JP2005091609A - 回転検出装置、回転制御装置、回転同調装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

回転検出装置、回転制御装置、回転同調装置及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 装置を大型化すること無く回転体の回転速度を高精度で検出できる回転検出装置、及びこれを用いた回転制御装置、回転同調装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】 回転軸に感光体ギヤ24及びエンコーダ駆動ギヤ34が設置された感光体ドラム24と、感光体ギヤ24と噛合する駆動モータギヤ28を介して感光体ドラム24を駆動するモータ28と、エンコーダ駆動ギヤ34と噛合する従動ギヤ35を介してモータ28の駆動力が伝達されるコードホイール39の回転速度を検出するセンサ40の出力に基づいて、感光体ドラム24の回転速度を算出する演算手段を備え、従動ギヤ35は、歯数がエンコーダ駆動ギヤ34よりも少なく、エンコーダ駆動ギヤ34の軸芯方向に付勢されてエンコーダ駆動ギヤ34に圧接される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、回転体の回転速度を検出する回転検出装置、回転速度を制御する回転制御装置、複数の回転体の回転速度をそれぞれ制御する回転同調装置、及びこれを用いた画像形成装置に関する。
感光体を用いた画像形成装置では、感光体に回転変動が生じると静電潜像の書き込みや転写に影響を及ぼして出力画像の濃度むらになるため、感光体ドラム軸に位置検出用部材(ロータリーエンコーダなど)を取り付けて、これから出力されるパルスに基づいて感光体ドラムの回転変動を検知し、感光体ドラムの回転速度が常に一定となるように駆動モータをフィードバック制御する手法が用いられている。
近年、画質向上のためにドット間隔は狭まる傾向にあり、解像度で言えば600dpiから1200dpiに移行している。
形成した画像に色ズレが目立たないようにするためには、変動要因である感光体ドラムや転写ベルトの変動量をライン間隔以下に収めなくてはならない。600dpiの場合には、42.3μmであるライン間隔は、1200dpiでは21.2μmとなるため、感光体ドラム及び転写ベルトを合わせた位置ずれを11μm以下とすること、すなわち感光体ドラムや転写ベルトの各々の分解能を5〜6μmとすることが要求される。
例えば、ドラム径が60mmの感光体ドラムの場合、その回転を制御するためには30000以上の分解能が必要となる。ロータリーエンコーダの検出位置を90°ずらした検出器を2個設けて立ち上がりと立ち下がりとを検出することによって4逓倍の検出が可能であるため、このような構成とする場合には、ロータリーエンコーダの分解能としては約8000分割が必要となる。
8000分割のロータリーエンコーダは、高精度加工と高精度な検出位置合わせとが必要となるため、要求される加工精度を緩和するためには、大径のロータリーエンコーダを適用せざるを得なくなる。しかし、大径のロータリーエンコーダを適用すると、装置が大きくなってしまうという不具合を生じてしまう。
また、特許文献1には、検出器の数を増加させることによって逓倍を多くする手法が開示されているが、検出器の数を多くすることで分解能を向上させるためには、検出器間で高精度の位置合わせを行う必要が有り、検出器の取り付けが非常に困難になってしまう。
一方、分解能の低いロータリーエンコーダを用いた場合でも回転の検出精度を向上させる方法として、特許文献2には摩擦車によってロータリーエンコーダを増速駆動する手法が提案されている。しかし、摩擦車によってロータリーエンコーダを増速駆動する場合には、摩擦車の外径よってロータリーエンコーダの増速比が定まることとなるため、検出器における出力パルスの幅が、摩擦車の外径加工精度によって異なってしまう。また、ローラ間の滑りや環境変化及び経時変化によって回転変動が発生するため、感光体の速度変化の監視には適用できるが、高精度な位置検出には適用することはできない。
特開平10−31027号公報 特開2002−268504号公報
このように、従来の画像形成装置においては、感光体の回転速度を高精度に検出するためには大径のロータリーエンコーダを適用する以外に有効な方法が無かったため、感光体の回転速度の検出精度を高くしようとすると装置が大きくなってしまうという問題があった。
本発明は係る問題に鑑みて為されたものであり、装置を大型化すること無く回転体の回転速度を高精度で検出できる回転検出装置、及びこれを用いた回転制御装置、回転同調装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、回転軸に第1及び第2の歯車が設置された制御対象回転体と、第1の歯車と噛合する第3の歯車を介して制御対象回転体を駆動する駆動源と、第2の歯車と噛合する第4のギヤを介して駆動源の駆動力が伝達される回転体の回転速度又は回転位置を検出する検出手段の出力に基づいて、制御対象回転体の回転速度又は回転位置を算出する演算手段を備え、第4の歯車は、歯数が第2の歯車よりも少なく、第2の歯車の軸芯方向に付勢されて該第2の歯車に圧接されることを特徴とする回転検出装置を提供するものである。以上の構成においては、第4の歯車を第2の歯車に圧接して回転させることにより、滑りやバックラッシのがたつきによる位置変動が発生しなくなるため、検出手段は常に制御対象回転体の回転速度変動に対応した検出を行うことができる。また、従動側に設けた回転体を第2及び第4の歯車を介して増速回転させることにより、検出機構は増速比に応じて1回転分の分割数を少なくできるため小型化できる。また、低分解能のロータリーエンコーダを高速で回転させることができるため、低コストのロータリーエンコーダでジッタ(検出誤差)の少ない高性能な検出機構を提供できる。
上記本発明の第1の態様においては、第2及び第4の歯車ははすば歯車であることが好ましい。第2及び第4の歯車の歯形状をはすばにすることにより、平歯車に比べて噛み合い数が多くなり、速度変動の少ない回転伝達が可能となる。
また、上記本発明の第1の態様においては、第2及び第4の歯車のねじれ角は、5度以上20度以下であることが好ましい。第2及び第4の歯車のねじれ角を20度を越えると回転負荷が大きくなり、駆動源に作用する負荷が大きくなってしまうが、歯車のねじれ角を20度以下とすることにより、第4の歯車に生じる回転負荷を抑制することができる。また、第2の歯車が設置された制御対象回転体を駆動源で駆動制御する場合、第1の歯車と第3の歯車との噛み合い(バックラッシ)による速度変動が発生するが、歯車のねじれ角を5度以上とすることにより、制御対象回転体に回転負荷が発生するため第3の歯車と第1の歯車とが圧接した状態で回転し、駆動源の回転に追随した回転検出を行える。
また、上記本発明の第1の態様においては、第2及び第4の歯車のモジュールは0.2以下であることが好ましい。歯車のモジュールを0.2以下とすることにより、面加工精度及び周精度が向上し、噛み合い精度が向上する。また、歯車外径が小さくなるため慣性モーメントが減少し、速度変動による歯部への圧力が小さくなる。第4の歯車は第2の歯車に圧接されているため、モジュールを小さくしても確実に噛みあった状態で回転させることができる。
また、上記本発明の第1の態様で、第2及び第4の歯車ははすば歯車である構成においては、第1及び第3の歯車ははすば歯車であり、該第1及び第3の歯車の噛み合いによって制御対象回転体に作用するスラスト負荷の向きと、第2及び第4の歯車の噛み合いによって制御対象回転体に作用するスラスト負荷の向きと相反する向きとなるように、第1、第2、第3及び第4の歯車のねじれ角が設定されていることが好ましい。それぞれのはすば歯車を相殺するねじれ方向に設定することにより、はすば歯車による回転体のスラスト圧接力が減少するため、回転体の回転負荷を少なくすることができる。
また、上記本発明の第1の態様のいずれの構成においても、検出手段は、ロータリーエンコーダ及び回転位置検出センサであり、該回転位置検出センサは、第2の歯車と第4の歯車との圧接位置と第4の歯車の回転軸の軸芯とを結ぶ直線上に固設されていることが好ましい。ロータリーエンコーダの検出を第2の歯車と第4の歯車との圧接位置と第4の歯車の回転軸の軸芯とを結ぶ直線上で行うことにより、第4の歯車が圧接方向に移動してもロータリーエンコーダの回転方向とは直交する方向となるため検出誤差のない精度の高い検出を行うことができる。
これに加えて、ロータリーエンコーダの分解能は、第4の歯車の歯数の自然数倍であることがより好ましい。このようにすれば、速度又は位置が周期的に変化する第4の歯車一周分の変動を予測でき、速度又は位置変動の管理が容易となる。
また、上記本発明の第1の態様のいずれの構成においても、第1の歯車の歯数は、第3の歯車の歯数の自然数倍であることが好ましい。このようにすれば、速度又は位置が周期的に変化する制御対象回転体の一周分の変動を予測でき、速度又は位置変動の管理が容易となる。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、上記本発明の第1の態様のいずれかの構成の回転検出装置を備えた回転制御装置であって、駆動源が発生させる駆動力を増減させて制御対象回転体の回転を制御する駆動制御手段を有することを特徴とする回転制御装置を提供するものである。これにより、高精度に検出した回転速度に基づいて制御対象回転体の回転駆動を制御することが可能となる。
上記本発明の第2の態様においては、検出手段の出力信号を記憶する記憶手段を備えることが好ましい。このようにすれば、歯車の噛み合いによる変動を記憶したデータに基づいて補正した上で駆動源を駆動して回転制御を行える。
また、上記本発明の第2の態様においては、駆動制御手段は、制御対象回転体の回転変動量と該制御対象回転体が等速回転する場合の回転速度又は回転位置とのズレ量を補正する手段を有することが好ましい。このようにすれば、精度の高いフィードバック制御を行える。
また、上記本発明の第2の態様においては、第4の歯車の基準パルスに基づいて、第4の歯車が等速回転する場合の回転速度又は回転位置とのズレ量を該第4の歯車の一回転の変動量として制御対象回転体の駆動制御を行うことが好ましい。このようにすれば、集積誤差のない高精度の駆動制御を行える。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、複数の制御対象回転体のそれぞれが、請求項9から12のいずれか1項記載の回転制御装置を有することを特徴とする回転同調装置を提供するものである。このようにすれば、各制御対象回転体の回転速度を高い精度で同調させることができる。
また、上記目的を達成するため、本発明は、第4の態様として、上記本発明の第3の態様に係る回転同調装置を備えた画像形成装置であって、複数の制御対象回転体は感光体ドラムであることを特徴とする画像形成装置を提供するものである。各色それぞれの感光体ドラムをそれぞれの回転速度を検出し、その回転を同調させるように制御して高精度の位置合わせを行えるため、低コストで色ズレの少ない画像形成装置を実現できる。
本発明によれば、装置を大型化すること無く回転体の回転速度を高精度で検出できる回転検出装置、及びこれを用いた回転制御装置、回転同調装置及び画像形成装置を提供できる。
図1に、本発明を好適に実施した画像形成装置を示す。この画像形成装置は、タンデム型のフルカラー画像形成装置であり、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の4色の単色画像を重ね合わせて多色画像を形成する。なお、各色の画像形成ユニットの構成は共通であるため、以下の説明においては、CMYKの各色を区別しない場合又は区別する必要が無い場合には、符号にC、M、Y、Kを付さないものとする。
画像形成ユニットは、感光体ドラム1、帯電ローラ2、書き込み装置3、現像装置4、転写装置5、ドラムクリーニング装置6及び不図示の除電装置をCMYKの各色別個に有する。帯電ローラ2は、感光体ドラム1に当接して配置されており、感光体ドラム1の表面に所定の極性の帯電電荷を付与する。書き込み装置3は、レーザ光で感光体ドラム1の表面を走査して露光し、画像データに対応する静電潜像を感光体ドラム1の表面に形成する。現像装置4は、感光体ドラム1の表面に形成された静電潜像をトナーを用いて顕像化する。転写装置5は、現像装置4によって感光体ドラム1の表面に可視化されたトナー像を転写媒体である記録紙8に転写する。ドラムクリーニング装置6は、転写装置5によってトナー像が記録紙8へ転写された感光体ドラム1の表面に残存しているトナーをブレードなどによって除去する。不図示の除電装置は、感光体ドラム1の表面に帯電している電荷を除去する。
CMYK各色の画像形成ユニットは、転写材8を搬送する転写材搬送ベルト7の搬送経路に沿って所定のピッチ間隔で配列されている。また、各色の現像装置4Y、4M、4C、4Kの上方には、これらのそれぞれにトナーを供給するトナーボトル9Y、9M、9C、9Kが配設されている。
転写材8は、給紙ローラ10によって搬送ガイド11に案内されながらレジストローラ12まで送り出される。レジストローラ12まで送られた転写材8は、各色用の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに形成されたトナー像との転写タイミングに合わせて転写ユニット13の転写材搬送ベルト7上へ送り出される。転写材搬送ベルト駆動ローラ14は、不図示の駆動機構によって回転駆動され、転写材搬送ベルト7は搬送ローラ15,16及びベルトテンションローラ17に指示されて図中に矢印で示した方向に回転する。
転写材搬送ベルト7に担持されて搬送される転写材8は、イエロー作像用の感光体ドラム1Y、マゼンタ作像用の感光体ドラム1M、シアン作像用の感光体ドラム1C及びブラック作像用の感光体ドラム1Kの各プロセスユニットを通過する際に、各色のトナー像が重ね合わさるように順次転写される。
トナー像が転写された転写材8は、黒色作像用の感光体ドラム1Kから定着器19へ受け渡される。トナー像が定着器19によって定着させられた転写材8は、排出ローラ20によって排紙トレイ21へ排出される。
図2は、感光体ドラム1Kと転写ユニット13との概略構成図である。感光体ドラム1Kの左側軸(シャフト)1aにはベアリング22が挿入されており、ベアリング22は、フレーム23に固定されている。よって、感光体ドラム1Kは、ベアリング22を介して回転自在にフレーム23によって支持されている。
感光体ドラム1Kの右側軸1bには、感光体ギヤ24が固定されており、これよりも先端側で、フレーム26に固定されたベアリング25に挿入されている。よって、感光体ドラム1Kは、ベアリング25を介して回転自在にフレーム26によって支持されている。
感光体ドラム1Kの右側軸1bの端部には、感光体ドラム1Kの回転速度を検知する位置検知センサ27が装着されている。感光体ドラム1Kを駆動させる駆動モータ28は、フレーム26に固定されており、駆動モータ28の回転軸には駆動ギヤ28aが固定されている。駆動ギヤ28aは、感光体ギヤ24と噛み合っており、駆動ギヤ28aが回転すると感光体ドラム1Kが連動して回転する。
以上の構成において、感光体ドラム1Kの回転変動を位置検知センサ27で検出して、検出した感光体ドラム1Kの回転位置ずれ量を補正するように駆動モータ28の回転を制御する。このフィードバック制御を、各色について同様に行うことで、各色の感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kはそれぞれ一定の速度で回転する。
また、転写材搬送ベルト7を駆動するベルト駆動ローラ14の両端軸(左端軸14a及び右端軸14b)のそれぞれは、挿入されたベアリング31,32を介してフレーム23、26に固定されている。ベルト駆動ローラ14の右端軸14bのフレーム26よりも外側には、位置検知センサ33が固設されている。
以上の構成において、ベルト駆動ローラ14の回転変動を位置検知センサ33が検知して、ベルト駆動ローラ14を回転させる不図示の駆動モータの回転をフィードバック制御することで、転写材搬送ベルトは一定の速度で回転する。
図2に示した位置検知センサ27の詳細な構成を、側面視(駆動ローラ14側から感光体ドラム1Kを見る視点)で図3に示す。感光体ドラム1Kのシャフト(右側軸)1bに取り付けられた感光体ギヤ24は、駆動モータ28の回転軸に取り付けられた駆動ギヤ28aと噛み合っており、駆動モータ28が回転すると感光体ギヤ24を介して感光体ドラム1Kが回転する。また、シャフト1bのフレーム26よりも外側には、エンコーダ駆動ギヤ34が固定されており。感光体ドラム1Kと一体で回転するようになっている。エンコーダ駆動ギヤ34は、従動ギヤ35と噛み合っており、従動ギヤ35は、フレーム26に取り付けられたベアリング37とブラケット36に取り付けられたベアリング38とによって回転自在に軸中心方向の位置決めがなされている。
従動ギヤ35の歯数は、エンコーダ駆動ギヤ34のn分の1倍(ただし、nは正数)になっており、エンコーダ駆動ギヤ34が一回転すると従動ギヤ35はn回転するようになっている。従動ギヤ35のシャフト35aには、スリットが形成された円盤であるコードホイール39が固定されており、コードホイール39が回転すると、ブラケット36に固設されたセンサ40でコードホイール39の回転位置情報が検出される。
図4は、図3に示した位置検知センサ27の側面図(軸方向を視点)である。エンコーダ駆動ギヤ34と噛み合っている従動ギヤ35のシャフト35aに挿入されている両端のベアリング37及び38(ベアリング37は図中には示していない)は、フレーム23に形成されている不図示の長穴とブラケット36の長穴36aに挿入され、エンコーダ駆動ギヤ34の回転軸芯接線方向へ移動可能になっている。
また、ベアリング37及び38のエンコーダ駆動ギヤ34と反対方向には、圧接スプリング41が取り付けられており、スプリング41は、ベアリング37及び38をエンコーダ駆動ギヤ34側に付勢して従動ギヤ35とエンコーダ駆動ギヤ34とが常時接触した状態で回転するようにしている。従動ギヤ35のシャフト35aに固定されたコードホイール39の回転状態を検出するセンサ40は、エンコーダ駆動ギヤ34の回転中心とシャフト35aの回転中心とを結ぶ直線上に固設されている。これにより、センサ40はコードホイール39が移動する回転方向とは異なる圧接方向へは検知しないため、誤差を含まない精度の高い検出を行うことができる。
図5は、駆動ギヤ28aから従動ギヤ33までの駆動機構部の側面図である。図示するように、感光体ギヤ24、駆動ギヤ28a、エンコーダ駆動ギヤ34及び従動ギヤ35ははすば歯車である。各ギヤのねじれ角は5度以上、20度以下であることが好ましい。ねじれ角が20度を超えると、ギヤの回転軸に作用するスラスト負荷が大きくなるため、回転時の抵抗となる。また、ねじれ角が5度未満の場合には、ギヤ同士が噛みあう歯数が少なくなるため、速度変動の原因となりやすい。また、エンコーダ駆動ギヤ34及び従動ギヤ35のモジュールは0.2以下であることが好ましい。モジュールを小さくすることにより、噛み合い精度が向上し、速度変動が抑制される。図4に示したように、従動ギヤ35はスプリング41の弾性力によってエンコーダ駆動ギヤと圧接しているため、モジュールを小さくしても確実に噛みあわせることができる。
感光体ドラム1Kのシャフト1bに固定した感光体ギヤ24を駆動する駆動ギヤ28aが、図5の右側面視反時計方向へ回転すると、感光体ギヤ24は時計方向へ回転し、感光体ギヤ24の回転負荷とはすば歯車のねじれとにより、駆動ギヤ28aは矢印A方向に、感光体ギヤ24は矢印B方向にスラスト負荷が発生する。
また、感光体ドラム1Kのシャフト1bに固定したエンコーダ駆動ギヤ34は従動ギヤ35を増速駆動することにより回転負荷が発生し、エンコーダ駆動ギヤ34が右側面視の時計方向に回転すると、はすば歯車のねじれにより、エンコーダ駆動ギヤ34は感光体ギヤ24と逆の矢印C方向にスラスト負荷が発生する。
このように、感光体ドラム1Kの駆動機構とコードホイール39を回転させる増速機構とに固定されたはすば歯車のねじれ方向によって、駆動による感光体ドラム1Kのスラスト方向負荷を減少させることができる。
図6及び図7に、コードホイール39の回転変動をセンサ40で検出した場合の出力信号を示す。図6において波形42は、センサ40における(例えばタコゼネレータから出力された)速度変動波形であり、横軸は時間tを表し、縦軸は速度vを表す。一点鎖線43は、エンコーダ駆動ギヤ34の偏芯による速度変動を表している。Lは、感光体ドラム1Kの一回転の周期をあらわしており、エンコーダ駆動ギヤ34と従動ギヤ35との増速比が4:1の場合、感光体ドラム1Kが一回転すると、エンコーダ駆動ギヤ34の一回転による速度変動に添って従動ギヤ35には4回の回転変動が発生する。この時、センサ40のパルス番号p1からpxにおける出力44は、回転変動によってパルス間隔が変化する。すなわち、回転速度が高い場合にはパルス間隔が短くなり、回転速度が低い場合にはパルス間隔が長くなる。
図7は、基準パルスに対する変動量を示している。K0は基準パルス信号であり、ホームポジション信号を表すh1からh2との間隔は、図6でのLに相当する。K1は、コードホイール39をセンサ40で検出した出力信号である。センサ40からの各出力パルスを補正する方法は、感光体ドラム1Kを一定速度で回転させた時のh1からh2における変動、例えば、パルスx後の変動量aをT4とn4との差で測定する。
このように、h1からh2までのパルス差を順次測定して測定結果を記憶する。感光体ドラムの駆動制御は、スリット検出パルスを一周期ごとに記憶したずれ量で補正する。記憶するずれ量は、ホームポジションKhからの変動量、すなわち、xからの基準時間と実測時間とから算出した位置ずれ距離(x−a)であり、補正はホームポジションKhを基準に、周期的に変動する歯間隔の各パルス(p1からpx)を周期的に行われる。
換言すると、エンコーダギヤ34の一回転の周期L中に含まれるp1〜pnのそれぞれについて、基準パルス信号K0の立ち上がりとセンサ40の出力信号の立ち上がりとの差(Tx−nx)をズレ量として一周期ごとに記憶しておき、記憶しているズレ量に基づいて感光体ドラムの駆動制御を行う。
このように、従動ギヤ35に装着したコードホイール39の一回転における検出結果を記憶して補正しているが、感光体ドラム1Kにホームポジション検出機構を設け、感光体ドラム1Kの一回転における変動を記憶し、従動ギヤ35の1回転の変動と合わせて補正することにより、感光体ドラム1Kの一回転における測定誤差を補正できるため、回転変動を高精度に検出できる。
なお、上記の説明は、感光体ドラム(特に、黒色作像用の感光体ドラム)を例に行ったが、図2に示したベルト駆動ローラ14の回転変動を検出する位置検知センサ35や、不図示の中間転写ベルトの回転変動の測定にも適用可能であることは言うまでもない。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、様々な変形が可能である。
本発明を好適に実施した画像形成装置の構成を示す図である。 感光体ドラムの設置状態を示す図である。 位置検知センサの詳細な構成を示す図である。 位置検知センサを回転の軸方向から見た状態を示す図である。 駆動機構部の構成を示す図である。 コードホイールをセンサで検出した場合の出力信号を示す図である。 コードホイールをセンサで検出した場合の出力信号を示す図である。
符号の説明
1 感光体ドラム
1a、1b、35a シャフト
2 帯電ローラ
3 書き込み装置
4 現像装置
5 転写装置
6 クリーニングユニット
7 転写材搬送ベルト
8 転写材
9 トナータンク
10 給紙ローラ
11 搬送ガイド
12 レジストローラ
13 転写ユニット
14 転写材搬送ベルト駆動ローラ
14a 左端軸
14b 右端軸
15、16 搬送ローラ
17 ベルトテンションローラ
19 定着器
21 排紙トレイ
22 ベアリング
23、26 フレーム
24 感光体ギヤ
25、31、32、37、38 ベアリング
27 位置検出センサ
28 駆動モータ
28a 駆動ギヤ
33 位置検知センサ
34 エンコーダ駆動ギヤ
35 従動ギヤ
36 ブラケット
36a 長穴
39 コードホイール
40 センサ
41 スプリング

Claims (14)

  1. 回転軸に第1及び第2の歯車が設置された制御対象回転体と、
    前記第1の歯車と噛合する第3の歯車を介して前記制御対象回転体を駆動する駆動源と、
    前記第2の歯車と噛合する第4のギヤを介して前記駆動源の駆動力が伝達される回転体の回転速度又は回転位置を検出する検出手段の出力に基づいて、前記制御対象回転体の回転速度又は回転位置を算出する演算手段を備え、
    前記第4の歯車は、歯数が前記第2の歯車よりも少なく、前記第2の歯車の軸芯方向に付勢されて該第2の歯車に圧接されることを特徴とする回転検出装置。
  2. 前記第2及び第4の歯車ははすば歯車であることを特徴とする請求項1記載の回転検出装置。
  3. 前記第2及び第4の歯車のねじれ角は、5度以上20度以下であることを特徴とする請求項2記載の回転検出装置。
  4. 前記第2及び第4の歯車のモジュールは0.2以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の回転検出装置。
  5. 前記第1及び第3の歯車ははすば歯車であり、該第1及び第3の歯車の噛み合いによって前記制御対象回転体に作用するスラスト負荷の向きと、前記第2及び第4の歯車の噛み合いによって前記制御対象回転体に作用するスラスト負荷の向きと相反する向きとなるように、前記第1、第2、第3及び第4の歯車のねじれ角が設定されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載の回転検出装置。
  6. 前記検出手段は、ロータリーエンコーダ及び回転位置検出センサであり、該回転位置検出センサは、前記第2の歯車と第4の歯車との圧接位置と前記第4の歯車の回転軸の軸芯とを結ぶ直線上に固設されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の回転検出装置。
  7. 前記ロータリーエンコーダの分解能は、前記第4の歯車の歯数の自然数倍であることを特徴とする請求項6記載の回転検出装置。
  8. 前記第1の歯車の歯数は、前記第3の歯車の歯数の自然数倍であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の回転検出装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項記載の回転検出装置を備えた回転制御装置であって、前記駆動源が発生させる駆動力を増減させて前記制御対象回転体の回転を制御する駆動制御手段を有することを特徴とする回転制御装置。
  10. 前記検出手段の出力信号を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項9項記載の回転制御装置。
  11. 前記駆動制御手段は、前記制御対象回転体の回転変動量と該制御対象回転体が等速回転する場合の回転速度又は回転位置とのズレ量を補正する手段を有することを特徴とする9又は10記載の回転制御装置。
  12. 前記第4の歯車の基準パルスに基づいて、前記第4の歯車が等速回転する場合の回転速度又は回転位置とのズレ量を該第4の歯車の一回転の変動量として前記制御対象回転体の駆動制御を行うことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項記載の回転制御装置。
  13. 複数の制御対象回転体のそれぞれが、請求項9から12のいずれか1項記載の回転制御装置を有することを特徴とする回転同調装置。
  14. 請求項13記載の回転同調装置を備えた画像形成装置であって、前記複数の制御対象回転体は感光体ドラムであることを特徴とする画像形成装置。
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