JP6695974B2 - 走行体 - Google Patents

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Description

本発明は、二方向に走行可能な走行体に関する。
特許文献1に開示されているロボット(走行体)は、ボデイの左右に、ボデイの前後方向に延びる一対のクローラ装置を装備している。各クローラ装置は、前後のホイールと、これらホイールに架け渡されたベルト(無端条体)を備えている。
上記構成のロボットは、左右のクローラ装置を同方向に同速度で回転駆動することにより、前進または後退することができる。また、左右のクローラ装置の速度を違えることにより、曲線を描くようにして左右に旋回することもできる。さらに、左右のクローラ装置を異なる方向に回転駆動することにより、超信地旋回(移動せずにその場で旋回)することもできる。
上記ロボットは、狭い通路での直角をなす曲がり角では、超信地旋回によってロボットの方向を転換することができない。また、地面の凹凸の大きい場所でも、地面の抵抗によりクローラ装置の回転駆動が妨げられ、超信地旋回による方向転換ができない。
特許文献2は、上記課題を解決できる二方向に走行可能なロボットを開示している。このロボットは、第1方向に延びるとともに第1方向と直交する第2方向に離間した一対のクローラ装置を備えている。各クローラ装置は、上記第1方向に延びる回転軸線を中心に回転可能なクローラユニットを有している。このクローラユニットは、第1方向に延びるサポートと、このサポートに設けられ上記回転軸線を挟んで対峙する一対のクローラ部とを備えている。
特許文献2のロボットは、上記一対のクローラユニットのクローラ部の駆動により第1方向に走行することができる。以下、この走行モードを「クローラ走行」と言う。
さらに、上記一対のクローラユニットが上記回転軸線を中心に回転し、第2方向に転がる(ローリングする)ことにより、ロボットは第2方向に走行することができる。以下、この走行モードを「ローリング走行」と言う。
特許文献2のロボットは超信地旋回せずに、クローラ走行とローリング走行を選択することにより、第1方向から第2方向へ、第2方向から第1方向へと進行方向を転換することができる。
特開2007−191153号公報 特開2009−241916号公報
特許文献2では、一対のクローラ部を回転駆動するクローラモータと、クローラユニットを上記回転軸線を中心に回転させるローリングモータの配置については詳しく記述されていないが、特許文献2の記述から、ローリングモータがクローラユニットの外に配置され、クローラモータがクローラユニット内に配置されていると推定できる。
クローラモータがクローラユニット内に配置されていると、クローラユニットが重くなるためクローラモータとローリングモータの負荷が大きくなる。クローラモータが破損し易く、メンテナンスに手間がかかる。クローラユニットのサイズが必要以上に大きくなる。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、走行体は、ボデイと、このボデイに支持されるとともに互いに離間した少なくとも一対のクローラ装置とを備え、
上記一対のクローラ装置の各々は、上記クローラ装置の離間方向と直交する方向に延びる第1回転軸線を中心に回転可能にして上記ボデイに支持されたクローラユニットを備え、このクローラユニットは、上記第1回転軸線に沿って延びるサポートと、上記第1回転軸線方向に延びて上記サポートに設けられるとともに上記第1回転軸線を挟んで互いに離間して配置された一対のクローラ部とを有し、
各クローラ装置はさらに、
上記ボデイに上記第1回転軸線を中心に回転可能に支持されるとともに上記クローラユニットのサポートに連結されたローリング駆動部材と、
上記クローラユニットの外に配置され、上記ローリング駆動部材を回転駆動することにより、上記クローラユニットを第1回転軸線を中心に回転駆動するローリングモータと、
上記ボデイに上記第1回転軸線を中心に回転可能に支持されるとともに上記第1回動軸線に沿って延びて上記一対のクローラ部の間隙を通るクローラ駆動シャフトと、
上記クローラユニットの外に配置され、上記クローラ駆動シャフトを回転駆動するクローラモータと、
上記クローラユニット内に配置され、上記クローラ駆動シャフトの回転トルクを上記一対のクローラ部に伝達して、これら一対のクローラ部を同時に同方向に回転駆動するトルク伝達機構と、
を備えている。
上記構成によれば、クローラモータをクローラユニットの外に配置したので、クローラユニットの軽量化、小型化が可能であり、ローリングモータと同様にクローラモータの故障を少なくでき、メンテナンスも簡単である。
好ましくは、上記一対のクローラ部の各々は、上記第1回転軸線方向に離れて配置された一対のホイールと、これら一対のホイールに架け渡された無端条体を有し、上記一対のホイールは、上記第1回転軸線と直交するとともに上記一対のクローラ部の対向方向に延びる互いに平行な第2回転軸線を中心として、それぞれ上記サポートに回転可能に支持されている。
好ましくは、上記ローリング駆動部材と上記クローラ駆動シャフトは、上記第1回転軸線方向に離れて配置され、上記ローリング駆動部材は上記クローラユニットの一端部において上記サポ―トに連結され、上記クローラ駆動シャフトは上記クローラユニットの他端部において上記一対のクローラ部間の間隙に挿通されている。
好ましくは、上記サポートは上記第1回転軸線方向に離間して配置された第1、第2のシャフトを有し、上記第1、第2シャフトの軸線が上記第2回転軸線として提供され、上記第1シャフトが上記一対のクローラ部の一端部の上記ホイールを支持し、上記第2シャフトが上記一対のクローラ部の他端部の上記ホイールを支持しており、
上記クローラ駆動シャフトは、上記第1回転軸線を中心に回転可能にして上記第2シャフトを貫通し、その内端部が上記第1、第2シャフト間において、上記トルク伝達機構に接続されている。
好ましくは、上記トルク伝達機構は、上記クローラ駆動シャフトの内端部に固定された第1傘歯車と、上記第1シャフトに固定され上記第1傘歯車と噛み合う第2傘歯車とを有し、上記ローリング駆動部材は上記第1シャフトに、上記第1回転軸線を中心とする相対回転を不能にするとともに上記第1シャフトの上記第2回転軸線を中心とする回転を許容して、連結されている。
好ましくは、上記トルク伝達機構は、上記クローラ駆動シャフトの内端部に固定された第1傘歯車と、上記第1傘歯車と噛み合う第2傘歯車とを有し、この第2傘歯車は、上記第2シャフトに支持された上記一対のクローラ部のホイールの一方に固定されており、上記ローリング駆動部材は上記第1シャフトに、上記第1回転軸線を中心とする相対回転を不能にするとともに上記第1シャフトの上記第2回転軸線を中心とする回転を許容して、連結されている。
好ましくは、上記ローリング駆動部材は上記クローラユニットの一端部において上記サポ―トに連結され、上記クローラ駆動シャフトは上記クローラユニットの上記一端部において一対のクローラ部間の間隙に挿通されている。
好ましくは、上記サポートは上記第1回転軸線方向に離間して配置された第1、第2のシャフトを有し、上記第1、第2シャフトの軸線は上記第2回転軸線として提供され、上記第1シャフトは、上記一対のクローラ部の一端部の上記ホイールを支持し、上記第2シャフトは、上記一対のクローラ部の他端部の上記ホイールを支持しており、上記クローラ駆動シャフトは、その内端部が上記第1シャフトの外側において上記トルク伝達機構に接続されている。
好ましくは、上記ローリング駆動部材が上記第1回転軸線方向に延びる板部を有し、この板部が上記第1シャフトに、上記第1回転軸線を中心とする相対回転を不能にするとともに上記第1シャフトの第2回転軸線を中心とする回転を許容して、連結されており、上記ローリング駆動部材の上記板部には、上記クローラ駆動シャフトを受け入れる切欠が形成されている。
上記構成によれば、強度上の弱点となるローリング駆動部材を補強することができるので、クローラユニットの耐荷力を高めることができる。
好ましくは、上記トルク伝達機構は、上記クローラ駆動シャフトの内端部に固定された第1傘歯車と、上記第1シャフトに固定され上記第1傘歯車と噛み合う第2傘歯車とを有している。
好ましくは、上記サポートは、上記第1回転軸線を挟んで離間対向する一対の側板を有し、これら側板に上記第1、第2シャフトが架け渡されており、上記ローリング駆動部材が上記一対の側板に固定されている。
好ましくは、上記少なくとも一対のクローラ装置が、二対のクローラ装置を含み、各クローラ装置はさらに、上記ボデイに上記第1回転軸線と直交する水平な第3回転軸線を中心として回転可能に支持された回転サポートと、この回転サポートを回転駆動するフリッパアクチュエータとを備え、上記回転サポートに、上記クローラユニットが回転可能に支持されるとともに、上記ローリングモータおよび上記クローラモータが設けられている。
好ましくは、さらに、上記ローリングモータまたは上記ローリング駆動部材の回転を検出するローリング回転センサと、上記クローラモータまたは上記クローラ駆動シャフトの回転を検出するクローラ回転センサと、上記ローリングモータおよび上記クローラモータを制御するコントローラを備え、上記コントローラは、上記ローリングモータを回転駆動している時に、上記クローラ回転センサからの検出信号と上記ローリング回転センサからの検出信号に基づき、上記クローラ駆動シャフトの回転方向および回転速度が、上記ローリング駆動部材の回転方向および回転速度とそれぞれ等しくなるように、上記クローラモータを回転駆動する。
上記構成によれば、ローリングモータ駆動に伴って生じるクローラ走行を回避することができ、走行体を第1回転軸線と直交する方向に移動させることができる。
本発明によれば、二方向に移動可能な走行体においてクローラユニットの軽量化、小型化を図ることができるとともに故障を少なくできメンテナンスも簡単にすることができる。
本発明の第1実施形態に係るロボットの概略平面図である。 図1においてA方向から見た上記ロボットの概略側面図である。 上記ロボットに装備されるクローラ装置の平断面図である。 ローリング走行の際に実行されるクローラモータ制御のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るクローラ装置の平断面図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットの概略側面図である。 同第3実施形態のロボットの概略平面図である。 同第3実施形態のロボットに装備されるクローラ装置の拡大平断面図である。 同第3実施形態のクローラ装置の要部拡大側断面図である。
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図4を参照しながら説明する。図1、図2において互いに直交するX方向(第1方向)とY方向(第2方向)を定める。
図1、図2に示すロボットR(走行体)は、荷物搬送等に用いられるものであり、ボデイ1と、このボデイ1に設けられ互いにY方向に離間した一対のクローラ装置2,2とを備えている。このボデイ1は平面矩形をなしており、ボデイ1には、クローラ装置2,2等を制御するマイクロコンピュータを含むコントローラ1a(図2にのみ示す)、インターフェイス、送受信器、バッテリ等(いずれも図示せず)が内蔵されている。
各クローラ装置2はクローラユニット3を有している。このクローラユニット3は、X方向に延びる細長い円筒形状をなしており、後述するようにX方向に延びる第1回転軸線L1を中心として回転可能にボデイ1に支持されている。
図3に示すように、クローラユニット3は、サポ―ト10と、サポ―ト10に設けられた一対のクローラ部20A,20Bと、サポ―ト10に設けられた一対の接地構造30A,30Bと、を有している。
上記サポ―ト10は、互いに平行をなしX方向(第1回転軸線L1方向)に延びるとともに第1回転軸線L1を挟んで離間対向する一対の細長い側板11,11と、これら側板11,11の一端部に回転可能に連結された第1シャフト12と、側板11,11の他端部に連結された第2シャフト13と、側板11、11の中間部に固定された支持板14とを有している。
第1シャフト12と第2シャフト13の中心軸線L2,L2’は、上記第1回転軸線L1と直交し互いに平行をなして延びており、それぞれ後述するスプロケットホイール21,22の回転軸線(第2回転軸線)として提供される。
上記一対のクローラ部20A,20Bは、一対の側板11間において第1回転軸線L1を挟んで離間対向して配置されている。これらクローラ部20A,20Bの各々は、第1回転軸線L1方向に離れたスプロケットホイール21,22(ホイール)と、これらスプロケットホイール21,22に掛け渡されたチェーン23(無端条体)と、このチェーン23に等間隔をなして固定された例えばゴムからなる多数の接地部材24とを有している。
一方のクローラ部20Aのスプロケットホイール21は第1シャフト12に直接固定されており、他方のクローラ部20Bのスプロケットホイール21は、後述の傘歯車42bを介して第1シャフト12に固定されている。
一対のクローラ部20A,20Bのスプロケットホイール22,22は、第2シャフト13に回転可能に支持されている。
上記一対の接地構造30A,30Bの各々は、第1回転軸線L1方向に間隔をおいて配置された複数(本実施形態では5個)の接地板31を有している。これら接地板31は、例えばゴムからなり、側板11の外面に固定され、側板11と直角をなして第2回転軸線L2,L2’方向に突出している。
図2に示すように、上記一対のクローラ部20A,20Bの接地部材24の外面および上記一対の接地構造30A,30Bの接地板31の外面が協働して、クローラユニット3の外周に上記第1回転軸線L1を中心とする円筒形状を付与している。
上記接地構造30A,30Bは、クローラユニット3に、クローラ走行が不可能となるデッドゾーンを所定範囲で提供している。
図3において、クローラユニット3の右端部は、ボデイ1に固定されたブラケット40と、このブラケット40に第1回転軸線L1を中心に回転可能に支持されたクローラ駆動シャフト41により、第1回転軸線L1を中心に回転可能に支持されている。このクローラ駆動シャフト41は、第1回転軸線L1に沿って延び、その内端近傍で支持板14に回転可能に支持され、中間部でベアリングを介して第2シャフト13を貫通している。なお、この貫通状態において、第2シャフト13は、クローラ駆動シャフト41を支持するとともに、第1回転軸線L1を中心とする回転許容されている。
クローラ駆動シャフト41の内端部は、第1シャフト12と第2シャフト13との間に配置されており、クローラユニット3内に配置されたトルク伝達機構42を介して第1シャフト12と接続されている。このトルク伝達機構42は、クローラ駆動シャフト41の内端部に固定された傘歯車42aと、この傘歯車42aと噛み合い第1シャフト12に固定された傘歯車42bとを有している。
上記クローラ駆動シャフト41の外端部は、クローラユニット3から突出しており、トルク伝達機構55を介してクローラモータ50に接続されている。このクローラモータ50は、ブラケット40に固定されており、正逆回転可能である。クローラモータ50にはこのクローラモータ50の回転を検出するロータリーエンコーダ51(クローラ回転センサ)が取り付けられている。
トルク伝達機構55は、クローラモータ50の出力軸に固定されたタイミングプーリ55aと、クローラ駆動シャフト41に固定されたタイミングプーリ55bと、これらタイミングプーリ55a,55bに架け渡されたタイミングベルト55cを有している。
クローラモータ50の回転トルクは、トルク伝達機構55を経てクローラ駆動シャフト41に伝達され、さらに傘歯車42a,42bを経てクローラ部20Bのスプロケットホイール21に伝達され、さらに第1シャフト12を介してクローラ部20Aのスプロケットホイール21にも伝達される。これにより、一対のクローラ部20A,20Bが同時に同方向に同速度で駆動される。
図3において、クローラユニット3の左端部は、ボデイ1に固定されたブラケット45と、このブラケット45に第1回転軸線L1を中心に回転可能に支持されたローリング駆動シャフト46(ローリング駆動部材)により、第1回転軸線L1を中心に回転可能に支持されている。ローリング駆動シャフト46は、第1回転軸線L1に沿って延び、その内端部はベアリングを介して第1シャフト12に連結されている。なお、この連結状態において、第1シャフト12とローリング駆動シャフト46の第1回転軸線L1を中心とする相対回転はできないが、第1シャフト12の第2回転軸線L2を中心とする回転は許容されている。
上記ローリング駆動シャフト46の外端部は、クローラユニット3から突出しており、トルク伝達機構65を介してローリングモータ60に接続されている。このローリングモータ60は、ブラケット45に固定されており、正逆回転可能である。ローリングモータ60にはこのローリングモータ60の回転を検出するロータリーエンコーダ61(ローリング回転センサ)が取り付けられている。
トルク伝達機構65は、ローリングモータ60の出力軸に固定されたタイミングプーリ65aと、ローリング駆動シャフト46に固定されたタイミングプーリ65bと、これらタイミングプーリ65a,65bに架け渡されたタイミングベルト65cを有している。
ローリングモータ60が回転駆動すると、その回転トルクは、トルク伝達機構65を経てローリング駆動シャフト46に伝達され、さらにサポート10の第1シャフト12に伝達されるため、クローラユニット3全体が第1回転軸線L1を中心にして回転する(ローリングする)。
上記一対のクローラ装置2,2によるロボットRの走行について説明する。コントローラ1aは、図示しないリモートコントローラからの操作信号を受けてクローラ装置2,2を制御する。各クローラ装置2において、一対のクローラ部20A,20Bが接地された状態で、クローラモータ50を駆動させると、前述したようにクローラ部20A,20Bが同方向に同時に回転駆動し、これにより、クローラ装置2はX方向に走行することができる(クローラ走行)。
一対のクローラ装置2、2のクローラモータ50,50を同一方向に同一速度で回転することにより、ロボットRはX方向に直進することができる。クローラモータ50,50の回転速度を違えることにより、ロボットRはカーブを描いて走行することもできる。また、クローラモータ50,50を逆方向に同一速度で回転させることにより、ロボットRはその場旋回(超信地旋回)することもできる。
クローラ装置2のローリングモータ60を駆動させると、前述したようにクローラユニット3が第1回転軸線L1を中心に回転(ローリング)する。一対のクローラユニット3が同時に同方向に同速度でローリングすることにより、ロボットRはY方向に直進することができる(ローリング走行)。
ロボットRは、クローラ走行モードおよびローリング走行モードの一方から他方への切り替えにより、超信地旋回することなく、進行方向を直角に転換することもできる。
上記ローリングモータ60のみを駆動させた場合、クローラ部20A,20Bが回転してしまう。その理由を図3を参照しながら説明する。ローリングモータ60のみを駆動させた場合、クローラユニット3が第1回転軸線L1を中心に回転する。これに伴い、傘歯車42bが第1回転軸線L1を中心に公転する。その結果、傘歯車42bは停止状態の傘歯車42aとの噛み合いにより回転軸線L2を中心に自転し、これにより第1シャフト12が回転し、一対のクローラ部20A,20Bが回転駆動される。
上述のようにクローラモータ50が停止した状態でローリングモータ60だけが駆動すると、一対のクローラ部20A,20Bが回転するため、ロボットRはY方向に直進せず、斜めに移動してしまう。ロボットRをY方向に直進させるために、コントローラ1aは図4に示す制御ルーチンをクローラ装置2毎に実行する。このルーチンは、走行開始時点から実行される。
ステップS1では、ロータリーエンコーダ61からの検出信号に基づき、ローリング駆動シャフト46の回転速度および回転方向、換言すればクローラユニット3のローリングの回転速度および回転方向の情報を取得する。
次のステップS2では、上記ローリングの回転速度がゼロか否かを判断する。肯定判断した場合にはステップS1に戻り、否定判断した場合にはステップS3に進む。ステップS3では、ロータリーエンコーダ51からの検出信号に基づき、クローラ駆動シャフト41の回転速度および回転方向を演算し、この回転速度および回転方向が、ステップS1で取得したローリングの回転速度および回転方向と一致するように、クローラモータ50の駆動を制御する。
上記制御により、ローリングと同期してクローラ駆動シャフト41が回転するので、一対のクローラ部20A,20Bの静止状態を維持でき、ロボットRはY方向に走行することができる。
上記構成のロボットRでは、クローラモータ50はローリングモータ60と同様に、クローラユニット3の外部に配置されているので、クローラユニット3はクローラモータ50が内蔵されている先行技術の構造に比べて、軽量化、小型化を図ることができる。また、クローラモータ50の故障を少なくでき、メンテナンスも楽である。
また、クローラモータ50とバッテリとを接続する電源ケーブルは、捩じれ防止のためのスリップリングを介在せずに済む。また、クローラモータ50の回転を検出するロータリーエンコーダ51とコントローラ1aを接続する信号ケーブルもスリップリングを介在せずに済むので、ロータリーエンコーダ51からの検出信号を高精度でコントローラ1aに伝送することができる。
次に、本発明の他の実施形態について図面を参照しながら説明する。各実施形態において先行する実施形態に対応する構成部には図において同符号または類似符号を付してその詳細な説明を省略する。
図5に示す第2実施形態では、クローラ駆動シャフト41は、第1実施形態のクローラ駆動シャフト41より短く、その外端部はブラケット40に回転可能に支持されるとともにクローラモータ50に接続されている。クローラ駆動シャフト41は第2シャフト13を貫通するとともに、その内端部が第2シャフト13の近傍に配置された支持板14に回転可能に支持されている。
クローラ駆動シャフト41の内端部は、トルク伝達機構42を介して一方のクローラ部20Bのスプロケットホイール22に接続されている。トルク伝達機構42の傘歯車42aがクローラ駆動シャフト41の内端部に固定され、傘歯車42bがクローラ部20Bのスプロケットホイール22に固定されている。
第2実施形態では、クローラモータ50の回転トルクがトルク伝達機構55、クローラ駆動シャフト41、トルク伝達機構42を介して一方のクローラ部20Bのスプロケットホイール22に伝達され、さらにクローラ部20Bのチェーン23を介してスプロケットホイール21に伝達され、さらに第1シャフト12を介して他方のクローラ部20Aのスプロケットホイール21に伝達され、クローラ部20Aのチェーン23を介してスプロケットホイール22に伝達される。このようにしてクローラ部20A,20Bは同方向に同時に駆動される。
図4の制御は第2実施形態でも実行される。
次に、第3実施形態について図6〜図9を参照しながら説明する。図6、図7に示すように、ロボットR’は、ボデイ1’に取り付けられた二対のフリッパ式クローラ装置2’を備えている。
一方の対をなすクローラ装置2’,2’と他方の対をなすクローラ装置2’,2’は、X方向(第1回動軸線L1)方向に離れている。各対のクローラ装置2’,2’は、Y方向に離れている。
本実施形態のクローラ装置2’では、クローラユニット3’の一端部が回転サポート70に片持ちで支持され、他端部は自由端となっている。
上記回転サポート70は、ボデイ1’に固定されたブラケット71に第3回転軸線L3を中心に回転可能に支持されている。第3回転軸線L3は、図7においてY方向に延びている。Y方向に対峙する一対のクローラ装置2’の第3回転軸線L3は、同一直線上にある。
回転サポート70は、フリッパモータ75により第3回転軸線L3を中心として正逆方向に回転され、これにより、図6に矢印で示すようにクローラユニット3’が上下方向に回動する。ロボットが前進して障害物に遭遇した時に、クローラユニット3’の回動により、障害物を容易に乗り越えることができる。
図8、図9に示すように、上記回転サポート70に、クローラモータ50およびローリングモータ60が設置されている。ローリングモータ60は図示しない固定構造により回転サポート70に固定されている。
クローラモータ50は第1回転軸線L1上に配置されており、その出力軸とクローラ駆動シャフト41が同軸をなして連結されている。クローラ駆動シャフト41の内端部は第1シャフト12より外側に位置しており、トルク伝達機構42を介して第1シャフト12に接続されている。トルク伝達機構42の傘歯車42aがクローラ駆動シャフト41の内端部に固定され、傘歯車42bが第1シャフト12に固定されている。
クローラモータ50の回転トルクは、クローラ駆動シャフト41、トルク伝達機構42を介して第1シャフト12に伝達され、これにより、この第1シャフト12に固定された一対のクローラ部20A,20Bのスプロケットホイール21が回転駆動される。
回転サポート70には、クローラ駆動シャフト41と同軸をなす回転筒66が回転可能に支持されている。クローラモータ50はこの回転筒66内に固定されている。ローリングモータ60の出力軸は、第1回転軸線L1と平行をなし、歯車67a,67b,67cからなるトルク伝達機構67を介して回転筒66に接続されている。
上記回転筒66には、ローリング駆動部材46’が固定されている。このローリング駆動部材46’は、第1回転軸線L1と直交して回転筒66の先端面に固定された第1板部46aと、この第1板部46aに直角をなして固定された第2板部46bとを有している。
第1板部46aはクローラユニット3’のサポート10の一対の側板11に固定されている。第2板部46bはクローラユニット3’の一対のクローラ部20A,20B間の間隙を通り、その先端部にベアリングを介して第1シャフト12が貫通している。このようにローリング駆動部材46’を構成することにより、その強度を高めることができ、ひいてはクローラユニット3’の耐荷力を高めることができる。
なお、第1シャフト12は第2回転軸線L2を中心とする回転を許容されている。
ローリングモータ60の回転トルクは、トルク伝達機構67、回転筒66、ローリング駆動部材46’を介してクローラユニット3’に伝達され、これによりクローラユニット3’は第1回転軸線L1を中心に回転する。
上記ローリングモータ60の駆動時に、回転筒66に固定されたクローラモータ50も第1回転軸線L1を中心に回転し、クローラ駆動シャフト41がクローラユニット3’と一緒に回転するので、図4に示すようなクローラモータ50の駆動制御は不要である。その代りに、クローラモータ50に接続される電力ケーブルおよび信号ケーブルは、スリップリングを介在させる必要がある。
上記第2板部46bには切欠46xが形成されており、この切欠46x内にクローラ駆動シャフト41が配置されることにより、クローラ駆動シャフト41とローリング駆動部材46’の干渉が回避されている。
本実施形態では、ローリング駆動部材46’がクローラユニット3’を片持ち状態で支持する役割を担う。クローラ駆動シャフト41の内端は、ローリング駆動部材46’の第2板部46bに固定された支持板47に回転可能に支持されている。
本実施形態では、各クローラ部20A,20Bにおいて、第1実施形態の接地ラグ24の代わりに、周方向に分離された2つの接地ラグ24a,24bがチェーン23に取り付けられている。
第3実施形態において、クローラモータ50を、回転サポート70に固定し、回転筒66に対して第1回転軸線L1を中心に相対回転可能にしてもよい。この場合には、ボデイ1’に設けられたコントローラ(図示しない)により、図4の制御を実行することにより、第1回転軸線L1と直交する方向のローリング走行が可能となる。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の形態を採用可能である。
クローラ部は、一対のホイールと、このホイールに架け渡されてホイールの外周に摩擦係合またはピン係合されるベルトにより構成してもよい。
接地構造は無くてもよい。この場合、一対のクローラ部だけでクローラユニットの外周に円筒形状を付与するため、クローラ部の接地部材が占める角度範囲を実施形態より大きくする必要がある。
クローラ回転センサは、クローラ駆動シャフトの回転を検出してもよいし、ローリング回転センサはローリング駆動部材の回転を検出してもよい。
クローラモータとクローラ駆動シャフトとの間にクラッチを介在させてもよい。この場合には、ローリング走行時にクラッチによりクローラモータとクローラ駆動シャフトを遮断するので、図4の制御は不要である。
クローラ走行とローリング走行を同時に実行することにより、任意の斜め方向に略直線的に走行することもできる。
本発明は、二方向に走行可能なロボット等に適用することができる。

Claims (13)

  1. ボデイ(1;1’)と、このボデイに支持されるとともに互いに離間した少なくとも一対のクローラ装置(2;2’)とを備え、
    上記一対のクローラ装置(2;2’)の各々は、上記クローラ装置の離間方向と直交する方向に延びる第1回転軸線(L1)を中心に回転可能にして上記ボデイ(1;1’)に支持されたクローラユニット(3;3’)を備え、このクローラユニットは、上記第1回転軸線に沿って延びるサポート(10)と、上記第1回転軸線方向に延びて上記サポートに設けられるとともに上記第1回転軸線を挟んで互いに離間して配置された一対のクローラ部(20A,20B)とを有し、
    各クローラ装置(2;2’)はさらに、
    上記ボデイ(1,1’)に上記第1回転軸線(L1)を中心に回転可能に支持されるとともに上記クローラユニット(3;3’)のサポート(10)に連結されたローリング駆動部材(46;46’)と、
    上記クローラユニット(3;3’)の外に配置され、上記ローリング駆動部材(46;46’)を回転駆動することにより、上記クローラユニット(3)を第1回転軸線(L1)を中心に回転駆動するローリングモータ(60)と、
    上記ボデイ(1;1’)に上記第1回転軸線(L1)を中心に回転可能に支持されるとともに上記第1回動軸線に沿って延びて上記一対のクローラ部(20A,20B)の間隙を通るクローラ駆動シャフト(41)と、
    上記クローラユニット(3;3’)の外に配置され、上記クローラ駆動シャフト(41)を回転駆動するクローラモータ(50)と、
    上記クローラユニット(3;3’)内に配置され、上記クローラ駆動シャフト(41)の回転トルクを上記一対のクローラ部(20A,20B)に伝達して、これら一対のクローラ部を同時に同方向に回転駆動するトルク伝達機構(42)と、
    を備えたことを特徴とする走行体。
  2. 上記一対のクローラ部(20A;20B)の各々は、上記第1回転軸線方向に離れて配置された一対のホイール(21,22)と、これら一対のホイールに架け渡された無端条体(23)を有し、上記一対のホイールは、上記第1回転軸線と直交するとともに上記一対のクローラ部の対向方向に延びる互いに平行な第2回転軸線(L2,L2’)を中心として、それぞれ上記サポート(10)に回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の走行体。
  3. 上記ローリング駆動部材(46)と上記クローラ駆動シャフト(41)は、上記第1回転軸線(L1)方向に離れて配置され、上記ローリング駆動部材(46)は上記クローラユニット(3)の一端部において上記サポ―ト(10)に連結され、上記クローラ駆動シャフト(41)は上記クローラユニットの他端部において上記一対のクローラ部(20A,20B)間の間隙に挿通されていることを特徴とする請求項2に記載の走行体。
  4. 上記サポート(10)は上記第1回転軸線方向に離間して配置された第1、第2のシャフト(12,13)を有し、上記第1、第2シャフトの軸線が上記第2回転軸線(L2,L3)として提供され、上記第1シャフトが上記一対のクローラ部(20A,20B)の一端部の上記ホイール(21)を支持し、上記第2シャフトが上記一対のクローラ部の他端部の上記ホイール(22)を支持しており、
    上記クローラ駆動シャフト(41)は、上記第1回転軸線(L1)を中心に回転可能にして上記第2シャフト(13)を貫通し、その内端部が上記第1、第2シャフト(12,13)間において、上記トルク伝達機構(42)に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の走行体。
  5. 上記トルク伝達機構(42)は、上記クローラ駆動シャフト(41)の内端部に固定された第1傘歯車(42a)と、上記第1シャフト(12)に固定され上記第1傘歯車と噛み合う第2傘歯車(42b)とを有し、上記ローリング駆動部材(46)は上記第1シャフトに、上記第1回転軸線(L1)を中心とする相対回転を不能にするとともに上記第1シャフトの上記第2回転軸線(L2)を中心とする回転を許容して、連結されていることを特徴とする請求項4に記載の走行体。
  6. 上記トルク伝達機構(42)は、上記クローラ駆動シャフト(41)の内端部に固定された第1傘歯車(42a)と、上記第1傘歯車と噛み合う第2傘歯車(42b)とを有し、この第2傘歯車は、上記第2シャフト(13)に支持された上記一対のクローラ部(20A,20B)のホイール(22)の一方に固定されており、
    上記ローリング駆動部材(46)は上記第1シャフト(12)に、上記第1回転軸線(L1)を中心とする相対回転を不能にするとともに上記第1シャフト(12)の上記第2回転軸線(L2)を中心とする回転を許容して、連結されていることを特徴とする請求項4に記載の走行体。
  7. 上記ローリング駆動部材(46’)は上記クローラユニット(3’)の一端部において上記サポ―ト(10)に連結され、上記クローラ駆動シャフト(41)は上記クローラユニットの上記一端部において一対のクローラ部(20A,20B)間の間隙に挿通されていることを特徴とする請求項2に記載の走行体。
  8. 上記サポート(10)は上記第1回転軸線方向に離間して配置された第1、第2のシャフト(12,13)を有し、上記第1、第2シャフトの軸線は上記第2回転軸線(L2,L2’)として提供され、上記第1シャフトは、上記一対のクローラ部(20A,20B)の一端部の上記ホイール(21)を支持し、上記第2シャフトは、上記一対のクローラ部の他端部の上記ホイール(22)を支持しており、
    上記クローラ駆動シャフト(41)は、その内端部が上記第1シャフト(12)の外側において上記トルク伝達機構(42)に接続されていることを特徴とする請求項7に記載の走行体。
  9. 上記ローリング駆動部材(46’)が上記第1回転軸線(L1)方向に延びる板部(46b)を有し、この板部が上記第1シャフト(12)に、上記第1回転軸線を中心とする相対回転を不能にするとともに上記第1シャフトの第2回転軸線(L2)を中心とする回転を許容して、連結されており、
    上記ローリング駆動部材(46’)の上記板部(46b)には、上記クローラ駆動シャフト(41)を受け入れる切欠(46x)が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の走行体。
  10. 上記トルク伝達機構(42)は、上記クローラ駆動シャフト(41)の内端部に固定された第1傘歯車(42a)と、上記第1シャフト(12)に固定され上記第1傘歯車と噛み合う第2傘歯車(42b)とを有していることを特徴とする請求項9に記載の走行体。
  11. 上記サポート(10)は、上記第1回転軸線(L1)を挟んで離間対向する一対の側板(11)を有し、これら側板に上記第1、第2シャフト(12,13)が架け渡されており、
    上記ローリング駆動部材(46’)が上記一対の側板(11)に固定されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の走行体。
  12. 上記少なくとも一対のクローラ装置(2’)が、二対のクローラ装置を含み、
    各クローラ装置はさらに、
    上記ボデイ(1’)に上記第1回転軸線(L1)と直交する水平な第3回転軸線(L3)を中心として回転可能に支持された回転サポート(70)と、この回転サポートを回転駆動するフリッパアクチュエータ(75)とを備え、
    上記回転サポート(70)に、上記クローラユニット(3’)が回転可能に支持されるとともに、上記ローリングモータ(60)および上記クローラモータ(50)が設けられていることを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の走行体。
  13. さらに、上記ローリングモータ(60)または上記ローリング駆動部材(46,46’)の回転を検出するローリング回転センサ(61)と、上記クローラモータ(50)または上記クローラ駆動シャフト(41)の回転を検出するクローラ回転センサ(51)と、上記ローリングモータおよび上記クローラモータを制御するコントローラ(1a)を備え、
    上記コントローラ(1a)は、上記ローリングモータ(60)を回転駆動している時に、上記クローラ回転センサ(51)からの検出信号と上記ローリング回転センサ(61)からの検出信号に基づき、上記クローラ駆動シャフト(41)の回転方向および回転速度が、上記ローリング駆動部材(46)の回転方向および回転速度とそれぞれ等しくなるように、上記クローラモータ(50)を回転駆動することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の走行体。
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