JP7348944B2 - 会計装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、会計装置及びプログラムに関する。
従来、仕訳入力された大量の会計データを処理するため、様々な会計ソフトウェアプログラム(以下、会計ソフトと略記する)が利用されている。近年では、インターネットを介したクラウド環境で動作可能な会計ソフトにより、社内に会計サーバを設置しなくても会計データを管理することが可能となってきた。このような会計ソフトで用いられる会計仕訳の技術により、領収書等をスキャナで読込みOCR(Optical Character Recognition)の機能でデータ化し、電話番号から勘定科目を推論したり、日付、金額等の入力作業を軽減したりすることが可能となった。
特許文献1には、ユーザが携帯端末で写真撮影したレシートや領収書等の証憑に関する証憑データを仕訳の対象として、仕訳解析センターに送信するだけで、証憑の仕訳結果を即時にWeb画面上で確認することを可能とした技術が開示されている。
特開2014-235484号公報
ところで、証憑に記載された全ての内容が仕訳に必要ではないが、証憑をスキャナに読ませるだけでは、その情報がどのような重みがあり仕訳作成に機能するかが分からず会計仕訳を自動的に作成することができなかった。このように従来の会計システムでは、仕訳に必要な内容を判断することができず、ユーザに判断が委ねられていたため、人手を介して情報を分類する必要があった。しかし、ユーザの会計知識が少なければ、会計データを適切に仕訳することが難しいし、誤って仕訳された会計データでは、ユーザの資産、負債等を正確に反映することができない。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、会計データを容易かつ正確に仕訳できるようにすることを目的とする。
本発明に係る会計装置は、証憑に関連する仕訳データを記憶する仕訳データ記憶部と、ユーザが証憑分類名の正否を判断するために用いられる証憑振分画面を端末に表示する証憑振分画面表示部を起動して端末に証憑を表示し、証憑から語句を特定して推論した証憑分類名が、証憑振分画面に入力された語句により修正され場合に、修正された証憑分類名に対応させて、仕訳作成又は証憑添付のいずれかを証憑利用区分とすることで、証憑毎に、仕訳データの処理を振り分けて、仕訳を確定した仕訳データを仕訳データ記憶部に格納する証憑振分部と、外部サーバから取得された取引データから抽出される項目を含む仕訳データに取引データを関連付けて、証憑利用区分が証憑添付とされた仕訳データの仕訳を確定し、仕訳を確定した仕訳データを仕訳データ記憶部に格納する証憑添付部と、を備える。
本発明によれば、仕訳データの証憑利用区分に応じて適切に仕訳を確定した仕訳データを仕訳データ記憶部に格納することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態に係る会計システムの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る計算機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る仕訳データベースの構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像解析部に関連するデータの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る企業情報データベース及び様式メタデータデータベースの構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像解析部が画像データをOCR解析した結果の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る証憑振分部に関連する処理部及びデータの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る証憑名称マスタの構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る証憑振分画面の表示例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る仕訳作成部に関連する処理部及びデータの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る取引先マスタの構成例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る出金伝票入力画面の表示例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る証憑添付部に関連する処理部及びデータの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る買掛帳入力画面の表示例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る会計サーバが行う仕訳処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る会計システムの内部構成例を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る会計システム10の内部構成例を示すブロック図である。この会計システム10は、ユーザが使用するPC端末2、会計ソフト会社が管理する会計サーバ3、A銀行が銀行取引データを管理する銀行サーバ4、クレジット会社がクレジット取引データを管理するクレジットサーバ5を備える。PC端末2、会計サーバ3、銀行サーバ4、クレジットサーバ5は、それぞれ不図示のネットワークにより接続されている。そして、PC端末2、会計サーバ3、銀行サーバ4、クレジットサーバ5が互いに送受信する各種のデータは、適切に暗号化されており、第三者により窃取、改ざん等が行えないものとする。
<PC端末>
PC端末2には、スキャナ、カメラ等の画像取得部1が接続されており、ユーザは、証憑P1の画像データを取得する画像取得部1を操作して、紙の証憑P1を光学的に読取り画像データを取得する。この画像データは、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、PDF(Portable Document Format)等の方式でPC端末2に保存される。証憑P1は、例えば、現金支払やクレジット支払をしたときにレジスタ端末から出力される領収書である。そして、PC端末2は、会計サーバ3に画像データを送信する。また、ユーザは、PC端末2の表示装置C5(後述する図2を参照)に表示される各種の入力画面を通じて、入力装置C6(後述する図2を参照)を用いてデータ入力を行うことも可能である。PC端末2は、ユーザが操作する端末の一例として示すものであり、カメラ付の携帯電話端末、スマートフォン等の電子機器であってもよい。
なお、ユーザは、PC端末2を操作して、オンラインで物品を購入した場合、紙の証憑P1が存在せず、購入完了画面等がPC端末2に表示されるのみである。この場合、画像取得部1は、PC端末2に表示された画面のハードコピーを画像データとして取得することができる。
<会計サーバ>
会計サーバ3(会計装置の一例)は、例えば、クラウドコンピューティングを用いて構築された会計ソフトを提供するものであり、会計ソフト会社により運用されるサーバである。会計担当者は、会計サーバ3から提供される会計ソフトを使って、所定の会計処理を行っている。この会計サーバ3は、ユーザインターフェイス部31、画像解析部32、証憑振分部33、仕訳作成部34、証憑添付部35及び仕訳データベースD1を備える。なお、会計サーバ3は、仕訳データベースD1以外にも各種のマスタ、データベースを備えるが、図1では図示していない。
ユーザインターフェイス部31は、PC端末2から受信する画像データ及び入力データを画像解析部32等に渡す機能を有する。また、ユーザインターフェイス部31は、各種の入力画面を作成し、PC端末2にこの入力画面を表示する機能を有する。PC端末2を操作するユーザは、この入力画面を通じて必要な会計情報を入力することができる。入力画面に入力された会計情報(入力データ)は、PC端末2からユーザインターフェイス部31に送信される。そして、証憑振分部33、仕訳作成部34、及び証憑添付部35は、ユーザインターフェイス部31が仕訳データに基づいて作成した画面を通じてPC端末2から入力された情報をユーザインターフェイス部31から受け取って、情報を仕訳データの仕訳を確定するために用いる。また、ユーザインターフェイス部31は、銀行サーバ4から、ユーザが保有するA銀行の口座における銀行取引データを取得したり、クレジットサーバ5から、ユーザが利用するBクレジット会社のクレジット取引データを取得したりすることができる。
画像解析部32は、ユーザインターフェイス部31を通じてPC端末2から受信した、証憑P1の画像データに基づいて、証憑P1に記載された語句を解析し、解析した語句を含む仕訳データを仕訳データベースD1(仕訳データ記憶部の一例)に格納する。語句の解析において、画像解析部32が有するOCR機能が用いられ、画像データから文字、数値、記号等が認識される。ただし、OCR機能が文字を認識する精度は低い。このため、画像解析部32は、証憑P1に記載された複数の項目から認識した文字、数値、記号等を含む文字列と、企業情報データベースD2(後述する図4を参照)に格納される各項目における文字列との一致度合いに応じて、証憑P1に記載された語句を確定する。そして、画像解析部32が確定した語句は、仕訳データベースD1の所定の項目に格納される。
証憑振分部33は、証憑P1に記載された語句から推論する証憑分類名に対応させて、仕訳作成又は証憑添付のいずれかを証憑利用区分とすることで、証憑P1毎に、仕訳データの処理を振り分け、仕訳を確定する。そして、証憑振分部33は、仕訳を確定した仕訳データを仕訳データベースD1に格納する。このため、証憑振分部33は、画像解析部32による画像データの解析結果に基づいて、証憑P1の証憑分類を推論する。そして、証憑振分部33は、証憑分類名に基づいて決定した入力処理区分及び証憑利用区分を仕訳データベースD1に格納する。証憑振分部33が推論した証憑分類は、ユーザインターフェイス部31を通じてPC端末2の証憑振分画面W1(後述する図9を参照)に表示される。
仕訳作成部34は、証憑利用区分が仕訳作成とされた仕訳データの仕訳を確定し、仕訳を確定した仕訳データを仕訳データベースD1に格納する。このため、仕訳作成部34は、仕訳データに格納される入力処理区分に応じた入力画面表示部を起動する。例えば、入力処理区分が「出金伝票入力」であれば、ユーザインターフェイス部31に含まれる伝票入力画面表示部31b(後述する図10を参照)が起動される。そして、伝票入力画面表示部31bは、PC端末2に出金伝票入力画面W2(後述する図12を参照)を表示する。また、仕訳作成部34は、出金伝票入力画面W2を通じて入力された会計情報(借方科目、貸方科目、摘要)を伝票入力画面表示部31bから受取り、仕訳データベースD1の仕訳データに格納する。
証憑添付部35は、取引データから抽出された項目を含む仕訳データに、取引データを関連付けて、証憑利用区分が証憑添付とされた仕訳データの仕訳を確定し、仕訳を確定した仕訳データを仕訳データベースD1に格納する。つまり、証憑添付部35は、証憑P1の画像データを添付しなくても、仕訳データと取引データを関連付けることが可能である。さらに、証憑添付部35は、仕訳データに、証憑P1の画像データを添付することで、仕訳データ及び取引データを確実に関連付けることも可能である。このため、証憑添付部35は、仕訳データベースD1から仕訳データを読出し、仕訳データに格納される入力処理区分に応じた入力画面表示部を起動する。例えば、入力処理区分が「買掛帳入力」であれば、ユーザインターフェイス部31に含まれる買掛帳入力画面表示部31c(後述する図13を参照)が起動される。そして、買掛帳入力画面表示部31cは、PC端末2に買掛帳入力画面W3(後述する図14を参照)を表示する。証憑添付部35は、買掛帳入力画面W3を通じて入力された会計情報(借方科目、貸方科目、摘要、証憑P1の画像データとの関連付け)を買掛帳入力画面表示部31cから受取り、仕訳データベースD1の仕訳データに格納する。
取引データ取得部36は、銀行サーバ4及びクレジットサーバ5等の外部サーバから取引データを取得し、取引データから抽出した項目を含む仕訳データを仕訳データベースD1に格納する。例えば、取引データ取得部36は、ユーザインターフェイス部31を通じて銀行サーバ4にアクセスして、銀行サーバ4から取得した銀行取引データを仕訳データベースD1に格納する。また、取引データ取得部36は、ユーザインターフェイス部31を通じてクレジットサーバ5にアクセスして、クレジットサーバ5から取得したクレジット取引データを仕訳データベースD1に格納する。これにより、仕訳データベースD1には、銀行取引データと、クレジット取引データが反映される。取引データ取得部36が、ユーザインターフェイス部31を通じて、銀行取引データ又はクレジット取引データを取得するタイミングは、ユーザがPC端末2を操作して指示したタイミングでもよいし、予め設定された時刻であってもよい。
仕訳データベースD1には、後述する図3に示すような各項目が設けられており、証憑P1に関連する仕訳データが記憶される。この仕訳データは、画像解析部32、証憑振分部33、仕訳作成部34、証憑添付部35及び取引データ取得部36により、仕訳データベースD1の各項目に入力される。ここで、仕訳データベースD1に証憑番号毎に格納されるレコードを「仕訳データ」と呼ぶ。そして、仕訳作成部34又は証憑添付部35により仕訳が確定すると、会計サーバ3は、実行可能な不図示の会計プログラムにより仕訳データを扱えるようになる。仕訳データは、ユーザインターフェイス部31により仕訳データベースD1から読出され、PC端末2に各種画面に表示される。
<銀行システム>
銀行サーバ4(外部サーバの一例)は、入出金取引データベースD10を備える。入出金取引データベースD10には、入出金取引データが格納される。そして、ユーザインターフェイス部31の取得要求に従い、入出金取引データベースD10から読出された入出金取引データが会計サーバ3に送信される。入出金取引データは、ユーザインターフェイス部31を通じて仕訳データベースD1に追加される。銀行サーバ4には、他にもユーザの認証機能等を有するが、ここでは記載を省略する。
<クレジット会社>
クレジットサーバ5(外部サーバの一例)は、クレジット取引データベースD11を備える。クレジット取引データベースD11には、クレジット取引データが格納される。そして、ユーザインターフェイス部31の取得要求に従い、クレジット取引データベースD11から読出されたクレジット取引データが会計サーバ3に送信される。クレジット取引データは、ユーザインターフェイス部31を通じて仕訳データベースD1に追加される。クレジットサーバ5には、他にもユーザの認証機能等を有するが、ここでは記載を省略する。
<計算機>
次に、会計システム10のPC端末2及び会計サーバ3を構成する計算機Cのハードウェア構成を説明する。
図2は、計算機Cのハードウェア構成例を示すブロック図である。
計算機Cは、いわゆるコンピュータとして用いられるハードウェアである。計算機Cは、バスC4にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)C1、ROM(Read Only Memory)C2、RAM(Random Access Memory)C3を備える。さらに、計算機Cは、表示装置C5、入力装置C6、不揮発性ストレージC7、ネットワークインターフェイスC8を備える。
CPU C1は、本実施の形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM C2から読み出して実行する。RAM C3には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。表示装置C5は、例えば、液晶ディスプレイモニタであり、計算機Cで行われる処理の結果等をユーザに表示する。入力装置C6には、例えば、キーボード、マウス等が用いられ、ユーザが所定の操作入力、指示を行うことが可能である。なお、PC端末2は、表示装置C5、入力装置C6を備えるが、会計サーバ3は、表示装置C5、入力装置C6を備えなくてもよい。
不揮発性ストレージC7としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージC7には、OS(Operating System)、各種のパラメータの他に、計算機Cを機能させるためのプログラムが記録されている。ROM C2、不揮発性ストレージC7は、CPU C1が動作するために必要なプログラムやデータ等を記録しており、計算機Cによって実行されるプログラムを格納したコンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。このため、ROM C2、不揮発性ストレージC7には、このプログラムが永続的に格納される。会計サーバ3の不揮発性ストレージC7には、仕訳データベースD1等の各データベース、マスタが構築される。
ネットワークインターフェイスC8には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、端子が接続されたLAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを装置間で送受信することが可能である。例えば、ネットワークインターフェイスC8を通じて、PC端末2から会計サーバ3に画像データ及び入力データが送信され、会計サーバ3からPC端末2に画面、会計データが送信される。
図3は、仕訳データベースD1の構成例を示す説明図である。
図3Aには、証憑P1に基づいて、出金伝票入力にて用いられる仕訳データを含む仕訳データベースD1の構成例が示される。仕訳データベースD1は、伝票日付、入力処理区分、借方科目、貸方科目、金額、相手先、摘要、証憑名、証憑番号、画像データの各フィールドを有する。処理部フィールド以外のフィールドを入力フィールドと総称する。入力フィールドに含まれる各フィールドに格納される情報を「会計情報」と呼ぶ。ただし、図3Aに示す処理部フィールドは、会計サーバ3の入力フィールドに会計情報を入力する処理部又は画面を説明するために便宜的に示したものであり、実際の仕訳データベースD1に処理部フィールドは設けられていない。
図3Aの処理部フィールドには、画像解析部、証憑振分部及び出金伝票入力画面の欄が設けられている。そして、会計サーバ3の画像解析部32により、伝票日付、金額、相手先、摘要、証憑名、証憑番号、画像データの各フィールドに、画像データの解析結果が格納される。画像解析部32により、例えば、証憑P1の伝票日付に「2016/4/18」、金額に「330」、相手先及び摘要に「A喫茶」、証憑名に「領収証」、証憑番号に「0001」、画像データに「01.jpeg」が格納される。
また、証票振分部33により、入力処理区分に「出金伝票」が格納される。
また、出金伝票入力画面には、例えば、借方科目に「会議費」、貸方科目に「小口現金」、摘要に「Aさんと喫茶店で会議」が格納される。これらの会計情報は、出金伝票入力画面W2(後述する図12を参照)を通じてユーザが入力するものである。
図3Bには、証憑P1に基づいて、買掛帳入力にて用いられる仕訳データを含む仕訳データベースD1の構成例が示される。図3Bに示される仕訳データベースD1のフィールド構成は、図3Aに示した仕訳データベースD1のフィールド構成と同じである。図3Bに示す仕訳データは、買掛帳入力にて証憑P1の画像データを添付する処理で用いられる。
図3Bの処理部フィールドにも、画像解析部、証憑振分部及び買掛帳入力画面の欄が設けられている。そして、会計サーバ3の画像解析部32により、伝票日付、金額、相手先、摘要、証憑名、証憑番号の各フィールドに、画像データの解析結果が格納される。
また、証憑振分部33により、入力処理区分に「買掛帳入力」が格納される。
また、買掛帳入力画面には、借方科目、貸方科目、摘要に、買掛帳入力画面W3(後述する図14を参照)を通じてユーザが入力した会計情報が格納される。
図4は、画像解析部32が用いるデータ例を示すブロック図である。
画像解析部32は、企業情報データベースD2及び様式メタデータデータベースD3を参照して、画像取得部1により取得された証憑P1の画像データを解析する。そして、画像解析部32は、解析結果と、証憑P1の画像データを仕訳データベースD1に保存する。
企業情報データベースD2(企業情報記憶部の一例)には、企業を特定するための企業情報が記憶されている。この企業は、ユーザが行う取引の相手先である。
様式メタデータデータベースD3(様式メタデータ記憶部の一例)には、証憑P1に記載される語句の証憑P1内における位置を示す位置情報が企業毎に様式メタデータとして記憶される。
図5は、企業情報データベースD2及び様式メタデータデータベースD3の構成例を示す説明図である。
図5Aには、企業情報データベースD2の構成例が示される。企業情報データベースD2は、企業名、電話番号、FAX番号の各フィールドを有しており、これらのフィールドに格納される情報が企業を特定するための企業情報として用いられる。企業名フィールドには、取引を行う相手先の企業名が格納される。電話番号フィールドには、相手先の電話番号が格納され、FAX番号フィールドには、相手先のFAX番号が格納される。各企業が有する電話番号、FAX番号はそれぞれ異なる値となっている。
図5Bには、様式メタデータデータベースD3の構成例が示される。様式メタデータデータベースD3には、企業名、証憑名称、証憑分類名の各フィールドが設けられている。また、様式メタデータデータベースD3には、証憑に記載される項目毎に証憑P1内の位置を規定する位置情報が格納される。そして、これらのフィールドに格納される情報、及び項目毎に証憑P1内の位置を規定する位置情報が、様式メタデータとして用いられる。
例えば、図5Bには、項目の例として、日付と金額が設けられているが、日付の欄の右側を見ると、証憑P1の位置情報が記載されている。すなわち、証憑P1の左上端を基準点とし、項目の開始縦には「1mm」、開始横には「10mm」と記載されている。これは、証憑P1の基準点から縦に「1mm」、横に「10mm」の点を開始位置することを意味する。そしてこの開始位置から、右方向の幅30mm、下方向の高さ20mmの範囲内が伝票日付欄として特定できることを意味している。これにより、伝票日付欄に入力された数字は、伝票日付を表すと判断することができる。なお、金額の欄については、説明を省くが、伝票日付の欄と同様に考えることができる。
図6は、画像解析部32が画像データをOCR解析した結果の例を示す説明図である。 図6に示すように、証憑P1の発行元を特定するには、電話番号、FAX番号、発行元名称、URL、住所等の一義に発行元を特定するキーワードとなる情報を取得しなければならない。例えば、電話番号は、「TEL」、「電話番号」といった語句の後ろに999-999-9999のフォーマット(「9」は0~9のいずれかの数字を表す)で証憑P1に書かれている。また、発行名称は、「株式会社」、「(株)」の前後に書かれている。しかし、OCRは、証憑P1に記載された語句を正確に識別できないことが多い。仮に、一部だけ読取った語句に基づいて相手先を検索しても、誤った相手先を仕訳データベースD1に登録するおそれがある。
そこで、画像解析部32は、例えば、始めに電話番号で証憑P1の発行元を特定できなければ、次にFAX番号で検索する。そして、画像解析部32は、電話番号に基づいて検索した企業名と、FAX番号に基づいて検索した企業名とが一致した場合に、この企業名を相手先と特定する。このように画像解析部32は、複数の項目の読取結果が一致した場合に、証憑P1の発行元を正確に求めることができる。
図6を参照して具体的に説明すると、例えば、画像解析部32は、様式メタデータデータベースD3を参照し、画像データの電話番号の項目からOCRにより読取った情報が「123?」であったとする。「?」は正確に読取ることができなかった文字を表している。この場合、画像解析部32は、企業情報データベースD2を参照して、「123」を含む電話番号と、この電話番号に対応する企業、FAX番号を取得する。図6では、キーワードとして電話番号が記載され、読取情報として「123?」が記載されており、企業情報データベースD2から検索した電話番号が「E電力」、「B空港」、「A航空」、「C電気」の4社あることが示される。
次に、画像解析部32が、様式メタデータデータベースD3を参照し、画像データのFAX番号の項目からOCRにより読取った情報が「5?11」であったとする。このため、画像解析部32は、企業情報データベースD2を参照して、「5?11」を含むFAX番号と、電話番号を検索した際に候補として挙がった4社のFAX番号とを比較する。この結果、「A航空」と「D鉄道」のFAX番号が「5911」であることが分かる。
しかし、画像解析部32が既に検索した電話番号に対応する企業には、「D鉄道」は含まれていない。したがって、画像解析部32は、証憑P1が「A航空」により発行されたことを特定することができる。そして、画像解析部32は、特定した「A航空」を仕訳データベースD1の相手先フィールドに格納する。同様に、証憑P1に書かれた伝票日付、金額、摘要、証憑名、証憑番号を、仕訳データベースD1の該当する各フィールドに格納する。
なお、画像解析部32は、証憑P1の発行日付を取得する際、「平成99年99月99日」や「9999/99/99」、「9999.99.99」等のフォーマットで書かれている文字を認識する。また、画像解析部32は、証憑P1の金額を取得する際、「合計(税込)」「総合計」の語句の後ろに記載された文字や、「¥999,999,999,999」等のフォーマットで書かれている文字を認識する。これにより、画像解析部32は、証憑P1に記載された発行日付、金額を確定し、仕訳データベースD1の該当するフィールドに確定した発行日付、金額を格納することができる。
図7は、証憑振分部33に関連する処理部及びデータ例を示すブロック図である。
証憑振分部33は、様式メタデータデータベースD3及び証憑名称マスタD4を参照し、証憑P1に記載された語句を、証憑P1の画像データから特定する。そして、証憑振分部33は、ユーザインターフェイス部31に含まれる証憑振分画面表示部31aを起動する。
証憑振分画面表示部31aは、PC端末2に証憑振分画面W1を表示する。PC端末2を操作するユーザは、証憑振分画面W1の表示内容を確認し、証憑振分部33により推論された証憑分類名の正否を判断する。誤った証憑分類名が証憑振分画面W1に表示されていれば、ユーザは正しい証憑分類名に修正することができる。そして、ユーザが証憑振分画面W1に入力した証憑分類名を、証憑振分部33が証憑振分画面表示部31aから受取り、仕訳データベースD1の該当するフィールドに格納する。
証憑名称マスタD4には、比較キーワードと、証憑P1の名称に対応する証憑分類名と、証憑分類名に対応する証憑利用区分及び入力処理区分とが記憶されている。
証憑振分部33は、企業情報データベースD2から読出した企業情報と、画像解析部32により解析された語句とを照合して証憑P1の発行元である企業を特定し、特定した企業に対応する位置情報を様式メタデータデータベースD3から読出す。そして、証憑振分部33は、位置情報に基づいて、証憑P1に記載される語句を特定し、証憑名称マスタD4に基づいて証憑分類名、証憑利用区分及び入力処理区分を特定する。
なお、証憑振分部33は、証憑振分画面表示部31aを起動せず、PC端末2に証憑振分画面W1を表示しなくても、自動的に仕訳データの処理を振り分けて、仕訳を確定した仕訳データを仕訳データベースD1に格納することも可能である。このように自動的に仕訳データが仕訳データベースD1に格納された場合であっても、ユーザーは、証憑振分画面W1を適宜、PC端末2に表示して内容を確認することが可能である。
図8は、証憑名称マスタD4の構成例を示す説明図である。
証憑名称マスタD4は、比較キーワード、推論する証憑分類名、入力処理区分、証憑利用区分の各フィールドを有する。
比較キーワードフィールドには、証憑P1に記載されている証憑P1の証憑名の候補となりうるキーワードが格納されている。証憑振分部33は、画像解析部32により仕訳データに格納された証憑名と、比較キーワードに格納された様々なキーワードとを比較する。
推論する証憑分類名フィールドには、比較キーワードに含まれる証憑名に対応する証憑分類名が格納されている。証憑振分部33は、仕訳データに格納された証憑名に合致する証憑名が比較キーワードに存在する場合、推論する証憑分類名フィールドに格納される証憑分類名に基づいて、証憑P1の証憑分類名を推論する。例えば、「領収書」と記載された証憑P1だけでなく、「預り」、「釣り銭」又は「領収証」と記載された証憑P1であっても、証憑振分部33が、証憑P1の証憑分類名を「領収書」と推論することができる。そして、証憑振分部33により推論された証憑分類名が証憑振分画面表示部31aに渡される。証憑振分画面表示部31aは、仕訳データベースD1に格納される画像データと共に、証憑振分部33により推論された証憑分類名を反映した証憑振分画面W1をPC端末2に表示する。
また、図8に示されるように、入力処理区分フィールドには、証憑分類名に応じた入力処理区分が格納される。入力処理区分には、例えば、「出金伝票入力」、「売掛伝票入力」、「買掛伝票入力」、「振替伝票入力」、「出納帳入力」及び「買掛帳入力」がある。入力処理区分は、PC端末2に表示される入力画面を決定するために用いられる。証憑振分部33は、推論した証憑分類名に基づいて確定した入力処理区分を、仕訳データベースD1の該当するフィールドに格納する。
証憑利用区分フィールドには、入力処理区分に応じて利用される証憑P1の証憑利用区分が格納される。証憑利用区分には、例えば、「仕訳作成」及び「証憑添付」がある。証憑利用区分が仕訳作成であれば、仕訳作成部34により未確定の仕訳データに仕訳入力が行われることにより、仕訳データが確定する。証憑利用区分が証憑添付であれば、証憑添付部35により、銀行取引データ又はクレジット取引データにより作成された仕訳データに証憑P1の画像データが添付されることで仕訳データが確定する。
図9は、証憑振分画面W1の表示例を示す説明図である。証憑振分画面W1は、PC端末2に表示され、PC端末2を操作するユーザが、画像解析部32により語句が解析された証憑P1の画像データを仕訳データベースD1に格納するために用いられる。
証憑振分画面W1は、読込エリアW1a、作業エリアW1b、推論結果表示エリアW1c、推論結果送信エリアW1dを備える。
読込エリアW1aには、画像解析部32により証憑P1に記載された語句が解析された証憑P1の画像データが表示される。ユーザが画像取得部1により証憑P1を読取った後、証憑P1の画像データが会計サーバ3に送られ、画像解析部32により画像データが解析されるまでの処理が自動的に行われる。このため、ユーザは、画像取得部1により証憑P1を読取らせると、すぐに証憑振分画面W1の読込エリアW1aに表示された証憑P1の画像データを確認することができる。なお、図9の読込エリアW1aには、2つの相手先(CゴルフコースとBラーメン)からユーザが受領した2種類の証憑P1の画像データが表示されている。
作業エリアW1bには、証憑振分部33により証憑利用区分の振分が行われた証憑P1の画像データが表示される。図9には、ユーザが読込エリアW1aから選択した相手先(A喫茶)より、ユーザが受領した証憑P1の画像データが表示される。ユーザが、読込エリアW1aと作業エリアW1bの間に表示される右向き矢印をクリックすると、読込エリアW1aに表示される画像データが作業エリアW1bに移動して表示される。
逆に、ユーザが、読込エリアW1aと作業エリアW1bの間に表示される左向き矢印をクリックすると、作業エリアW1bに表示される画像データが読込エリアW1aに移動して表示される。なお、作業エリアW1bには、「1」、「2」という選択項目が表示される。この選択項目は、作業エリアW1bに移動させた画像データの表示順を表しており、ユーザが「1」をクリックするとA喫茶の証憑P1の画像データが表示され、「2」をクリックすると他の会社の証憑P1の画像データが表示される。そして、証憑振分部33は、作業エリアW1bに表示された画像データに基づいて、証憑分類名を推論する。
推論結果表示エリアW1cには、証憑振分部33が証憑P1の画像データに基づいて推論した証憑分類名が示される。例えば、A喫茶では、ユーザが現金で代金支払を行ったため、推論結果表示エリアW1cの「領収書(現金)」が強調表示される。推論結果表示エリアW1cに誤った証憑名が表示されていれば、ユーザが正しい証憑名を選択し直すことができる。そして、証憑振分部33は、選択された証憑名に基づいて、入力処理区分を決定する。
推論結果送信エリアW1dには、ユーザが証憑振分画面W1に表示された証憑分類名を確認した後、送信ボタンを押すことで、会計サーバ3に伝票が発生した発生日付を送信するための送信ボタンが表示される。証憑振分部33は、証憑振分画面表示部31aから発生日付を受け取ると、仕訳データベースD1に格納した入力処理区分を確定する。会計サーバ3に送信される入力処理区分は、図8に示されたように、例えば、証憑P1の証憑分類名が領収書(現金)であれば出金伝票入力となり、領収書(クレジット払い)であれば買掛帳入力となる。
なお、画像解析部32による画像データの解析が正確でなければ、ユーザが証憑振分画面W1を通じて正しい証憑分類名を入力することができる。このようにユーザが証憑振分画面W1に表示された証憑分類名を修正した場合には、修正された証憑分類名が会計サーバ3に送信される。そして、証憑振分部33は、証憑振分画面表示部31aから修正された証憑分類名を受け取ると、改めて証憑利用区分及び入力処理区分を確定し、仕訳データベースD1に確定した入力処理区分を格納する。
ここで、証憑振分部33は、会計サーバ3に様式メタデータデータベースD3がある場合と、様式メタデータデータベースD3がない場合とで異なる処理により入力処理区分と証憑利用区分を確定する。
<様式メタデータデータベースD3がある場合>
会計サーバ3が様式メタデータデータベースD3を備えていれば、証憑振分部33は、画像解析部32が特定した企業名に対応する位置情報を様式メタデータデータベースD3から読出し、証憑P1に記載された語句との一致率が基準値よりも高い証憑P1の名称に基づいて証憑分類名を特定する。
このため、証憑振分部33は、画像解析部32が画像データに基づいて取得した企業名により、様式メタデータデータベースD3の該当するレコードを検索する。さらに、証憑振分部33は、画像解析部32が画像データに基づいて取得した証憑名称により、様式メタデータデータベースD3を検索して証憑分類名を取得する。証憑振分部33は、例えば、図5Bに示したように、証憑名称が「ご領収証」である様式メタデータを様式メタデータデータベースD3から検索する。これにより、証憑振分部33は、証憑分類名を「領収書」として特定する。
そして、証憑振分部33は、検索した企業名及び証憑分類名に対応して様式メタデータデータベースD3から検索した位置情報に基づいて、証憑P1の画像データから企業名「A航空」、証憑分類名「ご領収証」を特定する。さらに、証憑振分部33は、証憑名称マスタD4から証憑分類名「ご領収証」に対応する証憑分類名「領収書」を推論すると共に、証憑分類名「領収書」に対応する入力処理区分「出金伝票入力」と証憑利用区分「仕訳作成」を証憑名称マスタD4から取得し、仕訳データベースD1に格納することができる。
<様式メタデータデータベースD3がない場合>
会計サーバ3が様式メタデータデータベースD3を備えていなければ、証憑振分部33は、画像解析部32により解析された語句と、証憑名称マスタD4に格納される証憑P1の名称とを照合して証憑分類名、証憑利用区分及び入力処理区分を特定する。そして、証憑振分部33は、画像解析部32により解析された語句と、証憑名称マスタD4に格納される証憑P1の名称との一致率が基準値よりも高い証憑P1の名称に基づいて証憑分類名を特定する。
このため、証憑振分部33は、画像解析部32のOCR機能により証憑P1に記載された語句がデータ化されたものを、証憑名称マスタD4のキーワードと照合し、一文字毎にテキストデータとキーワードが一致するか比較する。そして、証憑振分部33は、一致した数をカウントし、一致率(全体の文字数に対する一致した文字数の割合)を算出する。また、証憑振分部33は、基準値(例えば、75%)よりも一致率が高い証憑名称を証憑名称マスタD4から特定した後、この証憑名称に基づいて、証憑名称マスタD4から入力処理区分と証憑利用区分を特定する。例えば、1つの語句の文字数が4文字である場合、この語句の3文字がキーワードと一致すれば証憑名称マスタD4から証憑名称を特定できる。
ここで、証憑振分部33は、請求書の請求先に当社の名称が記載されている時は「売掛伝票入力」と判断し、請求先に他社の名称が記載されている時は「買掛伝票入力」と判断する。例えば、証憑P1に記載された当社(ユーザ)の名称に「御中」、「様」、「殿」が付加されている場合には売掛伝票入力と判断する。
図10は、仕訳作成部34に関連する処理部及びデータの構成例を示すブロック図である。
仕訳作成部34は、仕訳データベースD1に格納された証憑利用区分が「仕訳作成」である証憑P1の仕訳データを伝票入力画面表示部31bに渡す。伝票入力画面表示部31bは、仕訳作成部34から受け取った仕訳データに基づいて、伝票入力画面をPC端末2に表示する。そして、伝票入力画面表示部31bは、ユーザがPC端末2を通じて伝票入力画面に入力した会計情報を仕訳作成部34に渡す。仕訳作成部34は、伝票入力画面表示部31bから受け取った会計情報、及び自動仕訳推論部34aから渡された自動仕訳の推論結果に基づいて作成した仕訳データを仕訳データベースD1に格納する。こうして仕訳作成部34が仕訳データを確定することができる。
伝票入力画面表示部31bは、出金伝票入力画面W2(後述する図12を参照)をPC端末2に表示する。伝票入力画面表示部31bは、仕訳データベースD1に格納される仕訳データの証憑利用区分が「仕訳作成」である仕訳データの入力処理区分に対応する伝票入力画面を起動し、PC端末2に伝票入力画面を表示する。そして、ユーザにより伝票入力画面を通じて入力された、日付、金額、相手先等の会計情報が仕訳作成部34に渡される。
出金伝票入力画面W2に表示され、ユーザが会計情報を入力可能な伝票の種類は、入金伝票、出金伝票、売掛伝票、買掛伝票、振替伝票のいずれかである。本実施の形態では、図12に示すように伝票入力画面の一例として、出金伝票が登録される出金伝票入力画面W2がPC端末2に表示されるものとする。そして、出金伝票入力画面W2と同様の構成とした他の伝票の入力画面について説明を省略する。
自動仕訳推論部34aは、仕訳作成部34に付随して設けられており、仕訳作成部34が仕訳データベースD1から読出した仕訳データに対して、一般推論データベースD5、履歴推論データベースD6、消込推論データベースD7に基づき自動的に仕訳を推論する。自動仕訳推論部34aにより自動仕訳が推論される処理は、本発明者による特許第4783200号公報に詳細な内容が説明されているため、ここでは簡潔な説明にとどめる。
自動仕訳推論部34aによる仕訳は、以下の3つの推論によって行われる。これら3つの推論により自動的に行われる仕訳を「自動仕訳」と呼ぶ。
(1)一般推論(一般的な商取引からの推論)
一般推論は、例えば、ユーザが初めて取引した相手先から受領する証憑P1の仕訳を行うために用いられる処理である。一般推論では、一般的な借方科目及び貸方科目を推論するために参照される一般推論データベースD5(一般推論記憶部の一例)が用いられる。自動仕訳推論部34aは、仕訳データに含まれる伝票日付、金額、摘要のうちの少なくとも1項目以上の項目に基づいて、一般推論データベースD5を参照し、一般的な借方科目及び貸方科目を推論する。自動仕訳推論部34aが一般推論を行う際、一般推論データベースD5に格納される、「摘要」の判断に使用される文言等が参照される。
(2)履歴推論(過去に入力した仕訳に類似しているものからの推論)
履歴推論は、過去に正しい仕訳として処理されたデータと今回処理するデータの類似性を判断し、過去に取引したことがある相手先と過去に行った仕訳と同様の仕訳を行うために用いられる処理である。履歴推論では、過去に仕訳された仕訳データに基づいて、特定の借方科目及び貸方科目を推論するために参照される履歴推論データベースD6(履歴推論記憶部の一例)が用いられる。自動仕訳推論部34aは、仕訳データに含まれる伝票日付、相手先、摘要に基づいて履歴推論データベースD6を参照し、特定の借方科目及び貸方科目を推論する。自動仕訳推論部34aが履歴推論を行う際、履歴推論データベースD6に設けられる過去に仕訳されたデータの中で、例えば、伝票日付、相手先、摘要のパターンに基づいて推論が行われる。
(3)消込推論(売掛金や借入金等の過去に発生した会計事象からの推論)
消込推論は、売掛金の入金や出張旅費の精算を行う場合等で、その会計事象を処理する前段階の会計事象が既に存在していれば、その前段階の会計事象の情報に基づいて仕訳を行うために用いられる処理である。消込推論では、過去に発生した会計事象に対応する仕訳データの消込を推論するために参照される消込推論データベースD7(消込推論記憶部の一例)が用いられる。自動仕訳推論部34aは、過去に発生した会計事象に基づいて、消込推論データベースD7を参照し、仕訳データに対して消込を推論する。消込推論では、自動仕訳推論部34aにより、消込推論データベースD7に設けられる売掛金ファイル、精算ファイル、借入金ファイル等が参照され、過去の会計事象の中で合致する事象に基づいて推論が行われる。
そして、自動仕訳推論部34aは、一般推論と、履歴推論と、消込推論とのうち、少なくとも一つ以上の推論を行って、その仕訳結果を仕訳作成部34に出力する。仕訳作成部34は、自動仕訳推論部34aから出力された推論結果を伝票入力画面表示部31bに渡す。そして、伝票入力画面表示部31bは、仕訳作成部34から渡された推論結果に基づいて、PC端末2に伝票入力画面を表示する。その後、伝票入力画面表示部31bは、ユーザにより伝票入力画面を通じて入力された会計情報を仕訳作成部34に渡す。仕訳作成部34は、ユーザから入力された会計情報に基づいて仕訳を確定し、確定した仕訳を仕訳データに格納する。
なお、自動仕訳推論部34aは、仕訳を推論する際に、取引先マスタD8(取引先情報記憶部の一例)を参照する。取引先マスタD8は、仕訳作成部34による売掛伝票又は買掛伝票の仕訳を確定するために参照される、企業情報データベースD2から抽出された企業情報の一部であって、自社の取引先である企業の取引先情報を記憶するマスタである。そして、仕訳作成部34は、取引先マスタD8に基づいて、仕訳データベースD1から読出した仕訳データの仕訳を確定することができる。自動仕訳推論部34aを用いない形態では、仕訳作成部34が取引先マスタD8を直接参照して、仕訳データベースD1から読出した仕訳データの仕訳を確定することができる。
ここで、取引先マスタD8の構成例について説明する。
図11は、取引先マスタD8の構成例を示す説明図である。
取引先マスタD8は、債権債務(特に、売掛伝票又は買掛伝票)を会計仕訳で管理するために必要なデータとして、主にユーザの取引先である企業の企業情報の一部を格納したものである。取引先マスタD8には、取引先コード、取引先名称、住所、電話番号等が格納される。ただし、取引先の企業を特定する情報としては、取引先名称だけで十分な場合も多い。このため、取引先マスタD8には、取引先名称だけが格納される場合もある。
図10の説明に戻ると、取引先マスタD8に付随して、仕訳作成部34には取引先マスタ更新部34b(取引先情報更新部の一例)が設けられている。取引先マスタ更新部34bは、企業情報データベースD2に記憶される企業情報がフィードバック処理部34cにより更新された場合に、更新された企業情報に基づいて、取引先マスタD8に記憶される取引先情報を更新する。例えば、取引先の企業が移転したことにより、電話番号が変更された場合、取引先マスタD8により、企業情報データベースD2から変更された電話番号が読出される。そして、取引先マスタ更新部34bは、変更された電話番号を、取引先マスタD8の該当する企業情報に更新する。
また、仕訳作成部34に付随してフィードバック処理部34c(フィードバック処理部の一例)が設けられる。フィードバック処理部34cは、仕訳データベースD1を参照し、企業情報が更新された場合に、更新された企業情報を企業情報データベースD2に格納するフィードバック処理を行う。例えば、伝票入力画面表示部31bの制御により表示された入力画面を通じて添付された証憑P1の画像データより、企業の電話番号が変更されたことが分かると、フィードバック処理部34cは、企業情報データベースD2の企業情報に含まれる電話番号を変更する。企業情報データベースD2にて変更された電話番号は、上述したように取引先マスタ更新部34bにより取引先マスタD8を更新する際にも用いられる。
また、フィードバック処理部34cは、仕訳データベースD1を参照し、様式メタデータが更新された場合に、更新された様式メタデータを様式メタデータデータベースD3に格納するフィードバック処理も行う。例えば、証憑P1の画像データより、これまで使用されていた証憑P1とは異なるレイアウトに変更されたことが分かると、フィードバック処理部34cは、様式メタデータデータベースD3に格納された様式メタデータを変更する。これにより、後に同じ種類の証憑P1の画像データが読込まれた際に、最新の様式メタデータに基づいて、画像解析部32による画像解析が可能となる。
なお、誤った企業情報又は様式メタデータにより、企業情報データベースD2又は様式メタデータデータベースD3が変更されることがないように、フィードバック処理部34cの動作は、会計サーバ3の管理者により承諾された場合にのみに限定してもよい。
図12は、出金伝票入力画面W2の表示例を示す説明図である。証憑振分画面W1は、PC端末2に表示され、PC端末2を操作するユーザが、出金伝票を仕訳データベースD1に登録するために用いられる。
出金伝票入力画面W2は、出金伝票一覧表示部W2a、出金伝票個別表示部W2b、証憑表示部W2c、未処理証憑件数表示部W2dを備える。
出金伝票一覧表示部W2aには、仕訳作成部34により仕訳データベースD1から読出された、入力処理区分が「出金伝票入力」である仕訳データ(出金伝票)が一覧表示される。出金伝票一覧表示部W2aには、発生日付、伝票番号、科目、取引内容、金額、起票者、イメージの各欄が表示されている。出金伝票は、伝票番号欄に表示される伝票番号によって識別される。証憑P1の画像データが仕訳データベースD1に登録されている出金伝票のレコードには、イメージ欄に丸印が表示される。
出金伝票個別表示部W2bには、出金伝票一覧表示部W2aから選択された1つの出金伝票の内容が表示される。ここでは、伝票番号が「3」である出金伝票が選択されたことにより、この出金伝票の仕訳データが表示されている。
証憑表示部W2cには、出金伝票一覧表示部W2aから選択された出金伝票(証憑P1)の画像データが表示される。ここでは、伝票番号が「3」である出金伝票が選択されたことにより、この出金伝票の仕訳データに格納されている、起票者がA喫茶から受領した証憑P1の画像データが表示されている。ユーザは、証憑表示部W2cに表示される証憑P1の画像データを見ながら、出金伝票個別表示部W2bを通じて正確な出金伝票を入力することができる。
未処理証憑件数表示部W2dには、出金伝票入力が未処理である証憑P1の件数が証憑分類名毎に表示されている。ユーザは、未処理証憑件数表示部W2dの右側にある「次へ」ボタン、「前へ」ボタンを押して、未処理の証憑P1に関する伝票入力画面を表示し、正確な出金伝票を入力することができる。
図13は、証憑添付部35に関連する処理部及びデータの構成例を示すブロック図である。
証憑添付部35は、仕訳データベースD1に格納された証憑利用区分が「証憑添付」である証憑P1の画像データを、入力処理区分毎の帳簿入力で作成された仕訳と関連づける。証憑添付部35が処理対象とする仕訳データは、取引データ取得部36により仕訳データベースD1に格納された入出金取引データ又はクレジット取引データに基づいて仕訳データベースD1に作成されたデータである。このため、証憑添付部35は、仕訳データベースD1から証憑P1の仕訳データを読出し、買掛帳入力画面表示部31cを通じてPC端末2に買掛帳入力画面W3を表示する。また、証憑添付部35は、出納帳入力画面表示部31dを通じてPC端末2に出納帳入力画面を表示することもできる。
そして、証憑添付部35は、PC端末2を操作するユーザが、いずれかの画面を通じて入力した会計情報に基づいて仕訳を作成し、仕訳データと証憑P1の画像データとを関連付け、仕訳データに証憑P1の画像データを添付する。そして、証憑添付部35は、証憑P1の画像データを含む仕訳データを仕訳データベースD1に格納し、仕訳データを確定する。
買掛帳入力画面表示部31cは、取引データ取得部36により仕訳データベースD1に格納された、クレジットサーバ5から取得したクレジット取引データに基づいて仕訳を作成するために用いられる。
出納帳入力画面表示部31dは、取引データ取得部36により仕訳データベースD1に格納された、銀行サーバ4から取得した入出金取引データに基づく仕訳データを入力するために用いられる。
図14は、買掛帳入力画面W3の表示例を示す説明図である。買掛帳入力画面W3は、買掛帳入力画面表示部31cによりPC端末2に表示され、ユーザが、買掛帳を仕訳データベースD1に入力するために用いられる。
買掛帳入力画面W3は、買掛帳一覧表示部W3a、証憑表示部W3b、買掛帳個別入力部W3cを備える。
買掛帳一覧表示部W3aには、証憑添付部35により仕訳データベースD1から読出された、入力処理区分が「買掛帳入力」である仕訳データ(買掛帳)が一覧表示される。買掛帳一覧表示部W3aには、伝票番号、日付、相手科目、補助科目、決済金額、発生金額、残高、摘要、相手先の各欄が表示される。買掛帳の仕訳データは、伝票番号によって識別される。
証憑表示部W3bには、買掛帳一覧表示部W3aに表示される仕訳データに関連付けられると想定される証憑P1の画像データが表示される。証憑表示部W3bに表示される証憑P1の画像データは、複数存在する可能性があるため、証憑添付部35に付与された合計点数の高い順に表示される。つまり、合計点数が高い証憑P1の画像データは、仕訳データに関連付けられる可能性も高いため、証憑表示部W3bの上に表示され、合計点数が低い証憑P1の画像データが証憑表示部W3bの下に表示される。
買掛帳個別入力部W3cには、買掛帳一覧表示部W3aから選択された買掛帳の内容が表示される。ここでは、伝票番号が「000015」である仕訳データが買掛帳一覧表示部W3aから選択されている。ユーザは、買掛帳個別入力部W3cに表示された仕訳データを確認し、仕訳データを修正したり、削除したりする操作が可能である。ユーザにより更新された買掛帳の会計情報は、買掛帳入力画面表示部31cから証憑添付部35に送信される。そして、証憑添付部35は、買掛帳入力画面表示部31cから渡される会計情報に基づいて仕訳データベースD1の仕訳データを更新する。
そして、証憑添付部35は、例えば、買掛帳入力画面W3にて入力された、日付、相手科目、補助科目、決済金額、発生金額、消費税、税率、摘要、相手先の各項目と、仕訳データベースD1から読出した証憑P1の画像データの解析結果とを比較する。そして、項目毎に完全一致であれば5点、部分一致であれば3点といった点数を付与する。買掛帳入力画面表示部31cは、証憑添付部35により項目毎に付与された点数の合計が高い順にソートした証憑P1の画像データを証憑表示部W3bに表示する。
この合計点数がある基準値を超えた場合、買掛帳入力画面表示部31cは、仕訳と関連付けをするチェックボックスW3b1にチェックを自動で付与する。これにより、取引データ取得部36により作成された仕訳データと、チェックが付与された証憑P1の画像データに対応する仕訳データとが自動的に関連付けられる。なお、仕訳データが、誤った証憑P1の画像データと関連付けられることもあるため、ユーザがチェックボックスW3b1のチェックを他の証憑P1の画像データに付け直すことも可能である。そして、仕訳データベースD1には、証憑P1の画像データと関連付けられ、証憑添付部35により仕訳が確定した仕訳データが格納される。
出納帳入力画面表示部31dについても、買掛帳入力画面表示部31cと同様の出納帳入力画面をPC端末2に表示する。例えば、ユーザが、C電気にて、クレジットカードを使用して本とカメラをまとめて購入すると、出納帳入力画面の入出金明細には本とカメラの合計金額が表示される。例えば、クレジットカードで物品を購入した場合、クレジット会社から引き落とされる金額は、個別の物品毎でなく、合計金額である。このため、出納帳入力画面に合計金額が表示される。
しかし、本を「図書費」、カメラを「消耗品費」のように異なる勘定科目で処理する場合がある。この場合、仕訳データと証憑P1の画像データが関連付けられることにより、出納帳入力画面が、クレジットカードを使って購入した物品毎に金額を表示することが可能となる。そして、ユーザは、PC端末2に表示された出納帳入力画面を通じて、合計金額が表示された仕訳データを仕訳明細に展開し、仕訳明細に含まれる物品毎の金額を確認し、勘定科目を修正することが可能となる。
図15は、会計サーバ3が行う仕訳処理の例を示すフローチャートである。
始めに、画像解析部32は、ユーザインターフェイス部31を通じてPC端末2から受信した画像データを解析する(S1)。次に、証憑振分部33は、解析された画像データに基づいて、証憑P1の証憑利用区分を振り分ける(S2)。
次に、証憑P1の証憑利用区分が仕訳作成である場合(S3のYES)、仕訳作成部34が仕訳を作成し(S4)、本処理を終了する。
一方、証憑P1の証憑利用区分が仕訳作成でない場合(S3のNO)、証憑利用区分が証憑添付である。ここで、取引データ取得部36により仕訳データベースD1に取引データが格納された場合(S5)、証憑添付部35は、証憑利用区分が証憑添付である仕訳データの画像データを、取引データ取得部36により作成された仕訳データに添付し(S6)、2つの仕訳データを関連付けた後、本処理を終了する。
以上説明した第1の実施の形態に係る会計サーバ3では、証憑P1の画像データを解析して証憑P1に記載された語句を仕訳データベースD1の所定項目に格納する。そして、証憑振分部33は、仕訳データベースD1から読出した仕訳データに基づいて証憑分類名を推論し、証憑利用区分及び入力処理区分を確定する。このように証憑利用区分及び入力処理区分を確定するまでの処理が自動的に行われるため、ユーザが証憑P1に記載された語句をPC端末2から逐一入力したり、証憑P1の証憑利用区分及び入力処理区分を選択しなくても正しく語句が入力された仕訳データを得ることができる。このため、仕訳の入力作業が軽減し、この入力作業に人が介在する部分が減少すると共に、仕訳や債権債務管理の精度が向上するため、正しい決算を迅速に行えるという効果が期待できる。また、本実施の形態に係る会計サーバ3により構築された会計システム10により、スキャナ保存制度に対応させることが容易となるため、証憑P1を含む書類の保管経費や場所が不要となり、さらには簿記の知識を有した人手の工数も減少するので費用削減の効果も期待できる。
このように、本実施の形態に係る会計サーバ3では、証憑P1の作成者を特定し、いつ証憑P1が作成されたかを特定し、証憑の種類を特定し、金額や数量等の情報がどの場所に書かれているかを特定することで、証憑P1に記載された語句の情報の重みを解析する。そして、その証憑P1がどんな種類の会計伝票の原票となるのかあるいは作成された会計仕訳を監査証跡として添付するための証憑P1なのか、会計仕訳に不必要な証憑P1なのかを振り分けることができる。
また、仕訳作成部34は、証憑利用区分が仕訳作成である仕訳データについて、ユーザが伝票入力画面から入力した会計情報に基づき仕訳データを確定し、仕訳データベースD1に確定した仕訳データを格納する。証憑添付部35は、証憑利用区分が証憑添付である仕訳データについて、ユーザが買掛帳入力画面W3又は出納帳入力画面から入力した会計情報に基づき仕訳データを確定し、仕訳データベースD1に確定した仕訳データを格納する。このようにユーザは、各種の画面に表示された仕訳データを確認し、正しい会計情報を入力することができる。従来は、クレジットのご利用明細のデータに日付、相手先及び金額が含まれていたものの、購入した物品の詳細情報が無いので正確な会計仕訳を作成することができなかった。しかし、本実施の形態に係る証憑添付部35により、既に作成された会計仕訳と証憑を日付・金額・相手先等の項目でマッチングし、証憑P1から解析された明細行を仕訳明細として追加することが可能となる。このため、正確な仕訳が行われ、仕訳データベースD1には正しい仕訳データが格納される。そして、正しい仕訳データにより後続の会計処理を実行することが可能となる。
また、従来は、証憑P1に記載された情報の位置や内容等を予め用意しておくことは大変な労力がかかっていた。しかし、本実施の形態に係るフィードバック処理部34cは、変更された企業情報、及び証憑P1に記載された情報の位置や内容の変更等を企業情報データベースD2及び様式メタデータデータベースD3にフィードバックして格納する。このため、会計サーバ3を構成する各処理部は、企業情報データベースD2及び様式メタデータデータベースD3から企業情報及び様式メタデータを効率よく収集できる。また、例えば、企業情報データベースD2及び様式メタデータデータベースD3がクラウド上に形成されていれば、会計サーバ3は、企業情報データベースD2及び様式メタデータデータベースD3にアクセスして証憑P1に記載された情報の位置や内容等を効率よく収集することが可能となる。
また、従来、会計ソフトで取引先の債権債務を管理しようとする場合、取引先の情報を請求書等から取引先マスタD8に人手を介して事前に登録しなければならなかった。しかし、本実施の形態に係る取引先マスタ更新部34bは、証憑P1の仕訳データを債権債務に関係する売掛金伝票や買掛金伝票に分類する場合に、参照する取引先マスタD8に取引先情報が存在しなかったり、取引先情報が変更されていたりすれば、企業情報データベースD2から正しい取引先情報を取得し、取引先マスタD8を更新する。このため、正しい取引先情報により仕訳を行うことが可能となる。
[第2の実施の形態]
上述した本発明の第1の実施の形態に係る会計サーバ3は、画像解析部32による証憑P1の画像データの解析結果に基づいて、証憑振分部33が証憑P1毎に仕訳データの処理を振り分けていた。しかし、会計サーバ3Aは、画像解析部32を備えない構成としても、証憑振分部33による同様の処理が可能である。
図16は、第2の実施の形態に係る会計システム10Aの内部構成例を示すブロック図である。第2の実施の形態に係る会計システム10Aは、第1の実施の形態に係る会計システム10と同様の構成であるが、会計システム10Aが備える会計サーバ3Aは、画像解析部32を備えていない点が異なる。
PC端末2が画像取得部1から取得した画像データは、上述したように証憑振分画面W1、出金伝票入力画面W2のような入力画面にて表示される。
そして、証憑振分部33は、証憑P1に含まれる語句から推論する証憑分類名に対応させて、仕訳作成又は証憑P1添付のいずれかを証憑利用区分とすることで、証憑P1毎に、仕訳データの処理を振り分けて、仕訳を確定した仕訳データを仕訳データベースD1に格納する。このとき、証憑振分部33は、証憑P1に含まれる語句と、証憑名称マスタD4に格納される証憑P1の名称とを照合して証憑分類名、証憑利用区分及び入力処理区分を特定することが可能である。本実施の形態において、証憑P1に含まれる語句とは、画像解析部32以外の方法で入力されたデータである。このため、証憑P1に含まれる語句は、ユーザが証憑P1に含まれる語句をPC端末2を通じて手入力したものであったり、他のシステムにより入力されたものであったりしてもよい。
ここで、証憑振分部33は、証憑P1に含まれる語句と、証憑名称マスタD4に格納される証憑P1の名称との一致率が基準値よりも高い証憑P1の名称に基づいて証憑分類名、証憑利用区分及び入力処理区分を特定する。そして、証憑振分部33は、証憑P1に含まれる語句と、企業情報記憶部から読出した企業情報とを照合して、証憑P1の発行元である企業を特定することも可能である。そして、画像解析部32に関わる処理以外については、会計サーバ3Aが備える各部は、第1の実施の形態に係る会計サーバ3が備える各部と同様に動作する。
以上説明した第2の実施の形態に係る会計システム10Aでは、証憑振分部33が、証憑P1の解析結果を得なくても、証憑P1毎に、仕訳データの処理を振り分けることが可能である。このため、画像解析部32のOCR機能の精度によらず、仕訳データを適切に振り分けることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…画像取得部、2…PC端末、3…会計サーバ、4…銀行サーバ、5…クレジットサーバ、10…会計システム、31…ユーザインターフェイス部、32…画像解析部、33…証憑振分部、34…仕訳作成部、34a…自動仕訳推論部、34b…取引先マスタ更新部、34c…フィードバック処理部、35…証憑添付部、36…取引データ取得部、D1…仕訳データベース、D2…企業情報データベース、D3…様式メタデータデータベース、D4…証憑名称マスタ、D5…一般推論データベース、D6…履歴推論データベース、D7…消込推論データベース

Claims (20)

  1. 証憑に関連する仕訳データを記憶する仕訳データ記憶部と、
    ユーザが証憑分類名の正否を判断するために用いられる証憑振分画面を端末に表示する証憑振分画面表示部を起動して前記端末に前記証憑を表示し、前記証憑から語句を特定して推論した前記証憑分類名が、前記証憑振分画面に入力された語句により修正される場合に、修正された前記証憑分類名に対応させて、仕訳作成又は証憑添付のいずれかを証憑利用区分とすることで、前記証憑毎に、前記仕訳データの処理を振り分けて、仕訳を確定した前記仕訳データを前記仕訳データ記憶部に格納する証憑振分部と、
    外部サーバから取得された取引データから抽出される項目を含む前記仕訳データに前記取引データを関連付けて、前記証憑利用区分が前記証憑添付とされた前記仕訳データの仕訳を確定し、仕訳を確定した前記仕訳データを前記仕訳データ記憶部に格納する証憑添付部と、を備える
    会計装置。
  2. 前記証憑振分部は、前記証憑の発生日付を受け取ると、前記証憑分類名に対応する入力処理区分を確定し、前記証憑の名称に対応する証憑分類名が修正されると、修正された前記証憑分類名により、証憑利用区分及び前記入力処理区分を確定する
    請求項1に記載の会計装置。
  3. さらに、前記証憑利用区分が前記仕訳作成とされた前記仕訳データの仕訳を確定し、仕訳を確定した前記仕訳データを前記仕訳データ記憶部に格納する仕訳作成部を備える
    請求項2に記載の会計装置。
  4. 前記証憑添付部は、前記仕訳データに、前記証憑の画像データを添付することで前記仕訳データ及び前記取引データを関連付ける
    請求項3に記載の会計装置。
  5. さらに、前記証憑の名称に対応する証憑分類名と、前記証憑分類名に対応する前記証憑利用区分及び入力処理区分とを記憶する証憑名称記憶部を備え、
    前記証憑振分部は、前記証憑に含まれる語句と、前記証憑名称記憶部に格納される前記証憑の名称とを照合して前記証憑分類名、前記証憑利用区分及び入力処理区分を特定する
    請求項4に記載の会計装置。
  6. 前記証憑振分部は、前記証憑に含まれる前記語句と、前記証憑名称記憶部に格納される前記証憑の名称との一致率が基準値よりも高い前記証憑の名称に基づいて前記証憑分類名、前記証憑利用区分及び入力処理区分を特定する
    請求項5に記載の会計装置。
  7. さらに、企業を特定するための企業情報を記憶する企業情報記憶部を備え、
    前記証憑振分部は、前記証憑に含まれる前記語句と、前記企業情報記憶部から読出した前記企業情報とを照合して、前記証憑の発行元である前記企業を特定する
    請求項5又は6に記載の会計装置。
  8. さらに、前記画像データを取得する画像取得部を有する端末から受信した前記画像データに基づいて、前記証憑に記載された語句を解析し、解析した前記語句を含む前記仕訳データを前記仕訳データ記憶部に格納する画像解析部を備える
    請求項5に記載の会計装置。
  9. さらに、前記証憑に記載される前記語句の前記証憑内における位置を示す位置情報を企業毎に様式メタデータとして記憶する様式メタデータ記憶部を備え、
    前記証憑振分部は、前記画像解析部により特定された前記企業に対応する前記位置情報を前記様式メタデータ記憶部から読出し、前記位置情報に基づいて、前記証憑に記載される前記語句を特定する
    請求項8に記載の会計装置。
  10. 前記証憑振分部は、前記画像解析部により解析された前記語句と、前記証憑名称記憶部に格納される前記証憑の名称とを照合して前記証憑分類名、前記証憑利用区分及び入力処理区分を特定する
    請求項9に記載の会計装置。
  11. 前記証憑振分部は、前記画像解析部により解析された前記語句と、前記証憑名称記憶部に格納される前記証憑の名称とを照合して前記証憑分類名、前記証憑利用区分及び入力処理区分を特定する
    請求項8に記載の会計装置。
  12. 前記証憑振分部は、前記画像解析部により解析された前記語句と、前記証憑名称記憶部に格納される前記証憑の名称との一致率が基準値よりも高い前記証憑の名称に基づいて前記証憑分類名を特定する
    請求項11に記載の会計装置。
  13. さらに、企業を特定するための企業情報を記憶する企業情報記憶部を備え、
    前記画像解析部は、前記画像データにより解析された前記語句と、前記企業情報記憶部から読出した前記企業情報とを照合して前記証憑の発行元である前記企業を特定する
    請求項8~12のいずれか一項に記載の会計装置。
  14. さらに、前記仕訳作成部による売掛伝票又は買掛伝票の仕訳を確定するために参照される、前記企業情報記憶部から抽出された前記企業情報の一部であって、取引先である企業の取引先情報を記憶する取引先情報記憶部を備え、
    前記仕訳作成部は、前記取引先情報記憶部に基づいて、前記仕訳データ記憶部から読出した前記仕訳データの仕訳を確定する
    請求項7又は13に記載の会計装置。
  15. さらに、前記仕訳データ記憶部を参照し、前記企業情報が更新された場合に、更新された前記企業情報を前記企業情報記憶部に格納するフィードバック処理部を備える
    請求項14に記載の会計装置。
  16. さらに、前記企業情報記憶部に記憶される前記企業情報が前記フィードバック処理部により更新された場合に、更新された前記企業情報に基づいて、前記取引先情報記憶部に記憶される前記取引先情報を更新する取引先情報更新部を備える
    請求項15に記載の会計装置。
  17. さらに、前記外部サーバから前記取引データを取得し、前記取引データから抽出した項目を含む仕訳データを前記仕訳データ記憶部に格納する取引データ取得部を備える
    請求項1~16のいずれか一項に記載の会計装置。
  18. 前記入力処理区分に応じて、前記画像データを取得する画像取得部を有する端末から情報を入力可能な画面を前記端末に表示するユーザインターフェイス部を備え、
    前記証憑振分部、前記仕訳作成部、及び前記証憑添付部は、前記ユーザインターフェイス部が前記仕訳データに基づいて作成した前記画面を通じて前記端末から入力された情報を前記ユーザインターフェイス部から受け取って、前記情報を仕訳データの仕訳を確定するために用いる
    請求項5~16のいずれか一項に記載の会計装置。
  19. 前記ユーザインターフェイス部は、前記証憑振分画面表示部を含む
    請求項18に記載の会計装置。
  20. ユーザが証憑分類名の正否を判断するために用いられる証憑振分画面を端末に表示する証憑振分画面表示部を起動して前記端末に証憑を表示し、前記証憑から語句を特定して推論した前記証憑分類名が、前記証憑振分画面に入力された語句により修正される場合に、修正された前記証憑分類名に対応させて、仕訳作成又は証憑添付のいずれかを証憑利用区分とすることで、前記証憑毎に、前記証憑に関連する仕訳データの処理を振り分ける手順と、
    仕訳を確定した前記仕訳データを仕訳データ記憶部に格納する手順と、
    外部サーバから取得された取引データから抽出される項目を含む前記仕訳データに前記取引データを関連付けて、前記証憑利用区分が前記証憑添付とされた前記仕訳データの仕訳を確定し、仕訳を確定した前記仕訳データを前記仕訳データ記憶部に格納する手順と、

    コンピュータに実行させるためのプログラム。
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