JP2008139448A - 誘導加熱装置、定着装置及び誘導加熱装置のコイル装着方法 - Google Patents

誘導加熱装置、定着装置及び誘導加熱装置のコイル装着方法 Download PDF

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Noboru Yonekawa
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Abstract

【課題】コイルをボビンのコイル装着面に高精度で装着することができる誘導加熱装置、コイルと被加熱材との距離を高精度に維持し、被加熱部材の温度分布の均一性を確保して、高速で昇温し、定着品質を向上することができる定着装置を提供する。
【解決手段】環状の被加熱体19の外側に配置されたコイルボビン38に励磁コイル39を装着してなる誘導加熱装置30において、コイルボビン38の外表面に設けた弾性接着剤層44aと、弾性接着剤層44aの上に設けられ、予め装着面に倣って巻き付けられた励磁コイル39と、励磁コイル39の上に設けた弾性接着剤層44bとからなる。
【選択図】図6

Description

本発明は複写機、プリンタ、FAX、これらの複合機等の画像形成装置における定着装置の熱源となる誘導加熱装置、特にそのコイル加熱構造に関する。また、本発明は、この誘導加熱装置を用いた定着装置、および誘導加熱装置のコイル装着方法に関する。
従来、画像形成装置の定着装置の熱源として、ハロゲンヒータを用いた熱ローラ方式が採用されてきたが、省エネルギーの観点から、高い熱変換効率が得られる誘導加熱方式が着目され、実用化されてきている。誘導加熱方式を用いた定着装置は、熱ローラ方式と同等またはそれ以上の熱変換効率が得られ、迅速に立ち上げることができる。特に、コイルによって発生する磁束をフェライトなどのコア材で発熱層に導く構成の誘導加熱装置は、コンパクトで効率がよい。
定着装置は、互いに表面で圧接して回転可能な定着ローラと加圧ローラを有する。定着ローラは、内側から順に、支持層、スポンジ層、電磁誘導発熱層、弾性層、離型層の少なくとも5層から構成されている。定着ローラの周囲に設けた磁束発生手段が発生する磁束により、定着ローラの電磁誘導発熱層が発熱する。定着ローラと加圧ローラのニップ部に未定着トナー像を担持した記録材が搬送され挟持されると、記録材上の未定着トナー像は発熱した電磁誘導発熱層の熱により記録材に溶融し定着する。
このような、電磁誘導加熱方式の定着装置では、定着品質を確保するために被加熱部材を均一な温度分布で加熱するとともに、高速で昇温することが要求される。しかし、高速昇温性を得るために被加熱材を低熱容量化すると、温度分布の均一性の確保が困難になる。温度分布を均一にするためには、コイルと被加熱部材の距離を高精度に維持する必要がある。
コイルが装着されるボビンは金型成形されるので、コイル装着面の形状は高い精度を有する。このため、ボビンのコイル装着面と被加熱部材の距離も高精度に維持することができる。したがって、コイル装着面にコイルを高精度で装着することが重要である。
従来、コイルをボビンに装着する方法として、図13に示すように、加熱ローラ51の周囲に設けた定着ベルト52の外側に配置したボビン53のコイル装着面にコイル54を直接巻き付ける方法がある。この方法は、コイル54の弛みにより被加熱部材である加熱ローラ51との距離精度を確保することが困難である。また、高温時の熱膨張や振動により、コイル54が位置ずれしたり、ばたつきが生じる。特に、装置が小型でコイル54の巻き数が少ない場合や、コイル54を多段に装着する場合には、コイル54と加熱ローラ51との距離を確保することが困難で、加熱ローラ51の温度分布を均一にすることが困難であった。
そこで、図14に示すように、シリコン粘着テープ55でコイル54をボビン53に接着し、コイル54の上に部分的にPFAテープ56を巻き、コイル54のほつれを防止する方法もある。しかし、この方法は、PFAテープ56を巻いた以外の部分でコイル54のほつれが生じることがある。
また、特許文献1には、定着ローラを内部から誘導加熱する定着装置において、図15に示すように、ボビン57にコイル58を直接巻き付けた後、コイル58に変性シリコン樹脂59を含浸させることでコイル58をボビン57に接着し、コイル58のほつれを防止する方法が提案されている。さらに、特許文献2には、定着ローラを内部から誘導加熱する定着装置において、リッツ線をコイル巻き形状に形成した後に、プレス成形し、接着剤等でコイルを固化したものも提案されている。しかし、これらの方法は、変性シリコンや接着材の接着力不足によりコイルに捩る変形が生じ、コイルと被加熱材との距離精度が悪くなり、温度分布が均一にならないうえ、コイルのゆるみによる騒音が発生する等の問題があった。
特開2002−174971号公報 特開2002−373774号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、コイルをボビンのコイル装着面に高精度で装着することができる誘導加熱装置、該誘導加熱装置のコイル装着方法、およびコイルと被加熱材との距離を高精度に維持し、被加熱部材の温度分布の均一性を確保して、高速で昇温し、定着品質を向上することができる定着装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の第1の局面は、
環状の被加熱体の外側に配置されたコイルボビンに励磁コイルを装着してなる誘導加熱装置において、
前記コイルボビンの外表面に設けた弾性接着剤層と、
前記弾性接着剤層の上に設けられ、予め装着面に倣って巻き付けられた励磁コイルと、
前記励磁コイルの上に設けた弾性接着剤層と、
からなることを特徴とする。
なお、本明細書においいて、「環状の被加熱体」とは、円形断面のローラ、ローラの外表面に設けた円形断面のベルト、2つのローラに掛け渡された無端ベルト等をいう。また、「装着面」とは、コイルが装着されるコイルボビン上の面をいう。「弾性接着剤」とは、硬化後もゴム状の弾性を維持する接着剤をいう。
前記励磁コイルの上の弾性接着剤層の一部に、
絶縁シートと、
前記絶縁シートの上に設けた弾性接着剤層と、
前記弾性接着剤層の上に設けられ、予め装着面に倣って巻き付けられた第1消磁コイルと、
前記第1消磁コイルの上に設けた弾性接着剤層と、
をさらに設けることが好ましい。
前記第1消磁コイルの上の弾性接着剤層の一部に、
絶縁シートと、
前記絶縁シートの上に設けた弾性接着剤層と、
前記弾性接着剤層の上に設けられ、予め装着面に倣って巻き付けられた第2消磁コイルと、
前記第2消磁コイルの上に設けた弾性接着剤層と、
をさらに設けることが好ましい。
本発明の第2の局面は、
環状の被加熱体の外側に配置されたコイルボビンに励磁コイルを装着してなる誘導加熱装置において、
前記コイルボビンの外表面に、予め装着面に倣って巻き付けられた前記励磁コイルを弾性接着剤により接着し、前記励磁コイルの外表面にさらに弾性接着剤を塗布したことを特徴とする。
前記励磁コイル上の弾性接着剤の一部に絶縁シートを設け、前記絶縁シートの上に、予め装着面に倣って巻き付けられた第1消磁コイルを弾性接着剤により接着し、前記第1消磁コイルの外表面にさらに弾性接着剤を塗布することが好ましい。
前記第1消磁コイル上の弾性接着剤の一部に絶縁シートを設け、前記絶縁シートの上に、予め装着面に倣って巻き付けられた第2消磁コイルを弾性接着剤により接着し、前記第2消磁コイルの外表面にさらに弾性接着剤を塗布することが好ましい。
前記励磁コイル、第1消磁コイル、第2消磁コイルは、その装着面の表面形状に倣った巻付け面を有する巻付け治具にリッツ線を巻き付けて形成することが好ましい。
前記励磁コイルは、自己融着によりその装着面の外表面の形状に保持することが好ましい。
本発明の第3の局面は、
前記いずれかに記載の誘導加熱装置と、
被加熱体としての定着ローラと、
前記定着ローラに圧接して記録媒体を挟持する定着ニップ部を形成する加圧ローラと、
からなることを特徴とする定着装置である。
本発明の第4の局面は、
コイルボビンにコイルを装着する誘導加熱装置のコイル装着方法において、
コイルボビンの表面形状に倣って予め巻付けられた励磁コイルを準備し、
弾性接着剤をコイルボビンの外表面に均一に塗布し、
前記弾性接着剤の上に励磁コイルを設置し、
励磁コイルの外面を均一に加圧し、
前記コイルボビンと前記励磁コイルを加熱して弾性接着剤を硬化させ、
前記励磁コイルの外表面に弾性接着剤を塗布する工程からなることを特徴とする誘導加熱装置のコイル装着方法である。
本発明の第1の局面の誘導加熱装置によれば、弾性接着材層の上に、予め装着面に倣って巻き付けられた励磁コイル
を設けたので、コイルと被加熱材との距離精度を維持することができ、被加熱部材の温度分布を均一にすることができる。また、励磁コイルとコイルボビンの間の熱膨張差によるきしみ音を無くすることができる。
本発明の第2の局面の誘導加熱装置によれば、予め巻き付けた励磁コイルをコイルボビンに弾性接着剤により接着させるので、コイルと被加熱材との距離精度を維持することができ、被加熱部材の温度分布を均一にすることができる。また、励磁コイルとコイルボビンの間の熱膨張差によるきしみ音を無くすることができる。
本発明の第3の局面の定着装置によれば、コイルと被加熱材との距離精度を維持することができ、被加熱部材の温度分布を均一にすることができる誘導加熱装置を有するので、定着品質を向上させることができる。
本発明の第4の局面の誘導加熱装置のコイル装着方法によれば、予め巻き付けた励磁コイルをコイルボビンに弾性接着剤により接着させるので、コイルと被加熱材との距離精度を維持することができ、被加熱部材の温度分布を均一にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置10の概略構成を示す。画像形成装置10は、その内部のほぼ中央部に像担持体として中間転写ベルト11を備えている。中間転写ベルト11は、ローラ12a,12bの外周部に支持されて矢印A方向に回転駆動されるようになっている。中間転写ベルト11の下部水平部の下には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色にそれぞれ対応する4つの作像ユニット13Y、13M、13C、13Kが中間転写ベルト11に沿って並んで配置されている。中間転写ベルト11の内側には、中間転写ベルト11を挟んで各作像ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム14Y、14M、14C、14Kと対向する1次転写ローラ15Y、15M、15C、15Kがそれぞれ配置されている。中間転写ベルト11の駆動ローラ12aで支持された部分には、2次転写ローラ16が圧接されており、2次転写ローラ16と中間転写ベルト11とのニップ部が、2次転写領域17になっている。2次転写領域17より下流側の通紙路18には、定着ローラ19、加圧ローラ20が配置されている。定着ローラ19と加圧ローラ20の圧接部が定着ニップ領域21となっている。
画像形成装置10の下部には、第1、第2、第3、第4の4種類の給紙部22a,22b,22c,22dが設けられ、第1給紙部22aと第2給紙部22bは上下に配置され、第3給紙部22cと第4給紙部22dは第2給紙部22bの下方で左右に配置されている。各給紙部22a,22b,22c,22d内に積載収容された用紙は、最上部のものから1枚ずつ通紙路23に送り出されることになる。また、画像形成装置10の側部には循環路24が設けられている。排紙ローラ25でスイッチバックした片面印刷済みの用紙は、循環路24を介して下方に搬送され、未印刷面が中間転写ベルト11側に向いた状態で通紙路23,18を再度上方に搬送されるようになっている。前記循環路24の下方には、手差し給紙装置26が設けられ、手差し給紙装置26から供給される用紙は前記通紙路23と合流し、上方に搬送される。なお、27Y、27M、27C、27Kは作像ユニット13Y、13M、13C、13Kにそれぞれの色のトナーを供給するトナーカートリッジである。また、28は作像ユニット13Y、13M、13C、13Kを制御する制御部を示す。
次に、以上の構成からなる画像形成装置10の概略動作について説明する。画像読取部30で画像を読み取って得られたカラープリントデータ、又はパーソナルコンピュータ等から出力された画像データは、制御部28で所定の信号処理が施された後、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像信号として、各作像ユニット13Y、13M、13C、13Kに供給される。各作像ユニット13Y、13M、13C、13Kでは、それぞれの感光体ドラム14Y、14M、14C、14K上に画像信号で変調されたレーザ光が投射されて静電潜像が形成される。各感光体ドラム14Y、14M、14C、14K上に形成された静電潜像は、それぞれ対応する現像ユニットにより現像され、各感光体ドラム14Y、14M、14C、14K上にはイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー画像が形成される。形成されたイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー画像は、1次転写ローラ15Y、15M、15C、15Kの作用により、移動する中間転写ベルト11上に順次重ね合わせて1次転写される。このようにして中間転写ベルト11上に形成された重ね合わせトナー画像は、中間転写ベルト11の移動に従って2次転写領域17に達する。この2次転写領域17において、重ね合わされた各色トナー画像は、2次転写ローラ16の作用により、給紙部22a,22b,22c,22d又は手差し給紙装置26から供給された用紙に一括して2次転写される。次にトナー画像が2次転写された用紙は、定着ニップ領域21に達する。この定着ニップ領域21において、トナー画像は定着ローラ19及び加圧ローラ20の作用により用紙Pに定着される。トナー画像が定着された用紙Pは、排紙ローラ25を介して排紙トレイ7に排出される。
図2は、定着ローラ19、加圧ローラ20及び誘導加熱装置30からなる本願発明の第1実施形態に係る定着装置31の詳細断面図を示す。
定着ローラ19は、ステンレス鋼製のパイプからなる芯金32と、該芯金32の上に被覆したシリコンスポンジ層33と、該シリコンスポンジ層33の上に装着した定着ベルト34とからなっている。定着ベルト34は、無端状の電鋳スリーブの表面にシリコンゴム、PFAチューブを被覆したものである。
加圧ローラ20は、鉄製のパイプからなる芯金35と、該芯金35の上に被覆したシリコンスポンジ層36と、該シリコンスポンジ層36の上に被覆したPFAチューブ37とからなっている。
誘導加熱装置30は、図3、図4に示すように、コイルボビン38、励磁コイル39、及びコア40からなっている。
コイルボビン38は、定着ローラ19のほぼ半周を覆うように定着ローラ19の外表面に沿って円弧状に湾曲し、定着ローラ19の軸方向に延びる板形状を有している。コイルボビン38の外面の中央には、長手方向に延びる長円すなわちトラック状のリブ41が形成されている。コイルボビン38は、液晶ポリマー、PPS(ポリフェニレンスルフィド)、PEEK(Victrexの登録商標)、フェノール樹脂が使用できるが、これに限るものではない。定着ローラ19の中心に対するコイルボビン38の外表面の輪郭度は、0.4以下である。ここで、輪郭度とは、コイルボビン38の長手方向に所定のピッチで設けた測定位置において、コイルボビン38の外表面の周方向に所定ピッチで設けた測定位置における定着ローラ19の中心からの半径の最大値と最小値の差をいう。
励磁コイル39は、素線を撚り束ねたリッツ線からなり、図3に示すように、コイルボビン38のリブ41の回りに巻き付けられた構造を有する。この励磁コイル39の装着構造については、後にさらに詳細に説明する。リッツ線は伝熱を受けることを考慮し、耐熱性の樹脂で被覆したものを使用するのが好ましい。
コア40は、コイルボビン38の周方向に屈曲して延びる棒状の複数の磁性体からなり、コイルボビン38の長手方向に所定ピッチで配設したもので、励磁コイル39の外面を覆うようにコイルボビン38に取り付けられている。
前記励磁コイル39のコイルボビン38への装着方法を説明する。まず、コイルボビン38の外表面と同形状の巻付け面と、コイルボビン38のリブ41と同形状のリブと、該リブの両側に巻付け面に沿って延びるフランジとからなる図示しない巻付け治具を準備する。
この巻付け治具を使用してリッツ線43を巻き付け、この状態で加熱して自己融着させることで、コイルボビン38の外表面の形状に保持し、図4に示すような励磁コイル39を形成する。
次に、図5(a)に示すように、耐熱性の弾性接着剤44aをコイルボビン38の外表面に均一に塗布し、励磁コイル39の内径部分をコイルボビン38のリブ41に挿通してセットし、図5(b)に示すように、励磁コイル39の外面を加圧治具45で均一に加圧する。これにより、励磁コイル39はコイルボビン38の外面に倣って密着した状態に接着される。この後、弾性接着剤44aを硬化させ、コイルボビン38からの励磁コイル39の浮き上がりがないようにする。励磁コイル39を巻付け治具42から外したときに、残留応力による反りが生じるが、加圧治具45による加圧中に弾性接着剤44aを硬化させるので、反りが矯正される。なお、励磁コイル39のコイルボビン38の外表面からの浮きは0.1mm以下であればよい。続いて、図5(c)に示すように、励磁コイル39の外表面に弾性接着剤44bを塗布して硬化させ、励磁コイル39のほつれを防止する。最後に、図5(d)に示すように、コイルボビン38にコア40を取り付ける。
図6は、以上のように励磁コイル39をコイルボビン38に装着することにより得られた誘導加熱装置30の断面図を示す。この誘導加熱装置30は、コイルボビン38の外表面に設けた弾性接着剤44aの層と、弾性接着剤44aの層の上に設けられ、予め装着面に倣って巻き付けられた励磁コイル39と,励磁コイル39の上に設けた弾性接着剤44bの層とからなっている。
従来のようにコイルボビンにコイルを直接巻き付ける方法では、巻き付け中のコイルがコイルボビンの各部分に緩衝しないようにコイルボビンを大きくしかも突起部等がないように形成する必要があった。しかし、本発明では、巻付け治具42により予め巻き付けた励磁コイル39をコイルボビン38に接着するので、装着面の近傍に突起部があってもコイルの装着の邪魔にならないので、コイルボビン38に直接巻き付ける従来の構成に比べて、装置を小型化することができる。
弾性接着剤44a、44bは、少なくとも180℃以上の耐熱性能を有することが必要である。また、弾性接着剤44a、44bは、硬化後にゴム弾性能力を有することが重要である。実施例では、RVTゴムKE3418(信越化学工業)を用いた。また、1成分系、2成分系又は3成分系以上のシリコンゴム、LTV型、RTV型又はHTV型のシリコンゴムを使用することもできる。
励磁コイル39の自己融着は、リッツ線43の表面にあるエナメル層を180℃から220℃にて通電融着させることで、コイルボビン38の湾曲形状に保持させる。
なお、誘導加熱装置30の使用時には、励磁コイル39がエナメル層の融着温度以上に発熱しないように発熱温度にマージンをとる必要がある。画像形成装置10を高速化に対応させる場合、使用時に励磁コイル39が融着温度以上になる場合には、励磁コイル39又は誘導加熱装置30全体を冷却装置で空冷することで対処できる。
なお、コイルボビン38と励磁コイル39の熱膨張係数が異なるので、画像形成装置10の使用時に発生する熱により、熱膨張差が生じるが、弾性接着剤44aにより、コイルボビン38の膨張に対し励磁コイル39が倣い、熱膨張差が吸収される。このため、励磁コイル39が浮き上がったりすることがなく、励磁コイル39と被加熱部材である定着ローラ19との距離精度を確保することができ、励磁コイル39の弛みによる騒音の発生がなくなる。
誘導加熱装置30のコイルボビン38と励磁コイル39が表1に示す材質と線膨張係数を有し、軸方向寸法が360mmであり、誘導加熱装置30を常温20℃から実使用温度200℃まで加熱したときのコイルボビン38と励磁コイル39の膨張量を計算して求めた。この結果、表1に示すように、コイルボビン38と励磁コイル39の膨張量の差は1.4mmであった。実験でもほぼ同等の結果であった。
Figure 2008139448
このようなコイルボビン38と励磁コイル39の膨張量の差により、コイルボビン38には反りが生じる。図7は、コイルボビン38と励磁コイル39の接着に弾性接着剤(KE3417)を用いた本発明の誘導加熱装置3のコイルボビン38の内面における反り量(図中▲の曲線)と、非弾性接着剤を用いた従来の誘導加熱装置のコイルボビンの内面における反り量(図中*の曲線)とを示す。
この図から明らかなように、非弾性接着剤を用いた場合、コイルボビンの内面の反りは0.7mmであった。これに対し、本願発明のように弾性接着剤(KE3417)を用いた場合、コイルボビン38の内面の反りは0.2mmであった。
また、コイルボビン38の反りにより、励磁コイル39と定着ローラ19の距離が変化し、定着ローラ19の表面の軸方向の温度分布に影響を与える。図8は、コイルボビン38と励磁コイル39の接着に弾性接着剤(KE3417)を用いた本発明の誘導加熱装置30の定着ローラ19の温度分布(図中太線の曲線)と、非弾性接着剤を用いた従来の誘導加熱装置の定着ローラの温度分布(図中細線の曲線)とを示す。
この図から明らかなように、従来のように非弾性接着剤を用いた場合、定着ローラ表面の温度分布は、中央に比べて両端部が7℃高くなった。これに対し、本願発明のように弾性接着剤(KE3417)を用いた場合、定着ローラ19表面の温度分布は、ほぼ平坦で最大でも2℃であった。
さらに、コイルボビン38と励磁コイル39の膨張量の差、および低温時と高温時の温度変化により、コイルボビン38と励磁コイル39の接触部分より、「ぎしぎし」というきしみ音が発生する。表2は、コイルボビン38と励磁コイル39の接着剤として弾性接着剤(KE3417)を用いた本発明の誘導加熱装置30のきしみ音の有無と、非弾性接着剤を用いた従来の誘導加熱装置のきしみ音の有無を示す。テストは、各耐久印刷後に5分間観察し、テスト者の官能に委ねた。
この表から明らかなように、従来の変性シリコン樹脂などの非弾性接着剤を用いた場合、接着が強固できしみ音が発生しやすく、24時間の耐久印刷から発生し初め、1000時間の耐久印刷では、きしみ音が頻発した。これに対し、本願発明のように弾性接着剤(KE3417)を用いた場合、1000時間の耐久印刷でもきしみ音は発生しなかった。
Figure 2008139448
図9は、本願発明の第2実施形態に係る誘導加熱装置30Aの分解斜視図、図10はその正面図である。この誘導加熱装置30Aは、励磁コイル39の両端部上に第1消磁コイル46を設け、さらに各第1消磁コイル46の上に第2消磁コイル47を設けたものである。励磁コイル39の長さが最大の用紙サイズAに相当するとすれば、第1消磁コイル46の長さは、両側の第1消磁コイル46間の長さが用紙サイズAより小さい用紙サイズBとほぼ同じになるように決められ、同様に、第2磁コイル47の長さは、両側の第2消磁コイル47間の長さが用紙サイズBより小さい用紙サイズCとほぼ同じになるように決められる。
コイルボビン38に励磁コイル39を装着するまでは、前記第1実施形態と同様の装着方法である。第1消磁コイル46は、励磁コイル39と同様に、巻付け治具を用いて巻き付け、加熱して自己融着させ、装着面となる励磁コイル39の外表面の形状に保持する。一方、図11に示すように、励磁コイル39上に塗布した弾性接着剤44bの上に絶縁シート48aを載置する。次に、絶縁シート48aの上に耐熱性の弾性接着剤44cを均一に塗布し、前記巻き付けた第1消磁コイル46を接着し、加圧治具により加圧して硬化させ、弾性接着剤44dを塗布する。さらに、同様の手順で、絶縁シート48b、弾性接着剤44e、第2消磁コイル47、弾性接着剤44fを設け、最上段表面は図示しないガラスクロステープや耐熱性テープで保護する。絶縁シート48a,48bとしては、ノーメックス紙(日東電工(NITTO DENKO CORPORATION)製)が好適であるが、絶縁性、耐熱性が確保できれば、ポリイミドシート、フッ素シート等も可能である。
この誘導加熱装置30Aは、コイルボビン38の外表面に設けた弾性接着剤44aの層と、弾性接着剤44aの層の上に設けられ、予め装着面に倣って巻き付けられた励磁コイル39と,励磁コイル39の上に設けた弾性接着剤44bの層と、弾性接着剤44bの層の上に設けた絶縁シート48aと、絶縁シート48aの上に設けた弾性接着剤44cの層と、弾性接着剤44cの層の上に設けられ、予め装着面に倣って巻き付けられた第1消磁コイル46と、第1消磁コイル46の上に設けた弾性接着剤44dの層と、弾性接着剤44dの層の上に設けた絶縁シート48bと、絶縁シート48bの上に設けた弾性接着剤44eの層と、弾性接着剤44eの層の上に設けられ、予め装着面に倣って巻き付けられた第2消磁コイル47と、第1消磁コイル47の上に設けた弾性接着剤44fの層と、からなっている。
一般に、定着ローラの長さに比べて用紙のサイズが小さい場合、連続通紙を行うと、小サイズの用紙が通過する中央部は定着動作に熱を奪われて定着ローラの温度が低下する。これを補うために、定着ローラの温度を上昇させるような制御が働く。しかし、用紙が通過しない両端部においては、定着動作による温度低下がないため、中央部に比べて温度が高くなる。
そこで、前記第2実施形態の誘導加熱装置30Aでは、第1消磁コイル46と第2消磁コイル47への電流をオン・オフするスイッチを用紙サイズに合わせて閉じることにより
消磁コイル46,47に誘導逆起電力を発生させる。これにより、励磁コイル39からの磁界の変化を妨げる方向に逆磁界が発生し、消磁コイル46,47が配置される部分のみ、励磁コイル39から発生する磁界が小さくなる。その結果、消磁コイル46,47がある範囲のみ、定着ローラ19の温度上昇を防ぐことが可能となる。第1消磁コイル46と第2消磁コイル47は、励磁コイル39と同様に装着されているので、反りやきしみ音の発生がなく、定着ローラ19に均一な温度分布が得られる。また、消磁コイル46,47を使用しない場合に発生する定着ローラ19の温度異常によるエラーや通紙速度低下が起こらないようになる。
図12は、前記第2実施形態の誘導加熱装置30Aを用いた定着装置を有する画像形成装置により150万枚の耐久印刷を行なう前後の定着ローラ19の温度分布を示す。
この図から明らかなように、耐久印刷を行う前も行った後も定着ローラ19の温度分布は変化がなく、耐久後も定着品質を確保できることが分かった。
本発明に係る誘導加熱装置を有する定着装置を備えた画像形成装置の内部構成を示す断面図。 本発明の第1実施形態に係る誘導加熱装置を有する定着装置の断面図。 図2の誘導加熱装置の正面平面図。 図3の誘導加熱装置の分解斜視図。 励磁コイルの装着手順を示す断面図。 図3の励磁コイルの装着構造を示す断面図。 定着ローラの反り量を示すグラフ。 定着ローラの温度分布を示すグラフ。 本発明の第2実施形態に係る誘導加熱装置の分解斜視図。 図9の誘導加熱装置の正面図。 図6の励磁コイルの装着構造を示す断面図。 耐久印刷前後の定着ローラの温度分布を示すグラフ。 従来の誘導加熱装置を有する定着装置の断面図。 従来の励磁コイルの装着構造を示す断面図。 従来の励磁コイルの他の装着構造を示す断面図。
符号の説明
19 定着ローラ(被加熱体)
20 加圧ローラ
30 画像形成装置
31 定着装置
38 コイルボビン
39 励磁コイル
44a 弾性接着剤
44b 弾性接着剤
44c 弾性接着剤
44d 弾性接着剤
45 加圧治具
46 第1消磁コイル
47 第2消磁コイル
48a 絶縁シート
48b 絶縁シート

Claims (22)

  1. 環状の被加熱体の外側に配置されたコイルボビンに励磁コイルを装着してなる誘導加熱装置において、
    前記コイルボビンの外表面に設けた弾性接着剤層と、
    前記弾性接着剤層の上に設けられ、予め装着面に倣って巻き付けられた励磁コイルと、
    前記励磁コイルの上に設けた弾性接着剤層と、
    からなることを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 前記励磁コイルの上の弾性接着剤層の一部に、
    絶縁シートと、
    前記絶縁シートの上に設けた弾性接着剤層と、
    前記弾性接着剤層の上に設けられ、予め装着面に倣って巻き付けられた第1消磁コイルと、
    前記第1消磁コイルの上に設けた弾性接着剤層と、
    をさらに設けたことを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱装置。
  3. 前記第1消磁コイルの上の弾性接着剤層の一部に、
    絶縁シートと、
    前記絶縁シートの上に設けた弾性接着剤層と、
    前記弾性接着剤層の上に設けられ、予め装着面に倣って巻き付けられた第2消磁コイルと、
    前記第2消磁コイルの上に設けた弾性接着剤層と、
    をさらに設けたことを特徴とする請求項2に記載の誘導加熱装置。
  4. 環状の被加熱体の外側に配置されたコイルボビンに励磁コイルを装着してなる誘導加熱装置において、
    前記コイルボビンの外表面に、予め装着面に倣って巻き付けられた前記励磁コイルを弾性接着剤により接着し、前記励磁コイルの外表面にさらに弾性接着剤を塗布したことを特徴とする誘導加熱装置。
  5. 前記励磁コイル上の弾性接着剤の一部に絶縁シートを設け、前記絶縁シートの上に、予め装着面に倣って巻き付けられた第1消磁コイルを弾性接着剤により接着し、前記第1消磁コイルの外表面にさらに弾性接着剤を塗布したことを特徴とする請求項4に記載の誘導加熱装置。
  6. 前記第1消磁コイル上の弾性接着剤の一部に絶縁シートを設け、前記絶縁シートの上に、予め装着面に倣って巻き付けられた第2消磁コイルを弾性接着剤により接着し、前記第2消磁コイルの外表面にさらに弾性接着剤を塗布したことを特徴とする請求項5に記載の誘導加熱装置。
  7. 前記励磁コイルは、前記コイルボビンの表面形状に倣った巻付け面を有する巻付け治具にリッツ線を巻き付けて形成したことを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の誘導加熱装置。
  8. 前記励磁コイルは、自己融着により前記コイルボビンの外表面の形状に保持したことを特徴とする請求項7に記載の誘導加熱装置。
  9. 前記第1消磁コイルは、前記励磁コイルの表面形状に倣った巻付け面を有する巻付け治具にリッツ線を巻き付けて形成したことを特徴とする請求項5又は6に記載の誘導加熱装置。
  10. 前記第1消磁コイルは、自己融着により前記励磁コイルの外表面の形状に保持したことを特徴とする請求項9に記載の誘導加熱装置。
  11. 前記第2消磁コイルは、前記第1消磁コイルの表面形状に倣った巻付け面を有する巻付け治具にリッツ線を巻き付けて形成したことを特徴とする請求項10に記載の誘導加熱装置。
  12. 前記第2消磁コイルは、自己融着により前記第2消磁コイルの外表面の形状に保持したことを特徴とする請求項11に記載の誘導加熱装置。
  13. 前記請求項1から12のいずれかに記載の誘導加熱装置と、
    被加熱体としての定着ローラと、
    前記定着ローラに圧接して記録媒体を挟持する定着ニップ部を形成する加圧ローラと、
    からなる定着装置。
  14. コイルボビンにコイルを装着する誘導加熱装置のコイル装着方法において、
    コイルボビンの表面形状に倣って予め巻付けられた励磁コイルを準備し、
    弾性接着剤をコイルボビンの外表面に均一に塗布し、
    前記弾性接着剤の上に励磁コイルを設置し、
    励磁コイルの外面を均一に加圧し、
    前記コイルボビンと前記励磁コイルを加熱して弾性接着剤を硬化させ、
    前記励磁コイルの外表面に弾性接着剤を塗布する工程からなることを特徴とする誘導加熱装置のコイル装着方法。
  15. 前記励磁コイル上の弾性接着剤の一部に絶縁シートを設け、
    前記絶縁シートの上に、励磁コイルの表面形状に倣って予め巻付けられた第1消磁コイルを弾性接着剤により接着し、
    前記第1消磁コイルの外表面にさらに弾性接着剤を塗布する工程をさらに有することを特徴とする請求項14に記載の誘導加熱装置のコイル装着方法。
  16. 前記第1消磁コイル上の弾性接着剤の一部に絶縁シートを設け、
    前記絶縁シートの上に、第1消磁コイルの表面形状に倣って予め巻付けられた第2消磁コイルを弾性接着剤により接着し、
    前記第2消磁コイルの外表面にさらに弾性接着剤を塗布する工程をさらに有することを特徴とする請求項15に記載の誘導加熱装置のコイル装着方法。
  17. 前記励磁コイルは、前記コイルボビンの表面形状に倣った巻付け面を有する巻付け治具にリッツ線を巻き付けて形成することを特徴とする請求項14から16のいずれかに記載の誘導加熱装置のコイル装着方法。
  18. 前記予め巻付けられた励磁コイルを加熱して、自己融着により前記コイルボビンの外表面の形状に保持する工程をさらに有することを特徴とする請求項17に記載の誘導加熱装置のコイル装着方法。
  19. 前記第1消磁コイルは、前記励磁コイルの表面形状に倣った巻付け面を有する巻付け治具にリッツ線を巻き付けて形成することを特徴とする請求項15又は16に記載の誘導加熱装置のコイル装着方法。
  20. 前記予め巻付けられた第1消磁コイルを加熱して、自己融着により前記励磁コイルの外表面の形状に保持する工程をさらに有することを特徴とする請求項19に記載の誘導加熱装置のコイル装着方法。
  21. 前記第2消磁コイルは、前記第1消磁コイルの表面形状に倣った巻付け面を有する巻付け治具にリッツ線を巻き付けて形成することを特徴とする請求項20に記載の誘導加熱装置のコイル装着方法。
  22. 前記予め巻付けられた第2消磁コイルを加熱して、自己融着により前記第2消磁コイルの外表面の形状に保持する工程をさらに有することを特徴とする請求項21に記載の誘導加熱装置のコイル装着方法。
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