JP2008143449A - 構造物への作業機吊下げ用支持台車装置およびその運転方法 - Google Patents

構造物への作業機吊下げ用支持台車装置およびその運転方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008143449A
JP2008143449A JP2006335708A JP2006335708A JP2008143449A JP 2008143449 A JP2008143449 A JP 2008143449A JP 2006335708 A JP2006335708 A JP 2006335708A JP 2006335708 A JP2006335708 A JP 2006335708A JP 2008143449 A JP2008143449 A JP 2008143449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheels
arm
wheel
work machine
carriage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006335708A
Other languages
English (en)
Inventor
Eizo Egashira
栄三 江頭
Keita Yamaguchi
啓太 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Bisoh Co Ltd
Original Assignee
Nihon Bisoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Bisoh Co Ltd filed Critical Nihon Bisoh Co Ltd
Priority to JP2006335708A priority Critical patent/JP2008143449A/ja
Publication of JP2008143449A publication Critical patent/JP2008143449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】簡単な構造で、台車のこれまでの左右走行に加え、前後走行やその場での旋回走行などを可能とすることで、操作性を向上できる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置およびその運転方法を提供すること。
【解決手段】台車20のアーム13の前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪21,21を前方操舵機構40を介して設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの駆動・遊転可能な後方駆動輪22を後方操舵機構50を介して設け、前方操舵機構に互いを同一舵角逆方向に設定可能に構成する。
これにより、台車の車輪を3輪で構成し、全輪駆動および各車輪を操舵することで、これまでの左右走行や曲線走行に加え、前後走行およびその場での旋回も可能となり、操作性を向上するようにする。
また、台車装置の外壁面に対する前後方向の寄りつきを容易とし、旋回機構を備えることなく台車上のアームの向きを調整したり、さらに段差乗り越えや溝通過性を向上する。
【選択図】図2

Description

この発明は構造物への作業機吊下げ用支持台車装置およびその運転方法に関し、台車の前方側2輪と後方側1輪との3輪を全輪駆動および全輪操舵するようにして、無軌道型の台車の左右走行に加え、前後走行や旋回を可能として操作性を向上するようにしたもので、特に構造物壁面に対して作業を行う作業ケージを吊下げるゴンドラ用の台車装置として好適なものである。
高層建築物などの構造物における窓清掃や外壁面の保守点検等を行う場合に、例えば建築物の屋上に移動可能に台車を設置し、この台車からアームを介して垂下された吊りロープによって作業用ケージを昇降可能に吊り下げたゴンドラ装置が用いられ、台車を建築物の形状に倣って移動するとともに、作業用ケージを昇降させることで外壁面全体への作業を行うようにする。
このような作業用ケージを支持するゴンドラ装置の台車は、特許文献1に開示されるように、建築物の屋上に敷設された軌道(レール)に沿って台車を移動可能とした軌道型のものと、軌道を敷設せずに移動させる無軌道型のものとが用いられており、比較的簡易で安価な装置として無軌道式のものが採用されている。
これまでの無軌道型のゴンドラ装置用に台車では、例えば図9に示すように、台車1の前輪2,2を2輪とし、後輪3を1輪とした3輪を備え、前2輪2,2をモータ2a,2aにより駆動する駆動輪とするとともに、前2輪2,2に図示しない操舵機構を設けて走行方向を変えることができるようにし、台車1上にアーム4が搭載してあり、前2輪2,2の舵角を0度として走行方向を外壁面と平行とする図示状態の左右の直線走行と、前2輪を互いに逆方向に同一舵角を与えて駆動することで前2輪の前方側(外壁外側)を曲率中心とする内曲線走行(図5の内R走行モード参照)および前2輪の後方側(建築物内側)を曲率中心とする外曲線走行(図5の外R走行モード参照)とを組み合わせて移動できるようにしてある。
特開2000−320133号公報
ところが、このような台車1で建築物の外壁面に対する前後の寄りつき(外壁面に対する直角方向(接近離反方向)の距離)を調整しようとすると、数回の切り返し操作と切り返しのためのスペースが必要となり、前後方向の位置調整が大きく制約されるという問題がある(図7(b)参照)。
さらに、従来の台車1では、建築物の出隅部分などへの作業が行ない難く、図10に示すように、台車1上に旋回機構5を介してアーム4を設置することで作業できるようにしたものがあるが、アーム4を旋回すると、前後輪2,2,3と吊り荷とバランスウエイトとの位置関係が変化して不安定となる場合があり、これを解消するため台車1の4隅にアウトリガ6を設けて機械的に支持する必要があり、構造が複雑になるとともに、操作も煩雑となる。
さらに、後輪3が1輪で駆動しない従動輪であるため、段差の乗り越えや溝の通過性能が低く、これを防止するため後輪3の車軸をわずかに左右にずらした2輪3,3とすることが行なわれており、構造が複雑になるとともに、曲線走行もやり難くなる。
この発明は、上記従来技術が有する課題に鑑みてなされたもので、簡単な構造で、台車のこれまでの左右走行に加え、前後走行やその場での旋回走行を可能とすることで、操作性を向上できる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置およびその運転方法を提供しようとするものである。
上記課題を解決するためこの発明の請求項1にかかる構造物壁面への作業機吊下げ用支持台車装置は、構造物上で走行される台車のアームを介して昇降される作業機を吊下げて支持する構造物壁面への作業機吊下げ用台車装置であって、前記台車の前記アーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を前方操舵機構を介して設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの駆動・遊転可能な後方駆動輪を後方操舵機構を介して設け、前記前方操舵機構に互いを同一舵角逆方向に設定可能に構成してなることを特徴とするものである。
この構造物への作業機吊下げ用支持台車装置によれば、台車のアーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を前方操舵機構を介して設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの駆動・遊転可能な後方駆動輪を後方操舵機構を介して設け、前方操舵機構に互いを同一舵角逆方向に設定可能に構成してあり、台車の車輪を3輪で構成し、全輪駆動および各車輪を操舵することで、これまでの左右走行や曲線走行に加え、前後走行およびその場での旋回も可能となり、操作性を向上できるようになる。
これにより、台車装置の外壁面に対する前後方向の寄りつきが容易となるとともに、旋回機構を備えることなく台車のアームの向きを調整でき、さらに段差乗り越えや溝通過性を向上できるようになる。
また、この発明の請求項2にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置は、請求項1記載の構成に加え、前記前方操舵機構および前記後方操舵機構に、駆動機構を設けて駆動操舵可能に構成したことを特徴とするものである。
この構造物への作業機吊下げ用支持台車装置によれば、前記前方操舵機構および前記後方操舵機構に、駆動機構を設けて駆動操舵可能に構成してあり、操舵機構をモータなどで駆動することで、一層容易に操作でき、作業能率を向上できるようになる。
さらに、この発明の請求項3にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置は、請求項1または2記載の構成に加え、前記前方操舵機構および前記後方操舵機構の舵角および/または前後方駆動輪の車輪速度を制御する制御手段を設けて構成したことを特徴とするものである。
この構造物への作業機吊下げ用支持台車装置によれば、前記前方操舵機構および前記後方操舵機構の舵角および/または前後方駆動輪の車輪速度を制御する制御手段を設けて構成してあり、各車輪の操舵角と、車輪の回転方向および速度を制御することで、これまでの左右走行や曲線走行に加え、前後走行およびその場での旋回を簡単に行なえるようになる。
また、この発明の請求項4にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記前方操舵機構および前記後方操舵機構で前記2つの前方駆動輪および前記1つの後方駆動輪をともに平行にする前記壁面と平行または直角の舵角を設定して前記台車を左右または前後に駆動走行可能に構成したことを特徴とするものである。
この構造物への作業機吊下げ用支持台車装置によれば、前記前方操舵機構および前記後方操舵機構で前記2つの前方駆動輪および前記1つの後方駆動輪をともに平行にする前記壁面と平行または直角の舵角を設定して前記台車を左右または前後に駆動走行可能に構成してあり、舵角0度と舵角90度とすることで、左右走行と前後走行を簡単に設定できるようになる。
さらに、この発明の請求項5にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の構成に加え、前記作業機を有人作業ケージまたは自動作業機械で構成したことを特徴とするものである。
この構造物への作業機吊下げ用支持台車装置によれば、前記作業機を有人作業ケージまたは自動作業機械で構成してあり、有人作業や自動機による作業を効率良く行えるようになる。
また、この発明の請求項6にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法は、構造物上で壁面に倣って走行される台車のアームを介して壁面に沿って昇降される作業機を吊下げて支持する構造物壁面への作業機吊下げ用台車装置を運転するに際し、前記台車の前記アーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、これら2つの前方駆動輪および1つの後方駆動輪を、ともに平行にする前記壁面と平行または直角に操舵して前記台車を左右または前後に直線駆動走行するようにしたことを特徴とするものである。
この構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法によれば、台車のアーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、これら2つの前方駆動輪および1つの後方駆動輪を、ともに平行にする壁面と平行または直角に操舵して前記台車を左右または前後に直線駆動走行するようにしており、作業壁面と平行な舵角とこれと直角の舵角とすることで、左右走行や前後走行での運転が簡単にできるようになる。
さらに、この発明の請求項7にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法は、構造物上で走行される台車のアームを介して昇降される作業機を吊下げて支持する構造物への作業機吊下げ用台車装置を運転するに際し、前記台車の前記アーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、前記1つの後方駆動輪を前記2つの前方駆動輪と異なる車輪速度として曲線駆動走行するようにしたことを特徴とするものである。
この構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法によれば、台車のアーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、前記1つの後方駆動輪を前記2つの前方駆動輪と異なる車輪速度として曲線駆動走行するようにしており、曲率中心が前輪の壁面外側にある内曲線走行や曲率中心が全輪の壁面内側にある外曲線走行のいずれの曲線走行での駆動運転が簡単にできるようになる。
また、この発明の請求項8にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法は、構造物上で走行される台車のアームを介して昇降される作業機を吊下げて支持する構造物への作業機吊下げ用台車装置を運転するに際し、前記台車の前記アーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、前記3つの前後方駆動輪を同一車輪速度で駆動して2つの前方駆動輪および1つの後方駆動輪の配置で決まる台車旋回中心で旋回駆動走行するようにしたことを特徴とするものである。
この構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法によれば、台車のアーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、前記3つの前後方駆動輪を同一車輪速度で駆動して2つの前方駆動輪および1つの後方駆動輪の配置で決まる台車旋回中心で旋回駆動走行するようにしており、台車の旋回中心を中心として旋回する駆動運転が簡単にできるようになる。
さらに、この発明の請求項9にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法は、構造物上で走行される台車のアームを介して昇降される作業機を吊下げて支持する構造物への作業機吊下げ用台車装置を運転するに際し、前記台車の前記アーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、これら2つの前方駆動輪および前記1つの後方駆動輪で旋回中心を設定し、この設定旋回中心に対する同一角速度で3つの駆動輪を駆動して当該設定旋回中心で旋回駆動走行するようにしたことを特徴とするものである。
この構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法によれば、台車のアーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、これら2つの前方駆動輪および前記1つの後方駆動輪で旋回中心を設定し、この設定旋回中心に対する同一角速度で3つの駆動輪を駆動して当該設定旋回中心で旋回駆動走行するようにしており、台車の任意に設定した設定旋回中心を中心とした旋回駆動運転が簡単にできるようになる。
この発明の請求項1にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置によれば、台車のアーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を前方操舵機構を介して設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの駆動・遊転可能な後方駆動輪を後方操舵機構を介して設け、前方操舵機構に互いを同一舵角逆方向に設定可能に構成したので、台車の車輪を3輪で構成し、全輪駆動および各車輪を操舵することで、これまでの左右走行や曲線走行に加え、前後走行およびその場での旋回も可能となり、操作性を向上することができる。
これにより、台車装置の外壁面に対する前後方向の寄りつきが容易となるとともに、旋回機構を備えることなく台車上のアームの向きを調整することができ、さらに段差乗り越えや溝通過性を向上することができる。
また、この発明の請求項2にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置によれば、前記前方操舵機構および前記後方操舵機構に、駆動機構を設けて駆動操舵可能に構成したので、操舵機構をモータなどで駆動することで、一層容易に操作でき、作業能率を向上することができる。
さらに、この発明の請求項3にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置によれば、前記前方操舵機構および前記後方操舵機構の舵角および/または前後方駆動輪の車輪速度を制御する制御手段を設けて構成したので、各車輪の操舵角と、車輪の回転方向および速度を制御することで、これまでの左右走行や曲線走行に加え、前後走行およびその場での旋回を簡単に行うことができる。
また、この発明の請求項4にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置によれば、前記前方操舵機構および前記後方操舵機構で前記2つの前方駆動輪および前記1つの後方駆動輪をともに平行にする前記壁面と平行または直角の舵角を設定して前記台車を左右または前後に駆動走行可能に構成したので、舵角0度と舵角90度とすることで、左右走行と前後走行を簡単に設定することができる。
さらに、この発明の請求項5にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置によれば、前記作業機を有人作業ケージまたは自動作業機械で構成したので、有人作業や自動機による作業を効率良く行うことができる。
また、この発明の請求項6にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法によれば、台車のアーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、これら2つの前方駆動輪および1つの後方駆動輪を、ともに平行にする壁面と平行または直角の操舵して前記台車を左右または前後に直線駆動走行するようにしたので、作業壁面と平行な舵角とこれと直角の舵角とすることで、左右走行や前後走行での運転を簡単に行なうことができる。
さらに、この発明の請求項7にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法によれば、台車のアーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、前記1つの後方駆動輪を前記2つの前方駆動輪と異なる車輪速度として曲線駆動走行するようにしたので、曲率中心が前輪の壁面外側にある内曲線走行や曲率中心が全輪の壁面内側にある外曲線走行のいずれの曲線走行での駆動運転が簡単にできる。
また、この発明の請求項8にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法によれば、台車のアーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、前記3つの前後方駆動輪を同一車輪速度で駆動して2つの前方駆動輪および1つの後方駆動輪の配置で決まる台車旋回中心で旋回駆動走行するようにしたので、台車の旋回中心を中心として旋回する駆動運転が簡単にできる。
さらに、この発明の請求項9にかかる構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法によれば、台車のアーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、これら2つの前方駆動輪および前記1つの後方駆動輪で旋回中心を設定し、この設定旋回中心に対する同一角速度で3つの駆動輪を駆動して当該設定旋回中心で旋回駆動走行するようにしたので、台車の任意に設定した設定旋回中心を中心とした旋回駆動運転が簡単にできる。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3はこの発明の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置を建築物の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかり、図1はゴンドラ装置とともに示す概略正面図およびアームの部分側面図、図2は台車装置の概略平面図および概略正面図、図3は台車装置の概略左側面図および概略右側面図である。
この構造物への作業機吊下げ用台車装置20は、例えば図1に示すように、構造物である建築物11の屋上に設けられ、軌道(レール)を設置することなく走行させることで、台車装置20に俯仰機構12を介して俯仰可能に設けたアーム13を介して作業機としての有人作業ケージ14を2本のワイヤ15で吊下げ、台車装置20上の巻上装置16でワイヤ15を巻き上げたり繰り出すことで有人作業ケージ14を昇降させて建築物の壁面への作業を行なう場合の作業位置の移動を行なうためのものである。図中、17はカウンタウエイトである。
なお、台車装置20上に搭載されるゴンドラ装置は、図示例に限らず、アーム13に俯仰機構を備えないものアームを複数本で構成するものや巻上装置を作業機側に設けるもの、作業機を自動窓拭き装置などの自動作業機械などとする他の構成であっても良い。
この台車装置20の移動には、図1の紙面に垂直な方向への移動である左右走行、図1の紙面に平行な方向への移動である前後走行、曲線走行やその場での旋回走行があり、これらを組み合わせることで、建築物の形状に応じて任意の作業位置に移動走行できるようにしてある。
このゴンドラ装置に適用した構造物への作業機吊下げ用台車装置(以下、単に台車装置とする。)20では、図2および図3に示すように、アーム13が突き出す側に設けられる前車輪21が2輪で構成され、その後方の建築物11の内側に設けられる後車輪22が1輪で構成され、前車輪21の中間に後車輪22を配置した全3輪を備えている。
この台車装置20の前車輪21および後車輪22にそれぞれ駆動機構30および前後輪操舵機構40,50が設けられて全輪駆動および全輪操舵できるようにしてある。
この台車装置20では、台車本体23に鉛直方向の支持軸24が軸受を介して回動可能に設けられ,この支持軸24に、下方に開口したコ字状の車輪支持フレーム25が取り付けられ、車輪支持フレーム25に水平な車輪軸26が軸受を介して回転可能に取り付けられ、車輪軸26にキーを介して前車輪21、21や後車輪22が取り付けてある。
これらの車輪の駆動機構30は、車輪支持フレーム25の一方側にモータ取付ブラケット31が取り付けられ、モータ取付ブラケット31の外側に正逆転可能なギアモータで構成した車輪駆動モータ32が取り付けられ、モータ軸にカップリングを介して車輪軸26が連結してある。なお、この台車装置20では、台車装置20をコンパクトにするため、車輪駆動モータ32が台車本体23の内側に位置するようにしてあり、前車輪21、21の車輪駆動モータ32の回転方向と後車輪22の車輪駆動モータ32の回転方向が逆になっている。
次に,台車装置20の操舵機構は、前輪操舵機構40と後輪操舵機構50とが設けられて構成され、前輪操舵機構40は左右の前車輪21,21を互いに同一角度逆方向に操舵するものであり、左右の前車輪21,21の中央部の台車本体23にギアボックス41が取り付けられて同一歯数の歯車で逆方向に回転する2本の操舵軸42、42が鉛直方向に設けられ、それぞれの操舵軸42、42の上端にチェーンスプロケット43、43が取り付けてある。そして、一方の操舵軸42にギアモータで構成され正逆転可能な前輪操舵モータ44がカップリングを介して連結してあり、駆動操舵できるようにしてある。また、左右のチェーンスプロット43、43と左右の前車輪21、21の各支持軸24の上端に取り付けたチェーンスプロケット45、45との間にそれぞれ前輪操舵力伝達チェーン46,46が巻き掛けてある。
一方、後輪操舵機構50は、後車輪22近傍の台車本体23に操舵軸51が鉛直方向に設けられ、この操舵軸51の上端にチェーンスプロケット52が取り付けられるとともに、下端にギアモータで構成され正逆転可能な後輪操舵モータ53がカップリングを介して連結してあり、駆動操舵できるようにしてある。そして、操舵軸51のチェーンスプロケット52と後車輪22の支持軸24の上端に取り付けたチェーンスプロケット54との間に後輪操舵力伝達チェーン55が巻き掛けてある。
このような台車装置20の駆動機構30および操舵機構40、50の車輪駆動モータ32および前輪操舵モータ44、後輪操舵モータ53が制御手段を構成する制御装置60で車輪速度および舵角を制御できるようにしてある。
なお、この台車装置20では、制御装置60で前車輪21、21および後車輪22の車輪速度および回転方向の制御を行なうとともに、前車輪21、21の舵角を、例えば図2中に矢印で示したように、225度程度の範囲で任意に制御し、後車輪22の舵角を左右走行の0度(図2の図示状態)とこれと直角方向の前後走行の90度の舵角のいずれかに制御するようにしてある。
このような台車装置20によれば、3輪駆動、3輪操舵としたので、溝や段差などがあっても簡単に乗り越えることができ、操作性を向上することができる。
次ぎに,このように構成した台車装置20で行なうことができる構造物への作業機吊下げ用台車装置の運転方法とともに、走行モードについて、図4〜7により説明する。
図4〜図7はこの発明の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法を建築物の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかり、図4はそれぞれ直線走行モードの平面説明図、図5はそれぞれ曲線走行モードの平面説明図、図6はそれぞれ旋回走行モードの平面説明図、図7はそれぞれ各走行モードによる台車装置のアームの位置の説明図である。
この台車装置20では、図4に示すように、2つの直線走行モードの走行ができ、図4(a)に示す左右走行モードでは、前車輪21、21および後車輪22のそれぞれの舵角を0度 (各車輪の車輪軸が建築物11の壁面と直角になる状態) とし、3輪とも同一の車輪速度で駆動することで、左右方向に直線走行する。
これにより、図7(a)中の上下の矢印で示す建築物11の壁面に沿う作業位置などの移動が可能となる。
また、もう1つの直線走行モードの前後走行モードでは、前車輪21、21および後車輪22をそれぞれ操舵機構40、50で90度の舵角(各車輪の車輪軸が建築物11の壁面と平行になる状態)に操舵し、3輪とも同一の車輪速度で駆動することで、前後方向に直線走行する。
これにより、図7(b)に示す建築物11の壁面に対する寄りつきが容易となり、アーム13を俯仰機構12で俯仰させることなく、壁面との距離を台車装置20で調整することができ、吊下げた有人作業ケージ14の高さを変えることなく接近離反することができる。また、左右走行モードと前後走行モードを組み合わせることで、図7(a)に示すS字路の走行が可能となる。
さらに、この台車装置20では、図5に示すように、2つの曲線走行モードの走行ができ、図5(a)に示す内R走行モード(走行する曲線の曲率中心が前車輪の壁面外側にある曲線に沿う走行)では、前車輪21、21のそれぞれの舵角を0度から外側に向って同一角度とし、後車輪22の舵角を0度とし、前車輪21、21を同一の車輪速度で駆動し、後車輪22の車輪速度を曲線の曲率半径に応じて前車輪21、21より速い速度とすることで、曲線走行する。
また、もう1つの曲線走行モードの図5(b)に示す外R走行モード(走行する曲線の曲率中心が前車輪の壁面内側にある曲線に沿う走行)では、前車輪21、21のそれぞれの舵角を0度から内側に向って同一角度とし、後車輪22の舵角を0度とし、前車輪21、21を同一の車輪速度で駆動し、後車輪22の車輪速度を曲線の曲率半径に応じて前車輪21、21より遅い速度または停止状態とすることで、曲線走行する。
これら2つの曲線走行モードにより、台車装置20を曲線に沿って走行させることができる。
また、この台車装置20では、図6に示すように、2つの旋回走行モードでその場での旋回走行ができ、図6(a)に示す基本旋回走行モードでは、2つの前車輪21、21および1つの後車輪22の支持軸24を結ぶことで得られる3角形の重心を旋回中心とするもので、すでに説明した外R走行モードの曲線の曲率中心を3つの車輪の支持軸で形成される3角形の重心として走行させるものに相当し、前車輪21、21のそれぞれの走行方向に直交する方向が旋回中心を通る同一角度の舵角とし、後車輪22の舵角を0度として走行方向に直交する方向が旋回中心を通るようにし、前車輪21、21および後車輪22の3輪を同一の車輪速度で駆動することで、旋回走行する。
これにより、台車装置20を旋回中心を中心にその場で旋回させることができ、例えば図7(c)、(d)に示すような建築物11の出隅部分へもアーム13を壁面に垂直に突き出すように位置させることができる。
したがって、台車装置20だけで、アーム13の向きを調整することができ、アーム13の向きを変えても、図8(b)に示すように、車輪21,21,22の配置やカウンタウエイト17に対するアーム13の配置が変化することがないので、従来の旋回機構5を別に設けたり、アウトリガ6を設ける必要がなく、台車装置20の低重心化を図ることができる。
また、もう1つの旋回走行モードでは、図6(b)に示すように、旋回中心を基本旋回中心により後車輪22側に移動した設定旋回中心を中心として旋回走行させる応用旋回走行モードであり、2つの前車輪21、21の舵角を基本旋回走行モードに比べて小さな舵角として前車輪21,21の走行方向に直交する方向が設定旋回中心を通るようにし、後車輪22の舵角を0度として走行方向に直交する方向も設定旋回中心を通るようにし、前車輪21、21および後車輪22の3輪を設定旋回中心に対する同一角速度となる車輪速度で駆動することで、旋回走行する。
これにより、台車装置20を設定旋回中心を中心にその場で旋回させることができ、旋回スペースによって台車装置20に搭載した機器,例えばアーム13などと建築物11などとの干渉を防止しながら旋回させることができるとともに、すでに説明した基本旋回走行モードと同一の効果も奏する。
なお、上記実施の形態では、作業機として作業用ケージを用い、作業者が搭乗して作業を行う場合を例に説明したが、作業機としては作業用ケージに限らず、自動作業機械などを吊下げて昇降させて作業を行うようにすることもでき、例えば自動窓拭き装置や自動塗装装置などを挙げることができる。
また、作業機を吊下げるワイヤを2本用いる場合を図示したが、4本で構成するようにしても良い。
さらに、前車輪や後車輪をそれぞれ一輪で構成したが、車輪支持フレーム内に、例えばダブルタイヤのように、複数の車輪を装着して構成することもできる。
また、車輪や操舵機構の駆動形式もモータとチェーン伝達機構を組み合わせる場合に限らず、油圧モータなどの他の駆動源や歯車伝達機構などの他の機構を用いることもできる。
この発明の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置を建築物の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかるゴンドラ装置とともに示す概略正面図およびアームの部分側面図である。 この発明の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置を建築物の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態に台車装置の概略平面図および概略正面図である。 この発明の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置を建築物の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかる台車装置の概略左側面図および概略右側面図である。 この発明の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法を建築物の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかるそれぞれ直線走行モードの平面説明図である。 この発明の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法を建築物の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかるそれぞれ曲線走行モードの平面説明図である。 この発明の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法を建築物の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかるそれぞれ旋回走行モードの平面説明図である。 この発明の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法を建築物の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にそれぞれ各走行モードによる台車装置のアームの位置の説明図である。 この発明の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置を建築物の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置に適用した一実施の形態にかかる台車装置の奏する効果の説明図である。 従来の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置の台車装置の概略説明図である。 従来の壁面作業用の作業用ケージを備えるゴンドラ装置の旋回機構つき台車装置の概略説明図である。
符号の説明
11 建築物(構造物)
12 俯仰機構
13 アーム
14 有人作業ケージ(作業機)
15 ワイヤ
16 巻上装置
17 カウンタウエイト
20 台車装置(構造物への作業機吊下げ用支持台車装置)
21 前車輪
22 後車輪
23 台車本体
24 支持軸
25 車輪支持フレーム
26 車輪軸
30 駆動機構
31 モータ取付ブラケット
32 車輪駆動モータ
40 前車輪操舵機構(操舵機構)
41 ギアボックス
42 操舵軸
43 チェーンスプロケット
44 前車輪操舵モータ
45 チェーンスプロケット
46 前輪操舵力伝達チェーン
50 後車輪操舵機構(操舵機構)
51 操舵軸
52 チェーンスプロケット
53 後車輪操舵モータ
54 チェーンスプロケット
55 後輪操舵力伝達チェーン
60 制御装置(制御手段)

Claims (9)

  1. 構造物上で走行される台車のアームを介して昇降される作業機を吊下げて支持する構造物への作業機吊下げ用台車装置であって、
    前記台車の前記アーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を前方操舵機構を介して設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの駆動・遊転可能な後方駆動輪を後方操舵機構を介して設け、
    前記前方操舵機構に互いを同一舵角逆方向に設定可能に構成してなることを特徴とする構造物への作業機吊下げ用支持台車装置。
  2. 前記前方操舵機構および前記後方操舵機構に、駆動機構を設けて駆動操舵可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置。
  3. 前記前方操舵機構および前記後方操舵機構の舵角および/または前後方駆動輪の車輪速度を制御する制御手段を設けて構成したことを特徴とする請求項1または2記載の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置。
  4. 前記前方操舵機構および前記後方操舵機構で前記2つの前方駆動輪および前記1つの後方駆動輪をともに平行にする前記壁面と平行または直角の舵角を設定して前記台車を左右または前後に駆動走行可能に構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置。
  5. 前記作業機を有人作業ケージまたは自動作業機械で構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の構造物への作業機吊下げ用支持台車装置。
  6. 構造物上で走行される台車のアームを介して昇降される作業機を吊下げて支持する構造物への作業機吊下げ用台車装置を運転するに際し、
    前記台車の前記アーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、
    これら2つの前方駆動輪および1つの後方駆動輪を、ともに平行にする前記壁面と平行または直角に操舵して前記台車を左右または前後に直線駆動走行するようにしたことを特徴とする構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法。
  7. 構造物上で走行される台車のアームを介して昇降される作業機を吊下げて支持する構造物への作業機吊下げ用台車装置を運転するに際し、
    前記台車の前記アーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、
    前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、前記1つの後方駆動輪を前記2つの前方駆動輪と異なる車輪速度として曲線駆動走行するようにしたことを特徴とする構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法。
  8. 構造物上で走行される台車のアームを介して昇降される作業機を吊下げて支持する構造物への作業機吊下げ用台車装置を運転するに際し、
    前記台車の前記アーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、
    前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、前記3つの前後方駆動輪を同一車輪速度で駆動して2つの前方駆動輪および1つの後方駆動輪の配置で決まる台車旋回中心で旋回駆動走行するようにしたことを特徴とする構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法。
  9. 構造物上で走行される台車のアームを介して昇降される作業機を吊下げて支持する構造物への作業機吊下げ用台車装置を運転するに際し、
    前記台車の前記アーム前方側に間隔を開けて2つの前方駆動輪を操舵可能に設けるとともに、これら2つの前方駆動輪の間の台車のアーム後方側に1つの後方駆動輪を操舵可能に設け、
    前記2つの前方駆動輪を互いに逆方向に同一舵角操舵するとともに、これら2つの前方駆動輪および前記1つの後方駆動輪で旋回中心を設定し、この設定旋回中心に対する同一角速度で3つの駆動輪を駆動して当該設定旋回中心で旋回駆動走行するようにしたことを特徴とする構造物への作業機吊下げ用支持台車装置の運転方法。
JP2006335708A 2006-12-13 2006-12-13 構造物への作業機吊下げ用支持台車装置およびその運転方法 Pending JP2008143449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006335708A JP2008143449A (ja) 2006-12-13 2006-12-13 構造物への作業機吊下げ用支持台車装置およびその運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006335708A JP2008143449A (ja) 2006-12-13 2006-12-13 構造物への作業機吊下げ用支持台車装置およびその運転方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008143449A true JP2008143449A (ja) 2008-06-26

Family

ID=39604082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006335708A Pending JP2008143449A (ja) 2006-12-13 2006-12-13 構造物への作業機吊下げ用支持台車装置およびその運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008143449A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014512976A (ja) * 2011-04-29 2014-05-29 レイセオン カンパニー 遠隔制御ロボットシステム
US9533411B2 (en) 2011-04-29 2017-01-03 Sarcos Lc System and method for controlling a teleoperated robotic agile lift system
US9616580B2 (en) 2012-05-14 2017-04-11 Sarcos Lc End effector for a robotic arm
US10766133B2 (en) 2014-05-06 2020-09-08 Sarcos Lc Legged robotic device utilizing modifiable linkage mechanism
US10765537B2 (en) 2016-11-11 2020-09-08 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators for use within a robotic system
US10821614B2 (en) 2016-11-11 2020-11-03 Sarcos Corp. Clutched joint modules having a quasi-passive elastic actuator for a robotic assembly
US10828767B2 (en) 2016-11-11 2020-11-10 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators with internal valve arrangements
US10843330B2 (en) 2017-12-07 2020-11-24 Sarcos Corp. Resistance-based joint constraint for a master robotic system
US10906191B2 (en) 2018-12-31 2021-02-02 Sarcos Corp. Hybrid robotic end effector
US10919161B2 (en) 2016-11-11 2021-02-16 Sarcos Corp. Clutched joint modules for a robotic system
US11241801B2 (en) 2018-12-31 2022-02-08 Sarcos Corp. Robotic end effector with dorsally supported actuation mechanism
US11331809B2 (en) 2017-12-18 2022-05-17 Sarcos Corp. Dynamically controlled robotic stiffening element
US11351675B2 (en) 2018-12-31 2022-06-07 Sarcos Corp. Robotic end-effector having dynamic stiffening elements for conforming object interaction
US11717956B1 (en) 2022-08-29 2023-08-08 Sarcos Corp. Robotic joint system with integrated safety
US11794345B2 (en) 2020-12-31 2023-10-24 Sarcos Corp. Unified robotic vehicle systems and methods of control
US11826907B1 (en) 2022-08-17 2023-11-28 Sarcos Corp. Robotic joint system with length adapter
US11833676B2 (en) 2020-12-07 2023-12-05 Sarcos Corp. Combining sensor output data to prevent unsafe operation of an exoskeleton
US11897132B1 (en) 2022-11-17 2024-02-13 Sarcos Corp. Systems and methods for redundant network communication in a robot
US11924023B1 (en) 2022-11-17 2024-03-05 Sarcos Corp. Systems and methods for redundant network communication in a robot

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6078051A (ja) * 1983-10-03 1985-05-02 三精コンベヤ株式会社 ビル清掃用ゴンドラ装置
JPS61202927A (ja) * 1985-03-06 1986-09-08 Kohei Sato 全方向移動走行車
JPS62210174A (ja) * 1986-03-10 1987-09-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自走車
JPH0495881U (ja) * 1991-01-18 1992-08-19
JPH08199801A (ja) * 1995-01-25 1996-08-06 Nihon Bisoh Co Ltd ゴンドラケージ吊下げ用無軌道式走行装置
JPH08305440A (ja) * 1995-05-10 1996-11-22 Fujitsu Ltd 通常車輪型全方向移動ロボットの運動制御のための制御装置および方法
JPH09301155A (ja) * 1996-05-15 1997-11-25 Shinko Electric Co Ltd 無人搬送車
JPH1165662A (ja) * 1997-08-11 1999-03-09 Shinko Electric Co Ltd 無人走行車の制御方法及びその装置
JPH11231939A (ja) * 1998-02-16 1999-08-27 Shinko Electric Co Ltd 無人車の操向制御方法及びその装置
JP2001130459A (ja) * 1999-11-09 2001-05-15 Fukashi Uragami 移動台車
JP2003146234A (ja) * 2001-11-16 2003-05-21 Kanazawa Inst Of Technology 電気移動車両の操舵・駆動制御方法ならびに電気移動車両の操舵・駆動制御装置および電気移動車両
JP2004149117A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Jungheinrich Ag 産業用トラックを操縦する方法および装置
JP2005212727A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Kanazawa Inst Of Technology 4輪独立操舵車両

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6078051A (ja) * 1983-10-03 1985-05-02 三精コンベヤ株式会社 ビル清掃用ゴンドラ装置
JPS61202927A (ja) * 1985-03-06 1986-09-08 Kohei Sato 全方向移動走行車
JPS62210174A (ja) * 1986-03-10 1987-09-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自走車
JPH0495881U (ja) * 1991-01-18 1992-08-19
JPH08199801A (ja) * 1995-01-25 1996-08-06 Nihon Bisoh Co Ltd ゴンドラケージ吊下げ用無軌道式走行装置
JPH08305440A (ja) * 1995-05-10 1996-11-22 Fujitsu Ltd 通常車輪型全方向移動ロボットの運動制御のための制御装置および方法
JPH09301155A (ja) * 1996-05-15 1997-11-25 Shinko Electric Co Ltd 無人搬送車
JPH1165662A (ja) * 1997-08-11 1999-03-09 Shinko Electric Co Ltd 無人走行車の制御方法及びその装置
JPH11231939A (ja) * 1998-02-16 1999-08-27 Shinko Electric Co Ltd 無人車の操向制御方法及びその装置
JP2001130459A (ja) * 1999-11-09 2001-05-15 Fukashi Uragami 移動台車
JP2003146234A (ja) * 2001-11-16 2003-05-21 Kanazawa Inst Of Technology 電気移動車両の操舵・駆動制御方法ならびに電気移動車両の操舵・駆動制御装置および電気移動車両
JP2004149117A (ja) * 2002-10-29 2004-05-27 Jungheinrich Ag 産業用トラックを操縦する方法および装置
JP2005212727A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Kanazawa Inst Of Technology 4輪独立操舵車両

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014512976A (ja) * 2011-04-29 2014-05-29 レイセオン カンパニー 遠隔制御ロボットシステム
US11738446B2 (en) 2011-04-29 2023-08-29 Sarcos, Lc Teleoperated robotic system with impact responsive force feedback
JP7071548B2 (ja) 2011-04-29 2022-05-19 サルコス・エルシー 遠隔制御ロボットシステム
US9789603B2 (en) 2011-04-29 2017-10-17 Sarcos Lc Teleoperated robotic system
JP2018043343A (ja) * 2011-04-29 2018-03-22 レイセオン カンパニーRaytheon Company 遠隔制御ロボットシステム
JP2019217633A (ja) * 2011-04-29 2019-12-26 レイセオン カンパニーRaytheon Company 遠隔制御ロボットシステム
US9533411B2 (en) 2011-04-29 2017-01-03 Sarcos Lc System and method for controlling a teleoperated robotic agile lift system
JP2022107625A (ja) * 2011-04-29 2022-07-22 サルコス・エルシー 遠隔制御ロボットシステム
US11745331B2 (en) 2011-04-29 2023-09-05 Sarcos, Lc Teleoperated robotic system with payload stabilization
JP2021049642A (ja) * 2011-04-29 2021-04-01 レイセオン カンパニーRaytheon Company 遠隔制御ロボットシステム
JP7395647B2 (ja) 2011-04-29 2023-12-11 サルコス・エルシー 遠隔制御ロボットシステム
US10780588B2 (en) 2012-05-14 2020-09-22 Sarcos Lc End effector for a robotic arm
US9616580B2 (en) 2012-05-14 2017-04-11 Sarcos Lc End effector for a robotic arm
US10766133B2 (en) 2014-05-06 2020-09-08 Sarcos Lc Legged robotic device utilizing modifiable linkage mechanism
US11759944B2 (en) 2016-11-11 2023-09-19 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi- passive elastic actuators with internal valve arrangements
US10828767B2 (en) 2016-11-11 2020-11-10 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators with internal valve arrangements
US10919161B2 (en) 2016-11-11 2021-02-16 Sarcos Corp. Clutched joint modules for a robotic system
US11926044B2 (en) 2016-11-11 2024-03-12 Sarcos Corp. Clutched joint modules having a quasi-passive elastic actuator for a robotic assembly
US10765537B2 (en) 2016-11-11 2020-09-08 Sarcos Corp. Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators for use within a robotic system
US11772283B2 (en) 2016-11-11 2023-10-03 Sarcos Corp. Clutched joint modules having a quasi-passive elastic actuator for a robotic assembly
US10821614B2 (en) 2016-11-11 2020-11-03 Sarcos Corp. Clutched joint modules having a quasi-passive elastic actuator for a robotic assembly
US10843330B2 (en) 2017-12-07 2020-11-24 Sarcos Corp. Resistance-based joint constraint for a master robotic system
US11331809B2 (en) 2017-12-18 2022-05-17 Sarcos Corp. Dynamically controlled robotic stiffening element
US10906191B2 (en) 2018-12-31 2021-02-02 Sarcos Corp. Hybrid robotic end effector
US11679511B2 (en) 2018-12-31 2023-06-20 Sarcos Corp. Robotic end effector with dorsally supported actuation mechanism
US11241801B2 (en) 2018-12-31 2022-02-08 Sarcos Corp. Robotic end effector with dorsally supported actuation mechanism
US11351675B2 (en) 2018-12-31 2022-06-07 Sarcos Corp. Robotic end-effector having dynamic stiffening elements for conforming object interaction
US11833676B2 (en) 2020-12-07 2023-12-05 Sarcos Corp. Combining sensor output data to prevent unsafe operation of an exoskeleton
US11794345B2 (en) 2020-12-31 2023-10-24 Sarcos Corp. Unified robotic vehicle systems and methods of control
US11826907B1 (en) 2022-08-17 2023-11-28 Sarcos Corp. Robotic joint system with length adapter
US11717956B1 (en) 2022-08-29 2023-08-08 Sarcos Corp. Robotic joint system with integrated safety
US11897132B1 (en) 2022-11-17 2024-02-13 Sarcos Corp. Systems and methods for redundant network communication in a robot
US11924023B1 (en) 2022-11-17 2024-03-05 Sarcos Corp. Systems and methods for redundant network communication in a robot

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008143449A (ja) 構造物への作業機吊下げ用支持台車装置およびその運転方法
JP5993608B2 (ja) 車両搬送装置
JP3849797B2 (ja) ゴンドラ装置における吊り台車移動機構
JP3897787B2 (ja) 吊り下げ作業用の横行移動装置
JP2020147955A (ja) 搬送ロボット
JP2008179187A (ja) 全方向移動台車およびその走行制御方法
JP3548150B2 (ja) クレーン兼用ゴンドラ装置
JP3625738B2 (ja) 移動台車
JP4953359B2 (ja) 無人搬送車
KR101243599B1 (ko) 벽면 부착식 작업로봇
CN103466444B (zh) 起重机小车
JP2017100531A (ja) 走行体
JPH0764272B2 (ja) 自走式作業台車
JP5116302B2 (ja) 無軌道式ゴンドラ装置
KR20160003128U (ko) 전동주행모듈을 갖는 비계장치
JPH0789696A (ja) 自走式クレーン車
JP3078647B2 (ja) 天井クレーンの駆動装置
JP2531487Y2 (ja) 移動式クレーン
CN219363044U (zh) 一种双梁多吊装小车龙门吊
CN215210255U (zh) 一种运输车
CN111155753B (zh) 建筑物外墙造楼移动平台
JPH08199801A (ja) ゴンドラケージ吊下げ用無軌道式走行装置
JPH0375448B2 (ja)
JP2006182327A (ja) 架線施設装置およびその制御装置
JPS6025348Y2 (ja) 吊設台車の走行機構

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090310

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20090427

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20091217

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100427