JP2003329090A - 駆動装置、および画像形成装置 - Google Patents

駆動装置、および画像形成装置

Info

Publication number
JP2003329090A
JP2003329090A JP2002341682A JP2002341682A JP2003329090A JP 2003329090 A JP2003329090 A JP 2003329090A JP 2002341682 A JP2002341682 A JP 2002341682A JP 2002341682 A JP2002341682 A JP 2002341682A JP 2003329090 A JP2003329090 A JP 2003329090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
gear
output shaft
idler gear
speed fluctuation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002341682A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Ebara
康久 荏原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002341682A priority Critical patent/JP2003329090A/ja
Priority to US10/329,371 priority patent/US6889022B2/en
Priority to EP02028797A priority patent/EP1324148A1/en
Publication of JP2003329090A publication Critical patent/JP2003329090A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドラギヤに着目してその回転速度変動の
影響を受けないようにし、簡単にしてかつ低コストな構
成で、アイドラギヤを介して回転が伝達される像担持体
ギヤ等の従動ギヤも、駆動ギヤを直接噛み合わす従動ギ
ヤと同様に回転するようにし、バンディングや位置ずれ
の発生を少なくする。 【解決手段】 マゼンタ・シアン・イエロ・ブラックの
4つの像担持体(回転体)にそれぞれ同軸に像担持体ギ
ヤ81(従動ギヤ)を設け、その像担持体ギヤ81C
に、駆動モータ(駆動源)82の出力軸83に設ける駆
動ギヤ84を直接噛み合わすとともに、その駆動ギヤを
直接噛み合わす像担持体ギヤ81Cをアイドラギヤ85
を介して別の像担持体ギヤ81Yに噛み合わす。そのよ
うな駆動装置において、アイドラギヤ85と駆動モータ
82の出力軸83のいずれか一方の回転速度変動周期を
他方の回転速度変動周期の整数倍とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
タやファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形
成装置に関する。特にそのうち、帯電・書込み・現像・
転写・クリーニング等を繰り返して像担持体上に逐次ト
ナー画像を形成し、そのトナー画像を順次転写して、用
紙・OHPフィルム・中間転写体等の転写シートに記録
を行う電子写真式の画像形成装置に関する。および、そ
のような画像形成装置などにおいて、複数の像担持体等
の回転体を駆動する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真式画像形成装置の中に
は、例えば、像担持体ドラムが書込み位置から転写位置
へ移動する時間を、駆動源の駆動ムラおよび駆動伝達手
段の駆動ムラを合成した駆動ムラの周期の整数倍とし、
より簡単な構造にて画像の濃度ムラをなくして良質な画
像を形成するようにしたものがある(特開昭63-11
965号公報参照)。
【0003】また、像担持体の角速度変動に含まれる振
動周波数と像担持体の平均角速度に依存する基本周波数
とを整数比とし、簡単な構成および低コストで位置ずれ
をなくして良好な画像を形成するようにしたものがある
(特開平4-54613号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、従来のカラー画
像形成装置の中には、複数の像担持体を有し、それらに
それぞれ同軸に像担持体ギヤを設け、その像担持体ギヤ
に、駆動モータの出力軸に設ける駆動ギヤを直接噛み合
わすとともに、その駆動ギヤを直接噛み合わす像担持体
ギヤをアイドラギヤを介して別の像担持体に噛み合わす
ようにしたものがある。
【0005】このようなカラー画像形成装置では、像担
持体の駆動伝達系を構成する、像担持体や像担持体ギヤ
や駆動ギヤやアイドラギヤなどに偏心や径のばらつきが
あると、像担持体の回転速度変動が大きくなってバンデ
ィングや位置ずれを生ずる。それらの偏心や径のばらつ
きを少なくすると、像担持体の回転速度変動を小さく抑
えることができるが、製造が難しくコストアップとなっ
た。
【0006】そこで、この発明の第1の目的は、上述の
ような駆動装置において、アイドラギヤに着目してその
回転速度変動の影響を受けないようにし、簡単にしてか
つ低コストな構成で、アイドラギヤを介して回転が伝達
される像担持体ギヤ等の従動ギヤも、駆動ギヤを直接噛
み合わす従動ギヤと同様に回転するようにし、バンディ
ングや位置ずれの発生を少なくすることにある。
【0007】この発明の第2の目的は、回転体の回転速
度変動をできるだけ抑え、簡単かつ低コストな構成で、
バンディングや位置ずれの発生を少なくすることにあ
る。
【0008】この発明の第3の目的は、アイドラギヤと
駆動源の出力軸のいずれか一方の回転速度変動周期が他
方の回転速度変動周期の奇数倍であるとき、回転体の回
転速度変動をできるだけ抑え、簡単かつ低コストな構成
で、バンディングや位置ずれの発生を少なくすることに
ある。
【0009】この発明の第4の目的は、回転体の回転速
度変動をもっとも抑え、簡単かつ低コストな構成で、バ
ンディングや位置ずれの発生を少なくすることにある。
【0010】この発明の第5の目的は、アイドラギヤと
駆動源の出力軸のいずれか一方の回転速度変動周期が他
方の回転速度変動周期の偶数倍であるとき、回転体の回
転速度変動をできるだけ抑えて、簡単かつ低コストな構
成で、バンディングや位置ずれの発生を少なくすること
にある。
【0011】この発明の第6の目的は、アイドラギヤの
回転速度変動曲線と駆動源の出力軸の回転速度変動曲線
の合成最大値を小さくして回転体の回転速度変動を小さ
くすることにある。
【0012】この発明の第7の目的は、駆動源の数を増
やすことなく、低コストで回転体の回転速度変動をでき
るだけ抑えることにある。
【0013】この発明の第8の目的は、例えばカラー画
像形成装置において、頻度の高い白黒の画像を形成する
ときは、ブラックの像担持体のみを回転するようにし、
回転体の不必要な回転をなくして無駄な電力消費を防止
するとともに耐久性を向上することにある。
【0014】この発明の第9の目的は、上記各目的を達
成した駆動装置を備える画像形成装置を提供することに
ある。
【0015】この発明の第10の目的は、画像形成装置
において、像担持体の回転変動に基づき書込み位置に対
して転写位置がずれて画像品質が低下することを防止す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1に記
載の発明は、上述した第1の目的を達成すべく、複数の
像担持体等の回転体にそれぞれ同軸に像担持体ギヤ等の
従動ギヤを設け、その従動ギヤに、駆動モータ等の駆動
源の出力軸に設ける駆動ギヤを直接噛み合わすととも
に、その駆動ギヤを直接噛み合わす従動ギヤをアイドラ
ギヤを介して別の従動ギヤに噛み合わす像担持体駆動装
置等の駆動装置において、アイドラギヤと駆動源の出力
軸のいずれか一方の回転速度変動周期を他方の回転速度
変動周期の整数倍とする、ことを特徴とする。
【0017】請求項2に記載の発明は、上述した第2の
目的も達成すべく、請求項1に記載の駆動装置におい
て、アイドラギヤの回転速度変動曲線と駆動源の出力軸
の回転速度変動曲線とを、互いの最大値が重ならない位
相として、アイドラギヤおよび駆動源を組み付ける、こ
とを特徴とする。
【0018】請求項3に記載の発明は、上述した第3の
目的も達成すべく、請求項2に記載の駆動装置におい
て、アイドラギヤと駆動源の出力軸のいずれか一方の回
転速度変動周期が他方の回転速度変動周期の奇数倍であ
るときは、アイドラギヤの回転速度変動曲線と駆動源の
出力軸の回転速度変動曲線とを、一方の最大値と他方の
最小値とが一致する位相として、アイドラギヤおよび駆
動源を組み付ける、ことを特徴とする。
【0019】請求項4に記載の発明は、上述した第4の
目的も達成すべく、請求項3に記載の駆動装置におい
て、アイドラギヤの回転速度変動周期と駆動源の出力軸
の回転速度変動周期とを等しくする、ことを特徴とす
る。
【0020】請求項5に記載の発明は、上述した第5の
目的も達成すべく、請求項2に記載の駆動装置におい
て、アイドラギヤと駆動源の出力軸のいずれか一方の回
転速度変動周期が他方の回転速度変動周期の偶数倍であ
るときは、アイドラギヤの回転速度変動曲線と駆動源の
出力軸の回転速度変動曲線とを、互いの0点位置を一致
する位相として、アイドラギヤおよび駆動源を組み付け
る、ことを特徴とする。
【0021】請求項6に記載の発明は、上述した第6の
目的も達成すべく、請求項1に記載の駆動装置におい
て、アイドラギヤの回転速度変動曲線と駆動源の出力軸
の回転速度変動曲線とを、両者の曲線式を足した合成曲
線式の最大値を最小とするとする位相として、アイドラ
ギヤおよび駆動源を組み付ける、ことを特徴とする、
【0022】請求項7に記載の発明は、上述した第7の
目的も達成すべく、請求項1に記載の駆動装置におい
て、複数の従動ギヤのうちの2つに1つの駆動ギヤを直
接噛み合わす、ことを特徴とする。
【0023】請求項8に記載の発明は、上述した第8の
目的も達成すべく、請求項7に記載の駆動装置におい
て、複数の従動ギヤのうちの別の1つに別の駆動源の出
力軸に設ける駆動ギヤを直接噛み合わす、ことを特徴と
する。
【0024】請求項9に記載の発明は、上述した第9の
目的も達成すべく、請求項1ないし8のいずれか1に記
載の駆動装置を備えることを特徴とする、画像形成装置
である。
【0025】請求項10に記載の発明は、上述した第1
0の目的を達成すべく、複数の像担持体にそれぞれ同軸
に従動ギヤを設け、その従動ギヤに、駆動源の出力軸に
設ける駆動ギヤを直接噛み合わすとともに、その駆動ギ
ヤを直接噛み合わす従動ギヤをアイドラギヤを介して別
の像担持体の従動ギヤに噛み合わす駆動装置を備え、複
数の像担持体にそれぞれ書込み位置で書込みを行って静
電潜像を形成し、その静電潜像を現像して可視像化し、
その可視像化して形成した複数の像担持体の画像をそれ
ぞれ転写位置で転写して転写シートに記録を行う画像形
成装置において、像担持体が書込み位置から転写位置ま
で移動する時間をアイドラギヤの回転速度変動周期の整
数倍とすることを特徴とする、画像形成装置である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の実施の形態につき説明する。図1には、この発明に
よるカラー画像形成装置の一例であるカラー複写機の全
体概略構成を示す。
【0027】図中符号100は複写機本体、200はそ
れを載せる給紙テーブル、300は複写機本体100上
に取り付けるスキャナ、400はさらにその上に取り付
ける自動原稿搬送装置(ADF)である。
【0028】複写機本体100には、中央に、無端ベル
ト状の中間転写体(転写シート)10を、図示例では1
つの駆動ローラ14と2つの従動ローラ15・16に掛
け回して図中時計回りに回転搬送可能に設ける。もちろ
ん、別途中間転写体10の片寄りを調整するローラに掛
け回すなど、4つ以上のローラに掛け回すようにしても
よい。なお、中間転写体10は、図示例ではほぼ水平に
張り渡すが、水平ではなく、斜めに傾斜して張り渡すよ
うにしてもよい。
【0029】この図示例では、第1の従動ローラ15の
左に、画像転写後に中間転写体10上に残留する残留ト
ナーを除去するベルトクリーニング装置17を設ける。
【0030】また、駆動ローラ14と第1の従動ローラ
15間に張り渡した中間転写体10上には、その搬送方
向に沿って、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアンの4
つの単色作像手段18を横に並べて配置してタンデム作
像装置20を設ける。タンデム作像装置20の上には、
さらに露光装置21を設ける。
【0031】一方、中間転写体10の張り渡し領域の下
方には、2次転写装置22を備える。2次転写装置22
は、図示例では、2つのローラ23間に、無端ベルトで
ある2次転写ベルト24を掛け渡して構成し、第2の従
動ローラ16に押し当てて中間転写体10上の画像を、
転写シートである用紙に転写する。
【0032】2次転写装置22の横には、用紙上の転写
画像を定着する定着装置25を設ける。定着装置25
は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27
を押し当てて構成する。そして、全部でもよいが、図示
例ではその一部を、中間転写体10の張り渡し領域の下
方に入り込ませて備えてなる。
【0033】上述した2次転写装置22には、画像転写
後の用紙を定着装置25へと搬送する用紙搬送機能も備
えている。もちろん、2次転写装置22として、非接触
のチャージャを配置してもよく、そのような場合は、こ
の用紙搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
【0034】さて、このような2次転写装置22および
定着装置25の下には、中間転写体10の張り渡し方向
と平行に、用紙の両面に画像を形成すべく用紙を反転す
る用紙反転装置28を備える。
【0035】ところで、いまこのカラー複写機を用いて
原稿のコピーを用紙にとるときは、自動原稿搬送装置4
00の原稿台30上に、コピーを取る原稿をセットす
る。または、自動原稿搬送装置400を開いてスキャナ
300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、自
動原稿搬送装置400を閉じてそれで押さえる。
【0036】そして、不図示のスタートスイッチを押す
と、自動原稿搬送装置400に原稿をセットしたとき
は、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動し
てから、スキャナ300を駆動して原稿内容を読み取
る。コンタクトガラス32上に原稿をセットしたとき
は、そのまま原稿内容を読み取る。
【0037】また、不図示のスタートスイッチを押す
と、不図示の駆動モータで駆動ローラ14を回転駆動し
て従動ローラ15・16を従動回転し、中間転写体10
を回転搬送する。同時に、個々の単色作像手段18でそ
の像担持体(回転体)40を回転して各像担持体40上
にそれぞれ、ブラック・イエロ・マゼンタ・シアンの単
色画像を形成する。そして、中間転写体10の搬送とと
もに、それらの単色画像を順次重ね1次転写して中間転
写体10上に合成カラー画像を形成する。
【0038】一方、不図示のスタートスイッチを押す
と、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択
回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセッ
ト44の1つから用紙を繰り出し、分離ローラ45で1
枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬
送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジス
トローラ49に突き当てて止める。
【0039】または、給紙ローラ50を回転して手差し
トレイ51上の用紙を繰り出し、分離ローラ52で1枚
ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジスト
ローラ49に突き当てて止める。
【0040】そして、中間転写体10上の合成カラー画
像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転
し、中間転写体10と2次転写装置22との間に用紙を
送り込み、2次転写装置22で中間転写体10上の合成
カラー画像を一括して2次転写して用紙上にカラー画像
を形成する。
【0041】この2次転写部分において、用紙の裏面に
負極性のバイアス電圧、例えば−800〜−2000V
を印加し、また例えば50N/cm程度の圧力をかけ
る。この印加電圧によって発生した電界による静電気力
と圧力とによって、中間転写体10のトナーを引き寄
せ、用紙に一括転写する(2次転写)。
【0042】画像転写後の用紙は、2次転写装置22で
搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で熱
と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55で
切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上
にスタックする。または、切換爪55で切り換えて用紙
反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置へと
導き、裏面にも画像を形成して後、排出ローラ56で排
紙トレイ57上に排出する。
【0043】一方、画像転写後の中間転写体10は、ベ
ルトクリーニング装置17で、画像転写後に中間転写体
10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム作像装
置20による再度の画像形成に備える。
【0044】さて、上述したタンデム作像装置20にお
いて、各単色作像手段18は、詳しくは、例えば図2に
示すように、ドラム状の像担持体40のまわりに、帯電
装置60、現像装置61、1次転写装置62、クリーニ
ング装置63、除電装置64などを備えてなる。
【0045】図示省略するが、これら単色作像手段18
を構成する部分の全部または一部でプロセスカートリッ
ジを形成し、複写機本体100に対して一括して着脱自
在としてメンテナンス性を向上するようにしてもよい。
【0046】単色作像手段18を構成する部分のうち、
帯電装置60は、図示例では帯電ローラを用い、像担持
体40に接触して電圧を印加することによりその像担持
体40の帯電を行う。
【0047】現像装置61は、図示例では、磁性キャリ
アと非磁性トナーとよりなる二成分現像剤を使用する。
そして、その二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像
スリーブ65に付着する攪拌部66と、その現像スリー
ブ65に付着した二成分現像剤のうちのトナーを像担持
体10に転移する現像部67とで構成し、その現像部6
7より攪拌部66を低い位置とする。
【0048】攪拌部66には、平行な2本の攪拌スクリ
ュ68を設ける。2本の攪拌スクリュ68の間は、両端
部を除いて仕切り板69で仕切る。また、現像ケース7
0にトナー濃度センサ71を取り付ける。
【0049】一方、現像部67には、現像ケース70の
開口を通して像担持体40と対向して現像スリーブ65
を設けるとともに、その現像スリーブ65内にマグネッ
ト72を固定して設ける。また、その現像スリーブ65
に先端を接近してドクタブレード73を設ける。
【0050】そして、2成分現像剤を2本の攪拌スクリ
ュ68で攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ65に
供給する。現像スリーブ65に供給された現像剤は、マ
グネット72により汲み上げて保持し、現像スリーブ6
5上に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリ
ーブ65の回転とともに、ドクタブレード73によって
適正な量に穂切りする。切り落とされた現像剤は、攪拌
部66に戻される。
【0051】他方、現像スリーブ65上の現像剤は、像
担持体40に転移してその像担持体40上の静電潜像を
可視像化する。可視像化後、現像スリーブ65上に残っ
た現像剤は、マグネット72の磁力がないところで現像
スリーブ65から離れて攪拌部66に戻る。この繰り返
しにより、攪拌部66内のトナー濃度が薄くなると、そ
れをトナー濃度センサ71で検知して攪拌部66にトナ
ー補給する。
【0052】1次転写装置62は、ローラ状とし、中間
転写体10を挟んで像担持体40に押し当てて設ける。
別に、ローラ状に限らず、非接触のチャージャであって
もよい。
【0053】クリーニング装置63は、先端を像担持体
40に押し当てて、例えばポリウレタンゴム製のクリー
ニングブレード75を備えるとともに、外周を像担持体
40に接触して導電性のファーブラシ76を矢示方向に
回転自在に備える。また、ファーブラシ76にバイアス
を印加する金属製電界ローラ77を矢示方向に回転自在
に備え、その電界ローラ77にスクレーパ78の先端を
押し当てる。さらに、除去したトナーを回収する回収ス
クリュ79を設ける。
【0054】そして、像担持体40に対してカウンタ方
向に回転するファーブラシ76で、像担持体40上の残
留トナーを除去する。ファーブラシ76に付着したトナ
ーは、ファーブラシ76に対してカウンタ方向に回転し
てバイアスを印加する電界ローラ77で取り除く。電界
ローラ77は、スクレーパ78でクリーニングする。除
去したトナーは、回収スクリュ79で不図示の廃トナー
ボトルへと搬送し、または現像装置61へと戻して再利
用する。
【0055】除電装置64は、例えばランプであり、光
を照射して像担持体40の表面電位を初期化する。
【0056】そして、像担持体40の回転とともに、ま
ず帯電装置60で像担持体40の表面を一様に帯電し、
次いでスキャナ300の読取り内容に応じて上述した露
光装置21からレーザやLED等による書込み光Lを照
射して露光装置21により書込み位置Aで像担持体40
上に静電潜像を形成する。
【0057】その後、現像装置61によりトナーを付着
してその静電潜像を可視像化し、その可視像を1次転写
装置62により転写位置Bで中間転写体10上に転写す
る。画像転写後の像担持体40の表面は、クリーニング
装置63で残留トナーを除去して清掃し、除電装置64
で除電して再度の画像形成に備える。
【0058】ところで、図示タンデム作像装置20で
は、詳しくは図3に示すように、マゼンタ・シアン・イ
エロ・ブラックの4つの単色作像手段18M・18C・
18Y・18BKを、ブラックの単色作像手段18BK
を最下流側に位置して中間転写体10の図中矢示する搬
送方向に沿って順に配置する。
【0059】図4には、像担持体40(40M・40C
・40Y・40BK)の駆動装置を示す。
【0060】4つの像担持体40をそれぞれ個別の駆動
モータで駆動すると、コスト高となる。そこで、図示例
では、単独で使用することが多いブラックの場合は、像
担持体40BKを専用の駆動モータ82BKで駆動し、
カラーの場合は、像担持体40M・40C・40Yを共
通の1つの駆動モータ82で同時に駆動する。
【0061】すなわち、各像担持体40の駆動軸80
(80M・80C・80Y・80BK)上には、図4に
示すように、それぞれ従動ギヤである像担持体ギヤ81
(81M・81C・81Y・81BK)を固定して設け
る。
【0062】そのうち、ブラックの像担持体40と同軸
に設ける像担持体ギヤ81BKには、できるだけ駆動ム
ラを生じないようにアイドラギヤを介さずに、駆動源で
ある駆動モータ82BKの出力軸83BKに設ける駆動
ギヤ84BKを直接噛み合わす。カラーの像担持体ギヤ
のうちマゼンタ・シアンの像担持体40と同軸に設ける
像担持体ギヤ81M・81Cには、別の共通の駆動源と
して駆動モータ82を設け、同様にアイドラギヤを介さ
ずに、その駆動モータ82の出力軸83に設ける駆動ギ
ヤ84を直接噛み合わす。その駆動ギヤ84を直接噛み
合わす一方のシアンの像担持体ギヤ81Cを、1つのア
イドラギヤ85を介して別のイエロの像担持体ギヤ81
Yに噛み合わす。
【0063】ここで、図示例では、駆動ギヤ84BK・
84は、それぞれ駆動モータ82BK・82の出力軸8
3BK・83の先端に直接歯切りをして一体に設けてい
る。しかし、駆動ギヤ84BK・84は、もちろん独立
して設け、出力軸83BK・83の先端に固定して設け
るようにしてもよい。
【0064】そして、駆動モータ82BKを駆動して駆
動ギヤ84BKを介して像担持体ギヤ81BKを回転
し、ブラックの像担持体40BKを反時計まわりに回転
する。また、別の駆動モータ82を駆動して駆動ギヤ8
4を介して像担持体ギヤ81M・81Cを回転し、マゼ
ンタ・シアンの像担持体40M・40Cを反時計まわり
に回転するとともに、その一方の像担持体ギヤ81Cと
アイドラギヤ85との噛み合いを介して像担持体ギヤ8
1Yを回転し、イエロの像担持体40Yを反時計まわり
に回転する。アイドラギヤ85は、固定軸86で回転自
在に支持するが、フレーム等で支持して回転軸とともに
回転自在に支持するようにしてもよい。
【0065】ところが、像担持体40や像担持体ギヤ8
1や駆動ギヤ84BK・84やアイドラギヤ85などに
偏心や径のばらつきがあると、像担持体40の回転速度
変動が大きくなってバンディングや位置ずれを生ずる。
特に、イエロの像担持体40Yでは、駆動モータ82の
回転が、駆動ギヤ84・像担持体ギヤ81C・アイドラ
ギヤ85・像担持体ギヤ81Yを介して伝達されるか
ら、回転速度変動が大きくなるおそれがある。
【0066】そこで、この発明では、上述したように、
複数の回転体である像担持体40にそれぞれ同軸に従動
ギヤである像担持体ギヤ81を設け、そのうちの像担持
体ギヤ81Cに、駆動源である駆動モータ82の出力軸
83に設ける駆動ギヤ84を直接噛み合わすとともに、
その駆動ギヤ84を直接噛み合わす像担持体ギヤ81C
をアイドラギヤ85を介して別の像担持体ギヤ81Yに
噛み合わす駆動装置において、アイドラギヤ85と駆動
モータ82の出力軸83のいずれか一方の回転速度変動
周期を他方の回転速度変動周期の整数倍とする。
【0067】図5には、アイドラギヤ85の回転速度変
動曲線aと駆動モータ82の出力軸83の回転速度変動
曲線bを示す。
【0068】図示するように、例えばアイドラギヤ85
の回転速度変動周期T1を、駆動モータ82の出力軸8
3の回転速度変動周期T2の4倍とする。これにより、
アイドラギヤ85の偏心や径のばらつきなどによる回転
速度変動の影響を受けないようにしてアイドラギヤ85
を介して回転が伝達される像担持体ギヤ81Yも、駆動
ギヤ84を直接噛み合わす別の像担持体ギヤ81Cと同
様に回転するようにし、簡単にしてかつ低コストな構成
で、複数の像担持体ギヤ81Y・81C間の相対回転速
度を小さくしてバンディングや位置ずれの発生を少なく
することができる。
【0069】そして、アイドラギヤ85の回転速度変動
曲線aと駆動モータ82の出力軸83の回転速度変動曲
線bとを、互いの最大値P1・P2が重ならない位相と
して、アイドラギヤ85および駆動モータ82を組み付
ける。これにより、アイドラギヤ85と駆動モータ82
の出力軸83の、互いの駆動ムラの最大値P1・P2の
位置をずらすようにして像担持体ギヤ81Yの回転速度
変動をできるだけ抑え、簡単かつ低コストな構成で、バ
ンディングや位置ずれの発生を少なくすることができ
る。
【0070】ところで、この発明は、アイドラギヤ85
と駆動モータ82の出力軸83のいずれか一方の回転速
度変動周期を他方の回転速度変動周期の整数倍とするも
のであるから、例えば図6に示すように、アイドラギヤ
85の回転速度変動周期T1を、駆動モータ82の出力
軸83の回転速度変動周期T2の3倍としてもよく、図
7に示すように2倍としてもよく、図8に示すように1
倍としてもよい。
【0071】そして、図6および図8に示すように、奇
数倍であるときは、アイドラギヤ85の回転速度変動曲
線aと駆動モータ82の出力軸83の回転速度変動曲線
bとを、一方の最大値P1と他方の最小値P3と一方の
最小値P4と他方の最大値P2とが一致する位相とし
て、アイドラギヤ85および駆動モータ82を組み付け
る。これにより、アイドラギヤ85と駆動モータ82の
出力軸83の、互いの駆動ムラの最大値P1・P2の位
置をずらすようにして像担持体ギヤ81Yの回転速度変
動をできるだけ抑え、簡単かつ低コストな構成で、バン
ディングや位置ずれの発生を少なくすることができる。
【0072】なお、アイドラギヤ85と駆動モータ82
の出力軸83のいずれか一方の回転速度変動周期が他方
の回転速度変動周期の奇数倍であるとき、図8に示すよ
うにアイドラギヤ85の回転速度変動周期T1と駆動モ
ータ82の出力軸83の回転速度変動周期T2とを等し
くするとよい。これにより、像担持体ギヤ81Yの回転
速度変動をもっとも抑えて、簡単かつ低コストな構成
で、バンディングや位置ずれの発生を少なくすることが
できる。
【0073】反対に、図5および図7に示すように、偶
数倍であるときは、アイドラギヤ85の回転速度変動曲
線aと駆動モータ82の出力軸83の回転速度変動曲線
bとを、互いの0点位置を一致する位相として、アイド
ラギヤ85および駆動モータ82を組み付ける。これに
より、回転体の回転速度変動をできるだけ抑えて、簡単
かつ低コストな構成で、バンディングや位置ずれの発生
を少なくすることができる。
【0074】また、アイドラギヤ85の回転速度変動曲
線aと駆動モータ82の出力軸83の回転速度変動曲線
bとを、両者の曲線式をy=f(x)、y′=f
(x′)とするとき、それらを足した合成曲線式 y″=f(x″)=y+y′=f(x)+f(x′) の最大値を最小とする位相として、アイドラギヤ85お
よび駆動モータ82を組み付けるとよい。これにより、
アイドラギヤ85の回転速度変動曲線と駆動モータ82
の出力軸83の回転速度変動曲線の合成最大値を小さく
して像担持体ギヤ81Yの回転速度変動をできるだけ抑
え、簡単かつ低コストな構成で、バンディングや位置ず
れの発生を少なくすることができる。
【0075】さらに、複数の像担持体ギヤのうちの2つ
の像担持体ギヤ81M・81Cに1つの駆動ギヤ84を
直接噛み合わすので、駆動源の数を増やすことなく、1
つの駆動モータ82で2つの像担持体40M・40Cを
駆動し、低コストで像担持体40M・40Cの回転速度
変動をできるだけ抑えることができる。
【0076】またさらに、上述した例では、複数の像担
持体ギヤ81のうちの別の1つであるブラックの像担持
体ギヤ81BKに、別の駆動モータ82BKの出力軸8
3BKに設ける駆動ギヤ84BKを直接噛み合わす。こ
れにより、例えばカラー画像形成装置において、頻度の
高い白黒の画像を形成するときは、ブラックの像担持体
40BKのみを回転してその他の像担持体40M・40
C・40Yの駆動を停止するようにし、像担持体40の
不必要な回転をなくして無駄な電力消費を防止するとと
もに耐久性を向上することができる。
【0077】なお、上述した例では、像担持体40Yが
書込み位置Aから転写位置Bまで移動する時間を、アイ
ドラギヤ85の回転速度変動周期の4倍とする。このよ
うに、像担持体40Yが書込み位置Aから転写位置Bま
で移動する時間をアイドラギヤ85の回転速度変動周期
T1の整数倍とすると、像担持体40Yの回転変動に基
づき書込み位置Aに対して転写位置Bがずれて画像品質
が低下することを防止することができる。
【0078】ここで、駆動モータ82BK・82とし
て、図示例ではステッピングモータを用いるが、駆動源
はステッピングモータに限らず、DCモータや超音波モ
ータなどを用いてもよい。
【0079】さて、上述した例では、像担持体40上に
形成したトナー画像をいったん中間転写体10上に転写
してその中間転写体10上に合成カラー画像を形成し、
その合成カラー画像を転写して用紙上に画像を形成する
カラー画像形成装置に適用した場合について説明した。
【0080】しかし、この発明は、例えば図9に示すよ
うに、像担持体40(40BK・40Y・40M・40
C)上に形成したトナー画像を、搬送ベルト90で搬送
する用紙・OHPフィルム等の転写シート91に直接転
写してその転写シート91上に合成カラー画像を形成す
るタイプのカラー画像形成装置にも適用することができ
る。図中符号92は搬送ベルト90のクリーニング装置
であり、上述した例と同様に符号60は帯電装置、61
は現像装置、62は1次転写装置、63は像担持体40
のクリーニング装置、64は除電装置である。
【0081】また、搬送ベルト90は、図示例ではほぼ
水平に張り渡すが、水平ではなく、図10に示すように
斜めに傾斜して張り渡すようにしてもよい。そして、同
様に、像担持体40(40BK・40Y・40M・40
C)上に形成したトナー画像を、搬送ベルト90で搬送
する用紙・OHPフィルム等の転写シート91に直接転
写してその転写シート91上に合成カラー画像を形成す
るタイプのカラー画像形成装置にも適用することができ
る。
【0082】なお、上述した例では、アイドラギヤ85
の回転速度変動周期T1を、駆動源である駆動モータ8
2の出力軸83の回転速度変動周期T2の整数倍とした
が、反対に駆動源の出力軸の回転速度変動周期をアイド
ラギヤの回転速度変動周期の整数倍としてもよい。
【0083】また、上述した例では、回転体がカラー画
像形成装置の像担持体40である場合について説明した
が、回転体は、像担持体40に限るものではなく、また
カラー画像形成装置の回転体に限るものでもない。
【0084】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1に記載の
発明によれば、アイドラギヤと駆動源の出力軸のいずれ
か一方の回転速度変動周期を他方の回転速度変動周期の
整数倍とするので、アイドラギヤの偏心や径のばらつき
などによる回転速度変動の影響を受けないようにしてア
イドラギヤを介して回転が伝達される従動ギヤも、駆動
ギヤを直接噛み合わす別の従動ギヤと同様に回転するよ
うにし、簡単にしてかつ低コストな構成で、複数の従動
ギヤ間の相対回転速度を小さくしてバンディングや位置
ずれの発生を少なくすることができる。
【0085】請求項2に記載の発明によれば、アイドラ
ギヤの回転速度変動曲線と駆動源の出力軸の回転速度変
動曲線とを、互いの最大値が重ならない位相として、ア
イドラギヤおよび駆動源を組み付けるので、アイドラギ
ヤと駆動源の出力軸の、互いの駆動ムラの最大値の位置
をずらすようにして回転体の回転速度変動をできるだけ
抑え、簡単かつ低コストな構成で、バンディングや位置
ずれの発生を少なくすることができる。
【0086】請求項3に係る発明によれば、アイドラギ
ヤと駆動源の出力軸のいずれか一方の回転速度変動周期
が他方の回転速度変動周期の奇数倍であるときは、アイ
ドラギヤの回転速度変動曲線と駆動源の出力軸の回転速
度変動曲線とを、一方の最大値と他方の最小値とが一致
する位相として、アイドラギヤおよび駆動源を組み付け
るので、アイドラギヤと駆動源の出力軸の、互いの駆動
ムラの最大値の位置をずらすようにして回転体の回転速
度変動をできるだけ抑え、簡単かつ低コストな構成で、
バンディングや位置ずれの発生を少なくすることができ
る。
【0087】請求項4に係る発明によれば、アイドラギ
ヤの回転速度変動周期と駆動源の出力軸の回転速度変動
周期とを等しくするので、回転体の回転速度変動をもっ
とも抑えて、簡単かつ低コストな構成で、バンディング
や位置ずれの発生を少なくすることができる。
【0088】請求項5に係る発明によれば、アイドラギ
ヤと駆動源の出力軸のいずれか一方の回転速度変動周期
が他方の回転速度変動周期の偶数倍であるときは、アイ
ドラギヤの回転速度変動曲線と駆動源の出力軸の回転速
度変動曲線とを、互いの0点位置を一致する位相とし
て、アイドラギヤおよび駆動源を組み付けるので、回転
体の回転速度変動をできるだけ抑えて、簡単かつ低コス
トな構成で、バンディングや位置ずれの発生を少なくす
ることができる。
【0089】請求項6に係る発明によれば、アイドラギ
ヤの回転速度変動曲線と駆動源の出力軸の回転速度変動
曲線とを、両者の曲線式を足した合成曲線式の最大値を
最小とするとする位相として、アイドラギヤおよび駆動
源を組み付けるので、アイドラギヤの回転速度変動曲線
と駆動源の出力軸の回転速度変動曲線の合成最大値を小
さくして回転体の回転速度変動をできるだけ抑え、簡単
かつ低コストな構成で、バンディングや位置ずれの発生
を少なくすることができる。
【0090】請求項7に係る発明によれば、複数の従動
ギヤのうちの2つに1つの駆動ギヤを直接噛み合わすの
で、駆動源の数を増やすことなく、1つの駆動源で2つ
の回転体を駆動し、低コストで回転体の回転速度変動を
できるだけ抑えることができる。
【0091】請求項8に係る発明によれば、複数の従動
ギヤのうちの別の1つに別の駆動源の出力軸に設ける駆
動ギヤを直接噛み合わすので、例えばカラー画像形成装
置において、頻度の高い白黒の画像を形成するときは、
ブラックの像担持体のみを回転してその他の像担持体の
駆動を停止するようにし、回転体の不必要な回転をなく
して無駄な電力消費を防止するとともに耐久性を向上す
ることができる。
【0092】請求項9に係る発明によれば、請求項1な
いし8のいずれか1に記載の駆動装置を備えるので、上
記各効果を有する駆動装置を備えた画像形成装置を提供
することができる。
【0093】請求項10に係る発明によれば、画像形成
装置において、像担持体が書込み位置から転写位置まで
移動する時間をアイドラギヤの回転速度変動周期の整数
倍とするので、像担持体の回転変動に基づき書込み位置
に対して転写位置がずれて画像品質が低下することを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカラー画像形成装置の一例であ
るカラー複写機の全体概略構成図である。
【図2】そのカラー複写機に備えるタンデム作像装置の
部分拡大図である。
【図3】そのタンデム作像装置の全体構成図である。
【図4】そのタンデム作像装置に備える像担持体駆動装
置の構成説明図である。
【図5】その像担持体駆動装置のアイドラギヤと駆動モ
ータの出力軸の回転速度変動を示す曲線図で、アイドラ
ギヤの回転速度変動周期が駆動モータの出力軸の回転速
度変動周期の4倍である場合を示す。
【図6】その像担持体駆動装置のアイドラギヤと駆動モ
ータの出力軸の回転速度変動を示す曲線図で、アイドラ
ギヤの回転速度変動周期が駆動モータの出力軸の回転速
度変動周期の3倍である場合を示す。
【図7】その像担持体駆動装置のアイドラギヤと駆動モ
ータの出力軸の回転速度変動を示す曲線図で、アイドラ
ギヤの回転速度変動周期が駆動モータの出力軸の回転速
度変動周期の2倍である場合を示す。
【図8】その像担持体駆動装置のアイドラギヤと駆動モ
ータの出力軸の回転速度変動を示す曲線図で、アイドラ
ギヤの回転速度変動周期が駆動モータの出力軸の回転速
度変動周期に等しい場合を示す。
【図9】像担持体上のトナー画像を中間転写体を用いず
に直接転写して用紙等に合成トナー画像を形成する直接
転写タイプのカラー画像形成装置の要部構成図である。
【図10】この発明によるカラー画像形成装置の他例の
全体概略構成図である。
【符号の説明】
10 中間転写体(転写シート) 40・40M・40C・40Y・40BK 像担持体
(回転体) 80・80M・80C・80Y・80BK 駆動軸 81・81M・81C・81Y・81BK 像担持体
ギヤ(従動ギヤ) 82・82BK 駆動モータ(駆動源) 83・83BK 駆動モータの出力軸 84・84BK 駆動ギヤ 85 アイドラギヤ T1 アイドラギヤの回転速度変動周期 T2 駆動モータの出力軸の回転速度変動周期 a アイドラギヤの回転速度変動曲線 b 駆動モータの出力軸の回転速度変動曲線 P1 アイドラギヤの回転速度変動曲線の最大値 P2 駆動モータの出力軸の回転速度変動曲線の最大
値 P3 駆動モータの出力軸の回転速度変動曲線の最小
値 91 転写シート A 書込み位置 B 転写位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H171 FA04 FA09 FA12 FA15 GA01 GA08 LA03 LA06 LA09 QA04 QA08 QA13 QA15 QA24 QB03 QB15 QB32 QC03 QC11 QC22 QC36 TA07 TA16 TB02 2H300 EB04 EB07 EB12 EB23 EC02 EC05 EF08 EG02 EG13 EH01 EH16 EH17 EJ09 EK03 EL07 EL09 FF02 GG25 GG28 HH18 HH32 HH35 PP02 PP07 3J009 DA01 EA04 EA05 EA11 EA21 EA43 FA17 FA18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回転体にそれぞれ同軸に従動ギヤ
    を設け、その従動ギヤに、駆動源の出力軸に設ける駆動
    ギヤを直接噛み合わすとともに、その駆動ギヤを直接噛
    み合わす従動ギヤをアイドラギヤを介して別の従動ギヤ
    に噛み合わす駆動装置において、 前記アイドラギヤと前記駆動源の出力軸のいずれか一方
    の回転速度変動周期を他方の回転速度変動周期の整数倍
    とすることを特徴とする、駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記アイドラギヤの回転速度変動曲線と
    前記駆動源の出力軸の回転速度変動曲線とを、互いの最
    大値が重ならない位相として、前記アイドラギヤおよび
    前記駆動源を組み付けることを特徴とする、請求項1に
    記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記アイドラギヤと前記駆動源の出力軸
    のいずれか一方の回転速度変動周期が他方の回転速度変
    動周期の奇数倍であるときは、前記アイドラギヤの回転
    速度変動曲線と前記駆動源の出力軸の回転速度変動曲線
    とを、一方の最大値と他方の最小値とが一致する位相と
    して、前記アイドラギヤおよび前記駆動源を組み付ける
    ことを特徴とする、請求項2に記載の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記アイドラギヤの回転速度変動周期と
    前記駆動源の出力軸の回転速度変動周期とを等しくする
    ことを特徴とする、請求項3に記載の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記アイドラギヤと前記駆動源の出力軸
    のいずれか一方の回転速度変動周期が他方の回転速度変
    動周期の偶数倍であるときは、前記アイドラギヤの回転
    速度変動曲線と前記駆動源の出力軸の回転速度変動曲線
    とを、互いの0点位置を一致する位相として、前記アイ
    ドラギヤおよび前記駆動源を組み付けることを特徴とす
    る、請求項2に記載の駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記アイドラギヤの回転速度変動曲線と
    前記駆動源の出力軸の回転速度変動曲線とを、両者の曲
    線式を足した合成曲線式の最大値を最小とするとする位
    相として、前記アイドラギヤおよび前記駆動源を組み付
    けることを特徴とする、請求項1に記載の駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の従動ギヤのうちの2つに1つ
    の前記駆動ギヤを直接噛み合わすことを特徴とする、請
    求項1に記載の駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の従動ギヤのうちの別の1つに
    別の駆動源の出力軸に設ける駆動ギヤを直接噛み合わす
    ことを特徴とする、請求項7に記載の駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1に記載の
    駆動装置を備えることを特徴とする、画像形成装置。
  10. 【請求項10】 複数の像担持体にそれぞれ同軸に従動
    ギヤを設け、その従動ギヤに、駆動源の出力軸に設ける
    駆動ギヤを直接噛み合わすとともに、その駆動ギヤを直
    接噛み合わす従動ギヤをアイドラギヤを介して別の像担
    持体の従動ギヤに噛み合わす駆動装置を備え、 前記複数の像担持体にそれぞれ書込み位置で書込みを行
    って静電潜像を形成し、その静電潜像を現像して可視像
    化し、その可視像化して形成した前記複数の像担持体の
    画像をそれぞれ転写位置で転写して転写シートに記録を
    行う画像形成装置において、 前記像担持体が前記書込み位置から前記転写位置まで移
    動する時間を前記アイドラギヤの回転速度変動周期の整
    数倍とすることを特徴とする、画像形成装置。
JP2002341682A 2001-12-28 2002-11-26 駆動装置、および画像形成装置 Pending JP2003329090A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002341682A JP2003329090A (ja) 2002-03-06 2002-11-26 駆動装置、および画像形成装置
US10/329,371 US6889022B2 (en) 2001-12-28 2002-12-27 Rotationally phase-matched driving device and image forming apparatus including the same
EP02028797A EP1324148A1 (en) 2001-12-28 2002-12-27 Driving device and image forming apparatus including the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060539 2002-03-06
JP2002-60539 2002-03-06
JP2002341682A JP2003329090A (ja) 2002-03-06 2002-11-26 駆動装置、および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003329090A true JP2003329090A (ja) 2003-11-19

Family

ID=29713790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002341682A Pending JP2003329090A (ja) 2001-12-28 2002-11-26 駆動装置、および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003329090A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1517535A1 (en) 2003-09-19 2005-03-23 Ricoh Company, Ltd. Communication terminal and control method
JP2005328677A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Ricoh Co Ltd 回転体駆動装置及び画像形成装置
JP2008158298A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、プロセスカートリッジ、像担持体の駆動制御方法
US7610000B2 (en) 2006-01-10 2009-10-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Developing device driver and an image forming apparatus using the same
US8340552B2 (en) 2009-03-17 2012-12-25 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1517535A1 (en) 2003-09-19 2005-03-23 Ricoh Company, Ltd. Communication terminal and control method
JP2005328677A (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Ricoh Co Ltd 回転体駆動装置及び画像形成装置
US7610000B2 (en) 2006-01-10 2009-10-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Developing device driver and an image forming apparatus using the same
JP2008158298A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、プロセスカートリッジ、像担持体の駆動制御方法
US8340552B2 (en) 2009-03-17 2012-12-25 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011112775A (ja) 現像装置および画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JP2010282185A (ja) 画像形成装置
US8903278B2 (en) Drive unit, and image forming apparatus and process cartridge incorporating same
JP2008145458A (ja) 画像形成装置
JP3628494B2 (ja) 画像形成方法及びその装置
JP2003329090A (ja) 駆動装置、および画像形成装置
JP2006126709A (ja) 画像形成装置とプロセスカートリッジ
JP4037091B2 (ja) 画像形成装置
JP4167798B2 (ja) 画像形成装置
JP5492797B2 (ja) 画像形成装置
JP2004045923A (ja) 画像形成装置
JP2009151182A (ja) 画像形成装置の駆動伝達装置及び画像形成装置
JP4653459B2 (ja) 固定構造及び画像形成装置
JP5439391B2 (ja) 画像形成ユニット及びそれを備えた画像形成装置
JP2003215885A (ja) 画像形成装置
JP2004144997A (ja) 回転体回転装置及びこれを用いる画像形成装置
JP2003287936A (ja) 像担持体駆動装置、および画像形成装置
JP4897444B2 (ja) クリーニング装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2007286450A (ja) ドラムユニット及びこれを備えた画像形成装置
JP4340406B2 (ja) 画像形成装置
JP2006243479A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2003149953A (ja) 画像形成装置
JPH08194347A (ja) 記録装置の駆動装置
JP2002023513A (ja) 画像形成装置
JP2007264420A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20040318

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20040412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050510