JP7162449B2 - 走行体 - Google Patents
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Description
上記ロボットは、狭い通路での直角をなす曲がり角では、超信地旋回によってロボットの方向を転換することができない。また、地面の凹凸の大きい場所でも、地面の抵抗によりクローラ装置の回転駆動が妨げられ、超信地旋回による方向転換ができない。
さらに、上記一対のクローラ装置のクローラユニットが上記回転軸線を中心に回転し、第2方向に転がる(ローリングする)ことにより、ロボットは第2方向に走行することができる。以下、この走行モードを「ローリング走行」と言う。
特許文献2、3のロボットは超信地旋回せずに、クローラ走行とローリング走行を選択することにより、第1方向から第2方向へ、第2方向から第1方向へと進行方向を転換することができる。
上記第1、第2のクローラ装置の各々は、上記第1方向に延びる第1回転軸線を中心に回転可能にして上記ボデイに支持された円筒形状のクローラユニットを備え、
上記クローラユニットは、上記第1方向に延びるサポートと、上記第1方向に延びて上記サポートに支持されるとともに上記第1回転軸線を挟んで対向配置された一対のクローラ部と、を有し、
上記コントローラは、上記第1、第2のクローラ装置のクローラ駆動手段を制御して上記クローラ部を回転させることにより、上記第1方向へのクローラ走行を実行し、上記第1、第2のクローラ装置のローリング駆動手段を制御して上記クローラユニットを上記第1回転軸線を中心に回転させることにより、上記第2方向へのローリング走行を実行し、
上記コントローラはさらに、上記ローリング走行中において、上記第1、第2のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を異なる態様で制御することにより、上記ボデイの向きを変えることを特徴とする。
上記構成によれば、走行体の向きを自動的に修正または変更が可能である。
第1に、上記第1、第2クローラ装置のうちの一方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して当該一方のクローラ装置を上記第1方向に沿って移動させ、他方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して上記クローラ部を静止させることにより、上記ボデイの向きを変える。
第2に、上記第1、第2クローラ装置のうちの一方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して当該一方のクローラ装置を上記第1方向に沿って移動させ、他方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して当該他方のクローラ装置を上記一方のクローラ装置とは逆向きに移動させることにより、上記ボデイの向きを変える。
第3に、上記第1、第2クローラ装置のうちの一方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して当該一方のクローラ装置を上記第1方向に沿って移動させ、他方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して当該他方のクローラ装置を上記一方のクローラ装置と同じ向きに上記一方のクローラ装置より少ない量だけ移動させることにより、上記ボデイの向きを変える。
上記クローラユニットは上記サポートに設けられた一対の接地構造を備え、これら一対の接地構造は、上記一対のクローラ部の対向方向において上記一対のクローラ部の外側に配置され、上記一対の接地構造が占める領域が、上記デッド領域として提供され、上記一対のクローラ部と上記一対の接地構造が協働して、上記クローラユニットに、上記第1回転軸線を中心とする円筒形状を付与する。
上記コントローラは、上記ローリング走行中に上記デッド領域が接地している時にクローラ部を静止させてもよい。
上記ローリング駆動手段は、上記ボデイに上記第1回転軸線を中心に回転可能に支持されるとともに上記クローラユニットの上記サポートに連結されたローリング駆動部材と、上記ボデイに設けられて上記ローリング駆動部材に回転トルクを付与するローリングモータと、を有し、
上記コントローラは、上記ローリング走行中に、上記クローラ駆動シャフトの回転方向および回転速度が、上記クローラユニットの回転方向および回転速度とそれぞれ等しくなって上記クローラ部が静止するような同調方向、同調速度を演算し、上記クローラモータを、上記クローラ駆動シャフトが上記同調方向に回転する方向に回転させるとともに上記クローラ駆動シャフトの回転速度を上記同調速度より高めるか低めることにより、上記クローラ部を回転させる。
上記構成によれば、クローラモータがクローラユニットの外に配置されている場合でも、ローリング走行中に走行体の向きを確実に変えることができる。また、クローラモータは回転方向を変えないので、負荷を軽減することができる。
上記構成によれば、第1領域と第2領域が接地する度に走行体の向きを変えることができる。
上記コントローラは、上記ローリング走行中において、上記第1領域が接地している時に、上記第1、第2のクローラ装置の一方のクローラ装置の上記クローラモータを回転させ、他方のクローラ装置の上記クローラモータを停止させ、上記第2領域が接地している時に、上記他方のクローラ装置の上記クローラモータを回転させ、上記一方のクローラ装置の上記クローラモータを停止させることにより、上記ボデイの向きを変える。
上記構成によれば、クローラモータをクローラユニットの内部に配置する構成において、比較的簡単な制御でローリング走行中に走行体の向きを変えることができる。また、第1領域と第2領域が接地する度に走行体の向きを変えることができる。さらに、クローラモータは回転方向を変えないので、負荷を軽減することができる。
図1、図2に示すロボットR(走行体)は、荷物搬送や探査等に用いられるものであり、ボデイ1と、このボデイ1に設けられ互いにY方向に離間した第1、第2のクローラ装置CR1,CR2とを備えている。
一対のクローラ部20A,20Bのスプロケットホイール22,22は、第2シャフト13に回転可能に支持されている。
上記クローラ駆動シャフト41、内部トルク伝達機構42、クローラモータ50および
外部トルク伝達機構55により、クローラ駆動手段が構成されている。
上記ローリング駆動シャフト46、ローリングモータ60およびトルク伝達機構65により,ローリング駆動手段が構成されている。
ロボットRは、クローラ走行モードおよびローリング走行モードの一方から他方への切り替えにより、超信地旋回することなく、進行方向を直角に転換することもできる。
第1領域Z1,Z2は任意に設定でき、例えば図4(A)に示すようにクローラ部20A、接地構造30Aが右側に位置し、クローラ部20B、接地構造30Bが左側に位置している時に、下に位置する領域を第1領域Z1とし、上に位置する領域を第2領域Z2とする。
最初のステップ101で、スタート地点でのボデイ1(ロボットR)の向きを目標向きとして記憶する。この向きは角速度センサ3からの角速度の積分値として得られる。
ステップ103で肯定判断したときには、ステップ104に進み、ここでローリングモータ60が正転か否かを、判断する。ここで、ローリングモータ60が正転とは、例えば図7、図8に示すように、第1クローラ装置CR1が前、第2クローラ装置CR2が後に位置した状態でローリング走行が行なわれる回転方向である。
ステップ106で第1領域Z1が接地していると判断した場合には、ステップ108に進み、図7(A)に示すように第2クローラ装置CR2のクローラ部20A,20Bを静止させ、第1クローラ装置CR1を左方向に移動させる。
さらにステップ208では、第1クローラ装置CR1のクローラ駆動シャフト41の回転速度がNa+Nxとなるように、クローラモータ50を制御し、クローラ部20A,20Bを回転させる。なお、上記付加回転速度Nxは、Nx=h・Naで求められる。hは1未満の変数であり、上記角度差Θが大きくなるにしたがって大きくなるように変化する。上記付加回転速度Nxが、第1クローラ装置CR1を左方向へ移動するための回転速度となる。
図5を参照して説明したように、ローリング走行中にクローラモータ50が同じ方向に回転し続けると、接地領域が変わる度にクローラ装置CR1、CR2が左右に移動するが、この現象を利用して、第1クローラ装置CR1と第2クローラ装置CR2を交互に逆方向に移動させることにより、効率良くかつ円滑にロボットRの向きを変えることができる。
ステップ107で第1領域Z1が接地していると判断したときには、ステップ111に進み、ここで図8(A)に示すように、第1クローラ装置CR1のクローラ部20A,20Bを静止状態にし、第2クローラ装置CR2のクローラ部20A,20Bを上記と同様にして回転させることとにより、第2クローラ装置CR2を左方向に移動させる。
ステップ107で第2領域Z2が接地していると判断したときには、ステップ112に進み、ここで図8(B)に示すように、第2クローラ装置CR2のクローラ部20A,20Bを静止状態に、第1クローラ装置CR1のクローラ部20A,20Bを上記と同様にして回転させ、第1クローラ装置R1を右方向に移動させる。
ステップ107でデッド領域Dが接地していると判断したときには、ステップ110に進み、ここで第1クローラ装置CR1と第2クローラ装置CR1のクローラ部20A,20Bを静止状態にする。
上記実施形態において、クローラ駆動シャフト41の回転速度を同調速度Naより低くすることにより、クローラ装置CR1,CR2を左右に移動させてもよい。ロボットRの向きが目標向きに対して時計回り方向にずれている場合を例にとって説明すると、第1クローラ装置CR1では、第2領域Z2が接地されている時に、同調速度Naより低くし、それ以外の領域が接地されている時には同調速度Naにする。第2クローラ装置CR2では、第1領域Z1が接地されている時に、同調速度Naより低くし、それ以外の領域が接地されている時には同調速度Naにする。
第2領域Z2が接地している時には、第2クローラ装置CR2のクローラ駆動シャフト41の回転速度をNa+Nxにして、第2クローラ装置CR2を右方向に移動し、第1クローラ装置CR1のクローラ駆動シャフト41の回転速度を同調速度Naより低くすることにより、第1クローラ装置CR1を静止させずに左方向に移動する。
クローラモータ50は支持板14に固定されており、その出力軸が内部トルク伝達機構42を介して第1シャフト12に連結されている。
クローラ装置CR1,CR2の一方のクローラ装置を左右いずれかに移動させる際に、他方のクローラ装置を逆方向に移動させてもよい。この場合、クローラモータ50は正逆回転を交互に繰り返すことになる。
クローラ部は、一対のホイールと、このホイールに架け渡されてホイールの外周に摩擦係合またはピン係合されるベルトにより構成してもよい。
接地構造は無くてもよい。この場合、一対のクローラ部だけでクローラユニットの外周に円筒形状を付与するため、クローラ部の接地部材が占める角度範囲を実施形態より大きくする必要がある。
クローラユニットは片持ちで支持してもよい。
L1 第1回転軸線
CR1 第1クローラ装置
CR2 第2クローラ装置
Z1 第1領域
Z2 第2領域
D デッド領域
1 ボデイ
2 コントローラ
3 角速度センサ(向き検出手段)
5 クローラユニット
10 サポート
20A,20B クローラ部
30A、30B 接地構造
41 クローラ駆動シャフト(クローラ駆動手段)
42 内部トルク伝達機構(クローラ駆動手段)
50 クローラモータ(クローラ駆動手段)
46 ローリング駆動シャフト(ローリング駆動部材;ローリング駆動手段)
60 ローリングモータ(ローリング駆動手段)
Claims (9)
- ボデイと、第1方向に延びて上記ボデイに支持されるとともに上記第1方向と直交する第2方向に互いに離間した第1、第2のクローラ装置と、上記ボデイに設けられ上記第1、第2のクローラ装置を制御するコントローラと、を備え、
上記第1、第2のクローラ装置の各々は、上記第1方向に延びる第1回転軸線を中心に回転可能にして上記ボデイに支持された円筒形状のクローラユニットを備え、
上記クローラユニットは、上記第1方向に延びるサポートと、上記第1方向に延びて上記サポートに支持されるとともに上記第1回転軸線を挟んで対向配置された一対のクローラ部と、を有し、
上記コントローラは、上記第1、第2のクローラ装置のクローラ駆動手段を制御して上記クローラ部を回転させることにより、上記第1方向へのクローラ走行を実行し、上記第1、第2のクローラ装置のローリング駆動手段を制御して上記クローラユニットを上記第1回転軸線を中心に回転させることにより、上記第2方向へのローリング走行を実行し、 上記コントローラはさらに、上記ローリング走行中において、上記第1、第2クローラ装置のうちの一方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して当該一方のクローラ装置を上記第1方向に沿って移動させ、他方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して上記クローラ部を静止させることにより、上記ボデイの向きを変えることを特徴とする走行体。 - ボデイと、第1方向に延びて上記ボデイに支持されるとともに上記第1方向と直交する第2方向に互いに離間した第1、第2のクローラ装置と、上記ボデイに設けられ上記第1、第2のクローラ装置を制御するコントローラと、を備え、
上記第1、第2のクローラ装置の各々は、上記第1方向に延びる第1回転軸線を中心に回転可能にして上記ボデイに支持された円筒形状のクローラユニットを備え、
上記クローラユニットは、上記第1方向に延びるサポートと、上記第1方向に延びて上記サポートに支持されるとともに上記第1回転軸線を挟んで対向配置された一対のクローラ部と、を有し、
上記コントローラは、上記第1、第2のクローラ装置のクローラ駆動手段を制御して上記クローラ部を回転させることにより、上記第1方向へのクローラ走行を実行し、上記第1、第2のクローラ装置のローリング駆動手段を制御して上記クローラユニットを上記第1回転軸線を中心に回転させることにより、上記第2方向へのローリング走行を実行し、 上記コントローラはさらに、上記ローリング走行中において、上記第1、第2クローラ装置のうちの一方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して当該一方のクローラ装置を上記第1方向に沿って移動させ、他方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して当該他方のクローラ装置を上記一方のクローラ装置とは逆向きに移動させることにより、上記ボデイの向きを変えることを特徴とする走行体。 - ボデイと、第1方向に延びて上記ボデイに支持されるとともに上記第1方向と直交する第2方向に互いに離間した第1、第2のクローラ装置と、上記ボデイに設けられ上記第1、第2のクローラ装置を制御するコントローラと、を備え、
上記第1、第2のクローラ装置の各々は、上記第1方向に延びる第1回転軸線を中心に回転可能にして上記ボデイに支持された円筒形状のクローラユニットを備え、
上記クローラユニットは、上記第1方向に延びるサポートと、上記第1方向に延びて上記サポートに支持されるとともに上記第1回転軸線を挟んで対向配置された一対のクローラ部と、を有し、
上記コントローラは、上記第1、第2のクローラ装置のクローラ駆動手段を制御して上記クローラ部を回転させることにより、上記第1方向へのクローラ走行を実行し、上記第1、第2のクローラ装置のローリング駆動手段を制御して上記クローラユニットを上記第1回転軸線を中心に回転させることにより、上記第2方向へのローリング走行を実行し、 上記コントローラはさらに、上記ローリング走行中において、上記第1、第2クローラ装置のうちの一方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して当該一方のクローラ装置を上記第1方向に沿って移動させ、他方のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御して当該他方のクローラ装置を上記一方のクローラ装置と同じ向きに上記一方のクローラ装置より少ない量だけ移動させることにより、上記ボデイの向きを変えることを特徴とする走行体。 - 上記ボデイには、上記ボデイの向きを検出する向き検出手段が設けられ、上記コントローラは、ローリング走行中において、上記向き検出手段で検出された向きと目標向きとの角度差情報に基づき、上記第1、第2クローラ装置の上記クローラ駆動手段を制御することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の走行体。
- ボデイと、第1方向に延びて上記ボデイに支持されるとともに上記第1方向と直交する第2方向に互いに離間した第1、第2のクローラ装置と、上記ボデイに設けられ上記第1、第2のクローラ装置を制御するコントローラと、を備え、
上記第1、第2のクローラ装置の各々は、上記第1方向に延びる第1回転軸線を中心に回転可能にして上記ボデイに支持された円筒形状のクローラユニットを備え、
上記クローラユニットは、上記第1方向に延びるサポートと、上記第1方向に延びて上記サポートに支持されるとともに上記第1回転軸線を挟んで対向配置された一対のクローラ部と、を有し、
上記コントローラは、上記第1、第2のクローラ装置のクローラ駆動手段を制御して上記クローラ部を回転させることにより、上記第1方向へのクローラ走行を実行し、上記第1、第2のクローラ装置のローリング駆動手段を制御して上記クローラユニットを上記第1回転軸線を中心に回転させることにより、上記第2方向へのローリング走行を実行し、
上記コントローラはさらに、上記ローリング走行中において、上記第1、第2のクローラ装置の上記クローラ駆動手段を異なる態様で制御することにより、上記ボデイの向きを変え、
上記クローラユニットの全周は、上記一対のクローラ部が接地して上記クローラ走行を可能にする互いに径方向に対向する第1、第2領域と、上記第1、第2領域間に配置されて接地の際に上記クローラ走行が不可能な2つのデッド領域とに区分けされており、
上記コントローラは、上記ローリング走行中に、上記第1、第2クローラ装置の各々において、上記第1、第2領域の一方の領域が接地している時にクローラ部を回転させ、他方の領域が接地している時にはクローラ部を静止させることにより、上記ボデイの向きを変えることを特徴とする走行体。 - 上記クローラユニットは上記サポートに設けられた一対の接地構造を備え、これら一対の接地構造は、上記一対のクローラ部の対向方向において上記一対のクローラ部の外側に配置され、上記一対の接地構造が占める領域が、上記デッド領域として提供され、
上記一対のクローラ部と上記一対の接地構造が協働して、上記クローラユニットに、上記第1回転軸線を中心とする円筒形状を付与することを特徴とする請求項5に記載の走行体。 - 上記コントローラは、上記ローリング走行中に上記デッド領域が接地している時にクローラ部を静止させることを特徴とする請求項5または6に記載の走行体。
- ボデイと、第1方向に延びて上記ボデイに支持されるとともに上記第1方向と直交する第2方向に互いに離間した第1、第2のクローラ装置と、上記ボデイに設けられ上記第1、第2のクローラ装置を制御するコントローラと、を備え、
上記第1、第2のクローラ装置の各々は、上記第1方向に延びる第1回転軸線を中心に回転可能にして上記ボデイに支持された円筒形状のクローラユニットを備え、
上記クローラユニットは、上記第1方向に延びるサポートと、上記第1方向に延びて上記サポートに支持されるとともに上記第1回転軸線を挟んで対向配置された一対のクローラ部と、を有し、
上記コントローラは、上記第1、第2のクローラ装置のクローラ駆動手段を制御して上記クローラ部を回転させることにより、上記第1方向へのクローラ走行を実行し、上記第1、第2のクローラ装置のローリング駆動手段を制御して上記クローラユニットを上記第1回転軸線を中心に回転させることにより、上記第2方向へのローリング走行を実行し、 上記クローラユニットの全周は、上記一対のクローラ部が接地して上記クローラ走行を可能にする互いに径方向に対向する第1、第2領域と、上記第1、第2領域間に配置されて接地の際に上記クローラ走行が不可能な2つのデッド領域とに区分けされており、
上記クローラ駆動手段は、上記ボデイに上記第1回転軸線を中心に回転可能に支持されるとともに上記第1回転軸線に沿って延びて上記一対のクローラ部の間隙を通るクローラ駆動シャフトと、上記ボデイに設けられ上記クローラ駆動シャフトに回転トルクを付与するクローラモータと、上記クローラ駆動シャフトの回転を上記一対のクローラ部に伝達する内部伝達機構と、を有し、
上記ローリング駆動手段は、上記ボデイに上記第1回転軸線を中心に回転可能に支持されるとともに上記クローラユニットの上記サポートに連結されたローリング駆動部材と、上記ボデイに設けられて上記ローリング駆動部材に回転トルクを付与するローリングモータと、を有し、
上記コントローラは、上記ローリング走行中に、上記クローラ駆動シャフトの回転方向および回転速度が、上記クローラユニットの回転方向および回転速度とそれぞれ等しくなって上記クローラ部が静止するような同調方向、同調速度を演算し、上記クローラモータを、上記クローラ駆動シャフトが上記同調方向に回転する方向に回転させるとともに上記クローラ駆動シャフトの回転速度を上記同調速度より高めるか低めることにより、上記クローラ部を回転させ、
上記第1、第2のクローラ装置の上記クローラユニットは、上記第1領域が同時に接地し、上記第2領域が同時に接地するようになっており、
上記コントローラは、上記ローリング走行中において、
上記第1領域が接地している時に、上記第1、第2のクローラ装置の一方のクローラ装置の上記クローラモータを、上記クローラ駆動シャフトが上記同調速度より高くなるように回転させ、他方のクローラ装置の上記クローラモータを、上記クローラ駆動シャフトが上記同調速度になるかまたは同調速度より低くなるように回転させ、
上記第2領域が接地している時に、上記他方のクローラ装置の上記クローラモータを、上記クローラ駆動シャフトが上記同調速度より高くなるように回転させ、上記一方のクローラ装置の上記クローラモータを、上記クローラ駆動シャフトが上記同調速度になるかまたは同調速度より低くなるように回転させることにより、
上記ボデイの向きを変えることを特徴とする走行体。 - 上記クローラユニットの全周は、上記一対のクローラ部が接地して上記クローラ走行を可能にする互いに径方向に対向する第1、第2領域と、上記第1、第2領域間に配置されて接地の際に上記クローラ走行が不可能な2つのデッド領域とに区分けされており、
上記クローラ駆動手段は、上記クローラユニット内に配置されたクローラモータと、上記クローラユニット内において上記クローラモータの回転トルクを上記一対のクローラ部に伝達する内部伝達機構と、を有し、
上記ローリング駆動手段は、上記ボデイに上記第1回転軸線を中心に回転可能に支持されるとともに上記クローラユニットの上記サポートに連結されたローリング駆動部材と、上記ボデイに設けられて上記ローリング駆動部材に回転トルクを付与するローリングモータと、を有し、
上記第1、第2のクローラ装置の上記クローラユニットは、上記第1領域が同時に接地し、上記第2領域が同時に接地するようになっており、
上記コントローラは、上記ローリング走行中において、
上記第1領域が接地している時に、上記第1、第2のクローラ装置の一方のクローラ装置の上記クローラモータを回転させ、他方のクローラ装置の上記クローラモータを停止させ、
上記第2領域が接地している時に、上記他方のクローラ装置の上記クローラモータを回転させ、上記一方のクローラ装置の上記クローラモータを停止させることにより、
上記ボデイの向きを変えることを特徴とする請求項2に記載の走行体。
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