JP2008158298A - 画像形成装置、プロセスカートリッジ、像担持体の駆動制御方法 - Google Patents

画像形成装置、プロセスカートリッジ、像担持体の駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各画像形成手段で形成される色の異なる複数の画像の位置ずれ成分を検出して補正する方法を実施可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】1つのモータ13で例えばマゼンダ感光体及びシアン感光体を駆動する画像形成装置において、これらマゼンダ感光体及びシアン感光体に発生する回転速度変動を抑制するために、マゼンダ感光体及びシアン感光体のうち角速度変動の振幅が最大となる感光体の振幅が最小となるように駆動源であるモータ13に逆位相の振幅を掛け、マゼンダ感光体及びシアン感光体駆動用の大口径ギヤ12b及び12cを介してマゼンダ感光体及びシアン感光体の回転数を一定周期で変動させることにより、二つの感光体上での画像の位置ずれを防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として、タンデム型のカラー複写機やカラープリンターのように、複数の画像形成手段によって形成される色の異なる複数の画像を、転写ベルトや転写ベルト上の用紙あるいは中間転写体上に転写してカラー画像を形成する画像形成装置において、各画像形成手段で形成される色の異なる複数の画像の位置ずれ成分を検出して補正するものであり、特に各画像形成手段等の感光体ドラムの回転変動に起因して発生する色ずれや位置ずれを低減することが可能な画像形成装置と、これに関する、プロセスカートリッジ、像担持体の駆動制御方法に係るものである。
最近の画像形成装置はカラー化が進み、ますますの高画質化が求められている。その中で、感光体と転写ベルト間の速度差の最適条件は非常に狭い領域であることが多く、わずかながらに速度差が変化しても転写時の虫喰い画像やバンディングレベルを悪化させる可能性がある。また、複数の感光体をもつタンデム方式の画像形成装置においては、単色の感光体に位置ずれが生じると転写時に色ずれとなって現れてしまう。
従来は、この種の画像形成装置としては、潜像担持体である感光体ドラムを駆動するモータの回転軸の回転角変位又は回転角速度を検出し、その検出結果に基づいてモータの回転をフィードバック制御するものが知られている。この画像形成装置によれば、モータの回転速度変動を抑制して一定速度で回転させることにより、モータの回転速度変動によって生じる感光体ドラムの回転速度変動に起因した画像位置ずれや色ずれ等の画質低下を防止することができる。
ところが、前記モータを一定速度で回転させたとしても、感光体ドラムの回転軸に取り付けられた駆動伝達回転体部材としての駆動歯車に偏心や歯累積ピッチ誤差があると、感光体ドラムに1回転周期の回転速度変動が生じてしまう。そこで、感光体ドラムの回転軸に回転角速度を検出するロータリーエンコーダを取り付けた画像形成装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この画像形成装置では、感光体ドラムの回転軸に取り付けたロータリーエンコーダの検出結果を用いて、感光体ドラムが安定した速度で回転するようにモータの回転をフィードバック制御している。
特開平12−231305号公報
しかしながら、前記ロータリーエンコーダを用いて前記駆動歯車の偏心等による感光体ドラムの回転速度変動に対して十分な抑制効果を得るためには、高精度のロータリーエンコーダを用いる必要があり、コスト高になってしまうという問題があった。また、この問題は、制御対象回転体が感光体ドラムである場合のみならず、画像形成装置に用いる中間転写体等の無端状のベルト体やそのベルト体の駆動ローラが制御対象回転体である場合にも同様に生じるものである。また、この場合、複数の感光体を駆動させるために、各々の感光体毎にモータを搭載する必要がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、コスト高の要因となる高精度のロータリーエンコーダを用いることなく、モータの数を極力少なくし、駆動伝達回転体の偏心等に起因した制御対象回転体の周期性のある回転速度変動を抑制することができる回転体駆動制御方法を採用した画像形成装置や、プロセスカートリッジを提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置のうち請求項1に係るものは、回転駆動される複数の像担持体を有し、これら像担持体のうち少なくとも2つの像担持体の駆動源として一つのモータを有する画像形成装置において、前記モータの回転数を一定周期で変動させることを特徴とする。
請求項2に係るものは、請求項1の画像形成装置において、前記モータの変動周期は前記像担持体1回転周期であることを特徴とする。
請求項3に係るものは、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記モータに与える変動の幅と位相は、該変動を与えた後に駆動される複数の前記像担持体のうち角速度変動の振幅が最大となる像担持体の振幅が最小となるように決定するものであることを特徴とする。
請求項4に係るものは、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記モータは、各々異なるトナー像を形成する少なくとも3つの第1から第3の像担持体の駆動源となるものであり、これら少なくとも3つの像担持体は各々第1から第3の回転駆動部材により駆動され、且つ、前記モータは、出力軸より2方向に前記第1の回転駆動部材および第2の回転駆動部材に駆動分岐し、且つ前記第2の回転駆動部材に係合する第4の回転駆動部材を有し、該第4の回転駆動部材は前記第3の回転駆動部材に係合することを特徴とする。
請求項5に係るものは、請求項4の画像形成装置において、前記モータに与える変動の幅と位相は、変動を与えた後に駆動される前記第2及び第3の像担持体のうち角速度変動の振幅が最大となる像担持体の振幅が最小となるように決定したものであることを特徴とする。
請求項6に係るものは、請求項11または12の画像形成装置において、前記第3の像担持体の色がイエローであることを特徴とする。
請求項7に係るものは、請求項4の画像形成装置において、前記第4の像担持体を駆動する第2の駆動源である第2のモータを有し、該第2のモータは、前記第4の像担持体1回転周期で回転数が変動し、且つ前記第4の像担持体の角速度変動の振幅が最小となるように変動の位相と振幅を決定するものであることを特徴とする。
請求項8に係るプロセスカートリッジは、請求項1から7の画像形成装置に用いる像担持体を含むプロセスカートリッジであって、少なくとも前記駆動装置により駆動される回転体を含み、且つ画像形成装置の本体筐体に対して着脱可能に構成してなることを特徴とする。
請求項9に係る像担持体の駆動制御方法は、回転駆動される複数の像担持体とこれらの駆動源を有し、これら像担持体のうち角速度変動の振幅が最大となる像担持体の振幅が最小となるように該像担持体の駆動源に逆位相の振幅の駆動を掛けることを特徴とする。
本発明では、モータの回転数を制御し、像担持体上の画像の位置ズレを防止する可能とする。
以下、本発明の実施形態に関して、添付図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施例であるプリンタの要部の概念的断面図である。本実施例のプリンタは、感光体1a〜1dを4個有するタンデム方式の画像形成装置であり、それぞれ右から、ブラック感光体1a、マゼンダ感光体1b、シアン感光体1c、イエロー感光体1dである。感光体1a〜1d上に図示しない書込部より照射された各々の色の露光ビーム5a〜5dにて潜像が形成され、各色の現像ローラ2a〜2dにて各感光体1a〜1d上にトナー像を形成する。その後、イエロー感光体1d、シアン感光体1c、マゼンダ感光体1b、ブラック感光体1aの順に、各色の転写位置6a〜6dにて中間転写ベルト3上に順次トナー像を転写し、2次転写ローラ4にて、転写紙に転写される。
以上のような画像形成装置において、4つの感光体1a〜1dのうち少なくとも2つの感光体、例えばマゼンダ感光体1b及びシアン感光体1cの駆動源は、図2から図4に示すように一つのモータ13とし、モータ13は、回転数を一定周期で変動させることにより、二つの感光体1上での画像の位置ずれを防止している。なお、ステーション間ピッチ、すなわち像担持体である感光体1a〜1d間の距離はそれらの1回転周期と同一である。
すなわち、変動させる周期は感光体1回転周期であり、感光体1上での1回転周期の角速度変動の位置ずれを防止するために、モータ13に逆位相の振幅制御を施している(振幅制御の詳細は後述する)。また、本実施例においては、感光体1の1回転成分を補正しているが、複数次の周期性の依存性が高い場合は、1回転でなくとも実施は可能である。
モータ13に感光体1回転の逆位相を掛ける場合、複数の感光体を駆動させる時は、各々の感光体1の角速度変動の位相が各感光体1上で合っていなくては効果が得られない場合がある。そこで、少なくとも大口径ギヤ12b及び12cは組立時に1回転の角速度変動の位相を合わせて組み込む。
次に、少なくともマゼンダ感光体1bを駆動する大口径ギヤ12a及びシアン感光体1cを駆動する大口径ギヤ12cは、プラスチックの成型品であり、図2から図4に示すような形状で、大口径ギヤ12の回転方向の位相が目視で認識できるように、成型品に目印21が掘り込んである。大口径ギヤ12の偏芯や累積ピッチ誤差で生じる角速度変動の位相は、同じ金型で成型していれば、ほぼ同等なプロファイルを示すものであり、マゼンダ感光体1b駆動大口径ギヤ12bの目印21aとシアン感光体1c駆動の目印21bの位相を合わせて組み付ければ、駆動時の感光体1b及び1cの角速度変動の位相は殆ど合うことになる。
ただし、大口径ギヤ12の金型が複数個取りの場合は、別のキャビ同士を同じ駆動列に組立てる場合、角速度変動の位相は必ずしも一致しない。また、大口径ギヤ12が非常に高精度で仕上がった場合、必ずしも位相は一致しない場合がある。これらの状況の場合、型に掘り込みによる目印ではなく、別の方式での位相合わせが必要となる。
そのような場合、図5に示すような、大口径ギヤ12のプロファイル測定冶具25を用いると良い。冶具用モータ27より、測定対象である大口径ギヤ12を駆動する。大口径ギヤ12の同軸上には、負荷ブレーキ26を搭載し、感光体1を駆動するのと同等の負荷を掛けておく。さらに大口径ギヤ12から駆動力を伝達されるギヤ28の同軸上にエンコーダ29を配置し、ここでの角速度変動を測定している。
測定結果は、図7に示すように、大口径ギヤ12の1回転成分のAC成分以外のものをキャンセルした形での波形を示す。これによって、図7のピークの位相の位置に図3のようにマーキング22a〜22bを設けておいて、マーキングの位相が合うように組み立てれば、駆動時の角速度変動の位相がより一層合うようになる。さらに、感光体1の回転方向での位相をリアルタイムで画像形成装置本体が認識している必要がある場合は、図6に示すように、大口径ギヤ12上に180°分だけ突起を持つフィラー15とフィラー15の突起の有無を検出する位相センサ16を設けて、図7にように波形のピークとフィラー15の突起の有無を検出する位相センサのエッジ部とを合わせてフィラーを組み立てておけば、感光体1の駆動時に、リアルタイムで感光体の位相状態を画像形成装置本体が認識できる。これらの位相センサ16及びフィラー15は、同一モータ13で駆動している系に1つあれば良く、本実施例では、図4のようにマゼンダ大口径ギヤ12bに取り付けられ、シアン大口径ギヤ12cには、マーキング22bを配置し、フィラーのエッジ部とマーキング部を合わせて組み立てることにより、位相を認識させている。
次に、モータに与える変動量に関しては、大口径ギヤ12のプロファイル測定冶具25にて測定したデータをマゼンダの振幅Xm、シアンの振幅Xcとし、逆位相を掛けて補正する量をZとすると、(Xm−Z)、(Xc−Z)の2つの値の絶対値が最小となるようなZの値を算出し、補正量として決定している。
次に大口径ギヤプロファイル測定冶具25で得られたデータに大きくバラツキがある場合、具体的にマゼンダが片側振幅Xm[μm]、シアンがXc[μm]であった場合、XmとXcの差(Xm−Xc)が大きい場合、図10に示すように、モータに感光体1回転の逆位相の振幅制御を掛けても、位置ズレ低減効果が少ない。一方、冶具25にて得られたデータのXmとXcの差(Xm−Xc)が小さい場合、図11に示すように、モータに感光体1回転の逆位相の振幅制御を掛ければ、位置ズレ低減効果が大きい。そこで、冶具25にて得られたデータにより、組み立てる大口径ギヤ12b及び12cを振幅のレベルで分類し、同程度の振幅のものをセットで組み立てれば、位置ずれ低減効果は大きくなる。本実施例では、図1に示すテーブル1のように、冶具25で得られたデータを基に大口径ギヤ12を3つに分類して、同じく分類された同士で大口径ギヤ12a〜12dまでセットにして組み立てている。
次に、実際に画像上のプロファイルを読み取って、モータに与える変動量の振幅と位相を決定する場合の実施例を示す。
図8に画像形成ユニットによって形成された中間転写ベルト3上の変動成分検出用のパターン像41a〜41bを検出するパターン検出手段7a〜7bを示す。このパターン検出手段7は、中間転写ベルト3の画像領域においてその幅方向の両端に各々1組ずつ配置している。前記変動成分の検出用パターン41としては、例えば、図15に示すように、ブラック、マゼンダ、シアン、イエローのうち1色のトナー像を中間転写ベルト3の搬送方向垂直となる所定ピッチで並列させたパターン群を形成し、中間転写ベルト3の移動に応じて任意の基準タイミングからの検出時間を読み取っていく。ここでは、形成されたパターン順に任意の基準タイミングからの検出時間をtk01、tk02、tk03として認識する。このように、単一色のパターンを密に形成することで、より高精度に位置ずれ変動成分を検知することが可能となる。
なお本実施形態では、中間転写ベルト3上に左右両端2ヶ所にそれぞれ、ブラックとその他の異なる1色のパターン群を形成することで、同時に2つの感光体1の変動成分の検出を行っている。後にシアンとイエローでもう1度同じ動作を繰り返せば、すべての色を検出できる。また、パターン検出手段7は、中間転写ベルト3の画像領域においてその幅方向の両端に各々1組ずつ配置しているが、1つでも問題はない。この場合、4回同じ動作を繰り返せば、4色分のプロファイルを検出できる。
そして前記パターンを読み取り、各感光体1a〜1dの位置ずれAC成分の1回転成分のみを抽出することによって、図16のような波形を形成できる。また、ドラム位相センサ16a、16bの出力も同時にサンプリングすれば、ドラム位相センサ16aと黒感光体1a位相との関連つけが可能となり、また、ドラム位相センサ16bと他3色の感光体1b〜1d位相との関連付けが可能となる。具体的には、ドラム位相センサ16の立ち上がり部を基準とし、変動のピークを基準とすれば、ドラム位相センサと変動波形の角度関係の情報を得られる。以上のようにドラム位相センサ16と画像上の位置ずれの波形のプロファイルを関連付けした後、ブラックの振幅Xkを補正するようにモータクロックを変動させ、図17のようにほぼ真直ぐの直線が得られ、位置ずれはキャンセルされる。
一方、カラーの方は、マゼンダの振幅Xm、シアンの振幅Xc、イエローの振幅Xyとすると、逆位相を掛けて補正する量をZとすると、(Xm−Z)、(Xc−Z)、(Xy−Z)の3つの値の絶対値が最小となるようなZの値を算出し、補正量として決定している。この場合、補正後は、図17のような波形が得られる。また、ブラックモータ11とカラーモータ13の回転数に補正を掛ける前後で、ブラックに対する他色の色ずれを算出したものを図18、19に示す。補正を掛けるとブラックに対する色ずれは、低減される。
以上の動作は、転写ベルト3上にパターン41を形成し、パターン41よりパターン検出センサ7にて読み取った結果により、少なくともマゼンダ感光体1b及びシアン感光体1cを駆動するモータ13に与える変動量の振幅と位相を決定している。
また、感光体1上に図15に示すようなパターンを形成して、図9の位置に示すドラムパターン読み取りセンサ51a〜51dにて各色の振幅と位相を検出しても同じような効果が期待できる。
さらに、モータ13に与える変動幅と位相は、変動を与えた後に駆動される複数の感光体のうち角速度変動の振幅が最大となる像担持体の振幅が最小となるように決定するとしているが、具体的には、マゼンダの振幅Xm、シアンの振幅Xc、イエローの振幅Xyとすると、逆位相を掛けて補正する量をZとすると、(Xm−Z)、(Xc−Z)、(Xy−Z)の3つの値の絶対値が最小となるようなZの値を算出し、補正量として決定する。
次に、図12(感光体1の駆動系の斜視図)及び図13(感光体1駆動系の後方から見た図)により、感光体1a〜1dの駆動系について、説明する。ブラック感光体1aは、モータ11の駆動軸(駆動ギヤ)を駆動源として、それに噛合う大口径ギヤ12aにより駆動伝達され、感光体1aを駆動する。一方、カラー感光体はカラードラムモータ13の出力軸より2方向に分岐する。1つ目は大口径ギヤ12bと噛合い同軸上のマゼンダ感光体1bを駆動する。もう一方は、大口径ギヤ12cと噛合い同軸上のシアン感光体1cを駆動する。また、大口径ギヤ12cにはアイドラギヤ14が噛合いさらにアイドラギヤ14は大口径ギヤ12dが噛合い大口径12dと同軸上のイエロー感光体1dを駆動する。大口径ギヤ12の先には、図14に示すジョイント31a〜31dが配置されており、感光体側ジョイントと勘合し駆動伝達する。以上の構成は、請求項11に示す構成であり、4つの感光体1a〜1dを2つのモータ11及び13にて駆動させている。
また、変形例として、通常イエローは他の色に比べてバンディング・虫喰い・色ずれといった不具合が人の目につき難い。そこでイエロー以外の色を優先して考える。マゼンダの振幅Xm、シアンの振幅Xc、逆位相を掛けて補正する量をZとすると、(Xm−Z)、(Xc−Z)の2つの値の絶対値が最小となるようなZの値を算出し、補正量として決定しても十分な効果は得られる。
また既述のように、モータ11及びモータ13双方に感光体1の1回転周期の最適な変動を与えれば、補正後は、図17のような波形が得られる。補正を掛けるとブラックに対する色ずれは、低減される。
次に本実施例のおける感光体1a〜1dは、プロセスカートリッジ32(図14)に含まれるものであり、大口径ギヤ12と同軸のジョイント31より駆動伝達され、本体筐体に対して着脱可能に構成されている。さらに、プロセスカートリッジ32には、図示しない新品検知が搭載されており、交換されると、モータ11及び13の感光体1の1回転周期の変動の位相と振幅を再度決定させるモードを実行している。
補正振幅Zの決定方法を二つ説明する。
図20は2つの感光体(マゼンタ、シアン)を1つの駆動モータで駆動する場合の補正振幅Zの決定方法を示すテーブルを示す図である。
この方法では、マゼンタの振幅をXm、シアンの振幅をXcとすると、これらの振幅を補正するために駆動モータにかけられる逆位相の振幅Zは、(Xm−Z)、(Xc−Z)の絶対値が大きい方の感光体の振幅が最小となるように決定される。例えば、下表のようにXm=20μm、Xc=13μmであったとすると、(Xm−Z)、(Xc−Z)の絶対値の大きい方の値が最小となるZは、Z=16.5μmということになる。
また図21は、3つの感光体(マゼンタ、シアン、エイロー)を1つの駆動モータで駆動する場合の補正振幅Zの決定方法を示すテーブルを示す図である。
マゼンタの振幅をXm、シアンの振幅をXc、イエローの振幅をXyとすると、これらの振幅を補正するために駆動モータにかけられる逆位相の振幅Zは、(Xm−Z)、(Xc−Z)、(Xy−Z)の絶対値が最大となる感光体の振幅が最小となるように決定される。例えば、下表のようにXm=20μm、Xc=16μm、Xy=9μmであったとすると、(Xm−Z)、(Xc−Z)、(Xy−Z)の絶対値が最大の感光体の振幅が最小となるZは、Z=14.5μmということになる。
なお本発明の画像形成装置においては、モータが駆動する少なくとも2つ以上の前記像担持体と同軸上に各像担持体に対して回転駆動部材を有し、該回転駆動部材を1回転の角速度変動の位相を合わせて組み込んで構成することもできる。
また前記画像形成装置において、像担持体の回転駆動部材は、回転方向の位置関係が認識できる目印を有する構成とすることができる。この目印は、予め該回転駆動部材の1回転の角速度変動の位相を計測した結果に基づき設けることができる。
またなお、モータに与える像担持体1回転周期の変動幅及び位相は、予め前記駆動部材の角速度変動の位相と振幅を計測した結果に基づき決定したものとすることができる。
さらに、回転駆動部材は、予め角速度変動の振幅を計測した結果によって、分類されて組み込むようにすることができる。
また複数の像担持体と当接して回転駆動される無端状担持体上に担持される転写材または該無端状担持体上に直接転写することにより画像の形成を行い、前記無端状担持体上に形成する前記像担持体の回転変動検出用パターンを形成するパターン形成手段と、前記無端状担持体上に形成された該回転変動検出用パターンを検出するパターン検出手段と、該パターン検出手段からの検出データにより前記像担持体の周期的な回転変動に関するパターン間隔の変動成分の前記像担持体1回転成分の振幅と位相を求める演算手段を有し、該演算手段の演算結果に基づき少なくとも2つの前記像担持体の駆動源である前記モータに与える変動量と位相を決定する構成とすることもできる。
この画像形成装置において、像担持体上に形成する像担持体の回転変動検出用パターンを形成するパターン形成手段と、像担持体上に形成されたパターンを検出するパターン検出手段と、パターン検出手段からの検出データにより像担持体の周期的な回転変動に関するパターン間隔の変動成分の像担持体1回転成分の振幅と位相を求める演算手段を有し、演算手段の演算結果に基づき少なくとも2つの像担持体の駆動源であるモータに与える変動量と位相を決定する構成とすることができる。
この画像形成装置において、各像担持体がプロセスカートリッジに含まれ、該プロセスカートリッジ交換後に、第1のモータもしくは第2のモータの像担持体の1回転周期の変動量の位相と振幅を再度決定するモードを実行可能に有するようにすることもできる。
本発明の実施例であるプリンタの要部の概念的断面図(A)とギヤ計測結果のテーブルを示す図(B) 2つの感光体の駆動源を一つのモータとした例を示す背面図 2つの感光体の駆動源を一つのモータとした例を示す背面図 2つの感光体の駆動源を一つのモータとした例を示す背面図 大口径ギヤのプロファイル測定冶具を示す側面図 大口径ギヤ上に180°分だけ突起を持つフィラー15とフィラーの突起の有無を検出する位相センサを設けた例を示す斜視図 大口径ギヤ12から駆動力を伝達されるギヤ28の同軸上にエンコーダ29を配置し、ここでの角速度変動を測定 画像形成ユニットによって形成された中間転写ベルト上の変動成分検出用のパターン像を検出するパターン検出手段を示す斜視図 本発明の実施例である他のプリンタの要部の概念的断面図 モータに感光体1回転の逆位相の振幅制御を掛けても、位置ズレ低減効果が少ない例を示す図 モータに感光体1回転の逆位相の振幅制御を掛けると、位置ズレ低減効果が大きい例を示す図 感光体の駆動系の斜視図 感光体駆動系の背面図 ジョイントの配置を示す斜視図 ブラック、マゼンダ、シアン、イエローのうち1色のトナー像を中間転写ベルトの搬送方向垂直となる所定ピッチで並列させたパターン群を形成し、中間転写ベルトの移動に応じて任意の基準タイミングからの検出時間を読み取っていく例を示す図 各感光体の位置ずれAC成分の1回転成分のみを抽出することによって形成できる波形を示す図 二つのモータ双方に感光体の1回転周期の最適な変動を与えて補正した後の波形を示す図 ブラックモータとカラーモータの回転数に補正を掛ける前後で、ブラックに対する他色の色ずれを算出した例を示す図 ブラックモータとカラーモータの回転数に補正を掛ける前後で、ブラックに対する他色の色ずれを算出した他の例を示す図 2つの感光体(マゼンタ、シアン)を1つの駆動モータで駆動する場合の補正振幅Zの決定方法を示すテーブルを示す図 3つの感光体(マゼンタ、シアン、エイロー)を1つの駆動モータで駆動する場合の補正振幅Zの決定方法を示すテーブルを示す図
符号の説明
1a〜1d 感光体
2a〜2d 現像ローラ
3 中間転写ベルト
4 2次転写ローラ
5a〜5d 露光ビーム
6a〜6d 転写位置
7a〜7b パターン検出手段
11 ブラックモータ
12a、12b、12c 大口径ギヤ
13 モータ(カラーモータ)
14 アイドラギヤ
15 フィラー
16a、16b ドラム位相センサ
21a、21b目印
22a〜22b マーキング
25 プロファイル測定冶具
26 負荷ブレーキ
27 冶具用モータ
28 ギヤ
29 エンコーダ
31a〜31d ジョイント
32 プロセスカートリッジ
41a〜41b パターン像
51a〜51d ドラムパターン読み取りセンサ

Claims (9)

  1. 回転駆動される複数の像担持体を有し、これら像担持体のうち少なくとも2つの像担持体の駆動源として一つのモータを有する画像形成装置において、前記モータの回転数を一定周期で変動させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、前記モータに与える変動の周期は前記像担持体1回転周期であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記モータに与える変動の幅と位相は、該変動を与えた後に駆動される複数の前記像担持体のうち角速度変動の振幅が最大となる像担持体の振幅が最小となるように決定するものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記モータは、各々異なるトナー像を形成する少なくとも3つの第1から第3の像担持体の駆動源となるものであり、これら少なくとも3つの像担持体は各々第1から第3の回転駆動部材により駆動され、且つ、前記モータは、出力軸より2方向に前記第1の回転駆動部材および第2の回転駆動部材に駆動分岐し、且つ前記第2の回転駆動部材に係合する第4の回転駆動部材を有し、該第4の回転駆動部材は前記第3の回転駆動部材に係合することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、前記モータに与える変動の幅と位相は、変動を与えた後に駆動される前記第2及び第3の像担持体のうち角速度変動の振幅が最大となる像担持体の振幅が最小となるように決定したものであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4または5の画像形成装置において、前記第3の像担持体の色がイエローであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項4の画像形成装置において、前記第4の像担持体を駆動する第2の駆動源である第2のモータを有し、該第2のモータは、前記第4の像担持体1回転周期で回転数が変動し、且つ前記第4の像担持体の角速度変動の振幅が最小となるように変動の位相と振幅を決定するものであることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から7の画像形成装置に用いる像担持体を含むプロセスカートリッジであって、少なくとも前記駆動装置により駆動される回転体を含み、且つ画像形成装置の本体筐体に対して着脱可能に構成してなることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 回転駆動される複数の像担持体とこれらの駆動源を有し、これら像担持体のうち角速度変動の振幅が最大となる像担持体の振幅が最小となるように該像担持体の駆動源に逆位相の振幅の駆動を掛けることを特徴とする像担持体の駆動制御方法。
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