JP2010157067A - 文書管理装置、文書管理方法及びプログラム - Google Patents

文書管理装置、文書管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 特に金融商品取引管理システムにおいて柔軟且つ効率的に文書管理業務を行えるようにする。
【解決手段】 管理サーバ100は、各案件の処理毎に必要な文書を管理するとともに、前記必要な文書毎に仮承認を認めるか否かを管理する第1の管理手段と、必要な文書の各画像データが取り込まれたか否かを管理する第2の管理手段とを備える。そして、管理サーバ100は、端末110から文書の仮承認の要求を受け付けると、仮承認が要求された前記文書の仮承認が可能か否かを第1の管理手段における管理内容に基づいて判定する。文書の仮承認が可能と判定された場合、管理サーバ100は、文書の画像データが取り込まれてなくても、第2の管理手段における管理内容を文書の画像データが取り込まれたものとして更新する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に金融商品取引管理システムにおける文書管理業務を支援するための技術に関するものである。
特許文献1には、電子化文書と紙文書が混在しているような業務フローであっても、電子化文書と紙文書との対応付けが容易にでき、対応付けを行うための手作業による処理を発生させることなく、業務を遂行することを課題とする技術が開示されている。
上記課題を解決するために、特許文献1に開示される業務支援システムは、文書毎に、業務を識別できる業務識別コード、業務フローのアクションに従って発生する文書を一意に識別できる文書識別コード、該文書を一意に識別できる制御情報、該文書にアクセスするための文書リンクを記憶する。そして、業務フローに従って生成された文書に制御情報を付し、文書リンクがない業務フローは待ちの状態であることを表示するものである。
特開2007−200136号公報
しかしながら、上記従来技術を例えば金融商品取引システムに適用した場合、商品の説明、契約の締結等の各段階で重要事項について説明を受けた旨のサインを記入した書面や、署名捺印した契約書をその都度スキャンする。そして、その画像データと案件番号等の書誌情報とを関連付けて、顧客の同意があったことを記録しない限り次の処理段階に進めない制御を行う必要がある。
しかし、案件1件単位で必ず関連付けまで行わないと次の段階に進めない制御を行うと、金融機関の担当者は1件毎に顧客がサインした書類をスキャナや複合機が設置してある場所まで持参してスキャンして関連付け操作を行う必要がある。これは、業務効率の低下を招く要因となる。
そこで、本発明の目的は、本来次の処理に進むために必要な全ての画像データが取り込まれていることを要する場合であっても、仮承認によって次の処理への移行を可能とし、特に金融商品取引管理システムにおいて柔軟且つ効率的に文書管理業務を行えるようにすることにある。
本発明の文書管理装置は、各案件の処理毎に必要な文書を管理するとともに、前記必要な文書毎に仮承認を認めるか否かを管理する第1の管理手段と、前記必要な文書の各画像データが取り込まれたか否かを管理する第2の管理手段と、外部装置から文書の仮承認の要求を受け付ける第1の受付手段と、仮承認が要求された前記文書の仮承認が可能か否かを前記第1の管理手段における管理内容に基づいて判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段により前記文書の仮承認が可能と判定された場合、前記文書の画像データが取り込まれてなくても、前記第2の管理手段における管理内容を前記文書の画像データが取り込まれたものとして更新する更新手段とを有することを特徴とする。
本発明の文書管理方法は、外部装置から文書の仮承認の要求を受け付ける受付ステップと、仮承認が要求された前記文書の仮承認が可能か否かを、各案件の処理毎に必要な文書を管理するとともに、前記必要な文書毎に仮承認を認めるか否かを管理する第1の管理手段における管理内容に基づいて判定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記文書の仮承認が可能と判定された場合、前記文書の画像データが取り込まれてなくても、前記必要な文書の各画像データが取り込まれたか否かを管理する第2の管理手段における管理内容を前記文書の画像データが取り込まれたものとして更新する更新ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、外部装置から文書の仮承認の要求を受け付ける受付ステップと、仮承認が要求された前記文書の仮承認が可能か否かを、各案件の処理毎に必要な文書を管理するとともに、前記必要な文書毎に仮承認を認めるか否かを管理する第1の管理手段における管理内容に基づいて判定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記文書の仮承認が可能と判定された場合、前記文書の画像データが取り込まれてなくても、前記必要な文書の各画像データが取り込まれたか否かを管理する第2の管理手段における管理内容を前記文書の画像データが取り込まれたものとして更新する更新ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明においては、文書の仮承認が認められている場合、当該文書の画像データが取り込まれていない場合でも、当該文書の画像データが取り込まれたものとして管理するように構成している。従って、本発明によれば、本来次の処理に進むために必要な全ての画像データが取り込まれていることを要する場合であっても、仮承認によって次の処理への移行が可能となり、特に金融商品取引管理システムにおいて柔軟且つ効率的に文書管理業務を行うことができる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態においては、本発明の好適な適用例である金融商品取引管理システムについて説明を行う。
<第1の実施形態>
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る金融商品取引管理システムの構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る金融商品取引管理システムは、管理サーバ100、端末110、スキャナ120及びプリンタ130が通信回線130を介して通信可能に構成されている。なお、管理サーバ100は、本発明の文書管理装置の適用例となる構成であり、端末110は、本発明の外部装置の適用例となる構成である。
通信回線130は例えばネットワークであり、LANやWAN、専用回線、ATM等の接続方法やTCP/IP、SNA等のプロトコルは様々な変形が可能であり、有線/無線のいずれでも構わない。
管理サーバ100は、後述するハードディスク(HDD)28に、案件テーブル、文書管理テーブル、文書設定ファイル、各物理文書ファイル、以下に説明する各種マスタファイルを記憶している。また、ハードディスク(HDD)28には、本実施形態の処理を実現するためのフローチャートに対応する各アプリケーションプログラム(端末110の画面情報を生成するための画面データを含む)及びオペレーションシステム(OS)も記憶している。
案件テーブルは、図17に示すように、金融商品取引の各案件の明細情報を記憶するテーブルである。すなわち、案件テーブルは、案件番号、顧客番号、科目、商品番号、社員番号、案件ステータス、事前同意日付、受付日付、契約日付、上長承認日付、約定日付、売上金額の各項目を記憶している。
案件番号は、金融商品取引の1案件毎に採番される一意の数字であり、案件テーブルの主キー項目である。
顧客番号は、顧客を特定するための一意の数字であり、後述する顧客マスタのキー項目となっている。
科目は、商品のカテゴリーに該当し、投資信託、国債、(国債以外の)債券、外貨預金、デリバティブ、保険を含む。
商品番号は、金融商品を特定するための一意の数字であり、後述する商品マスタのキー項目となっている。
社員番号は、当該案件の担当者である社員を特定するための一意の数字であり、後述する社員マスタのキー項目となっている。
案件ステータスは、案件全体の進捗状況を意味し、例えば事前同意、受付、契約、上長承認、約定、案件失注があり、これらを1乃至6にコード化している。
各案件ステータスは、0又は1の値を持ち、例えば、事前同意前は0であった値が事前同意後には1に変わる。契約、上席承認、約定も同様であるが、約定と案件失注は排他的関係にある。すなわち、約定が0から1になった場合、案件失注は必ず0でなければならず、案件失注が0から1になった場合(途中で顧客から断られた場合や、上長承認後保険会社等外部の承認が出なかった場合)には、約定は必ず0でなければならない。
なお、案件番号、顧客番号、商品番号、社員番号は一意であれば良く、数字のみではなく、英字が混在したいわゆる英数字であっても良い。
文書管理テーブルは、図18に示すように、案件番号をキーとし、当該商品の販売にあたって必要な各文書について文書番号、文書名、物理文書ファイル名、文書ステータス(取出、印刷、取入等の文書毎の状況(未/済/保留))を記憶している。なお、文書管理テーブルは、本発明の第2の管理手段の適用例となる構成である。
文書には本人確認文書(例えば運転免許証をコピーした画像)を含む。また、物理文書ファイル名ではなく物理文書ファイル自体を記憶しても良い。「取出」とは、当該文書の作成状態を示し、「未」であれば、当該文書が未だ作成されていない状態、「済」であれば、当該文書が作成された状態である。「印刷」とは、当該文書の印刷状態を示し、「未」であれば、当該文書が未だ印刷されていない状態、「済」であれば、当該文書が印刷済みの状態である。「取入」とは、記入後の当該文書のスキャン状態を示し、「未」であれば、記入後の当該文書が未だスキャンされていない状態、「済」であれば、記入後の当該文書がスキャン済みの状態である。
物理文書ファイルは、各文書の実体であり、例えば、記名・捺印された契約書、署名・捺印された同意書等の画像ファイルである。
文書設定ファイルは、商品番号をキーとし、商品毎に各案件ステータス及び取引で必要な文書の文書名(又は文書番号)とその処理との組を1組乃至複数組記憶している。例えば図19に示すように、
商品番号:054321、商品名:ABCファンドであれば、
案件ステータス:事前同意、取引:募集・購入
移行制御:目視可
文書1:事前同意書、処理:取出、印刷、取入
文書2:本人確認書類、処理:取入
文書3:念書、処理:取出、印刷、取入(顧客マスタの融資区分=1の場合)
案件ステータス:受付、取引:募集・購入
移行制御:目視可
文書1:目論見書、処理:取出
文書2:目論見書補完書面、処理:取出、印刷
文書3:投信ご確認書、処理:取出、印刷、取入
案件ステータス:契約、取引:募集・購入
移行制御:目視不可
文書1:募集・購入申込書、処理:取出、印刷、取入
文書2:約款、処理:取出、印刷
案件ステータス:上長承認
移行制御:目視不可
文書1:事前同意書、処理:取出
文書2:投信ご確認書、処理:取出
文書3:募集・購入申込書、処理:取出
案件ステータス:約定
移行制御:目視不可
文書1:募集・購入申込書、処理:取出
なお、上記各文書に対する処理は可能な処理だけが記録され、各処理は0:未処理、1:処理済みの値を持つ。
例えば国債のように同一商品であっても取引が購入なのか買取なのかによって必要な文書は異なる場合がある。例えば案件ステータスが契約で、取引が購入であれば、文書は購入申込書が必要になり、取引が買取であれば買取申込書が必要になる。
また、顧客が当該金融機関の融資先である場合は、この商品の販売と融資には何らの関係がないことを確認するために、案件ステータスが事前同意段階で念書を取出して印刷し、それに署名捺印して取込むことが必要になる。詳細はフローチャートを用いて説明で後述するが、案件ステータスで後のプロセスの書類を先のプロセスの書類よりも先に取入れることは可能だが、先のプロセスの書類が未取込みである旨をワーニング表示する。なお、文書設定ファイルは、本発明の第1の管理手段の適用例となる構成である。
商品マスタは、図20に示すように、商品番号をキーとし、科目(投資信託、国債、債券、外貨預金、保険、デリバティブ等)、商品名、開始年月日(商品の取扱開始年月日)、廃止年月日(商品の取扱終了年月日)を記憶している。
顧客マスタは、図21に示すように、顧客番号をキーとし、顧客氏名、生年月日、顧客住所、郵便番号、総資産、電話番号、電子メールアドレス、担当者番号、担当社員番号、売上区分、融資区分、債務者区分等の顧客情報を記憶している。売上区分には、顧客毎の所定期間(例えば直前1年間)の売上金額に応じたランクS、A、B、Cが記録されている。融資区分には、0:融資なし、1:融資ありが記録されている。債務者区分には、非債務者:0、通常先:1、要注意先:2、破綻懸念先:3、実質破綻先:4、破綻先:5が記録されている。なお、顧客マスタは、本発明の第3の管理手段の適用例となる構成である。
社員マスタは、図22に示すように、社員番号をキーとし、社員氏名、職位コード(一般社員(1)、係長/主任(2)、課長/主管(3)、部長/主席(4)、本部長(5)、事業部長(6))、所属コード(担当者の所属部門を特定する部門コード)、資格コード(証券外務員等の資格を示すコードで複数記憶可能)、内線電話番号、暗号化されたパスワードを記憶している。
端末110は、典型的にはパソコンであり、各種文書を作成・表示し、またスキャナ120で読み込んだ文書と文書管理テーブルとを関連付ける作業を行う。
プリンタ130は、金融商品の契約書や同意書等の各種文書を印刷する。印刷はプレプリント用紙を用いても良いし、地紋を含めてプリンタによって印刷しても良い。
スキャナ120は、記名・捺印された契約書や署名・捺印された同意書等の記入済み文書を取り込んで画像ファイルを生成する。
図2は、管理サーバ100及び端末110のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示したように、管理サーバ100及び端末110は、CPU21、RAM(メモリ)22、ROM23、通信アダプタ24、ディスプレイアダプタ25、キーボード26、マウス27、ハードディスク(HDD)28及びDVD−RWドライブ29を備える。これらデバイスは、システムバス20を介して相互に接続されている。
CPU21は、ROM23に格納されたブートプログラムに基づいて、ハードディスク28からシステムプログラム(OS)を読み込んでRAM22に展開し、この展開したシステムプログラムと協動してアプリケーションを実行する。また、CPU21は、キーボード26やマウス27の操作に応答して各種の処理も行う。例えば、或るアプリケーションを起動する操作が行われた場合、CPU21は、ハードディスク28やDVD−RWドライブ29に装着されたCD−ROM等から操作によって特定されたアプリケーションを読み出してRAM22に展開する。そして、CPU21は、その後のキーボード26やマウス27の操作に応答してRAM22上のアプリケーションをシステムプログラム及び各ハードウェアと協動して実行することにより、当該アプリケーションに係る処理を遂行していく。
ROM23には、上記ブートプログラムの他に、入出力制御を行うBIOSも格納されている。
RAM22は、CPU21がOS及びアプリケーションプログラム等をロードして実行する他、各種のプログラムを実行する際のワークエリアとしても利用される。通信アダプタ24は、通信回線150の一部を構成する不図示のLANとのインタフェースを司る。
ディスプレイアダプタ25は、不図示のディスプレイ装置に出力する画像信号を生成する。
キーボード26やマウス27は、ディスプレイ装置に表示された画面に対する操作信号を不図示のインタフェースを経由してCPU21に転送する。
DVD−RWドライブ29は、CD−ROM、CD−R、CD−R/W、DVD−R、DVD−RW等の記憶媒体を装着し、これら記憶媒体に格納されたアプリケーションプログラムをハードディスク28にインストールしたり、各種データをハードイディスク28にコピーするのに利用される。
次に、図3を用いて目視承諾処理について説明する。図3は、目視承諾処理の流れを示すフローチャートである。
目視承諾処理とは、特定の案件の金融商品に関して例えば事前同意書を印刷し、顧客が印刷した事前同意書に署名・捺印したことを金融機関側の担当者が目視で確認した上で承諾ボタンを押すことにより、署名・捺印した事前同意書をスキャンして案件情報と関連付ける前であっても、次の処理(受付処理や契約処理)に進めることができるようにする処理である。
図3のステップS301乃至ステップS314は、端末110のCPU21の制御の基で実行する処理である。ステップS321乃至ステップS330は、管理サーバ100のCPU21の制御の基で実行する処理である。
図3のフローチャートの各ステップの処理を実行する前に、端末110は管理サーバ100とセッションを確立してセッション番号が採番されている。以降の管理サーバ100と端末110との間のデータのやり取りを行う各ステップでは、採番されたセッション番号と共にデータを送受信する。なお、以下の各ステップの説明では、説明の簡略化のためセッション番号についての説明を省略する。
本実施形態では、図3に示す処理に先立って次の処理が実行されているものとする。管理サーバ100のCPU21は、認証用の画面を端末110に表示させるための画面情報を端末110に送信する。そして、端末110のCPU21は社員番号及びパスワードを管理サーバ100に送信して、管理サーバ100のCPU21は受信した社員番号とパスワードとを社員マスタ(図21)と照合する照合処理を行う。照合処理が完了すると、管理サーバ100のCPU21は、金融商品取引システムの業務メニューを端末110に表示させるための画面情報を端末110に送信する。端末110上で「目視承諾処理」のメニューが選択されると、端末110のCPU21は、選択されたメニューを特定するための選択情報(例えばメニュー番号)を管理サーバ100に送信する。管理サーバ100のCPU21は、選択情報を受信すると、目視承諾処理の条件入力画面を端末110に表示させるための画面情報を端末110に送信する。以降、図3に示す処理に移行する。
ステップS301では、端末110のCPU21は、管理サーバ100から受信した画面情報を用いて、ディスプレイに図7に示す該当案件の検索条件入力画面を表示する。図7に示す検索条件入力画面上では、顧客名、顧客番号、案件番号の少なくとも何れか1つを検索条件として入力可能である。
ステップS302では、端末110のCPU21は、図7に示す検索条件入力画面上での操作に応じて、顧客名701、顧客番号702、案件番号703の少なくともいずれか1つを検索条件として入力する。なお、ステップS302からS303への処理の移行は、所定のタイミング(例えば0.1秒毎)で実行される。上記顧客名701、顧客番号702、案件番号703は、必須の検索条件であるが、任意の検索条件として、案件ステータス704、検索の始期及び終期のそれぞれを指定する期間705を追加して与えることもできる。
ステップS303では、端末110のCPU21は、ステップS302で少なくとも1つの検索条件が入力され、且つ「検索」ボタン706が押下されたかを判定する。検索条件が入力され、且つ「検索」ボタン706が押下された場合は処理をステップS304に進める。検索条件が入力されないか、又は「検索」ボタン706が押下されなかった場合は処理をステップS302に戻す。
ステップS304では、端末110のCPU21は、ステップS302で入力された検索条件を管理サーバ100に送信する。
ステップS321では、管理サーバ100のCPU21は検索条件を受信し、受信した検索条件を用いて案件テーブル(図17)を検索して、合致した案件の案件情報(案件番号、顧客番号、科目、商品番号、社員番号、案件ステータス等)をRAM22に記憶する。
ステップS322では、管理サーバ100のCPU21は、RAM22に記憶している合致した案件の案件情報を用いて、検索条件に合致する案件情報の一覧を表示させる画面情報を生成して、端末110に送信する。
ステップS305では、端末110のCPU21は、受信した画面情報を用いて図8に示す一覧情報画面を表示する。図8は、一覧情報画面の表示例を示す図である。図8に示す一覧情報画面では、選択用のチェックボックス801、案件番号、案件日、顧客名、案件内容、案件ステータスを1行分の明細行として、ヒット件数分の明細行を表示する。なお、案件内容は、案件情報の科目に基づいて表示される情報である。また、図8に示す一覧情報画面では、操作用ボタンとして「選択」ボタン802を表示する。さらに、図8に示す一覧情報画面には、ヒット件数が多く一画面に表示できない場合(例えば25件以上ヒットした場合)、複数ページに分けて一覧表示するための「次ページ」ボタン803、「前ページ」ボタン804も表示される。ステップS305からS306への処理の移行は、所定のタイミング(例えば0.1秒毎)で実行される。
ステップS306では、端末110のCPU21は、ステップS305で少なくとも1つのチェックボックス801がチェックされ、且つ「選択」ボタン802が押下されたかを判定する。チェックボックス801がチェックされ、且つ「選択」ボタン802が押下された場合、処理をステップS307に進める。チェックボックス801がチェックされないか、又は「選択」ボタン802が押下されなかった場合、処理をステップS305に戻す。
ステップS307では、端末110のCPU21は、選択された案件を特定する情報(例えばチェックボックス801がチェックされた案件番号)を管理サーバ100に送信する。
ステップS323では、管理サーバ100のCPU21は、選択された案件を特定する情報を用いて、案件テーブル(図17)及び文書管理テーブル(図18)を参照して選択された案件の詳細な情報を読み出す。
ステップS324では、管理サーバ100のCPU21は、案件の詳細な情報を端末110に送信する。案件の詳細な情報とは、ステップS305で一覧情報画面に表示した書誌的情報以外の当該案件で既にスキャンした物理文書ファイル及びそのサムネール、当該案件で未印刷だが今後印刷して顧客に署名・捺印してもらう必要がある各種文書も含む。なお、上記物理文書ファイルとして、例えば事前同意書等の画像ファイルが挙げられる。また、上記各種文書として、例えば重要事項の説明を受けた旨の確認書が挙げられる。
ステップS308では、端末110のCPU21は、図9に示すように、受信した案件の詳細な情報を案件詳細画面としてディスプレイに表示する。スキャンした物理文書ファイルはサムネールで表示され(不図示)、サムネールをマウスやキーボードで選択すると物理文書ファイル自体が表示される。サムネールを選択した状態又は物理文書ファイル自体が表示された状態では「帳票印刷」ボタン901がインアクティブ(グレーアウト表示で押下できない状態)からアクティブに変わり、「帳票印刷」ボタン901を押下することができる。また、図9に示す案件詳細画面には、印刷した帳票に所定の署名や捺印がされた後、印刷内容や記入内容を目視で確認して問題ない場合に押下する「承諾」ボタン902が表示されているが、ステップS308ではインアクティブになっている。ステップS308からS309への処理の移行は、所定のタイミング(例えば0.1秒毎)で実行される。なお、図9に示す案件詳細画面上の選択用のチェックボックス903を選択した場合でも、「帳票印刷」ボタン901がインアクティブからアクティブに変化する。
ステップS309では、端末110のCPU21は、「帳票印刷」ボタン901が押下されたかどうかを判定する。「帳票印刷」ボタン901が押下された場合、処理をステップS310に進める。「帳票印刷」ボタン901が押下されなかった場合、処理をステップS308に戻す。
ステップS310では、端末110のCPU21は、指定された物理文書ファイルをドライバ経由でプリンタ130に送って印刷する。プリンタ130の印刷が正常に終了すると、図9に示す画面上の該当する「承諾」ボタン902がアクティブ(押下可能な状態)になり、処理をステップS311に進める。
ステップS311では、端末110のCPU21は、「承諾」ボタン902が押下されたかどうかを判定する。「承諾」ボタン902が押された場合、処理をステップS312に進める。「承諾」ボタン902が押下されなかった場合、処理をステップS308に戻す。ステップS310からS311への処理の移行は、所定のタイミング(例えば0.1秒毎)で実行される。
ステップS312では、端末110のCPU21は、当該物理文書ファイルが承諾された旨の承諾情報を管理サーバ100に送信する。
ステップS325では、管理サーバ100のCPU21は、端末110から承諾情報を受信し、RAM22に記憶する。なお、ステップS325は、本発明の第1の受付手段の処理例である。
ステップS326では、管理サーバ100のCPU21は、文書管理テーブル(図18)及び文書設定ファイル(図19)を参照して、当該案件での当該物理文書ファイルに関して目視承諾の可否を判定し、処理をステップS327に進める。すなわち、図19の文書設定ファイルにおける承諾情報に該当する文書の「移行制御」の欄に「目視可」と登録されていれば、目視承諾可と判定し、「目視不可」と登録されていれば、目視承諾不可と判定する。ステップS326は、本発明の第1の判定手段の処理例である。
ステップS327では、管理サーバ100のCPU21は、ステップS326で目視承諾可(仮承認可)と判定された場合、処理をステップS329に進める。目視承諾不可(仮承認不可)と判定された場合、処理をステップS328に進める。
ステップS329では、管理サーバ100のCPU21は、文書管理テーブル(図18)の文書ステータスを更新する。すなわち、図19の文書設定ファイルの「処理1」〜「処理3」に登録されている処理に該当する文書ステータスの欄を「済」に更新する。なお、ステップS239は、本発明の更新手段の処理例である。
ステップS330では、管理サーバ100のCPU21は、「目視承諾を受け付けました」との更新メッセージを端末110に送信する。
ステップS314では、端末110のCPU21は、受信した更新メッセージを用いて、「目視承諾を受け付けました」とのメッセージをディスプレイに表示し、処理をステップS305に戻す。
ステップS328では、管理サーバ100のCPU21は、エラーメッセージを読み出して端末110に送信する。
ステップS313では、端末110のCPU21は、エラーメッセージを受信して、例えば「最終承認前に捺印された契約書の取込と関連付けが必要です」といったエラーメッセージをディスプレイに表示し、処理をステップS305に戻す。
次に、図4を用いて文書取込処理について説明する。図4は、文書取込処理の流れを示すフローチャートである。文書取込処理は、目視承諾されたが未だ取り込まれていない文書をスキャナや複合機で取り込んで、物理文書ファイル名を文書管理テーブル(図18)に登録して関連付けて文書ステータスを更新する処理である。
図4のステップS401乃至ステップS413、ステップS415乃至S416は、端末110のCPU21の制御の基で実行する処理である。ステップS421乃至ステップS428は、管理サーバ100のCPU21の制御の基で実行する処理である。また、ステップS441乃至ステップS442は、スキャナ120が実行する処理である。
本実施形態では、図4に示す処理に先立って次の処理が実行されているものとする。端末110と管理サーバ100とのセッションが確立してセッション番号が採番されており、以降の管理サーバ100と端末110との間のデータのやり取りではセッション番号と共にデータが送受信される。管理サーバ100のCPU21は、認証用の画面を表示させるための画面情報を端末110に送信し、端末110のCPU21は、社員番号及びパスワードを管理サーバ100に送信する。管理サーバ100のCPU21は受信した社員番号とパスワードとを社員マスタ(図21)と照合する照合処理を実行する。照合処理が完了すると、管理サーバ100のCPU21は、金融商品取引システムの業務メニューを表示させるための画面情報を端末110に送信する。端末110上で「文書取込処理」のメニューが選択されると、端末110のCPU21は、選択されたメニューを特定するための選択情報(例えばメニュー番号)を管理サーバ100に送信する。管理サーバ100のCPU21は、選択情報を受信すると、文書取込処理の条件入力画面を表示させるための画面情報を端末110に送信する。以降、図4に示す処理に移行する。
ステップS401乃至ステップS404は、ステップS301乃至ステップS304と同様の処理を行うので説明を省略する。ステップS421はステップS321と同様の処理を行うが、当該案件の案件ステータスで未取込みの文書名とその文書名に対応する文書番号も取出す点がステップS321と異なる。
ステップS422では、管理サーバ100のCPU21は、案件番号、案件名、顧客名、案件ステータス、未取込みの文書名及びその文書名に対応する文書番号を一覧情報として端末110に送信する。
ステップS405では、端末110のCPU21は、受信した画面情報に対応する一覧情報画面を表示する。この一覧情報画面では、図8に示す一覧情報画面と同様に、選択用のチェックボックス、案件番号、案件日、顧客名、案件内容、案件ステータスを表示するとともに、未取込みの文書名を1行にしてヒット件数分の明細行を表示する。また、ステップS405で表示する一覧情報画面では、操作用ボタンとして行毎に「取込・選択」ボタンを表示する。未取込みの文書が1案件で2件あれば1案件を2行で(従ってチェックボックスは計2箇所)表示し、未取込みの文書が1案件で3件あれば1案件を3行で表示する。これは、未取込みの文書のうちどれを取込むかを指定するためである。端末110のRAMのワークエリアには、上記の1案件分のデータの他に未取込みの文書名に対応する文書名、その文書番号が記憶されている。なお、ヒット件数が多く一画面に表示できない場合(例えば25件以上ヒットした場合)、複数ページに分けて一覧表示するための「次ページ」ボタン、「前ページ」ボタンも更に画面に表示される。ステップS405からS406への処理の移行は、所定のタイミング(例えば0.1秒毎)で実行される。
ステップS406では、端末110のCPU21は、「取込・選択」ボタンが押下されたか否かを判定する。「取込・選択」ボタンが押下された場合、処理をステップS407に進める。押下されなかった場合、処理をステップS405に戻す。
ステップS407では、端末110のCPU21は、スキャナ120に画像の取込要求を送信する。なお、取込要求は管理サーバ100経由でスキャナ120に転送しても良い。
ステップS441では、スキャナ120のスキャンボタンが押下されると、スキャナ120は、セットされている文書をスキャンして画像を取り込む。スキャン時には1ページ又は複数ページの単一文書をスキャンしても良いし、複数文書を一括スキャンしても良い。
ステップS442では、スキャナ120は、取込んだ画像データを管理サーバ100に送信する。
ステップS423では、管理サーバ100のCPU21は、取込んだ画像データの所定の位置(案件番号が印刷されている位置)を光学文字認識処理(OCR処理)して、文字認識した認識データ(案件番号)をRAM22のワークエリアに記憶する。管理サーバ100のCPU21は、この取込んだ画像データと認識データとの組を端末110に送信する。
ステップS408では、端末110のCPU21は、取込んだ画像データと認識データ(案件番号)とを受信してRAM22のワークエリアに記憶して処理をステップS409に進める。なお、スキャナ120で取り込まれた画像データは管理サーバ100を介さず、直接端末110に転送するようにしてもよい。この場合、端末100側でOCR処理を行って、認識データを生成することになる。
ステップS409では、端末110のCPU21は、一覧情報画面をディスプレイに再表示する。ステップS410では、端末100のCPU21は、当該一覧情報画面の「参照」ボタンが押下されたか否かを判定する。ステップS409からS410への処理の移行は、所定のタイミング(例えば0.1秒毎)で行われる。
「参照」ボタンが押下された場合には処理をステップS411に進める。押下されなかった場合には処理をステップS409に戻す。
ステップS411では、端末110のCPU21は、ステップS408でRAM22に記憶した画像データ1002とステップS405で選択した案件の案件番号を含む案件テーブルの内容(書誌的情報)1001とを取込登録画面(図10)に表示する。この画面には「次」ボタン1003と「登録」ボタン1004と「終了」ボタン1005とが表示される。
ステップS412では、端末110のCPU21は、「次」ボタン1003又は「登録」ボタン1004が押下されたかを判定する。「登録」ボタン1004が押下された場合、処理をステップS413に進める。「次」ボタン1003が押下された場合、処理をステップS411に戻す。他方、「終了」ボタン1005が押下された場合は処理を終了する。
ステップS413では、端末110のCPU21は、RAM22のワークエリアに記憶した画像データとステップS405で選択した案件の案件番号と案件ステータスと文書番号とを管理サーバ100に送信する。
ステップS424では、管理サーバ100のCPU21は、取込んだ画像データとステップS405で選択した案件の案件番号と案件ステータスと文書番号とを受信する。
ステップS425では、管理サーバ100のCPU21は、選択した案件の案件番号と認識データの案件番号とが一致するかを判定する。選択した案件の案件番号と認識データとが一致した場合には処理をステップS427に進める。一致しなかった場合には処理をステップS426に進める。
ステップS426では、管理サーバ100のCPU21は、読込んだ文書と選択した案件の案件番号が不一致であり、誤った文書を読込んでいないか再確認して欲しい旨のエラーメッセージを端末110に送信する。
ステップS415では、端末110のCPU21はこのエラーメッセージを表示して処理をステップS405に戻す。
ステップS427では、管理サーバ100のCPU21は、読込んだ文書と選択した案件の案件番号と案件ステータスと文書番号とを受信して、文書管理テーブル(図18)の該当する文書番号の文書ステータスの「取入」を「済」に更新する。
ステップS428では、管理サーバ100のCPU21は、文書の登録処理が完了した旨の更新メッセージを端末110に送信する。
ステップS416では、端末110のCPU21は、受信した更新メッセージを用いてディスプレイに「文書の登録処理が完了しました」とのメッセージを表示して処理をステップS405に戻す。
次に、図5を用いて第1の承認処理について説明する。図5は、第1の承認処理の流れを示すフローチャートである。
第1の承認処理は、担当者の上長が未承認案件を検索し、各未承認案件について取込まれた文書を参照して承認/差戻の判断を入力する処理である。この承認処理においては、目視承諾のみで未取込の文書がある場合は、たとえ上長の承認入力があっても当該案件は承認済みにはならない。
図5においても図3のフローチャートの場合の前処理(セッション確立、認証処理)を実行済みである。異なる点は業務メニューで所定の職位(例えば課長/主管以上)の社員がアクセスした場合に「上長承認」が選択されている点であり、他は同様なので前処理の詳細な説明は省略する。
なお、管理サーバ100のハードディスク28には、アプリケーションプログラムと連携可能なメールクライアントソフトがインストールされており、これらはRAM22にロードされて図5のステップS528で協働して電子メールを送信する。詳細は後述する。
図5のステップS501乃至ステップS513は端末110のCPU21の制御の基で実行するステップである。また、ステップS521乃至ステップS531は管理サーバ100のCPU21の制御の基で実行するステップである。
ステップS501では、端末110のCPU21は図11に示す未承認検索画面を表示する。未承認検索画面には対象となる社員(担当者)を個別指定して検索する場合に社員番号を入力する社員番号入力欄1101、検索期間の始期及び終期をそれぞれ入力する期間入力欄1102、検索を開始するための「検索」ボタン1103、前の画面(業務メニュー)に戻るための「前画面」ボタン1104、及び、処理を終了するための「終了」ボタン1105が表示されている。
ステップS502では、端末110のCPU21は、未承認検索画面上での操作により社員番号や期間の始期及び終期を入力する。例えば、特定の社員についての未承認案件一覧を表示したい場合は社員番号入力欄1101に所望の社員(担当者)の社員番号が入力される。検索期間の始期及び終期を指定したい場合は期間入力欄1102に検索期間の始期及び終期が入力される。社員番号及び検索期間の始期及び終期の両方を指定しないことも可能である。ステップS502からS503への処理の移行は、所定のタイミング(例えば0.2秒毎)で実行される。
ステップS503では、端末110のCPU21は「検索」ボタン1103が押下されたかを判定し、押下された場合は処理をステップS504に進め、押下されなかった場合は処理をステップS502に戻す。
ステップS504では、端末110のCPU21はステップS502で入力された検索条件を管理サーバ100に送信する。社員番号、検索期間の始期及び終期の両方を指定しない場合、端末110のCPU21はその旨を管理サーバ100に送信する。
ステップS521では、管理サーバ100のCPU21は検索条件を受信し、当該承認者の承認可能案件のうち、社員番号及び検索期間の始期及び終期に合致する未承認案件を検索する。社員番号及び検索期間の始期及び終期の両方が指定されない場合は、当該承認者の承認可能案件のうちの未承認案件全てが検索条件に合致することになる。管理サーバ100のCPU21は、合致した未承認案件の一覧情報(案件)をRAM22のワークエリアに記憶する。
ステップS522では、管理サーバ100は検索条件に合致した未承認案件の一覧情報を端末110に送信する。
ステップS505では、端末110のCPU21は、図12に示す未承認案件の一覧情報を示す未承認一覧画面に表示する。この未承認一覧画面では、選択用のチェックボックス1201、案件番号、案件名、顧客名、案件内容、案件ステータスを1行にしてヒット件数分の明細行を表示する。また、未承認一覧画面では、操作用ボタンとして「選択」ボタン1202と「前ページ」ボタン1203と「次ページ」ボタン1204も表示する。
ステップS506では、端末110のCPU21は、少なくとも1件の案件について選択用のチェックボックス1201がチェックされ、「選択」ボタン1202が押下されたかを判定する。少なくとも1件の案件について選択用のチェックボックス1201がチェックされ、且つ「選択」ボタン1202が押下された場合は処理をステップS507に進める。選択用のチェックボックス1201がチェックされていない、又は「選択」ボタン1202が押下されていない場合は処理をステップS505に戻す。「前ページ」ボタン1203が押下された場合はステップS502に戻す。
ステップS507では、端末110のCPU21は、ステップS506で選択された案件の案件番号をRAM22のワークエリアに記憶し、更に選択された案件の案件番号を管理サーバ100に送信する。
ステップS523では、管理サーバ100のCPU21は、選択された案件の案件番号を受信し、案件テーブル(図17)から案件番号で特定される案件の案件情報の詳細を読み出してRAM22に記憶する。
ステップS524では、管理サーバ100のCPU21は、案件情報の詳細を端末110に送信する。
ステップS508では、端末110のCPU21は、案件情報の詳細を示す承認登録画面(図13)に表示する。本承認登録画面には、操作用ボタンとして当該案件の取込み済みの各文書の「参照」ボタン1303と「承認」ボタン1302と「差し戻し」ボタン1301とが表示される。
ステップS509では、端末110のCPU21は、「承認」ボタン1302が押下されたかを判定する。「承認」ボタン1302が押下された場合は処理をステップS510に進め、「承認」ボタン1302が押下されない場合は処理をステップS511に進める。
ステップS510では、端末110のCPU21は、管理サーバ100にRAM22に記憶されている案件番号と当該案件の承認を要求する旨の承認要求情報とを送信する。
ステップS525では、管理サーバ100のCPU21は、案件番号と承認要求情報とを受信してRAM22のワークエリアに記憶する。
ステップS526では、管理サーバ100のCPU21は、当該案件の案件テーブル(図17)と文書管理テーブル(図18)とを参照して、当該案件の商品の取引(販売や売却等)に応じて必要な文書が全てとりこまれているかを判定する。そして、管理サーバ100のCPU21は、判定結果(承認がOKか否か)と判定結果がNGの場合における不足している文書の文書番号と当該文書番号に対応する文書名(複数可)とをRAM22のワークエリアに記憶する。なお、判定結果がNGの場合とは、必要な文書が全て取り込まれていない場合であり、1つの処理(或る1つの案件ステータス)に該当する各文書名の「文書ステータス」の「取入」欄が全て「済」になっていない場合である。反対に、該当する各文書名の「文書ステータス」の「取入」欄が全て「済」になっている場合は、必要な文書が全て取り込まれていると看做される場合であり、判定結果がOKとなる。なお、ステップS526は、本発明の第2の判定手段の処理例である。
ステップS527では、管理サーバ100のCPU21は、RAM22の判定結果が承認OKの場合、処理をステップS530に進める。承認NGの場合、処理をステップS528に進める。
ステップS530では、管理サーバ100のCPU21は、案件テーブル(図17)の案件ステータスを更新する。具体的には、その時点における案件ステータスを「済(フラグ:1)とする。
ステップS531では、管理サーバ100のCPU21は、端末110に承認処理が完了して案件ステータスが更新された旨のメッセージを送信する。これにより、当該案件の次の処理(案件ステータス)に移行することが可能となる。この次の処理に移行することを可能とする処理は、本発明の処理制御手段の処理例である。
ステップS513では、端末110のCPU21は、画面に承認処理が完了して案件ステータスが更新された旨のメッセージを所定時間(例えば10秒)表示して、処理をステップS508に戻す。但し、ステップS506で複数の案件が選択されている場合、端末110のCPU21は、RAM22のワークエリアから次の案件の案件番号を管理サーバ100に送信する。管理サーバ100のCPU21は当該次の案件の案件情報を端末110に送信する。以降選択された案件がなくなるまでステップS508からの承認処理を繰り返す。
次に、ステップS527において承認がNGの場合、ステップS528では、管理サーバ100のCPU21は、ステップS525でRAM22のワークエリアに記憶されている承認NGとなった案件の案件番号をキーに案件テーブル(図17)を参照する。そして、管理サーバ100のCPU21は、当該案件の担当者(社員)の社員番号を読み込んでRAM22のワークエリアに記憶し、この社員番号をキーに社員マスタを参照して当該社員の電子メールアドレスと社員名とを読み込んでRAM22のワークエリアに記憶する。次に、管理サーバ100のCPU21は、当該社員のメールアドレスをヘッダファイルに設定する。次に、管理サーバ100のCPU21は、RAM22のワークエリアに記憶した社員名と、ステップS525でRAM22のワークエリアに記憶されており、ステップS526で承認NGとなった案件の案件番号と、ステップS526でRAM22のワークエリアに記憶した不足している文書の文書番号と、当該文書番号に対応する文書名(複数可)と、「上記文書が未取り込みなので大至急取り込むように」とのメッセージを用いてメール本文を設定する。そして、管理サーバ100のCPU21は、設定したメールアドレスとメール本文とを用いて電子メールのヘッダファイル及びエンコードされたメール本文とを作成し、作成したヘッダファイル及びエンコードされたメール本文を所定のメールサーバ(社内用メールサーバ)に送信する。
ステップS528では、管理サーバ100のCPU21は、不足している文書の種類を文書管理テーブル(図18)から読み出して、「XXXX(不足している文書名)が未取込みです」というエラーメッセージを端末110に送信する。
ステップS529では、端末110のCPU21は、「XXXX(不足している文書名)が未取込みです」というエラーメッセージを所定時間(例えば10秒)表示して処理をステップS508に戻す。但し、ステップS506で複数の案件が選択されている場合は、端末110のCPU21は、RAM22のワークエリアから次の案件の案件番号を管理サーバ100に送信する。管理サーバ100のCPU21は、次の案件の案件情報を端末110に送信する。以降選択された案件がなくなるまでステップS508からの承認処理を繰り返す。なお、ステップS529は、本発明の要求手段の処理例である。
また、ステップS511では、端末110のCPU21は、図13の「差し戻し」ボタン1301が押下されたか否かを判定する。「差し戻し」ボタン1301が押下された場合、処理はステップS530に移る。一方、「差し戻し」ボタン1301が押下されなかった場合、処理はステップS508に戻る。
次に、図6を用いて第2の承認処理について説明する。図6は、第2の承認処理の流れを示すフローチャートである。
図6のステップS601乃至ステップS613は、端末110のCPU21の制御の基で実行する処理である。ステップS621乃至ステップS633は管理サーバ100のCPU21の制御の基で実行する処理である。以下、図5の処理との差異について説明する。
本実施形態においては、図6のフローチャートを実行する前に、図5のステップS501乃至ステップS504の処理を端末110側で実行し、ステップS521乃至ステップS522の処理を管理サーバ100側で実行しているものとする。
ステップS601乃至ステップS604は、図5のS505乃至S508と同様なので説明を省略する。また、ステップS622乃至ステップS623は、図5のステップS521乃至ステップS522と同様なので説明を省略する。なお、ステップS622は、本発明の第2の受付手段の処理例である。
ステップS605では、端末110のCPU21は1件の案件について書類参照用の「参照」ボタンが押下されたかを判定する。「参照」ボタンが押下された場合は処理をステップS606に進め、「参照」ボタンが押下されていない場合は処理をステップS604に戻す。
ステップS606では、端末110のCPU21は、「参照」ボタンが押下された案件の案件番号と物理文書ファイルを要求する旨の情報とを管理サーバ100に送信する。
ステップS624では、管理サーバ100のCPU21は、案件番号と物理文書ファイルを要求する旨の情報を受信し、表示履歴テーブル(不図示)の該当する案件番号の書類が参照された旨と閲覧要求の時刻とを更新する。
ステップS625では、管理サーバ100のCPU21は、該当する案件の物理文書ファイル(通常複数のファイル)のうちの既に取り込まれている物理文書ファイルと端末110の表示画面用情報とを端末110に送信する。なお、ステップS625は、本発明の送信手段の処理例である。
ステップS607では、端末110のCPU21は、受信した書類画像を1ページずつ表示する。図14に示す承認登録画面には案件テーブル(図17)の書誌的事項1401と物理文書ファイル1402とが表示されるとともに、「次ページ」ボタン1406と「前ページ」ボタン1405の操作ボタンが表示される。文書画像の最終まで「次ページ」ボタン1406が押されると操作ボタンとして「承認」ボタン1404と「差し戻し」ボタン1403が更に表示される。所定のタイミング(例えば0.2秒後)に処理をステップS608に進める。
ステップS608では、端末110のCPU21は、「承認」ボタン1404が押下されたかを判定し、「承認」ボタン1404が押下された場合は処理をステップS609に進める。
ステップS609では、端末110のCPU21は、管理サーバ100にRAM22に記憶されている案件番号と当該案件の承認を要求する承認要求情報とを送信する。
ステップS626では、管理サーバ100のCPU21は、案件番号と承認要求情報を受信してRAM22のワークエリアに記憶し、案件番号をキーにして表示履歴テーブルを参照する。そして、管理サーバ100のCPU21は、当該案件番号の書類が閲覧された旨の履歴があるかと、閲覧要求の時刻(第1の受付時間)及び承認要求情報を受信した時刻(第2の受付時間)から算出した閲覧時間が所定値以上(例えば2分以上)であるかを判定する。両方の履歴があり、且つ閲覧時間が所定値以上であれば、管理サーバ100のCPU21は判定をOKとし、それ以外は判定をNGとする。閲覧時間が所定値未満の場合NGとするのは、いわゆる「めくら承認」を許さない趣旨である。なお、ステップS626で案件番号と承認要求情報を受信する処理は、本発明の第3の受付手段の処理例である。また、上記閲覧時間を計測する処理は、本発明の計測手段の処理例である。
ステップS627では、管理サーバ100のCPU21は、当該案件の案件テーブル(図17)と文書管理テーブル(図18)とを参照して、当該案件の商品の取引(販売や売却等)に応じて必要な文書が全てとりこまれているかを判定する。管理サーバ100のCPU21は、ステップS626とS627の両方がOKの場合には判定をOKとし、それ以外の場合はNG(承認がOKか否か)とする。そして、管理サーバ100のCPU21は、その判定結果と判定結果がNGの場合不足している文書の文書番号と当該文書番号に対応する文書名(複数可)とをRAM22のワークエリアに記憶し、処理をステップS628に進める。ステップS627は、本発明の第3の判定手段の処理例である。
ステップS628では、管理サーバ100のCPU21は、RAM22の判定結果が承認OKの場合、処理をステップS631に進め、承認NGの場合、処理をステップS629に進める。
ステップS631では、管理サーバ100のCPU21は、ステップS624で読み込まれた文書に対応する文書番号の文書管理テーブル(図18)の文書ステータスを「未」から「済」に更新する。これで案件番号と文書番号と物理文書ファイル名とが関連付けられたことになる。
ステップS632では、管理サーバ100のCPU21は、案件テーブル(図17)の案件ステータスを承認済みに更新する。
ステップS633では、管理サーバ100のCPU21は、端末110に承認処理が完了して案件ステータスが更新された旨のメッセージを送信する。
ステップS613では、端末110のCPU21は、画面に承認処理が完了して案件ステータスが更新された旨のメッセージを所定時間(例えば10秒)表示して、処理をステップS601に戻す。但し、ステップS602で複数の案件が選択されている場合、端末110のCPU21は、RAM22のワークエリアから次の案件の案件番号とを管理サーバ100に送信する。管理サーバ100のCPU21は、当該次の案件の案件情報を端末110に送信する。以降選択された案件がなくなるまでステップS607からの承認処理を繰り返す。
ステップS628において承認がNGの場合、ステップS629では、管理サーバ100のCPU21は、ステップS626でRAM22のワークエリアに記憶されおり、ステップS627で承認NGとなった案件の案件番号をキーに案件テーブル(図17)を参照する。そして、管理サーバ100のCPU21は、当該案件の担当者(社員)の社員番号を読み込んでRAM22のワークエリアに記憶し、この社員番号をキーに社員マスタを参照して当該社員の電子メールアドレスと社員名とを読み込んでRAM22のワークエリアに記憶する。そして、管理サーバ100のCPU21は、当該社員のメールアドレスをヘッダファイルに設定する。次に、管理サーバ100のCPU21は、RAM22のワークエリアに記憶した社員名と、ステップS525でRAMのワークエリアに記憶されている承認NGとなった案件の案件番号と、ステップS627でRAM22のワークエリアに記憶した不足している文書の文書番号と、当該文書番号に対応する文書名(複数可)と、「上記文書が未取り込みなので大至急取り込むように」とのメッセージを用いてメール本文を設定する。そして、管理サーバ100のCPU21は、設定したメールアドレスとメール本文とを用いて電子メールのヘッダファイル及びエンコードされたメール本文とを作成する。次に、管理サーバ100のCPU21は、作成したヘッダファイル及びエンコードされたメール本文を所定のメールサーバ(社内用メールサーバ)に送信する。
ステップS630では、管理サーバ100のCPU21は、不足している文書の種類を文書管理テーブル(図18)から読み出して、「XXXX(不足している文書名)が未取込みです」というエラーメッセージを端末110に送信する。
ステップS611では、端末110のCPU21は、「XXXX(不足している文書名)が未取込みです」というエラーメッセージを所定時間(例えば10秒)表示して処理をステップS508に戻す。但し、ステップS602で複数の案件が選択されている場合、端末110のCPU21は、RAM22のワークエリアから次の案件の案件番号を管理サーバ100に送信する。管理サーバ100のCPU21は、次の案件の案件情報を管理サーバ100から端末110に送信する。以降選択された案件がなくなるまでステップS607からの承認処理を繰り返す。
本実施形態においては、文書の仮承認が認められている場合、当該文書の画像データが取り込まれていない場合でも、当該文書の画像データが取り込まれたものとして管理するように構成している。従って、本来次の段階の処理に進むために全ての電子文書が揃っていることが必要な場合でも仮承認処理によって次段階の処理への移行が可能となる。また、画像データが関連付けされていない文書の一覧を表示して読込及び関連付けを一括して行うことが可能である。よって、特に金融商品取引管理システムにおいて柔軟且つ効率的に文書管理業務を行うことができるという効果を奏する。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る金融商品取引管理システムの構成は図1に示した構成と同様である。
第1の実施形態は、本来次の段階の処理に進むために全ての電子文書が揃っていることが必要な場合でも仮承認処理によって次段階の処理を可能にしつつ、関連付けされていない電子文書の一覧を表示して読込及び関連付けを一括して行えるように構成している。これにより、特に金融商品取引管理システムにおいて柔軟且つ効率的に文書管理業務を行うことができることが可能となる。
これに対し、金融商品の内容を判定し、その判定に応じて管理方法を変えることも考えられる。例えば所定の金額以下の金融商品と判定された場合、あるいはリスクの高い特定の金融商品であると判定された場合は、1件毎に各段階の文書が揃っていなければ次段階の処理を可能としない仕組みも必要になる場合があると考えられる。
本発明の第2の実施形態はかかる要請に応えるものである。本実施形態は、これを実現するため、第1の実施形態の構成に加え、顧客の属性、金融商品の属性を判定し、その判定に応じて次段階への移行を行う移行制御を切替えるようにした。このような制御を行うことで、案件の特性に応じて最適な移行制御を行い、合理的な運用と厳密な文書管理とのバランスを取ることができる。顧客の属性には、高齢者か否か、融資先か否かが挙げられ、金融商品の属性には、例えば商品種別又は金額、あるいはこれらの組み合わせが挙げられる。
本実施形態においては、図15のフローチャートに示すような案件登録処理において、後述するステップS1523で、顧客マスタを案件テーブルの顧客番号をキーにして参照し、個人か法人かの区分等により以下のように重点管理要否を判定する。また、本実施形態における案件テーブル(第1の実施形態の図17に対応)は重点管理案件か否かを示す識別フラグを更に記憶している。なお、上記案件登録処理とは、1つの金融商品取引の商談を1つの案件として、案件テーブルにデータを登録する処理のことをいう。
なお、上記案件登録処理とは、1つの金融商品取引の商談を1つの案件として、案件テーブルにデータを登録する処理である。顧客マスタとは、顧客番号、顧客名称、顧客年齢(個人のみ)、顧客住所、電話番号、個人/法人区分、債務者区分、保有資産金額の各項目を保持するテーブルであり、予めハードディスク28に記憶されている。また、債務者区分は、非債務者:0、通常先:1、要注意先:2、破綻懸念先:3、実質破綻先:4、破綻先:5で登録される情報である。また、個人か法人かの判定は、図21の顧客マスタの生年月日が「99999999」である場合に法人、「99999999」である場合に個人と判定する。
重要管理要否の判定方法として、顧客の属性(高齢者又は融資先)、保有資産金額に対する投資金額の割合で重点管理要否を判定することが考えられる。例えば、顧客が個人の場合には、高齢者(例えば70歳以上)の場合、重点管理案件とする。また、保有資産金額に対する案件の売上げ見込み金額が50%を超える場合は、重点管理案件とする。顧客が法人で融資先である場合や、法人の代表者やその家族で融資先である場合や、債務者区分が特定レベル(例えば、要注意先、破綻懸念先、実質破綻先、破綻先)の場合、重点管理案件とする。なお、金融商品の種別、見込み金額、金融商品の種別と見込み金額のいずれかで判定しても良い。本実施形態では、重要管理案件と判定される以上の事項を判定テーブルに登録しておく。
各案件について、重点管理案件か否かは案件テーブルの登録時に判定して、その判定内容は途中では変えない。ステップS1525で識別フラグをオンにした案件(重点管理案件)では、図3のステップS326では仮承認は認めず、前の段階の書類が全て取込み及び関連付けが終了していないと次の段階に進めないように制御する。取込み及び関連付けが終了していない場合は、図4の取込み及び関連付け処理を行う。また、本発明の第2の実施形態では、図6の承認処理(承認者が参照したことで関連付けを行う処理)は実行しない点も異なる。
以下、図15のフローチャートを参照しながら、本実施形態における案件テーブルの登録処理について説明する。
ステップS1501において、端末110のCPU21は、案件情報を登録するための案件登録画面をディスプレイに表示する。
ステップS1502において、端末110のCPU21は、管理者等のユーザの操作に応じて、1つの案件毎に、案件番号、顧客番号、科目、商品番号、社員番号等を案件情報として入力する。
ステップS1503において、端末110のCPU21は、案件登録画面上に表示される「登録」ボタンの押下を判定する。「登録」ボタンが押下された場合、ステップS1504に移行する。一方、「登録」ボタンが押下されていない場合、ステップS1502に戻る。ステップS1504において、端末110のCPU21は、案件情報を管理サーバ100に送信する。
ステップS1521において、管理サーバ100のCPU21は、案件情報を受信する。ステップS1522において、管理サーバ100のCPU21は、判定テーブルを参照する。
ステップS1523において、管理サーバ100のCPU21は、判定テーブルに登録される事項に基づいて、案件情報が重要管理案件に該当するか否かを判定する。
ステップS1524において、管理サーバ100のCPU21は、案件情報が重要管理案件に該当すると判定された場合、処理をステップS1525に移行する。一方、案件情報が重要管理案件に該当しないと判定された場合、処理をステップS1526に移行する。
ステップS1525において、管理サーバ100のCPU21は、管理テーブル内における当該案件情報に該当する識別フラグを1(オン)にする。なお、ステップS1524から直接ステップS1526に移行した場合には、識別フラグは0(オフ)のままである。ステップS1525は、本発明の制御手段の処理例である。
ステップS1526において、管理サーバ100のCPU21は、案件テーブルに案件情報を登録する。
ステップS1527において、管理サーバ100のCPU21は、案件テーブルへの案件情報の登録が完了した旨のメッセージを送信する。
ステップS1505において、管理サーバ100のCPU21は、案件テーブルへの案件情報の登録が完了した旨のメッセージを表示する。
ステップS1506において、端末110のCPU21は、当該メッセージを表示する画面上の「終了」ボタンが押下されたか否かを判定する。「終了」ボタンが押下された場合、処理は終了する。一方、「終了」ボタンが押下されなかった場合、処理はステップS1507に移行する。
ステップS1507において、端末110のCPU21は、「OK」ボタンが押下されたか否かを判定する。「OK」ボタンが押下された場合、次の案件情報を案件テーブルに登録すべく、処理はステップS1501に移行する。一方、「OK」ボタンが押下されなかった場合、ステップS1505に移行して上記メッセージを示す画面の表示を続ける。
図16は、図15のステップ1523の詳細を示すフローチャートであり、管理サーバ100で実行される処理である。
ステップS1621では、管理サーバ100のCPU21は、図21に示す顧客マスタを案件情報に含まれる顧客番号をキーとして検索する。そして、管理サーバ100のCPU21は、該当する顧客の融資区分と債務者区分と生年月日と総資産(千円単位)とを顧客番号と共にRAM22のワークエリアに記憶する。この債務者区分が2以上の場合(要注意先以上の場合)、処理をステップS1625に進める。債務者区分が0又は1の場合処理をステップS1622に進める。
ステップS1622では、管理サーバ100のCPU21は、生年月日が99999999である場合は法人と判定して処理をステップS1623に進める。生年月日が99999999以外である場合はオペレーションシステムに現在の日時(システム時刻)を問合せ、現在の年月日から生年月日を引いて年齢を計算し、年齢が所定以上(例えば70歳以上)であれば、処理をステップS1625に進める。
ステップS1623では、管理サーバ100のCPU21は、案件情報に含まれる顧客番号をキーにして図17に示す案件テーブルを検索して、売上金額を案件番号と共にRAM22のワークエリアに記憶する。そして、管理サーバ100のCPU21は、この売上金額を顧客番号と共にRAM22のワークエリアに記憶している総資産額で割って100を乗じ百分率(%)を計算する。計算した百分率が所定パーセント以上(例えば50%以上)の場合は処理をステップS1625に進める。一方、計算した所定パーセント未満の場合は処理をステップS1624に進める。
ステップS1624では、管理サーバ100のCPU21は、案件番号と重要管理案件ではない旨を示す「0」とをRAM22のワークエリアに記憶し、この処理を終了する。
ステップS1625では、管理サーバ100のCPU21は、案件番号と重要案件である旨を示す「1」とをRAM22のワークエリアに記憶し、この処理を終了する。
ステップS1624、S1625でRAM22のワークエリアに記憶したフラグを用いて、ステップS1525のフラグ更新処理が行われる。
上述した本発明の実施形態を構成する各手段及び各ステップは、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態に係る金融商品取引管理システムの構成を示す図である。 管理サーバ及び端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 目視承諾処理の流れを示すフローチャートである。 文書取込処理の流れを示すフローチャートである。 第1の承認処理の流れを示すフローチャートである。 第2の承認処理の流れを示すフローチャートである。 検索条件入力画面の表示構成例を示す図である。 一覧情報画面の表示構成例を示す図である。 案件詳細画面の表示構成例を示す図である。 取込登録画面の表示構成例を示す図である。 未承認検索画面の表示構成例を示す図である。 未承認一覧画面の表示構成例を示す図である。 承認登録画面の表示構成例を示す図である。 承認登録画面の表示構成例を示す図である。 案件テーブルの登録処理の流れを示すフローチャートである。 図15のステップ1523の詳細を示すフローチャートである。 案件テーブルの構成例を示す図である。 文書管理テーブルの構成例を示す図である。 文書設定ファイルの構成例を示す図である。 商品マスタの構成例を示す図である。 顧客マスタの構成例を示す図である。 社員マスタの構成例を示す図である。
符号の説明
100:管理サーバ
110:端末
120:スキャナ
130:プリンタ
150:通信回線
20:システムバス
21:CPU
22:RAM
23:ROM
24:通信アダプタ
25:ディスプレイアダプタ
26:キーボード
27:マウス
28:HDD
29:DVD−ROM

Claims (7)

  1. 各案件の処理毎に必要な文書を管理するとともに、前記必要な文書毎に仮承認を認めるか否かを管理する第1の管理手段と、
    前記必要な文書の各画像データが取り込まれたか否かを管理する第2の管理手段と、
    外部装置から文書の仮承認の要求を受け付ける第1の受付手段と、
    仮承認が要求された前記文書の仮承認が可能か否かを前記第1の管理手段における管理内容に基づいて判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記文書の仮承認が可能と判定された場合、前記文書の画像データが取り込まれてなくても、前記第2の管理手段における管理内容を前記文書の画像データが取り込まれたものとして更新する更新手段とを有することを特徴とする文書管理装置。
  2. 前記第2の管理手段における管理内容に基づいて、前記必要な文書の各画像データが全て取り込まれているか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第2の判定手段により前記必要な文書の各画像データが全て取り込まれていると判定された場合、当該案件の次の処理への移行を可能とする処理制御手段とを更に有することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  3. 前記第2の判定手段により前記必要な文書の各画像データが全て取り込まれていないと判定された場合、不足している画像データの取り込みを外部装置に対して要求する要求手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  4. 案件に該当する文書の画像データの閲覧の要求を外部装置から受け付ける第2の受付手段と、
    前記第2の受付手段により要求を受け付けた案件に該当する文書の画像データのうち、既に取り込まれている画像データを外部装置に対して送信する送信手段と、
    当該案件に該当する文書の承認を受け付ける第3の受付手段と、
    前記第2の受付手段による受付時間と前記第3の受付手段による受付時間とに基づいて、当該案件に該当する文書の画像データに対する外部装置における閲覧時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された時間に応じて、当該案件の文書の画像データが全て取り込まれているか否かを判定する第3の判定手段とを更に有することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
  5. 各案件の顧客情報を管理する第3の管理手段と、
    前記第3の管理手段において管理される該当する案件の顧客情報に応じて、当該案件の文書についての仮承認を拒否する制御手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の文書管理装置。
  6. 外部装置から文書の仮承認の要求を受け付ける受付ステップと、
    仮承認が要求された前記文書の仮承認が可能か否かを、各案件の処理毎に必要な文書を管理するとともに、前記必要な文書毎に仮承認を認めるか否かを管理する第1の管理手段における管理内容に基づいて判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記文書の仮承認が可能と判定された場合、前記文書の画像データが取り込まれてなくても、前記必要な文書の各画像データが取り込まれたか否かを管理する第2の管理手段における管理内容を前記文書の画像データが取り込まれたものとして更新する更新ステップとを含むことを特徴とする文書管理方法。
  7. 外部装置から文書の仮承認の要求を受け付ける受付ステップと、
    仮承認が要求された前記文書の仮承認が可能か否かを、各案件の処理毎に必要な文書を管理するとともに、前記必要な文書毎に仮承認を認めるか否かを管理する第1の管理手段における管理内容に基づいて判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記文書の仮承認が可能と判定された場合、前記文書の画像データが取り込まれてなくても、前記必要な文書の各画像データが取り込まれたか否かを管理する第2の管理手段における管理内容を前記文書の画像データが取り込まれたものとして更新する更新ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013257850A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Obic Co Ltd 画面制御装置、画面制御方法および画面制御プログラム
JP2016192161A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 富士通株式会社 レコード表示制御プログラム、レコード表示制御方法およびレコード表示制御装置
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