JP2008162460A - 自動二輪車のメインスタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、より小さな力で操作できるようにしたメインスタンドにおいて、簡便な構造をもち軽量化が図れ、操作性を向上させたメインスタンドを提供することを課題とする。
【解決手段】自動二輪車10のメインスタンド49は、車体フレーム11に軸部材52を介して回動自在に棒状部材53を設け、この棒状部材53を起立させて車輪を地面から浮かせるようにしたものであって、このメインスタンド49は、車体フレーム11に回動可能に設けられ棒状部材53を起立させるときに乗員が操作するレバー56及びこのレバー56と一体で回動するカム57と、棒状部材53に設けられカム57によって押圧されるカム受部58と、を備え、レバー56の回動に伴いカム57でカム受部58を押圧し、棒状部材53を起立させるようにしたものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動二輪車のメインスタンドの改良に関する。
車体フレームに軸を介して回動自在にスタンド脚を設け、このスタンド脚を起立させて車輪を地面から浮かせるようにした自動二輪車のメインスタンドが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭55−76774号公報(第2図、第4図)
特許文献1の第2図において、メインスタンドは、スタンド脚1と、このスタンド脚1の上端部に軸2を介して揺動可能に取り付けたリンク体3と、このリンク体3に軸4を介して車体5側に設けた保持片6と、この保持片6に軸9を介して設けられリンク体3を押圧するカム11と、このカム11に取り付けられカム11を回動させるレバー10及び足掛け13と、スタンド脚1を起立させたときの位置を決めるストッパ8と、を備える。
図中、3及び12はバネである。
同文献の第4図において、メインスタンドには、左右のリンク体3、3と、これらのリンク体3、3を押圧するカム11、11とが備えられている。
メインスタンドを掛けるときには、スタンド脚1を操作して仮の位置に起立させ、次に、レバー10を操作してカム11、11を回動させてリンク体3、3を押圧し、小さな力でスタンド脚1を掛けることができるようにした。
ところで、特許文献1に係るメインスタンドは、左右各々にカム11、11とリンク体3、3とを有する。このため、要素数が多く複雑な構造となる。加えて、要素数が多くなると、メインスタンドの重量が増加するので、車両の軽量化という面で好ましくない。
さらに、メインスタンドを掛けるときには、スタンド脚1を操作し、レバー10を操作するという煩雑な操作を伴う。
本発明は、より小さな力で操作できるようにしたメインスタンドにおいて、簡便な構造をもち軽量化が図れ、操作性を向上させたメインスタンドを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームに軸部材を介して回動自在に棒状部材を設け、この棒状部材を起立させて車輪を地面から浮かせるようにした自動二輪車のメインスタンドにおいて、このメインスタンドは、車体フレームに回動可能に設けられ棒状部材を起立させるときに乗員が操作するレバー及びこのレバーと一体で回動するカムと、前記棒状部材に設けられ前記カムによって押圧されるカム受部と、を備え、前記レバーの回動に伴い前記カムで前記カム受部を押圧し、前記棒状部材を起立させることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前記カム受部は、前記カムに当接するローラーを備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記カムは、前記棒状部材が収納位置に近いところでは、前記レバーの回転角よりも前記棒状部材の回転角が大きくなるように形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記カムは、前記棒状部材が地面に接触した後では、前記レバーの回転角よりも前記棒状部材の回転角が小さくなるように形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、メインスタンドは、レバーと、このレバーとともに一体で回動するカムと、棒状部材に設けられカムによって押圧されるカム受部とを備える簡便な構造とした。メインスタンドは、簡便な構造にしたので、より小さい力で棒状部材を起立させる機能をもつメインスタンドにおいて、軽量化を図ることが可能となる。
加えて、レバーの回動操作のみで、メインスタンド掛けが可能となるので、操作を簡便に行うことができ、操作性を向上させることができる。
請求項2に係る発明では、カム受部は、カムに当接するローラーを備えており、カムからカム受部への力の伝達はローラーを介して行われるので、カムの移動に伴いローラーが回動する。つまり、カムとカム受部間の運動はころがりを伴うものとなるため、すべりを伴う運動に較べてカムとカム受部間の摩擦損失を減らすことができる。
摩擦損失を減らすことができるので、より小さい力でメインスタンドを起立させることが可能となる。
請求項3に係る発明は、棒状部材を起立させる場合において、棒状部材が収納位置に近く回転操作に大きな力が要らない領域では、棒状部材が起立位置に近い領域に位置する場合に較べて、棒状部材の回転角よりもレバーの回転角が大きくなるように形成した。このため、起立操作の前半において、棒状部材をすばやく回動させることができる。
請求項4に係る発明は、棒状部材を起立させる場合において、棒状部材が地面に接触した後で起立位置に近づいて、回動操作に大きな力が要る領域では、レバーの回転角よりも棒状部材の回転角が小さくなるように形成した。このため、起立操作の後半において、より小さい力で棒状部材を回動させることができる。従って、より小さな力で棒状部材を起立させることが可能となる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11を備え、この車体フレーム11は、車体フレーム本体12と、この車体フレーム本体12に連なっている後部車体フレーム13とからなる。
車体フレーム本体12は、車体14の前部を構成するヘッドパイプ14aから後方に延設する左右一対のメインフレーム15L、15R(手前側の符号15Lのみ示す。)と、これらメインフレーム15L、15Rの後端部に取り付けピボット軸16を有する左右一対のピボットプレート17L、17R(手前側の符号17Lのみ示す。)と、これらピボットプレート17L、17Rの上部から斜め後上に立ち上げ、次いで、後方に延びている左右一対のシートレール18L、18R(手前側の符号18Lのみ示す。)と、これらシートレール18L、18Rの後端部と前記ピボットプレート17L、17Rの中間部との間を連結しシートレール18L、18Rを支持する左右一対のミドルフレーム19L、19R(手前側の符号19Lのみ示す。)と、を主要素とする。後部車体フレーム13の詳細については、次図で説明する。
メインフレーム15L、15Rの下方には、締結部材21a〜21cを介してエンジン22が懸架されている。このエンジン22は、水平対向型6気筒の水冷エンジンである。
ピボットプレート17L、17Rには、ピボット軸16を中心に上下にスイング可能な左右一対のリヤスイングアーム24L、24R(手前側の符号24Lのみ示す。)が取り付けられ、これらのリヤスイングアーム24L、24Rの後端部に後軸25を介して後輪26が回動可能に取り付けられている。後輪26は、エンジン22の駆動力により駆動される。
リヤスイングアーム24L、24Rの中間部には、リンク機構27を介してリヤクッションユニット28が立設して取り付けられ、リヤクッションユニット28の上端部は、メインフレーム15側に形成したブラケット29に取り付けられている。
ヘッドパイプ14aには、転舵自在にフロントフォーク32が取り付けられ、このフロントフォーク32に前輪車軸33を介して前輪34が取り付けられ、フロントフォーク32の上端部にはステアリングハンドル35が取り付けられている。
メインフレーム15L、15Rの前部側方で、メインカウル36の側方には、開口部37が形成され、この開口部37に面するようにエンジン22を冷却するラジエータユニット38が配置されている。
図中、41はフロントデイスクブレーキユニット、42はフロントデイスクプレート、43は車両の前方を覆うフロントカウル、44はフロントシールド、46はフロントフェンダ、47は消音器、48L、48Rは左右一対のメインスタンドブラケット、49はメインスタンド、50は乗員が着座するシート、51はバッテリである。
図2は本発明に係るメインスタンド及びメインスタンド周辺部の側面図であり、メインフレーム15L、15Rの後端部にピボット軸16を支持するピボットプレート17L、17Rが連結され、これらピボットプレート17L、17Rの上部にシートレール18L、18Rが延設され、ピボットプレート17L、17Rの下部から後方にメインスタンドブラケット48L、48Rが延設されている。
メインスタンド49は、車体フレーム11の一構成要素であるメインスタンドブラケット48L、48Rに、軸部材52を図表裏方向に取り付け、この軸部材52を介して回動自在にスタンド脚としての棒状部材53を設け、この棒状部材53を起立させて車輪(図1の符号60)を地面から浮かせたものであり、車体14を立てた状態で安定して保持させることができる。車輪60とは、図1の後輪26又は前輪34のことである。
図3は図2の要部拡大図、図4は図3の4−4線断面図である。以下、図3と図4を参照して説明を行う。なお、棒状部材53とメインスタンドブラケット48Lの間に取り付けるばね部材54は、カム機構の理解を容易にするため想像線にて示す。
メインスタンド49は、メインスタンドブラケット48L、48M間に掛け渡すカム軸61と、このカム軸61と同軸に配置され、乗員がメインスタンドを掛けるときに操作するレバー56と、このレバー56とともに一体で回動するカム57と、前記カム軸61の下方に配置されるとともに、メインスタンドブラケット48L、48Mに取り付ける軸部材52と、この軸部材52に回動可能に設けられるスタンド脚としての棒状部材53と、この棒状部材53から後方に延ばしローラー68を含むカム受部58と、前記棒状部材53とメインスタンドブラケット48L、48Mの間に取り付けられ、棒状部材53を収納させた位置に保持するばね部材54とを備え、カム受部58にカム57が当たるようにした。
左メインスタンドブラケット48Lとこの左メインスタンドブラケット48Lの内方に設けた中間メインスタンドブラケット48Mの間に、ベアリング59、59を介してカム軸61を回動可能に掛け渡し、このカム軸61の一端61aで車両の外方にカム軸61を回動するレバー56を取り付け、カム軸61の中間部で左メインスタンドブラケット48Lと中間メインスタンドブラケット48Mの間にスプライン部62を形成し、このスプライン部62にカム軸61と一体で回動するカム57を取り付ける。図中、63はレバーをカム軸61に固定する小ボルトである。
カム受部58は、棒状部材53から水平方向後方に延ばしている左右一対の受部材65L、65Rと、これらの受部材65L、65Rに掛け渡す受軸66と、この受軸66に軸受67、67を介して回動可能に設けたローラー68とを備える。本実施例では、受軸66にボルトを利用した。図中、71はスペーサ、72は受軸66を受部材65L、65Rに固定するナットである。
つまり、カム受部58は、カム57に当接するローラー68を備え、レバー56の回動に伴いカム57でカム受部58のローラー68を押圧し、このカム受部58のローラー68と一体で回動する棒状部材53を起立させるように構成する。
図5は図3の5−5線断面図であり、左メインスタンドブラケット48Lに、スタンド脚となる棒状部材53を取り付けることを説明する図である。
左メインスタンドブラケット48Lに、棒状部材53をセットし、この棒状部材53の上端部近傍に形成する孔73に、軸部材52としてのボルト74を外方から取り付ける。つまり、左メインスタンドブラケット48Lには、棒状部材53が回動可能に取り付けられている。
図6は本発明に係るメインスタンドの分解斜視図であり、左メインスタンドブラケット48Lと中間メインスタンドブラケット48Mの間にカム57が配置され、このカム57にカム軸61が挿通され、このカム軸61にはレバー56が取り付けられ、左メインスタンドブラケット48Lの外方には棒状部材53が配置され、この棒状部材53には、後方に且つ左メインスタンドブラケット48Lの内方に前記カム57に押圧されるカム受部58が付設されている。
なお、車体14の右側には、棒状部材53が設けられ、これら棒状部材53、53の間には、強度アップのためのクロス部材75が掛け渡されている。
図3に戻って、メインスタンド49は、車体フレーム11に回動可能に設けられ棒状部材53を起立させるときに乗員が操作するレバー56及びこのレバー56と一体で回動するカム57と、棒状部材53に設けられカム57によって押圧されるカム受部58とを備えている。
以上に述べたメインスタンドの作用を次に述べる。
図7は本発明に係るメインスタンドの作用説明図(棒状部材を地面に接触する接地位置に当てるまで)であり、レバー56の回動に伴いカム57でカム受部58を押圧し、棒状部材53を起立させる一連の作用を説明する。
(a)において、棒状部材53が収納位置にあることを説明する図である。棒状部材53は地面Gと略平行に位置する。
棒状部材53は、ばね部材54により、地面Gと略平行な収納位置に保持されている。このとき、棒状部材53に設けたカム受部58により、カム57が支持され、このカム57と一体に形成されるレバー56は、車体フレーム11側に押し付けられ、保持されている。
(b)において、レバー56を図矢印b方向に回動させ、棒状部材53が接地位置にあることを説明する図である。このとき、棒状部材53は地面G対し略50°だけ傾いた位置にある。
棒状部材53を起立させるために、レバー56を図矢印b方向にさらに回動させる。
図8は本発明に係るメインスタンドの作用説明図(棒状部材を起立位置にしたとき)であり、レバー56を矢印c方向に回動させ、棒状部材53が起立位置にあることを説明する図である。起立位置では、カム受部58のローラー68は、カム57に形成した小凹部78に係合した位置に到達し、メインスタンド49を掛ける一連の操作が終了する。
メインスタンド49を外すときには、自動二輪車(図1の符号10)を前方に押し出し、棒状部材53を、軸部材52を中心に図反時計方向に回動させると、ばね部材54によって棒状部材53は車体14側に引きつけられるため、容易に外すことができる。
図9は実施例に係るメインスタンドの荷重特性と比較例に係るメインスタンドの荷重特性を説明する図である。
(a)は実施例に係る荷重特性であり、縦軸はレバーを回動するときに必要な力、横軸は脚を掛けて操作するレバー(図7の符号56)の回動角度(θ)であり、θは0°〜110°の値をとる。
レバー56の回動角度(θ)が略45°以降で、レバー56の回動操作に必要な力は急激に増加し、θが50°〜60°の範囲でピークの値P1を示し、以降、110°まで除々に減少する。
(b)は比較例を示し、縦軸はレバーを回動するときに必要な力、横軸は脚を掛けて操作する棒状部材の回動角度(α)であり、αは0°〜90°の値をとる。
なお、比較例とは通常広く用いられており、小さな力で操作する機能をもたないメインスタンドを掛けるときの荷重特性であり、実施例において、棒状部材53から図示せぬ足掛け部材を後方に延設し、この足掛け部材に脚を掛けて直接棒状部材(図7の符号53)を操作してメインスタンドを掛けるときの特性とも考えることができる。
棒状部材53の回動角度(α)が略50°(接地位置)以降で、棒状部材53の回動操作に必要な力は急激に増加し、θが60°〜70°の範囲でピークの値P2を示し、以降、90°(起立位置)まで除々に減少する。
ここで、実施例ピークの値と比較例のピークの値を比較すると、実施例でP1、比較例でP2であり、P1<P2の関係にある。つまり、実施例は、比較例に較べてより小さな力でメインスタンドを掛けることができる。
図7に戻って、本発明において、カム57は、棒状部材53が収納位置に近いところでは、レバー56の回転角(θ)よりも棒状部材53の回転角(α)が大きくなるように形成されている。つまり、θ<αとなるようにカム57を形成した。
棒状部材53を起立させる場合において、棒状部材53が収納位置に近く回転操作に大きな力が要らない領域では、起立位置に近いところに較べて、棒状部材53の回転角(α)よりもレバー56の回転角(θ)が小さくなるように形成した。このため、起立操作の前半において、棒状部材53をすばやく回動させることができる。
図8に戻って、棒状部材53を起立させる場合において、棒状部材が地面に接触した後で起立位置に近く回動操作に大きな力が要る領域では、レバーの回転角(θ)よりも棒状部材の回転角(α)が小さくなるように形成されている。つまり、α<θとなるようにカム57を形成した。
このため、起立操作の後半において、より小さい力で棒状部材を回動させることができる。従って、より小さな力で棒状部材を起立させることが可能となる。
上記に述べたように、カム57の形状を、棒状部材53が収納位置に近いところでは、レバー56の回転角よりも棒状部材53の回転角が大きくなるように、地面Gに接触した後では、レバー56の回転角よりも棒状部材53の回転角が小さくなるように形成したので、操作性を損なうことなく、軽い力でメインスタンド掛けを行うことが可能となる。
また、レバー56の回動操作のみで、メインスタンド掛けをすることができるため、操作を簡便に行うことができる。例えば、棒状部材53の操作をした後、レバー56の操作をする必要があるなどの煩雑な操作を伴うことはない。
図6に戻って、メインスタンド49は、レバー56と、このレバー56とともに一体で回動するカム57と、棒状部材53に設けられカム57によって押圧されるカム受部58とを備える簡便な構造とした。
メインスタンド49は、簡便な構造にしたので、より小さい力で棒状部材53を起立させる機能をもつメインスタンド49において、その軽量化を図ることが可能となる。例えば、リンクとカムとを有するメインスタンド49と較べると、リンクが不要となるので、メインスタンド49の軽量化を図ることが可能となる。簡便な構造であるため、メインスタンド49の信頼性向上を図り易い。
この他、従来、棒状部材の下部から後方に略水平に延ばしていた足掛けを省略できるので、メインスタンド49の一層の軽量化を図ることができる。
従来、メインスタンドを掛けるときの荷重をなくす技術として、モータなどの動力により棒状部材を直立させてスタンドを掛ける技術がある。この技術によると、メインスタンドの構造の複雑化や重量増加に繋がる虞がある。
この点、本発明によれば、簡便な構造で軽量化を図ることが可能となる。加えて、コストアップも最小限に抑えることができる。
本発明に係るメインスタンド49によれば、上述したように、リンクが不要となるなど要素数を減らすことができる。要素数が減れば、要素間に設ける軸部材の摺動部又はころがり部の摩擦損失を低く抑えられるので、より一層小さい力でメインスタンド49を起立させることができる。
尚、請求項1では、カム受部に備えるローラーを省略することは差し支えない。
加えて、カムは、棒状部材が収納位置に近いところでは、レバーの回転角と棒状部材の回転角とが同じになるように形成することは差し支えない。
本発明は、自動二輪車のメインスタンドに好適である。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 本発明に係るメインスタンド及びメインスタンド周辺部の側面図である。 図2の要部拡大図である。 図3の4−4線断面図である。 図3の5−5線断面図である。 本発明に係るメインスタンドの分解斜視図である。 本発明に係るメインスタンドの作用説明図(棒状部材を地面に接触する接地位置に当てるまで)である。 本発明に係るメインスタンドの作用説明図(棒状部材を起立位置にしたとき)である。 実施例に係るメインスタンドの荷重特性と比較例に係るメインスタンドの荷重特性を説明する図である。
符号の説明
10…自動二輪車、49…メインスタンド、52…軸部材、53…棒状部材、56…レバー、57…カム、58…カム受部、60…車輪、68…ローラー、θ…レバーの回転角、α…棒状部材の回転角、G…地面。

Claims (4)

  1. 車体フレームに軸部材を介して回動自在に棒状部材を設け、この棒状部材を起立させて車輪を地面から浮かせるようにした自動二輪車のメインスタンドにおいて、
    このメインスタンドは、前記車体フレームに回動可能に設けられ前記棒状部材を起立させるときに乗員が操作するレバー及びこのレバーと一体で回動するカムと、前記棒状部材に設けられ前記カムによって押圧されるカム受部と、を備え、
    前記レバーの回動に伴い前記カムで前記カム受部を押圧し、前記棒状部材を起立させることを特徴とする自動二輪車のメインスタンド。
  2. 前記カム受部は、前記カムに当接するローラーを備えていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のメインスタンド。
  3. 前記カムは、前記棒状部材が収納位置に近いところでは、前記レバーの回転角よりも前記棒状部材の回転角が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車のメインスタンド。
  4. 前記カムは、前記棒状部材が地面に接触した後では、前記レバーの回転角よりも前記棒状部材の回転角が小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車のメインスタンド。
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