JP6705135B2 - データ入力システム、データ入力方法、及び、プログラム - Google Patents

データ入力システム、データ入力方法、及び、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6705135B2
JP6705135B2 JP2015168111A JP2015168111A JP6705135B2 JP 6705135 B2 JP6705135 B2 JP 6705135B2 JP 2015168111 A JP2015168111 A JP 2015168111A JP 2015168111 A JP2015168111 A JP 2015168111A JP 6705135 B2 JP6705135 B2 JP 6705135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
entry
person
level
business
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015168111A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017045324A (ja
Inventor
智広 八木橋
智広 八木橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2015168111A priority Critical patent/JP6705135B2/ja
Publication of JP2017045324A publication Critical patent/JP2017045324A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6705135B2 publication Critical patent/JP6705135B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、帳票に基づいてデータの入力を行わせるデータ入力システム、データ入力方法、及び、プログラムに関する。
帳票に基づいてデータの入力を行わせるデータ入力システムは、例えば、金融機関や流通機関等で広く用いられている。例えば、金融機関では、顧客から振込処理が依頼された場合に、データ入力システムが用いられる(例えば、特許文献1参照)。以下、金融機関で振込処理を行う場合を想定して、従来のデータ入力システムの概要につき説明する。
金融機関での振込処理に用いるデータ入力システムは、振込依頼用の帳票(振込依頼書)を処理対象の帳票として用いる。そして、データ入力システムは、帳票に関するデータ(以下、「帳票データ」と称する)を受け付ける受付端末と、帳票データに基づいて生成される処理電文データを処理ホストに送信するセンタ装置(為替サーバや端末装置等)とが、ネットワークを介して接続された構成となっている。受付端末は、金融機関の各営業店に配置され、一方、センタ装置は、帳票データを集中的に管理する集中センタに配置されている。
金融機関の営業店では、顧客から振込処理が依頼された場合に、受付端末のオペレータが受付端末を操作して、振込処理の受付業務処理を行う。その際に、受付端末のオペレータは、顧客によって諸事項が記載された振込依頼書のスキャン処理(光学読取処理)を受付端末に行わせる。受付端末は、スキャナを制御する端末装置である。受付端末は、通常、パーソナルコンピュータによって構成される。受付端末は、振込依頼書のスキャン処理を行って、振込依頼書の画像データを取得するとともに、その画像データに含まれる文字を文字認識して、認識結果である文字データを取得し、取得された振込依頼書の画像データ及び文字データを帳票データとしてセンタ装置に送信する。センタ装置は、受付端末から帳票データを受信すると、センタ装置を構成する為替サーバのデータベースに帳票データを登録する。
この後、金融機関の集中センタでは、センタ装置を構成する端末装置(以下、「センタ端末」と称する)のオペレータがセンタ端末を操作して、帳票データに対する所定の処理(例えば、帳票データに含まれている文字データに対する補正入力操作を行うエントリ業務処理や、エントリ業務処理後の帳票データに対する検証操作を行うベリファイ業務処理、ベリファイ業務処理後の帳票データに対する承認操作を行う承認業務処理等)をセンタ端末に行わせる。
センタ端末は、帳票データに対する各処理を行うと、その都度、各処理で得られる帳票データを為替サーバのデータベースに登録する。為替サーバは、帳票データに対する承認業務処理が行われると、承認業務処理後の帳票データに基づいて、処理ホストに振込等の為替処理を実行させるための処理電文データを生成して、生成された処理電文データを処理ホストに送信する。これにより、処理ホストが、処理電文データに基づいて、振込等の為替処理を実行する。
特開2012−141927号公報
従来のデータ入力システムは、以下に説明するように、帳票データの処理効率を向上させることが望まれている、という課題があった。
例えば、集中センタに配属されたばかりの初心者レベルのオペレータは、データを入力する打鍵スピードや入力されたデータ(打鍵内容)を検証する検証スピード等が熟練者レベルのオペレータや通常レベルのオペレータよりも劣る。そのため、初心者レベルのオペレータは、データの入力処理や入力されたデータの検証操作に時間がかかる。
従来のデータ入力システムは、オペレータの処理能力(例えば、打鍵スピードや打鍵内容の検証スピード等)に応じて帳票データをオペレータに配信する構成になっていなかった。そのため、従来のデータ入力システムは、オペレータの処理能力(例えば、打鍵スピードや打鍵内容の検証スピード等)に関係なく、エントリ業務処理やベリファイ業務処理、承認業務処理等の各オペレータに帳票データを読取順に順次配信していた。このような従来のデータ入力システムは、各オペレータによって処理量のバラツキが発生するため、1日当たりの打鍵数(処理した件数)で見ると、帳票データの処理効率が低い傾向にあった。
また、帳票は、種類によって難易度が異なる。また、近年では、比較的長期的に雇用された一般行員だけでなく、一時的に雇用されたパート行員が、集中センタに配属されることがある。そして、一般に、パート行員の帳票データに対する各種業務処理の実行権限は、一般行員よりも制限される傾向にある。従来のデータ入力システムは、帳票の難易度に応じて帳票データをオペレータに配信する構成になっていなかった。そのため、従来のデータ入力システムは、高難易度の帳票データを処理能力の低いオペレータに配信したり、又は、帳票データを実行権限のないオペレータに配信したりして、帳票データの処理効率を低下させることがあった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、帳票データの処理効率を向上させるデータ入力システム、データ入力方法、及び、プログラムを提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、エントリ業務処理を行うエントリ担当者と、当該エントリ業務処理よりも上位業務処理を行う上位業務担当者とを指定して、帳票データの入力処理を行わせるデータ入力システムであって、各担当者のレベルを表すレベル情報と、各レベルの実行権限を表す実行権限情報と、前記エントリ担当者及び帳票の種類毎に上位業務担当者の振分ルールを表す振分ルール情報とを保持する情報保持手段と、入力処理対象の帳票の種類と前記レベル情報と前記実行権限情報とに基づいて、前記エントリ担当者を絞り込むエントリ担当者絞込手段と、前記エントリ担当者によって入力処理された前記帳票データについて、前記振分ルール情報に基づいて、前記上位業務担当者を絞り込む上位業務担当者絞込手段と、を備えた構成とする。
このデータ入力システムは、依頼受付を行った帳票に対し、帳票データをエントリ業務処理やその上位業務(例えば、ベリファイ業務処理、承認業務処理等)の各オペレータに配信する際の配信先の設定をオペレータのレベルに応じて帳票単位で行って、帳票データを各処理の実行に好適なオペレータに配信することができる。そのため、このデータ入力システムは、帳票データの処理効率を向上させることができる。
また、第2発明は、情報保持手段とエントリ担当者絞込手段と上位業務担当者絞込手段とを備えるデータ入力システムを用いて、エントリ業務処理を行うエントリ担当者と、当該エントリ業務処理よりも上位業務処理を行う上位業務担当者とを指定して、帳票データの入力処理を行わせるデータ入力方法であって、各担当者のレベルを表すレベル情報と、各レベルの実行権限を表す実行権限情報と、前記エントリ担当者及び帳票の種類毎に上位業務担当者の振分ルールを表す振分ルール情報とを前記情報保持手段に保持する工程と、前記エントリ担当者絞込手段で、入力処理対象の帳票の種類と前記レベル情報と前記実行権限情報とに基づいて、前記エントリ担当者を絞り込むエントリ担当者絞込工程と、前記上位業務担当者絞込手段で、前記エントリ担当者によって入力処理された前記帳票データについて、前記振分ルール情報に基づいて、前記上位業務担当者を絞り込む上位業務担当者絞込工程と、を備えた構成とする。
また、第発明は、各担当者のレベルを表すレベル情報と、各レベルの実行権限を表す実行権限情報と、エントリ業務処理を行うエントリ担当者及び帳票の種類毎に当該エントリ業務処理よりも上位業務処理を行う上位業務担当者の振分ルールを表す振分ルール情報とが、情報保持手段に保持されたコンピュータを、前記エントリ業務処理を行うエントリ端末として機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、前記エントリ担当者によって入力処理された帳票データについて、前記振分ルール情報に基づいて、前記上位業務担当者を絞り込む上位業務担当者絞込手段として機能させる構成とする。
本発明によれば、帳票データの処理効率を向上させることができる。
実施形態に係るデータ入力システムの構成を示す図(1)である。 実施形態に係るデータ入力システムの構成を示す図(2)である。 実施形態に係るデータ入力システムの構成を示す図(3)である。 実施形態に係るデータ入力システムの構成を示す図(4)である。 実施形態に係るデータ入力システムの構成を示す図(5)である。 実施形態に係るデータ入力システムの構成を示す図(6)である。 実施形態に係るデータ入力システムを用いる金融機関の集中センタの組織構成を示す図である。 実施形態で用いるオペレータレベル情報を示す図である。 実施形態で用いる業務別実行権限情報を示す図である。 実施形態で用いる帳票種類別実行権限情報を示す図である。 実施形態で用いる打鍵実績情報を示す図である。 実施形態で用いる振分ルール情報を示す図である。 実施形態で用いる帳票読取画面を示す図である。 実施形態で用いるエントリ画面を示す図である。 実施形態に係るデータ入力システムの動作を示すフローチャート(1)である。 実施形態に係るデータ入力システムの動作を示すフローチャート(2)である。 実施形態に係るデータ入力システムの動作を示すフローチャート(3)である。 実施形態に係るデータ入力システムの動作を示すフローチャート(4)である。 実施形態に係るデータ入力システムの動作を示すフローチャート(5)である。 実施形態に係るデータ入力システムの動作を示すフローチャート(6)である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態]
本実施形態は、帳票データをエントリ業務処理やその上位業務処理(例えば、ベリファイ業務処理、承認業務処理等)の各オペレータに配信する際の配信先の設定をオペレータのレベルに応じて帳票単位で行って、帳票データを各処理の実行に好適なオペレータに配信することにより、帳票データの処理効率を向上させるデータ入力システムを提供することを目的にしている。
ここで、「帳票データ」とは、スキャナによって取得された帳票の画像データと、帳票の画像データに含まれる文字(数字や記号等を含む)を文字認識した結果である文字データとを含むデータである。また、「各処理の実行に好適なオペレータ」とは、例えば、業務処理の実行権限を有するオペレータで、かつ、業務処理の実行に際して適正な処理能力(例えば、打鍵スピードや打鍵内容の検証スピード等)を有するオペレータを意味している。ここでは、オペレータとは、組織の下層の人物だけでなく、組織の上層の人物(例えば、データ入力システムのシステム管理者である集中センタの部門長)を含むものとして説明する。
<データ入力システムの構成>
以下、図1A〜図1Fを参照して、本実施形態に係るデータ入力システム1の構成につき説明する。ここでは、本実施形態に係るデータ入力システム1が金融機関で振込処理に用いられる場合を想定して説明する。
図1A〜図1Fは、それぞれ、本実施形態に係るデータ入力システム1の構成を示す図である。図1Aは、データ入力システム1の全体構成を示している。図1Bは、後記する受付端末100の構成を示している。図1Cは、後記するWebサーバ21の構成を示している。図1Dは、後記する為替サーバ22の構成を示している。図1Eは、後記するオペレータ情報管理サーバ23の構成を示している。図1Fは、後記するエントリ端末31の構成を示している。
(システム全体の構成)
図1Aに示すように、本実施形態に係るデータ入力システム1は、営業店10に設置された機器と、集中センタ20に設置された機器とを含む構成となっており、振込処理を実行する処理ホスト40と接続されている。
営業店10に設置された機器としては、スキャナ11及び受付端末100がある。図1Aに示す例では、スキャナ11及び受付端末100が1台ずつしか示されていないが、これらは営業店10内に複数台ずつ設置されていてもよい。スキャナ11及び受付端末100は、LAN等の通信回線を介して、通信可能に接続されている。
スキャナ11は、帳票50のスキャン処理(光学読取処理)を実行する装置である。ここでは、振込依頼書が処理対象の帳票50として用いられるものとして説明する。
受付端末100は、スキャナ11を制御する端末装置であり、帳票50に基づいて各種の取引処理を受け付ける。受付端末100は、スキャナ11に帳票50のスキャン処理を実行させて、帳票50の画像データを取得する機能や、帳票50の画像データに含まれる文字(数字や記号等を含む)を文字認識して、認識結果である文字データを取得する機能、帳票50の画像データと文字データとを帳票データとして集中センタ20のデータベース226(図1D参照)に登録する機能等を有している。図1Aに示す例では、受付端末100は、スキャナ11と別体の装置となっているが、スキャナ11と1つの装置に統合することもできる。
受付端末100は、ネットワーク2を介して、集中センタ20の機器(具体的には、Webサーバ21)と接続されている。図1Aに示す例では、1つの受付端末100が集中センタ20の機器と接続されているが、複数の受付端末100が集中センタ20の機器と接続されていてもよい。また、複数の営業店10に設置された複数の受付端末100が集中センタ20の機器と接続されていてもよい。また、スキャナ11及び受付端末100は、営業店10内だけでなく、集中センタ20内にも設置することができ、この場合に、集中センタ20内で集中センタ20の機器と接続される構成となる。
集中センタ20に設置された機器としては、Webサーバ21、為替サーバ22、オペレータ情報管理サーバ23、エントリ端末31、ベリファイ端末32、承認端末33、及び、通信ゲートウェイ39がある。図1Aに示す例では、エントリ端末31及びベリファイ端末32が1台ずつしか示されていないが、これらは集中センタ20内に複数台ずつ設置されている。また、図1Aに示す例では、承認端末33が1台しか示されていないが、承認端末33は集中センタ20内に複数台設置されていてもよい。Webサーバ21、為替サーバ22、エントリ端末31、ベリファイ端末32、承認端末33、及び、通信ゲートウェイ39は、LAN等の通信回線を介して、通信可能に接続されている。
Webサーバ21は、WWW(World Wide Web)システムにおいて、情報送信を行うサーバである。Webサーバ21は、様々な表示画面(例えば、スキャナ11に帳票50のスキャン処理の実行を指示するための帳票読取画面P100(図6参照)等)を受付端末100に提供したり、受付端末100から、表示画面で入力された指示や入力データ、帳票データ等を取得したりする。Webサーバ21は、受付端末100から取得されたデータ(特に、帳票データ)を為替サーバ22に設けられたデータベース226(図1D参照)に登録する。
為替サーバ22は、帳票データを登録して管理するサーバである。為替サーバ22は、帳票データに基づいて、処理電文データを生成して、処理ホスト40に送信する機能を有している。ここで、「処理電文データ」は、処理ホスト40に振込等の為替処理を実行させるための為替決済データである。また、処理ホスト40は、処理電文データに基づいて為替処理を実行するデータ処理装置である。
オペレータ情報管理サーバ23は、集中センタ20に在籍している各オペレータに関する様々な情報を管理するサーバである。オペレータ情報管理サーバ23は、他のサーバ(例えば、為替サーバ22)と一つに統合することができる。
エントリ端末31とベリファイ端末32と承認端末33とは、帳票データに対して各種の業務処理に係る所定の処理を行うセンタ端末である。エントリ端末31は、エントリ業務処理用のセンタ端末である。ベリファイ端末32は、ベリファイ業務処理用のセンタ端末である。承認端末33は、承認業務処理用のセンタ端末である。
帳票データの処理ミスを確実に防止することを前提としたデータ入力システム1では、データ入力(エントリ)、検証(ベリファイ)、及び、承認等の多段階の確認プロセスが採用される。エントリ端末31、ベリファイ端末32、及び、承認端末33は、このような確認プロセスを実現するための端末装置である。データ入力システム1では、エントリ端末31とベリファイ端末32と承認端末33とが帳票データに対して前記した多段階の確認プロセスを実行すると、為替サーバ22が帳票データに基づいて処理電文データを生成する。
通信ゲートウェイ39は、ネットワーク上で、媒体やプロトコルが異なるデータを相互に変換して通信を可能にするデータ処理装置である。
(受付端末の構成)
営業店10側の装置である受付端末100は、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と称する)によって構成される。このPCは、記憶部116に格納された制御プログラムを実行することによって、受付端末100として機能する。PCを受付端末100として機能させる制御プログラムは、例えば、図示せぬ記憶媒体を介して受付端末100にインストールされる。又は、この制御プログラムは、集中センタ20に設置された機器の記憶部(例えば、為替サーバ22のデータベース226)に予め記憶されており、その機器から受付端末100にダウンロードされるようにしてもよい。
図1Bに示すように、受付端末100は、通信部111、表示制御部112、入力処理部113、帳票データ取得部114、エントリ担当者絞込部115、及び、記憶部116を有している。表示制御部112、入力処理部113、帳票データ取得部114、及び、エントリ担当者絞込部115は、受付端末100の図示せぬCPUが記憶部116に格納されている制御プログラムを実行することにより、実現される。
通信部111は、外部の機器との通信を実行する構成要素である。通信部111は、例えば、通信デバイス等で構成されている。
表示制御部112は、図示せぬ表示部に画像を表示させる機能手段である。
入力処理部113は、例えばキーボードやマウス等の図示せぬ入力部からの入力を受け付ける機能手段である。
帳票データ取得部114は、帳票データを取得する機能手段である。帳票データ取得部114は、画像データ取得部114a及び文字データ取得部114bを備えている。
画像データ取得部114aは、スキャナ11に帳票50のスキャン処理を実行させて、スキャナ11から帳票50の画像データを取得する機能手段である。
文字データ取得部114bは、画像データ取得部114aによって取得された画像データに含まれている文字を文字認識し、認識結果である文字データを取得する機能手段である。
エントリ担当者絞込部115は、集中センタ20に在籍している多数のオペレータの中から、エントリ担当者を絞り込む機能手段である。ここで、「エントリ担当者」とは、エントリ業務処理(具体的には、帳票データに含まれている文字データに対する補正入力操作)を行うオペレータを意味している。
記憶部116は、帳票データを取得するために必要な様々なデータや制御プログラムを記憶する記憶手段である。記憶部116は、例えば、後記するオペレータレベル情報D1(図2B参照)、後記する実行権限情報D2a,D2b(図3A及び図3B参照)、後記する打鍵実績情報D3(図4参照)等を記憶する。これらの情報は、任意のタイミングでオペレータ情報管理サーバ23から提供されたものである。これらの情報の詳細については後記する。
(Webサーバの構成)
図1Cに示すように、集中センタ20側の装置であるWebサーバ21は、通信部211、Web画面生成部212、データ抽出部213、及び、記憶部214を有している。Web画面生成部212、及び、データ抽出部213は、Webサーバ21の図示せぬCPUが記憶部214に格納されている制御プログラムを実行することにより、実現される。
通信部211は、外部の機器との通信を実行する構成要素である。通信部211は、例えば、通信デバイス等で構成されている。
Web画面生成部212は、記憶部214に予め記憶された画面フォーム情報に基づいて、受付端末100に提供する画面(以下、「提供画面」と称する)データを生成する機能手段である。
データ抽出部213は、受付端末100から受信される各種のデータの中から、振込等の為替処理の実行に係る帳票データ等を抽出する機能手段である。データ抽出部213は、抽出された帳票データ等を為替サーバ22のデータベース226に登録する。
記憶部214は、提供画面データを生成するために必要な様々なデータや制御プログラムを記憶する記憶手段である。
(為替サーバの構成)
図1Dに示すように、集中センタ20側の装置である為替サーバ22は、通信部221、エントリ操作受付部222、ベリファイ操作受付部223、承認操作受付部224、処理電文データ生成部225、及び、データベース226を有している。エントリ操作受付部222、ベリファイ操作受付部223、承認操作受付部224、及び、処理電文データ生成部225は、為替サーバ22の図示せぬCPUがデータベース226に格納されている制御プログラムを実行することにより、実現される。
通信部221は、外部の機器との通信を実行する構成要素である。通信部221は、例えば、通信デバイス等で構成されている。
エントリ操作受付部222は、エントリ業務処理の実行時に、エントリ端末31で行われた帳票データに対する補正入力操作を受け付ける機能手段である。エントリ操作受付部222は、帳票データに対する補正入力操作が行われると、補正入力操作された帳票データをエントリデータとして為替サーバ22のデータベース226に登録する。
ベリファイ操作受付部223は、ベリファイ業務処理の実行時に、ベリファイ端末32で行われた帳票データに対する検証操作を受け付ける機能手段である。ベリファイ操作受付部223は、帳票データに対する検証操作が行われると、検証操作された帳票データをベリファイデータとして為替サーバ22のデータベース226に登録する。
承認操作受付部224は、承認業務処理の実行時に、承認端末33で行われた帳票データに対する承認操作を受け付ける機能手段である。承認操作受付部224は、帳票データに対する承認操作が行われると、承認操作された帳票データを承認データとして為替サーバ22のデータベース226に登録する。
処理電文データ生成部225は、振込等の為替処理を処理ホスト40に実行させるための処理電文データを生成する機能手段である。処理電文データ生成部225は、データベース226に登録された承認データ(承認操作された帳票データ)に基づいて処理電文データを生成する。
データベース226は、提供画面データを生成するために必要な様々なデータや制御プログラムを記憶する記憶手段である。為替サーバ22は、エントリ端末31とベリファイ端末32と承認端末33とによって帳票データに対する各処理が行われると、各処理で得られる帳票データをデータベース226に登録する。
(オペレータ情報管理サーバの構成)
図1Eに示すように、集中センタ20側の装置であるオペレータ情報管理サーバ23は、通信部231、情報管理部232、及び、データベース236を有している。情報管理部232は、オペレータ情報管理サーバ23の図示せぬCPUがデータベース236に格納されている制御プログラムを実行することにより、実現される。
通信部231は、外部の機器との通信を実行する構成要素である。通信部231は、例えば、通信デバイス等で構成されている。
情報管理部232は、各種の情報のデータベース236への登録や、データベース236に登録されている各種の情報の受付端末100やエントリ端末31、ベリファイ端末32、承認端末33への提供等を管理する機能手段である。
データベース236は、帳票データの好適なオペレータへの配信を実現するための様々なデータや制御プログラムを記憶する記憶手段である。データベース236は、例えば、後記するオペレータレベル情報D1(図2B参照)、後記する実行権限情報D2a,D2b(図3A及び図3B参照)、後記する打鍵実績情報D3(図4参照)、後記する振分ルール情報D4(図5参照)等を記憶する。これらの情報については後記する。
(エントリ端末の構成)
図1Fに示すように、集中センタ20側の装置であるエントリ端末31は、通信部311、表示制御部312、入力処理部313、入力画面生成部314、上位業務担当者絞込部315、及び、記憶部316を有している。表示制御部312、入力処理部313、入力画面生成部314、及び、上位業務担当者絞込部315は、エントリ端末31の図示せぬCPUが記憶部316に格納されている制御プログラムを実行することにより、実現される。
通信部311は、外部の機器との通信を実行する構成要素である。通信部311は、例えば、通信デバイス等で構成されている。
表示制御部312は、図示せぬ表示部に画像を表示させる機能手段である。
入力処理部313は、例えばキーボードやマウス等の図示せぬ入力部からの入力を受け付ける機能手段である。
入力画面生成部314は、エントリ業務処理やベリファイ業務処理、承認業務処理等において、帳票データに対する各種の処理を実行するための入力画面を生成する機能手段である。
上位業務担当者絞込部315は、集中センタ20に在籍している多数のオペレータの中から、上位業務担当者を絞り込む機能手段である。ここで、「上位業務担当者」とは、エントリ業務処理よりも上位業務処理(例えば、ベリファイ業務処理や承認業務処理等)を行うオペレータを意味している。「上位業務担当者」としては、ベリファイ業務処理(具体的には、エントリ業務処理後の帳票データに対する検証操作)を行うベリファイ担当者や、承認業務処理(具体的には、ベリファイ業務処理後の帳票データに対する承認操作)を行う承認担当者等が存在する。
記憶部316は、帳票データに対する所定の処理を実行するために必要な様々なデータや制御プログラムを記憶する記憶手段である。記憶部316は、例えば、後記するオペレータレベル情報D1(図2B参照)、後記する実行権限情報D2a,D2b(図3A及び図3B参照)、後記する振分ルール情報D4(図5参照)等を記憶する。これらの情報は、任意のタイミングでオペレータ情報管理サーバ23から提供されたものである。
エントリ端末31は、例えば、PCによって構成される。このPCは、記憶部316に格納された制御プログラムを実行することによって、エントリ端末31として機能する。PCをエントリ端末31として機能させる制御プログラムは、例えば、図示せぬ記憶媒体を介してエントリ端末31にインストールされる。又は、この制御プログラムは、集中センタ20に設置された機器の記憶部(例えば、為替サーバ22のデータベース226)に予め記憶されており、その機器からエントリ端末31にダウンロードされるようにしてもよい。
なお、図1Aに示すベリファイ端末32及び承認端末33は、エントリ端末31とほぼ同様の構成になっている。ただし、ベリファイ端末32及び承認端末33は、後記する上位業務担当者絞込部315が削除された構成であってもよい。ベリファイ端末32及び承認端末33は、エントリ端末31と同様に、例えば、PCによって構成される。このPCは、エントリ端末31と同様に、記憶部に格納された制御プログラムを実行することによって、ベリファイ端末32及び承認端末33として機能する。
<各種のデータの一例>
以下、図2A〜図2B、図3A〜図3B、図4、及び、図5を参照して、本実施形態で用いる各種のデータの一例につき説明する。ただし、各図に示すデータの構成は、運用に応じて適宜変更することができる。
(オペレータレベル情報)
まず、図2A〜図2Bを参照して、オペレータレベル情報D1につき説明する。オペレータレベル情報D1は、組織内の階層レベルと処理能力レベル(例えば、打鍵スピードや打鍵内容の検証スピード等のレベル)を考慮した各オペレータのレベルを表している。図2Aは、集中センタ20の組織構成を示す図である。図2Bは、オペレータレベル情報D1を示す図である。
図2Aに示す例では、集中センタ20の組織構成は、データ入力システム1のシステム管理者である「部門長T」を頂点にして、役席である「上司S」が部門長Tの下に配置された構成になっている。そして、熟練者レベルの一般行員である行員A1、通常レベルの一般行員である行員A2、及び、初心者レベルの一般行員である行員A3が上司Sの下に配置されている。また、熟練者レベルのパート行員である行員B1、通常レベルのパート行員である行員B2、及び、初心者レベルのパート行員である行員B3が上司Sの下に配置されている。図2Bは、図2Aに示す集中センタ20の組織構成に基づいて作成されたオペレータレベル情報D1の一例を示している。
なお、ここでは、一般行員又はパート行員が一つのオペレータレベルにつき一人しか存在しない場合を想定して説明する。しかしながら、実際には、一般行員又はパート行員は、一つのオペレータレベルにつき複数人存在する。
(実行権限情報)
次に、図3A〜図3Bを参照して、実行権限情報D2a,D2bにつき説明する。実行権限情報D2a,D2bは、業務処理を実行する際の権限の有無を表すテーブル情報である。図3Aは、業務別実行権限情報D2aを示す図である。図3Bは、帳票種別実行権限情報D2bを示す図である。図中、マーク「●」は帳票データに対する処理権限(帳票データに対するアクセス権限を含む)があることを示している。
図3Aに示す業務別実行権限情報D2aは、業務処理の種別毎に各オペレータレベルのデータ入力処理の権限の有無を表している。また、図3Bに示す帳票種別実行権限情報D2bは、帳票50の種別毎に各オペレータレベルのデータ入力処理の権限の有無を表している。
図3Bに示す例では、帳票50の種別として、一件式定型帳票、連記式定型帳票、登録式定型帳票、一件式非定型帳票、及び、連記式非定型帳票が示されている。一件式定型帳票は、1枚の帳票50に1件の振込依頼が記載された定形の帳票(自行の帳票)である。連記式定型帳票は、1枚の帳票50に複数件の振込依頼が記載された定形の帳票(自行の帳票)である。登録式定型帳票は、連記式定型帳票と同様の形式の帳票であるが、処理ホスト40に保有されている依頼人情報や受取人情報が予め印刷された点で連記式定型帳票と相違している。一件式非定型帳票は、1枚の帳票50に1件の振込依頼が記載された非定形の帳票(他行の帳票)である。連記式非定型帳票は、1枚の帳票50に複数件の振込依頼が記載された非定形の帳票(他行の帳票)である。
帳票50のエントリ業務処理及びベリファイ業務処理での難易度は、難易度の高い方から順に、連記式非定型帳票、登録式定型帳票、連記式定型帳票、一件式非定型帳票、一件式定型帳票となっている。データ入力システム1は、難易度の高い帳票データを熟練者レベルのオペレータに配信し、難易度の比較的低い帳票データを初心者レベルのオペレータに配信する構成になっている。
データ入力システム1は、業務別実行権限情報D2a(図3A参照)と帳票種別実行権限情報D2b(図3B参照)とのアンド条件の演算を行うことによって、各オペレータレベルのデータ入力処理の権限の有無を特定する。特定された各オペレータレベルのデータ入力処理の権限の有無は、例えば、後記する帳票読取画面P100(図6参照)でエントリ担当者を指定する際のプルダウンメニューPD101(図6参照)や、後記するエントリ画面P31(図7参照)でベリファイ担当者を指定する際のプルダウンメニューPD131a(図7参照)、承認担当者を指定する際のプルダウンメニューPD131b(図7参照)等の表示情報に反映される。
図4は、打鍵実績情報D3を示す図である。打鍵実績情報D3は、営業日毎に各担当者の打鍵の実績状況を表している。データ入力システム1は、各エントリ担当者がエントリ業務処理で打鍵処理を完了する毎に、各エントリ担当者の打鍵実績を積算して算出する。
本実施形態では、データ入力システム1は、帳票データの配信先を決定する際に、打鍵実績情報D3を参照する。例えば、データ入力システム1は、エントリ業務処理で難易度の低い帳票データを各エントリ担当者に配信する際に、オペレータレベルが低くかつ打鍵実績の少ないオペレータに優先的に帳票データの配信先に決定することによって、そのオペレータの処理能力の向上を図っている。
図5は、振分ルール情報D4を示す図である。振分ルール情報D4は、エントリ担当者及び帳票50の種類毎に上位業務担当者(例えば、ベリファイ担当者や承認担当者等)の振分ルールを表している。
図5に示す例では、振分ルール情報D4は、帳票50の種類が自行宛の振込先の帳票であるのか又は他行宛の振込先の帳票であるのかの違いを分岐条件とし、エントリ担当者毎に、分岐条件に応じて、帳票データの配信先となる上位業務担当者を規定している。例えば、振分ルール情報D4は、エントリ担当者が行員A3で、かつ、帳票50が他行宛の振込先の帳票である場合に、行員A1をベリファイ担当者として規定し、また、その上位職である上司Sを承認担当者として規定している。
<画面の一例>
以下、図6〜図7を参照して、本実施形態で用いる画面の一例につき説明する。ただし、各図に示す画面の構成は、運用に応じて適宜変更することができる。
(帳票読取画面)
まず、図6を参照して、帳票読取画面P100につき説明する。帳票読取画面P100は、スキャナ11に帳票50のスキャン処理を実行させて、帳票50の画像データを取得するための画面である。また、帳票読取画面P100は、エントリ業務処理の実行時における帳票データの配信先であるエントリ担当者の指定を受け付ける画面でもある。帳票読取画面P100は、後記する受付業務処理(図8のS10参照)時に、受付端末100の表示部に表示される。
図6に示す例では、帳票読取画面P100は、OCR通番表示欄P100a、帳票画像表示欄P100b、エントリ担当者表示欄PD100、読取ボタン100a、転送ボタンB100b、及び、破棄ボタンB100cを備える構成になっている。
OCR通番表示欄P100aは、帳票50毎に採番されるOCR通番を表示するための欄である。
帳票画像表示欄P100bは、帳票50の画像データを表示するための欄である。
エントリ担当者表示欄PD100は、エントリ担当者を指定表示するための欄である。
読取ボタン100aは、帳票50のスキャン処理の実行を受付端末100に指示するためのボタンである。
転送ボタンB100bは、帳票データの集中センタ20(具体的には、為替サーバ22)への転送を受付端末100に指示するためのボタンである。
破棄ボタンB100cは、帳票データの破棄を受付端末100に指示するためのボタンである。
受付端末100は、帳票読取画面P100を表示部に表示する際に、オペレータレベル情報D1(図2B参照)、業務別実行権限情報D2a(図3A参照)、帳票種別実行権限情報D2b(図3B参照)、及び、打鍵実績情報D3(図4参照)を参照して、エントリ担当者となることが可能な候補者(以下、「エントリ候補者」と称する)を絞り込み、絞り込まれたエントリ候補者の氏名を打鍵実績の多い順でプルダウンメニューPD101内に設定する。ここで、「エントリ候補者」とは、帳票データに対するエントリ業務処理権限があるオペレータを意味している。
エントリ担当者表示欄PD100は、当初、「指定なし」が表示された状態(又は、空欄状態であってもよい)になっている。エントリ担当者表示欄PD100は、プルダウンメニューPD101が押下されると、エントリ候補者の氏名が選択可能に表示される。したがって、受付端末100は、帳票読取画面P100上のプルダウンメニューPD101を操作することにより、エントリ担当者を指定することができる。なお、本実施形態では、プルダウンメニューPD101に表示されるエントリ候補者の氏名は、帳票読取画面P100が表示部に表示される都度、更新されるものとして説明する。
(エントリ画面)
次に、図7を参照して、エントリ画面P31につき説明する。エントリ画面P31は、エントリ業務処理(帳票データに含まれている文字データに対する補正入力操作)を行う
ための画面である。エントリ画面P31は、後記するエントリ業務処理(図8のS20参照)時に、エントリ端末31の表示部に表示される。
図7に示す例では、エントリ画面P31は、ツールバー表示欄P31a、帳票画像表示欄P31b、エントリフィールドP31c、ベリファイ担当者表示欄P31a、承認担当者表示欄P31b、及び、ファンクションキー表示欄B31a,B31b,B31cを備える構成になっている。
ツールバー表示欄P31aは、操作に用いる各種のツールや、エントリ端末31を操作するエントリ担当者の氏名、処理対象の帳票50のOCR通番等を表示するための欄である。
帳票画像表示欄P31bは、帳票50の画像データを表示するための欄である。
エントリフィールドP31cは、帳票50の画像データを文字認識した結果である文字データを表示するための欄である。
ベリファイ担当者表示欄P31aは、ベリファイ担当者を指定表示するための欄である。
承認担当者表示欄P31bは、承認担当者を指定表示するための欄である。
ファンクションキー表示欄B31a,B31b,B31cは、エントリ端末31のキーボードの各ファンクションキーに対応付けられた機能を表している。図7に示す例では、ファンクションキー表示欄B31aは、ファンクションキーF1が転送ボタンとして機能することを表している。エントリ端末31は、ファンクションキーF1が押下された場合に、帳票データをベリファイ端末32に転送する。このとき、エントリ端末31は、為替サーバ22を介して帳票データをベリファイ端末32に転送してもよい。また、図7に示す例では、ファンクションキー表示欄B31bは、ファンクションキーF2が前画面に戻る動作をエントリ端末31に指示する指示ボタンとして機能することを表している。また、図7に示す例では、ファンクションキー表示欄B31cは、ファンクションキーF3が帳票データの営業店10の受付端末100への返送をエントリ端末31に指示する返送ボタンとして機能することを表している。
エントリ端末31は、エントリ画面P31を表示部に表示する際に、オペレータレベル情報D1(図2B参照)、業務別実行権限情報D2a(図3A参照)、及び、帳票種別実行権限情報D2b(図3B参照)を参照して、ベリファイ担当者となることが可能な候補者(以下、「ベリファイ候補者」と称する)及び承認担当者となることが可能な候補者(以下、「承認候補者」と称する)を絞り込み、絞り込まれたベリファイ候補者をプルダウンメニューPD131a内に設定するとともに、絞り込まれた承認候補者をプルダウンメニューPD131b内に設定する。ここで、「ベリファイ候補者」とは、帳票データに対するベリファイ業務処理権限があるオペレータを意味している。また、「承認候補者」とは、帳票データに対する承認業務処理権限があるオペレータを意味している。
ただし、エントリ端末31は、帳票50に設けられた銀行名記入欄の文字認識結果によって帳票50の種別が自行宛の振込先の帳票であるのか又は他行宛の振込先の帳票であるのかの違いを識別することができた場合に、振分ルール情報D4(図5参照)に登録された振分ルールに基づいて、ベリファイ候補者及び承認候補者を絞り込み、絞り込まれたベリファイ候補者をプルダウンメニューPD131a内に設定するとともに、絞り込まれた承認候補者をプルダウンメニューPD131b内に設定する。
ベリファイ担当者表示欄P31a及び承認担当者表示欄P31bは、当初、「指定なし」が表示された状態(又は、空欄状態であってもよい)になっている。ベリファイ担当者表示欄P31aは、プルダウンメニューPD131aが押下されると、ベリファイ候補者の氏名が選択可能に表示される。したがって、エントリ端末31は、エントリ画面P31上のプルダウンメニューPD131aを操作することにより、ベリファイ担当者を指定することができる。同様に、承認担当者表示欄P31bは、プルダウンメニューPD131bが押下されると、承認候補者の氏名が選択可能に表示される。したがって、エントリ端末31は、エントリ画面P31上のプルダウンメニューPD131bを操作することにより、承認担当者を指定することができる。なお、本実施形態では、プルダウンメニューPD131aに表示されるベリファイ候補者の氏名及びプルダウンメニューPD131bに表示される承認候補者の氏名は、エントリ画面P31が表示部に表示される都度、更新されるものとして説明する。
<データ入力システムの動作>
以下、図8、図9A〜図9B、及び、図10A〜図10Cを参照して、データ入力システム1の動作につき説明する。図8、図9A〜図9B、及び、図10A〜図10Cは、それぞれ、データ入力システム1の動作を示すフローチャートである。
なお、各装置は、図示せぬタイマによって計測された時間に基づいて動作する。また、各装置の動作は、各装置の記憶部に読み出し自在に予め格納されたプログラムによって規定されており、各装置の制御部によって実行される。また、装置間の通信は、受信側の装置が通信によって受信されたデータを記憶部に一旦格納し、その後に、データを記憶部から読み出すことによって、行われる。また、各データは、記憶部に読み出し自在に一旦格納されてから、その後の処理を行う所要の構成要素に出力される。以下、これらの点については、情報処理では常套手段であるので、その詳細な説明を省略する。
図8は、データ入力システム1の全体の動作を示している。
図8に示すように、データ入力システム1は、受付業務処理(S10)、エントリ業務処理(S20)、ベリファイ業務処理(S30)、承認業務処理(S40)、及び、取引処理(S50)の各処理を実行する。
受付業務処理(S10)は、顧客から振込等の各種依頼を受け付けて、顧客によって持ち込まれた帳票50の帳票データを取得する処理である。
エントリ業務処理(S20)は、受付業務処理(S10)で取得された帳票データに含まれている文字データに対する補正入力操作を行う処理である。
ベリファイ業務処理(S30)は、エントリ業務処理後の帳票データに対する検証操作を行う処理である。
承認業務処理(S40)は、ベリファイ業務処理後の帳票データに対する承認操作を行う処理である。
取引処理(S50)は、承認業務処理後の帳票データに基づいて処理電文データを生成し、生成された処理電文データに基づいて処理ホスト40に振込等の為替処理を行わせる処理である。
データ入力システム1は、受付業務処理(S10)及びエントリ業業務処理(S20)の実行時に、特徴的な動作を行う。そこで、以下に、受付業務処理(S10)の実行時の動作及びエントリ業務処理(S20)の実行時の動作の詳細につき説明する。
(受付業務処理(S10)の実行時の動作)
以下、図9A〜図9Bを参照して、受付業務処理(S10)の実行時の動作の詳細につき説明する。ここでは、受付業務処理(S10)が営業店10で行われる場合を想定して説明する。ただし、データ入力システム1は、スキャナ11及び受付端末100が集中センタ20内に予め設置され、集中センタ20内に設置されたスキャナ11及び受付端末100で営業店10から集中センタ20に持ち込まれた帳票50のスキャン処理を行うことにより、受付業務処理(S10)を集中センタ20で行うようにすることもできる。
営業店10では、顧客から振込処理が依頼された場合に、受付端末100のオペレータ(以下、「受付担当者」と称する)が受付端末100を操作して、受付業務処理(S10)の実行を受付端末100に指示する。これによって、図9Aに示すように、受付端末100は、受付業務処理(S10)の実行を開始する。
受付業務処理(S10)の実行時において、まず、受付端末100のエントリ担当者絞込部115(図1B参照)は、受付画面である帳票読取画面P100(図6参照)のプルダウンメニューPD101内に表示させる初期情報を取得する(S105)。
その際に、受付端末100のエントリ担当者絞込部115(図1B参照)は、後記するロジックに基づいて、オペレータレベル情報D1(図2B参照)や実行権限情報D2a,D2b(図3A及び図3B参照)、打鍵実績情報D3(図4参照)等を参照して、集中センタ20に在籍する多数のオペレータの中から、エントリ担当者となることが可能なエントリ候補者を抽出する。そして、受付端末100のエントリ担当者絞込部115(図1B参照)は、抽出されたエントリ候補者の氏名がプルダウンメニューPD101(図6参照)内に表示されるように、帳票読取画面P100(図6参照)の画像を生成して、生成された画像を図示せぬ表示部に表示させる。
このとき、帳票読取画面P100のOCR通番表示欄P100a(図6参照)及び帳票画像表示欄P100b(図6参照)は、空欄状態になっている。また、エントリ担当者表示欄PD100(図6参照)は、当初、「指定なし」が表示された状態(又は、空欄状態であってもよい)になっている。受付担当者がプルダウンメニューPD101を押下すると、エントリ候補者の氏名が選択可能に表示される。
S105の後、受付担当者は、顧客によって諸事項が記載された振込依頼用の帳票50をスキャナ11にセットして、帳票読取画面P100(図6参照)に含まれている読取ボタンB100aを押下する。これによって、受付担当者は、帳票50のスキャン処理の実行を受付端末100に指示する。これに応答して、受付端末100の画像データ取得部114a(図1B参照)は、スキャナ11に帳票50のスキャン処理を実行させて、スキャナ11から帳票50の画像データを取得する(S110)。
このとき、受付端末100は、OCR通番を採番し、採番されたOCR通番を帳票読取画面P100のOCR通番表示欄P100a(図6参照)に表示させる。また、このとき、受付端末100は、スキャナ11から取得された帳票50の画像データを帳票読取画面P100の帳票画像表示欄P100b(図6参照)に表示させる。
S110の後、受付端末100の文字データ取得部114b(図1B参照)は、帳票50の画像データに含まれる文字(数字や記号等を含む)に対して文字認識処理を実行して、帳票50の文字データ(認識結果データ)を取得する(S115)。これにより、受付端末100の文字データ取得部114b(図1B参照)は、帳票50の種類を特定する。ただし、S115の処理は、営業店10に設置された図示せぬ別の装置(例えば、文字認識機能を有するサーバ等)によって行うようにしてもよい。
受付担当者は、帳票画像表示欄P100b(図6参照)に表示された帳票50の画像データを見る。
このとき、帳票画像表示欄P100bに表示された帳票50の画像データの状態が良好でなければ(例えば、画像データの中に判別不能な記載箇所があれば)、受付担当者は、破棄ボタンB100cを押下する。これに応答して、受付端末100は、帳票50の画像データを破棄する。この場合に、良好な帳票50の画像データが取得されるまで、S110の処理が繰り返し行われる。又は、この場合に、受付担当者が、顧客から良好な帳票50(例えば、判別不能な記載箇所がない帳票50)を取得し、その帳票50のスキャン処理を実行する。
一方、帳票50の画像データの状態が良ければ(例えば、画像データの中に判別不能な記載箇所がなければ)、受付担当者は、プルダウンメニューPD101(図6参照)を押下して、エントリ候補者の氏名を見る。そして、受付担当者は、エントリ候補者の中から一人のオペレータをエントリ担当者として指定する。
これに応答して、受付端末100のエントリ担当者絞込部115(図1B参照)は、指定されたエントリ担当者の受付を行う(S120)。図9Bに、S120の処理の詳細を示す。
図9Bに示すように、S120の処理において、受付端末100のエントリ担当者絞込部115(図1B参照)は、プルダウンメニューPD101(図6参照)の中に選択可能に表示されたエントリ候補者の氏名があるか否かを判定する(S120a)。
S120aの判定で、選択可能に表示されたエントリ候補者の氏名がある場合(“Yes”の場合)に、受付担当者は、エントリ候補者の氏名の中から任意のオペレータの氏名(好ましくは、最上段に表示されているオペレータの氏名)を選択することによって、エントリ担当者を指定する。これに応答して、受付端末100のエントリ担当者絞込部115(図1B参照)は、エントリ担当者を、プルダウンメニューPD101(図6参照)で選択されたオペレータに決定する(S120b)。
一方、S120aの判定で、選択可能に表示されたエントリ候補者の氏名がない場合(“No”の場合)に、受付担当者は、エントリ担当者表示欄PD100を「指定なし」が表示された状態(又は、空欄状態であってもよい)のままに維持する。これに応答して、受付端末100のエントリ担当者絞込部115(図1B参照)は、エントリ担当者を、エントリ業務処理でのデータ入力処理の権限を有するオペレータで、かつ、打鍵実績が一番少ないオペレータに決定する(S120c)。
S120b又はS120cの後、受付端末100のエントリ担当者絞込部115(図1B参照)は、エントリ担当者を、S120bの処理又はS120cの処理で決定されたオペレータで受け付ける(S120d)。この後、処理は、図9Aに示すS125に進む。
図9Aに示すように、S120の後、受付端末100は、帳票50の画像データと文字データとを帳票データとして集中センタ20に転送する(S125)。これにより、受付業務処理(S10)が終了する。
(エントリ業務処理(S20)の実行時の動作)
以下、図10A〜図10Cを参照して、エントリ業務処理(S20)の実行時の動作の詳細につき説明する。
集中センタ20では、受付端末100から転送された帳票データが為替サーバ22のデータベース226に格納される。この後、任意のタイミングで、為替サーバ22が、エントリ担当者として受け付けられたオペレータによって操作されるエントリ端末31に、帳票データを送信する。これによって、データ入力システム1は、エントリ業務処理(S20)の実行を開始する。
エントリ業務処理の実行(S20)の実行時において、まず、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、エントリ画面P31(図7参照)のプルダウンメニューPD131a,PD131b内に表示させる初期情報を取得する(S205)。
その際に、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、後記するロジックに基づいて、オペレータレベル情報D1(図2B参照)や実行権限情報D2a,D2b(図3A及び図3B参照)、振分ルール情報D4(図5参照)等を参照して、集中センタ20に在籍する多数のオペレータの中から、ベリファイ担当者となることが可能なベリファイ候補者及び承認担当者となることが可能な承認候補者を抽出する。そして、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、抽出されたベリファイ候補者の氏名及び承認候補者の氏名がプルダウンメニューPD131a,PD131b(図7参照)内に表示されるように、エントリ画面P31(図7参照)の画像を生成して、生成された画像を図示せぬ表示部に表示させる。
このとき、エントリ画面P31のツールバー表示欄P31a(図7参照)には、例えば、操作に用いる各種のツールや、エントリ端末31を操作するエントリ担当者の氏名、処理対象の帳票50のOCR通番等が表示される。また、帳票画像表示欄P31b(図7参照)には、処理対象の帳票50の画像データが表示される。また、エントリフィールド表示欄P31c(図7参照)には、帳票50の文字データが表示される。また、ベリファイ担当者表示欄PD31a(図7参照)及び承認担当者表示欄PD31b(図7参照)は、当初、「指定なし」が表示された状態(又は、空欄状態であってもよい)になっている。エントリ担当者がプルダウンメニューPD131aを押下すると、ベリファイ候補者の氏名が選択可能に表示される。また、エントリ担当者がプルダウンメニューPD131bを押下すると、承認候補者の氏名が選択可能に表示される。
S105の後、エントリ端末31の入力処理部313(図1F参照)は、エントリ担当者による文字データに対する補正入力操作のデータ入力処理を受け付ける(S210)。
このとき、エントリ担当者は、エントリ画面P31(図7参照)の帳票画像表示欄P31bに表示された帳票50の画像データとエントリフィールド表示欄P31cに表示された帳票50の文字データとを見比べながら、データ入力処理を行って、文字データに対する補正入力操作を行う。補正入力操作が行われると、エントリフィールド表示欄P31cに表示された文字データは、補正入力操作後のデータに更新される。
なお、例えば、エントリ画面P31よりも前の画面に戻る操作を行う場合は、ファンクションキー表示欄B31b(図7参照)の指示に従って、ファンクションキーF2を押下することにより、そのような操作を行うことができる。また、例えば、エントリ画面P31に表示された帳票50の画像データが良好でない場合(例えば、画像データの中に判別不能な記載箇所がある場合)は、ファンクションキー表示欄B31c(図7参照)の指示に従って、ファンクションキーF3を押下することにより、帳票データの営業店10の受付端末100への返送が行われる。この場合に、営業店10では、帳票50の受付業務処理(S10)が再度行われる。
S210の後、エントリ端末31は、補正入力操作後の文字データに対し、帳票50の画像データに基づいてチェック処理を行う(S215)。例えば、このとき、エントリ端末31は、受付日や銀行名、支店名、口座番号、科目、金融機関マーク、金額、銀行側の検印欄等の帳票50の各項目に対し、記入済みであるか否かをチェックする。
S215の後、エントリ担当者は、プルダウンメニューPD131a(図7参照)を押下して、ベリファイ候補者の氏名を見る。そして、エントリ担当者は、ベリファイ候補者の中から一人のオペレータをベリファイ担当者として指定する。
これに応答して、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、指定されたベリファイ担当者の受付を行う(S220)。図10Bに、S220の処理の詳細を示す。
図10Bに示すように、S220の処理において、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、プルダウンメニューPD131a(図7参照)の中に選択可能に表示されたベリファイ候補者の氏名があるか否かを判定する(S220a)。
S220aの判定で、選択可能に表示されたベリファイ候補者の氏名がある場合(“Yes”の場合)に、エントリ担当者は、ベリファイ候補者の氏名の中から任意のオペレータの氏名(好ましくは、最上段に表示されているオペレータの氏名)を選択することによって、ベリファイ担当者を指定する。これに応答して、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、ベリファイ担当者を、プルダウンメニューPD131a(図7参照)で選択されたオペレータに決定する(S220b)。
一方、S220aの判定で、選択可能に表示されたベリファイ候補者の氏名がない場合(“No”の場合)に、エントリ担当者は、ベリファイ担当者表示欄PD31a(図7参照)を「指定なし」が表示された状態(又は、空欄状態であってもよい)のままに維持する。これに応答して、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、振分ルール情報D4(図5参照)を参照して、操作中のエントリ担当者に関する振分ルールがあるか否か(振分ルール情報D4に登録されているか否か)を判定する(S220c)。
S220cの判定で、操作中のエントリ担当者に関する振分ルールがある場合(“Yes”の場合)に、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、ベリファイ担当者を、振分ルール情報D4(図5参照)を参照し、操作中のエントリ担当者をキーにして、自他行の違いに応じたオペレータに決定する(S220d)。
一方、S220cの判定で、操作中のエントリ担当者に関する振分ルールがない場合(“No”の場合)に、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、ベリファイ担当者を、ベリファイ権限者となる全てのオペレータ(好ましくは、その中でも割当数が少ないオペレータ)に決定する(S220e)。
S220b、S220d、又は、S220eの後、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、ベリファイ担当者を、S220bの処理、S220dの処理、又は、S220eの処理で決定されたオペレータで受け付ける(S220f)。この後、処理は、図10Aに示すS225に進む。
図10Aに示すように、S220の後、エントリ担当者は、プルダウンメニューPD131b(図7参照)を押下して、承認候補者の氏名を見る。そして、エントリ担当者は、承認候補者の中から一人のオペレータを承認担当者として指定する。
これに応答して、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、指定された承認担当者の受付を行う(S225)。図10Cに、S225の処理の詳細を示す。
図10Cに示すように、S225の処理において、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、プルダウンメニューPD131b(図7参照)の中に選択可能に表示された承認候補者の氏名があるか否かを判定する(S225a)。
S225aの判定で、選択可能に表示された承認候補者の氏名がある場合(“Yes”の場合)に、エントリ担当者は、承認候補者の氏名の中から任意のオペレータの氏名(好ましくは、最上段に表示されているオペレータの氏名)を選択することによって、承認担当者を指定する。これに応答して、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、承認担当者を、プルダウンメニューPD131b(図7参照)で選択されたオペレータに決定する(S225b)。
一方、S225aの判定で、選択可能に表示された承認候補者の氏名がない場合(“No”の場合)に、エントリ担当者は、承認担当者表示欄PD31b(図7参照)を「指定なし」が表示された状態(又は、空欄状態であってもよい)のままに維持する。これに応答して、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、振分ルール情報D4(図5参照)を参照して、操作中のエントリ担当者に関する振分ルールがあるか否か(振分ルール情報D4に登録されているか否か)を判定する(S225c)。
S225cの判定で、操作中のエントリ担当者に関する振分ルールがある場合(“Yes”の場合)に、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、承認担当者を、振分ルール情報D4(図5参照)を参照し、操作中のエントリ担当者とS220fで決定されたベリファイ担当者とをキーにして、該当するオペレータに決定する(S225d)。
一方、S225cの判定で、操作中のエントリ担当者に関する振分ルールがない場合(“No”の場合)に、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、承認担当者を、承認権限者となる全てのオペレータ(好ましくは、その中でも割当数が少ないオペレータ)に決定する(S225e)。
S225b、S225d、又は、S225eの後、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)は、承認担当者を、S225bの処理、S225dの処理、又は、S225eの処理で決定されたオペレータで受け付ける(S225f)。この後、処理は、図10Aに示すS230に進む。
図10Aに示すように、S225の後、エントリ端末31は、帳票50の画像データと補正入力操作後の文字データとをエントリ情報としてベリファイ端末32に転送する(S230)。このとき、オペレータ情報管理サーバ23は、データベース236に記憶されている打鍵実績情報D3(図4参照)のエントリ業務処理を行ったエントリ担当者の打鍵実績を更新する。これにより、エントリ業務処理(S20)が終了する。
<担当者を決定するロジック>
以下、担当者を自動的に決定するロジックにつき説明する。
(エントリ担当者を決定するロジック)
まず、エントリ担当者を決定するロジックにつき説明する。エントリ担当者の決定は、例えば、受付端末100のエントリ担当者絞込部115(図1B参照)によって行われる。
(演算A1)エントリ担当者絞込部115は、オペレータレベル情報D1(図2B参照)を参照することにより、集中センタ20に在籍する各オペレータのオペレータレベルを識別する。これにより、エントリ担当者絞込部115は、例えば、行員A3が初心者レベルの一般行員であることを識別する。
(演算A2)エントリ担当者絞込部115は、業務別実行権限情報D2a(図3A参照)と帳票種別実行権限情報D2b(図3B参照)とのアンド条件の演算を行うことによって、各オペレータレベルのデータ入力処理の権限の有無を特定する。例えば、エントリ担当者絞込部115は、オペレータが初心者レベルの一般行員である場合に、そのオペレータが、エントリ業務処理のみが可能で、かつ、一件式定型帳票と連記式定型帳票のデータ入力(打鍵)のみが可能であることを、この演算によって、特定する。
(演算A3)エントリ担当者絞込部115は、帳票データに含まれる文字データに基づいて、帳票50の種別を識別し、エントリ業務処理の実行が可能なオペレータレベルを特定する。例えば、エントリ担当者絞込部115は、帳票50の種別が一件式定型帳票である場合に、エントリ業務処理の実行が可能なオペレータレベルが初心者レベルのパート行員以上のオペレータレベルであることを特定する。
(演算A4)エントリ担当者絞込部115は、打鍵実績情報D3(図4参照)を参照して、各オペレータの打鍵実績を識別し、打鍵実績の少ないオペレータを抽出する。
(演算A5)エントリ担当者絞込部115は、演算A1〜演算A4の結果に基づいて、帳票データに対するエントリ業務処理の実行権限を有するオペレータを、打鍵実績の少ない順に抽出する。
(演算A6)エントリ担当者絞込部115は、該当するオペレータの氏名をエントリ候補者の氏名として、打鍵実績の少ない順に、帳票読取画面P100のプルダウンメニューPD101(図6参照)内に設定する。
エントリ担当者を決定する場合のロジックは、以上の通りである。
(上位業務担当者を決定するロジック)
次に、上位業務担当者を決定するロジックにつき説明する。上位業務担当者の決定は、エントリ端末31の上位業務担当者絞込部315(図1F参照)によって行われる。なお、決定は、オペレータレベル情報D1(図2B参照)と振分ルール情報D4(図5参照)とを併用して行われる。エントリ画面P31(図7参照)のプルダウンメニューPD131a,PD131b内に初期情報として表示される上位業務担当者(ベリファイ候補者及び承認候補者)は、エントリ担当者に応じて変化する。
上位業務担当者を決定する場合の決定方針は以下の通りである。
(方針1)上位業務担当者絞込部315は、エントリ担当者が初心者レベルの一般行員又は全レベルのパート行員である場合に、ベリファイ担当者を通常レベルの一般行員以上のオペレータに決定する。
(方針2)上位業務担当者絞込部315は、前記方針1での決定に際して、帳票50の種別が自行宛の振込先の帳票であるのか又は他行宛の振込先の帳票であるのかの違いに応じて、ベリファイ担当者を以下のように割り当てる。なお、振込先の識別は、帳票50の画像データをスキャナ11で取得した後に、取得された画像データに基づく文字認識処理によって行われる。
(方針2a)上位業務担当者絞込部315は、帳票50が他行宛の振込先の帳票である場合に、ベリファイ担当者を熟練者レベルの一般行員に決定する。
(方針2b)上位業務担当者絞込部315は、帳票50が自行宛の振込先の帳票である場合に、ベリファイ担当者を通常レベルの一般行員に決定する。
(方針3)上位業務担当者絞込部315は、前記方針1での決定に際して、エントリ担当者が通常レベルの一般行員以上のオペレータである場合に、ベリファイ担当者を以下のようにより上位のオペレータに割り当てる。
(方針3a)上位業務担当者絞込部315は、エントリ担当者が通常レベルの一般行員である場合に、ベリファイ担当者を熟練者レベルの一般行員に決定する。
(方針3b)上位業務担当者絞込部315は、エントリ担当者が熟練者レベルの一般行員である場合に、ベリファイ担当者を役席に決定する。
前記した決定方針を実現するロジックはいくつか想定することができる。ここでは、3つのロジック例を例示して説明する。
(1)ロジック例1
ロジック例1は、振分ルールを振分ルール情報D4に事前登録する場合のロジック例である。
(工程11)ベリファイ担当者の指定受付時の動作
(工程11a)上位業務担当者絞込部315は、振分ルール情報D4(図5参照)に事前登録された振分ルールに基づいてベリファイ候補者を抽出して、抽出されたベリファイ候補者の氏名をエントリ画面P31のプルダウンメニューPD131a(図7参照)に初期情報として設定する。なお、複数のオペレータがベリファイ候補者として抽出される場合に、上位業務担当者絞込部315は、登録順に、筆頭の候補者を決定する。
(工程11b)上位業務担当者絞込部315は、エントリ担当者がプルダウンメニューPD131a(図7参照)でベリファイ候補者の中のいずれかのオペレータを指定すると、指定されたオペレータをベリファイ担当者として受け付ける。
(工程12)承認担当者の指定受付時の動作
(工程12a)上位業務担当者絞込部315は、工程11aにおけるベリファイ候補者の抽出と同様にして承認候補者を抽出して、抽出された承認候補者の氏名をエントリ画面P31のプルダウンメニューPD131b(図7参照)に初期情報として設定する。
(工程12b)上位業務担当者絞込部315は、エントリ担当者がプルダウンメニューPD131b(図7参照)で承認候補者の中のいずれかのオペレータを指定すると、指定されたオペレータを承認担当者として受け付ける。
ロジック例1は、以上の通りである。
(2)ロジック例2
ロジック例2は、振分ルールを振分ルール情報D4に事前登録しない場合のロジック例である。上位業務担当者絞込部315は、振分ルールが振分ルール情報D4に登録されていない場合に、実行権限情報D2a,D2b(図3A及び図3B参照)に基づいて、帳票50の種類に応じた上位業務処理での実行権限のあるオペレータを上位業務担当者として絞り込む。
(工程21)ベリファイ担当者の指定受付時の動作
(工程21a)上位業務担当者絞込部315は、エントリ担当者の実行権限情報D2a,D2b(図3A及び図3B参照)に基づいて、ベリファイ権限者の中で最も下位レベルのベリファイ候補者群を抽出する。
(工程21b)上位業務担当者絞込部315は、ベリファイ候補者群の中で、その時点で割当量が最も少ないオペレータを筆頭のベリファイ候補者とし、ベリファイ候補者の氏名を割当量の少ない順にエントリ画面P31のプルダウンメニューPD131a(図7参照)に初期情報として設定する。
(工程21c)上位業務担当者絞込部315は、エントリ担当者がプルダウンメニューPD131a(図7参照)でベリファイ候補者の中のいずれかのオペレータを指定すると、指定されたオペレータをベリファイ担当者として受け付ける。
(工程22)承認担当者の指定受付時の動作
(工程22a)上位業務担当者絞込部315は、ベリファイ担当者の実行権限情報D2a,D2b(図3A及び図3B参照)に基づいて、承認権限者の中で最も下位レベルの承認候補者群を抽出する。
(工程22b)上位業務担当者絞込部315は、承認候補者群の中で、その時点で割当量が最も少ないオペレータを筆頭の承認担当者とし、承認担当者の氏名を割当量の少ない順にエントリ画面P31のプルダウンメニューPD131b(図7参照)に初期情報として設定する。
(工程22c)上位業務担当者絞込部315は、エントリ担当者がプルダウンメニューPD131b(図7参照)で承認候補者群の中のいずれかのオペレータを指定すると、指定されたオペレータを承認担当者として受け付ける。
(工程23)ベリファイ担当者の指定変更時の動作
(工程23a)仮に、エントリ担当者がエントリ画面P31でベリファイ担当者及び承認担当者を指定した後にベリファイ担当者を別のオペレータに変更した場合に、前記工程22a〜工程22cの処理を再度行う。この処理により、プルダウンメニューPD131b(図7参照)の初期情報が変化する。
ロジック例2は、以上の通りである。
(3)ロジック例3
ロジック例3は、ロジック例2と同様に、振分ルールを振分ルール情報D4に事前登録しない場合のロジック例である。ロジック例3では、ロジック例2と同様に、上位業務担当者絞込部315は、振分ルールが振分ルール情報D4に登録されていない場合に、実行権限情報D2a,D2b(図3A及び図3B参照)に基づいて、帳票50の種類に応じた上位業務処理での実行権限のあるオペレータを上位業務担当者として絞り込む。ただし、ロジック例3は、ロジック例2と比較すると、工程31aと工程32aで相違している。
(工程31)ベリファイ担当者の指定受付時の動作
(工程31a)上位業務担当者絞込部315は、全てのベリファイ業務権限者をベリファイ候補者群として抽出する。
(工程31b)上位業務担当者絞込部315は、ベリファイ候補者群の中で、その時点で割当量が最も少ないオペレータを筆頭のベリファイ候補者とし、ベリファイ候補者の氏名を割当量の少ない順にエントリ画面P31のプルダウンメニューPD131a(図7参照)に初期情報として設定する。
(工程31c)上位業務担当者絞込部315は、エントリ担当者がプルダウンメニューPD131a(図7参照)でベリファイ候補者の中のいずれかのオペレータを指定すると、指定されたオペレータをベリファイ担当者として受け付ける。
(工程32)承認担当者の指定受付時の動作
(工程32a)上位業務担当者絞込部315は、全ての承認業務権限者を承認候補者群として抽出する。
(工程32b)上位業務担当者絞込部315は、承認候補者群の中で、その時点で割当量が最も少ないオペレータを筆頭の承認担当者とし、承認担当者の氏名を割当量の少ない順にエントリ画面P31のプルダウンメニューPD131b(図7参照)に初期情報として設定する。
(工程32c)上位業務担当者絞込部315は、エントリ担当者がプルダウンメニューPD131b(図7参照)で承認候補者群の中のいずれかのオペレータを指定すると、指定されたオペレータを承認担当者として受け付ける。
ロジック例3は、以上の通りである。
かかる構成において、データ入力システム1は、上位業務担当者を前記した決定方針に沿って決定することによって、難易度の高い帳票50を熟練者レベルのオペレータに、また、比較的難易度の低い帳票50を初心者レベルのオペレータに割り当てることができる。そのため、データ入力システム1は、個人個人の生産性をある一定のレベルで均等化することができる。その結果、データ入力システム1は、帳票データの処理効率を向上させることができる。
以上の通り、本実施形態に係るデータ入力システム1によれば、帳票データの処理効率を向上させることができる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、前記した実施形態は、本発明の要旨を分かり易く説明するために詳細に説明したものである。そのため、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、本発明は、実施形態の構成の一部に他の構成を追加したり、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えたりすることができる。また、本発明は、実施形態の構成から一部の構成を削除することができる。
例えば、前記した実施形態では、受付端末100に設けられたエントリ担当者絞込部115(図1B参照)が、プルダウンメニューPD101(図6参照)で表示されるエントリ候補者の氏名の設定を行っている。また、エントリ端末31に設けられた上位業務担当者絞込部315(図1F参照)が、プルダウンメニューPD131a,PD131b(図7参照)で表示されるベリファイ候補者の氏名及び承認候補者の氏名の設定を行っている。しかしながら、データ入力システム1は、エントリ担当者絞込部115(図1B参照)や上位業務担当者絞込部315(図1F参照)を他の装置(例えば、為替サーバ22やオペレータ情報管理サーバ23等)に設けておき、その装置が各候補者の氏名の設定を行うように構成することができる。この構成の場合に、設定を行った装置は、設定に関する情報を受付端末100やエントリ端末31に提供する。これに応答して、受付端末100やエントリ端末31は、プルダウンメニューPD101,PD131a,PD131bに表示される各候補者の氏名の設定を変更する。
また、例えば、前記した実施形態では、プルダウンメニューPD101,PD131a,PD131bに表示される各候補者の氏名の設定は、帳票読取画面P100(図6参照)やエントリ画面P31(図7参照)が表示部に表示される都度、行われている。しかしながら、各候補者の氏名の設定は、画面が表示されるよりも前の時点で行っておくことができる。
また、例えば、前記した実施形態では、エントリ担当者、ベリファイ担当者、承認担当者は最初は「指定なし」の状態とし、プルダウンメニューPD101,PD131a,PD131bにより候補者から選択されるものとしたが、自動的に最上位候補者が選択された状態を初期表示とし、必要に応じてプルダウンメニューから選択変更できるようにしてもよい。この場合、各プルダウンメメニューに設定される候補者リストは、優先すべき候補者が上位から順に並んでいることが望ましい。候補者の順位は、例えば当該業務の必要ランクに該当する候補者のうち、当日に処理した件数が少ないオペレータを優先するように決めてもよいし、あるいは、候補者の中でよりオペレータレベルの低いオペレータを優先するように決めてもよい。あるいは、それらを組み合わせて、例えば処理件数が少ないオペレータのうち、よりオペレータレベルの低いオペレータを優先するように決めてもよい。
1 データ入力システム
2 ネットワーク
10 営業店
11 スキャナ
20 集中センタ
21 Webサーバ
22 為替サーバ
23 オペレータ情報管理サーバ
31 エントリ端末
32 ベリファイ端末
33 承認端末
39 通信ゲートウェイ
40 処理ホスト
50 帳票(振込依頼書)
100 受付端末
111,211,221,231,311 通信部
112,312 表示制御部
113,313 入力処理部
114 帳票データ取得部
114a 画像データ取得部
114b 文字データ取得部
115 エントリ担当者絞込部
116,214,316 記憶部
232 情報管理部
226,236 データベース
314 入力画面生成部
315 上位業務担当者絞込部

Claims (8)

  1. エントリ業務処理を行うエントリ担当者と、当該エントリ業務処理よりも上位業務処理を行う上位業務担当者とを指定して、帳票データの入力処理を行わせるデータ入力システムであって、
    各担当者のレベルを表すレベル情報と、各レベルの実行権限を表す実行権限情報と、前記エントリ担当者及び帳票の種類毎に上位業務担当者の振分ルールを表す振分ルール情報とを保持する情報保持手段と、
    入力処理対象の帳票の種類と前記レベル情報と前記実行権限情報とに基づいて、前記エントリ担当者を絞り込むエントリ担当者絞込手段と、
    前記エントリ担当者によって入力処理された前記帳票データについて、前記振分ルール情報に基づいて、前記上位業務担当者を絞り込む上位業務担当者絞込手段と、を備えた
    ことを特徴とするデータ入力システム。
  2. 請求項1に記載のデータ入力システムにおいて、
    前記エントリ担当者絞込手段は、過去の打鍵実績が一番少ないオペレータに前記エントリ担当者を絞り込む
    ことを特徴とするデータ入力システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のデータ入力システムにおいて、
    前記帳票の種類が自行宛の振込先の帳票であるのか又は他行宛の振込先の帳票であるのかの違いに応じて、前記上位業務担当者絞込手段は、前記振分ルール情報に基づいて、前記エントリ担当者毎に、前記上位業務担当者を絞り込む
    ことを特徴とするデータ入力システム。
  4. 請求項3に記載のデータ入力システムにおいて、
    前記振込先の識別は、前記帳票の画像データをスキャナで取得した後に、取得された画像データに基づく文字認識処理によって行われる
    ことを特徴とするデータ入力システム。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のデータ入力システムにおいて、
    前記上位業務担当者絞込手段は、振分ルールが前記振分ルール情報に登録されていない場合に、前記実行権限情報に基づいて、前記帳票の種類に応じた上位業務処理での実行権限のあるオペレータを前記上位業務担当者として絞り込む
    ことを特徴とするデータ入力システム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のデータ入力システムにおいて、
    前記上位業務担当者は、前記エントリ業務処理後のベリファイ業務処理で前記帳票データに対する検証操作を行うベリファイ担当者と、前記ベリファイ業務処理後の承認業務処理で前記帳票データに対する承認操作を行う承認担当者とを含み、
    前記上位業務担当者絞込手段は、前記エントリ担当者に応じて前記ベリファイ担当者を絞り込み、さらに、前記ベリファイ担当者に応じて前記承認担当者を絞り込む
    ことを特徴とするデータ入力システム。
  7. 情報保持手段とエントリ担当者絞込手段と上位業務担当者絞込手段とを備えるデータ入力システムを用いて、エントリ業務処理を行うエントリ担当者と、当該エントリ業務処理よりも上位業務処理を行う上位業務担当者とを指定して、帳票データの入力処理を行わせるデータ入力方法であって、
    各担当者のレベルを表すレベル情報と、各レベルの実行権限を表す実行権限情報と、前記エントリ担当者及び帳票の種類毎に上位業務担当者の振分ルールを表す振分ルール情報とを前記情報保持手段に保持する工程と、
    前記エントリ担当者絞込手段で、入力処理対象の帳票の種類と前記レベル情報と前記実行権限情報とに基づいて、前記エントリ担当者を絞り込むエントリ担当者絞込工程と、
    前記上位業務担当者絞込手段で、前記エントリ担当者によって入力処理された前記帳票データについて、前記振分ルール情報に基づいて、前記上位業務担当者を絞り込む上位業務担当者絞込工程と、を備えた
    ことを特徴とするデータ入力方法。
  8. 各担当者のレベルを表すレベル情報と、各レベルの実行権限を表す実行権限情報と、エントリ業務処理を行うエントリ担当者及び帳票の種類毎に当該エントリ業務処理よりも上位業務処理を行う上位業務担当者の振分ルールを表す振分ルール情報とが、情報保持手段に保持されたコンピュータを、前記エントリ業務処理を行うエントリ端末として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、前記エントリ担当者によって入力処理された帳票データについて、前記振分ルール情報に基づいて、前記上位業務担当者を絞り込む上位業務担当者絞込手段として機能させるためのプログラム。
JP2015168111A 2015-08-27 2015-08-27 データ入力システム、データ入力方法、及び、プログラム Active JP6705135B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015168111A JP6705135B2 (ja) 2015-08-27 2015-08-27 データ入力システム、データ入力方法、及び、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015168111A JP6705135B2 (ja) 2015-08-27 2015-08-27 データ入力システム、データ入力方法、及び、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017045324A JP2017045324A (ja) 2017-03-02
JP6705135B2 true JP6705135B2 (ja) 2020-06-03

Family

ID=58210330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015168111A Active JP6705135B2 (ja) 2015-08-27 2015-08-27 データ入力システム、データ入力方法、及び、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6705135B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6294554B1 (ja) * 2017-10-24 2018-03-14 サンネット株式会社 文字表示システム、文字表示装置及び文字表示システムを実現させるためのプログラム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06259180A (ja) * 1993-03-05 1994-09-16 Juki Corp データエントリ装置
JP4077909B2 (ja) * 1997-10-03 2008-04-23 富士通株式会社 帳票処理装置
JPH11110465A (ja) * 1997-10-07 1999-04-23 Oki Electric Ind Co Ltd ファックスocrシステム
JP2001312693A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Ricoh Co Ltd 文字認識装置、文字認識方法およびその方法を実施するためのプログラムを記憶した記憶媒体
JP2002183388A (ja) * 2000-12-08 2002-06-28 Toshiba Corp ワークフローシステム、業務方法、記憶媒体
JP2004013576A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Nec Corp 広域ネットワークを利用したデータ入力システム
JP2006040189A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Hewlett-Packard Development Co Lp 人員選択装置およびその方法
JP4430490B2 (ja) * 2004-09-06 2010-03-10 キヤノンItソリューションズ株式会社 データエントリ装置及びその制御方法、プログラム
JP2006146830A (ja) * 2004-11-24 2006-06-08 Glory Ltd 帳票処理システム、帳票処理方法および帳票処理プログラム
JP4799220B2 (ja) * 2006-03-06 2011-10-26 日立電子サービス株式会社 スケジュール割当てシステム及び作業スケジュール割当てプログラム及び作業スケジュール割当て方法
JP5369790B2 (ja) * 2009-03-17 2013-12-18 沖電気工業株式会社 為替電文処理装置、為替電文処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017045324A (ja) 2017-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9239953B2 (en) Contextualization of machine indeterminable information based on machine determinable information
JP2005050343A (ja) ワークフローを自動化する方法およびシステム
US20140129607A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, and information processing method
JP6087452B1 (ja) 紙文書管理システム
US20060185019A1 (en) Method and system for observational data collection
CN100435144C (zh) 图像数据获取系统、数字复合机和系统管理服务器
JP4991271B2 (ja) サーバ装置、そのプログラム
JP4292342B2 (ja) 電子承認システムにおける承認ルート決定方法及びプログラム
JP6705135B2 (ja) データ入力システム、データ入力方法、及び、プログラム
JP2012018503A (ja) 承認システム、承認用端末、サーバ、承認方法、情報管理方法、及びプログラム
JP2007052489A (ja) 利用者認証方法及び利用者認証プログラム
JP2011197997A (ja) 情報表示制御装置、情報表示制御処理プログラム、及び情報表示制御方法
JP6535863B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
US20210026581A1 (en) Client terminal, information processing system, and group change method
JP2001005888A (ja) データエントリシステム及びデータエントリ方法
JP6626946B1 (ja) テスト支援システム、テスト支援方法及びテスト支援プログラム
WO2009122695A1 (ja) シンクライアントネットワークシステム
JP2006146830A (ja) 帳票処理システム、帳票処理方法および帳票処理プログラム
WO2009122696A1 (ja) 文字認識装置、文字認識プログラム、及び、文字認識プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2019135631A (ja) 財務諸表解釈支援装置、コンピュータプログラム
US11651054B2 (en) Intelligent workflows on a user device
JP2006350459A (ja) 無人契約システム
US20220301085A1 (en) Service providing system, information processing method, and recording medium
US20210349974A1 (en) System and method for providing service, and recording medium
JP2018088115A (ja) 情報処理装置およびその情報処理装置の制御方法またはプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160425

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190624

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200225

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200414

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6705135

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150