JP2017100531A - 走行体 - Google Patents

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拓真 赤澤
Takuma AKAZAWA
拓真 赤澤
津久井 慎吾
Shingo Tsukui
慎吾 津久井
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Abstract

【課題】 二方向に走行可能な主クローラ装置を装備した走行体を改良して、階段を昇ることができるようにする。【解決手段】ロボットは、ボデイ1に設けられX方向に延びるとともにY方向に離間した一対の主クローラ装置2、2を備えている。主クローラ装置2のクローラユニット5は、第1回転軸線L1を挟んで配置された一対のクローラ部20,20を有しており、これらクローラ部20,20の回転駆動により、ロボットはX方向に走行することができる。また、クローラユニット5が第1回転軸線L1を中心に回転(ローリング)することにより、ロボットはY方向に走行することができる。更にロボットは、Y方向に延びるとともにX方向に互いに離間した一対の補助クローラ装置70,70を備えている。クローラユニット5がローリングしながら、ロボットが階段100を昇る際には、一対の補助クローラ装置70が階段100の段鼻101に乗る。【選択図】 図5

Description

本発明は、二方向に走行可能なクローラ装置を装備する走行体に関する。
特許文献1に開示されているロボット(走行体)は、ボデイの左右に一対のクローラ装置を装備している。各クローラ装置は、前後のホイールと、これらホイールに架け渡されたベルト(無端条体)を備えている。
上記構成のロボットは、左右のクローラ装置を同方向に同速度で回転駆動することにより、前進または後退することができる。また、左右のクローラ装置の速度を違えることにより、曲線を描くようにして左右に旋回することもできる。さらに、左右のクローラ装置を異なる方向に回転駆動することにより、超信地旋回(移動せずにその場で旋回)することもできる。
上記ロボットは、狭い通路での直角をなす曲がり角では、超信地旋回によってロボットの方向を転換することができない。また、地面の凹凸の大きい場所でも、地面の抵抗によりクローラ装置の回転駆動が妨げられ、超信地旋回による方向転換ができない。
さらに上記ロボットは、目的地が斜め方向にある場合、目的地まで直線的に移動できず、そのために正確に目的地に到達できないことがある。
特許文献2は、上記課題を解決できるロボットを開示している。このロボットは、二方向に走行可能な一対のクローラ装置を備えている。各クローラ装置は、第1方向に延びる回転軸線を中心にして回転可能なクローラユニットを有している。このクローラユニットは、第1方向に延びるサポートと、このサポートに設けられ、上記回転軸線を挟んで対峙する一対のクローラ部とを備えている。これら一対のクローラ部の駆動によりロボットは第1方向に走行することができる。
さらに、上記クローラユニットが上記回転軸線を中心に回転し、上記第1方向と直交する第2方向に転がる(ローリングする)ことにより、ロボットは第2方向に走行することができる。
特許文献2のロボットは超信地旋回せずに、第1方向から第2方向へ、第2方向から第1方向へと進行方向を転換することができる。また、クローラユニットの一対のクローラ部の回転駆動とクローラユニット自身の回転駆動を同時に行うことにより、任意の斜め方向に直線的に走行することができる。
特開2007−191153号公報 特開2009−241916号公報
特許文献2のロボットでは、障害物例えば階段を昇り降りするのに不便であった。例えばクローラユニットの一対のクローラ部を回転駆動させることにより第1方向走行モードでロボットが階段を昇ろうとすると、クローラユニットを回転可能に支持する支持部やローリングのための駆動機構が、障害物に当たってしまうことがある。また、クローラユニットのローリングによる第2方向走行モードでロボットが階段を昇ろうとすると、クローラユニットが階段の段鼻を過ぎたところで空回りしてしまう。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、走行体は、
ボデイと、このボデイに設けられ、第1方向に延びるとともに第1方向と直交する第2方向に互いに離間した一対の主クローラ装置とを備え、
各主クローラ装置は、上記第1方向に延びる第1回転軸線を中心に回転可能なクローラユニットを有し、
上記クローラユニットは、上記第1方向に延びる第1サポートと、上記第1サポートに設けられるとともに上記第1回転軸線を挟んで配置された一対のクローラ部とを有し、上記第1サポートの少なくとも一端部が、上記ボデイに設けられた第2サポートにより、上記第1回転軸線を中心に回転可能にして上記ボデイに支持され、
上記一対のクローラ部の各々は、上記第1方向に離れて配置された一対の第1ホイールと、これら第1ホイールに架け渡された第1無端条体を有し、上記一対の第1ホイールの各々は、上記第1回転軸線と直交する第2回転軸線を中心として、上記第1サポートに回転可能に支持され、
さらに、上記ボデイに設けられ、上記第2方向に延びるとともに上記第1方向に互いに離間した一対の補助クローラ装置を備え、
上記一対の補助クローラ装置の主要部が上記一対の主クローラ装置の上記第1回転軸線間に配置され、上記補助クローラ装置の接地面が上記主クローラ装置の接地面より高いことを特徴とする。
上記構成によれば、走行体は主クローラ装置により直角に進行方向を転換したり斜め方向に直進することができ、走行性能を向上させることができる。また、主クローラ装置のクローラユニットと補助クローラ装置が協働することにより、階段等の障害物の昇り降りを円滑に行なうことができる。平地走行の際には補助クローラ装置は浮いていて走行の支障とならない。
好ましくは、上記一対の補助クローラ装置が、上記第1方向において上記一対の主クローラ装置のクローラユニットより外側に配置されている。
好ましくは、各補助クローラ装置は、上記第2方向に離れた一対の第2ホイールと、この第2ホイールに架け渡された第2無端条体を有し、上記一対の第2ホイールの回転軸線が、上記一対の主クローラ装置の第1回転軸線とそれぞれ一致する。
好ましくは、さらに、上記クローラユニットに組み込まれ上記一対のクローラ部を同時に同方向に回転駆動する第1駆動機構と、上記第1回転軸線上に配置されて上記第2サポートに回転可能に支持された駆動シャフトと、上記ボデイに設けられて上記駆動シャフトを回転させる第2駆動機構とを備え、上記駆動シャフトの一端部が上記第1サポートに連結され、これにより上記第2駆動機構の回転トルクが上記駆動シャフトを介して上記クローラユニットに伝達され、上記駆動シャフトの他端部が上記第1回転軸線に沿って延長され、この延長部に上記補助クローラ装置の一方の第2ホイールが連結され、これにより、上記第2駆動機構の回転トルクが上記駆動シャフトを介して上記補助クローラ装置にも伝達される。
この構成によれば、第2駆動機構により、主クローラ装置のクローラユニットのローリングと補助クローラ装置の回転駆動を行なうことができる。
好ましくは、さらに、上記クローラユニットに組み込まれ上記一対のクローラ部を同時に同方向に回転駆動する第1駆動機構と、上記ボデイに設けられ上記クローラユニットを上記第1回動軸線を中心として回転駆動する第2駆動機構と、上記ボデイに設けられ上記補助クローラ装置を回転駆動する第3駆動機構とを備えている。
この構成によれば、補助クローラは階段の昇り降り時等、必要な時にのみ回転駆動され、平地走行の際には回転駆動せずに済む。
好ましくは、上記主クローラ装置における一対のクローラ部の第1無端条体は、周方向に離れて配置された多数の接地部材を有し、これら接地部材の外面が円弧形状をなし、上記一対の第1ホイール間に位置する上記接地部材の外面が、上記第1回転軸線を中心とする仮想円筒面に沿い、上記補助クローラ装置の第2無端条体は周方向に間隔をおいて接地ラグを有している。
本発明によれば、走行体の平地での走行性能を向上させることができるとともに、階段等の障害物の昇り降りを円滑に行なうことができる。
本発明の第1実施形態をなすロボットの側面図である。 同ロボットの正面図である。 同ロボットの底面図である。 図3の右端部を断面にするとともに拡大して示す図である。 同ロボットが階段を昇っている状態を示す側面図である。 本発明の第2実施形態をなすロボットの底面図である。 図6の右端部を断面にするとともに拡大して示す図である。
以下、本発明の第1実施形態をなすロボット(走行体)について図1〜図5を参照しながら説明する。図1〜図4において互いに直交するX方向(第1方向)とY方向(第2方向)を定める。
図1〜図3に示すように、ロボットは平板形状のボデイ1を有している。このボデイ1には、ビデオカメラ等の観測器材や必要に応じて種々の作業が可能な作業アーム等が搭載されるとともに、送受信器、バッテリも搭載されている。図示しないリモートコントローラからの操作信号により、後述の走行制御が実行される。
上記ボデイ1の下面には、一対の主クローラ装置2,2が設けられている。これら主クローラ装置2,2はX方向に延びる細長い形状をなし、互いにY方向に離間している。
各主クローラ装置2は、クローラユニット5(ユニット化された主要部)を備えている。このクローラユニット5は、後述するように第1方向に延びる第1回転軸線L1を中心として回転可能である。
クローラユニット5は、第1サポート10と、第1サポート10に設けられた一対のクローラ部20,20と、第1サポート10に設けられた一対の接地構造30,30と、第1駆動機構40(図4にのみ示す)を有している。
図4に示すように、上記第1サポート10は、互いに平行をなしX方向(第1回転軸線L1方向)に延びるとともに第1回転軸線L1を挟んで対峙する一対の細長い支持板11,11と、これら支持板11,11の一端部に回転可能に連結された原動側シャフト12と、支持板11、11の他端部に連結された従動側シャフト13と、支持板11、11の中間部に固定された固定板14とを有している。
原動側シャフト12と従動側シャフト13の中心軸線L2,L2’は、上記第1回転軸線L1と直交し互いに平行をなして延びており、それぞれ後述するスプロケットホイール21,22の回転軸線(第2回転軸線)として提供される。
上記一対のクローラ部20,20は、第1回転軸線L1を挟んで対向配置されている。各クローラ部20は、第1回転軸線L1方向に離れた一対の原動スプロケットホイール21(第1ホイール)および従動スプロケットホイール22(第1ホイール)と、これらスプロケットホイール21,22に掛け渡されたチェーン23(第1無端条体)と、このチェーン23に取り付けられた多数の接地部材24とを有している。
一方のクローラ部20の原動スプロケットホイール21は原動側シャフト12に直接固定されており、他方のクローラ部20の原動スプロケットホイール21は、後述の傘歯車42bを介して原動側シャフト12に固定されている。
一対のクローラ部20,20の従動スプロケットホイール22、22は、従動側シャフト13に回転可能に支持されている。上記接地部材24は例えばゴム製であり、等間隔をなしてチェーン23に固定されている。
上記一対の接地構造30,30の各々は、第1回転軸線L1方向に間隔をおいて配置された複数(本実施形態では5個)の接地板31を有している。これら接地板31は、例えばゴムからなり、支持板11の外面に固定され、支持板11と直角をなして第2回転軸線L2,L2’方向に突出している。
図1、図4に示すように、上記一対のクローラ部20,20の接地部材24の外面および上記一対の接地構造30,30の接地板31の外面は、円弧形状をなし、上記スプロケットホイール21,22間において、上記第1回転軸線L1を中心とする仮想円筒面に沿って配置されている。接地板31の外面には、切欠31aが形成されている。
第1駆動機構40は、第1サポート10の固定板14に固定されたモータ41(第1駆動源)と、このモータ41の回転トルクをクローラ部20,20の原動スプロケットホイール21,21に伝達するトルク伝達機構42とを有している。このトルク伝達機構42は、モータ41の出力軸に固定された傘歯車42aと、この傘歯車42aと噛み合う傘歯車42bとを有している。モータ41の回転トルクは、傘歯車42a,42bを介して一方のクローラ部20の原動スプロケットホイール21に伝達され、さらに原動側シャフト12を介して他方のクローラ部20の原動スプロケットホイール21にも伝達される。これにより、一対のクローラ部20,20が同時に同方向に同速度で駆動される。モータ41は正逆回転可能である。
各主クローラ装置2は更に、ボデイ1の下面に固定された第2サポート50を備えている。第2サポート50はX方向に離れた支持部51,52を有しており、これら支持部51,52より、クローラユニット5の両端部を、第1回転軸線L1を中心に回転可能に支持する。なお、支持部51,52は独立した部品で構成してもよい。
図4に示すように、第2サポート50の支持部51,52には、第1回転軸線L1上に配置された駆動シャフト53と回転シャフト54が、それぞれ回転可能に支持されている。
駆動シャフト53は、第1サポート10の内部まで延びており、その先端部は上記原動側シャフト12に連結されている。なお、この連結状態において、原動側シャフト12の回転軸線L2を中心とする回転は許容されている。
回転シャフト54も第1サポート10の内部まで延びており、その先端部は従動側シャフト13に連結されている。
上記クローラユニット5は、第2駆動機構60により、第1回転軸線L1を中心に回転される。第2駆動機構60は、上記支持部51に固定されたモータ61(第2駆動源)と、このモータ61の回転トルクを上記駆動シャフト53に伝達するトルク伝達機構62とを有している。モータ61は正逆回転可能である。
上記トルク伝達機構62は、モータ61の出力軸に固定されたタイミングプーリ62aと、上記駆動シャフト53に固定されたタイミングプーリ62bと、これらタイミングプーリ62a,62bに架け渡されたタイミングベルト62cとを有している。
上記一対の主クローラ装置2,2によるロボットの走行について説明する。各主クローラ装置2において、一対のクローラ部20,20が接地された状態で、第1駆動機構40のモータ41を駆動させると、クローラ部20,20の原動スプロケットホイール21,21が同方向に同時に回転駆動し、これにより、主クローラ装置2はX方向に走行することができる。一対の主クローラ装置2、2のモータ41,41を同一方向に同一速度で回転することにより、ロボットはX方向に直進することができる。
各主クローラ装置2において、第2駆動機構60のモータ61を駆動させると、クローラユニット5が第1回転軸線L1を中心に回転(ローリング)する。一対の主クローラ装置2が同時にローリングすることにより、ロボットはY方向に直進することができる。なお、上記クローラユニット5がローリングする際に、クローラ部20の接地部材24と、接地構造30の接地板31が交互に地面に接し、荷重を負担する。
上記モータ41,61の一方の駆動から他方の駆動への切り替えにより、ボデイ1をその場で旋回することなく、進行方向を直角に転換することもできる。
また、両モータ41,61を同時に駆動し、その回転速度、回転方向を制御することにより、ロボットは斜め方向へも直線的に走行することもできる。なお、この斜め方向への直進走行の際には、クローラ部5のローリングによってクローラ部20の上下部が頻繁に逆転するが、接地構造30の接地板31が接地している間に、第1モータ41の回転方向の切り替えを行なうことにより、ロボットは確実に斜め方向に走行することができる。
本実施形態のロボットはさらに、ボデイ1の下面に設けられた一対の補助クローラ装置70、70を備えている。これら補助クローラ装置70,70はY方向に延びて互いに平行をなし、X方向に対向して配置されている。一対の補助クローラ装置70,70は、X方向において主クローラ装置2,2より外側に配置されており、その主要部が一対の主クローラ装置2,2の第1回転軸線L1,L1間に延びている。各補助クローラ70の両端部は、X方向において一対の主クローラ装置2,2の端部に対向して配置されている。
図4には、一方の補助クローラ装置70の原動側の部位と、他方の補助クローラ装置70の従動側の部位の構造が示されている。各補助クローラ装置70は、Y方向に延びるとともにX方向に対峙する一対の垂直の側板71と、これら側板71の一端部間に回転可能に支持された原動ホイール72(第2ホイール)と、これら側板71の他端部間に回転可能に支持された従動ホイール73(第2ホイール)と、原動ホイール72と従動ホイール73に掛け渡されたゴム製のベルト74(第2無端条体)とを有している。
ベルト74は周方向に等しいピッチで係合穴を有し、これら係合穴がホイール72,73の周面に等ピッチで形成されたピンに係合するようになっている。なお、ベルト74は、ホイール72,73と摩擦だけで係合してもよい。ベルト74の外周面には周方向に間隔をおいて多数の接地ラグ74aが形成されている。
各補助クローラ装置70の側板71の原動側の端部が第2サポート50の支持部51に固定され、従動側の端部が第2サポート50の支持部52に固定されている。
原動ホイール72と従動ホイール73の回転軸線は、主クローラ装置2の第1回動軸線L1と一致している。原動ホイール72は、主クローラ装置2の駆動シャフト53の延長部53aに固定されている。これにより、第2駆動機構60のモータ61の駆動により、クローラユニット5のローリングと同期して、補助クローラ装置70の原動ホイール72が駆動されるようになっている。
図1、図2に示すように、主クローラ装置2のクローラユニット5が接地した状態では、補助クローラ装置70は浮いている。すなわち、補助クローラ装置70の接地面は主クローラ装置2の接地面より高い。図1、図2に、補助クローラ装置70の接地面と主クローラ装置2の接地面の高低差をΔHで示す。
補助クローラ装置70は、ロボットが主クローラ装置2に駆動により平地走行する際には何の役割も担わない。補助クローラ装置70は浮いているので平地走行の支障にならない。
図5に示すように階段100を昇り降りする際には、補助クローラ装置70はクローラユニット5と協働して大きな役割を担う。以下、詳述する。
例えばロボットが階段100を昇る際に、主クローラ装置2のクローラユニット5はローリングすることにより、階段100の段鼻101を越えて進むことができる。この際、クローラユニット5は、一対のクローラ部20,20間の間隙および接地板31の切欠31aにより、段鼻101を滑らずに引っ掛かって乗り越えることができる。
クローラユニット5は段鼻101を過ぎると空回りしてしまう。この際、図4のA部に示すように、補助クローラ装置70のベルト74の接地ラグ74aが段鼻101に引っ掛かり、推進力を得ることができる。
次に、本発明の第2実施形態について、図6、図7を参照しながら説明する。本実施形態において、第1実施形態に対応する構成部には同番号または類似番号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態でも、第1実施形態と同様に、補助クローラ装置70の原動ホイール72、従動ホイール73の回動軸線は第1回動軸線L1と一致している。しかし、本実施形態では、駆動シャフト53’は延長部を有さず、補助クローラ装置70は、主クローラ装置2の第2駆動機構60から切り離され、第3駆動機構80により駆動される。
第3駆動機構80は、第2サポートの支持部52’に固定されたモータ81(第3駆動源)と、このモータ81の回転トルクを補助クローラ装置70に伝達するトルク伝達機構82とを有している。モータ81は正逆回転可能である。
上記トルク伝達機構82は、モータ81の出力軸に固定されたタイミングプーリ82aと、後述の連結シャフト83に固定されたタイミングプーリ82bと、これらタイミングプーリ82a,82bに架け渡されたタイミングベルト82cとを有している。連結シャフト83は第1回転軸線L1上に配置され、この連結シャフト83には補助クローラ装置70の原動ホイール72が固定されている。
上記モータ81の回転トルクは、トルク伝達機構82と連結シャフト83を介して補助クローラ装置70に伝達される。
第2実施形態では、ロボットの平地走行の際には、第3駆動機構80は停止されており、Y方向への平地走行の際には主クローラ装置2のクローラユニット5がローリングするだけである。階段を昇り降りする場合には、第2駆動機構60と第3駆動機構80が駆動し、第1実施形態と同様に、クローラユニット5のローリングと補助クローラ装置70の回転駆動が同期して実行される。
本発明の制御態様は上記実施形態に制約されず、種々採用可能である。
接地構造30はなくてもよい。この場合、クローラ部20の接地部材24は第1実施形態より周方向に広い角度範囲を占める。
クローラ部20は、一対のホイールと、このホイールに架け渡されてホイールの外周に摩擦係合またはピン係合されるベルト(無端条体)により構成してもよい。
上記一対の主クローラ装置間に、同一構成の主クローラ装置を平行をなして設置してもよい。また、上記一対の補助クローラ装置間に、これより短い補助クローラ装置を平行をなして設置してもよい。補助クローラ装置は、上記実施形態よりも短くてもよい。
本発明はロボット以外の走行体、例えば荷物を運搬する台車に適用することもできる。この台車を手で押す場合には、駆動機構を省くこともできる。
本発明は、ロボット等の走行体に適用することができる。
1 ボデイ
2 主クローラ装置
5 クローラユニット
10 第1サポート
20 クローラ部
21 原動スプロケットホイール(第1ホイール)
22 従動スプロケットホイール(第1ホイール)
23 チェーン(第1無端条体)
24 接地部材
40 第1駆動機構
41 モータ(第1駆動源)
50 第2サポート
53 駆動シャフト
53a 延長部
60 第2駆動機構
61 モータ(第2駆動源)
70 補助クローラ装置
72 原動ホイール(第2ホイール)
73 従動ホイール(第2ホイール)
74 ベルト(第2無端条体)
80 第3駆動機構
L1 第1回動軸線
L2、L2’第2回動軸線
X 第1方向
Y 第2方向

Claims (6)

  1. ボデイと、このボデイに設けられ、第1方向に延びるとともに第1方向と直交する第2方向に互いに離間した一対の主クローラ装置とを備え、
    各主クローラ装置は、上記第1方向に延びる第1回転軸線を中心に回転可能なクローラユニットを有し、
    上記クローラユニットは、上記第1方向に延びる第1サポートと、上記第1サポートに設けられるとともに上記第1回転軸線を挟んで配置された一対のクローラ部とを有し、上記第1サポートの少なくとも一端部が、上記ボデイに設けられた第2サポートにより、上記第1回転軸線を中心に回転可能にして上記ボデイに支持され、
    上記一対のクローラ部の各々は、上記第1方向に離れて配置された一対の第1ホイールと、これら第1ホイールに架け渡された第1無端条体を有し、上記一対の第1ホイールの各々は、上記第1回転軸線と直交する第2回転軸線を中心として、上記第1サポートに回転可能に支持され、
    さらに、上記ボデイに設けられ、上記第2方向に延びるとともに上記第1方向に互いに離間した一対の補助クローラ装置を備え、
    上記一対の補助クローラ装置の主要部が、上記一対の主クローラ装置の上記第1回転軸線間に配置され、上記補助クローラ装置の接地面が上記主クローラ装置の接地面より高いことを特徴とする走行体。
  2. 上記一対の補助クローラ装置が、上記第1方向において上記一対の主クローラ装置のクローラユニットより外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の走行体。
  3. 各補助クローラ装置は、上記第2方向に離れた一対の第2ホイールと、この第2ホイールに架け渡された第2無端条体を有し、上記一対の第2ホイールの回転軸線が、上記一対の主クローラ装置の第1回転軸線とそれぞれ一致することを特徴とする請求項2に記載の走行体。
  4. さらに、上記クローラユニットに組み込まれ上記一対のクローラ部を同時に同方向に回転駆動する第1駆動機構と、上記第1回転軸線上に配置されて上記第2サポートに回転可能に支持された駆動シャフトと、上記ボデイに設けられて上記駆動シャフトを回転させる第2駆動機構とを備え、
    上記駆動シャフトの一端部が上記第1サポートに連結され、これにより上記第2駆動機構の回転トルクが上記駆動シャフトを介して上記クローラユニットに伝達され、
    上記駆動シャフトの他端部が上記第1回転軸線に沿って延長され、この延長部に上記補助クローラ装置の一方の第2ホイールが連結され、これにより、上記第2駆動機構の回転トルクが上記駆動シャフトを介して上記補助クローラ装置にも伝達されることを特徴とする請求項3に記載の走行体。
  5. さらに、上記クローラユニットに組み込まれ上記一対のクローラ部を同時に同方向に回転駆動する第1駆動機構と、上記ボデイに設けられ上記クローラユニットを上記第1回動軸線を中心として回転駆動する第2駆動機構と、上記ボデイに設けられ上記補助クローラ装置を回転駆動する第3駆動機構とを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の走行体。
  6. 上記主クローラ装置における一対のクローラ部の第1無端条体は、周方向に離れて配置された多数の接地部材を有し、これら接地部材の外面が円弧形状をなし、上記一対の第1ホイール間に位置する上記接地部材の外面が、上記第1回転軸線を中心とする仮想円筒面に沿い、
    上記補助クローラ装置の第2無端条体は周方向に間隔をおいて接地ラグを有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の走行体。
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