上面までの距離は、プリント基板10の厚さ(高さ)よりも僅かに大きい値となるように設定される。
さらに、収容ケース40の内壁の上面(天井面)40cの開口部付近には、コネクタ12のコネクタ側レール30a,30bに挟持(係合)されるべき突起部44が、複数個(具体的には2個)突設される。突起部44は、図3に示す如く、断面視L字状あるいは逆L字状を呈し、その幅、厚さ(高さ)および奥行きなどは適宜に設定される。
上記のように構成された収容ケース40には、前述したように、コネクタ12が接続(搭載)されたプリント基板10が収容される。具体的に説明すると、プリント基板10、正確には、プリント基板10の両端縁10a,10bを、対のガイドレール42a,42bによって案内(ガイド)させられつつ収容ケース40内に挿入する。その後、図2に示す如く、プリント基板10を収容ケース40内の所定の位置に挿着すると共に、コネクタ12のコネクタ側レール30a,30bを、収容ケース40の突起部44と係合させる。このように、コネクタ12とプリント基板10は、ガイドレール42a,42b、コネクタ側レール30a,30bおよび突起部44によって収容ケース40の所定の位置に位置決めされつつ保持(固定)される。
プリント基板10とコネクタ12を収容した収容ケース40は、その後、エポキシ樹脂などのポッティング樹脂が内部に充填されてモールドされる。ここで、弾性部材24付近について詳しく説明すると、図12に示す如く、少なくとも弾性部材24の複数本の足部の間、即ち、第1の足部24a1と第2の足部24a2との間に形成された空間50に、ポッティング樹脂(樹脂)52が充填されると共に、傾斜面24dとプリント基板10との間に形成された空間54にも、ポッティング樹脂52が充填される。尚、図12などにおいてポッティング樹脂52を斜線で示した。
次いで、収容ケース40に収容されたプリント基板10とコネクタ12において、相手側コネクタ14を着脱する際に発生するこじり力などについて、図13を参照しながら説明する。
図13は、コネクタ12とプリント基板10において、相手側コネクタを着脱する作業を行ったときの状態を示す、図3と同様な部分断面図である。
図13の説明に入る前に、理解の便宜のため、図20,21を参照して従来技術に係るプリント基板とコネクタについて説明する。
図20は、従来技術に係るプリント基板10pとコネクタ12pを示す、図3と同様な部分断面図であり、図21は、図20に示すプリント基板10pとコネクタ12pにおいて、相手側コネクタを着脱する作業を行ったときの状態を表す部分断面図である。
従来技術にあっては、図20に示す如く、プリント基板10pは収容ケース40のガイドレール42a,42bに固定される一方、コネクタ12pは収容ケース40の突起部44に固定される。また、プリント基板10pとコネクタ12pは、単にプレスフィット端子16をスルーホール34に圧入保持することで接続される。
このように構成されたプリント基板10pとコネクタ12pにおいて、相手側コネクタ14(図20,21などで図示せず)を脱着すると、コネクタ12pにこじり力F(図21に示す)が作用し、そのこじり力Fはコネクタ12pとプリント基板10pとの接続部分、具体的には、プレスフィット端子16とスルーホール34の接続部分に伝達される。そのため、こじり力Fの作用する方向によっては、図21のように、一部あるいは全てのプレスフィット端子16がスルーホール34から引き抜かれ、コネクタ12pとプリント基板10pとの電気的な接続が絶たれるおそれがあった。
そこで、この発明に係るプリント基板とコネクタの接続構造にあっては、コネクタ12の長手方向Aの両端部に、こじり力Fに対抗するように弾性変形可能な弾性部材24をそれぞれ一体的に形成すると共に、プリント基板10に弾性部材24が係合されるべき係合孔36を穿設することで、プレスフィット端子16がこじり力Fによってスルーホール34から引き抜かれるのを防止するようにした。
図13を参照して説明すると、プリント基板10とコネクタ12において、相手側コネクタ(図示せず)14を着脱すると、従来技術と同様に、こじり力Fがコネクタ12に作用し、そのこじり力Fはプレスフィット端子16をスルーホール34から引き抜く方向に作用することもある。その場合であっても、弾性部材24が係合孔36に係合されるため、プレスフィット端子16がスルーホール34から引き抜かれるのを防止することができる。具体的には、弾性部材24の第1、第2の足部24a1,24a2は、こじり力Fに対抗するように、より具体的には、図13で矢印Bで示す方向に弾性変形しつつ、第1、第2の爪部24b1,24b2が係合孔36に係合(係止)されるため、コネクタ12はこじり力Fによって移動することがなく、よってプレスフィット端子16がスルーホール34から引き抜かれるのを防止することができる。
このように、この第1実施例に係るプリント基板とコネクタの接続構造にあっては、プレスフィット端子16を備えたコネクタ12の長手方向の両端部に弾性変形可能な弾性部材24をそれぞれ一体的に形成すると共に、プリント基板10に弾性部材24が係合されるべき係合孔36を穿設するように構成、即ち、コネクタ12に形成された弾性部材24をプリント基板10の係合孔36に係合させるように構成したので、プリント基板10とコネクタ12を、ネジを取り付けるなどの作業を伴うことなく、接続することができる。また、相手側コネクタ14を着脱する際でもプリント基板10とコネクタ12との電気的な接続を確実に行うことができる。
即ち、相手側コネクタ14を着脱する際に発生するこじり力Fは、コネクタ12とプリント基板10との接続部分である弾性部材24と係合孔36などに作用するが、弾性部材24が前記したこじり力Fに応じて弾性変形しつつ係合孔36に係合(係止)させられるため、コネクタ12とプリント基板10との相対位置関係は維持され、よってこじり力Fがプレスフィット端子16とスルーホール34に伝達され難くすることができる。従って、プレスフィット端子16がこじり力Fによってスルーホール34から引き抜かれるなどの不具合を防止することができ、プリント基板10とコネクタ12との電気的な接続を確実に行うことができる。
また、弾性部材24は、コネクタ12に接続されるべき相手側コネクタ14を着脱する際に発生するこじり力Fに対抗するように弾性変形可能に形成されるように構成、即ち、弾性部材24はこじり力Fに対抗しつつ弾性変形し、プリント基板10の係合孔36に係合させられるように構成したので、こじり力Fがコネクタ12に作用した場合であっても、コネクタ12とプリント基板10との相対位置関係を維持することができ、よってこじり力Fがプレスフィット端子16とスルーホール34に一層伝達され難くすることができる。これにより、プレスフィット端子16がスルーホール34から引き抜かれるなどの不具合を一層防止することができ、プリント基板10とコネクタ12との電気的な接続を一層確実に行うことができる。
また、弾性部材24は、弾性変形可能な複数本の足部(第1の足部24a1、第2の足部24a2)と、複数本の足部からそれぞれ突出させられる爪部(第1の爪部24b1、第2の爪部24b2)とからなると共に、複数本の足部は爪部が離間するように互いに背中合わせに配置されるように構成、即ち、第1、第2の爪部24b1,24b2をプリント基板10の係合孔36に係合(係止)させてコネクタ12をプリント基板10に接続するように構成したので、相手側コネクタ14を着脱する際に発生するこじり力Fがコネクタ12に作用した場合であっても、第1、第2の足部24a1,24a2がこじり力Fに対抗するように弾性変形しつつ、第1、第2の爪部24b1,24b2が係合孔36に係合することによってコネクタ12とプリント基板10との相対位置関係を維持することができ、よってプリント基板10とコネクタ12との電気的な接続をより一層確実に行うことができる。
さらに、対応(許容)可能なこじり力Fの方向も増加させることができる。即ち、コネクタの弾性部材が1本の足部と1個の爪部とからなり、その爪部をプリント基板の係合孔に係合させてコネクタをプリント基板に接続するように構成すると、例えばこじり力Fが爪部と係合孔との係合を解除する方向に作用した場合、爪部が係合孔から引き抜かれると共に、プレスフィット端子もスルーホールから引き抜かれ、コネクタとプリント基板との電気的な接続が絶たれるおそれがある。しかしながら、上記したように、弾性部材24が弾性変形可能な複数本の足部(第1の足部24a1、第2の足部24a2)と、複数本の足部からそれぞれ突出させられる爪部(第1の爪部24b1、第2の爪部24b2)とからなると共に、複数本の足部は爪部が離間するように互いに背中合わせに配置されるように構成したので、こじり力が1組の爪部(例えば第1の爪部24b1)と係合孔36との係合を解除する方向に作用した場合であっても、他の爪部(例えば第2の爪部24b2)と係合孔36は係合された状態を維持でき、よってコネクタ12とプリント基板10との相対位置関係を維持することができる。このように、対応可能なこじり力Fの方向を増加でき、プリント基板10とコネクタ12との電気的な接続をより一層確実に行うことができる。
また、少なくとも複数本の足部24b1,24b2の間(弾性部材24の第1の足部24a1と第2の足部24a2との間)に形成された空間50に、ポッティング樹脂52が充填されるように構成、具体的には、第1の足部24a1と、第1の足部24a1に背中合わせに形成された第2の足部24a2との間にポッティング樹脂52が充填されてモールドされるように構成したので、第1、第2の足部24a1,24a2(弾性部材24)の弾性力を超えるこじり力Fがコネクタ12に作用した場合であっても、第1、第2の足部24a1,24a2がポッティング樹脂52によって固定されているため、コネクタ12とプリント基板10との相対位置関係を維持することができ、よってプリント基板10とコネクタ12との電気的な接続をより一層確実に行うことができる。
また、爪部24b1,24b2はそれぞれ係合孔36の下端36aに所定の角度をなして接するように傾斜させられた傾斜面24dを備える、具体的には、係合孔36の下端36aと傾斜面24dが所定の角度をなして線接触する、即ち、傾斜面24dと係合孔36の下端36aの接線が、傾斜面24dの範囲内において可変となるように構成したので、係合孔36などの成形誤差(寸法公差)を許容することができる。
さらに、第1、第2の爪部24b1,24b2の傾斜面24dとプリント基板10との間に形成された空間54にポッティング樹脂52が充填されるように構成したので、こじり力Fがコネクタ12に作用した場合であっても、傾斜面24dとプリント基板10との相対位置関係、換言すれば、コネクタ12とプリント基板10との相対位置関係を維持することができ、よってプリント基板10とコネクタ12との電気的な接続をより一層確実に行うことができる。
次いで、この発明の第2実施例に係る電子回路基板とコネクタの接続構造について説明する。
図14は、この発明の第2実施例に係る電子回路基板とコネクタの接続構造を備えたコネクタの弾性部材を電子回路基板の係合孔に係合させた状態を表す、図9と同様な拡大部分断面図であり、図15はその底面図、図16は図15の斜視図である。尚、第1実施例と共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第1実施例では弾性部材24が2本の足部24a1,24a2と2個の爪部24b1,24b2とからなるように構成しているのに対し、第2実施例にあっては、図14から16に示す如く、コネクタ112の弾性部材124が、弾性変形可能な複数本(具体的には3本)の足部124a1,124a2,124a3と、3本の足部124a1,124a2,124a3からそれぞれ突出させられる爪部124b1,124b2,124b3とからなると共に、3本の足部124a1〜124a3は、爪部124b1〜124b3が離間するように互いに背中合わせに配置されると共に、120度の等間隔となるように構成した。
このように、第2実施例に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、弾性部材124が、3本の足部124a1,124a2,124a3と3個の爪部124b1,124b2,124b3とからなると共に、3本の足部124a1〜124a3は、爪部124b1〜124b3が離間するように互いに背中合わせに配置されるように構成したので、こじり力が1組の爪部(例えば爪部124b1)と係合孔36との係合を解除する方向に作用した場合であっても、他の爪部(例えば爪部124b2,124b3)と係合孔36は係合された状態を維持でき、よってコネクタ112とプリント基板10との相対位置関係を維持することができる。このように、対応可能なこじり力Fの方向を一層増加でき、プリント基板10とコネクタ112との電気的な接続をより一層確実に行うことができる。尚、残余の構成および効果は第1実施例のそれと異ならない。
次いで、この発明の第3実施例に係る電子回路基板とコネクタの接続構造について説明する。
図17は、この発明の第3実施例に係る電子回路基板とコネクタの接続構造を備えたコネクタの弾性部材を電子回路基板の係合孔に係合させた状態を表す、図9と同様な拡大部分断面図であり、図18はその底面図、図19は図18の斜視図である。尚、第1、第2実施例と共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
従前の実施例と相違する点に焦点をおいて説明すると、第3実施例にあっては、図17から図19に示すように、コネクタ212の弾性部材224が、弾性変形可能な複数本(具体的には4本)の足部224a1,224a2,224a3,224a4(図17などにおいて、足部224a3と足部224a4は見えず)と、4本の足部224a1〜224a4からそれぞれ突出させられる爪部224b1,224b2,224b3,224b4とからなると共に、4本の足部224a1〜224a4は、爪部224b1〜224b4が離間するように互いに背中合わせに配置されると共に、90度の等間隔となるように構成した。
このように、第3実施例に係る電子回路基板とコネクタの接続構造にあっては、弾性部材224が、4本の足部224a1〜224a4と4個の爪部224b1〜224b4とからなると共に、4本の足部224a1〜224a4は、爪部224b1〜224b4が離間するように互いに背中合わせに配置されるように構成したので、こじり力が1組の爪部(例えば爪部224b1)と係合孔36との係合を解除する方向に作用した場合であっても、他の爪部(例えば爪部224b2,224b3,224b4)と係合孔36は係合された状態を維持でき、よってコネクタ212とプリント基板10との相対位置関係を維持することができる。このように、対応可能なこじり力Fの方向をより一層増加でき、プリント基板10とコネクタ212との電気的な接続をより一層確実に行うことができる。尚、残余の構成および効果は、第1、第2実施例のそれと異ならない。
以上の如く、この発明の第1から第3実施例にあっては、プレスフィット端子16をスルーホール34に圧入してコネクタ12,112,212を電子回路基板(プリント基板10)に接続する接続構造において、前記コネクタ12,112,212の長手方向Aの両端部(側壁12a,12b)に弾性変形可能な弾性部材24,124,224をそれぞれ一体的に形成すると共に、前記電子回路基板(10)に前記弾性部材24,124,224が係合されるべき係合孔36を穿設するように構成した。
また、前記弾性部材24,124,224は、前記コネクタ12,112,212に接続されるべき相手側コネクタ14を着脱する際に発生するこじり力Fに対抗するように弾性変形可能に形成されるように構成した。
また、前記弾性部材24,124,224は、弾性変形可能な複数本の足部(第1、第2の足部24a1,24a2、足部124a1〜124a3、足部224a1〜224a4)と、前記複数本の足部からそれぞれ突出させられる爪部(第1、第2の爪部24b1,24b2、爪部124b1〜124b3、爪部224b1〜224b4)とからなると共に、前記複数本の足部は前記爪部が離間するように互いに背中合わせに配置されるように構成した。
また、少なくとも前記複数本の足部(第1の足部24a1と第2の足部24a2、足部124a1〜124a3、足部224a1〜224a4)の間に形成された空間50に樹脂(ポッティング樹脂52)が充填されるように構成した。
また、前記爪部(第1、第2の爪部24b1,24b2、爪部124b1〜124b3、爪部224b1〜224b4)はそれぞれ前記係合孔36の所定の部位(下端36a)に所定の角度をなして接するように傾斜させられた傾斜面24d,124d,224dを備えると共に、前記傾斜面24dと前記電子回路基板(10)との間に形成された空間54に樹脂(52)が充填されるように構成した。
尚、上記において、コネクタ12に形成される弾性部材24およびプリント基板10に穿設される係合孔36をそれぞれ2個としたが、3個以上であってもよい。
また、プリント基板10やコネクタ12の材質などを具体的に示したが、それらは例示であって限定されるものではない。
また、この第1から第3実施例に係るプリント基板とコネクタの接続構造は、自動車などの車両に搭載される電子制御装置、具体的には、種々のセンサで検出された制御パラメータに基づいて制御演算を行い、その演算結果に従って制御対象(例えば、内燃機関(エンジン)など)の動作を制御するような電子制御装置などに適用することが可能である。
この発明の第1実施例に係る電子回路基板とコネクタの接続構造を備えた電子回路基板とコネクタなどを示す外観斜視図である。 図1に示す電子回路基板とコネクタが収容ケースに収容された状態を表す説明断面図である。 図1に示す電子回路基板とコネクタなどを、コネクタの接続口側から見たときの部分断面図である。 図3に示すコネクタを電子回路基板に接続する前の状態における、プレスフィット端子とスルーホールを表す拡大部分断面図である。 図3に示すプレスフィット端子をスルーホールに挿入した状態を表す、図4と同様な拡大部分断面図である。 図3に示すプレスフィット端子をスルーホールに圧入して保持させた状態を表す、図4と同様な拡大部分断面図である。 図3に示すコネクタをプリント基板に接続する前の状態における、弾性部材と係合孔を表す拡大部分断面図である。 図7に示す弾性部材を係合孔に挿入した状態を表す、図7と同様な拡大部分断面図である。 図7に示す弾性部材を係合孔に完全に挿入して係合させた状態を表す、図7と同様な拡大部分断面図である。 図9に示すプリント基板と弾性部材の底面図である。 図10に示すプリント基板と弾性部材の斜視図である。 図3に示す電子回路基板とコネクタを収容した収容ケースがモールドされたときの弾性部材付近の状態を表す、図9と同様な拡大部分断面図である。 図3に示す電子回路基板とコネクタにおいて、相手側コネクタを着脱する作業を行ったときの状態を表す、図3と同様な部分断面図である。 この発明の第2実施例に係る電子回路基板とコネクタの接続構造を備えたコネクタの弾性部材を電子回路基板の係合孔に係合させた状態を表す、図9と同様な拡大部分断面図である。 図14に示すプリント基板と弾性部材を表す、図10と同様な底面図である。 図15に示すプリント基板と弾性部材を表す、図11と同様な斜視図である。 この発明の第3実施例に係る電子回路基板とコネクタの接続構造を備えたコネクタの弾性部材を電子回路基板の係合孔に係合させた状態を表す、図9と同様な拡大部分断面図である。 図17に示すプリント基板と弾性部材を表す、図10と同様な底面図である。 図18に示すプリント基板と弾性部材を表す、図11と同様な斜視図である。 従来技術に係る電子回路基板とコネクタを示す、図3と同様な部分断面図である。 図20に示す電子回路基板とコネクタにおいて、相手側コネクタを着脱する作業を行ったときの状態を表す部分断面図である。
符号の説明
10 プリント基板(電子回路基板)、12 コネクタ(第1実施例)、12a,12b 側壁(両端部)、14 相手側コネクタ、16 プレスフィット端子、24 弾性部材(第1実施例)、24a1 第1の足部(弾性部材。第1実施例)、24a2 第2の足部(弾性部材。第1実施例)、24b1 第1の爪部(弾性部材。第1実施例)、24b2 第2の爪部(弾性部材。第1実施例)、24d 傾斜面(第1実施例)、34 スルーホール、36 係合孔、36a 下端(係合孔の所定の部位)、50 空間、52 ポッティング樹脂(樹脂)、54 空間、112 コネクタ(第2実施例)、124 弾性部材(第2実施例)、124a1〜124a3 足部(弾性部材。第2実施例)、124b1〜124b3 爪部(弾性部材。第2実施例)、124d 傾斜面(第2実施例)、212 コネクタ(第3実施例)、224 弾性部材(第3実施例)、224a1〜124a4 足部(弾性部材。第3実施例)、224b1〜124b4 爪部(弾性部材。第3実施例)、224d 傾斜面(第3実施例)、A 長手方向、F こじり力

Claims (5)

  1. プレスフィット端子をスルーホールに圧入してコネクタを電子回路基板に接続する接続構造において、前記コネクタの長手方向の両端部に弾性変形可能な弾性部材をそれぞれ一体的に形成すると共に、前記電子回路基板に前記弾性部材が係合されるべき係合孔を穿設することを特徴とする電子回路基板とコネクタの接続構造。
  2. 前記弾性部材は、前記コネクタに接続されるべき相手側コネクタを着脱する際に発生するこじり力に対抗するように弾性変形可能に形成されることを特徴とする請求項1記載の電子回路基板とコネクタの接続構造。
  3. 前記弾性部材は、弾性変形可能な複数本の足部と、前記複数本の足部からそれぞれ突出させられる爪部とからなると共に、前記複数本の足部は前記爪部が離間するように互いに背中合わせに配置されることを特徴とする請求項1または2記載の電子回路基板とコネクタの接続構造。
  4. 少なくとも前記複数本の足部の間に形成された空間に樹脂が充填されることを特徴とする請求項3記載の電子回路基板とコネクタの接続構造。
  5. 前記爪部はそれぞれ前記係合孔の所定の部位に所定の角度をなして接するように傾斜させられた傾斜面を備えると共に、前記傾斜面と前記電子回路基板との間に形成された空間に樹脂が充填されることを特徴とする請求項3または4記載の電子回路基板とコネクタの接続構造。
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