JP2008152493A - サーバ装置、そのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業効率化を維持しつつオペレータのレベルアップ(生産性及び品質向上)を図る。
【解決手段】データベース装置12aには各電子伝票が格納される。サーバ装置12は、この各電子伝票を各オペレータ端末14に割り振り、そのオペレータに伝票処理させる。その際、現在の繁閑状況の判定/記憶内容に基づき、「繁忙」であれば各オペレータのレベルに応じた難易度の電子伝票を割り当てる。一方、もし「閑散」であれば各オペレータのレベルよりも高い難易度の電子伝票も割り当てる。また、「閑散」の場合、例えば高レベルのオペレータに、伝票処理結果の確認作業を行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、事務処理システムに関する。
事務処理システムの一例として例えば為替事務処理システムでは、従来、時期・時間毎の取引件数を蓄積し、蓄積された取引量を平均化して統計情報として出力し、その出力情報を基に管理者の長年の経験と勘に基づいて要員配置するようになっている。
近年、入力事務向上方法として、対象事務作業難易度と入力事務担当者のスキルレベルを細分化し、最適な組合せ(例:難易度高作業はスキルレベル高担当者に割り当て実施。又はその逆パターンである難易度低作業はスキルレベル低担当者に割り当て実施)により事務処理の効率化を図ろうとする提案がなされている(例えば特許文献1,2に記載の提案がある)。
特許文献1記載の発明では、証券代行業務のような時期的に業務の集中度がばらつくような業務における要員の管理と配置を効率的に行い得ると共に要員確保を経済的に行える要員管理システムを提案している。
また、特許文献2記載の発明は、帳票処理の処理効率を向上させるものであり、作業対象データのスキルレベルを決定し、該当するスキルレベルのオペレータに端末に当該作業対象データを振り分ける振分手段が開示されている。
特開2004−127265号公報 特開2006−146830号公報
ここで、金融機関の為替入力事務処理の取引量は、月間では月初に少なく月末多い、年度間では12月末や年度末に多いという傾向があり、時期により取引量が変動する。この変動する取引量に対して効率化を図るため、多くのパートタイマーを雇い対応している。
一方、上記特許文献1,2は、現在の要員で作業効率化を如何に高く維持するかという点に注目した考え方であるが、流動化するパートタイマー要員の生産性向上とレベルアップの両立という課題には対応できていない。すなわち、従来技術では、過去の実績データに基づいて作業量を予測して予め必要な人員を確保することや(パートタイマー要員を増やす等)、各オペレータのレベルに応じた作業を割り当てる(例えば、パートタイマー要員には比較的低レベルの作業を割り当てる等)こと等により、生産性向上を図っている。パートタイマー要員なのだから、比較的低レベルの作業を行ってくれればよいという考え方もある。
しかしながら、これでは、例えば一時的にせよ中・高レベルの作業が大量に発生した場合等には、対応できなくなる。この様な例でなくても、パートタイマー要員であってもレベルアップしてくれることは望ましいことである。レベルアップの方法としては、実際の業務(実践)により鍛えることが考えられる。例えば、その人の現在のレベルよりも一段高いレベルの作業を割り当てることが考えられる。しかしながら、レベルを上げれば当然、特に最初のうちは、作業効率が非常に落ちることになり、またミスも多くなる。
本発明の課題は、以上述べたことを鑑み、作業効率化を維持しつつオペレータのレベル
アップ(生産性及び品質向上)を図るという、相反する要求を手間が掛からず効率よく実現させるシステム、プログラム等を提供することである。
本発明のプログラムは、複数のオペレータ端末にネットワークを介して接続するコンピュータに、各電子伝票を記憶する第1の記憶機能と、各オペレータ毎に、繁忙時、閑散時それぞれにおける取出可能伝票の条件を記憶する第2の記憶機能と、現在の繁閑状況が前記繁忙時、閑散時の何れであるかを記憶する繁閑記憶機能と、任意の前記オペレータ端末からの伝票取出要求があった場合、該要求元のオペレータ端末のオペレータと前記繁閑記憶機能に記憶された繁閑状況とに基づいて、前記第2の記憶機能から該当する前記条件を求め、該条件に該当する電子伝票を前記第1の記憶機能から取得して、該取得した電子伝票を前記要求元のオペレータ端末に一覧表示させる伝票割振り機能とを実現させる為のプログラムである。
現在の繁閑状況が繁忙時であるか閑散時であるかによって、各オペレータへの電子伝票の割り振り方が変わる。すなわち、同一のオペレータであっても、繁忙時と閑散時とで、割り振られる電子伝票が異なる。例えば、繁忙時にはそのオペレータのレベルに応じた難易度の電子伝票が割り当てられ(作業効率化を優先した割り振り方)、閑散時にはそのオペレータのレベルより高い難易度の電子伝票も割り当てられる(レベルアップを図る)。
上記プログラムにおいて例えば、予め過去の統計データに基づいて設定されている繁閑状況を前記現在の繁閑状況として前記繁閑記憶機能に記憶すると共に、任意の単位時間毎に、該単位時間当たりの前記電子伝票の受付件数を前記オペレータの人数で除算して成る一人当取引量を算出し、該算出結果と、前記過去の統計データに含まれる過去の一人当取引量の平均値と、前記繁閑記憶機能に記憶されている前記現在の繁閑状況とに基づいて、新たな現在の繁閑状況を判定して前記繁閑記憶機能に記憶する繁閑判定機能を、前記コンピュータに更に実現させるようにしてもよい。
上記プログラムにおいて例えば、前記第1の記憶機能には更に前記記憶される各電子伝票の伝票難易度の情報が記憶され、前記第2の記憶機能に記憶される前記取出可能伝票の条件は、繁忙時に関しては前記オペレータのスキルレベルに応じた前記伝票難易度であり、閑散時に関しては前記オペレータのスキルレベルよりも高い前記伝票難易度である。
上記プログラムにおいて例えば、前記第1の記憶機能には更に前記記憶される各電子伝票の伝票難易度の情報が記憶され、前記第2の記憶機能に記憶される前記取出可能伝票の条件は、高スキルレベルのオペレータに関しては、繁忙時に関しては前記オペレータのスキルレベルに応じた前記伝票難易度であり、閑散時に関してはそのステータスが確認待ちの電子伝票である。
あるいは、本発明の他のプログラムは、外部の装置とネットワークを介して接続するコンピュータに、前記外部の装置から送信された伝票イメージデータに基づき電子伝票を作成して記憶する電子伝票作成・記憶機能と、各オペレータ毎に、繁忙時、閑散時それぞれにおける取出可能伝票の条件を記憶する第1の記憶機能と、現在の繁閑状況が前記繁忙時、閑散時の何れであるかを記憶する繁閑記憶機能と、任意のオペレータ端末からの伝票取出要求があった場合、該要求元のオペレータ端末のオペレータと前記繁閑判定記憶機能に記憶された繁閑状況とに基づいて、前記第1の記憶機能から該当する前記条件を求め、該条件に該当する電子伝票を前記電子伝票作成・記憶機能から取得して、該取得した電子伝票を前記要求元のオペレータ端末に一覧表示させる伝票割振り機能とを実現させる為のプログラムである。
上述した本発明の事務処理システム、プログラム等によれば、作業効率化を維持しつつオペレータのレベルアップ(生産性及び品質向上)を図るという、相反する要求を手間が掛からず効率よく実現させることができる。すなわち、管理者等の分析/判断/指示の必要無く、繁忙時期、閑散時期を自動的に判断し、繁忙時期は効率化を優先させ作業推進させる事ができ、閑散時期にはスキルレベルアップを優先させ作業推進させる事ができ、理想的作業形態で作業推進させる事ができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態における事務処理システムのシステム構成図あり、各営業店のイメージ送信装置3と事務集中センターシステム10が行内ネットワーク等のネットワーク1で接続され、事務集中センターシステム10と電算センタのホストコンピュータシステム4が高速ネットワーク2等で接続されている。
事務集中センターシステム10は、各種認識装置11(帳票認識、イメージ認識、文字認識等)、サーバ装置12、ホスト通信装置13、各オペレータ端末装置14、各役席端末装置15が、LAN16で結合されて構成されている。尚、サーバ装置12は、データベース装置12aを備えている。
本例の事務集中センターシステム10は、作業効率化する時期とレベルアップ(生産性及び品質向上)を図る時期を自動的に判断し、それぞれの時期にあった作業ルールで作業推進ができるようにする処理機能を有する。これにより、作業効率化を維持しつつオペレータ(特にパートタイマー要員)のレベルアップ(生産性及び品質向上)を図ることができ、効率化/生産性/品質の向上に寄与できる。以下の説明におけるオペレータには、パートタイマー要員も含まれる。パートタイマー要員は、後述する低レベルや中レベル程度のスキルレベルである場合が多いので、レベルアップを図ることで、生産性向上及び品質向上効果が大きい。オペレータは、パートタイマー要員に限る必要はないし、たとえ高レベルのオペレータであっても、更なるレベルアップを図ることで、生産性向上及び品質向上に寄与する。
図2は、上記図1のシステムの機能ブロック図である。ここでは、一例として、振込伝票処理に係わる機能ブロック図を示す。
まず、上記イメージ送信装置3は、図2のイメージデータ送信部3aの機能を有するものであり、担当者等は、営業店に持ち込まれた振込伝票をイメージ送信装置3に読み込ませ、イメージ送信装置3のイメージデータ送信部3aは、読み取ったイメージデータ(振込伝票イメージデータ)を事務集中センターシステム10に送信する。
サーバ装置12は、図2に示すデータ受信&格納部21、データ取出&修正/検証部22、及び作業開始オペレータ登録部24の各種処理機能を有する。ホスト通信装置13は、図2に示すホストデータ送受信部23を有する。
まず、データ受信&格納部21は、上記イメージデータを受信して、これを各種認識装置11により認識させて、認識結果をデータベース装置12aに格納する機能部である。
すなわち、まず、サーバ装置12のデータ受信&格納部21は、上記営業店から送信されたイメージデータを受信し、一旦、この振込伝票イメージデータをデータベース装置12aに格納し、次のイメージデータがあれば、このイメージデータ受信と格納を繰り返す。
次に、上記データベース装置12aに格納した振込伝票イメージデータを1つずつ取り
出し、これを各種認識装置11に渡して認識処理を依頼する。これに応じて、認識装置11は、振込伝票イメージデータの認識処理を実行し、認識結果である伝票の文字列情報、イメージ情報及び伝票難易度等を、サーバ装置12に返信する。サーバ装置12は、この認識結果をデータベース装置12aに格納する。少なくともこのときには、振込伝票のデータは、後述する図3に示す電子伝票30のデータ形式で、データベース装置12aに格納される(勿論、例えばイメージデータ送信の際又は上記イメージデータ受信・格納の際に、後述する図3に示す電子伝票30を作成・格納するようにしてもよい)。
以上が、データ受信&格納部21の基本的な処理機能である。但し、データ受信&格納部21は、この基本的な処理機能に加えて、繁忙/閑散判定を行う処理機能や各伝票(取引)の難易度を判定する処理機能も有する。本手法のメインの特徴は、これら処理機能及びデータ取出&修正/検証部22の処理機能にある。詳しくは後述する。
次に、データ取出&修正/検証部22について説明する。データ取出&修正/検証部22は、上記認識結果をオペレータによりチェックさせて間違いがあれば修正させる為の処理・機能部である。更に、場合によって、オペレータによるチェック/修正結果を、上司等(役職者)にチェック(検証)させる為の処理機能部である。各オペレータは任意のオペレータ端末14を使用する。各役職者は任意の役職者端末15を使用する。
作業の開始にあたって、作業開始オペレータ登録部24が、各オペレータにオペレータ端末14からIDとパスワードを入力させて登録した後、処理開始を宣言する。
この処理開始宣言後、データ取出&修正/検証部22は、以下に述べる処理を実行する。
データ取出&修正/検証部22は、基本的には、各オペレータや役席者に、それぞれ、作業を行わせるべき伝票を割り振ってチェック/修正等の作業を行わせる処理機能部であるが、本手法の特徴は、各オペレータに対する伝票の割り振り方にある。すなわち、各オペレータ毎に、そのオペレータのレベルと、上記データ受信&格納部21による判定結果(繁忙/閑散判定結果と各伝票の難易度)とに基づいて、割り振るべき伝票を決定する。
各オペレータ毎に割り振るべき伝票を決定したら、そのオペレータが使用しているオペレータ端末14に、割り振った伝票一覧を表示させ、オペレータがこの一覧の中から任意の伝票の取り出しを指示したら、この指示された伝票データ(後述する電子伝票30)をデータベース装置12aから取り出してオペレータ端末14に表示する。
オペレータは、この表示内容を参照して、チェック/修正作業を行う。例えば、文字認識結果と振込伝票イメージデータとを入力項目毎に見比べて、項目毎に修正の必要があるか否かを判断する。オペレータが、修正の必要が無い旨を入力した場合は、データ取出&修正/検証部22は、認識結果データを未修正のままデータベース装置12aに再格納する。オペレータが任意の項目を修正した場合、データ取出&修正/検証部22は、この修正後の認識結果データをデータベース装置12aに格納する。また、後述するように、高レベルのオペレータに対しては、チェック/修正作業に限らず、確認作業を行わせる場合もある。
また、データ取出&修正/検証部22は、上記各オペレータによるチェック/修正作業結果を、役職者にチェック(検証)させる処理も実行する。すなわち、役職者端末15に、上記オペレータ処理後の振込伝票データ(修正後の認識結果データとイメージデータ等;あるいは更に修正履歴等(どこを修正したかを示す情報)を表示させて、役職者に検証を行わせる。但し、この処理自体は、従来と変わらない。
ホストデータ送受信部23は、上記役職者検証後の振込伝票データを、ホストコンピュータシステム4に送信する。
図3は、電子伝票30のデータ構造図である。
図2のイメージデータ送信部3aにより読み込まれた振込等の伝票は電子化され、図3で示す構造の電子伝票30(1枚単位)となる。この電子伝票30の初期状態は、イメージデータ送信部3aが作成してもよいが、上述した説明の例では、イメージデータ送信部3aはイメージデータの送信のみ(但し、受付通番も送信する)を行うので、ここではデータ受信&格納部21が作成するものとする。
電子伝票30は、伝票データ管理部31、文字データ格納部32、イメージデータ格納部33より成る。伝票データ管理部31には、当該電子伝票データの管理情報が格納され、例えば受付通番41、文字/イメージデータ・格納部位置/サイズ部42、伝票状況ステータス43、伝票難易度情報44、金額45、受付時間/終了時間46、処理時繁閑情報47、処理済オペレータスキルレベル48、処理済オペレータID49等の各種管理情報を記憶する領域等から構成される。
イメージデータ格納部33には、イメージデータ送信部3aから送信された伝票イメージデータが格納され、文字データ格納部32には上記各種認識装置11による認識結果が格納される。
受付通番41には、例えば後述する図10に示す受付通番が格納される。文字/イメージデータ・格納部位置/サイズ部42には、上記文字データ格納部32とイメージデータ格納部33に格納される認識結果(文字データ)とイメージデータの格納アドレスとサイズが格納される。尚、図3では上記文字データ格納部32とイメージデータ格納部33を伝票データ管理部31と一緒に示すが、上記文字データ格納部32とイメージデータ格納部33は別の記憶領域に記憶してもよい。
伝票状況ステータス43には、例えば図4に示す各種ステータスが格納されるものであり、後に図4を参照して説明する。伝票難易度情報44には、この電子伝票30の難易度が格納される。金額45には、上記認識結果に含まれる“金額”の情報が格納される。受付時間/終了時間46には、この電子伝票30を受け付けた日時(イメージデータ送信部3aからの送信イメージデータを受信した日時等)と、センターシステム10による処理が完了してホスト4に渡した日時が格納される。処理時繁閑情報47には、後述するデータ受信&格納部21の処理によって「繁忙」、「閑散」の何れかが格納される。処理済オペレータスキルレベル48及び処理済オペレータID49には、それぞれ、この電子伝票を処理した(チェック、修正等した)オペレータのレベルとIDが格納される。
尚、電子伝票30の初期状態では、文字データ格納部32や伝票難易度情報44、処理時繁閑情報47、処理済オペレータスキルレベル48、処理済オペレータID49等のデータは未だ無く、伝票状況ステータス43は後述する「(1)認識待ち」となっている。
ここで、伝票状況ステータス43は、紙ベース申請書類中の各部署承認印欄に相当し、作業の進捗度合いを示すものであり、1つの処理や行為により該当ステップが完了すると、伝票状況ステータス43も更新される(状態遷移する)。従って、現時点の伝票の進捗状況を知りたい場合、伝票状況ステータス43を参照する事で把握する事ができる。
図4は、伝票状況ステータス43の遷移概要図である。
図示の例では、伝票状況ステータス43は、イメージデータ受信時には「(1)認識待ち」となり、認識処理完了したら「(2)修正待ち」となる。その後、オペレータによる
チェック・修正処理が行われたら、「(4)送信待ち」となる。但し、例えば高額である場合等には、「(3)検証待ち」とし、役席者による検証処理を経て、「(4)送信待ち」となる。「(4)送信待ち」となった電子伝票30は、ホスト4へ送信されると共に「(5)受信待ち」となり、ホストからの返信を受信したら、その内容が“取引成立”であれば「(6)処理済み」となり、当該電子伝票処理が終了する。一方、“取引不成立”であれば再び「(2)修正待ち」とし、オペレータに再度チェック・修正処理が行わせる。
図4を参照して伝票状況ステータス43の遷移例と共にシステム10の詳細な処理について説明する。
事務集中センターシステム10内のデータ受信&格納部21は、各営業店から送信された振込伝票イメージデータを受信すると、この振込伝票イメージデータをデータベース装置12aに格納すると共に、この格納位置とデータサイズを文字/イメージデータ・格納部位置/サイズ部42に記録し、更に伝票状況ステータス43を図4に示す「(1)認識待ち」にする。データ受信&格納部21は、更に、上述した認識処理を実行させたら(伝票の各項目をホスト処理するため、振込伝票イメージデータに対するイメージ認識、帳票認識、文字認識を実行したら)、この認識/抽出した項目単位の文字列を上記文字データ格納部32に格納すると共に、伝票状況ステータス43を図4の「(2)修正待ち」にした電子伝票30を、データベース装置12aに格納する。
次に、上記データ取出&修正/検証部22による処理においてオペレータに上記チェック/修正作業を行わせる際には、データベース装置12aに格納されている電子伝票30のなかでその伝票状況ステータス43が「(2)修正待ち」である電子伝票が、オペレータによるチェック/修正作業の対象となる。その際、詳しくは後述するが、各オペレータのレベルや繁閑情報等に応じて、各オペレータに割り当てる伝票が決定される。
各オペレータのオペレータ端末14に、そのオペレータに割り当てられた伝票の一覧(後述するデータ取出用画面120等)が表示される。そして、オペレータが、自己のオペレータ端末14のディスプレイに表示される伝票一覧の中から任意の伝票を選択すると、データ取出&修正/検証部22は、この選択された伝票の電子伝票30データ(認識結果文字列やイメージデータ等)に基づき、例えば図5に示す伝票修正画面50を、オペレータ端末14のディスプレイに表示する。
図5の伝票修正画面50において、例えば、上記読み取ったイメージデータがイメージ表示欄53に表示され、その認識結果の文字列が認識文字列表示欄52に表示され、オペレータは、イメージと認識結果が一致しているか否かを目視によりチェックし、修正の必要があれば(不一致であれば)、図示の修正文字列入力欄51に正しい(イメージと同じ)文字列を入力する。データ取出&修正/検証部22は、この修正を反映させた電子伝票30をデータベース装置12aに再格納する。
尚、図5の例では、口座番号についてのみ修正可能であるようにしているが、実際には、少なくとも顧客が手書きで書いた項目(例えば、受取人、依頼人等)については全て、口座番号と同様に、イメージ、認識文字を表示すると共に修正文字列入力欄を表示する。また、図5のように1つの画面内にイメージ、認識文字、修正文字列入力欄の全てを表示する例に限らず、例えばイメージ表示画面と認識結果表示・修正画面の2画面表示し(不図示)、イメージ表示画面にはイメージデータ格納部33のデータを表示し、認識結果表示・修正画面には文字データ格納部32のデータを表示すると共に修正文字列入力欄を表示するようにしてもよい。
また、データ取出&修正/検証部22は、この再格納時、項目中の金額45(上記認識処理の際、“金額”の認識結果が金額45に格納されている)をチェックし、所定金額以
上の場合(高額の場合)、伝票状況ステータス43を「(3)検証待ち」にし、所定金額未満の場合、伝票状況ステータス43を「(4)送信待ち」にする。但し、図4に示す状態遷移は一例であり、この例に限るものではなく、例えば後述する「確認待ち」状態が加わってよい。詳しくは後述する。
データ取出&修正/検証部22は、例えば任意の役席者端末15からアクセスがあると、データベース装置12aに格納されている電子伝票30の中から伝票状況ステータス43が「(3)検証待ち」である伝票データを抽出して、これを役席者端末15のディスプレイに一覧表示する。役席者(管理責任者)が任意の伝票を指定すると、この電子伝票30のデータに基づいて、不図示の検証画面が表示される。この検証画面には例えば上記修正文字列入力欄51で入力された文字列データが、イメージデータと共に表示され、役席者は修正内容が正しいか否かをチェックして、間違いがあれば修正する。この修正内容が反映された電子伝票30は、データベース装置12aに再格納されるが、その際、伝票状況ステータス43を「(4)送信待ち」にする。このように、検証を行うことで、重要度の高い伝票(高額処理伝票)の処理の正確性を高められる。
また、ホストデータ送受信部23は、データベース装置12aに格納中の各電子伝票30の伝票状況ステータス43を随時監視しており、伝票状況ステータス43が「(4)送信待ち」の電子伝票30があれば、この伝票データをホストコンピュータシステム4に送信し、この伝票の取引処理を依頼する。この時、伝票の状況ステータスを「(5)受信待ち」にする。そして、 ホスト処理結果の受信応答を待ち、取引成立受信により伝票状況ステータス43を「(6)処理済み」にする。一方、取引不成立受信の場合には、伝票状況ステータス43を「(2)修正待ち」にして、オペレータへ差し戻し、再処理を促す。
以上、該当処理ステップが終了すると、伝票の状況ステータスも遷移する一例を説明した。
図2に示された各機能部毎の処理について、以下、フローチャート図等を参照して更に詳しく説明する。
まず、処理順の最初である「作業開始オペレータ登録部24」について説明する。
図6は、作業開始オペレータ登録部24に係わる処理の処理フローチャート図である。尚、図6において、各処理ステップの枠が点線または実線で示されているが、これは点線枠が人の操作、実線枠がコンピュータ処理であることを意味している。これは、他のフローチャート図においても同様である。
まず、作業開始に当り、各オペレータが任意のオペレータ端末14を起動すると、不図示のイニシャル画面が表示され、オペレータはこのイニシャル画面上で作業開始宣言操作を行う。作業開始宣言操作とは、例えばオペレータのID(社員番号等)、パスワードの入力等である。もし、全員が作業開始宣言終了ならば(ステップS13,YES)、当該作業開始オペレータ登録処理は終了する。そうでなければ(ステップS13,NO)、ステップS11へ進む。尚、ステップS13の処理は、サーバ装置12側で行うことが望ましく、この場合、例えば予めその日に作業するオペレータの人数が登録されているならば、後述するステップS15でカウントした数がこの登録人数に達した場合に作業開始宣言受付終了としてもよいし、そうでなければ例えば始業時間になったら受付終了にしてもよい。
ステップS11の処理では、オペレータ端末14が、上記作業開始宣言操作により入力された上記ID(社員番号等)、パスワードの情報や自端末の機番等の情報を含む作業開始宣言電文を、サーバ装置12に対して送信する。この電文を受信したサーバ装置12は、上記ID、端末機番を電文中から抽出して操作員リスト60に記憶する。また、この時
、操作員人数もカウントアップし、何名で操作しているかも把握する(ステップS15)。更に、操作員スキル情報70を参照してステップS16の処理を実行する。
図7(a)に操作員リスト60の一例を示す。
図示の例の操作員リスト60は、NO.61、操作員識別62、及びオペレータ端末機番63の各データ項目から成る。操作員識別62には上記オペレータ端末14から通知されたIDが格納され、オペレータ端末機番63には上記通知された端末機番が格納される。また、NO.は、電文受信順に与えられるシリアル番号であり、図示の例では、現在の操作員人数がn人であることが分かる。また、操作員リスト60は、例えば毎日業務終了後にクリアされ、翌日、新たな登録が行われる。
また、サーバ装置12側には、予め、操作員スキル情報70が登録されている。
図7(b)に、操作員スキル情報70の一例を示す。操作員スキル情報70には、基本的には、全てのオペレータの情報が登録されている。
図示の例では、操作員スキル情報70は、NO.71、操作員識別72、操作員スキル情報73、繁忙時取出可能伝票難易度74、及び閑散時取出可能伝票の難易度75とステータス76の各データ項目より成る。これらは、予め、人間(管理責任者等)が判断して設定・登録しておくものであり、また随時人間が更新することもできる。
操作員識別72は、各オペレータ(操作員)の上記ID(社員番号等)である。操作員スキル情報73は各オペレータの技能レベルを示す情報であり、図示の例では01レベル〜03レベルの3段階のレベルがあり、03レベルが最も技能レベルが高い。他のデータ項目については後述するが、概略的には、本手法では、繁忙時には各オペレータの技能レベルに応じた難易度の伝票処理を行わせ、閑散時には各オペレータの技能レベルより高い難易度の伝票処理も行わせる。尚、図示の例では、各オペレータ毎に、繁忙時、繁閑時それぞれの取出可能伝票難易度を設定しており、個別に設定しているが、この例に限らず、01レベル〜03レベルの各々に対応付けて、一律に、繁忙時取出可能伝票難易度74、及び閑散時取出可能伝票の難易度75とステータス76を設定するようにしてもよい。勿論、図示の通り、個別に設定してもよく、この場合、01レベルのオペレータであっても人によっては、閑散時に難易度=「高度」の伝票も扱えるようにすること等も可能となる。
上記ステップS16の処理では、上記電文に含まれる上記IDを用いて操作員スキル情報70を検索することで、該当するオペレータの情報を抽出し、その操作員スキル情報73を、上記電文送信元のオペレータ端末14にダウンロードする。このオペレータ端末14は、ダウンロードされた操作員スキル情報73を、端末14内のメモリ等に記憶する(ステップS12)。但し、ステップS16、S12の処理は、必ずしも必要ない(後述するステップS71の処理の際に端末機番が通知されれば、サーバ装置12側で操作員リスト60、操作員スキル情報70を参照して、スキルレベルや取出可能伝票難易度等を判断できるからである)。
次に、「イメージデータ送信部3a」と「データ受信&格納部21」の処理を関連付けて説明する。
図8、図9は、「イメージデータ送信部3a」と「データ受信&格納部21」の処理を示すフローチャート図である。
まず、図8の図上左側に示す「イメージデータ送信部3a」の処理を説明する。
営業店の社員等が、振込依頼書等のデータを事務集中センターシステム10の送付するため、紙の伝票の束をイメージ送信装置3にセットして「送信」ボタンを押すと、イメー
ジデータ送信部3aは、各紙伝票毎にステップS21〜S25の処理を実行し、セットされた紙伝票全てについて処理実行したら(ステップS26,NO)、本処理を終了する。
以下、ステップS21〜S25の各処理について説明する。
まず、イメージ送信装置3は、データ送信機能以外にも、イメージ読取機能(スキャナ等)や印字機能や、上記紙伝票の束から紙伝票を1枚ずつ取得する機能等を備えているが、これら各種機能をまとめてイメージデータ送信部3aの機能であるとする。
イメージデータ送信部3aは、上記取得した1つの紙伝票に1つの受付通番印字を行うため、受付通番の更新を行なう(受付通番中の一連番号部分を+1インクリメントする)(ステップS21)。受付通番のフォーマット例は図10に示す。
図10に示す例では、受付通番は、店番、イメージ送信装置機番、及び一連番号から成り、上記ステップS21では一連番号を+1インクリメントする。店番はこの営業店の識別番号、イメージ送信装置機番は当該イメージ送信装置3の識別番号であり、よって、以下のステップS22で受付通番も通知することで、サーバ装置12側では、どの営業店のどのイメージ送信装置から送信されたイメージデータであるのかを判別することができる。
イメージデータ送信部3aは、紙伝票に上記更新した受付通番の印字を行い、続いて伝票のイメージデータを読取り、受付通番と伝票イメージデータを、サーバ装置12に送信する(そのデータ受信&格納部21に対し、データを送信する)(ステップS22)。
データ送信後は、データ受信&格納部21からの返信応答待ち状態となり、返信応答を受信したら、伝票送信に対する返信応答の内容をチェックする(ステップS23)。そして、肯定応答の場合(ステップS24,YES)、イメージ送信装置3上の紙伝票を調べ、次に処理すべき紙伝票の有無をチェックし(ステップS25)、紙伝票有りの場合(ステップS26,YES)ステップS21へ戻り、紙伝票無しの場合(ステップS26,NO)、本処理は終了する。一方、否定応答の場合(終了時刻後の為)には(ステップS24,NO)、事務集中センター受信不可の旨メッセージ(例:受付時間外のため、受付できません。)を表示し(ステップS27)、本処理を終了する。
次に、以下、「データ受信&格納部21」による処理について説明する。尚、図4において伝票状況ステータス遷移の概要について説明したが、以下の説明における伝票状況ステータス遷移は、図13を使用するものとする。図13に示す例では、伝票状況ステータスは、「(1)認識待ち」、「(2)修正待ち」、「(3)確認待ち」、「(4)検証待ち」、「(5)送信待ち」、「(6)受信待ち」、「(7)処理済み」の7種類あり、図4に示す6種類のステータスに「(3)確認待ち」が加わっている。この「(3)確認待ち」に係る処理、すなわち図13に示す「3.修正処理」や「4.確認処理」以外の処理は、図4で説明した通りである。
データ受信&格納部21の処理フローは、図8と図9の図上右側に示す。
「データ受信&格納部21」は、イメージデータ送信部3aからの送信データの受付処理機能部である「データ受信部」と、このデータ受信部によって格納された電子伝票30を取出して上述したデータ認識処理を行わせ、更に伝票難易度判定を行った後、この認識結果、判定結果を反映させた電子伝票30を再格納処理する「格納部」の2つの処理機能部から成る。
サーバ装置12の起動時、上記2つの処理機能部を同時に起動する。最初にデータ受信部から説明する。
データ受信部は、サーバ装置12起動後、イメージデータ送信部3aからの送信データの受信待ち状態に移行する(ステップS31)。更に、当日処理終了検知のために、当日取扱終了時刻が到来したら終了イベントを発生させる依頼を行う(ステップS32)。
そして、蓄積している統計データ情報ファイル80(図11参照)の繁閑情報81を参照し、この繁閑情報81(「繁忙」又は「閑散」)を現在の稼働繁閑情報としてメモリ上に設定する(ステップS33)。更に、単位時間当り受信伝票件数の初期化の為、単位時間当り受信伝票件数にゼロを設定する(ステップS34)。また、一定時間経過を検知するため、所定のタイマー値をセットし、タイムアウトイベントを発生させる依頼を行う(ステップS35)。
尚、上記ステップS32、S35の依頼先は、不図示の機能部(時刻/タイマー管理する機能部等)である。
以上の処理を行ったら、任意のイベント待ち状態となり、イベントが発生する毎にステップS36以降の処理を実行する。
何等かのイベントが発生した場合、発生したイベントの種類(タイムアウト、伝票受信、または終了時刻到来)をチェックし(ステップS36)、終了時間到来の場合(ステップS37,YES)後述するステップS53に進み、タイムアウトの場合(ステップS38,YES)後述するステップS42へ進む。
伝票受信の場合には(ステップS37,S38、NO)ステップS39〜S41の処理を実行する。すなわち、伝票イメージデータ等(その他、上記受付通番等)を受信した場合、まず、上記単位時間当り受信伝票件数を+1インクリメントする(ステップS39)。続いて、この伝票イメージデータの送信元のイメージ送信装置3に対して肯定の返信応答を返す(ステップS40)。
そして、受信した伝票イメージデータに関する新たな電子伝票30を作成・格納する。すなわち、図3に示すフォーマットに従い、受信したイメージデータをイメージデータ格納部33に格納すると共にこの格納位置を文字/イメージデータ・格納部位置/サイズ部42に格納し、現時刻を受付時間/終了時間46に格納し、更に伝票状況ステータス43を「(1)認識待ち」にすると共に、上記現在の稼働繁閑情報を処理時繁閑情報47に設定して成る新たな電子伝票30を、データベース装置12aに格納する(ステップS41)。そして、ステップS36に戻り、次のイベント発生を待つ。
以上ステップS39〜S41の処理が繰り返し実行され、上記タイムアウトイベントが発生したら(ステップS38,YES)、上記ステップS39でカウントした単位時間当り受信伝票件数を、当日受信伝票件数に加算する(ステップS42)。また、統計データ情報蓄積のために、上記ステップS39でカウントした単位時間当り受信伝票件数と、上記ステップS15でカウントした稼働操作員人数を、当日の統計データ情報ファイル(不図示)に記録する(ステップS43)。尚、ここでは、図11に示す例に沿って、タイムアウトイベントは1時間毎に発生するものとする。
尚、例えば本日の業務終了後等に、この当日の統計データ情報ファイルを用いて、統計データ情報ファイル80が更新される。例えば、本日が11月1日であれば、統計データ情報ファイル80における図11に示す11月1日のデータが、更新される。例えば統計データ情報ファイル80のデータが、去年までの過去10年分の統計データであれば、今年の11月1日のデータを加えた11年分の統計データが作成されてファイル80は更新されることになる。尚、ファイル80において、要員数83は過去の上記稼働操作員人数の平均値であり、一人当取引量82は、過去の上記単位時間当り受信伝票件数の平均値を、要員数83で除算した値である。
次に、今回の単位時間当り受信伝票件数÷稼働操作員人数を計算し、一人当りの取引量(B)を求める(ステップS44)。
更に、蓄積している統計データ情報ファイル80(図11参照)から、単位時間当り取引量指標値である一人当り平均取引量(A)を取得する。この一人当り平均取引量(A)は、統計データ情報ファイル80において本日と同日のデータにおける今回の時間帯の一人当取引量(平均)82である。すなわち、例えば本日が11月1日であり、10時にタイムアップしたときの処理である場合には、図11において11月1日の9〜10時の時間帯の一人当取引量(平均)82=‘72’が、上記一人当り平均取引量(A)として取得される。更に、統計データ情報ファイル80には各日毎の繁閑情報81が登録されているので、これを参照する(ステップS45)。これは、例えば管理責任者等が予め過去の実績等から判断して設定しておく。図11に示す例では、繁閑情報81は、10月31日が「閑散」、11月1日が「繁忙」となっている。
但し、本日が過去の実績通りの繁閑状態であるとは限らないし、時間帯によっても、比較的忙しい時間帯/閑な時間帯があり得ることから、以下に述べる判定処理を行う。
すなわち、まず、もし、本日の繁閑情報81が「繁忙」であれば(ステップS46,YES)ステップS47へ進み、「閑散」であれば(ステップS46,NO)ステップS49へ進む。
「繁忙」である場合、現在の繁忙/閑散判断のため、「A×90%≦B」の式が成立するか否かをチェックする(ステップS47)。(指標値の下限値90%のチェック)。過去の実績では「繁忙」である日であっても、この日は「閑散」となる可能性もあり、あるいは本日全体では「繁忙」と判断される忙しさであったとしても、時間帯によっては比較的暇である場合があるからである(一日中忙しいとは限らない)。そして、「A×90%≦B」の式が成立する場合には(ステップS48,YES)、現在の稼動繁閑情報を「繁忙」状態としてメモリ上に記憶する(ステップS52)。一方、「A×90%≦B」の式が成立しない場合には(ステップS48,NO)、現在の稼動繁閑情報を「閑散」状態としてメモリ上に記憶する(ステップS51)。
一方、ステップS46の判定がNOの場合(繁閑情報81が「閑散」の場合)、現在の繁忙/閑散判断のため、「A×110%≦B」の式が成立するか否かをチェックする(ステップS49)。(指標値の上限値110%のチェック)。これも上記「繁忙」の場合と略同様の理由であり、「A×110%≦B」の式が成立する場合には(ステップS50,YES)上記ステップS52の処理を実行し、成立しない場合には(ステップS50,NO)上記ステップS51の処理を実行する。
以上述べたように、単位時間毎に(例えば1時間毎に)現在の繁忙/閑散の判断を行い、“現在の稼動繁閑情報”を更新する処理を繰返していく。
そして、上記終了イベントが発生したら(ステップS37,YES)、単位時間当り受信伝票件数を当日受信伝票件数に加算し、当日受信伝票件数を当日の統計データ情報ファイルに記録する(ステップS53)。また、当日取扱終了時刻と同時期に伝票を受信している場合は、返信応答(否定)を返す(ステップS54)。その後、伝票を受信できないように回線をクローズし、データ受信部処理を終了する。
次に、格納部の説明を行う。
まず、格納部の処理終了判断として取扱終了時刻をチェックし(ステップS61)、取扱時間範囲内の場合(ステップS62,NO)ステップS63へ進み、終了時刻到来の場合(ステップS62,YES)本処理を終了する。すなわち、格納部は、終了時刻が到来するまでの間、ステップS63〜S67の処理を繰り返し実行している。
ステップS63では、データベース装置12aに格納されている各電子伝票30の伝票状況ステータス43をチェックし(ステップS61)、これが「(1)認識待ち」である電子伝票30が存在する場合(ステップS64,YES)、該当伝票を取得して認識装置11に渡すことでイメージ認識、帳票種類認識、文字認識を実行させ、伝票全体の認識結果を得る(ステップS65)。更に、各項目毎(図5の例では、口座番号、金融機関名、受取人、依頼人等の各項目)の認識率、データ長、カナ混在比率を得る。この場合の認識率とは、正しい認識結果を得られた割合を意味するのではなく、認識不可となることなくとにかく認識結果が得られた割合である。ステップS65では更に、この各項目の認識率の総和を項目数で除算して伝票全体の認識率を計算し、この各項目のデータ長の総和(全入力データ長)を計算し、この各項目のカナ混在比率の総和を項目数で除算して伝票全体のカナ混在比率を計算する。
そして、上記認識結果及び計算結果に基づいて、この伝票(取引)の難易度を判定する(ステップS66)。最後に、この伝票難易度チェックにより求めた難易度を電子伝票30の伝票難易度情報44に記録すると共に、伝票状況ステータス43を「(2)修正待ち」にしたうえで、この電子伝票30をデータベース装置12aに再格納する(ステップS67)。そして、ステップS61に戻る。
ここで、上記ステップS66の難易度判定処理について、以下に詳しく説明する。
ステップS66の処理では、上記帳票種類の認識結果及び計算結果を用いて、例えば図12に示す取引難易度判定表90を参照することで、各伝票(取引)毎の難易度を判定するものである。尚、取引難易度判定表90は、予め、人間が判断して設定しておく。
図12に示す取引難易度判定表90において、難易度種類91は、上記帳票種類の認識結果及び計算結果に対応する項目であり、ここでは帳票種類94、認識率95、全入力データ長96、及びカナ混在比率97の4種類の項目がある。そして、この4種類の各項目毎に難易度判定要因92があり、各難易度判定要因92毎に対応する難易度(ポイント)93が設定されている。
例えば、帳票種類94を例にすると、これに関する難易度判定要因92は、「帳票A」、「帳票B」、「帳票C」、「帳票D」の4種類である。尚、帳票種類は上記認識結果に基づき従来技術により判別できる。そして、これらに対する難易度(ポイント)93は、「帳票A」が“高度(3ポイント)”、「帳票B」と「帳票C」が“中度(2ポイント)”、「帳票D」が“低度(1ポイント)”となっている。すなわち、帳票の種類に応じて、入力項目数の多少、項目当り桁数の多少、帳票形式による視認性等がある為、例えば項目数、桁数が少なく、視認性が良い帳票種類であれば、難易度は低いと考えられるので、例えば「帳票D」のように“低度(1ポイント)”と設定される。
また、認識率95は、機械認識による認識率であり、認識率が低い程、認識されたデータは少ないため、オペレータは確認や入力作業に手間取ることになる為、難易度判定要因92において、認識率が「低い(50%以下)」であれば“高度(3ポイント)”、「高い(75%以上)」であれば“低度(1ポイント)”となっている。
同様にして、全入力データ長96は、入力対象の全データ桁数であり、桁数が長ければ長い程、オペレータは確認に手間取ることになるので、桁数が長ければ(例えば101桁以上)“高度(3ポイント)”となっている。カナ混在比率97は、入力対象の全データ桁数に占めるカナ文字の混在比率であり、カナ文字の混在比率が高まる程、確認に手間取ることになるので、混在比率が高ければ(例えば60%以上)“高度(3ポイント)”となっている。
以上述べた内容の取引難易度判定表90を参照することで、上記帳票種類の認識結果及び3種類の計算結果各々について、該当するポイントを判定して取得し、各々のポイントを合算した合算ポイントを算出する。そして、取引難易度判定基準98には、この合算ポイント値に応じた伝票(取引)の難易度判定基準が設定されている。図示の例では、伝票(取引)の難易度は、合算ポイントが4〜6であれば「低度」、7〜9は「中度」、10〜12は「高度」となっている。従って、上記算出された合算ポイントを用いて取引難易度判定基準98を参照すれば、伝票の難易度を判定できる。例えば、任意の伝票に関して、その帳票種類が帳票A、認識率40%、全入力データ長110桁、カナ混在比率30%の場合、“合算ポイント=3+3+3+1=10”であるので、この伝票の難易度は「高度」と判定される。
次に「データ取出&修正/検証部22」による処理について、図14〜図17を参照して説明する。図14、図15は、「データ取出&修正/検証部22」による処理を示すフローチャート図(その1)、(その2)である。また、ここでも、上記「データ受信&格納部21」のフローチャートの場合と同様、伝票状況ステータス遷移は、図13を使用するものとする。
まず、オペレータ又は役席者は、自己が使用するオペレータ端末14又は役席者端末15を操作して、修正待ちや検証待ち等の処理待ち伝票有無を伝票照会等で確認後、該当処理待ちの伝票が有る場合、取り出し操作を行う。
この取り出し操作により、この端末14又は15からサーバ装置12に対し、データ取出要求1電文が送信される(ステップS71)。電文中には、取出要求1識別子、操作員識別子、端末機番、操作員スキル情報、繁忙時取出可能伝票難易度情報等が含まれる。
このデータ取出要求電文を受信したサーバ装置12は、データベース装置12aに格納済みの電子伝票30のなかでその伝票状況ステータス43が、このデータ取出要求に対応するステータス(ここでは「(2)修正待ち」、「(3)確認待ち」、「(4)検証待ち」の何れか)である電子伝票30が、少なくとも1つ以上存在するか否かをチェックする(ステップS81)。もし、該当する電子伝票30が1つも存在しない場合には(ステップS82,NO)、上記要求電文送信元の端末(14又は15)に対して、“該当伝票なし”のメッセージを返信する(図15のステップS104)。
一方、もし、該当する電子伝票30が1つ以上存在する場合には(ステップS82,YES)、受信した要求電文に含まれる上記操作員識別子を用いて不図示の役席者リストを検索して、リストに該当するものがある場合には、要求者が役席者であると判定して(ステップS84,YES)ステップS89へ進み、そうでなければ(ステップS84,NO)要求者はオペレータであると見做してステップS85へ進む。
ステップS85では、メモリ上に記憶した現在の稼働繁閑情報をチェックする。そして、もし「繁忙」状態であれば(ステップS86,YES)ステップS87へ進み、「閑散」状態であれば(ステップS86,NO)ステップS88へ進む。
「繁忙」状態であれば、要求元のオペレータのレベルに合った難易度の伝票の処理を行わせる(作業効率化オペレーションを推進させるためのデータ取出用画面を編集する)(ステップS87)。この作業効率化オペレーション推進の画面編集の場合は、スキルレベルの低いオペレータには取引難易度が低い取引を割当て、スキルレベルの高いオペレータには取引難易度が高い取引を割当てて、作業の効率化向上が見込めるように画面を編集する。具体的な処理としては、受信した要求電文に含まれる上記操作員識別子を用いて上述した操作員スキル情報70を検索して、該当レコードの繁忙時取出可能伝票難易度74を
取得する。そして、その伝票難易度情報44によって示される難易度が、当該難易度74以下である電子伝票30を全て求め(尚、図7(b)には示されていないが、繁忙時取出可能伝票ステータスは、オペレータレベルに係わらず全て「(2)修正待ち」であるものとする。よって、伝票状況ステータス43が「(2)修正待ち」であることも条件に加わる)、この全電子伝票30を一覧表示する画面(データ取出用画面)データを編集・生成する。
図16(a)〜(c)に、この様なデータ取出用画面の編集プロセスの一例示す。
まず、図16(a)は、データベース格納伝票状況テーブル100の一例である。このテーブル100は電子伝票30の一部であると見做してもよいし、電子伝票30とは別に作成してもよいが、内容的にはほぼ伝票データ管理部31の格納データに相当する。すなわち、このテーブル100は、図示の通り、項番101、受付通番102、伝票状況ステータス103、伝票難易度情報104、金額105、受付時間106、処理時繁閑情報107、処理済オペレータスキルレベル108、及び処理済オペレータID109の各データ項目より成るが、これらは(項番101を除いて)図3に示す受付通番41、伝票状況ステータス43〜処理済みオペレータID49に相当する。項番101は、単に、データベース装置12aへの格納順に付されるシリアル番号である。テーブル100では、文字/イメージデータ・格納部位置/サイズ部42に相当するデータ項目が無いが、これは省略して示しているだけとしてもよいし、あるいは図示の通り無いものと考えても良い。
ここでは、テーブル100は、電子伝票30とは別に作成されるテーブルであるものとして説明する。この場合、テーブル100の任意のデータ項目を更新した場合、電子伝票30の同じ項目も同様に更新する必要があるが(例えば、テーブル100の任意のレコードの伝票状況ステータス103を「修正待ち」に更新した場合、このレコードに該当する電子伝票30の伝票状況ステータス43も「修正待ち」に更新する。当然、逆に、電子伝票30のデータ項目を更新した場合、テーブル100も更新する)、以下の説明では逐一説明しないものとする。よって、以下の説明において、電子伝票30の伝票状況ステータス43を更新する旨の説明があった場合、(説明はしないが)テーブル100の伝票状況ステータス103も同様に更新されるものとする(その逆に、テーブル100を更新した旨の説明の場合も、同様に、電子伝票30も更新されるものとする)。
上記ステップS81、S87や後述するステップS88,S89等の処理は、このテーブル100を用いて行う。
以下、図16(a)〜(c)を参照して、上記ステップS87の処理の一例について説明する。
上記ステップS87の処理、すなわち繁忙時のデータ取出用画面作成の際には、まずテーブル100において伝票状況ステータス103が「修正待ち」であるレコードを全て抽出する。
そして、抽出したレコードの中で更に要求元のオペレータのスキルレベルに応じた難易度のレコードを抽出し、これを格納順(受付時間順)にソートする。
図7(b)に示す例を用いて説明するならば、もし要求元のオペレータが図示の“DDDDD”の様にスキルレベル=‘01’のオペレータであった場合には、その繁忙時取出可能伝票難易度74は“低度”であるので、テーブル100に対して第一ソートキーに難易度=低、第二ソートキーに受付時間=昇順で検索処理を実行することで、図16(b)の図上左側に示す検索結果(データ取出用画面編集データ111)が得られる。後述するステップS90の処理によりこの編集データをダウンロードすることで、難易度=低のデータが受付順に並べられたデータ取出用画面が、要求元のオペレータ端末14に表示されることになる。
同様に、もし要求元のオペレータが図7(b)の操作員識別子=‘BBBBB’や‘CCCCC’の様なスキルレベル=‘02’のオペレータであった場合には、その繁忙時取出可能伝票難易度74は“中度”であるので、テーブル100に対して第一ソートキーに難易度=中、低の順、第二ソートキーに受付時間=昇順で検索処理を実行することで、図16(b)の図上真ん中に示す検索結果(データ取出用画面編集データ112)が得られる。図示の通り、難易度=‘中’又は‘低’のデータが抽出されるので、上記ダウンロードを行うことで、図16(c)に示すデータ取出用画面120が要求元のオペレータ端末14に表示される。図示の通り、難易度=中、低のデータがそれぞれ受付順に並べられたデータ取出用画面となる。
同様に、要求元のオペレータがスキルレベル=‘03’の場合、テーブル100に対して第一ソートキーに難易度=高、中、低の順、第二ソートキーに受付時間=昇順で検索処理を実行することで、図16(c)の図上右側に示す検索結果(データ取出用画面編集データ113)が得られ、上記ダウンロードを行うことで、難易度=高、中、低のデータがそれぞれ受付順に並べられたデータ取出用画面が、要求元のオペレータ端末14に表示されることになる。
尚、上記説明にはないが、上記スキルレベル=‘01’ 、‘02’ ‘03’の何れの処理の場合にも、当然、上記検索キーには更に、伝票状況ステータス=“修正待ち”の条件が追加されるものである(図16(a)では伝票状況ステータス103が“修正待ち”のデータのみが示されているが、実際には他の各種ステータスのデータもテーブル100に格納されているので)。
以上、繁忙状態の場合のデータ取出用画面生成処理の一例について説明した。図14の説明に戻る。
上記ステップS86の処理において、もし「閑散」状態であれば(ステップS86,NO)、各オペレータ(特にパートタイマー要員等の低スキルの者)のスキルアップを図るため、生産性/品質向上オペレーションを推進させるためのデータ取出用画面を編集する(ステップS88)。すなわち、上記「繁忙」の場合には繁忙時取出可能伝票難易度74を参照することで、各オペレータ毎にその人のレベルに合った難易度の伝票一覧を画面表示したのに対して、ここでは、閑散時取出可能伝票の難易度75及びステータス76を参照することで、各オペレータ毎にその人のレベルよりも高い難易度の伝票も含む伝票一覧を画面表示するように編集することで、取引難易度の高い取引も割当てて、スキルアップが見込めるようにする。
更に、本例では、高スキルレベルオペレータには、中/低スキルレベルオペレータが実施した高/中難易度の取引の処理結果を確認させるように画面編集する。この仕組みで、スキルレベルアップを図りつつ、品質低下を防ぐ事が可能となると共に、高スキルレベルオペレータに役席者の仕事(検証)を経験させることができる。
以下、図17(a)〜(c)を参照して、上記ステップS88の処理の一例について説明する。
まず、図17(a)に示すデータベース格納伝票状況テーブル100の各データ項目101〜109は、図16(a)に示すものと同じであり、格納されるデータが異なるだけであるので、ここでは各データ項目101〜109については説明しない。尚、ここでは説明の都合上、伝票状況ステータス103=“修正待ち”又は“確認待ち”のデータのみ示すが、上述してある通り、テーブル100には他のステータスのデータも格納されている。
まず、要求元のオペレータがスキルレベル=01の場合、図7(b)に示すテーブル70を参照すると、閑散時取出可能伝票の難易度75が「中度」でステータス76が「修正待ち」であるので、テーブル100から、伝票状況ステータス103が「修正待ち」で且つ伝票難易度情報104が「中」又は「低」のデータを抽出することで(更に格納順にソートすることで)、図17(b)の図上左側に示すデータ取出用画面編集データ131が得られる。つまり、図17(b)の図上左側に示すデータ131は、テーブル100における修正待ちデータに対し、第一ソートキーに難易度=中、低の順、第二ソートキーに受付時間=昇順で検索処理を実行することで、難易度=中または低に属するデータを抽出したものである。
同様に、図17(b)の図上真ん中に示すデータ取出用画面編集データ132は、上記と同様にテーブル70を参照することで、閑散時におけるスキルレベル=02のオペレータ用に抽出したデータであり、これはテーブル100において、修正待ちデータに対し、第一ソートキーに難易度=高、中、低の順、第二ソートキーに受付時間=昇順で検索処理を実行することで、難易度=高または中または低に属するデータを抽出したものである。
一方、高スキルレベル(03レベル)オペレータの場合、図7(b)に示すテーブル70を参照すると、閑散時取出可能伝票の難易度75は条件無しでありそのステータス76が「確認待ち」であるので、図17(a)に示すテーブル100から、伝票状況ステータス103が「確認待ち」であるデータが抽出される。すなわち、テーブル100における「確認待ち」データに対し、第一ソートキーに受付時間=昇順で検索実行することで(第一ソートキーに伝票状況ステータス=「確認待ち」で第二ソートキーに受付時間=昇順で検索実行したものとも言える;上記他の処理の説明においても同様)、「確認待ち」データを抽出したものが、図17(b)の図上右側に示すデータ取出用画面編集データ133である。
このデータ取出用画面編集データ133を、後述するステップS90でダウンロードすることで、要求元のオペレータの端末14に、図17(c)に示すデータ取出用画面140が表示されることになる。すなわち、生産性/品質向上オペレーション時の高スキルレベル(03レベル)オペレータ用のデータ取出用画面が表示されることになる。上記スキルレベル=01、02のオペレータに関しても同様に、上記データ取出用画面編集データ131又は132をダウンロードすることで、不図示の閑散時用のデータ取出用画面がその端末14に表示されることになる。
尚、図17(c)に示すデータ取出用画面140では、伝票難易度が中または高のデータのみが抽出・表示されているが、これはそもそも図17(a)に示すテーブル100において伝票状況ステータス=「確認待ち」となり得るデータは、伝票難易度が中または高のデータのみとなるように制御しているからである。図13に示す例では、(金額に関係なく)「繁閑」の場合は全て「確認待ち」に遷移するようにしているが、この例に限らず、「繁閑」且つ「伝票難易度が中または高」を「確認待ち」への遷移条件としたものを図17に示してある。これは、伝票難易度が低の伝票は、低レベル(01レベル)のオペレータであってもこれまで通り処理できるはずであるから、逐一確認処理は必要無いからである。但し、更に、この様な例に限るものではなく、例えば、「繁閑」且つ「伝票難易度104が処理済オペレータスキルレベル108よりも高い」を「確認待ち」への遷移条件としてもよい。上記と同様の理由により、中レベル(02レベル)のオペレータに関しては、伝票難易度が低の伝票だけでなく中の伝票に関しても、確認作業は特に必要ないと思われるからである。勿論、図13に示す例に従って「確認待ち」への遷移を行うようにしてもよい。
尚、上記ステップS71による電文の送信元が、役席者である場合には(ステップS8
4,YES)、役席者用のデータ取出用画面は、上記特殊編集は行うことなく、通常通り、テーブル100から、伝票状況ステータス103が「検証待ち」であるデータを抽出して、例えばデータベース格納順にソートすることで編集する(ステップS89)。
最後に、上記ステップS87,S88,S89の何れかの処理で編集されたデータ取出用画面編集データを、上記ステップS71の電文の送信元の端末宛にダウンロードする(ステップS90)。
ステップS71の電文の送信元の端末(14又は15)は、上記データ取出用画面編集データのダウンロードが完了したら、これを画面表示する(ステップS72)。そして、この端末の操作者(オペレータ又は役席者)は、このデータ取出用画面上に表示された伝票一覧から、所望の伝票を選択(例えば項番入力)して、選択した伝票の取り出し操作を行う。尚、項番入力において、空エンタ押下時は項番01を入力したものと見なす。
この端末(14又は15)は、上記取り出し操作に応じて、サーバ装置12に対し、データ取出要求2電文を送信する(ステップS73)。この電文中には、取出要求2識別子、操作員識別子、端末機番、操作員スキル情報、繁忙時取出可能伝票難易度情報、受付通番等が含まれる。
ステップS73による電文を受信したサーバ装置12は、該当受付通番の電子伝票30を取り出して、これを要求元の端末宛にダウンロードする(ステップS91)。要求元の端末は、この電子伝票30をダウンロード完了したら、画面表示する(ステップS74)。
要求元の端末の操作者がオペレータである場合、当該オペレータは、ステップS74で画面表示された伝票イメージ及び認識文字列を目視で一致確認し、不一致項目に対し、オペレータが項目の修正入力作業を行う。そして、オペレータは、修正内容等確認後、修正行為完了の操作を行う。要求元の端末の操作者が役席者である場合には、当該役席者は、所定の検証作業操作を行う。
要求元の端末は、上記修正/検証後の電子伝票30を、サーバ装置12に対してアップロードする(ステップS75)。
サーバ装置12は、アップロードされた電子伝票に関して、以下に述べる伝票状況ステータスの更新処理を実行する。ここでは、図13に示すステータス遷移図に従った処理を示す。
すなわち、まず、アップロード伝票の伝票状況ステータス43をチェックし、検証待ちの場合(ステップS93)ステップS103へ進み、確認待ちの場合(ステップS94,YES)、ステップS98へ進み、修正待ちの場合(ステップS93,S94、NO)ステップS95へ進む。
ステップS95では、アップロード伝票の伝票データ管理部31の処理時繁閑情報47をチェックし、これが閑散の場合(ステップS96,YES)ステップS97へ進み、繁忙の場合(ステップS96,NO)ステップS98へ進む。
ステップS97では、この電子伝票30を、その伝票状況ステータス43を「確認待ち」にしたうえで、データベース装置12aに再格納し、本処理が終了する。
尚、サーバ装置12は、各伝票毎に、上記ステップS91のデータ取出行為からステップS97の格納処理終了までの時間(処理の開始から終了までの時間)を計測しており、各伝票状況ステータス種類毎に開始/終了時間と処理オペレ−タ/役席者等の履歴が記録される。上記ステップS97、又は後述するステップS102、S103の再格納処理の
際には、この履歴が追加記録される。
・伝票状況ステータス単位の開始/終了時間と処理オペレ−タ履歴例
修正待ち 開始:HH:MM:SS、終了:HH:MM:SS、操作員識別:999999
確認待ち 開始:HH:MM:SS、終了:HH:MM:SS、操作員識別:888888
検証待ち 開始:HH:MM:SS、終了:HH:MM:SS、操作員識別:777777
ステータスが「修正待ち」で且つ「繁忙」の場合(ステップS96,NO)あるいはステータスが「確認待ち」の場合(ステップS94,YES)には、まず、金額項目有無をチェックし(ステップS98)、金額項目無しの場合には(ステップS99,NO)ステップS103へ進み、金額項目有りの場合(ステップS99,YES)ステップS99,YES)ステップS100へ進む。ステップS100では、上記金額項目の金額(例えば金額45の金額)が所定金額以上か否かをチェックし、所定金額以上の場合(ステップS101,YES)ステップS102へ進み、所定金額未満の場合(ステップS101,NO)ステップS103へ進む。
ステップS102では、上記アップロード電子伝票30を、その伝票状況ステータス43を「検証待ち」にしたうえで、データベース装置12aに再格納し、本処理が終了する。ステップS103では、上記アップロード電子伝票30を、その伝票状況ステータス43を「送信待ち」にしたうえで、データベース装置12aに再格納し、本処理が終了する。これら処理の際、テーブル100の伝票状況ステータス103も更新してもよい。
最後に、図18を参照して、ホストデータ送受信部23に係る処理について説明する。
図18において、ホストデータ送受信部23によって実行される処理を図上左側に示し、ホストコンピュータシステム4によって実行される処理を図上右側に示す。
ホストデータ送受信部23は、まず、本処理終了か否かを判定するため、取扱時刻終了判定をチェックする(ステップS111)。取扱終了時刻到来の場合(ステップS112,YES)ステップS122に進み、そうでなければ(ステップS112,NO)ステップS113へ進む。
ステップS113では、データベース装置12aに格納済みの電子伝票30のなかで送信待ち状態となっている伝票があるか否かをチェックする。これは電子伝票30の伝票状況ステータス43又はテーブル100の伝票状況ステータス103を参照して、「送信待ち」となっている伝票があるか否かをチェックする。
もし、該当する(送信待ちの)伝票が1つも無い場合には(ステップS114、NO)ステップS111へ戻る。もし、該当する(送信待ちの)伝票が1つ以上ある場合には(ステップS114、YES)、該当する電子伝票30を全て読出して、ホスト処理用電文に編集/送信し、ホスト4からの返信を待つ(ステップS115)。
ホスト4は、ホストデータ送受信部23からの電文を受信した場合、一般的な為替のホスト処理を実行し、正常終了であれば、取引成立応答を、異常終了であれば、取引不成立応答を、ホストデータ送受信部23に返信する(ステップS131)。
ホストデータ送受信部23は、ホスト4から返信応答を受信した場合、ホストからの返信応答内容をチェックし(ステップS116)、取引成立受信の場合には(ステップS117、YES)、ステップS118,S119の処理を実行してステップS111へ戻る。一方、取引不成立受信の場合には(ステップS117,NO)、ステップS120,121の処理を実行し、ステップS111へ戻る。
ステップS118では、1取引終了のため、終了時間を伝票データ管理部31の受付時
間/終了時間46に記録する。また、統計データ取得のため、取扱伝票件数やその内訳であるオペレータ別取扱伝票件数(時間帯別)管理領域にもカウントアップする。オペレータ別取扱伝票件数(時間帯別)は、後のオペレータのスキルレベル評価時に使用される。そして、伝票状況ステータス43を処理済みにしたうえで当該電子伝票30をデータベース装置12aに再格納する(ステップS119)。
一方、ステップS120では、取引不成立受信は、取引に何らかのエラーが発生した場合であり、伝票データ管理部31から不図示のエラー回数領域データを読出し、エラー回数をカウントアップして伝票データ管理部31に記録する。また、統計データ取得のため、オペレータ別のエラー発生回数(時間帯別)管理領域(不図示)にも、カウントアップする。オペレータ別エラー発生回数(時間帯別)は、後のオペレータのスキルレベル評価時に使用される。そして、エラー発生のため、伝票状況ステータス43を修正待ちにし、再処理してもらうため、当該電子伝票30をデータベース装置12aに再格納する(ステップS121)。
最後に、終了時刻到来した場合には(ステップS112,YES)、取扱伝票件数やその内訳であるオペレータ別取扱伝票件数(時間帯別)、エラー発生回数(時間帯別)の当日蓄積データを統計データとして蓄積する(ステップS122)。
以上説明した本例の事務集中センターシステム10によれば(主にそのサーバ装置12によれば)、以下の効果が得られる。
・管理者の分析/判断/指示の必要無く、繁忙時期は効率化を優先させ作業推進させる事ができる。
・管理者の分析/判断/指示の必要無く、閑散時期はスキルレベルアップを優先させ作業推進させる事ができる。
・繁忙時期、閑散時期を自動的に判断し、理想的作業形態で作業推進させる事ができる。
図19は、上記事務処理システムを実現する各種コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。各種コンピュータとは、サーバ装置12、オペレータ端末14、役席者端末15、ホストコンピュータシステム4等である。
同図に示すコンピュータ200は、CPU201、メモリ202、入力装置203、出力装置204、外部記憶装置205、媒体駆動装置206、ネットワーク接続装置207等を有し、これらがバス208に接続された構成となっている。同図に示す構成は一例であり、これに限るものではない。
CPU201は、当該コンピュータ200全体を制御する中央処理装置である。
メモリ202は、プログラム実行、データ更新等の際に、外部記憶装置205(あるいは可搬型記録媒体209)に記憶されているプログラムあるいはデータを一時的に格納するRAM等のメモリである。CPU201は、メモリ202に読み出したプログラム/データを用いて、上述してある各種処理(例えば図6、図8、図9、図14、図15、図18等に示すフローチャートの処理)を実行する。
外部記憶装置205は、例えば磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置等であり、上記各種機能を実現させる為のプログラム/データ等が格納されている。すなわち、例えば図6、図8、図9、図14、図15、図18等に示すフローチャートの処理を、CPU201に実行させる為のアプリケーションプログラムや、図3、図7(a)、(b)、図11、図12、図16(a)等に示す各種データ等が記憶されている。尚、これらプログラム/データは、可搬型記録媒体209に記録されていてもよい。
媒体駆動装置206は、可搬型記録媒体209に記憶されているプログラム/データ等を読み出す。可搬型記録媒体209は、例えば、FD(フレキシブルディスク)、CD−ROM、その他、DVD、光磁気ディスク等である。
ネットワーク接続装置207は、ネットワークに接続して、外部の情報処理装置とプログラム/データ等の送受信を可能にする構成である。尚、入力装置203は例えばキーボート、マウス等、出力装置204は例えばディスプレイ等である。
また、特に図示しないが、イメージ送信装置3、イメージ認識装置11、ホスト通信装置13の構成は、上記CPU201、メモリ202、外部記憶装置205、ネットワーク接続装置207等を有するものであってよい。
図20は、上記プログラム等を記録した記録媒体、ダウンロードの一例を示す図である。
図示のように、上記各種機能を実現するプログラム/データが記憶されている可搬型記録媒体209から情報処理装置(コンピュータ)200側に読み出して、メモリ202に格納し実行するものであってもよいし、また、上記プログラム/データは、ネットワーク接続装置207により接続しているネットワーク210(インターネット等)を介して、外部のサーバ220の記憶部221に記憶されているプログラム/データをダウンロードするものであってもよい。
また、本発明は、装置/方法に限らず、上記プログラム/データを格納した記録媒体(可搬型記録媒体209等)自体として構成することもできるし、上記プログラム自体として構成することもできる。
(付記1)
複数のオペレータ端末にネットワークを介して接続するサーバ装置であって、
各電子伝票を記憶する第1の記憶手段と、
各オペレータ毎に、繁忙時、閑散時それぞれにおける取出可能伝票の条件を記憶する第2の記憶手段と、
現在の繁閑状況が前記繁忙時、閑散時の何れであるかを記憶する繁閑記憶手段と、
任意の前記オペレータ端末からの伝票取出要求があった場合、該要求元のオペレータ端末のオペレータと前記繁閑記憶手段に記憶された繁閑状況とに基づいて、前記第2の記憶手段から該当する前記条件を求め、該条件に該当する電子伝票を前記第1の記憶手段から取得して、該取得した電子伝票を前記要求元のオペレータ端末に一覧表示させる伝票割振り手段と、
を有することを特徴とするサーバ装置。
(付記2)
予め過去の統計データに基づいて設定されている繁閑状況を前記現在の繁閑状況として前記繁閑記憶手段に記憶すると共に、任意の単位時間毎に、該単位時間当たりの前記電子伝票の受付件数を前記オペレータの人数で除算して成る一人当取引量を算出し、該算出結果と、前記過去の統計データに含まれる過去の一人当取引量の平均値と、前記繁閑記憶手段に記憶されている前記現在の繁閑状況とに基づいて、新たな現在の繁閑状況を判定して前記繁閑記憶手段に記憶する繁閑判定手段を更に有することを特徴とする付記1記載のサーバ装置。
(付記3)
前記第1の記憶手段には更に前記記憶される各電子伝票の伝票難易度の情報が記憶され、
前記第2の記憶手段に記憶される前記取出可能伝票の条件は、繁忙時に関しては前記オペレータのスキルレベルに応じた前記伝票難易度であり、閑散時に関しては前記オペレー
タのスキルレベルよりも高い前記伝票難易度であることを特徴とする付記1記載のサーバ装置。
(付記4)
前記第1の記憶手段には更に前記記憶される各電子伝票の伝票難易度の情報が記憶され、
前記第2の記憶手段に記憶される前記取出可能伝票の条件は、高スキルレベルのオペレータに関しては、繁忙時に関しては前記オペレータのスキルレベルに応じた前記伝票難易度であり、閑散時に関してはそのステータスが確認待ちの電子伝票であることを特徴とする付記1記載のサーバ装置。
(付記5)
前記現在の繁閑状況が前記閑散時の場合であって、前記オペレータ端末に一覧表示された前記電子伝票のステータスが修正待ちの場合には、該電子伝票に対する所定の処理終了後、該電子伝票が所定の条件を満たす場合には、そのステータスを前記確認待ちとすることを特徴とする付記4記載のサーバ装置。
(付記6)
前記所定の条件は、前記所定の処理が行われた電子伝票の金額が所定金額以上であることを特徴とする付記5記載のサーバ装置。
(付記7)
前記所定の条件は、前記所定の処理が行われた電子伝票の伝票難易度が、該処理を行ったオペレータのスキルレベルより高いことであることを特徴とする付記5記載のサーバ装置。
(付記8)
前記第1の記憶手段には更に前記記憶される各電子伝票の伝票難易度の情報が記憶され、
外部の任意の装置から伝票イメージデータが送られてくる毎に、該伝票イメージデータに対する認識処理を行って前記電子伝票を作成すると共に、該伝票イメージデータの認識結果に基づいて前記伝票難易度を判定して前記第1の記憶手段に記憶する伝票作成・難易度判定手段を更に有することを特徴とする付記1記載のサーバ装置。
(付記9)
前記伝票作成・難易度判定手段は、前記認識結果として得られる帳票種類、認識率、全入力データ長、及びカナ混在比率に基づいて、前記伝票難易度を判定することを特徴とする付記8記載のサーバ装置。
(付記10)
外部の装置とネットワークを介して接続するセンターシステムであって、
前記外部の装置から送信された伝票イメージデータに基づき電子伝票を作成して記憶する電子伝票作成・記憶手段と、
各オペレータ毎に、繁忙時、閑散時それぞれにおける取出可能伝票の条件を記憶する第1の記憶手段と、
現在の繁閑状況が前記繁忙時、閑散時の何れであるかを記憶する繁閑記憶手段と、
任意のオペレータ端末からの伝票取出要求があった場合、該要求元のオペレータ端末のオペレータと前記繁閑判定記憶手段に記憶された繁閑状況とに基づいて、前記第1の記憶手段から該当する前記条件を求め、該条件に該当する電子伝票を前記電子伝票作成・記憶手段から取得して、該取得した電子伝票を前記要求元のオペレータ端末に一覧表示させる伝票割振り手段と、
を有することを特徴とするセンターシステム。
(付記11)
複数のオペレータ端末にネットワークを介して接続するコンピュータに、
各電子伝票を記憶する第1の記憶機能と、
各オペレータ毎に、繁忙時、閑散時それぞれにおける取出可能伝票の条件を記憶する第
2の記憶機能と、
現在の繁閑状況が前記繁忙時、閑散時の何れであるかを記憶する繁閑記憶機能と、
任意の前記オペレータ端末からの伝票取出要求があった場合、該要求元のオペレータ端末のオペレータと前記繁閑記憶機能に記憶された繁閑状況とに基づいて、前記第2の記憶機能から該当する前記条件を求め、該条件に該当する電子伝票を前記第1の記憶機能から取得して、該取得した電子伝票を前記要求元のオペレータ端末に一覧表示させる伝票割振り機能と、
を実現させる為のプログラム。
(付記12)
予め過去の統計データに基づいて設定されている繁閑状況を前記現在の繁閑状況として前記繁閑記憶機能に記憶すると共に、任意の単位時間毎に、該単位時間当たりの前記電子伝票の受付件数を前記オペレータの人数で除算して成る一人当取引量を算出し、該算出結果と、前記過去の統計データに含まれる過去の一人当取引量の平均値と、前記繁閑記憶機能に記憶されている前記現在の繁閑状況とに基づいて、新たな現在の繁閑状況を判定して前記繁閑記憶機能に記憶する繁閑判定機能を、前記コンピュータに更に実現させる為の、付記11記載のプログラム。
(付記13)
前記第1の記憶機能には更に前記記憶される各電子伝票の伝票難易度の情報が記憶され、
前記第2の記憶機能に記憶される前記取出可能伝票の条件は、繁忙時に関しては前記オペレータのスキルレベルに応じた前記伝票難易度であり、閑散時に関しては前記オペレータのスキルレベルよりも高い前記伝票難易度であることを特徴とする付記11記載のプログラム。
(付記14)
前記第1の記憶機能には更に前記記憶される各電子伝票の伝票難易度の情報が記憶され、
前記第2の記憶機能に記憶される前記取出可能伝票の条件は、高スキルレベルのオペレータに関しては、繁忙時に関しては前記オペレータのスキルレベルに応じた前記伝票難易度であり、閑散時に関してはそのステータスが確認待ちの電子伝票であることを特徴とする付記11記載のプログラム。
(付記15)
外部の装置とネットワークを介して接続するコンピュータに、
前記外部の装置から送信された伝票イメージデータに基づき電子伝票を作成して記憶する電子伝票作成・記憶機能と、
各オペレータ毎に、繁忙時、閑散時それぞれにおける取出可能伝票の条件を記憶する第1の記憶機能と、
現在の繁閑状況が前記繁忙時、閑散時の何れであるかを記憶する繁閑記憶機能と、
任意のオペレータ端末からの伝票取出要求があった場合、該要求元のオペレータ端末のオペレータと前記繁閑判定記憶機能に記憶された繁閑状況とに基づいて、前記第1の記憶機能から該当する前記条件を求め、該条件に該当する電子伝票を前記電子伝票作成・記憶機能から取得して、該取得した電子伝票を前記要求元のオペレータ端末に一覧表示させる伝票割振り機能と、
を実現させる為のプログラム。
本実施形態の事務処理システムのシステム構成図である。 図1のシステムに対応する機能ブロック図である。 電子伝票のデータ構造図である。 伝票状況ステータスの遷移概要図である。 伝票修正画面の一例である。 作業開始オペレータ登録部に係わる処理の処理フローチャート図である。 (a)は操作員リストの一例、(b)は操作員スキル情報の一例を示す図である。 イメージデータ送信部とデータ受信&格納部の処理を示すフローチャート図である。 データ受信&格納部の処理を示すフローチャート図である。 受付通番のフォーマット例である。 統計データ情報ファイルの一例である。 取引難易度判定表の一例である。 伝票状況ステータスの遷移図である。 データ取出&修正/検証部による処理を示すフローチャート図(その1)である。 データ取出&修正/検証部による処理を示すフローチャート図(その2)である。 (a)はデータベース格納伝票状況テーブルの一例、(b)、(c)は繁忙時の各スキルレベル毎の割り振り例とデータ取出用画面例である。 (a)はデータベース格納伝票状況テーブルの一例、(b)、(c)は閑散時の各スキルレベル毎の割り振り例とデータ取出用画面例である。 ホストデータ送受信部に係る処理を示すフローチャート図である。 コンピュータ・ハードウェア構成図である。 プログラムを記憶した記憶媒体/ダウンロードの一例である。
符号の説明
1 ネットワーク
2 高速ネットワーク
3 イメージ送信装置
3a イメージデータ送信部
4 ホストコンピュータシステム
10 事務集中センターシステム
11 認識装置(帳票認識、イメージ認識、文字認識等)
12 サーバ装置
12a データベース装置
13 ホスト通信装置
14 各オペレータ端末装置
15 各役席端末装置
16 LAN
21 データ受信&格納部
22 データ取出&修正/検証部
23 ホストデータ送受信部
24 作業開始オペレータ登録部
30 電子伝票
31 伝票データ管理部
32 文字データ格納部
33 イメージデータ格納部
41 受付通番
42 文字/イメージデータ・格納部位置/サイズ部
43 伝票状況ステータス
44 伝票難易度情報
45 金額
46 受付時間/終了時間
47 処理時繁閑情報
48 処理済オペレータスキルレベル
49 処理済オペレータID
50 伝票修正画面
51 修正文字列入力欄
52 認識文字列表示欄
53 イメージ表示欄
60 操作員リスト
61 NO.
62 操作員識別
63 オペレータ端末機番
70 操作員スキル情報
71 NO.
72 操作員識別
73 操作員スキル情報
74 繁忙時取出可能伝票難易度
75 閑散時取出可能伝票の難易度
76 ステータス
80 統計データ情報ファイル
81 繁閑情報
82 一人当取引量(平均)
90 取引難易度判定表
91 難易度種類
92 難易度判定要因
93 難易度(ポイント)
94 帳票種類
95 認識率
96 全入力データ長
97 カナ混在比率
100 データベース格納伝票状況テーブル
101 項番
102 受付通番
103 伝票状況ステータス
104 伝票難易度情報
105 金額
106 受付時間
107 処理時繁閑情報
108 処理済オペレータスキルレベル
109 処理済オペレータID
111 データ取出用画面編集データ(繁忙時;レベル01用)
112 データ取出用画面編集データ(繁忙時;レベル02用)
113 データ取出用画面編集データ(繁忙時;レベル03用)
120 データ取出用画面
131 データ取出用画面編集データ(閑散時;レベル01用)
132 データ取出用画面編集データ(閑散時;レベル02用)
133 データ取出用画面編集データ(閑散時;レベル03用)
200 コンピュータ
201 CPU
202 メモリ
203 入力装置
204 出力装置
205 外部記憶装置
206 媒体駆動装置
207 ネットワーク接続装置
208 バス
209 可搬型記録媒体
210 ネットワーク
220 外部のサーバ
221 記憶部

Claims (6)

  1. 複数のオペレータ端末にネットワークを介して接続するコンピュータに、
    各電子伝票を記憶する第1の記憶機能と、
    各オペレータ毎に、繁忙時、閑散時それぞれにおける取出可能伝票の条件を記憶する第2の記憶機能と、
    現在の繁閑状況が前記繁忙時、閑散時の何れであるかを記憶する繁閑記憶機能と、
    任意の前記オペレータ端末からの伝票取出要求があった場合、該要求元のオペレータ端末のオペレータと前記繁閑記憶機能に記憶された繁閑状況とに基づいて、前記第2の記憶機能から該当する前記条件を求め、該条件に該当する電子伝票を前記第1の記憶機能から取得して、該取得した電子伝票を前記要求元のオペレータ端末に一覧表示させる伝票割振り機能と、
    を実現させる為のプログラム。
  2. 予め過去の統計データに基づいて設定されている繁閑状況を前記現在の繁閑状況として前記繁閑記憶機能に記憶すると共に、任意の単位時間毎に、該単位時間当たりの前記電子伝票の受付件数を前記オペレータの人数で除算して成る一人当取引量を算出し、該算出結果と、前記過去の統計データに含まれる過去の一人当取引量の平均値と、前記繁閑記憶機能に記憶されている前記現在の繁閑状況とに基づいて、新たな現在の繁閑状況を判定して前記繁閑記憶機能に記憶する繁閑判定機能を、前記コンピュータに更に実現させる為の、請求項1記載のプログラム。
  3. 前記第1の記憶機能には更に前記記憶される各電子伝票の伝票難易度の情報が記憶され、
    前記第2の記憶機能に記憶される前記取出可能伝票の条件は、繁忙時に関しては前記オペレータのスキルレベルに応じた前記伝票難易度であり、閑散時に関しては前記オペレータのスキルレベルよりも高い前記伝票難易度であることを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  4. 前記第1の記憶機能には更に前記記憶される各電子伝票の伝票難易度の情報が記憶され、
    前記第2の記憶機能に記憶される前記取出可能伝票の条件は、高スキルレベルのオペレータに関しては、繁忙時に関しては前記オペレータのスキルレベルに応じた前記伝票難易度であり、閑散時に関してはそのステータスが確認待ちの電子伝票であることを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  5. 外部の装置とネットワークを介して接続するコンピュータに、
    前記外部の装置から送信された伝票イメージデータに基づき電子伝票を作成して記憶する電子伝票作成・記憶機能と、
    各オペレータ毎に、繁忙時、閑散時それぞれにおける取出可能伝票の条件を記憶する第1の記憶機能と、
    現在の繁閑状況が前記繁忙時、閑散時の何れであるかを記憶する繁閑記憶機能と、
    任意のオペレータ端末からの伝票取出要求があった場合、該要求元のオペレータ端末のオペレータと前記繁閑判定記憶機能に記憶された繁閑状況とに基づいて、前記第1の記憶機能から該当する前記条件を求め、該条件に該当する電子伝票を前記電子伝票作成・記憶機能から取得して、該取得した電子伝票を前記要求元のオペレータ端末に一覧表示させる伝票割振り機能と、
    を実現させる為のプログラム。
  6. 複数のオペレータ端末にネットワークを介して接続するサーバ装置であって、
    各電子伝票を記憶する第1の記憶手段と、
    各オペレータ毎に、繁忙時、閑散時それぞれにおける取出可能伝票の条件を記憶する第2の記憶手段と、
    現在の繁閑状況が前記繁忙時、閑散時の何れであるかを記憶する繁閑記憶手段と、
    任意の前記オペレータ端末からの伝票取出要求があった場合、該要求元のオペレータ端末のオペレータと前記繁閑記憶手段に記憶された繁閑状況とに基づいて、前記第2の記憶手段から該当する前記条件を求め、該条件に該当する電子伝票を前記第1の記憶手段から取得して、該取得した電子伝票を前記要求元のオペレータ端末に一覧表示させる伝票割振り手段と、
    を有することを特徴とするサーバ装置。
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