JP2001093604A - コネクタの基板取付構造 - Google Patents
コネクタの基板取付構造Info
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Abstract
作業工数を削減して、作業効率を向上することのできる
コネクタの基板への取付構造の提供を図る。 【解決手段】 コネクタ1に一対の爪部5を形成する一
方、該爪部5と係合する係合部8を前記基板2に設け、
前記爪部5の係合力がこれら一対の爪部5が対向する方
向、若しくは離間する方向に付勢して働くように前記係
合部8に係合させて、部品の個体寸法差を吸収しつつ、
コネクタ1を基板2の所定位置にきちんと仮固定するの
で、別途治具やマスキングテープ等の固定手段を廃し、
取付作業工数を削減して、作業効率を向上することがで
きる。
Description
取り付ける構造に関するものである。
付構造を示すもので、この従来の取付構造では、コネク
タ1の下部から下方に向けて形成したピン3を基板2に
形成した挿通孔6に挿通して位置決めを行うと共に、コ
ネクタ1の下方に設けた複数の端子4を基板2に設けた
取付孔7に挿通し、該端子4を基板2にハンダ付けする
ことによってコネクタ1を基板2に取り付けている。
ば、コネクタ1に形成したピン3を基板2に設けた孔部
6に挿通することにより、端子4の取り付け位置の位置
決めをある程度は行えるものの、これらピン3と挿通孔
6との間には、部品の個体寸法差を吸収するために、あ
る程度のクリアランスが設けられているため、多少のガ
タが出ることは否めなかった。
ンダ付けするまで、コネクタ1を基板2に固定する手段
がないため、別途図外の治具やマスキングテープ等によ
り、仮固定する必要があった。
は、基板2をハンダ槽の中をくぐらせてハンダ付けを行
うフロー工程が一般的に用いられているが、従来の構造
では、ハンダ付けをこのフロー工程で行った場合、この
時点ではコネクタ1が基板2に固定されていないと、フ
ロー工程中にコネクタ1が基板2から浮き上がってしま
うという問題があり、それを防止するためにも、図外の
治具やマスキングテープ等によりコネクタ1を基板の所
定位置に仮固定する必要があり、作業効率が悪いという
問題があった。
ネクタを仮固定し、取付作業工数を削減して、取付作業
性を高め、ひいては作業効率を向上することのできるコ
ネクタの基板への取付構造を提供するものである。
は、コネクタを基板に取り付ける構造において、前記コ
ネクタに少なくとも一対の爪部を形成する一方、該爪部
と係合する係合部を前記基板に設けて、前記爪部の係合
力がこれら一対の爪部が対向する方向、若しくは離間す
る方向に付勢して働くように、該爪部を前記係合部に係
合して、コネクタを基板の所定位置に固定するようにし
たことを特徴としている。
載の爪部は、コネクタの両側部に片持ちバネ状に形成し
たことを特徴としている。
に記載の爪部の先端部分に抜け止め用の突起部を形成す
ると共に、該突起部の前記係合部の縁部に当接する部分
に傾斜部を設けて、該傾斜部と係合部の縁部とを当接さ
せ、コネクタを基板の所定位置に固定するようにしたこ
とを特徴としている。
に記載の係合部は、基板にスリット状に形成したことを
特徴としている。
に記載の基板の係合部近傍に、ランドを形成したことを
特徴としている。
に記載のコネクタに位置決め用のピンを設ける一方、基
板側に前記ピンの挿通孔を設けたことを特徴としてい
る。
なくとも一対の爪部を形成する一方、該爪部と係合する
係合部を前記基板に設けて、前記爪部の係合力がこれら
一対の爪部が対向する方向、若しくは離間する方向に付
勢して働くように、該爪部を前記係合部に係合して、コ
ネクタを基板の所定位置に固定するようにしてあるた
め、部品の個体寸法差を吸収しつつ、コネクタを基板の
所定位置に位置決めすると共に、仮固定することができ
る。
ハンダ付けする際には、該爪部によって基板にきちんと
仮固定されているため、フロー工程中にコネクタが基板
から浮き上がってしまうということがなく、従来構造の
ように別途治具やマスキングテープ等によりコネクタを
基板に仮固定する必要がなくなるので、取付作業工数を
削減することができ、取付作業性を高め、ひいては作業
効率を向上することができる。
の効果に加え、前記爪部は、コネクタの両側部に片持ち
バネ状に形成してあるため、簡単な構造で、該爪部の係
合力がこれら一対の爪部が対向する方向、若しくは離間
する方向に付勢して働くようにすることができる。
の効果に加え、前記爪部の先端部分に抜け止め用の突起
部を形成すると共に、該突起部の前記係合部の縁部に当
接する部分に傾斜部を設けて、該傾斜部と係合部の縁部
とを当接させるようにしてあるため、該傾斜部と係合部
の縁部とによって部品の個体寸法差を吸収することがで
きるので、確実にコネクタを基板の所定位置に固定する
ことができる。
〜3の効果に加え、前記係合部は、基板にスリット状に
形成してあるため、簡単な構造で基板に係合部を形成で
き、コスト的に有利に得ることができる。
〜4の効果に加え 前記基板の係合部近傍に、ランドを
形成してあるため、基板に係合部を作成する際に係合部
近傍の強度を高めることができると共に、コネクタを基
板に取り付けた状態で、フロー工程によりハンダ付けを
行った場合、該ランドがハンダを引き寄せるので、前記
爪部と係合部との噛み合い部分の隙間にハンダが入り込
むのを防止でき、コネクタの基板からの浮き上がりや、
ハンダ溜まりによるハンダボールの発生を抑制すること
ができる。
でも、該ランドによってハンダボールを引き寄せるの
で、ハンダボールによるハンダ実装面への影響を最小限
に抑えることができる。
〜5の効果に加え 前記コネクタに位置決め用のピンを
設ける一方、基板側に前記ピンの挿通孔を設けてあるた
め、コネクタを基板に取り付ける際の位置決めをするこ
とができ、作業効率を高めることができる。
と共に従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述す
る。
基板に取り付ける状態を示す側面図、図2はコネクタを
下方から見た図を示している。
部品を組み込み、ユニット化して基板2に取り付けるコ
ネクタを示しており、該コネクタ1の下方には組み込ま
れた電子部品の端子4が延びている。なお、図2では、
端子4は省略してある。
部5,5で、特にこの実施形態では該爪部5,5は、前
記コネクタ1の両側部に片持ちバネ状に形成してある。
合する係合部8,8が設けてあり、この実施形態では前
記爪部5,5の係合力がこれら一対の爪部5,5が対向
する方向に付勢して働くように、該爪部5,5を前記係
合部8,8に係合させて、コネクタ1を基板2の所定位
置に固定するようにしてある。
前記爪部5の先端部分には抜け止め用の突起部5Aを形
成すると共に、該突起部5Aの前記係合部8の縁部8a
に当接する部分に傾斜部5aを設けてある。
状態で下方から見た図を示しており、この図4に示すよ
うに、前記係合部8は、前記基板2の端部にスリット状
に形成してあって、該係合部8近傍には、ランド9が設
定してある。
同様、位置決め用のピン3を設けて、前記基板2に設け
た挿通孔6に挿通することにより位置決めを行うように
してある。
の取付部を示す。
タ1の基板2への取付は、先ず、コネクタ1の下方に突
設したピン3,3を基板2に設けた挿通孔6,6に挿通
して、ある程度の位置決めをしつつ、該コネクタ1を基
板2に近づけていく。この時、コネクタ1の下方の端子
4も、基板2に形成されたそれぞれの取付部8の近傍に
位置決めされて近づいていく。
き、コネクタ1の両側部に設けた爪部5,5を前記基板
2にスリット状に設けた係合部8,8に、これら一対の
爪部5,5が対向する方向に付勢して働くように係合さ
せる。
され、端子4も基板2に設けた取付部7に挿通して仮固
定される。
部5Aの傾斜部5aと、係合部8の縁部8aとを当接さ
せているので、前述の爪部5,5が対向する方向に働く
付勢力によって、これら傾斜部5aと縁部8aとが摺動
し、部品の個体寸法差を吸収しつつ該爪部5を適正位置
(図3における矢印方向)に位置決めして、コネクタ1
を基板2の所定位置に位置決めしている。
した後、基板2をハンダ槽の中をくぐらせてハンダ付け
を行うフロー工程などにより、コネクタ1の端子4を基
板2にハンダ付けして、取付が完了する。
1に一対の爪部5,5を形成する一方、該爪部5,5と
係合する係合部8,8を前記基板2に設けて、前記爪部
5,5の係合力がこれら一対の爪部5,5が対向する方
向に付勢して働くように、該爪部5,5を前記係合部
8,8に係合して、コネクタ1を基板2の所定位置に固
定するようにしてあるため、部品の個体寸法差を吸収し
つつ、コネクタ1を基板2の所定位置に位置決めすると
共に、仮固定することができる。
2にハンダ付けする際には、該爪部5によって基板2に
きちんと仮固定されているため、フロー工程中にコネク
タ1が基板2から浮き上がってしまうということがな
く、従来構造のように別途治具やマスキングテープ等に
よりコネクタ1を基板2に仮固定する必要がなくなるの
で、取付作業工数を削減することができ、取付作業性を
高め、ひいては作業効率を向上することができる。
部5は、コネクタ1の両側部に片持ちバネ状に形成して
あるため、簡単な構造で、該爪部5の係合力がこれら一
対の爪部が対向する方向に付勢して働くようにすること
ができる。
用の突起部5Aを形成すると共に、該突起部5Aの前記
係合部8の縁部8aに当接する部分に傾斜部5aを設け
て、該傾斜部5aと係合部8の縁部8aとを当接させる
ようにしてあるため、該傾斜部5aと係合部8の縁部8
aとによって部品の個体寸法差を吸収することができる
ので、確実にコネクタを基板の所定位置に固定すること
ができる。
ピン3,3を設ける一方、基板2側に前記ピン3,3の
挿通孔6,6を設けてあるため、コネクタ1を基板2に
取り付ける際に、位置決めをすることができ、作業効率
を高めることができる。
状に形成してあるため、簡単な構造で基板2に係合部8
を形成でき、コスト的に有利に得ることができる。
ンド9を形成してあるため、基板2に係合部8を作成す
る際に係合部8近傍の強度を高めることができると共
に、コネクタ1を基板2に取り付けた状態で、フロー工
程によりハンダ付けを行った場合、該ランド9がハンダ
を引き寄せるので、前記爪部5と係合部8との噛み合い
部分の隙間にハンダが入り込むのを防止でき、コネクタ
1の基板2からの浮き上がりや、ハンダ溜まりによるハ
ンダボールの発生を抑制することができる。
でも、該ランド9によってハンダボールを引き寄せるの
で、ハンダボールによるハンダ実装面への影響を最小限
に抑えることができる。
両側部に一対の爪部5,5を形成した例を示したが、複
数の爪部を設けて、コネクタ1の基板2に対する位置決
め精度をさらに高めても良い。
の係合力がこれら一対の爪部5,5が対向する方向に付
勢して働くように、該爪部5,5を前記係合部8,8に
係合して、コネクタ1を基板2の所定位置に固定するよ
うにした例を示したが、該爪部5,5の係合力がこれら
一対の爪部5,5が離間する方向に付勢して働くよう
に、該爪部5,5を前記係合部8,8に係合しても良
く、この場合も部品の個体寸法差を吸収しつつ、コネク
タ1を基板2の所定位置に位置決めすると共に、きちん
と仮固定することができるのは言うまでもない。
Claims (6)
- 【請求項1】 コネクタ(1)を基板(2)に取り付け
る構造において、 前記コネクタ(1)に少なくとも一対の爪部(5)を形
成する一方、該爪部(5)と係合する係合部(8)を前
記基板(2)に設けて、前記爪部(5)の係合力がこれ
ら一対の爪部(5)が対向する方向、若しくは離間する
方向に付勢して働くように、該爪部(5)を前記係合部
(8)に係合して、コネクタ(1)を基板(2)の所定
位置に固定するようにしたことを特徴とするコネクタの
基板取付構造。 - 【請求項2】前記爪部(5)は、コネクタ(1)の両側
部に片持ちバネ状に形成したことを特徴とする請求項1
に記載のコネクタの基板取付構造。 - 【請求項3】前記爪部(5)の先端部分に抜け止め用の
突起部(5A)を形成すると共に、該突起部(5A)の
前記係合部(8)の縁部(8a)に当接する部分に傾斜
部(5a)を設けて、該傾斜部(5a)と係合部(8)
の縁部(8a)とを当接させ、コネクタ(1)を基板
(2)の所定位置に固定するようにしたことを特徴とす
る請求項1,2の何れかに記載のコネクタの基板取付構
造。 - 【請求項4】前記係合部(8)は、基板(2)にスリッ
ト状に形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか
に記載のコネクタの基板取付構造。 - 【請求項5】前記基板(2)の係合部(8)近傍に、ラ
ンド(9)を形成したことを特徴とする請求項1〜4の
何れかに記載のコネクタの基板取付構造。 - 【請求項6】前記コネクタ(1)に位置決め用のピン
(3)を設ける一方、基板(2)に前記ピン(3)の挿
通孔(6)を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何
れかに記載のコネクタの基板取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27526799A JP2001093604A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | コネクタの基板取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27526799A JP2001093604A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | コネクタの基板取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001093604A true JP2001093604A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17553051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27526799A Pending JP2001093604A (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | コネクタの基板取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001093604A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100815687B1 (ko) * | 2005-08-25 | 2008-03-20 | 니혼 고꾸 덴시 고교 가부시끼가이샤 | 자동 실장에 적합한 보드 실장 커넥터 |
JP2008166180A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Keihin Corp | 電子回路基板とコネクタの接続構造 |
KR20200000373A (ko) * | 2018-06-22 | 2020-01-02 | 뷔르트 엘렉트로닉 아이조스 게엠베하 운트 콤파니 카게 | 다이렉트 플러그-인 커넥터 및 다이렉트 플-러그인 커넥션 |
-
1999
- 1999-09-28 JP JP27526799A patent/JP2001093604A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100815687B1 (ko) * | 2005-08-25 | 2008-03-20 | 니혼 고꾸 덴시 고교 가부시끼가이샤 | 자동 실장에 적합한 보드 실장 커넥터 |
JP2008166180A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Keihin Corp | 電子回路基板とコネクタの接続構造 |
KR20200000373A (ko) * | 2018-06-22 | 2020-01-02 | 뷔르트 엘렉트로닉 아이조스 게엠베하 운트 콤파니 카게 | 다이렉트 플러그-인 커넥터 및 다이렉트 플-러그인 커넥션 |
JP2020004718A (ja) * | 2018-06-22 | 2020-01-09 | ビュルト エレクトロニク アイソス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 直接差し込み式コネクタと直接差し込み式接続 |
KR102330136B1 (ko) | 2018-06-22 | 2021-11-22 | 뷔르트 엘렉트로닉 아이조스 게엠베하 운트 콤파니 카게 | 다이렉트 플러그-인 커넥터 및 다이렉트 플러그-인 커넥션 어셈블리 |
US11201434B2 (en) | 2018-06-22 | 2021-12-14 | Würth Elektronik eiSos Gmbh & Co. KG | Direct plug-in connector and direct plug-in connection |
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