JP5210936B2 - ワークフローシステム、ワークフローシステム管理方法、およびワークフローシステム管理プログラム - Google Patents

ワークフローシステム、ワークフローシステム管理方法、およびワークフローシステム管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ワークフローシステム、ワークフローシステム管理方法、およびワークフローシステム管理プログラムに関するものであり、具体的には、デジタルペン専用シートとそれに付帯する添付書類との効率的な連携を図り、ワークフローシステムのより一層の効率化を実現する技術に関する。
利用者が記述した文字や図形をデジタル化するペン型の入力装置として、デジタルペン(電子ペン)が存在する。このデジタルペンは筆記具など入力装置側にデジタル化の仕掛けを持つものがあり、デジタル化した情報とともに記述した紙を記録として残すことができる。こうしたデジタルペンを業務等に用いると、保管の必要がある書類への記述と同時に記述内容をデジタル化できるため、転記等に伴って生じる負荷を軽減できる。
こうしたデジタルペンと専用シート(例:アノト紙(登録商標)など)を用いたワークフローシステムが存在する。このワークフローシステムでは、専用シートを介しデジタルペンで入力された電子データがワークフロー上で処理されている。こうした従来技術として、例えば以下のような技術が提案されている。
すなわち、各ストローク情報の記入位置と電子文書情報の領域定義情報に基づいて、各ストローク情報が署名であるか、または署名によって承認される記入項目であるかをストローク属性として決定するストローク属性決定ステップと、ストローク属性が記入項目である場合には、該ストローク情報の記入時刻と、該ストローク情報の記入位置が属する記入領域に関連付けられた署名領域に関するストローク情報の記入時刻とを比較して該記入項目のストローク属性を有するストローク情報の承認状態を、ストローク状態として判断する承認状態判断ステップとを有することを特徴とする文書管理方法(特許文献1参照)などが提案されている。
特開2008−20974号公報
上述したような従来技術において、回覧文書等に対する手書きデータとその承認状態を管理する概念は提案されている。デジタルペンを使用してワークフローを回していく実際の状況を検討してみると、例えば、金融機関等におけるローン承認処理など、デジタルペン専用シートを利用する他に、添付書類(例:各種証明書の写し等)をワークフローに流す必要がある場面は少なくない。
こうした添付書類はデジタルペン専用シートのデータと同様にワークフローの流れに乗せる必要があるため、従来では手渡しの回覧ルートに乗せるなどして対応していた。つまり、前記添付書類を、ワークフローシステム上でデジタルペン専用シートと自動的に連携させる技術は提案されていない。従って、電子的なワークフローにおける業務の進捗と、手渡しによる添付書類の回覧状況とがマッチせずに業務処理に齟齬や遅滞が生じたり、或いは、添付書類の所在管理が難しくなったりといった問題が生じる恐れがあった。こうした問題は、ワークフロー途中の各業務で添付書類が新たに生じた場合には特に生じやすく、問題となりがちである。
そこで本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、デジタルペン専用シートとそれに付帯する添付書類との効率的な連携を図り、ワークフローシステムのより一層の効率化を実現する技術の提供を主たる目的とする。
上記課題を解決する本発明のワークフローシステムは、ワークフローを管理する情報処理装置であって、デジタルペン用シートにおける所定事項の入力領域の情報を格納した記憶装置と、通信可能に接続されたデジタルペンないし他端末より、デジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータ、および前記デジタルペン用シートの識別データを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置に格納する、ペンデータ取得部を備える。
また、前記ワークフローシステムは、入力装置ないし通信可能に接続されたスキャナより、前記デジタルペンによる記入後のデジタルペン用シートのイメージデータAと、前記デジタルペン用シートに付帯する添付書類のイメージデータBを受け付け、これらイメージデータを記憶装置に格納する、イメージ取得部を備える。
また、前記ワークフローシステムは、記憶装置に予め保持している前記デジタルペン用シートのフレームワークデータを前記識別データをキーに読み出してイメージ化し、当該イメージ化フレームワークデータと記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定するフレームワーク判定部を備える。
また、前記ワークフローシステムは、前記判定により一致を特定できた場合、記憶装置に格納している前記ストロークデータをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定するストローク判定部を備える。
また、前記ワークフローシステムは、前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記イメージデータAないしBの情報を前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置に格納する、データリンク部と、前記デジタルペン用シートの識別データに基づいて、該当デジタルペン用シートの前記入力領域を前記記憶装置の格納情報で特定し、前記入力領域の入力内容を前記ストロークデータから特定し、ここで特定した入力内容が添付書類の付帯を示すものである場合、該当ワークフローに関して前記添付書類のイメージデータが記憶装置に格納済みであるか判定し、前記添付書類が格納済みでない場合、ワークフロー中の現業務より前の業務にワークフローを差し戻し、担当者の端末に通知を行う差し戻し処理部を備える。
また、前記ワークフローシステムは、ワークフローにおける所定業務ないし時期の到来、または通信可能な他端末からの指示に応じて、該当ワークフローのIDに基づいて前記記憶装置から、前記フレームワークデータ、ストロークデータ、およびイメージデータBを読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、出力装置ないし前記他端末へ出力する、書類データ出力部を備える。
なお、前記ペンデータ取得部は、前記記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを受信した前記他端末ないしこれに接続されたデジタルペンより、該当ワークフローにおける所定業務に対応したデジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータ、および前記デジタルペン用シートの識別データを業務処理結果として受け付け、前記ワークフローのIDに対応付けて前記業務処理結果を記憶装置に格納する、としてもよい。
また、前記ワークフローシステムにおいて、前記記憶装置は、デジタルペンごとの使用者の許可業務および該当業務での処理権限のデータを記憶しているとしてもよい。この場合、前記ペンデータ取得部は、前記ストロークデータが含むデジタルペン識別データに基づき、前記記憶装置において該当デジタルペンにおける使用者の許可業務および該当業務での処理権限のデータを特定し、ワークフロー中での現業務が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれているか判定し、当該判定により、ワークフロー中での現業務が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれている場合に、前記ストロークデータおよび前記デジタルペン用シートの識別データにワークフローのIDを対応付けて記憶装置に格納する、とすれば好適である。
また、前記ワークフローシステムにおいて、前記ペンデータ取得部は、前記記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを受信した前記他端末ないし通信可能に接続されたデジタルペンより、前記所定業務に対応したデジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータa、および前記デジタルペン用シートの識別データを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置に格納するとしてもよい。
この場合、前記イメージ取得部は、前記記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを受信した前記他端末ないし通信可能に接続されたスキャナより、前記デジタルペンによる記入後であり前記所定業務に対応したデジタルペン用シートのイメージデータCと、前記デジタルペン用シートに付帯する添付書類のイメージデータDを受け付け、これらイメージデータC、Dを記憶装置に格納する。
また、前記フレームワーク判定部は、記憶装置に予め保持している前記所定業務に対応したデジタルペン用シートのフレームワークデータを前記識別データをキーに読み出してイメージ化し、当該イメージ化フレームワークデータと記憶装置に格納している前記イメージデータCとを照合し、イメージデータCにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定する。
また、前記ストローク判定部は、前記判定により一致を特定できた場合、記憶装置に格納している前記ストロークデータaをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、記憶装置に格納している前記イメージデータCとを照合し、イメージデータCのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定する。
また、前記データリンク部は、前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記イメージデータCおよびDを前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置に格納する。
また、前記ワークフローシステムにおいて、前記ペンデータ取得部は、前記デジタルペンないし他端末より前記ストロークデータおよび前記識別データを受け付けた第1時刻を記憶装置に格納するとしてもよい。
この場合、前記イメージ取得部は、前記入力装置ないしスキャナより前記イメージデータAとイメージデータBを受け付けた第2時刻を記憶装置に格納し、前記フレームワーク判定部は、各処理に先立って前記第1時刻から第2時刻までの経過時間を算定し、当該経過時間が所定基準を越えるか判定して、前記経過時間が所定基準を越えている場合、以降の処理を中止するとすれば好適である。
また、前記ワークフローシステムにおいて、記憶装置は、デジタルペン用シートにおける所定事項の入力領域の情報を格納しているとしてもよい。この場合、前記ワークフローシステムは、前記デジタルペン用シートの識別データに基づいて、該当デジタルペン用シートの前記入力領域を前記記憶装置の格納情報で特定し、前記入力領域の入力内容を前記ストロークデータから特定し、ここで特定した入力内容が添付書類の付帯を示すものである場合、該当ワークフローに関して前記添付書類のイメージデータが記憶装置に格納済みであるか判定し、前記添付書類が格納済みでない場合、ワークフロー中の現業務より前の業務にワークフローを差し戻し、担当者の端末に通知を行う差し戻し処理部を備えるとしてもよい。
なお、前記デジタルペン用シートは、デジタルペンによる記入を受ける記載面に樹脂製ないしガラス製の透明シート材を配置したものであるとすれば好適である。例えば、デジタルペン用シート(例:アノトペーパー(登録商標))の記載面を樹脂製の透明シートで被覆した構造が想定できる。このようなデジタルペン用シートを用いることとすれば、デジタルペンを用いてデジタルペン用シートに記入を行う担当者らは、例えば、新たな案件の処理が生じる度にデジタルペン用シートを新しいものに交換したり、所定枚数分のデジタルペン用シートの事前確保といった手間から解放され、ひいてはワークフロー処理の効率化が図られる。また、新たな案件の処理が生じる度にデジタルペン用シートを新しいものに交換せずとも済むため、デジタルペン用シートのコスト削減にもつながる。或いは、前記透明シートを用いずに、デジタルペン用シートを多数枚積層した一体構造を採用してもよい。この場合、前記担当者らは、新たな案件の処理が生じる度に、前記積層構造となったデジタルペン用シートを1枚めくりとって素早く新しいものに交換することが可能で、所定枚数分のデジタルペン用シートの事前確保といった手間から解放され、ひいてはワークフロー処理の効率化が図られる。
また、前記ペンデータ取得部は、通信可能に接続されたデジタルペンないし他端末より、デジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータ、および前記デジタルペン用シートの識別データと、担当者がデジタルペンで記入した所定の受付コードとを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置に格納するとしてもよい。 この場合、前記イメージ取得部は、入力装置ないし通信可能に接続されたスキャナより、前記デジタルペンによる記入後のデジタルペン用シートのイメージデータAと、前記デジタルペン用シートに付帯する添付書類のイメージデータBと、担当者がデジタルペンで記入した前記受付コードとを受け付け、これらイメージデータを記憶装置に格納する。
また、前記書類データ出力部は、ワークフローにおける所定業務ないし時期の到来、または通信可能な他端末からの指示に応じて、該当ワークフローのIDおよび前記受付コードに基づいて前記記憶装置から、前記フレームワークデータ、ストロークデータ、およびイメージデータBを読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、出力装置ないし前記他端末へ出力する。
このように、各担当者端末やスキャナ等での各作業に由来するデータ対し、該当ワークフローにおいて一貫した「受付コード」の付与を受け付けて、記憶装置にて管理するとしてもよい。こうした処理形態を採用することで、記憶装置におけるデータベース(後述するワークフロー管理DB)にて1つのワークフローのレコード中に、複数の電子帳票ID(ワークフローに順次登場するデジタルペン用シートのID)を紐付けできないシステムであっても、記憶装置の各データベースに散らばったレコードを「受付コード」をキーとして検索すれば1つのワークフローに属するものとして特定し扱うことができ、請求項1等に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
また、本発明のワークフロー管理方法は、デジタルペン用シートにおける所定事項の入力領域の情報を格納した記憶装置を備え、ワークフローを管理する情報処理装置が、通信可能に接続されたデジタルペンないし他端末より、デジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータ、および前記デジタルペン用シートの識別データを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置に格納する処理を実行する。
また、前記情報処理装置が、入力装置ないし通信可能に接続されたスキャナより、前記デジタルペンによる記入後のデジタルペン用シートのイメージデータAと、前記デジタルペン用シートに付帯する添付書類のイメージデータBを受け付け、これらイメージデータを記憶装置に格納する処理を実行する。
また、前記情報処理装置が、記憶装置に予め保持している前記デジタルペン用シートのフレームワークデータを前記識別データをキーに読み出してイメージ化し、当該イメージ化フレームワークデータと記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定する処理を実行する。
また、前記情報処理装置が、前記判定により一致を特定できた場合、記憶装置に格納している前記ストロークデータをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定する処理を実行する。
また、前記情報処理装置が、前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記イメージデータAないしBの情報を前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置に格納する処理と、前記デジタルペン用シートの識別データに基づいて、該当デジタルペン用シートの前記入力領域を前記記憶装置の格納情報で特定し、前記入力領域の入力内容を前記ストロークデータから特定し、ここで特定した入力内容が添付書類の付帯を示すものである場合、該当ワークフローに関して前記添付書類のイメージデータが記憶装置に格納済みであるか判定し、前記添付書類が格納済みでない場合、ワークフロー中の現業務より前の業務にワークフローを差し戻し、担当者の端末に通知を行う処理を実行する。
また、前記情報処理装置が、ワークフローにおける所定業務ないし時期の到来、または通信可能な他端末からの指示に応じて、該当ワークフローのIDに基づいて前記記憶装置から、前記フレームワークデータ、ストロークデータ、およびイメージデータBを読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、出力装置ないし前記他端末へ出力する処理を実行する。
また、本発明のワークフロー管理プログラムは、デジタルペン用シートにおける所定事項の入力領域の情報を格納した記憶装置を備え、ワークフローを管理する情報処理装置に、以下の処理を実行させるプログラムである。すなわち、前記プログラムは、前記情報処理装置に、通信可能に接続されたデジタルペンないし他端末より、デジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータ、および前記デジタルペン用シートの識別データを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置に格納する処理と、入力装置ないし通信可能に接続されたスキャナより、前記デジタルペンによる記入後のデジタルペン用シートのイメージデータAと、前記デジタルペン用シートに付帯する添付書類のイメージデータBを受け付け、これらイメージデータを記憶装置に格納する処理と、記憶装置に予め保持している前記デジタルペン用シートのフレームワークデータを前記識別データをキーに読み出してイメージ化し、当該イメージ化フレームワークデータと記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定する処理と、前記判定により一致を特定できた場合、記憶装置に格納している前記ストロークデータをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定する処理と、前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記イメージデータAないしBの情報を前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置に格納する処理と、前記デジタルペン用シートの識別データに基づいて、該当デジタルペン用シートの前記入力領域を前記記憶装置の格納情報で特定し、前記入力領域の入力内容を前記ストロークデータから特定し、ここで特定した入力内容が添付書類の付帯を示すものである場合、該当ワークフローに関して前記添付書類のイメージデータが記憶装置に格納済みであるか判定し、前記添付書類が格納済みでない場合、ワークフロー中の現業務より前の業務にワークフローを差し戻し、担当者の端末に通知を行う処理と、ワークフローにおける所定業務ないし時期の到来、または通信可能な他端末からの指示に応じて、該当ワークフローのIDに基づいて前記記憶装置から、前記フレームワークデータ、ストロークデータ、およびイメージデータBを読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、出力装置ないし前記他端末へ出力する処理と、を実行させる。
本発明によれば、デジタルペン専用シートとそれに付帯する添付書類との効率的な連携を図り、ワークフローシステムのより一層の効率化を実現できる。
本発明の一実施形態であるワークフローシステムのネットワーク構成図である。 本発明の一実施形態である(a)電子帳票DB、(b)帳票管理DB、(c)ペン管理DBの各構成例を示す図である。 本発明の一実施形態である(a)ワークフロー管理DB、(b)書類管理DB、の各構成例を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例1を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例2を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例3を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例4を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例5を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例6を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例7を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例8を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例9を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例10を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例11を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例12を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例13を示す図である。 本発明の一実施形態であるワークフロー管理方法の処理フロー例14を示す図である。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のワークフローシステム100のネットワーク構成図である。図1に示すワークフローシステム100は、デジタルペン専用シートとそれに付帯する添付書類との効率的な連携を図り、ワークフローシステムのより一層の効率化を実現するコンピュータシステムであり、ワークフロー管理を行うサーバ装置を想定できる。本実施形態においては、ワークフロの一例として、金融機関におけるローン審査業務に関するワークフローを想定する。
この場合、顧客からのローン申請を受けて当該ローン申請の登録業務を行う登録者、前記ローン申請に対して審査を行う審査者、前記審査者による審査結果について承認判定を行う承認者、前記承認者の承認判定結果に基づいて最終的なローン決済の判断を行う決済者が、それぞれ担当者端末200を利用している。前記担当者端末200は、前記システム100とネットワーク190を介して通信可能に結ばれている。また前記担当者端末200には、デジタルペン50が接続されており、このデジタルペン50によるデジタルペン用シート60での記入データすなわちストロークデータなどは、前記担当者端末200を介して前記システム100に送信されるものとする。また、前記担当者端末200には、スキャナ70が接続されており、このスキャナ70によりスキャニングされたデジタルペン用シート60や添付書類65のイメージデータは、前記担当者端末200を介して前記システム100に送信されるものとする。
また、前記システム100は、ワークフロー管理を行う既存システムが通常備えるワークフロー管理機能(例:対象業務の一連の流れの中で処理担当者の処理完了を検知し、予め定められた次なる処理担当者に処理依頼の通知を行いワークフローのステータスを進めるなどの機能)や必要なデータ類(例:管理対象となる一連の業務のつながりを示すデータ=フローデータ、や各担当者の属性や端末アドレスなど)を当然備えているものとする。
こうした本実施形態におけるワークフローシステム100(以下システム100)は、本発明を実現する機能を備えるべくハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置たる記憶部101に格納されたプログラム102をRAM103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。また、前記システム100は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力装置105、ディスプレイなどの出力装置106を備えることができる。また、前記担当者端末200ら他機器との間のデータ授受を担うNIC(Network Interface Card)など通信部107を有している。
続いて、前記システム100が、例えばプログラム102に基づき前記記憶部101にて構成・保持する機能部につき説明を行う。なお、前記システム100は、記憶装置(記憶部)において、電子帳票データベース125、帳票管理データベース126、ペン管理データベース127、ワークフロー管理データベース128、書類管理データベース129を格納している(各データベースについては後述する)。
こうした前記システム100は、通信可能に接続されたデジタルペン50ないし他端末たる担当者端末200より、デジタルペン用シート60におけるデジタルペン50のストロークデータ、および前記デジタルペン用シート60の帳票ID(識別データ)を受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置101の電子帳票データベース125に格納する、ペンデータ取得部110を備える。
また、前記システム100は、入力装置105ないし通信可能に接続されたスキャナ70(担当者端末200に接続されている状況も想定できる)より、前記デジタルペン50による記入後のデジタルペン用シート60のイメージデータAと、前記デジタルペン用シート60に付帯する添付書類65のイメージデータBを受け付け、これらイメージデータを記憶装置101に格納する、イメージ取得部111を備える。
また、前記システム100は、記憶装置101の帳票管理データベース126に予め保持している前記デジタルペン用シート60のフレームワークデータを前記帳票ID(識別データ)をキーに読み出してイメージ化し、当該イメージ化フレームワークデータと記憶装置101に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定するフレームワーク判定部112を備える。前記フレームワークデータは、例えば、前記デジタルペン用シート60における各項目名や枠線等を構成するためのデータである。より具体的には、デジタルペン用シート60に印字された枠線等の書式データであり、枠線等の始点や頂点の座標、枠線の長さや延伸方向の角度といったデータを指す(このように、図形の作成情報として数値や式として表現するデータ形式はベクタ形式と呼ばれる)。
また、フレームワークデータのイメージ化は、例えば、こうした枠線等の書式データを入力として所定画面においてフレームワークの描画を行った場合の、描画後のフレームワークに関するビットマップデータを取得する処理を意味している。こうしたフレームワークデータ=書式データをビットマップデータ等のイメージデータ化する処理は、当該処理をすでに実現している既存のアプリケーションを利用すればよい。このようなベクタ形式のデータをビットマップ形式=ラスタ形式のデータに変換することを、一般にはラスタライズと呼び、当該ラスタライズを実行できる各種アプリケーションが存在する。
前記デジタルペン50は入力対象のデジタルペン用シート60において、デジタルペン用シート60の表面にパターン印字等された帳票IDを読み取っており、この帳票IDのデータはストロークデータに含めて、接続先の機器(担当者端末200や前記システム100)に送信している。従って前記フレームワーク判定部112は、前記ストロークデータに含まれている帳票IDをキーに前記帳票管理データベース126における検索を実行し、前記項目名や枠線のデータ=フレームワークデータを抽出することができる。また前記フレームワーク判定部112は、このフレームワークデータに基づいて枠線等を描画してイメージ化フレームワークデータを生成し、前記イメージデータAとの照合を実行するのである。
前記照合の処理は、例えば、前記イメージ化フレームワークとイメージデータAとのイメージデータ同士の位置合わせを行う。この位置合わせでは、まず、前記イメージ化フレームワークの画像にある所定の枠や文字のビットマップと、前記イメージデータAにおける枠や文字のビットマップとを重ねる。この処理により、前記イメージデータAがイメージ化フレームワーク画像と一致する=ビットマップが一致する、と特定できれば、両者は一致したと判定できる。この処理は、本実施形態において、イメージ同士の一致判定を行う際に共通に実行するものとしてよい。ビットマップデータは、画像を格子状区画に分割し、その区画の色や濃度をRGB等の表色系を用いて数値として表現したデータである。従って「ビットマップが一致する」とは、例えば、イメージ中の区画に対応付いた数値がほぼ一致することを意味する。
また、前記システム100は、前記判定により一致を特定できた場合、記憶装置101の電子帳票データベース125に格納している前記ストロークデータをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、記憶装置101に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定するストローク判定部113を備える。
この場合、前記ストローク判定部113は、前記フレームワーク判定部112により判明した、前記イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワーク画像と一致する箇所(=フレームワークであり、前記所定箇所を囲む枠線等)についてそのビットマップを削除する。そして前記ストローク判定部113は、前記イメージデータAの枠線等以外の画像(=デジタルペン50の筆記に対応した画像)と、前記イメージ化ストロークデータとを照合することになる。この処理は、本実施形態において、イメージ化ストロークデータに関する一致判定を行う際に共通に実行するものとしてよい。
また、前記システム100は、前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記イメージデータAおよびBを前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置101に格納する、データリンク部114を備える。なお、前記イメージデータAは、記憶装置101の電子帳票データベース125に格納し、前記イメージデータBは、記憶装置101の書類管理データベース129に格納する。
また、前記システム100は、ワークフローにおける所定業務ないし時期の到来、または通信可能な他端末(担当者端末200)からの指示に応じて、該当ワークフローのIDに基づいて前記記憶装置101の帳票管理データベース126から、前記フレームワークデータを、前記電子帳票データベース125からストロークデータを、そして前記書類管理データベース129からイメージデータBをそれぞれ読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、出力装置106ないし前記他端末(担当者端末200)へ出力する、書類データ出力部115を備える。なお、フレームワークデータにストロークデータを設定する処理は、フレームワークデータすなわち枠線等の書式データに対し、ストロークデータすなわちデジタルペン50での記入内容を埋め込んで、枠線等の中に記入内容が配置されたデータを生成することを意味する。
なお、前記ペンデータ取得部110は、前記記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを受信した前記他端末(担当者端末200)ないしこれに接続されたデジタルペン50より、該当ワークフローにおける所定業務に対応したデジタルペン用シート60におけるデジタルペン50のストロークデータ、および前記デジタルペン用シート60の帳票ID(識別データ)を業務処理結果として受け付け、前記ワークフローのIDに対応付けて前記業務処理結果を記憶装置101のワークフロー管理データベース128(におけるタスク欄等:図3)に格納する、としてもよい。
また、前記記憶装置101は、デジタルペン50ごとの使用者の許可業務および該当業務での処理権限のデータを記憶した、ペン管理データベース127を格納しているとすれば好適である。この時、前記ペンデータ取得部110は、前記ストロークデータが含むペンID(デジタルペン識別データ)に基づき、前記記憶装置101のペン管理データベース127において該当デジタルペン50における使用者の許可業務および該当業務での処理権限のデータを特定し、ワークフロー中での現業務が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれているか判定し、当該判定により、ワークフロー中での現業務が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれている場合に、前記ストロークデータおよび前記デジタルペン用シート60の帳票ID(識別データ)にワークフローのIDを対応付けて記憶装置101の電子帳票データベース125に格納する、とすれば好適である。
また、前記ペンデータ取得部110は、前記記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを受信した前記担当者端末200(他端末)ないし通信可能に接続されたデジタルペン50より、前記所定業務に対応したデジタルペン用シート60におけるデジタルペン50のストロークデータa、および前記デジタルペン用シート60の帳票ID(識別データ)を受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置101の電子帳票データベース125に格納するとしてもよい。
この場合、前記イメージ取得部111は、前記担当者端末200(他端末)ないし通信可能に接続されたスキャナ70より、前記デジタルペン50による記入後であり前記所定業務に対応したデジタルペン用シート60のイメージデータCと、前記デジタルペン用シート60に付帯する添付書類65のイメージデータDを受け付け、これらイメージデータC、Dを記憶装置101に格納する。
また、前記フレームワーク判定部112は、記憶装置101の帳票管理データベース126に予め保持している前記所定業務に対応したデジタルペン用シート60のフレームワークデータを前記帳票ID(識別データ)をキーに読み出してイメージ化し、当該イメージ化フレームワークデータと記憶装置101に格納している前記イメージデータCとを照合し、イメージデータCにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定する。
また、前記ストローク判定部113は、前記判定により一致を特定できた場合、記憶装置101の電子帳票データベース125に格納している前記ストロークデータaをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、記憶装置101に格納している前記イメージデータCとを照合し、イメージデータCのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定する。
また、前記データリンク部114は、前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記イメージデータCおよびDを前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置101に格納する。なお、前記イメージデータCは、記憶装置101の電子帳票データベース125に格納し、前記イメージデータDは、記憶装置101の書類管理データベース129に格納する。
なお、前記ペンデータ取得部110は、前記デジタルペン50ないし担当者端末200(他端末)より前記ストロークデータおよび前記識別データを受け付けた第1時刻を記憶装置101に格納するとすれば好適である。またこの場合、前記イメージ取得部111は、前記入力装置105ないしスキャナ70より前記イメージデータAとイメージデータBを受け付けた第2時刻を記憶装置101に格納するとすれば好適である。一方、前記フレームワーク判定部112は、各処理に先立って前記第1時刻から第2時刻までの経過時間を算定し、当該経過時間が所定基準を越えるか判定して、前記経過時間が所定基準を越えている場合、以降の処理を中止するとすれば好適である。
なお、前記記憶装置101は、デジタルペン用シート60における所定事項の入力領域の情報を格納しているとしてもよい。例えば、前記記憶装置101の帳票管理データベース126の各レコードが、図2に示すように、認識フォーマットなる欄を備えており、この欄には、前記デジタルペン用シート60において添付書類65の有無を入力する領域の情報が格納されている。
この場合、前記システム100は、前記デジタルペン用シート60の帳票ID(識別データ)に基づいて、該当デジタルペン用シート60の前記入力領域を前記記憶装置101の帳票管理データベース126における格納情報で特定し、前記入力領域の入力内容(=添付書類65の有無)を前記ストロークデータから特定し、ここで特定した入力内容が添付書類65の付帯を示すものである場合、該当ワークフローに関して前記添付書類のイメージデータが記憶装置101の書類管理データベース129に格納済みであるか判定し、前記添付書類65が格納済みでない場合、ワークフロー中の現業務より前の業務にワークフローを差し戻し、担当者端末200に通知を行う差し戻し処理部116を備える。
なお、前記ペンデータ取得部は、通信可能に接続されたデジタルペンないし他端末より、デジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータ、および前記デジタルペン用シートの識別データと、担当者がデジタルペンで記入した所定の受付コードとを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置101の電子帳票データベース125a(図17参照)に格納するとしてもよい。
この場合、前記イメージ取得部110は、入力装置105ないし通信可能に接続されたスキャナ70より、前記デジタルペン50による記入後のデジタルペン用シート60のイメージデータAと、前記デジタルペン用シート60に付帯する添付書類65のイメージデータBと、担当者がデジタルペン50で記入した前記受付コードとを受け付け、これらイメージデータを記憶装置101のデータベース(イメージデータAは電子帳票データベース125aに、イメージデータBは書類管理データベース129aに格納。図17参照)に格納する。
また、前記書類データ出力部115は、ワークフローにおける所定業務ないし時期の到来、または通信可能な他端末たる担当者端末200からの指示に応じて、該当ワークフローのIDおよび前記受付コードに基づいて前記記憶装置101から、前記フレームワークデータ、ストロークデータ、およびイメージデータBを読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、出力装置106ないし前記他端末たる担当者端末200へ出力する。
このように、各担当者端末200やスキャナ70等での各作業に由来するデータ対し、該当ワークフローにおいて一貫した「受付コード」の付与を受け付けて、記憶装置101にて管理するとしてもよい。こうした処理形態を採用することで、記憶装置101におけるデータベース(後述するワークフロー管理DB128)にて1つのワークフローのレコード中に、複数の電子帳票ID(ワークフローに順次登場するデジタルペン用シート60のID)を紐付けできないシステムであっても、記憶装置101の各データベースに散らばったレコードを「受付コード」をキーとして検索すれば1つのワークフローに属するものとして特定し扱うことができ、請求項1等に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
続いて、担当者端末200について説明する。この担当者端末200は、前記システム100と通信し、ワークフロー中における各担当者の業務処理に使用されるするコンピュータ端末である。この担当者端末200は、例えば、前記登録者、審査者、承認者、決済者などの各担当者が日常的に利用する企業内のパーソナルコンピュータ等を想定できる。こうした担当者端末200は、ハードディスクドライブなどの不揮発性の記憶部に格納されたプログラムをRAMに読み出し、演算装置たるCPUにより実行する。また、前記担当者端末200は、コンピュータ装置が一般に備えている各種キーボードやボタン類などの入力装置、ディスプレイなどの出力装置、およびネットワーク190を介してシステム100らと通信するためNIC(NetworkInterfaceCard)などの通信部を備える。
なお、前記デジタルペン用シート60は、デジタルペン50による記入を受ける記載面に樹脂製ないしガラス製の透明シート材61を配置したものであるとすれば好適である。例えば、デジタルペン用シート60(例:アノトペーパー(登録商標))の記載面60aを樹脂製の透明シート61で被覆した構造が想定できる。このようなデジタルペン用シート60を用いることとすれば、デジタルペン50を用いてデジタルペン用シート60に記入を行う担当者らは、例えば、新たな案件の処理が生じる度にデジタルペン用シート60を新しいものに交換したり、所定枚数分のデジタルペン用シート60の事前確保といった手間から解放され、ひいてはワークフロー処理の効率化が図られる。また、新たな案件の処理が生じる度にデジタルペン用シート60を新しいものに交換せずとも済むため、デジタルペン用シート60のコスト削減にもつながる。或いは、前記透明シート61を用いずに、デジタルペン用シート60を多数枚積層した一体構造を採用してもよい。この場合、前記担当者らは、新たな案件の処理が生じる度に、前記積層構造となったデジタルペン用シート60を1枚めくりとって素早く新しいものに交換することが可能で、所定枚数分のデジタルペン用シート60の事前確保といった手間から解放され、ひいてはワークフロー処理の効率化が図られる。
これまで示した前記システム100における各部110〜116らはハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶装置に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、各装置のCPUがプログラム実行に合わせて記憶装置より該当プログラムをRAMに読み出して、これを実行することとなる。
−−−データベース構造例−−−
次に、本実施形態の前記システム100が利用するデータベースの例について説明する。図2は本発明の一実施形態である(a)電子帳票データベース125、(b)帳票管理データベース126、(c)ペン管理データベース127の各構成例を示す図である。
前記電子帳票データベース125は、ワークフロー管理対象となったデジタルペン用シート60の各種情報について格納していくデータベースであり、1つのワークフロー中に新たなデジタルペン用シート60の使用がなされる毎にレコード、つまりデジタルペン用シート60毎の情報が追加されていく。データ構造としては、例えば、当該データベース内での識別用としての電子帳票IDをキーとして、デジタルペン用シート60を一意に特定する帳票ID、該当デジタルペン用シート60で記入に使用されたデジタルペン50のペンID、該当レコードの登録日時、前記デジタルペン50により該当デジタルペン用シート60で記入されたストロークデータ、および電子帳票イメージデータ(=デジタルペン用シート60のイメージデータA)といったデータが対応付けされたレコードの集合体となっている。
また、前記帳票管理データベース126は、各種デジタルペン用シート60に関するデータを格納したデータベースである。データ構造としては、例えば、帳票IDをキーとして、該当デジタルペン用シート60が対応する業務名、帳票種、許可部署、許容時間(前記第1時刻から第2時刻までの経過時間が越えてはならない所定基準)、フロー(該当デジタルペン用シート60が対応する、ワークフロー中における一連の業務の連なりを示すデータ)、認識フォーマット(例:デジタルペン用シートにおいて、添付書類65の有無指定を受け付ける入力領域の情報)、およびフレームワークデータといったデータが対応付けされたレコードの集合体となっている。
また、前記ペン管理データベース127は、前記デジタルペン50ごとの使用者の許可業務および該当業務での処理権限のデータを記憶しているデータベースである。データ構造としては、例えば、ペンIDをキーとして、使用者、前記使用者に許された許可業務、および前記許可業務において前記使用者の有する権限、といったデータを対応付けされたレコードの集合体となっている。
図3は本発明の一実施形態である(a)ワークフロー管理データベース128、(b)書類管理データベース129の各構成例を示す図である。
前記ワークフロー管理データベース128は、ワークフロー毎に、前記電子帳票データベース125で登録された電子帳票や、添付書類65の有無やIDなどの各種データを格納したデータベースである。データ構造としては、例えば、ワークフローID(図中では“WFID”)をキーとして、電子帳票ID、添付書類65の有無、当該添付書類65の書類管理ID(書類管理データベース129でのID)、フローデータ(該当ワークフローにおける一連の業務の連なりを示すデータ)、タスク(担当者端末200での業務処理結果)、日時(フロー中の各業務処理の処理日時であり、業務処理がなされる毎に追記される)といったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。なお、前記電子帳票IDは、同一ワークフロー内で新たにデジタルペン用シート60の使用がなされる度に追記されていく。同様に、添付書類65の有無についても、前記電子帳票IDが追記される度にその添付書類65の有無が追記されていく。書類管理IDは、この添付書類65の有無に応じて追記される。
また、前記書類管理データベース129は、前記添付書類65に関するデータを格納するデータベースである。データ構造としては、例えば、書類ID(=ワークフロー管理データベース128における書類管理ID)をキーとして、添付書類65のイメージデータBの登録日時、前記イメージデータB、および該当添付書類65を扱った担当者のデジタルペン50のペンIDといったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。このように、書類管理データベース129において書類イメージデータ毎にペンIDを対応付けて管理することで、前記システム100が当該データベースから書類イメージデータを検索・抽出する際に、検索条件としてペンIDを指定した検索処理を実行することが可能となり、検索効率の向上がのぞめる。
−−−処理フロー例1−−−
以下、本実施形態におけるワークフロー管理方法の実際手順について図に基づき説明する。なお、以下で説明するワークフロー管理方法に対応する各種動作は、前記システム100ないし前記担当者端末200のRAMに読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図4は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例1を示す図である。このフロー図は、本実施形態で想定するワークフロー(ローン申請に関する登録業務、審査業務、承認業務、決済業務)に関して、それぞれどのような処理が実行されるか、ワークフロー管理方法の全体フローを示すものである。このフローでは、システム100での処理と担当者端末200での処理とを含んでいる。
図に示す全体フローでは、ローン申請の申込書に対応するデジタルペン用シート60での記入内容=デジタルペン50のストロークデータや、前記申込書のイメージデータAの送信と受信(s2:登録業務を担当する担当者端末200がシステム100に対してデータ送信し、システム100でデータ受信・格納)、添付書類65のイメージデータBの送信と受信(s3:登録業務を担当する担当者端末200がシステム100に対しデータ送信し、システム100でデータ受信・格納)、およびワークフローを次なる審査タスクへと進める処理(s4)、を含む登録タスク(s1)がまずは実行される。
審査タスク(s5)においては、システム100が審査者の担当者端末200に対して、前記申込書や添付書類に関する格納データ類を送信し、前記担当者端末200でこれを出力する書類確認処理(s6)、この書類確認処理にて問題なかった場合に前記システム100がワークフローを次なる承認タスクへ進める処理(s7)、一方、前記書類確認処理にて問題があった場合に前記システム100がワークフローを前段階のタスク(登録タスク)へ差し戻す処理(s8)を実行する。
また、承認タスク(s9)においては、システム100が承認者の担当者端末200に対して、前記申込書や添付書類および審査シートに関する格納データ類を送信し、前記担当者端末200でこれを出力する書類確認処理(s10)、この書類確認処理にて問題がなくシステム100が承認者の担当者端末200から新たな添付書類のイメージデータを受け付けて格納する書類添付処理(s11)、前記書類添付処理に続いて前記システム100がワークフローを次なる決済タスクへ進める処理(s12)、一方、前記書類確認処理にて問題があった場合に前記システム100がワークフローを前段階のタスク(登録タスクないし審査タスク)へ差し戻す処理(s13)を実行する。
また、決済タスク(s14)においては、システム100が決済者の担当者端末200に対して、前記申込書や添付書類および審査シート、承認シートに関する格納データ類を送信し、前記担当者端末200でこれを出力する書類確認処理(s15)、この書類確認処理にて問題がない場合に前記システム100がローン決済処理を実行する処理(s16)、一方、前記書類確認処理にて問題があった場合に前記システム100がワークフローを前段階のタスク(登録タスク、審査タスク、承認タスク等)へ差し戻す処理(s17)を実行する。
−−−処理フロー例2−−−
次に、添付書類65に関する処理(書類添付処理)について説明する。図5は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例2を示す図である。図に示す例では、まずスキャナ70が添付書類65に対する読み取りを実行し(s20)、イメージデータBを生成する(s21)。このイメージデータBは、スキャナ70ないしこのスキャナ70が接続された担当者端末200からシステム100に対して送信される。
一方、前記システム100のイメージ取得部111は、入力装置105ないし通信可能に接続されたスキャナ70(担当者端末200に接続されている状況も想定できる)より、前記デジタルペン50による記入後のデジタルペン用シート60(申込書、審査シート、承認シート、決済シートなど)のイメージデータAと、前記デジタルペン用シート60に付帯する前記添付書類65のイメージデータBを受け付け、これらイメージデータを記憶装置101に格納している。
なお、前記ペンデータ取得部110は、前記デジタルペン50ないし担当者端末200(他端末)より前記ストロークデータおよび前記帳票IDを受け付けた第1時刻を記憶装置101に格納している。また、前記イメージ取得部111は、前記入力装置105ないしスキャナ70より前記イメージデータAとイメージデータBを受け付けた第2時刻を記憶装置101に格納している。
そこで、前記システム100のフレームワーク判定部112は、記憶装置101の帳票管理データベース126に予め保持している前記デジタルペン用シート60のフレームワークデータを前記帳票ID(識別データ)をキーに読み出してイメージ化し、当該イメージ化フレームワークデータと記憶装置101に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定する。前記フレームワークデータは、例えば、前記デジタルペン用シート60における各項目名や枠線等を構成するためのデータである。
前記デジタルペン50は入力対象のデジタルペン用シート60において、デジタルペン用シート60の表面にパターン印字等された帳票IDを読み取っており、この帳票IDのデータはストロークデータに含めて、接続先の機器(担当者端末200や前記システム100)に送信している。従って前記フレームワーク判定部112は、前記ストロークデータに含まれている帳票IDをキーに前記帳票管理データベース126における検索を実行し、前記項目名や枠線のデータ=フレームワークデータを抽出することができる。また前記フレームワーク判定部112は、このフレームワークデータに基づいて枠線等を描画してイメージ化フレームワークデータを生成し、前記イメージデータAとの照合を実行するのである。
前記照合の処理は、例えば、前記イメージ化フレームワークとイメージデータAとのイメージデータ同士の位置合わせを行う。この位置合わせでは、まず、前記イメージ化フレームワークの画像にある所定の枠や文字のビットマップと、前記イメージデータAにおける枠や文字のビットマップとを重ねる。この処理により、前記イメージデータAがイメージ化フレームワーク画像と一致する=ビットマップが一致する、と特定できれば、両者は一致したと判定できる。この処理は、本実施形態において、イメージ同士の一致判定を行う際に共通に実行するものとしてよい。
また、前記システム100のストローク判定部113は、前記判定により一致を特定できた場合、記憶装置101の電子帳票データベース125に格納している前記ストロークデータをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、記憶装置101に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定する。
この場合、前記ストローク判定部113は、前記フレームワーク判定部112により判明した、前記イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワーク画像と一致する箇所(=フレームワークであり、前記所定箇所を囲む枠線等)についてそのビットマップを削除する。そして前記ストローク判定部113は、前記イメージデータAの枠線等以外の画像(=デジタルペン50の筆記に対応した画像)と、前記イメージ化ストロークデータとを照合することになる。この処理は、本実施形態において、イメージ化ストロークデータに関する一致判定を行う際に共通に実行するものとしてよい。
こうしたフレームワーク判定部112およびストローク判定部113における処理(s22)を成功裏に経た場合、つまり、前記システム100のデータリンク部114は、前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記イメージデータAを前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置101に格納するデータリンク処理を実行する(s23)。一方、前記フレームワーク判定部112およびストローク判定部113における処理(s22)を成功裏に経なかった場合、つまり、前記システム100のデータリンク部114は、前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できなかった場合、前記イメージデータAに関するデータの登録を拒否し(s24)、処理を終了する。
上記の処理(s22)の後、前記フレームワーク判定部112は、前記第1時刻から第2時刻までの経過時間を算定し、当該経過時間が所定基準を越えるか判定する時間判定処理(s25)を実行する。前記判定の結果、前記経過時間が所定基準を越えている場合、前記フレームワーク判定部112は、前記添付書類65のイメージデータBの登録を拒否し(s28)、以降の処理を終了する。一方、前記判定の結果、前記経過時間が所定基準を越えていなかった場合、前記システム100のデータリンク部114は、前記イメージデータBを前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置101に格納するデータリンク処理を実行し(s26)、ワークフローを次タスクへ進めることとなる(s27)。
−−−処理フロー例3−−−
次に、実際の「登録タスク」に関する処理流れについて説明する。図6は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例3を示す図である。ここで、前記ローン申請を受け付ける登録者の担当者端末200では、ローン申請を行う顧客等による、デジタルペン50での申込書(=デジタルペン用シート60)の記入処理を受け付けている。また、前記申込書での記入内容=ストロークデータ(申込書の帳票ID“S001”、前記デジタルペン50のペンID“P006”を含む)は、担当者端末200からシステム100に送信される。
一方、前記システム100のペンデータ取得部110は、前記担当者端末200(ないし通信可能に接続された前記デジタルペン50)より、前記申込書における前記デジタルペン50のストロークデータ、および前記申込書の帳票ID“S001”を受信する(s100)。前記ペンデータ取得部110は、受信したストロークデータが含む帳票ID“S001”をキーに帳票管理データベース126の検索を行って、該当帳票ID“S001”に関するレコードが登録済みであることを確認した上で(s101)、前記電子帳票データベース125で新たな電子帳票ID“E007”を付したレコードを登録する。このレコードにおいては、電子帳票ID“E007”、帳票ID“S001”の他に、前記ペンID“P006”、登録日時、およびストロークデータを格納する。
続いて、前記ペンデータ取得部110は、前記ストロークデータが含むペンID“P006”に基づき、前記記憶装置101のペン管理データベース127において該当デジタルペン50における使用者“□○花子”の許可業務“融資”および該当業務での処理権限“担当”のデータを特定し、ワークフロー中での現業務「登録タスク」が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれているか判定する(s102)。この例では、「ローン申請」に関する「登録タスク」は、許可業務“融資”における権限“担当”に含まれるので、判定OKとなる。他方、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれていない場合、前記ペンデータ取得部110は拒否通知を前記担当者端末200に送信し、処理を終了する。
次に、前記ペンデータ取得部110は、前記申込書の帳票ID“S001”に基づいて、該当申込書における所定入力領域(=添付書類65の有無の入力を受付する領域)を前記帳票管理データベース126における認識フォーマット欄で特定し、前記入力領域の入力内容(=添付書類65の有無)を前記ストロークデータ(電子帳票データベース125に保持)から特定する(s103)。ここで特定した入力内容が添付書類65の付帯を示すものである場合、ワークフロー管理データベース128において、添付有無欄に“有”を設定することになる。
前記ステップs102での判定により、ワークフロー中での現業務が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれている場合、前記ペンデータ取得部110は、前記ワークフロー管理データベース128における、該当ワークフロー“W007”に関して、前記申込書に対応する電子帳票ID“E007”、前記添付有無“有”、のデータを対応付けて格納する(s104)。現状、前記添付有無“有”であるが、添付書類65のイメージデータBを前記システム100はまだ取得していないため、ワークフロー管理データベース128におけるタスク欄は“添付待ち”のステータスとなる。また、前記ワークフロー管理データベース128における日時欄には、前記ペンデータ取得部110が前記電子帳票ID“E007”のデータが登録された日時を書き込む。
−−−処理フロー例4−−−
次に、書類添付の処理について説明する。図7は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例4を示す図である。その後、前記登録者は、ローン申請者から収入証明書や身分証明書の写し等の添付書類65を受け取り、これら添付書類65と前記申込書(デジタルペン50での記入済みのもの)とに対してスキャナ70での読み取りを実行させる。この時、前記スキャナ70は前記申込書から読み取ったイメージデータA、および添付書類65から読み取ったイメージデータBを、例えば、前記担当者端末200を介してシステム100に送信する。
一方、前記システム100のイメージ取得部111は、前記スキャナ70(ないし入力装置105)より、前記デジタルペン50による記入後の申込書のイメージデータAと、前記添付書類65のイメージデータBとを受信し(s105)、前記イメージデータBに書類管理ID“D006”を付して前記書類管理データベース129に格納する。一方、前記イメージデータAは、電子帳票データベース125に格納する。次なるステップs106については処理フロー例5で述べる。
−−−処理フロー例5−−−
次に、フレームワーク判定部112およびストローク判定部113による処理について説明する。図8は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例5を示す図である。続いて、前記システム100のフレームワーク判定部112は、記憶装置101の帳票管理データベース126に予め保持している前記申込書のフレームワークデータを前記帳票ID“S001”をキーに読み出してイメージ化する(s106)。また、前記フレームワーク判定部112は、当該イメージ化フレームワークデータと前記電子帳票データベース125に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定する(s107)。前記フレームワークデータは、例えば、前記申込書における各項目名や枠線等を構成するためのデータである。
なお、前記デジタルペン50は入力対象のデジタルペン用シート60において、デジタルペン用シート60の表面にパターン印字等された帳票IDを読み取っており、この帳票IDのデータはストロークデータに含めて、接続先の機器(担当者端末200や前記システム100)に送信している。従って前記フレームワーク判定部112は、前記ストロークデータに含まれている帳票ID“S001”をキーに前記帳票管理データベース126における検索を実行し、前記項目名や枠線のデータ=フレームワークデータを抽出することができる。また前記フレームワーク判定部112は、このフレームワークデータに基づいて枠線等を描画してイメージ化フレームワークデータを生成し、前記イメージデータAとの照合を実行するのである。
前記照合の処理は、例えば、前記イメージ化フレームワークとイメージデータAとのイメージデータ同士の位置合わせを行う。この位置合わせでは、まず、前記イメージ化フレームワークの画像にある所定の枠や文字のビットマップと、前記イメージデータAにおける枠や文字のビットマップとを重ねる。この処理により、前記イメージデータAがイメージ化フレームワーク画像と一致する=ビットマップが一致する、と特定できれば、両者は一致したと判定できる。この処理は、本実施形態において、イメージ同士の一致判定を行う際に共通に実行するものとしてよい。
続いて、前記システム100のストローク判定部113は、前記ステップs107の判定により一致を特定できた場合、前記電子帳票データベース125において前記帳票ID“S001”に関し格納している前記ストロークデータをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、前記電子帳票データベース125に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定する(s108)。
この場合、前記ストローク判定部113は、前記フレームワーク判定部112により判明した、前記イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワーク画像と一致する箇所(=フレームワークであり、前記所定箇所を囲む枠線等)についてそのビットマップを削除する。そして前記ストローク判定部113は、前記イメージデータAの枠線等以外の画像(=デジタルペン50の筆記に対応した画像)と、前記イメージ化ストロークデータとを照合することになる。この処理は、本実施形態において、イメージ化ストロークデータに関する一致判定を行う際に共通に実行するものとしてよい。
前記システム100のデータリンク部114は、前記ステップs108の判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できなかった場合、処理拒否の通知を前記担当者端末200に送信し、処理を終了する(s108a)。一方、前記ステップs108の判定により、前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記データリンク部114ないし前記フレームワーク判定部112は、前記第1時刻から第2時刻までの経過時間を算定し、当該経過時間が所定基準を越えるか判定し(s109)、前記経過時間が所定基準を越えている場合、処理拒否の通知を前記担当者端末200に送信し、以降の処理を中止する。他方、前記経過時間が所定基準を越えていない場合、前記データリンク部114は、前記イメージデータBの書類管理ID“D006”を、前記ワークフロー管理データベース128における前記ワークフローID“W007”に対応付けて格納する(s111)。また、前記データリンク部114は、前記ワークフロー管理データベース128におけるタスク欄を、当該登録タスクに関する業務処理結果として“登録完了”を設定し、日時欄にも当該処理日時を追記する。この後、ワークフローは審査タスクへと遷移する。
−−−処理フロー例6−−−
次に、審査タスク(書類確認)について説明する。図9は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例6を示す図である。前記システム100の書類データ出力部115は、ワークフローにおける前記審査タスクの到来に応じて、該当ワークフローID“W007”のデータをワークフロー管理データベース128から読み出して、審査者の担当者端末200に送信する(s112)。そして、前記ワークフローID“W007”のデータ、具体的には電子帳票ID“E007”に基づいて前記電子帳票データベース125からストロークデータを、この電子帳票ID“E007”に紐付いた帳票ID“S001”に基づいて前記帳票管理データベース126から前記フレームワークデータを、そして前記ワークフローID“W007”に紐付いた書類管理ID“D006”に基づいて前記書類管理データベース129からイメージデータBをそれぞれ読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、前記審査者の担当者端末200へ出力する(s113、s114)。
なお、前記システム100の差し戻し処理部116は、前記デジタルペン用シート60の帳票ID“S001”に基づいて、該当デジタルペン用シート60の前記入力領域を前記記憶装置101の帳票管理データベース126における格納情報で特定し、前記入力領域の入力内容(=添付書類65の有無)を前記ストロークデータから特定し、ここで特定した入力内容が添付書類65の付帯を示すものである場合、該当ワークフローに関して前記添付書類のイメージデータが記憶装置101の書類管理データベース129に格納済みであるか判定し、前記添付書類65が格納済みでない場合、ワークフロー中の現業務より前の業務にワークフローを差し戻し、担当者端末200に通知を行う。
−−−処理フロー例7−−−
次に、審査タスク(審査シート記入受付処理等)について説明する。図10は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例7を示す図である。ここで、前記ローン申請を審査する審査者の担当者端末200では、審査者による、デジタルペン50での審査シート(=デジタルペン用シート60)の記入処理を受け付けている。また、前記審査シートでの記入内容=ストロークデータ(審査シートの帳票ID“S051”、前記デジタルペン50のペンID“P005”を含む)は、担当者端末200からシステム100に送信される。
一方、前記システム100のペンデータ取得部110は、前記担当者端末200(ないし通信可能に接続された前記デジタルペン50)より、前記審査シートにおける前記デジタルペン50のストロークデータ、および前記審査シートの帳票ID“S051”を受信する(s115)。前記ペンデータ取得部110は、受信したストロークデータが含む帳票ID“S051”をキーに帳票管理データベース126の検索を行って、該当帳票ID“S051”に関するレコードが登録済みであることを確認した上で(s116)、前記電子帳票データベース125で新たな電子帳票ID“E008”を付したレコードを登録する。このレコードにおいては、電子帳票ID“E008”、帳票ID“S051”の他に、前記ペンID“P005”、登録日時、およびストロークデータを格納する。
続いて、前記ペンデータ取得部110は、前記ストロークデータが含むペンID“P005”に基づき、前記記憶装置101のペン管理データベース127において該当デジタルペン50における使用者“○△二郎”の許可業務“融資”および該当業務での処理権限“審査”のデータを特定し、ワークフロー中での現業務「審査タスク」が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれているか判定する(s117)。この例では、「ローン申請」に関する「審査タスク」は、許可業務“融資”における権限“審査”に含まれるので、判定OKとなる。他方、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれていない場合、前記ペンデータ取得部110(ないし差し戻し処理部116)は、拒否通知を前記担当者端末200に送信し、ワークフローを前段階のタスクである登録タスクへ差し戻しする。
他方、前記ステップs102での判定により、ワークフロー中での現業務が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれている場合、前記ペンデータ取得部110は、前記ワークフロー管理データベース128における、該当ワークフロー“W007”に関して、前記審査シートに対応する電子帳票ID“E008”、添付有無“無”(ここでの審査タスクは書類添付が当初から無いものとする)、のデータを対応付けて追加格納する(s118)。これで審査タスクは完了したため、ワークフロー管理データベース128におけるタスク欄は“審査完了”のステータスとなる。また、前記ワークフロー管理データベース128における日時欄には、前記ペンデータ取得部110が前記電子帳票ID“E008”のデータが登録された日時を追記する。これにより、ワークフローは承認タスクへ遷移する。
−−−処理フロー例8−−−
次に、承認タスク(書類確認処理)について説明する。図11は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例8を示す図である。前記システム100の書類データ出力部115は、ワークフローにおける前記承認タスクの到来に応じて、該当ワークフローID“W007”のデータをワークフロー管理データベース128から読み出して、承認者の担当者端末200に送信する(s119)。そして、前記ワークフローID“W007”のデータ、具体的には電子帳票ID“E007”、“E008”に基づいて前記電子帳票データベース125から申込書および審査シートの各ストロークデータを、この電子帳票ID“E007”、“E008”に紐付いた帳票ID“S001”、“S051”に基づいて前記帳票管理データベース126から前記申込書および審査シートのフレームワークデータを、そして前記ワークフローID“W007”に紐付いた書類管理ID“D006”に基づいて前記書類管理データベース129からイメージデータBをそれぞれ読み出す。そして、前記申込書と審査シートのそれぞれについて、フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータ(つまり申込書と審査シートの記入後データ)を生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、前記承認者の担当者端末200へ出力する(s120、s121)。
なお、前記システム100の差し戻し処理部116は、前記デジタルペン用シート60の帳票ID“S001”、“S051”に基づいて、該当デジタルペン用シート60の前記入力領域を前記記憶装置101の帳票管理データベース126における格納情報で特定し、前記入力領域の入力内容(=添付書類65の有無)を前記ストロークデータから特定し、ここで特定した入力内容が添付書類65の付帯を示すものである場合、該当ワークフローに関して前記添付書類のイメージデータが記憶装置101の書類管理データベース129に格納済みであるか判定し、前記添付書類65が格納済みでない場合、ワークフロー中の現業務より前の業務にワークフローを差し戻し、担当者端末200に通知を行うとしてもよい。
−−−処理フロー例9−−−
次に、承認タスク(承認シート記入受付処理等)について説明する。図12は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例9を示す図である。ここで、前記ローン申請の審査結果を承認判定する承認者の担当者端末200では、承認者による、デジタルペン50での承認シート(=デジタルペン用シート60)の記入処理を受け付けている。また、前記承認シートでの記入内容=ストロークデータ(承認シートの帳票ID“S101”、前記デジタルペン50のペンID“P007”を含む)は、担当者端末200からシステム100に送信される。
一方、前記システム100のペンデータ取得部110は、前記担当者端末200(ないし通信可能に接続された前記デジタルペン50)より、前記承認シートにおける前記デジタルペン50のストロークデータ、および前記承認シートの帳票ID“S101”を受信する(s122)。前記ペンデータ取得部110は、受信したストロークデータが含む帳票ID“S101”をキーに帳票管理データベース126の検索を行って、該当帳票ID“S101”に関するレコードが登録済みであることを確認した上で(s123)、前記電子帳票データベース125で新たな電子帳票ID“E009”を付したレコードを登録する。このレコードにおいては、電子帳票ID“E009”、帳票ID“S101”の他に、前記ペンID“P007”、登録日時、およびストロークデータを格納する。
続いて、前記ペンデータ取得部110は、前記ストロークデータが含むペンID“P007”に基づき、前記記憶装置101のペン管理データベース127において該当デジタルペン50における使用者“▲□三郎”の許可業務“融資・貯金”および該当業務での処理権限“承認”のデータを特定し、ワークフロー中での現業務「承認タスク」が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれているか判定する(s124)。この例では、「ローン申請」の審査結果に関する「承認タスク」は、許可業務“融資・貯金”における権限“承認”に含まれるので、判定OKとなる。他方、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれていない場合、前記ペンデータ取得部110(ないし差し戻し処理部116)は、拒否通知を前記担当者端末200に送信し、ワークフローを前段階のタスクである審査タスクへ差し戻しする。
次に、前記ペンデータ取得部110は、前記申込書の帳票ID“S101”に基づいて、該当承認シートにおける所定入力領域(=添付書類65の有無の入力を受付する領域)を前記帳票管理データベース126における認識フォーマット欄で特定し、前記入力領域の入力内容(=添付書類65の有無)を前記ストロークデータ(電子帳票データベース125に保持)から特定する(s125)。ここで特定した入力内容が添付書類65の付帯を示すものである場合、ワークフロー管理データベース128において、添付有無欄に“有”を設定することになる。
前記ステップs124での判定により、ワークフロー中での現業務が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれている場合、前記ペンデータ取得部110は、前記ワークフロー管理データベース128における、該当ワークフロー“W007”に関して、前記申込書に対応する電子帳票ID“E009”、前記添付有無“有”、のデータを対応付けて格納する(s126)。現状、前記添付有無“有”であるが、添付書類65のイメージデータを前記システム100はまだ取得していないため、ワークフロー管理データベース128におけるタスク欄は“添付待ち”のステータスとなる。また、前記ワークフロー管理データベース128における日時欄には、前記ペンデータ取得部110が前記電子帳票ID“E009”のデータが登録された日時を追記する。
−−−処理フロー例10−−−
次に、承認タスク(書類添付の処理)について説明する。図13は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例10を示す図である。その後、前記承認者は、与信機関からの与信結果等の添付書類65を受け取り、この添付書類65と前記承認シート(デジタルペン50での記入済みのもの)とに対してスキャナ70での読み取りを実行させる。この時、前記スキャナ70は前記承認シートから読み取ったイメージデータC、および添付書類65から読み取ったイメージデータDを、例えば、前記担当者端末200を介してシステム100に送信する。
一方、前記システム100のイメージ取得部111は、前記スキャナ70(ないし入力装置105)より、前記デジタルペン50による記入後の承認シートのイメージデータCと、前記添付書類65のイメージデータDとを受信し(s127)、前記イメージデータDに書類管理ID“D007”を付して前記書類管理データベース129に格納する。一方、前記イメージデータCは、電子帳票データベース125に格納する。次なるステップs128については処理フロー例11で述べる。
−−−処理フロー例11−−−
次に、フレームワーク判定部112およびストローク判定部113による処理について説明する。図14は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例11を示す図である。続いて、前記システム100のフレームワーク判定部112は、記憶装置101の帳票管理データベース126に予め保持している前記承認シートのフレームワークデータを前記帳票ID“S101”をキーに読み出してイメージ化する(s128)。また、前記フレームワーク判定部112は、当該イメージ化フレームワークデータと前記電子帳票データベース125に格納している前記イメージデータCとを照合し、イメージデータCにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定する(s129)。前記フレームワークデータは、例えば、前記承認シートにおける各項目名や枠線等を構成するためのデータである。
なお、前記デジタルペン50は入力対象のデジタルペン用シート60において、デジタルペン用シート60の表面にパターン印字等された帳票IDを読み取っており、この帳票IDのデータはストロークデータに含めて、接続先の機器(担当者端末200や前記システム100)に送信している。従って前記フレームワーク判定部112は、前記ストロークデータに含まれている帳票ID“S101”をキーに前記帳票管理データベース126における検索を実行し、前記項目名や枠線のデータ=フレームワークデータを抽出することができる。また前記フレームワーク判定部112は、このフレームワークデータに基づいて枠線等を描画してイメージ化フレームワークデータを生成し、前記イメージデータCとの照合を実行するのである。
前記照合の処理は、例えば、前記イメージ化フレームワークとイメージデータCとのイメージデータ同士の位置合わせを行う。この位置合わせでは、まず、前記イメージ化フレームワークの画像にある所定の枠や文字のビットマップと、前記イメージデータCにおける枠や文字のビットマップとを重ねる。この処理により、前記イメージデータCがイメージ化フレームワーク画像と一致する=ビットマップが一致する、と特定できれば、両者は一致すると判定できる。この処理は、本実施形態において、イメージ同士の一致判定を行う際に共通に実行するものとしてよい。
続いて、前記システム100のストローク判定部113は、前記ステップs129の判定により一致を特定できた場合、前記電子帳票データベース125において前記帳票ID“S101”に関し格納している前記ストロークデータをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、前記電子帳票データベース125に格納している前記イメージデータCとを照合し、イメージデータCのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定する(s130)。
この場合、前記ストローク判定部113は、前記フレームワーク判定部112により判明した、前記イメージデータCにおける前記イメージ化フレームワーク画像と一致する箇所(=フレームワークであり、前記所定箇所を囲む枠線等)についてそのビットマップを削除する。そして前記ストローク判定部113は、前記イメージデータCの枠線等以外の画像(=デジタルペン50の筆記に対応した画像)と、前記イメージ化ストロークデータとを照合することになる。この処理は、本実施形態において、イメージ化ストロークデータに関する一致判定を行う際に共通に実行するものとしてよい。
前記システム100のデータリンク部114は、前記ステップs130の判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できなかった場合、処理拒否の通知を前記担当者端末200に送信し、処理を終了する(s131)。一方、前記ステップs130の判定により、前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記データリンク部114ないし前記フレームワーク判定部112は、前記第1時刻から第2時刻までの経過時間を算定し、当該経過時間が所定基準を越えるか判定し(s132)、前記経過時間が所定基準を越えている場合、処理拒否の通知を前記担当者端末200に送信し、以降の処理を中止する。他方、前記経過時間が所定基準を越えていない場合、前記データリンク部114は、前記イメージデータDの書類管理ID“D007”を、前記ワークフロー管理データベース128における前記ワークフローID“W007”に対応付けて格納する(s134)。また、前記データリンク部114は、前記ワークフロー管理データベース128におけるタスク欄を、当該承認タスクに関する業務処理結果として“承認完了”を設定し、日時欄にも当該処理日時を追記する。この後、ワークフローは決済タスクへと遷移する。
−−−処理フロー例12−−−
次に、決済タスク(書類確認処理)について説明する。図15は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例12を示す図である。前記システム100の書類データ出力部115は、ワークフローにおける前記決済タスクの到来に応じて、該当ワークフローID“W007”のデータをワークフロー管理データベース128から読み出して、決済者の担当者端末200に送信する(s135)。そして、前記ワークフローID“W007”のデータ、具体的には電子帳票ID“E007”、“E008”、“E009”に基づいて前記電子帳票データベース125から各ストロークデータを、これら電子帳票ID“E007”、“E008”、“E009”にそれぞれ紐付いた帳票ID“S001”、“S051”、“S101”に基づいて前記帳票管理データベース126からそれぞれのフレームワークデータを、そして前記ワークフローID“W007”に紐付いた書類管理ID“D006”、“D007”に基づいて前記書類管理データベース129から各イメージデータをそれぞれ読み出し、前記各フレームワークデータに対応する各ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シート(申込書、審査シート、承認シート)のデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータ(添付書類65のイメージデータ)とを、前記決済者の担当者端末200へ出力する(s136、s137)。
なお、前記システム100の差し戻し処理部116は、前記デジタルペン用シート60の帳票ID“S001”、“S051”、“S101”に基づいて、該当デジタルペン用シート60の前記入力領域を前記記憶装置101の帳票管理データベース126における格納情報で特定し、前記入力領域の入力内容(=添付書類65の有無)を前記ストロークデータから特定し、ここで特定した入力内容が添付書類65の付帯を示すものである場合、該当ワークフローに関して前記添付書類のイメージデータが記憶装置101の書類管理データベース129に格納済みであるか判定し、前記添付書類65が格納済みでない場合、ワークフロー中の現業務より前の業務にワークフローを差し戻し、担当者端末200に通知を行う。
−−−処理フロー例13−−−
次に、決済タスク(シート記入受付処理等)について説明する。図16は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例13を示す図である。ここで、前記ローン申請の承認結果を受けて決済判定する決済者の担当者端末200では、決済者による、デジタルペン50での決済シート(=デジタルペン用シート60)の記入処理を受け付けている。また、前記決済シートでの記入内容=ストロークデータ(決済シートの帳票ID“S151”、前記デジタルペン50のペンID“P001”を含む)は、担当者端末200からシステム100に送信される。
一方、前記システム100のペンデータ取得部110は、前記担当者端末200(ないし通信可能に接続された前記デジタルペン50)より、前記決済シートにおける前記デジタルペン50のストロークデータ、および前記決済シートの帳票ID“S151”を受信する(s138)。前記ペンデータ取得部110は、受信したストロークデータが含む帳票ID“S151”をキーに帳票管理データベース126の検索を行って、該当帳票ID“S151”に関するレコードが登録済みであることを確認した上で(s139)、前記電子帳票データベース125で新たな電子帳票ID“E010”を付したレコードを登録する。このレコードにおいては、電子帳票ID“E010”、帳票ID“S151”の他に、前記ペンID“P001”、登録日時、およびストロークデータを格納する。
続いて、前記ペンデータ取得部110は、前記ストロークデータが含むペンID“P001”に基づき、前記記憶装置101のペン管理データベース127において該当デジタルペン50における使用者“○○太郎”の許可業務“全業務”および該当業務での処理権限“決済”のデータを特定し、ワークフロー中での現業務「決済タスク」が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれているか判定する(s140)。この例では、「ローン申請」の承認結果に関する「決済スク」は、許可業務“全業務”における権限“承認”に含まれるので、判定OKとなる。他方、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれていない場合、前記ペンデータ取得部110(ないし差し戻し処理部116)は、拒否通知を前記担当者端末200に送信し、ワークフローを前段階のタスクである承認タスク等へ差し戻しする。
次に、前記ペンデータ取得部110は、前記申込書の帳票ID“S151”に基づいて、該当決済シートにおける所定入力領域(=添付書類65の有無の入力を受付する領域)を前記帳票管理データベース126における認識フォーマット欄で特定し、前記入力領域の入力内容(=添付書類65の有無)を前記ストロークデータ(電子帳票データベース125に保持)から特定する(s141)。ここで特定した入力内容が添付書類65の付帯を示さないものである場合、ワークフロー管理データベース128において、添付有無欄に“無”を設定することになる(添付書類65の付帯を示す場合、勿論、“有”を設定)。
前記ステップs140での判定により、ワークフロー中での現業務が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれている場合、前記ペンデータ取得部110は、前記ワークフロー管理データベース128における、該当ワークフロー“W007”に関して、前記申込書に対応する電子帳票ID“E010”、前記添付有無“無”、のデータを対応付けて格納する(s142)。これで決済タスクは完了したため、ワークフロー管理データベース128におけるタスク欄は業務処理結果として“決済完了”のステータスとなる。また、前記ワークフロー管理データベース128における日時欄には、前記ペンデータ取得部110が前記電子帳票ID“E010”のデータが登録された日時を追記し、前記ワークフロー“W007”は全処理を終了する。
−−−処理フロー例14−−−
次に、その他の実施形態に関する処理フローについて説明する。図17は本実施形態のワークフロー管理方法の処理フロー例14を示す図である。ここでは、前記記憶装置101における前記ワークフロー管理DB128にて、1つのワークフローのレコード中に、複数の電子帳票ID(ワークフローに順次登場するデジタルペン用シート60のID)を紐付けできないシステムであった場合を想定する。
こうした場合、前記ペンデータ取得部110は、通信可能に接続されたデジタルペン50ないし前記担当者端末200より、デジタルペン用シート60におけるデジタルペン50のストロークデータ、および前記デジタルペン用シート60の識別データと、担当者がデジタルペン50で記入した所定の受付コード(例:“001”)とを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置101の電子帳票データベース125a(図17参照)に格納する。この処理は、前記ワークフローにおける、「登録」、「審査」、「承認」、「決済」の各段階において、申込書、審査シート、承認シート、決済シートに対するデジタルペン50による記入の受付時に同様に実行する。
また、前記イメージ取得部110は、入力装置105ないし通信可能に接続されたスキャナ70より、前記デジタルペン50による記入後のデジタルペン用シート60のイメージデータAと、前記デジタルペン用シート60に付帯する添付書類65のイメージデータBと、担当者がデジタルペン50で記入した前記受付コード“001”とを受け付け、これらイメージデータを記憶装置101のデータベース(イメージデータAは電子帳票データベース125aに、イメージデータBは書類管理データベース129aに格納。図17参照)に格納する。この処理も、前記ワークフローにおける、「登録」、「審査」、「承認」、「決済」の各段階において、申込書、審査シート、承認シート、決済シートに関するイメージデータ取得にあわせて同様に実行する。
また、前記書類データ出力部115は、ワークフローにおける所定業務ないし時期の到来、または通信可能な他端末たる担当者端末200からの指示に応じて、該当ワークフローのIDおよび前記受付コード“001”に基づいて前記記憶装置101の各データベース(ワークフロー管理データベース128a、電子帳票データベース125a、帳票管理データベース125a、書類管理データベース129a)から、前記受付コード“001”が共通であるフレームワークデータ、ストロークデータ、およびイメージデータBを読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、出力装置106ないし前記他端末たる担当者端末200へ出力する。
このように、各担当者端末200やスキャナ70等での各作業に由来するデータ対し、該当ワークフローにおいて一貫した「受付コード」の付与を受け付けて、記憶装置101にて管理するとしてもよい。こうした処理形態を採用することで、記憶装置101におけるデータベース(後述するワークフロー管理DB128)にて1つのワークフローのレコード中に、複数の電子帳票ID(ワークフローに順次登場するデジタルペン用シート60のID)を紐付けできないシステムであっても、記憶装置101の各データベースに散らばったレコードを「受付コード」をキーとして検索すれば1つのワークフローに属するものとして特定し扱うことができ、請求項1等に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
以上、本実施形態によれば、デジタルペン専用シートとそれに付帯する添付書類との効率的な連携を図り、ワークフローシステムのより一層の効率化が実現される。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
50 デジタルペン(デジタルペン)
60 デジタルペン用シート
65 添付書類
70 スキャナ
100 ワークフローシステム
101、201 記憶部
102、202 プログラム
103、203 RAM(Random Access Memory)
104、204 CPU(Central Processing Unit)
105、205 入力装置
106、206 出力装置
107、207 NIC(通信部)
110 ペンデータ取得部
111 イメージ取得部
112 フレームワーク判定部
113 ストローク判定部
114 データリンク部
115 書類データ出力部
116 差し戻し処理部
125 電子帳票データベース
126 帳票管理データベース
127 ペン管理データベース
128 ワークフロー管理データベース
129 書類管理データベース
190 ネットワーク
200 担当者端末

Claims (9)

  1. ワークフローを管理する情報処理装置であって、
    デジタルペン用シートにおける所定事項の入力領域の情報を格納した記憶装置と、
    通信可能に接続されたデジタルペンないし他端末より、デジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータ、および前記デジタルペン用シートの識別データを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置に格納する、ペンデータ取得部と、
    入力装置ないし通信可能に接続されたスキャナより、前記デジタルペンによる記入後のデジタルペン用シートのイメージデータAと、前記デジタルペン用シートに付帯する添付書類のイメージデータBを受け付け、これらイメージデータを記憶装置に格納する、イメージ取得部と、
    記憶装置に予め保持している前記デジタルペン用シートのフレームワークデータを前記識別データをキーに読み出してイメージ化し、当該イメージ化フレームワークデータと記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定するフレームワーク判定部と、
    前記判定により一致を特定できた場合、記憶装置に格納している前記ストロークデータをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定するストローク判定部と、
    前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記イメージデータAないしBの情報を前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置に格納する、データリンク部と、
    前記デジタルペン用シートの識別データに基づいて、該当デジタルペン用シートの前記入力領域を前記記憶装置の格納情報で特定し、前記入力領域の入力内容を前記ストロークデータから特定し、ここで特定した入力内容が添付書類の付帯を示すものである場合、該当ワークフローに関して前記添付書類のイメージデータが記憶装置に格納済みであるか判定し、前記添付書類が格納済みでない場合、ワークフロー中の現業務より前の業務にワークフローを差し戻し、担当者の端末に通知を行う差し戻し処理部と、
    ワークフローにおける所定業務ないし時期の到来、または通信可能な他端末からの指示に応じて、該当ワークフローのIDに基づいて前記記憶装置から、前記フレームワークデータ、ストロークデータ、およびイメージデータBを読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、出力装置ないし前記他端末へ出力する、書類データ出力部と、
    を備えるワークフローシステム。
  2. 前記ペンデータ取得部は、
    前記記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを受信した前記他端末ないしこれに接続されたデジタルペンより、該当ワークフローにおける所定業務に対応したデジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータ、および前記デジタルペン用シートの識別データを業務処理結果として受け付け、前記ワークフローのIDに対応付けて前記業務処理結果を記憶装置に格納する、ことを特徴とする請求項1に記載のワークフローシステム。
  3. 前記記憶装置は、デジタルペンごとの使用者の許可業務および該当業務での処理権限のデータを記憶しており、
    前記ペンデータ取得部は、
    前記ストロークデータが含むデジタルペン識別データに基づき、前記記憶装置において該当デジタルペンにおける使用者の許可業務および該当業務での処理権限のデータを特定し、ワークフロー中での現業務が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれているか判定し、当該判定により、ワークフロー中での現業務が前記許可業務に含まれており、前記現業務における処理内容が前記処理権限に含まれている場合に、前記ストロークデータおよび前記デジタルペン用シートの識別データにワークフローのIDを対応付けて記憶装置に格納する、ことを特徴とする請求項1または2に記載のワークフローシステム。
  4. 前記ペンデータ取得部は、
    前記記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを受信した前記他端末ないし通信可能に接続されたデジタルペンより、前記所定業務に対応したデジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータa、および前記デジタルペン用シートの識別データを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置に格納し、
    前記イメージ取得部は、
    前記記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを受信した前記他端末ないし通信可能に接続されたスキャナより、前記デジタルペンによる記入後であり前記所定業務に対応したデジタルペン用シートのイメージデータCと、前記デジタルペン用シートに付帯する添付書類のイメージデータDを受け付け、これらイメージデータC、Dを記憶装置に格納し、
    前記フレームワーク判定部は、
    記憶装置に予め保持している前記所定業務に対応したデジタルペン用シートのフレームワークデータを前記識別データをキーに読み出してイメージ化し、当該イメージ化フレームワークデータと記憶装置に格納している前記イメージデータCとを照合し、イメージデータCにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定し、
    前記ストローク判定部は、
    前記判定により一致を特定できた場合、記憶装置に格納している前記ストロークデータaをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、記憶装置に格納している前記イメージデータCとを照合し、イメージデータCのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定し、
    前記データリンク部は、
    前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記イメージデータCおよびDを前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置に格納する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のワークフローシステム。
  5. 前記ペンデータ取得部は、前記デジタルペンないし他端末より前記ストロークデータおよび前記識別データを受け付けた第1時刻を記憶装置に格納し、
    前記イメージ取得部は、前記入力装置ないしスキャナより前記イメージデータAとイメージデータBを受け付けた第2時刻を記憶装置に格納し、
    前記フレームワーク判定部は、各処理に先立って前記第1時刻から第2時刻までの経過時間を算定し、当該経過時間が所定基準を越えるか判定して、前記経過時間が所定基準を越えている場合、以降の処理を中止する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のワークフローシステム。
  6. 前記デジタルペン用シートは、デジタルペンによる記入を受ける記載面に樹脂製ないしガラス製の透明シート材を配置したもの、または、デジタルペン用シートが複数枚積層して一体構造をなすもの、であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のワークフローシステム。
  7. 前記ペンデータ取得部は、通信可能に接続されたデジタルペンないし他端末より、デジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータ、および前記デジタルペン用シートの識別データと、担当者がデジタルペンで記入した所定の受付コードとを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置に格納し、
    前記イメージ取得部は、入力装置ないし通信可能に接続されたスキャナより、前記デジタルペンによる記入後のデジタルペン用シートのイメージデータAと、前記デジタルペン用シートに付帯する添付書類のイメージデータBと、担当者がデジタルペンで記入した前記受付コードとを受け付け、これらイメージデータを記憶装置に格納し、
    前記書類データ出力部は、ワークフローにおける所定業務ないし時期の到来、または通信可能な他端末からの指示に応じて、該当ワークフローのIDおよび前記受付コードに基づいて前記記憶装置から、前記フレームワークデータ、ストロークデータ、およびイメージデータBを読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、出力装置ないし前記他端末へ出力する、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のワークフローシステム。
  8. デジタルペン用シートにおける所定事項の入力領域の情報を格納した記憶装置を備え、ワークフローを管理する情報処理装置が、
    通信可能に接続されたデジタルペンないし他端末より、デジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータ、および前記デジタルペン用シートの識別データを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置に格納する処理と、
    入力装置ないし通信可能に接続されたスキャナより、前記デジタルペンによる記入後のデジタルペン用シートのイメージデータAと、前記デジタルペン用シートに付帯する添付書類のイメージデータBを受け付け、これらイメージデータを記憶装置に格納する処理と、
    記憶装置に予め保持している前記デジタルペン用シートのフレームワークデータを前記識別データをキーに読み出してイメージ化し、当該イメージ化フレームワークデータと記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定する処理と、
    前記判定により一致を特定できた場合、記憶装置に格納している前記ストロークデータをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定する処理と、
    前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記イメージデータAないしBの情報を前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置に格納する処理と、
    前記デジタルペン用シートの識別データに基づいて、該当デジタルペン用シートの前記入力領域を前記記憶装置の格納情報で特定し、前記入力領域の入力内容を前記ストロークデータから特定し、ここで特定した入力内容が添付書類の付帯を示すものである場合、該当ワークフローに関して前記添付書類のイメージデータが記憶装置に格納済みであるか判定し、前記添付書類が格納済みでない場合、ワークフロー中の現業務より前の業務にワークフローを差し戻し、担当者の端末に通知を行う処理と、
    ワークフローにおける所定業務ないし時期の到来、または通信可能な他端末からの指示に応じて、該当ワークフローのIDに基づいて前記記憶装置から、前記フレームワークデータ、ストロークデータ、およびイメージデータBを読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、出力装置ないし前記他端末へ出力する処理と、
    を実行するワークフロー管理方法。
  9. デジタルペン用シートにおける所定事項の入力領域の情報を格納した記憶装置を備え、ワークフローを管理する情報処理装置に、
    通信可能に接続されたデジタルペンないし他端末より、デジタルペン用シートにおけるデジタルペンのストロークデータ、および前記デジタルペン用シートの識別データを受け付け、ワークフローのIDに対応付けてこれらデータを記憶装置に格納する処理と、
    入力装置ないし通信可能に接続されたスキャナより、前記デジタルペンによる記入後のデジタルペン用シートのイメージデータAと、前記デジタルペン用シートに付帯する添付書類のイメージデータBを受け付け、これらイメージデータを記憶装置に格納する処理と、
    記憶装置に予め保持している前記デジタルペン用シートのフレームワークデータを前記識別データをキーに読み出してイメージ化し、当該イメージ化フレームワークデータと記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAにおける前記イメージ化フレームワークデータとの一致を判定する処理と、
    前記判定により一致を特定できた場合、記憶装置に格納している前記ストロークデータをイメージ化し、当該イメージ化ストロークデータと、記憶装置に格納している前記イメージデータAとを照合し、イメージデータAのうち所定箇所のイメージデータと前記イメージ化ストロークデータとが一致するか判定する処理と、
    前記判定により前記所定箇所に関するイメージデータとイメージ化ストロークデータとの一致を特定できた場合、前記イメージデータAないしBの情報を前記ワークフローのIDに対応付けて記憶装置に格納する処理と、
    前記デジタルペン用シートの識別データに基づいて、該当デジタルペン用シートの前記入力領域を前記記憶装置の格納情報で特定し、前記入力領域の入力内容を前記ストロークデータから特定し、ここで特定した入力内容が添付書類の付帯を示すものである場合、該当ワークフローに関して前記添付書類のイメージデータが記憶装置に格納済みであるか判定し、前記添付書類が格納済みでない場合、ワークフロー中の現業務より前の業務にワークフローを差し戻し、担当者の端末に通知を行う処理と、
    ワークフローにおける所定業務ないし時期の到来、または通信可能な他端末からの指示に応じて、該当ワークフローのIDに基づいて前記記憶装置から、前記フレームワークデータ、ストロークデータ、およびイメージデータBを読み出し、前記フレームワークデータに前記ストロークデータを設定して記入後デジタルペン用シートのデータを生成し、この記入後デジタルペン用シートのデータと前記イメージデータBとを、出力装置ないし前記他端末へ出力する処理と、
    を実行させるワークフロー管理プログラム。
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