JP2018018397A - 画像処理装置、情報処理装置、情報処理システム、画像処理プログラム及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、商品の購入を条件として、無料の印刷ができるキャンペーンを行う場合、例えば、特許文献1等に記載の技術では、クーポン又はユーザーを一意に識別するための情報を発行する必要がある。
本発明は、無料の印刷サービスを行うにあたって、クーポン又はユーザーを一意に識別するための情報を発行する必要がないようにした画像処理装置、情報処理装置、情報処理システム、画像処理プログラム及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
請求項1の発明は、無料の印刷サービスを識別するための情報であるサービス識別情報を取得する取得手段と、店舗が発行した領収書の画像から商品を示す情報である商品情報と該商品の購入数を抽出する抽出手段と、前記サービス識別情報と前記商品情報と前記購入数を送信する送信手段と、前記送信に対する返信によって、無料で印刷可能な回数を受信する受信手段と、前記回数にしたがって、無料の印刷を行う印刷手段を有する画像処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスター等を含んでいてもよい。
店の販促キャンペーン企画において、特定商品と紐づけて(関連付けて)無料プリントを提供するものがある。印刷の対象は、例えば、店側が用意したクーポン、ブロマイド等を印刷するものであってもよいし、店舗に設置された画像処理装置160での任意の文書の印刷(又は複写)であってもよい。
この販促キャンペーン企画にて、無料プリントの制限として「先着○○枚」といった場合、悪意のある匿名利用者による大量印刷により、プリント数が消費されてしまう。
この対応の一つとして、商品に個別識別子を記載したシール等を貼付し、その個別識別子をキーとして購入と無料プリントを対応付けるものがある。
しかし、無料プリント用の一意の識別子を大量に発行し、個別識別子が記載されたシールを商品に貼付する等して、商品と個別識別子を対応付ける必要がある。また、大量に発行しても実際に購入し、個別識別子が利用されるのは一部であり、効率が悪い。
本実施の形態は、商品連動型で無料プリントを提供するキャンペーン企画において、レシート情報を匿名ユーザーとみなし、無料プリントの可否を制御する。これにより、意図しない大量印刷を抑止する仕組みを提供する。
店舗が発行した領収書(以下、レシートともいう)は、店舗の通常の商品購入と同様の仕組みを利用し、無料プリントのための特殊な識別子(QR(Quick Response)コード、バーコード等)を印刷する必要がない。つまり、既存のレシートをそのまま用いる。また、利用者による事前ユーザー登録の必要がなく、レシート情報を元に匿名ユーザーを識別する。そして、無料プリントに対して大量の識別子を発行する必要がなく、1つの識別子(無料の印刷サービスを識別するための情報であるサービス識別情報(以下、サービス識別子ともいう))でレシート情報を元に無料プリント回数の制限を行う。
情報通信モジュール105は、データ受付モジュール110、データ管理モジュール115と接続されている。情報通信モジュール105は、外部にある画像処理装置160(情報通信モジュール165)とのデータ送受信を行う。
情報通信モジュール105は、画像処理装置160(情報通信モジュール165)からサービス識別情報と商品情報と購入数を受信する。
そして、情報通信モジュール105は、データ管理モジュール115によって算出された「無料で印刷可能な回数」を、画像処理装置160(情報通信モジュール165)に送信する。
また、情報通信モジュール105は、印刷された回数(無料プリントの回数)を受信するようにしてもよい。
また、情報通信モジュール105は、画像処理装置160(情報通信モジュール165)からサービス識別情報と、商品情報と購入数が記載されている画像を受信するようにしてもよい。その場合、データ管理モジュール115は、情報通信モジュール105が受信した画像に対して文字認識を行って、商品情報と購入数を抽出する。
また、データ管理モジュール115は、データ記憶モジュール120に記憶された回数を用いて、印刷された回数を取得するようにしてもよい。ここで「データ記憶モジュール120に記憶された回数を用いて、印刷された回数を取得する」とは、具体的には、データ記憶モジュール120に記憶された回数の合計を算出し、その合計値を印刷された回数とすればよい。
また、データ記憶モジュール120は、情報通信モジュール105が受信した回数(無料プリントの回数)を記憶するようにしてもよい。
商品管理モジュール145は、商品決済モジュール150、レシートプリントモジュール155と接続されている。商品管理モジュール145は、商品決済モジュール150からの要求に従い、商品情報(商品名、金額)の検索又は取得等を行う。また、商品管理モジュール145は、商品決済モジュール150からの決済結果(商品名、金額、商品購入数)を元にレシートプリントモジュール155に印刷要求を行う。
商品決済モジュール150は、商品管理モジュール145と接続されている。商品決済モジュール150は、利用者(顧客)が購入する商品の情報を商品管理モジュール145から取得し、決済処理を行う。
レシートプリントモジュール155は、商品管理モジュール145と接続されている。レシートプリントモジュール155は、商品管理モジュール145からのプリント要求にしたがって、決済結果、レシートID、店舗名等をレシートに印刷する。なお、レシートID(例えば、通番)は、店舗毎に設けられている既存の機構にて発行する。
情報通信モジュール165は、プリント制御モジュール175と接続されている。情報通信モジュール165は、プリントセンター100とのデータ送受信を行う
情報通信モジュール165は、サービス識別情報と商品情報と購入数を、プリントセンター100(情報通信モジュール105)に送信する。
そして、情報通信モジュール165は、その送信に対する返信によって、無料で印刷可能な回数を、プリントセンター100(情報通信モジュール105)から受信する。
また、情報通信モジュール165は、プリントモジュール180によって印刷された回数(無料プリントの回数)を送信するようにしてもよい。
つまり、画像解析モジュール170は、店舗が発行した領収書の画像から商品を示す情報である商品情報とその商品の購入数を抽出する。
ここで領収書は、商品を示す情報である商品情報とその商品の購入数が記載されているものであればよく、例えば、店舗に設置されているレジスターが印刷したレシートが該当する。
そして、その領収書には、商品を示す情報である商品情報とその商品の購入数が、文字で記載されている。この文字は、人間が視認(視読)可能である。
また、画像解析モジュール170は、領収書の画像に対して文字認識を行って、商品情報と購入数を抽出するようにしてもよい。
また、画像解析モジュール170は、領収書の画像から商品情報と購入数が記載されている領域を切り取るようにしてもよい。
プリント制御モジュール175は、無料の印刷サービスを識別するための情報であるサービス識別情報を取得する。例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、音声、視線、ジェスチャ等を用いた利用者の操作によって、サービス識別情報を取得する。
そして、プリント制御モジュール175は、情報通信モジュール165が受診した回数にしたがって、無料の印刷を行うように、プリントモジュール180を制御する。
A店舗130Aには、店舗レジ140A、画像処理装置160Aが設置されている。B店舗130Bには、店舗レジ140B−1、店舗レジ140B−2、画像処理装置160Bが設置されている。もちろんのことながら、1つの店舗に、3つ以上の店舗レジ140が設置されていてもよいし、また、画像処理装置160も複数設置されていてもよい。
プリントセンター100、A店舗130Aの画像処理装置160A、B店舗130Bの画像処理装置160Bは、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、プリントセンター100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
例えば、まず、利用者は、スマートフォン等によって、プリントセンター100の利用者告知サイト(Webページ)を閲覧し、無料プリントのサービス識別情報を取得する。A店舗130Aで、無料プリントの対象となっている商品を購入する。そして、その利用者は、店舗レジ140Aから印刷されたレシートを得る。そのレシートには、商品名、その商品の購入数が記載されている。画像処理装置160Aを用いて、サービス識別情報を入力し、そのレシートをスキャナで読み込む。画像処理装置160Aは、サービス識別情報、レシート内の商品情報と購入数を、プリントセンター100に送信する。プリントセンター100は、無料プリントにおけるその送信に対する印刷可能な回数を、画像処理装置160Aに送信する。画像処理装置160Aでは、その回数内での利用者からの印刷指示を受け付けて、無料での印刷を行い。利用者は、無料プリントにおける印刷物を取得することになる。
ステップS302では、企画者392は、プリントセンター100に対して、無料プリントサービスを登録する操作を行う。企画者392の操作にしたがって、無料プリントの対象となるデータを「商品名」「プリント上限回数」と紐づけてプリントセンター100に登録する。
無料プリント情報テーブル900は、サービス識別子欄902、ファイル名欄904、印刷データ欄906、登録日時欄908、有効期限欄910、プリント上限回数欄912、商品名欄914、印刷属性情報欄916を有している。印刷属性情報欄916は、カラーモード欄918、用紙サイズ920、両面欄922を有している。
サービス識別子欄902には、無料プリントサービスを示す一意の識別子(サービス識別情報)を記憶し、例えば、サービス識別情報として「E28577AF」等がある。
ファイル名欄904には、無料プリントの印刷データの名称を記憶し、例えば、印刷データの名称として「非売品_販促ブロマイド」等がある。
印刷データ欄906には、無料プリントの印刷データ自体を記憶し、例えば、「バイナリデータでの印刷データ」等がある。なお、印刷データ自体でなく、その印刷データが格納されているURL(Uniform Resource Locator)等であってもよい。
登録日時欄908には、無料プリント登録を実施した日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶し、例えば、その日時として「2016/03/01 12:34:56」等がある。
有効期限欄910には、無料プリントのプリント可能期間を記憶し、例えば、「2016/03/31 23:59:59」等がある。
プリント上限回数欄912には、無料プリントをプリント可能な上限値を記憶し、例えば、その上限値として「10000回」等がある。プリント上限回数は、登録時に設定する。
商品名欄914には、無料プリントが連動する商品の名称を記憶し、例えば、その商品の名称として「商品A」等がある。なお、その商品を特定できるものであれば、記号等であってもよい。ただし、画像処理装置160から送信される商品情報と比較するために用いるので、レシートに記載される情報である。
印刷属性情報欄916には、印刷属性情報を記憶し、印刷属性情報には、「カラーモード」、「用紙サイズ」、「両面」等がある。
カラーモード欄918には、カラーモードとして、「白黒」又は「カラー」を記憶し、例えば、「カラー」等がある。
用紙サイズ920には、用紙サイズとして、「A4」、「A3」、「B4」、「B5」、「フォト」の別を記憶し、例えば、「フォト」がある。
両面欄922には、両面印刷の選択として、「する」又は「しない」を記憶し、例えば、「しない」がある。
ステップS308では、企画者392は、利用者告知サイトを掲示する操作を行う。つまり、企画者392の操作にしたがって、プリントセンター100から発行されたサービス識別子を利用者390に公開する。具体的には、その利用者告知サイトに、サービス識別子を掲示し、もちろんのことながら、無料プリントの内容(対象商品、無料プリントの対象である印刷データの内容等)を掲示する。利用者告知サイトは、プリントセンター100に設けてもよいし、他のサーバー上に設けるようにしてもよい。
ステップS310では、利用者390は、その利用者告知サイトからサービス識別子を参照する。
ステップS314では、利用者390は、無料プリントにおける対象となっている商品を購入する。
ステップS316では、店舗レジ140は、その商品の商品情報を取得する。例えば、商品に付されているバーコードから、商品名、価格等を取得する。もちろんのことながら、商品の個数も取得する。
ステップS318では、店舗レジ140は、商品決済を行う。
ステップS320では、店舗レジ140は、レシートを出力する。つまり、商品名、商品購入数、レシート特定情報(レシートID、店舗名等)を記載したレシートを出力する。例えば、レシート800を印刷する。図8は、本実施の形態の処理対象となるレシート800の例を示す説明図である。レシート800は、店舗名欄802、商品決済日時欄804、レシートID欄806、購入明細欄808、購入金額欄810、商品購入数欄812、商品名欄814、合計金額欄816を表示する。
店舗名欄802には、店舗名が記載されている。商品決済日時欄804は、商品決済日時が記載されている。レシートID欄806は、レシートIDが記載されている。購入明細欄808は、購入明細が記載されている。購入金額欄810は、購入金額が記載されている。商品購入数欄812は、商品購入数が記載されている。商品名欄814は、商品名が記載されている。合計金額欄816は、合計金額が記載されている。
ステップS322では、利用者390は、レシートを取得する。
ステップS402では、利用者390は、画像処理装置160で、サービス識別子を入力する。つまり、利用者390は、画像処理装置160で無料プリントをプリントするためのサービス識別子を入力する。
ステップS404では、画像処理装置160は、プリントセンター100に対して、利用者390によって入力されたサービス識別子に対応する無料プリント情報取得を要求する。
図10は、プリント履歴情報テーブル1000のデータ構造例を示す説明図である。プリント履歴情報テーブル1000は、サービス識別子欄1002、ファイル名欄1004、プリント日時欄1006、プリント部数欄1008、レシート情報欄1010、プリント料金欄1016、請求額欄1018を有している。レシート情報欄1010は、店舗名欄1012、レシートID欄1014を有している。
サービス識別子欄1002には、無料プリントサービスを示す一意の識別子(サービス識別情報)を記憶し、例えば、サービス識別情報として「E28577AF」等がある。
ファイル名欄1004には、無料プリントの印刷データの名称を記憶し、例えば、印刷データの名称として「非売品_販促ブロマイド」等がある。
プリント日時欄1006には、プリントした日時を記憶し、例えば、その日時として「2016/03/04 18:00:00」等がある。
プリント部数欄1008には、プリントした部数(回数)を記憶し、例えば、その部数として「2部」等がある。
レシート情報欄1010には、レシート情報を記憶し、レシート情報には、例えば、「店舗名」、「レシートID」がある。
店舗名欄1012には、レシートから取得した店舗名を記憶し、例えば、その店舗名として「○○駅前店」等がある。
レシートID欄1014には、レシートから取得したレシートIDを記憶し、例えば、そのレシートIDとして「REC123456789」等がある。
プリント料金欄1016には、プリントの料金を記憶し、例えば、その料金として「0円」等がある。
請求額欄1018には、企画者側に請求する金額を記憶し、例えば、その金額として「200円」等がある。
ステップS410では、画像処理装置160は、利用者390に対して、レシート情報を要求する。
ステップS412では、利用者390は、画像処理装置160を操作してレシートのスキャンを指示する。つまり、画像処理装置160のディスプレイにレシートをスキャンするように表示する。そして、利用者390の指示にしたがって、画像処理装置160は、レシートをスキャンする。
ステップS420では、プリントセンター100は、プリント可能回数を算出する。つまり、プリントセンター100は、サービス識別子に紐づくデータのプリント履歴を照会し、既にプリントされた総プリント回数からプリント可能な残回数を取得する。
ステップS422では、プリントセンター100は、プリント履歴をチェックする。プリントセンター100は、サービス識別子のプリント履歴内で「商品購入数と店舗名とレシート特定情報」に対応するプリント履歴の件数を取得する。
ステップS424では、プリントセンター100は、プリント可能回数を返却する。つまり、プリントセンター100は、ステップS420で取得したプリント可能な残回数とステップS422で取得したプリント履歴の件数を比較し、「商品購入数と店舗名とレシート特定情報」を持つレシートでプリント可能な残回数(プリント可能回数)を画像処理装置160に返却する。
ステップS428では、画像処理装置160は、プリント可能回数をチェックし、「プリント可能回数=0件」の場合はステップS430へ進み、「プリント可能回数>0件」の場合はステップS434へ進む。
ステップS430では、画像処理装置160は、ディスプレイに「プリント不可」を提示する。
ステップS432では、利用者390は、その表示によって「プリント不可」であることを知る。
ステップS434では、画像処理装置160は、ディスプレイにプリント部数の要求を表示する。
ステップS436では、利用者390は、画像処理装置160でプリント部数を指定する。つまり、利用者390は、画像処理装置160上で無料プリントの部数を指定する。
ステップS440では、画像処理装置160は、プリント部数をチェックし、「プリント可能回数≧プリント部数」の場合はステップS442へ進み、「プリント可能回数<プリント部数」の場合はステップS436に戻る。つまり、画像処理装置160は、ステップS436で指定された部数(プリント回数)とステップS426で取得したプリント可能回数を比較し、プリント回数を制限する。
ステップS444では、利用者390は、画像処理装置160から無料プリント物を取得する。
ステップS446では、画像処理装置160は、プリントセンター100に対して、プリント履歴情報482を送信する。プリント履歴情報482は、プリント部数、店舗情報、レシートIDによって構成されている。つまり、画像処理装置160は、プリントセンター100に「商品購入数と店舗名とレシート特定情報」とステップS442で実際にプリントされた回数を送信する。
ステップS448では、プリントセンター100は、データ記憶モジュール120内のプリント履歴情報を更新する。つまり、プリントセンター100は、サービス識別子のプリント履歴に、「商品購入数と店舗名とレシート特定情報」、ステップS442で実際にプリントされた回数を追加する。
スキャン情報から、商品名、商品購入数、店舗名、レシート特定情報を取得するのは、文字認識処理を行ってもよい。また、「商品購入数と店舗名とレシート特定情報」に関しては、レシートのスキャン画像自体(その領域の切り出し画像)でもよい。その場合、予めその店舗レジ140におけるレシートの構造(商品購入数と店舗名とレシート特定情報の相対的位置)を抽出しておき、レシートのスキャン画像を解析して、その領域を切り出すようにしてもよい。レシートのスキャン画像を用いる場合は、プリント履歴情報テーブル1000の代わりに、プリント履歴情報テーブル1100を用いるようにしてもよい。図11は、プリント履歴情報テーブル1100のデータ構造例を示す説明図である。図11(a)に示す例は、プリント履歴情報テーブル1100のデータ構造例を示す説明図である。図11(b)に示す例は、プリント履歴情報テーブル1100の各欄の説明を示している。プリント履歴情報テーブル1100は、図10の例に示すプリント履歴情報テーブル1000にレシート画像欄1120を付加したものである。つまり、サービス識別子欄1102〜請求額欄1118は、プリント履歴情報テーブル1000のサービス識別子欄1002〜請求額欄1018と同等である。レシート画像欄1120には、レシート画像の記憶場所を記憶し、例えば、「バイナリデータでのレシート画像」、「URL」等がある。
店舗名、レシートIDが一致するか否かの判断処理に、画像データのパターンマッチング処理を用いるようにしてもよい。また、レシート画像内の店舗名、レシートID、商品名、購入数等をプリントセンター100(データ管理モジュール115)が文字認識するようにしてもよい。
ステップS702では、サービス識別子に対応するプリント履歴(プリント履歴A)を、プリント履歴情報テーブル1000から検索する。
ステップS704では、サービス識別子に対応する総プリント回数(プリント回数A)を算出する。
ステップS706では、サービス識別子に対応するプリント上限回数を、無料プリント情報テーブル900から取得する。
ステップS708では、「プリント上限回数>プリント回数A」であるか否かを判断し、「プリント上限回数>プリント回数A」である場合はステップS710へ進み、それ以外の場合はステップS724へ進む。
ステップS712では、プリント履歴からレシート情報に該当するプリント済み回数(プリント回数B)を算出する。
ステップS714では、「商品購入回数>プリント回数B」であるか否かを判断し、「商品購入回数>プリント回数B」である場合はステップS716へ進み、それ以外の場合はステップS724へ進む。
ステップS716では、レシート情報で可能な残プリント回数(残プリント回数B)を算出する。詳細には、「残プリント回数B=商品購入数−プリント回数B」の式を用いて算出する。つまり、そのレシートで既にプリントした回数Bを、そのレシートでプリント可能な回数(商品購入数(この場合、商品1個につき1回のプリント))から減算して、残プリント回数Bを算出している。
ステップS720では、画像処理装置160に、プリント可能回数として、残プリント回数Aを返却する。
ステップS722では、画像処理装置160に、プリント可能回数として、残プリント回数Bを返却する。
ステップS724では、画像処理装置160に、プリント可能回数として、0回を返却する。
また、プリント履歴を照会する際に、一つのレシート情報に対してプリント回数は1回のみといった制御を行ってもよい。また、「商品購入数と店舗名とレシート特定情報」から購入した店舗のみに出力場所を制限するようにしてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分又は全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
105…情報通信モジュール
110…データ受付モジュール
115…データ管理モジュール
120…データ記憶モジュール
130…店舗
140…店舗レジ
145…商品管理モジュール
150…商品決済モジュール
155…レシートプリントモジュール
160…画像処理装置
165…情報通信モジュール
170…画像解析モジュール
175…プリント制御モジュール
180…プリントモジュール
290…通信回線
390…利用者
392…企画者
Claims (10)
- 無料の印刷サービスを識別するための情報であるサービス識別情報を取得する取得手段と、
店舗が発行した領収書の画像から商品を示す情報である商品情報と該商品の購入数を抽出する抽出手段と、
前記サービス識別情報と前記商品情報と前記購入数を送信する送信手段と、
前記送信に対する返信によって、無料で印刷可能な回数を受信する受信手段と、
前記回数にしたがって、無料の印刷を行う印刷手段
を有する画像処理装置。 - 請求項1記載の画像処理装置からサービス識別情報と商品情報と購入数を受信する受信手段と、
前記サービス識別情報に対応する、該商品情報における無料の印刷サービスの上限回数と既に該印刷サービスで印刷された回数を取得し、無料で印刷可能な回数を前記画像処理装置に送信する送信手段
を有する情報処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置と請求項2記載の情報処理装置
を有する情報処理システム。 - 前記印刷手段によって印刷された回数を送信する第2の送信手段
をさらに有する請求項1に記載の画像処理装置。 - 請求項4記載の画像処理装置から印刷された回数を受信する第2の受信手段と、
前記回数を記憶する記憶手段
をさらに有し、
前記送信手段は、前記記憶手段に記憶された回数を用いて、印刷された回数を取得する、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記抽出手段は、前記領収書の画像に対して文字認識を行って、商品情報と購入数を抽出する、
請求項1又は4に記載の画像処理装置。 - 前記抽出手段は、前記領収書の画像から商品情報と購入数が記載されている領域を切り取る、
請求項1又は4に記載の画像処理装置。 - 前記受信手段は、請求項7に記載の画像処理装置からサービス識別情報と、商品情報と購入数が記載されている画像を受信し、
該画像に対して文字認識を行って、商品情報と購入数を抽出する、
請求項2に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
無料の印刷サービスを識別するための情報であるサービス識別情報を取得する取得手段と、
店舗が発行した領収書の画像から商品を示す情報である商品情報と該商品の購入数を抽出する抽出手段と、
前記サービス識別情報と前記商品情報と前記購入数を送信する送信手段と、
前記送信に対する返信によって、無料で印刷可能な回数を受信する受信手段と、
前記回数にしたがって、無料の印刷を行う印刷手段
として機能させるための画像処理プログラム。 - コンピュータを、
請求項9記載の画像処理プログラムが実行されるコンピュータからサービス識別情報と商品情報と購入数を受信する受信手段と、
前記サービス識別情報に対応する、該商品情報における無料の印刷サービスの上限回数と既に該印刷サービスで印刷された回数を取得し、無料で印刷可能な回数を前記画像処理装置に送信する送信手段
として機能させるための情報処理プログラム。
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