JP4843594B2 - 自動二輪車 - Google Patents
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Description
特許文献1の第4図に、ピボットシャフト27、ニードルローラ28、球体30からなるスイングアームの支持構造が開示されている。ニードルローラ28でラジアル荷重を分担し、球体30でスラスト荷重を分担する。
周知技術として掲げられた第2図は、ボールベアリング11を採用し、同第1図は、テーパローラベアリング5を採用している。
前記スイングアームは、アッパアームと、このアッパアームの前端に一体形成され車幅方向に延ばされている、中空筒状の前側上部取付部材と、ロアアームと、このロアアームの前端に一体形成され車幅方向に延ばされている、中空筒状の前側下部取付部材とを備え、
前側上部取付部材は、前記左右のピボットプレートから各々延ばされた、片持ち梁状の支軸と、これらの支軸に取付けられ、ラジアル荷重とスラスト荷重の両方を受けることができるラジアル−スラスト軸受とにより、ピボットプレートの上部に支持され、
前側下部取付部材は、前記左右のピボットプレートに渡したロッドと、このロッドに取付けられたラジアル軸受とにより、ピボットプレートの下部に支持されることを特徴とする。
ロッドの中心からサスペンション下部取付部までの距離より、支軸の中心からサスペンション上部取付部までの距離が、短く設定されていることを特徴とする。
ロッドは剛性が高いため、荷重負担の増加に良好に対応する。一方、荷重負担が小さい、支軸及び筒形状の前側上部取付部材は、要求される剛性が小さい。すなわち、支軸は片持ち梁とすることができ、且つ筒形状の前側上部取付部材が採用できる。この結果、アッパアームの軽量化が容易に達成できる。
図1は本発明に係る自動二輪車の要部斜視図であり、ヘッドパイプ11から後方へ(図面右へ)メインフレーム12を延ばし、このメインフレーム12の後部に左右のピボットプレート13L、13R(Lは乗員から見て左、Rは右を意味する添え字である。以下同様。)を備え、これらのピボットプレート13L、13Rから後方へスイングアーム20を延ばし、このスイングアーム20で左右の後輪支持部材15L、15Rを支持し、これらの後輪支持部材15L、15Rで後輪16を回転自在に支持させるようにした。
駆動力伝達機構21は、具体的にはエンジンの動力を伝達するドライブシャフト又はローラチェーンである。
また、ピボットプレート13Lの下部13Lbにロッド33を介してロアアーム23が上下動可能に連結され、このロアアーム23の後端が第2ボルト34を介して後輪支持部材15Lの下部13Lbに連結されている。なお、手前のロア左アーム23Lに対して、奥のロア右アーム23Rは上方へ湾曲している。
加えて、ラジアル−スラスト軸受(円錐ころ軸受36)の奥が塞がっていない(極く薄いカバー43は無視する。)ので、空気の対流が期待でき、ラジアル−スラスト軸受の温度上昇を抑制することができる。
前側下部取付部材28も中空筒体であって、一端(図右端)からラジアル玉軸受45を挿入し、次に第1の針状ころ軸受46を挿入し、この第1の針状ころ軸受46の抜け止めてとしてC形止め輪47を取付け、オイルシール48を取付ける。
続いて、他端(図左端)から筒状で長いカラー49を挿入し、第2の針状ころ軸受51を挿入し、オイルシール52を取付け、鍔付きカラー53を第2の針状ころ軸受51に挿入する。
ラジアル玉軸受45は、基本的にはラジアル荷重を受けるものであるが、ラジアル玉軸受の一種であるアンギュラ玉軸受を用いることで、スラスト荷重も受けることができる。ラジアル玉軸受45でラジアル荷重を負担させることができるため、隣に設けた第1の針状ころ軸受46は、ニードルが短く、ニードルの径が小さな、小型ニードルベアリングとすることができる。
そして、ロッド33の中心からサスペンション下部取付部61までの距離L1より、支軸31の中心からサスペンション上部取付部63までの距離L2が、短く設定されている。
ロッド33は剛性が高いため、荷重負担の増加に良好に対応する。一方、荷重負担が小さい支軸31及び筒形状の前側上部取付部材25は、要求される剛性が小さい。そのため、支軸31は片持ち梁とすることができ、且つ筒形状の前側上部取付部材25が採用できる。この結果、アッパアームの軽量化が容易に達成できる。
後輪支持部材15Rの上部に、水平に上部穴68が開けられており、この上部穴68に自動調心すべり軸受69が挿入されている。自動調心すべり軸受69は、中央に球面部71を備える中空軸72と、球面部71を囲うブッシュ73とからなる。
自動調心玉軸受や自動調心ころ軸受は、回転に伴って発生する回転抵抗が小さいという利点を有するが、玉やころの耐荷重に限界があるため、高負荷部位に適用すると、大径になる。
そこで、本実施例では、自動調心すべり軸受69を採用した。
なお、スペース的に許容されれば、自動調心軸受に、自動調心玉軸受又は自動調心ころ軸受を採用することは差し支えない。
後輪支持部材15Rの下部に、水平に下部穴75が開けられており、この下部穴75に2個の玉軸受76、76と、オイルシール77、77が挿入されている。これらのオイルシール77、77には短いカラー78、78を挿入し、これらの短いカラー78、78で2個の玉軸受76、76を挟む構造とした。
Claims (5)
- ヘッドパイプから後方へメインフレームを延ばし、このメインフレームの後部に左右のピボットプレートを備え、これらのピボットプレートから後方へスイングアームを延ばし、このスイングアームで左右の後輪支持部材を支持し、これらの後輪支持部材で後輪を回転自在に支持させるようにした自動二輪車において、
前記スイングアームは、アッパアームと、このアッパアームの前端に一体形成され車幅方向に延ばされている、中空筒状の前側上部取付部材と、ロアアームと、このロアアームの前端に一体形成され車幅方向に延ばされている、中空筒状の前側下部取付部材とを備え、
前側上部取付部材は、前記左右のピボットプレートから各々延ばされた、片持ち梁状の支軸と、これらの支軸に取付けられ、ラジアル荷重とスラスト荷重の両方を受けることができるラジアル−スラスト軸受とにより、ピボットプレートの上部に支持され、
前側下部取付部材は、前記左右のピボットプレートに渡したロッドと、このロッドに取付けられたラジアル軸受とにより、ピボットプレートの下部に支持されることを特徴とする自動二輪車。 - 前記アッパアームは、自動調心軸受を介して前記後輪支持部材に連結されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
- 駆動力を伝達する駆動力伝達機構を備え、
前記ラジアル軸受は、複数の軸受で構成し、これらのうち、前記駆動伝動機構側に設ける軸受は、針状ころ軸受であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車。 - リヤサスペンションの下端は前記ロアアームに設けられているサスペンション下部取付部で支承され、前記リヤサスペンションの上端は、前側上部取付部材から突出させた突出部に設けられているサスペンション上部取付部で支承されるようにして、前記アッパアームと前記ロアアームとの間にリヤサスペンションを掛け渡し、
前記ロッドの中心から前記サスペンション下部取付部までの距離より、前記支軸の中心から前記サスペンション上部取付部までの距離が、短く設定されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の自動二輪車。 - 前記自動調心軸受は、すべり軸受であることを特徴とする請求項2記載の自動二輪車。
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